JP2003269752A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2003269752A
JP2003269752A JP2002069585A JP2002069585A JP2003269752A JP 2003269752 A JP2003269752 A JP 2003269752A JP 2002069585 A JP2002069585 A JP 2002069585A JP 2002069585 A JP2002069585 A JP 2002069585A JP 2003269752 A JP2003269752 A JP 2003269752A
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Masashi Takazawa
正志 高澤
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Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房運転での蓄熱利用範囲を広げ、圧縮機の
オンオフ回数を低減させることにより、空調運転の快適
性向上と、圧縮機の運転改善、および、蓄熱の無駄な使
用を抑えたことを特徴とする空気調和装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 室内制御部30に設定された室内目標温
度と、室内温度センサ28からの温度信号との温度差
と、冷媒温度センサ29からの温度信号とにより、サブ
クール制御を行なわせ、それでも室内空調負荷に対して
過剰な冷房能力となってしまう場合、蓄熱電動弁19を
全閉状態とし、解氷弁20と、サブクール弁22とをオ
フ(閉)として、液管弁21をオン(開)とし、蓄熱コ
イル17を流通して室内ユニット2へ循環する冷媒を遮
断することにより、蓄熱非利用運転を行わせることが可
能となり、蓄熱が零からの利用範囲と広がるとともに、
圧縮機10の停止回数も低減させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】蓄熱槽を有し、この蓄熱槽へ
冷熱または温熱を蓄熱して、空調運転を行う空気調和装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの蓄熱式空気調和装置は、定速
の圧縮機と、蓄熱槽とを内蔵した室外ユニットと、室内
ユニットとをユニット間配管、および、通信配線で接続
して構成し、夜間、前記蓄熱槽と、前記圧縮機とで蓄熱
運転を行ない、昼間の冷房運転や、暖房運転に前記蓄熱
を利用して、経済的、かつ、快適な空調運転を行わせて
いた。
【0003】また、前記蓄熱を利用して、上記昼間の冷
房運転や、暖房運転を行わせることにより、この昼間で
の消費電力などを抑えた運転が可能となることから、こ
の蓄熱を利用しての運転に重点を置いた運転制御が行な
われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記圧縮機
は、上記の様に、定速の圧縮機を用い、運転させるか、
停止させるかの2者択一の制御を行なっており、また、
冷媒制御弁の特性として、電磁弁をオン(開)とした時
の流路抵抗に対して、電動弁を全開状態とした時の流路
抵抗の方が大きいため、前記室内ユニットからの空調負
荷信号が軽く、前記蓄熱槽での氷凝縮を必要としない様
な冷房運転であっても、上記の様に、前記蓄熱電動弁の
みで前記蓄熱コイルを流通する冷媒の冷媒量を制御する
制御手段では、若干の冷媒は、前記蓄熱コイルを流通し
てしまい、上記氷凝縮を利用しての冷房運転が行なわれ
てしまい、前記圧縮機をオンオフさせるサーモサイクル
運転が頻繁に行なわれる結果となっていた。
【0005】また、冷房運転中の前記圧縮機が運転して
いる状態では、前記室内ユニットへ循環する冷媒の冷房
能力を絞っていても、前記室内熱交換器内での冷媒蒸発
が行なわれ、前記室内熱交換器は冷やされているため、
この室内空気に含まれた湿気は、前記室内熱交換器の表
面へ結露して、前記室内空気より分離され、湿気の少な
い快適な室内空調を提供出来ていたが、前記圧縮機が停
止すると、当然であるが、前記室内熱交換器内での冷媒
蒸発が行なわれなくなり、この室内熱交換器の温度は上
昇するため、室内熱交換器表面に結露した前記湿気は、
再度蒸発し始め、この室内熱交換器を通過する室内空気
へと戻ってしまい、人間が不快と感じる要因の1つであ
る湿度を高めるかたちとなってしまっていた。いわゆ
る、湿気戻り現象の発生である。
【0006】このことより、快適な室内空調を持続させ
るには、なるべく圧縮機を停止させず、運転を継続させ
ることが必要であり、このためには、室内空調負荷に応
じて、蓄熱槽からの蓄熱利用運転を出来る限り零に近い
ところまで絞れることが要求されていた。
【0007】さらに、前記蓄熱運転を行なう時間帯は、
夜間電力利用が可能な時間帯と限られているため、万が
一、前記夜間電力を利用しての蓄熱運転が正常に行なわ
れ無かった場合には、前日の冷房運転で残された蓄熱量
と、前夜蓄熱された分の蓄熱量とが、利用可能な蓄熱量
となってしまい、日中の冷房運転の殆どを前記室外熱交
換での外気による冷媒冷却に頼る結果となってしまって
いた。
【0008】そこで、本発明の目的は、冷房運転での蓄
熱利用範囲を広げ、圧縮機の停止回数を低減させること
により、空調運転の快適性向上と、圧縮機の運転改善を
行うとともに、蓄熱の無駄な使用を抑え、経済的な蓄熱
運転、および、蓄熱利用運転を可能としたことを特徴と
する空気調和装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、室外ユニットと、室内ユニットと、蓄熱槽とを備
え、この蓄熱槽へ冷熱、或いは、温熱を蓄熱する空気調
和装置において、前記蓄熱槽をバイパスする、蓄熱非利
用運転手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のものにおいて、前記蓄熱非利用運転手段を、前記室内
ユニットに設けた冷媒温度センサからの温度信号と、室
内温度センサからの温度信号と、前記室内目標温度の温
度信号との少なくともいずれかの温度信号に応じて、行
なう制御手段としたことを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のものにおいて、前記蓄熱非利用運転手段を、
途中に冷媒制御弁を備えて前記蓄熱槽を迂回する冷媒回
路を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図3を用いて説明する。
【0013】まず、第1の実施形態について説明する
と、図1に示す様に、蓄熱バイパス弁34を備えた蓄熱
バイパス管35を、蓄熱部4を迂回する様に設けた蓄熱
式空気調和装置101で、冷房運転中、上記サーブクー
ル制御で、室内ユニット2へ循環させる冷媒を氷凝縮さ
せる必要が無い場合、蓄熱電動弁19を全閉とし、解氷
弁20と、液管弁21とをオフ(閉)として、この蓄熱
バイパス弁34をオン(開)させて、図1の実線矢印で
示す様に冷媒を流通させて、蓄熱非利用運転を行わせる
ものである。
【0014】この蓄熱非利用運転を行わせる制御手段
は、図2のフローチャートに示す様に、ステップ1で
は、圧縮機10が運転を開始してから所定の時間が経過
したか否かを確認し、経過していれば、ステップ3へと
進み、経過していなければ、目標SC値を一定値aにセ
ットして(S2)、ステップ3へと進む。
【0015】ステップ3では、室内温度センサ28から
の温度信号が、前記室内目標温度の温度信号以下となっ
ているか、或いは、冷媒温度センサ29からの温度信号
が、一定温度以下までに低下しているか否かを判断す
る。
【0016】ここで、もし、室内温度センサ28からの
温度信号が、前記室内目標温度の温度信号以下となって
いる、或いは、冷媒温度センサ29からの温度信号が、
一定温度以下まで低下していると判断されると、蓄熱電
動弁19が全開状態であるか否かを判断し(S4)、こ
の蓄熱電動弁19が全開状態であれば、ステップ16へ
進み、全開状態で無ければ、ΔSCの値を−1とセット
して(S5)ステップ10へ進む。
【0017】ステップ3で、室内温度センサ28からの
温度信号が、前記室内目標温度の温度信号以下となって
いない、或いは、冷媒温度センサ29からの温度信号が
前記一定温度以下まで低下していないと判断されると、
蓄熱非利用運転中であることを示すフラグbがセットさ
れているか否かを確認して(S6)、フラグbがセット
されていれば、ステップ22へと進み、フラグbがセッ
トされていなければ、ステップ7へと進む。
【0018】ステップ7で、室内温度センサ28からの
温度信号が、前記室内目標温度の温度信号以上となって
いる、或いは、冷媒温度センサ29からの温度信号が、
前記一定温度以上であると判断されると、ΔSCの値を
+1とセットして(S8)、ステップ10へ進み、そう
で無ければ、ΔSCの値を0とセットして(S9)ステ
ップ10へ進む。
【0019】ステップ10では、前回のこのサブクール
制御時に、メモリSColdへ保存しておいた値と、ス
テップ5と、ステップ8と、ステップ9とのいずれかで
セットされたΔSCの値より、目標SCを算出し、この
求められた前記目標SCの値を前記メモリSColdへ
保存して(S11)、前記目標SCの値と、室外液温度
センサからの温度信号による値と、蓄熱E2温度センサ
32からの温度信号による値とで、蓄熱電動弁19を開
閉するパルス数DPを算出する(S12)。
【0020】ステップ13で、前記ΔSCの値が、0以
上の値であるか否かを判断し、0未満の負の値であった
ならば、蓄熱電動弁19を上記ステップ12で算出した
パルス数DP分開けて(S14)このフローチャートを
終了し、0以上の値であったならば、蓄熱電動弁19を
上記ステップ12で算出したパルス数DP分閉める(S
15)。
【0021】そして、上記ステップ4で蓄熱電動弁19
が全開状態となっていることが判断されると、蓄熱非利
用運転中であること示すフラグbがセットされているか
否かを確認し(S16)、フラグbがセットされていれ
ば、圧縮機10を停止させ、室外ユニット1をサーモオ
フさせて(S17)、このフローチャートを終了し、フ
ラグbがセットされていなければ、このフラグbをセッ
トし(S18)、蓄熱バイパス弁34をオン(開)とし
て(S19)、解氷弁20と、サブクール弁22とをオ
フ(閉)とし(S20)、蓄熱電動弁19を全閉状態と
して(S21)、このフローチャートを終了する。
【0022】また、ステップ6で、フラブbがセットさ
れていたならば、このフラグbをリセットし(S2
2)、蓄熱電動弁19を全開状態とし(S23)、解氷
弁20と、サブクール弁22とをオン(開)とし(S2
4)、蓄熱バイパス弁34をオフ(閉)として(S2
5)、このフローチャートを終了する。
【0023】この様に、蓄熱電動弁19を全開状態にし
ても、蓄熱コイル17を流通し氷凝縮されて室内ユニッ
ト2へ循環してしまう冷媒を遮断し、圧縮機10より吐
出された全ての冷媒を、蓄熱バイパス弁34をオン
(開)として蓄熱バイパス管35を流通させ、蓄熱非利
用運転を行わせることにより、室内ユニット2の空調負
荷が、極軽負荷となっている場合でも圧縮機10を運転
させたまま対応することが可能となり、圧縮機10の運
転改善を行えるとともに、蓄熱槽16の蓄熱も零からの
使用となるため、蓄熱の利用範囲も広げることが可能と
なる。
【0024】また、この他の実施形態としては、第2、
第3の実施形態とすることも可能である。
【0025】第2の実施形態では、第1の実施形態で説
明した蓄熱バイパス弁34、および、蓄熱バイパス管3
5を設けずに、蓄熱コイル17を流通して氷凝縮される
冷媒を遮断し、蓄熱非利用運転を行わせている。
【0026】この第2の実施形態について説明すると、
図3に示す様に、冷媒回路は、これまでの蓄熱式空気調
和装置100のままとして、蓄熱電動弁19を全開状態
とし、解氷弁20と、液管弁21とをオフ(閉)とし
て、実線矢印で示す様に冷媒を流通させて、蓄熱非利用
運転を行わせるものである。
【0027】この蓄熱非利用運転を行わせる制御手段
は、図4のフローチャートに示す様になっている。
【0028】なお、この図4のフローチャートでのステ
ップ1からステップ15までは、図2のフローチャート
に示したものと同じであるため、説明は省略する。
【0029】また、フローチャート中で使用しているフ
ラグbも図2のフローチャートで説明した蓄熱非利用運
転中であることを示すフラグである。
【0030】この図4のフローチャートでは、ステップ
3で、室内温度センサ28からの温度信号が、前記室内
目標温度の温度信号以下となっている、或いは、冷媒温
度センサ29からの温度信号が、一定温度以下まで低下
していると判断され、ステップ4で、蓄熱電動弁19が
全開状態となっていると判断されると、フラグbがセッ
トされているか否かを確認し(S16)、フラグbがセ
ットされていれば、圧縮機10を停止させ、室外ユニッ
ト1をサーモオフさせて(S17)このフローチャート
を終了し、フラグbがセットされていなければ、このフ
ラグbをセットし(S18)、解氷弁20をオフ(閉)
として(S19)このフローチャートを終了する。
【0031】また、ステップ3で、室内温度センサ28
からの温度信号が、前記室内目標温度の温度信号以下と
なっていない、或いは、冷媒温度センサ29からの温度
信号が前記一定温度以下まで低下していないと判断さ
れ、ステップ6で、フラグbがセットされていたなら
ば、このフラグbをリセットし(S20)、解氷弁20
をオン(開)として(S21)、このフローチャートを
終了する。
【0032】この様に、解氷弁20をオフ(閉)とする
ことで、蓄熱コイル17へ流通する冷媒を遮断できるた
め、上述の図1で示した様に、新たな蓄熱バイパス弁3
4や、蓄熱バイパス管35を設けずとも、蓄熱槽16を
バイパスさせて、前記冷媒を室内ユニット2へ循環させ
ることができ、蓄熱非利用運転を行わせることが可能と
なる。
【0033】さらに、上記第1の実施形態では、蓄熱槽
16をバイパスさせるため、それまで前記冷媒が、主と
して流通していた、レシーバタンク18から、蓄熱電動
弁19、サブクール弁22、室内電動弁23へと順次経
由する冷媒経路を、蓄熱バイパス管35へ切替えて、蓄
熱非利用運転を行わせているのに対し、この第2の実施
形態では、これまでの前記冷媒が主として流通していた
冷媒経路をも変更し無いため、この蓄熱非利用運転へ移
行する際に冷媒音が発生してしまう可能性も無い。
【0034】もちろん、室内ユニット2の空調負荷が、
極軽負荷となっている場合でも圧縮機10を運転させた
まま対応することも可能であり、圧縮機10の運転改善
を行えるとともに、蓄熱槽16の蓄熱も零からの使用と
なるため、蓄熱の利用範囲も広げることが可能となる。
【0035】次に、第3の実施形態について説明する
と、図5に示す様に、冷媒回路は、これまでの蓄熱式空
気調和装置100のままとし、蓄熱電動弁19を全閉状
態として、液管弁21をオン(開)とし、解氷弁20
と、サブクール弁22とをオフ(閉)として、実線矢印
で示す様に冷媒を流通させて、蓄熱非利用運転を行わせ
るものである。
【0036】この蓄熱非利用運転を行わせる制御手段
は、図6のフローチャートに示す様になっている。
【0037】なお、この図6のフローチャートでは、ス
テップ6で確認するフラグをbと、cととしていること
を除き、ステップ1からステップ15までは、図2、お
よび、図4のフローチャートに示したものと同じである
ため、説明は省略する。
【0038】なお、フローチャート中で使用しているフ
ラグbは、図2、および、図4のフローチャートで説明
した蓄熱非利用運転中であることを示すフラグであり、
フラグcは、液管弁21が、オン(開)となっているか
否かを示すフラグである。
【0039】この図6のフローチャートでは、ステップ
3で、室内温度センサ28からの温度信号が、前記室内
目標温度の温度信号以下となっている、或いは、冷媒温
度センサ29からの温度信号が、一定温度以下まで低下
していると判断され、ステップ4で、蓄熱電動弁19が
全開状態となっていると判断されると、フラグbがセッ
トされているか否かを確認し(S16)、フラグbがセ
ットされていれば、圧縮機10を停止させ、室外ユニッ
ト1をサーモオフさせて(S17)このフローチャート
を終了し、フラグbがリセットされていれば、フラグc
がセットされているか否かを確認する(S18)。
【0040】ステップ18で、フラグcがセットされて
いれば、フラグbをセットして(S19)、解氷弁20
と、サブクール弁22とをオフ(閉)とし(S20)、
蓄熱電磁弁19を全閉状態として(S21)このフロー
チャートを終了し、フラグcがリセットされていれば、
フラグcをセットし(S22)、液管弁21をオン
(開)として(S23)このフローチャートを終了す
る。
【0041】また、ステップ3で、室内温度センサ28
からの温度信号が、前記室内目標温度の温度信号以下と
なっていない、或いは、冷媒温度センサ29からの温度
信号が前記一定温度以下まで低下していないと判断さ
れ、ステップ6で、フラグb、或いは、フラグcのいず
れかがセットされていたならば、フラグcがセットされ
ているか否かを確認し(S24)、フラグcがセットさ
れていれば、フラグcをリセットし(S25)、液管弁
21をオフ(閉)として(S26)、このフローチャー
トを終了し、フラグcがリセットされていれば、フラグ
bをリセットして(S27)、蓄熱電動弁19を全開状
態とし(S28)、解氷弁20と、サブクール弁22と
をオン(開)として(S29)このフローチャートを終
了する。
【0042】この様に、蓄熱電動弁19を全閉状態とし
て、液管弁21をオン(開)とし、解氷弁20と、サブ
クール弁22とをオフ(閉)とすることで、蓄熱コイル
17へ流通する冷媒を遮断できるため、上述の図1で示
した様に、新たな蓄熱バイパス弁34や、蓄熱バイパス
管35を設けずとも、蓄熱槽16をバイパスさせて、前
記冷媒を室内ユニット2へ循環させることが可能とな
る。
【0043】さらに、上記第2の実施形態では、前記冷
媒が、主として流通する冷媒経路を変更せずに蓄熱非利
用運転へ移行させているのに対し、この第3の実施形態
では、これまで前記冷媒が主として流通していた蓄熱電
動弁19を、液管弁21へ変更させるものである。
【0044】これについて、上述の第2の実施形態でも
説明した様に、前記冷媒が流通する冷媒経路を変更させ
ると、冷媒音の発生が心配されることとなるが、この冷
媒音の発生を避ける目的と、蓄熱非利用運転へ移行する
際、さらに蓄熱コイル17での氷凝縮を減少させた冷房
運転の運転状態を設けるため、ステップ22、および、
ステップ23を設けて、解氷弁20と、サブクール弁2
2とをオン(開)とし、蓄熱電動弁19を全開状態とし
たまま、液管弁21をオン(開)とする制御を行ない、
図5の実線矢印で示す冷媒流路と、破線矢印で示す冷媒
流路との双方を前記冷媒が流通出来る様にしている。
【0045】もちろん、室内ユニット2の空調負荷が、
極軽負荷となっている場合でも圧縮機10を運転させた
まま対応することも可能であり、圧縮機10の運転改善
を行えるとともに、蓄熱槽16の蓄熱も零からの使用と
なるため、蓄熱の利用範囲も広げることが可能となるこ
とは、第1、および、第2の実施形態と同様である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明より、蓄熱槽をバイパスする
蓄熱バイパス弁を設けた蓄熱バイパス管を設けて制御し
たり、或いは、蓄熱部に内蔵された蓄熱電動弁や、解氷
弁などを制御することにより、前記蓄熱槽の利用が、零
から行なえ、蓄熱利用範囲が広がり、室内ユニットの極
軽負荷にも対応することが可能となるため、圧縮機のサ
ーモオフによる停止回数を低減させて、この圧縮機の運
転改善を行うことが可能となるとともに、湿気戻りの現
象も発生し難くなるため、空調運転の快適性も向上す
る。
【0047】さらに、蓄熱非利用運転を行える様にする
ことで、蓄熱の無駄な使用が抑えられるため、夜間電力
を利用しての蓄熱運転時間を短縮することが可能とな
り、経済的な蓄熱運転、および、蓄熱利用運転を行なう
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓄熱式空気調和装置に蓄熱バイパス管35と、
蓄熱バイパス弁34とを設け、蓄熱槽16をバイパスさ
せたことを示す概略図である。
【図2】図1の制御手段の操作を示したフローチャート
である。
【図3】蓄熱式空気調和装置の解氷弁20を制御して、
蓄熱槽16をバイパスさせたことを示す概略図である。
【図4】図2の制御手段の操作を示したフローチャート
である。
【図5】蓄熱式空気調和装置の蓄熱電動弁19や、液管
弁21などを制御して、蓄熱槽16をバイパスさせたこ
とを示す概略図である。
【図6】図5の制御手段の操作を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
1 室外ユニット 2 室内ユニット 3 室外部 4 蓄熱部 5 ユニット間配管 6 通信配線 10 圧縮機 11 四方弁 12 室外熱交換器 13 室外電動弁 14 アキュームレータ 15 室外送風機 16 蓄熱槽 17 蓄熱コイル 18 レシーバタンク 19 蓄熱電動弁 20 解氷弁 21 液管弁 22 サブクール弁 23 室内電動弁 24 二方弁 25 室外制御部 26 室内熱交換器 27 室内送風機 28 室内温度センサ 29 冷媒温度センサ 30 室内制御部 31 室外液温度センサ 32 蓄熱E2温度センサ 33 蓄熱センサ 50 筐体(室外) 51 筐体(室内) 100 蓄熱式空気調和装置 101 蓄熱式空気調和装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットと、室内ユニットと、蓄熱
    槽とを備え、この蓄熱槽へ冷熱、或いは、温熱を蓄熱す
    る空気調和装置において、 前記蓄熱槽をバイパスする、蓄熱非利用運転手段を備え
    たことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄熱非利用運転手段を、前記室内ユ
    ニットに設けた冷媒温度センサからの温度信号と、室内
    温度センサからの温度信号と、前記室内目標温度の温度
    信号との少なくともいずれかの温度信号により制御させ
    る制御手段としたことを特徴とする請求項1に記載の空
    気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄熱非利用運転手段を、途中に冷媒
    制御弁を備えて前記蓄熱槽を迂回する冷媒回路を設けた
    制御手段としたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の空気調和装置。
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