JP2003265504A - 自動進退歯ブラシ - Google Patents

自動進退歯ブラシ

Info

Publication number
JP2003265504A
JP2003265504A JP2002077447A JP2002077447A JP2003265504A JP 2003265504 A JP2003265504 A JP 2003265504A JP 2002077447 A JP2002077447 A JP 2002077447A JP 2002077447 A JP2002077447 A JP 2002077447A JP 2003265504 A JP2003265504 A JP 2003265504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bristles
main body
retreating
bundle
advancing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002077447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003265504A5 (ja
Inventor
Ichiro Sugimoto
一郎 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002077447A priority Critical patent/JP2003265504A/ja
Publication of JP2003265504A publication Critical patent/JP2003265504A/ja
Publication of JP2003265504A5 publication Critical patent/JP2003265504A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動進退方式のビート作用によるマッサージ
効果に優れ、歯間や歯茎の必要域全体に刷掃作用を及ぼ
しやすいようにする。 【解決手段】 剛毛束11と、一部または全体がグリッ
プ1をなす本体部2と、この本体部2内に設けられて前
記剛毛束11と連結され、この剛毛束11を本体部2の
先で長手方向に自動で進退駆動する駆動機構8とを備
え、剛毛束11は少なくともその毛先11cがほぼ横一
文字の形態に並んで進出するようにすることにより、上
記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動進退歯ブラシに
関し、特に、剛毛が自動的に長手方向に進退する方式の
自動進退歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯肉炎や歯周炎などの疾患の治療、歯の
保存、歯の疾患予防などの研究が行われるなか、バス
法、フロッシング法、それらを複合した方法、手などに
よるマッサージ法、などが盛んに研究され、臨床実験さ
れている。口腔衛生学会雑誌Journal of D
ental Health 47,158〜163(1
977)には、刷掃により歯肉炎、歯周炎の予防、治療
が可能なこと。それは、刷掃により歯垢細菌が取り除け
ることと、歯肉が機械的にマッサージされ、歯肉上皮の
角化が促進し、歯肉の抵抗性が高まることの2つの効果
に起因するといわれている点が報告されている。また、
歯周病患者に対する刷掃法としてバス法が広く採用され
ているが、歯垢を除去しにくい歯間部の清掃のための補
助刷掃具としてデンタルフロスが用いられている。これ
に対し「つまようじ法」という独自の刷掃法を開発し、
これをバス法およびフロッシング法を併用した場合と、
歯周炎に対する効果、なかでもマッサージ効果について
比較したところ、つまようじ法の方がバス法およびフロ
ッシング法併用の場合よりも臨床的、細胞学的に優れて
いる。といった点が発表されている。
【0003】いずれにしても、歯の刷掃は、治療行為と
しては毎回長い時間繰り返し行う必要があるなど、なか
なか疲れる作業である。中でも、「つまようじ法」は広
いブラシ面を歯の並びに当てがって全体を押し付けてい
き、ブラシ面を構成している毛のそれぞれが歯面に当た
って押し曲げられながら歯間に一斉に入り込むようにす
る作業を、ピストン運動により繰り返し行うので、強い
力が要る難しい作業である。
【0004】一方、歯ブラシを毛先が並ぶ面に平行に自
動で往復移動させる電動歯ブラシが提供されている。こ
れは、ブラシ面を歯の長手方向、歯と直角な方向のどち
らに動かすかに関係なくバス法に向いている。
【0005】また、特公昭60−26535号公報、特
開平8−322823号公報はブラシまたは剛毛束を用
いて剛毛の長手方向に進退させる自動進退歯ブラシを開
示している。このような歯ブラシは剛毛が自動的に長手
方向に進退するので、歯間はもとより各歯の根元まわり
の歯肉溝をも剛毛束がよく進入して突っつき細部に亘っ
て歯垢や異物を除去したりマッサージすることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、「つまようじ
法」は作業が困難なため学習しにくいし、長続きしにく
い。歯ブラシをブラシ面に平行に往復移動させる電動歯
ブラシは、「つまようじ法」に全く向かない。特公昭6
0−26535号公報に開示のものは、歯ブラシを剛毛
の長手方向に往復移動させるものであるが、歯ブラシは
やはり広いブラシ面を形成しているタイプであるため歯
間に挿入するには抵抗が大きく電動の往復移動では無理
である。押し付け力を強めて無理に歯間に押し込もうと
しても反力が大きくこれに抗するのに疲れるだけで押し
込みは困難である。特開平8−322823号公報に開
示のものは、剛毛束を長手方向に進退させるので、歯周
溝や歯間にも難なく繰り返し進入させられるし、ピンポ
イント的なビート作用で刺激を与えやすいので、「つま
ようじ法」を自動化しその作業の困難性を解決できる
が、作用域が極く微小なためにマッサージ効果はまだ弱
いし、歯間や歯茎の必要域全体に清掃作用やマッサージ
作用を及ぼしにくく、作業に時間が掛かる。
【0007】本発明の目的は、このような新たな知見に
基づき、自動進退方式のビート作用によるマッサージ効
果に優れ、歯間、歯周ポケットなど歯茎の必要域全体に
刷掃作用を及ぼしやすい自動進退式歯ブラシを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の自動進退歯ブラシは、剛毛束と、一部ま
たは全体がグリップをなす本体部と、この本体部内に設
けられて前記剛毛束と連結され、この剛毛束を本体部の
先で長手方向に自動で進退駆動する駆動機構とを備え、
剛毛束は少なくともその毛先がほぼ横一文字、円形、楕
円形その他の束ね形態にて進出するようにしたことを主
たる特徴としている。
【0009】このような構成では、剛毛束が本体部の先
で駆動機構により長手方向に進退駆動されるので、本体
部をそのグリップにて把持し本体部の先にある剛毛束部
分を口腔内に入れて歯や歯茎、歯間、歯周溝に当てがう
と、進退される毛先が繰り返しつきあたるか進入して、
いわゆる「つまようじ法」による刷掃が自動的に高速に
行える。この場合の突き当たりはブラシ面がゆっくり押
し当てられることになる従来法とは異なり、束ね形態と
その大きさに応じたビート作用による刺激的なマッサー
ジを自動的に高速に行うことになるので、従来法よりも
剛毛束1つについてのマッサージ効果は高い。特に、毛
先がほぼ横一文字の形態に並ぶと、毛先が面を形成する
ような場合の刺激性の減衰なしに、従来の剛毛束の場合
よりも毛先の並び域を広くかつ剛毛の本数を多くできる
ので、従来の剛毛束に比し歯間や歯茎、歯周溝などに毛
先幅に対応する広い作用幅をもってより強い刷掃作用を
及ぼしやすいので、歯垢などの刷掃のほかマッサージ効
果、ビート効果および作業能率共に向上し、「つまよう
じ法」を含めた効果的な刷掃が効率よく短時間で容易に
達成される。
【0010】特に、剛毛束が太さ0.1〜0.3mm程
度の毛が円形に換算して直径ほぼ5mm前後の束ね形態
をなす、さらなる構成では、ビート作用を確保しながら
それが一度に及ぶ範囲を大きくすることができ、それだ
け作業効率が高まり作業時間の短縮が図れる。
【0011】本発明の自動進退歯ブラシは、また、剛毛
束と、一部または全体がグリップをなす本体部と、この
本体部内に設けられて前記剛毛束と連結または対向配置
され、この剛毛束を本体部の先で長手方向に自動で進退
駆動する駆動機構とを備え、剛毛束は太さ0.1〜0.
3mm程度の毛が直径1〜5mmのほぼ円形または楕円
の束ね形態にて進出するようにしたことを別の特徴とし
ている。
【0012】このような構成では、剛毛束の1本1本の
腰の強さを生かしながら適当な弾性を得て、例えば1〜
2.5mm程度の小さな範囲の直径にするほど、歯周ポ
ケットや歯間のような狭隘な部分にて歯垢などを刷掃す
るのに効果的なものが刺激過多にならないものとして得
られるし、3.5〜5mm程度の大きな範囲の直径にす
るほど、ブラシ面が大きくなりすぎることによりビート
効果が低減するようなことなくビート作用を同時に及ぼ
せる範囲を大きくしてビート効率を高め作業時間が短縮
できる。
【0013】剛毛束が太さ0.1mm前後の毛をほぼ2
00本前後の束ね形態とした、さらなる構成では、横一
文字、5mm程度の円形ないしは楕円形の束ね形態を得
るのに好適である。
【0014】剛毛束が、その毛先が本体部の軸線に対し
直角ないしは傾斜する向きに位置して進退される、さら
なる構成では、本体部の軸線方向の先にある剛毛束は概
ね本体部の軸線方向にて口腔内に対し出し入れされる
が、その軸線の向きと位置によって、口腔内に挿入した
剛毛束を歯茎や歯並びにおける外側および内側のどの位
置にも位置させられるが、その際に前記本体部の軸線に
対する剛毛束の直角または傾斜した向きによって、毛先
を各歯の内外面、歯茎の内外面、歯周溝、歯間に対しほ
ぼ立てて向けることができ、前記効果的なビート方式で
の刷掃作用を歯、歯茎、歯周溝、歯間のどの部分にもほ
ぼ均等に及ぼせる。
【0015】剛毛束が本体部から延びたホローガイド部
に案内されて、毛先が所定の束ね形態になるようにさ
れ、かつ進退される、さらなる構成では、駆動機構に連
結する剛毛束それ自体が必要なボリュームの束であれ
ば、前記ホローガイドの案内によって毛先がほぼ横一文
字の形態、または必要な束ね形態になるように拘束を受
けて進退されるので、所定の形態に植え付けたり成形し
たりする必要がなく、剛毛束のコスト低減に役立つ。し
かも、剛毛束は先端がほぼ横一文字の形態に薄く広げら
れたり、直径が1〜2.5mm程度に細くされるなどし
ても、ホローガイドの案内によって腰が弱くなるのを防
止され特に腰の強い剛毛でなくてもビート効果が損なわ
れるようなことはない。
【0016】剛毛束が、ガイドからの出入り寸法がほぼ
10〜12mmで、進退距離はほぼ4〜6mmである、
さらなる構成では、ビート効果が高くしかも刺激過多に
ならない微妙な弾性および腰の強さが得られる。
【0017】剛毛束がナイロンまたはポリエステルであ
る、さらなる構成では、ビート効果が高くしかも刺激過
多にならない微妙な弾性および腰の強さを得るのに好適
である。
【0018】本体部が前記ホローガイド部に洗浄液を供
給する給液路を備えている、さらなる構成では、剛毛束
を働かせている部分に洗浄液を直接供給することができ
るので、少量の洗浄液で清掃効果を高めることができ、
供給液の種類によって消毒などもできる。
【0019】剛毛束が本体部から延びるかその端部に臨
む駆動軸の先端に連結されているものであると、本体部
から先の駆動軸部および剛毛束のまわりにカバーがなく
かさ張らないものとなるので、取り扱いやすく使用しや
すいものとなる。
【0020】駆動軸が本体部の揺動支点を中心に往復揺
動されるものであり、剛毛束をその長手方向が揺動方向
とほぼ同じになる向きとする屈曲部を有している、さら
なる構成では、本体部から延びた駆動軸で直接剛毛束を
支持して長手方向に進退させるかさ低い構造である分、
本体部および駆動軸の軸線の向きと位置によって、口腔
内に挿入した剛毛束を歯茎や歯並びにおける外側および
内側のどの位置にもさらに位置させやすく、また、その
際に前記本体部の軸線に対する剛毛束の直角または傾斜
した向きによって、毛先を各歯の内外面、歯茎の内外
面、歯周溝、歯間に対しほぼ立てて向けるのがさらに容
易に行えるようになる。
【0021】本体部および駆動軸が剛毛束に洗浄液を供
給する給液路を備えている、さらなる構成では、剛毛束
を働かせている部分に洗浄液を直接供給することができ
るので、少量の洗浄液で清掃効果を高めることができ、
供給液の種類によって消毒などもできる。
【0022】本体部が前記給液路に洗浄液を供給する給
液機構を備えている、さらなる構成では、給液のために
特別な外部機構なしに内部のあるいは外部の給液源を利
用して洗浄液を供給することができる。
【0023】剛毛束は駆動機構の進退動作部と着脱でき
るように連結されている、さらなる構成では、剛毛束は
必要に応じ毎分10,000回程度にも及んで進退させ
働かせることができ、比較的早期に摩耗するが、前記着
脱によって新しいものと交換しながら使用し続けられ
る。もっとも、毛先が一点に集中した剛毛束も歯周溝や
隙間の小さな歯間など、ディテール部分に集中的に作用
させやすい利点があるので、異なった剛毛束と駆動機構
との着脱構造を共通にして、それら異なった種類の剛毛
束を使い分けることもできる。
【0024】連結はマグネットの吸着または弾性部の嵌
め合わせによって行う、さらなる構成では、簡単な構造
および操作で着脱できる利点がある。
【0025】剛毛束が、駆動機構の進退動作部に従動
し、かつ着脱できるように設けられている、さらなる構
成では、剛毛束側に駆動機構側との着脱部を持つ必要が
なく、構造および剛毛束の交換がさらに簡単になる。
【0026】駆動機構の進退動作部と剛毛束との間の進
退動作伝達系にはばねやゴム、樹脂よりなる弾性部材が
介在している、さらなる構成では、この弾性部材がその
種類に応じた弾性特性にて駆動機構側の往動作を剛毛束
側に伝達するので、剛毛束の往動作速度に実質的な影響
はないが歯や歯茎に当接したときの衝撃をソフトにする
ので、往復動作速度や周期、ストロークを大きくして十
分な刷掃、ビート効果を得ながら刺激過多にならないよ
うにすることができるし、剛毛束が徒に損耗するのを防
止することができる。
【0027】駆動機構の進退動作部は本体部側に外部と
シール部材で覆って装備している、さらなる構成では、
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下に続く詳細
な説明および添付の図面の記載によって明らかになる。
本発明の各特徴はそれ単独で、あるいは可能な範囲の種
々な組み合わせで複合して採用することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
自動進退歯ブラシについて図面を参照しながら幾つかの
例とともに詳細に説明し、本発明の理解に供する。
【0029】本実施の形態は図1〜図10に示すよう
に、剛毛束11と、一部または全体がグリップ1をなす
本体部2と、この本体部2内に設けられて前記剛毛束1
1と連結され、この剛毛束11を本体部2の先で長手方
向に自動で進退駆動する駆動機構8とを備え、剛毛束1
1は少なくともその毛先11cがほぼ横一文字の形態に
並んで進出するようにしている。このように、剛毛束1
1が本体部2の先で駆動機構8により長手方向に進退駆
動されるので、本体部2をそのグリップ1にて把持し本
体部2の先にある剛毛束11の部分を口腔内に入れて図
11に矢印で示すように歯201や歯茎202、歯間2
03、歯周溝204に当てがうと、A方向に進退される
毛先11cは繰り返し突き当たるか進入して、ブラシ面
がゆっくり押し当てられることになる従来の「つまよう
じ法」とは異なりビート作用による刺激的なマッサージ
を自動的に高速に行うことができる。特に、毛先11c
はほぼ横一文字の束ね形態に並び、毛先が面を形成する
ような場合の刺激性の減衰なしに、従来の剛毛束の場合
よりも毛先11cの並び域を広くかつ剛毛11bの本数
を多くできるので、従来の剛毛束に比し歯間203や歯
茎202、歯周溝204などに毛先幅に対応する広い作
用幅をもってより強い刷掃作用を及ぼしやすいので、マ
ッサージ効果ないしはビート効果、および作業能率共に
向上し、「つまようじ法」を含めた効果的な刷掃が効率
よく短時間で容易に達成される。
【0030】本実施の形態では、また、剛毛束11はそ
の毛先11cが図1、図2、図4〜図8に示すように本
体部2の軸線に対し直角ないしは傾斜する向きに位置し
て進退されるようにしている。本体部2の軸線方向の先
にある剛毛束11は概ね本体部2の軸線方向にて口腔内
に対し出し入れされるが、その軸線の向きと位置によっ
て、口腔内に挿入した剛毛束11を歯茎202や歯20
1の並びにおける外側および内側のどの位置にも位置さ
せられるが、その際に前記本体部2の軸線に対する剛毛
束11の直角または傾斜した向きによって、毛先11c
を各歯201の内外面、歯茎202の内外面、歯周溝2
04、歯間203に対しほぼ立てて向けることができ、
前記ビート方式の効果的な刷掃作用を歯201、歯茎2
02、歯周溝204、歯間205のどの部分にもほぼ均
等に及ぼせる。
【0031】特に図1〜図6に示す例では、剛毛束11
が本体部2から延びたホローガイド部104に案内され
て、毛先11cがほぼ横一文字の形態になるようにさ
れ、かつ進退されるようにしている。これにより、駆動
機構8に連結する剛毛束11それ自体が必要なボリュー
ムの束であれば、前記ホローガイド部104の案内によ
って毛先11cがほぼ横一文字の形態になるように図1
〜図4に示し、図5〜図8に90°向きを変えて仮想線
で示すように扇型に広げられて進退されるので、所定の
形態に植え付けたり成形したりする必要がなく、剛毛束
11のコスト低減に役立つ。しかも、剛毛束11は先端
がほぼ横一文字の形態に薄く広げられるが、ホローガイ
ド部104の案内によって腰が弱くなるのを防止され特
に腰の強い剛毛でなくてもビート効果が損なわれるよう
なことはない。
【0032】剛毛束11は基体11aから剛毛11bが
一束で突出しており、前記駆動機構8の進退動作部23
に対し基体11aの部分で磁気カプラ25の磁気吸着に
よる前記進退方向Aでの磁気結合にて着脱できるように
連結している。このように、剛毛束11が駆動機構8と
磁気カプラ25による磁気吸着によって連結されるもの
であると、磁気カプラ25部を境にその両側を折るよう
にしたり、こじるなどして前記磁気吸着力に容易に打ち
勝って引き離し連結を解除することができるので、剛毛
束11が摩耗しても容易に交換することができ、長期に
繰り返し使用するのに便利になる。一方、前記磁気カプ
ラ25の磁気結合が剛毛束11の進退方向Aの向きにな
されて、剛毛束11を進退駆動するときの慣性による分
離力に対し最も抵抗しやすい方向であるのと、剛毛束1
1側の質量が小さく駆動側からの分離慣性力が小さいこ
ととによって、毎分10,000回程度の進退駆動によ
っても連結が外れない。従って、剛毛束11は本体部2
の先で設定通りに長手方向に進退され、本体部2のグリ
ップ1を把持して押し当てられる歯や歯間、歯茎、歯肉
溝などに確実かつ有効に働くことができる。
【0033】もっとも、連結や着脱は必須でないし、剛
毛束11が駆動機構8の進退動作部23とどのように着
脱する連結部でもよい。剛毛束11は前記のように必要
に応じ毎分10000回程度にも及んで進退させ働かせ
ることができ、比較的早期に摩耗するので、着脱できれ
ば新しいものと交換しながら本体部2を使用し続けられ
る。もっとも、先に提案している毛先が一点に集中した
剛毛束でも歯周溝204や隙間の小さな歯間203な
ど、ディテール部分に集中的に作用させやすい利点があ
るので、異なった種類の剛毛束11と駆動機構8との着
脱構造を共通にして、それら異なった種類の剛毛束11
を使い分けることもできる。
【0034】連結しない構造は例えば、図1〜図4に示
す例において、剛毛束11と駆動機構8側の連結構造を
省略して剛毛束11を駆動機構8側にばねなどで付勢し
ておき、これを進退動作部23にて直接またはばね、ゴ
ム、樹脂などの弾性体を介して繰り返し応動するように
もできる。これにより、連結構造が不要になるととも
に、剛毛束11の洗浄や交換が容易になる。
【0035】磁気カプラ25は、例えば図4、図6〜図
8、図10に示すように磁性体102が磁石103のS
極とN極とに対向するなどして互いの磁気結合面102
a、103a間で磁気回路を形成するものであると、磁
気吸着力が強く、剛毛束11側の質量のさらなる増大、
進退動作のさらなる高速化に耐えられる。磁気カプラ2
5の磁気結合面102a、103aは図4、図6、図1
0に示すように平面であってもよいが、互いに嵌り合う
図7、図8に示すような凹凸面などであると互いの軸線
がずれるような万一の場合の位置ずれをも防止すること
ができる。
【0036】剛毛束11は図2〜図6に示す例のよう
に、本体部2から延びたホローガイド部104に案内さ
れて進退される構成とすることができ、このような構成
では図1、図3に示すように毛先が長くまたばらけたも
のでもこれを束ねて座屈させることがないので、ビート
作用による歯垢や異物除去、マッサージ効果を高めるこ
とができるし、進退経路も図5、図6、図10に示すよ
うな直線、図1に示すような曲線などホローガイド部1
04の有無やその形状によって自由に設定できるので便
利である。ホローガイド部104の先端部12が本体部
2の軸線に対し図1〜図6に示す場合のように傾斜して
いると、剛毛束11の進退方向を前記傾斜した向きに案
内するので、歯の裏側に対しても働かせやすくなる。
【0037】図1〜図6に示す例では本体部2は前記ホ
ローガイド部104に洗浄液3を供給する給液路34を
備えている。これにより、ホローガイド部104が剛毛
束11を案内し働かせている部分に洗浄液3を的確に送
り出すことができ、少ない量の洗浄液3で歯垢や異物の
除去効果を高めることができる。使用する液の種類によ
っては消毒もできる。ホローガイド部104の先端部1
2は磁気カプラ25部を露出させられる位置に基部12
a側との着脱部32を有している。これにより、この先
端部12を外すことにより剛毛束11およびその駆動側
との磁気カプラ25による連結部が露出するので、磁気
カプラ25の磁気結合を上記のように解いて剛毛束11
を取り外すことができ、ホローガイド部104によるガ
イド構造を採用していても剛毛束11を簡易に交換する
ことができる。
【0038】ここで、着脱部32を外した先端部12側
と基部12a側とを先端部12内に剛毛束11が内蔵さ
れた状態のまま、着脱部32を境に折るようにすると、
それらの内側にある剛毛束11と進退動作部23との磁
気カプラ25を境にした両側もそれに従って折られるよ
うになり、磁気カプラ25による磁気結合を解除するこ
とができ、外した先端部12内にある剛毛束11を取り
出して交換し、再度先端部12を基部12aに接続する
と、磁気カプラ25の磁性体102と磁石103とが対
向し合って自動的に磁気結合状態となる。従って、磁気
カプラ25による磁気結合、およびその解除を特別に行
なう必要は特にない。
【0039】図1〜図4に示す例につき詳細に説明する
と、図1(a)、(b)に示すように、一部がグリップ
1をなす本体部2に、洗浄液3を貯留する洗浄液タンク
4、この洗浄液タンク4内の洗浄液3を手動で吐出する
ポンプ5、電池室6、この電池室6に装着する電池7か
らの給電により動作する駆動機構8を装備してこれらを
内蔵し、本体部2の駆動機構8が設けられた先端側部分
から先へ延びるホローガイド部104によって、ナイロ
ン等の適宜な合成樹脂フィラメント製の剛毛11bより
なる剛毛束11が長手方向に出入りするように案内し、
かつ前記ポンプ5によって吐出される洗浄液3を注出す
る先端部12を設け、前記基体11aを駆動機構8に磁
気カプラ25により連結して剛毛束11をその長手方向
に進退させるようにしてある。
【0040】本体部2およびホローガイド部104は共
に硬質の合成樹脂製であり、本体部2の尾端部には電池
室6を開閉して電池7を着脱・交換できるようにするキ
ャップ13が設けられている。キャップ13は突起13
aを本体部2のキャップ嵌合面にあるL型の溝20に嵌
め合わせながら軸線方向に嵌合した後所定量回動するこ
とにより、L型の溝20にて抜け止めされるようになっ
ている。キャップ13の底部には電池7をプラス電極1
0に押圧するばね14を有し、このばね14にはマイナ
ス電極15が接続され、これらプラス電極10およびマ
イナス電極15は駆動機構8を駆動するモータ16にス
イッチ17を介し接続され、スイッチ17を操作部材1
8によりオン、オフ操作してモータ16を駆動および停
止できるようにしている。マイナス電極15は少なくと
も、キャップ13と本体部2との分離境界部で、キャッ
プ13の抜け止め回動位置のときに繋がるようになって
いる。
【0041】洗浄液タンク4は電池室6と駆動機構8と
の間に本体部2と一体に設けられ、これの側周に設けた
ネジ蓋19により給液口を開閉でき、閉じ状態ではネジ
蓋19によってシールパッキング21を介し密閉できる
ようになっている。駆動機構8は本体部2にこれの軸線
と直角な向きに軸線が向いたモータ16に直結したクラ
ンク機構であり、モータ軸16aに円盤22を直結し、
この円盤22の偏心位置と本体部2の軸線と平行に配し
た進退動作部23とをリンク24にて連結し、進退動作
部23に剛毛束11を磁気カプラ25にて着脱できるよ
うに連結している。
【0042】磁気カプラ25は図3に示すように剛毛束
11側の磁性体102を進退動作部23の先端に設けた
磁石103との間で磁気吸着するようにしてあり、双方
間で磁気回路を形成するように磁石103は永久磁石1
03cの両側に磁性体103bを貼り合せて左右両側に
S極とN極とを持つようにしている。いずれも錆びない
ものが好適であり、磁性体102、103bは共にステ
ンレス鋼とするのがよく、永久磁石103cはフェライ
トがよい。もっとも、磁気吸着が弱くならない範囲でそ
れらの表面を樹脂モールド100や鍍金を施せば、外観
を清潔に保ち、また、万一の場合の材質や状態変化によ
る人体への影響を無くすことができる。また、磁気カプ
ラ25は磁石どうしが吸着し合う磁気結合方式としても
よい。
【0043】着脱部32はホローガイド部104の先端
部12側と本体部2側とを印籠嵌めし、この印籠嵌め部
に設けた凹条12cと凸条12dとの弾性的な係合によ
って着脱できるが、連結状態に適度に安定するようにな
っている。これら着脱部25、32の連結構造および抜
け止め構造の具体的構成は種々に設計変更することがで
きる。
【0044】手動のポンプ5は、図1、図2に示す本体
部2の側周面における、駆動機構8のモータ16が設け
られている部分と真反対の部分にゴム製の加圧キャップ
33を当てがって本体部2との間に加圧室33aを形成
したもので、加圧キャップ33に逆止弁付きの吸気口3
3cが設けられ、本体部2に逆止弁付きの吐出口33b
が設けられ、吐出口33bには洗浄液タンク4内の底部
に達する給気パイプ33dが接続されている。また洗浄
液タンク4からはホローガイド部104に達する合成樹
脂製の可撓性パイプよりなる給液路34が設けられ、ポ
ンプ5からの給気によって加圧され押し出される洗浄液
3をホローガイド部104内に導き、ホローガイド部1
04と剛毛束11との間、および剛毛11bの間を通っ
て流出し、剛毛11bの長手方向の進退運動によって歯
磨きしている部分やマッサージしている部分に洗浄液3
を供給するようになっている。この洗浄液3の供給はポ
ンプ5の手動操作によって何時でも必要に応じて行える
し、これを行わずに剛毛11bによる歯磨きやマッサー
ジを行うこともできる。
【0045】本例では、給液路34の一部ないしは洗浄
液タンク4との接続口に洗浄液タンク4内の圧力に変動
があっても、給液路34に流出する流量や流速が一定に
なるようにする調圧弁35が設けられているし、調圧状
態の洗浄液を必要に応じて流出させ、または、流出を停
止させる開閉弁36も設けられている。
【0046】また、本例では、モータ16をオン、オフ
する操作部材18には図2に示すように駆動機構8に対
する操作アーム18aおよび開閉弁36に対する操作ア
ーム18bが設けられ、操作部材18が図2の(b)、
図3の実線で示すモータ16をオフする状態にあると
き、操作アーム18aは図3に示すように鉤形部分18
a1がリンク24の円盤22との連結部24aに引っ掛
かって、これを洗浄液タンク4の側に引きつけ、駆動機
構8を剛毛束11がホローガイド部104内に引き入れ
て格納する状態に強制的に復元させて安定させる。ま
た、操作アーム18bは開閉弁36を閉じる。操作部材
18が図2(a)、図3の仮想線で示すモータ16をオ
ンする状態にあるとき、操作アーム18aは鉤形部分1
8a1を前記リンク24の連結部24aの円盤22上に
おける公転軌跡外に位置して、駆動機構8が動作しても
これと干渉しないようにし、操作アーム18bは開閉弁
36を開くようにしてある。
【0047】しかし、調圧弁35や開閉弁36は必須の
ものでないし、操作部材18による駆動機構8や開閉弁
36との連動構造も必須ではない。
【0048】以上のような本例では、グリップ1で本体
部2を把持して、この本体部2の一端側に延びるホロー
ガイド部104の先端部12を口腔内に挿入し、歯や歯
ぐきのどの部分にもホローガイド部104の先端部12
を出入りする剛毛11bを当てがって歯磨きやマッサー
ジをすることができる。本体部2にこの歯磨きやマッサ
ージのために必要な、洗浄液3を貯留する洗浄液タンク
4、この洗浄液タンク4内の洗浄液3を手動で吐出する
ポンプ5、電池室6、この電池室6に装着する電池7か
らの給電により動作する駆動機構8の全てを装備してい
るので、従来のような定置型の本体と接続した状態でし
か使用できないものに比し、単独で小型かつハンディな
ものとなり使用しやすい。
【0049】しかも、洗浄液3はポンプ5を適宜働かせ
て必要に応じて、必要に応じた流量での吐出状態で用い
ればよいし、剛毛束11の往復運動による歯磨きやマッ
サージに洗浄液3を併用するにしても、洗浄液3は洗浄
を満足する程度、例えば滴下する程度に補助的に供給す
れば足りるので、洗浄液3の必要量が従来の水流の脈流
を利用したものに比し格段に少なく、小型な本体部2に
装備される小さな洗浄液タンク4内の洗浄液3で一回の
歯磨きおよびマッサージを十分に終えることができ、水
以外の薬液を洗浄液3に用いる場合でも余り高くつかな
い。本発明者らの実験によれば、洗浄液3は毎秒2滴位
いの供給でよく、50ccの洗浄液3を使用し続けて5
分の洗浄が可能であり、十分な歯磨き効果を達成するこ
とができた。
【0050】また、本例では、図2(a)に示すよう
に、ホローガイド部104の先端部12は、本体部2の
軸線に対し湾曲部12bを介してほぼ120°傾斜する
ように基部12a側から折れ曲がっている。この120
°の傾斜により、ホローガイド部104が上に向いた姿
勢に本体部2を把持したままでホローガイド部104の
先端部12を口腔内の歯のまわりのどの部分にも位置さ
せ、また、歯周溝204やこれが深くなったポケット内
に剛毛束11が長手方向に対向させられるので、各部を
刷掃除しまたはマッサージするのに本体部2の向きを複
雑に操作しなくてよいので、使用しやすいし、本体部2
に装備された洗浄液タンク4の底部がいつでも下向きと
なり底部の洗浄液3をもポンプ5にて吐出させやすいの
で残量を極く少なくすることができる。なお、ホローガ
イド部104はその基部12aの側から先端部12側に
向け横断面円形の内径が剛毛束11の太さに対して十分
な余裕を持った大きさから、この余裕が小さく、あるい
は無くなる大きさまで小さくなる先細り案内路にて剛毛
束11を案内し、先端部12の前記折れ曲がり部から先
端に掛けて案内路が徐々に扁平化する形状により、剛毛
束11の毛先11cがほぼ横一文字の形態になって進退
されるようにしている。
【0051】1つの実施例を示すと、剛毛束11は直径
が0.3mm程度の樹脂フィラメントよりなる剛毛11
bを30本束ねたものを用い、ホローガイド部104の
先端部12の先端開口12gを幅1mm、長さ5mmの
スリット形状として、剛毛束11がこの先端開口12g
との間にほぼ余裕がないまでに詰まった状態に結束され
て、毛先11cが約5mmに亘って厚み約1mm程度に
て横一文字に並んで、腰強く進退される状態を得、好結
果を得た。
【0052】また、駆動機構8が、モータ軸16aに連
結されたクランク機構であって、簡単な機構で所定スト
ロークの往復運動を高速かつ正確に達成することができ
るので、歯磨き効果およびマッサージ効果が向上し、過
剰なストロークが生じて強制的な往復運動のために歯や
歯ぐきを傷めるような不都合を回避することができる。
【0053】特に、駆動機構8のクランク部8aの回転
軸Xが本体部2の軸線方向に対して直角となる向きに設
置されていることにより、本体部2およびホローガイド
部104の軸線方向の往復運動ストロークが得られ、こ
れを前記軸線方向の進退動作部23を介し剛毛束11に
伝達することにより、ホローガイド部104から本体部
2の駆動機構8を装備している部分までを、図2(a)
に示すような細く長い形状にして、ホローガイド部10
4の先端部12を口腔内の各部に挿入し、また移動させ
やすくすることができ、歯磨きやマッサージしやすいも
のとなる。本実施の形態では剛毛束11の長手方向の進
退ストロークは6mmに設定してある。このように大き
なストロークによって歯201の表面および、歯間20
3での歯磨き効果、歯茎202へのマッサージ効果が十
分得られる。しかし、前記ストロークは歯間203への
入り込みを大きくして刷掃効果をさらに高めるために1
2mm程度とするなどさらに大きくすることも自由にで
きる。また、逆に、マッサージ効果を狙って2mm程度
の小さなストロークにして逃げを少なくしたビート作用
を高速で施すようにすることもできる。
【0054】さらに、手動のポンプ5は、それ自体が本
体部2の側周面に露出して押圧操作されるものであり、
このように露出する押圧操作部を有する場合を含め、本
体部2を片手で把持したまま、この片手の親指を押圧操
作部に当てがって押圧操作し、歯磨きやマッサージをし
ながら必要に応じて洗浄液タンク4から洗浄液3を吐出
し使用することが難なくできる。もっとも、本実施の形
態1のように調圧弁35と開閉弁36とがある場合、電
動歯ブラシの不使用時であっても、ポンプ5を操作して
洗浄液タンク4内の洗浄液3を予め加圧しておき、電動
歯ブラシの使用に当たってはポンプ5の操作をしなくて
も開閉弁36が開かれることにより洗浄液3を一定の圧
力および流量のもとに流出させられる。従って、場合に
よっては、駆動機構8の動作と無関係に開閉弁36を手
動で開閉することにより、洗浄液3を必要に応じて吐出
し使用するようにもできる。
【0055】また、本実施の形態のように開閉弁36
が、駆動機構8をオン、オフする操作部材18のオン、
オフ操作に連動して開閉される場合は、洗浄液タンク4
内に加圧状態で貯留しておいた洗浄液3を、剛毛束11
を長手方向に進退運動させて歯磨きやマッサージを行う
のに併せて、洗浄液3を自動的に吐出させて使用するこ
とができ、洗浄液3を吐出するための特別な操作が不要
となるので、使用に便利である。
【0056】また、上記のように駆動機構8が停止した
とき、剛毛束11がホローガイド部104内に格納する
位置に復元させるようにしてあり、剛毛束11の剛毛1
1bが不使用中は他のものと接するのを防止されるの
で、不使用中も突出していて他のものと接触するなどに
より不用意に損傷されるようなことを回避し、寿命の長
いものとすることができる。
【0057】さらに、剛毛束11はその剛毛11bを植
え付けた基体11aに磁性体102を結合するのに、ゴ
ムや合成樹脂製の緩衝筒138を介し接続してあって、
進退動作部23の進退動作が剛毛束11に緩衝筒138
を介しソフトに伝達されるようにしている。これによっ
て、剛毛束11の働きがソフトになる。緩衝筒138は
コイルバネに置き換えたりそれらを併用したりすること
ができる。
【0058】図5、図6に示す例では、剛毛束11はホ
ローガイド部104の先端部12の基部12aからの折
れ曲がり部よりも先端開口12g側に駆動機構8の進退
動作部23とともに収容し、先端開口12gに極く近い
ところから進退駆動するようにしてある。具体的には、
駆動機構8のクランク部8aの回転軸Xが本体部2の軸
線方向と一致する向きに設置されている。これに伴い本
体部2の軸線方向に向くモータ軸ないしは連結軸51を
長くし、本体部2のモータ16から大きく離れてホロー
ガイド部104の基部12aに位置するクランク部8a
を駆動し、図5、図6(a)に示すように、先端部12
により近い位置、ないしは先端部12内から、剛毛束1
1を進退動作部23を介し進退運動させるようにしてい
る。これにより、剛毛束11は図1〜図4に示すような
例の場合に比し極く短いものでよくなり、腰も強くなる
ので先端部12による案内とともに、より逃げなくより
強く毛先11cを歯201や歯茎202、歯間203、
歯周溝204などに働かせて清掃効果やビート効果を高
めることができる。また、剛毛束11は短くてよい分だ
け軽量化するしコストが低減する。
【0059】磁気カプラ25の磁性体102を剛毛束1
1の合成樹脂やゴムなどよりなる基体11aに別途連結
し、基体11aは合成樹脂などとして剛毛11bの植付
けに便利なようにしてあり、磁石103は図5に示すよ
うに馬蹄形の永久磁石としてS極とN極とを磁性体10
2に対向させて双方の間で磁気回路を形成できるように
している。
【0060】本例のクランク部8aは、回転軸Xが本体
部2の軸線に一致する向きの円盤22上のクランクピン
52と、これの動きを本体部2の軸線に対し120°程
度傾斜した先端部12に案内される剛毛束11に伝達す
る進退動作部23とを連結するのに、図6(b)に示す
ようにクランクピン52の先端と磁石103の後端とに
一体に設けた球面部52a、123aと合成樹脂製の進
退動作部23に一体形成した椀状部23a、23bとを
嵌め合わせた球面自在継手を利用しており、円盤22の
回転によって進退動作部23を介し剛毛束11を往復運
動させるときに剛毛束11の姿勢が種々に変化しても問
題ないようにしてある。
【0061】また、本体部2の着脱部32はホローガイ
ド部104の先端部12と基部12aとの間に設け、剛
毛束11の基体11aと進退動作部23との間の磁気カ
プラ25は前記着脱部32に対応する位置としてある。
【0062】また、本例では、駆動機構8を復元させる
のに、連結軸51の途中にクランク53を形成する一
方、モータ16のオン、オフ操作する操作部材18に連
動する操作アーム18cを採用し、操作部材18がモー
タ16をオンしている間は、操作アーム18cがクラン
ク53の公転軌跡外に位置し、動作する駆動機構8と干
渉し合わないようにしながら、操作部材18がモータ1
6をオフする位置にあるとき、操作アーム18cはクラ
ンク53を押し動かして、剛毛束11の剛毛11bがホ
ローガイド部104の先端部12内に引き込まれて格納
された状態に安定させる。
【0063】図7〜図10に示す例では、剛毛束11が
本体部2から先へ延びるかその端部に臨む駆動軸115
の先端に連結されている。このようにすると、駆動軸1
15および剛毛束11に覆いがなく全体にシンプルでか
さ低い構造となり、取り扱いやすく使用しやすいものと
なり、携帯にも便利である。この場合の駆動軸115は
図10に示す例のように軸線方向に進退できるものでも
よいが、図7〜図9に示す例では本体部2の揺動支点1
17を中心に往復揺動されるもので、剛毛束11をその
長手方向が揺動方向とほぼ同じになる向きとする屈曲部
115aを有したものとし、前記進退動作部23に磁気
カプラ25を介し連結している。これにより、剛毛束1
1の進退方向が本体部2の軸線に対し図7、図8に示し
たように傾斜し、または、ほぼ直角な向きとするので、
歯の裏側に対しても働かせやすい形態が得られる。
【0064】図7に示す例では磁石103を馬蹄形タイ
プのものとして磁気結合面103aにSN両極を有し
て、磁性体102との間で前記凹凸面形状を満足しなが
ら磁気回路を構成するようにし、図8に示す例では磁石
103を環状溝により中央部と周辺部とを区画して磁気
結合面103aにSN両極を有して、磁性体102との
間で前記凹凸面形状を満足しながら磁気回路を構成する
ようにしている。もっとも、磁性体102と磁石103
とのどちらが凹と凸になってもよいのはもちろんであ
る。
【0065】図7や図8に示す例では、駆動軸115は
棒状体で本体部2のグリップ部1より先の先端部内に基
端部115b側が収容され、先端部から出口部1cに揺
動支点117を持つように弾性ブッシュ118にて支持
し、出口部1cで揺動する駆動軸115が本体部2と干
渉しないようにしている。これにより駆動軸115は弾
性ブッシュ118により吸振されて静かに揺動される
し、出口部1cとの間が弾性ブッシュ118によりシー
ルされるので水の滲入を防ぐことができる。駆動軸11
5は細いほどかさ低くなり慣性も小さく、耐久性が良
い。安定に揺動できるようにするためにも金属製がよ
く、錆びない点でステンレス鋼が好適である。しかしこ
れに限られることはなく樹脂など他の材料によるもので
もよい。なお、駆動軸115と弾性ブッシュ118とは
抜け止め用の凹凸嵌合部119を持っている。
【0066】駆動機構8は、モータ16と、このモータ
軸16aに直結されたカム113よりなるモータ・カム
駆動機構をなしている。カム113は本体部2先端部内
に駆動軸115の基端部115b側の横にそれと軸線が
直交する向きでモータ16と共に設けられ、電動モータ
16の据置部は本体部2外へ直角の向きにそり出すが、
カム113はその周方向が駆動軸115の長手方向に沿
うので、駆動軸115をばね114で付勢してカム11
3の外周に直接圧接させるだけで揺動駆動することがで
きる。モータ16は小型モータとしてあるが偏平モータ
などでも良い。カム113の外周には掛合溝が周設さ
れ、駆動軸115がこの溝と掛合された状態で揺動する
ようにすると、駆動軸115の横振れが防止される。
【0067】これらの場合の駆動軸115および磁気カ
プラ25が、図7に示すように洗浄液3を供給する構造
を有していない方式のものとすることができる。これ
は、先に説明した図1〜図6に示す場合も同様である。
しかし、図7、図8に示す駆動方式のものでも、図8に
示すように剛毛束11に洗浄液3を供給する給液路34
を備えていると、前記のようなホローガイド部104に
よる案内なしに、剛毛束11を働かせている部分に駆動
軸115および磁気カプラ25を通じて洗浄液3を的確
に送り出すことができ、少ない量の洗浄液で歯垢や異物
の除去効果を高めることができる。使用する液の種類に
よっては消毒もできる。
【0068】また、給液路34には図1〜図6に示すよ
うに本体部2内の洗浄液タンク4から洗浄液3を手動の
ポンプ5やこれに代わる電動ポンプによって供給するよ
うにもできるが、図8の例では本体部2以外に設けられ
た洗浄液タンク122から重力の働きによって供給する
ようにしている。このために、洗浄液タンク122には
高所へ支持できるようにフック123や吸盤124によ
る取り付け部が設けられている。最もこの場合も重力で
供給される洗浄液3を必要な都度流入させて自在に利用
できるようにする弁などを装備するのが好適である。
【0069】図9に示す例では、駆動機構8を電磁揺動
駆動機構とした場合の一例で駆動軸115の基端部11
5bに永久磁石127の磁極を設けて電磁石128の2
つの磁極に対向させてある。電磁石128の2つの磁極
は交流電流の供給によってS極、N極が入れ換わって駆
動軸115の磁極を交互に引き付けるので、駆動軸11
5を揺動支点117まわりに往復揺動させることがで
き、揺動は交流電源そのままの周波数でも振動的に行わ
れる。駆動軸115は電磁石128に交流電流が供給さ
れていないときはふらつくので、これを防止するため駆
動軸115を中立位置に保つばね114を働かせてあ
る。このばね114は駆動軸115が往復揺動するとき
の振動やふらつきを防止するのにも役立つ。このよう
に、駆動機構8を電磁揺動駆動機構にするとこの電磁揺
動駆動機構と駆動軸115との電磁的で無接触な揺動伝
達で摩擦などなく駆動軸115を揺動させることができ
る。
【0070】図10に示す例では、駆動軸115は本体
部2の端部に摺動軸受131に支持されて臨み、モータ
16とギヤ132で連結されたカム133に枠型のカム
フォロア134が従動することで軸線方向に進退駆動さ
れるようにしてある。本体部2の駆動軸115の先端部
が臨む部分はゴムや樹脂膜からなるシールカバー135
で覆い、シールカバー135が駆動軸115の先端に凹
凸係合部136などを持って一体に被さる部分を駆動軸
115の先端と引退に進退動作する進退動作部23と
し、この進退動作部23に磁石103を凹凸係合部13
7を持って一体に結合してあり、剛毛束11側の磁性体
102と磁石103とで磁気カプラ25を構成してい
る。このような構成において、剛毛束11を直接シール
カバー135の進退動作部23に弾性的に、あるいは前
記凹凸係合部137などの係合部を持つなどしてて嵌め
込み着脱できるように連結することもできる。また、シ
ールカバー135に代えて、あるいは加えて、仮想線に
示すようなホローガイド部104を用いることもでき
る。
【0071】ここで、剛毛束11は太さ0.1〜0.3
mm程度の毛を円形に換算して直径ほぼ5mm前後の束
ね形態とすることにより、ビート作用を確保しながらそ
れが一度に及ぶ範囲を大きくすることができ、それだけ
作業効率が高まり作業時間の短縮が図れる。
【0072】もっとも、このような条件において、剛毛
束11は太さ0.1〜0.3mm程度の毛を直径1〜5
mmのほぼ円形または楕円の束ね形態にて進出するよう
にしてよく、剛毛束11の1本1本の腰の強さを生かし
ながら適当な弾性を得て、例えば1〜2.5mm程度の
小さな範囲の直径にするほど、歯周ポケットや歯間のよ
うな狭隘な部分にて歯垢などを刷掃するのに効果的なも
のが刺激過多にならないものとして得られるし、3.5
〜5mm程度の大きな範囲の直径にするほど、ブラシ面
が大きくなりすぎることによりビート効果が低減するよ
うなことなくビート作用を同時に及ぼせる範囲を大きく
してビート効率を高め作業時間が短縮できる。ここに、
剛毛束11の着脱ができる各例において、ここに述べた
複数種類の剛毛束11を交換して装着ながら使い分けれ
ば、必要な、あるいは好みのものを選択できるので便利
である。
【0073】剛毛束11は太さ0.1mm前後の毛をほ
ぼ200本前後の束ね形態とすると、横一文字、5mm
程度の円形ないしは楕円形の束ね形態を得るのに好適で
ある。しかも、剛毛束11は先端がほぼ横一文字の形態
に薄く広げられたり、直径が1〜2.5mm程度に細く
されるなどしても、ホローガイド部104の案内によっ
て腰が弱くなるのを防止され特に腰の強い剛毛でなくて
もビート効果が損なわれるようなことはない。
【0074】剛毛束11はホローガイド部104からの
出入り寸法がほぼ10〜12mmで、進退距離はほぼ4
〜6mmであると、ビート効果が高くしかも刺激過多に
ならない微妙な弾性および腰の強さが得られる。
【0075】剛毛束11はナイロンまたはポリエステル
の毛を用いる。これにより、ビート効果が高くしかも刺
激過多にならない微妙な弾性および腰の強さを得るのに
好適である。
【0076】しかも、剛毛束11は先端がほぼ横一文字
の形態に薄く広げられたり、直径が1〜2.5mm程度
に細くされるなどしても、ホローガイド部104の案内
によって腰が弱くなるのを防止され特に腰の強い剛毛で
なくてもビート効果が損なわれるようなことはない。
【0077】剛毛束が、ホローガイド部104からの出
入り寸法がほぼ10〜12mmで、進退距離はほぼ4〜
6mmである、さらなる構成では、ビート効果が高くし
かも刺激過多にならない微妙な弾性および腰の強さが得
られる。
【0078】剛毛束11はナイロンまたはポリエステル
の材料を採用している。これによると、ビート効果が高
くしかも刺激過多にならない微妙な弾性および腰の強さ
を得るのに好適である。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、上記のような説明で明
らかなように、剛毛束が本体部の先で駆動機構により長
手方向に進退駆動されるので、本体部をそのグリップに
て把持し本体部の先にある剛毛束部分を口腔内に入れて
歯や歯茎、歯周溝、歯間に当てがうと、進退される毛先
が繰り返し突き当たるか進入していわゆる「つまようじ
法」による刷掃を自動的に高速に行えるし、この場合の
突き当たりはブラシ面がゆっくり押し当てられることに
なる従来の「つまようじ法」とは異なりビート的な刺激
的なマッサージを自動的に高速に行うようになるので、
従来の「つまようじ法」よりも剛毛束1つについてのマ
ッサージ効果は高い。特に、毛先はほぼ横一文字の形態
に並び、毛先が面を形成するような場合の刺激性の減衰
なしに、従来の剛毛束の場合よりも毛先の並び域を広く
かつ剛毛の本数を多くできるので、従来の剛毛束に比し
歯間や歯茎、歯周溝などに毛先幅に対応する広い作用幅
をもってより強い刷掃作用を及ぼしやすいので、マッサ
ージ効果および作業能率共に向上し、「つまようじ法」
を含めて効果的な刷掃が効率よく短時間で容易に達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動進退歯ブラシの
1つの例を示す斜視図である。
【図2】図1の自動進退歯ブラシを示し、その(a)は
断面図、その(b)は平面図である。
【図3】図1の歯ブラシの一部の断面図である。
【図4】図1の歯ブラシの剛毛束と駆動機構との磁気カ
プラ連結部の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る自動進退歯ブラシの
別の例を示す一部を断面して見た正面図である。
【図6】図5のホローガイド部を示し、その(a)は断
面図、その(b)は剛毛束と駆動機構との磁気カプラ連
結部の分解斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る他の例を示し、その
(a)は断面図、その(b)は剛毛束と駆動機構との磁
気カプラ連結部の断面図、その(c)は磁石の斜視図で
ある。
【図8】本発明の実施の形態に係る今1つの例を示し、
その(a)は断面図、その(b)は剛毛束と駆動機構と
の磁気カプラ連結部の断面図、その(c)は磁石の斜視
図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るさらに別の例を示す
側面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るさらに他の例を示
す要部の断面図である。
【図11】歯茎および歯の並びと本発明の自動進退歯ブ
ラシの毛先の働きを矢印で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 グリップ 2 本体部 3 洗浄液 4、122 洗浄液タンク 5 ポンプ 6 電池室 7 電池 8 駆動機構 11 剛毛束 11a 基体 11b 剛毛 11c 毛先 12 先端部 16 モータ 23 進退動作部 25 磁気カプラ 32 着脱部 34 給液路 102 磁性体 103 磁石 104 ホローガイド部 115 駆動軸 117 揺動支点

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛毛束と、一部または全体がグリップを
    なす本体部と、この本体部内に設けられて前記剛毛束と
    連結または対向配置され、この剛毛束を本体部の先で長
    手方向に自動で進退駆動する駆動機構とを備え、剛毛束
    は少なくともその毛先がほぼ横一文字の束ね形態にて進
    出するようにしたことを特徴とする自動進退歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 剛毛束は、太さ0.1〜0.3mm程度
    の毛が円形に換算して直径ほぼ5mm前後の束ね形態を
    なす請求項1に記載の自動進退歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 剛毛束と、一部または全体がグリップを
    なす本体部と、この本体部内に設けられて前記剛毛束と
    連結または対向配置され、この剛毛束を本体部の先で長
    手方向に自動で進退駆動する駆動機構とを備え、剛毛束
    は太さ0.1〜0.3mm程度の毛が直径1〜5mmの
    ほぼ円形または楕円の束ね形態にて進出するようにした
    ことを特徴とする自動進退歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 剛毛束は太さ0.1mm前後の毛をほぼ
    200本前後の束ね形態とした請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 剛毛束はその毛先が本体部の軸線に対し
    直角ないしは傾斜する向きに位置して進退される請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  6. 【請求項6】 剛毛束は本体部側から延びたホローガイ
    ドに案内されて、毛先が所定の束ね形態になるようにさ
    れ、かつ進退される請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の自動進退歯ブラシ。
  7. 【請求項7】 剛毛束はガイドからの出入り寸法がほぼ
    10〜12mmで、進退距離はほぼ4〜6mmである請
    求項6に記載の自動進退歯ブラシ。
  8. 【請求項8】 剛毛束はナイロンまたはポリエステルで
    ある請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動進退歯ブ
    ラシ。
  9. 【請求項9】 本体部は前記ホローガイド部に洗浄液を
    供給する給液路を備えている請求項6に記載の自動進退
    歯ブラシ。
  10. 【請求項10】 剛毛束は本体部から延びるかその端部
    に臨む駆動軸の先端に連結されている請求項1、2のい
    ずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  11. 【請求項11】 駆動軸は本体部の揺動支点を中心に往
    復揺動されるものであり、剛毛束をその長手方向が揺動
    方向とほぼ同じになる向きとする屈曲部を有している請
    求項10に記載の自動進退歯ブラシ。
  12. 【請求項12】 本体部および駆動軸は剛毛束に洗浄液
    を供給する給液路を備えている請求項10、11のいず
    れか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  13. 【請求項13】 本体部は前記給液路に洗浄液を供給す
    る給液機構を備えている請求項9、12のいずれか1項
    に記載の自動進退歯ブラシ。
  14. 【請求項14】 剛毛束は駆動機構の進退動作部と着脱
    できるように連結されている請求項1〜13のいずれか
    1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  15. 【請求項15】 連結はマグネットの吸着または弾性部
    の嵌め合わせによって行う請求項14に記載の自動進退
    歯ブラシ。
  16. 【請求項16】 剛毛束は駆動機構の進退動作部に従動
    し、かつ着脱できるように設けられている請求項1〜1
    5のいずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  17. 【請求項17】 駆動機構の進退動作部と剛毛束との間
    の進退動作伝達系にはばねやゴム、樹脂よりなる弾性部
    材が介在している請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の自動進退歯ブラシ。
  18. 【請求項18】 駆動機構の進退動作部は本体部側に外
    部とシール部材で覆って装備している請求項14〜17
    のいずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
JP2002077447A 2002-03-20 2002-03-20 自動進退歯ブラシ Pending JP2003265504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077447A JP2003265504A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 自動進退歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077447A JP2003265504A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 自動進退歯ブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003265504A true JP2003265504A (ja) 2003-09-24
JP2003265504A5 JP2003265504A5 (ja) 2005-09-08

Family

ID=29205724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002077447A Pending JP2003265504A (ja) 2002-03-20 2002-03-20 自動進退歯ブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003265504A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149474A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Hideo Tomiyama 歯ブラシ
JP2008502410A (ja) * 2004-06-17 2008-01-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 歯ブラシのカバーと外面との間に取外し可能な流体分注容器を封入するカバー構造
JP2012506754A (ja) * 2008-11-05 2012-03-22 ブラウン ゲーエムベーハー 電動歯ブラシ及び電動歯ブラシ用のブラシヘッド
JPWO2010140660A1 (ja) * 2009-06-04 2012-11-22 サンスター株式会社 オーラルケア具
JP2013165979A (ja) * 2011-07-25 2013-08-29 Braun Gmbh 口腔衛生装置用のアタッチメント区間
FR3003462A1 (fr) * 2013-03-25 2014-09-26 Jean Michel Blanc Dispositif ameliore de guidage et de protection contre les fluides d'un ensemble mecanique de type bielle-manivelle, en particulier pour brosse a dents.
JP2016087393A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 杉本 一郎 電動歯周歯ブラシ
KR101651599B1 (ko) * 2015-08-21 2016-09-05 주식회사 바이맥 구강 세척기를 이용한 잇몸 마사지 기구
CN113440293A (zh) * 2021-08-13 2021-09-28 王旭昇 一种左右旋转的电动牙刷
JP2022049636A (ja) * 2020-09-16 2022-03-29 深▲セン▼市耐菲爾醫療器械科技有限公司 口腔洗浄器用の水圧送装置及び口腔洗浄器
US11744689B2 (en) 2015-05-15 2023-09-05 Dyson Technology Limited Cleaning appliance

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6164204A (ja) * 1984-09-07 1986-04-02 株式会社東芝 電動歯ブラシ
JPH09173145A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Naoyuki Aoyama 歯ブラシ
JPH09322823A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Ichiro Sugimoto 電動歯ブラシ
JPH1042956A (ja) * 1996-08-06 1998-02-17 Lion Corp ブラシ
JP2000342334A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Lion Corp 歯ブラシ
JP2002045379A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Ichiro Sugimoto 自動進退歯ブラシ
JP2002051843A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Lion Corp 歯ブラシハンドルの製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6164204A (ja) * 1984-09-07 1986-04-02 株式会社東芝 電動歯ブラシ
JPH09173145A (ja) * 1995-12-26 1997-07-08 Naoyuki Aoyama 歯ブラシ
JPH09322823A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Ichiro Sugimoto 電動歯ブラシ
JPH1042956A (ja) * 1996-08-06 1998-02-17 Lion Corp ブラシ
JP2000342334A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Lion Corp 歯ブラシ
JP2002045379A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Ichiro Sugimoto 自動進退歯ブラシ
JP2002051843A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Lion Corp 歯ブラシハンドルの製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502410A (ja) * 2004-06-17 2008-01-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 歯ブラシのカバーと外面との間に取外し可能な流体分注容器を封入するカバー構造
JP2006149474A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Hideo Tomiyama 歯ブラシ
JP2012506754A (ja) * 2008-11-05 2012-03-22 ブラウン ゲーエムベーハー 電動歯ブラシ及び電動歯ブラシ用のブラシヘッド
JP5505414B2 (ja) * 2009-06-04 2014-05-28 サンスター株式会社 オーラルケア具
JPWO2010140660A1 (ja) * 2009-06-04 2012-11-22 サンスター株式会社 オーラルケア具
JP2019055261A (ja) * 2011-07-25 2019-04-11 ブラウン ゲーエムベーハー 口腔衛生装置用のアタッチメント区間
JP2013165979A (ja) * 2011-07-25 2013-08-29 Braun Gmbh 口腔衛生装置用のアタッチメント区間
FR3003462A1 (fr) * 2013-03-25 2014-09-26 Jean Michel Blanc Dispositif ameliore de guidage et de protection contre les fluides d'un ensemble mecanique de type bielle-manivelle, en particulier pour brosse a dents.
JP2016087393A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 杉本 一郎 電動歯周歯ブラシ
US11744689B2 (en) 2015-05-15 2023-09-05 Dyson Technology Limited Cleaning appliance
KR101651599B1 (ko) * 2015-08-21 2016-09-05 주식회사 바이맥 구강 세척기를 이용한 잇몸 마사지 기구
JP2022049636A (ja) * 2020-09-16 2022-03-29 深▲セン▼市耐菲爾醫療器械科技有限公司 口腔洗浄器用の水圧送装置及び口腔洗浄器
JP7113539B2 (ja) 2020-09-16 2022-08-05 深▲セン▼市耐菲爾醫療器械科技有限公司 口腔洗浄器用の水圧送装置及び口腔洗浄器
CN113440293A (zh) * 2021-08-13 2021-09-28 王旭昇 一种左右旋转的电动牙刷

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6766549B2 (en) Toothbrush system with a three-dimensional brushing action and fluid irrigation
US5855216A (en) Dental flossing device
JP2002045379A (ja) 自動進退歯ブラシ
US5579786A (en) Automatic dental flossing device
US6813793B2 (en) Toothbrush with linear and rotary fields
US4911187A (en) Dental pick brush apparatus
EP2604144A1 (en) Powered toothbrush
US8032967B2 (en) Powered toothbrush with two-sided moving head
US20040060137A1 (en) Toothbrush with sectorial motion
WO1994017690A1 (en) Tooth-brushing machine
KR100565867B1 (ko) 칫솔 장치
KR20050057587A (ko) 전동칫솔의 칫솔모 섹션
JPS60500280A (ja) 歯掃除器具
US6848141B2 (en) Brush section for an electric toothbrush
CA2675977A1 (en) Toothbrush with powered head
JP2003265504A (ja) 自動進退歯ブラシ
CN113727669A (zh) 液压驱动刷-齿间喷射组合
MXPA05008946A (es) Cepillo de dientes electrico con ergonomia mejorada.
JP2001198145A (ja) 電動歯ブラシ
US20050076933A1 (en) Motorized flosser and associated method of use
US20070143938A1 (en) Electric toothbrush
JP3875745B2 (ja) 電動歯ブラシ
JP2663213B2 (ja) 歯磨き器
WO2006043522A1 (ja) 自動進退歯ブラシ
CA2374083A1 (en) Electric toothbrush

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205