JP2003266264A - 工具交換装置 - Google Patents

工具交換装置

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JP2003266264A
JP2003266264A JP2002069887A JP2002069887A JP2003266264A JP 2003266264 A JP2003266264 A JP 2003266264A JP 2002069887 A JP2002069887 A JP 2002069887A JP 2002069887 A JP2002069887 A JP 2002069887A JP 2003266264 A JP2003266264 A JP 2003266264A
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shaft
tool
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degrees
standby
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JP2002069887A
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English (en)
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Akira Watanabe
亮 渡邉
Seisaku Odan
誠作 大段
Kenji Kura
賢二 久良
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 極めて短時間にしかも高い信頼性で工具交換
の一連の全ての動作を行なう。 【解決手段】 アーム13の待機位置からの旋回、工具
把持部による工具の把持、主軸及び待機ポットに対する
工具の引き抜き、アームの反転、主軸及び待機ポットへ
の工具の装着、工具の把持開放、アーム13の待機位置
への旋回といった一連の動作、及び、主軸7及び待機ポ
ットに対する工具の保持・保持開放動作を、サーボモー
タの駆動による原動部24の回転で機械的動力伝達を介
して実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の主軸と
待機ポットとの間で工具を自動交換する工具交換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械、例えば、マシニングセンタで
は、主軸と待機ポットとの間で工具を自動交換する工具
交換装置が備えられている。工具交換装置では、旋回軸
に設けられたアームの両端に工具把持部を備え、工具把
持部で工具を把持すると共に旋回軸の回転によりアーム
を旋回させて工具の位置を反転させ、主軸と待機ポット
との間で工具を自動交換するようになっている。そし
て、旋回軸の軸方向の往復移動により工具の引き抜き及
び装着が行なわれる。加工中は、アームの両端が主軸及
び待機ポットから所定角度離れた状態になるように旋回
されて待機状態とされている。
【0003】工具交換装置では、アームの待機位置から
の旋回、工具の把持、工具の引き抜き、アームの反転、
工具の装着、工具の把持開放、アームの待機位置への旋
回といった一連の動作が行なわれている。そして、主軸
及び待機ポットに対する工具の保持・保持開放動作も同
時に行なわれるようになっている。これらの動作の駆動
は、例えば、それぞれの駆動源を備え、各動作の終了端
をリミットスイッチ等により検知してその信号により駆
動源の切り換えを行なうようにし、各動作が予め定めら
れた動作順序に従って制御されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した工具交換装置
は、一つの動作から次の動作に移行するときに、リミッ
トスイッチの作動信号により複数の駆動源の駆動の切り
換えを制御しているため、信号の入力を安定させるため
に待ち時間を介在させている。このため、工具交換の動
作時間の短縮には限度があった。また、複数の駆動源の
切り換えにより一連の動作を達成しているため、信頼性
が十分であるとはいえない状況であった。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、極めて短時間にしかも高い信頼性で一連の動作を可
能にして工具の交換が行なえる工具交換装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の工具交換装置は、工作機械の主軸に保持され
た工具と待機ポットに保持された工具とを同時に把持す
る工具把持部を軸心回りで旋回可能なアームの両端に設
け、アームを待機位置から工具把持位置まで旋回させる
ための旋回軸の待機旋回動作(1)、主軸と待機ポットの
工具をアーム内に把持する把持動作、同時に作動する主
軸内と待機ポット内の工具保持を解放する動作(2)、旋
回軸を軸方向に移動させて工具の引き抜きを行う軸方向
移動動作(3)、アームの工具把持部に把持された工具の
位置を反転交換する反転旋回動作(4)、旋回軸を軸方向
に移動させて工具を主軸と待機ポットに挿入する軸方向
移動動作(5)、主軸内と待機ポット内に工具を保持する
動作、同時にアーム内の工具把持を解放する動作(6)、
アームを工具把持位置から待機位置に戻す旋回軸の待機
旋回動作(7)を組み合わせて、主軸と待機ポットとの間
で工具を自動交換する工具交換装置において、割出軸を
所定角割り出す割付角と割出軸を停止させる停止角とが
それぞれ180度の原動部と、原動部の回転中心を点対
称としての180度対向する位置に配置された第1割出
軸と第2割出軸とからなる間欠割出装置、第1割出軸か
ら駆動される付加ドラムカムとにより、前記一連の動作
順序(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)を、原動部を駆動する単一
の動力発生装置から機械的動力伝達で実施することを特
徴とする。
【0007】そして、割出軸の割り出し所定角が180
度であり、第1割出軸の割り出し所定角の中央すなわち
90度の位置を動作開始点とし、原動部に結合された動
力発生装置の運転を始め、第1割出軸の90度回転を2
倍増速して結合された付加ドラムカムを180度回転さ
せ、ドラムカム回転の前半の90度に動作を割り付けた
ドラムカム溝に嵌合する第1リンク駆動部を駆動して旋
回軸の待機旋回動作(1)を実施し、後半の90度に動作
を割り付けたドラムカム溝に嵌合する第2リンク駆動部
を駆動してアーム内工具把持動作ならびに主軸内と待機
ポット内の工具保持解放動作(2)を実施し、第1割出軸
ならびに付加ドラムカムが停止し、次に第2割出軸の1
80度回転をクランクアームで直動運動に変換し旋回軸
の軸方向引き抜き動作(3)を実施し、同時に直動運動に
より付加ドラムカムと第1割出軸を切り離し付加ドラム
カムを固定させ、かつ第1割出軸と旋回軸とを結合し、
次の第1割出軸の180度回転により旋回軸反転旋回動
作(4)を実施し、次の第2割出軸の180度回転を前記
クランクアームの直動運動による旋回軸の軸方向挿入動
作(5)を実施し、同時に、直線運動により、第1割出軸
と旋回軸を切り離し、かつ付加ドラムカムの固定を外し
第1割出軸と付加ドラムカムを結合させ、次の第1割出
軸の90度回転すなわち付加ドラムカム180度の前半
90度に割り付けたドラムカム溝に案内される第2リン
ク駆動部を駆動して主軸内と待機ポット内の工具保持動
作ならびにアーム内工具把持解放動作(6)を実施し、付
加ドラムカムの後半90度に割り付けたドラムカム溝に
嵌合する第1リンク駆動部を駆動してアームを待機位置
に戻す待機旋回動作(7)を実施することを特徴とする。
【0008】また、使用される割出装置は、間欠割出装
置の一つの原動部と、二つの割出軸であり、原動部は7
20度、第1割出軸は180度2回計360度、第2割
出軸は180度2回計360度、第1割出軸に2倍増速
して結合され第1割出軸の90度回転2回計180度を
伝達される付加ドラムカムは180度2回計360度そ
れぞれ回転し、運転開始点と運転終了点とが一致する機
械的動作順序割付を駆動源としたことを特徴とする。好
ましくは、ローラギヤカム、パラレルカム、ゼネバ機構
などが割出装置として適用される。
【0009】また、割出装置の割出軸の割り出し所定角
は、任意の角度でよいが、付加ドラムカムが360度、
旋回軸が180度、クランク軸が360度になるよう、
各割出軸との間に変速機構を設けたことを特徴とする。
【0010】また、付加ドラムカムの溝を一条とし、9
0度を傾斜とし、次の180度を水平とし、次の90度
を逆傾斜とし、第1リンク駆動部の嵌合部と第2リンク
駆動部の嵌合部とを付加ドラムカムの180度対向位置
に配置し、旋回軸の旋回動作(1)において付加ドラムカ
ムの最初の90度回転で第1リンク駆動部が駆動されか
つ第2リンク駆動部は停止状態、次の90度回転で第1
リンク駆動部が停止かつ第2リンク駆動部が駆動され、
アーム待機位置戻し旋回動作(7)において次の90度回
転で第2リンク駆動部が駆動されかつ第1リンク駆動部
は停止状態、最後の90度で第1リンク駆動部が駆動さ
れ第2リンク駆動部が停止状態となることを特徴とす
る。
【0011】また、第1リンク駆動部は付加ドラムカム
軸の軸方向にカム溝に沿って直動駆動され、第1リンク
軸の回転自在継手を経て第1リンクから待機旋回駆動軸
の回転自在継手に動力を伝達し、待機旋回駆動軸を往復
旋回運動させ、第2リンク駆動部は付加ドラムカム軸の
軸方向にカム溝に沿って直動駆動され、第2リンク軸に
接続された各リンクによりアーム内工具把持機構、主軸
内工具保持機構、待機ポット内工具保持機構を駆動する
ことを特徴とする。
【0012】また、動作開始点から第1割出軸が90度
割り出される間、第1割出軸と付加ドラムカムとは付加
ドラムカムが2倍の増速になるよう歯車数2:1比率の
一対の歯車で噛み合い、第1リンク駆動部から駆動され
る待機旋回駆動軸の内径スプラインと旋回軸外径スプラ
インとが結合されかつ第1割出軸内径スプラインと旋回
軸スプラインとのの結合が切り離され、第2割出軸によ
る旋回軸方向の引き抜き動作により、第1割出軸と付加
ドラムカムの歯車の噛み合いを外し、付加ドラムカムの
歯車を固定ラックに噛み合わせ、同時に旋回軸外径スプ
ラインを待機旋回駆動軸内径スプラインから結合を外
し、第1割出軸内径スプラインに噛み合わせ、旋回軸の
反転旋回動作後、旋回軸の軸方向挿入動作により、付加
ドラムカムの歯車を固定ラックから外し、第1割出軸の
歯車に噛み合わせ、旋回軸外径スプラインを第1割出軸
内径スプラインから外し、待機旋回駆動軸内径スプライ
ンに結合させることを特徴とする。
【0013】また、単一の動力発生装置は、原動部を2
回転(720度)を実施するための装置であることを特
徴とする。好ましくは、720度の角度指令を実行する
サーボモーター、あるいは、2回転検出信号と減速指令
信号と2回転目停止指令信号で制御される電動モータ
ー、液圧モーターで単一の動力発生装置が構成される。
【0014】上記目的を達成するための本発明の工具交
換装置は、工作機械の主軸に保持された工具と待機ポッ
トに保持された工具とを同時に把持する工具把持部をア
ームの両端に設け、軸心回りで旋回する旋回軸にアーム
を設け、アームを待機位置から工具把持位置まで旋回さ
せるための旋回軸の待機旋回動作、旋回軸を軸方向に往
復移動させて工具の抜き取り及び挿入を行なう軸方向移
動動作、工具把持部による工具の把持・把持開放動作、
主軸及び待機ポットに対する工具の保持・保持開放動
作、アームの工具把持部に把持された工具の位置を反転
させるための旋回軸の反転旋回動作を組み合わせて実施
するにより主軸と待機ポットとの間で工具を自動交換す
る工具交換装置において、1つの原動部の360度の駆
動を第1割出軸及び第2割出軸に180度毎に間欠状態
で伝達する伝達機構と、第2割出軸が停止しているとき
の第1割出軸の従動により、旋回軸の待機旋回動作と工
具把持部による工具の把持・把持開放動作と主軸及び待
機ポットに対する工具の保持・保持開放動作及び工具の
位置を反転させるための旋回軸の反転旋回動作を機械的
動力伝達で実施する第1機構と、第1割出軸が停止して
いるときの第2割出軸の割出により、旋回軸の軸方向の
往復移動を機械的動力伝達で実施する第2機構とを備え
たことを特徴とする。
【0015】そして、待機状態では主軸及び待機ポット
に工具が保持された状態にあると共にアームが主軸及び
待機ポットから所定角度離れた状態の旋回軸の旋回状態
にあり、原動部の90度の回転駆動により第1割出軸が
90度の割出回転を行い、第1割出軸の90度の割出回
転の間に第1割出軸から歯車伝達で2倍増速され180
度回転するドラムカムを有する第1機構は、アームの工
具把持部が工具に対応する位置になるように旋回軸の待
機旋回動作をドラムカムの90度の回転及び旋回リンク
により実施すると共に、工具把持部による工具の把持動
作及び主軸及び待機ポットに対する工具の保持開放動作
をドラムカムの90度から180度の回転及びリンク部
材により実施し、原動部の90度から270度の回転駆
動により第2割出軸が180度の割出回転を行い、第2
割出軸の180度の割出回転の間に第2機構は、クラン
ク軸を180度回転させてクランクアームを一方側に傾
動させることで旋回軸を軸方向に往移動させて主軸及び
待機ポットから工具を抜き出す動作を実施すると同時に
第1機構のドラムカムの回転を不能状態とし、原動部の
270度から450度の回転駆動により第1割出軸が1
80度の割出回転を行い、第1割出軸の180度の割出
回転の間に第1機構は、主軸及び待機ポットから工具が
抜き出された状態で旋回軸を旋回させて工具の位置を反
転させる反転旋回動作を実施し、原動部の450度から
630度の回転駆動により第2割出軸が180度の割出
回転を行い、第2割出軸の180度の割出回転の間に第
2機構は、クランク軸を180度回転させてクランクア
ームを他方側に傾動させることで旋回軸を軸方向に復移
動させて主軸及び待機ポットに工具を挿入する動作を実
施すると同時に第1機構のドラムカムの回転を許容状態
とし、原動部の630度から720度の回転駆動により
第1割出軸が90度の割出回転を行い、第1割出軸の9
0度の割出回転の間に第1割出軸から歯車伝達で2倍さ
れたドラムカムが180度回転する第1機構は、工具把
持部による工具の把持開放動作及び主軸及び待機ポット
に対する工具の保持動作をドラムカムの180度から2
70度の回転及びリンク部材により実施すると共に、ア
ームの工具把持部が待機位置になるように旋回軸の反待
機旋回動作をドラムカムの270度から360度の回転
及び旋回リンクにより実施することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る工具交換装置を備えた工作機械(マシニングセン
タ)の全体構成、図2、図3には一連の動作の説明、図
4、図5には工具交換装置の斜視状況、図6には待機状
態(交換完了状態)の側断面視、図7には待機状態(交
換完了状態)の正面視、図8には平面視、図9には伝達
機構であるローラギヤカムの平面視、図10には図6中
のX-X 線矢視(工具把持部の平面視)、図11(a)に
はドラムカムの展開状況、図11(b)にはドラムカ
ム、一条のカム溝の180度反対側に2つのカムフォロ
アを配置する原理状況、図12には動作シーケンスを示
してある。
【0017】そして、図13には図6の外観状況、図1
4にはアームが旋回した状態の側断面視、図15には工
具の把持及び保持開放時の正面視、図16には工具抜き
状態の側断面視、図17にはアームが反転した状態の側
断面視、図18には工具挿入状態の正面視、図19には
工具の把持開放及び保持時の側断面視を示してある。
【0018】本発明における一連の動作は、図12に示
した動作シーケンスにしたがって実施され、図2(a) 、
図2(b) 、図2(c) 、図2(d) 及び図3(a) 、図3(b)
、図3(c) 、図3(d) の状況の動作が行なわれる。即
ち、図2(a) の状態が図6(図7、図13)に相当し、
図2(b) の状態が図14に相当し、図2(c) の状態が図
15に相当し、図2(d) の状態が図16に相当し、図3
(a) の状態が図17に相当し、図3(b) の状態が図18
に相当し、図3(c) の状態が図19に相当し、図3(d)
の状態が図6(図7、図13)に相当している。
【0019】図1に示すように、マシニングセンタ1の
ベッド2上にはテーブル3が水平な一方向(X方向)に
往復移動自在に支持され、テーブル3上にはX方向に直
交する水平なY方向に往復テーブル4が支持されてい
る。また、ベッド2にはコラム5が設けられ、コラム5
には主軸ヘッド6が垂直方向(Z方向)に往復移動自在
に支持されている。往復テーブル4にワーク(図示省
略)が載置され、テーブル3、往復テーブル4の水平面
内の往復移動及び主軸ヘッド6の垂直方向の往復移動を
組み合わせて、垂直軸回りで回転駆動される主軸7に支
持された工具8によりワークが任意の形状に切削され
る。尚、工作機械の構成は一例であり、コラム5が水平
面内で往復移動する構成や水平軸回りで回転する主軸を
備えた構成等、種々のものを適用することが可能であ
る。
【0020】主軸ヘッド6に隣接して工具交換装置11
が備えられ、工具交換装置11には両端に工具把持部1
2を備えたアーム13が備えられている。アーム13は
垂直方向の旋回軸回りで旋回するようになっている。工
具把持部12で主軸内の工具8と待機ポット内の工具8
aを把持すると共に旋回軸(後述する)の回転によりア
ーム13を旋回させて工具8と工具8aの位置を反転さ
せ、主軸7と工具ラックとしての待機ポット15(後述
する)との間で工具8と工具8aを自動交換するように
なっている。そして、旋回軸の軸方向の往復移動により
工具8及び工具8aの引き抜き及び装着が行なわれる。
加工中は、アーム13の両端が主軸7及び待機ポット1
5から所定角度離れた状態になるように旋回されて待機
状態とされている(図示の状態)。
【0021】図2、図3に基づいてアーム13の動作状
況を説明する。図中14はアーム13を支持する旋回
軸、15は工具8が保持される待機ポットである。
【0022】図2(a) に示す位置が動作開示位置であ
り、アーム13は工具8に対して90度の位置で待機し
て工具把持部12は把持開放状態となっている。図2
(b) に示すように、待機位置から旋回軸14が90度回
転してアーム13が旋回し工具把持部12と工具8及び
工具8aとが位置合わせされる(待機旋回動作)。図2
(c) に示すように、工具把持部12において爪40が工
具8及び工具8aを固定し把持状態にされると共に(工
具の把持)、主軸7及び待機ポット15が工具8及び工
具8aを保持開放状態とされる(工具保持開放動作)。
そして、図2(d) に示すように、旋回軸14が下降(軸
方向に往動)して主軸7及び待機ポット15から工具8
及び工具8aが抜き取られる。
【0023】次に、図3(a) に示すように、旋回軸14
が180度回転してアーム13が旋回し、工具8と工具
8aの位置を反転するように、主軸7に装着されていた
工具8が待機ポット15に、共に待機ポット15に装着
されていた工具8aが主軸7に向かう(旋回軸の反転動
作)。図3(b) に示すように、旋回軸14が上昇(軸方
向に復動)して工具8a及び工具8が主軸7及び待機ポ
ット15に挿入される。図3(c) に示すように、工具把
持部12において爪40が工具8a及び工具8を解放し
て把持開放状態にされると共に(把持開放動作)、主軸
7及び待機ポット15が工具8a及び工具8を保持する
保持状態とされる(工具の保持動作)。最後に、図3
(d) に示すように、旋回軸14が90度回転してアーム
13が旋回し、アーム13が工具8a及び工具8に対し
て90度の待機位置にされる(図2(a) の状態に戻
る)。(待機旋回戻し動作)
【0024】本実施形態例の工具交換装置では、1つの
駆動部の駆動により第1機構及び第2機構を介した機械
的動力伝達で以上の一連の動作が実施される。図4乃至
図11(a)に基づいて以上の一連の動作を実施する工
具交換装置の構成を説明する。また、図13を参照して
以上の一連の動作を実施する工具交換装置の構成を説明
する。
【0025】図4及び図8に示すように、ケース21に
は減速機19を介してサーボモータ22が設けられ、図
6に示すように、サーボモータ22の駆動軸23には伝
達機構としてのローラギヤカムの原動部24のカム部2
4が取り付けられている。一方、ケース21には第1割
出軸であるローラギヤカムの第1割出軸25と第2割出
軸であるローラギヤカムの第2割出軸26とが回転自在
に設けられている。
【0026】図9に示すように、ローラギヤカムは、原
動部24のカム部24aが原動部24をはさみ対向する
180度反対側の位置に配置された第1割出軸25と第
2割出軸26とに噛み合い、原動部24の360度の回
転のうちの180度ずつでそれぞれ第1割出軸25と第
2割出軸26が180度ずつ間欠回転する。即ち、原動
部24の180度の回転により第1割出軸25が180
度回転すると共に第2割出軸26の回転が停止し、原動
部24の残りの180度の回転により第1割出軸25の
回転が停止すると共に第2割出軸26が180度回転す
る。原動部24が2回転(720度)する間に、第1割
出軸と第2割出軸は、180度毎に交互に回転し、それ
ぞれ計360度回転を行う。
【0027】尚、伝達機構としては、ローラギヤカム以
外にパラレルカム等の間欠割出装置を適用することが可
能である。また、割出軸の割り出し所定角については、
本事例では180度の間欠割出装置を使用しているが、
60度、90度、120度などの割り出し所定角の間欠
割出装置を使用する場合は、アーム旋回軸14及び大歯
車27、クランク軸71がそれぞれ180度割出角にな
るよう歯車列などの変速装置を挿入し、3倍(60
度)、2倍(90度)、1.5倍(120度)などの増
速を実施すればよい。
【0028】本実施形態例の工具交換装置は、第2割出
軸26の回転が停止しているときの第1割出軸25の回
転により、旋回軸14の待機旋回動作と工具把持部12
による工具8の把持・把持開放動作と主軸7及び待機ポ
ット15に対する工具8の保持・保持開放動作及び工具
8の位置を反転させるための旋回軸14の反転旋回動作
を機械的動力伝達で実施する第1機構を有している。ま
た、第1割出軸25の回転が停止しているときの第2割
出軸26の回転により、旋回軸14の軸方向の往復移動
を機械的動力伝達で実施する第2機構が備えられてい
る。
【0029】第1機構を説明する。
【0030】図6に示すように、第1割出軸25には大
歯車27が同軸状態に固定され、大歯車27はケース2
1に回転自在に支持されている。一方、ケース22には
大歯車27の回転中心軸と平行な回転中心軸回りで回転
自在なドラムカム28が支持され、ドラムカム28の内
周には小歯車軸29が軸方向に移動自在に支持されてい
る。ドラムカム28の内周にはキー溝30が形成され、
キー溝30には小歯車軸29のキー31が嵌合してい
る。小歯車軸29の下端には小歯車32が設けられ、小
歯車32は大歯車27に噛み合っている。大歯車27と
小歯車32のギヤ比は2:1とされ、大歯車27の1回
転で小歯車32は2回転する。
【0031】小歯車軸29は下降することで大歯車27
に対する小歯車32の噛み合いが解除される。そして、
小歯車32はケース21内に設けられたラック20に噛
み合って回転位相が保持される。つまり、大歯車27か
らの回転が小歯車軸29には伝わらず、ドラムカム28
の回転位相も保持される。
【0032】尚、小歯車軸29を下降させて大歯車27
と小歯車32との噛み合いを解除することで、ドラムカ
ム28に回転が伝達されないようにしているが、ドラム
カム28への回転の伝達解除は、ドラムカム28と小歯
車軸29との伝達を解除するクラッチ機構等を適用する
ことも可能である。
【0033】ドラムカム28の外周面には1条のカム溝
33が形成されている。即ち、カム溝33は、図11
(a)に示すように、例えば、上死点を基準にした場
合、0度から90度までは上死点から下死点までの下方
向の傾斜溝33aと、90度から270度までは下死点
で水平状態にされる水平溝33bと、270度から36
0度までは下死点から上死点までの上方向の傾斜溝33
cとで構成されている。
【0034】一方、大歯車27及び第1割出軸25の内
周部には旋回軸14が上下方向に摺動自在に支持され、
旋回軸14の外径スプライン部34と旋回駆動軸45の
内径スプライン46でスプライン嵌合されて回転方向に
は拘束された状態になっている。旋回軸14の下端には
アーム13が固定されている。また、旋回軸14は中空
状態に構成され、旋回軸14の中空部には爪駆動軸35
が上下方向に移動自在に支持されている。爪駆動軸35
の下端にはリンク36の一端が回動自在に支持され、リ
ンク36は中心部がアーム13側に回動自在に支持され
ている。また、アーム13側には爪開閉軸38が設けら
れ、爪開閉軸38とリンク36の他端とは駆動ピン37
により回動自在に結合されている。
【0035】また、図10に示すように、爪開閉軸38
の先端側には爪40が支持されている。図6、図10に
示すように、爪駆動軸35が上昇することによりリンク
36を介して爪開閉軸38が図中右側に移動し、爪40
が押し出され工具把持部12との間に工具8を把持状態
とし、爪駆動軸35が下降することによりリンク36を
介して爪開閉軸38が図中左側に移動し、爪40が引き
込み工具8の把持開放状態とされる。
【0036】図6に示すように、爪駆動軸35にはナッ
ト部材41が固定され、ナット部材41と旋回軸14の
下端部位との間にはスリーブ42を介して圧縮ばね43
が介在している。爪駆動軸35は圧縮ばね43のばね力
によりナット部材41を介して旋回軸14に対して上方
に付勢移動された状態になっている。即ち、圧縮ばね4
3のばね力により爪40が押し出されて工具8の把持状
態が維持される。
【0037】図6に示すように、旋回軸14の外径スプ
ライン34と旋回駆動軸45の内径スプライン46とが
嵌合し、旋回駆動軸45の回転により旋回軸14が旋回
される。旋回軸14の外径スプライン34とと旋回駆動
軸45の内径スプライン46は、図中上側のみに設けら
れ、旋回軸14が下降(第2機構:詳細は後述する)し
た際に旋回軸14の外径スプラインと旋回駆動軸45の
内径スプライン46との嵌合が解除される。
【0038】図4乃至図6に示すように、小歯車軸29
の上端にはプレート47がナット48により取り付けら
れ、小歯車軸29はプレート47に対して回転自在に支
持された状態になっている。プレート47には支台49
が固定され、支台49にはピン50を中心に第1リンク
51が揺動自在に支持されている。第1リンク51の先
端は爪駆動軸35の上端に当接している。また、旋回軸
14の上端はナット52を介して回転自在にプレート4
7に取り付けられている。小歯車軸29及び旋回軸14
はプレート47と一体に昇降動が可能となっている(第
2機構:詳細は後述する)。
【0039】一方、図4乃至図7に示すように、ドラム
カム28のカム溝33には第1リンク駆動軸55に設け
られた第1カムフォロア56が摺動自在に嵌合し、図
6、図7の状態では第1カムフォロア56は傾斜溝33
aと傾斜溝33cとの境界の上死点の部位に嵌合してい
る。また、180度位相を変えたドラムカム28のカム
溝33には第2リンク駆動軸57に設けられた第2カム
フォロア58が摺動自在に嵌合し、図6、図7の状態で
は第2カムフォロア58は水平溝33bの中間の部位に
嵌合している。ドラムカム28の回転により、第1カム
フォロア56及び第2カムフォロア58を介して第1リ
ンク駆動軸55及び第2リンク駆動軸57の位相が異な
る状態で上下動する。
【0040】図7及び図13に示すように、第1リンク
駆動軸55の上端には第1支軸61を介して旋回リンク
62の一端が自由回動自在に支持されている。また、図
13に示すように、旋回駆動軸45の外周には第2支軸
63が設けられ、第2支軸63には旋回リンク62の他
端が自由回動自在に支持されている。即ち、図13の状
態から第1リンク駆動軸55が下降すると、両端が自由
回転自在に支持された旋回リンク62を介して旋回リン
ク62が90度回転しアーム13が90度旋回される
(待機旋回動作)。
【0041】図4乃至図7に示すように、第2リンク駆
動軸57の上端には第2リンク65の一端が回動自在に
支持され、第2リンク65は中間部がケース21側の支
柱66に回転自在に支持されている。第2リンク駆動軸
57の下端には第3リンク67の一端が街道自在に支持
され、第3リンク67の中間部はケース21側に設けら
れたピストン軸68(通常は固定状態:詳細は後述す
る)に回動自在に支持されている。
【0042】図7に示すように、主軸ヘッド6の主軸7
への工具8の保持駆動を行なうドローバ82が設けら
れ、非動作時ドローバ駆動軸9がばね10により上方に
付勢されることにより主軸7と伴に回転するドローバ9
2との接触を避けている。ドローバ駆動軸9とピストン
17は互いに独立に上下動できるようになっており、自
動工具交換作動時はドローバ駆動軸9で、工具8を手動
で保持及び解放を行うときはピストン17で、ドローバ
92を押す。図中、ドローバ92が下方に押されると
き、工具保持解放の状態になり、上方にある時は、主軸
7内のバネ力により工具保持の状態になる機構を有して
いる。また、待機ポット15の上部には待機ポット15
への工具8の保持駆動を行なうドローバ駆動軸59が図
示しない付勢手段を介して上方側に付勢されて設けら
れ、ドローバ駆動軸59が上方に付勢されることにより
工具8aが待機ポット15に保持される。前述のピスト
ン軸68も単独で上下動でき、手動で待機ポット15の
工具8aを保持及び解放を行うることができるようにな
っている。
【0043】図7に示すように、第2リンク65の他端
はドローバ駆動軸9の上端に当接し、第3リンク67の
他端はドローバ駆動軸59の上端に当接可能となってい
る。図7の状態はドローバ駆動軸9及びドローバ駆動軸
59が上方に付勢された状態で工具8が主軸7及び待機
ポット15に保持された状態になっている。この状態で
第2リンク駆動軸57が上方に移動すると、第2リンク
65が中間部位を中心に図中時計回り方向に回動される
と同時に、第3リンク67が中間部位を中心に図中反時
計回り方向に回動される。これにより、ドローバ駆動軸
9及びドローバ駆動軸59が付勢力に抗して下方に移動
され、主軸7及び待機ポット15に対する工具8の保持
が開放される(保持開放動作)。
【0044】図4乃至図6に示すように、第2リンク駆
動軸57にはリンク駆動ピン69が設けられ、リンク駆
動ピン69は第1リンク51の上面に当接している。第
2リンク駆動軸57が下方に移動した場合、リンク駆動
ピン69により第1リンク51の先端が押し下げられ、
爪駆動軸35を圧縮ばね43の付勢力に抗してて下方に
移動させる。爪駆動軸35の下方への移動により、爪4
0が開いて工具8の把持が開放される(把持開放動
作)。
【0045】第2機構を説明する。
【0046】図6、図8に示すように、第2割出軸26
にはクランク軸71が固定され、クランク軸71の上端
にはクランク部72が設けられている。クランク部72
の上面にはクランク軸71の中心から偏心した位置に支
持ピン78が支持されている。図6の状態では支持ピン
78ははクランク軸71の軸心の左側に位置し、図8の
状態では支持ピン78はクランク軸71の軸心の右側に
位置した状態となっている。
【0047】一方、図4乃至図6及び図8に示すよう
に、ケース21には支台75を介してL字型のクランク
アーム76の中央角部が回動ピン77を介して回動自在
に設けられ、クランクアーム76の一端は支持ピン78
に支持されている。即ち、支持ピン78は自由摺動駒7
9を介してクランクアーム76の一端に支持され、自由
摺動駒79はクランクアーム76の一端で回動ピン77
の幅方向に沿った方向に移動自在に支持されている。
【0048】つまり、クランク軸71の回転によりクラ
ンク部72が回転すると、支持ピン78が偏心した状態
で公転し、自由摺動駒79がクランクアーム76の一端
で回動ピン77の幅方向に往復移動する。支持ピン78
の偏心した公転と自由摺動駒79の往復移動により、ク
ランクアーム76は一端側が図6中左右方向に往復移動
することになり、他端側が回動ピン77を中心に上下に
傾動する。図6の状態からクランク軸71が180度回
転することによりクランクアーム76が図6中下側に傾
動し(後述する図16、図17の状態)、更に、クラン
ク軸71が180度回転することによりクランクアーム
76が図6中上側に傾動して図6の状態となる。
【0049】図4、図5及び図13に示すように、クラ
ンクアーム76の他端には長孔溝81が形成され、長孔
溝81にはプレート47側のピン82が摺動自在に嵌合
している。つまり、クランクアーム76の他端側が回動
ピン77を中心に上下に傾動することにより、ピン82
が長孔溝81を摺動してプレート47が上下方向に移動
される。プレート47が上下方向に移動することによ
り、小歯車軸29及び旋回軸14はプレート47と一体
に昇降動する。
【0050】プレート47が下方向に移動することによ
り(一方側に傾動させる)、小歯車29と大歯車27と
の噛み合いが外れて小歯車29がラック20に噛み合
い、ドラムカム27の回転が不能状態とされ、旋回軸1
4が下方に移動して主軸7及び待機ポット15から工具
8を抜き出す動作及び旋回軸14の外径スプライン34
が大歯車27の内径スプライン91に噛み合う動作が実
施される。プレート47が上方向に移動することにより
(他方側に傾動させる)、小歯車29と大歯車27とが
噛み合い、ドラムカム27の回転が許容状態とされ、旋
回軸14が上方に移動して主軸7及び待機ポット15に
工具8が挿入され、旋回軸14の外径スプライン34が
大歯車27の内径スプラインとの噛み合いを外し、旋回
駆動軸45の内径スプライン46と噛み合う。
【0051】上記構成の工具交換装置の動作を図11
(a)のカム溝33とカムフォロアとの関係、図12の
シーケンス及び図6、図7及び図13乃至図19に基づ
いて説明する。
【0052】アーム13が待機状態にある初期位置(図
2(a) 参照)は、図6、図7、図13の状態であり、図
11(a)に示すように、第1カムフォロア56が傾斜
溝33aと傾斜溝33cとの境界の上死点の位置に嵌合
し、第2カムフォロア58が180度反対側の水平溝3
3bの中間の位置に嵌合している。第1カムフォロア5
6と第2カムフォロア58が180度反対側に配置され
ていることは、図11(b)に示すようにそれぞれのカ
ム溝を構成したときの動作と等価であり、カム溝が一条
となり製作が容易となる。そして、原動部24が第1割
出軸25を割り出し回転させる180度の中間位置、即
ち、原動部24が90度回転することで第1割出軸25
の割り出しが終了する位置になっている。
【0053】尚、以下の説明では、便宜上、初期位置を
原動部24の0度として説明してある。そして、原動部
24が2回転(720度)する間に図2、図3で示した
一連の動作が実施される。
【0054】原動部24の0度から90度の回転駆動に
より第1割出軸25が90度の回転を行い、第1割出軸
25が90度の回転を行う間に、以下に示した動作が第
1機構により実施される。この時、第2割出軸26は停
止状態とされる。
【0055】図14に示すように、この状態で原動部2
4が90度回転すると、第1割出軸25が90度回転し
大歯車27と小歯車32との噛み合いによりドラムカム
28が180度回転する。ドラムカム28の最初の90
度の回転により、第1カムフォロア56が傾斜溝33a
に案内されて第1リンク駆動軸55が下降し、第2カム
フォロア58が水平溝33bの終端部まで案内され、第
2リンク駆動軸57の高さが保持される。第1リンク駆
動軸55の下降により旋回リンク62を介して旋回軸1
4が90度回転し、両端の工具把持部12が工具8に対
応する位置にアーム13が90度旋回する(図2(b) 参
照)。
【0056】図15に示すように、ドラムカム28の残
りの90度の回転により、第1カムフォロア56が水平
溝33bの中間部まで案内されて第1リンク駆動軸55
の下降位置が保持され、第2カムフォロア58が傾斜溝
33cに案内されて第2リンク駆動軸57が上昇する。
第2リンク駆動軸57の上昇によりリンク駆動ピン69
による第1リンク51の押し付けが開放され、爪駆動軸
35が圧縮ばね43のばね力により上方に付勢移動す
る。これにより、リンク36を介して爪開閉軸38が移
動して爪40が押し出され、工具8が爪40によって把
持される(工具把持)。同時に、第2リンク65により
ドローバ駆動軸9が下方に押されると同時に第3リンク
67によりドローバ駆動軸59が下方に押され、主軸7
及び待機ポット15に対する工具8の保持が開放される
(工具の保持開放:図2(c) 参照)。
【0057】原動部24の90度から270度の回転駆
動により第2割出軸26が180度の回転を行い、第2
割出軸26が180度の回転を行なう間に、以下に示し
た動作が第2機構により実施される。この時、第1割出
軸25は停止状態とされる。
【0058】図16に示すように、第2割出軸26が1
80度の回転を行なうと、クランク軸71を介してクラ
ンク部72が180度回転し、クランクアーム76は支
持ピン78に支持された一端側が図中右方向に移動して
他端側が回動ピン77を中心に下方に傾動する。クラン
クアーム76の下方への傾動によりプレート47が下方
向に移動され、小歯車軸29及び旋回軸14がプレート
47と一体に下降する。これにより、小歯車29と大歯
車27との噛み合いが外れて小歯車29がラック20に
噛み合い、ドラムカム27の回転が不能状態とされ、旋
回軸14が下方に移動して主軸7及び待機ポット15か
ら工具8を抜き出す動作が実施される(図2(d) 参
照)。旋回軸14の下方への移動により、旋回軸14の
外径スプライン34と旋回駆動軸45の内径スプライン
46の嵌合が外れると共に外径スプライン34が大歯車
27の内径スプライン91と嵌合し、大歯車27の回転
が旋回軸14にのみ伝わるようになる。
【0059】原動部24の270度から450度の回転
駆動により第1割出軸25が180度の回転を行い、第
1割出軸25が180度の回転を行なう間に、以下に示
した動作が第1機構により実施される。この時、第2割
出軸26は停止状態とされると共に、小歯車軸29の回
転位相が維持された状態となる。
【0060】図17に示すように、第1割出軸25が1
80度の回転を行うと、主軸7及び待機ポット15から
工具8が抜き出された状態で、即ち、大歯車27と小歯
車32との噛み合いが外れた状態で、且つ、スプライン
46の嵌合が外れると共にスプライン34がスプライン
91と嵌合した状態で、即ち、大歯車27の回転が旋回
軸14にのみ伝わって旋回駆動軸45には伝わらない状
態で、大歯車27が180度の回転を行なう。これによ
り、旋回軸14が180度回転してアーム13が反転し
て工具8と工具8aの位置が反転する反転回動動作が行
なわれる(図3(a) 参照)。
【0061】原動部24の450度から630度の回転
駆動により第2割出軸26が180度の回転を行い、第
2割出軸26が180度の回転を行なう間に、以下に示
した動作が第2機構により実施される。この時、第1割
出軸25は停止状態とされる。
【0062】図18に示すように、第2割出軸26が1
80度の回転を行なうと、クランク軸71を介してクラ
ンク部72が180度回転し、クランクアーム76は支
持ピン78に支持された一端側が図中左方向(図6参
照)に移動して他端側が回動ピン77を中心に上方に傾
動する。クランクアーム76の上方への傾動によりプレ
ート47が上方向に移動され、小歯車軸29及び旋回軸
14がプレート47と一体に上昇する。これにより、小
歯車29と大歯車27との噛み合いが復帰し、ドラムカ
ム27の回転が許容状態とされ、旋回軸14が上方に移
動して主軸7及び待機ポット15へ工具8を挿入する動
作が実施される図3(b) 。旋回軸14の上方への移動に
より、スプライン34がスプライン46に嵌合すると共
にスプライン91とのの嵌合が外れ、大歯車27の回転
が旋回軸14に伝わらないようになる。
【0063】原動部24の630度から720度の回転
駆動により第1割出軸25が90度の回転を行い、第1
割出軸25が90度の回転を行う間に、以下に示した動
作が第1機構により実施される。この時、第2割出軸2
6は停止状態とされる。
【0064】図19に示すように、原動部24が90度
回転すると、第1割出軸25が90度回転し、大歯車2
7と小歯車32との噛み合いによりドラムカム28が1
80度回転する(180度から360度)。ドラムカム
28の最初の90度(180度から270度)の回転に
より、第1カムフォロア56が水平溝33bの中間部か
ら端部まで案内されて第1リンク駆動軸55の下降位置
が保持され、第2カムフォロア58が傾斜溝33aに案
内されて第2リンク駆動軸57が下降する。第2リンク
駆動軸57が下降することでリンク駆動ピン69により
第1リンク51が押し付けられ、爪駆動軸35が圧縮ば
ね43のばね力に抗して下方に移動する。これにより、
リンク36を介して爪開閉軸38が移動して爪40が引
き込み、工具8の把持が開放される(工具把持開放)。
同時に、第2リンク65によるドローバ駆動軸9の押圧
が開放されると同時に第3リンク67によるドローバ駆
動軸59の押圧が開放され、主軸7及び待機ポット15
に対して工具8a及び工具8が保持される(工具の保
持:図3(c) 参照)。
【0065】図6、図7に示すように、ドラムカム28
の残りの90度(270度から360度)の回転によ
り、第1カムフォロア56が傾斜溝33cに案内されて
第1リンク駆動軸55が上昇し、第2カムフォロア58
が水平溝33bの中間部まで案内され、第2リンク駆動
軸57の高さが保持される。第1リンク駆動軸55の上
昇により旋回リンク62を介して旋回軸14が90度回
転し、両端の工具把持部12が工具8から90度離れた
待機位置にアーム13が90度旋回する(図3(b) 参
照)。
【0066】上述した工具交換装置では、アーム13の
待機位置からの旋回、工具把持部12による工具8の把
持、主軸7及び待機ポット15に対する工具8の引き抜
き、アーム13の反転、主軸7及び待機ポット15への
工具8の装着、工具8の把持開放、アーム13の待機位
置への旋回といった一連の動作、及び、主軸7及び待機
ポット15に対する工具8の保持・保持開放動作が、サ
ーボモータ22の駆動による原動部24の回転で機械的
動力伝達を介して実施することができる。このため、複
数の駆動源が不要となり、駆動源の切り換えを電気信号
で制御することも不要になり、極めて短時間にしかも高
い信頼性で工具交換の一連の全ての動作を行なうことが
可能になる。
【0067】尚、ドローバ駆動軸9及びドローバ駆動軸
59により主軸7及び待機ポット15に対する工具8の
保持開放を自動によらず単独で手動で実施する場合(図
15参照)、手動スイッチ等によりピストン17及びピ
ストン軸68を駆動させることで実施する。
【0068】
【発明の効果】本発明の工具交換装置は、工作機械の主
軸に保持された工具と待機ポットに保持された工具とを
同時に把持する工具把持部を軸心回りで旋回可能なアー
ムの両端に設け、アームを待機位置から工具把持位置ま
で旋回させるための旋回軸の待機旋回動作(1)、主軸と
待機ポットの工具をアーム内に把持する把持動作、同時
に作動する主軸内と待機ポット内の工具保持を解放する
動作(2)、旋回軸を軸方向に移動させて工具の引き抜き
を行う軸方向移動動作(3)、アームの工具把持部に把持
された工具の位置を反転交換する反転旋回動作(4)、旋
回軸を軸方向に移動させて工具を主軸と待機ポットに挿
入する軸方向移動動作(5)、主軸内と待機ポット内に工
具を保持する動作、同時にアーム内の工具把持を解放す
る動作(6)、アームを工具把持位置から待機位置に戻す
旋回軸の待機旋回動作(7)を組み合わせて、主軸と待機
ポットとの間で工具を自動交換する工具交換装置におい
て、割出軸を所定角割り出す割付角と割出軸を停止させ
る停止角とがそれぞれ180度の原動部と、原動部の回
転中心を点対称としての180度対向する位置に配置さ
れた第1割出軸と第2割出軸とからなる間欠割出装置、
第1割出軸から駆動される付加ドラムカムとにより、前
記一連の動作順序(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)を、原動部を
駆動する単一の動力発生装置から機械的動力伝達で実施
するようにしたので、アームを待機位置から工具把持位
置まで旋回させるための旋回軸の待機旋回動作、旋回軸
を軸方向に往復移動させて工具の抜き取り及び挿入を行
なう軸方向移動動作、工具把持部による工具の把持・把
持開放動作、主軸及び待機ポットに対する工具の保持・
保持開放動作、アームの工具把持部に把持された工具の
位置を反転させるための旋回軸の反転旋回動作を、1つ
の原動部の駆動で機械的動力伝達により実施することが
できる。この結果、極めて短時間にしかも高い信頼性で
一連の動作を可能にして工具の交換が行なえる工具交換
装置とすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る工具交換装置を備
えた工作機械(マシニングセンタ)の全体構成図。
【図2】一連の動作の説明図。
【図3】一連の動作の説明図。
【図4】工具交換装置の斜視図。
【図5】工具交換装置の斜視図。
【図6】待機状態(交換完了状態)の側断面図。
【図7】待機状態(交換完了状態)の正面図。
【図8】工具交換装置の概略平面図。
【図9】伝達機構であるローラギヤカムの平面図。
【図10】図6中のX-X 線矢視図(工具把持部の平面
図)。
【図11】ドラムカムの説明図であり、(a)はドラム
カムの展開図、(b)はドラムカム、一条のカム溝の1
80度反対側に2つのカムフォロアを配置する原理図。
【図12】動作シーケンス。
【図13】図6の外観図。
【図14】アームが旋回した状態の側断面図。
【図15】工具の把持及び保持開放時の正面図。
【図16】工具抜き状態の側断面図。
【図17】アームが反転した状態の側断面図。
【図18】工具挿入状態の正面図。
【図19】工具の把持開放及び保持時の側断面図。
【符号の説明】
1 マシニングセンタ 2 ベッド 4 往復テーブル 6 主軸ヘッド 7 主軸 8 工具 9 ドローバ駆動軸 10 ばね 11 工具交換装置 12 工具把持部 13 アーム 14 旋回軸 15 待機ポット 17 ピストン 19 減速機 20 ラック 21 ケース 22 サーボモータ 23 駆動軸 24 原動部 25 第1割出軸 26 第2割出軸 27 大歯車 28 ドラムカム 29 小歯車軸 30 キー溝 31 キー 32 小歯車 33 カム軸 34 スプライン部 35 爪駆動軸 36 リンク 37 駆動ピン 38 爪開閉軸 39 リンク部 40 爪 43 圧縮ばね 45 旋回駆動軸 46 スプライン 47 プレート 51 第1リンク 55 第1リンク駆動軸 56 第1カムフォロア 57 第2リンク駆動軸 58 第2カムフォロア 59 ドローバ駆動軸 61 第1支軸 62 旋回リンク 63 第2支軸 65 第2リンク 67 第3リンク 68 ピストン軸 69 リンク駆動ピン 71 クランク軸 72 クランク部 76 クランクアーム 77 回動ピン 78 支持ピン 79 自由摺動駒 91 内径スプライン 92 主軸内ドローバ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久良 賢二 滋賀県栗東市六地蔵130番地 三菱重工業 株式会社工作機械事業部内 Fターム(参考) 3C002 FF03 FF05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の主軸に保持された工具と待機
    ポットに保持された工具とを同時に把持する工具把持部
    を軸心回りで旋回可能なアームの両端に設け、アームを
    待機位置から工具把持位置まで旋回させるための旋回軸
    の待機旋回動作(1)、主軸と待機ポットの工具をアーム
    内に把持する把持動作、同時に作動する主軸内と待機ポ
    ット内の工具保持を解放する動作(2)、旋回軸を軸方向
    に移動させて工具の引き抜きを行う軸方向移動動作
    (3)、アームの工具把持部に把持された工具の位置を反
    転交換する反転旋回動作(4)、旋回軸を軸方向に移動さ
    せて工具を主軸と待機ポットに挿入する軸方向移動動作
    (5)、主軸内と待機ポット内に工具を保持する動作、同
    時にアーム内の工具把持を解放する動作(6)、アームを
    工具把持位置から待機位置に戻す旋回軸の待機旋回動作
    (7)を組み合わせて、主軸と待機ポットとの間で工具を
    自動交換する工具交換装置において、割出軸を所定角割
    り出す割付角と割出軸を停止させる停止角とがそれぞれ
    180度の原動部と、原動部の回転中心を点対称として
    の180度対向する位置に配置された第1割出軸と第2
    割出軸とからなる間欠割出装置、第1割出軸から駆動さ
    れる付加ドラムカムとにより、前記一連の動作順序(1)
    (2)(3)(4)(5)(6)(7)を、原動部を駆動する単一の動力発
    生装置から機械的動力伝達で実施することを特徴とする
    工具交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において割出軸の割り出し所定
    角が180度であり、第1割出軸の割り出し所定角の中
    央すなわち90度の位置を動作開始点とし、原動部に結
    合された動力発生装置の運転を始め、第1割出軸の90
    度回転を2倍増速して結合された付加ドラムカムを18
    0度回転させ、ドラムカム回転の前半の90度に動作を
    割り付けたドラムカム溝に嵌合する第1リンク駆動部を
    駆動して旋回軸の待機旋回動作(1)を実施し、後半の9
    0度に動作を割り付けたドラムカム溝に嵌合する第2リ
    ンク駆動部を駆動してアーム内工具把持動作ならびに主
    軸内と待機ポット内の工具保持解放動作(2)を実施し、
    第1割出軸ならびに付加ドラムカムが停止し、次に第2
    割出軸の180度回転をクランクアームで直動運動に変
    換し旋回軸の軸方向引き抜き動作(3)を実施し、同時に
    直動運動により付加ドラムカムと第1割出軸を切り離し
    付加ドラムカムを固定させ、かつ第1割出軸と旋回軸と
    を結合し、次の第1割出軸の180度回転により旋回軸
    反転旋回動作(4)を実施し、次の第2割出軸の180度
    回転を前記クランクアームの直動運動による旋回軸の軸
    方向挿入動作(5)を実施し、同時に、直線運動により、
    第1割出軸と旋回軸を切り離し、かつ付加ドラムカムの
    固定を外し第1割出軸と付加ドラムカムを結合させ、次
    の第1割出軸の90度回転すなわち付加ドラムカム18
    0度の前半90度に割り付けたドラムカム溝に案内され
    る第2リンク駆動部を駆動して主軸内と待機ポット内の
    工具保持動作ならびにアーム内工具把持解放動作(6)を
    実施し、付加ドラムカムの後半90度に割り付けたドラ
    ムカム溝に嵌合する第1リンク駆動部を駆動してアーム
    を待機位置に戻す待機旋回動作(7)を実施することを特
    徴とした工具交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2において、使
    用される割出装置は、間欠割出装置の一つの原動部と、
    二つの割出軸であり、原動部は720度、第1割出軸は
    180度2回計360度、第2割出軸は180度2回計
    360度、第1割出軸に2倍増速して結合され第1割出
    軸の90度回転2回計180度を伝達される付加ドラム
    カムは180度2回計360度それぞれ回転し、運転開
    始点と運転終了点とが一致する機械的動作順序割付を駆
    動源としたことを特徴とする工具交換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3において割出装置
    の割出軸の割り出し所定角は、任意の角度でよいが、付
    加ドラムカムが360度、旋回軸が180度、クランク
    軸が360度になるよう、各割出軸との間に変速機構を
    設けたことを特徴とする工具交換装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において付加ドラムカムの溝を
    一条とし、90度を傾斜とし、次の180度を水平と
    し、次の90度を逆傾斜とし、第1リンク駆動部の嵌合
    部と第2リンク駆動部の嵌合部とを付加ドラムカムの1
    80度対向位置に配置し、旋回軸の旋回動作(1)におい
    て付加ドラムカムの最初の90度回転で第1リンク駆動
    部が駆動されかつ第2リンク駆動部は停止状態、次の9
    0度回転で第1リンク駆動部が停止かつ第2リンク駆動
    部が駆動され、アーム待機位置戻し旋回動作(7)におい
    て次の90度回転で第2リンク駆動部が駆動されかつ第
    1リンク駆動部は停止状態、最後の90度で第1リンク
    駆動部が駆動され第2リンク駆動部が停止状態となるこ
    とを特徴とする工具交換装置。
  6. 【請求項6】 請求項2もしくは請求項5において第1
    リンク駆動部は付加ドラムカム軸の軸方向にカム溝に沿
    って直動駆動され、第1リンク軸の回転自在継手を経て
    第1リンクから待機旋回駆動軸の回転自在継手に動力を
    伝達し、待機旋回駆動軸を往復旋回運動させ、第2リン
    ク駆動部は付加ドラムカム軸の軸方向にカム溝に沿って
    直動駆動され、第2リンク軸に接続された各リンクによ
    りアーム内工具把持機構、主軸内工具保持機構、待機ポ
    ット内工具保持機構を駆動することを特徴とする工具交
    換装置。
  7. 【請求項7】 請求項2もしくは請求項6において動作
    開始点から第1割出軸が90度割り出される間、第1割
    出軸と付加ドラムカムとは付加ドラムカムが2倍の増速
    になるよう歯車数2:1比率の一対の歯車で噛み合い、
    第1リンク駆動部から駆動される待機旋回駆動軸の内径
    スプラインと旋回軸外径スプラインとが結合されかつ第
    1割出軸内径スプラインと旋回軸スプラインとのの結合
    が切り離され、第2割出軸による旋回軸方向の引き抜き
    動作により、第1割出軸と付加ドラムカムの歯車の噛み
    合いを外し、付加ドラムカムの歯車を固定ラックに噛み
    合わせ、同時に旋回軸外径スプラインを待機旋回駆動軸
    内径スプラインから結合を外し、第1割出軸内径スプラ
    インに噛み合わせ、旋回軸の反転旋回動作後、旋回軸の
    軸方向挿入動作により、付加ドラムカムの歯車を固定ラ
    ックから外し、第1割出軸の歯車に噛み合わせ、旋回軸
    外径スプラインを第1割出軸内径スプラインから外し、
    待機旋回駆動軸内径スプラインに結合させることを特徴
    とする工具交換装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項3において単一の動
    力発生装置は、原動部を2回転(720度)を実施する
    ための装置であることを特徴とする工具交換装置。
JP2002069887A 2002-03-14 2002-03-14 工具交換装置 Pending JP2003266264A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100439035C (zh) * 2006-04-05 2008-12-03 威海华东数控股份有限公司 机床自动工具交换装置
JP2009131907A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Makino Milling Mach Co Ltd 工具交換装置

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