JP2003254636A - 温度調節装置およびこの装置を内蔵した座席 - Google Patents

温度調節装置およびこの装置を内蔵した座席

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JP2003254636A JP2002052747A JP2002052747A JP2003254636A JP 2003254636 A JP2003254636 A JP 2003254636A JP 2002052747 A JP2002052747 A JP 2002052747A JP 2002052747 A JP2002052747 A JP 2002052747A JP 2003254636 A JP2003254636 A JP 2003254636A
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    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
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    • F25B2321/0212Control thereof of electric power, current or voltage

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペルチェモジュールへの供給電力を連続的に
緩やかに変化させて信頼性を確保するとともに、冷却温
度も温度変化が小さく、一定温度に調節し、快適に座れ
るようにする。 【解決手段】 ペルチェモジュール20への供給電力を
経過時間に応じて変化させ、所定の経過時間毎にペルチ
ェモジュール20の温度またはその出力温度を温度セン
サー31で検出して所定値と比較判定し、変化をそのま
ま継続するか、またはその時点での検出値で持続する
か、または逆の変化に移行するかを判定する。これによ
ってペルチェモジュール20への供給電力を瞬時に大き
く変化させることがなくなり、ペルチェモジュール20
の信頼性が向上する。また、所定の経過時間を適切に設
定すれば、温度変化が小さく、一定温度に調節でき、快
適性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車の座席
温度を一定に温度調節して常に快適な温度に保つ温度調
節装置およびこの装置を内蔵した座席に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温度調節装置を内蔵した
座席としては、特表平9−505497号公報に記載さ
れているようなものがあった。図17は、前記公報に記
載された従来の温度調節装置を内蔵した座席を示すもの
である。
【0003】図17において、温度調節装置を内蔵した
座席は背当部1と着座部2からなる自動車用の座席3
と、ペルチェモジュール4と、このペルチェモジュール
4に接続され、空気流を冷却または加温する主熱交換器
5および廃熱を空気流に熱交換する廃熱熱交換器6と、
背当部1と着座部2の乗員が座る座席3の表面カバー7
に設け、空気流を吹き出す空気流吹出孔8と、主熱交換
器5から空気流吹出孔8に連通し、吹出す空気流を搬送
するために背当部1と着座部2の内部に設けた空気流通
路9と、廃熱熱交換器6から廃熱空気流を搬送する廃熱
空気流通路10と、ペルチェモジュール4に接続した主
熱交換器5および廃熱熱交換器6に空気流を搬送する主
ファン11および不用ファン12と、ペルチェモジュー
ルの主熱交換器側面に取り付けられた温度センサー13
と、制御器14とから構成されていた。
【0004】そして、自動車の運転時にペルチェモジュ
ール4と主ファン11および不用ファン12が駆動し、
夏季では、主ファン11で搬送された空気流はペルチェ
モジュール4で伝熱された主熱交換器5で冷却されて、
空気流通路9で搬送され、空気流吹出孔8から冷風とし
て吹出していた。ペルチェモジュール4で伝熱された廃
熱熱交換器6で加温された廃熱空気流は廃熱空気流通路
10から廃熱として吹出していた。一方、冬季では、主
ファン11で搬送された空気流はペルチェモジュール4
で伝熱された主熱交換器5で加温されて、空気流通路9
で搬送され、空気流吹出孔8から温風として吹出してい
た。ペルチェモジュール4で伝熱された廃熱熱交換器6
で冷却された廃熱空気流は廃熱空気流通路10から廃熱
として吹出していた。このようにして、乗員の背中およ
び臀部を冷却または加温して座席の空調が行われてい
た。
【0005】また、温度調節制御は次のように行われて
いた。冷房モードにおいて、温度センサー13により検
出された温度は制御器に送られ、温度が約303°Kよ
り下の場合、乗員が温度を設定してから6分以上経過す
るまで、ペルチェモジュール4への供給電力は変わら
ず、経過後はペルチェモジュール4へのパワーは25%
に減らされる。温度が303°Kより下でない場合、ペ
ルチェモジュール4への供給電力は乗員が温度を設定し
た値で維持されていた。
【0006】加熱モードに設定したときは、温度が約3
39°Kより下の場合、ペルチェモジュール4への供給
電力は変わらない。温度が339°Kから349°Kの
範囲の場合、ペルチェモジュール4へのパワーは温度が
339°Kより下になるまで25%減少させていた。そ
して、ペルチェモジュール4へのパワーを減らすこと
で、ペルチェモジュール4の加熱し過ぎを防いでいた。
【0007】ペルチェモジュール4を設けた主熱交換器
の側面の温度が200°Kより下、349°Kより上で
ある場合、ペルチェモジュールが加熱、または冷房モー
ドかどうかにに係わらず、制御器14はペルチェモジュ
ールを動作停止し、主ファン11及び不用ファン12の
動作を維持する。この温度状況はシステムの故障である
ため、このような制御をしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の装置では、温度が約339°Kよりも高いまたは低い
に関係なく、6分以上経過するまでペルチェモジュール
への供給電力は変わらないが、冷房温度は時間とともに
低下しているため、温度変化が大きくなり、一定温度に
調節し難く、快適性が損なわれるという課題があった。
また、冷房モードで6分以上経過し、温度が約339°
Kより下の場合、ペルチェモジュール4への供給電力は
25%に減らしているが、ペルチェモジュール4は供給
電力を瞬時に大きく変化させると、ペルチェモジュール
4自体の温度が大きく変化し、熱膨張と熱収縮により信
頼性が損なわれ、装置は冷却、加温の機能が停止すると
いう課題があった。
【0009】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、ペルチェモジュール4への供給電力を連続的に緩や
かに変化させて信頼性を確保するとともに、冷却温度も
温度変化が小さく、一定温度に調節し、快適に座れるよ
うにした温度調節装置およびこの装置を内蔵した座席を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の温度調節装置は、ペルチェモジュー
ルへの供給電力を経過時間に応じて変化させ、所定の経
過時間毎にペルチェモジュール温度またはその出力温度
を温度センサーで検出して所定値と比較判定し、変化を
継続するか、またはその時点での値で持続するか、また
は逆の変化に移行するかを判定する制御法を有するよう
にしたものである。
【0011】これによって、冷房モード運転の場合は送
風機とペルチェモジュールに電力が供給され、送風機に
よりペルチェモジュールに供給された空気は冷風に熱交
換される。同時にペルチェモジュールへの供給電力は初
期値を最大にして経過時間に応じて減少させていく。そ
して所定の経過時間毎にペルチェモジュールまたはその
出力を温度センサーにより検出した検出値と所定値とを
制御部が比較判定し、所定値より低い場合は変化を継
続、すなわち経過時間に応じて減少させることを継続
し、所定値より高い場合はその時点での値から逆の変化
に移行して増大させる。所定値とある範囲でほぼ同等の
場合は、その時点での値で持続させる。
【0012】また、暖房モード運転の場合は送風機とペ
ルチェモジュールに電力が供給され、送風機によりペル
チェモジュールに供給された空気は温風に熱交換され
る。同時にペルチェモジュールへの供給電力は初期値を
最大にして経過時間に応じて減少させていく。そして所
定の経過時間毎にペルチェモジュールまたはその出力を
温度センサーにより検出した検出値と所定値とを制御部
が比較判定し、冷房モード運転の場合と逆に制御する。
【0013】このようにして、所定の経過時間毎にペル
チェモジュールまたはその出力を温度センサーにより検
出した検出値と所定値とを制御部が比較判定するため、
ペルチェモジュールへの供給電力を瞬時に大きく変化さ
せることがなくなり、ペルチェモジュールの信頼性が向
上する。また、所定の経過時間を適切に設定すれば、温
度変化が小さく、一定温度に調節でき、快適性が向上す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、ペルチ
ェモジュールへの供給電力を経過時間に応じて変化さ
せ、所定の経過時間毎にペルチェモジュール温度または
その出力温度について温度センサーで検出して所定値と
比較判定し、変化を継続するか、またはその時点での値
で持続するか、または逆の変化に移行するかを判定する
制御法を有するようにしたものである。
【0015】これによって、冷房モード運転の場合は送
風機とペルチェモジュールに電力が供給され、送風機に
よりペルチェモジュールに供給された空気は冷風に熱交
換される。同時にペルチェモジュールへの供給電力は初
期値を最大にして経過時間に応じて減少させていく。そ
して所定の経過時間毎にペルチェモジュールまたはその
出力を温度センサーにより検出した検出値と所定値とを
制御部が比較判定し、所定値より低い場合は変化を継
続、すなわち経過時間に応じて減少させることを継続
し、所定値より高い場合はその時点での値から逆の変化
に移行して増大させる。所定値とある範囲でほぼ同等の
場合は、その時点での値で持続させる。
【0016】また、暖房モード運転の場合は送風機とペ
ルチェモジュールに電力が供給され、送風機によりペル
チェモジュールに供給された空気は温風に熱交換され
る。同時にペルチェモジュールへの供給電力は初期値を
最大にして経過時間に応じて減少させていく。そして所
定の経過時間毎にペルチェモジュールまたはその出力を
温度センサーにより検出した検出値と所定値とを制御部
が比較判定し、冷房モード運転の場合と逆に制御する。
【0017】このようにして、所定の経過時間毎にペル
チェモジュールまたはその出力を温度センサーにより検
出した検出値と所定値とを制御部が比較判定するため、
ペルチェモジュールへの供給電力を瞬時に大きく変化さ
せることがなくなり、ペルチェモジュールの信頼性が向
上する。また、所定の経過時間を適切に設定すれば、温
度変化が小さく、一定温度に調節でき、快適性が向上す
る。
【0018】請求項2に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、冷房運転に運転モードが設定され
ると、まず、ペルチェモジュールへの供給電力を経過時
間に応じて初期値から減少させていき、所定の経過時間
毎に前記温度センサーの検出値を受けて、所定値以下の
場合はその時点でのペルチェモジュールへの供給電力を
維持し、検出値が所定値以上の場合はペルチェモジュー
ルへの供給電力を再び初期値に戻し、経過時間に応じて
減少させる制御法とした制御部を設けて構成したことに
より、冷房モード運転に設定すると、制御部で送風機と
ペルチェモジュールに電力が供給され、送風機によりペ
ルチェモジュールに供給された空気は冷風に熱交換され
る。同時に、制御部はペルチェモジュールへの供給電力
を経過時間に応じて初期値を最大にして減少させてい
く。そして所定の経過時間毎にペルチェモジュールまた
はその出力を温度センサーにより検出した検出値と所定
値とを制御部が比較判定し、所定値より低い場合はその
時点でのペルチェモジュールへの供給電力を維持させ
る。所定値より高い場合はペルチェモジュールへの供給
電力を再び初期値に戻し、経過時間に応じて減少させ
る。
【0019】このようにして、所定の経過時間毎にペル
チェモジュールまたはその出力を温度センサーにより検
出した検出値と所定値とを制御部が比較判定するため、
ペルチェモジュールへの供給電力を瞬時に大きく変化さ
せることがなくなり、ペルチェモジュールの信頼性が向
上する。また、所定の経過時間を適切に設定すれば、温
度変化が小さく、一定温度に調節でき、快適性が向上す
る。
【0020】請求項3に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、冷房運転で運転モードが設定され
ると、ペルチェモジュールへの供給電力は、ある所定時
間内は初期値を維持し、次に経過時間に応じて初期値か
ら減少させていき、所定の経過時間毎に前記温度センサ
ーの検出値を受けて、所定値以下の場合はその時点での
ペルチェモジュールへの供給電力を維持し、検出値が所
定値以上の場合はペルチェモジュールへの供給電力を再
び初期値に戻し、経過時間に応じて減少させる制御法と
した制御部を設けて構成したため、冷房モード運転に設
定すると、制御部で送風機とペルチェモジュールに電力
が供給され、送風機によりペルチェモジュールに供給さ
れた空気は冷風に熱交換される。同時に、制御部はペル
チェモジュールへの供給電力をある所定時間内は初期値
を維持し、次に、経過時間に応じて初期値から減少させ
ていく。そして所定の経過時間毎にペルチェモジュール
またはその出力を温度センサーにより検出した検出値と
所定値とを制御部が比較判定し、所定値より低い場合は
その時点でのペルチェモジュールへの供給電力を維持さ
せる。所定値より高い場合はペルチェモジュールへの供
給電力を再び初期値に戻し、経過時間に応じて減少させ
る。
【0021】このようにして、ある所定時間内は初期値
を維持するため、冷却が速くでき、次に所定の経過時間
毎にペルチェモジュールまたはその出力を温度センサー
により検出した検出値と所定値とを制御部が比較判定す
るため、ペルチェモジュールへの供給電力を瞬時に大き
く変化させることがなくなり、ペルチェモジュールの信
頼性が向上する。また、所定の経過時間を適切に設定す
れば、温度変化が小さく、一定温度に調節でき、快適性
が向上する。
【0022】請求項4に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、冷房運転に運転モードが設定され
ると、まず、ペルチェモジュールへの供給電力を初期値
から経過時間に応じて減少させていき、所定の経過時間
毎に、前記温度センサーの検出値を受けて、所定値以下
の場合はペルチェモジュールへの供給電力を経過時間に
応じて減少させ、検出値が所定値以上の場合は、ペルチ
ェモジュールへの供給電力を経過時間に応じて増大させ
る制御法とした制御部を設けて構成しているため、冷房
モード運転に設定すると、制御部で送風機とペルチェモ
ジュールに電力が供給され、送風機によりペルチェモジ
ュールに供給された空気は冷風に熱交換される。同時
に、制御部はペルチェモジュールへの供給電力を初期値
を最大値として経過時間に応じて初期値から減少させて
いく。そして所定の経過時間毎にペルチェモジュールま
たはその出力を温度センサーにより検出した検出値と所
定値とを制御部が比較判定し、所定値より低い場合はそ
の時点でのペルチェモジュールへの供給電力から経過時
間に応じて減少させる。所定値より高い場合はペルチェ
モジュールへの供給電力を経過時間に応じて増大させ
る。
【0023】このようにして、所定の経過時間毎にペル
チェモジュールまたはその出力を温度センサーにより検
出した検出値と所定値とを制御部が比較判定するため、
ペルチェモジュールへの供給電力を瞬時に大きく変化さ
せることがなくなり、ペルチェモジュールの信頼性が向
上する。また、所定の経過時間を適切に設定すれば、温
度変化が小さく、一定温度に調節でき、快適性が向上す
る。
【0024】請求項5に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、冷房運転で運転モードが設定され
ると、ペルチェモジュールへの供給電力は、ある所定時
間内は初期値を維持し、次にペルチェモジュールへの供
給電力を初期値から経過時間に応じて減少させていき、
所定の経過時間毎に、前記温度センサーの検出値を受け
て、所定値以下の場合はペルチェモジュールへの供給電
力を経過時間に応じて減少させ、検出値が所定値以上の
場合は、ペルチェモジュールへの供給電力を経過時間に
応じて増大させる制御法とした制御部を設けて構成した
ため、冷房モード運転に設定すると、制御部で送風機と
ペルチェモジュールに電力が供給され、送風機によりペ
ルチェモジュールに供給された空気は冷風に熱交換され
る。同時に、制御部は所定時間内はペルチェモジュール
への供給電力を初期値を維持する。次に、所定時間に到
達すると、ペルチェモジュールへの供給電力を初期値を
最大値として経過時間に応じて初期値から減少させてい
く。そして所定の経過時間毎にペルチェモジュールまた
はその出力を温度センサーにより検出した検出値と所定
値とを制御部が比較判定し、所定値より低い場合はその
時点でのペルチェモジュールへの供給電力から経過時間
に応じて減少させる。所定値より高い場合はペルチェモ
ジュールへの供給電力を経過時間に応じて増大させる。
【0025】このようにして、所定の経過時間毎にペル
チェモジュールまたはその出力を温度センサーにより検
出した検出値と所定値とを制御部が比較判定するため、
ペルチェモジュールへの供給電力を瞬時に大きく変化さ
せることがなくなり、ペルチェモジュールの信頼性が向
上する。また、所定の経過時間を適切に設定すれば、温
度変化が小さく、一定温度に調節でき、快適性が向上す
る。
【0026】請求項6に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、温度センサーが検出する冷却出力
の温度はペルチェモジュールで冷却された冷風温度とし
たため、運転をすると、温度センサーは冷風温度を検出
し、制御部は温度センサーにより検出した冷風温度と所
定値とを比較判定し、所定値以下の場合はペルチェモジ
ュールへの供給電力を経過時間に応じて減少させ、検出
した冷風温度が所定値以上の場合は、ペルチェモジュー
ルへの供給電力を経過時間に応じて増大させる。
【0027】このようにして、冷却出力の温度として冷
風温度を検出するため、温度センサーを設ける場所はペ
ルチェモジュールの近傍でよく、装置として一体化、ユ
ニット化が図られやすい。また、冷風温度は冷却出力を
代表する温度であり、温度制御が適切に行われ、快適性
が向上する。
【0028】請求項7に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、温度センサーが検出する冷却出力
の温度はペルチェモジュールの温度としたため、運転を
すると、温度センサーはペルチェモジュールの低温面の
温度を検出し、制御部は温度センサーにより検出したペ
ルチェモジュールの温度と所定値とを比較判定し、所定
値以下の場合はペルチェモジュールへの供給電力を経過
時間に応じて減少させ、検出した冷風温度が所定値以上
の場合は、ペルチェモジュールへの供給電力を経過時間
に応じて増大させる。
【0029】このようにして、冷却出力の温度としてペ
ルチェモジュールの温度を検出するため、温度センサー
を設ける場所はペルチェモジュールでよく、装置として
一体化、ユニット化が図られやすい。また、ペルチェモ
ジュールの温度は冷却出力の発生源であり、この温度を
検出して温度制御をすると応答性と制御の精度が向上
し、この制御による快適性も向上する。
【0030】請求項8に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、温度センサーが検出する冷却出力
の温度はペルチェモジュールと熱交換する熱交換器の温
度としたことにより、運転をすると、温度センサーは熱
交換の温度を検出し、制御部は温度センサーにより検出
した熱交換器の温度と所定値とを比較判定し、所定値以
下の場合はペルチェモジュールへの供給電力を経過時間
に応じて減少させ、検出した熱交換器の温度が所定値以
上の場合は、ペルチェモジュールへの供給電力を経過時
間に応じて増大させる。
【0031】このようにして、冷却出力の温度としてペ
ルチェモジュールと熱交換する熱交換器の温度を検出す
るため、温度センサーを設ける場所は熱交換器でよく、
装置として一体化、ユニット化が図られやすい。また、
熱交換器の温度は冷却出力の発生源であるペルチェモジ
ュールの温度と近似しており、この温度を検出して温度
制御をすると応答性と制御の精度が向上し、この制御に
よる快適性も向上する。
【0032】請求項9に記載の発明は、特に請求項1記
載の温度調節装置を、温度センサーが検出する冷却出力
の温度は被温度調節部カバーの温度としたことにより、
運転をすると、温度センサーは被温度調節部カバーの温
度を検出し、制御部は温度センサーにより検出した被温
度調節部カバーの温度と所定値とを比較判定し、所定値
以下の場合はペルチェモジュールへの供給電力を経過時
間に応じて減少させ、検出した被温度調節部カバーの温
度が所定値以上の場合は、ペルチェモジュールへの供給
電力を経過時間に応じて増大させる。
【0033】このようにして、冷却出力の温度として被
温度調節部カバーの温度を検出するため、冷却出力の最
終到達対象である被温度調節部カバー自体の温度を検出
して温度制御をすると、制御の精度が向上し、この制御
による快適性も向上する。
【0034】請求項10に記載の発明は、特に請求項1
記載の温度調節装置を、温度センサーが検出する冷却出
力の温度は、前記パッドと被温度調節部カバーの間に温
度センサーを設けて検出する温度としたことにより、冷
房モードでは前記温度センサーはパッドと被温度調節部
カバーの間の温度を検出する。制御部は温度センサーに
より検出した被温度調節部カバーの温度と所定値とを比
較判定し、所定値以下の場合はペルチェモジュールへの
供給電力を経過時間に応じて減少させ、検出した被温度
調節部カバーの温度が所定値以上の場合は、ペルチェモ
ジュールへの供給電力を経過時間に応じて増大させる。
【0035】このようにして、温度センサーはパッドと
被温度調節部カバーの間の温度を検出するため、最終冷
却対象である被温度調節部カバーの温度を近似して検出
するため、制御の精度が向上し、この制御による快適性
も向上する。
【0036】請求項11に記載の発明は、特に請求項1
記載の温度調節装置を、温度センサーが検出する冷却出
力の温度は、前記被温度調節部カバーと前記パッドの間
に通気層を設け、この通気層に温度センサーを設けて検
出する温度としたため、温度センサーは通気層を通過し
てくる冷風の温度を検出する。
【0037】このようにして、温度センサーは通気層を
通過してくる冷風の温度を検出するため、最終冷却対象
である被温度調節部カバーの温度を近似して検出し、制
御の精度が向上し、この制御による快適性も向上する。
【0038】請求項12に記載の発明は、特に請求項1
記載の温度調節装置を、ペルチェモジュールへの供給電
力を経過時間に応じて減少させる制御法は、供給電力を
Y、供給電力の初期値をB、経過時間をT、定数をAと
すると、Y=−AT+Bとした構成により、制御部はペ
ルチェモジュールへの供給電力を初期値Bを最大値とし
て経過時間Tに応じて初期値BからーATで減少させて
いく。
【0039】このようにして、最終の冷却対象である被
温度調節部カバーは初期値Bを最大値にして連続して冷
却すると、冷やしすぎになり、一定温度に調節すること
がしに困難になるが、Y=ーAT+Bの関数式で冷却出
力を経過時間に比例して減少させていくと、被温度調節
部カバーは一定温度に近似し、冷やしすぎが防止でき
る。
【0040】請求項13に記載の発明は、特に請求項1
記載の温度調節装置を、ペルチェモジュールへの供給電
力を経過時間に応じて増大させる制御法は、供給電力を
Y、判定した時点での供給電力をB、判定した時点から
の経過時間をT、定数をAとすると、Y=A・T+Bと
した構成により、制御部は温度センサーにより検出した
冷却出力の温度と所定値とを比較判定し、所定値以下の
場合はペルチェモジュールへの供給電力を判定した時点
での供給電力Bから経過時間Tに応じてA・Tで増大さ
せていく。
【0041】このようにして、最終の冷却対象である被
温度調節部カバーが目標よりも高くなった場合、供給電
力を最大値にして冷却すると、逆に冷やしすぎになり、
一定温度に調節することが困難になるが、Y=AT+B
の関数式で冷却出力を経過時間に比例して増大させてい
くと、被温度調節部カバーは一定温度に近似し、冷やし
すぎが防止できる。
【0042】請求項14に記載の発明は、特に請求項1
記載の温度調節装置を、温度調節装置を内蔵し、被温度
調節部カバーは座席の乗員と接する座席カバーとした座
席に構成したことで、温度調節装置を運転すると、熱交
換された冷風は座席カバーから吹きだし冷却する。そし
て、ペルチェモジュールへの供給電力は初期値を最大に
して経過時間に応じて減少させていく。そして所定の経
過時間毎にペルチェモジュールまたはその出力を温度セ
ンサーにより検出した検出値と所定値とを制御部が比較
判定し、ペルチェモジュールへの供給電力を制御する。
【0043】このようにして、温度調節装置を内蔵し、
被温度調節部カバーは座席の乗員と接する座席カバーと
した座席としたため、座席カバーの人体に接する領域
は、温度をほぼ均一に短時間で冷却または加温できる。
とくに夏季では、冷風で汗を除去し、むれ感を解消でき
る。冬季では、被温度調節部カバーとしての座席の座席
カバーの温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性
が向上する。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0045】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける温度調節装置の構成図、図2は制御のフローチャー
ト、図3は作動特性図を示すものである。
【0046】図1および図2において、20は冷却また
は加温するペルチェモジュールであり、冷温熱交換器2
1で通過する空気を冷却または加温する。23は廃熱熱
交換器で廃熱を通過する空気と熱交換する。25は送風
機であり、冷温熱交換器21およびで廃熱熱交換器23
に送風する。26はパッドであり、冷温熱交換器21と
接続して、冷温熱交換器21で熱交換された空気を被温
度調節部カバー28に設けた吹き出し孔29に導く通風
路30を形成している。31は温度センサーで冷却出力
の温度を検出する。32は制御部で温度センサー31の
検出値でペルチェモジュール20への供給電力を制御す
る。
【0047】以上の作動で冷房運転モードの場合を図3
により説明する。図は横軸を経時時間、縦軸の下部は温
度センサー31により検出した検出値、上部はペルチェ
モジュール20への供給電力としている。運転を開始す
ると、ペルチェモジュール20への供給電力を経時時間
に応じて初期値を最大にして減少させていくが、図の下
部では、所定の経過時間で検出値が所定値に到達せず、
高い温度の場合をA、所定値に到達し、同等をB、所定
値以下になり、低い温度の場合をCで示している。図の
上部では、所定の経過時間までは、ペルチェモジュール
20への供給電力を経過時間に応じて初期値を最大にし
て減少させていることを示し、以降では所定値より高い
Aはペルチェモジュール20への供給電力を再び初期値
に戻し、経過時間に応じて減少させている。所定値とほ
ぼ同等になっているBでは、その時点での供給電力で持
続していることを示す。所定値より低いCでは、ペルチ
ェモジュール20への供給電力を再び初期値に戻し、経
過時間に応じて減少させていることを示す。
【0048】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。
【0049】運転をすると、S1から進み、送風機25
によりペルチェモジュール20に供給された空気は冷温
風に熱交換され、温度センサー31により、例えば、冷
温風の温度を出力として検出する。制御部32はペルチ
ェモジュール20への供給電力を経過時間に応じて変化
させ、S2では経過時間に応じて減少させていく。所定
の経過時間毎に例えば、ペルチェモジュール20で熱交
換された冷温風の温度を温度センサー31の検出値を所
定値と比較判定する。S3においては所定の経過時間に
達していれば、S4に進む。冷房モードであれば、S5
に進み、減少させる変化で検出値が所定値より低い場合
はS6に進み、減少させる変化を継続する。NOではS
7に進み、検出値が所定値とほぼ同等になっている場合
は、S8に進み、その時点での供給電力で持続する。減
少させる変化で検出値が所定値より高い場合は、NOに
なりS9に進み、逆に増大させる変化に移行する。
【0050】また、暖房モード運転の場合は送風機25
とペルチェモジュール20に電力が供給され、送風機2
5によりペルチェモジュール20に供給された空気は温
風に熱交換される。同時にペルチェモジュール20への
供給電力は初期値を最大にして経過時間に応じて減少さ
せていく。そして所定の経過時間毎にS10において、
ペルチェモジュール20またはその出力を温度センサー
31により検出した検出値と所定値とを制御部32が比
較判定し、冷房モード運転の場合と逆に制御する。
【0051】以上のように、本実施例においては、所定
の経過時間毎にペルチェモジュール20またはその出力
を温度センサー31により検出した検出値と所定値とを
制御部32が比較判定するため、ペルチェモジュール2
0への供給電力を瞬時に大きく変化させることがなくな
り、ペルチェモジュール20の信頼性が向上する。ま
た、所定の経過時間を適切に設定すれば、温度変化が小
さく、一定温度に調節でき、快適性が向上する。
【0052】(実施例2)図4は本発明の実施例2の温
度調節装置の制御のフローチャートを示すものである。
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説
明は省略する。
【0053】実施例1と異なる点は、冷房運転に運転モ
ードが設定されると、まず、ペルチェモジュール20へ
の供給電力を経過時間に応じて初期値から減少させてい
き、所定の経過時間毎に前記温度センサー31の検出値
を受けて、所定値以下の場合はその時点でのペルチェモ
ジュール20への供給電力を維持し、検出値が所定値以
上の場合はペルチェモジュール20への供給電力を再
び、初期値に戻し、経過時間に応じて減少させる制御法
とした制御部32を設けたところである。
【0054】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。冷房モード運
転に設定すると、制御部32で送風機25とペルチェモ
ジュール20に電力が供給され、送風機25によりペル
チェモジュール20に供給された空気は冷風に熱交換さ
れる。同時に、制御部32はS2において、ペルチェモ
ジュール20への供給電力を経過時間に応じて初期値を
最大にして減少させていく。そしてS3で所定の経過時
間に到達したか判定し、所定の経過時間毎にS5に進
み、ペルチェモジュール20またはその出力を温度セン
サー31により検出した検出値と所定値とを比較判定
し、所定値より低い場合はS6に進み、その時点でのペ
ルチェモジュール20への供給電力を維持させる。所定
値より高い場合はS7に進み、ペルチェモジュール20
への供給電力を再び初期値に戻し、経過時間に応じて減
少させる。以下、この動作を繰り返す。また、暖房の場
合はS8に進み、暖房の制御を行う。
【0055】以上のように、本実施例においては、所定
の経過時間毎にペルチェモジュール20またはその出力
を温度センサー31により検出した検出値と所定値とを
制御部32が比較判定するため、ペルチェモジュール2
0への供給電力を瞬時に大きく変化させることがなくな
り、ペルチェモジュール20の信頼性が向上する。ま
た、所定の経過時間を適切に設定すれば、温度変化が小
さく、一定温度に調節でき、快適性が向上する。
【0056】(実施例3)図5は本発明の実施例3の温
度調節装置の制御のフローチャートである。なお、実施
例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略す
る。
【0057】実施例1と異なる点は、冷房運転に運転モ
ードが設定されると、ペルチェモジュール20への供給
電力は、ある所定時間内は初期値を維持し、次に経過時
間に応じて初期値から減少させていき、所定の経過時間
毎に前記温度センサー31の検出値を受けて、所定値以
下の場合はその時点でのペルチェモジュール20への供
給電力を維持し、検出値が所定値以上の場合はペルチェ
モジュール20への供給電力を再び初期値に戻し、経過
時間に応じて減少させる制御法とした制御部32を設け
たところである。
【0058】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。冷房モード運
転に設定すると、制御部32で送風機25とペルチェモ
ジュール20に電力が供給され、送風機25によりペル
チェモジュール20に供給された空気は冷風に熱交換さ
れる。同時に、制御部32はS2で所定時間内であるか
判定し、ペルチェモジュール20への供給電力をある所
定時間内は初期値を最大値として維持する。次に、所定
時間に到達すると、S4に進み、ペルチェモジュール2
0への供給電力を経過時間に応じて初期値から減少させ
ていく。そしてS5で所定の経過時間に到達したか判定
し、所定の経過時間毎にS7に進み、ペルチェモジュー
ル20またはその出力を温度センサー31により検出し
た検出値と所定値とを制御部32が比較判定し、所定値
より低い場合はS8に進み、その時点でのペルチェモジ
ュール20への供給電力を維持させる。所定値より高い
場合はS9に進み、ペルチェモジュール20への供給電
力を再び初期値に戻し、経過時間に応じて減少させる。
以下、この動作を繰り返す。また、暖房の場合はS10
に進み、暖房の制御を行う。
【0059】以上のように、本実施例においては、ある
所定時間内は初期値を維持するため、冷却が速くでき、
次に所定の経過時間毎にペルチェモジュール20または
その出力を温度センサー31により検出した検出値と所
定値とを制御部32が比較判定するため、ペルチェモジ
ュール20への供給電力を瞬時に大きく変化させること
がなくなり、ペルチェモジュール20の信頼性が向上す
る。また、所定の経過時間を適切に設定すれば、温度変
化が小さく、一定温度に調節でき、快適性が向上する。
【0060】(実施例4)図6は本発明の実施例4の温
度調節装置の制御のフローチャートである。なお、実施
例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略す
る。
【0061】実施例1と異なる点は、冷房運転に運転モ
ードが設定されると、まず、ペルチェモジュール20へ
の供給電力を初期値から経過時間に応じて減少させてい
き、所定の経過時間毎に、前記温度センサー31の検出
値を受けて、所定値以下の場合はペルチェモジュール2
0への供給電力を経過時間に応じて減少させ、検出値が
所定値以上の場合は、ペルチェモジュール20への供給
電力を経過時間に応じて増大させる制御法とした制御部
32を設けて構成したところである。
【0062】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。冷房モード運
転に設定すると、制御部32で送風機25とペルチェモ
ジュール20に電力が供給され、送風機25によりペル
チェモジュール20に供給された空気は冷風に熱交換さ
れる。同時に、制御部32はS2でペルチェモジュール
20への供給電力を初期値を最大値として経過時間に応
じて初期値から減少させていく。そしてS3で所定の経
過時間に到達したか判定し、所定の経過時間毎にS5に
進み、ペルチェモジュール20またはその出力を温度セ
ンサー31により検出した検出値と所定値とを比較判定
し、所定値より低い場合はS6に進み、ペルチェモジュ
ール20への供給電力をその時点でのペルチェモジュー
ル20への供給電力から経過時間に応じて減少させる。
所定値より高い場合はS7に進み、その時点でのペルチ
ェモジュール20への供給電力から経過時間に応じて増
大させる。以下、この動作を繰り返す。また、暖房の場
合はS8に進み、暖房の制御を行う。
【0063】以上のように、本実施例においては、所定
の経過時間毎にペルチェモジュール20またはその出力
を温度センサー31により検出した検出値と所定値とを
制御部32が比較判定するため、ペルチェモジュール2
0への供給電力を瞬時に大きく変化させることがなくな
り、ペルチェモジュール20の信頼性が向上する。ま
た、所定の経過時間を適切に設定すれば、温度変化が小
さく、一定温度に調節でき、快適性が向上する。
【0064】(実施例5)図7は本発明の実施例5の温
度調節装置の制御のフローチャートである。なお、実施
例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略す
る。
【0065】実施例1と異なる点は、冷房運転で運転モ
ードが設定されると、ペルチェモジュール20への供給
電力は、ある所定時間内は初期値を維持し、次にペルチ
ェモジュール20への供給電力を初期値から経過時間に
応じて減少させていき、所定の経過時間毎に、前記温度
センサー31の検出値を受けて、所定値以下の場合はペ
ルチェモジュール20への供給電力を経過時間に応じて
減少させ、検出値が所定値以上の場合は、ペルチェモジ
ュール20への供給電力を経過時間に応じて増大させる
制御法とした制御部32を設けて構成したところであ
る。
【0066】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。冷房モード運
転に設定すると、制御部32で送風機25とペルチェモ
ジュール20に電力が供給され、送風機25によりペル
チェモジュール20に供給された空気は冷風に熱交換さ
れる。同時に、制御部32はS2で所定時間内であるか
判定し、ペルチェモジュール20への供給電力をある所
定時間内はS3に進み、初期値を最大値として維持す
る。次に、所定時間に到達すると、S4に進み、制御部
32はペルチェモジュール20への供給電力を初期値を
最大値として経過時間に応じて初期値から減少させてい
く。そしてS5で所定の経過時間に到達したか判定し、
所定の経過時間毎にS7に進み、ペルチェモジュール2
0またはその出力を温度センサー31により検出した検
出値と所定値とを制御部32が比較判定し、所定値より
低い場合はS8に進み、その時点でのペルチェモジュー
ル20への供給電力からさらに、経過時間に応じて減少
させる。所定値より高い場合はS9に進み、ペルチェモ
ジュール20への供給電力を経過時間に応じて増大させ
る。以下、この動作を繰り返す。また、暖房の場合はS
10に進み、暖房の制御を行う。
【0067】以上のように、本実施例においては、所定
の経過時間毎にペルチェモジュール20またはその出力
を温度センサー31により検出した検出値と所定値とを
制御部32が比較判定するため、ペルチェモジュール2
0への供給電力を瞬時に大きく変化させることがなくな
り、ペルチェモジュール20の信頼性が向上する。ま
た、所定の経過時間を適切に設定すれば、温度変化が小
さく、一定温度に調節でき、快適性が向上する。
【0068】(実施例6)図8は本発明の実施例6の温
度調節装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号
のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0069】実施例1と異なる点は、温度センサー31
が検出する冷却出力の温度はペルチェモジュール20で
冷却された冷風温度としたところである。
【0070】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。運転をする
と、温度センサー31は冷風温度を検出し、制御部32
は温度センサー31により検出した冷風温度と所定値と
を比較判定し、所定値以下の場合はペルチェモジュール
20への供給電力を経過時間に応じて減少させ、検出し
た冷風温度が所定値以上の場合は、ペルチェモジュール
20への供給電力を経過時間に応じて増大させる。
【0071】以上のように、本実施例においては、冷却
出力の温度として冷風温度を検出するため、温度センサ
ー31を設ける場所はペルチェモジュール20の近傍で
よく、装置として一体化、ユニット化が図られやすい。
また、冷風温度は冷却出力を代表する温度であり、温度
制御が適切に行われ、快適性が向上する。
【0072】(実施例7)図9は本発明の実施例7の温
度調節装置の構成図である。なお実施例1と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。実施例1と異
なる点は、温度センサー31が検出する冷却出力の温度
はペルチェモジュール20の温度としたところである。
【0073】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。運転をする
と、温度センサー31はペルチェモジュール20の低温
面の温度を検出し、制御部32は温度センサー31によ
り検出したペルチェモジュール20の温度と所定値とを
比較判定し、所定値以下の場合はペルチェモジュール2
0への供給電力を経過時間に応じて減少させ、検出した
冷風温度が所定値以上の場合は、ペルチェモジュール2
0への供給電力を経過時間に応じて増大させる。
【0074】以上のように、本実施例においては、冷却
出力の温度としてペルチェモジュール20の温度を検出
するため、温度センサー31を設ける場所はペルチェモ
ジュール20でよく、装置として一体化、ユニット化が
図られやすい。また、ペルチェモジュール20の温度は
冷却出力の発生源であり、この温度を検出して温度制御
をすると応答性と制御の精度が向上し、この制御による
快適性も向上する。
【0075】(実施例8)図10は本発明の実施例8の
温度調節装置の構成図である。なお、実施例1と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0076】実施例1と異なる点は、温度センサー31
が検出する冷却出力の温度はペルチェモジュール20と
熱交換する熱交換器の温度としたところである。
【0077】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。運転をする
と、温度センサー31は熱交換器としての冷温熱交換器
21の温度を検出し、制御部32は温度センサー31に
より検出した冷温熱交換器21の温度と所定値とを比較
判定し、所定値以下の場合はペルチェモジュール20へ
の供給電力を経過時間に応じて減少させ、検出した冷温
熱交換器21の温度が所定値以上の場合は、ペルチェモ
ジュール20への供給電力を経過時間に応じて増大させ
る。
【0078】以上のように、本実施例においては、冷却
出力の温度としてペルチェモジュール20と熱交換する
熱交換器としての冷温熱交換器21の温度を検出するた
め、温度センサー31を設ける場所は冷温熱交換器21
でよく、装置として一体化、ユニット化が図られやす
い。また、冷温熱交換器21の温度は冷却出力の発生源
であるペルチェモジュール20の温度と近似しており、
この温度を検出して温度制御をすると応答性と制御の精
度が向上し、この制御による快適性も向上する。
【0079】(実施例9)図11は本発明の実施例9の
温度調節装置の構成図である。なお、実施例1と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0080】実施例1と異なる点は、温度センサー31
が検出する冷却出力の温度は被温度調節部カバー28の
温度として構成したところである。
【0081】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。運転をする
と、温度センサー31は被温度調節部カバー28の温度
を検出し、制御部32は温度センサー31により検出し
た被温度調節部カバー28の温度と所定値とを比較判定
し、所定値以下の場合はペルチェモジュール20への供
給電力を経過時間に応じて減少させ、検出した被温度調
節部カバー28の温度が所定値以上の場合は、ペルチェ
モジュール20への供給電力を経過時間に応じて増大さ
せる。
【0082】以上のように、本実施例においては、冷却
出力の温度として被温度調節部カバー28の温度を検出
するため、冷却出力の最終到達対象である被温度調節部
カバー28自体の温度を検出して温度制御をすると、制
御の精度が向上し、この制御による快適性も向上する。
【0083】(実施例10)図12は本発明の実施例1
0の温度調節装置の構成図である。なお、実施例1と同
一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0084】実施例1と異なる点は、温度センサー31
が検出する冷却出力の温度は、前記パッド26と被温度
調節部カバー28の間に温度センサー31を設けて検出
する温度としたところである。
【0085】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。冷房モードで
は前記温度センサー31はパッド26と被温度調節部カ
バー28の間の温度を検出する。制御部32は温度セン
サー31により検出した被温度調節部カバー28の温度
と所定値とを比較判定し、所定値以下の場合はペルチェ
モジュール20への供給電力を経過時間に応じて減少さ
せ、検出した被温度調節部カバー28の温度が所定値以
上の場合は、ペルチェモジュール20への供給電力を経
過時間に応じて増大させる。
【0086】以上のように、本実施例においては、温度
センサー31はパッド26と被温度調節部カバー28の
間の温度を検出するため、最終冷却対象である被温度調
節部カバー28の温度を近似して検出するため、制御の
精度が向上し、この制御による快適性も向上する (実施例11)図13は本発明の実施例11の温度調節
装置の構成図である。なお、実施例1と同一符号のもの
は同一構造を有し、説明は省略する。
【0087】実施例1と異なる点は、温度センサー31
が検出する冷却出力の温度は、前記被温度調節部カバー
28と前記パッド26の間に通気層33を設け、この通
気層33に温度センサー31を設けて検出する温度とし
たところである。
【0088】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。温度センサー
31は通気層33を通過してくる冷風の温度を検出す
る。
【0089】以上のように、本実施例においては、温度
センサー31は通気層33を通過してくる冷風の温度を
検出するため、最終冷却対象である被温度調節部カバー
28の温度を近似して検出するため、制御の精度が向上
し、この制御による快適性も向上する。
【0090】(実施例12)図14は本発明の実施例1
2の温度調節装置におけるペルチェモジュール20への
供給電力の特性図である。なお、実施例1と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0091】実施例1と異なる点は、ペルチェモジュー
ル20への供給電力を経過時間に応じて減少させる制御
法は、供給電力をY、供給電力の初期値をB、経過時間
をT、定数をAとすると、Y=ーAT+Bとしたところ
である。
【0092】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。制御部32は
ペルチェモジュール20への供給電力を初期値Bを最大
値として経過時間Tに応じて初期値BからーATで減少
させていく。
【0093】以上のように、本実施例においては、最終
の冷却対象である被温度調節部カバー28は初期値Bを
最大値にして連続して冷却すると、冷やしすぎになり、
一定温度に調節することがしに困難になるが、Y=ーA
T+Bの関数式で冷却出力を経過時間に比例して減少さ
せていくと、被温度調節部カバー28は一定温度に近似
し、冷やしすぎが防止できる。
【0094】(実施例13)図15は本発明の実施例1
3の温度調節装置におけるペルチェモジュール20への
供給電力の特性図である。なお、実施例1と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0095】実施例1と異なる点は、ペルチェモジュー
ル20への供給電力を経過時間に応じて増大させる制御
法は、供給電力をY、判定した時点での供給電力をB、
判定した時点からの経過時間をT、定数をAとすると、
Y=A・T+Bとしたところである。
【0096】制御部32は温度センサー31により検出
した冷却出力の温度と所定値とを比較判定し、所定値以
下の場合はペルチェモジュール20への供給電力を判定
した時点での供給電力Bから経過時間Tに応じてA・T
で増大させていく。
【0097】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。以上のよう
に、本実施例においては、最終の冷却対象である被温度
調節部カバー28が目標よりも高くなった場合、供給電
力を最大値にして冷却すると、逆に冷やしすぎになり、
一定温度に調節することが困難になるが、Y=AT+B
の関数式で冷却出力を経過時間に比例して増大させてい
くと、被温度調節部カバー28は一定温度に近似し、冷
やしすぎが防止できる。
【0098】(実施例14)図16は本発明の実施例1
4の温度調節装置を内蔵した座席の構成図である。な
お、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明
は省略する。
【0099】実施例1と異なる点は、温度調節装置を内
蔵し、被温度調節部カバー28は座席34の乗員と接す
る座席カバー35としたところである。
【0100】以上のように構成された温度調節装置につ
いて、以下、その動作、作用を説明する。温度調節装置
を運転すると、熱交換された冷風は座席カバー35から
吹きだし冷却する。そして、ペルチェモジュール20へ
の供給電力は初期値を最大にして経過時間に応じて減少
させていく。そして所定の経過時間毎にペルチェモジュ
ール20またはその出力を温度センサー31により検出
した検出値と所定値とを制御部32が比較判定し、ペル
チェモジュール20への供給電力を制御する。
【0101】以上のように、本実施例においては、温度
調節装置を内蔵し、被温度調節部カバー28は座席34
の乗員と接する座席カバー35とした座席34としたた
め、座席カバー35の人体に接する領域は、温度をほぼ
均一に短時間で冷却または加温できる。とくに夏季で
は、冷風で汗を除去し、むれ感を解消できる。冬季で
は、被温度調節部カバー28としての座席34の座席カ
バー35の温度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適
性が向上する。
【0102】
【発明の効果】以上のように、所定の経過時間毎にペル
チェモジュールまたはその出力を温度センサーにより検
出した検出値と所定値とを制御部が比較判定するため、
ペルチェモジュールへの供給電力を瞬時に大きく変化さ
せることがなくなり、ペルチェモジュールの信頼性が向
上する。また、所定の経過時間を適切に設定すれば、温
度変化が小さく、一定温度に調節でき、快適性が向上す
る。
【0103】また、温度調節装置を内蔵し、被温度調節
部カバーは座席の乗員と接する座席カバーとした座席と
したため、座席カバーの人体に接する領域は、温度をほ
ぼ均一に短時間で冷却または加温できる。とくに夏季で
は、冷風で汗を除去し、むれ感を解消できる。冬季で
は、被温度調節部カバーとしての座席の座席カバーの温
度上昇幅が大きくなり、暖かく感じ、快適性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における温度調節装置の構成
【図2】同温度調節装置の制御のフローチャート
【図3】同温度調節装置の特性図
【図4】本発明の実施例2における温度調節装置の制御
のフローチャート
【図5】本発明の実施例3における温度調節装置の制御
のフローチャート
【図6】本発明の実施例4における温度調節装置の制御
のフローチャート
【図7】本発明の実施例5における温度調節装置の制御
のフローチャート
【図8】本発明の実施例6における温度調節装置の構成
【図9】本発明の実施例7における温度調節装置の構成
【図10】本発明の実施例8における温度調節装置の構
成図
【図11】本発明の実施例9における温度調節装置の構
成図
【図12】本発明の実施例10における温度調節装置の
構成図
【図13】本発明の実施例11における温度調節装置の
構成図
【図14】本発明の実施例12における温度調節装置の
ペルチェモジュールへの供給電力の特性図
【図15】本発明の実施例13における温度調節装置の
ペルチェモジュールへの供給電力の特性図
【図16】本発明の実施例14における温度調節装置を
内蔵した座席の構成図
【図17】従来の温度調節装置を内蔵した座席の構成図
【符号の説明】
20 ペルチェモジュール 21 冷温熱交換器 23 廃熱熱交換器 24 廃熱面 25 送風機 26 パッド 28 被温度調節部カバー 29 吹き出し孔 30 通風路 31 温度センサー 32 制御部 33 通気層 34 座席 35 座席カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60N 2/44 B60N 2/44 F24F 11/02 103 F24F 11/02 103B (72)発明者 野澤 真太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B087 DE10 3B096 AC12 AC13 AC14 3L011 BV01 3L061 BA01 BA06 BA07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェモジュールへの供給電力を経過
    時間に応じて変化させ、所定の経過時間毎にペルチェモ
    ジュール温度またはその出力温度を温度センサーで検出
    して所定値と比較判定し、変化をそのまま継続するか、
    またはその時点での検出値で持続するか、または逆の変
    化に移行するかを判定するように制御する温度調節装
    置。
  2. 【請求項2】 ペルチェモジュールと、このペルチェモ
    ジュールの冷却熱または加温熱により冷風または温風に
    熱交換するために送風する送風機と、冷風または温風に
    熱交換された空気を被温度調節部カバーに設けた吹き出
    し孔に導く通風路と、この通風路を形成し、前記被温度
    調節部カバーの芯材となるパッドと、冷却出力の温度を
    検出する温度センサーと、前記温度センサーの検出値で
    ペルチェモジュールを制御する制御部とから構成され、
    この制御部は冷房運転で運転モードが設定されると、ペ
    ルチェモジュールへの供給電力を経過時間に応じて初期
    値から減少させていき、所定の経過時間毎に検出される
    前記温度センサーの検出値が、所定値以下の場合はその
    時点での供給電力を維持し、所定値以上の場合は供給電
    力を再び初期値に戻し、経過時間に応じて減少するよう
    に制御する温度調節装置。
  3. 【請求項3】 ペルチェモジュールと、このペルチェモ
    ジュールの冷却熱または加温熱により冷風または温風に
    熱交換するために送風する送風機と、冷風または温風に
    熱交換された空気を被温度調節部カバーに設けた吹き出
    し孔に導く通風路と、この通風路を形成し、前記被温度
    調節部カバーの芯材となるパッドと、冷却出力の温度を
    検出する温度センサーと、前記温度センサーの検出値で
    ペルチェモジュールを制御する制御部とから構成され、
    この制御部は冷房運転で運転モードが設定されると、ペ
    ルチェモジュールへの供給電力は、ある所定時間内は初
    期値を維持し、次に経過時間に応じて初期値から減少さ
    せていき、所定の経過時間毎に検出される前記温度セン
    サーの検出値が所定値以下の場合はその時点での供給電
    力を維持し、所定値以上の場合は供給電力を再び初期値
    に戻し、経過時間に応じて減少するように制御する温度
    調節装置。
  4. 【請求項4】 ペルチェモジュールと、このペルチェモ
    ジュールの冷却熱または加温熱により冷風または温風に
    熱交換するために送風する送風機と、冷風または温風に
    熱交換された空気を被温度調節部カバーに設けた吹き出
    し孔に導く通風路と、この通風路を形成し、前記被温度
    調節部カバーの芯材となるパッドと、冷却出力の温度を
    検出する温度センサーと、前記温度センサーの検出値で
    ペルチェモジュールを制御する制御部とから構成され、
    この制御部は冷房運転で運転モードが設定されると、ペ
    ルチェモジュールへの供給電力を初期値から経過時間に
    応じて減少させていき、所定の経過時間毎に、検出され
    る前記温度センサーの検出値が、所定値以下の場合は供
    給電力を経過時間に応じて減少させ、所定値以上の場合
    は、供給電力を経過時間に応じて増大するように制御す
    る温度調節装置。
  5. 【請求項5】 ペルチェモジュールと、このペルチェモ
    ジュールの冷却熱または加温熱により冷風または温風に
    熱交換するために送風する送風機と、冷風または温風に
    熱交換された空気を被温度調節部カバーに設けた吹き出
    し孔に導く通風路と、この通風路を形成し、前記被温度
    調節部カバーの芯材となるパッドと、冷却出力の温度を
    検出する温度センサーと、前記温度センサーの検出値で
    ペルチェモジュールを制御する制御部とから構成され、
    この制御部は冷房運転に運転モードが設定されると、ペ
    ルチェモジュールへの供給電力は、ある所定時間内は初
    期値を維持し、次に初期値から経過時間に応じて減少さ
    せていき、所定の経過時間毎に検出される前記温度セン
    サーの検出値が所定値以下の場合は供給電力を経過時間
    に応じて減少させ、所定値以上の場合は、供給電力を経
    過時間に応じて増大する制御法とする温度調節装置。
  6. 【請求項6】 温度センサーが検出する冷却出力の温度
    はペルチェモジュールで冷却された冷風温度とした請求
    項2〜5のいずれか1項に記載の温度調節装置。
  7. 【請求項7】 温度センサーが検出する冷却出力の温度
    はペルチェモジュールの温度とした請求項2〜5のいず
    れか1項に記載の温度調節装置。
  8. 【請求項8】 温度センサーが検出する冷却出力の温度
    はペルチェモジュールと熱交換する熱交換器の温度とし
    た請求項2〜5のいずれか1項に記載の温度調節装置。
  9. 【請求項9】 温度センサーが検出する冷却出力の温度
    は被温度調節部カバーの温度とした請求項2〜5のいず
    れか1項に記載の温度調節装置。
  10. 【請求項10】 温度センサーが検出する冷却出力の温
    度は、パッドと被温度調節部カバーの間に温度センサー
    を設けて検出する温度とした請求項2〜5のいずれか1
    項に記載の温度調節装置。
  11. 【請求項11】 温度センサーが検出する冷却出力の温
    度は、被温度調節部カバーとパッドの間に通気層を設
    け、この通気層に温度センサーを設けて検出する温度と
    した請求項10に記載の温度調節装置。
  12. 【請求項12】 供給電力をY、供給電力の初期値を
    B、経過時間をT、定数をAとした場合、Y=−AT+
    Bの関係式が成立してペルチェモジュールへの供給電力
    を経過時間に応じて減少するように制御する請求項2〜
    5のいずれか1項に記載の温度調節装置。
  13. 【請求項13】 供給電力をY、判定した時点での供給
    電力をB、判定した時点からの経過時間をT、定数をA
    とした場合、Y=AT+Bの関係式が成立してペルチェ
    モジュールへの供給電力を経過時間に応じて増大するよ
    うに制御する請求項4〜5のいずれか1項に記載の温度
    調節装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載
    の温度調節装置を内蔵し、被温度調節部カバーは座席の
    乗員と接する座席カバーとした座席。
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