JP2003271752A - 教材提示方法及び装置及び教材提示プログラム及び教材提示プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

教材提示方法及び装置及び教材提示プログラム及び教材提示プログラムを格納した記憶媒体

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JP2003271752A
JP2003271752A JP2002072672A JP2002072672A JP2003271752A JP 2003271752 A JP2003271752 A JP 2003271752A JP 2002072672 A JP2002072672 A JP 2002072672A JP 2002072672 A JP2002072672 A JP 2002072672A JP 2003271752 A JP2003271752 A JP 2003271752A
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learner
teaching material
learning
teaching
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JP2002072672A
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Keiichi Hikita
敬市 疋田
Tomomi Ishiuchi
智美 石打
Akito Nagatsu
昭人 永津
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 学習者の能力、要求に対して適切な教材を自
動的に組み合わせて、学習者に適した次回の教材(学習
コース)を選択して提示する。 【解決手段】 本発明は、学習者が受けた試験結果に基
づいて該学習者の能力を評価して、学習者能力値として
格納し、教材について学習者からの教材評価結果を取得
して、教材評価値として格納し、学習者能力値と教材評
価値を用いて教材の特性を計算して、教材特性値として
格納し、学習コースの生成条件を指定し、学習者能力
値、教材特性値を取得し、生成条件のいずれか、また
は、全てを用いて、教材を組み合わせた学習コースを学
習者に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教材提示方法及び
装置及び教材提示プログラム及び教材提示プログラムを
格納した記憶媒体に係り、特に、コンピュータを用いて
学習やテスト等を行う、CBT(コンピュータ・ベース
ト・トレーニング)やWBT(ウェブ・ベースト・トレ
ーニング)等のシステムにおいて、学習者が学習コース
を選択する際の教材提示方法及び装置及び教材提示プロ
グラム及び教材提示プログラムを格納した記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】現状WBTなどによる学習コース選択を
行う場合、学習者は何等かの手法により利用可能な学習
コースの一覧を取得する。通常、各学習コースには、付
加情報(例としては難易度が挙げられる)が付与されて
おり、学習者は、その付加情報の値を元に、自身の能力
に適していると思われる学習コースを選択する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手法には、以下のような問題がある。
【0004】まず、第1の問題は、学習コースへの付加
情報の種類が限られている。
【0005】学習者が、学習コースに求める要求事項は
状況により異なってくる。例えば、初歩的な能力を身に
付けたい学習者であれば、「理解のし易い」学習コース
を要求するということが考えられる。また、楽しく学び
たい学習者であれば、「楽しい」学習コースを要求する
ことが考えられる。
【0006】現状では、学習コースの付加情報は、コー
ス作成者により設定されている場合が多い。そのため、
付加情報の種類は、コース作成者が設定したものに限ら
れる。そのため、上記のような「理解しやすい」「楽し
い」などといった学習者の様々な要求に柔軟に対応する
ことは非常に困難であるといえる。
【0007】また、第2の問題は、学習コースの付加情
報、学習者の能力それぞれの尺度が不明確である。
【0008】現状は、学習者が自身の能力を推測し、教
材の付加情報の値(難易度など)との兼ね合いを取り、
学習教材を選択している。しかしながら、教材への付加
情報の値は、前述のように教材作成者が独自の尺度によ
り設定したものである。そのため、学習者にとって期待
通りのものとなるかは不明確であるといえる。また、学
習者の側も、自身の尺度で学習能力を判断しているた
め、その能力が妥当なものかどうかはやはり不明確であ
るといえる。つまり、教材選択の基準となる教材の付加
情報と学習者能力の兼ね合いを学習者自身がとるといっ
た手法では、これらの間でミスマッチを起こす可能性が
ある。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、学習者の能力、要求に対して適切な教材を自動的に
組み合わせて、学習者に適した次回の教材(学習コー
ス)を選択することが可能な教材提示方法及び装置及び
教材提示プログラム及び教材提示プログラムを格納した
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。
【0011】本発明(請求項1)は、学習者に学習コー
スを提示するための教材提示方法において、学習者が受
けた試験結果に基づいて該学習者の能力を評価して、学
習者能力値として格納し(ステップ1)、教材について
学習者からの教材評価結果を取得して、教材評価値とし
て格納し(ステップ2)、学習者能力値と教材評価値を
用いて教材の特性を計算して、教材特性値として格納し
(ステップ3)、学習コースの生成条件を指定し(ステ
ップ4)、学習者能力値、教材特性値を取得し、生成条
件のいずれか、または、全てを用いて、教材を組み合わ
せた学習コースを決定し、学習者に提示する(ステップ
5)。
【0012】本発明(請求項2)は、学習者から教材評
価結果を取得する際に(ステップ2)、複数の学習者か
らなる学習者集団から、1つ以上の教材に対する教材評
価結果を取得する。
【0013】本発明(請求項3)は、教材の特性を計算
する際に(ステップ3)、複数の学習者が受けた試験結
果に基づいて、ある学習者に類似した類似学習者を選択
し、該類似学習者の教材評価結果を用いて教材の特性を
求める。
【0014】本発明(請求項4)は、教材評価結果とし
て、問題の難易度、理解し易さ、面白さの何れかとす
る。
【0015】本発明(請求項5)は、教材特性値を計算
する際に(ステップ3)、教材評価値を統計的に分析す
る項目応答理論を利用する。
【0016】本発明(請求項6)は、学習コースの生成
条件を指定する際に、学習者に対して複数の条件を提示
し、該学習者から選択された条件を学習コースの生成条
件とする、または、システム上で学習コースの生成条件
を生成する。
【0017】本発明(請求項7)は、学習者に学習コー
スを提示するための教材提示装置であって、学習者が受
けた試験結果に基づいて該学習者の能力を評価する学習
者評価手段10と、学習者評価手段10で評価された学
習者能力値を格納する学習者情報格納手段30と、教材
に対する学習者からの教材評価結果を取得する教材評価
手段40と、教材評価手段40で取得した教材評価結果
を教材評価値として格納する教材評価格納手段50と、
学習者能力値と教材評価値を用いて教材の特性を求める
教材特性計算手段60と、教材特性計算手段60で求め
られた教材の特性を教材特性値として格納する教材格納
手段70と、学習コースの生成条件を指定する条件指定
手段80と、学習者情報格納手段30から取得した学習
者能力値、教材格納手段70から取得した教材特性値、
生成条件のいずれか、または、全てを用いて、教材を組
み合わせた学習コースを学習者に提示する学習コース生
成手段90とを有する。
【0018】本発明(請求項8)は、教材評価手段40
において、複数の学習者からなる学習者集団からの教材
評価結果を取得する手段を含む。
【0019】本発明(請求項9)は、教材特性計算手段
60において、複数の学習者が受けた試験結果に基づい
て、ある学習者に類似した類似学習者を選択する手段
と、類似学習者の教材評価結果を用いて教材の特性を求
める手段とを含む。性値を計算する手段とを含む。
【0020】本発明(請求項10)は、教材評価結果と
して、問題の難易度、理解し易さ、面白さの何れかとす
る。
【0021】本発明(請求項11)は、教材特性計算手
段60において、教材評価値を統計的に分析する項目応
答理論を利用する。
【0022】本発明(請求項12)は、条件指定手段8
0において、学習者に対して複数の条件を提示し、該学
習者から選択された条件を学習コースの生成条件とす
る、または、システム上で学習コースの生成条件を生成
する。本発明(請求項13)は、学習者に学習コースを
提示するための教材提示プログラムであって、学習者が
受けた試験結果に基づいて該学習者の能力を評価し、学
習能力値として記憶手段に格納する学習者評価プロセス
と、教材に対する学習者からの教材評価結果を取得し、
教材評価値として記憶手段に格納する教材評価プロセス
と、学習者能力値と教材評価値を用いて教材の特性を求
め、教材特性値として記憶手段に格納する教材特性計算
プロセスと、学習コースの生成条件を指定する条件指定
プロセスと、学習者能力値、教材特性値、生成条件のい
ずれか、または、全てを用いて、教材を組み合わせた学
習コースを学習者に提示する学習コース生成プロセスか
らなる。
【0023】本発明(請求項14)は、教材評価プロセ
スにおいて、複数の学習者からなる学習者集団からの教
材評価結果を取得するプロセスを含む。
【0024】本発明(請求項15)は、教材特性計算プ
ロセスは、ある学習者と同一の能力を持つ学習者をグル
ープ化し、グループ内の学習者の教材評価値を比較し
て、該教材評価値の傾向の類似性に基づいて類似学習者
を選択するプロセスと、類似学習者の教材評価結果を用
いて教材の特性を求めるプロセスとを含む。
【0025】本発明(請求項16)は、教材評価結果と
して、問題の難易度、理解し易さ、面白さの何れかとす
る。
【0026】本発明(請求項17)は、教材特性計算プ
ロセスにおいて、教材評価値を統計的に分析する項目応
答理論を利用する。
【0027】本発明(請求項18)は、条件指定プロセ
スにおいて、学習者に対して複数の条件を提示し、該学
習者から選択された条件を学習コースの生成条件とす
る、または、システム上で学習コースの生成条件を生成
する。本発明(請求項19)は、学習者に学習コースを
提示するための教材提示プログラムを格納した記憶媒体
であって、請求項13乃至請求項18のプログラムを格
納する。
【0028】上記のように、本発明では、学習者から教
材に関する評価を取得すると共に、学習者のそれまでの
問題におけるスキルを獲得し、適した次の問題(学習コ
ース)を選択することが可能となる。
【0029】また、学習者をグルーピングし、類似学習
者を選択することにより、類似学習者の評価を含めて学
習コースを決定することが可能となる。
【0030】また、受験者からの教材に関する評価とし
て、教材の難易度、理解し易さ、面白さ等を取得するこ
とにより、学習者の能力と合わせて学習コースを決定す
ることが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に、本発明の実施
の形態を説明する。
【0032】本発明では、まず、学習コースの構成要素
(以後、教材と記す)それぞれにつついて、付加情報
(以下、教材特性と記す)を設定する必要がある。ま
た、教材特性は、教材作成者独自の尺度ではないことが
必要である。これらを実現するためには、実際の学習コ
ースの利用者から、感想、意見などを様々な視点で収集
・分析し、それを元に教材特性を計算するための手段を
設ける必要がある。
【0033】次に、学習者の能力も、学習コースの選択
を行う以前に正しく把握することが必要となる。そのた
めには、学習者に試験を実施し、事前の能力測定を行う
ための手段を設ける必要がある。
【0034】そうした上で、学習者の能力、要求に対し
て適切な教材を自動的に組み合わせた学習コースの提示
を行う手段が必要となる。
【0035】図3は、本発明の一実施の形態における装
置構成を示す。
【0036】同図に示す教材提示装置は、学習者評価部
10、問題格納部20、学習者情報格納部30、教材評
価部40、教材評価格納部50、教材特性計算部60、
教材格納部70、条件指定部80、学習コース生成部9
0から構成される。
【0037】なお、教材とは、学習コースを構成する個
々の要素であり、具体的には、html、wav,mp
3などといったさまざまなデータを意味するものであ
る。
【0038】学習者評価部10は、問題格納部20に格
納されている問題により試験を実施し、結果を元に学習
者の能力を決定する。試験実施の方法、媒体は問わない
ものとする。そのため、紙の試験、コンピュータを用い
るオンライン試験などさまざまな手法を利用することが
可能である。
【0039】なお、学習コースの提示を受ける学習者
は、能力を事前に決定しておく必要がある。
【0040】学習者情報格納部30は、学習評価部10
により決定された学習者の学習者の能力を格納する。
【0041】教材評価部40は、学習者が教材の評価を
行うものであり、評価の観点、手法としては、さまざま
なものが考えられる。評価の観点の一例としては、 ・教材の難易度; ・教材の面白さ; ・教材の理解のし易さ; 等が、また、評価値の決定手法としては、 ・“理解し易い/理解しにくい”などといった2値応
答; ・「3:良い」、「2:普通」、「1:悪い」などとい
った多段階応答; ・100点(0:悪い、100:良い)の間の自由応
答; 等が考えられる。
【0042】なお、教材の提示を受ける学習者は、必ず
しも教材評価を行う必要はない。
【0043】教材評価格納部50は、教材評価部40に
より与えられた、学習者による教材評価値を格納する。
【0044】教材特性計算部60は、教材評価格納部5
0に格納されている教材評価値及び、学習者情報格納部
30に格納されている学習者能力を用いて、教材特性を
計算する。教材特性としては、教材の難易度、教材の面
白さなど、教材評価値決定時の観点に準ずる様々な者を
利用することが可能である。
【0045】なお、教材特性の計算にあたっては、必ず
しも、教材評価値、学習者能力の両方が必要というわけ
ではなく、教材評価値のみを利用するといった場合も考
えられる。
【0046】教材格納部70は、個々の教材の識別子、
教材特性計算部60により計算された教材特性、及びア
ドレスを格納する。具体的には、 ・識別子 教材1;
【0047】
【数1】 といった情報が含まれる。
【0048】識別子は、教材を一意に識別するために利
用する。また、アドレスが指し示す先に接続すること
で、その教材を利用することが可能になる。教材の識別
子、アドレスは予め教材格納部70に格納されており、
教材特性は、教材特性計算部60により決定される。
【0049】条件指定部80は、学習コースの生成条件
を指定する。条件指定の手法としては、学習者の手動指
定、もしくは、システムによる自動指定といった手法が
考えられる。
【0050】学習者の手動選択の場合、学習者は、条件
指定部80が提示する中から条件を選択することにな
る。選択された条件は、学習コース生成部90が処理可
能な形式に変換され、学習コース生成部90に渡され
る。条件の変換方法の一例としては、以下の表1のよう
な対応表を用いるというものがある。
【0051】
【表1】 上記の条件の対応表を用いた場合、学習者が「面白い学
習コース」という条件を指定すると、「学習者が70%
の確率で面白いと感じるような教材を組み合わせた学習
コース」という条件が学習コース生成部90に渡され
る。
【0052】システムによる条件の自動指定は、学習者
による条件指定を行いたくない場合に利用される。例と
して、学習者に対して必ず「面白い学習コース」を提示
したい場合などに、学習者による手動指定を禁止し、シ
ステムが自動的に「面白い学習コース」という条件を指
定するという利用方法が考えられる。
【0053】学習コース生成部90は、条件指定部80
から与えられた条件、教材特性、及び、学習者能力を元
に教材を組み合わせ、学習コースを生成し、学習者に提
示する。なお、学習コースの計算に当たっては、必ずし
も、条件、教材特性、学習者能力の全てが必要とは限ら
ない。
【0054】次に、上記の構成における基本的な処理の
流れを説明する。なお、以下の説明では自動生成される
教材の提示先となる学習者は、学習者Aであると仮定し
ている。
【0055】図4は、本発明の一実施の形態における学
習教材提示方法の基本的な動作のフローチャートであ
る。
【0056】ステップ100) 学習者評価部10にお
いて、問題格納部20の情報に基づいて学習者への学習
者評価を行う。
【0057】ステップ200) 教材評価部40におい
て、学習者集団による教材評価を行う。
【0058】ステップ300) 教材特性計算部60に
おいて、教材評価格納部50の情報と学習者情報格納部
30の情報を用いて教材特性の計算を行う。
【0059】ステップ400) 学習コース生成部90
において、教材格納部70、学習者情報格納部30及び
条件指定部80で指定された条件に基づいて最適な学習
コースを提示する。
【0060】以下に、上記の基本動作について詳細に説
明する。
【0061】最初にステップ100の学習者への学習者
評価処理について説明する。
【0062】図5は、本発明の一実施の形態における学
習者評価処理のフローチャートである。
【0063】ステップ101) 学習者評価部10は、
問題格納部20から学習者評価に用いる問題を取得し、
試験を構成する。
【0064】ステップ102) 学習者Aは、学習者評
価部10を利用して、構成された試験を受験する。
【0065】ステップ103) 学習者評価部10は、
学習者情報格納部30に、学習者Aの試験結果である学
習者能力を格納する。
【0066】ステップ104) 必要に応じて、上記の
ステップ101からステップ103の手順により、学習
者Aの学習者集団に対して試験を実施する。
【0067】次に、ステップ200の学習者集団による
教材評価処理について説明する。
【0068】図6は、本発明の一実施の形態における学
習者集団による教材評価処理のフローチャートである。
【0069】ステップ201) 教材評価部40は、教
材格納部50から学習者に提示する教材を取得する。
【0070】ステップ202) 学習者集団は、教材評
価部40を利用して、提示された教材評価値を決定す
る。
【0071】ステップ203) 教材評価部40は、教
材評価格納部50に決定された教材評価値を格納する。
【0072】ステップ204) 必要に応じて、ステッ
プ201からステップ203の手順により、学習者Aに
よる教材評価を実施する。
【0073】次に、ステップ300の教材特性の計算処
理について説明する。
【0074】図7は、本発明の一実施の形態における教
材特性の計算処理のフローチャートである。
【0075】ステップ301) 教材特性計算部60
は、教材評価格納部50から、教材評価値を取得する。
【0076】ステップ302) 教材特性計算部60
は、必要に応じて、学習者情報格納部30から学習者能
力を取得する。
【0077】ステップ303) 教材特性計算部60
は、取得した情報を利用し、教材特性を計算し、教材格
納部50に格納する。
【0078】次に、最適な学習コースの提示処理につい
て説明する。
【0079】図8は、本発明の一実施の形態における最
適な学習コースの提示処理のフローチャートである。
【0080】ステップ401) 学習コース生成部90
は、学習者情報格納部30から学習者Aの学習者能力を
取得する。
【0081】ステップ402) 学習コース生成部90
は、教材格納部70から教材特性を取得する。
【0082】ステップ403) 学習者A、もしくは、
システムは、条件指定部80を利用し、学習コース生成
のための条件を指定する。
【0083】ステップ404) 学習コース生成部90
は、条件指定部80から与えられた条件を取得する。
【0084】ステップ405) 学習コース生成部90
は、教材格納部70から与えられた条件に合致する教材
を取得する。
【0085】ステップ406) 学習コース生成部90
は、取得した教材を組み合わせた学習コースを、学習者
Aに提示する。
【0086】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
【0087】本実施例では、以下の4つの処理に分けて
説明する。
【0088】 学習者への学習者評価; 学習者集団による教材評価; 教材特性の計算; 最適な学習コースの提示; また、以下の実施例では、自動生成される教材の提示先
となる学習者は学習者Aであると仮定している。
【0089】[第1の実施例]本実施例では、学習者
1、2、A、教材1、2、3が存在すると仮定する。
【0090】最初に、学習者への学習者評価処理につい
て説明する。
【0091】学習者の能力を何等かの形で計算する。過
去に計算した結果があればそれを用いても構わない(過
去の試験結果など)。ここでは、そうした情報がないも
のとして説明する。
【0092】学習者Aに紙と鉛筆を用いた試験を実施す
る(本実施例の場合、この紙媒体の試験が学習者評価部
10の処理となるが、コンピュータを用いた試験の場合
もあり得る)。結果は、以下の表2のようになったと仮
定する。
【0093】
【表2】 この点数を学習者の能力として用いる。この学習者の能
力が学習者情報格納部30(データベース)に格納され
る。
【0094】次に、学習者集団による教材評価処理につ
いて説明する。
【0095】学習者1、2は、教材評価部40を介し
て、教材1、2、3に対して自ら感じた難易度を、0〜
100の点数を用いて評価する(例えば、100:難易
度高,0:難易度低)。結果は、以下の表3のようにな
ったと仮定する。
【0096】
【表3】 結果は、教材評価格納部50(データベース)に格納さ
れる。
【0097】次に、教材特性の計算処理について説明す
る。
【0098】教材特性としては、それぞれの教材につい
ての教材評価情報の平均値を用いる。つまり、本実施例
での教材特性は、学習者の感じた難易度の平均という意
味を持つ。計算結果は、以下の表4のようになる。
【0099】
【表4】 結果は、問題格納部20(データベース)に格納され
る。
【0100】次に、最適な学習コースの提示処理につい
て説明する。
【0101】本実施例では、学習コースの生成条件は、
「学習者の能力に最も近い難易度の教材を1つ提示す
る」という内容が、システムにより自動指定されるもの
とする。そのため、学習者の手動での条件指定は行わな
い。また、「学習者の能力に最も近い特性値を持つ教
材」をもって、「学習者の能力に最も近い難易度の教
材」と判断するものとする。
【0102】学習コース生成部90は、学習者情報格納
部30から、学習者Aの学習者能力を取得する。
【0103】ここでは、“50”という数値が得られ
る。学習コース生成部90は、学習者Aの学習者能力
“50”に最も近い教材特性を持つ教材を検索する。以
下の表5の場合、「教材3」が該当する。学習コース生
成部90は、「教材3」を学習者Aに提示する。
【0104】
【表5】 [第2の実施例]本実施例では、学習者1〜5,A、教
材1,2,3,4,5,6が存在すると仮定して、コン
ピュータによるオンライン試験を実施した場合について
説明する。
【0105】また、前提として、 ・学習者Aは、一部の教材評価を終えている: ・その他の学習者は、全教材について教材評価を終えて
いる: という状況を仮定する。
【0106】最初に、学習者への学習者評価処理につい
て説明する。
【0107】学習者1〜5,Aにコンピュータによるオ
ンライン試験を実施する。試験は、10問の問題から構
成されているとする。各受験者の正解数が表6のように
なったと仮定する。
【0108】
【表6】 次に、この正解数を元に、学習者をグルーピングする。
正解数が5以上である学習者を上位グループ、それ以外
の学習者を下位グループとする。このグループの上位/
下位を学習者の能力値として用いる。つまり、上位グル
ープの学習者は能力が「高い」、下位グループの学習者
は能力が「低い」という判定を行う。結果は、表7のよ
うになる。
【0109】
【表7】 次に、学習者集団による教材評価処理について説明す
る。
【0110】学習者1〜5,Aは、教材評価部40によ
り、教材1〜6のそれぞれに対して、自らが感じた理解
のし易さを5段階の数値(例えば、5:理解し易い,
1:理解し難い)により評価する。結果は、表8のよう
になったと仮定する。
【0111】
【表8】 結果は、教材評価格納部50に格納される。
【0112】次に、教材特性の計算処理について説明す
る。
【0113】本実施例では、教材特性として学習者Aへ
の適切度を用いる。適切度は、教材が学習者にとって適
しているかどうかを(例えば、1:適切,0:適切とは
いえない)という2値により表す。
【0114】この適切度を計算するため、教材特性計算
部60は、次のような処理を行う。 (1) 学習者Aに類似した学習者を探し出す(ここで
は、類似学習者と記す)。類似学習者は複数選択される
可能性があるが、本実施例では、単一の場合を前提とし
て説明する。なお、複数の場合については、類似学習者
同士の教材評価値を合計し、合計値が最も高い教材を最
適な教材と判断する。
【0115】(2) 類似学習者が最も高い評価を下し
ている教材(つまり類似学習者が理解し易いという評価
を下している教材)を適切な教材と判断する。最も高い
教材が複数存在する場合、それらは全て適切な教材と判
断される。
【0116】また、類似学習者は以下の手順により決定
するものとする。
【0117】 学習者Aと同一の能力(高/低)を持
つ学習者の教材評価値を抜き出す。抜き出された学習者
のうち、学習者Aを除いた者を同グループ学習者と呼
ぶ。
【0118】 学習者Aが既に教材評価を行っている
教材の評価値を、同グループ学習者それそれの教材評価
値と比較する。この教材評価値の傾向の類似性をもとに
類似学習者を決定する。
【0119】教材評価値の類似性を測る指標をここで
は、類似度と呼ぶ。学習者A、同グループ学習者間の類
似度は次の方法により計算する。
【0120】類似度=絶対値((学習者Aの教材評価
値)−(同グループ学習者の教材評価値))の全ての教
材についての和 この類似度の値が最も小さい学習者を類似学習者とす
る。
【0121】次に、類似学習者の決定処理について説明
する。
【0122】類似学習者を探し出すため、教材特性計算
部60は、学習者Aと同一の能力(高)をもつ学習者の
教材評価値を抜き出す。ここでは、学習者2、4、5の
教材評価値が抜き出される。同時に、学習者2、4、5
が同グループ学習者と決定される。
【0123】学習者Aと同能力学習者による教材評価結
果を表9に示す。
【0124】
【表9】 次に、同グループ学習者それぞれと、学習者Aとの類似
度を計算する。
【0125】・学習者2の類似度: 絶対値(2−2)+絶対値(3−3)+絶対値(5−
4)=1 ・学習者4との類似度: 絶対値(2−4)+絶対値(3−2)+絶対値(5−
3)=5 ・学習者5との類似度: 絶対値(2−3)+絶対値(3−3)+絶対値(5−
3)=3 以上をまとめると、類似度は表10のようになる。
【0126】
【表10】 教材特性計算部60は、表10の情報を元に、学習者2
を類似学習者と決定する。
【0127】次に、適切な教材の決定処理について説明
する。
【0128】類似学習者と定義された学習者2が最も高
い評価を下している教材は、「教材1」である。そこ
で、教材特性計算部60は、適切度を表11のように計
算する。
【0129】
【表11】 次に、最適な学習コースの提示処理について説明する。
【0130】本実施例においても、前述の第1の実施例
と同様に、学習コースの生成条件は、システム内で固定
されているとする。学習者による手動指定は行わないも
のとする。
【0131】本実施例の学習コースの生成条件として
は、『学習者Aにとって最も適切を思われる教材』とい
うものを扱う。
【0132】学習コース生成部90は、教材特性である
適切度が“1”である「教材1」、つまり、学習者Aに
適していると思われる教材を学習者に提示する。
【0133】[第3の実施例]本実施例では、学習者1
〜10,A、教材1〜10が存在すると仮定する。
【0134】最初に、学習者への学習者評価について説
明する。
【0135】前提として、問題格納部20に格納されて
いる各問題には、項目応答理論により計算された問題難
易度が格納されているとする。この難易度は、−3.0
〜+3.0の範囲の実数値により表されており、値が大
きい程難易度が高いことを表す。この難易度が設定され
た問題により、学習者Aに対して試験が実施される。項
目応答理論を用いると、出題された問題の難易度と、各
問題に対する“正解/不正解”により、学習者の能力値
を+3.0〜−3.0の範囲の実数として計算すること
が可能である。値が大きい程、難易度が高いことを表
す。
【0136】本実施例では、学習者能力は、表12のよ
うに計算されたと仮定する。計算された学習者能力は、
学習者情報格納部30に格納される。
【0137】
【表12】 次に、学習者集団による教材評価処理について説明す
る。
【0138】本実施例では、教材評価値に、“理解し易
い/理解し難い”の2値を利用する。
【0139】教材評価結果は、表13のようになったと
仮定する。
【0140】
【表13】 ここで、“1”は理解し易い、“0”は理解し難いとい
う評価値を学習者が選択したことを意味する。
【0141】次に、教材特性の計算処理について説明す
る。
【0142】教材特性の計算には、項目応答理論を利用
する。この理論を利用すると、表13のような“1”、
“0”で表される2値の応答を統計的に分析することに
より、教材の特性を決定することが可能になる。特性の
持つ意味は、分析された2値の応答自体の持つ意味によ
り異なってくる。本実施例では、2値応答が表すのは、
“理解し易い/理解し難い”であるため、分析される教
材特性は、“理解し難い度合い”となる(つまり、
“0”の応答が表すものの度合い)。特性の強さは、+
3.0〜−3.0の実数値で計算される。値が大きい
程、その特性が強いことを表す。
【0143】項目応答理論による分析には、市販されて
いるソフトウェアが利用可能である。このソフトウェア
が教材特性計算部60となる。ソフトウェアに表13の
教材評価値を入力し、分析することで、教材特性として
の“理解のし難さ”が計算される。計算結果は、表14
のようになったと仮定する。
【0144】
【表14】 次に、最適な学習コースの提示処理について説明する。
【0145】条件指定部80は、学習者に対して学習コ
ースの生成条件を提示する。ここでは、表15のような
内容が提示されたとする。
【0146】
【表15】 学習者Aは、条件指定部80が提示する条件の中から、
学習コースの生成条件を手動で指定する。ここでは、
「ぎりぎりで理解できそうなコース」という条件を選択
したとする。
【0147】条件指定部80は、表15に従い、「学習
者が5割程度の確率で理解し易いと感じるコース」とい
う条件を学習コース生成部90に渡す。
【0148】項目応答理論では、学習者が表15の
「1」で表される応答を返す確率は、
【0149】
【数2】 の数式に対し、θに学習者能力を、bに教材特性を代入
することで計算することができる。本実施例の場合、
「1」で表される応答は、“理解し易い”という意味を
持つので、この式により、“理解し易いという応答を返
す”確率を計算することができる。
【0150】全教材についての計算結果は、表16のよ
うになる。
【0151】
【表16】 学習コース生成部90は、理解し易いという応答パター
ンの選択確率が0.5に近い、教材3,4,5,7,8
を組み合わせた学習コースを学習者Aに提示する。
【0152】[第4の実施例]本実施例では、学習者1
〜10、教材1〜10が存在すると仮定する。
【0153】最初に、学習者への学習者評価の処理につ
いて説明する。
【0154】学習者評価部10により、学習者Aに対し
て試験が実施される。前述の第3の実施例と同様に、問
題格納部20には、項目応答理論により計算された難易
度が格納されているとする。
【0155】出題された問題の難易度と、各問題に対す
る“正解/不正解”により、学習者の能力値が決定され
る。本実施例では、表17のようになったと仮定する。
【0156】
【表17】 計算された学習者能力は、学習者情報格納部30に格納
される。
【0157】次に、学習者集団による教材評価の処理に
ついて説明する。
【0158】本実施例では、教材評価値に、“面白い/
面白くない”の2値を利用する。
【0159】本実施例では、10人の学習者に10の教
材全てを閲覧させたと仮定している。結果は、表18の
ようになったと仮定する。
【0160】
【表18】 ここで、“1”は「面白い」、“0”は「面白くない」
という教材評価値を学習者が選択したことを意味する。
【0161】学習者の選択した教材評価値は、教材評価
格納部50に格納される。
【0162】次に、教材特性の計算の処理について説明
する。
【0163】前述の第3の実施例と同様に、教材特性計
算部60である項目応答理論ソフトウェアに表18の教
材評価値を入力する。その後、ソフトウェアによる分析
を行うことで、教材特性としての“面白くない度合”が
計算される。計算結果は表19のようになったと仮定す
る。
【0164】
【表19】 次に、最適な学習コースの提示の処理について説明す
る。
【0165】条件指定部80は、学習者に対して学習コ
ースの生成条件を提示する。ここでは、表20のような
内容が条件として提示されたとする。
【0166】
【表20】 学習者Aは、条件指定部80が提示する条件の中から、
学習コースの生成条件を指定する。ここでは、「ある程
度面白いコース」という条件を選択したとする。
【0167】条件指定部80は、表20に従い、「学習
者が7割程度の確率で面白いと感じるコース」という条
件を学習コース生成部90に渡す。
【0168】学習コース生成部90は、教材格納部70
から、学習者Aの能力値1.5と、教材格納部70に含
まれる難易度から、前述の数式(1)を利用し、学習者
Aが“面白い”という応答パターンを選択する確率を全
教材に対して計算する。結果は、表21のようになる。
【0169】
【表21】 学習コース生成部90は、「面白い」という応答パター
ンの選択率が0.7に近い、教材1,3,4,8を組み
合わせた学習コースを、学習者Aに提示する。なお、上
記の図3に示す構成要素をプログラムとして構築し、教
材提示装置として利用されるコンピュータにインストー
ルする、または、ネットワークを介して流通させてもよ
い。
【0170】また、構築されたプログラムを教材提示装
置として利用されるコンピュータに接続されるハードデ
ィスクや、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可
搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にイン
ストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0171】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応
用が可能である。
【0172】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、教材の
難易度は、教材作成者が独自に判断したものではなく、
実際の利用した学習者の情報も取り入れた情報となる。
【0173】また、新たに学習を開始しようとする学習
者は、自身の望む条件に最適な教材の提供を受けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態における装置構成図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態における教材提示方法の
基本的な動作のフローチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態における学習者評価処理
のフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態における学習者集団によ
る教材評価処理のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態における教材特性の計算
処理のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態における最適な学習コー
スの提示処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 学習者評価手段、学習者評価部 20 問題格納手段、問題格納部 30 学習者情報格納手段、学習者情報格納部 40 教材評価手段、教材評価手段 50 教材評価格納手段、教材評価格納部 60 教材特性計算手段、教材特性計算部 70 教材格納手段、教材格納部 80 条件指定手段、条件指定部 90 学習コース生成手段、学習コース生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永津 昭人 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2C028 AA00 BA01 BA02 BB04 BC01 BC02 BC05 BD02 CA01 CA13

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 学習者に学習コースを提示するための教
    材提示方法において、 前記学習者が受けた試験結果に基づいて該学習者の能力
    を評価して、学習者能力値として格納し、 教材について前記学習者からの教材評価結果を取得し
    て、教材評価値として格納し、 前記学習者能力値と前記教材評価値を用いて前記教材の
    特性を計算して、教材特性値として格納し、 学習コースの生成条件を指定し、 前記学習者能力値、前記教材特性値を取得し、前記生成
    条件のいずれか、または、全てを用いて、教材を組み合
    わせた学習コースを前記学習者に提示することを特徴と
    する教材提示方法。
  2. 【請求項2】 前記学習者から教材評価結果を取得する
    際に、 複数の学習者からなる学習者集団から、1つ以上の教材
    に対する教材評価結果を取得する請求項1記載の教材提
    示方法。
  3. 【請求項3】 前記教材の特性を計算する際に、 複数の学習者が受けた試験結果に基づいて、ある学習者
    に類似した類似学習者を選択し、該類似学習者の教材評
    価結果を用いて前記教材の特性を求める請求項1記載の
    教材提示方法。
  4. 【請求項4】 前記教材評価結果として、 問題の難易度、理解しやすさ、面白さの何れかとする請
    求項1乃至3記載の教材提示方法。
  5. 【請求項5】 前記教材特性値を計算する際に、 前記教材評価値を統計的に分析する項目応答理論を利用
    する請求項1または、3記載の教材提示方法。
  6. 【請求項6】 前記学習コースの生成条件を指定する際
    に、 前記学習者に対して複数の条件を提示し、該学習者から
    選択された条件を前記学習コースの生成条件とする、ま
    たは、システム上で前記学習コースの生成条件を生成す
    る請求項1記載の教材提示方法。
  7. 【請求項7】 学習者に学習コースを提示するための教
    材提示装置であって、 前記学習者が受けた試験結果に基づいて該学習者の能力
    を評価する学習者評価手段と、 前記学習者評価手段で評価された学習者能力値を格納す
    る学習者情報格納手段と、 教材に対する前記学習者からの教材評価結果を取得する
    教材評価手段と、 前記教材評価手段で取得した前記教材評価結果を教材評
    価値として格納する教材評価格納手段と、 前記学習者能力値と前記教材評価値を用いて前記教材の
    特性を求める教材特性計算手段と、 前記教材特性計算手段で求められた教材の特性を教材特
    性値として格納する教材格納手段と、 学習コースの生成条件を指定する条件指定手段と、 前記学習者情報格納手段から取得した前記学習者能力
    値、前記教材格納手段から取得した前記教材特性値、前
    記生成条件のいずれか、または、全てを用いて、教材を
    組み合わせた学習コースを前記学習者に提示する学習コ
    ース生成手段とを有することを特徴とする教材提示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記教材評価手段は、 複数の学習者からなる学習者集団からの教材評価結果を
    取得する手段を含む請求項7記載の教材提示装置。
  9. 【請求項9】 前記教材特性計算手段は、 複数の学習者が受けた試験結果に基づいて、ある学習者
    に類似した類似学習者を選択する手段と、 前記類似学習者の教材評価結果を用いて前記教材の特性
    を求める手段とを含む請求項7記載の教材提示装置。
  10. 【請求項10】 前記教材評価結果として、 問題の難易度、理解しやすさ、面白さの何れかとする請
    求項7乃至9記載の教材提示装置。
  11. 【請求項11】 前記教材特性計算手段は、 前記教材評価値を統計的に分析する項目応答理論を利用
    する請求項7または、9記載の教材提示装置。
  12. 【請求項12】 前記条件指定手段は、 前記学習者に対して複数の条件を提示し、該学習者から
    選択された条件を前記学習コースの生成条件とする、ま
    たは、システム上で前記学習コースの生成条件を生成す
    る請求項7記載の教材提示装置。
  13. 【請求項13】 学習者に学習コースを提示するための
    教材提示プログラムであって、 前記学習者が受けた試験結果に基づいて該学習者の能力
    を評価し、学習能力値として記憶手段に格納する学習者
    評価プロセスと、 教材に対する前記学習者からの教材評価結果を取得し、
    教材評価値として記憶手段に格納する教材評価プロセス
    と、 前記学習者能力値と前記教材評価値を用いて前記教材の
    特性を求め、教材特性値として記憶手段に格納する教材
    特性計算プロセスと、 学習コースの生成条件を指定する条件指定プロセスと、 前記学習者能力値、前記教材特性値、前記生成条件のい
    ずれか、または、全てを用いて、教材を組み合わせた学
    習コースを前記学習者に提示する学習コース生成プロセ
    スからなることを特徴とする教材提示プログラム。
  14. 【請求項14】 前記教材評価プロセスは、 複数の学習者からなる学習者集団からの教材評価結果を
    取得するプロセスを含む請求項13記載の教材提示プロ
    グラム。
  15. 【請求項15】 前記教材特性計算プロセスは、 ある学習者と同一の能力を持つ学習者をグループ化し、
    グループ内の学習者の教材評価値を比較して、該教材評
    価値の傾向の類似性に基づいて類似学習者を選択するプ
    ロセスと、 前記類似学習者の教材評価結果を用いて前記教材の特性
    を求めるプロセスとを含む請求項13記載の教材提示装
    置。
  16. 【請求項16】 前記教材評価結果として、 問題の難易度、理解しやすさ、面白さの何れかとする請
    求項13乃至15記載の教材提示装置。
  17. 【請求項17】 前記教材特性計算プロセスは、 前記教材評価値を統計的に分析する項目応答理論を利用
    する請求項13または、15記載の教材提示プログラ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記条件指定プロセスは、 前記学習者に対して複数の条件を提示し、該学習者から
    選択された条件を前記学習コースの生成条件とする、ま
    たは、システム上で前記学習コースの生成条件を生成す
    る請求項13記載の教材提示プログラム。
  19. 【請求項19】 学習者に学習コースを提示するための
    教材提示プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記請求項13乃至請求項18のプログラムを格納した
    ことを特徴とする教材提示プログラムを格納した記憶媒
    体。
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