JP2003276991A - クレーン車の安全装置 - Google Patents

クレーン車の安全装置

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JP2003276991A
JP2003276991A JP2002083197A JP2002083197A JP2003276991A JP 2003276991 A JP2003276991 A JP 2003276991A JP 2002083197 A JP2002083197 A JP 2002083197A JP 2002083197 A JP2002083197 A JP 2002083197A JP 2003276991 A JP2003276991 A JP 2003276991A
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泰宏 前田
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正人 三好
Toshihiko Okamoto
俊彦 岡本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】車輌上に旋回モータを介して旋回駆動自在に搭
載した旋回台、旋回台に後傾位置と起立位置との間で起
伏自在に取り付けたブーム支持レバー、ブーム支持レバ
ーを後傾位置と起立位置に固定する解除可能なレバー固
定手段、ブーム支持レバーに起伏シリンダを介して起伏
自在に取り付けられ伸縮シリンダにより伸縮駆動される
伸縮ブーム、伸縮ブームの先端部に吊下されウインチモ
ータにより巻上巻下駆動される吊具を具備するクレーン
車は、レバー固定手段でブーム支持レバーを後傾位置ま
たは起立位置に固定しないで、クレーン作業をすると危
険である。 【解決手段】ブーム支持レバー3を後傾位置または起立
位置に固定したことを検出する固定状態検出手段15を
設け、この固定状態検出手段15が、レバー固定手段4
の固定状態を検出しないときに、旋回モータ7、伸縮ブ
ーム9、および、ウインチモータ10の作動を規制する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン車の安全
装置に関するものである。 【0002】 【従来技術の説明】まず、本発明の安全装置の適用対象
たるクレーン車を図2〜図6に基づいて説明する。 【0003】図2〜図6に示すように、クレーン車は、
車輌1上に旋回駆動自在に搭載した旋回台2、旋回台2
後方に向かって後傾した後傾位置(図2図示の位置)と
起立位置(図3図示の位置)とを取ることができるよう
その下端部を旋回台に起伏自在に枢着連結3aしたブー
ム支持レバー3、ブーム支持レバー3を後傾位置と起立
位置とに選択的に固定する解除可能なレバー固定手段
4、基端部を前記ブーム支持レバー3の上端部に枢着連
結5aされた起伏駆動自在な伸縮ブーム5、および、伸
縮ブーム5の先端部に巻上巻下駆動自在に吊下された吊
具6とを備えて構成されている。 【0004】前記した旋回台2の旋回駆動、伸縮ブーム
5の起伏駆動、伸縮ブーム5の伸縮駆動、および、吊具
6の巻上巻下駆動は、それぞれ、旋回用モータ7、起伏
シリンダ8、伸縮シリンダ9、および、ウインチモータ
10で行われるようになっている。 【0005】前記起伏シリンダ8は、図示のものでは、
そのピストンロッド8aの先端部を伸縮ブーム5の最外
側ブーム5−1の先端部下側に枢着連結すると共にシリ
ンダ8bのボトムエンドを旋回台2に枢着連結して、伸
縮ブーム5の腹面側に配置している。しかしながら、こ
の起伏シリンダ8は、そのピストンロッド8aの先端部
を伸縮ブーム5の最外側ブーム5−1の先端部下側に枢
着連結すると共にシリンダ8bのボトムエンドをブーム
支持レバー3に枢着連結して、伸縮ブーム5の腹面側に
配置したものもある。 【0006】前記レバー固定手段4は、ブーム支持レバ
ー3を後傾位置(図2に示す位置)と起立位置(図3に
示す位置)に選択的に固定できるものであればその構成
は問わないが、図2〜5に図示したものでは、ブーム支
持レバー3の中間位置に配置したピン穴4a、ブーム支
持レバー3の後傾位置でピン穴7aに重合するよう位置
して旋回台2に配置したピン穴4b、ブーム支持レバー
6の起立位置でピン穴4aに重合するよう位置して旋回
台2に配置したピン穴4c、ピン穴4aとピン穴4bま
たはピン穴4cを重合状態で挿通固定する解除可能なピ
ン4dで構成している。 【0007】前記ピン4dは、図5に示すように、ブー
ム支持レバー3に配置されて前記ピン穴4aを構成する
ピン案内筒4a−1内に収容されている。そしてピン4
dは、当該ピン4d先端部がピン収容筒4a−1から突
出してピン穴4bまたは4cに嵌入した固定位置と、ピ
ン4d全体がピン収容筒4a−1内に収容された解除位
置との間で移動可能なようピン収容筒4a−1内に収容
されている。 【0008】ピン4dの前記固定位置では、レバー固定
手段4が固定状態(ブーム支持レバー3を後傾位置また
は起立位置に固定した状態)となり、前記解除位置で
は、レバー固定手段4が固定解除状態(ブーム支持レバ
ー3の後傾位置および起立位置での固定が解除された状
態)になる。 【0009】図5において、11は、オペレータにより
駆動制御されてレバー固定手段4を固定/解除(固定状
態と固定解除状態に作動)するアクチュエータである。 【0010】図6に示すように、前記旋回モータ7、起
伏シリンダ8、伸縮シリンダ9、および、ウインチモー
タ10は、それぞれ作動制御装置7−1、8−1、9−
1、および10−1で駆動制御されるようになってい
る。各作動制御装置7−1〜10−1は、該当する油圧
アクチュエータ(モータまたはシリンダ)7〜10の駆
動を制御する油圧制御弁と当該油圧制御弁を操作する操
作部(何れも図示省略)とで構成されている。各アクチ
ュエータ7〜10は、オペレータが作動制御装置7−1
〜10−1の各操作部を操作することで、任意に駆動制
御できるようになっている。 【0011】図において、12は旋回台2上に配置した
クレーン作業および走行移動兼用の運転室、13,13
・・は、クレーン作業時に車輌1を安定させるためのア
ウトリガである。 【0012】この種のクレーン車は、公道を走行移動す
る際には、前記レバー固定手段4で前記ブーム支持レバ
ー3を後傾位置に固定し且つ縮小した前記伸縮ブーム5
を車輌1の前方に向けて倒伏した姿勢(図2図示の姿
勢)を取るようにしている。このような姿勢では、伸縮
ブーム5の基端部が車輌1の後方寄りで且つ低い位置に
移動し、その結果、伸縮ブーム5先端部の車輌1前方へ
の突出量が小さくなると共にクレーン車の重心が低くな
るので、安定した走行が可能になるという利点がある。 【0013】また、クレーン作業をする際には、前記レ
バー固定手段4で前記ブーム支持レバー3を起立位置に
固定した状態(図4の状態)で、各駆動制御装置7a〜
10aの操作部を適宜操作することで、旋回台2の旋回
駆動、伸縮ブーム5の起伏並びに伸縮駆動、および、吊
具6の巻上巻下駆動を併用してクレーン作業をするよう
にしている。ブーム支持レバー3を後傾位置にした状態
では、伸縮ブーム6の基端部が旋回台5の前方寄りで且
つ高い位置に移動し、その結果、クレーン作業時の吊具
6の揚程および作業半径が増大するので、効率的なクレ
ーン作業が可能にになるという利点がある。更にこの状
態では、伸縮ブーム5およびブーム支持レバー3の旋回
台2後方への突出量が小さくなるので、クレーン作業時
に確保すべき旋回台2後方の空間が小さなもので足り、
狭所でのクレーン作業が可能になるという利点がある。 【0014】なお、ブーム支持レバー3の固定位置(後
傾位置と起立位置)の変更は、次の手順で行うようにな
っている。 【0015】先ず、倒伏状態にした伸縮ブーム5の先
端側を車輌1または旋回台2の適所に預け(それ以上倒
伏しないよう預け)、伸縮ブーム5保持機能から起伏シ
リンダ8を開放 し(伸縮ブーム5から起伏シリンダ8
に、該起伏シリンダ8を縮小させる方向の力が作用しな
いようにし)する。 【0016】次いで、ブーム支持レバー3を後傾位置
または起立位置に固定していたレバー固定手段4を解除
する。ブーム支持レバー3は、その下端部の枢着連結部
3aを中心に起伏自在な状態となる。 【0017】次いで、起伏シリンダ8の作動制御装置
8aの操作部を操作して起伏シリンダ8を適 宜伸長
または縮小駆動して、ブーム支持レバー3を起立位置ま
たは後傾位置に移動( 起伏)させる。なお、上記
で倒伏状態にした伸縮ブーム5の先端側が旋回台2また
は車輌1に預けられ、且つ、上記でブーム支持レ
バー3が起伏自在となっているの で、起伏シリンダ
8を伸長、または、縮小駆動すると、伸縮ブーム5が先
端方向へ移 動してブーム支持レバー3が起立位置側
へ起仰、または、伸縮ブーム5が基端方向へ 移動し
てブーム支持レバー3が後傾位置側へ倒伏する。 【0018】次いで、レバー固定手段4により、ブー
ム支持レバー3を起立位置または後傾位置に固定する。 【0019】上記の手順で、倒伏状態にした伸縮ブー
ム5の先端側を車輌1または旋回台2の適所に預ける手
法は種々のものがあるので、ここで説明しておく。 【0020】旋回台2の前端部、または、車輌1の前端
部に、倒伏状態にある伸縮ブーム5(最外側ブーム5−
1)の先端寄り下面を支持するブーム支持手段を取り付
け、これに伸縮ブーム5を預ける。 【0021】この場合、ブーム支持手段は、伸縮ブーム
5(最外側ブーム5−1)の下面を直接支持するもので
あるから、その支持状態で、前記手順で生じる伸縮ブ
ーム5(最外側ブーム5−1)の、伸縮ブーム5先端方
向または基端方向への移動を許容するようになってい
る。即ち、この場合、ブーム支持手段は、伸縮ブーム5
(最外側ブーム5a)をその長手方向に移動自在に支持
するものとしている。 【0022】旋回台2の前端部、または、車輌1の前端
部に、伸縮ブーム5の倒伏状態において起伏シリンダ8
のシリンダ8bの先端寄り下面を支持するブーム支持手
段を取り付け、これに起伏シリンダ8を預ける。この場
合、起伏シリンンダ8の曲げ応力を介して伸縮ブーム5
の先端側が旋回台2または車輌1の前端部に預けられる
ことになる。 【0023】この場合のブーム支持手段は、上記手順
で伸縮ブーム5が先端方向または基端方向に移動して
も、起伏シリンダ8のシリンダ8bは、旋回台2または
車輌1に対して移動しないので、シリンダ8bの下側に
衝接してシリンダ8bを支持するものであれば良く、前
記した例のように移動自在なように支持する必要はな
い。 【0024】また、この場合のブーム支持手段は、起伏
シリンダ8の曲げ応力を介して倒伏状態にある伸縮ブー
ム5を支持するものであるから、伸縮ブー5を支持した
際に起伏シリンダ8に作用する曲げ応力を小さくする上
では、伸縮ブーム支持具を車輌1の前端部に配置し、こ
のブーム支持手段によりシリンダ8b(起伏シリンダ8
のシリンダ8b)のピストンロッド8a側端部を支持す
るようにするのが最適である。 【0025】図2〜図4に示したクレーン車では、上記
ブーム支持手段は、伸縮ブーム5の倒伏状態においてシ
リンダ8b(起伏シリンダ8のシリンダ8b)のピスト
ンロッド8a側端部を支持するようにしたものが符号1
4を付して示されている。 【0026】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したクレ
ーン車をその適用対象にするものである。ところで、上
記したクレーン車では、ブーム支持レバー3をレバー固
定手段4でもって起立位置(図4の状態)または後傾位
置(図2の状態)に確実に固定した状態でのみ、吊具6
に重量物を吊ってクレーン作業をすることができるよう
になっている。 【0027】逆に言えば、ブーム支持レバー3が起立位
置あるいは後傾位置に位置していてもレバー固定手段4
がブーム支持レバー3を当該位置に固定していない状
態、または、ブーム支持レバー3が起立位置あるいは後
傾位置に位置していない状態(当然のことながらレバー
固定手段4は解除状態にある)では、吊具6に重量物吊
ってのクレーン作業は危険であるから禁止されている。 【0028】しかしながら、従来のこの種のクレーン車
では、ブーム支持レバー3のレバー固定手段4による起
立位置または後傾位置への固定状態如何に関わらず、各
作動制御装置7−1〜10−1を操作(操作部を操作)
の操作により、旋回モータ7、起伏シリンダ8、伸縮シ
リンダ9、および、ウインチモータ10を任意に駆動で
きるようになっており、ブーム支持レバー3をレバー固
定手段4でもって起立位置(図4の状態)または後傾位
置(図2の状態)に確実に固定しないまま、誤ってクレ
ーン作業を行う危険性があった。 【0029】本発明の安全装置は、ブーム支持レバー3
をレバー固定手段4でもって起立位置(図4の状態)ま
たは後傾位置(図2の状態)に固定していない状態で
は、起伏シリンダ8の作動を規制することなく、旋回モ
ータ7、伸縮シリンダ9、および、ウインチモータ10
の作動を自動的に規制することで上記の危険性を可及的
に解消しようとするものである。 【0030】なお、起伏シリンダ8の作動を規制しない
のは、起伏リンダ8の伸縮作動が、ブーム支持レバー3
をレバー固定手段4でもって起立位置(図4の状態)ま
たは後傾位置(図2の状態)に固定していない状態で、
ブーム支持レバー3を起立位置と後傾位置との間で移動
(起伏)させるために利用されるためである。 【0031】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のクレーン車の安全装置は、レバー固定手段
4がブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に
固定しているかどうかを検出する固定状態検出手段15
と、この固定状態検出手段15からの検出信号を受けと
って前記作動制御装置に作動規制信号を出力するコント
ローラ16とで構成している。そして、前記コントロー
ラ16は、固定状態検出手段15から、レバー固定手段
4がブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に
固定していることを示す信号が入力されないときには、
旋回台モータ7、伸縮シリンダ9、および、ウインチモ
ータ10の駆動を規制する作動規制信号をこれら該当す
る作動制御装置7a、9aおよび10aに出力するよう
構成したのである。 【0032】 【作用】このように構成した本発明に係るクレーン車の
安全装置は、固定状態検出手段が、レバー固定手段4が
ブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に固定
していることを検出していなければ、コントローラか
ら、旋回モータ7、伸縮シリンダ9、および、ウインチ
モータ10の作動制御装置7−1、9−1、および、1
0−1に対して作動規制信号を出力するので、これらア
クチュエータ7、9、および、10の作動が自動的に規
制される。したがって、ブーム支持レバー3をレバー固
定手段4でもって起立位置(図4の状態)または後傾位
置(図2の状態)に確実に固定しないまま、誤ってクレ
ーン作業を行う危険性は、可及的に解消される。 【0033】 【実施例】以下本発明のクレーン車の安全装置を図1に
基づいて説明する。図1に示すように、本発明の安全装
置は、レバー固定手段4がブーム支持レバー3を後傾位
置あるいは起立位置に固定しているかどうかを検出する
固定状態検出手段15と、この固定状態検出手段15か
らの検出信号を受け取って処理し、旋回モータ7の作動
制御装置7−1、伸縮シリンダ9の作動制御装置9−1
およびウインチモータ10の作動制御装置10−1へ作
動規制信号を出力するコントローラ16とで構成してい
る。 【0034】前記固定状態検出手段15は、レバー固定
手段4が上述した図5に示す構成となっているものにお
いては、例えば、ピン案内筒4a−1に配置され当該ピ
ン案内筒4a−1内でのピン4d位置が固定位置になっ
たとき(ピン4dが、旋回台2に配置したピン4aまた
はピン穴4bに完全に突入した状態になったとき)を検
出するリミットスイッチで構成すれば良い。 【0035】前記コントローラ16は、固定状態検出手
段15から、レバー固定手段4がブーム支持レバー3を
後傾位置あるいは起立位置に固定していることを示す信
号が入力されないときには、旋回台モータ7、伸縮シリ
ンダ9、および、ウインチモータ10の駆動を規制する
作動規制信号をこれら該当する作動制御装置7−1、9
−1および10−1に出力するよう構成している。 【0036】旋回モータ7の作動制御装置7−1、伸縮
シリンダ9の作動規制装置9−1、および、ウインチモ
ータ10の作動規制装置10−1は、コントローラ16
から作動規制信号が入力されると、その操作部を操作し
てもこれらアクチュエータが作動しないように規制する
ものである。 【0037】 【効果】以上説明したように、本発明のクレーン車の安
全装置は、固定状態検出手段15が、レバー固定手段4
がブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に固
定していることを検出していなければ、コントローラ1
6から、旋回モータ7、伸縮シリンダ9、および、ウイ
ンチモータ10の作動制御装置7−1、9−1、およ
び、10−1に対して作動規制信号を出力するので、こ
れらアクチュエータ7、9、および、10の作動が自動
的に規制される。したがって、ブーム支持レバー3をレ
バー固定手段4でもって起立位置(図4の状態)または
後傾位置(図2の状態)に確実に固定しないまま、誤っ
てクレーン作業を行う危険性は、可及的に解消されるの
である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るクレーン車の安全装置の説明図で
ある。 【図2】本発明の安全装置の適用対象のクレーン車の説
明図であって、ブーム支持レバーを後傾位置にした状態
を示す側面図である。 【図3】本発明の安全装置の適用対象のクレーン車の説
明図であって、ブーム支持レバーを後傾位置と起立位置
間にした状態を示す側面図である。 【図4】本発明の完全装置の適用対象のクレーン車の説
明図であって、ブーム支持レバーを後傾斜位置にした状
態を示す側面図である。 【図5】図2のB−B断面を示す一部切欠断面図であ
る。 【図6】作動制御装置の説明図である。 【符号の説明】 1;車輌、 2;旋回台、 3;ブーム支持レバー、 3a;枢着連結、 4;レバー固定手段、 4a;ピン穴、…ブーム支持レバー3の中間位置、 4a−1;ピン案内筒、 4b;ピン穴、…旋回台2に設けられた後傾位置固定
用、 4c;ピン穴、…旋回台2に設けられた起立位置固定
用、 4d;ピン、 5;伸縮ブーム、 5a;枢着連結、 5−1;最外側ブーム、 6;吊具、 7;旋回モータ、 7−1;作動制御装置、 8;起伏シリンダ、 8−1;作動制御装置、 8a;ピストンロッド、 8b;シリンダ、 9;伸縮シリンダ、 9−1;作動制御装置、 10;ウインチモータ、 10−1;作動制御装置、 11;アクチュエータ、…固定手段操作用、 12;運転室、 13,13…;アウトリガ、 14;ブーム支持手段、 15;固定状態検出手段、 16;コントローラ、 以上
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年4月15日(2002.4.1
5) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 【請求項1】・車輌1上に旋回自在に取り付けられ旋回
モータ7で旋回駆動される旋回台2、 ・旋回台2後方に向かって後傾した後傾位置と起立位置
とを取ることができるようその下端部を旋回台2に起伏
自在に枢着3aしたブーム支持レバー3、 ・ブーム支持レバー3を後傾位置と起立位置とに選択的
に固定する解除可能なレバー固定手段4、 ・基端部を前記ブーム支持レバー3の上端部に枢着連結
5aした伸縮ブーム5であって、起伏シリンダ8で起伏
駆動され伸縮シリンダ9で伸縮駆動される伸縮ブーム
5、 ・伸縮ブーム5の先端部に吊下されウインチモータ10
で巻上巻下駆動される吊具6、を備えてなり、前記レバ
ー固定手段4により前記ブーム支持レバー3を後傾位置
あるいは起立位置に固定した状態で、前記旋回モータ
7、起伏シリンダ8、伸縮シリンダ9、および、ウイン
チモータ10の各作動制御装置7−1〜10−1を操作
してクレーン作業をするよう構成してなるクレーン車に
用いられる安全装置であって、前記レバー固定手段4が
ブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に固定
しているかどうかを検出する固定状態検出手段15と、
この固定状態検出手段からの検出信号を受けとって前記
作動制御装置に作動規制信号を出力するコントローラ1
6とからなり、前記コントローラ16は、固定状態検出
手段15から、レバー固定手段4がブーム支持レバー3
を後傾位置あるいは起立位置に固定していることを示す
信号が入力されないときには、旋回台モータ7、伸縮シ
リンダ9、および、ウインチモータ10の駆動を規制す
る作動規制信号をこれら該当する作動制御装置7−1、
9−1および10−1に出力するよう構成してあること
を特徴とするクレーン車の安全装置。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0013 【補正方法】変更 【補正内容】 【0013】また、クレーン作業をする際には、前記レ
バー固定手段4で前記ブーム支持レバー3を起立位置に
固定した状態(図4の状態)で、各駆動制御装置7−1
〜10−1の操作部を適宜操作することで、旋回台2の
旋回駆動、伸縮ブーム5の起伏並びに伸縮駆動、およ
び、吊具6の巻上巻下駆動を併用してクレーン作業をす
るようにしている。ブーム支持レバー3を起立位置にし
た状態では、伸縮ブーム5の基端部が旋回台2の前方寄
りで且つ高い位置に移動し、その結果、クレーン作業時
の吊具6の揚程および作業半径が増大するので、効率的
なクレーン作業が可能にになるという利点がある。更に
この状態では、伸縮ブーム5およびブーム支持レバー3
の旋回台2後方への突出量が小さくなるので、クレーン
作業時に確保すべき旋回台2後方の空間が小さなもので
足り、狭所でのクレーン作業が可能になるという利点が
ある。 【手続補正3】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0015 【補正方法】変更 【補正内容】 【0015】先ず、倒伏状態にした伸縮ブーム5の先
端側を車輌1または旋回台2の適所に預け(それ以上
伏しないよう預け)、伸縮ブーム5保持機能から起伏シ
リンダ8を開放し(伸縮ブーム5から起伏シリンダ8
に、該起伏シリンダ8を縮小させる方向の力が作用しな
いようにし)する。 【手続補正4】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0016 【補正方法】変更 【補正内容】 【0016】次いで、ブーム支持レバー3を後傾位置
または起立位置に固定していたレバー固定手段4を解除
する。ブーム支持レバー3は、その下端部の枢着連結部
3aを中心に起伏自在な状態となる。 【手続補正5】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0017 【補正方法】変更 【補正内容】 【0017】次いで、起伏シリンダ8の作動制御装置
8−1の操作部を操作して起伏シリンダ8を適宜伸長
たは縮小駆動して、ブーム支持レバー3を起立位置また
は後傾位置に移動(起伏)させる。なお、上記で倒伏
状態にした伸縮ブーム5の先端側が旋回台2または車輌
1に預けられ、且つ、上記でブーム支持レバー3が起
伏自在となっているので、起伏シリンダ8を伸長、また
は、縮小駆動すると、伸縮ブーム5が先端方向へ移動し
ブーム支持レバー3が起立位置側へ起仰、または、伸
縮ブーム5が基端方向へ移動してブーム支持レバー3が
後傾位置側へ倒伏する。 【手続補正6】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0018 【補正方法】変更 【補正内容】 【0018】次いで、レバー固定手段4により、ブーム
支持レバー3を起立位置または後傾位置に固定する。 【手続補正7】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0031 【補正方法】変更 【補正内容】 【0031】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のクレーン車の安全装置は、レバー固定手段
4がブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に
固定しているかどうかを検出する固定状態検出手段15
と、この固定状態検出手段15からの検出信号を受けと
って前記作動制御装置に作動規制信号を出力するコント
ローラ16とで構成している。そして、前記コントロー
ラ16は、固定状態検出手段15から、レバー固定手段
4がブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に
固定していることを示す信号が入力されないときには、
旋回台モータ7、伸縮シリンダ9、および、ウインチモ
ータ10の駆動を規制する作動規制信号をこれら該当す
る作動制御装置7−1、9−1および10−1に出力す
るよう構成したのである。 【手続補正8】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】図面の簡単な説明 【補正方法】変更 【補正内容】 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るクレーン車の安全装置の説明図で
ある。 【図2】本発明の安全装置の適用対象のクレーン車の説
明図であって、ブーム支持レバーを後傾位置にした状態
を示す側面図である。 【図3】本発明の安全装置の適用対象のクレーン車の説
明図であって、ブーム支持レバーを後傾位置と起立位置
間にした状態を示す側面図である。 【図4】本発明の完全装置の適用対象のクレーン車の説
明図であって、ブーム支持レバーを起立位置にした状態
を示す側面図である。 【図5】図2のB−B断面を示す一部切欠断面図であ
る。 【図6】作動制御装置の説明図である。 【符号の説明】 1;車輌、 2;旋回台、 3;ブーム支持レバー、 3a;枢着連結、 4;レバー固定手段、 4a;ピン穴、…ブーム支持レバー3の中間位置、 4a−1;ピン案内筒、 4b;ピン穴、…旋回台2に設けられた後傾位置固定
用、 4c;ピン穴、…旋回台2に設けられた起立位置固定
用、 4d;ピン、 5;伸縮ブーム、 5a;枢着連結、 5−1;最外側ブーム、 6;吊具、 7;旋回モータ、 7−1;作動制御装置、 8;起伏シリンダ、 8−1;作動制御装置、 8a;ピストンロッド、 8b;シリンダ、 9;伸縮シリンダ、 9−1;作動制御装置、 10;ウインチモータ、 10−1;作動制御装置、 11;アクチュエータ、…固定手段操作用、 12;運転室、 13,13…;アウトリガ、 14;ブーム支持手段、 15;固定状態検出手段、 16;コントローラ、 【手続補正9】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図3 【補正方法】変更 【補正内容】 【図3】 【手続補正10】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図4 【補正方法】変更 【補正内容】 【図4】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】・車輌1上に旋回自在に取り付けられ旋回
    モータ7で旋回駆動される旋回台2、 ・旋回台2後方に向かって後傾した後傾位置と起立位置
    とを取ることができるようその下 端部を旋回台2に起
    伏自在に枢着3aしたブーム支持レバー3、 ・ブーム支持レバー3を後傾位置と起立位置とに選択的
    に固定する解除可能なレバー固定 手段4、 ・基端部を前記ブーム支持レバー3の上端部に枢着連結
    5aした伸縮ブーム5であって、 起伏シリンダ8で起
    伏駆動され伸縮シリンダ9で伸縮駆動される伸縮ブーム
    5、 ・伸縮ブーム5の先端部に吊下されウインチモータ10
    で巻上巻下駆動される吊具6、 を備えてなり、前記レバー固定手段4により前記ブーム
    支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に固定した状
    態で、前記旋回モータ7、起伏シリンダ8、伸縮シリン
    ダ9、および、ウインチモータ10の各作動制御装置7
    a〜10aを操作してクレーン作業をするよう構成して
    なるクレーン車に用いられる安全装置であって、 前記レバー固定手段4がブーム支持レバー3を後傾位置
    あるいは起立位置に固定しているかどうかを検出する固
    定状態検出手段15と、この固定状態検出手段からの検
    出信号を受けとって前記作動制御装置に作動規制信号を
    出力するコントローラ16とからなり、前記コントロー
    ラ16は、固定状態検出手段15から、レバー固定手段
    4がブーム支持レバー3を後傾位置あるいは起立位置に
    固定していることを示す信号が入力されないときには、
    旋回台モータ7、伸縮シリンダ9、および、ウインチモ
    ータ10の駆動を規制する作動規制信号をこれら該当す
    る作動制御装置7a、9aおよび10aに出力するよう
    構成してあることを特徴とするクレーン車の安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103663195A (zh) * 2013-12-13 2014-03-26 中联重科股份有限公司 起重机控制方法及控制器、控制装置
CN111152183A (zh) * 2020-01-14 2020-05-15 三一重工股份有限公司 复合机器人及其控制方法
EP4389680A1 (en) * 2022-12-23 2024-06-26 Manitou Italia S.r.l. Improved rotary telehandler

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