JP2003280096A - 画像表示装置およびその動作方法、ならびに、画像表示装置用ランプユニット - Google Patents

画像表示装置およびその動作方法、ならびに、画像表示装置用ランプユニット

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JP2003280096A JP2003005427A JP2003005427A JP2003280096A JP 2003280096 A JP2003280096 A JP 2003280096A JP 2003005427 A JP2003005427 A JP 2003005427A JP 2003005427 A JP2003005427 A JP 2003005427A JP 2003280096 A JP2003280096 A JP 2003280096A
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誠 堀内
Takeshi Ichibagase
剛 一番ヶ瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より小型化を図った画像表示装置を提供す
る。 【解決手段】 放電ランプ101と反射鏡1011とを
含むランプユニット2000と、光学系と、点灯回路1
102とを備えた画像表示装置3000である。点灯回
路(1102)は、電源回路部103と、インバータ部
104と、始動回路部105とを含んでおり、点灯回路
の始動回路部105は、放電ランプ101に電気的に接
続されており、かつ、電源回路部103およびインバー
タ部104と分離されて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置およびそ
の動作方法、ならびに、画像表示装置用ランプユニット
に関する。特に、高圧水銀ランプまたはメタルハライド
ランプを含むランプユニットおよびそのランプを点灯さ
せる放電ランプ点灯回路を備えた、液晶プロジェクター
などの画像表示装置およびその動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】文字、図形などの画像を拡大投影し表示
する手段として、液晶プロジェクタ装置などのような画
像表示装置が知られている。このような画像表示装置
(または画像投影装置)は、所定の光出力が必要である
ため、光源としては輝度の高い高圧水銀ランプが、一般
に、広く使用されている。また、プロジェクタの普及に
伴い、より明るく、かつ、より小型のプロジェクタが求
められるようになってきている。
【0003】図10は、従来のプロジェクタ用の高圧放
電ランプ101を有するランプユニット1000の断面
構成を模式的に示している。
【0004】図10に示した高圧放電ランプ101は、
交流で動作する放電ランプである交流動作型の高圧水銀
ランプである。ランプ101の封止部は、反射鏡101
1のネック部1011aに挿入されて、そこでセメント
などで固着されている。この反射鏡1011付きのラン
プ101は、ランプハウス1013内に収納されてお
り、これらによって、ランプユニット1000は構成さ
れている。
【0005】ランプユニット1000には、コネクタと
なるピン311が設けられており、このピン311に、
ランプ101は、ケーブル(リード引き出し線)321
を介して接続されている。図11(a)は、ランプユニ
ット1000を模式的に示す斜視図であり、図11
(b)は、ランプユニット1000がセットされるプロ
ジェクター本体1100を一部切り欠いて模式的に示す
斜視図である。
【0006】ランプユニット1000は、図11(b)
に示すように、プロジェクター本体1100から分離可
能である。このような分離可能な構成にするために、ラ
ンプユニット1000側に設けられたピン311に対応
するプラグ310が、本体1100側に配置されてお
り、ピン311はランプユニット側に配置されている。
なお、プラグ310とピン311は、入れ替え可能であ
り、本体1100側にピンを配置して、ランプユニット
1000側にプラグを配置してもよい。
【0007】ランプユニット1000が本体内1100
にセットされると、ピン311はプラグ310に連結さ
れることになる。プラグ310は、本体1100内に設
けられている点灯回路(不図示)に電気的に接続されて
おり、点灯回路によって、ランプユニット1000のラ
ンプ101は始動・点灯される。本体1100内にセッ
トされたときのランプユニット1000の後方には、冷
却用のファン1104があり、上方にはカバー1106
が取り付けられている。また、本体1100内には、ラ
ンプ101を光源とする光学系と、当該光学系を制御し
て画像を表示するためのシステム(メインシステム)が
設けられており、ランプ101から発せられた光は、光
学系および投射レンズ1105を通って、スクリーン上
に投射されて、そこで画像が形成されることになる。
【0008】次に、図12から図14を参照しながら、
本体1100内にある点灯回路102の回路構成につい
て説明する。
【0009】図12に示すように、ランプ101を始動
・点灯するための点灯回路102は、直流電源103
と、インバータ回路であるフルブリッジインバータ回路
104と、始動回路105とから構成されている。上述
したように、点灯回路102は、本体1100側に配置
されたプラグ310に電気的に接続されており、そし
て、プラグ310と、フルブリッジインバータ回路10
4および始動回路105との間は、高耐圧ケーブル32
0を用いて接続が行われている。
【0010】ランプユニット1000がセットされた時
には、プラグ310にピン311が差し込まれ、そし
て、ピン311には、ケーブル321を介してランプ1
01が接続されている。ランプ101は、点灯中におけ
るランプ電圧が直流電源103の最高出力電圧よりも低
くなるように設計されているため、例えば、直流電源1
03の最高出力電圧が約370Vの場合、ランプ電圧
は、最高で50V〜250V程度にされている。
【0011】直流電源103は、例えば直流入力で約3
70Vの入力を受けて、最高約370Vの直流を出力す
る降圧チョッパ回路から構成されている。その降圧チョ
ッパ回路は、制御回路115およびスイッチング素子
(トランジスタやFETやGTIB)108を含んでい
る。降圧チョッパ回路は、抵抗112、113で出力電
圧を、抵抗114で出力電流を検出して、2つの検出信
号を制御回路115によって演算し、そして、降圧チョ
ッパ回路の出力電力が所定の値になるように、制御回路
115の出力信号によってスイッチング素子108をオ
ン・オフ(ON・OFF)制御する。直流電源103の
出力端には、通常、電圧を平滑するための比較的大きな
容量の電解コンデンサ111が並列に接続されている。
なお、交流入力の場合は、降圧チョッパ回路の前段に交
流入力を整流平滑して直流に変換する整流平滑回路が付
加される。
【0012】フルブリッジインバータ回路104は、図
13に示すように、トランジスタ117、118、11
9、120とドライブ回路121とから構成されてい
る。フルブリッジインバータ回路104では、ドライブ
回路121の出力信号によってトランジスタ117、1
20とトランジスタ118、119とを交互にON・O
FFさせ、それにより、降圧チョッパ回路の出力を交流
に変換する。
【0013】フルブリッジインバータ104の出力端の
一端Aは、次に説明する始動回路105(図14参照)
のトランスを構成する2次側コイル(出力側コイル)の
一端Tbに接続され、一方、他端Bは、プラグ310お
よびピン311を介して、ランプの一端に接続されてい
る。また、インバータ出力の両端には、コンデンサ30
0が並列に接続されており、このコンデンサ300は、
始動回路105で発生する高圧パルスをバイパスする役
割を果たす。
【0014】始動回路105は、高圧水銀ランプ101
を始動させるための高圧パルスを発生する回路である。
図14に示すように、始動回路105は、トランス20
8と、抵抗201と、ダイオード205と、コンデンサ
206と、放電ギャップ207とから構成されている。
その入力端は、直流電源103の出力端に接続されてお
り、そして、出力端の一端Tbは、先に述べたとおりイ
ンバータの出力端Aに接続されており、他端Taは、プ
ラグ310およびピン311を介してランプ101の一
端に接続されている。
【0015】放電ギャップ207は、直流電源103の
出力電圧よりもわずかに低く、かつ点灯中のランプの電
圧よりも高い電圧(例えば、約350V)で放電を開始
し、それよりも低い電圧では放電を起こさない(または
放電を停止する)特性を有する。そして、放電ギャップ
207は、トランス208の一次コイルに約350V
(ピーク値)のパルス状の電圧が印加されると、2次側
コイルの両端Ta,Tb間に、約10kVから15kV
のピーク値を持つ高圧パルス電圧を出力する特性を有し
ている。このような高電圧発生用のトランス208で
は、一次コイルや二次コイルは、磁化能の高いコア(例
えば、フェライトコア)に巻かれた構成となっている
(不図示)。
【0016】この他、点灯回路102には、タイマー回
路(不図示)が組み込まれており、このタイマー回路
は、点灯回路が動作し始めてからの時間をカウントし、
所定の期間(約3から5秒)たってもランプ101が点
灯しない場合に、点灯回路102の動作を強制的にスト
ップさせる機能を有している。さらに、このようにラン
プ101が点灯しなかった場合、点灯回路102が強制
停止した旨を知らせるための信号を出力する回路(不図
示)も、点灯回路102は備えている。
【0017】従来の点灯回路102においては、直流電
源103とフルブリッジインバータ104と始動回路1
05とは、同一基板上に配置されていた。この点灯回路
102の出力は、長さ約20cmから数十cm程度、耐
電圧20kV程度の高耐圧ケーブル320を通り、プラ
グ310およびピン311を介して、ランプユニット1
000に配置されたランプ101に供給される。なお、
ピン311とランプ101との間も、ケーブル320と
同様に高耐圧ケーブルを用いて接続されており、この高
耐圧ケーブル(321)は、ケーブル320よりも相対
的に短い10cm程度で、耐電圧20kV程度の高耐圧
ケーブルである。
【0018】なお、ランプ101が直流で動作する直流
動作型の放電ランプの場合には、インバータ104は省
略される。
【0019】次に、点灯回路102の動作を説明する。
【0020】(1)まず、直流電源103に約370V
の直流電圧が印加された状態で、直流電源103および
フルブリッジインバータ104に動作開始信号が送られ
ると、直流電源(降圧チョッパ回路)103およびフル
ブリッジインバータ104が動作を始める。
【0021】(2)すると、同時に始動回路105に、
直流電源103の出力電圧(約370Vの電圧)が入力
される。
【0022】(3)上記(2)の入力が行われると、抵
抗201およびダイオード205を介してコンデンサ2
06が充電され始める。
【0023】(4)その後、コンデンサ206の充電電
圧が、放電ギャップ207の放電開始電圧約350Vに
達すると、放電ギャップ207が放電し、その瞬間、コ
ンデンサに充電されていたエネルギーが、一気にトラン
ス208の一次コイルに供給される。
【0024】(5)コンデンサ206のエネルギーが放
電されると、コンデンサ206の電圧が瞬時に低下する
ので、放電ギャップ207の放電は、瞬時に停止する。
【0025】(6)その結果、トランス208の一次コ
イルには、ピーク値約370Vのパルス状の電圧が印加
されることになる。これにより、トランス208の二次
コイルには、ピーク値約5kVから15kVのパルス状
の高圧電圧が出力され、それが高耐圧ケーブル320、
プラグ310、ピン311および高耐圧ケーブル321
を介してランプ101に印加される。
【0026】(7)一方、電圧が低下したコンデンサ2
06は、再び直流電源103によって充電され始める。
したがって、結果として、上記(3)から(6)の動作
が、抵抗201およびコンデンサ206の時定数によっ
て決まる間隔で繰り返される。
【0027】(8)パルス状の高電圧の印加により、ラ
ンプ101が絶縁破壊を起こして放電を始めると、事実
上、直流電源103からインバータ104を通じてラン
プ101に所定の電力が供給される。
【0028】(9)この動作は、ランプ電圧を検知する
ために抵抗112および抵抗113によって分圧された
信号と、ランプ電流を検知する抵抗114の電圧降下に
よってできる信号とを、直流電源103の制御回路11
5に取り込み、これらの信号を処理して、所定のランプ
に供給する電力が所定の値になるように、スイッチング
素子108のオン・オフ幅を制御されることでなされ
る。
【0029】(10)ランプ101が点灯開始(絶縁破
壊)すると、放電ギャップ207は、直流電源103の
出力電圧よりもわずかに低く、かつ点灯中のランプ10
1の電圧よりも高い電圧で動作するように選ばれている
ので、放電ギャップ207の動作は止まる。したがっ
て、ランプ点灯中は、始動回路105の動作は停止す
る。
【0030】このようにして点灯回路102は動作す
る。なお、点灯回路102が動作し始めてから所定の時
間(典型的には3秒から5秒間)経過しても、ランプが
点灯しない場合、点灯回路はその動作を強制的に停止
し、それと同時にランプ不点(点灯回路強制停止)を知
らせる信号を出力する。ランプが点灯しないことは、ラ
ンプ電流を検知する抵抗114の電圧降下の値が所定以
上にならないことで容易に判断することが可能である。
【0031】なお、関連する文献として後述する特許文
献1および2がある。
【0032】
【特許文献1】特開平3−136938号公報
【特許文献2】実開平3−22393号公報
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の点灯回路1
02およびランプユニット1000(および、それに収
納されたランプ101)を使用したプロジェクターに
は、以下のような課題が存在する。
【0034】まず、第1に、プロジェクターの小型化に
不利という課題がある。以下、この点について、さらに
説明する。
【0035】プロジェクターの小型化が進むなか、点灯
回路102も小型化が要求されている。しかし、始動回
路105のトランス(208)の小型化が難しいため、
点灯回路全体の小型化が難しい。参考として、点灯回路
102および始動回路105の大きさを例示すると、1
00〜150Wクラスで、点灯回路102の大きさは、
250cc前後であり、そのうち、始動回路105の大
きさは、25cc前後である。200W以上クラスで
は、点灯回路102の大きさは、300ccから500
cc前後であり、そのうち、始動回路105の大きさ
は、40cc前後である。つまり、ランプ101を点け
る最初の一瞬(1秒程度)のためだけに、約1割のスペ
ースが使われている。
【0036】ここで、トランス(208)は、基本的に
高電圧を発生する部品であるために、絶縁の問題の関係
上、トランス自身の小型化をすることができない。言い
換えると、物理的に寸法を大きくして絶縁性を確保する
こと以外の方法が実質的に存在しない。したがって、仮
に、その他のパーツを、チップ化またはIC化、モジュ
ール化して技術的には小型化することができても、トラ
ンス自身の小型化をすることはできず、それゆえに、点
灯回路102の小型化の阻害要因となる。
【0037】加えて、図14から分かるように、トラン
ス208の2次コイルは、ランプ101と直列に接続さ
れている。一般的にプロジェクターに用いられるランプ
101のランプ電力は80Wから300Wであり、そし
て、ランプ電力80Wから300Wのランプを点灯する
場合において、ランプ点灯中は、最高、数A(数アンペ
ア)の電流がトランスに流れることが推定される。した
がって、それに耐えられるような太い巻線を2次コイル
に使用する必要があり、このことがさらにトランス20
8(始動回路105)の小型化を難しくしている。
【0038】第2に、コスト高、ランプの始動性が悪い
という課題もある。
【0039】図12に示したように、始動回路105が
点灯回路基板に形成されている場合、始動回路105と
ランプ101とが最長で約数十cmも離れてしまう場合
がある。特に、プロジェクションTVなど大型機器にお
いて、このようなことがよく生じる。また、小型のプロ
ジェクターでも、点灯回路102とランプ101との配
置の仕方、および、点灯回路102とランプ101との
間の線の引き回しの関係上、同様のことが生じ得る。こ
のようなことが生じると、次のような問題が引き起こさ
れる。
【0040】まず、始動回路105とランプ101との
間に、コストの高い高耐圧のケーブル(図12中ケーブ
ル320)を使用する必要があるので、コスト高となっ
てしまう。
【0041】次に、ランプ101側からの観点では、始
動電圧が高ければ高いほど、ランプ101始動確率は高
くなるのであるが、ランプの始動のために印加できる電
圧は事実上、このケーブルの耐圧に制限される。つま
り、高耐圧ケーブル320の最高耐電圧は、約20kV
から30kV程度であるので、事実上、この値に制限さ
れてしまう。このことは、ランプの始動特性の改善のネ
ックとなっている。
【0042】おまけに、この高耐圧ケーブルが数十cm
もあるような場合、始動電圧は、パルス状の波形をして
おり、つまり、高周波成分を多く含む波形であるので、
その間で始動電圧が減衰してしまうことが生じ得る。実
際、あるプロジェクターでは、1kVから2kVも減衰
することを本願発明者は実験により確認した。この減衰
の問題は、始動回路105から出力されるパルス状の始
動電圧の値に依存せず、単に、ケーブルの種類や長さ、
配線の仕方にだけに依存するようであるため、具体的に
効果的な改善手段がなく、非常にやっかいな問題であ
る。
【0043】また、電圧が減衰する事実から想像がつく
ように、減衰したパルスのエネルギー分は、ケーブルか
らの輻射ノイズや、あるいはケーブルに近接する他の機
器などへの電圧リークとなり、その結果、精密な電子機
器・デバイスの集合体であるプロジェクター本体にダメ
ージ(物理的および/または動作的に)を与える。ノイ
ズは、始動回路のコイルの他、放電ギャップからも発生
し、したがって、これらもノイズ源となる。プロジェク
タはPCと接続して使用する場面が多いため、それゆ
え、PCなどの外部機器へのダメージも心配しなければ
ならない。
【0044】現在、このようなプロジェクター本体、ま
たはPCなどの外部機器の誤動作を防止するために、プ
ロジェクター本体の動作シーケンスは、図15(a)か
ら(c)、または、(a)、(b)および(d)のよう
にされている。
【0045】すなわち、図15に示すように、プロジェ
クターのメインスイッチがオンされると(図15
(a))、まず、点灯回路102の始動回路105が最
初に動作し始めて(図15(b))、始動回路105が
動作している間は、プロジェクターの他のシステム(要
するに、画像を映し出すためのメインシステム)の動作
を停止しておき(図15(c))、そして、始動回路1
05の動作が停止してからシステムを起動する(同
(c))という、シーケンスが取られている。ここで、
始動回路105の動作が停止したことは、点灯回路10
2から送られる点灯回路強制停止信号が出力されていな
いことを検知して判断することができる。
【0046】あるいは、システムと始動回路105とが
同時に動き出す場合には、図15(d)に示すように、
始動回路105の停止後に、わざわざ、強制的にシステ
ムの動作をリセットし再起動するシーケンスが取られる
場合もある。
【0047】このようにメインスイッチを入れてからシ
ステムの動作が遅れるために、消費者が故障と勘違いす
る場面が多々あり、このシステム起動時間の短縮も課題
になっている。特に、DMDのようなフルデジタルデバ
イスを使用したプロジェクターでは、とりわけノイズな
どのダメージに弱いので、システム起動のスタート開始
時間は、遅く設定される傾向にあり、例えばメインスイ
ッチをONしてから約5秒後にスタートするという具合
にまで遅くされており、そのシステム起動の遅さは、非
常におおきな問題となる。この5秒と言うのは、人間の
心理的な面からいえばかなり長い時間であり、この起動
の遅さを、故障と間違えて5秒間を待てずに、何度もメ
インスイッチをONし直す消費者もおり、ただ単に、起
動が遅いだけでは済まされない問題にまでなり得るもの
である。
【0048】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、より小型化を図った画像表示
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、起動
時間を短くすることができる画像表示装置およびその動
作方法を提供することにある。
【0049】
【課題を解決するための手段】本発明による画像表示装
置は、放電ランプと、前記放電ランプから出射する光を
反射する反射鏡とを含むランプユニットと、前記放電ラ
ンプを光源とする光学系と、前記放電ランプを始動・点
灯するための点灯回路とを備えた画像表示装置であっ
て、前記点灯回路は、電源回路部と、インバータ部と、
始動回路部とを含んでおり、前記点灯回路の前記始動回
路部は、前記放電ランプに電気的に接続されており、か
つ、前記電源回路部および前記インバータ部と分離され
て形成されている。
【0050】ある好適な実施形態において、前記電源回
路部および前記インバータ部は、同一基板上に形成され
ており、前記始動回路部は、前記基板上に配置されてお
らず、かつ、前記基板より、前記ランプユニットの方に
近い位置(前記ランプユニット内の位置を含む。)に配
置されている。
【0051】ある好適な実施形態において、前記ランプ
ユニットは、前記放電ランプおよび前記反射鏡を収納す
るランプハウスを備え、前記ランプハウスは、シールド
機能を有しており、前記始動回路部は、前記シールド機
能を有する前記ランプハウス内に設けられている。
【0052】ある好適な実施形態において、前記ランプ
ユニットは、前記放電ランプに電気的に接続された第1
コネクタであって、前記電源回路部および前記インバー
タ部の少なくとも一方に電気的に接続された第2コネク
タと連結される、第1コネクタを備えており、前記始動
回路部は、前記第1コネクタ内に設けられている。
【0053】前記第1コネクタおよび前記第2コネクタ
の組み合わせは、差込プラグおよびプラグ受の組み合わ
せであることが好ましい。
【0054】ある好適な実施形態では、前記画像表示装
置は、前記始動回路部が有するトランスに、前記インバ
ータ部から供給されるランプ電流が流れない構成を有す
る。
【0055】ある好適な実施形態において、前記ランプ
ユニットは、前記放電ランプに電気的に接続された第1
コネクタであって、前記電源回路部および前記インバー
タ部の少なくとも一方に電気的に接続された第2コネク
タと連結される、第1コネクタを備えており、前記第1
および第2コネクタとは別に、前記ランプユニットは、
前記始動回路部に電気的に接続された第3コネクタを備
えており、前記第3コネクタは、電源に電気的に接続さ
れた第4コネクタと連結される。
【0056】ある好適な実施形態において、前記第1コ
ネクタおよび前記第2コネクタの組み合わせは、差込プ
ラグおよびプラグ受の組み合わせであり、そして、前記
第3コネクタおよび前記第4コネクタの組み合わせは、
差込プラグおよびプラグ受の組み合わせである。
【0057】ある好適な実施形態において、前記放電ラ
ンプは、高圧水銀ランプである。
【0058】ある好適な実施形態において、前記画像表
示装置は、デジタル・マイクロ・ミラー(DMD)を光
学系に含む。
【0059】本発明による画像表示装置の動作方法は、
放電ランプと、前記放電ランプから出射する光を反射す
る反射鏡とを含むランプユニットと;前記放電ランプを
始動・点灯するための点灯回路と;前記放電ランプを光
源とする光学系と;前記光学系を制御して画像を表示す
るためのシステムとを備えた、画像表示装置の動作方法
であって、前記点灯回路は、前記放電ランプに電気的に
接続された始動回路部を有しており、前記画像表示装置
が有する電源スイッチを入力すると、前記点灯回路の前
記始動回路部が起動し、前記始動回路部が動作している
時間内に、前記システムが起動し、かつ、前記システム
の起動動作として、前記動作している時間終了後に、前
記システムの再起動処理動作が実行されない。
【0060】前記電源スイッチを入力すると、前記点灯
回路の前記始動回路部および前記システムが実質的に同
時に起動し、前記電源スイッチの入力から、前記システ
ムの起動までの時間が、約1秒以内であることが好まし
い。
【0061】ある好適な実施形態において、前記画像表
示装置は、デジタル・マイクロ・ミラー(DMD)を光
学系に含む。
【0062】本発明による他の画像表示装置は、放電ラ
ンプと、前記放電ランプから出射する光を反射する反射
鏡とを含むランプユニットと、前記放電ランプを始動・
点灯するための点灯回路と、前記放電ランプを光源とす
る光学系と、前記光学系を制御して画像を表示するため
のシステムとを備えた画像表示装置であって、前記点灯
回路は、電源回路部と、インバータ部と、始動回路部と
を含んでおり、前記点灯回路の前記始動回路部は、前記
放電ランプに電気的に接続されており、かつ、前記電源
回路部および前記インバータ部と分離されて形成されて
おり、前記画像表示装置が有する電源スイッチを入力す
ると、前記点灯回路の前記始動回路部が起動し、前記始
動回路部が動作している時間内に、前記システムが起動
し、かつ、前記システムの起動動作として、前記動作し
ている時間終了後に、前記システムの再起動処理動作が
実行されない。
【0063】本発明によるランプユニットは、光学系
と、前記光学系を制御して画像を表示するためのシステ
ムとを備えた画像表示装置に用いられる、ランプユニッ
トであって、前記ランプユニットは、放電ランプと、前
記放電ランプから出射する光を反射する反射鏡と、前記
放電ランプおよび前記反射鏡を収納するランプハウスと
を備え、前記放電ランプを始動・点灯するための点灯回
路に含まれる始動回路部が、当該点灯回路に含まれる電
源回路部およびインバータ部と分離して、前記ランプハ
ウス内に設けられている。
【0064】ある好適な実施形態において、前記ランプ
ユニットは、前記放電ランプに電気的に接続された第1
コネクタであって、前記電源回路部および前記インバー
タ部の少なくとも一方に電気的に接続された第2コネク
タと連結可能な構造を有する、第1コネクタを備えてい
る。
【0065】ある好適な実施形態において、前記始動回
路部は、前記システムが動作中において、前記放電ラン
プの始動用の高圧パルスを前記放電ランプに出力する。
【0066】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明による実施の形態を説明する。以下の図面において
は、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する
構成要素を同一の参照符号で示す。また、理解の容易さ
のために、便宜上、図10から図14中で示した要素に
実質的に対応する要素も、同様の参照符号も用いて表す
こととする。なお、本発明は以下の実施形態に限定され
ない。 (実施形態1)図1から図4を参照しながら、本発明に
よる実施形態1にかかる画像表示装置を説明する。
【0067】図1は、本実施形態の画像表示装置に含ま
れる点灯回路1102の回路構成を示している。なお、
この回路構成は、上述した図12に示した点灯回路10
2の回路構成に対応するものである。
【0068】図1に示した点灯回路1102は、放電ラ
ンプ101を始動・点灯するための回路であり、電源部
103と、インバータ部104と、始動回路部(イグナ
イタ部)105とを含んでいる。ただし、図12に示し
た構成と異なり、本実施形態の点灯回路1102の始動
回路部105は、電源回路部103およびインバータ部
104と分離されて、ランプユニット2000のハウス
1013内に設けられている。つまり、電源部103お
よびインバータ部104は、同一基板上に形成されてお
り、始動回路部105は、その基板上には形成されてお
らず、基板よりもランプユニット2000に近い位置に
設けられている。
【0069】本実施形態では、始動回路105は、点灯
回路1102の基板から分離されて、ランプユニット2
000内に収納されている。さらに、図1に示した構成
の例では、始動回路105は、コネクタ1311内に設
けられており、始動回路105は、コネクタの機能も兼
ね備えている。コネクタ1311は、放電ランプ101
に電気的に接続されており、そして、電源回路部103
およびインバータ部104の少なくとも一方に電気的に
接続されたコネクタ1310と連結されるものである。
ランプユニット2000は、プロジェクタ本体と分離で
き、取り替え可能なものであることが好ましいので、そ
れゆえ、コネクタ1311とコネクタ1310とは、互
いに脱着可能な構造を有していることが望ましい。本実
施形態では、コネクタ1311およびコネクタ1310
の組み合わせとして、差込プラグ(「ピン」とも呼
ぶ。)とプラグ受(単に「プラグ」とも呼ぶ)との組み
合わせを採用しており、図1に示した例では、コネクタ
1310がプラグであり、コネクタ1311がピンであ
る。もちろん、コネクタ1310をピンとし、コネクタ
1311をプラグとしてもよい。
【0070】電源回路部103およびインバータ部10
4は、公知のものを使用することができる。電源回路部
103としては、例えば、図12で示した降圧チョッパ
回路から構成された電源回路部を使用することができ、
インバータ部104としては、図12および図13で示
したフルブリッジインバータ回路から構成されたインバ
ータ部を使用することができる。
【0071】上述したように、電源回路部103を構成
する降圧チョッパ回路は、例えば、直流入力で約370
Vの入力を受けて、最高約370Vの直流を出力するこ
とができ、制御回路(図12中、115)およびスイッ
チング素子(トランジスタやFETやGTIB)(図1
2中、108)を含んでいる。降圧チョッパ回路は、抵
抗112、113で出力電圧を、抵抗114で出力電流
を検出して、2つの検出信号を制御回路115によって
演算し、そして、降圧チョッパ回路の出力電力が所定の
値になるように、制御回路115の出力信号によってス
イッチング素子108をオン・オフ(ON・OFF)制
御する。直流電源103の出力端には、通常、電圧を平
滑するための比較的大きな容量の電解コンデンサ111
が並列に接続されている。なお、交流入力の場合は、降
圧チョッパ回路の前段に交流入力を整流平滑して直流に
変換する整流平滑回路が付加される。
【0072】また、インバータ部104を構成するフル
ブリッジインバータ回路は、図13に示したように、ト
ランジスタ117、118、119、120とドライブ
回路121とを含んでおり、フルブリッジインバータ回
路104では、ドライブ回路121の出力信号によって
トランジスタ117、120とトランジスタ118、1
19とを交互にON・OFFさせ、それにより、降圧チ
ョッパ回路の出力を交流に変換する。フルブリッジイン
バータ104の出力端の一端Aは、始動回路105のト
ランスを構成する2次側コイル(出力側コイル)の一端
Tbに接続され、一方、他端Bは、プラグ310および
ピン311を介して、ランプの一端に接続されている。
また、インバータ出力の両端には、コンデンサ300が
並列に接続されており、このコンデンサ300は、始動
回路105で発生する高圧パルスをバイパスする役割を
果たす。
【0073】本実施形態における始動回路105は、点
灯回路1102の基板から分離されて形成されるもので
あるが、その回路構成自体は、公知のものを採用するこ
とができる。例えば、図14に示した始動回路の構成を
採用することができる。つまり、始動回路105は、ラ
ンプ101を始動させるための高圧パルスを発生する機
能を有しており、図14に示した例の始動回路105
は、トランス208と、抵抗201と、ダイオード20
5と、コンデンサ206と、放電ギャップ207とから
構成されている。その入力端は、直流電源103の出力
端に接続されており、そして、出力端の一端Tbは、先
に述べたとおりインバータの出力端Aに接続されてお
り、他端Taは、プラグ310およびピン311を介し
てランプ101の一端に接続されている。放電ギャップ
207は、直流電源103の出力電圧よりもわずかに低
く、かつ点灯中のランプの電圧よりも高い電圧(例え
ば、約350V)で放電を開始し、それよりも低い電圧
では放電を起こさない(または放電を停止する)特性を
有する。そして、放電ギャップ207は、トランス20
8の一次コイルに約350V(ピーク値)のパルス状の
電圧が印加されると、2次側コイルの両端Ta,Tb間
に、例えば、約10kVから15kVのピーク値を持つ
高圧パルス電圧を出力する特性を有している。
【0074】本実施形態では、始動回路105が点灯回
路1102の基板から分離されているけれども、本実施
形態の点灯回路1102の動作は、上述した図12に示
した点灯回路102の動作と実質的に同じであるので、
ここでは、説明を省略する。なお、始動回路105を点
灯回路1102の基板から分離したことによって得られ
る特有の効果は、後述する。
【0075】点灯回路1102のコンタクト(プラグ)
1310に連結されるコンタクト(ピン)1311を有
するランプユニット2000を図2に示す。上述したよ
うに、コンタクト1311に、始動回路105が収納さ
れている。ランプユニット2000は、放電ランプ10
1と、放電ランプ101から出射する光を反射する反射
鏡1011と、ミラー付きランプ(101,1011)
を保持するハウス1013を有している。始動回路10
5を内蔵するピン1311は、高圧ケーブル321を介
して放電ランプ101に接続されており、ピン(差込プ
ラグ)1311は、ランプ101とプラグ1310との
両方に電気的に接続されることになるため、ピン131
1の外形の表面の一部は、ハウス1013内に露出して
おり、そして、他の一部は、ハウス1013外に露出し
ている。なお、本実施形態の放電ランプ101は、交流
点灯型である。ただし、直流点灯でも動作させることは
可能であり、その場合には、インバータは省略される。
【0076】本実施形態で用いた放電ランプ101は、
高圧水銀ランプであり、その構造を例示すると次のよう
である。ランプ101は、内部に発光物質(例えば、水
銀)2105が封入される発光管(バルブ)2110
と、発光管2110の両端から延在した封止部2120
とを有している。封止部2120は、電極2101に電
気的に接続された金属箔2102と、発光管2110か
ら延ばされたガラス部とを有しており、金属箔2102
とガラス部との箔封止によって発光管2110の放電空
間の気密を保持している。封止部2120のガラス部お
よび発光管2110は、例えば石英ガラスから構成され
ている。金属箔2102は、例えばモリブデン箔(Mo
箔)であり、例えば矩形の形状を有している。封止部2
120は、例えば、シュリンク手法により作製されてお
り、略円形の断面形状を有している。金属箔2102
は、封止部2120の中心部分に位置している。封止部
2120内の金属箔2102は、電極2101と溶接に
よって接合されており、金属箔2102は、電極210
1が接合された側の反対側に外部リード(LA、LB部
分に相当)を有している。外部リードは、例えばモリブ
デンから構成されており、例えば溶接によって金属箔2
102と接続されている。一方の封止部2120には、
口金2130が取り付けられており、この部分と、ミラ
ー1011のネック部1011aとは、例えば無機系接
着剤(セメントなど)で固着されて一体化されている。
なお、封止部2120は、ピンチング手法によって作製
されたものでもよい。
【0077】ランプ101について好適な構成を例示す
ると次のようである。光出力の光源の実現という観点か
ら、ランプ101は、封入水銀量150mg/cm3
上(好ましくは、200mg以上)の水銀ランプである
ことが好ましい。また、80W以上のランプであること
が好ましい。なお、水銀ランプに限らず、メタルハライ
ドランプを使用してもよい。また、ランプ101の管壁
負荷は、例えば、60W/cm2程度以上であり、特に
上限は設定されない。例示的に示すと、管壁負荷は、例
えば、60W/cm2程度以上から、300W/cm2
度の範囲(好ましくは、80〜200W/cm2程度)
のランプ101を使用することができる。冷却手段を設
ければ、300W/cm2程度以上の管壁負荷のランプ
101を使用することも可能である。なお、ランプ10
1の定格電力は、例えば、150W(その場合の管壁負
荷は、約130W/cm2に相当)である。ランプ10
1の電極間距離(アーク長)は、例えば0.2〜5mm
程度であり、本実施形態では、1.5mm程度である。
なお、電極2101の先端には、電極先端温度を低下さ
せるために、コイルが巻かれている。
【0078】また、反射鏡1011の構造を例示すると
次のようである。反射鏡1011は、例えば、平行光
束、所定の微小領域に収束する集光光束、または、所定
の微小領域から発散したのと同等の発散光束になるよう
にランプ101からの放射光を反射するように構成され
ている。反射鏡1011としては、例えば、放物面鏡や
楕円面鏡を用いることができる。最近のプロジェクタに
対しては、手軽に持ち運びができるようという要望が強
くなってきており、そのために、ノート型のパーソナル
コンピュータのように、サイズがA5サイズやB5サイ
ズに近い小型で、かつ薄いプロジェクタの開発・商品化
が望まれており、そのような状況の中、開口部の径が4
5mmよりも小さい、より小型の反射鏡を使用すること
が好ましい。そして、反射鏡のタイプも、平行光を出射
する放物面鏡タイプから、出射光がある一点(焦点)に
収束する短焦点距離を有する楕円面鏡タイプのものが好
適に使用されるようになってきている。これは、プロジ
ェクタ内の光路長が短くなって結果的にプロジェクタの
小型化に、より寄与できるという理由によるものであ
る。
【0079】小型化等の要請をみたすためには、反射鏡
1011の反射面の最大径は、例えば、40mm未満で
あることが好ましい。楕円面鏡タイプの反射鏡1011
の典型的な寸法を示すと、開口部の径は約35mmであ
り、焦点距離は約24mmである。反射鏡1011の前
面開口部には、万が一のランプが破損した時の飛散防止
のために、前面ガラス1012が設けられており、そし
て反射鏡1011内部は密閉空間となっている。反射鏡
1011の内容積、言い換えると、反射鏡1011と前
面ガラス1012とによって囲まれる空間の内容積は、
小型化の要請を満たす上で、200cm3以下であるこ
とが好ましい。
【0080】ランプハウス2000のハウス(ハウジン
グ)1013は、例えば、金属(例えば、アルミ、ステ
ンレス、鉄など)から構成されている。金属は典型的に
熱伝導率がよいため、ハウス(ミラー付ランプ)の放熱
性を上げることができる。また、金属から構成したハウ
ス1013の場合、ハウス1013を再利用することが
容易であるため、資源の有効利用の点でも利点がある。
また、ハウス1013内に始動回路105を設けた構成
において、ハウス1013を金属から構成すれば、ノイ
ズ軽減の効果も得られる。この場合の金属としては、鉄
(Fe)が特に好ましく、そして、それにNiメッキを
施しても構わない。本実施形態におけるハウス1013
の内部の容積は、例えば、200〜2000cm3程度
である。
【0081】本実施形態のランプハウス2000の外観
を図3(a)に示し、そして、ランプハウス2000が
セットされるプロジェクター本体1100ならびに画像
表示装置3000の外観を図3(b)に示す。本実施形
態では、図3(a)および(b)に示したピン1311
内に始動回路105が形成されており、プロジェクター
本体1100側にある点灯回路1102の基板上に、始
動回路105は形成されていない。他の点は、図11に
示した構成と実質的に同様であるので、同じ参照符号を
用いてその説明は省略する。なお、本実施形態の画像表
示装置3000は、ランプユニット2000と、画像素
子(DMD(Digital Micromirror Device)パネルや液
晶パネルなど)を含む光学系とを組み合わせた画像投影
装置であり、そのような画像表示装置としては、例え
ば、DMDを用いたプロジェクタ(デジタルライトプロ
セッシング(DLP)プロジェクタ)や、液晶プロジェ
クタ(LCOS(Liquid Crystal on Silicon)構造を
採用した反射型のプロジェクタも含む。)が挙げられ
る。
【0082】本実施形態では、始動回路105を点灯回
路1102の基板から分離させて、ランプユニット10
13内に収納させているので、次のような効果を得るこ
とができる。
【0083】1.図12に示した構成と異なり、本実施
形態の構成では、始動回路105を除く点灯回路110
2と、ランプユニット2000との間の配線に低圧線を
用いることができる。このため、周囲機器との絶縁が容
易となるとともに、高価な高圧線を用いないので、低コ
スト化を図ることができる。また、この間は、パルス状
の高圧電圧(始動用)が印加されないので、ノイズを低
減することができる。
【0084】2.始動回路105をランプユニット20
00内に収納しているので、ランプユニット2000を
金属部材(例えば、金属製の網など)から構成すれば、
始動回路105からのノイズを、完全にまたは大幅に遮
断することができる。ノイズは、始動回路105のコイ
ル(トランス208)の他の部分(例えば、放電ギャッ
プ207)からも発生するのであるが、本実施形態の構
成では、始動回路105全体がシールドされているの
で、始動回路105からのノイズによる、外部機器への
影響を大幅に低下させることができる。
【0085】3.上記1および2のノイズ低減効果によ
り、始動回路105の動作中にもシステムの起動を起動
させることが可能となり、その結果、プロジェクタ本体
1100のシステム起動が早くすることができる。
【0086】より具体的に述べると、図4(a)から
(c)に示すように、画像表示装置3000が有する本
体スイッチ(電源スイッチ)を入力すると(図4
(a))、実質的に同時に、システム(メインシステ
ム)および点灯回路をオン状態にすることができる(図
4(b)、(c))。点灯回路がオン状態になれば、始
動回路部105が動作するが、ノイズが低減されている
ので、始動回路部105の動作時間内においても、問題
なくシステムを起動させることができる。したがって、
図4(c)に示すように、本体スイッチ(電源スイッ
チ)をONすると実質的に同時に、システム(特に、メ
インシステム)を起動させることができ、かつ、再起動
(リスタート)を実行する必要もない。つまり、従来の
図15(c)および(d)と異なり、本実施形態では、
図4(c)に示したようなスキームで、画像表示装置を
動作させることができるため、始動性を大幅に向上させ
ることができ、そして、消費者が故障と勘違いすること
も大幅に軽減することができる。消費者が故障と勘違い
しないレベルにするには、本体スイッチをONした後、
例えば、約1秒以内にシステムが起動させるようにする
ことがより好ましく、そして、消費者が通常慣れている
テレビの動作レベル(例えば、本体スイッチをONか
ら、約2秒以内にシステムが起動するレベル)にまで始
動性を向上させることが望ましい。なお、5秒未満であ
れば、従来よりも始動性は向上し、その結果、消費者が
故障と勘違いする欠点は緩和される。
【0087】4.ランプユニット2000内のデッドス
ペースに起動回路を収納できるので、始動回路部(10
5)の体積分、小型化を図ることができる。この小型化
の利点は、本実施形態の構成は、さらなる小型化に困難
が伴う、2kg以下の小型プロジェクター(容積約30
00cc以下)に対して特に利点が大きい。
【0088】5.点灯回路の基板から、高圧部品である
始動回路部105を無くすことができるので、点灯回路
自体の小型化も進めることができ、その結果、装置全体
のさらなる小型化を図ることができる。つまり、高圧部
品である始動回路部105がないため、始動回路部10
5との絶縁距離(従来十分とる必要があった絶縁距離)
をとらなくて済むので、他の部分の小型集積化がしやす
くなり、その結果、さらなる小型化を図ることができ
る。
【0089】6.始動回路部105とランプ101との
距離が短くなるので、始動電圧の減衰が低下する。よっ
て、ランプ101の始動性(確率)が良くなる。また、
始動性を同じに保つなら、昇圧比の小さなトランス20
8が使用することができるので、始動回路部105を小
型化することができる。さらに、昇圧比の小さなトラン
ス208を用いることは、価格の低い電子部品を利用で
きることとなるため、コストメリットも大きい。
【0090】本実施形態の画像表示装置3000では、
点灯回路1102の電源回路部103およびインバータ
部104から、始動回路部105が分離されて形成され
ているので、始動回路部105が点灯回路1102中に
ない分、点灯回路1102の大きさを小さくすることが
できる。したがって、始動回路部105を画像表示装置
3000のデッドスペースに配置すれば、画像表示装置
の小型化を図ることができる。始動回路部105をラン
プユニット2000の中に配置すれば、点灯回路のスペ
ースを約1割を節約することができ、その分、画像表示
装置3000を小型にすることができる。
【0091】始動回路部105を、点灯回路1102が
形成されている基板よりも、ランプユニット2000の
方に近い位置またはランプユニット2000内に設けれ
ば、図12に示した従来の構成よりも、始動回路部10
5とランプ101との距離を短くすることができる。し
たがって、始動電圧の減衰が低下し、その結果、ランプ
101の始動性(確率)が良くなる。始動回路部105
をランプハウス1013内に配置し、そのハウス101
3にシールド(電磁遮蔽)機能を付与すれば、始動回路
105からのノイズをシールドすることができるので、
始動回路105の動作中にもシステムの起動を起動させ
ることが可能となり、その結果、プロジェクタ本体11
00のシステム起動を早くすることができる。加えて、
始動回路部105がコネクタ(ピンまたはプラグ)を兼
ねるようにした場合、ランプユニット2000の部品を
用いて始動回路部105を構築することができ、設計上
および製造上のメリットも得られる。
【0092】なお、本実施形態では、始動回路105を
ランプユニット2000に収納したが、これに限定され
ず、点灯回路1102の基板から分離されていればよ
い。すなわち、ランプユニット2000に収納した構成
だけでなく、例えばランプユニット2000(ランプハ
ウス1013)の外面に配置してもいいし、プラグ13
10と共有して本体1100側に配置しても良い。もち
ろん、始動回路とコンタクトとの機能を分けた構成にし
ても構わない。装置小型化の目的のためには、プロジェ
クタ本体1100のデッドスペースとなる部分に始動回
路105を設ければよいが、始動電圧の減衰が低下し
て、ランプ101の始動性が良くするには、始動回路1
05は、点灯回路1102とランプ101の中間距離点
より、ランプ101寄りに配置することが好ましい。
【0093】始動回路105を本体1100側に配置し
た場合、例えば、プラグ1310と共有させた場合、ラ
ンプユニット2000ごとランプ101を交換しても、
始動回路105はそのまま本体1100に残せるので、
経済的であるという利点が得られる。始動回路105を
ユニット2000外に配置する場合には、始動回路部1
05を金属ケースなどで覆うようにすることが、ノイズ
対策にとって好適である。上述したように、ピン311
と始動回路105は分離した構成としてもよく、始動回
路部105は、ハウス1013内部、内壁、外壁の何れ
に配置されていてもよく、ハウス1013の壁をまたい
で配置されていてもよい。また、コンタクトは、脱着が
特に容易なピンとプラグ(言い換えると、差込プラグと
プラグ受)の組み合わせに限らず、接続後の分離可能な
ボルト締め接続、ねじ込み又は差込接続、あるいは接続
後の分離不能な圧着接続、圧縮接続によって構築しても
よい。
【0094】なお、本実施形態では、始動回路105に
おけるトランス208の二次側コイルの高圧側端子Ta
は、図2において、ミラー1011のネック部1011
aと固着されていない方の封止部2120にある外部リ
ード(LB)に電気的に接続した構成にすることが好ま
しい。なぜなら、固着されている側のLAに高圧が印加
された場合、ネック部1011aが近接しているので、
高圧パルス電圧がミラー1011へリークしやすく、結
果として、発光管2110の電極2101の先端間にか
かる電圧が小さくなってしまうからである。実際、LA
側に高圧電圧を印加した場合、50回の点灯試験におい
て、2回点灯しないケースが発生した。これに対し、同
じランプに同じ電圧を(つまり、同じ始動回路を使っ
て)LB側に印加した場合、50回の点灯試験で点灯し
ないケースは発生しなかった。これは、LAに高圧を印
加する場合には、ネック部1011aとそれに近接する
LA側の封止部の間の距離が短いので、その間に、比較
的大きな容量のコンデンサが形成され、その結果、その
コンデンサを通して高圧のパルスがミラー1011にリ
ークするのが原因と考えられる。
【0095】なお、本実施形態においてトランス208
の二次側から出力される高圧パルス電圧は、その幅(半
値幅)が300nsec以上であるのが好ましい。50
〜200nsec程度の幅では、10kV〜15kVの
ピーク値の高圧パルス電圧がランプ始動のために必要で
あったのが、300nsec以上の幅のパルス電圧を加
えることで、5〜9kV程度のより低いピーク値のパル
ス電圧でランプ始動が可能になった。これは、0.2〜
5mmの電極間距離に対しては、300nsec以下の
電界印加時間では十分な電子なだれ(絶縁破壊)が生じ
るのに時間が不足するが、300nsec以上の印加時
間を確保できれば電子なだれがその間に達成される理由
によると考えられる。 (実施形態2)次に、図5および図6を参照しながら、
本発明による実施形態2にかかる画像表示装置を説明す
る。
【0096】図5は、本実施形態の画像表示装置に含ま
れる点灯回路1103の回路構成を示しており、そし
て、図6は、本実施形態の画像表示装置に含まれるラン
プユニット2500を示している。
【0097】本実施形態における画像表示装置は、次の
点において上記実施形態1と異なる。すなわち、図5お
よび図6に示すように、始動回路105は、点灯回路1
103の基板から分離されている点は上記実施形態1の
構成と同じであるが、始動回路105のトランス2次側
コイルに、ランプ101のランプ電流(絶縁破壊より後
の電流)が流れない構成となっている。他の点は、上記
実施形態1の構成と実質的に同じであるので、説明の簡
略化のため、同様の点についてはその説明を省略または
簡略化する。以下、本実施形態の構成をさらに詳しく説
明する。
【0098】本実施形態における始動回路105は、点
灯回路1103の基板から分離されて、ランプユニット
1013内に収納されている。図6に示した例では、始
動回路105は、ランプ電流(つまり、インバータ10
4から供給される電流)がトランス208の2次コイル
に流れない構成となっている。この場合、点灯回路11
03は、主に、直流電源103とインバータ104から
構成される。なお、図5および図6に示した例では、ラ
ンプユニット2500側のコンタクトをプラグとし、本
体(1100)側のコンタクトをピンとしているが、勿
論、逆にしてもよい。
【0099】始動回路105の出力のうち一端Taは、
ランプ101の一端LA(図6に示した例の場合、ミラ
ー1011のネック部1101aに配置された電力供給
端)に接続され、他端Tbはどこにも電気的に接続され
ておらず、電気的に浮いた状態となっている。始動回路
105には、所定の期間(約1から5秒)、電圧が入力
され、その間、始動回路105は動作する。始動回路1
05の入力電源は、点灯回路1103の直流電源103
以外の別の直流電源部から供給される。また、インバー
タ104の出力端A、Bは、ランプ101の両端に電気
的に接続されている。
【0100】次に、本実施形態の画像表示装置、特に、
点灯回路1103および始動回路105の動作を説明す
る。
【0101】まず、画像表示装置の電源スイッチをON
にすると、点灯回路1103が動作しだす。それと同時
に、始動回路105の入力に電圧が入力され、始動回路
105の出力端Ta、Tbに電圧が現れる(例えば、5
kVから20kV)。
【0102】出力端Tbは、どこにも接続されていない
電気的に浮いた状態であるが、実質は、ほぼ0電位に近
い状態である。したがって、Taが接続されているラン
プ101の一端LA(ひいては、それにつながる電極2
101)には、Ta−Tb間の電位差に相当する電圧、
および、インバータの出力電圧(最高370V)の(対
地電位に対する)差に相当する電圧が印加される。
【0103】一方、ランプ101の他端LBは、インバ
ータ104の出力端が接続されているので、ランプ10
1の一端LB(ひいては、それにつながる電極210
1)には、インバータ104の出力電圧に相当する電圧
が印加される。
【0104】それゆえ、始動回路105の出力電圧が、
インバータ104の出力電圧よりも相対的に高い場合、
始動回路105の出力電圧に近い電圧が、電極2101
間に印加され、この電圧により、電極2101間が絶縁
破壊する。
【0105】絶縁破壊後は、電極2101間のインピー
ダンスが低下するので、インバータ104から電流が流
れ込む。これによりランプ101はアーク放電に移行
し、通常の点灯へと移行する。
【0106】このような点灯動作を行う本実施形態の構
成によると、次のような効果が得られる。
【0107】まず、本実施形態では、始動回路105の
トランスにランプ電流が流れない構成にしているため、
トランスの巻き線に細い線(例えば、φ0.2mm以
下)を使用することが可能となる。実際、ランプを絶縁
破壊するには数十mAから数百mAの電流が流せられれ
ば十分であるので、細い線を使用しても特に問題は生じ
ない。したがって、始動回路105の大幅な小型化を達
成することが可能となる。例えば、最高で、従来の始動
回路105の1/10程度の大きさ(すなわち、約25
cc〜約40ccの1/10の大きさ)にまで小型化を
図ることができる。加えて、トランスの小型化から、コ
スト低減のメリットも大きい。
【0108】なお、始動回路105の入力は、点灯回路
1102の直流電源(103)の出力からとってもよ
い。また、インバータ104の電圧によって、Ta−T
b間に電流が流れないのであれば、始動回路105の出
力端Tbは、例えば1メガオーム以上の抵抗を通じて接
地してもよい。
【0109】さらに、始動回路105のトランスに流れ
る電流が小さいので、高周波でトランスを駆動すること
が可能となる。つまり、繰り返し周期の早い、高周波の
始動電圧(ここで、高周波とは、典型的には、約数十k
Hzから200〜300kHz)を出力することができ
る。高周波でトランスを駆動することができれば、L値
の小さなトランスを使用できるので、トランスの小型化
が可能となり、したがって、始動回路105をより小型
化することができる。説明を付け加えると、インダクタ
ンスの両端にあらわれる電圧は、L・(di/dt)であ
り、ここで、iが電流で、tが時間であるので、高周
波、つまり、di/dtが大きくなる分、同じ電圧を出力す
るのに、Lは小さな値ですむということである。
【0110】そして、始動回路から高周波の始動電圧を
容易に印加できるということは、図7から図9に示した
ような、モリブデン箔部2102にキャビティ2103
を設けたランプ101’(低電圧始動ランプ)との組み
合わせが容易となるメリットも得られる。ランプ10
1’は、例えば、国際公開番号WO 00/77826号公報
(国際出願番号PCT/EP00/05579)に開示されており、こ
こで、当該国際公開公報を本願明細書に参考のため援用
することとする。
【0111】以下、図7から図9を参考にしながら、本
実施形態の点灯回路1103と、ランプ101’を含む
ランプユニット2500との組み合わせの説明をする。
なお、説明の簡略化のために、始動回路105およびラ
ンプ101’を示し、他の構成(ミラー1011、ラン
プハウス1013など)は、図6に示した構成と同様で
あるので省略する。
【0112】ランプ101’は、一対の封止部の少なく
とも一方にキャビティー2103を有するものであり、
キャビティー2103中には、発光管内に存在するのと
同じ種類の希ガス、あるいは更に水銀がとじ込められて
いる。封止部の中心部には、金属箔(モリブデン箔)2
102が位置しており、この金属箔2102とガラスと
によって箔封止構造が実現されている。
【0113】図7は、ランプ101’のLAと始動回路
105のTaとが接続され、始動回路105のTbから
延びたアンテナ2104がキャビティー2103の周囲
(近傍)に配置された構成を示している。
【0114】図8は、ランプ101’のLAと始動回路
105のTaとが接続され、ランプ101’のLBから
延びたアンテナ2104がキャビティー2103の周囲
(近傍)に配置された構成を示している。
【0115】図9は、ランプ101’のLAと始動回路
105のTaとが接続され、始動回路105のTbから
延びたアンテナ2104が、一方のキャビティー210
3のみの周囲(近傍)に配置された構成を示している。
【0116】なお、図7から図9に示した構成におい
て、いずれも、TaとTbとの接続を入れ換えてもよ
い。なお、上記実施形態1で説明したように、TaをL
A側に接続すれば、始動特性がさらに良好になるという
利点が得られる。
【0117】図7から図9に示した構成によれば、始動
電圧が低下する(例えば、約2kVから5kV、さらに
高周波を印加した時には、2kV以下にまで低下する)
ので、さらに始動回路105(トランス208)の小型
にすることができる。キャビティ2103内のモリブデ
ン箔2102と、外部に設けたアンテナ2104とによ
ってコンデンサが形成され、この間に高圧が印加される
と、モリブデン箔2102とアンテナ2104との間で
(つまり、キャビティ2103内で)微放電が発生す
る。この放電の光が光ファイバー効果によって封止部2
120を伝わり、発光管2110内へと導かれ、その結
果、電極2101表面から電子が放出され、始動電圧が
低下するのである。コンデンサのインピーダンスは1/
(2πfC)で、fに反比例するので、高周波を印加す
れば、モリブデン箔2102へのリークが容易になり、
したがって、それだけ更に低い電圧で放電を起こすこと
ができる。
【0118】また、図7から図9に示した構成の場合、
キャビティ2103が設けられてないランプ(例えば、
図2のランプ101)であっても、アンテナ2104が
設けられるとそれだけでも、発光管2110内部の電界
分布が変化し、それにより、始動電圧低下の効果が得ら
れる。
【0119】上記実施形態1および2では、始動回路1
05として、抵抗とコンデンサと放電ギャップとトラン
スによる構成のものを示したが、本発明は、これに限定
されず、始動回路105は、例えば、プッシュプル回路
から構成されたものでもよい。そして、トランスは、コ
イル巻きトランスに限定されず、ランプを始動でき電圧
が出力できればどんな構成であってもよく、例えば、圧
電型トランスを用いてもよい。ただし、高周波を印加す
るときは、空芯コイルよりもコア有りのトランスの方が
好ましい。空芯の場合、もれ磁束が大きいので、それだ
け他へのノイズ源となりやすいからである。また、ノイ
ズ遮蔽効果を有するハウス1013内に始動回路105
を設ける場合であっても、空芯コイルよりもコア有りの
方のものを用いることが好ましい。その理由を述べる
と、空芯コイルでは、一次コイルに相対的に高い電圧を
入力する必要があるので、ハウス1013が200〜2
000cm3という小型の場合、一次コイルの印加電圧
のリークを防止するために必要な絶縁構造が複雑になっ
てしまうからである。
【0120】以上、本発明を好適な実施形態により説明
してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、種々の
改変が可能であることは勿論である。つまり、上述の画
像表示装置およびランプユニットは例示であり、それに
改変を行っても良い。また、上記実施形態1および2の
構成およびその改変例は、本発明の本質および精神を逸
脱することがない限り、相互に適用可能であり、例え
ば、実施形態1で述べた改変例を実施形態2の構成に適
用し得るものである。
【0121】なお、点灯回路の構成に工夫をこらした公
知の技術としては、次のものを挙げることができる。プ
ロジェクタ用ランプではないものの、車両用放電灯ヘッ
ドランプ装置として、特開平3−136938号公報
(特許文献1)に、始動回路を電源回路から分離したヘ
ッドランプ装置が開示されている。ただし、ヘッドラン
プ装置に、画像表示装置用に使用される高圧放電ランプ
(特に、超高圧水銀ランプ)を用いることは、実際に
は、まぶしすぎる等の観点から行われず、また、画像表
示装置に関する本実施形態の技術と、ヘッドランプ装置
に関する同公報の技術とでは、分野およびその分野で発
生する課題が大きく異なるため、同公報の技術に基づい
て本実施形態の技術に到達することは、たとえ当業者で
あっても困難である。
【0122】また、実開平3−22393号公報(特許
文献2)には、テスラコイルを密閉構造のケーシング内
に配置した光源装置が開示されている。しかしながら、
このテスラコイルは、ケーシングを密閉構造にすること
よって生じる高電圧のリーク等の課題を解決するための
技術であり、本実施形態の技術とは技術的思想を異に
し、それゆえ、同公報の技術に基づいて本実施形態の技
術に到達することも、たとえ当業者であっても困難であ
る。
【0123】
【発明の効果】本発明の画像表示装置によれば、点灯回
路の始動回路部が電源回路部およびインバータ部から分
離されて形成されているので、装置の小型化を図ること
ができる。電源回路部およびインバータ部が配置されて
いる基板よりも、始動回路部が、ランプユニットの方に
近い位置およびランプユニット内に配置されている場
合、始動回路部とランプとの距離が短くすることができ
るため、始動電圧の減衰を低下させることができ、その
結果、ランプの始動性を向上させることができる。ま
た、シールド機能を有するランプハウス内に始動回路部
が設けられている場合には、始動回路部からのノイズを
シールドすることができるので、始動回路部の動作中に
もシステムの起動を起動させることが可能となり、その
結果、画像表示装置におけるシステム起動を早くするこ
とができる。
【0124】始動回路部が有するトランスにランプ電流
が流れない構成にした場合、トランスの巻き線に細い線
が使用可能となるので、始動回路部の更なる小型化を達
成することができる。また、この構成にすると、高周波
でトランスを駆動することが可能となるので、封止部に
キャビティーを有する放電ランプ(低始動電圧ランプ)
を点灯する際において相性が良い。
【0125】そして、本発明の画像表示装置の動作方法
によると、始動回路部が動作している時間内にシステム
が起動し、かつ、システムの起動動作として、前記動作
している時間終了後に、再起動処理動作が実行されない
ため、起動時間を短くすることができる。ノイズなどの
ダメージに弱いDMDを光学系に含む場合であっても、
電源スイッチの入力と実質的に同時にシステムを起動さ
せることができるため、DMDを含む画像表示装置にお
いて特に効果が奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる画像表示装置に含
まれる点灯回路の回路構成を示す図である。
【図2】ランプユニット2000の構成を模式的に示す
断面図である。
【図3】(a)は、ランプユニット2000の構成を模
式的に示す斜視図であり、そして、(b)は、画像表示
装置3000の構成を一部切り欠いて模式的に示す斜視
図である。
【図4】(a)から(c)は、それぞれ、本体スイッ
チ、点灯回路、メインシステムの動作シーケンスを示す
グラフである。
【図5】本発明の実施形態2にかかる画像表示装置に含
まれる点灯回路の回路構成を示す図である。
【図6】ランプユニット2500の構成を模式的に示す
断面図である。
【図7】実施形態2におけるランプ101’との組み合
わせの例の構成を模式的に示す図である。
【図8】実施形態2におけるランプ101’との組み合
わせの例の構成を模式的に示す図である。
【図9】実施形態2におけるランプ101’との組み合
わせの例の構成を模式的に示す図である。
【図10】従来のランプユニット1000の構成を模式
的に示す断面図である。
【図11】(a)は、従来のランプユニット1000の
構成を模式的に示す斜視図であり、そして、(b)は、
従来のプロジェクタ本体1100の構成を一部切り欠い
て模式的に示す斜視図である。
【図12】従来の点灯回路の回路構成を示す図である。
【図13】インバータ回路104の回路構成を示す図で
ある。
【図14】始動回路105の回路構成を示す図である。
【図15】(a)から(d)は、それぞれ、本体スイッ
チ、点灯回路、メインシステム、メインシステムの動作
シーケンスを示すグラフである。
【符号の説明】
101 放電ランプ 101’ 低電圧始動ランプ 102 点灯回路 103 電源回路部 104 インバータ部 105 始動回路 111 電解コンデンサ 112、113、114 抵抗 115 制御回路 117、118、119、120 トランジスタ 121 ドライブ回路 201 抵抗 205 ダイオード 206 コンデンサ 207 放電ギャップ 208 トランス 300 コンデンサ 310 プラグ 311 ピン 320 ケーブル(高耐圧ケーブル) 321 ケーブル 1310、1311 コネクタ(ピン、プラグ) 1000、2000、2500 ランプユニット 1102、1103 点灯回路 1104 ファン 1105 投射レンズ 1106 カバー 1011 反射鏡(ミラー) 1011a ネック部 1012 前面ガラス 1013 ランプハウス 2101 電極(タングステン電極) 2102 金属箔(モリブデン箔) 2103 キャビティ 2104 アンテナ 2105 発光物質(水銀) 2110 発光管(バルブ) 2120 封止部 2130 口金 3000 画像表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 41/18 H05B 41/18 Z 41/24 41/24 D // F21Y 101:00 F21Y 101:00 (72)発明者 関 智行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2K103 AA07 AB07 AB10 BA02 BA17 CA32 CA55 CA60 CA78 3K014 AA01 DA05 3K072 AA12 AA13 AC11 BA05 BB01 BC05 CA16 DA00 DD06 DE02 DE05 GB01 HA10 3K083 AA02 AA54 AA91 BA05 BA25 BA26 BA33 BC33 BD03 BD04 BD13 BD22 BE40 CA33

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ランプと、前記放電ランプから出射
    する光を反射する反射鏡とを含むランプユニットと、 前記放電ランプを光源とする光学系と、 前記放電ランプを始動・点灯するための点灯回路と、 を備えた画像表示装置であって、 前記点灯回路は、電源回路部と、インバータ部と、始動
    回路部とを含んでおり、 前記点灯回路の前記始動回路部は、前記放電ランプに電
    気的に接続されており、かつ、前記電源回路部および前
    記インバータ部と分離されて形成されている、画像表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記電源回路部および前記インバータ部
    は、同一基板上に形成されており、 前記始動回路部は、前記基板上に配置されておらず、か
    つ、前記基板より、前記ランプユニットの方に近い位置
    (前記ランプユニット内の位置を含む。)に配置されて
    いる、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ランプユニットは、前記放電ランプ
    および前記反射鏡を収納するランプハウスを備え、 前記ランプハウスは、シールド機能を有しており、 前記始動回路部は、前記シールド機能を有する前記ラン
    プハウス内に設けられている、請求項2に記載の画像表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記ランプユニットは、前記放電ランプ
    に電気的に接続された第1コネクタであって、前記電源
    回路部および前記インバータ部の少なくとも一方に電気
    的に接続された第2コネクタと連結される、第1コネク
    タを備えており、 前記始動回路部は、前記第1コネクタ内に設けられてい
    る、請求項1または3に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1コネクタおよび前記第2コネク
    タの組み合わせは、差込プラグおよびプラグ受の組み合
    わせである、請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記始動回路部が有するトランスに、前
    記インバータ部から供給されるランプ電流が流れない構
    成を有する、請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記ランプユニットは、前記放電ランプ
    に電気的に接続された第1コネクタであって、前記電源
    回路部および前記インバータ部の少なくとも一方に電気
    的に接続された第2コネクタと連結される、第1コネク
    タを備えており、 前記第1および第2コネクタとは別に、前記ランプユニ
    ットは、前記始動回路部に電気的に接続された第3コネ
    クタを備えており、 前記第3コネクタは、電源に電気的に接続された第4コ
    ネクタと連結される、請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記第1コネクタおよび前記第2コネク
    タの組み合わせは、差込プラグおよびプラグ受の組み合
    わせであり、そして、 前記第3コネクタおよび前記第4コネクタの組み合わせ
    は、差込プラグおよびプラグ受の組み合わせである、請
    求項6または7に記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記放電ランプは、高圧水銀ランプであ
    る、請求項1から8の何れか一つに記載の画像表示装置
  10. 【請求項10】 前記画像表示装置は、デジタル・マイ
    クロ・ミラー(DMD)を光学系に含む、請求項1から
    9の何れか一つに記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 放電ランプと、前記放電ランプから出
    射する光を反射する反射鏡とを含むランプユニットと;
    前記放電ランプを始動・点灯するための点灯回路と;前
    記放電ランプを光源とする光学系と;前記光学系を制御
    して画像を表示するためのシステムとを備えた、画像表
    示装置の動作方法であって、 前記点灯回路は、前記放電ランプに電気的に接続された
    始動回路部を有しており、 前記画像表示装置が有する電源スイッチを入力すると、
    前記点灯回路の前記始動回路部が起動し、 前記始動回路部が動作している時間内に、前記システム
    が起動し、かつ、前記システムの起動動作として、前記
    動作している時間終了後に、前記システムの再起動処理
    動作が実行されない、画像表示装置の動作方法。
  12. 【請求項12】前記電源スイッチを入力すると、前記点
    灯回路の前記始動回路部および前記システムが実質的に
    同時に起動し、 前記電源スイッチの入力から、前記システムの起動まで
    の時間が、約1秒以内である、請求項11に記載の画像
    表示装置の動作方法。
  13. 【請求項13】 前記画像表示装置は、デジタル・マイ
    クロ・ミラー(DMD)を光学系に含む、請求項12に
    記載の画像表示装置の動作方法。
  14. 【請求項14】 放電ランプと、前記放電ランプから出
    射する光を反射する反射鏡とを含むランプユニットと、 前記放電ランプを始動・点灯するための点灯回路と、 前記放電ランプを光源とする光学系と、 前記光学系を制御して画像を表示するためのシステムと
    を備えた画像表示装置であって、 前記点灯回路は、電源回路部と、インバータ部と、始動
    回路部とを含んでおり、 前記点灯回路の前記始動回路部は、前記放電ランプに電
    気的に接続されており、かつ、前記電源回路部および前
    記インバータ部と分離されて形成されており、 前記画像表示装置が有する電源スイッチを入力すると、
    前記点灯回路の前記始動回路部が起動し、 前記始動回路部が動作している時間内に、前記システム
    が起動し、かつ、前記システムの起動動作として、前記
    動作している時間終了後に、前記システムの再起動処理
    動作が実行されない、画像表示装置。
  15. 【請求項15】 光学系と、前記光学系を制御して画像
    を表示するためのシステムとを備えた画像表示装置に用
    いられる、ランプユニットであって、 前記ランプユニットは、 放電ランプと、 前記放電ランプから出射する光を反射する反射鏡と、 前記放電ランプおよび前記反射鏡を収納するランプハウ
    スとを備え、 前記放電ランプを始動・点灯するための点灯回路に含ま
    れる始動回路部が、当該点灯回路に含まれる電源回路部
    およびインバータ部と分離して、前記ランプハウス内に
    設けられている、ランプユニット。
  16. 【請求項16】 前記ランプユニットは、前記放電ラン
    プに電気的に接続された第1コネクタであって、前記電
    源回路部および前記インバータ部の少なくとも一方に電
    気的に接続された第2コネクタと連結可能な構造を有す
    る、第1コネクタを備えている、請求項15に記載のラ
    ンプユニット。
  17. 【請求項17】 前記始動回路部は、前記システムが動
    作中において、前記放電ランプの始動用の高圧パルスを
    前記放電ランプに出力する、請求項15または16に記
    載のランプユニット。
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