JP2003271138A - 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及び同期再生システム - Google Patents

記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及び同期再生システム

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JP2003271138A JP2002074374A JP2002074374A JP2003271138A JP 2003271138 A JP2003271138 A JP 2003271138A JP 2002074374 A JP2002074374 A JP 2002074374A JP 2002074374 A JP2002074374 A JP 2002074374A JP 2003271138 A JP2003271138 A JP 2003271138A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムコード出力機能を備えていないオーデ
ィオデータ再生装置を使用した場合であっても、該オー
ディオデータの再生に同期してMIDIデータの記録、
再生することができる記録装置、再生装置等を提供す
る。 【解決手段】 MIDIデータ記録再生装置MRは、該
オーディオデータ再生装置ARから供給されるオーディ
オ信号のピークを検出し、検出したピークに対応する時
間管理用のイベントをMIDIイベント等と共に、FD
に記録する。MIDIデータ記録再生装置MRは、該オ
ーディオデータ再生装置ARによるオーディオデータの
再生に同期して該MIDIデータを再生する際、オーデ
ィオ信号のピークが検出されるタイミングと、上記時間
管理用のイベントが読み出されるタイミングのずれに応
じて、MIDIイベント等の読み出しタイミングを調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compact Di
sc)等の記憶媒体に記憶された楽曲の再生に同期してM
IDI(Musical Instrument Digital Interface)等に
準拠した楽曲データの記録若しくは再生を行うを行う記
録装置、再生装置、記録方法、再生方法及び同期再生シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】楽曲を再生するための手段として、コン
パクトディスク(CD)などの記憶媒体から楽曲データ
である時系列オーディオデータを読み出し、音として出
力する装置がある。また、別の形態の楽曲再生手段とし
て、楽曲データの一種であるMIDI(Musical Instru
ment Digital Interface)データをフロッピー(登録商
標)ディスク(FD)などの記憶媒体から読み出し、こ
のMIDIデータに従って音源を駆動し、自動演奏を行
う装置がある。そして、最近では、これらの複合形態、
すなわち、CD等の記憶媒体に格納されている楽曲のオ
ーディオデータの再生に同期して、FD等の記憶媒体に
格納されているMIDIデータを読み出し、自動演奏を
する技術が提案されるに至っている。
【0003】ところで、オーディオデータとMIDIデ
ータとを別々の記憶媒体、例えばCDとFDから読み出
して1つのまとまった楽曲を再生するためには、オーデ
ィオデータをCDから読み出して音として出力するオー
ディオデータ再生装置の動作と、MIDIデータをFD
から読み出して自動演奏を行うMIDIデータ再生装置
の動作とを同期させる必要がある。ここで、CD等の記
憶媒体に記憶されている楽曲データには、該時系列オー
ディオデータのほか、楽曲の開始からの経過時間を示す
タイムコードが含まれている。このCDに格納されてい
るタイムコードをオーディオデータ再生装置からMID
Iデータ再生装置へ順次供給させることができれば、M
IDIデータ再生装置は当該時点におけるオーディオデ
ータの演奏箇所を把握することができ、該演奏箇所に対
応するMIDIデータを再生する等により、オーディオ
データの再生と同期を保った状態でMIDIデータを再
生することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
一般家庭などにおいて広く利用されているオーディオデ
ータ再生装置の大部分は、タイムコードを装置外部に出
力する機能(以下、タイムコード出力機能)を備えてい
ない。いいかえれば、オーディオデータ再生装置の大部
分は、CDから読み出したタイムコードを装置外部(M
IDIデータ再生装置等)へ供給することができず、こ
のため、上記のように該オーディオデータ再生装置によ
るオーディオデータの再生と同期を保った状態でMID
Iデータを再生することが極めて難しいという問題があ
った。この種の問題は、該オーディオデータの再生と同
期を保った状態でMIDIデータを再生する場合に限ら
ず、該オーディオデータの再生と同期を保った状態でM
IDIデータを記録する場合、例えば該オーディオデー
タの再生に併せてユーザが自動ピアノ演奏等を行い、こ
のピアノ演奏音をMIDIデータとしてFD等に記録す
る場合等にも生じていた。
【0005】本発明は、以上説明した事情を鑑みてなさ
れたものであり、CD等の記憶媒体に記録されているオ
ーディオデータを再生する装置として、タイムコード出
力機能を備えていないオーディオデータ再生装置を使用
した場合であっても、該オーディオデータの再生に同期
してMIDIデータの記録若しくは再生することができ
る記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及び同期再
生システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上説明した課題を解決
するため、本発明は、オーディオデータ再生装置による
オーディオデータの再生に同期して、複数のイベントと
各イベントの実行タイミングを指定するタイミングデー
タとを含む楽曲データを記憶媒体に記録する記録装置で
あって、前記オーディオデータ再生装置から前記オーデ
ィオデータの再生に基づき生成されるオーディオ信号を
入力する入力手段と、前記オーディオ信号のピークを検
出したとき、時間管理用のイベントを生成する第1イベ
ント生成手段と、楽器の操作状態を検出する検出手段か
ら該操作状態を取得し、取得した該操作状態に応じて楽
曲の演奏制御を指示するイベントを生成する第2イベン
ト生成手段と、クロックをカウントすることにより計時
を行う計時手段と、前記計時手段による計時結果に基づ
いて、前記タイミングデータを生成するタイミングデー
タ生成手段と、前記第1イベント生成手段によって生成
される時間管理用のイベントと、前記第2イベント生成
手段によって生成される楽曲の演奏制御を指示するイベ
ントと、前記タイミングデータ生成手段によって生成さ
れるタイミングデータとを含む楽曲データを前記記憶媒
体に記録する記録手段とを具備することを特徴とする。
【0007】かかる構成によれば、記録装置は、楽器の
操作状態に応じて楽曲の演奏制御を指示するイベントを
生成する一方、オーディオデータ再生装置から供給され
るオーディオ信号の信号レベルが閾値レベルを越えたと
き、時間管理用のイベントを生成する。そして、これら
楽曲の演奏制御を指示するイベントと、時間管理用のイ
ベントと、各イベントの実行タイミング指定するタイミ
ングデータとを含む楽曲データが記憶媒体に記録され
る。かかる記憶媒体に記録された楽曲データを、オーデ
ィオデータ再生装置によるオーディオデータの再生に同
期して再生する場合、閾値レベルを超えるオーディオ信
号が検出されるタイミングに応じて、該時間管理用のイ
ベントを読み出すタイミングを制御することで、オーデ
ィオデータの再生と楽曲データの再生との同期を保つこ
とが可能となる。
【0008】また、本発明は、オーディオデータ再生装
置によるオーディオデータの再生に同期して、記憶媒体
に記録された楽曲データを再生する再生装置であって、
該記憶媒体に記録された楽曲データは、前記オーディオ
データ再生装置によるオーディオデータの再生に同期し
て記録された楽曲データであり、前記オーディオデータ
再生装置から前記オーディオデータの再生に基づき生成
されるオーディオ信号を入力する入力手段と、前記オー
ディオ信号のピークを検出したとき、該記憶媒体に記録
された楽曲データの再生を開始する再生制御手段とを具
備することを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、再生装置は、前記楽
曲データを該オーディオデータの再生に同期して再生す
る場合、オーディオデータ再生装置から供給されるオー
ディオ信号の信号レベルが閾値レベルを越えたことを検
出したとき、楽曲データの再生を開始する。このよう
に、閾値レベルを越えるオーディオ信号の検出を該楽曲
データの再生トリガとして利用することで、オーディオ
データの再生と楽曲データの再生との同期を保つことが
可能となる。
【0010】また、本発明は、オーディオデータ再生装
置によるオーディオデータの再生に同期して、記憶媒体
に記録された楽曲データを再生する再生装置であって、
該記憶媒体に記録された楽曲データは、前記オーディオ
データ再生装置によるオーディオデータの再生に同期し
て記録された複数のイベントと各イベントの実行タイミ
ングを指定するタイミングデータとを含む楽曲データで
あり、前記複数のイベントは、前記オーディオデータの
再生に基づき生成されるオーディオ信号のピークの検出
タイミングを示す時間管理用のイベントと楽曲の演奏制
御を指示するイベントとを含み、前記オーディオデータ
再生装置から前記オーディオデータの再生に基づき生成
されるオーディオ信号を入力する入力手段と、前記オー
ディオ信号のピークを検出する検出手段と、クロックを
カウントすることにより計時を行う計時手段による計時
結果に基づき、前記楽曲データ中のタイミングデータに
よって定まる時刻に、対応するイベントを読み出すイベ
ント読み出し手段と、前記イベント読み出し手段によっ
て読み出された複数のイベントのうち、楽曲演奏制御を
指示するイベントを再生手段に供給する制御手段と、前
記イベント読み出し手段によって前記時間管理用のイベ
ントが読み出されるタイミングと、前記検出手段によっ
て前記オーディオ信号のピークが検出されるタイミング
とのずれに応じて、前記イベント読み出し手段による前
記楽曲演奏制御を指示するイベントの読み出しタイミン
グを調整する調整手段とを具備することを特徴とする。
【0011】かかる構成によれば、再生装置は、オーデ
ィオデータ再生装置から供給されるオーディオ信号の信
号レベルが閾値レベルを超えたことを検出する検出タイ
ミングと、時間管理用のイベントを読み出す読み出しタ
イミングのずれに応じて、楽曲演奏制御を指示するイベ
ントを読み出すタイミングを調整する。例えば、該検出
タイミングが、該読み出しタイミングよりも遅い場合に
は、イベントの読み出しタイミングを遅らせる。この結
果、オーディオデータの再生と楽曲データの再生との同
期を保つことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】A.本実施形態 (1)実施形態の構成 図1は、本実施形態に係る同期記録再生システムSSの
構成を示す図である。同期記録再生システムSSは、C
Dからオーディオデータを読み出し、オーディオ信号と
して出力する一般的な(すなわち、上記タイムコード出
力機能を備えていない)オーディオデータ再生装置AR
と、ケーブル等により該オーディオデータ再生装置AR
と接続され、該オーディオデータの再生に同期してFD
にMIDIデータを記録し、若しくは該FDに記録され
ているMIDIデータを再生するMIDIデータ記録再
生装置MRとを具備している。
【0013】本発明は、このようにオーディオデータ再
生装置としてタイムコード出力機能を備えていない一般
的なオーディオデータ再生装置ARを利用し、該オーデ
ィオデータ再生装置ARによるオーディオデータの再生
と、MIDIデータ記録再生装置MRによるMIDIデ
ータの記録・再生等との同期を図る点に特徴がある。以
下、オーディオデータ再生装置AR及びMIDIデータ
記録再生装置MRの詳細構成について説明する。
【0014】<オーディオデータ再生装置AR>オーデ
ィオデータ再生装置ARは、装着されたCDから記録デ
ータを読み出し、オーディオ信号を生成して出力する装
置である。このオーディオデータ再生装置ARは、図示
せぬ操作部から入力される指示に従って、CDに記録さ
れているオーディオデータを読み出し、オーディオ信号
を生成し、生成したオーディオ信号をケーブルを介して
MIDIデータ記録再生装置MRへ順次出力する。ここ
で、該CDに記録されているオーディオデータは、所定
周波数(44.1kHz等)のサンプリングクロックに
よりサンプリングされた時系列オーディオデータであ
る。従って、オーディオデータ再生装置ARは、周波数
を該所定周波数に設定したクロックをオーディオデータ
再生用のクロック(以下、クロックCLK1という)と
して利用し、オーディオデータの読み出し動作等を行
う。
【0015】<MIDIデータ記録再生装置MR>MI
DIデータ記録再生装置MRは、上記オーディオデータ
再生装置ARによるCDの再生に併せてユーザが自動ピ
アノ20を演奏したときの演奏音をMIDIデータとし
てFD(Floppy Disk)に記録する一方、該CDの再生
に併せてFDに記録されたMIDIデータを再生する装
置である。
【0016】通信インタフェース2は、オーディオデー
タ再生装置ARと当該MIDIデータ記録再生装置MR
との通信を制御する手段であり、オーディオデータ再生
装置ARからケーブルを介して供給されるオーディオ信
号をコントローラ3へ供給する役割を担っている。な
お、本実施形態では、オーディオデータ再生装置ARと
MIDIデータ記録再生装置MRとを有線ケーブルによ
って接続する場合を例示するが、例えばBluetooth、I
rDA(Infrared Data Association)、HomeRF
(Home Radio Frequency)などを利用して無線接続して
も良いのは勿論である。
【0017】コントローラ3は、CPU、ROM、RA
M等により構成され、ROMに格納されている各種制御
プログラムに従ってMIDIデータ記録再生装置MR全
体を制御するほか、オーディオデータ再生装置ARから
供給されるオーディオ信号を順次ミキサ5へ供給し、音
として出力させるための制御や、該オーディオ信号の信
号レベルを検出し、検出結果に応じて後述する時間管理
用のイベントを生成する処理(以下、信号レベル検出処
理)等を行う。
【0018】図2は、コントローラ3によって実行され
る信号レベル検出処理を示すフローチャートである。コ
ントローラ3は、オーディオデータ再生装置ARから通
信インタフェース2を介して順次供給されるオーディオ
信号を受信すると(ステップS1)、このオーディオ信
号を順次ミキサ5へ供給し、音として出力させるための
制御を行うと共に、該オーディオ信号の信号レベルの検
出を行う(ステップS2)。具体的には、コントローラ
3は、入力されるオーディオ信号の信号レベルと予めR
AM等に設定されている閾値レベルとの比較を行い、該
オーディオ信号の信号レベルが閾値レベルを超えたか否
か、すなわちオーディオ信号のピークを検出したかどう
かを判断する。
【0019】コントローラ3は、図3に示すようにオー
ディオ信号の信号レベルが閾値レベルを越えたことを検
出(すなわち、オーディオ信号のピークPを検出)する
と(ステップS2;YES)、ステップS3に進み、M
IDIデータ記録時であるか、あるいはMIDIデータ
再生時であるかを判断する。コントローラ3は、MID
Iデータの記録時であると判断すると、ステップS4へ
進み、時間管理用のイベントを生成し、生成した時間管
理用のイベントをFD記録装置8へ供給して処理を終了
する。
【0020】一方、コントローラ3は、MIDIデータ
の記録時であると判断すると、ステップS5へ進み、オ
ーディオ信号のピークを検出した旨をFD再生装置8a
へ通知し、処理を終了する。なお、かかる時間管理用の
イベントは、オーディオデータの再生に同期してMID
Iデータを再生する際に、オーディオデータの再生位置
とMIDIデータの再生位置との間に生じたずれを検出
するために利用される。この時間管理用のイベントを利
用して上記ずれを検出する方法等については、後述す
る。
【0021】図1に戻り、自動ピアノ20は、ユーザに
よる鍵操作に応じて打弦による機械的なピアノ音や電子
的なピアノ音を発生する楽音発生機能を備えるほか、ユ
ーザによる鍵操作を検出し、検出結果に応じてMIDI
イベントを生成し、これをFDに記録させる機能や、F
Dに記録されたMIDIデータに従って自動演奏を行う
を備えている。
【0022】かかる自動ピアノ20は、ピアノ11と、
キーセンサ12と、ペダルセンサ13と、MIDIイベ
ント生成回路14と、ピアノ音源15と、ピアノ電子回
路16と、アンサンブル音源18とを有している。キー
センサ12及びペダルセンサ13は、それぞれピアノ1
1に配設された複数の鍵及び複数のペダル(ソステヌー
トペダル等)の各々に対応して設けられ、鍵及びペダル
を押したときの強さ、深さなどを検出し、検出した鍵若
しくはペダルを特定するキー番号若しくはペダル番号、
ベロシティー情報(押鍵強度等に対応したデータ)等を
含む検出結果をMIDIイベント生成回路14に供給す
る。
【0023】MIDIイベント生成回路14は、コント
ローラ3による制御の下、キーセンサ12及びペダルセ
ンサ13から供給される検出結果に基づいてMIDIイ
ベントを生成する。ここで、MIDIイベントは、図4
に示すように、発音又は消音すべき旨を示すノートオン
・ノートオフ情報と、発音すべき音の高さを示すノート
ナンバ情報と、発音の強弱を示すベロシティ情報等によ
って構成されている。MIDIイベント生成回路14
は、上記検出結果に基づいて、例えば「ドの音(ノート
ナンバ)を強さ10(ベロシティ)で発音(ノートオ
ン)せよ」といった演奏制御を指示するイベントの一種
であるMIDIイベントを生成し、かかるMIDIイベ
ントをコントローラ3及びピアノ音源15に供給する。
【0024】ピアノ音源15は、MIDIイベント生成
回路14から供給されるイベントにより指示されたピア
ノ音のオーディオ信号を電子的に生成する装置である。
このピアノ音源15により生成されたオーディオ信号
は、ミキサ5へ出力される。ミキサ5は、ピアノ音源1
5から出力されるオーディオ信号と、オーディオデータ
再生装置ARから通信インタフェース2、コントローラ
3を介して供給されるオーディオ信号等を混合して出力
する装置である。このミキサ5の出力信号は、アンプ6
によって増幅され、スピーカ7から音として出力され
る。
【0025】アンサンブル音源18は、コントローラ3
からイベントを受け取り、そのイベントに従ってデジタ
ル楽音信号を生成する装置である。このアンサンブル音
源18により生成されたデジタル楽音信号は、ミキサ5
に送られる。ミキサ5は、コントローラ3、ピアノ音源
15、アンサンブル音源18等から出力される各信号を
混合して出力する装置である。このミキサ5の出力信号
は、アンプ6によって増幅され、スピーカ7から音とし
て出力される。
【0026】ピアノ電子回路16は、コントローラ3か
らイベントを受け取り、自動演奏のための制御を行う回
路である。このピアノ電子回路16は、2通りの方法の
うちいずれかにより自動演奏の制御を行う。まず、第1
の方法では、コントローラ3から受け取ったイベントを
ピアノ音源15に送る。前述したように、ピアノ音源1
5は、イベントにより指示されたピアノ音のオーディオ
信号を電子的に生成する装置である。
【0027】第2の方法では、ピアノ電子回路16は、
コントローラ3から受け取ったイベントに従って駆動ソ
レノイド群17に対する通電制御を行う。この駆動ソレ
ノイド群17は、ピアノ11に設けられた複数の鍵に各
々対応した複数のソレノイドと、複数のペダルに各々対
応した複数のソレノイドとからなる。ピアノ電子回路1
6は、ある鍵の押下を指示するイベントをコントローラ
3から受け取った場合、その鍵に対応したソレノイドに
駆動電流を流し、鍵を押下させるのに必要な磁力をソレ
ノイドにより発生する。離鍵を指示するイベントを受け
取った場合も同様である。第1の方法、第2の方法のい
ずれによりイベントを取り扱うかの指示は、操作部4か
らコントローラ3に与えられ、コントローラ3はこの指
示をピアノ電子回路16に送る。ピアノ電子回路16
は、受け取った指示に従う。
【0028】FD記録装置8は、CDの再生に併せてユ
ーザが自動ピアノ20を演奏したときの演奏音、すなわ
ちユーザによる自動ピアノ20の演奏音をFD(Floppy
Disk)に記録する装置であり、コントローラ3による
制御の下、MIDIイベント等を含むSMF(Standard
MIDI File)を作成する機能を有している。ここで、SM
Fは、図5に示すように、ヘッダチャンクHTとトラッ
クチャンクTTによって構成されている。ヘッダチャン
クHTには、SMFの基本的な情報(チャンクタイプ
等)が格納され、トラックチャンクTTには、MIDI
データが格納される。MIDIデータは、同図に示すよ
うに、演奏制御等を指示するイベントと、先行するイベ
ントと後発のイベントとの発生時間間隔を示すデルタタ
イムからなる時系列の楽曲データである。ここで、MI
DIデータを構成するイベントは、MIDIイベント生
成回路14において生成されるMIDIイベントや、上
述したコントローラ3において生成される時間管理用の
イベント等によって構成されている。
【0029】かかるFD記録装置8は、コントローラ3
内のクロック生成手段33によって生成されるMIDI
データ記録・再生用のクロック(以下、クロックCLK
2という)をカウントすることにより計時を行う計時手
段(図示略)を備え、該計時手段による計時結果に基づ
いて、上述したデルタタイムの生成を行う。
【0030】FD再生装置8aは、コントローラ3から
の指令に従い、FDに記録されているMIDIデータを
順次読み出してコントローラ3に供給する。このMID
Iデータは、例えばFD記録装置8によりCDの再生に
同期して記録されたMIDIデータである(図5参
照)。FD再生装置8aは、あるイベントをFDから読
み出してコントローラ3に送った後は、そのイベントの
後のデルタタイムによって示される時間だけ待機し、後
続のイベントの読み出しを行う、という処理を繰り返
す。これがFD再生装置8aの基本的な動作である。
【0031】かかるFD再生装置8aは、FD記録装置
8と同様、上記クロック生成手段33によって生成され
るクロックCLK2をカウントすることにより計時を行
う計時手段(図示略)を備え、該計時手段による計時結
果と各デルタタイムに示される時間とを比較することに
より、対応するイベントの読み出しタイミングを制御す
る。ここで、FD記録装置8によりCDの再生に同期し
て記録された1曲分のMIDIデータには、演奏制御用
のMIDIイベントの他、時間管理用のイベントが含ま
れている。FD再生装置8aは、以上説明したMIDI
データをFDから読み出す機能(すなわち、シーケンサ
としての機能)の他に、この時間管理用のイベントを利
用して、オーディオデータ再生装置ARによるオーディ
オデータの再生とMIDIデータ記録再生装置MRによ
るMIDIデータの再生の同期を維持する機能を有して
いる。なお、かかる機能の詳細については、動作説明の
項において明らかにする。
【0032】以上説明したFD記録装置8によるMID
Iデータの記録及びFD再生装置8aによるMIDIデ
ータの再生は、上記説明から明らかなように、いずれも
コントローラ3内のクロック生成手段33によって生成
されるクロックCLK2に基づいて行われる。なお、コ
ントローラ3内に設けられたクロック生成手段33は、
水晶振動子とアンプとにより構成された発振回路(いず
れも図示略)を備えており、該発振回路から出力される
発信信号を適宜分周してタイミング制御用の各種のクロ
ック(本発明に特に関連の深いクロックは、上述したク
ロックCLK2である)を生成する。以下、本実施形態
に係る同期記録再生システムSSの動作について説明す
る。
【0033】(2)実施形態の動作 a.第1の動作例 図6及び図7は、第1の動作例を説明するための図であ
る。なお、以下では、クロックCLK1を利用してオー
ディオデータの再生を行うオーディオデータ再生装置A
R1と、クロックCLK2を利用してMIDIデータの
記録及び再生を行うMIDIデータ記録再生装置MR1
を例に説明を行う。ユーザは、まずオーディオデータ再
生装置AR1とMIDIデータ記録再生装置MR1とを
ケーブルによって接続する(図6参照)。そして、ユー
ザはMIDIデータ記録再生装置MR1の操作部4を操
作して、FDに対するMIDIデータの記録を待機すべ
き旨の入力(図7に示す、録音待機指示参照)を行った
後、オーディオデータ再生装置AR1の操作部(図示
略)等を操作して、CDに格納されているオーディオデ
ータの再生を開始すべき旨の入力(図7に示す、再生指
示参照)を行う。
【0034】オーディオデータ再生装置AR1の制御部
(図示略)は、操作部からオーディオデータの再生開始
指示を受け取ると、クロックCLK1を利用してオーデ
ィオデータの読み出しを開始する。そして、制御部は、
この読み出したオーディオデータからオーディオ信号を
生成し、MIDIデータ記録再生装置MR1に順次供給
していく。
【0035】MIDIデータ記録再生装置MR1のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR1から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、前掲図2に示すオーディオ信号検出処理を実行
し、オーディオデータ再生装置AR1から供給されるオ
ーディオ信号を順次ミキサ5へ供給して音として出力さ
せるための制御を行うと共に、該オーディオ信号の信号
レベルの検出を開始する。そして、コントローラ3は、
入力されるオーディオ信号のピークP1(図7参照)を
検出すると、時間管理用のイベントSys−1を生成
し、これをFD記録装置8へ送出する(図2に示す、ス
テップS3→ステップS4)。そして、コントローラ3
は、該FD記録装置8へMIDIデータの記録を開始す
べき指令を送出する。
【0036】かかる指令を受け取ると、FD記録装置8
は、クロック生成手段33から供給されるクロックCL
K2を利用して、FDに対するMIDIデータの記録を
開始する。そして、操作部4等を介して記録を終了すべ
き旨が入力(図7に示す、録音終了指示参照)される
と、コントローラ3は、MIDIデータの記録終了指示
をFD記録装置8へ送出し、FDに対するMIDIデー
タの記録を終了させる。
【0037】その後、ユーザはMIDIデータ記録再生
装置MR1の操作部4を操作して、FDに記録されたM
IDIデータの再生を待機すべき旨の入力(図7に示
す、再生待機指示参照)を行った後、オーディオデータ
再生装置AR1の操作部(図示略)等を操作して、CD
に格納されているオーディオデータの再生を開始すべき
旨の入力(図7に示す、再生指示参照)を行う。オーデ
ィオデータ再生装置AR1の制御部(図示略)は、操作
部からオーディオデータの再生開始指示を受け取ると、
クロックCLK1を利用してオーディオデータの読み出
しを開始する。そして、制御部は、この読み出したオー
ディオデータからオーディオ信号を生成し、MIDIデ
ータ記録再生装置MR1に順次供給していく。
【0038】MIDIデータ記録再生装置MR1のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR1から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、前掲図2に示すオーディオ信号検出処理を実行
し、オーディオデータ再生装置AR1から供給されるオ
ーディオ信号を順次ミキサ5へ供給して音として出力さ
せるための制御を行うと共に、該オーディオ信号の信号
レベルの検出を開始する。そして、コントローラ3は、
入力されるオーディオ信号のピークP1を検出すると、
該ピークP1を検出した旨をFD再生装置8aへ通知す
る(図2に示す、ステップS3→ステップS5)。そし
て、コントローラ3は、該FD再生装置8aへFDに記
録されているMIDIデータの再生を開始すべき指令を
送出する。
【0039】かかる指令を受け取ると、FD再生装置8
aは、クロック生成手段33から供給されるクロックC
LK2を利用して、FDに記録されているMIDIデー
タの再生を開始する。具体的には、まずFDに記録され
ている時間管理用のイベントSys−1(図7参照)を
読み出し、その後にFDに記録されている種々のイベン
ト(MIDIイベント等)を読み出すことによりMID
Iデータを再生する。前述したように、FD記録装置8
によるMIDIデータの記録及びFD再生装置8aによ
るMIDIデータの再生は、いずれもクロック生成手段
33によって生成されるクロックCLK2に基づいて行
われる。また、オーディオデータの再生は、MIDIデ
ータの記録時及びMIDIデータの再生時のいずれにお
いても、クロックCLK1に基づいて行われる。
【0040】従って、オーディオ信号のピークP1が検
出された時点でMIDIデータの記録を開始若しくは再
生を開始すれば、オーディオデータとMIDIデータと
を同期を保った状態で再生することが可能となる。な
お、かかるピークP1を検出する際には、オーディオデ
ータに対応した音のボリューム調整が必要となる。すな
わち、MIDIデータの記録時とMIDIデータ再生時
との間で、基準となる音のボリュームを変更した場合に
は(例えば、該ボリュームを「2」から「4」へ変
更)、オーディオ信号のピーク検出位置にずれが生じて
しまうことが予想される。従って、かかるピークを検出
する際には、オーディオ信号のピーク検出位置にずれが
生じないように該ボリュームを一定に、或いはボリュー
ムの調整を制限する等の措置を施せば良い。
【0041】b.第2の動作例 以上説明した第1の動作例では、オーディオ信号のピー
クを1回のみ(すなわち、最初のピークのみ)検出する
場合を例に説明した。これに対し、以下に示す第2〜第
4の動作例では、オーディオ信号のピークを数回(例え
ば、1曲分のオーディオデータの再生を開始してから終
了するまで)検出する場合を例に説明を行う。図8及び
図9は、第2の動作例を説明するための図である。な
お、以下では、クロックCLK1を利用してオーディオ
データの再生を行うオーディオデータ再生装置AR1
と、クロックCLK1よりも周波数が高いクロックCL
K1’を利用してオーディオデータの再生を行うオーデ
ィオデータ再生装置AR2と、クロックCLK2を利用
してMIDIデータの記録及び再生を行うMIDIデー
タ記録再生装置MR1を例に説明を行う。
【0042】ユーザは、まずオーディオデータ再生装置
AR1とMIDIデータ記録再生装置MR1とをケーブ
ルによって接続する(図8に示すA参照)。その後、ユ
ーザは、MIDIデータ記録再生装置MR1の操作部4
を操作して、FDに対するMIDIデータの記録を待機
すべき旨の入力(図9に示す、録音待機指示参照)を行
った後、オーディオデータ再生装置AR1の操作部(図
示略)等を操作して、CDに格納されているオーディオ
データの再生を開始すべき旨の入力(図9に示す、再生
指示1参照)を行う。
【0043】オーディオデータ再生装置AR1の制御部
(図示略)は、操作部からオーディオデータの再生開始
指示を受け取ると、クロックCLK1を利用してオーデ
ィオデータの読み出しを開始する。そして、制御部は、
この読み出したオーディオデータからオーディオ信号を
生成し、MIDIデータ記録再生装置MR1に順次供給
していく。
【0044】MIDIデータ記録再生装置MR1のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR1から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、図10に示すオーディオ信号検出処理を実行す
る。この図10に示す信号レベル検出処理は、図2に示
す信号レベル検出処理に対してステップS6を追加した
処理である。従って対応するステップには同一符号を付
し、説明を省略する。
【0045】コントローラ3は、オーディオデータ再生
装置AR1から供給されるオーディオ信号を順次ミキサ
5へ供給して音として出力させるための制御を行うと共
に、該オーディオ信号の信号レベルの検出を開始する。
そして、コントローラ3は、入力されるオーディオ信号
のピークP1(図9参照)を検出すると、時間管理用の
イベントSys−1を生成し、これをFD記録装置8へ
送出する(図10に示す、ステップS3→ステップS
4)。そして、コントローラ3は、該FD記録装置8へ
MIDIデータの記録を開始すべき指令を送出する。
【0046】かかる指令を受け取ると、FD記録装置8
は、クロック生成手段33から供給されるクロックCL
K2を利用して、FDに対するMIDIデータの記録を
開始する。一方、コントローラ3は、FD記録装置8へ
MIDIデータの記録を開始すべき指令等を送出する
と、ステップS6へ進み、例えば操作部4等を介して記
録を終了すべき旨の入力があったかどうかを検出する。
コントローラ3は、記録を終了すべき旨の入力がなく、
MIDIデータの記録を継続すべきであると判断すると
(ステップS6;YES)、ステップS1に戻り、上述
した処理を繰り返し実行する。
【0047】そして、コントローラ3は、例えば図9に
示すようにオーディオ信号のピークP2〜Pnを検出
し、これらオーディオ信号のピークP2〜Pnに対応す
る時間管理用のイベントSys−2〜Sys−nの生成
等を行った後に、記録を終了すべき旨の入力(図10に
示す、録音終了指示参照)を検出すると(ステップS
6;NO)、MIDIデータの記録終了指示をFD記録
装置8へ送出し、FDに対するMIDIデータの記録を
終了させる。
【0048】この結果、第1の動作例では、FDに時間
管理用のイベントが1つ(図7に示す、時間管理用のイ
ベントSys−1)のみ記録されたのに対し、第2の動
作例では、FDに時間管理用のイベントが複数(図9に
示す、時間管理用のイベントSys−1〜Sys−n)
が記録される。
【0049】MIDIデータの記録が終了すると、ユー
ザはMIDIデータ記録再生装置MR1に接続されてい
るオーディオデータ再生装置AR1を外し、該オーディ
オデータ再生装置AR1とは異なるオーディオデータ再
生装置AR2をMIDIデータ記録再生装置MR1に接
続する(図8に示すB参照)。その後、ユーザはMID
Iデータ記録再生装置MR1の操作部4を操作して、F
Dに記録されたMIDIデータの再生を待機すべき旨の
入力(図9に示す、再生待機指示参照)を行った後、オ
ーディオデータ再生装置AR2の操作部(図示略)等を
操作して、CDに格納されているオーディオデータの再
生を開始すべき旨の入力を行う。
【0050】オーディオデータ再生装置AR2の制御部
(図示略)は、操作部からオーディオデータの再生開始
指示を受け取ると、クロックCLK1よりも周波数が高
いクロックCLK1’を利用して、オーディオデータの
読み出しを開始する。そして、制御部は、この読み出し
たオーディオデータからオーディオ信号を生成し、MI
DIデータ記録再生装置MR1に順次供給していく。
【0051】MIDIデータ記録再生装置MR1のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR2から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、前掲図10に示すオーディオ信号検出処理を実行
する。ここで、オーディオデータ再生装置AR2のクロ
ックCLK1’の周波数は、オーディオデータ再生装置
AR1のクロックCLK1の周波数よりも高いため、オ
ーディオ信号のピークが検出される時刻は、オーディオ
データ再生装置AR1を利用した場合よりも、オーディ
オデータ再生装置AR2を利用した場合の方がはやくな
る。
【0052】コントローラ3は、このオーディオ信号の
ピークP1を検出すると、上記第1の動作例と同様、該
ピークP1を検出した旨をFD再生装置8aへ通知する
(図10に示す、ステップS3→ステップS5)。そし
て、コントローラ3は、該FDに記録されているMID
Iデータの再生を開始すべき指令を送出する。
【0053】かかる指令を受け取ると、FD再生装置8
aは、クロック生成手段33から供給されるクロックC
LK2を利用して、FDに記録されているMIDIデー
タの再生を開始する。具体的には、まずFDに記録され
ている時間管理用のイベントSys−1を読み出し、そ
の後にFDに記録されている種々のイベント(MIDI
イベント等)を読み出すことによりMIDIデータを再
生する。一方、コントローラ3は、FD再生装置8aへ
MIDIデータの再生を開始すべき指令等を送出する
と、ステップS6へ進み、例えば操作部4等を介して再
生を終了すべき旨の入力があったかどうかを検出する。
コントローラ3は、再生を終了すべき旨の入力がなく、
MIDIデータの再生を継続すべきであると判断すると
(ステップS6;YES)、ステップS1に戻り、上述
した処理を繰り返し実行する。
【0054】この結果、コントローラ3がオーディオ信
号のピークを検出する度に、該ピークを検出した旨がコ
ントローラ3からFD再生装置8aへ通知される。前述
したように、MIDIデータ再生時におけるオーディオ
データの読み出しは、クロックCLK1よりも周波数が
高いクロックCLK1’を利用して行われる。従って、
該MIDIデータ再生時におけるオーディオデータの読
み出し速度は、クロックCLK1を利用してオーディオ
データの読み出しを行うMIDIデータ記録時よりも速
くなる。具体的には、図9に示す時間管理用のイベント
Sys−2を読み出す前に、該時間管理用のイベントS
ys−2に対応するオーディオ信号のピークP2を検出
した旨の通知が、コントローラ3からFD再生装置8a
へ行われることとなる。
【0055】FD再生装置8aは、コントローラ3から
該オーディオ信号のピークP2を検出した旨の通知を受
け取ってから、時間管理用のイベントSys−2を所定
時間内に読み出した場合には、何もしない。一方、FD
再生装置8aは、コントローラ3から該オーディオ信号
のピークを検出した旨の通知を受け取ってから、時間管
理用のイベントSys−2を所定時間内に読み出すこと
ができない場合には、例えば後続のMIDIイベントを
所定個数読み飛ばし、読み飛ばした後のMIDIイベン
ト等から読み出しを開始する。
【0056】この結果、オーディオデータの再生速度
が、MIDIデータの再生速度よりも速い場合において
も、オーディオデータの再生とMIDIデータの再生の
同期は保たれることになる。なお、オーディオ信号のピ
ークP3〜Pnに対応する時間管理用のイベントSys
−3〜Sys−nについては、時間管理用のイベントS
ys−2と同様に説明することができるため、説明を割
愛する。また、オーディオデータの再生速度が、MID
Iデータの再生速度よりも遅い場合については、本動作
例の論理によってほぼ同様に説明することができるた
め、説明を割愛する。
【0057】このように、第2の動作例では、オーディ
オデータの再生に同期してMIDIデータを記録する
際、オーディオデータの再生によって得られるオーディ
オ信号のピークを複数検出し、検出したピークP1〜P
nに対応する時間管理用のイベントSys−1〜Sys
−nをFDに記録する。そして、該オーディオデータの
再生に同期してMIDIデータを再生する際、オーディ
オ信号のピークが検出されるタイミングと、上記時間管
理用のイベントSys−1〜Sys−nが読み出される
タイミングのずれに応じて、MIDIイベント等の読み
出しタイミングを調整する。これにより、オーディオデ
ータとMIDIデータとを同期を保った状態で再生する
ことが可能となる。
【0058】c.第3の動作例 図11及び図12は、第3の動作例を説明するための図
である。なお、以下では、クロックCLK1を利用して
オーディオデータの再生を行うオーディオデータ再生装
置AR1と、クロックCLK2を利用してMIDIデー
タの記録及び再生を行うMIDIデータ記録再生装置M
R1と、クロックCLK2よりも周波数が高いクロック
CLK2’を利用してMIDIデータの記録及び再生を
行うMIDIデータ記録再生装置MR2を例に説明す
る。
【0059】ユーザは、まずオーディオデータ再生装置
AR1とMIDIデータ記録再生装置MR1とをケーブ
ルによって接続する(図11に示すA参照)。その後、
ユーザは、MIDIデータ記録再生装置MR1の操作部
4を操作して、FDに対するMIDIデータの記録を待
機すべき旨の入力(図12に示す、録音待機指示参照)
を行った後、オーディオデータ再生装置AR1の操作部
(図示略)等を操作して、CDに格納されているオーデ
ィオデータの再生を開始すべき旨の入力(図12に示
す、再生指示参照)を行う。
【0060】オーディオデータ再生装置AR1の制御部
(図示略)は、操作部からオーディオデータの再生開始
指示を受け取ると、クロックCLK1を利用してオーデ
ィオデータの読み出しを開始する。そして、制御部は、
この読み出したオーディオデータからオーディオ信号を
生成し、MIDIデータ記録再生装置MR1に順次供給
していく。
【0061】MIDIデータ記録再生装置MR1のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR1から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、前掲図10に示すオーディオ信号検出処理を実行
する。この結果、FDには、コントローラ3によって検
出されるオーディオ信号の各ピークP1〜Pnに対応す
る複数の時間管理用のイベントSys−1〜Sys−n
が記録される。なお、オーディオ信号のピーク検出及び
時間管理用のイベント記録に関する詳細については、上
述した第2の動作例と同様に説明することができるた
め、割愛する。
【0062】さて、MIDIデータの記録が終了する
と、ユーザはオーディオデータ再生装置AR1に接続さ
れているMIDIデータ記録再生装置MR1を外し、該
MIDIデータ記録再生装置MR1とは異なるMIDI
データ記録再生装置MR2を該オーディオデータ再生装
置AR1に接続する(図11に示すB参照)。その後、
ユーザはMIDIデータ記録再生装置MR2の操作部4
を操作して、FDに記録されたMIDIデータの再生を
待機すべき旨の入力(図12に示す、再生待機指示参
照)を行った後、オーディオデータ再生装置AR1の操
作部(図示略)等を操作して、CDに格納されているオ
ーディオデータの再生を開始すべき旨の入力(図12に
示す、再生指示参照)を行う。
【0063】オーディオデータ再生装置AR1の制御部
(図示略)は、操作部からオーディオデータの再生開始
指示を受け取ると、クロックCLK1を利用して、オー
ディオデータの読み出しを開始する。そして、制御部
は、この読み出したオーディオデータからオーディオ信
号を生成し、MIDIデータ記録再生装置MR2に順次
供給していく。
【0064】MIDIデータ記録再生装置MR2のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR1から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、前掲図10に示すオーディオ信号検出処理を実行
する。
【0065】コントローラ3は、このオーディオ信号の
ピークP1を検出すると、上記第1の動作例と同様、該
ピークP1を検出した旨をFD再生装置8aへ通知する
(図10に示す、ステップS3→ステップS5)。そし
て、コントローラ3は、該FDに記録されているMID
Iデータの再生を開始すべき指令を送出する。
【0066】かかる指令を受け取ると、FD再生装置8
aは、クロック生成手段33から供給されるクロックC
LK2’を利用して、FDに記録されているMIDIデ
ータの再生を開始する。ここで、MIDIデータ記録再
生装置MR2のクロックCLK2’の周波数は、MID
Iデータ記録再生装置MR1のクロックCLK2よりも
高いため、時間管理用のイベントSys−2〜Sys−
nが読み出される時刻は、MIDIデータ記録再生装置
MR1を利用した場合よりも、MIDIデータ記録再生
装置MR2を利用した場合の方がはやくなる。換言すれ
ば、MIDIデータ再生時におけるMIDIデータの読
み出しは、クロックCLK2よりも周波数が高いクロッ
クCLK2’を利用して行われるため、該MIDIデー
タ再生時におけるMIDIデータの読み出し速度は、ク
ロックCLK2を利用してMIDIデータの読み出しを
行うMIDIデータ記録時よりも速くなる。
【0067】この結果、FD再生装置8aは、例えば時
間管理用のイベントSys−2を読み出した後に、該時
間管理用のイベントSys−2に対応するオーディオ信
号のピークP2を検出した旨の通知をコントローラ3か
ら受け取ることになる。
【0068】FD再生装置8aは、時間管理用のイベン
トSys−2を読み出してから、所定時間内にコントロ
ーラ3から該オーディオ信号のピークP2を検出した旨
の通知を受け取った場合には、何もしない。一方、FD
再生装置8aは、時間管理用のイベントSys−2を読
み出してから、所定時間内にコントローラ3から該オー
ディオ信号のピークP2を検出した旨の通知を受け取る
ことができなかった場合には、例えば時間管理用のイベ
ントSys−2を読み出してからコントローラ3から該
オーディオ信号のピークP2を検出した旨の通知を受け
取るまでの時間を計時し、この時間に相当する時間デー
タを後続のデルタタイムに加算する等の処理を行う。
【0069】この結果、MIDIデータ記録時及び再生
時においてオーディオデータの再生速度が一定であり、
かつ、MIDIデータの再生速度がMIDIデータの記
録速度よりも速い場合においても、オーディオデータの
再生とMIDIデータの再生の同期は保たれることにな
る。なお、オーディオ信号のピークP3〜Pnに対応す
る時間管理用のイベントSys−3〜Sys−nについ
ては、時間管理用のイベントSys−2と同様に説明す
ることができるため、説明を割愛する。また、MIDI
データ再生速度が、MIDIデータの記録速度よりも遅
い場合については、本動作例の論理によってほぼ同様に
説明することができるため、説明を割愛する。
【0070】このように、第3の動作例では、オーディ
オデータの再生に同期してMIDIデータを記録する
際、オーディオデータの再生によって得られるオーディ
オ信号のピークを複数検出し、検出したピークP1〜P
nに対応する時間管理用のイベントSys−1〜Sys
−nをFDに記録する。そして、該オーディオデータの
再生に同期してMIDIデータを再生する際、オーディ
オ信号のピークが検出されるタイミングと、上記時間管
理用のイベントSys−1〜Sys−nが読み出される
タイミングのずれに応じて、MIDIイベント等の読み
出しタイミングを調整する。これにより、オーディオデ
ータとMIDIデータとを同期を保った状態で再生する
ことが可能となる。
【0071】d.第4の動作例 図13及び図14は、第4の動作例を説明するための図
である。なお、以下では、クロックCLK1を利用して
オーディオデータの再生を行うオーディオデータ再生装
置AR1と、クロックCLK1よりも周波数が高いクロ
ックCLK1’を利用してオーディオデータの再生を行
うオーディオデータ再生装置AR2と、クロックCLK
2を利用してMIDIデータの記録及び再生を行うMI
DIデータ記録再生装置MR1と、クロックCLK2よ
りも周波数が高いクロックCLK2’を利用してMID
Iデータの記録及び再生を行うMIDIデータ記録再生
装置MR2を例に説明する。また、以下の説明では、例
えばレコード会社がオーディオデータ再生装置AR1と
MIDIデータ記録再生装置MR1を所有し、ユーザが
オーディオデータ再生装置AR2とMIDIデータ記録
再生装置MR2を所有している場合を想定する(図13
参照)。
【0072】レコード会社で働く従業員等は、まずオー
ディオデータ再生装置AR1とMIDIデータ記録再生
装置MR1とをケーブルによって接続する(図13に示
すA参照)。その後、該従業員等は、MIDIデータ記
録再生装置MR1の操作部4を操作して、FDに対する
MIDIデータの記録を待機すべき旨の入力(図14に
示す、録音待機指示参照)を行った後、オーディオデー
タ再生装置AR1の操作部(図示略)等を操作して、C
Dに格納されているオーディオデータの再生を開始すべ
き旨の入力(図14に示す、再生指示1参照)を行う。
【0073】オーディオデータ再生装置AR1の制御部
(図示略)は、操作部からオーディオデータの再生開始
指示を受け取ると、クロックCLK1を利用してオーデ
ィオデータの読み出しを開始する。そして、制御部は、
この読み出したオーディオデータからオーディオ信号を
生成し、MIDIデータ記録再生装置MR1に順次供給
していく。
【0074】MIDIデータ記録再生装置MR1のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR1から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、前掲図10に示すオーディオ信号検出処理を実行
する。この結果、FDには、コントローラ3によって検
出されるオーディオ信号の各ピークP1〜Pnに対応す
る複数の時間管理用のイベントSys−1〜Sys−n
が記録される。なお、オーディオ信号のピーク検出及び
時間管理用のイベント記録に関する詳細については、上
述した第2の動作例と同様に説明することができるた
め、割愛する。
【0075】さて、MIDIデータの記録が終了する
と、レコード会社は、上記オーディオデータの記録され
たCD及び上記MIDIデータの記録されたFDをユー
ザ等に販売する。ユーザは、楽器店等にて該CD及びF
Dを購入すると、これらを自己のオーディオデータ再生
装置AR2及びMIDIデータ記録再生装置MR2にそ
れぞれ装着する(図13に示すB参照)。
【0076】その後、ユーザはMIDIデータ記録再生
装置MR2の操作部4を操作して、FDに記録されたM
IDIデータの再生を待機すべき旨の入力(図14に示
す、再生待機指示参照)を行った後、オーディオデータ
再生装置AR2の操作部(図示略)等を操作して、CD
に格納されているオーディオデータの再生を開始すべき
旨の入力(図14に示す、再生指示2参照)を行う。
【0077】オーディオデータ再生装置AR2の制御部
(図示略)は、操作部からオーディオデータの再生開始
指示を受け取ると、クロックCLK1’を利用して、オ
ーディオデータの読み出しを開始する。そして、制御部
は、この読み出したオーディオデータからオーディオ信
号を生成し、MIDIデータ記録再生装置MR2に順次
供給していく。
【0078】MIDIデータ記録再生装置MR2のコン
トローラ3は、オーディオデータ再生装置AR2から通
信インタフェース2等を介してオーディオ信号を受け取
ると、前掲図10に示すオーディオ信号検出処理を実行
する。ここで、オーディオデータ再生装置AR2(ユー
ザ側)のクロックCLK1’の周波数は、オーディオデ
ータ再生装置AR1(レコード会社側)のクロックCL
K1の周波数よりも高いため、オーディオ信号のピーク
が検出される時刻は、オーディオデータ再生装置AR1
を利用した場合よりも、オーディオデータ再生装置AR
2を利用した場合の方がはやくなる。
【0079】コントローラ3は、このオーディオ信号の
ピークP1を検出すると、上記各動作例と同様、ピーク
P1を検出した旨をFD再生装置8aへ通知する(図1
0に示す、ステップS3→ステップS5)。そして、コ
ントローラ3は、該FDに記録されているMIDIデー
タの再生を開始すべき指令を送出する。
【0080】かかる指令を受け取ると、FD再生装置8
aは、クロック生成手段33から供給されるクロックC
LK2’を利用して、FDに記録されているMIDIデ
ータの再生を開始する。前述したように、MIDIデー
タ記録再生装置MR2(ユーザ側)のクロックCLK
2’の周波数は、MIDIデータ記録再生装置MR1
(レコード会社側)のクロックCLK2よりも高いた
め、時間管理用のイベントSys−2〜Sys−nが読
み出される時刻は、MIDIデータ記録再生装置MR1
を利用した場合よりも、MIDIデータ記録再生装置M
R2を利用した場合の方がはやくなる。
【0081】ここで、FD再生装置8aは、例えば図1
4に示すようにオーディオ信号のピークP2を検出した
旨の通知を受け取る前に、時間管理用のイベントSys
−2を読み出した場合、該時間管理用のイベントSys
−2を読み出してから、該オーディオ信号のピークP2
を検出した旨の通知を所定時間内に受け取った場合に
は、何もしない。一方、FD再生装置8aは、時間管理
用のイベントSys−2を読み出してから、該オーディ
オ信号のピークP2を検出した旨の通知を所定時間内に
受け取ることができなかった場合には、例えば時間管理
用のイベントSys−2を読み出してからコントローラ
3から該オーディオ信号のピークP2を検出した旨の通
知を受け取るまでにかかった時間に相当する時間データ
を後続のデルタタイムに加算する等の処理を行う。
【0082】この結果、MIDIデータ記録時及び再生
時においてオーディオデータの再生速度が異なり、か
つ、MIDIデータの記録速度及び再生速度が異なる場
合においても、オーディオデータの再生とMIDIデー
タの再生の同期は保たれることになる。なお、オーディ
オ信号のピークP3〜Pnに対応する時間管理用のイベ
ントSys−3〜Sys−nについては、時間管理用の
イベントSys−2と同様に説明することができるた
め、説明を割愛する。また、MIDIデータ再生時にお
けるオーディオデータの再生速度が、MIDIデータ記
録時におけるオーディオデータの再生速度よりも遅い場
合及びMIDIデータの再生速度が、MIDIデータの
記録速度よりも遅い場合等については、本動作例の論理
によってほぼ同様に説明することができるため、説明を
割愛する。
【0083】このように、第4の動作例では、MIDI
データ記録時に使用したオーディオデータ再生装置及び
MIDIデータ記録再生装置と、MIDIデータ再生時
に使用したオーディオデータ再生装置及びMIDIデー
タ記録再生装置とが、それぞれ異なる装置であっても、
オーディオデータとMIDIデータとを同期を保った状
態で再生することが可能となる。
【0084】以上説明したように、本実施形態に係るM
IDIデータ記録再生装置MRによれば、一般家庭など
において広く利用されているタイムコード出力機能を備
えていないオーディオデータ再生装置によるオーディオ
データの再生に同期して、MIDIデータを記録するこ
とができ、さらに、該オーディオデータの再生に同期し
て、記録したMIDIデータを再生することができる。
【0085】B.変形例 以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実
施形態はあくまで例示であり、上記実施形態に対して
は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加
えることができる。変形例としては、例えば以下のよう
なものが考えられる。
【0086】<変形例1>上述した本実施形態に第4の
動作例では、レコード会社がCDに記録されたオーディ
オデータの再生に同期してFDにMIDIデータを記録
し、これらを販売する一方、ユーザが楽器店等において
該CD及び該FDを購入し、該CDに記録されたオーデ
ィオデータの再生に同期してFDに記録されたMIDI
データを再生する場合について説明した。これに対し、
以下に示す変形例1では、レコード会社がネットワーク
を介して上記オーディオデータ及びMIDIデータをユ
ーザに送信する一方、ユーザがレコード会社から受信し
たオーディオデータの再生に同期してMIDIデータを
再生する場合について説明を行う。
【0087】図15は、変形例1に係る同期記録再生シ
ステムSS’の構成を示す図である。同期記録再生シス
テムSS’は、オーディオデータ及び該オーディオデー
タの再生に同期して記録したMIDIデータ(以下、同
期記録MIDIデータという)を提供するコンテンツ・
サーバCSと、インターネットや固定電話網など様々な
通信網によって構成されるネットワークNWと、該ネッ
トワークNWを介し、コンテンツ・サーバCSから上記
オーディオデータ及びMIDIデータを受信することが
可能な複数のクライアント端末CTとを具備している。
なお、図15では、図面が煩雑になるのを防ぐため、ク
ライアント端末CTを1台のみ図示している。
【0088】コンテンツ・サーバCSは、レコード会社
が所有する種々のサーバソフトウェアを搭載したコンピ
ュータであり、複数のオーディオデータと複数の同期記
録MIDIデータとを対応付けて格納したデータ・ベー
ス部DBを備えている。図16は、オーディオデータ及
び同期記録MIDIデータの構成を説明するための図で
ある。オーディオデータ及び同期記録MIDIデータ
は、それぞれヘッダとペイロードにより構成されてい
る。オーディオデータのヘッダには、該オーディオデー
タを識別するための識別情報(オーディオ−ID)が含
まれ、オーディオデータのペイロードには、オーディオ
信号を生成するためのデータが含まれている。同期記録
MIDIデータもオーディオデータとほぼ同様、該同期
記録MIDIデータのヘッダには、該同期記録MIDI
データを識別するための識別情報(MIDI−ID)が
含まれ、同期記録MIDIデータのペイロードには、演
奏制御等を指示するMIDIイベントや時間管理用のイ
ベント、デルタタイム等が含まれている。
【0089】以上説明したデータベース部DBに格納さ
れている複数のオーディオデータ及び同期記録MIDI
データは、それぞれオーディオデータ再生装置AR1
(第4の動作例参照)によって再生されるオーディオデ
ータ及び該オーディオデータの再生に同期してMIDI
データ記録再生装置MR1(第4の動作例参照)によっ
て記録されるMIDIデータである。かかるコンテンツ
・サーバCSは、クライアント端末CTからネットワー
クNWを介して所定のオーディオデータ及び同期記録M
IDIデータの配信要求を受信すると、対応するオーデ
ィオデータ及び同期記録MIDIデータをネットワーク
NWを経由で該クライアント端末CT宛に送信する。
【0090】クライアント端末CTは、例えばユーザが
所有するパーソナルコンピュータ等であり、ネットワー
クNWに接続された種々のサーバとの間でデータ等を授
受するための機能(ネットワーク接続機能)や、上記コ
ンテンツ・サーバCSから受信したオーディオデータ及
び同期記録MIDIデータを、ケーブル等により当該ク
ライアント端末CTに接続されたオーディオデータ再生
装置AR2(第4の動作例参照)及びMIDIデータ記
録再生装置MR2(第4の動作例参照)へそれぞれ送信
する機能を備えている。
【0091】かかる同期記録再生システムSS’を利用
する場合、ユーザは、まずクライアント端末CTの操作
部(図示略)等を操作し、上記コンテンツ・サーバCS
を指定するURL(Uniform Resource Locator)、IP
アドレス等を入力して該コンテンツ・サーバCSのアク
セスを試みる。コンテンツ・サーバCSは、クライアン
ト端末CSからネットワークNWを介してアクセス要求
を受け取ると、該要求に応じ、データベース部DBに格
納されている複数のオーディオデータ及び複数の同期記
録MIDIデータをリスト形式で表示するためのリスト
情報を図示せぬ記憶手段から読み出し、これをクライア
ント端末CS宛に送信する。
【0092】クライアント端末CSは、コンテンツ・サ
ーバCSからネットワークNW経由で受信したリスト情
報をディスプレイ(図示略)に表示する。ユーザは、該
ディスプレイに表示されるリスト情報を参照し、配信を
要求すべきオーディオデータ及び同期記録MIDIデー
タを決定する。そして、ユーザは操作部を操作し、決定
したオーディオデータ及び同期記録MIDIデータを配
信すべき旨の入力を行う。かかる入力が行われると、ク
ライアント端末CTは、コンテンツ・サーバCSに対
し、該オーディオデータ及び同期記録MIDIデータの
配信要求を行う。
【0093】コンテンツ・サーバCSは、ネットワーク
経由で該配信要求を受け取ると、データベース部DBか
ら対応するオーディオデータ及び同期記録MIDIデー
タを読み出し、これをクライアント端末CT宛に送信す
る。クライアント端末CTは、コンテンツ・サーバCS
からオーディオデータ及び同期記録MIDIデータを受
信すると、自端末に接続されたオーディオ再生装置AR
2及びMIDIデータ記録再生装置MR2へ転送する。
なお、転送する際、クライアント端末CTは、該オーデ
ィオデータ及び同期記録MIDIデータのヘッダに含ま
れている識別情報を参照し、いずれのデータをいずれの
装置に送信すべきかを判断する。
【0094】一方、オーディオデータ再生装置AR2及
びMIDIデータ記録再生装置MR2は、それぞれクラ
イアント端末CTから受信したオーディオデータ及び同
期記録MIDIデータを、揮発性メモリや不揮発性メモ
リ等によって構成された記憶手段に格納する。
【0095】その後、オーディオデータ再生装置AR2
に記憶されたオーディオデータの再生に同期して、MI
DIデータ記録再生装置MR2に記憶された同期記録M
IDIデータを再生することを試みるユーザは、まずオ
ーディオデータ再生装置AR2とMIDIデータ記録再
生装置MR2とをケーブル等によって接続する。そし
て、ユーザは、MIDIデータ記録再生装置MR2の操
作部4を操作して、記憶手段に記憶されている同期記録
MIDIデータの再生を待機すべき旨の入力を行った
後、オーディオデータ再生装置AR2の操作部等を操作
して、記憶手段に記憶されているオーディオデータの再
生を開始すべき旨の入力を行う。かかる入力が行われる
と、オーディオデータ再生装置AR2及びMIDIデー
タ記録再生装置MR2は、第4の動作例と同様の処理を
行う。この結果、第4の動作例と同様に、該オーディオ
データと同期記録MIDIデータが同期を保った状態で
再生される。なお、オーディオデータ再生装置AR2及
びMIDIデータ記録再生装置MR2の動作に関する詳
細は、第4の動作例とほぼ同様に説明することができる
ため、割愛する。
【0096】なお、本変形例では、クライアント端末C
Tがコンテンツ・サーバCSからオーディオデータ及び
同期記録MIDIデータを受信し、当該クライアント端
末CTに接続されたオーディオデータ再生装置AR2及
びMIDIデータ記録再生装置MR2にそれぞれ転送す
る場合を例に説明したが、例えばオーディオデータ再生
装置AR2及びMIDIデータ記録再生装置MR2にそ
れぞれネットワーク接続機能が搭載されている場合に
は、コンテンツ・サーバCSから送信されるオーディオ
データ及び同期記録MIDIデータを直接受信するよう
にしても良い。
【0097】また、本変形例では、クライアント端末C
Tがコンテンツ・サーバCSからオーディオデータ及び
同期記録MIDIデータを受信した場合、クライアント
端末CTは、受信した各データを自端末に接続されたオ
ーディオ再生装置AR2及びMIDIデータ記録再生装
置MR2に転送する構成であったが、クライアント端末
が各データを受信した時点において、オーディオデータ
再生装置AR2及びMIDIデータ記録再生装置MR2
が自端末に接続されていないことも想定される。かかる
場合を想定し、クライアント端末CTがコンテンツ・サ
ーバCSからオーディオデータ及び同期記録MIDIデ
ータを受信した場合には、一旦ハードディスク(図示
略)等に格納し、その後、クライアント端末CTにオー
ディオデータ再生装置AR2及びMIDIデータ記録再
生装置MR2された場合に、ハードディスク等に格納さ
れた各データをオーディオデータ再生装置AR2及びM
IDIデータ記録再生装置MR2に送信するようにして
も良い。
【0098】また、本変形例では、クライアント端末C
Tとしてパーソナルコンピュータ等を例示したが、上記
ネットワーク接続機能やオーディオデータ再生装置AR
2及びMIDIデータ記録再生装置MR2との間でデー
タの授受を行うための機能を搭載した様々な端末(例え
ば、携帯電話、PHS(Personal Handyphone Syste
m)、PDA(Personal Digital Assistance)等)に適
用可能である。また、例えばレコード会社がCDをユー
ザ等に販売する一方、該CDに記録されたオーディオデ
ータの再生に同期して著名な演奏者等が演奏した演奏デ
ータを同期記録MIDIデータとして複数記録し、これ
を上記データベース部DBに格納する。ユーザは、該デ
ータベースDBにアクセスし、格納されている複数の同
期記録MIDIデータの中から、自分の好みの演奏者
(例えば、演奏者α等)に対応する同期記録MIDIデ
ータをダウンロードする。このように本変形例を上述し
た本実施形態に適用することも可能である。
【0099】<変形例2>図17は、変形例2に係るマ
スターCDに記録されたオーディオデータを説明するた
めの図である。マスターCDは、例えばレコード会社
(上述した第4の動作例参照)等において作成されるC
Dである。このマスターCDに記録されているオーディ
オデータを所定のオーディオデータ再生装置AR1を用
いて再生することで、オーディオ信号のピークP1〜P
nが所定時間間隔ΔT1で検出されるようになってい
る。なお、以下の説明では、オーディオデータ再生装置
AR1におけるオーディオデータ再生用のクロックをC
LK1とする。
【0100】オーディオデータ再生装置AR2及びMI
DIデータ記録再生装置MRを所有するユーザは、上記
マスターCDを楽器店等において購入し、これを該オー
ディオデータ再生装置AR2に装着する。そして、ユー
ザは、オーディオデータ再生装置AR2とMIDIデー
タ記録再生装置MRとをケーブル等によって接続し、オ
ーディオデータ再生装置AR2の操作部(図示略)を操
作して、CDに記録されたオーディオデータの再生指示
を行う。
【0101】オーディオデータ再生装置AR2は、かか
る再生指示に従い、クロックCLK1’を利用して、オ
ーディオデータの読み出し動作を開始する。一方、MI
DIデータ記録再生装置MRは、オーディオデータ再生
装置AR2から供給されるオーディオ信号のピーク検出
を開始する。MIDIデータ記録再生装置MRは、該ピ
ークが検出される時間間隔(以下、時間間隔ΔT2とす
る)を図示せぬRAM等に記録し、これを上述した時間
間隔ΔT1と比較することにより、オーディオデータ再
生装置AR2のクロックCLK1’とオーディオ再生装
置AR1のクロックCLK1のずれ及びクロックCLK
1’の周波数を把握する。MIDIデータ記録再生装置
MRは、把握したオーディオデータ再生装置AR2のク
ロックCLK1’に基づき、MIDIデータの記録速
度、再生速度を調整することで、オーディオデータの再
生とMIDIデータの記録若しくは再生を同期させるこ
とが可能となる。
【0102】なお、上記オーディオデータが記録されて
いるマスターCDの代わりに、該オーディオデータを配
信するサーバを設け、ネットワーク(インターネット
等)経由でアクセスのあったユーザに対して、該オーデ
ィオデータを無償等でダウンロードするようにしても良
い。
【0103】ここで、上述した本実施形態では、オーデ
ィオデータを記憶する記憶媒体としてCDを例示した
が、FD、MD、オーディオテープ、レコードなど、オ
ーディオデータを記憶することができる様々な記憶媒体
に適用可能である。また、MIDIデータを記憶する記
憶媒体についても、上記と同様、様々な記憶媒体(C
D、MD等)に適用可能である。
【0104】また、本発明は、FD記録装置8、FD再
生装置8a、コントローラ3など、図1に示すMIDI
データ記録再生装置MRに係る全ての構成要素を含んだ
自動ピアノを製造し、販売するという態様でも実施され
得る。かかる態様によれば、ユーザは、該自動ピアノ
と、一般的なオーディオデータ再生装置(すなわち、タ
イムコード出力機能を備えていないオーディオデータ再
生装置)とを用いて、CDに記録されたオーディオデー
タの再生に同期して演奏データ(例えば、ユーザがピア
ノ11を演奏することにより得られる演奏データ等)を
FDに記録することができると共に、FDに記録された
該演奏データに基づく自動演奏に同期させてCDに記録
されたオーディオデータの再生を行うことができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
D等の記憶媒体に記録されているオーディオデータを再
生する装置として、タイムコード出力機能を備えていな
いオーディオデータ再生装置を使用した場合であって
も、該オーディオデータの再生に同期してMIDIデー
タの記録、再生等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における同期記録システムの構成
を示す図である。
【図2】 同実施形態に係る信号レベル検出処理を示す
フローチャートである。
【図3】 同実施形態に係るオーディオ信号を説明する
ための図である。
【図4】 同実施形態に係るMIDIイベントの構成を
示す図である。
【図5】 同実施形態に係るSMFの構成を示す図であ
る。
【図6】 同実施形態における第1の動作例を説明する
ための図である。
【図7】 同実施形態における第1の動作例を説明する
ための図である。
【図8】 同実施形態における第2の動作例を説明する
ための図である。
【図9】 同実施形態における第2の動作例を説明する
ための図である。
【図10】 同実施形態における第2の動作例に係る信
号レベル検出処理を示すフローチャートである。
【図11】 同実施形態における第3の動作例を説明す
るための図である。
【図12】 同実施形態における第3の動作例を説明す
るための図である。
【図13】 同実施形態における第4の動作例を説明す
るための図である。
【図14】 同実施形態における第4の動作例を説明す
るための図である。
【図15】 変形例1に係る同期記録システムの構成を
示す図である。
【図16】 変形例1に係るオーディオデータ及び同期
記録MIDIデータの構成を説明するための図である。
【図17】 変形例2に係るマスターCDに記録された
オーディオデータを説明するための図である。
【符号の説明】
AR・・・オーディオデータ再生装置、MR・・・MI
DIデータ記録再生装置、2・・・通信インタフェー
ス、3・・・コントローラ、4・・・操作部、5・・・
ミキサ、6・・・アンプ、7・・・スピーカ、8・・・
FD記録装置、8a・・・FD再生装置、20・・・自
動ピアノ、11・・・ピアノ、12・・・キーセンサ、
13・・・ペダルセンサ、14・・・MIDIイベント
生成回路、15・・・ピアノ音源、16・・・ピアノ電
子回路、17・・・駆動ソレノイド群、18・・・アン
サンブル音源、33・・・クロック生成手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 301 G11B 20/12 20/12 103 103 G10L 9/18 M G Fターム(参考) 5D044 AB05 BC01 BC03 CC04 DE17 DE25 DE34 DE38 EF05 FG18 FG21 GK11 HL07 5D045 DA20 5D378 MM02 MM51 MM94

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータ再生装置によるオーデ
    ィオデータの再生に同期して、複数のイベントと各イベ
    ントの実行タイミングを指定するタイミングデータとを
    含む楽曲データを記憶媒体に記録する記録装置であっ
    て、 前記オーディオデータ再生装置から前記オーディオデー
    タの再生に基づき生成されるオーディオ信号を入力する
    入力手段と、 前記オーディオ信号のピークを検出したとき、時間管理
    用のイベントを生成する第1イベント生成手段と、 楽器の操作状態を検出する検出手段から該操作状態を取
    得し、取得した該操作状態に応じて楽曲の演奏制御を指
    示するイベントを生成する第2イベント生成手段と、 クロックをカウントすることにより計時を行う計時手段
    と、 前記計時手段による計時結果に基づいて、前記タイミン
    グデータを生成するタイミングデータ生成手段と、 前記第1イベント生成手段によって生成される時間管理
    用のイベントと、前記第2イベント生成手段によって生
    成される楽曲の演奏制御を指示するイベントと、前記タ
    イミングデータ生成手段によって生成されるタイミング
    データとを含む楽曲データを前記記憶媒体に記録する記
    録手段とを具備することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 オーディオデータ再生装置によるオーデ
    ィオデータの再生に同期して、記憶媒体に記録された楽
    曲データを再生する再生装置であって、 該記憶媒体に記録された楽曲データは、前記オーディオ
    データ再生装置によるオーディオデータの再生に同期し
    て記録された楽曲データであり、 前記オーディオデータ再生装置から前記オーディオデー
    タの再生に基づき生成されるオーディオ信号を入力する
    入力手段と、 前記オーディオ信号のピークを検出したとき、該記憶媒
    体に記録された楽曲データの再生を開始する再生制御手
    段とを具備することを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 オーディオデータ再生装置によるオーデ
    ィオデータの再生に同期して、記憶媒体に記録された楽
    曲データを再生する再生装置であって、 該記憶媒体に記録された楽曲データは、前記オーディオ
    データ再生装置によるオーディオデータの再生に同期し
    て記録された複数のイベントと各イベントの実行タイミ
    ングを指定するタイミングデータとを含む楽曲データで
    あり、 前記複数のイベントは、前記オーディオデータの再生に
    基づき生成されるオーディオ信号のピークの検出タイミ
    ングを示す時間管理用のイベントと楽曲の演奏制御を指
    示するイベントとを含み、 前記オーディオデータ再生装置から前記オーディオデー
    タの再生に基づき生成されるオーディオ信号を入力する
    入力手段と、 前記オーディオ信号のピークを検出する検出手段と、 クロックをカウントすることにより計時を行う計時手段
    による計時結果に基づき、前記楽曲データ中のタイミン
    グデータによって定まる時刻に、対応するイベントを読
    み出すイベント読み出し手段と、 前記イベント読み出し手段によって読み出された複数の
    イベントのうち、楽曲演奏制御を指示するイベントを再
    生手段に供給する制御手段と、 前記イベント読み出し手段によって前記時間管理用のイ
    ベントが読み出されるタイミングと、前記検出手段によ
    って前記オーディオ信号のピークが検出されるタイミン
    グとのずれに応じて、前記イベント読み出し手段による
    前記楽曲演奏制御を指示するイベントの読み出しタイミ
    ングを調整する調整手段とを具備することを特徴とする
    再生装置。
  4. 【請求項4】 オーディオデータ再生装置によるオーデ
    ィオデータの再生に同期して、複数のイベントと各イベ
    ントの実行タイミングを指定するタイミングデータとを
    含む楽曲データを記憶媒体に記録する方法であって、 前記オーディオデータ再生装置によるオーディオデータ
    の再生に基づき生成されるオーディオ信号のピークを検
    出したとき、時間管理用のイベントを生成する過程と、 楽器の操作状態を検出する検出手段から該操作状態を取
    得し、取得した該操作状態に応じて楽曲の演奏制御を指
    示するイベントを生成する過程と、 クロックをカウントすることにより計時を行う計時手段
    による計時結果に基づいて、前記タイミングデータを生
    成する過程と、 前記時間管理用のイベントと、前記楽曲の演奏制御を指
    示するイベントと、前記タイミングデータとを含む楽曲
    データを前記記憶媒体に記録する過程とを具備すること
    を特徴とする記録方法。
  5. 【請求項5】 オーディオデータ再生装置によるオーデ
    ィオデータの再生に同期して、記憶媒体に記録された楽
    曲データを再生する方法であって、 該記憶媒体に記録された楽曲データは、前記オーディオ
    データ再生装置によるオーディオデータの再生に同期し
    て記録された楽曲データであり、 前記オーディオデータ再生装置による前記オーディオデ
    ータの再生に基づき生成されるオーディオ信号のピーク
    を検出したとき、該記憶媒体に記録された楽曲データの
    再生を開始することを特徴とする再生方法。
  6. 【請求項6】 オーディオデータ再生装置によるオーデ
    ィオデータの再生に同期して、記憶媒体に記録された楽
    曲データを再生する方法であって、 該記憶媒体に記録された楽曲データは、前記オーディオ
    データ再生装置によるオーディオデータの再生に同期し
    て記録された複数のイベントと各イベントの実行タイミ
    ングを指定するタイミングデータとを含む楽曲データで
    あり、 前記複数のイベントは、前記オーディオデータの再生に
    基づき生成されるオーディオ信号のピークの検出タイミ
    ングを示す時間管理用のイベントと楽曲の演奏制御を指
    示するイベントとを含み、 前記オーディオデータ再生装置による前記オーディオデ
    ータの再生に基づき生成されるオーディオ信号のピーク
    を検出する過程と、 クロックをカウントすることにより計時を行う計時手段
    による計時結果に基づき、前記楽曲データ中のタイミン
    グデータによって定まる時刻に対応するイベントを読み
    出す過程と、 読み出した複数のイベントのうち、楽曲演奏制御を指示
    するイベントを再生手段に供給する過程と、 前記時間管理用のイベントの読み出しタイミングと、前
    記オーディオ信号のピークの検出タイミングとのずれに
    応じて、前記楽曲演奏制御を指示するイベントの読み出
    しタイミングを調整する過程とを具備することを特徴と
    する再生方法。
  7. 【請求項7】 オーディオデータの再生に同期して、楽
    曲データを再生する方法であって、 前記楽曲データは、前記オーディオデータの再生に同期
    して記録された複数のイベントと各イベントの実行タイ
    ミングを指定するタイミングデータとを含む楽曲データ
    であり、 前記複数のイベントは、前記オーディオデータの再生に
    基づき生成されるオーディオ信号のピークの検出タイミ
    ングを示す時間管理用のイベントと楽曲の演奏制御を指
    示するイベントとを含み、 前記オーディオデータと前記楽曲データとを備えたサー
    バが、前記オーディオデータ及び前記楽曲データを、そ
    れぞれネットワークを介してオーディオデータ再生装置
    及び再生装置へ送信する過程と、 前記オーディオデータ再生装置が、前記サーバからネッ
    トワークを介して受信したオーディオデータを第1記憶
    手段に記憶する過程と、 前記再生装置が、前記サーバからネットワークを介して
    受信した楽曲データを第2記憶手段に記憶する過程と、 前記オーディオデータ再生装置が、入力される前記オー
    ディオデータの再生指示に従って、前記第1記憶手段に
    記憶されている前記オーディオデータからオーディオ信
    号を生成して前記再生装置へ供給する過程と、 前記再生装置が、前記オーディオデータ再生装置から供
    給されるオーディオ信号のピークを検出する過程と、 前記再生装置が、クロックをカウントすることにより計
    時を行う計時手段による計時結果に基づき、前記第2記
    憶手段に記憶されている楽曲データ中のタイミングデー
    タによって定まる時刻に対応するイベントを読み出し、
    読み出した複数のイベントのうち、楽曲演奏制御を指示
    するイベントを再生手段に供給する過程と、 前記再生装置が、前記時間管理用のイベントの読み出し
    タイミングと、前記オーディオ信号のピークの検出タイ
    ミングとのずれに応じて、前記楽曲演奏制御を指示する
    イベントの読み出しタイミングを調整する過程とを具備
    することを特徴とする再生方法。
  8. 【請求項8】 オーディオデータと該オーディオデータ
    の再生に同期して記録された楽曲データとを備えたサー
    バと、前記サーバとネットワークを介して通信可能なオ
    ーディオデータ再生装置及び再生装置とを具備するシス
    テムであって、 前記楽曲データは、前記オーディオデータ再生装置によ
    るオーディオデータの再生に同期して記録された複数の
    イベントと各イベントの実行タイミングを指定するタイ
    ミングデータとを含む楽曲データであり、 前記複数のイベントは、前記オーディオデータの再生に
    基づき生成されるオーディオ信号のピークの検出タイミ
    ングを示す時間管理用のイベントと楽曲の演奏制御を指
    示するイベントとを含み、 前記サーバは、前記オーディオデータ及び前記楽曲デー
    タを、それぞれネットワークを介してオーディオデータ
    再生装置及び再生装置へ送信する送信手段を具備し、 前記オーディオデータ再生装置は、 前記サーバからネットワークを介して前記オーディオデ
    ータを受信する受信手段と、 前記オーディオデータを記憶する第1記憶手段と、 入力される前記オーディオデータの再生指示に従って、
    前記第1記憶手段に記憶されている前記オーディオデー
    タからオーディオ信号を生成し、前記再生装置へ供給す
    る供給手段とを具備し、 前記再生装置は、 前記サーバからネットワークを介して受信した楽曲デー
    タを受信する受信手段と、 前記楽曲データを記憶する第2記憶手段と、 クロックをカウントすることにより計時を行う計時手段
    による計時結果に基づき、前記第2記憶手段に記憶され
    ている楽曲データ中のタイミングデータによって定まる
    時刻に対応するイベントを読み出すイベント読み出し手
    段と、 前記イベント読み出し手段によって読み出された複数の
    イベントのうち、楽曲演奏制御を指示するイベントを再
    生手段に供給する制御手段と、 前記イベント読み出し手段によって前記時間管理用のイ
    ベントが読み出されるタイミングと、前記検出手段によ
    って前記オーディオ信号のピークが検出されるタイミン
    グとのずれに応じて、前記イベント読み出し手段による
    前記楽曲演奏制御を指示するイベントの読み出しタイミ
    ングを調整する調整手段とを具備することを特徴とする
    同期再生システム。
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