JP2003267400A - 紙 袋 - Google Patents

紙 袋

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JP2003267400A
JP2003267400A JP2002068502A JP2002068502A JP2003267400A JP 2003267400 A JP2003267400 A JP 2003267400A JP 2002068502 A JP2002068502 A JP 2002068502A JP 2002068502 A JP2002068502 A JP 2002068502A JP 2003267400 A JP2003267400 A JP 2003267400A
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paper bag
bag
mouth
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JP2002068502A
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English (en)
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Yoshiki Shigeta
芳樹 重田
Hiroshi Makiguchi
博 牧口
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Showa Paxxs Corp
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Showa Paxxs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主にクラフト紙からなり且つ一端を加工して
底部閉鎖部とした紙袋本体から構成され、内容物を充填
した後に紙袋のユーザーが口部端を封緘した時この封緘
口部端から内容物の漏れを起こすことのない紙袋を提供
すること。 【解決手段】 主にクラフト紙からなり且つ一端を加工
して底部閉鎖部とした紙袋本体13からなり、紙袋本体
13の他端である口部端の端縁から測って当該口部端を
数回折り曲げ可能な長さ分を越えた長手方向中央寄りで
一壁面13bに紙袋本体13とほぼ同じ幅の当て紙17
の一端部17aを貼着し、この当て紙17が、紙袋に内
容物が充填された後に口部端を封緘する際、口部端の折
曲げ部18を包囲し、他端部17bを他壁面13aに接
着できる程度の長さを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は紙袋に関し、更に
詳細には主としてクラフト紙からなる筒状体の一端を閉
鎖してなる紙袋本体を基本的な構成要素とし、例えば小
麦粉のような製粉や米麦等のような粒状物、その他同様
な種々の内容物を入れて運搬や保管等に供するのに適し
た紙袋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば米麦等のような粒状物
は、主にクラフト紙からなる紙袋に入れて輸送や保管に
供している。このような用途に用いられるクラフト紙か
らなる紙袋としては、大きく分けて、両側部にひだが付
いた紙袋(ひだ付き紙袋)とひだの付かない紙袋(ひだ
無し紙袋)とがある。
【0003】これらのひだ付き紙袋とひだ無し紙袋に
は、更に、それぞれ両端部が階段切りされた筒状体の一
端を閉鎖して構成された紙袋、及び両端が直線切りされ
た筒状体の一端を閉鎖して構成された紙袋とがあること
は既によく知られている。
【0004】ひだ付き又はひだ無しの両タイプの紙袋に
おいて、両端が直線切りされた筒状体を基本構成要素と
して形成される紙袋では、筒状体の両端部における両壁
面のいずれか一方にそれぞれ当て紙や封緘紙となる紙片
を、その一部が各端縁から長手方向外側に飛び出すよう
に接着し、底部側となる一端部については筒状体端縁か
ら飛び出した封緘紙の飛び出し部分を閉鎖用フラップと
してその表面に接着剤を塗布し、この閉鎖フラップを一
端部の一部と共に所定位置で折り曲げて対向する壁面に
接着して厳重に閉鎖することで底部閉鎖部を形成して構
成されている。
【0005】そして、このような紙袋では、口部端から
内容物を充填した後、口部端の端縁から長手方向外側に
一部が飛び出すように取り付けられている当て紙の飛び
出し部分を閉鎖用フラップとして、当該閉鎖フラップを
扁平状態にした口部端の一部と共に所定位置で折り曲
げ、この閉鎖用フラップに予め塗布されている接着剤で
対向する壁面に接着して封緘している。
【0006】このように、両端が直線切りされた筒状体
からなるこの種の紙袋では、一般的には、底部閉鎖部の
構造と口部の閉鎖構造とが同じようになるように設計さ
れている。しかし、最近では、内容物が充填された紙袋
を開封する時の利便を考えて、底部閉鎖部だけを開封容
易な構造にした紙袋もある。このような開封容易な底部
閉鎖部の構造を具体的に説明すると、以下の通りであ
る。
【0007】すなわち、開封容易な底部閉鎖部は、両端
直線切りの筒状体において底部とする端部を少なくとも
2回巻き込むように折り曲げ、この折曲げ部を跨ぐよう
に、内面に開封用テープが貼着された封緘紙を配置し、
当該封緘紙の両端部(紙袋本体の長手方向に位置する端
部)をそれぞれ両壁面に接着剤で接着して包囲固定する
ことで構成されている。この時、折曲げ部は封緘紙と何
らの接着状態にはなく、これを包囲している封緘紙の内
側でフリーな状態とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の紙袋では、内容物を当該紙袋に充填した後の口
部端を封緘した際、どうしてもその封緘部から内容物が
漏れやすいという問題があった。この点について図6を
参照して更に具体的に説明すると、例えば両側部に扁平
時の断面形状として横V字形に折り込み可能なひだ2の
付いた紙袋1の場合、口部端から内容物を充填すると膨
らんで、紙袋全体としてほぼ直方体状の角形に成型され
る。
【0009】その後、口部端を扁平にした状態で当て紙
3の飛び出し部3aである閉鎖フラップを口部端の一部
と共に所定位置で折り曲げ(折曲げ部を符号4で示す)
て直方体状の角形に成型された紙袋1の上端面に倒すよ
うに寝かせ、閉鎖用フラップ3aをその面に予め塗布さ
れている接着剤で対向する壁面5に接着して折曲げ部4
を固定することにより封緘する。
【0010】しかし、従来の紙袋1では、折り曲げられ
た口部端における口部両サイド4aは図6からも明瞭な
ように当て紙3の最外側に位置しているため当該当て紙
3の押さえ効果が発揮され難い箇所であり、しかも当て
紙3の飛び出し部である閉鎖用フラップ3aに塗布され
ている接着剤もこの口部両サイド4aには及び難い。
【0011】しかも、口部端の封緘は、当然のことなが
ら内容物を充填した後の作業であるため、紙袋のユーザ
ー自身が行うことになり、その際の封緘作業は一般的に
手作業が多い。このような理由から、口部端の端縁が直
線切りの筒状体に当て紙3をその一部が長手方向外側に
端縁から飛び出すように取り付けて閉鎖用フラップ3a
とした従来の紙袋1では、内容物充填後に決められた通
りの手順で封緘しても折り曲げられた口部端における口
部両サイド4aから内容物が漏れやすく、その改善が求
められていたのである。
【0012】なお、通常、紙袋の底部閉鎖部は、製袋メ
ーカーが紙袋製造の一環として行うため、たとえ口部端
の封緘構造と結果的に同じであっても、完全な扁平状態
下で行われること、及び当て紙貼着時の押圧力、養生時
間或いは位置精度等において厳重に管理されて行われる
などの結果、同様な箇所から漏れが発生することはほと
んどない。
【0013】この発明の目的は、かかる従来の問題を解
決するためになされたもので、主にクラフト紙からなり
且つ一端を加工して底部閉鎖部とした紙袋本体から構成
され、内容物を充填した後に、例えば紙袋のユーザーが
口部端を封緘した場合でも、この封緘口部端から内容物
の漏れを起こすことのない紙袋を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、主にクラフ
ト紙からなり且つ一端を加工して底部閉鎖部とした紙袋
本体からなる紙袋であって、紙袋本体の他端である口部
端の端縁から測って当該口部端を数回折り曲げ可能な長
さ分を越えた長手方向中央寄りで一壁面に一端部を貼着
して取り付けられ且つ紙袋本体とほぼ同じ幅の当て紙を
備え、この当て紙が、紙袋に内容物が充填された後に口
部端を封緘する際、紙袋の口部端を数回折り曲げて得ら
れる折曲げ部を覆って包囲し、当て紙の他端部を紙袋本
体の他壁面に接着できる程度の長さを備えると共に、他
端部又は当て紙が折り曲げられた時にこの他端部が密着
する紙袋の対向壁面のいずれか一方には接着剤が塗布さ
れていることを特徴とする。
【0015】また、この発明の紙袋では、前述の特徴に
加えて、当て紙の一端部が接着される一壁面の位置が、
紙袋の口部端を折り曲げる回数をnとし、一回の折り曲
げ長さをLとすると、口部端の端縁から測ってL(n−
1)の長さを越えた位置であることを特徴とする。
【0016】更に、この発明の紙袋では、当て紙の一端
部が接着される一壁面の位置が、紙袋の口部端を折り曲
げる回数をnとし、一回の折り曲げ長さをLとすると、
口部端の端縁から測ってL(n+1)の長さを越えた位
置とすることも好ましい。この場合には、口部端を当て
紙の方向に向かって巻き込むように折り曲げた場合、或
いは当て紙とは反対の方向に向かって巻き込むように折
り曲げた場合のいずれでも口部端に予め取り付けた当て
紙により折曲げ部を包囲固定することができる。
【0017】更にまた、この発明の紙袋では、当て紙の
他端部に塗布された接着剤として、熱風を当てると再活
性するホットメルト系接着剤を用いることが好適であ
る。更にまた、この発明の紙袋では、当て紙の他端部又
は当て紙が折り曲げられた時にこの他端部が密着する紙
袋の対向壁面のいずれか一方に塗布された接着剤の表面
が離型紙で覆われており、更に表面が離型紙で覆われた
接着剤即ち離型紙付き接着剤層を、当て紙又は紙袋の対
向壁面に両面接着テープを貼り付けることで形成するこ
とができる。
【0018】また、この発明の紙袋では、当て紙におけ
る一端部と他端部との間の接着剤非塗布部内面に開封用
テープをそのほぼ全幅方向に伸長して貼着しておくこと
も望ましい。
【0019】次に、底部閉鎖部については、筒状体の一
端の縁部から長手方向に飛び出させて糊代部を形成する
ように封緘紙を筒状体の両壁面のいずれか一方に接着す
ると共に、筒状体の一端を他方の壁面側に封緘紙と共に
折り返して封緘紙の糊代部を当該糊代部に塗布された接
着剤で他方の壁面に接着して構成することもできる。
【0020】更に、この発明の紙袋では、筒状体の端部
を少なくとも2回折り曲げ、この折曲げ部を跨いでこれ
を包囲するように封緘紙を配置し、この封緘紙の両端面
をそれぞれ筒状体の各壁面に接着して形成することがで
きる。その際、この封緘紙の内面に開封用テープを貼着
しておくことも好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、この発明の紙袋を図に示さ
れる好適な実施形態について更に詳細に説明する。図1
はこの発明の一実施形態に係る紙袋10を示しており、
図2は図1の2−2線に沿って紙袋10を切断してその
縦断面構造を模式的に示す構成説明図であり、更に図3
は本実施形態の紙袋10の口部端の縦断面構造を部分的
に拡大して示す構成説明図である。
【0022】この実施形態に係る紙袋10の基本構成要
素としては、従来と実質的に同様な、主にクラフト紙か
ら形成され且つ両側部に扁平時の断面形状として横V字
形に折り込まれるひだ11を備える両端直線切りの筒状
体の一端を閉鎖して底部閉鎖部12を形成してなるひだ
付きの紙袋本体13を用いて構成されている。
【0023】最初に、底部閉鎖部12の構造をその形成
手順に従って説明すると、扁平に折り畳まれた筒状体と
ほぼ同じ幅の封緘紙14を一壁面13aに、図2に示さ
れるようにその一端を端縁13cから長手方向外側に飛
び出させて糊代部14aを形成するように接着剤15で
接着する。
【0024】次に、筒状体の端縁13cから長手方向外
側に飛び出した封緘紙14の糊代部14a表面にも接着
剤15を塗布する。そして、この筒状体の端縁13cよ
りも若干長手方向中央寄りの位置を通る折曲げ線によっ
て筒状体の端部と共に封緘紙14の糊代部14aを他壁
面13b側に折り返して他壁面13bに接着する。これ
により、図1及び図2に示されるように底部閉鎖部12
が形成されると共に紙袋本体13となる。
【0025】要するには、扁平に折り畳まれた筒状体の
端部を一回折り曲げ、この折曲げ部16を跨いでこれを
包囲するように封緘紙14が配置され、この封緘紙14
をその全面に塗布された接着剤15でこの折曲げ部16
の外面も含めて筒状体の対向する壁面13a、13bに
接着し、筒状体における端縁13cの開口を厳重に塞
ぐ。このような構造の底部閉鎖部12は、簡単には開封
できない完全閉鎖形式の封緘構造である。
【0026】このような底部閉鎖部12の封緘構造は、
従来の紙袋の口部端を封緘した時の構造と同じである
が、底部閉鎖部は紙袋それ自体を構成する要素であり、
そのため前述したように製袋メーカーが紙袋製造の一環
として行うため、たとえ従来の口部端の封緘構造と結果
的に同じであっても、漏れが発生することはほとんどな
い。
【0027】しかし、筒状体の他端となる紙袋本体13
の口部端を封緘する場合には、内容物充填後に紙袋のユ
ーザー自身が多くの場合手作業で行うことになるため、
比較的にラフに封緘作業をしても漏れを起こさないよう
な構造となるようにしておく必要がある。そこで、この
実施形態では、筒状体の他端となる紙袋本体13の口部
側に、筒状体とほぼ同じ幅の当て紙17が、口部端の端
縁13cから測って当該口部端を2回折り曲げ可能な長
さ分を越えた長手方向中央寄りの位置で他壁面13bに
一端部17aを接着剤15で貼着して予め取り付けられ
ている。
【0028】この当て紙17は、紙袋10に内容物が充
填された後に口部端を封緘する際、紙袋10の口部端を
所定の長さで2回折り曲げて得られる折曲げ部18を覆
って包囲し、その他端部17bを紙袋本体13の一壁面
13aに接着して当該折曲げ部18を固定することがで
きる程度の長さを備えている。
【0029】この点について更に詳細に説明すると、口
部端を拡大して示す図3を参照し、口部端を封緘する時
に一回の折り曲げ長さをLとすると、一回目は図2の折
り線19aで折り曲げられ、また2回目は折り線19b
で折り曲げられる。このようにして口部端を巻き込むよ
うに2回折り曲げられた折曲げ部18の下端は、図2に
示す指示線20上に位置することになる。
【0030】直立した口部端の端縁13cから折り線1
9aまでの長さは一回の折り曲げ長さLであり、従って
折り線19a、折り線19b及び指示線20の相互間隔
もほぼ同じ長さLとなる。そのため、当て紙17の一端
部17aが接着剤15で他壁面13bに接着される時の
端部の位置として説明した「口部端の端縁13cから測
って当該口部端を2回折り曲げ可能な長さ分を越えた長
手方向中央寄りの位置」とは、折り線19aを長手方向
中央寄り方向に越えた位置ということになる。
【0031】しかし、当て紙17の一端部17aを貼り
付ける位置として、折り線19aを長手方向中央寄り方
向に越えた位置としても、それが折り線19aと折り線
19bとの間である場合には、それでも可能ではあるが
口部端を2度目に折り曲げる時に当て紙17も一緒に折
り曲げなければならなくなるので、折り曲げ作業が非常
にやり難くなる。
【0032】そのため、口部端の折り曲げ作業の容易性
を考慮して、少し余裕を持たせた位置に当て紙17の一
端部17aを貼り付けておくことが好ましく、その位置
としては折り線19bを長手方向中央寄り方向に越えた
位置であることが望ましい。なお、口部端を2回折り曲
げた場合、2回目の折り線19bは、図6に示される従
来の紙袋1で示すと、両側に形成されているひだ2の中
心位置を通る谷折り線2aで区画される垂直面上に位置
する。
【0033】すなわち、口部端を、例えば2回折り曲げ
た場合に、2回目の折り線19bは、紙袋10が内容物
の充填により膨張して角型に成形された時、上端面の厚
み(膨らみ)方向ほぼ中間部に位置することになる。言
い換えれば、折曲げ部18は、最終的には折り線19b
に沿ってほぼ90度折れ曲がり、図6に示されるように
角型になった紙袋の上端に寝るように倒れ、これを当て
紙17が上から押さえる状態となる。
【0034】従って、当て紙17の一端部17aを折り
線19bよりも長手方向中央寄り方向に越えた位置に貼
り付けた場合には、紙袋10が内容物の充填により角型
に成形された際の当て紙17の一端部17aの位置とし
ては、図6に示されるように従来の紙袋1で口部を封緘
している当て紙3の一端部3bとほとんど同じ位置とな
る。このようなことから、一回の折り曲げ長さをLと
し、折り曲げ回数がこの実施形態の場合2回であるの
で、口部端の端縁13cから測って2Lの長さを越えた
位置(折り線19bを越えた位置)に当て紙17の一端
部17aが他壁面13bに接着されることが好ましい。
【0035】この実施形態の紙袋10の場合には、口部
端を2回折り曲げて、この折曲げ部18を包囲するのに
好ましい当て紙17の一端部17aの位置を説明した
が、この発明では口部端の折り曲げ回数は2回に限定さ
れるものではない。そこで、前述したように折り曲げ作
業が非常にやり難くなるがそれでも可能な当て紙17の
一端部17aの位置をも含めて、当該一端部17aの他
壁面13bへの貼り付け位置について、一般的な式で表
すと、折り曲げ回数を任意の数nとし、一回の折り曲げ
長さをLとすると、口部端の端縁13cから測ってL
(n−1)の長さを越えた位置であり、また最も好まし
い位置としてはLnということができる。
【0036】ところで、当て紙17の長さは、口部端が
数回折り曲げられた時、1回の折り曲げ長さL及び折り
曲げ回数nに主に依存することは明らかであるが、それ
だけではなく折曲げ部18の厚みにも依存し、また折曲
げ部18の厚みは紙袋本体13の層数にも依存する。図
1及び図2に示される実施形態の紙袋10では、構造の
理解を容易にするため単層構造とされているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、2層又はそれ以上、
或いは合成樹脂製のフィルム内袋などが存在していても
よい。
【0037】このようなことから当て紙17の長さ、即
ち紙袋10の口部端を所定の長さで数回折り曲げて得ら
れる折曲げ部18を覆って包囲し、その他端部17bを
紙袋本体13の一壁面13a(この場合、好ましくは図
6に示されるように角型に成形された紙袋の実質的な対
向壁面5の上部付近)に接着して当該折曲げ部18を固
定することができる程度の長さは、実際に使用する紙袋
本体の口部端を設計回数だけ巻き込んで折曲げ部を形成
し、これを包囲し得る長さを実験的に決める必要があ
る。
【0038】紙袋10の口部端における他壁面13bに
当て紙17の一端部17aを接着剤15で予め接着して
取り付けておき、内容物を充填した後に口部端を前述し
たように数回折り曲げ、この折曲げ部18を包み込むよ
うに当て紙17で覆った後、当て紙17の他端部17b
を一壁面13aに接着するが、そのために当て紙17の
他端部には接着剤21が予め塗布されていることが迅速
な作業性を得る上で必要である。
【0039】しかし、図3から明らかなように、当て紙
17の他端部17bは、口部端の後ろ側に隠れるように
位置することが多いため、当て紙17の他端部17bに
単純に接着剤を塗布したのでは、紙袋10の使用時まで
当て紙17の他端部17bが紙袋10の口部端に接着し
てしまう、という問題が起こる。そのため、この当て紙
17の他端部17bには合成樹脂製のホットメルト系接
着剤が塗布される。
【0040】合成樹脂製のホットメルト系接着剤は、塗
布後に乾燥固化させると使用時まで接着することはな
く、使用時に熱風を吹き付けて再活性させることにより
接着性が回復されるもので、このようなホットメルト系
接着剤は既に周知のものであるので、これ以上の説明は
省略する。
【0041】この実施形態に係る紙袋10では、このよ
うに当て紙17の他端部17bに塗布する接着剤21と
して合成樹脂製のホットメルト系接着剤を用いたが、こ
の発明はこのようなホットメルト系接着剤に限定される
ものではなく、当て紙17の他端部17b全幅に両面接
着テープを貼り付けることで、図3に示されるように表
面を離型紙22aで覆った接着剤層22bを形成するこ
とができる。
【0042】このように当て紙17の他端部17bに塗
布する接着剤21として、表面を離型紙22aで覆った
接着剤層22bで形成した場合に、口部端の封緘時にこ
の当て紙17の他端部17bが貼り付けられる対向壁面
に樹脂系の離型剤を塗布しておくと、この当て紙17を
数回繰り返して開封、封緘を行うことができる。一般的
に、このような離型剤として好適なものは樹脂系の印刷
インキである。
【0043】従って、口部端の封緘時に当て紙17の他
端部17bが重なる一壁面13aの予定領域に予めこの
種の印刷インキを印刷装置でベタ塗りしておくことも好
ましい。勿論、このように一壁面13aに離型剤を塗布
しておき、当て紙17の他端部17bに設けた両面接着
テープの接着剤層を貼り付けるようにして、開封と封緘
が繰り返し可能にする場合には当て紙17の内面に開封
用テープを設ける必要はないが、開封用テープを付けて
おいても問題はない。
【0044】このように、この実施形態に係る紙袋10
では、当て紙17の他端部17bに塗布する接着剤21
として、当て紙全幅に両面接着テープを貼り付けること
で表面を離型紙22aで覆った接着剤層22bを形成す
る例を挙げたが、当て紙17の他端部17bには接着剤
を塗布しないで、封緘時に当て紙17が折り曲げられる
時にこの他端部17bが密着する一壁面13aにおける
対向領域に両面接着テープを予め貼り付けておくことも
できる。
【0045】また、この実施形態の紙袋10では、前述
したように底部閉鎖部12が、簡単には開封できない完
全閉鎖形式の封緘構造であることから、口部端を封緘す
る当て紙17の一端部17aと他端部17bとの間の接
着剤非塗布部内面に開封用テープ23をそのほぼ全幅方
向に伸長して貼着しておくこともよい。
【0046】ところで、図1〜図3に示される紙袋10
は、この発明の基本的な実施形態であったが、この発明
は勿論この実施形態に限定されるものではなく、特に底
部閉鎖部12の構造については種々のものを用いること
ができる。例えば、図4は、底部閉鎖部12として、開
封容易な構造を採用した本発明の他の実施形態に係る紙
袋30を示している。
【0047】この実施形態に係る紙袋30では、口部端
の構造は図1に示される実施形態の紙袋10とまったく
同じであるので、同一又は相当する構成部分には同一の
参照符号を付してその説明を省略する。そして、底部閉
鎖部12については、ひだ付きの筒状体の端部を2回巻
き込むように折り曲げ、この折曲げ部31を跨ぐように
筒状体とほぼ同じ幅の封緘紙32を当てて包囲し、この
封緘紙32の筒状体長手方向側に位置する両端部をそれ
ぞれ接着剤33で各対向壁面13a、13bに接着して
構成されている。
【0048】これにより、封緘紙32で包囲固定された
折曲げ部31は、当該封緘紙32の内部でフリーな状態
(封緘紙32の内面と非接着の状態)にある。封緘紙3
2の内面には、両端部の接着部間の非接着剤塗布部に開
封用テープ34が封緘紙の全幅に伸長して貼着され、こ
の開封用テープ34を一端から引き上げて封緘紙を引き
破ることにより、折曲げ部31を露出させ、この折り曲
げをほどいて底端部の口を開き内容物を排出できるよう
にされている。
【0049】このように底部閉鎖部12を前述した開封
容易な構造とし、折曲げ部31を覆う封緘紙32の内面
における非接着剤塗布部に開封用テープ34を貼着した
場合には、口部端を封緘するための当て紙17に開封用
テープを設ける必要はないが、両方に開封用テープを設
けてもよいことは言うまでもない。
【0050】また、前述した各実施形態の紙袋10、3
0では、内容物充填後に口部端を封緘する場合、口部端
を数回巻き込むように折り曲げ、予め一端部17aが他
壁面13bの所定位置に接着されている当て紙17でこ
の折曲げ部18を包囲して、当て紙17の他端部17b
を対向する一壁面13aに接着するが、この時、口部端
の巻き込み方向として図3に示されるように当て紙17
が予め取り付けられている他壁面13bとは反対側の一
壁面13a側とされている。
【0051】しかし、この発明の紙袋では、口部端のこ
のような巻き込み方向に限定されるものではなく、図5
に示されるように当て紙17に向かう方向に数回巻き込
むように折り曲げ、この折曲げ部18を当て紙17で包
囲するように覆って他端部17bを対向する一壁面13
aに接着してもよい。
【0052】ただし、このように口部端を当て紙17に
向かう方向に数回巻き込むように折り曲げる場合には、
当て紙17の一端部17aを予め他壁面13bに貼り付
ける位置としては、前述した実施形態の場合のように折
り線19aを長手方向中央寄りに越えた位置は勿論のこ
と、折り線19bを長手方向中央寄りに越えた位置でも
不十分である。
【0053】つまり、口部端を2回折り曲げる場合を例
として考えると、図5からも明らかなように折曲げ部1
8は折り線19bと指示線20との間の壁面13bに重
なるため、当て紙17の一端部17aが折り線19bを
長手方向中央寄りに越えた位置であっても指示線20と
の間にあった場合には口部端を2回折り曲げることがで
きない。
【0054】そのため、このような巻き方即ち当て紙に
対する口部端の折り曲げ方をする場合には、当て紙17
の一端部17aの貼り付け位置は、少なくとも指示線2
0を長手方向中央寄りに越えた位置でなければならな
い。従って、この場合の当て紙17の一端部17の貼り
付け位置を一般式で表すと、口部端を折り曲げる回数を
nとし、一回の折り曲げ長さLとすると、口部端の端縁
13cから測ってL(n+1)の長さを越えた位置でな
ければならない。
【0055】このことから明らかなことは、この発明の
紙袋10のユーザーに、内容物充填後に口部端の折り曲
げ方向を前述した実施形態のように当て紙17とは反対
方向又は当て紙17に向かう方向のいずれかを自由に選
択させることができるようにするには、いずれの場合で
も当て紙17による折曲げ部18の包囲固定を可能にす
る必要があり、そのためには予め口部端の端縁13cか
ら測ってL(n+1)の長さを越えた位置に当て紙17
の一端部17aが貼り付けられている必要がある。
【0056】言い換えれば、前述した実施形態の場合の
ように当て紙17の一端部17aを端縁13cから測っ
てnLの長さを越えた位置に貼り付けた場合には、口部
端は当て紙17とは反対方向にのみn回折り曲げる専用
タイプの紙袋として提供することとなる。
【0057】しかしながら、このような封緘方法を実施
する手順、言い換えれば当て紙17で覆う折曲げ部18
を形成する際の巻き込み方向はこの発明の要旨ではな
く、いずれの方向に巻き込んで折曲げ部18を形成する
場合であっても予め取り付けておく当て紙17の一端部
17aの貼り付け位置を異にするだけで、この発明の紙
袋における口部端の主たる構造は何ら変わるものではな
い。
【0058】ただ、図5に示されるように口部端を当て
紙17に向かう方向に数回巻き込むように折り曲げ、こ
の折曲げ部18を当て紙17で包囲するように覆って他
端部17bを対向する他壁面13bに接着した場合に
は、内圧を効果的に吸収することができる。しかし、こ
のように口部端を当て紙17に向かう方向に数回巻き込
むように折り曲げることは、口部端の折り曲げ作業に当
て紙17が邪魔になるので、多少封緘作業がやり難くな
る。
【0059】前述したこの発明の紙袋によれば、当該紙
袋に内容物を充填した後に口部端を封緘する場合、たと
え紙袋のユーザーが手作業で行っても、口部端を少なく
とも2回折り曲げ、この折曲げ部を当て紙で包囲固定す
るため、従来より問題となっていた折り曲げられた口部
端における口部両サイドからの内容物の漏れの発生をほ
ぼ完全に防止することができる。
【0060】ところで、この発明に係る前述した構造の
紙袋によると、次のような付随的な効果を得ることがで
きる。すなわち、内容物を紙袋に充填した後の口部端を
封緘する際、その封緘が容易にできるようにするため充
填される内容物の規定量に対して紙袋本体の長さが余裕
を持って形成されている。従って、例えば、米、麦など
の内容物の充填規定量は、紙袋の全容積を基準にすると
そのほぼ70〜80%程度となる。
【0061】このように紙袋の全容積のほぼ70〜80
%程度の内容物が充填された紙袋は、従来通り口部端の
一部を当て紙の飛び出し部即ち糊代部と共に一回折り曲
げて、当該糊代部に塗布されている接着剤で対向する壁
面に接着して固定した場合、必然的に封緘した紙袋内に
は余裕空間ができる。
【0062】すなわち、従来の紙袋における口部封緘構
造では、紙袋に前述したように内容物を70〜80%程
度充填して口部端を従来通り封緘すると、口部閉鎖部の
折曲げ線部分から内容物の上部までの間に空間が生じ、
その結果口部端が封緘された内容物充填済み紙袋に中折
れ現象が起こるという問題があった。
【0063】この「中折れ現象」とは、米等の内容物を
紙袋の内容積の70〜80%位の量だけ入れて、口部端
の閉鎖フラップを設計通りに所定位置で折り曲げて対向
壁面に接着して封緘した場合にこの紙袋の胴部を持って
担ぎ上げたりすると、紙袋を持ち上げるための把持力が
紙袋の胴部に集中するため内容物である例えば米等の粒
状物が押されて紙袋の両端側に移動し、胴部がくびれて
(細くなって)全体の剛性が無くなる現象を言う。
【0064】要するには、紙袋内に未だ余裕空間が存在
しているため、紙袋の例えば胴部に押圧力を掛けると内
容物が余裕空間を利用して紙袋内を圧力付与外の箇所に
移動する結果、胴部が細くなって折れる現象をいうので
ある。このような中折れ現象が起こると、内容物が充填
された紙袋の持ち上げ時等に非常に持ち難く且つ不安定
となって、場合によっては当該紙袋を作業者が落す恐れ
もあり、又それが原因で当該紙袋に破損が生じ、内容物
の漏れや汚染を招くという問題があった。
【0065】しかし、この発明の紙袋によれば、口部封
緘部からの内容物の漏れを防止するために、口部端を数
回折り曲げて折曲げ部を形成することから、折り曲げ長
さL又は折り曲げ回数nを適宜設定すれば、内容物の上
部付近まで口部端が折り曲げられることになり、この状
態で当て紙により当該折曲げ部が包囲固定されるため、
紙袋内に余裕空間を作ることなく内容物を収容すること
になり、持ち運びの際の中折れ現象も防止することがで
きる。
【0066】最後に、前述した各実施形態に係る発明の
紙袋における特徴は、口部端を数回折り曲げ、口部端に
予め取り付けた当て紙でこの折曲げ部を包囲固定するよ
うにしたことにあるが、これは1種類の紙袋において口
部端の折り曲げ回数を任意に選択し得るものではない。
つまり、例えば口部端の折り曲げ回数が2回用の紙袋、
或いは口部端の折り曲げ回数が3回用の紙袋というよう
に、予め決めておき、その折り曲げ回数に応じて当て紙
の一端部を最適位置に貼り付けた紙袋を製造するのであ
る。
【0067】従って、前述したように口部端の封緘時に
当て紙17を折り曲げてその他端部17bを紙袋10、
30の一壁面13aに接着する手段として、紙袋10、
30の一壁面13aに両面接着テープを貼り付けておく
場合には、例えば口部端の折り曲げ回数が2回用の紙袋
と3回用の紙袋とでは当て紙17の他端部17bが重な
る一壁面13aの対向領域(位置)が異なるので、この
点も予め計算しておき、口部端の折り曲げ回数に応じて
当て紙17の他端部17bが密着する壁面における正確
な対向領域に両面接着テープを貼り付けておく必要があ
る。
【0068】なお、前述した実施形態に係る紙袋では、
紙袋本体の口部端における端部が直線切りであったが、
この発明はこのような口部端の端縁が直線切りの場合に
限定されるものではなく、階段切りの場合であっても実
施をすることができる。勿論、口部端の端縁が階段切り
の紙袋本体を使用する場合でも、この発明の趣旨に沿う
限り前述したような位置に予め貼り付けられた当て紙は
欠かすことができない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙袋に
よれば、主にクラフト紙からなり且つ一端を加工して底
部閉鎖部とした紙袋本体の口部端を、内容物充填後に封
緘する際に数回折り曲げて折曲げ部を形成し、この折曲
げ部を包囲固定できるように当て紙を最適な壁面位置に
予め貼り付けておくようにしたことにより、封緘された
口部からの内容物の漏れを防止することができる。
【0070】特に、この発明の紙袋における口部構造
は、当該紙袋のユーザーが内容物充填後に口部端を比較
的にラフな作業で封緘しても内容物の漏れの発生をほぼ
完全に防止することができることから非常に優れた効果
を備えるものである。更に、付随的に、この発明の紙袋
によれば、口部端の封緘後に、結果的に余裕空間を紙袋
内に作ることなく内容物を収容できることから持ち運び
の際に中折れを起こすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るひだ付きの紙袋を
扁平状態にして示す平面図である。
【図2】図1に示されるひだ付きの紙袋を2−2線で切
断してその断面構造を模式的且つ概略的に示す構成説明
図である。
【図3】図1に示されるひだ付きの紙袋の口部端を拡大
してその断面構造を模式的且つ概略的に示す図2と同様
な構成説明図である。
【図4】この発明の他の実施形態に係るひだ付きの紙袋
を示す図2と同様な構成説明図である。
【図5】このこの発明の紙袋における口部端を封緘する
際に口部端を図1に示される実施形態の場合とは反対側
に巻き込んだ折曲げ部を当て紙で包囲固定する状態を示
す図3と同様な構成説明図である。
【図6】従来のひだ付き紙袋に内容物を充填して角型に
成形された時の口部端の封緘状態を示す部分的な斜視図
である。
【符号の説明】
10 ひだ付き紙袋 11 ひだ 12 底部閉鎖部 13 紙袋本体 13a 一壁面 13b 他壁面 13c 端縁 14 封緘紙 14a 糊代部 15 接着剤 16 折曲げ部 17 当て紙 18 折曲げ部 19a 折り線 19b 折り線 20 指示線 21 接着剤 22a 離型紙 22b 接着剤層 23 開封用テープ 30 この発明の他の実施形態に係る紙袋 31 折曲げ部 32 封緘紙 33 接着剤 34 開封用テープ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主にクラフト紙からなり且つ一端を加工
    して底部閉鎖部とした紙袋本体からなる紙袋であって、 前記紙袋本体の他端である口部端の端縁から測って当該
    口部端を数回折り曲げ可能な長さ分を越えた長手方向中
    央寄りで一壁面に一端部を貼着して取り付けられ且つ前
    記紙袋本体とほぼ同じ幅の当て紙を備え、この当て紙
    が、前記紙袋に内容物が充填された後に前記口部端を封
    緘する際、前記紙袋の前記口部端を数回折り曲げて得ら
    れる折曲げ部を覆って包囲し、前記当て紙の他端部を前
    記紙袋本体の他壁面に接着できる程度の長さを備えると
    共に、前記他端部又は前記当て紙が折り曲げられた時に
    この他端部が密着する前記紙袋の対向壁面のいずれか一
    方には接着剤が塗布されていることを特徴とする紙袋。
  2. 【請求項2】 前記当て紙の前記一端部が接着される一
    壁面の位置が、前記紙袋の前記口部端を折り曲げる回数
    をnとし、一回の折り曲げ長さをLとすると、前記口部
    端の端縁から測ってL(n−1)の長さを越えた位置で
    あることを特徴とする請求項1に記載の紙袋。
  3. 【請求項3】 前記当て紙の前記一端部が接着される一
    壁面の位置が、前記紙袋の前記口部端を折り曲げる回数
    をnとし、一回の折り曲げ長さをLとすると、前記口部
    端の端縁から測ってL(n+1)の長さを越えた位置で
    あることを特徴とする請求項1に記載の紙袋。
  4. 【請求項4】 前記当て紙の前記他端部に塗布された前
    記接着剤が熱風を当てると再活性するホットメルト系接
    着剤であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の紙袋。
  5. 【請求項5】 前記当て紙の前記他端部又は前記当て紙
    が折り曲げられた時にこの他端部が密着する前記紙袋の
    対向壁面のいずれか一方に塗布された前記接着剤の表面
    が離型紙で覆われており、更に表面が離型紙で覆われた
    前記接着剤が前記当て紙又は前記紙袋の対向壁面に両面
    接着テープを貼り付けることで形成されていることを特
    徴とする請求項1〜3に記載の紙袋。
  6. 【請求項6】 前記当て紙における前記一端部と前記他
    端部との間の接着剤非塗布部内面に開封用テープがその
    ほぼ全幅方向に伸長して貼着されていることを特徴とす
    る請求項4又は5に記載の紙袋。
  7. 【請求項7】 前記底部閉鎖部が、前記筒状体の前記一
    端の縁部から長手方向に飛び出させて糊代部を形成する
    ように封緘紙を前記筒状体の両壁面のいずれか一方に接
    着すると共に、前記筒状体の前記一端を他方の前記壁面
    側に前記封緘紙と共に折り返して前記封緘紙の前記糊代
    部を当該糊代部に塗布された接着剤で他方の前記壁面に
    接着して構成されることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の紙袋。
  8. 【請求項8】 前記底部閉鎖部が、前記筒状体の端部を
    少なくとも2回折り曲げ、この折曲げ部を跨いでこれを
    包囲するように封緘紙を配置し、この封緘紙の両端面を
    それぞれ前記筒状体の各壁面に接着して形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の紙
    袋。
  9. 【請求項9】 前記封緘紙が、その内面に開封用テープ
    が貼着されていることを特徴とする請求項8に記載の紙
    袋。
  10. 【請求項10】 前記筒状体が両側部に扁平時の断面形
    状として横V形に折り込まれるひだを備えていることを
    特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の紙袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107777077A (zh) * 2017-11-14 2018-03-09 常熟市鑫盛制袋有限责任公司 一种卷边方底袋
WO2024091095A1 (ko) * 2022-10-28 2024-05-02 케이앤엘팩 주식회사 수납 봉투

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CN107777077A (zh) * 2017-11-14 2018-03-09 常熟市鑫盛制袋有限责任公司 一种卷边方底袋
CN107777077B (zh) * 2017-11-14 2024-04-16 常熟市鑫盛制袋有限责任公司 一种卷边方底袋
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