JP2003277519A - 熱可塑性エラストマー組成物及び成形体 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物及び成形体

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JP2003277519A
JP2003277519A JP2002082974A JP2002082974A JP2003277519A JP 2003277519 A JP2003277519 A JP 2003277519A JP 2002082974 A JP2002082974 A JP 2002082974A JP 2002082974 A JP2002082974 A JP 2002082974A JP 2003277519 A JP2003277519 A JP 2003277519A
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thermoplastic elastomer
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weight
rubber
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Hiroshi Oyama
博 大山
Eiji Nakaishi
英二 中石
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動性、耐磨耗性に優れたオレフィン系熱可
塑性エラストマー組成物および該組成物からなる成形体
を提供すること。 【解決手段】 下記成分(A)〜(C)を含有する組成
物の動的熱処理物(X)および下記成分(D)を含有す
る熱可塑性エラストマー組成物。 (A):オレフィン系樹脂 (B):オレフィン系ゴム(B1)、スチレン系ゴム
(B2)から選ばれる少なくとも1種のゴム (C):有機過酸化物 (D):熱可塑性エラストマーにビニル系ポリマーから
なるセグメントをグラフトしてなる重合体

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性エラスト
マーの組成物に関するものである。更に詳しくは、本発
明は、摺動性、耐磨耗性に優れた熱可塑性エラストマー
組成物及び該組成物からなる成形体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
などの熱可塑性エラストマーは、通常の熱可塑性樹脂の
成形機により加工ができ、リサイクルが可能であるこ
と、更に柔軟なことから、コンソールボックス、インス
トルメントパネル表皮などの自動車内装部品や、ウイン
ドモールなどの自動車外装部品などの各種部品に用いら
れるようになった。これら部品の使用においては、部品
と部品、手と部品が擦れることから、該部品には摺動性
および耐磨耗性が要求されるが、昨今、部品の長寿命
化、低騒音化、高外観化などから、摺動性および耐磨耗
性の要求水準は高くなっている。その対策として、例え
ば、熱可塑性エラストマーにフッ素樹脂や脂肪酸アミド
を配合した熱可塑性エラストマー組成物が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
熱可塑性エラストマー組成物の摺動性、耐磨耗性は、未
だ十分満足のいくものではなかった。かかる状況の下、
本発明が解決しようとする課題は、摺動性、耐磨耗性に
優れた熱可塑性エラストマー組成物及び該組成物からな
る成形体を提供することに存する。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記成分(A)〜(C)を含有する組成物の動的熱処理物
(X)および下記成分(D)を含有する熱可塑性エラス
トマー組成物に係るものである。 (A):オレフィン系樹脂 (B):オレフィン系ゴム(B1)、スチレン系ゴム
(B2)から選ばれる少なくとも1種のゴム (C):有機過酸化物 (D):熱可塑性エラストマーにビニル系ポリマーから
なるセグメントをグラフトしてなる重合体 また、本発明の第二は、上記熱可塑性エラストマー組成
物からなる成形体に係るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるオレフィン系
樹脂(A)とは、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−オクテン、1−デセンなどの炭素原子数2〜1
0のオレフィン1種または2種以上から誘導される繰り
返し単位を含有する重合体であって、JIS K−71
21に従って測定される融解ピークの最高温度が80℃
以上であり、JIS K−7203に従って測定される
曲げ弾性率が50MPa以上である重合体である。
【0006】オレフィン系樹脂(A)としては、たとえ
ば、エチレン単独重合体、プロピレン単独重合体、1−
ブテン単独重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン
共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、プロピレ
ン−1−ブテン共重合体、プロピレン−1−ヘキセン共
重合体、プロピレン−1−オクテン共重合体、エチレン
−プロピレン−1−ブテン共重合体、エチレン−プロピ
レン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−プロピレン−
1−オクテン共重合体があげられ、これらは1種または
2種以上組み合わせて使用される。また、これらは公知
の方法で製造することができる。
【0007】オレフィン系樹脂(A)の中では、成形体
の耐熱性を高める観点から、プロピレンから誘導される
繰り返し単位を含有するプロピレン系重合体が好まし
い。プロピレン系重合体としては、プロピレン単独重合
体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレ
ン−エチレンブロック共重合体などをあげることができ
る。プロピレン単独重合体を用いた場合、剛性の高い成
形体を得るには、結晶性の高いプロピレン単独重合体が
好ましい。一方、プロピレン−エチレンランダム共重合
体を用いた場合、剛性の高い成形体を得るには、エチレ
ン単位含有量が少なく、結晶性の高いプロピレン−エチ
レンランダム共重合体が好ましく、剛性の低い成形体を
得るには、エチレン単位含有量が多く、結晶性の低いプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体が好ましい。ま
た、プロピレン−エチレンブロック共重合体は、第一セ
グメント及び第二セグメントからなり、第一セグメント
はプロピレン単独重合体部であり、第二セグメントがプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体部であるブロック
共重合体、または第一セグメントとして第二セグメント
と異なるエチレン含有量の異なるプロピレン−エチレン
ランダム共重合体ある。また、第二セグメントであるプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体部の含有量が30
重量%以上であるリアクターオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー(R−TPO)を用いてもよい。
【0008】オレフィン系樹脂(A)のメルトフローレ
ート(MFR)は、成形体の強度を高める観点および成
形体の外観をより高める観点から、好ましくは0.1〜
150g/10分であり、より好ましくは1〜100g
/10分である。ここで、オレフィン系樹脂(b)のメ
ルトフローレート(MFR)は、JIS K−7210
(1999)に従って、温度230℃、荷重21.18
Nで測定される。
【0009】本発明に用いられる成分(B)は、オレフ
ィン系ゴム(B1)、スチレン系ゴム(B2)から選ば
れる少なくとも1種のゴムである。
【0010】オレフィン系ゴム(B1)は、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
センなどの炭素原子数2〜10のオレフィン1種または
2種以上から誘導される繰り返し単位を含有する重合体
であって、ビニル芳香族化合物から誘導される繰り返し
単位を含有せず、ASTM D2240に従って測定さ
れるshoreAが99以下の重合体である。オレフィ
ン系ゴム(B1)は、オレフィン以外の単量体から誘導
される繰り返し単位を含有していてもよく、例えば、共
役ジエンや非共役ジエンやトリエンから誘導される繰り
返し単位を含有していてよい。共役ジエンとしては、
1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン
(イソプレン)、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメ
チル−1,3−ブタジエンなどがあげられ、該非共役ジ
エンとしては、1,4−ヘキサジエン、1,6−オクタ
ジエン、2−メチル−1,5−ヘキサジエン、6−メチ
ル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6−オク
タジエンなどの鎖状非共役ジエン;シクロヘキサジエ
ン、ジシクロペンタジエン、メチルテトラヒドロインデ
ン、5−ビニルノルボルネン、5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−イ
ソプロピリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル
−5−イソプロペニル−2−ノルボルネンなどの環状非
共役ジエンなどがあげられ、トリエンとしては、2,3
−ジイソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−エチリ
デン−3−イソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−
プロペニル−2,2−ノルボルナジエン、1,3,7−
オクタトリエン、1,4,9−デカトリエンなどをあげ
ることができる。これらは、1種または2種以上組み合
わせて用いられる。
【0011】オレフィン系ゴム(B1)としては、たと
えば、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−
ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エ
チレン−1−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン
−1−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ヘ
キセン共重合体、エチレン−プロピレン−1−オクテン
共重合体、エチレン−プロピレン−5−エチリデン−2
−ノルボルネン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重
合体があげられ、これらは1種または2種以上組み合わ
せて使用される。また、これらは公知の方法で製造する
ことができる。
【0012】オレフィン系ゴム(B1)の中では、成形
体の強度を高める観点から、エチレンから誘導される繰
り返し単位を含有するエチレン系ゴムが好ましく、エチ
レン−α−オレフィン共重合体、エチレン−α−オレフ
ィン−非共役ジエン共重合体がより好ましく、エチレン
−α−オレフィン重合体が更に好ましい。ここで、α−
オレフィンとしては、入手容易性の観点から、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オ
クテンが好ましく、プロピレンがより好ましい。非共役
ジエンとしては、入手容易性の観点から、5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエンが好まし
い。
【0013】上記エチレン系ゴムのα−オレフィンから
誘導される繰り返し単位の含有量は、成形体の柔軟性を
高める観点から、好ましくは10〜50重量%であり、
より好ましくは20〜40重量%である。
【0014】上記エチレン−α−オレフィン−非共役ジ
エン共重合体の非共役ジエンから誘導される繰り返し単
位の含有量はヨウ素価で通常5〜40である。
【0015】オレフィン系ゴム(B1)としては、鉱物
油系軟化剤を添加した油展オレフィン系ゴムを用いても
よい。油展オレフィン系ゴムを用いる場合の伸展油の含
有量は、オレフィン系ゴム100重量部あたり通常20
〜150重量部である。鉱物油系軟化剤としては、油展
ゴム調整用に通常用いられる伸展油を使用することがで
き、たとえば、パラフィン系鉱物油、ナフテン系鉱物
油、芳香族系鉱物油などの石油の高沸点留分(平均分子
量が300〜1500、流動点が0℃以下)をあげるこ
とができる。これらの中では、パラフィン系鉱物油が好
ましい。
【0016】オレフィン系ゴム(B1)の100℃のム
ーニー粘度(ML1+4100℃)は、成形体の強度を高
める観点および成形体の外観をより高める観点から、好
ましくは5〜150であり、より好ましくは20〜10
0である。ここでオレフィン系ゴム(B1)の100℃
のムーニー粘度(ML1+4100℃)は、ASTMD−
927−57Tに従って、100℃で測定される。な
お、オレフィン系ゴム(B1)として油展オレフィン系
ゴムを用いる場合は、油展オレフィン系ゴムのムーニー
粘度をオレフィン系ゴムのムーニー粘度とする。
【0017】スチレン系ゴム(B2)は、オレフィン、
ジエン、トリエンから選ばれる少なくとも1種のモノマ
ーとビニル芳香族化合物との共重合体であって、AST
MD2240に従って測定されるshoreAが99以
下の重合体である。該オレフィンとしては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
センなどの炭素原子数2〜10のオレフィンをあげるこ
とができる。該ジエンとしては、1,3−ブタジエン、
2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、1,
3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジ
エンなどの共役ジエン;1,4−ヘキサジエン、1,6
−オクタジエン、2−メチル−1,5−ヘキサジエン、
6−メチル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,
6−オクタジエンなどの鎖状非共役ジエン;シクロヘキ
サジエン、ジシクロペンタジエン、メチルテトラヒドロ
インデン、5−ビニルノルボルネン、5−エチリデン−
2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、
5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、6−クロロ
メチル−5−イソプロペニル−2−ノルボルネンなどの
環状非共役ジエンなどをあげることができる。該トリエ
ンとしては、2,3−ジイソプロピリデン−5−ノルボ
ルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5−
ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナジ
エン、1,3,7−オクタトリエン、1,4,9−デカ
トリエンなどをあげることができる。該ビニル芳香族化
合物としては、スチレン、p−メチルスチレン、α−メ
チルスチレンなどをあげることができ、これらの中では
入手容易性の観点から、スチレンが好ましい。また、ス
チレン系ゴム(B2)は、水添処理が行われていてもよ
い。
【0018】スチレン系ゴム(B2)の中では、成形体
の強度を高める観点から、ビニル芳香族化合物から誘導
される重合体ブロックを少なくとも1ブロック有し、ジ
エンから誘導される重合体ブロックを少なくとも1ブロ
ック有するブロック重合体および/または該重合体の水
添物が好ましい。なお、ジエンとしては、入手容易性の
観点から、共役ジエンが好ましく、1,3−ブタジエ
ン、イソプレンがより好ましい。
【0019】スチレン系ゴム(B2)のビニル芳香族化
合物から誘導される繰り返し単位の含有量は、成形体の
柔軟性、強度の観点から、好ましくは10〜50重量%
であり、より好ましくは20〜40重量%である。
【0020】スチレン系ゴム(B2)としては、鉱物油
系軟化剤を添加した油展スチレン系ゴムを用いてもよ
い。油展スチレン系ゴムを用いる場合の伸展油の含有量
は、スチレン系ゴム100重量部あたり通常20〜40
0重量部である。鉱物油系軟化剤としては、油展ゴム調
整用に通常用いられる伸展油を使用することができ、た
とえば、パラフィン系鉱物油、ナフテン系鉱物油、芳香
族系鉱物油などの石油の高沸点留分(平均分子量が30
0〜1500、流動点が0℃以下)をあげることができ
る。これらの中では、パラフィン系鉱物油が好ましい。
【0021】成分(C)としては、ケトンパーオキサイ
ド類、ジアシルパーオキサイド類、ハイドロパーオキサ
イド類、ジアルキルパーオキサイド類、パーオキシケタ
ール類、アルキルパーエステル類、パーカーボネート
類、パーオキシジカーボネート類、パーオキシエステル
類などの公知の有機過酸化物を用いることができ、例え
ば、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−
t−ブチルパーオキサイド、2,2,4−トリメチルペ
ンチル−2−ハイドロパ−オキサイド、ジイソプロピル
ベンゾハイドロパーオキサイド、クメンパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキサイドなどがあげられ、これら
は1種または2種以上組み合わせて用いられる。
【0022】本発明の成分(A)〜(C)を含有する組
成物において、成分(A)および成分(B)の含有量
は、成分(A)と成分(B)の合計量100重量%に対
し、好ましくは、成分(A)の含有量が60〜5重量%
であり、成分(B)の含有量が40〜95重量%であ
り、より好ましくは、成分(A)の含有量が40〜10
重量%であり、成分(B)の含有量が60〜90重量%
である。成分(A)の含有量が多すぎる(成分(B)が
少なすぎる)と、成形体の柔軟性が低下することがあ
り、成分(A)の含有量が少なすぎる(成分(B)が多
すぎる)と、成形体の耐熱性が低下することがある。
【0023】本発明の成分(A)〜(C)を含有する組
成物において、成分(C)の含有量は、成形体の強度お
よび経済性の観点から、成分(A)と成分(B)の合計
量100重量部に対し、好ましくは0.01〜10重量
部であり、より好ましくは、0.1〜2重量部である。
【0024】動的熱処理物(X)は、成分(A)〜
(C)を含有する組成物を動的熱処理することにより得
られる。ここで動的熱処理とは、成分(C)の存在下
で、成分(A)と成分(B)を溶融混練することをい
う。混練装置としては、連続式混練機及び/又はバッチ
式混練機を用いることができる。連続式混練機として
は、単軸押出混練機、二軸押出混練機などがあげられ、
これらの中では二軸混練押出機が好ましい。バッチ式混
練機としてはニーダー、バンバリーミキサーなどがあげ
られ、これらの中ではバンバリーミキサーが好ましい。
溶融混練は、混練する全成分を一括して溶融混練を行っ
てもよいし、一部の成分を混練した後に選択しなかった
成分を加え溶融混練を行ってもよい。
【0025】動的熱処理は、必要に応じて、成分(C)
と架橋助剤を併用して行ってもよい。架橋助剤として
は、分子構造内に二重結合を2つ以上持った化合物など
があり、例えば、N,N−m−フェニレンビスマレイミ
ド、トルイレンビスマレイミド、p−キノンジオキシ
ム、ニトロソベンゼン、ジフェニルグアニジン、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、アリルメタクリレートなどをあげることができ、こ
れらは1種または2種以上組み合わせて用いられる。
【0026】動的熱処理の温度は、通常、成分(C)の
半減期が1分以下となる温度であり、好ましくは150
〜280℃、より好ましくは180〜260℃である。
動的熱処理する時間は、通常、有機過酸化物の半減期以
上となる時間であり、好ましくは1〜30分、より好ま
しくは3〜20分である。
【0027】成分(D)は、熱可塑性エラストマーにビ
ニル系ポリマーからなるセグメントをグラフトしてなる
重合体である。熱可塑性エラストマーは常温ではゴムの
ようなエラストマーの性状を示し、高温になると樹脂の
ように溶融して流れ出す。熱可塑性エラストマーにはソ
フト成分とハード成分を混ぜ合わせるブレンドタイプと
分子にソフトセグメントとハードセグメントを持つブロ
ックタイプ、重合時にソフトセグメントの分子とハード
セグメントの分子とソフトセグメントとハードセグメン
トを持ったブロック分子が混在する重合タイプがある。
熱可塑性エラストマーとしてはオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリエ
ステル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エ
ラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマーなどが
あげられ、成形体の強度の観点から、オレフィン系熱可
塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマーが
好ましい。オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては
オレフィン系樹脂とオレフィン系ゴムのブレンドタイ
プ、エチレン−水素添加ブタジエン−エチレン共重合体
などのブロックタイプ、リアクターTPOなどの重合タ
イプがあげられ、スチレン系熱可塑性エラストマーとし
てはオレフィン系ゴムとスチレン系ゴムのブレンドタイ
プ、スチレン−水素添加ブタジエン−スチレン共重合体
などのブロックタイプがあげられる。
【0028】成分(D)のビニル系ポリマーからなるセ
グメントを形成するビニル系ポリマーは、ビニル系モノ
マーを1種または2種以上を重合して得られる重合体で
ある。該ビニル系モノマーとは非オレフィン系モノマー
であり、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸グリシ
ジル、アクリル酸アミノエチル、アクリル酸アミノプロ
ピル、アクリル酸プロピルアミノエチル、アクリル酸ジ
メチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチ
ル、アクリル酸ジメチルアミノプロピル、アクリル酸ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸グリシジル、メタク
リル酸アミノエチル、メタクリル酸アミノプロピル、メ
タクリル酸プロピルアミノエチル、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、
メタクリル酸ジメチルアミノプロピル、メタクリル酸ヒ
ドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸3−ヒドロキシプロピル、フマル酸ジ
メチル、フマル酸ジブチル、イタコン酸ジラウリル、イ
タコン酸グリシジルなどの不飽和カルボン酸エステル
類;アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、無水マレイ
ン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、ビシクロ(2,
2,1)−5−ヘプテン−2,3−ジカルボン酸等の不
飽和カルボン酸;アクリルアミド、メタアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどのアクリルア
ミド類;ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール等のビ
ニルアミン類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル
等のシアン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリン酸
ビニル、ステアリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニル
等のビニルエステル類;スチレン、核置換スチレン、α
−置換スチレン(α−メチルスチレン、α−エチルスチ
レン等)等のビニル芳香族化合物などをあげることがで
きる。
【0029】成分(D)としては、アクリル酸−アクリ
ル酸メチル共重合体、アクリル酸−アクリル酸エチル共
重合体、アクリル酸−アクリル酸プロピル共重合体、ア
クリル酸−アクリル酸n−ブチル共重合体、アクリル酸
メチル単独重合体、アクリル酸エチル単独重合体、メタ
クリル酸−メタクリル酸メチル共重合体、メタクリル酸
−メタクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸−メタク
リル酸プロピル共重合体、メタクリル酸−メタクリル酸
n−ブチル共重合体、メタクリル酸メチル単独重合体、
メタクリル酸エチル単独重合体などがあげられる。
【0030】成分(D)中のビニル系ポリマーからなる
セグメントの含有量は、通常1〜99重量%であり、好
ましくは5〜95重量%である。摺動性、耐磨耗性の観
点から、該含有量が多い方が好ましいが、該含有量が多
すぎると成形体の強度が低下することがある。
【0031】成分(D)としては、公知の製造方法、例
えば特開平6−256440号公報に記載の製造方法に
より製造したものを用いてもよく、また、市販品、例え
ば日本油脂(株)製ノフアロイ(商品名)を用いてもよ
い。
【0032】熱可塑性エラストマー組成物中の成分
(D)の含有量は、成分(A)と成分(B)の合計量1
00重量に対し、好ましくは0.1〜10重量部であ
り、より好ましくは、0.5〜5重量部である。摺動
性、耐磨耗性の観点から、成分(D)の含有量は多い方
が好ましいが、成分(D)の含有量が多すぎると、成形
体の強度が低下することがある。また、成分(D)は動
的熱処理前に配合してもよく、動的熱処理後に配合して
もよい。
【0033】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
摺動性を更に向上させる観点から滑剤を添加することが
好ましい。滑剤としては、脂肪酸、脂肪酸アミドなどの
脂肪酸系滑剤;シリコーンオイル、シリコーンゴムなど
のシリコーン系滑剤などがあげられる。滑剤は動的熱処
理前に配合してもよく、動的熱処理後に配合してもよ
い。
【0034】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
必要に応じて、無機フィラー(タルク、炭酸カルシウ
ム、焼成カオリンなど)、有機フィラー(繊維、木粉、
セルロースパウダーなど)、酸化防止剤(フェノール
系、イオウ系、燐系、ラクトン系、ビタミン系など)、
耐候安定剤、紫外線吸収剤(ベンゾトリアゾール系、ト
リジアミン系、アニリド系、ベンゾフェノン系など)、
熱安定剤、光安定剤(ヒンダードアミン系、ベンゾエー
ト系など)、帯電防止剤、造核剤、顔料などの添加剤を
配合してもよい。これら添加剤は動的熱処理前に配合し
てもよく、動的熱処理後に配合してもよい。
【0035】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
種々の成形法、例えば、射出成形、押出成形、中空成
形、真空成形、カレンダー成形により各種成形体に成形
されるが、これらの中でも、射出成形に好適である。
【0036】本発明の熱可塑性エラストマー組成物から
なる成形体は、自動車、電車、船舶、家電製品、建築物
などの部品;文具;医療器具などに用いることができ
る。特に自動車内装部品としてはアームレスト、コンソ
ールボックス、シフトレバーノブ、スライドカバー、ブ
レーキカバー、エアバッグカバー、ドア表皮、インスト
ルメントパネル表皮、アシストグリップなどに適してい
る。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例によって説明する。 [1]評価方法 シリンダー温度220℃、金型温度50℃にて射出成形
機を用いて厚さ2mm、150mm×90mmの平板を
成形した後、評価を行った。 (1)摺動性 HEIDON社製のSlipping TESTERを
用いて荷重500gを乗せ、カナキン3号との動摩擦力
を測定した。測定された動摩擦力と荷重より動摩擦係数
を算出し、摺動性の評価とした。動摩擦係数が小さいほ
ど摺動性に優れる。 (2)耐磨耗性 学振磨耗試験機を用いて荷重500gを乗せ、カナキン
3号で試験片表面を10回擦った。磨耗試験後の試験片
表面のグロスを測定し、下記の基準で耐磨耗性を評価し
た。なお、グロスは、JIS K−7105(198
1)に従い、入射角及び受光角60度の条件でスガ試験
機(株)社製デジタル変角光沢計(型式UGV−5DP
型)を使用し測定を行った。 ○;グロスが20%を超える。 ×;グロスが20%以下である。
【0038】[2]原料 (A)オレフィン系樹脂 住友化学工業(株)製 ノーブレン AZ161C1
(ポリプロピレン) (B1)オレフィン系ゴム 住友化学工業(株)製 エスプレン 671F(エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体) (B2)スチレン系ゴム JSR(株)製 ダイナロン 1321P(スチレン−
ブタジエン共重合体の水添物) (C)有機過酸化物 三建化工(株)製 サンペロックス−APO(2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン) (D)グラフト重合体 日本油脂(株)製 ノフアロイ KA532 (E)架橋助剤 精工化学製 ハイクロスMP(トリメチロールプロパン
トリメタクリレート)
【0039】実施例1 オレフィン系樹脂19重量部、スチレン系ゴム8重量部
をバンバリーミキサーに投入し、回転数58rpmにて
混練、造粒した後、該混練物27重量部、オレフィン系
ゴム73重量部、有機過酸化物0.2重量部、架橋助剤
0.2重量部を二軸押出混練機に投入し、回転数253
rpm、シリンダー温度180〜200℃、フィード量
50kg/hrの条件で動的熱処理、造粒を行った。次
に、該動的熱処理物100重量部、グラフト重合体4重
量部を単軸混練押出機に投入し、回転数57rpm、シ
リンダー温度200〜220℃で混練、造粒を行った。
得られた熱可塑性エラストマー組成物の評価結果を表1
に示す。
【0040】比較例1 オレフィン系樹脂19重量部、スチレン系ゴム8重量部
をバンバリーミキサーに投入し、回転数58rpmにて
混練、造粒した後、該混練物27重量部、オレフィン系
ゴム73重量部、有機過酸化物0.2重量部、架橋助剤
0.2重量部を二軸押出混練機に投入し、回転数253
rpm、シリンダー温度180〜200℃、フィード量
50kg/hrの条件で動的熱処理、造粒を行った。得
られた熱可塑性エラストマー組成物の評価結果を表1に
示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、摺
動性、耐磨耗性に優れた熱可塑性エラストマー組成物を
提供することができた。更に、本発明の熱可塑性エラス
トマー組成物は、強度、柔軟性、耐熱性にも優れうる。
そのため、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、自
動車、電車、船舶、家電製品、建築物などの部品;文
具;医療器具などに用いうる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA08 AA12 AA15 AA16 AB08 AB16 AC56 AE08 GA05 GA07 GB02 GB07 GC07 4F071 AA10 AA12 AA12X AA14 AA15X AA20 AA20X AA22 AA22X AA77 AC08 AE02 AF22 AF26 AF28 AF45 AG05 AH03 AH07 AH12 BA01 BB05 BC07 4J002 AC02W BB03W BB03X BB04W BB05X BB10W BB12W BB12X BB14W BB14X BB15W BB15X BB16W BB17W BB17X BC04W BC05W BC08W BC09W BN033 BN063 BN123 BN213 BN223 EK016 EK036 EK046 EK056 EK066 EK086 FD010 FD146 GL00 GN00 GQ00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(A)〜(C)を含有する組成
    物の動的熱処理物(X)および下記成分(D)を含有す
    る熱可塑性エラストマー組成物。 (A):オレフィン系樹脂 (B):オレフィン系ゴム(B1)、スチレン系ゴム
    (B2)から選ばれる少なくとも1種のゴム (C):有機過酸化物 (D):熱可塑性エラストマーにビニル系ポリマーから
    なるセグメントをグラフトしてなる重合体
  2. 【請求項2】 成分(A)〜(C)を含有する組成物に
    おいて、成分(A)と成分(B)の合計量100重量%
    に対し、成分(A)の含有量が60〜5重量%であり、
    成分(B)の含有量が40〜95重量%であり、成分
    (A)と成分(B)の合計量100重量部に対し、成分
    (C)の含有量が0.01〜10重量部である請求項1
    記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)と成分(B)の合計量100
    重量部に対し、成分(D)の含有量が0.1〜10重量
    部である請求項1または2記載の熱可塑性エラストマー
    組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の熱可塑性
    エラストマー組成物からなる成形体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれかに記載の熱可塑性
    エラストマー組成物からなる自動車内装部品。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3いずれかに記載の熱可塑性
    エラストマー組成物からなるシフトレバーノブ、アーム
    レストまたはアシストグリップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265319A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性エラストマー組成物およびその成形体
JP2018141092A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 Mcppイノベーション合同会社 熱可塑性エラストマー組成物
JP7034176B2 (ja) 2017-12-11 2022-03-11 三井化学株式会社 重合体組成物及びその用途

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