JP2003254589A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003254589A
JP2003254589A JP2002053568A JP2002053568A JP2003254589A JP 2003254589 A JP2003254589 A JP 2003254589A JP 2002053568 A JP2002053568 A JP 2002053568A JP 2002053568 A JP2002053568 A JP 2002053568A JP 2003254589 A JP2003254589 A JP 2003254589A
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compressor
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徳哉 浅田
Yoshikazu Nishihara
義和 西原
Yasuhiro Nakamura
康裕 中村
Kenji Shirai
健二 白井
Atsushi Takeuchi
淳 竹内
Hiroshi Arashima
博 荒島
Naoto Fujita
直人 藤田
Toshihiko Nishimoto
敏彦 西本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮比を吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温
度とに基づいて推定可能とし、圧縮機周波数を可変する
ことで許容圧縮比を確保する。 【解決手段】 圧縮機運転周波数Hzが10Hz以上、
かつ20Hz未満であるか否か、吐出圧力飽和温度Tc
mが1.25×Tem+25よりも大きいか否かを判定
する。両判定がyesである場合には、カウンターCを
インクリメントして、カウンターCがカウンター設定値
Cnと等しいか否かを判定し、カウンターCがカウンタ
ー設定値Cnと等しければ下限周波数minHzを20
Hzに設定する。何れかの判定はnoである場合には、
カウンターCを0に設定し、再び両判定を行う。また、
カウンターCがカウンター設定値Cnと等しくないと判
定された場合には、再び両判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量可変型圧縮機
の周波数に依存する許容圧縮比を確保するようにした空
気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の容量可変型圧縮機の
周波数に依存する許容圧縮比を確保するために、ある空
調条件において周波数の可変範囲を限定していた。
【0003】また、直接圧力検出手段により圧縮比を把
握し、許容圧縮比の確保を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、最初の方式においては、周波数制限が発生す
るため、空調条件によっては容量可変型圧縮機の特徴が
活かされないという不具合があった。また、運転周波数
算出計算等を用いて圧縮機運転周波数を出力する方式に
おいては、全ての運転周波数条件で確認を行わなければ
ならず、開発評価工数が膨大になっていた。
【0005】また、従来の技術で述べたものの内、2番
目の方式においては、更に圧力を直接検知するため温度
を検出するよりもコストがかかるという不具合があっ
た。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、空調条件に関係な
く、またコストをかけることなく容量可変型圧縮機の特
徴を最大限に活かすことを目的としている。
【0007】また、本発明は、容量可変型圧縮機の許容
圧縮比を確保するための開発評価工数を削減することを
も目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、容量可変型圧縮機と、四方
弁と、室外熱交換器と、室外送風機と、電動膨張弁と、
暖房運転時は吸入圧力飽和温度を、冷房運転時は吐出圧
力飽和温度を算出する室外配管温度検出手段とを有する
室外機と、室内熱交換器と、室内送風機と、冷房時は吸
入圧力飽和温度を、暖房時は吐出圧力飽和温度を算出す
る室内配管温度検出手段とを有する室内機とを連結し、
前記容量可変型圧縮機の圧縮比を、吐出圧力飽和温度と
吸入圧力飽和温度とに基づいて推定する空気調和機にお
いて、前記推定圧縮比が許容圧縮比範囲内から一定時間
外れていることに応答して、圧縮機周波数を変更し圧縮
機許容圧縮比範囲内で冷凍サイクルを安定させる制御を
具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係る発明は、前記推定圧
縮比が許容圧縮比範囲内から一定時間外れていることに
応答して、電動膨張弁の開度を変更し圧縮機許容圧縮比
範囲内で冷凍サイクルを安定させる制御を具備すること
を特徴とする。
【0010】また、請求項3に係る発明は、前記推定圧
縮比が許容圧縮比範囲内から一定時間外れていることに
応答して、室外送風機の回転数を変更し圧縮機許容圧縮
比範囲内で冷凍サイクルを安定させる制御を具備するこ
とを特徴とする。
【0011】また、請求項4に係る発明は、前記推定圧
縮比が許容圧縮比範囲内から一定時間外れていることに
応答して、室内送風機の回転数を変更し圧縮機許容圧縮
比範囲内で冷凍サイクルを安定させる制御を具備するこ
とを特徴とする。
【0012】また、請求項5に係る発明は、前記室内機
が室内送風機で吹き出された空気の風向を変更する風向
変更装置をさらに備え、前記推定圧縮比が許容圧縮比範
囲内から一定時間外れていることに応答して、風向変更
装置の角度を変更し圧縮機許容圧縮比範囲内で冷凍サイ
クルを安定させる制御を具備することを特徴とする。
【0013】また、請求項6に係る発明は、前記空気調
和機が複数の室内機を有し、前記推定圧縮比が許容圧縮
比範囲内から一定時間外れていることに応答して、運転
室内機への能力供給を停止または停止室内機への能力供
給を実施し、圧縮機許容圧縮比範囲内で冷凍サイクルを
安定させる制御を具備することを特徴とする。
【0014】また、請求項7に係る発明は、前記推定圧
縮比が許容圧縮比範囲内から一定時間外れていることに
応答して、何れかの出力を変更し圧縮機許容圧縮比範囲
内で冷凍サイクルを安定させる制御を具備し、前記推定
圧縮比を推定する処理にデイフアレンシヤルを設置する
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項8に係る発明は、前記推定圧
縮比が許容圧縮比範囲内から一定時間外れていることに
応答して、何れかの出力を変更し圧縮機許容圧縮比範囲
内で冷凍サイクルを安定させる制御を具備し、推定圧縮
比が許容圧縮比範囲内から外れているか否かの条件判定
時間を圧縮機運転周波数に依存するよう設定することを
特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1に係る発明によれば、圧縮比を吐出飽
和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握することがで
き、周波数を可変することで圧縮機の許容圧縮比を確保
することができ、ローコストで圧縮機の信頼性を確保で
きる空気調和機を提供することができると同時に、許容
圧縮比の確保を自動的に制御するため、圧縮比を確保す
るという開発評価工数を削減することも可能となる。
【0017】また、請求項2に係る発明によれば、圧縮
比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握する
ことができ、膨張弁の開度を可変することで圧縮機の許
容圧縮比を確保することができ、ローコストで圧縮機の
信頼性を確保できる空気調和機を提供することができる
と同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制御するため、
圧縮比を確保するという開発評価工数を削減することも
可能となる。
【0018】さらに、請求項3に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握す
ることができ、室外送風機の回転数を可変することで圧
縮機の許容圧縮比を確保することができ、ローコストで
圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供すること
ができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制御す
るため、圧縮比を確保するという開発評価工数を削滅す
ることも可能となる。
【0019】さらに、請求項4に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度の簡単な一般式で把
握することができ、室内送風機の回転数を可変すること
で圧縮機の許容圧縮比を確保することができ、ローコス
トで圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供する
ことができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制
御するため、圧縮比を確保するという開発評価工数を削
減することも可能となる。
【0020】さらに、請求項5に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握す
ることができ、室内風向変更装置の角度を可変すること
で圧縮機の許容圧縮比を確保することができ、ローコス
トで圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供する
ことができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制
御するため、圧縮比を確保するという開発評価工数を削
威することも可能となる。
【0021】さらに、請求項6に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握す
ることができ、停止室内機や運転室内機の能力供給を開
始したり停止したりすることで圧縮機の許容圧縮比を確
保することができ、ローコストで圧縮機の信頼性を確保
できる空気調和機を提供することができると同時に、許
容圧縮比の確保を自動的に制御するため、圧縮比を確保
するという開発評価工数を削減することも可能となる。
【0022】また、請求項7に係る発明によれば、圧縮
比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握する
ことができ、さらに一旦条件が成立すれば圧縮比を推定
するための式を補正することで圧縮比判定の式にディフ
ァレンシャルを設けることになる。こうすることで圧縮
機の許容圧縮比を精度よく確保することができ、ローコ
ストで圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供す
ることができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に
制御するため、圧縮比を確保するという開発評価工数を
より削減することも可能となる。
【0023】また、請求項8に係る発明によれば、圧縮
仕を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握する
ことができ、さらに推定圧縮比が許容圧縮比範囲内から
外れているか否かの安定判定条件を圧縮機運転周波数に
依存させるよう設定する。こうすることで圧縮機の許容
圧縮比をより効率よく確保することができ、ローコスト
で圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供するこ
とができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制御
するため、圧縮比を確保するという開発評価工数をより
削減することも可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0025】図1は、本発明に係る空気調和機の冷凍サ
イクルを示しており、室内機1と室外機2とは接続配管
13を介して接続されている。
【0026】室外機2には、インバータ駆動の容量可変
型圧縮機3(以下、単に圧縮機と称する)と、冷暖房切
替用の四方弁4と、室外熱交換器5と、配管温度センサ
12と、電動膨張弁6と、室外送風機8とが設けられる
一方、室内機1には、室内熱交換器7と、配管温度セン
サ10と、室内送風機9と、吸い込み温度センサ11と
が設けられている。
【0027】上記構成の冷凍サイクルにおいて、配管温
度センサ12は、暖房運転時には吸入圧力飽和温度を、
冷房運転時には吐出圧力飽和温度を算出するのに用いら
れる。また、配管温度センサ10は、暖房運転時には吐
出圧力飽和温度を、冷房運転時には吸入圧力飽和温度を
算出するのに用いられる。
【0028】図2は、複数台の室内機を有する空気調和
機の冷凍サイクルを示しており、基本構造は図1と同様
である。
【0029】次に、配管温度センサ10、12から算出
した吐出圧力飽和温度、吸入圧力飽和温度と圧縮比の関
係について説明する。
【0030】図3は、圧縮比が1.7、2.2、3.9
の場合の吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度との関係
を示したものである。
【0031】図3から分かるように、圧縮比が一定であ
れば、吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度との関係は
簡単な1次式で表すことができる。つまり圧縮比は、吸
入圧力飽和温度から計算された温度と吐出圧力飽和温度
との関係で求めることが可能である。すなわち圧縮比を
HP/LP、吐出圧力飽和温度をTcm、吸入圧力飽和
温度をTemとすると、数1、数2、数3と表すことが
できる。
【0032】
【数1】
【0033】
【数2】
【0034】
【数3】
【0035】そこで、数1、数2、数3より、吸入圧力
飽和温度から計算された温度と吐出圧力飽和温度との大
小関係に対応させて、圧縮比HP/LPが数4、数5、
数6、数7、数8、数9のようになる。
【0036】
【数4】
【0037】
【数5】
【0038】
【数6】
【0039】
【数7】
【0040】
【数8】
【0041】
【数9】
【0042】許容圧縮比は一般的に圧縮機運転周波数に
依存するものであり、表1のように指定されていると仮
定する。
【0043】
【表1】
【0044】本発明の請求項1に対応する具体的実施例
を説明する。
【0045】仮に圧縮機周波数Hzが10Hz≦Hz<
20Hzであり、数6が一定時間成立した場合、表1よ
り圧縮機運転周波数Hz=min20Hzという下限制
限をかけることにより圧縮機の許容圧縮比を確保するこ
とが可能となる。
【0046】図4は本発明の請求項1に対応する具体的
1実施例のフローチャートである。
【0047】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)とする。
【0048】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが10Hz以上、かつ20Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが10Hz以上、
かつ20Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmが1.25×T
em+25よりも大きいか否かを判定する。
【0049】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mが1.25×Tem+25よりも大きいと判定された
場合には、ステップ3において、カウンターCをインク
リメントし、ステップ4において、カウンターCがカウ
ンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンター
Cがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合に
は、ステップ5において、下限周波数minHzを20
Hzに設定し、そのまま一連の処理を終了する。
【0050】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が10Hz以上、かつ20Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmが1.25×Tem+25よりも大きくないと判定
された場合には、ステップ6において、カウンターCを
0に設定し、再びステップ1の判定を行う。
【0051】また、ステップ4においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0052】したがって、表1の許容圧縮比を確保する
ことが可能となる。
【0053】次に本発明の請求項2に対応する具体的実
施例を説明する。
【0054】仮に圧縮機周波数Hzが10Hz≦Hz<
20Hzであり、数6が一定時間成立した場合、膨張弁
の現行開度Pを可変することにより圧縮機の許容圧縮比
を確保することが可能となる。
【0055】図5は本発明の請求項2に対応する具体的
1実施例のフローチャートである。
【0056】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)、Pを膨張弁パルスとする。
【0057】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが10Hz以上、かつ20Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが10Hz以上、
かつ20Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmが1.25×T
em+25よりも大きいか否かを判定する。
【0058】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mが1.25×Tem+25よりも大きいと判定された
場合には、ステップ3において、カウンターCをインク
リメントし、ステップ4において、カウンターCがカウ
ンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンター
Cがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合に
は、ステップ5において、膨張弁パルスPを補正パルス
αだけ増加させる。
【0059】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が10Hz以上、かつ20Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmが1.25×Tem+25よりも大きくないと判定
された場合、またはステップ5の処理が行われた場合に
は、ステップ6において、カウンターCを0に設定し、
再びステップ1の判定を行う。
【0060】また、ステップ4においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0061】したがって、ステップ1〜ステップ6を繰
り返すことにより最終的に表1の許容圧縮比を確保する
ことが可能になる。
【0062】次に本発明の請求項3に対応する具体的実
施例(冷房運転時)を説明する。
【0063】仮に圧縮機周波数Hzが10Hz≦Hz<
20Hzであり、数6が一定時間成立した場合、室外送
風機回転数Noを可変することにより圧縮機の許容圧縮
比を確保寸ることが可能となる。
【0064】図6は本発明の請求項3に対応する具体的
1実施例のフローチャートである。
【0065】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)、Noを室外送風機回転数とする。
【0066】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが10Hz以上、かつ20Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが10Hz以上、
かつ20Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmが1.25×T
em+25よりも大きいか否かを判定する。
【0067】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mが1.25×Tem+25よりも大きいと判定された
場合には、ステップ3において、カウンターCをインク
リメントし、ステップ4において、カウンターCがカウ
ンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンター
Cがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合に
は、ステップ5において、室外送風機回転数Noを補正
回転数βoだけ増加させる。
【0068】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が10Hz以上、かつ20Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmが1.25×Tem+25よりも大きくないと判定
された場合、またはステップ5の処理が行われた場合に
は、ステップ6において、カウンターCを0に設定し、
再びステップ1の判定を行う。
【0069】また、ステップ4においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0070】したがって、ステップ1〜ステップ6を繰
り返すことにより最終的に表1の許容圧縮比を確保する
ことが可能になる。
【0071】次に本発明の請求項4に対応する具体的実
施例(暖房運転時)を説明する。
【0072】仮に圧縮機周波数Hzが10Hz≦Hz<
20Hzであり、数6が一定時間成立した場合、室内送
風機回転数Niを可変することにより圧縮機の許容圧縮
比を確保することが可能となる。
【0073】図7は本発明の請求項4に対応する具体的
1実施例のフローチャートである。
【0074】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)、Niを室内送風機回転数とする。
【0075】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが10Hz以上、かつ20Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが10Hz以上、
かつ20Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmが1.25×T
em+25よりも大きいか否かを判定する。
【0076】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mが1.25×Tem+25よりも大きいと判定された
場合には、ステップ3において、カウンターCをインク
リメントし、ステップ4において、カウンターCがカウ
ンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンター
Cがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合に
は、ステップ5において、室内送風機回転数Niを補正
回転数βiだけ増加させる。
【0077】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が10Hz以上、かつ20Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmが1.25×Tem+25よりも大きくないと判定
された場合、またはステップ5の処理が行われた場合に
は、ステップ6において、カウンターCを0に設定し、
再びステップ1の判定を行う。
【0078】また、ステップ4においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0079】したがって、ステップ1〜ステップ6を繰
り返すことにより最終的に表1の許容圧縮比を確保する
ことが可能になる。
【0080】次に本発明の請求項5に対応する具体的実
施例を説明する。
【0081】仮に暖房運転時圧縮機周波数Hzが10H
z≦Hz<20Hzであり、数6が一定時間成立した場
合、室内風向位置を最大風量設定位置となる風向位置に
変更することにより圧縮機の許容圧縮比を確保するよう
制御することが可能となる。
【0082】また、仮に暖房運転時圧縮機周波数Hzが
20Hz≦Hz<30Hzであり、数5が一定時間成立
した場合、室内風向位置を最小風量設定位置となる風向
位置に変更することにより圧縮機の許容圧縮比を確保す
るよう制御することが可能となる。
【0083】図8は本発明の請求項5に対応する具体的
1実施例のフローチャートである。
【0084】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)とする。
【0085】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが10Hz以上、かつ20Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが10Hz以上、
かつ20Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmが1.25×T
em+25よりも大きいか否かを判定する。
【0086】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mが1.25×Tem+25よりも大きいと判定された
場合には、ステップ3において、カウンターCをインク
リメントし、ステップ4において、カウンターCがカウ
ンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンター
Cがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合に
は、ステップ5において、室内風向位置を最大風量設定
位置に設定し、そのまま一連の処理を終了する。
【0087】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が10Hz以上、かつ20Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmが1.25×Tem+25よりも大きくないと判定
された場合には、ステップ6において、カウンターCを
0に設定し、再びステップ1の判定を行う。
【0088】また、ステップ4においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0089】したがって、表1の許容圧縮比を確保する
ことが可能となる。
【0090】また、図9は本発明の請求項5に対応する
具体的1実施例のフローチャートである。
【0091】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)とする。
【0092】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが20Hz以上、かつ30Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが20Hz以上、
かつ30Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmが1.17×T
em+16よりも大きいか否かを判定する。
【0093】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mが1.17×Tem+16よりも大きいと判定された
場合には、ステップ3において、カウンターCをインク
リメントし、ステップ4において、カウンターCがカウ
ンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンター
Cがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合に
は、ステップ5において、室内風向位置を最小風量設定
位置に設定し、そのまま一連の処理を終了する。
【0094】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が20Hz以上、かつ30Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmが1.17×Tem+16よりも大きくないと判定
された場合には、ステップ6において、カウンターCを
0に設定し、再びステップ1の判定を行う。
【0095】また、ステップ4においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0096】したがって、表1の許容圧縮比を確保する
ことが可能となる。
【0097】次に本発明の請求項6に対応する具体的実
施例(暖房運転時)を説明する。
【0098】仮に圧縮機周波数Hzが10Hz≦Hz<
20Hzであり、数6が一定時間成立した場合、1つの
室外機に複数台の室内機が接続されている空気調和機に
おいて、能力供給を停止している室内機があった場合、
その室内機に停止時よりは明らかに多い冷媒を供給する
ことで、圧縮機の許容圧縮比を確保することが可能とな
る。
【0099】一方、冷房運転時、仮に圧縮機周波数Hz
が20Hz≦Hz<30Hzであり、数5が一定時間成
立した場合、1つの室外機に複数台の室内機が接続され
ている空気調和機において、能力供給をしている室内機
が複数存在している場合、その内の少なくとも1室の室
内機に対する能力供給を停止することで、圧縮機の許容
圧縮比を確保することが可能となる。
【0100】また、図10は本発明の請求項6に対応す
る具体的1実施例のフローチャートである。
【0101】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)、Psを能力供給停止時の膨張弁開
度とする。
【0102】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが10Hz以上、かつ20Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが10Hz以上、
かつ20Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmが1.25×T
em+25よりも大きいか否かを判定する。
【0103】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mが1.25×Tem+25よりも大きいと判定された
場合には、ステップ3において、カウンターCをインク
リメントし、ステップ4において、カウンターCがカウ
ンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンター
Cがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合に
は、ステップ5において、能力供給停止中の室内機の有
無を判定し、能力供給停止中の室内機があると判定され
た場合には、ステップ6において、能力供給停止時の膨
張弁開度Psをγだけ増加させる。
【0104】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が10Hz以上、かつ20Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmが1.25×Tem+25よりも大きくないと判定
された場合、またはステップ5において能力供給停止中
の室内機がないと判定された場合、またはステップ6の
処理が行われた場合には、ステップ7において、カウン
ターCを0に設定し、再びステップ1の判定を行う。
【0105】また、ステップ4においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0106】したがって、ステップ1〜ステップ7を繰
り返すことにより最終的に表1の許容圧縮比を確保する
ことが可能になる。
【0107】次に本発明の請求項7と請求項1との組み
合わせに対応する具体的実施例を説明する。
【0108】仮に圧縮機周波数Hzが20Hz≦Hz<
30Hzであり、数5が一旦成立した場合、数5の切片
に補正値を加算する。このことにより、圧縮比計算式判
定にディファレンシャルが設定され、圧縮比計算式の境
界域近辺の計算結果によるバラツキ誤差を補正すること
が可能となり、精度よく圧縮機の許容圧縮比を確保する
ことが可能となる。
【0109】図11は本発明の請求項7と請求項1との
組み合わせに対応する具体的1実施例のフローチャート
である。
【0110】このフローチャートにおいて、Hzを圧縮
機運転周波数、Tcmを吐出圧力飽和温度、Temを吸
入圧力飽和温度、Cnをカウンター設定値、Cをカウン
ター(初期値=0)とする。
【0111】そして、ステップ1において、圧縮機運転
周波数Hzが20Hz以上、かつ30Hz未満であるか
否かを判定し、圧縮機運転周波数Hzが20Hz以上、
かつ30Hz未満であると判定された場合には、ステッ
プ2において、吐出圧力飽和温度Tcmがa×Tem+
bよりも大きいか否かを判定する。
【0112】ステップ2において吐出圧力飽和温度Tc
mがa×Tem+bよりも大きいと判定された場合に
は、ステップ3において、カウンターCが0か否かを判
定し、カウンターCが0であれば、ステップ4におい
て、bをδだけ増加させる。
【0113】ステップ3においてカウンターCが0でな
いと判定された場合、またはステップ4の処理が行われ
た場合には、ステップ5において、カウンターCをイン
クリメントし、ステップ6において、カウンターCがカ
ウンター設定値Cnと等しいか否かを判定し、カウンタ
ーCがカウンター設定値Cnと等しいと判定された場合
には、ステップ7において、下限周波数minHzを3
0Hzに設定し、そのまま一連の処理を終了する。
【0114】ステップ1において圧縮機運転周波数Hz
が20Hz以上、かつ30Hz未満でないと判定された
場合、またはステップ2において、吐出圧力飽和温度T
cmがa×Tem+bよりも大きくないと判定された場
合には、ステップ8において、カウンターCを0に設定
し、再びステップ1の判定を行う。
【0115】また、ステップ6においてカウンターCが
カウンター設定値Cnと等しくないと判定された場合に
は、再びステップ1の判定を行う。
【0116】したがって、より精度よく表1の許容圧縮
比を確保することが可能となる。
【0117】次に本発明の請求項8に対応する具体的実
施例を説明する。
【0118】冷凍サイクルにおける高低圧の安定性は冷
媒循環量に依存する傾向にある。よって圧縮機運転周波
数に応じて安定判定時間を変更することにより、効率よ
く圧縮機の許容圧縮比を確保することが可能となる。
【0119】図12は本発明の請求項8に対応する具体
的1実施例を説明するグラフである。
【0120】図4〜図11の各フローチャートで採用し
てきた安定判定時間Cnを図12のように周波数に依存
するかたちで変更させる。こうすることにより、より効
率よく表1の許容圧縮比を確保することが可能となる。
【0121】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0122】請求項1に係る発明によれば、圧縮比を吐
出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握することが
でき、周波数を可変することで圧縮機の許容圧縮比を確
保することができ、ローコストで圧縮機の信頼性を確保
できる空気調和機を提供することができると同時に、許
容圧縮比の確保を自動的に制御するため、圧縮比を確保
するという開発評価工数を削減することも可能となる。
【0123】また、請求項2に係る発明によれば、圧縮
比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握する
ことができ、膨張弁の開度を可変することで圧縮機の許
容圧縮比を確保することができ、ローコストで圧縮機の
信頼性を確保できる空気調和機を提供することができる
と同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制御するため、
圧縮比を確保するという開発評価工数を削減することも
可能となる。
【0124】さらに、請求項3に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握す
ることができ、室外送風機の回転数を可変することで圧
縮機の許容圧縮比を確保することができ、ローコストで
圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供すること
ができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制御す
るため、圧縮比を確保するという開発評価工数を削減す
ることも可能となる。
【0125】さらに、請求項4に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度の簡単な一般式で把
握することができ、室内送風機の回転数を可変すること
で圧縮機の許容圧縮比を確保することができ、ローコス
トで圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供する
ことができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制
御するため、圧縮比を確保するという開発評価工数を削
減することも可能となる。
【0126】さらに、請求項5に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握す
ることができ、室内風向変更装置の角度を可変すること
で圧縮機の許容圧縮比を確保することができ、ローコス
トで圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供する
ことができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制
御するため、圧縮比を確保するという開発評価工数を削
減することも可能となる。
【0127】さらに、請求項6に係る発明によれば、圧
縮比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握す
ることができ、停止室内機や運転室内機の能力供給を開
始したり停止したりすることで圧縮機の許容圧縮比を確
保することができ、ローコストで圧縮機の信頼性を確保
できる空気調和機を提供することができると同時に、許
容圧縮比の確保を自動的に制御するため、圧縮比を確保
するという開発評価工数を削減することも可能となる。
【0128】また、請求項7に係る発明によれば、圧縮
比を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握する
ことができ、さらに一旦条件が成立すれば圧縮比を推定
するための式を補正することで圧縮比判定の式にディフ
ァレンシャルを設けることになる。こうすることで圧縮
機の許容圧縮比を精度よく確保することができ、ローコ
ストで圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供す
ることができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に
制御するため、圧縮比を確保するという開発評価工数を
より削減することも可能となる。
【0129】また、請求項8に係る発明によれば、圧縮
仕を吐出飽和温度と吸入飽和温度とに基づいて把握する
ことができ、さらに推定圧縮比が許容圧縮比範囲内から
外れているか否かの安定判定条件を圧縮機運転周波数に
依存させるよう設定する。こうすることで圧縮機の許容
圧縮比をより効率よく確保することができ、ローコスト
で圧縮機の信頼性を確保できる空気調和機を提供するこ
とができると同時に、許容圧縮比の確保を自動的に制御
するため、圧縮比を確保するという開発評価工数をより
削減することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機の冷凍サイクル図で
ある。
【図2】 本発明に係る室内機が複数台存在する空気調
和機の冷凍サイクル図である。
【図3】 吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度との関
係を示す図である。
【図4】 本発明の請求項1に対応する具体的1実施例
のフローチャートである。
【図5】 本発明の請求項2に対応する具体的1実施例
のフローチャートである。
【図6】 本発明の請求項3に対応する具体的1実施例
のフローチャートである。
【図7】 本発明の請求項4に対応する具体的1実施例
のフローチャートである。
【図8】 本発明の請求項5に対応する具体的1実施例
のフローチャートである。
【図9】 本発明の請求項5に対応する具体的1実施例
のフローチャートである。
【図10】 本発明の請求項6に対応する具体的1実施
例のフローチャートである。
【図11】 本発明の請求項7と請求項1との組み合わ
せに対応する具体的1実施例のフローチャートである。
【図12】 圧縮機運転周波数Hzと安定判定カウンタ
Cnとの関係を表す図である。
【符号の説明】
1、1n 室内機 2 室外機 3 圧縮機 4 四方弁 5 室外熱交換器 6、6n 電動膨張弁 7、7n 室内熱交換器 8 室外送風機 9、9n 室内送風機 10、10n 室内配管温度センサ 11、11n 室内吸い込み温度センサ 12 室外配管温度センサ 13 内外接続配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 13/00 F25B 13/00 J K M N 104 104 (72)発明者 中村 康裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 白井 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 竹内 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 荒島 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤田 直人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西本 敏彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA01 AA08 CC04 DD02 DD03 EE04 EE05 EE06 EE09 3L092 AA01 AA05 AA14 DA14 EA03 EA05 FA05 FA19 FA20 FA26 GA04 GA11 JA14 KA03 KA05 LA05 LA07 LA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変型圧縮機(3)と、四方弁
    (4)と、室外熱交換器(5)と、室外送風機(8)
    と、電動膨張弁(6)と、暖房運転時は吸入圧力飽和温
    度を、冷房運転時は吐出圧力飽和温度を算出する室外配
    管温度検出手段(12)とを有する室外機(2)と、室
    内熱交換器(7)と、室内送風機(9)と、冷房時は吸
    入圧力飽和温度を、暖房時は吐出圧力飽和温度を算出す
    る室内配管温度検出手段(10)とを有する室内機
    (1)とを連結し、前記容量可変型圧縮機(3)の圧縮
    比を、吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度とに基づい
    て推定する空気調和機において、前記推定圧縮比が許容
    圧縮比範囲内から一定時間外れていることに応答して、
    圧縮機周波数を変更し圧縮機許容圧縮比範囲内で冷凍サ
    イクルを安定させる制御を具備することを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 容量可変型圧縮機(3)と、四方弁
    (4)と、室外熱交換器(5)と、室外送風機(8)
    と、電動膨張弁(6)と、暖房運転時は吸入圧力飽和温
    度を、冷房運転時は吐出圧力飽和温度を算出する室外配
    管温度検出手段(12)とを有する室外機(2)と、室
    内熱交換器(7)と、室内送風機(9)と、冷房時は吸
    入圧力飽和温度を、暖房時は吐出圧力飽和温度を算出す
    る室内配管温度検出手段(10)とを有する室内機
    (1)とを連結し、前記容量可変型圧縮機(3)の圧縮
    比を、吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度とに基づい
    て推定する空気調和機において、前記推定圧縮比が許容
    圧縮比範囲内から一定時間外れていることに応答して、
    電動膨張弁の開度を変更し圧縮機許容圧縮比範囲内で冷
    凍サイクルを安定させる制御を具備することを特徴とす
    る空気調和機。
  3. 【請求項3】 容量可変型圧縮機(3)と、四方弁
    (4)と、室外熱交換器(5)と、室外送風機(8)
    と、電動膨張弁(6)と、暖房運転時は吸入圧力飽和温
    度を、冷房運転時は吐出圧力飽和温度を算出する室外配
    管温度検出手段(12)とを有する室外機(2)と、室
    内熱交換器(7)と、室内送風機(9)と、冷房時は吸
    入圧力飽和温度を、暖房時は吐出圧力飽和温度を算出す
    る室内配管温度検出手段(10)とを有する室内機
    (1)とを連結し、前記容量可変型圧縮機(3)の圧縮
    比を、吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度とに基づい
    て推定する空気調和機において、前記推定圧縮比が許容
    圧縮比範囲内から一定時間外れていることに応答して、
    室外送風機の回転数を変更し圧縮機許容圧縮比範囲内で
    冷凍サイクルを安定させる制御を具備することを特徴と
    する空気調和機。
  4. 【請求項4】 容量可変型圧縮機(3)と、四方弁
    (4)と、室外熱交換器(5)と、室外送風機(8)
    と、電動膨張弁(6)と、暖房運転時は吸入圧力飽和温
    度を、冷房運転時は吐出圧力飽和温度を算出する室外配
    管温度検出手段(12)とを有する室外機(2)と、室
    内熱交換器(7)と、室内送風機(9)と、冷房時は吸
    入圧力飽和温度を、暖房時は吐出圧力飽和温度を算出す
    る室内配管温度検出手段(10)とを有する室内機
    (1)とを連結し、前記容量可変型圧縮機(3)の圧縮
    比を、吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度とに基づい
    て推定する空気調和機において、前記推定圧縮比が許容
    圧縮比範囲内から一定時間外れていることに応答して、
    室内送風機の回転数を変更し圧縮機許容圧縮比範囲内で
    冷凍サイクルを安定させる制御を具備することを特徴と
    する空気調和機。
  5. 【請求項5】 容量可変型圧縮機(3)と、四方弁
    (4)と、室外熱交換器(5)と、室外送風機(8)
    と、電動膨張弁(6)と、暖房運転時は吸入圧力飽和温
    度を、冷房運転時は吐出圧力飽和温度を算出する室外配
    管温度検出手段(12)とを有する室外機(2)と、室
    内熱交換器(7)と、室内送風機(9)と、室内送風機
    で吹き出された空気の風向を変更する風向変更装置と、
    冷房時は吸入圧力飽和温度を、暖房時は吐出圧力飽和温
    度を算出する室内配管温度検出手段(10)とを有する
    室内機(1)とを連結し、前記容量可変型圧縮機(3)
    の圧縮比を、吐出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度とに
    基づいて推定する空気調和機において、前記推定圧縮比
    が許容圧縮比範囲内から一定時間外れていることに応答
    して、風向変更装置の角度を変更し圧縮機許容圧縮比範
    囲内で冷凍サイクルを安定させる制御を具備することを
    特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 容量可変型圧縮機(3)と、四方弁
    (4)と、室外熱交換器(5)と、室外送風機(8)
    と、電動膨張弁(6)と、暖房運転時は吸入圧力飽和温
    度を、冷房運転時は吐出圧力飽和温度を算出する室外配
    管温度検出手段(12)とを有する室外機(2)と、室
    内熱交換器(7)(7n)と、室内送風機(9)(9
    n)と、冷房時は吸入圧力飽和温度を、暖房時は吐出圧
    力飽和温度を算出する室内配管温度検出手段(10)
    (10n)とを有する複数台の室内機(1)(1n)と
    を連結し、前記容量可変型圧縮機(3)の圧縮比を、吐
    出圧力飽和温度と吸入圧力飽和温度とに基づいて推定す
    る空気調和機において、前記推定圧縮比が許容圧縮比範
    囲内から一定時間外れていることに応答して、運転室内
    機への能力供給を停止または停止室内機への能力供給を
    実施し、圧縮機許容圧縮比範囲内で冷凍サイクルを安定
    させる制御を具備することを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記推定圧縮比が許容圧縮比範囲内から
    一定時間外れていることに応答して、何れかの出力を変
    更し圧縮機許容圧縮比範囲内で冷凍サイクルを安定させ
    る制御を具備し、前記推定圧縮比を推定する処理にデイ
    フアレンシヤルを設置する請求項1から請求項6の何れ
    かに記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 前記推定圧縮比が許容圧縮比範囲内から
    一定時間外れていることに応答して、何れかの出力を変
    更し圧縮機許容圧縮比範囲内で冷凍サイクルを安定させ
    る制御を具備し、推定圧縮比が許容圧縮比範囲内から外
    れているか否かの判定時間を圧縮機運転周波数に依存す
    るよう設定する請求項1から請求項7の何れかに記載の
    空気調和機。
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