JP2003264095A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

放電灯点灯回路

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JP2003264095A JP2002063065A JP2002063065A JP2003264095A JP 2003264095 A JP2003264095 A JP 2003264095A JP 2002063065 A JP2002063065 A JP 2002063065A JP 2002063065 A JP2002063065 A JP 2002063065A JP 2003264095 A JP2003264095 A JP 2003264095A
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control
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transformer
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Masayasu Ito
昌康 伊藤
Hitoshi Takeda
仁志 武田
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライバック型構成の直流−交流変換回路を
備えた放電灯点灯回路において、高効率化とビートノイ
ズの抑制とを両立させる。 【解決手段】 放電灯点灯回路1において、直流−直流
変換回路3が、トランス及びその一次巻線に接続される
スイッチング素子を有し、制御回路7からの信号により
スイッチング素子がオン状態である間にトランスがエネ
ルギーを蓄え、スイッチング素子がオフ状態の間に当該
エネルギーをトランスの二次巻線から出力するととも
に、放電灯6の安定点灯状態では当該エネルギーを二次
巻線から全て出力し終わった時点でスイッチング素子が
オン状態となるように制御する。そして、スイッチング
素子のオン期間において行われる、放電灯に係る出力電
流又は電力の制御について揺らぎを与えてスイッチング
周波数を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯回路に
おけるノイズ対策の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドランプ等の放電灯の点灯
回路には、直流−直流変換回路、直流−交流変換回路、
起動回路を備えた構成が知られている。
【0003】直流−直流変換回路が発生するノイズの影
響を抑制するために、スイッチング周波数に揺らぎを持
たせる方法が挙げられ、当該ノイズをホワイトノイズ化
して分散させることにより、ラジオ波等の電波を受信す
る機器への影響を低減することができる。
【0004】例えば、直流−直流変換回路においてPW
M(パルス幅変調)制御を行う場合に、スイッチング周
波数に関して、ある幅の揺らぎを付与するとともに、こ
の揺らぎを所定の周波数に規定することによってビート
ノイズの発生を防止することができる(つまり、スイッ
チング周波数が固定値をもつ場合には、その高調波の周
波数でノイズが発生する。)。
【0005】図14及び図15は、スイッチング周波数
に係る揺らぎ付与について説明するための図であり、図
14が制御回路の要部(鋸歯状波発生部)を示し、図1
5が概略的な波形図を示している。
【0006】この場合、直流−直流変換回路のスイッチ
ング制御についてはPWM制御を想定しており、図14
に示す鋸歯状波発生回路aの端子「RT/CT」に対し
て抵抗b及びコンデンサcが接続されている。この端子
「RT/CT」は鋸歯状波の周波数を決定するために設
けられたものであり、当該端子は、抵抗bとコンデンサ
cとの接続点に接続されている。つまり、基準電圧「V
ref」を表す定電圧源の一端が抵抗bの一端に接続され
ており、当該抵抗bの他端が端子「RT/CT」に接続
されるとともにコンデンサcを介して接地されている。
【0007】スイッチング周波数を変化させるには、端
子「RT/CT」に接続される抵抗bの抵抗値を変化さ
せるか(図には、抵抗bを可変抵抗として示してい
る。)、あるいは、コンデンサcへの電流(ソース電
流)を変化させれば良く、これにより、鋸歯状波の傾き
を変えることができる。
【0008】図15において、「SAW」が鋸歯状波を
示し、「CV」は制御電圧を示しており、両者間のレベ
ル比較によって決まる信号「Sc」(CVの方がSAW
よりも大きいときにHレベルとなる。)に基いて直流−
直流変換回路のスイッチング制御が行われる。
【0009】上側の図では、鋸歯状波SAWの傾きが小
さいため、Scの周波数が低いが、下側の図では、鋸歯
状波SAWの傾きが急峻であるため、Scの周波数が高
くなっていることが分かる。
【0010】Scの周波数によってスイッチング周波数
が決まるので、例えば、当該周波数に揺らぎを付与する
ことで、「X」kHz(キロヘルツ)〜「Y」kHzの
間で周波数がスイングするように制御し、かつ、この揺
らぎの周波数として「Z」Hzを設定すれば良い(上記
コンデンサcへの供給電流に係る変化の周波数を「Z」
Hzに規定し、その変化の度合いを、(Y−X)/Xに
規定する。)。
【0011】図15から分かるように、PWM制御での
揺らぎについては、鋸歯状波SAWの傾き変化に伴って
スイッチング周波数が変化するが、CVのレベルを一定
とした場合にScのデューティーサイクル(あるいはデ
ューティー比)はほぼ一定となり、鋸歯状波SAWの立
下りが急峻である程、デューティーサイクルの安定性が
増す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回路構成においてビートノイズを抑制することは、回路
効率の犠牲の上に成り立つ事項であり、よって、電力損
失の発生が問題となる。つまり、効率を良くすることと
ビートノイズの抑制とが互いに相反することになる。
【0013】そこで、本発明は、放電灯点灯回路におい
て、高効率化とビートノイズの抑制とを両立させること
を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源から
の入力電圧を所望の直流電圧に変換するための直流−直
流変換回路と、当該回路の後段に配置される直流−交流
変換回路と、放電灯の点灯制御を行う制御回路を備えた
放電灯点灯回路において、下記に示す構成を備えたもの
である。
【0015】(イ)直流−直流変換回路が、トランス及
びその一次巻線に接続されるスイッチング素子を有し、
上記制御回路からの信号によりスイッチング素子がオン
状態である間にトランスがエネルギーを蓄え、制御回路
からの信号により当該スイッチング素子がオフ状態の間
に当該エネルギーをトランスの二次巻線から出力すると
ともに、放電灯の安定点灯状態では当該エネルギーを二
次巻線から全て出力し終わった時点でスイッチング素子
がオン状態となるように制御されること。
【0016】(ロ)放電灯に係る出力電流又は電力の制
御が、制御回路からの信号による上記スイッチング素子
のオン期間において行われること。
【0017】(ハ)上記(ロ)の出力電流又は電力の制
御について揺らぎを与えるための揺らぎ発生手段が設け
られていること。
【0018】従って、本発明によれば、放電灯に係る出
力電流又は電力の制御において揺らぎを付与することに
より、スイッチング周波数を変化させてビートノイズを
抑制することができ、しかも、直流−交流変換回路を構
成するトランスに蓄えられるエネルギーを二次巻線から
全て出力し終わった時点でスイッチング素子が常にオン
状態となるように制御されることで、当該スイッチング
素子のターンオン時の電力損失等を低減し、回路の効率
低下を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る点灯回路の基
本構成を示すものであり、放電灯点灯回路1は、直流電
源2、直流−直流変換回路3、直流−交流変換回路4、
起動回路5、制御回路7を備えている。
【0020】直流−直流変換回路3は、直流電源2から
の直流入力電圧(これを「Vin」と記す。)を受けて所
望の直流電圧に変換するものであり、フライバック型D
C−DCコンバータが用いられる。
【0021】直流−交流変換回路4は、直流−直流変換
回路3の出力電圧を交流電圧に変換した後で起動回路5
を介して放電灯6に供給するために設けられている。例
えば、4つの半導体スイッチング素子を用いたフルブリ
ッジ型回路とその駆動回路を備えており、2組のスイッ
チング素子対を相反的にオン/オフ制御することによっ
て、交流電圧を出力するものである。
【0022】起動回路(所謂スタータ)5は、放電灯6
に対する起動用の高電圧パルス信号(起動用パルス)を
発生させて、当該放電灯を起動させるために設けられて
おり、当該信号は直流−交流変換回路4の出力する交流
電圧に重畳されて放電灯6に印加される。
【0023】制御回路7は、放電灯6にかかる電圧や当
該放電灯に流れる電流又はそれらに相当する電圧や電流
についての検出信号を受けて放電灯6に投入する電力を
制御するとともに直流−直流変換回路3の出力を制御す
るものである。つまり、制御回路7は、放電灯6の状態
に応じた供給電力を制御するために設けられており、例
えば、直流−直流変換回路3の出力電圧や電流を検出す
る検出部8からの検出信号を受けて、直流−直流変換回
路3に対して制御信号を送出することでその出力電圧を
制御する。また、直流−交流変換回路4に対して制御信
号を送出してその制御を行う。尚、放電灯の点灯前には
当該放電灯への供給電圧をあるレベルまで高めること
で、放電灯の点灯を確実にするための出力制御を行うこ
とも制御回路7の役目である。また、スイッチング制御
方式としては、例えば、PWM(パルス幅変調)方式、
PFM(パルス周波数変調)方式が知られている。
【0024】図2は、直流−直流変換回路3の構成例9
を示すものであり、下記の要素を備えている(括弧内の
数字は符号を示す)。
【0025】 ・トランス(10) ・スイッチング素子(11) ・整流ダイオード(12) ・平滑コンデンサ(13)。
【0026】図中に示す端子、「Ti+」、「Ti-」は入
力端子であり、上記した直流入力電圧「Vin」が供給さ
れ、両端子間にはコンデンサ14が設けられている。ま
た、「To+」、「To-」は出力端子であり、電圧変換後
の出力電圧(これを「Vout」と記す。)が後段回路
(直流−交流変換回路4)に送出される。尚、トランス
10の各巻線については、黒丸印を付すことで巻き始め
を示す。
【0027】トランス10の一次巻線10pには、スイ
ッチング素子11が接続されており、当該素子の制御端
子には制御回路7からの信号が供給される。図には、ス
イッチング素子11を単にスイッチの記号により簡略化
して示すが、NチャンネルMOS形FET(電界効果ト
ランジスタ)等が用いられる(その場合には、ドレイン
がトランス10の一次巻線10p(の巻き終わり側端
子)に接続され、ソースが入力端子「Ti-」に接続され
る。)。尚、図中に破線で示すコンデンサCCはスイッ
チング素子11のもつ容量成分(あるいは寄生容量)を
示している。
【0028】トランス10の2次側には、整流ダイオー
ド12及び平滑コンデンサ13が設けられており、トラ
ンス10の二次巻線10sの一端(巻き終わり側端子)
が整流ダイオード12のアノードに接続され、当該二次
巻線10sの他端(巻き始め側端子)が、端子「Ti-」
と「To-」とを繋ぐラインに接続されている。そして、
整流ダイオード12のカソードが端子「To+」及び平滑
コンデンサ13の一端に接続されている。尚、平滑コン
デンサ13は、出力端子「To+」、「To-」の間に設け
られていて、当該コンデンサの両端電圧がVoutとして
出力される。
【0029】尚、図中の「Ip」はトランス10の一次
側電流、「Is」はトランス10の二次側電流をそれぞ
れ示しており、「VDS」はスイッチング素子11の両端
電圧(FETの場合はドレイン−ソース間電圧)を示し
ている。
【0030】このようなフライバック型構成の回路にお
いては、制御回路7からの信号を受けてスイッチング素
子11がオン状態に規定されている間にトランス10が
エネルギーを蓄え、制御回路7からの信号によりスイッ
チング素子11がオフ状態の間に当該エネルギーをトラ
ンス10の二次巻線10sから出力するが、その場合
に、3種類の動作モード(電流連続モード、電流境界モ
ード、電流不連続モード)が挙げられる。
【0031】各モードについて簡単に説明すると、電流
連続モードでは、トランス10に蓄えられたエネルギー
を当該トランスの2次側へ完全に放出する前にスイッチ
ング素子11がオン状態となるように制御される。ま
た、電流境界モードでは、トランス10に蓄えられたエ
ネルギーを当該トランスの2次側へ完全に放出した時点
でスイッチング素子11がオン状態となるように制御さ
れる。電流不連続モードでは、トランス10に蓄えられ
たエネルギーを当該トランスの2次側へ完全に放出した
時点から、ある期間(不連続期間)の後に、スイッチン
グ素子11がオン状態となるように制御される。
【0032】各モードのうち、点灯回路の効率化や小型
化の観点からは、電流境界モードが有用であり、その理
由の一つは、スイッチング素子11がオン状態になった
瞬間の電流をゼロアンペアにすることができるので、当
該素子の損失(ターンオン時のロス)がないためであ
る。即ち、トランス10の2次側に設けられた整流ダイ
オード12の逆回復時間における電力損失に着目した場
合に、電流連続モードでは、当該ダイオードに電流が流
れている間にスイッチング素子11がオン状態となり、
ダイオードが逆バイアス状態となるので、逆回復時間に
おいて電力損失が生じる。これに対して、電流境界モー
ドや電流不連続モードでは、整流ダイオード12の電流
がゼロアンペアになってからスイッチング素子11がオ
ン状態となるので、逆回復時間での電力損失が発生しな
い。
【0033】図3は電流連続モードにおける各部の波形
を概略的に示したものであり、「Sc」はスイッチング
素子11のオン/オフ状態を規定する制御信号を示し、
「Ip」、「Is」、「VDS」は既述した通りである。
尚、左側の図は、スイッチング周波数が低い場合、右側
の図はスイッチング周波数が高い場合をそれぞれ示して
いる。
【0034】この動作モードでの制御時には、Scの立
上り時点やVDSの立下り時点において、IpやIsがゼ
ロにならないので、IpとVDSとの積としてターンオン
時のスイッチングロスが発生し、また、Isの残留によ
り逆回復ロスが発生する。
【0035】Isの電流値がゼロとならないままの状態
で、例えば、図14、図15で説明したように、スイッ
チング周波数に揺らぎを与えて当該周波数を高くする
と、図3の右側に示すように、Scの周波数が高くなる
が、Scのデューティーサイクルはそのままである(但
し、制御レベルは一定とする。)。即ち、IpやIsの
傾斜(時間軸に対する傾き)はスイッチング周波数の変
化には無関係であって一定のまま変わらず、Isの時間
積分値も変わらない。従って、損失についても左側に示
す場合と同じで大きいままである。
【0036】図4は電流境界モードにおける各部の波形
を概略的に示したものであり、出力電力及び電流(Is
の時間積分値)を変えずに、図14、図15で説明した
ように、スイッチング周波数に揺らぎを与えたときの状
況を示す。尚、「Sc」、「Ip」、「Is」、「VD
S」は既述した通りであり、左側の図は、スイッチング
周波数が低い場合、右側の図はスイッチング周波数が高
い場合をそれぞれ示している。
【0037】左側の図では、Scの立上り時点やVDSの
立下り時点において、IpやIsがゼロとなっているた
め、スイッチング素子11のターンオン時のロスが無
く、また、Isの残留による逆回復ロスも無い。
【0038】但し、右側の図に示すように、スイッチン
グ周波数を高くすると、再びそれらのロスが発生してし
まう。即ち、電流連続モードと同じであって、Isがゼ
ロにならない状態のままスイッチング制御が行われる結
果、上記の損失が発生する(何故なら、Isの時間積分
値が変わらないので、左側の図においてIsに係る三角
形(斜線部)の面積と、右側の図においてIsに係る台
形(斜線部)の面積とが同じであるため。)。
【0039】尚、ダイオードの逆回復時間における損失
の総量は、スイッチング周波数に比例するので、電流連
続モードにおいては、当該周波数が高くなる程、電力損
失が多くなってしまう。また、回路全体としての効率に
ついて各モードを比較した場合には、スイッチング周波
数が比較的高い(数百キロヘルツ以上)の場合には、電
流境界モードにおいて電気効率が良いことが判明してい
る(電流不連続モードでは、上記不連続期間での共振動
作の影響によって、電流境界モードよりも電気効率が低
い。)。
【0040】従って、スイッチング素子11が持つ容量
成分や整流ダイオード12の逆回復時間により発生する
電力損失を無くすことを目的とし、また、比較的高いス
イッチング周波数をもってフライバック型の回路(DC
−DCコンバータ)を駆動する場合には、電流境界モー
ドで動作させることが、点灯回路全体での損失を低減し
て、装置を小型化するのに好適である。
【0041】但し、図4の右側の図に示すように、出力
電流及び電力を変化させずにスイッチング周波数を高く
すると、再び損失が発生してしまう。
【0042】そこで、本発明では、放電灯に係る出力電
力及び電流の制御において、それらの揺らぎを許容する
ことにより、スイッチング周波数の如何には関係なく、
電流境界モードでの制御が行われるようにする。即ち、
制御電流や電力についての揺らぎを容認し、上記スイッ
チング素子11のターンオン時にトランス10に蓄えら
れたエネルギーを当該トランスの二次巻線から全て出力
し終わった瞬間にスイッチング素子11をオン状態にさ
せるべく制御を行う。
【0043】放電灯への出力電流や電力の制御について
は、制御回路からの信号による上記スイッチング素子の
オン期間において行われるが、出力電流又は電力の制御
について揺らぎを与えるための回路として初めから制御
回路を設計する方法と、既存の制御回路に対して揺らぎ
発生手段(あるいは揺らぎ付与手段)を付設する方法が
挙げられる。いずれの方法においても、揺らぎ付与につ
いては、少なくとも、放電灯の安定点灯状態において行
うことが好ましい。つまり、「安定点灯状態」とは、放
電灯を点灯直後のように不安定な状態や、定常点灯に至
るまでの過渡状態を除く趣旨であり、これは制御電流等
の揺らぎによって放電灯の点灯状態がさらに不安定とな
ってしまう結果、立ち消え等が発生するのを防止するた
めである。勿論、揺らぎ付与の度合いが小さく、不安定
化の原因に結びつかない程度であれば、「安定点灯状
態」に限る必要はない。
【0044】図5は、本発明に係る制御を行った場合に
おいて、直流−直流変換回路の各部の波形を概略的に示
したものである。尚、「Sc」、「Ip」、「Is」、
「VDS」は既述した通りであり、左側の図は、スイッチ
ング周波数が低い場合、右側の図はスイッチング周波数
が高い場合をそれぞれ示している。
【0045】左側に示す図において、出力電力及び電流
(Isの時間積分値)を「1」とし、これに対して、右
側に示す図では、出力電力等を半分にすると、Scの周
波数が2倍になる。つまり、制御電力及び電流に対して
スイッチング周波数は反比例の関係となるので、制御電
力等に揺らぎを与えることで、スイッチング周波数を変
化させることができる。
【0046】しかも、両図において、Scの立上り時点
やVDSの立下り時点で、IpやIsがゼロとなっている
ため、スイッチング素子11のターンオン時のロスが無
く、また、Isの残留による逆回復ロスも無い。即ち、
図4の場合には、左右両図でIsの時間積分値を不変と
した制御を行ったため、周波数が高くなった場合に損失
の問題が起きたが、本例では、制御電力等に応じてIs
の時間積分値が変わるので、電流境界モードでの制御を
守ることができる(例えば、電力及び電流を半分にする
と、スイッチング周波数が2倍となって、Isの幅(時
間幅)が半分となり、Isの高さが半分になる。)。こ
れにより、効率を落とさずに、ビートノイズを抑制する
ことが可能になる。
【0047】図6は、本発明に係る制御回路の要部の構
成例15を示すものであり、下記の要素を備えている
(括弧内の数字は符号を示す。)。
【0048】 ・演算部(16) ・比較部(17) ・制御部(18) ・揺らぎ発生手段(19)。
【0049】図中に示す「Sdet」は、放電灯6の点灯
制御に必要な検出信号であり、例えば、上記検出部8に
より検出されて演算部16に送られる。
【0050】演算部(あるいは電力制御部)16は、放
電灯6の電力制御を行うために設けられており、検出信
号Sdetに応じて制御値(指令値)を計算して、後段の
比較部17に送出する。例えば、放電灯を冷えた状態か
ら点灯させる場合(所謂コールドスタート)と、放電灯
が未だ暖まっている状態から点灯させる場合とでは、放
電灯の状態が異なるため、各状態にとって適切な点灯制
御を行うために設けられる(演算処理については既知の
形態で良いので、その説明は省略する。)。
【0051】比較部17には、例えば、エラーアンプが
用いられ、その一方の入力として、演算部16からの出
力が供給され、他方には所定の基準電圧が供給される。
そして、両者の差を示す制御電圧(エラー信号)が後段
の制御部18に送られる。
【0052】この制御部18は、比較部17からの信号
に対して鋸歯状波をレベル比較することにより、比較結
果に応じた信号を生成する部分であり、PWM制御用I
CやPFM制御用ICを用いて構成される。例えば、P
WM制御では、当該レベル比較の結果に応じて制御信号
に係るデューティーサイクルが規定され、当該信号が図
示しない駆動回路を介して直流−直流変換回路3のスイ
ッチング素子11への駆動用信号として送出される。
【0053】このように、フィードバックループが形成
されて放電灯の点灯制御が行われるが、当該放電灯に係
る出力電流又は電力の制御について揺らぎを与えるため
に、揺らぎ発生手段19が設けられている。つまり、上
記したように、本発明では、一定条件下で制御電力や電
流を不変としてスイッチング周波数に揺らぎを持たせる
のではなく、制御電力や電流について、所定の周波数や
変動幅を設定して揺らぎを与える役割を当該手段19が
担っている。
【0054】図7は揺らぎ発生手段に係る基本部分の回
路構成例20を示している。
【0055】コンパレータ21はヒステリシス特性を有
しており、その負入力端子がコンデンサ22を介して接
地されている。当該コンパレータの正入力端子には、定
電圧源の記号で示す基準電圧「Eref」が抵抗23を介
して供給され、コンパレータ21の出力信号は、抵抗2
4からNOT(論理否定)ゲート25を介してスイッチ
素子26(FET等が用いられるが、図には簡略記号で
示す。)の制御端子に送られ、当該ゲート25の出力信
号のレベル(H又はL)に応じてオン/オフ状態とな
る。
【0056】尚、スイッチ素子26の非制御端子(接地
側でない方の端子)は、抵抗27を介してコンパレータ
21の正入力端子に接続されている。
【0057】また、NOTゲート25の出力信号は、N
OTゲート28に送られるとともに、当該NOTゲート
の出力端子が抵抗29を介してコンデンサ22の一端
(コンパレータ21の負入力端子に接続される端子)に
接続されている。
【0058】尚、コンパレータ21の出力端子に設けら
れた抵抗30はプルアップ抵抗であり、基準電圧Eref
の定電圧源に接続されている。
【0059】本回路において、コンデンサ22の両端電
圧(これを、「V22」と記す。)が、コンパレータ2
1における第一の閾値よりも低い場合には、当該コンパ
レータ21の出力信号がH(ハイ)レベルとなって、ス
イッチ素子26がオフ状態となり、抵抗29を介してコ
ンデンサ22が充電される。また、V22がコンパレー
タ21における第二の閾値よりも高い場合には、当該コ
ンパンパレータ21の出力信号がL(ロー)レベルとな
って、スイッチ素子26がオン状態とされ(Erefの抵
抗分圧値がコンパレータ21の正入力として供給され
る。)、抵抗29を介してコンデンサ22が放電され
る。このようなサイクルが繰り返されて、V22が変化
する。つまり、コンパレータ21のヒステリシス特性に
関してその閾値で決まる電圧範囲並びにコンデンサ22
の静電容量及び抵抗29の抵抗値による充放電の時定数
で規定される周波数をもって、V22が変化することに
なる。
【0060】このような回路を用いて、周波数揺らぎを
発生させるには、例えば、下記の構成形態が挙げられ
る。
【0061】(I)揺らぎ発生手段19による信号を上
記比較部17に対して作用させる形態 (II)揺らぎ発生手段19による信号を上記制御部1
8に対して作用させる形態。
【0062】図8及び図9は、(I)の構成例を示すも
のである。
【0063】図8では、上記電圧V22がエラーアンプ
31の正入力端子に供給され、当該エラーアンプの負入
力端子に供給される上記演算部16からの信号電圧(こ
れを「V16」と記す。)と比較される。つまり、エラ
ーアンプ31の正入力端子については、当該端子に一定
の基準電圧を与える場合には、当該基準電圧と信号電圧
V16との差が制御電圧「Vs」として得られるに過ぎ
ないが、当該基準電圧の代わりに、所定の周波数をもっ
て変化するV22を用いることによって、制御電圧に揺
らぎを与えることができる(従って、上記演算部16か
らの信号電圧が仮に一定であったとしても、エラーアン
プ31の出力する制御電圧Vsは時間的に変化す
る。)。
【0064】図9では、上記電圧V22がNPNトラン
ジスタ32のベースに供給され、当該トランジスタのエ
ミッタに接続された抵抗33を介してエラーアンプ31
の出力に影響を及ぼすように構成している。即ち、エラ
ーアンプ31については、その正入力端子に一定の基準
電圧「Eref」が供給され、その正入力端子に上記演算
部16からの信号電圧V16が供給されるので、このま
までは両者の差が制御電圧Vsとして得られるだけであ
るが、エミッタフォロアとされるトランジスタ32から
抵抗33を介してV22が当該制御電圧に作用する。即
ち、該トランジスタ32のコレクタには基準電圧「Vre
f」が供給され、そのエミッタが抵抗33を介してエラ
ーアンプ31の出力端子に接続されていて、時間的に変
化するV22がベースに供給されるので、エラーアンプ
31の出力電圧に対して揺らぎが与えられる。
【0065】いずれにしても、揺らぎの付与によって、
比較部17による制御電圧Vsのレベルが高くなれば、
スイッチング周波数が低くなる(あるいは、逆に制御電
圧Vsのレベルが低くなれば、スイッチング周波数が高
くなる。)。
【0066】図10は制御電圧Vs、Ip及びIs、信
号Scの関係について概略的に示したものである。
【0067】図8や図9の構成では、V22によってV
sのレベル変動が生じるため、図10において左側の図
に示すように、Vsのレベルが比較的高い状態では、S
cの周波数が低く、右側の図に示すように、Vsのレベ
ルが比較的低い状態では、Scの周波数が高くなること
が分かる。
【0068】図11及び図12は、(II)の構成例を
示すものである。尚、これらの図において、鋸歯状波発
生回路34は、図14の回路aと同じものであって、そ
の端子「RT/CT」に接続する抵抗やコンデンサの設
定により周波数が決定される、既知の構成を有する。
【0069】図11では、上記電圧V22がNPNトラ
ンジスタ35のベースに供給され、当該トランジスタの
エミッタが抵抗36を介して端子「RT/CT」及びコ
ンデンサ37の一端(接地側でない方の端子)に接続さ
れている。即ち、エミッタフォロアとされるトランジス
タ35から抵抗36を介してV22が端子「RT/C
T」に作用する。尚、トランジスタ35のコレクタには
所定電圧Vrefが供給されている。
【0070】図12では、トランジスタ35のコレクタ
と端子「RT/CT」との間に抵抗38が介挿されてい
ることが図11との相違点であり、基本的な作用は変わ
らない。
【0071】いずれにしても、上記したように制御電力
及び電流と、スイッチング周波数とが反比例の関係にあ
るので、それらの一方を変えれば他方も変化する。つま
り、スイッチング周波数を変化させれば、制御電力及び
電流が変化するので、端子「RT/CT」に接続される
コンデンサ37へのソース電流を変化させれば良い。
【0072】図13は制御電圧Vs、鋸歯状波SAW、
信号Scの関係について概略的に示したものである。
【0073】図11や図12の構成では、比較部17に
おける基準電圧Erefが一定であり、演算部16の出力
が一定である限りVsのレベルに変動はないが、V22
によって鋸歯状波の傾きが変化する。よって、図13に
おいて左側の図に示すように、SAWの傾斜が比較的小
さい状態では、Scの周波数が低く、右側の図に示すよ
うに、SAWの傾斜が比較的大きい状態では、Scの周
波数が高くなることが分かる。
【0074】この他には、上記V22を演算部16に対
して作用させる構成形態も挙げられ、この場合には、当
該演算部で使用する基準電圧や演算出力に対して、V2
2による揺らぎを与えることができるが、実際の回路設
計では、構成の複雑化や部品点数等の増加を伴わないよ
うにすべきである。
【0075】尚、揺らぎ発生手段19によって、制御電
力や電流を意図的に変化させるに際しては、放電灯の点
灯制御に悪影響を及ぼさないように配慮する必要があ
る。
【0076】即ち、揺らぎの周波数(上記V22の変化
周波数)の下限値については、制御電力によって決ま
り、電力の変化が放電灯の光量変化となって直接的に現
れるので、当該放電灯の使用目的に応じた周波数値に規
定すべきである。例えば、対人照明用途(車両用灯具
等)では、人間の視覚への影響(チラツキ等)を考慮し
て30Hz程度が好ましい。また、揺らぎの周波数を必
要以上に高くし過ぎると、ビートノイズ抑制の効果が薄
れるとともに、当該周波数自身に起因する高調波が発生
してラジオ周波数帯域に入り易くなるので(受信装置へ
の影響が出る)、上限値としては、1kHz程度が好ま
しい。従って、放電灯に係る出力電流又は電力の周波数
範囲として、実用上は、30乃至1000Hzの範囲が
好適である。
【0077】また、揺らぎの振幅(上記V22の変化
幅)の下限値については、当該揺らぎの効果が充分に得
られる値として規定すべきであり、また、その上限値に
ついては、出力電力等の変動や低下によって放電灯の点
灯状態を維持できなくなるような事態が発生しない幅を
もって規定すべきある。実用上では、放電灯に係る出力
電流又は電力に関して、定格電流値又は定格電力値を中
心としてその上下に5%乃至30%の範囲で変化するよ
うにとどめるべきである。例えば、定格電力35Wの放
電灯において、−5%乃至+5%の設定幅にした場合に
は、33.25〜36.75Wの範囲で揺らぎが起き、
また、−30%乃至10%の設定幅にした場合には、2
4.5〜38.5Wの範囲で揺らぎが起こる(24.5
Wは点灯維持が可能な限界の電力に近い。)。あるい
は、スイッチング周波数が高い場合には、下限値が5%
より小さくても必然的に電力等の変動幅が大きくなって
ノイズ抑制の効果が現れるので、例えば、スイッチング
周波数に係る変動幅を10kHz以上(基準周波数に対
して±5kHz以上の変動を含む。)にすることが好ま
しい。
【0078】しかして、上記した構成を、例えば、自動
車用灯具等の放電灯点灯回路に適用することにより、ビ
ートノイズを抑制することができ、しかも、電力損失の
低減との両立化が可能となるので、装置の小型化等に寄
与することができる。
【0079】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、放電灯に係る出力電
流又は電力の制御において揺らぎを付与することによ
り、スイッチング周波数を変化させてビートノイズを抑
制することができる。しかも、直流−交流変換回路を構
成するトランスに蓄えられるエネルギーを二次巻線から
全て出力し終わった時点でスイッチング素子が常にオン
状態となるように制御することで、当該スイッチング素
子のターンオン時の電力損失等を低減し、回路の効率低
下を防止することができるので、回路装置の小型化や省
電力化等にとって有効である。
【0080】請求項2に係る発明によれば、放電灯の光
量変化への影響やラジオ周波数帯域への影響について問
題のない範囲で、ビートノイズの低減効果を充分に得る
ことができる。
【0081】請求項3に係る発明によれば、放電灯の点
灯状態を維持し得る範囲で、ビートノイズの低減効果を
充分に得ることができる。
【0082】請求項4に係る発明によれば、放電灯に係
る出力電流又は電力に対する揺らぎ付与の幅が比較的小
さい場合であっても、スイッチング周波数の変動幅を1
0キロヘルツ以上に設定することで、ビートノイズの低
減効果を充分に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯点灯回路の基本構成例を示
す回路ブロック図である。
【図2】直流−直流変換回路の構成例について説明する
ための図である。
【図3】電流連続モードの動作について説明するための
図である。
【図4】電流境界モードの動作について説明するための
図である。
【図5】本発明に係る動作について説明するための図で
ある。
【図6】本発明に係る制御回路について要部の構成例を
示す図である。
【図7】本発明に係る揺らぎ発生手段に係る基本部分の
構成例を示す回路図である。
【図8】図9、図10とともに、エラーアンプに対して
揺らぎを与える構成形態について説明するものであり、
本図は当該エラーアンプの基準電圧を変化させる例を示
す回路図である。
【図9】エラーアンプの出力電圧を変化させる例を示す
回路図である。
【図10】動作説明のための概略的な波形図である。
【図11】図12、図13とともに、揺らぎ付与に係る
別の構成形態について説明するものであり、本図は鋸歯
状波発生回路の周波数を変化させる例を示す回路図であ
る。
【図12】図11の構成の変形例を示す回路図である。
【図13】動作説明のための概略的な波形図である。
【図14】図15とともに、スイッチング周波数に係る
揺らぎ付与について説明するための図であり、本図は制
御回路の要部を示す図である。
【図15】動作説明のための概略的な波形図である。
【符号の説明】
1…放電灯点灯回路、3…直流−直流変換回路、4…直
流−交流変換回路、6…放電灯、7…制御回路、10…
トランス、10p…一次巻線、10s…二次巻線、11
…スイッチング素子、19…揺らぎ発生手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA13 AC11 BA03 BA05 BB01 CA11 DC08 DD03 DD06 DE05 FA04 FA06 GB02 GB18 HA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの入力電圧を所望の直流電
    圧に変換するための直流−直流変換回路と、当該回路の
    後段に配置される直流−交流変換回路と、放電灯の点灯
    制御を行う制御回路を備えた放電灯点灯回路において、 (イ)上記直流−直流変換回路が、トランス及びその一
    次巻線に接続されるスイッチング素子を有し、上記制御
    回路からの信号によりスイッチング素子がオン状態であ
    る間にトランスがエネルギーを蓄え、上記制御回路から
    の信号により当該スイッチング素子がオフ状態の間に当
    該エネルギーをトランスの二次巻線から出力するととも
    に、放電灯の安定点灯状態では当該エネルギーを二次巻
    線から全て出力し終わった時点でスイッチング素子がオ
    ン状態となるように制御されること、 (ロ)放電灯に係る出力電流又は電力の制御が、上記制
    御回路からの信号による上記スイッチング素子のオン期
    間において行われること、 (ハ)上記(ロ)の出力電流又は電力の制御について揺
    らぎを与えるための揺らぎ発生手段が設けられているこ
    とを特徴とする放電灯点灯回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放電灯点灯回路におい
    て、 制御回路に対して設けられた揺らぎ発生手段によって、
    放電灯に係る出力電流又は電力が30乃至1000ヘル
    ツの範囲で変化することを特徴とする放電灯点灯回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の放電灯点
    灯回路において、 放電灯に係る出力電流又は電力が、定格電流値又は定格
    電力値を中心としてその上方又は下方に5乃至30%の
    範囲で変化することを特徴とする放電灯点灯回路。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の放電灯点
    灯回路において、 上記スイッチング素子に係るスイッチング周波数につい
    て、その変動幅が10キロヘルツ以上であることを特徴
    とする放電灯点灯回路。
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