JP2003272629A - 非水電解質二次電池用正極活物質及びその製造法 - Google Patents

非水電解質二次電池用正極活物質及びその製造法

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JP2003272629A JP2002075919A JP2002075919A JP2003272629A JP 2003272629 A JP2003272629 A JP 2003272629A JP 2002075919 A JP2002075919 A JP 2002075919A JP 2002075919 A JP2002075919 A JP 2002075919A JP 2003272629 A JP2003272629 A JP 2003272629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、非水電解液二次電池用の正極活物
質として二次電池の充放電サイクル特性に優れたマンガ
ン酸リチウム粒子粉末に関するものである。 【解決手段】 平均一次粒子径が3.0〜20.0μm
であって平均二次粒子径D50が2.5〜40.0μm
であり、前記平均一次粒子径と前記平均二次粒子径との
比が0.5〜1.2であるマンガン酸リチウム粒子粉末
からなる非水電解質二次電池用正極活物質は、マンガン
塩を含有する反応溶液を中和し、次いで熟成した後、酸
化反応を行って酸化マンガン粒子粉末を得、該酸化マン
ガン粒子粉末とリチウム化合物とを混合し、該混合物を
700〜1000℃の温度範囲で加熱して得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非水電解液二次電池用
の正極活物質として二次電池の充放電サイクル特性に優
れたマンガン酸リチウム粒子粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、AV機器やパソコン等の電子機器
のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、こ
れらの駆動用電源として小型、軽量で高エネルギー密度
を有する二次電池への要求が高くなっている。このよう
な状況下において、充放電電圧が高く、充放電容量も大
きいという長所を有するリチウムイオン二次電池が注目
されている。
【0003】従来、4V級の電圧をもつ高エネルギー型
のリチウムイオン二次電池に有用な正極活物質として
は、スピネル型構造のLiMn、岩塩型構造のL
iMnO、LiCoO、LiCo1−XNi
、LiNiO等が一般的に知られており、なか
でもLiCoOは高電圧と高容量を有する点で優れて
いるが、コバルト原料の供給量が少ないことによる製造
コスト高の問題や廃棄電池の環境安全上の問題を含んで
いる。そこで、供給量が多く低コストで環境適性の良い
マンガンを原料として作られるスピネル構造型のマンガ
ン酸リチウム粒子粉末(基本組成:LiMn−以
下、同じ−)の研究が盛んに行われている。
【0004】周知の通り、マンガン酸リチウム粒子粉末
は、マンガン化合物とリチウム化合物とを所定の割合で
混合し、700〜800℃の温度範囲で焼成することに
よって得ることができる。
【0005】しかしながら、マンガン酸リチウム粒子粉
末をリチウムイオン二次電池の正極活物質として用いた
場合、高電圧と高エネルギー密度を有するものの、充放
電サイクル特性が劣るという問題がある。この原因は、
充放電の繰り返しに伴う結晶構造中のリチウムイオンの
脱離・挿入挙動によって結晶格子が伸縮して、結晶の体
積変化によって格子破壊が生じることや電解液中へMn
が溶解することとされている。
【0006】マンガン酸リチウム粒子粉末を用いたリチ
ウムイオン二次電池にあっては、充放電の繰り返しによ
る充放電容量の劣化を抑制し、充放電サイクル特性を向
上させることが現在最も要求されている。
【0007】充放電サイクル特性を向上させるために
は、マンガン酸リチウム粒子粉末からなる正極活物質が
充填性に優れ、適度な大きさを有することが必要であ
る。その手段としては、マンガン酸リチウム粒子の粒子
径及び粒度分布を制御する方法、焼成温度を制御して高
結晶のマンガン酸リチウム粒子粉末を得る方法、異種元
素を添加して結晶の結合力を強化する方法、表面処理を
行ってMnの溶出を抑制する方法等が行われている。
【0008】適度な大きさのマンガン酸リチウム粒子粉
末を得る方法として、特開平10−162826号公
報、特開平10−172567号公報、特開平10−3
21227号公報、特開平11−1323号公報、特開
平11−45710号公報、特開平11−71115号
公報、特開平11−219705号公報、特開2000
−12031号公報、特開2000−143247号公
報、特開2001−122626号公報及び特開200
1−240417号公報記載の各方法が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】非水電解液二次電池用
の正極活物質として二次電池の充放電サイクル特性に優
れたマンガン酸リチウム粒子粉末は未だ得られていな
い。
【0010】即ち、前出特開平10−162826号公
報には噴霧熱分解法によって粒度分布に優れたマンガン
酸リチウム粒子粉末を得る製造法が開示されているが、
得られるマンガン酸リチウム粒子粉末は多孔性であり比
表面積が大きくなるため、Mnの溶出を抑制することが
困難となり、結果として、二次電池の充放電サイクル特
性が低下する。また、充填密度についても十分とは言い
難いものである。
【0011】また、前出特開平10−172567号公
報には、マンガン化合物とリチウム化合物とのスラリー
をスプレードライヤーで乾燥した後、焼成する製造法が
開示されているが、多数の一次粒子からなる凝集体を構
成しており、比表面積が大きくなるためMnの溶出を抑
制することが困難となり、結果として、二次電池の充放
電サイクル特性が低下する。また、充填密度についても
十分とは言い難いものである。
【0012】また、前出特開平10−321227号公
報には一次粒子と二次粒子の平均粒子径を特定したマン
ガン酸リチウム粒子粉末が開示されているが、一次粒子
が小さいため、二次粒子は多数の一次粒子によって構成
されており、比表面積が大きくなるためMnの溶出を抑
制することが困難となり、結果として、二次電池の充放
電サイクル特性が低下する。また、充填密度についても
十分とは言い難いものである。
【0013】また、前出特開平11−1323号公報に
は一次粒子と二次粒子の平均粒子径を特定したマンガン
酸リチウム粒子粉末が記載されているが、凝集体であっ
て、比表面積が大きくなるためMnの溶出を抑制するこ
とが困難となり、結果として、二次電池の充放電サイク
ル特性が低下する。また実施例では平均一次粒子径2.
0μmであって平均二次粒子径2.0μmであるマンガ
ン酸リチウム粒子粉末が記載されているが、平均粒子径
が小さく充填性が十分とは言い難いものである。
【0014】また、前出特開平11−45710号公報
には、Fを含有するマンガン酸リチウム粒子粉末が開示
されているが、各種原料を混合、焼成して得られるもの
であり、マンガン酸リチウム粒子粉末の一次粒子につい
ては考慮されておらず、Mnの溶出抑制及び充填性が十
分とは言い難いものである。
【0015】また、特開平11−71115号公報には
平均凝集粒子径が1〜50μmであって平均一次粒子径
が3.0μm以下であるマンガン酸リチウム粒子粉末が
開示されているが、実施例で得られているマンガン酸リ
チウム粒子の平均一次粒子径は1.0μm以下と小さく
比表面積が大きくなるため、Mnの溶出を抑制すること
が困難となり、結果として、二次電池の充放電サイクル
特性が低下する。
【0016】また、前出特開平11−219705号公
報には平均粒子径が1.0μm以下の微細粒子の含有量
が少ないマンガン酸リチウム粒子粉末が開示されている
が、一次粒子については考慮されておらず、マンガン原
料に電解MnOを用いている点及び平均粒子径に対す
る比表面積が大きいことから、凝集粒子であると推測さ
れる。そのため、Mnの溶出を抑制することは困難であ
り、結果として、二次電池の充放電サイクル特性が低下
する。
【0017】また、前出特開2000−12031号公
報には平均粒子径が1〜45μmのマンガン酸リチウム
粒子粉末が開示されているが、一次粒子については考慮
されておらず、得られたマンガン酸リチウム粒子は小さ
な一次粒子が凝集した二次粒子であるため、比表面積が
大きくMnの溶出を抑制することが困難となり、結果と
して、二次電池の充放電サイクル特性が低下する。
【0018】また、前出特開2000−143247号
公報には一次粒子径が0.5〜2.0μmであるマンガ
ン酸リチウム粒子粉末が開示されているが、一次粒子が
小さいため、充填密度が低くなり、また、比表面積も大
きくなるためMnの溶出を抑制することが困難となり、
結果として、二次電池の充放電サイクル特性が低下す
る。
【0019】また、前出特開2001−122626号
公報には粒度分布を特定したマンガン酸リチウム粒子粉
末が開示されているが、一次粒子については考慮されて
おらず、マンガン原料に電解二酸化マンガン(EMD)
又はCMDを用いている点及び平均粒子径に対する比表
面積が大きいことから、凝集粒子であると推測される。
従って、Mnの溶出を抑制することが困難となり、結果
として充放電サイクル特性が低下する。
【0020】また、前出特開2001−240417号
公報にはマンガン水酸化物を酸化して酸化マンガンとし
た後、粒子成長させ、次いで、リチウム化合物と混合し
た後、加熱焼成する製造法が開示されているが、得られ
たマンガン酸リチウム粒子粉末の比表面積が大きいこと
から、Mnの溶出を抑制することが困難となり、結果と
して、二次電池の充放電サイクル特性が低下する。ま
た、水熱合成するため工業的とは言い難い。
【0021】そこで本発明は、非水電解液二次電池用の
正極活物質として二次電池の充放電サイクル特性に優れ
たマンガン酸リチウム粒子粉末を提供することを技術的
課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって達成できる。
【0023】即ち、本発明は、平均一次粒子径が3.0
〜20.0μmであって平均二次粒子径D50(マンガ
ン酸リチウム粒子粉末の全体積を100%として粒子径
に対する累積割合を求めたときの累積割合が50%とな
る粒子径)が2.5〜40.0μmであり、前記平均一
次粒子径と平均二次粒子径との比(平均一次粒子径/平
均二次粒子径)が0.5〜1.2であるマンガン酸リチ
ウム粒子粉末からなることを特徴とする非水電解質二次
電池用正極活物質である。
【0024】また、本発明は、マンガン酸リチウム粒子
粉末の平均二次粒子径D50に対するD10(マンガン
酸リチウム粒子粉末の全体積を100%として粒子径に
対する累積割合を求めたときの累積割合が10%となる
粒子径)の比(D10/D )が0.50以上であっ
てD50に対するD90(マンガン酸リチウム粒子粉末
の全体積を100%として累積体積で表した粒子径を求
めたときの累積割合が90%となる粒子径)の比(D
90/D50)が2.0以下である前記非水電解質二次
電池用正極活物質である。
【0025】また、本発明は、マンガン塩を含有する反
応溶液を中和し、次いで熟成した後、酸化反応を行って
酸化マンガン粒子粉末を得、該酸化マンガン粒子粉末と
リチウム化合物とを混合し、該混合物を700〜100
0℃の温度範囲で加熱することを特徴とする前記非水電
解質二次電池用正極活物質の製造法である。
【0026】次に、本発明の構成をより詳しく説明すれ
ば次の通りである。
【0027】先ず、本発明に係る非水電解質二次電池用
正極活物質(以下、単に「正極活物質」と言う。)につ
いて述べる。
【0028】なお、本発明において、「一次粒子」とは
単独で存在することができる最小粒子を表し、「二次粒
子」とは複数の一次粒子が凝集して形成された通常挙動
する上での最小粒子のことを意味する。
【0029】本発明に係る正極活物質は、平均一次粒子
径が3.0〜20.0μmである。平均一次粒子径が
3.0μm未満の場合には、二次電池の正極を製造する
際に充填密度が低くなり、また、バインダ量を増加させ
る必要があるなど、二次電池のエネルギー密度の低下を
招く。一方、20.0μmを超える場合には、電流密度
を増加させた場合にLiの脱挿入反応が低下する傾向が
ある。好ましくは4.0〜18.0μmである。
【0030】本発明に係る正極活物質の平均二次粒子径
(D50)は2.5〜40.0μmである。平均二次粒
子径が3.0μm未満の場合には、二次電池の正極を製
造する際に充填密度が低くなり、また、バインダ量を増
加させる必要があるなど、二次電池のエネルギー密度の
低下を招く。一方、20.0μmを超える場合には、電
流密度を増加させた場合にLiの脱挿入反応が低下する
傾向がある。好ましくは5.0〜30.0μmである。
【0031】前記平均一次粒子径と前記平均二次粒子径
(D50)との比(平均一次粒子径/平均二次粒子径)
は0.5〜1.2であり、0.5未満の場合には、凝集
粒子が多数存在するため充填密度が低下し、1.0であ
れば、一次粒子と二次粒子の粒子径が同一であり凝集し
ておらず一次粒子として挙動しているものであるが、測
定誤差を考慮すると上限値は1.2である。好ましくは
0.5〜1.0である。
【0032】レーザー散乱・回折方式により、マンガン
酸リチウム粒子粉末の全体積を100%として粒子径に
対する体積の累積割合を求めたときの体積の累積割合が
10%、50%、90%となる点の粒子径をそれぞれD
10、50、D90として示した場合、本発明に係る
正極活物質の粒度分布は、平均二次粒子径D50に対す
るD10の比(D10/D50)が0.50以上であっ
てD50に対するD の比(D90/D50)が2.
0以下である。D10/D50及びD90/D 50が前
記範囲外の場合には、粒度分布が広いことを意味してお
り、充填性が低下する。D10/D50は0.6以上が
好ましく、より好ましくは0.64以上である。その上
限値は0.85程度である。また、D90/D50
1.7以下が好ましく、より好ましくは1.6以下であ
る。その下限値は1.15程度である。
【0033】本発明に係る正極活物質の粒子形状は粒状
である。鋭角部を有する粒子形状の場合には、電解液と
の反応性が高まるため好ましくない。
【0034】本発明に係る正極活物質はLi1+xMn
2−xの組成式で表されるマンガン酸リチウム粒子
粉末であり、Li/Mnはモル比で0.525〜0.6
2であることが好ましい。0.525未満の場合には、
充放電容量は高いがJahn−Teller効果による
歪みの発生のためサイクル特性が低下する。また、0.
62を越える場合には、初期放電容量が十分ではないた
め好ましくない。前記組成式において、原子番号が11
以上の金属元素又は遷移金属元素をMnに対するモル比
で0〜20%含有してもよい。
【0035】なお、充放電容量及びサイクル特性に寄与
しないMn、Mn、MnO2、LiMn
等の異相を含んでいても良い。
【0036】本発明に係る正極活物質のBET比表面積
値は、0.04〜1.5m/gが好ましい。0.04
/g未満の場合には、電流密度を増加させた場合に
Liの脱挿入反応が低下すると考えられ電池特性が低下
する。1.5m/gを超える場合には、正極活物質の
充填密度が低下することや電解液との反応性が過剰とな
り安全性が低下する。
【0037】本発明に係る正極活物質のタップ密度は
2.0g/ml以上が好ましい。その上限値は3.0g
/ml程度である。
【0038】次に、本発明に係る正極活物質の製造法に
ついて述べる。
【0039】本発明におけるマンガン塩としては、硫酸
マンガン、硝酸マンガン、蓚酸マンガン、酢酸マンガン
等が挙げられ、これらは単独で又は必要に応じて2種以
上組み合わせて用いてもよい。
【0040】前記の各種マンガン塩を含有する反応溶液
を中和する場合には、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化
カリウム水溶液、アンモニア等のアルカリ溶液を使用す
ることができる。アルカリ溶液はマンガン塩の当量より
も過剰に添加することによって粒子サイズの大きな酸化
マンガンを容易に得ることができる。前記マンガン塩の
中和分を除くアルカリ溶液の添加量は0〜20モル/L
で行え、1.0から10モル/Lが好ましい。
【0041】熟成反応は、中和反応後の懸濁液に対し
て、20〜100℃の温度範囲、好ましくは50〜90
℃の温度範囲で行う。熟成反応を行うことによって粒度
分布の狭い酸化マンガンが得られ、よって粒度分布の狭
いマンガン酸リチウム粒子粉末を得ることができる。熟
成時間は0.1〜10時間が好ましく、より好ましくは
1〜3時間である。
【0042】酸化反応は、反応溶液に酸化性ガスを通気
するか、或いは、酸化剤を添加することによって行うこ
とができ、例えば空気の通気が好ましい。
【0043】酸化反応の終了後、水洗、乾燥を行って酸
化マンガン粒子粉末とする。
【0044】得られる酸化マンガン粒子粉末はMn
からなり、粒子形状は粒状であり、平均粒子径が2.
0〜20.0μmであり、BET比表面積値が0.04
〜2.0m/gであることが好ましい。また、Mn
を含んでいてもよい。
【0045】リチウム原料としては炭酸リチウム、水酸
化リチウム、硝酸リチウム、塩化リチウムなどが使用出
来るが、炭酸リチウムが好ましい。
【0046】酸化マンガン粒子粉末とリチウム原料との
混合割合は、モル比でLi/Mn=0.525〜0.6
2程度とするのが好ましい。0.525以下の場合には
容量は高いがJahn―Teller効果による歪みの
発生のため充放電サイクル特性が低下する。また、0.
62を越える場合には初期容量が十分ではない。
【0047】酸化マンガン粒子粉末とリチウム原料は均
一な混合状態とする必要がある。均一に混合されていな
いと、部分的に組成比のズレが生じ容量及び可逆性の異
なるマンガン酸リチウムが合成されることになり、ま
た、マンガン酸リチウム以外の異相の発生原因にもな
る。
【0048】混合物の焼成温度は700〜1000℃で
ある。700℃未満の場合には、高い結晶性を有するマ
ンガン酸リチウム粒子粉末を得ることができない。10
00℃以上では一次粒子の平均粒子径が大きくなりすぎ
Liイオンの脱挿入が生じ難くなる。
【0049】焼成雰囲気は、酸素含有ガス、例えば空気
中でよい。焼成時間は反応が均一に進行するように選択
すればよいが、1〜48時間が好ましく、より好ましく
は10〜24時間である。
【0050】焼成後、粉砕してマンガン酸リチウム粒子
粉末を得る。
【0051】本発明に係るマンガン酸リチウム粒子粉末
を非水電解液二次電池用の正極活物質として用いて正極
材を製造する場合には、アセチレンブラック、カーボン
ブラック等の導電剤及びポリテトラフルオロエチレン、
ポリフッ化ビニリデン等の結着材などと混合して、所定
の形状に成形して正極材とする。
【0052】また、負極活物質は特に制限されないが、
例えば、リチウム金属、リチウム合金、リチウムを吸蔵
放出可能な物質を用いることができ、例えば、リチウム
/アルミニウム合金、リチウム/スズ合金、グラファイ
トや黒鉛等が挙げられる。
【0053】また、電解質も特に制限されないが、例え
ば、炭酸プロピレン、炭酸ジエチル、炭酸ジメチル等の
カーボネート類やジメトキシエタン等のエーテル類の少
なくとも1種類の有機溶媒中に、過塩素酸リチウム、四
フッ化ホウ酸リチウム、六フッ化リン酸リチウム等のリ
チウム塩の少なくとも1種を溶解したものを用いること
ができる。
【0054】本発明に係る正極活物質を用いて製造した
二次電池は、初期放電容量が85〜135mAh/g、
60℃での50サイクル後の容量維持率が93%以上で
ある。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の代表的な実施の形態は次
の通りである。
【0056】正極活物質の粒子径は下記2種類の方法で
測定した。
【0057】レーザー散乱・回折方式「NIKKISO
MICROTRAC HRA、MODEL9320−
X100:日機装社製」を用いて各粒子粉末の体積換算
の粒度分布から二次粒子のD10、D50、D90を測
定した。平均二次粒子径はD 50の値とした。
【0058】平均一次粒子径は走査型電子顕微鏡(日立
製作所製)で測定した。走査型電子顕微鏡写真の対角線
上に存在する粒子から任意に一次粒子を10個選び、粒
径を測定して、その平均値を平均一次粒子径とした。走
査型電子顕微鏡写真は対角線上に20〜40個の粒子が
存在する倍率が粒径を測定精度の点から好ましい。
【0059】正極活物質の同定及び結晶構造及び結晶子
サイズは、X線回折(RIGAKUCu−Kα 40k
V 40mA)により調べた。
【0060】また、前駆体の粒子の形態については走査
型電子顕微鏡(日立製作所製)により観察した。
【0061】BET比表面積はBET法により測定し
た。
【0062】タップ密度は、「SEISHIN TAP
DENSER KYT−3000:(株)セイシン企業
製」を用いて測定した。
【0063】<正極の作製>マンガン酸リチウム粒子粉
末と導電剤であるアセチレンブラックと結着材であるポ
リフッ化ビニリデンとを重量比85:10:5の割合で
混合し、N−メチル−2−ピロリドンを加えペースト化
し、該ペーストをアルミニウム箔に0.15mm厚で塗
布し、乾燥後、直径16mmの円盤に打ち抜いて正極を
作製した。
【0064】負極にはリチウム箔を用い、これを16m
mの円盤状に打ち抜いた。
【0065】<二次電池の作製>セパレータはポリエチ
レン製からなり、これを19mmの円盤状に打ち抜い
た。電解液にはLiPFを支持塩とするエチレンカー
ボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)を
体積比1:1で混合したものを用いた。そして、アルゴ
ン雰囲気のグローブボックス中でコイン型セル電池を作
製した。
【0066】二次電池の充放電サイクル試験は、前記コ
イン型電池セルを用いて、正極に対する電流密度を0.
5mA/cmとし、カットオフ電圧が4.5Vから
3.0Vの間、60℃の温度下で充放電を50サイクル
繰り返した後、放電容量を測定して初期放電容量に対す
る割合を求めた。
【0067】<マンガン酸リチウム粒子粉末の製造>窒
素通気のもと、3.5モルの水酸化ナトリウムに0.5
モルの硫酸マンガンを加え全量を1Lとし、得られた水
酸化マンガンを90℃で1時間熟成させた。熟成後、空
気を通気させ90℃で酸化させ、水洗、乾燥後、酸化マ
ンガン粒子粉末を得た。
【0068】得られた酸化マンガン粒子粉末はMn
であり、粒子形状は粒状であり、平均粒子径4.8μ
m、BET比表面積が0.6m/gであった。
【0069】前記Mn粒子粉末と炭酸リチウムと
をLi/Mnが0.55の割合になるように1時間混合
し、均一な混合物を得た。得られた混合物50gをアル
ミナるつぼに入れ、750℃、空気雰囲気で10時間保
持してマンガン酸リチウム粒子粉末を得た。得られたマ
ンガン酸リチウム粒子粉末をボールミルで1時間解砕し
た。
【0070】得られたマンガン酸リチウム粒子粉末は平
均一次粒子径5.0μmであって平均二次粒子径(D
50)7.0μmであって平均一次粒子径/平均二次粒
子径が0.71であり、D10/D50が0.74であ
ってD90/D50が1.39であり、BET比表面積
値が0.4m/g、タップ密度が2.1g/mlであ
った。得られたマンガン酸リチウム粒子粉末の走査型電
子顕微鏡写真の観察結果を図1に示す。同図に示す通
り、その粒子形状は鋭角部を有していない粒状であっ
た。
【0071】ここで得たマンガン酸リチウム粒子粉末か
らなる正極活物質を用いて作製したコイン型電池は、初
期放電容量が120mAh/g、60℃での50サイク
ル後の容量維持率が97%/50cycleであった。
【0072】
【作用】本発明において最も重要な点は、本発明に係る
正極活物質は、大きな一次粒子径を有し、しかも、凝集
せず分散性に優れているという点である。
【0073】本発明においては、マンガン塩を中和した
後、熟成工程を設けたこと、高アルカリ、且つ、高温下
で酸化反応を行ったことによって、粒度分布が均一で大
きな酸化マンガン粒子を得ることができる。
【0074】マンガン酸リチウム粒子の粒径は前駆体に
なる酸化マンガン粒子の粒径に大きく依存するから、前
記酸化マンガン粒子を用いることによって、マンガン酸
リチウム粒子粉末からなる正極活物質も大きな一次粒子
となり、粒度分布も優れている。
【0075】本発明に係る正極活物質を用いた二次電池
の充放電サイクル特性が優れているのは、正極活物質の
比表面積が小さく、また、粒状であり鋭角部を有さない
粒子形状であるため電解液との反応性が押さえられ、塗
料化時の分散性及び充填性に優れることによるものと推
定している。
【0076】
【実施例】次に、実施例及び比較例を示す。
【0077】実施例1〜6:実施例1は反応温度を80
℃とした以外は、前記発明の実施の形態と同様にして、
マンガン酸リチウム粒子粉末を得た。実施例2は水酸化
ナトリウムの添加量を4.0モルとした以外は前記発明
の実施の形態と同様にして、マンガン酸リチウム粒子粉
末を得た。実施例3はLi/Mn比を0.60とした以
外は実施例2と同様にしてマンガン酸リチウム粒子粉末
を得た。実施例4はボールミル解砕時間を20分とした
以外は、実施例2と同様にしてマンガン酸リチウム粒子
粉末を得た。実施例5は水酸化ナトリウムの添加量を
6.0モルとした以外は前記発明の実施の形態と同様に
して、マンガン酸リチウム粒子粉末を得た。実施例6は
ボールミル解砕時間を20分とした以外は、実施例5と
同様にしてマンガン酸リチウム粒子粉末を得た。
【0078】比較例1〜4:比較例1として、前駆体の
Mn粒子の代わりに電解MnOを用いた以外
は、前記発明の実施の形態と同様にして、マンガン酸リ
チウム粒子粉末を得た。比較例2として、水酸化ナトリ
ウムの添加量を1.05モルとした以外は、前記発明の
実施の形態と同様にして、マンガン酸リチウム粒子粉末
を得た。比較例3として、熟成及び酸化反応温度を60
℃とした以外は、比較例2と同様にして、マンガン酸リ
チウム粒子粉末を得た。比較例4として、水酸化ナトリ
ウムの添加量を2.0モルとした以外は、比較例2と同
様にして、マンガン酸リチウム粒子粉末を得た。
【0079】このときの製造条件を表1に、得られたマ
ンガン酸リチウム粒子粉末の諸特性及び前記発明の実施
の形態と同様にして行った電池評価の結果を表2に示
す。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】表2から明らかなように、比較例1〜4の
電池は充放電サイクル時の容量が大きく劣化しているの
に対して、前記発明の実施の形態の電池及び実施例1〜
6の各電池は容量の劣化が押さえられ、より良好な充放
電サイクル維持率を示している。また、充填密度に関し
ても、比較例1〜4では低いのに対して、前記発明の実
施の形態及び実施例1〜6では2.0g/mlより高
く、良好な充填密度を示している。これは、大粒子で分
散性の良い粒子であるため、比表面積が小さく粒状であ
ることが影響しているものと考えられる。
【0083】
【発明の効果】本発明に係る正極活物質は分散性及び充
填性が優れているので、充放電サイクル特性に優れた非
水電解液二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態で得られたマンガン酸リチウ
ム粒子粉末からなる正極活物質の電子顕微鏡写真(15
00倍)を示す。
【図2】比較例1で作製したマンガン酸リチウム粒子粉
末の電子顕微鏡写真(3500倍)を示す。
【図3】比較例3で作製したマンガン酸リチウム粒子粉
末の電子顕微鏡写真(30000倍)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 英明 山口県小野田市新沖1丁目1番1号 戸田 工業株式会社小野田工場内 (72)発明者 貞村 英昭 山口県小野田市新沖1丁目1番1号 戸田 工業株式会社小野田工場内 Fターム(参考) 4G048 AA04 AB02 AB06 AC06 AD04 AD06 AE05 5H029 AJ05 AK03 AL07 AL12 AM03 AM04 AM05 AM07 CJ02 CJ08 CJ11 CJ14 DJ16 EJ04 EJ12 HJ05 HJ14 5H050 AA07 BA16 BA17 CA09 CB08 CB12 EA10 EA24 FA17 GA02 GA10 GA14 GA15 HA05 HA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均一次粒子径が3.0〜20.0μm
    であって平均二次粒子径D50(マンガン酸リチウム粒
    子粉末の全体積を100%として粒子径に対する累積割
    合を求めたときの累積割合が50%となる粒子径)が
    2.5〜40.0μmであり、前記平均一次粒子径と前
    記平均二次粒子径との比(平均一次粒子径/平均二次粒
    子径)が0.5〜1.2であるマンガン酸リチウム粒子
    粉末からなることを特徴とする非水電解質二次電池用正
    極活物質。
  2. 【請求項2】 マンガン酸リチウム粒子粉末の平均二次
    粒子径D50に対するD10(マンガン酸リチウム粒子
    粉末の全体積を100%として粒子径に対する累積割合
    を求めたときの累積割合が10%となる粒子径)の比
    (D10/D )が0.50以上であってD50に対
    するD90(マンガン酸リチウム粒子粉末の全体積を1
    00%として粒子径に対する累積割合を求めたときの累
    積割合が90%となる粒子径)の比(D90/D50
    が2.0以下である請求項1記載の非水電解質二次電池
    用正極活物質。
  3. 【請求項3】 マンガン塩を含有する反応溶液を中和
    し、次いで熟成した後、酸化反応を行って酸化マンガン
    粒子粉末を得、該酸化マンガン粒子粉末とリチウム化合
    物とを混合し、該混合物を700〜1000℃の温度範
    囲で加熱することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の非水電解質二次電池用正極活物質の製造法。
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