JP2003265161A - ビール風味のウイスキーの製造法 - Google Patents
ビール風味のウイスキーの製造法Info
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- JP2003265161A JP2003265161A JP2002115480A JP2002115480A JP2003265161A JP 2003265161 A JP2003265161 A JP 2003265161A JP 2002115480 A JP2002115480 A JP 2002115480A JP 2002115480 A JP2002115480 A JP 2002115480A JP 2003265161 A JP2003265161 A JP 2003265161A
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- JP
- Japan
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- beer
- flavored
- beverage
- producing
- whisky
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ビール風味の飲料のアルコール度をビール風味
を大きく損なわずに調整できるような飲料を製造するこ
とを目的とする。 【解決手段】従来のウイスキー用の麦芽ではなく、ホッ
プを含め、通常のビールを製造する原材料を用いた麦芽
酒を蒸留することにより、ビール風味でありながらアル
コール度の高い部分とアルコールをほとんど含まない飲
料に分離した後、両者に炭酸ガスを封入する製造法であ
る。
を大きく損なわずに調整できるような飲料を製造するこ
とを目的とする。 【解決手段】従来のウイスキー用の麦芽ではなく、ホッ
プを含め、通常のビールを製造する原材料を用いた麦芽
酒を蒸留することにより、ビール風味でありながらアル
コール度の高い部分とアルコールをほとんど含まない飲
料に分離した後、両者に炭酸ガスを封入する製造法であ
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール風味のウイ
スキーの製造過程に関するもので、ホップを使用した麦
芽酒を蒸留し炭酸ガスを封入することを特徴とする製造
法に依るものである。 【０００２】 【従来の技術】従来ビールは醸造酒であり、パッケージ
された時点でのアルコール度のまま飲むことを前提とし
た飲料であった。商品自体のアルコール度を高めるには
味の薄いスピリッツを追加したり、逆にアルコール度を
低くするには炭酸水などを追加する方法が一般的だが、
いずれもビールの味を薄め、風味を著しく損なうもので
あった。また、従来のウイスキーは麦芽酒を蒸留させた
ものであるが、ビール風味に欠かせないホップや炭酸ガ
スを添加したものがなく、結果的に従来のウイスキーで
はアルコール度の調整はできてもビール風味の味わいを
得ることはできなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ビール風味の飲料のア
ルコール度を風味を大きく損なわずに調整できるよう
に、通常のビールよりも多めにアルコールを含んだ飲料
とビール風味を持ちながらもアルコールをほとんど含ま
ない飲料を製造することを目的とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】従来のウイスキー用の麦
芽ではなく、ホップを含め、通常のビールを製造する原
材料を用いた麦芽酒を蒸留することにより、ビール風味
でありながらアルコール度の高い部分とアルコールをほ
とんど含まない飲料に分離した後、両者に炭酸ガスを封
入する方法に係るものである。 【０００５】 【発明実施の形態】通常のビール又はビール風味の麦芽
酒を製造する原材料を用いて、それらの麦芽酒を作る製
法で主発酵または熟成が完了した麦芽酒を蒸留し、アル
コール度の高まった部分に炭酸ガスまたは窒素ガスを溶
け込ませて高アルコール度のビール風味のアルコール飲
料（ウイスキー）とする。一方、蒸留によって分離され
たアルコール度が１％未満の部分をアルコール度を薄め
るためのビール風味の清涼飲料とする。以下、実施例に
依って説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 【０００６】 【実施例】主発酵を終えた体積アルコール度数５％の
ビール５００ｍＬを蒸留し、体積アルコール度数４０％
の液体（ａ）と１％未満の液体（ｂ）に分離した。 上記でできた（ａ）を１度Ｃまで冷却し、０．７ｋ
ｇ／ｃｍ２の炭酸ガスを封入して飽和させて、ビール風
味のウイスキーとしてびん詰めした（Ａ）。 上記でできた（ｂ）を１度Ｃまで冷却し、０．７ｋ
ｇ／ｃｍ２の炭酸ガスを封入して飽和させて、ビール風
味のウイスキーを割る飲料としてびん詰めした（Ｂ）。 上記でできた（Ａ）とでできた（Ｂ）を次の３通
りの分量で混合した。 （Ａ） （Ｂ） ８０ｍｌ：９２０ｍｌ ＝＞アルコール度３．２％ １２０ｍｌ：８８０ｍｌ ＝＞アルコール度４．８％ １５０ｍｌ：８５０ｍｌ ＝＞アルコール度６．０％ これら３種類の混合飲料と蒸留前のビールを比べて官
能審査をしたところ、アルコール度の差異による味の変
化は認められたが、苦味の差異は感じられず、ビールと
しての風味全般の差異は少なかった。 【０００７】 【発明の効果】本発明によりビール風味のアルコール飲
料についても風味を変えずに簡単にアルコール度を好み
に合わせて調整可能な商品を提供することが可能となっ
た。 【０００８】政令の定めによって酒税が定められている
が、本発明による高アルコール度の蒸留酒はウイスキー
としての酒税が課せられる。一方、アルコール度が１％
未満の飲料は清涼飲料となり酒税は課せられない。本発
明の結果によるアルコール度４．８％の混合飲料１リッ
トルのうち酒税の適用となるウイスキー部分は１２０ｍ
ｌなので、係る酒税は平成１４年３月１４日現在では４
９．０８円である。一方、同じアルコール度のビール１
リットルに課せられる酒税は２２２円である。従って、
ビールとウイスキーに対する政令で定められる酒税の税
率に今日のような開きがある場合、アルコール度１度当
たりの酒税は本発明による飲料のほうが割安にできる効
果がある。
スキーの製造過程に関するもので、ホップを使用した麦
芽酒を蒸留し炭酸ガスを封入することを特徴とする製造
法に依るものである。 【０００２】 【従来の技術】従来ビールは醸造酒であり、パッケージ
された時点でのアルコール度のまま飲むことを前提とし
た飲料であった。商品自体のアルコール度を高めるには
味の薄いスピリッツを追加したり、逆にアルコール度を
低くするには炭酸水などを追加する方法が一般的だが、
いずれもビールの味を薄め、風味を著しく損なうもので
あった。また、従来のウイスキーは麦芽酒を蒸留させた
ものであるが、ビール風味に欠かせないホップや炭酸ガ
スを添加したものがなく、結果的に従来のウイスキーで
はアルコール度の調整はできてもビール風味の味わいを
得ることはできなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】ビール風味の飲料のア
ルコール度を風味を大きく損なわずに調整できるよう
に、通常のビールよりも多めにアルコールを含んだ飲料
とビール風味を持ちながらもアルコールをほとんど含ま
ない飲料を製造することを目的とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】従来のウイスキー用の麦
芽ではなく、ホップを含め、通常のビールを製造する原
材料を用いた麦芽酒を蒸留することにより、ビール風味
でありながらアルコール度の高い部分とアルコールをほ
とんど含まない飲料に分離した後、両者に炭酸ガスを封
入する方法に係るものである。 【０００５】 【発明実施の形態】通常のビール又はビール風味の麦芽
酒を製造する原材料を用いて、それらの麦芽酒を作る製
法で主発酵または熟成が完了した麦芽酒を蒸留し、アル
コール度の高まった部分に炭酸ガスまたは窒素ガスを溶
け込ませて高アルコール度のビール風味のアルコール飲
料（ウイスキー）とする。一方、蒸留によって分離され
たアルコール度が１％未満の部分をアルコール度を薄め
るためのビール風味の清涼飲料とする。以下、実施例に
依って説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 【０００６】 【実施例】主発酵を終えた体積アルコール度数５％の
ビール５００ｍＬを蒸留し、体積アルコール度数４０％
の液体（ａ）と１％未満の液体（ｂ）に分離した。 上記でできた（ａ）を１度Ｃまで冷却し、０．７ｋ
ｇ／ｃｍ２の炭酸ガスを封入して飽和させて、ビール風
味のウイスキーとしてびん詰めした（Ａ）。 上記でできた（ｂ）を１度Ｃまで冷却し、０．７ｋ
ｇ／ｃｍ２の炭酸ガスを封入して飽和させて、ビール風
味のウイスキーを割る飲料としてびん詰めした（Ｂ）。 上記でできた（Ａ）とでできた（Ｂ）を次の３通
りの分量で混合した。 （Ａ） （Ｂ） ８０ｍｌ：９２０ｍｌ ＝＞アルコール度３．２％ １２０ｍｌ：８８０ｍｌ ＝＞アルコール度４．８％ １５０ｍｌ：８５０ｍｌ ＝＞アルコール度６．０％ これら３種類の混合飲料と蒸留前のビールを比べて官
能審査をしたところ、アルコール度の差異による味の変
化は認められたが、苦味の差異は感じられず、ビールと
しての風味全般の差異は少なかった。 【０００７】 【発明の効果】本発明によりビール風味のアルコール飲
料についても風味を変えずに簡単にアルコール度を好み
に合わせて調整可能な商品を提供することが可能となっ
た。 【０００８】政令の定めによって酒税が定められている
が、本発明による高アルコール度の蒸留酒はウイスキー
としての酒税が課せられる。一方、アルコール度が１％
未満の飲料は清涼飲料となり酒税は課せられない。本発
明の結果によるアルコール度４．８％の混合飲料１リッ
トルのうち酒税の適用となるウイスキー部分は１２０ｍ
ｌなので、係る酒税は平成１４年３月１４日現在では４
９．０８円である。一方、同じアルコール度のビール１
リットルに課せられる酒税は２２２円である。従って、
ビールとウイスキーに対する政令で定められる酒税の税
率に今日のような開きがある場合、アルコール度１度当
たりの酒税は本発明による飲料のほうが割安にできる効
果がある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ビール風味の飲料のアルコール度を
好みで変化させて飲める商品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002115480A JP2003265161A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | ビール風味のウイスキーの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002115480A JP2003265161A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | ビール風味のウイスキーの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003265161A true JP2003265161A (ja) | 2003-09-24 |
Family
ID=29207688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002115480A Pending JP2003265161A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | ビール風味のウイスキーの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003265161A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008206528A (ja) * | 2003-12-11 | 2008-09-11 | Suntory Ltd | 麦芽発酵飲料 |
| JP2018050504A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | サントリーホールディングス株式会社 | 容器詰アルコール飲料 |
| WO2022039084A1 (ja) * | 2020-08-18 | 2022-02-24 | アサヒグループホールディングス株式会社 | 蒸留液及びビールテイスト飲料用香味改善剤 |
-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002115480A patent/JP2003265161A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008206528A (ja) * | 2003-12-11 | 2008-09-11 | Suntory Ltd | 麦芽発酵飲料 |
| JP4367790B2 (ja) * | 2003-12-11 | 2009-11-18 | サントリーホールディングス株式会社 | 麦芽発酵飲料 |
| KR101179092B1 (ko) | 2003-12-11 | 2012-09-03 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 맥아 발효 음료 |
| KR101178749B1 (ko) | 2003-12-11 | 2012-09-07 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 맥아 발효 음료 |
| KR101181206B1 (ko) | 2003-12-11 | 2012-09-07 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 맥아 발효 음료 |
| KR101178751B1 (ko) | 2003-12-11 | 2012-09-07 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 맥아 발효 음료 |
| KR101178750B1 (ko) | 2003-12-11 | 2012-09-07 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 맥아 발효 음료 |
| JP2018050504A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | サントリーホールディングス株式会社 | 容器詰アルコール飲料 |
| WO2022039084A1 (ja) * | 2020-08-18 | 2022-02-24 | アサヒグループホールディングス株式会社 | 蒸留液及びビールテイスト飲料用香味改善剤 |
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