JP2003278627A - 燃料噴射弁を備えた火花点火式エンジン - Google Patents

燃料噴射弁を備えた火花点火式エンジン

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JP2003278627A
JP2003278627A JP2002085771A JP2002085771A JP2003278627A JP 2003278627 A JP2003278627 A JP 2003278627A JP 2002085771 A JP2002085771 A JP 2002085771A JP 2002085771 A JP2002085771 A JP 2002085771A JP 2003278627 A JP2003278627 A JP 2003278627A
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fuel injection
injection valve
valve
intake port
cylinder head
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JP2002085771A
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Keiichi Nakano
啓一 中野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダヘッドでの弁や各種装置の配置に自
由度を確保しながら、燃料噴射弁の存在によってエンジ
ン補器類の配置に制約を生じない燃料噴射弁を備えた火
花点火式エンジンを提供する。 【解決手段】 シリンダヘッド2における長手方向の左
右両側の一方側に吸気ポート3を、他方側に排気ポート
4をそれぞれ形成し、前記吸気ポート3に燃料噴射弁1
8を配置する。吸気ポート3にスロットルボディ16を
連結接続し、このスロットルボディ配設部の直近上側で
のシリンダヘッド2に燃料噴射弁18を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各気筒への吸気ポ
ートに各々の燃料噴射弁を装着してなる火花点火式エン
ジンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃焼室に連通する吸気ポート中に
燃料を噴射する燃料噴射弁をシリンダヘッドに配置する
場合、シリンダ軸心に対して吸気弁を所定角度傾けて配
置し、その傾斜角度よりも大きな角度で燃料噴射弁を配
置していることから、燃料噴射弁がシリンダへッドのサ
イド方向に大きく突出していまい、この突出している燃
料噴射弁及びそれに接続される燃料供給管等の存在でエ
ンジン補器類の配置に制約が生じるという問題があっ
た。
【0003】そこで、シリンダヘッドに各気筒と対応さ
せて吸気ポートを形成し、各シリンダにおいてシリンダ
軸心と平行に吸気弁を配置し、吸気ポートの上側に位置
しているシリンダヘッドの上面に燃料噴射弁を吸気弁に
向けて配置することにより、燃料噴射弁がシリンダヘッ
ドのサイド方向に突出しないようにしたものが提案され
ている(特開平8−177687号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の燃料噴射弁を備
えたエンジンでは、各シリンダでの吸気弁と排気弁とを
クランク軸心に沿わせて配置した構造にしなければ、シ
リンダ軸心と吸気弁軸とを平行に配置することができな
いことになる。このため、シリンダヘッドでの弁配置等
に自由度が少なくなるという問題がある。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たもので、シリンダヘッドでの弁や各種装置の配置に自
由度を確保しながら、燃料噴射弁の存在によってエンジ
ン補器類の配置に制約を生じない燃料噴射弁を備えた火
花点火式エンジンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、シリンダヘッドに形
成した吸気ポートにスロットル弁を組み込んだスロット
ルボディを連結接続し、このスロットルボディ配設部の
直近上側でのシリンダヘッドに燃料噴射弁を配置したこ
とを特徴としている。また、請求項2に記載した発明で
は、請求項1に記載した構造のエンジンでの燃料噴射弁
の噴射方向を吸気ポートの開口部に配置したバルブシー
トの燃料噴射弁配設位置に近い側の内周面部分に沿う状
態に角度を合わせたことを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3に記載した発明では、請
求項1や2に記載した構造のエンジンで、シリンダヘッ
ドに形成した吸気ポートをバルブシート側に下がってい
く傾斜状に形成し、その傾斜角度に燃料噴射弁の噴射方
向を合せたことを特徴としている。さらにまた、請求項
4に記載した発明では、請求項1や2あるいは3に記載
した構造のエンジンで、エンジンを二気筒に限定し、各
シリンダへの吸気ポートを合流させてシリンダヘッドの
側面に開口させ、各吸気ポートでの吸気弁中心に合わせ
て燃料噴射弁を配置したことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用】本発明では、シリンダヘッドに形成した
吸気ポートにスロットルボディを連結接続し、このスロ
ットルボディ配設部の直近上側でのシリンダヘッドに燃
料噴射弁を配置していることから、燃料噴射弁のシリン
ダヘッドから突出している部分は、基本構造体かつ強度
メンバーであるスロットルボディ及びシリンダヘッドで
構成される仮想空間内に収容された状態となり、エンジ
ン補器類の配置に制約を生じることがない。そして、吸
気ポート内に燃料を噴射する状態で配置した燃料噴射弁
の燃料噴射方向をバルブシートの燃料噴射弁配設位置に
近い側の内周面部分に沿わせる状態に構成した請求項2
に記載の発明では、吸気流に乗って吸気ポート内で広範
囲に拡散することから燃料と空気とが均一に混合した状
態で燃焼室内に流入できることになる。
【0009】さらに、シリンダヘッドに形成した吸気ポ
ートをバルブシート側に下がっていく傾斜状に形成し、
その傾斜角度に燃料噴射弁の噴射方向を合せた請求項3
の発明では、燃料噴射弁から噴射された燃料が燃焼室内
に入りやすくなる。さらにまた、エンジンを二気筒に限
定し、各シリンダへの吸気ポートを合流させてシリンダ
ヘッドの側面に開口させ、各吸気ポートでの吸気弁中心
に合わせて燃料噴射弁を配置している請求項4に記載の
発明では、吸気マニホールドを不要にすることができる
から、エンジンを小型に構成することができることにな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図は本発明の一実施形態を示し、
図1はエンジンの要部断面図、図2は吸気系での概略縦
断斜視図、図3はシリンダヘッドを上側から見た状態で
燃料噴射弁と吸気弁等との配置関係を示す説明図であ
る。
【0011】このエンジンは頭上弁式の直列二気筒火花
点火エンジンで、シリンダブロック(1)の上側に固定配
置するシリンダへッド(2)に吸気ポート(3)及び排気ポ
ート(4)を洞設し、吸気ポート(3)の燃焼室(5)への開
口部(6)に吸気弁用バルブシート(7)が形成され、排気
ポート(4)の燃焼室(5)への開口部(8)に排気弁用バル
ブシート(9)が形成してある。
【0012】吸気ポート(3)の燃焼室側端部に形成した
開口部(6)に吸気弁(10)が、また、排気ポート(4)の燃
焼室側端部に形成した開口部(8)に排気弁(11)がそれぞ
れ配置してあり、両弁(10)(11)の各弁軸(10a)(11a)はシ
リンダヘッド(2)の上面に形成した動弁室(12)内に突入
しており、動弁機構(13)によってピストン(14)の昇降運
動に連動して開閉駆動されるようになっている。なお、
吸気弁(10)と排気弁(11)とはV字をなす状態に配置して
ある。
【0013】吸気ポート(3)の他端側は、シリンダヘッ
ド(2)の側面に開口しており、この外側開口部にスロッ
トル弁(15)を組み込んだスロットルボディ(16)が接続し
てあり、スロットルボディ(16)にエアクリーナ(17)が連
結してある。なお、スロットルボティ(16)とエアクリー
ナ(17)とは、図示を省略した共通ボルトでシリンダヘッ
ド(2)に固定されている。
【0014】シリンダヘッド(2)に洞設した吸気ポート
(3)はその軸線が、正面視で上に凸の緩やかな弧状を形
成し、平面視で図3に示すように途中から分岐してそれ
ぞれ緩やかな弧状をなすように形成してある。そして、
この吸気ポート(3)の分岐している部分に燃料噴射弁(1
8)が吸入空気の流れ方向下流側に向けて配置してある。
【0015】そして、燃料噴射弁(18)はその噴出方向
を、吸気ポート(3)の軸線に沿わせ、かつ、吸気ポート
(3)に形成した吸気弁用バルブシート(7)での燃料噴射
弁配設位置に近い側の内周面に沿う状態にその角度を設
定してある。
【0016】このように、燃料噴射弁からの燃料噴射方
向を吸気ポート(3)の軸線に沿わせた場合には、噴射し
た燃料が吸気ポートの内周壁に付着することなく、吸気
ポート(3)の燃焼室(5)への開口部(6)に送給されるこ
とになり、また、吸気弁用バルブシート(7)での燃料噴
射弁配設位置に近い側の内周面に沿う状態で燃料を噴出
すると、燃料が吸気流に乗って吸気ポート内で広範囲に
拡散することから燃料と空気とが均一に混合した状態で
燃焼室内に流入することになる。
【0017】
【発明の効果】本発明では、シリンダヘッドに形成した
吸気ポートにスロットルボディを連結接続し、このスロ
ットルボディ配設部の直近上側でのシリンダヘッドに燃
料噴射弁を配置していることから、燃料噴射弁のシリン
ダヘッドから突出している部分は、基本構造体かつ強度
メンバーであるスロットルボディ及びシリンダヘッドで
構成される仮想空間内に収容された状態となり、エンジ
ン補器類の配置に制約を生じることがない。そして、吸
気ポート内に燃料を噴射する状態で配置した燃料噴射弁
の燃料噴射方向をバルブシートの燃料噴射弁配設位置に
近い側の内周面部分に沿わせる状態に構成した請求項2
に記載の発明では、吸気流に乗って吸気ポート内で広範
囲に拡散することから燃料と空気とが均一に混合した状
態で燃焼室内に流入できることになる。
【0018】さらに、シリンダヘッドに形成した吸気ポ
ートをバルブシート側に下がっていく傾斜状に形成し、
その傾斜角度に燃料噴射弁の噴射方向を合せた請求項3
の発明では、燃料噴射弁から噴射された燃料が燃焼室内
に入りやすくなる。さらにまた、エンジンを二気筒に限
定し、各シリンダへの吸気ポートを合流させてシリンダ
ヘッドの側面に開口させ、各吸気ポートでの吸気弁中心
に合わせて燃料噴射弁を配置している請求項4に記載の
発明では、吸気マニホールドを不要にすることができる
から、エンジンを小型に構成することができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの要部断面図である。
【図2】吸気系での概略縦断斜視図である。
【図3】シリンダヘッドを上側から見た状態で燃料噴射
弁と吸気弁等との配置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
2…シリンダヘッド、3…吸気ポート、4…排気ポー
ト、5…燃焼室、7…バルブシート、10…吸気弁、11…
排気弁、15…スロットル弁、16…スロットルボディ、18
…燃料噴射弁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド(2)における長手方向の
    左右両側の一方側に点火栓付き燃焼室(5)への開口部に
    吸気弁(10)を備えた吸気ポート(3)を、他方側に燃焼室
    (5)への開口部に排気弁(11)を備えた排気ポート(4)を
    それぞれ形成し、前記吸気ポート(3)に燃料噴射弁(18)
    を配置してなる火花点火式エンジンにおいて、 吸気ポート(3)にスロットル弁(15)を組み込んだスロッ
    トルボディ(16)を連結接続し、このスロットルボディ配
    設部の直近上側でのシリンダヘッド(2)に燃料噴射弁(1
    8)を配置したことを特徴とする燃料噴射弁を備えた火花
    点火式エンジン
  2. 【請求項2】 燃料噴射弁(18)の噴射方向を吸気ポート
    (3)の開口部に配置したバルブシート(7)の燃料噴射弁
    配設位置に近い側の内周面部分に沿う状態に角度を合わ
    せてある請求項1に記載の燃料噴射弁を備えた火花点火
    式エンジン。
  3. 【請求項3】 吸気ポート(3)をバルブシート(7)側に
    下がっていく傾斜状に形成し、その傾斜角度に燃料噴射
    弁(18)の噴射方向を合わせてある請求項1または請求項
    2に記載の燃料噴射弁を備えた火花点火式エンジン。
  4. 【請求項4】 二気筒エンジンの各シリンダへの吸気ポ
    ート(3)を合流させてシリンダヘッド(2)の側面に開口
    させ、各吸気ポート(3)での吸気弁中心に合わせて燃料
    噴射弁(18)を配置した請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の燃料噴射弁を備えた火花点火式エンジン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005098231A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-20 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 鞍乗り型車両
US7296560B2 (en) 2005-01-20 2007-11-20 Kubota Corporation Engine of spark-ignition type
JP2009085055A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Denso Corp 内燃機関

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