JP2003258389A - フレキシブルプリント配線板 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板

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JP2003258389A
JP2003258389A JP2002061155A JP2002061155A JP2003258389A JP 2003258389 A JP2003258389 A JP 2003258389A JP 2002061155 A JP2002061155 A JP 2002061155A JP 2002061155 A JP2002061155 A JP 2002061155A JP 2003258389 A JP2003258389 A JP 2003258389A
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JP
Japan
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fpc
conductor
flexible printed
resin film
side edge
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JP2002061155A
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English (en)
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Toru Kashiwagi
亨 柏木
Akira Nishimura
昭 西村
Toshihide Kimura
壽秀 木村
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Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
Original Assignee
Sumitomo Electric Printed Circuits Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルプリント配線板(FPC)の機械
的弱点を補強し、導体の断線やFPC自体の破断を抑制す
ることができるFPCを提供する。 【解決手段】 樹脂フィルム11内に導体10が配置されて
屈曲部を有するフレキシブルプリント配線板1である。
この屈曲部における樹脂フィルムの側縁と導体側縁との
距離を0.5〜1.0mmとする。このように、樹脂フィルム11
の側縁と導体10側縁との距離を0.5〜1.0mmとすることで
FPCを補強することができ、導体の10の断線やFPC自体の
破断を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルプリ
ント配線板(FPC)に関するものである。特に、繰り返
し曲げが加わる個所に配された場合に導体の断線確率を
低減できるFPCに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話の発展が目覚ましい。特
に、最近では表示部の大画面化、コンパクト化、ファッ
ション性、操作ボタンなどの保護性を考慮して、二つ折
り型(シェル型)の携帯電話が主流になっており、今後
もその傾向が継続すると予想される。
【0003】シェル型の携帯電話は、操作ボタンの配列
されたキースイッチ部に液晶画面などの表示部をヒンジ
で折り畳み自在に連結した構造である。キースイッチ部
と表示部とはFPCを介して電気的接続がとられている。
【0004】ここで用いられるFPCは、例えば図5(A)に
示すように、両端の直線部50をS型屈曲部51でつないだ
オフセット型の形状をしており、図5(B)に示すようにS
型屈曲部51を前記ヒンジ内で1巻きして、キースイッチ
部と表示部を繰り返し折り曲げした際の耐折性を得てい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オフセット型
のFPCは、その形状に依存する機械的弱点が存在する。
特に、S型屈曲部における曲がりの内側になる個所は、
折れ曲がりやしわが発生しやすく、歪応力が集中し、最
悪の場合には導体の断線やFPC自体の破断に至ることが
考えられる。
【0006】従って、本発明の主目的は、FPCの機械的
弱点を改善し、導体の断線やFPC自体の破断を抑制する
ことができるFPCを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、FPCにおける
樹脂フィルムの側縁と導体の側縁との間隔を特定するこ
とで上記の目的を達成する。
【0008】すなわち、本発明フレキシブルプリント配
線板は、樹脂フィルム内に導体が配置されて屈曲部を有
するフレキシブルプリント配線板であって、前記屈曲部
における樹脂フィルムの側縁と導体側縁との距離が0.5
〜1.0mmであることを特徴とする。
【0009】従来、一般的にFPCの樹脂フィルムの側縁
と導体側縁との距離は0.3mm程度であった。本発明者ら
はFPCの曲げに伴う歪の集中を緩和する方策として導体
回路のレイアウトを種々検討した結果、樹脂フィルムの
側縁と導体側縁との距離を0.5〜1.0mmとすることでFPC
を補強することができ、導体の断線やFPC自体の破断を
抑制できることを見出した。
【0010】ここで、FPCの樹脂フィルムの側縁と導体
側縁との距離は、FPCにおける幅方向の距離である。FPC
の中央部に導体を集中し、導体両側の樹脂フィルム幅を
広くとることで、屈曲部の曲げに伴う応力の集中を緩和
する。この距離が0.5mm未満では応力の集中を緩和する
効果が少なく、逆に1.0mmを超えると不必要に樹脂フィ
ルムの側縁部が広くなるためである。
【0011】このように樹脂フィルムの側縁と導体側縁
との距離を特定する範囲はFPCの少なくとも屈曲部に施
す。もちろん、屈曲部以外の個所にも同様の距離の特定
を適用してもかまわない。
【0012】さらに、屈曲部には補強材を一体化するこ
とが好ましい。補強材の具体例としては、プラスチック
フィルムストリップ、金属細線、金属網などが挙げられ
る。プラスチックフィルムストリップには、ポリイミド
のように柔軟な材料が好適である。また、プラスチック
フィルムストリップを一体化する方法は、FPCにプラス
チックフィルムストリップを貼り合わせることが好適で
ある。金属細線、金属網には、銅、アルミニウム、銀、
金などの可撓性に優れる金属が好ましい。また、金属細
線や金属網を一体化する方法は、FPCの樹脂フィルム部
分に金属細線を内蔵したり、FPCの屈曲部全体を金属網
で覆うことが挙げられる。特に、金属網を用いた場合、
電界をシールドする効果も期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (実施例1)本発明FPCも外観は、図5(A)に示すよう
に、両端の直線部をS型屈曲部でつないだオフセット型
の形状をしている。一般に、このようなFPCは両端部に
図示しない相手方基板との接続電極部が形成されてい
る。接続電極部以外の導体はポリイミドなどの樹脂フィ
ルムの間に挟み込まれ、FPCを構成している。本例で
は、厚さ18μmの銅箔で導体を構成し、この導体を各々
厚さ12.5μmのポリイミド製上面樹脂フィルムと下面樹
脂フィルムとの間に挟んでいる。
【0014】S型屈曲部の概略平面図を図1に示す。本発
明のFPC1は、前記導体10をFPC幅方向の中央部に寄せ、
樹脂フィルム11のみからなる側縁部を広くとっている。
ここでは、S型屈曲部における樹脂フィルム11側縁から
導体10の側縁までの距離kを0.5mm,0.7mm,1.0mmの3通
りとした。
【0015】このように構成したFPCを用いて、繰り返
し曲げ試験を行った。比較として、樹脂フィルム側縁か
ら導体の側縁までの距離を0.3mmとしたFPCについても同
様の曲げ試験を行った。試験条件は次のとおりである。
シェル型携帯電話実機に前記FPCを装着し、キースイッ
チ部と表示部の開閉動作を繰り返す。ここでは「全開」
と「閉」との間にて前記開閉動作を2秒サイクルで繰り
返した。FPCの内径は約5mmφである。
【0016】その結果、樹脂フィルム側縁から導体の側
縁までの距離を0.5mm,0.7mm,1.0mmとしたFPCは、いず
れも10万回の繰り返し屈曲に対して導体の断線やFPCの
破断が見られなかった。これに対して、同距離を0.3mm
としたFPCでは、8万回の繰り返し屈曲で導体の断線が見
られた。
【0017】(実施例2)さらに、補強材を用いた実施
例を説明する。図2は補強材にプラスチックフィルムス
トリップを用いた本発明FPCの模式説明図である。
【0018】このFPC2は実施例1のFPCにプラスチック
フィルムストリップ20を貼り合わせることで得られる。
ここでは、FPC2における屈曲部に沿いの両側縁部に厚さ
50μmのポリイミド製ストリップを貼り合わせた。図で
はFPCの一側のみにストリップが記載されているが、他
側も同様にストリップが貼り合わされている。ストリッ
プを貼り合わせるのは、FPCの一面だけでも両面でもい
ずれでも良い。
【0019】この構成では、屈曲部にプラスチックフィ
ルムストリップを一体化することで屈曲部の繰り返し曲
げに対する機械的強度をさらに向上することができる。
【0020】(実施例3)図3に基づいて、金属細線の
補強材を用いた本発明実施例を説明する。この実施例は
実施例2のプラスチックフィルムストリップの代わりに
金属細線30を用いている。金属細線30はFPC3を構成する
樹脂フィルム間に挟み込めばよい。ここでは、直径0.1m
mの銅線を補強材とした。
【0021】この構成でも、屈曲部の繰り返し曲げに対
する機械的強度をさらに向上することができる。
【0022】(実施例4)図4に基づいて、金属網の補
強材を用いた本発明実施例を説明する。この実施例は金
属網40でFPC4の屈曲部全体を被覆した構成である。ここ
では、厚さ70μmの銅箔を網状に整形したものを補強材
として用いた。
【0023】この構成でも、屈曲部の繰り返し曲げに対
する機械的強度をさらに向上することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
FPCの屈曲部における樹脂フィルムの側縁と導体側縁と
の距離を特定することで、繰り返し曲げに対して導体の
断線やFPCの破断確率を低下させることができる。
【0025】また、屈曲部に補強材を一体化すること
で、より一層の機械的強度の向上を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明FPCの屈曲部を示す概略模式図である。
【図2】補強材にプラスチックフィルムストリップを用
いた本発明FPCの模式説明図である。
【図3】補強材に金属細線を用いた本発明FPCの模式説
明図である。
【図4】補強材に金属網を用いた本発明FPCの模式説明
図である。
【図5】(A)はFPCの全体構成を示す概略図、(B)はFPCを
携帯電話に用いた際の屈曲状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 導体 11 樹脂フィルム 20 プラスチックフィル
ムストリップ 30 金属細線 40 金属網 50 直線部 51屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 壽秀 滋賀県甲賀郡水口町ひのきが丘30番地 住 友電工プリントサーキット株式会社内 Fターム(参考) 5E338 AA05 AA12 BB72 CD40 EE27 EE28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂フィルム内に導体が配置されて屈曲
    部を有するフレキシブルプリント配線板であって、 前記屈曲部における樹脂フィルムの側縁と導体側縁との
    距離が0.5〜1.0mmであることを特徴とするフレキシブル
    プリント配線板。
  2. 【請求項2】 さらに、前記屈曲部に補強材を一体化し
    たことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリ
    ント配線板。
  3. 【請求項3】 前記補強材がプラスチックフィルムスト
    リップであることを特徴とする請求項2に記載のフレキ
    シブルプリント配線板。
  4. 【請求項4】 前記補強材が金属細線であることを特徴
    とする請求項2に記載のフレキシブルプリント配線板。
  5. 【請求項5】 前記補強材が金属網であることを特徴と
    する請求項2に記載のフレキシブルプリント配線板。
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