JP2003259336A - データ生成方法、データ生成装置、データ伝送方法、映像プログラム再生装置、映像プログラム再生方法、記録媒体 - Google Patents

データ生成方法、データ生成装置、データ伝送方法、映像プログラム再生装置、映像プログラム再生方法、記録媒体

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JP2003259336A
JP2003259336A JP2002057374A JP2002057374A JP2003259336A JP 2003259336 A JP2003259336 A JP 2003259336A JP 2002057374 A JP2002057374 A JP 2002057374A JP 2002057374 A JP2002057374 A JP 2002057374A JP 2003259336 A JP2003259336 A JP 2003259336A
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Application number
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English (en)
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Yoshinari Shirata
義成 白田
Yoshiki Koura
善樹 小浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像プログラム画像中の特定の画像オブジェ
クトに付加される情報である副情報を、視聴者に容易か
つ確実に提供し、視聴者が容易かつ確実に取得できるよ
うにする。 【解決手段】 映像プログラム画像に重畳される仮想画
面上の、映像プログラム中の特定された画像オブジェク
トに重畳されるインデックスオブジェクト領域内の各画
素に対して、当該画像オブジェクトを特定できる一の値
を設定して、インデックスピクチャデータを生成すると
ともに、当該画像オブジェクトに付加される副情報への
アクセス情報を上記の値に関連づけて規定したリンクデ
ータを生成して、再生側に伝送する。再生側では、特定
の画像オブジェクトをポインティングして、その画像オ
ブジェクトに付加される副情報へのアクセス情報を取得
し、そのアクセス情報によって副情報を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像プログラム
画像中の特定の画像オブジェクト(対象物)に付加され
る情報を、副情報(サブコンテンツ)として、視聴者に
提供し、視聴者が取得するための方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送などの映像プログラムにお
いて、プログラム画像中の人物や商品などのオブジェク
トについての情報、例えば、ドラマや音楽番組に出演す
る俳優や歌手の氏名、プログラム画像中で紹介される商
品やサービスの具体的な内容、プログラム画像中で紹介
される施設や観光地の詳細な場所などの情報を、視聴者
に提供し、視聴者が取得する方法としては、従来、メニ
ューの表示および選択による方法が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メニュ
ーの表示および選択による方法では、(a)視聴者は、
視聴中の映像プログラム中に自分の欲する情報が付加さ
れているか否かを認識する手段がなく、そのため、いた
ずらにメニュー画面を操作して、目的の情報が付加され
ているか否かを検索しなければならない。
【0004】また、(b)当該プログラムがマルチフレ
ーム表示によって提供され、オブジェクト情報がサブフ
レームとして表示される場合には、主たる映像プログラ
ムの表示領域が縮小されるため、映像を高画質で見たい
視聴者の要求を満足することができない。
【0005】さらに、(c)ビデオサーバ(ホームサー
バ)などの映像蓄積装置を有しない視聴装置(受信装
置)で映像を再生表示する場合、放送電波やCATVな
どによって定時に配信される映像プログラムなどでは、
メニュー操作している間にもストーリーが進行するの
で、視聴者は、メニュー操作している間、映像プログラ
ムを見ることができないだけでなく、メニュー操作によ
る検索の結果、目的の情報を取得できない場合には不満
を抱く。
【0006】また、(d)映像表示装置の限られた表示
領域に表示できるメニューの数は、制限され、特にマル
チフレーム表示によって映像プログラムと同時にメニュ
ーが表示される場合には、より制限されるため、メニュ
ー表示によって多くの情報を提供しようとすると、メニ
ュー構造を多層化(階層化)する必要がある。しかし、
その場合には、メニュー操作が煩雑となり、目的の情報
を取得するのに時間がかかる。
【0007】また、(e)メニュー操作によって情報を
選択する場合、視聴者は、メニューに表示された文字を
読んで、内容を認識しなければ、正確な選択をすること
ができず、直感的な操作選択をすることができない。
【0008】さらに、(f)メニュー操作による情報の
取得には、選択項目として対象オブジェクトの呼称や名
称などを必要とするが、視聴者が対象オブジェクトの呼
称や名称などを知らない場合には、その知識の欠如を補
完する手段がない。そのため、視聴者は、「これは誰
か」「これは何か」といった根元的な疑問を動機として
情報を取得することが難しい。
【0009】また、(g)映像プログラム中の動画オブ
ジェクトは、画面上で移動し、または他の動画オブジェ
クトと交代するので、メニュー表示による動画オブジェ
クトについての情報の提示は、それ自体が難しいととも
に、メニューで表示されている文字を読んでいる間に当
該オブジェクトが消失してしまうなど、逐次的に情報を
付加することができないという問題がある。
【0010】また、(h)アイコンによって情報を提示
する方法もあるが、視聴者は、映像プログラムを注視
し、目立たない位置に表示されるアイコンは注視しない
ので、情報が付加されていることに気づかないことがあ
る。
【0011】また、(i)メニュー方式およびアイコン
方式のいずれについても、提示できるのは主として、そ
のとき表示される画面全体または映像プログラム全体に
ついての情報、または付加サービスの切り替えのための
表示であって、画像オブジェクト単位についての情報を
提示することは難しい。
【0012】さらに、従来の方法では、(j)映像プロ
グラム画像中の視聴者が注目する特定のオブジェクト
を、強調表示、拡大表示、追跡表示するなど、オブジェ
クト単位で画像処理を施すことができない。
【0013】また、(k)視聴装置に内蔵された、また
は視聴装置に接続されたパーソナルコンピュータなどの
情報処理端末に装備された、光ディスクやハードディス
クなどの記憶装置に記録された映像プログラムに、その
画像オブジェクトについての視聴者が独自に制作または
収集した情報をサブコンテンツとして、視聴者が検索可
能なように定義して追記することができない。
【0014】そこで、この発明は、上記の問題を解決し
て、映像プログラム画像中の特定の画像オブジェクトに
付加される情報である副情報を、視聴者に容易かつ確実
に提供し、視聴者が容易かつ確実に取得することができ
るようにしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明のデータ生成方
法は、映像プログラム画像に重畳される仮想画面上の、
映像プログラム画像中の特定された画像オブジェクト領
域に重畳される領域であるインデックスオブジェクト領
域内の各画素に対して、同一の映像プログラム中で当該
画像オブジェクトを特定することができる一の値を設定
して、映像プログラムデータとは別のデータであるイン
デックスピクチャデータを生成する工程と、前記特定さ
れた画像オブジェクトに付加される情報である副情報に
アクセスするための情報を、当該画像オブジェクトに対
応したインデックスオブジェクトが有する値に関連づけ
て規定したデータを、リンクデータとして生成する工程
と、を備えるものとする。
【0016】この発明のデータ伝送方法では、映像プロ
グラムデータ、および上記のように生成されたインデッ
クスピクチャデータおよびリンクデータを、多重化し
て、同一の伝送手段によって、または、同期再生可能
に、別の伝送手段によって、再生側に伝送する。
【0017】この発明の映像プログラム再生装置は、伝
送された映像プログラムデータを再生して、ディスプレ
イ上に映像プログラム画像を表示する手段と、映像プロ
グラム画像に重畳される仮想画面上の、映像プログラム
画像中の特定された画像オブジェクト領域に重畳される
領域であるインデックスオブジェクト領域内の各画素に
対して、同一の映像プログラム中で当該画像オブジェク
トを特定することができる一の値が設定されて、映像プ
ログラムデータとは別のデータとして生成され、伝送さ
れたインデックスピクチャデータを、映像プログラムデ
ータに同期させて再生する手段と、前記特定された画像
オブジェクトに付加される情報である副情報にアクセス
するための情報が、当該画像オブジェクトに対応したイ
ンデックスオブジェクトが有する値に関連づけて規定さ
れて生成され、伝送されたリンクデータを、前記インデ
ックスピクチャデータに同期させて再生する手段と、指
示操作に基づいて、前記ディスプレイ上に表示された映
像プログラム画像中の画像オブジェクトを指示するポイ
ンティング手段と、その指示された画像オブジェクトに
対応したインデックスオブジェクトが存在するとき、当
該インデックスオブジェクトが有する値によって、当該
画像オブジェクトに対応するリンクデータを参照する手
段と、その参照されたリンクデータに規定されたアクセ
ス情報によって副情報にアクセスして副情報を取得する
手段と、その取得された副情報を再生する手段と、を備
えるものとする。
【0018】上記のような、この発明の方法または装置
によれば、副情報提供者は、映像プログラム画像中の特
定の画像オブジェクトについての副情報を、視聴者に容
易かつ確実に提供することができ、視聴者は、その副情
報を容易かつ確実に取得することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔画像オブジェクトおよびインデ
ックスオブジェクト:図1〕図1の上段に、映像プログ
ラム画像の例を示す。映像プログラムは、輝度データと
色差データが多重化されたデジタル映像データによっ
て、シーン1,2,3…の各シーンの画像を有するもの
として構成される。映像データには音声データや制御情
報が多重化されるが、ここでは省略する。
【0020】デジタル映像システムとしては、NTS
C,PALまたはDTV(デジタルテレビ)などとして
規定されている各種フォーマットの映像システムのいず
れでもよい。
【0021】図1の例では、シーン1の映像プログラム
VP1は、人物1v、端末2v、椅子3v、机5v、植
物6vおよび背景を有するものとして、時刻ts1から
時刻ts2までの間に展開可能なフレームによって構成
されている。シーン2の映像プログラムVP2は、人物
1vおよび背景を有するものとして構成され、シーン3
の映像プログラムVP3は、人物1v,4vおよび背景
を有するものとして構成されている。シーン1,2,3
の人物1vは、同一人物である。
【0022】このような映像プログラム画像中の有意の
画像オブジェクトとして、例えば、シーン1では、人物
1v、端末2vおよび椅子3vを、シーン2では、人物
1vを、シーン3では、人物1vおよび4vを、それぞ
れ特定する。
【0023】有意とは、視聴者に興味や関心を持って欲
しいもの、または視聴者が興味や関心を持つと思われる
ものであって、副情報(サブコンテンツ)が付加される
ものである。
【0024】特定した画像オブジェクトについては、当
該画像オブジェクトが出現する画像に重畳される不可視
の画素からなる仮想的な画面上に、当該画像オブジェク
トが出現する画像上における当該画像オブジェクトの領
域と同じ位置および大きさ形状の領域を、インデックス
オブジェクトとして設定する。
【0025】具体的に、図1の例では、人物1vについ
ては、インデックスオブジェクト1aを設定し、端末2
vについては、インデックスオブジェクト2aを設定
し、椅子3vについては、インデックスオブジェクト3
aを設定し、人物4vについては、インデックスオブジ
ェクト4aを設定する。
【0026】したがって、インデックスピクチャとして
示すように、インデックスオブジェクトが設定された画
面も、映像プログラムの各シーンおよび各フレームに対
応した各シーンおよび各フレームの画面によって構成さ
れ、シーン1のインデックスピクチャIP1は、インデ
ックスオブジェクト1a,2aおよび3aを有し、シー
ン2のインデックスピクチャIP2は、インデックスオ
ブジェクト1aを有し、シーン3のインデックスピクチ
ャIP3は、インデックスオブジェクト1aおよび4a
を有するものとなる。
【0027】さらに、それぞれのインデックスオブジェ
クト領域内の各画素に対して、当該インデックスオブジ
ェクトに対応した画像オブジェクトを特定することがで
きる一の値を、インデックスオブジェクト値(インデッ
クスオブジェクトを構成する画素の値)として設定す
る。
【0028】例えば、1フレームの映像プログラム画像
中で最大7個の画像オブジェクトを特定する場合には、
インデックスオブジェクト値は3ビット長とし、2進数
表現で、例えば、人物1vに対応したインデックスオブ
ジェクト1aの領域内の各画素に対しては、001を付
与し、端末2vに対応したインデックスオブジェクト2
aの領域内の各画素に対しては、010を付与し、椅子
3vに対応したインデックスオブジェクト3aの領域内
の各画素に対しては、011を付与し、人物4vに対応
したインデックスオブジェクト4aの領域内の各画素に
対しては、100を付与し、1フレームのインデックス
ピクチャ中のインデックスオブジェクトが設定されない
領域内の各画素に対しては、000を付与する。
【0029】後述のように、各シーンの再生開始時刻お
よび再生終了時刻の情報を、リンクデータの一部として
生成して再生側に伝送する場合には、この再生開始時刻
情報および再生終了時刻情報とインデックスオブジェク
ト値とによって、各シーンのインデックスオブジェクト
およびこれに対応した画像オブジェクトを特定できるの
で、同一の画像オブジェクトに対応した同一のインデッ
クスオブジェクトでも、異なるシーンの間でインデック
スオブジェクト値を異ならせることができる。
【0030】実際的には、1フレームの映像プログラム
画像中で、より多くの画像オブジェクトを特定できるよ
うに、インデックスオブジェクト値のデータ長は3ビッ
トより大きくする。例えば、インデックスオブジェクト
値を8ビット長とすれば、1フレームの映像プログラム
画像中で最大255個の画像オブジェクトを特定するこ
とができる。この場合、インデックスオブジェクト以外
の領域の画素値は、16進数表現で、例えば00hとす
る。
【0031】以上のようにインデックスオブジェクトの
領域内の各画素に対してインデックスオブジェクト値が
設定され、インデックスオブジェクト以外の領域内の各
画素に対して別の画素値が設定されたデータストリーム
が、インデックスピクチャである。
【0032】〔インデックスピクチャの生成:図2〕図
2(A)(B)に、それぞれ、インデックスピクチャ生
成装置の一例を示す。
【0033】図2(A)の例のインデックスピクチャ生
成装置で、映像ソース11は、デジタルビデオカメラ、
デジタルビデオテープレコーダ、テレシネ変換装置、ビ
デオサーバなどの、デジタル映像プログラムが得られる
装置で、その映像プログラムとして、NTSC映像シス
テムまたはPAL映像システムなどのデジタル映像シス
テムにおけるITU−R601またはITU−R656
などの規格で輝度データ(Y)と色差データ(Cb,C
r)が多重化された映像データのビットストリームや、
HDTV(高品位テレビ)のBTAS−002Aなどの
デジタル映像システムにおける映像データのビットスト
リームが得られる。
【0034】ただし、入力映像信号としてはアナログ映
像信号で、これが映像ソース11の出力部で所定フォー
マットのデジタル映像データに変換されて、映像ソース
11から出力される構成でもよい。
【0035】映像ソース11からの映像プログラムスト
リームVPsは、インデックスピクチャ生成部14を構
成するオブジェクト抽出部15に供給され、操作設定部
18での操作設定に基づく制御部19の制御によってオ
ブジェクト抽出部15で、輪郭強調、色相マッチング、
空間フィルタリングなどの処理が施されることによっ
て、映像プログラム画像中の操作設定部18で指定され
た画像オブジェクトの領域が、インデックスピクチャ上
の対応するインデックスオブジェクトの領域を示す信号
OSとして、フレームごとに連続して抽出される。
【0036】さらに、このインデックスオブジェクト領
域信号OSがインデックスオブジェクト値設定部16に
供給され、操作設定部18での指定によってインデック
スオブジェクト値設定部16で、インデックスピクチャ
中のインデックスオブジェクト領域内の各画素に対して
インデックスオブジェクト値が設定され、インデックス
オブジェクト以外の領域内の各画素に対して所定の値が
設定されて、インデックスオブジェクト値設定部16か
ら、すなわちインデックスピクチャ生成部14から、例
えば8ビット長のインデックスピクチャストリームIP
sが得られ、このインデックスピクチャストリームIP
sが、圧縮符号化部17でMPEG2またはMPEG4
などの圧縮方式によって圧縮符号化される。
【0037】インデックスピクチャの圧縮については、
同一のインデックスオブジェクト領域内は一定値で直流
成分しか存在せず、インデックスオブジェクトの輪郭部
分でしか交流成分が発生しないので、高圧縮率とするこ
とができる。
【0038】また、インデックスピクチャの標本化に当
たって、画素数(サンプル数)を実用上支障のない程度
に減少させることによって、同様にインデックスピクチ
ャを高圧縮率で圧縮することができる。
【0039】オブジェクト抽出部15で1フレーム期間
内に一度に抽出可能なオブジェクト数が、1フレームの
映像プログラム画像中で特定可能とする最大オブジェク
ト数より少ない場合、例えば、1フレームの映像プログ
ラム画像中で最大255個の画像オブジェクトを特定で
きるようにするとき、オブジェクト抽出部15では1フ
レーム期間内に一度に7個のオブジェクトしか抽出でき
ない場合には、インデックスピクチャ生成部14は、生
成したインデックスピクチャを一旦、バッファに記録し
ておいて再度、同一フレームの映像プログラム画像から
別の画像オブジェクト領域をインデックスオブジェクト
領域として抽出し、その領域内の各画素に対してインデ
ックスオブジェクト値を設定してインデックスピクチャ
を生成する、という処理を繰り返した後、同一フレーム
の映像プログラム画像から生成した複数のインデックス
ピクチャを1フレームのインデックスピクチャに多重化
するように構成する。
【0040】図2(A)の例では、他方で、映像ソース
11からの映像プログラムストリームVPsが、圧縮符
号化部12でMPEG2またはMPEG4などの圧縮方
式によって圧縮符号化され、圧縮後の映像プログラムス
トリームが、フレームバッファ13に書き込まれ、圧縮
符号化部17からの圧縮後のインデックスピクチャスト
リームIPSに同期して出力されるように、フレームバ
ッファ13から読み出される。
【0041】ただし、このように映像ソース11からの
映像プログラムストリームVPsを、圧縮符号化部12
で圧縮後、フレームバッファ13に書き込み、フレーム
バッファ13から読み出す構成は、映像プログラム画像
とインデックスピクチャとの間での、例えば、MPEG
2圧縮方式におけるI,P,B各ピクチャの発生タイミ
ングの同期化および動きベクトルの共用化という点で、
必ずしも適切でない。
【0042】そこで、図2(B)の例のインデックスピ
クチャ生成装置では、映像ソース11からの映像プログ
ラムストリームVPsが、フレームバッファ13に書き
込まれ、フレームバッファ13から読み出された後、圧
縮符号化部12で圧縮符号化される。
【0043】この例では、圧縮符号化部12から圧縮符
号化部17に制御情報CTを送出して圧縮符号化部17
での圧縮符号化を制御することによって、映像プログラ
ム画像とインデックスピクチャとの間で、例えば、MP
EG2圧縮方式におけるI,P,B各ピクチャの発生タ
イミングを同期させ、動きベクトルを共用することがで
きる。また、動きベクトルを共用できることによって、
インデックスピクチャストリームのデータ総量を少なく
することができる。
【0044】図2(A)の例ではフレームバッファ13
からの、図2(B)の例では圧縮符号化部12からの、
圧縮後の映像プログラムストリームVPSと、圧縮符号
化部17からの圧縮後のインデックスピクチャストリー
ムIPSは、多重化して、同一の伝送手段によって、再
生側に伝送する。
【0045】インデックスピクチャストリームIPSを
映像プログラムストリームVPSに多重化する方法とし
ては、例えば、インデックスピクチャストリームIPS
を、MPEG2システムのトランスポートストリームに
サブセットとして規定することが望ましい。これによっ
て、MPEG伝送方式と全く変わりなく、映像プログラ
ムストリームVPSおよびインデックスピクチャストリ
ームIPSを伝送することができる。
【0046】ただし、再生側の対応によっては、インデ
ックスピクチャストリームIPSを、サブセットとして
規定しないで、MPEG2システムで規定されているプ
ライベートストリームに多重化してもよい。
【0047】また、インデックスピクチャストリームI
PSに、映像プログラムとインデックスピクチャの間の
同一性を確保するためのプログラムID(識別情報)な
どの識別情報、および再生側で映像プログラムに同期さ
せてインデックスピクチャを再生するための再生基準時
刻情報を多重化する場合には、映像プログラムストリー
ムVPSとインデックスピクチャストリームIPSを、
多重化しないで、別の伝送手段によって再生側に伝送す
ることができる。
【0048】〔副情報およびリンクデータ:図3および
図4〕(副情報の概要)映像プログラム画像中のインデ
ックスオブジェクトが設定された画像オブジェクトにつ
いては、これに付加される副情報(サブコンテンツ)と
して、静止画や動画などの画像データ、音声データ、ま
たはテキスト形式のデータ、これらのデータを統合して
プレゼンテーションするためのBML,XML,HTM
L,VRMLなどのプレゼンテーションツールによって
記述されたインターネットコンテンツまたはインターネ
ット上で伝送可能なコンテンツ、あるいは再生側で再生
可能なフォーマットに適合させた画像データ、音声デー
タ、またはテキスト形式のデータなどを生成し、再生側
に伝送する。
【0049】(リンクデータの概要およびデータ構造)
さらに、インデックスオブジェクト値に関連づけて、そ
のインデックスオブジェクトに対応した画像オブジェク
トに関連する情報を、リンクデータとして生成し、再生
側に伝送する。
【0050】具体的に、図1の例では、シーン1につい
ては、人物1v、端末2vおよび椅子3vに対応したイ
ンデックスオブジェクト1a,2aおよび3aについて
のリンクデータを、リンクテーブルデータとして生成
し、シーン2については、人物1vに対応したインデッ
クスオブジェクト1aについてのリンクデータを、リン
クテーブルデータとして生成し、シーン3については、
人物1vおよび4vに対応したインデックスオブジェク
ト1aおよび4aについてのリンクデータを、リンクテ
ーブルデータとして生成する。
【0051】各リンクデータは、最低限の構成として、
図3(A)に示すように、開始コードPRE、定義コー
ドDC、インデックスオブジェクト値IOV、および終
了コードTRMからなるものとする。
【0052】定義コードDCは、制御コード、プログラ
ムID、映像プログラムのカテゴリを示すコード、映像
プログラムのスポンサー(コマーシャル提供者)を示す
コード、地域コードなどである。
【0053】定義コードDCに、後述の管理センタへの
アクセス情報を規定することによって、後述のように再
生側で管理センタにアクセスして副情報を取得すること
ができる。
【0054】また、属性コードを付加して、リンクデー
タを、図3(B)に示すように、開始コードPRE、定
義コードDC、属性コードAC、インデックスオブジェ
クト値IOV、および終了コードTRMからなるものと
することもできる。
【0055】属性コードACとしては、例えば、(1)
画像オブジェクトの概要をテキストで定義し、(2)副
情報の概要をテキストで定義し、(3)画像オブジェク
トのカテゴリをコードで定義し、(4)副情報のカテゴ
リをコードで定義し、または上記(1)〜(4)のうち
の複数を組み合わせる。
【0056】属性コードACを付加することによって、
後述のように、再生側では、画像オブジェクトまたは副
情報の属性(カテゴリ)に応じた、または視聴者の視聴
傾向に応じた画像処理を行うことができるとともに、再
生側または管理センタにおいて、視聴者の副情報選択傾
向を分析して、視聴者固有の嗜好属性を視聴者プロファ
イルとして得ることができる。
【0057】さらに、リンクデータとして、インデック
スオブジェクト値に関連づけて、そのインデックスオブ
ジェクトに対応した画像オブジェクトに付加される副情
報にアクセスするための情報を生成する。
【0058】この場合のリンクデータは、少なくとも、
インデックスオブジェクト値、インデックスオブジェク
ト(画像オブジェクト)の開始時刻および終了時刻を示
す情報、およびアクセス情報(副情報にアクセスするた
めの情報)を有するものとする。
【0059】例えば、リンクデータを、図3(C)に示
すように、開始コードPRE、定義コードDC、インデ
ックスオブジェクト値IOV、開始時刻情報BTC、終
了時刻情報CTC、アクセス情報RLV、および終了コ
ードTRMによって構成し、または、属性コードを付加
して、図3(D)に示すように、開始コードPRE、定
義コードDC、属性コードAC、インデックスオブジェ
クト値IOV、開始時刻情報BTC、終了時刻情報CT
C、アクセス情報RLV、および終了コードTRMによ
って構成する。
【0060】開始時刻情報BTCおよび終了時刻情報C
TCは、図1の例においては、シーン1のインデックス
オブジェクト1a,2a,3aについての各リンクデー
タでは、シーン1の再生開始時刻ts1および再生終了
時刻ts2を示し、シーン2のインデックスオブジェク
ト1aについてのリンクデータでは、シーン2の再生開
始時刻ts2および再生終了時刻ts3を示し、シーン
3のインデックスオブジェクト1a,4aについての各
リンクデータでは、シーン3の再生開始時刻ts3およ
び再生終了時刻ts4を示すものである。
【0061】ただし、インデックスオブジェクト1aは
シーン1からシーン3まで継続して出現するので、イン
デックスオブジェクト1aについてのリンクデータとし
ては、開始時刻情報BTCはシーン1の再生開始時刻t
s1を示し、終了時刻情報CTCはシーン3の再生終了
時刻ts4を示すものとしてもよい。
【0062】また、インデックスオブジェクト(画像オ
ブジェクト)が、シーンの途中から出現し、またはシー
ンの途中で消失する場合には、シーン途中の出現時刻を
開始時刻とし、シーン途中の消失時刻を終了時刻として
もよい。
【0063】図3(E)に示すように、図3(D)の例
で、定義コードDCを制御コードDC(1)とプログラ
ムID(識別情報)DC(2)からなるものとし、各コ
ードおよび各情報のデータ長を図示するバイト数とする
と、1シーン中で平均32個の画像オブジェクトを特定
するものとし、シーン継続時間を平均3秒としたとき
の、1秒あたりの平均データ量は、(128Byte×
32)/3秒=1365Byte/秒、すなわち約11
kbpsとなる。
【0064】(アクセス情報)アクセス情報RLVは、
副情報のリソース(情報源)に応じて、以下のような情
報とする。
【0065】(1)インターネット上のサーバ装置から
副情報を取得する場合には、IP(Internet
Protocol)で規定されるURL(Unifor
mResource Locator)とする。
【0066】(2)公衆網に接続された閉環境の通信ネ
ットワーク上のサーバ装置から副情報を取得する場合に
は、サーバ装置が設置されている端末装置の回線番号ま
たは呼制御情報、および、副情報リソースを特定するフ
ァイル制御情報としての、階層構造情報やファイル名、
または物理アドレスや論理アドレスなどとする。
【0067】(3)DVD、ビデオCD、CD−RO
M、デジタルビデオテープなどのパッケージ記録媒体か
ら副情報を取得する場合には、副情報が記録されている
媒体を特定する情報としての、記録媒体の名称や、商品
コードなどの公的に整理された番号や記号など、およ
び、副情報リソースを示す情報としての、トラック番号
やセクタ番号、階層構造情報やファイル名、または物理
アドレスや論理アドレスなどとする。ただし、映像プロ
グラムが記録されている媒体に副情報も記録されている
場合には、副情報が記録されている媒体を特定する情報
は必須ではない。
【0068】(4)衛星デジタル放送、地上波デジタル
放送またはCATVの定時プログラム配信によって副情
報を取得する場合には、チャネル識別選択情報や、パケ
ット識別選択情報、時刻情報などとする。
【0069】(5)CATV網内に設置されたサーバ装
置またはCATV網からインターネットへのブリッジ
(IX:Internet Exchange)を経由
して、インターネット上のサーバ装置から副情報を取得
する場合には、副情報リソースを特定するURL、ある
いはCATV網内のサーバ装置のリソースを特定する情
報としての、ドライブ情報、階層構造情報やファイル
名、または物理アドレスや論理アドレスなどとする。
【0070】アクセス情報としては、副情報のリソース
だけでなく、副情報提供者のCM(コマーシャル)情報
のリソースを定義することができ、さらには、副情報と
CM情報の再生順位や、スクランブルされた副情報を解
読する手順などを規定する再生制御情報を定義すること
ができる。
【0071】また、副情報にアクセスするのに、後述の
ように管理センタへのアクセスを要するものとする場合
には、副情報リソースとともに、管理センタへのアクセ
ス情報を定義し、または、副情報リソースは定義しない
で、管理センタへのアクセス情報のみを定義する。
【0072】(リソースの定義)具体的に、リンクデー
タにおけるリソースの定義方法としては、以下のような
態様を採ることができる。
【0073】(1)リンクデータ中に副情報リソースを
直接定義する場合、副情報として、副情報提供者(CM
提供者)のCM情報を付加することができる。この場合
には、副情報提供者のCM情報と視聴者によって選択さ
れる副情報とが一体化したコンテンツが提供され、再生
側では、CM情報をマルチウィンドウ表示やシーケンシ
ャル再生によって表示することができる。
【0074】対象オブジェクトとしては、絵画や彫刻な
どの美術品や、視聴者が興味を持つ、一般には販売でき
ない、俳優やスポーツ選手などの対象物などである。
【0075】また、この場合、副情報として、EC(E
lectronic Commerce:電子商取引)
などを行う事業者の対象オブジェクトについての販売情
報などを付加することができる。この場合には、視聴者
にインフォマーシャル的な詳細情報を提供することがで
きる。対象オブジェクトとしては、車、家具、時計、小
物、洋服、旅行などである。
【0076】(2)リンクデータ中に、副情報リソース
および、その副情報提供者のCMリソースを直接定義す
る場合、または、さらに上記の再生制御情報を直接定義
する場合、副情報リソースとCMリソースを別個に規定
することができるとともに、副情報の制作者と提供者を
分離することができ、副情報のマルチユースが可能とな
る。
【0077】再生制御情報を直接定義する場合には、後
述のように、副情報をスクランブルし、スクランブルの
解除キーをCM情報中に分散して埋め込んでおき、再生
側では、CMの再生中に、分散された解除キーを収集
し、CMの再生が完了したとき、スクランブル解除キー
が生成されて、副情報を再生できるようなシステム構成
とすることによって、CMを確実に再生させることがで
きる。
【0078】また、再生側の視聴装置が、強制蓄積領域
を有するデジタル放送受信装置の場合には、CMリソー
スを強制蓄積領域とすることもできる。
【0079】(3)リンクデータ中に副情報リソースお
よびセンタアクセス情報を直接定義する場合、再生側で
は、副情報は副情報リソースに直接アクセスして取得
し、CM情報は管理センタにアクセスして取得する。こ
の場合も、上記のようなCMを確実に再生させるシステ
ムとすることが望ましい。
【0080】この方式では、管理センタによるCM提供
の集中管理およびCMの選択的提供が可能となる。
【0081】(4)リンクデータ中にセンタアクセス情
報のみを定義する場合、後述のように再生側では、映像
プログラムのプログラムIDおよび再生基準時刻情報
と、該当する画像オブジェクトに対応したインデックス
オブジェクト値とを、管理センタに通知して、管理セン
タから、該当する副情報リソースと、CM提供方式およ
びCMリソースとを取得し、そのCM提供方式に従っ
て、そのCMリソースにアクセスしてCM情報を取得す
る。
【0082】この場合、管理センタでは、視聴者の副情
報選択傾向から、視聴者固有の嗜好属性を視聴者プロフ
ァイルとして得て、視聴者ごとに最適なCMの選択的提
供および管理を行うことができるとともに、副情報提供
者に対する代価の決済などを一元的に行うことができ
る。
【0083】(リンクデータの伝送)リンクデータは、
例えば、映像プログラムストリームおよびインデックス
ピクチャストリームに、その多重化ストリームの階層構
造において最下層に近い層を占めるものとして多重化し
て、再生側に伝送する。
【0084】図4に、その多重化の態様を示す。シーン
1,2,3の映像プログラムストリームVPS1,VP
S2,VPS3に対しては、それぞれ、シーン1,2,
3のインデックスピクチャストリームIPS1,IPS
2,IPS3が多重化される。
【0085】これに対して、リンクデータについては、
シーンの冒頭からインデックスオブジェクトが存在する
場合、再生側において、そのシーンの開始までに、その
シーン中の画像処理対象となる画像オブジェクトを確定
し、画像オブジェクトに対する画像処理方法を決定し、
副情報のリソースを定義しておくなどの必要があるの
で、そのシーンの開始時刻以前に再生側に伝送されてい
なければならない。
【0086】そのため、シーン1についてのリンクテー
ブルデータLTD1は、シーン1の前に伝送され、シー
ン2についてのリンクテーブルデータLTD2は、シー
ン1の映像プログラムストリームVPS1およびインデ
ックスピクチャストリームIPS1に多重化され、シー
ン3についてのリンクテーブルデータLTD3は、シー
ン2の映像プログラムストリームVPS2およびインデ
ックスピクチャストリームIPS2に多重化され、シー
ン4についてのリンクテーブルデータLTD4が、シー
ン3の映像プログラムストリームVPS3およびインデ
ックスピクチャストリームIPS3に多重化される。
【0087】システムによっては、リンクデータを、映
像プログラムストリームおよびインデックスピクチャス
トリームに多重化しないで、別の伝送手段によって、再
生側に伝送することもできる。
【0088】〔双方向視聴システム:図5〕図5に、双
方向視聴システムの一例を示す。このシステムは、全体
として、生成系10、伝送系30および再生系40によ
って構成される。
【0089】生成系10では、映像ソース11からの映
像プログラムストリームVPsが、図5では省略した
が、図2(B)に示したように、フレームバッファ13
に書き込まれ、フレームバッファ13から読み出された
後、圧縮符号化部12で圧縮符号化される。
【0090】インデックスピクチャ生成部14では、映
像ソース11からの映像プログラムストリームVPsか
ら、インデックスピクチャストリームIPsが生成さ
れ、そのインデックスピクチャストリームIPsが、圧
縮符号化部17で圧縮符号化される。
【0091】副情報生成部22では、副情報のデータ、
および副情報へのアクセス情報が生成され、そのうちの
副情報データが、圧縮符号化部23で圧縮符号化され
る。
【0092】リンクデータ生成部21では、インデック
スピクチャ生成部14からのインデックスオブジェクト
値、開始(出現)時刻情報および終了(消失)時刻情報
と、副情報生成部22からのアクセス情報、またはコン
テンツサーバ26からの既存コンテンツについてのアク
セス情報とによって、各インデックスオブジェクトにつ
いての第1次的なリンクデータが生成される。
【0093】さらに、リンクデータ生成部21では、こ
の第1次的なリンクデータに、コンテンツサーバ26か
らの定義コード(制御コードおよびプログラムID)お
よび属性コードが付加されて、各インデックスオブジェ
クトについての図3(E)に示したようなリンクデータ
が生成される。
【0094】そして、圧縮符号化部12からの圧縮後の
映像プログラムストリーム、圧縮符号化部17からの圧
縮後のインデックスピクチャストリーム、リンクデータ
生成部21からのリンクデータ、および圧縮符号化部2
3からの圧縮後の副情報データが、多重化部24で多重
化され、その多重化ストリームが、衛星デジタル放送網
31、地上波デジタル放送網32、CATV網33、上
述したDVDなどのパッケージ記録媒体34などの伝送
手段によって、再生系40の双方向視聴装置50に伝送
される。
【0095】多重化ストリームを、インターネットなど
の通信ネットワーク38によって再生側に伝送すること
もできる。この場合、多重化ストリームは、通信ネット
ワーク38に接続されたサーバ装置25に蓄積され、再
生側からの要求によって双方向視聴装置50に伝送され
る。双方向視聴装置50では、この多重化ストリームを
再生することができる。
【0096】ただし、映像プログラムストリームおよび
インデックスピクチャストリームを、多重化ストリーム
に多重化して、衛星デジタル放送網31などによって再
生側に伝送し、リンクデータおよび副情報データは、別
に通信ネットワーク38によって再生側に伝送するな
ど、多重化の方法および伝送手段は、システムに応じて
選択することができる。
【0097】また、再生系40では、例えば、パーソナ
ルコンピュータやインターネット接続端末などの情報処
理端末41が、端末接続インタフェース73を介して双
方向視聴装置50に接続される。
【0098】双方向視聴装置50では、次に示すよう
に、映像プログラムストリーム、インデックスピクチャ
ストリームおよびリンクデータが同期再生され、ディス
プレイ49上に映像プログラム画像が表示されるととも
に、リモートコマンダ79による視聴者の操作によって
映像プログラム画像中の画像オブジェクトが選択され、
選択された画像オブジェクトについての副情報が取得さ
れる。
【0099】〔双方向視聴装置:図6〕図6に、双方向
視聴装置50の一例を示す。双方向視聴装置50は、こ
の例では、IRD(Integrated Recei
ver Decoder)またはSTB(Set−to
p Box)として構成される。
【0100】双方向視聴装置50は、CPU61を備
え、そのバス62には、CPU61が実行すべきプログ
ラムや固定データなどが書き込まれたROM、およびC
PU61のワークエリアなどとして機能するRAMから
なるメモリ63が接続され、リモートコマンダ79から
の赤外線遠隔操作信号を受信する受信部(受光部)78
が接続される。
【0101】図5に示した衛星デジタル放送網31など
の伝送手段36によって伝送された多重化ストリーム
は、例えばMPEG2圧縮方式によって圧縮符号化され
た、少なくとも映像プログラムストリームとインデック
スピクチャストリームが多重化されたものである。
【0102】この多重化ストリームは、フロントエンド
51で、ビットストリームに展開され、誤り訂正やスク
ランブルの解除などの復号処理がなされる。
【0103】デマルチプレクサ52では、MPEG2シ
ステムのトランスポートストリームが分離され、MPE
Gデコーダ53では、そのトランスポートストリームか
ら、音声映像ストリームと制御情報が分離される。
【0104】分離された音声映像ストリームは、音声映
像デコーダ54で、映像プログラムの映像データと音声
データに伸長復号される。伸長後の映像データは、映像
処理部55で、後述のように画像処理され、映像出力部
56で、アナログ映像信号に変換されて、図5に示した
ディスプレイ49に供給される。伸長後の音声データ
は、音声出力部57で、アナログ音声信号に変換され
て、スピーカなどの音声出力装置に出力される。
【0105】MPEGデコーダ53で分離された制御情
報は、バス62に送出され、音声映像デコーダ54以下
の下位デコーダの制御に用いられる。
【0106】一方、インデックスピクチャストリームが
MPEG2システムのトランスポートストリームにサブ
セットとして定義されないで多重化されている場合に
は、図示するように、デマルチプレクサ52で、インデ
ックスピクチャストリームが分離され、インデックスピ
クチャデコーダ59に供給される。
【0107】インデックスピクチャストリームがMPE
G2システムのトランスポートストリームにサブセット
として定義されて多重化されている場合には、デマルチ
プレクサ52またはMPEGデコーダ53で、インデッ
クスピクチャストリームが分離され、インデックスピク
チャデコーダ59に供給される。
【0108】インデックスピクチャデコーダ59では、
インデックスピクチャストリームが、音声映像デコーダ
54での映像データおよび音声データの伸長復号(再
生)と同期して伸長復号(再生)される。伸長後のイン
デックスピクチャストリームは、映像処理部55に供給
される。
【0109】多重化ストリームにリンクデータが多重化
されている場合、そのリンクデータは、デマルチプレク
サ52で分離されて、リンクデータインタフェース65
を介してバス62に送出され、CPU61によってデコ
ードされる。
【0110】多重化ストリームに副情報データが多重化
されている場合、その副情報データは、デマルチプレク
サ52で分離されて、副情報データインタフェース66
を介してバス62に送出され、MPEGデコーダ53に
よってデコード可能な圧縮された動画情報などの、後述
のように視聴者が選択した画像オブジェクトについての
副情報データは、MPEGデコーダ53に供給されて、
MPEGデコーダ53でデコードされ、その他のデコー
ドされるべき副情報データは、CPU61によってデコ
ードされる。
【0111】なお、リンクデータおよび副情報データ
が、デマルチプレクサ52から共通のインタフェースを
介して、またはデマルチプレクサ52から直接、バス6
2に送出される構成とすることもできる。
【0112】リンクデータまたは副情報データが、多重
化ストリームに多重化されず、例えば、図5に示したサ
ーバ装置25から、通信ネットワーク38によって伝送
される場合、そのリンクデータまたは副情報データは、
ネットワークインタフェース67を介してバス62に取
り込まれて、上述したように処理される。副情報が動画
情報のようにデータレートの高いものである場合には、
CPU61のバス62ではなく、専用のデータバスを用
いることもできる。
【0113】バス62には、フォーマット変換部69が
接続される。フォーマット変換部69では、後述のよう
に視聴者が選択した画像オブジェクトについての副情報
データが、コンピュータネットワークで一般的に使用さ
れるプレゼンテーションツール(XML,VRML,H
TML,Java(登録商標)、または将来規定される
マークアップランゲージ)で記述されたデータであれ
ば、その構造を解析して、副情報として、動画、静止
画、テキスト、音声などの情報を取得し、デコードし
て、記述された効果を付与し、記述された構造の表示フ
レームを形成し、ディスプレイ49の特性に適した表示
フレームを再構成し、タグやホットスポットなどで示さ
れるリンク機能を表示フレームに配置するなどの機能を
実行して、表示フレームを再生出力する。
【0114】双方向視聴装置50には、記憶装置部とし
てハードディスク装置部71が設けられ、上記のように
受信または取得された映像プログラムまたは副情報など
のデータが、ハードディスクインタフェース72を介し
てハードディスク装置部71に供給されて、ハードディ
スクに記録されるとともに、ハードディスクから再生さ
れたデータが、ハードディスクインタフェース72を介
してバス62に取り込まれる。
【0115】また、図5にも示したように、パーソナル
コンピュータやインターネット接続端末などの情報処理
端末41が、端末接続インタフェース73を介してバス
62に接続され、双方向視聴装置50において、情報処
理端末41が備える各種リソースが利用される。
【0116】例えば、(1)視聴者によって選択された
画像オブジェクトについてのリンクデータ中のアクセス
情報を情報処理端末41に送信し、情報処理端末41が
備えるネットワークアクセスや光ディスクドライブなど
のアクセス機能によって、副情報リソースにアクセスす
る、(2)映像プログラムまたは副情報などのデータを
記録する媒体として、情報処理端末41の記憶装置を利
用する、(3)副情報データなどのフォーマット変換や
副情報中のキャラクタコードのフォント展開などに、情
報処理端末41のソフトウェアやシステムなどを利用す
る、などである。
【0117】上記(1)については、フォーマット変換
部69につき示したのと同様に、情報処理端末41は、
取得した副情報データが、コンピュータネットワークで
一般的に使用されるプレゼンテーションツール(XM
L,VRML,HTML,Java(登録商標)、また
は将来規定されるマークアップランゲージ)で記述され
たデータであれば、その構造を解析して、副情報とし
て、動画、静止画、テキスト、音声などの情報を取得
し、デコードして、記述された効果を付与し、記述され
た構造の表示フレームを形成し、ディスプレイ49の特
性に適した表示フレームを再構成し、タグやホットスポ
ットなどで示されるリンク機能を表示フレームに配置す
るなどの機能を実行して、その表示フレームのデータ
を、MPEG2圧縮方式や映像プログラムストリームの
圧縮に用いられている圧縮方式によって圧縮し、端末接
続インタフェース73を介してバス62に送信する。双
方向視聴装置50では、その圧縮された表示フレームの
データをデコードし、再生出力する。
【0118】さらに、バス62には、外部記憶媒体イン
タフェース76を介して、メモリカードや書き替え可能
な光ディスクなどの外部記憶媒体75が接続される。外
部記憶媒体インタフェース76は、外部記憶媒体75が
双方向視聴装置50に直接装着される場合には、電気的
なインタフェースとされ、外部記憶媒体75が外部コン
トローラに装着される場合には、その外部コントローラ
とバス62を有線または無線や赤外線によって接続する
ものとされる。
【0119】外部記憶媒体75には、視聴者によって選
択された副情報データ、副情報リソースへのアクセス情
報、視聴者の視聴傾向や視聴履歴を示すデータ、視聴者
の個人情報などが記録され、後述の各種機能に必要なデ
ータが保存される。
【0120】そのため、外部記憶媒体75は、視聴者の
パスワードやバイオメトリック(指紋、声紋、虹彩、顔
貌など)などの認証手段によって、視聴者個人を認証で
きるとともに、記録内容をプロテクトし、かつ記録内容
のプロテクトを解除する機能を備えるものとされる。
【0121】なお、ハードディスク装置部71内のハー
ドディスクや、情報処理端末41の記憶装置から、映像
プログラムストリームなどのデータを再生するに当たっ
ては、等速再生に限らず、倍速再生などの変速再生を行
うことができるように、システムが構成される。
【0122】〔画像オブジェクトの選択および画像処
理:図7〕上述したように、映像プログラムストリー
ム、インデックスピクチャストリームおよびリンクデー
タが同期再生され、ディスプレイ49上に映像プログラ
ム画像が表示された状態では、インデックスピクチャ
は、ディスプレイ49上に表示されず、視認できないも
のの、映像プログラム画像に重畳されて存在する。
【0123】この状態で、視聴者が、リモートコマンダ
79での操作によって、ディスプレイ49上にカーソル
を表示させ、そのカーソルを映像プログラム画像中のイ
ンデックスオブジェクトが設定されている画像オブジェ
クトの領域内または領域近傍にポインティングさせる
と、双方向視聴装置50のCPU61は、映像プログラ
ム画像に重畳されているインデックスピクチャのインデ
ックスオブジェクト値から、ポインティングされた画素
を含む、またはポインティングされた画素に最も近いイ
ンデックスオブジェクトを検出し、その検出されたイン
デックスオブジェクトが重畳されている画像オブジェク
トを、選択された画像オブジェクトとする。
【0124】図7は、このように選択された画像オブジ
ェクトおよびインデックスオブジェクトを示したもの
で、上段の「選択されたインデックスオブジェクトの第
1」は、図1に示した人物1vだけがインデックスオブ
ジェクト1aとして選択されたことを、中段の「選択さ
れたインデックスオブジェクトの第2」は、図1に示し
た端末2vだけがインデックスオブジェクト2aとして
選択されたことを、下段の「選択されたインデックスオ
ブジェクトの第3」は、図1に示した椅子3vおよび人
物4vがインデックスオブジェクト3aおよび4aとし
て選択されたことを、それぞれ示している。
【0125】CPU61は、このように選択された画像
オブジェクトにつき、映像処理部55において、以下の
(a)または(b)のような画像処理を行う。
【0126】(a)当該画像オブジェクトに対して、枠
づけや影づけなどによる擬似立体視化、またはハイライ
トやフリックなどによる輝度や色調の変調、などの視覚
効果を付与する。
【0127】(b)ディスプレイ49上の映像プログラ
ム画像の視認を妨げない位置に、当該画像オブジェクト
に副情報が付加されていることを示すアイコンを表示す
る。
【0128】これによって、視聴者は、当該画像オブジ
ェクトが、インデックスオブジェクトが設定され、副情
報が付加されているものであることを知ることができ
る。
【0129】CPU61から映像処理部55に送出する
処理制御信号は、基本的に、当該画像オブジェクトに対
応したインデックスオブジェクト値、画像処理方法、お
よび時刻制御情報のみでよく、非常に簡便であり、CP
U61の負担も軽い。
【0130】そのほか、画像オブジェクトまたは副情報
に関して、CPU61が以下のような画像処理を実行す
るように、双方向視聴装置50を構成する。
【0131】(1)リンクデータの属性コードとして副
情報の概要が伝送される場合には、選択された画像オブ
ジェクトに対応したインデックスオブジェクト値によっ
て、対応するリンクデータから副情報の概要を読み取っ
て、文字やアイコンなどによってオンスクリーン表示す
る。これによって、視聴者は、当該画像オブジェクトに
付加された副情報の概要を知ることができる。
【0132】(2)リンクデータの属性コードとして画
像オブジェクトまたは副情報のカテゴリが伝送される場
合には、あらかじめ視聴者がカテゴリを指定しておくこ
とによって、指定されたカテゴリの画像オブジェクトま
たは副情報が出現したとき、指定されたカテゴリの画像
オブジェクト、または指定されたカテゴリの副情報が付
加された画像オブジェクトに対して、上記(a)または
(1)のような処理を行い、または他の画像オブジェク
トと異なる画像処理を行う。
【0133】例えば、視聴者によって「家具」が指定さ
れている場合に、図1に示した椅子3vのカテゴリが
「家具」であるときには、椅子3vの画像オブジェクト
がCPU61によって選択される。したがって、視聴者
は、画像表示時、何ら特別の操作をすることなく、自分
が興味や関心を持っている対象物が表示されたことを知
ることができる。
【0134】(3)リンクデータに定義された、各種の
映像プログラムに共通の体系化されたカテゴリを用い
て、視聴者が画像オブジェクトを選択する際の選択傾向
を分類して、視聴者の視聴傾向として、ハードディスク
装置部71などに記録し、その履歴を参照して、選択傾
向の高いカテゴリに属する画像オブジェクトが映像プロ
グラム画像中に出現したとき、上記のような画像処理を
行う。
【0135】(4)上記のように各種の映像プログラム
に共通の体系化されたカテゴリのもとで、あらかじめ視
聴者がカテゴリを指定しておくことによって、指定され
たカテゴリに属する画像オブジェクトが映像プログラム
画像中に出現したとき、対応するリンクデータに定義さ
れた副情報の概要を、取り込んで記録し、視聴者の表示
指示操作によってディスプレイ49上に表示する。
【0136】(5)リンクデータ中の制御コードに定義
された再生制御情報を奥行き情報として、各種提案され
ている立体視化アルゴリズムによって、選択された画像
オブジェクトを立体視化し、必要に応じて左右眼視差情
報を取得して立体視化する。
【0137】(6)選択された画像オブジェクトを、そ
の近傍領域を含めて、固定倍率または任意の倍率で拡大
表示する。
【0138】(7)各種提案されている追跡アルゴリズ
ムによって、映像プログラム画像のフレームを再構成し
ながら、移動する当該画像オブジェクトを追跡表示す
る。
【0139】なお、CPU61は、視聴者の検出指示操
作によって、そのときディスプレイ49上に表示されて
いる映像プログラム画像中のいずれかの画像オブジェク
トにインデックスオブジェクトが設定されているか否か
を検出し、いずれかの画像オブジェクトにインデックス
オブジェクトが設定されているときには、インデックス
オブジェクトが設定されている全ての画像オブジェクト
に対して上記(a)の処理を実行し、または上記(b)
の処理を実行して、視聴者に副情報が付加されている画
像オブジェクトが存在することを知らせ、次に、視聴者
のポインティング操作によって、上記のように特定の画
像オブジェクトの領域内または領域近傍がポインティン
グされたとき、当該画像オブジェクトに対して上記
(1)(5)(6)(7)などの処理を実行するよう
に、双方向視聴装置50を構成することもできる。
【0140】また、映像プログラムの提供者が、リンク
データの制御コードによって、当該リンクデータに定義
されたインデックスオブジェクト値に対応した画像オブ
ジェクトを、処理対象オブジェクトとして強制的に指定
し、CPU61は、その強制的に指定された画像オブジ
ェクトに対して上述したような画像処理を実行するよう
に、システムを構成することもできる。
【0141】〔センタアクセス方式による副情報の取
得:図8〜図11〕図5のような双方向視聴システムに
おいて、例えば、映像プログラムストリーム、インデッ
クスピクチャストリームおよびリンクデータが多重化さ
れて、衛星デジタル放送網31などの伝送手段によって
再生側に伝送され、副情報データが、インターネットな
どの通信ネットワーク38によって再生側に伝送される
場合、副情報またはCM情報の取得および上述したEC
などにつき、以下のようなセンタアクセス方式のシステ
ムを構築することができる。
【0142】(システム構成:図8)図8に、このシス
テムの一例を示す。
【0143】この例では、放送事業者81および82
は、それぞれ、衛星デジタル放送網31によって、上記
の多重化ストリームを双方向視聴装置50に伝送する。
【0144】放送事業者81および82のもとには、コ
ンテンツサーバ85、タイムテーブルサーバ86、およ
び副情報提供者課金DB(データベース)87が設けら
れ、通信ネットワーク38に接続される。双方向視聴装
置50も、通信ネットワーク38に接続される。
【0145】システムには、副情報の提供や、それに対
する課金などを管理するため、以下のいずれかの形態の
管理センタ90が設けられる。
【0146】第1の形態では、放送事業者ごとに管理セ
ンタ90を設ける。管理センタ90の運営経費は、当該
の放送事業者が負担する。したがって、管理センタ90
は、放送事業者と同一の事業体でもよい。
【0147】この場合には、双方向視聴装置50では、
映像プログラム中または選局情報中の記述情報、いわゆ
るメタデータから、センタアクセス情報を抽出して、管
理センタ90にアクセスする。リンクデータの定義コー
ドにセンタアクセス情報を規定すれば、これによって管
理センタ90にアクセスすることもできる。
【0148】第2の形態では、複数の放送事業者につき
一つの管理センタ90を設ける。例えば、ある地域の放
送事業者が共同で管理センタ90を運営する。運営経費
は、各放送事業者が分担し、またはECの代行やCMの
提供などによって賄う。この場合には、センタアクセス
情報は、あらかじめ双方向視聴装置50にセットされ
る。
【0149】第3の形態では、管理センタ90を独自運
営とする。管理センタ90は、各放送事業者から副情報
リソースの提供を受け、会員の視聴者に対するサービス
のみを行う。運営は、会員からの会費による。
【0150】この形態は、個人情報をより確実に保全で
き、EC決済の一元化を図ることができ、配送などのサ
ービスも一元化できる、などの利点が考えられる。
【0151】管理センタ90のもとには、図9〜図11
に示すような各場合に応じて、ECサーバ91、副情報
リソースDB92、CMリソースDB93、視聴履歴D
B94、視聴傾向DB95、個人情報DB96、視聴者
課金DB97、CA(コンディショナルアクセス)顧客
情報DB98、および与信決済システムサーバ99が設
けられ、通信ネットワーク38に接続される。
【0152】さらに、通信ネットワーク38には、事業
者111のECサーバ101、事業者112のCMサー
バ102、および副情報制作者113の副情報サーバ1
03などの、各種サーバ群100が接続される。事業者
111は、ECを行う販売会社やメーカなどであり、事
業者112は、CMを提供する販売会社やメーカなどで
ある。
【0153】また、通信ネットワーク38には、各事業
者に対して独立した認証機関120の放送履歴DB12
1および視聴履歴DB122が接続される。
【0154】以下では、放送事業者81が上述した多重
化ストリームを放送する場合につき示す。
【0155】(第1の場合:図9)第1の場合は、図3
(C)〜(E)に示したようなアクセス情報として、リ
ンクデータに、ECコンテンツ(電子商取引に関する販
売情報などの各種情報)またはCM情報が付加された副
情報のリソースが直接定義される場合である。
【0156】この場合、(1)事業者111が放送事業
者81に、定額(一定の代価を支払う)の請負契約、ま
たは従量性(視聴者の副情報リクエスト数に応じた代価
を支払う)の請負契約のもとに、EC対象となる商品を
映像プログラムの一部の画像オブジェクトとして使用し
てもらい、その画像オブジェクトに対してインデックス
オブジェクトおよびリンクデータを設定してもらう。
【0157】あるいは、(2)事業者111のEC対象
となる商品を、管理センタ90の管理下に置いて、管理
センタ90が、視聴者にECコンテンツを提供し、商品
の販売手続および与信決済を行い、販売手数料を得るた
めに、放送事業者81が、事業者111のEC対象とな
る商品を、映像プログラムの一部の画像オブジェクトと
して使用し、その画像オブジェクトに対してインデック
スオブジェクトおよびリンクデータを設定する。
【0158】第1の場合には、双方向視聴装置50で
は、上述したように画像オブジェクトが選択されたと
き、上記のようにリンクデータに規定された副情報リソ
ースに対して、すなわち図9に示すように、事業者11
1のECサーバ101に対して、副情報のリクエストが
発行され、その応答として、リソース側から双方向視聴
装置50に、副情報が送られる。
【0159】放送事業者81と事業者111との間の契
約が定額の請負契約である場合には、上記のプロセスだ
けで完結してもよい。
【0160】これに対して、放送事業者81と事業者1
11との間の契約が従量性の請負契約である場合には、
副情報の提供量を、放送事業者81と事業者111とで
共有する必要がある。
【0161】そのため、この場合には、さらに、双方向
視聴装置50から管理センタ90または放送事業者81
に、副情報のリクエストがあったことが報告される。
【0162】放送事業者81と管理センタ90の運営者
が同じ場合には、このリクエスト報告が、放送事業者8
1の副情報提供者課金DB87によって積算され、積算
結果に応じた料金が、放送事業者81から事業者111
に請求される。
【0163】放送事業者81と管理センタ90の運営者
が異なる場合には、放送事業者81が副情報のリクエス
ト数を把握するため、管理センタ90から放送事業者8
1にリクエスト報告が発行され、上記のように放送事業
者81の副情報提供者課金DB87によってリクエスト
報告が積算される。
【0164】さらに、公正性を担保する必要がある場合
には、副情報のリクエスト報告が認証機関120にも発
行される。
【0165】リクエストされた副情報がECコンテンツ
である場合、事業者111のECサーバ101からでは
なく、管理センタ90のECサーバ91から双方向視聴
装置50に、副情報としてのECコンテンツが送られ、
視聴者がEC対象の商品を購入したときには、管理セン
タ90が備える与信決済システムサーバ99によって取
引を完結させるように、システムを構成することもでき
る。
【0166】(第2の場合:図10)第2の場合は、図
3(C)〜(E)に示したようなアクセス情報として、
リンクデータに、CMリソースおよび副情報リソースが
直接定義される場合である。
【0167】この場合、事業者112が放送事業者81
に、上記のような定額または従量性の請負契約のもと
に、直接的には商用ではない画像オブジェクトに対し
て、インデックスオブジェクトおよびリンクデータと、
CMリソースおよび副情報リソースとを設定してもら
う。
【0168】第2の場合には、双方向視聴装置50で
は、上述したように画像オブジェクトが選択されたと
き、上記のようにリンクデータに規定されたCMリソー
スおよび副情報リソースに対して、すなわち図10に示
すように、事業者112のCMサーバ102および副情
報制作者113の副情報サーバ103に対して、CMの
リクエストおよび副情報のリクエストが発行され、その
応答として、それぞれのリソース側から双方向視聴装置
50に、CM情報および副情報が送られる。
【0169】この場合、視聴者にCM情報が確実に伝達
されるように、双方向視聴装置50ではCMの再生が完
了してから副情報が再生されるような方法が講じられる
必要がある。
【0170】その一例として、副情報をスクランブル
し、スクランブルの解除キーをCM情報中に分散させて
おき、双方向視聴装置50では、CMの再生中に、分散
された解除キーを収集し、CMの再生が完了したとき、
スクランブル解除キーが生成されて、副情報を再生でき
るように、システムを構成する。
【0171】あるいは、CMの再生が終了するとき、図
10に示すように、双方向視聴装置50から管理センタ
90にスクランブル解除キーをリクエストすることによ
って、管理センタ90から双方向視聴装置50にスクラ
ンブル解除キーが送られるように構成してもよい。
【0172】この第2の場合にも、図9に示した第1の
場合と同様に、リクエスト報告が発行され、積算され
る。
【0173】(第3の場合:図11)第3の場合は、リ
ンクデータに、副情報リソースが直接規定されずに、セ
ンタアクセスによって副情報を取得する手順が規定さ
れ、管理センタ90からCMリソースおよび副情報リソ
ースが指定される場合である。
【0174】この場合、(1)特定の画像オブジェクト
(副情報)に対して提供されるCMが固定され、副情報
提供者(事業者112および副情報制作者113)が管
理センタ90に、上記のような定額または従量性の請負
契約のもとに、直接的には商用ではない画像オブジェク
トに対して、CMリソースおよび副情報リソースとイン
デックスオブジェクトとの関係を登録し、視聴者からの
副情報リクエストへの応答として、管理センタ90から
双方向視聴装置50に、副情報提供者(事業者112お
よび副情報制作者113)のCMリソースおよび副情報
リソースが送られる。
【0175】あるいは、(2)特定の画像オブジェクト
(副情報)に対して提供されるCMが固定されずに、複
数のCM提供者が管理センタ90に、それぞれ上記のよ
うな従量性の請負契約のもとに、直接的には商用ではな
い画像オブジェクトに対して、それぞれのCMリソース
および副情報リソースとインデックスオブジェクトとの
関係を登録し、視聴者からの副情報リクエストへの応答
として、管理センタ90から双方向視聴装置50に、ラ
ンダムに、または特定の手順によって選択されたCM提
供者のCMリソースおよび副情報リソースが送られる。
【0176】あるいは、(3)特定の画像オブジェクト
(副情報)に対して提供されるCMが固定されずに、複
数のCM提供者が管理センタ90に、それぞれ上記のよ
うな従量性の請負契約のもとに、直接的には商用ではな
い画像オブジェクトに対して、それぞれのCMリソー
ス、CM属性および副情報リソースとインデックスオブ
ジェクトとの関係を登録し、視聴者からの副情報リクエ
ストへの応答として、管理センタ90から双方向視聴装
置50に、視聴者の嗜好属性に適合するCM属性のもの
として選択されたCM提供者のCMリソースおよび副情
報リソースが送られる。
【0177】第3の場合には、双方向視聴装置50で
は、上述したメタデータ中のセンタアクセス情報、また
は双方向視聴装置50にプリセットされたセンタアクセ
ス情報によって、管理センタ90にアクセスして、CM
リソースおよび副情報リソースの指定を受ける。
【0178】この場合、上記(1)のように特定の画像
オブジェクト(副情報)に対して提供されるCMが固定
されている場合には、図11に示すように、双方向視聴
装置50からの副情報リクエストに対して、管理センタ
90では、CMリソースDB93および副情報リソース
DB92からCMリソースおよび副情報リソースの情報
が出力され、双方向視聴装置50に送られる。
【0179】双方向視聴装置50では、取得したリソー
ス情報によって、図10に示した第2の場合と同様に、
CMリソースおよび副情報リソースに対して、CMのリ
クエストおよび副情報のリクエストが発行され、その応
答として、それぞれのリソース側から双方向視聴装置5
0に、CM情報および副情報が送られる。
【0180】放送事業者81とCM提供者および副情報
提供者との間の契約が従量性の請負契約である場合に
は、図9に示した第1の場合と同様に、双方向視聴装置
50から管理センタ90または放送事業者81に、CM
および副情報のリクエストがあったことが報告される。
【0181】管理センタ90が備えるCMリソースDB
93に、CMリソースとともにCMの属性が記録される
場合には、上記(3)のように視聴者の嗜好に応じたC
Mが視聴者に提供されるように、システムを構成するこ
とができる。
【0182】この場合、管理センタ90では、視聴履歴
DB94、視聴傾向DB95、個人情報DB96などに
よって、視聴者の嗜好が分析され、これにより想定され
る視聴者の嗜好属性に適合したCM情報および副情報の
リソースが選択されて、そのリソース情報が双方向視聴
装置50に送られる。
【0183】この方法によれば、視聴者は、自分の好み
に合ったCMを主として視聴することができるととも
に、CM提供者としても、広告効果の増大を期待するこ
とができる。
【0184】この機能を実現するには、管理センタ90
へのリクエストデータ中に、視聴者個人または双方向視
聴装置50を特定するための識別情報が必要となるが、
一般にデジタル放送ではコンディショナルアクセス制御
が行われると思われるので、管理センタ90にCA顧客
情報DB98が設けられると、視聴者の嗜好属性の収集
分析に有効である。
【0185】〔CM提供枠の設定方法:図12および図
13〕この発明の方法によれば、CM出稿者は、映像プ
ログラム画像中の画像オブジェクトに関連づけてCMを
提供することができるので、放送事業者などの映像プロ
グラム提供者は、従来の方法とは異なる効果的な方法に
よって、CM出稿者に対してCM提供枠を供与すること
ができる。
【0186】第1の方法では、図12に示すように、映
像プログラムが期間Pa,Pb,Pc…からなるものと
するとき、それぞれの期間Pa,Pb,Pc…の頭の期
間Pa1,Pb1,Pc1…を、それぞれ強制提供枠C
a,Cb,Cc…として、それぞれCM出稿者Xa,X
b,Xc…に供与するとともに、期間Pa1,Pb1,
Pc1…の直後の期間Pa2,Pb2,Pc2…も、そ
れぞれ強制提供枠Ca,Cb,Cc…へのCM出稿者X
a,Xb,Xc…に供与する。
【0187】例えば、出稿者Xaは、期間Pa1の強制
提供枠CaにCMを出稿できるとともに、その直後の期
間Pa2にも、これに出現するオブジェクト1〜5とし
て示す画像オブジェクトに付加される副情報につき、C
Mを出稿できる方式である。
【0188】第2の方法では、図12に示すように、映
像プログラムが期間Pa,Pb,Pc…からなるものと
するとき、それぞれの期間Pa,Pb,Pc…の頭の期
間Pa1,Pb1,Pc1…は、それぞれ強制提供枠C
a,Cb,Cc…として、それぞれCM出稿者Xa,X
b,Xc…に供与するが、期間Pa1,Pb1,Pc1
…の直後の期間Pa2,Pb2,Pc2…は、それぞれ
強制提供枠Ca,Cb,Cc…へのCM出稿者Xa,X
b,Xc…とは別のCM出稿者に供与する。
【0189】この方法によれば、映像プログラムの限ら
れた時間内で、より多くの事業者がCMを提供すること
ができるとともに、放送事業者などの映像プログラム提
供者としても、収益構造の多層化を図ることができる。
【0190】第3の方法では、映像プログラム中に強制
提供枠を設けず、CMを全て副情報の取得時に提供す
る。
【0191】例えば、図13に示すように、(1)時刻
t1から時刻t2までの期間に提供枠C1を設定して、
これに出現する画像オブジェクトにつき、あるCM出稿
者に供与し、(2)時刻t2から時刻t3までの期間
の、特定の画像オブジェクトを除く画像オブジェクトに
つき、提供枠C2を設定して、あるCM出稿者に供与
し、(3)提供枠C3で示すように、期間を限らず、特
定の画像オブジェクトにつき、提供枠を設定して、ある
CM出稿者に供与し、(4)提供枠C4で示すように、
期間を限って、特定の画像オブジェクトにつき、提供枠
を設定して、あるCM出稿者に供与する、などである。
図13の場合、(1)と(3)はオブジェクト5につき
競合するが、その場合には、いずれかを選択する。
【0192】例えば、ドラマに出演した俳優が身に付け
た服装やアクセサリ、ドラマで用いられた家具、料理番
組に出てきた什器や料理などについては、協賛企業が無
償で提供し、見返りにエンドロールで企業名だけが告知
されることが多いが、これでは広告効果が小さい。
【0193】第3の方法によれば、この場合、協賛企業
なども、映像プログラムに画像オブジェクトとして出現
する商品やサービスを、より直截的に広告することがで
き、販売することも可能になる。
【0194】視聴者としても、これらのオブジェクトに
対して興味や関心を持っていると思われるので、第3の
方法によれば、そのような視聴者とCM提供者とを直
接、結び付けるシステムを構成することができる。
【0195】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、映
像プログラム画像中の特定の画像オブジェクトに付加さ
れる情報である副情報を、視聴者に容易かつ確実に提供
し、視聴者が容易かつ確実に取得することができる。
【0196】また、副情報として多種多様な情報を付加
することができるとともに、必要に応じて副情報を容易
に追加または変更することができる。
【0197】また、特定の画像オブジェクトに対して視
覚効果付与や追跡処理などの画像処理を容易に施すこと
ができ、副情報が付加されていることを明示することが
できる。
【0198】さらに、コンピュータネットワークと組み
合わせることによって、画像オブジェクトまたは副情報
を媒介として、放送事業者などの映像プログラム提供者
と、副情報としてコマーシャルを提供する事業者や、電
子商取引などを行う事業者と、視聴者(消費者)とを直
接、結び付けて、映像プログラム、副情報、および商品
やサービスを提供し、取得するシステムを、容易に構築
することができ、各自の要求を満たすことができる場を
作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】映像プログラムおよびインデックスピクチャの
例を示す図である。
【図2】インデックスピクチャ生成装置の一例を示す図
である。
【図3】リンクデータのデータ構造の一例を示す図であ
る。
【図4】リンクデータの伝送方法の説明に供する図であ
る。
【図5】双方向視聴システムの一例を示す図である。
【図6】双方向視聴装置の一例を示す図である。
【図7】画像オブジェクトの選択の説明に供する図であ
る。
【図8】副情報取得システムの一例を示す図である。
【図9】図8のシステムにおける第1の場合のデータ伝
送を示す図である。
【図10】図8のシステムにおける第2の場合のデータ
伝送を示す図である。
【図11】図8のシステムにおける第3の場合のデータ
伝送を示す図である。
【図12】CM提供枠についての新規な方法の一例を示
す図である。
【図13】CM提供枠についての新規な方法の一例を示
す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省
略する。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像プログラム画像に重畳される仮想画面
    上の、映像プログラム画像中の特定された画像オブジェ
    クト領域に重畳される領域であるインデックスオブジェ
    クト領域内の各画素に対して、同一の映像プログラム中
    で当該画像オブジェクトを特定することができる一の値
    を設定して、映像プログラムデータとは別のデータであ
    るインデックスピクチャデータを生成する工程と、 前記特定された画像オブジェクトに付加される情報であ
    る副情報にアクセスするための情報を、当該画像オブジ
    ェクトに対応したインデックスオブジェクトが有する値
    に関連づけて規定したデータを、リンクデータとして生
    成する工程と、 を備えるデータ生成方法。
  2. 【請求項2】映像プログラムデータ、および請求項1記
    載のデータ生成方法によって生成されたインデックスピ
    クチャデータおよびリンクデータを、多重化して、同一
    の伝送手段によって、再生側に伝送するデータ伝送方
    法。
  3. 【請求項3】映像プログラムデータ、および請求項1記
    載のデータ生成方法によって生成されたインデックスピ
    クチャデータおよびリンクデータを、同期再生可能に、
    別の伝送手段によって、再生側に伝送するデータ伝送方
    法。
  4. 【請求項4】映像プログラム画像に重畳される仮想画面
    上の、映像プログラム画像中の特定された画像オブジェ
    クト領域に重畳される領域であるインデックスオブジェ
    クト領域内の各画素に対して、同一の映像プログラム中
    で当該画像オブジェクトを特定することができる一の値
    を設定して、映像プログラムデータとは別のデータであ
    るインデックスピクチャデータを生成する手段と、 前記特定された画像オブジェクトに付加される情報であ
    る副情報にアクセスするための情報を、当該画像オブジ
    ェクトに対応したインデックスオブジェクトが有する値
    に関連づけて規定したデータを、リンクデータとして生
    成する手段と、を備えるデータ生成装置。
  5. 【請求項5】請求項4のデータ生成装置において、 映像プログラムデータ、前記インデックスピクチャデー
    タおよび前記リンクデータを多重化する手段を備えるデ
    ータ生成装置。
  6. 【請求項6】伝送された映像プログラムデータを再生し
    て、ディスプレイ上に映像プログラム画像を表示する手
    段と、 映像プログラム画像に重畳される仮想画面上の、映像プ
    ログラム画像中の特定された画像オブジェクト領域に重
    畳される領域であるインデックスオブジェクト領域内の
    各画素に対して、同一の映像プログラム中で当該画像オ
    ブジェクトを特定することができる一の値が設定され
    て、映像プログラムデータとは別のデータとして生成さ
    れ、伝送されたインデックスピクチャデータを、映像プ
    ログラムデータに同期させて再生する手段と、 前記特定された画像オブジェクトに付加される情報であ
    る副情報にアクセスするための情報が、当該画像オブジ
    ェクトに対応したインデックスオブジェクトが有する値
    に関連づけて規定されて生成され、伝送されたリンクデ
    ータを、前記インデックスピクチャデータに同期させて
    再生する手段と、 指示操作に基づいて、前記ディスプレイ上に表示された
    映像プログラム画像中の画像オブジェクトを指示するポ
    インティング手段と、 その指示された画像オブジェクトに対応したインデック
    スオブジェクトが存在するとき、当該インデックスオブ
    ジェクトが有する値によって、当該画像オブジェクトに
    対応するリンクデータを参照する手段と、 その参照されたリンクデータに規定されたアクセス情報
    によって副情報にアクセスして副情報を取得する手段
    と、 その取得された副情報を再生する手段と、 を備える映像プログラム再生装置。
  7. 【請求項7】請求項6の映像プログラム再生装置におい
    て、 前記ポインティング手段によって指示された画像オブジ
    ェクトに対応したインデックスオブジェクトが存在する
    とき、そのことを告知する手段を備える映像プログラム
    再生装置。
  8. 【請求項8】請求項6の映像プログラム再生装置におい
    て、 前記ポインティング手段によって指示された画像オブジ
    ェクトに対応したインデックスオブジェクトが存在する
    とき、当該画像オブジェクトに他の画像オブジェクトと
    異なる画像処理を施す手段を備える映像プログラム再生
    装置。
  9. 【請求項9】請求項6の映像プログラム再生装置におい
    て、 前記ディスプレイ上に表示されている映像プログラム画
    像中のいずれかの画像オブジェクトにインデックスオブ
    ジェクトが重畳されているとき、そのことを告知する手
    段を備える映像プログラム再生装置。
  10. 【請求項10】請求項6の映像プログラム再生装置にお
    いて、 前記ディスプレイ上に表示されている映像プログラム画
    像中のいずれかの画像オブジェクトにインデックスオブ
    ジェクトが重畳されているとき、そのインデックスオブ
    ジェクトが重畳されている画像オブジェクトに、インデ
    ックスオブジェクトが重畳されていない画像オブジェク
    トと異なる画像処理を施す手段を備える映像プログラム
    再生装置。
  11. 【請求項11】請求項6の映像プログラム再生装置にお
    いて、 副情報にアクセスして副情報を取得する手段として、ネ
    ットワークインタフェースを備える映像プログラム再生
    装置。
  12. 【請求項12】請求項6の映像プログラム再生装置にお
    いて、 取得された副情報が記録される記憶手段、または当該記
    憶手段が接続されるインタフェースを備える映像プログ
    ラム再生装置。
  13. 【請求項13】伝送された映像プログラムデータを再生
    して、ディスプレイ上に映像プログラム画像を表示する
    工程と、 映像プログラム画像に重畳される仮想画面上の、映像プ
    ログラム画像中の特定された画像オブジェクト領域に重
    畳される領域であるインデックスオブジェクト領域内の
    各画素に対して、同一の映像プログラム中で当該画像オ
    ブジェクトを特定することができる一の値が設定され
    て、映像プログラムデータとは別のデータとして生成さ
    れ、伝送されたインデックスピクチャデータを、映像プ
    ログラムデータに同期させて再生する工程と、 前記特定された画像オブジェクトに付加される情報であ
    る副情報にアクセスするための情報が、当該画像オブジ
    ェクトに対応したインデックスオブジェクトが有する値
    に関連づけて規定されて生成され、伝送されたリンクデ
    ータを、前記インデックスピクチャデータに同期させて
    再生する工程と、 指示操作に基づいて、前記ディスプレイ上に表示された
    映像プログラム画像中の画像オブジェクトを指示する工
    程と、 その指示された画像オブジェクトに対応したインデック
    スオブジェクトが存在するとき、当該インデックスオブ
    ジェクトが有する値によって、当該画像オブジェクトに
    対応するリンクデータを参照する工程と、 その参照されたリンクデータに規定されたアクセス情報
    によって副情報にアクセスして副情報を取得する工程
    と、 その取得された副情報を再生する工程と、 を備える映像プログラム再生方法。
  14. 【請求項14】請求項13の映像プログラム再生方法に
    おいて、 前記リンクデータまたは前記副情報を記録する工程を備
    える映像プログラム再生方法。
  15. 【請求項15】映像プログラムデータと、 映像プログラム画像に重畳される仮想画面上の、映像プ
    ログラム画像中の特定された画像オブジェクト領域に重
    畳される領域であるインデックスオブジェクト領域内の
    各画素に対して、同一の映像プログラム中で当該画像オ
    ブジェクトを特定することができる一の値が設定され
    て、映像プログラムデータとは別のデータとして生成さ
    れたインデックスピクチャデータとが、 多重化されて記録された記録媒体。
  16. 【請求項16】請求項15の記録媒体において、 多重化されたデータに多重化されて、前記特定された画
    像オブジェクトに付加される情報である副情報にアクセ
    スするための情報が、当該画像オブジェクトに対応した
    インデックスオブジェクトが有する値に関連づけて規定
    されて生成されたリンクデータが記録された記録媒体。
  17. 【請求項17】請求項15の記録媒体において、 多重化されたデータに多重化されて、または多重化され
    たデータとは別に、前記特定された画像オブジェクトに
    付加される情報である副情報が記録された記録媒体。
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