JP2003251802A - インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置、カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロアレイ製造装置 - Google Patents

インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置、カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロアレイ製造装置

Info

Publication number
JP2003251802A
JP2003251802A JP2002058823A JP2002058823A JP2003251802A JP 2003251802 A JP2003251802 A JP 2003251802A JP 2002058823 A JP2002058823 A JP 2002058823A JP 2002058823 A JP2002058823 A JP 2002058823A JP 2003251802 A JP2003251802 A JP 2003251802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink jet
inkjet head
jet head
manufacturing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002058823A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Koeda
周史 小枝
Yasushi Matsuno
靖史 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002058823A priority Critical patent/JP2003251802A/ja
Publication of JP2003251802A publication Critical patent/JP2003251802A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘度微少量の吐出を可能にしたインクジェ
ットヘッドを提供するとともに、そのインクジェットヘ
ッドを搭載したインクジェット記録装置及びカラーフィ
ルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロア
レイ製造装置を提供する。 【解決手段】 インク液滴を吐出するノズル孔4と、ノ
ズル孔4の各々に連通する吐出室6と、吐出室6の少な
くとも一方の壁を構成する振動板5と、振動板5に変形
を生じさせる駆動手段とを備え、駆動手段が振動板5を
静電気力により変形させる電極21からなるインクジェ
ットヘッド。振動板5のコンプライアンスは、3.32
×10-205/N〜2.28×10-195/Nの範囲内
とし、インクの粘度は5cP〜50cPの範囲内とし、
1回に吐出されるインク液の滴量は5ng〜30ngの
範囲内である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動方式として静
電気力を利用したインクジェットヘッド、そのインクジ
ェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置及びカ
ラーフィルタの製造装置及び電界発光基板製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の騒
音が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、イ
ンクの自由度が高く安価な普通紙を使用できることなど
多くの利点を有する。この中でも記録の必要な時にのみ
インク液滴を吐出する、いわゆるインク・オン・デマン
ド方式が、記録に不要なインク液滴の回収を必要としな
いため、現在主流となってきている。
【0003】このインク・オン・デマンド方式のインク
ジェットヘッドには、特公平2−51734号公報に示
されるように、駆動手段が圧電素子であるものや、特公
昭61−59911号公報に示されるように、インクを
加熱し気泡を発生させることによる圧力でインクを吐出
させる方式などがある。
【0004】しかしながら、前述の従来のインクジェッ
トヘッドでは以下に述べるような課題があった。
【0005】前者の圧電素子を用いる方式においては、
圧力室に圧力を生じさせるためのそれぞれの振動板に圧
電素子のチップを貼り付ける工程が複雑で、特に最近の
インクジェット記録装置による印字には、高速・高印字
品質が求められてきており、これを達成するためのマル
チノズル化・ノズルの高密度化において、圧電素子を微
細に加工し各々の振動板に接着することは極めて煩雑で
多大の時間がかかる。また、高密度化においては、圧電
素子を幅数10〜100数十ミクロンで加工する必要が
生じてきているが、従来の機械加工における寸法・形状
精度では、印字品質のバラツキが大きくなってしまうと
いう課題があった。
【0006】また、後者のインクを加熱する方式におい
ては、駆動手段が薄膜の抵抗加熱体により形成されるた
め、上記のような課題は存在しないが、駆動手段の急速
な加熱・冷却の繰り返しや気泡消滅時の衝撃により、抵
抗加熱体がダメージを受けるため、インクジェットヘッ
ドの寿命が短いという課題があった。
【0007】これらの課題を解決するものとして、本出
願人は、駆動手段に静電気力を利用したインクジェット
ヘッド記録装置について出願しており(特開平6−71
882号公報、特開平11−285275号公報等)、
この方式は小型高密度・高印字品質及び長寿命であると
いう利点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の静電駆動式イン
クジェットヘッドは3cP前後の低粘度のインクを16
0ncc前後吐出することを前提にしていたことから、
粘度抵抗の影響が小さく、大きな吐出料を得るためにア
クチュエータギャップを0.2μmと大きく取り、振動
板の厚さを13μmと薄くしている。しかしながら、工
業用向けの用途では、10〜30cPの高粘度の液体を
10ncc程度飛ばすことが要求されるため、前記設定
のアクチュエータギャップ及び振動板では、インク吐出
量が多すぎるだけでなく、振動板のバネ剛性が低いこと
から、振動板が過減衰となり、高粘度微少量の吐出は困
難であった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、高粘度微少量の吐出を可能にした
インクジェットヘッドを提供するとともに、そのインク
ジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置及び
カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及び
マイクロアレイ製造装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係るインクジエットヘッドは、インク液滴を吐出す
るノズル孔と、該ノズル孔の各々に連通する吐出室と、
該吐出室の少なくとも一方の壁を構成する振動板と、該
振動板に変形を生じさせる駆動手段とを備え、前記駆動
手段が前記振動板を静電気力により変形させる電極から
なるインクジェットヘッドにおいて、前記振動板のコン
プライアンスは、3.32×10-205/N〜2.28
×10-195/Nの範囲内にある。
【0011】(2)本発明の他の態様に係るインクジエ
ットヘッドは、上記(1)のインクジエットヘッドにお
いて、前記振動板の板厚は、10μm〜19μmの範囲
内にある。
【0012】(3)本発明の他の態様に係るインクジエ
ットヘッドは、上記(2)のインクジエットヘッドにお
いて、前記振動板の板厚は13±3μmの範囲内にあ
る。
【0013】(4)本発明の他の態様に係るインクジエ
ットヘッドは、上記(1)乃至(3)のインクジエット
ヘッドにおいて、前記インク液滴の粘度は5cP〜50
cPの範囲内にある。
【0014】(5)本発明の他の態様に係るインクジエ
ットヘッドは、上記(1)乃至(4)のインクジエット
ヘッドにおいて、1回に吐出する液滴量は5ng〜30
ngの範囲内にある。
【0015】(6)本発明の他の態様に係るインクジエ
ットヘッドは、上記(1)乃至(5)のインクジエット
ヘッドにおいて、前記インク液滴の粘度は5cP〜10
cPの範囲内で、且つ、前記振動板の板厚は10μm〜
19μmの範囲内にある。
【0016】(7)本発明の他の態様に係るインクジエ
ットヘッドは、上記(1)乃至(6)のインクジエット
ヘッドにおいて、前記振動板と前記電極との間の距離は
700Å〜1200Åの範囲内にある。
【0017】(8)本発明の他の態様に係るインクジエ
ットヘッドは、上記(1)乃至(7)のインクジエット
ヘッドにおいて、前記振動板と前記電極との間に加える
駆動電圧は30V〜40Vの範囲内である。
【0018】(9)本発明の他の態様に係るインクジエ
ット記録装置は、上記(1)乃至(8)の何れかに記載
されたインクジェットヘッドを搭載したものである。
【0019】(10)本発明の他の態様に係るカラーフ
ィルタの製造装置は、上記(1)乃至(8)の何れかに
記載されたインクジェットヘッドを搭載したものであ
る。
【0020】(10)本発明の他の態様に係る電界発光
基板製造装置は、上記(1)乃至(8)の何れかに記載
されたインクジェットヘッドを搭載したものである。
【0021】(11)本発明の他の態様に係るマイクロ
アレイ製造装置は、上記(1)乃至(8)の何れかに記
載されたインクジェットヘッドを搭載したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1に係るインクジェットヘッドの分解斜視図で、一
部断面図で示してある。本実施形態1はインク液滴を基
板の端部に設けたノズル孔から吐出させるエッジインク
ジェットタイプの例を示すものである。図2は組み立て
られた全体装置の断面側面図、図3は図2のA−A線矢
視図である。
【0023】本実施形態のインクジェットヘッド10
は、下記に詳述する構造を持つ3枚の基板1、2、3を
重ねて接合した積層構造となっている。
【0024】中間の第1の基板1は、シリコン基板であ
り、複数のノズル孔4を構成するように基板1の表面に
一端より平行に等間隔で形成された複数のノズル溝11
と、各々のノズル溝11に連通し底壁を振動板5とする
吐出室(インクキャビティ)6を構成することになる凹
部12と、凹部12の後部に設けられたオリフィス7を
構成することになるインク流入口のための細溝13と、
各々の吐出室(インクキャビティ)6にインクを供給す
るための共通のリザーバ8を構成することになる凹部1
4を有する。また、振動板5の下部には後述する電極を
装着するため振動室9を構成することになる凹部15が
設けられている。
【0025】本実施形態おいては、振動板5とこれに対
向して配置される電極との対向間隔、すなわちギャップ
部16の長さG(図2参照、以下、「ギャップ長」と記
す。)が凹部15の深さと電極の厚さとの差になるよう
にしてある。
【0026】第1の基板1の下面に接合される下側の第
2の基板2にはパイレックス(登録商標)ガラス(ホウ
珪酸系ガラス)を使用し、この基板2の接合によって振
動室9を構成するとともに、基板2を前記振動板5に対
応する各々の位置に振動板形状と類似した形状に金をス
パッタし、ほぼ振動板5と同じ形状に金パターンを形成
して電極21としている。電極21はリード部22及び
端子部23を持つ。さらに、電極端子部23を除きパイ
レックス(登録商標)スパッタ膜を全面に被覆して絶縁
層24とし、インクジェットヘッド駆動時の絶縁破壊、
ショートを防止するための膜を形成している。
【0027】第1の基板1の上面に接合される上側の第
3の基板3には第2の基板2と同じくパイレックス(登
録商標)ガラスを用いている。この基板3の接合によっ
て、前記ノズル孔4、吐出室(インクキャビティ)6、
オリフィス7及びリザーバ8が構成される。そして、基
板3にはリザーバ8に連通するインク供給口31を設け
る。インク供給口31は接続パイプ32及びチューブ3
3を介して図示しないインクタンクに接続される。
【0028】次に、第1の基板1と第2の基板2を温度
300℃,電圧500Vの印加で陽極接合し、また同条
件で第1の基板1と第3の基板3を接合し、図2のよう
にインクジェットヘッドを組み立てる。
【0029】上記のようにインクジェットヘッドを組み
立てた後は、基板1と電極21の端子部23間にそれぞ
れ配線101により発振回路102を接続し、インクジ
ェット記録装置を構成する。インク103は、図示しな
いインクタンクよりインク供給口31を経て基板1の内
部に供給され、リザーバ8、吐出室(インクキャビテ
ィ)6等を満たしている。
【0030】上記のように構成された本実施形態の動作
を説明する(図2参照)。電極21に発振回路102に
よりパルス電圧を印加し、電極21の表面がプラスに帯
電すると、対応する振動板5の下面はマイナス電位に帯
電する。したがって、振動板5は静電気の吸引作用によ
り下方へ撓む。次に、電極21をOFFにすると、その
振動板5は復元する。そのため、吐出室(インクキャビ
ティ)6内の圧力が急激に上昇し、ノズル孔4よりイン
ク液滴104を記録紙105に向けて吐出する。そして
次に、振動板5が再び下方へ撓むことにより、インク1
03がリザーバ8よりオリフィス7を通じて吐出室(イ
ンクキャビティ)6内に補給される。
【0031】本実施形態に係るインクジェットヘッドの
諸元として、振動板5はコンプライアンスが3.32×
10-205/N〜2.28×10-195/Nの範囲内の
値をとり、振動板5の板厚は10μm〜19μmの範囲
内、望ましくは13±3μmである。インク103の粘
度は5cP〜50cPの範囲内であり、望ましくは、イ
ンク103の粘度が5cP〜10cPの範囲内のとき
に、振動板5の板厚は10μm〜19μmとなるように
設定する。また、1回に吐出するインク液滴104の量
は5ng〜30ngの範囲内である。また、振動板5と
電極21との対向間隔であるギャップ長は700Å〜1
200Åの範囲内に設定され、駆動電圧は30V〜40
Vの範囲内に設定に設定される。
【0032】本実施形態に係るインクジェットヘッドの
諸元は上記のように設定されるが、その根拠について説
明する。
【0033】表1は、インクジェットヘッド10を駆動
電圧38Vでインク重量を5〜30ng吐出させた場合
の、インクジェットヘッドの諸元(振動板コンプライア
ンス等)とインク速度との関係を求めた表である。この
ときのインクジェットヘッド10の諸元は、表1に示さ
れるとおりであり、ギャップ長(Gap)は、700、
950、1100、1200Åの例が示されており、振
動板コンプライアンスは、3.32E−20、4.63
E−20、1.04E−19、1.46E−19、1.
81E−19、2.28E−19についての例が示され
ている。なお、表1において、Cav長は吐出室(イン
クキャビティ)6の長さ、Cav幅は吐出室(インクキ
ャビティ)6の幅を示している。
【0034】
【表1】
【0035】表2は、表示1のデータを振動板コンプラ
イアンス、粘度及びインク速度について整理したもので
あり、図4は表2のデータをグラフに図示したものであ
る。
【0036】
【表2】
【0037】インクジェットヘッドの工業用途では、カ
ラーフィルター用インクや有機EL樹脂のように、通常
のプリンタに使われる粘度3cP程度のインクより高粘
度の液滴を吐出する用途がある。これらの粘度は概ね1
0cPから30cPの範囲にあり、一部の材料は5cP
〜50cPの粘度を有している。また、これらの用途で
はパネルの画素ごとにドットを撃ち分ける必要から5n
g〜30ngの微小量を安定して吐出しなければならな
い。インクジエットヘッドでは、安定して液滴を吐出す
るのに4m/sec以上の速度が必要であるが、液滴の
速度は単位時間当たりの振動板の排除体積をノズル断面
積で割った値となる為、微小量の液滴を吐出するには、
振動板の変位量を小さくし、ノズル径を絞る事で吐出速
度を増すことが一般的である。しかしながら、ノズルの
抵抗係数はノズル径の4乗に比例する為、高粘度の液滴
を吐出する場合には、単純にノズルを絞ると抵抗が急増
し振動板の復帰を妨げ、単位時間当たりの振動板の排除
体積自体が低下するので、逆に吐出が不安定になってし
まう。
【0038】この為、振動板の厚みを増し反力を強める
必要が有るが、この振動板を駆動するアクチュエータの
出力自体も増大させなければならない。静電式インクジ
エットヘッドの場合には、振動板を変位させるアクチュ
エータの圧力は電圧の2乗、及び、電極間距離の逆数の
2乗に比例する。微小量を吐出するのに電極間距離を短
くするのはこの点で好都合であるが、700Å未満のギ
ャップ長では振動板の撓みや、駆動時に電極間の絶縁膜
に僅かながら生じる帯電により、一定の電極間距離を確
保する事が困難になる。700Åのギャップ長では、最
小吐出圧力を発生するのに最低、30Vを必要とする
が、反面、1200Åを越えるギャップ長では、粘度1
0cP以上の液滴を吐出するのに必要な電圧は40Vを
越えることなり、このような高い電圧に長期間耐える絶
縁膜を形成することが困難となる。このようなことか
ら、ギャップ長の範囲(700Å〜1200Å)、駆動
電圧の範囲(30V〜40V)が定まる。
【0039】このように、アクチュエータの特性を定め
た場合には、アクチュエータの圧力を反力として、液滴
に加える振動板に必要な板厚は一般的な方法で作られる
静電駆動式インクジエットの場合には、最小発生圧力の
関係から、振動板の厚さは10μm以上となり、最大厚
さはアクチュエータの出力によって変形可能な19μm
以下となる(実用上の観点から望ましくは13±3μ
m)。しかしながら、振動板の反力は、板厚だけでは決
まらず振動板の幅にも左右される。そこで、振動板の厚
さと幅を包括した、振動板の反力を代表する値として、
コンプライアンスと言う値が用いられる。コンプライア
ンスは、振動板の長さ×(幅の5乗)÷60÷ヤング率
÷(厚さの3乗)で与えられ、吐出重量から振動板の長
さを加味すると上記の振動板のコンプライアンスは、
3.32×10-205/N〜2.28×10-195/N
の範囲内に設定される。
【0040】実施形態2.図5は本発明の実施形態2に
よるインクジェットヘッドの分解斜視図で、一部断面図
で示してある。本実施形態はインク液滴を基板の面部に
設けたノズル孔から吐出させるフェイスインクジェット
タイプの例を示すものである。図6は組み立てられた全
体装置の断面側面図、図7は図6のB−B線矢視図であ
る。なお、以降においては、実施形態1と同一または相
当する部分及び部材は同一符号を用いて示し、説明は省
略する。なお、本実施形態のインクジェットヘッドは後
述のカラーフィルタの製造装置等に搭載される。
【0041】本実形態のインクジェットヘッド10は、
第3の基板3の面に穿孔したノズル孔4よりインク液滴
を吐出させるようにしたものである。
【0042】本実施形態における第1の基板1は、厚さ
380μmの結晶面方位(110)のシリコン基板であ
り、この振動板5の下部には実施形態1のような振動室
用の凹部は形成されてなく、振動板5の下面は鏡面研磨
による平滑面となっている。
【0043】第1の基板1の下面に接合される第2の基
板2は、上記の実施形態1と同様にパイレックス(登録
商標)ガラスを使用し、この基板2に電極21を装着す
るための凹部25をエッチングすることによりギャップ
長Gを形成している。この凹部25はその内部に電極2
1、リード部22及び端子部23を装着できるように電
極部形状に類似したやや大きめの形状にパターン形成し
ている。電極21は凹部25内にITOをスパッタし、
ITOパターンを形成することで作製し、端子部23に
のみボンディングのための金をスパッタしている。さら
に電極端子部23を除きパイレックス(登録商標)スパ
ッタ膜を全面に被覆し絶縁層24としている。なお、図
4では絶縁層24が平坦に描かれているが、実際には凹
部25上の部分が凹んだ状態になっているものである。
【0044】また、第1の基板1の上面に接合される第
3の基板3には、厚さ100μmのシリコン基板を用
い、基板3の面部に、吐出室(インクキャビティ)用の
凹部12と連通するようにそれぞれノズル孔4を設け、
またインクキャビティ用の凹部14と連通するようにイ
ンク供給口31を設ける。
【0045】なお、実施形態2のインクジェットヘッド
10の諸元も表1に示された諸元の範疇にある。
【0046】実施形態3.図8は上述の実施形態のイン
クジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置の
構成図である。図15のインクジェット記録装置におい
て、プラテン300は記録紙105を搬送するものであ
り、インクタンク301は内部にインクを貯蔵してお
り、インク供給チューブ306を介してインクジェット
ヘッド10にインクを供給する。キャリッジ302はイ
ンクジェットヘッド10を記録紙105の搬送方向と直
交する方向に移動させる。ポンプ303は、インクジェ
ットヘッド10のインク吐出不良時の回復動作を行った
り、インクの詰め替えを行う等の場合、キャップ30
4、廃インク回収チューブ308を介して吸引し、排イ
ンク溜305に回収する機能を果たしている。
【0047】図8のインクジェット記録装置において
は、プラテン300により記録紙105を搬送させつ
つ、キャリッジ302を移動させて、記録紙105とイ
ンクジェットヘッド10との相対位置を制御しながら、
インクジェットヘッド10によりインク滴104を吐出
させることにより、記録紙105に任意の文字や画像を
印刷することができる。
【0048】なお、本実施形態においては、インクジェ
ットヘッド10のみをキャリッジ302に配設したもの
を示したが、これに限定されるものではなく、インクタ
ンク301はキャリッジ302上に配設されてもよい
し、また、インクタンク301をヘッドと一体に構成し
たいわゆるディスポーザブルタイプ(インクタンクのイ
ンクが空になった時点でインクジェットヘッドごとに交
換するタイプ)に適用しても所望の効果が得られること
はいうまでもない。
【0049】実施形態4.本発明の実施形態4として上
述の実施形態のインクジェットヘッドを搭載したカラー
フィルタの製造装置について説明する。
【0050】上述の実施形態のインクジェットヘッド
を、カラーフィルタの製造装置に応用する際には、イン
クジェットヘッドの分解能とカラーフィルタの画素ピッ
チを合わせるために、インクジェットヘッドをカラーフ
ィルタ基板に対して斜めに配置して、画素ピッチを合わ
せて用いるが、その点について図9を参照して説明す
る。
【0051】図9はインクジェットヘッドによりカラー
フィルタの画素を着色している様子を上から見た図であ
り、インクジェットヘッドについては、ノズル列の位置
のみを示している。また、決められたパターンのうち赤
に着色されるべき部分を着色しているときの様子を示
す。なお、図16において各画素に描かれているR,
G,Bの文字はそれぞれの画素が赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)に着色されることを示している。
【0052】ノズル列310はインクジェットヘッドに
形成されており、ここからインクが吐出されて基板上に
インクドットが形成される。カラーフィルタの画素(フ
ィルタエレメント)311は基板上にインクドットが形
成される部分である。
【0053】図9の例では、カラーフィルタの画素の間
隔P1とインクジェットヘッドのノズル間隔P2とが一
致していないことから、ヘッドを角度θ傾けて、Y方向
に3つ毎に並ぶ同じ色の画素の位置と5個毎のノズルか
ら吐出されるインクの位置を一致させ、インクジェット
ヘッドを図中のX方向に相対的に動かしながらインクド
ットを画素311の中に形成することにより、画素内を
着色する。これを赤、緑、青それぞれのインクを吐出す
るインクジェットヘッドで行うことによりカラーフィル
タを製造する。このため、この図に示された赤の画素を
着色するためのインクジェットヘッドでは右下から数え
て2番目、7番目、12番目のノズルは吐出を行い、ほ
かのノズルは吐出しない。
【0054】なお、この例では、インクジェットヘッド
として、ノズルピッチ360dpi(70.5μm)の
一般的なインクジェット方式のヘッドを用いている。ま
た、カラーフィルタとして、画素間の間隔100μmの
ものを示している。
【0055】なお、カラーフィルタをフルカラー表示の
ための光学要素として用いる場合には、R,G,Bの3
色のフィルタエレメントを1つのユニットとして1つの
画素を形成するが、このフィルタエレメントの配列に
は、例えば図10(a)に示されるストライプ配列、図
10(b)に示されるモザイク配列、図10(c)に示
されるデルタ配列等が知られている。ストライプ配列
は、マトリクスの縦列が全て同色になる配色である。モ
ザイク配列は、縦横の直線上に並んだ任意の3つのフィ
ルタエレメントがR,G,Bの3色となる配色である。
そして、デルタ配列は、フィルタエレメントの配置を段
違いにし、任意の隣接する3つのフィルタエレメントが
R,G,Bの3色となる配色である。
【0056】図11は上述の実施形態のインクジェット
ヘッドを搭載したカラーフィルタの製造装置の概要を示
した図である。演算部400は描画イメージ(カラーフ
ィルタの画素の配列パターン)401及びノズル切り替
え信号402を生成して出力する。描画イメージ(カラ
ーフィルタの画素の配列パターン)401は、基板50
0上に形成するべき各インクドットの相対位置関係を示
すデータである。ノズル切り替え信号402はカラーフ
ィルタの画素の各点と対応するノズルの切り替えを指示
する。なお、ノズル群の切り替えの具体的な方法を図1
5を用いて説明すると、はじめに右から数えて2、7、
12番目のノズル群を使用しているとすると、その次は
3、8、13番目のノズル群、さらにその次は4、9、
14番目のノズル群と順送りにするのが容易であるが、
他の方法によってもかまわない。
【0057】また、ノズル群の切り替えは、現在使用し
ているノズルの寿命がきたときに順次行うものとする。
ノズルの寿命は、例えば1つのノズル群の使用時間に基
づいて判定され、1つのノズル群の使用時間が所定時間
に達した場合に、寿命がきたと判定する。
【0058】描画データ生成装置403は、ノズル切り
替え信号402に従って基板上の各画素とノズルの関連
付けを行うことにより、各インクドットの基板上の絶対
位置のデータである描画データを生成する。この際、ノ
ズルが切り替えられると、それに伴って、切り替え前後
のノズルの位置の変化をノズル配置に関する既知のデー
タから計算し、ノズル切り替え前後の各インクドット形
成時のステージ408の位置をその分だけ変化させる。
【0059】ドライバー404は、描画データに従い、
インクジェットヘッド405、送り装置406,407
を駆動することにより描画データ通りのインクドットを
基板500上に形成する。インクジェットヘッド405
は、赤色のインクを吐出する赤色ヘッド405a、緑色
のインクを吐出する緑色ヘッド405b、青色のインク
を吐出する青色ヘッド405cを備えている。送り装置
406,407は、ドライバー404からの信号に応じ
てステージ408の位置をそれぞれX方向、Y方向に動
かす。ステージ408は着色される基板500を保持す
る。上記構成により、基板500上に描画イメージ40
1に応じた描画パターンが生成される。
【0060】なお、本実施形態ではノズル切り替えに伴
う、ノズル位置のずらし量に相当する基板と描画ヘッド
の位置関係の変化をノズルのノズル配置に関する既知の
データから推定しているが、画像処理装置などにより、
実際に各ノズルにより形成されるインクドットの位置関
係を測定しても良い。
【0061】図12は上述の実施形態4のカラーフィル
タ製造装置によりカラーフィルタを製造する過程を工程
順に模式的に示した図である。
【0062】(a)まず、図12(a)に示されるよう
に、マザー基板512の表面に透光性のない樹脂材料に
よって隔壁506を矢印B方向から見て格子状パターン
に形成する。格子状パターンの格子穴の部分507はフ
ィルタエレメント503が形成される領域、すなわちフ
ィルタエレメント領域である。この隔壁506によって
形成される個々のフィルタエレメント領域507の矢印
C方向から見た場合の平面寸法は、例えば30μm×1
00μm程度に形成される。
【0063】隔壁506は、フィルタエレメント領域5
07に供給されるフィルタエレメント材料の流動を阻止
する機能及びブラックマトリクスの機能を併せて有す
る。また、隔壁506は任意のパターニング手法、例え
ばフォトリソグラフィー法によって形成され、さらに必
要に応じてヒータによって加熱されて焼成される。
【0064】(b)隔壁506の形成後、図12(b)
に示されるように、フィルタエレメント材料の液滴50
8を各フィルタエレメント領域507に供給することに
より、各フィルタエレメント領域507をフィルタエレ
メント材料513で埋める。図12(b)において、符
号513RはR(赤)の色を有するフィルタエレメント
材料を示し、符号513GはG(緑)の色を有するフィ
ルタエレメント材料を示し、そして符号513BはB
(青)の色を有するフィルタエレメント材料を示してい
る。
【0065】(c)各フィルタエレメント領域507に
所定量のフィルタエレメント材料が充填されると、ヒー
タによってマザー基板512を例えば70℃程度に加熱
して、フィルタエレメント材料の溶媒を蒸発させる。こ
の蒸発により、図12(c)に示されるようにフィルタ
エレメント材料513の体積が減少し、平坦化する。体
積の減少が激しい場合には、カラーフィルタとして十分
な膜厚が得られるまで、フィルタエレメント材料の液滴
の供給とその液滴の加熱とを繰り返して実行する。以上
の処理により、最終的にフィルタエレメント材料の固形
分のみが残留して膜化し、これにより、希望する各色フ
ィルタエレメント503が形成される。
【0066】(d) 以上によりフィルタエレメント5
03が形成された後、それらのフィラメント503を完
全に乾燥させるために、所定の温度で所定時間の加熱処
理を実行する。その後、例えば、スピンコート法、ロー
ルコート法、リッピング法、又はインクジェット法等と
いった適宜の手法を用いて、図12(d)に示されるよ
うに、保護膜504を形成する。この保護膜504は、
フィルタエレメント503等の保護及びカラーフィルタ
501の表面の平坦化のために形成される。
【0067】以上のように本実施形態4によれば、イン
クジェットヘッドによって粘度の高い微量なカラーフィ
ルタ着色料を塗布することができ、カラーフィルタの色
むらをなくすことができる。また、工程上、3色の加法
原色のカラーフィルタ材料を1度で塗布することもでき
るし、カラーフィルタ材料を直接フィルタエレメントに
吐出するので無駄に消費することもない。このため、歩
留まりを高くすることができ、コストパフォーマンスが
よいカラーフィルタ製造装置を得ることができる。特
に、従来方法よりも格段に低コストで作成できるので、
インクジェットヘッドのコストを考えても、コストパフ
ォーマンスがよいカラーフィルタを得ることができる。
また、カラーフィルタ材料を無駄にせず環境によい。
【0068】実施形態5.本実施形態5においては、上
述の実施形態のインクジェットヘッドを用いたEL基板
製造装置によりEL基板を作成する手順について説明す
る。この場合のEL基板製造装置は、上記の実施形態4
で説明したカラーフィルタ製造装置(図11)の構成を
ほとんど適用することができるので、その構成の図示は
省略するものとする。
【0069】図13は本実施形態5に係るEL装置の製
造方法の主要工程及び最終的に得られるEL装置の主要
断面構造を示した図である。EL装置601は、図20
(d)に示されるように、透明基板604上に画素電極
602が形成され、各画素電極602間にバンク605
が矢印G方向から見て格子状に形成され、それらの格子
状凹部の中に正孔注入層620が形成され、矢印G方向
から見てストライプ配列等といった所定配列となるよう
に、R色発光層603R、G色発光層603G及びB色
発光層603Bが各格子状凹部の中に形成され、さらに
それらの上に対向電極613が形成されている。
【0070】上記の画素電極602をTFD(薄膜ダイ
オード)素子等といった2端子型のアクティブ素子によ
って駆動する場合には、上記対向電極613は矢印G方
向から見てストライプ状に形成される。また、画素電極
602をTFT(薄膜トランジスタ)等といった3端子
型のアクティブ素子によって駆動する場合には、上記の
対向電極613は単一な面電極として形成される。
【0071】各画素電極602と各対向電極613とに
よって挟まれる領域が1つの絵素ピクセルとなり、R,
G,B3色の絵素ピクセルが1つのユニットとなって1
つの画素を形成する。各絵素ピクセルを流れる電流を制
御することにより、複数の絵素ピクセルのうちの希望す
るものを選択的に発光させ、これにより矢印H方向に希
望するフルカラー像を表示することができる。
【0072】上記のEL装置601は例えば次のように
製造される。 (a)図13(a)に示されるように、透明基板604
の表面にTFD素子やTFT素子等といった能動素子を
形成し、さらに画素電極602を形成する。形成方法と
しては、例えば、フォトリソグラフィー法、真空状着
法、スパッタリング法、パイロゾル法等を用いることが
できる。画素電極の材料としてはITO(Indium Tin O
xide)、酸化スズ、酸化インジウムと酸化亜鉛との複合
酸化物等を用いることができる。
【0073】次に、隔壁すなわちバンク605を周知の
パターニング手法、例えばフォトリソグラフィー法を用
いて形成し、このバンク605によって各透明電極60
2の間を埋める。これにより、コントラストの向上、発
光材料の混色の防止、画素と画素との間からの光漏れ等
を防止することができる。バンク605の材料として
は、EL材料の溶媒に対して耐久性を有するものであれ
ば特に限定されないが、フロロカーボンガスプラズマ処
理によりテフロン(登録商標)化できること、例えば、
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、感光性ポリイミド等とい
った有機材料が好ましい。
【0074】次に、正孔注入層用インクを塗布する直前
に、基板604に酸素ガスとフロロカーボンガスプラズ
マの連続プラズマ処理を行う。これにより、ポリイミド
表面は撥水化され、ITO表面は親水化され、インクジ
ェット液滴を微細にパターニングするための基板側の濡
れ性の制御ができる。プラズマを発生する装置として
は、真空中でプラズマを発生する装置でも、大気中でプ
ラズマを発生する装置でも同様に用いることができる。
【0075】次に、正孔注入層用インクをインクジェッ
トヘッドから吐出し、各画素電極602の上にパターニ
ング塗布を行う。その後、大気中、20℃(ホットプレ
ート上)、10分の熱処理により、発光層用インクと相
溶しない正孔注入層620を形成する。膜厚は例えば4
0nm程度である。
【0076】(b)次に、図13(b)に示されるよう
に、各フィルタエレメント領域内の正孔注入層620の
上にインクジェット手法を用いてR発光層用インク及び
G発光層用インクを塗布する。ここでも、各発光層用イ
ンクは、インクジェットヘッドから吐出する、インク組
成物の固形分濃度及び吐出量を変えることにより膜厚を
変えることが可能である。
【0077】発光層用インクの塗布後、真空(1tor
r)中、室温、20分等という条件で溶媒を除去し(工
程P58)、続けて窒素雰囲気中、150℃、4時間の
熱処理により共役化させてR色発光層603R及びG色
発光層603Gを形成する。膜厚は50nm程度であ
る。熱処理により共役化した発光層は溶媒に不溶であ
る。ここで、R色発光層603Rには例えばローダミン
BをドープしたPPV(ポリパラフェニレンビニレン)
のキシレン溶液が用いられる。また、G色発光層603
Gには例えばMEH・PPVのキシレン溶液が用いられ
る。B色発光層603Bには例えばクマリンをドープし
たPPVのキシレン溶液が用いられる。
【0078】なお、発光層を形成する前に正孔注入層6
20に酸素ガスとフロロカーボンガスプラズマの連続プ
ラズマ処理を行っても良い。これにより、正孔注入層6
20上にフッ素化物層が形成され、イオン化ポテンシャ
ルが高くなることにより正孔注入効率が増し、発光効率
の高い有機EL装置を提供できる。
【0079】(c)次に、図13(c)に示されるよう
に、B色発光層603Bを各絵素ピクセル内のR色発光
層603R、G色発光層603G及び正孔注入層620
の上に重ねて形成する。これにより、R,G,Bの3原
色を形成するのみならず、R色発光層603R及びG色
発光層603Gとバンク605との段差を埋めて平坦化
することができる。これにより、上下電極間のショート
を確実に防ぐことができる。B色発光層603Bの膜厚
を調整することで、B色発光層603BはR色発光層6
03R及びG色発光層603Gとの積層構造において、
電子注入輸送層として作用してB色には発光しない。
【0080】以上のようなB色発光層603Bの形成方
法としては、例えば湿式法として一般的なスピンコート
法を採用することもできるし、あるいは、R色発光層6
03R及びG色発光層603Gの形成法と同様のインク
ジェット法を採用することもできる。
【0081】(d)その後、図13(d)に示されるよ
うに、対向電極613を形成することにより、目標とす
るEL装置601を製造する。対向電極613はそれが
面電極である場合には、例えば、Mg,Ag,Al,L
i等を材料として、蒸着法、スパッタ法等といった成膜
法を用いて形成できる。また、対向電極613がストラ
イプ状電極である場合には、成膜された電極層をフォト
リソグラフィー法等といったパターニング手法を用いて
形成できる。
【0082】なお、以上に説明したEL装置の製造方法
においては、インクジェットヘッドの制御方法として、
図13における各絵素ピクセル内の正孔注入層620及
びR,G,B各色発光層603R,603G,603B
に、インクジェットヘッドの1回の主走査Xによって形
成するのではなく、1個の絵素ピクセル内の正孔注入層
及び/又は各色発光層を複数のノズルによってn回、例
えば4回、重ねてインク吐出を受けることにより所定の
膜厚を形成するようにしてもよい。このようにすること
により、仮に複数のノズル間においてインク吐出量にバ
ラツキが存在する場合でも、複数の絵素ピクセル間で膜
厚にバラツキが生じることを防止でき、それ故、EL装
置の発光面の発光分布特性を平面的に均一にすることが
できる。このことは、図13(d)のEL装置601に
おいて、色むらのない鮮明なカラー表示が得られるとい
うことを意味している。
【0083】以上のように、本実施形態のEL装置の製
造方法によれば、インクジェットヘッドを用いたインク
吐出によってR,G,Bの各色絵素ピクセルを形成する
ので、フォトリソグラフィー法を用いる方法のような複
雑な工程を経る必要も無く、また、材料を浪費すること
も無い。
【0084】また、EL装置に発光層等を形成する方法
として、従来では、例えば金属染料等を発光層に蒸着さ
せる方法が採られているが、インクジェット方式でOE
L基板の製造を行うと、電界発光素子となる高分子有機
化合物の塗布とパターニングとが一度で行える。また、
目的の位置に直接吐出するので、電界発光素子となる有
機化合物を無駄にせず必要最小限の量を吐出するだけで
済む。
【0085】また、R,G,B各色発光層603R,6
03G,603Bに用いられる有機化合物及び溶液は各
種のものがあるので、特に上記に示したものでなくても
よい。また、中間色を発色するような材料を用いてもよ
い。但し、それぞれの材料によって重量、粘度等が変わ
るので、吐出する材料に応じて、インク重量及びインク
スピードを調整しておく必要がある。
【0086】実施形態6.本発明の実施形態6として上
述の実施形態のインクジェットヘッドを搭載した、DN
Aチップを製造する装置、いわゆるスポッタ(spotter
)と呼ばれる装置について説明する。インクジェット
方式は、特に最近、バイオテクノロジーの分野、特に所
謂DNAチップの作成への利用が注目されている。
【0087】DNA(Deoxyribo Nucleic Acids :デオ
キシリボ核酸)チップ(DNAマイクロアレイともい
う)とは、DNAの塩基の相補性を利用し、検査を行う
ためのものである。DNAとは、塩基、糖(デオキシリ
ボース)及びリン酸が結合したもの(ヌクレオチド)が
さらに結合し、最終的には2重らせん形となったもので
ある。ここで、塩基はアデニン(A)、グアニン
(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4種類があ
る。なお、ここでいうDNAとは、逆転写酵素を用いて
RNA(リボ核酸)に基づいて相補的に生成されたcD
NA(complementary DNA)も含むものとする。
【0088】2重らせんを構成する2つの1本鎖は、こ
の4種類のヌクレオチドが反復結合し、配列したもので
ある。そして、1本鎖の各塩基同士が接続されている。
ここで、アデニン(A)とグアニン(G)との間でしか
結合は生じないし、シトシン(C)とチミン(T)との
間でしか結合は生じない。これが塩基の相補性である。
塩基(ヌクレオチド)の配列に基づいて遺伝情報を得る
ことができるので、この配列を解析することは非常に重
要である。この解析を簡単に行うための道具(ツール)
がDNAチップである。
【0089】チップ(スライド、基板)上には、例え
ば、配列が予め分かっている、目印が付けられた1種又
は複数種の1本鎖の核酸の断片(プローブ)が例えばマ
トリクス状に貼付られている。ここに未知の配列の複数
種又は1種の1本鎖の断片(例えばオリゴヌクレオチド
等の標的核酸。以下、試料という)を触れさせる(ハイ
ブリダイズする)と、結合したものには例えば蛍光する
マーカー等の目印を付けておく。例えば蛍光顕微鏡等に
より、結合により蛍光しているプローブを見つけ出し、
そのプローブの配列と対になる配列を試料の配列とする
ことにより、試料の配列を解析する。また、この配列に
基づいたさらなる解析も行うことができる。
【0090】DNAチップを作成するには、フォトリソ
グラフィー方法を用いてDNAを合成させる方法と、ペ
ンを用いて溶かした溶液をスライド上に載せる(スポッ
トする)方法とが主にある。インクジェット方式は核酸
プローブとなる溶液(以下、単に溶液という)をチップ
上に直接吐出するものである。インクジェット方式の場
合には、スポットDNAの溶液の量がペンを用いる場合
に比べて少なくなる。例えば、ペンを用いると少なくと
も数百pl(ピコリットル:10-12l)がスポットさ
れるが、インクジェットでは数plも可能である。した
がって、1つのスポットのスケール(面積)を小さくす
ることができる。このため、1チップ上のスポット数を
多くすることができ、密度を高めることができる。これ
は、検査時間、スペース等の節約になる。ただ、実際に
は解析精度との関係で、或る程度のスケールを必要とす
る場合もある。
【0091】従来でもDNAチップの製造にインクジェ
ット方式を利用する考え方はあったが、上述のように吐
出液が高粘度であるため、従来のインクジェットヘッド
においては不適当であった。そこで、本実施形態おいて
は、高粘度のインク液滴を吐出することができるインク
ジェットヘッドの特徴を生かし、DNAチップの製造に
用いるものである。また、インクジェットヘッド10を
使い捨てにし、取り替えができるようにしてもよい。こ
れによりヘッドを洗浄等する必要がなくなるので時間効
率がよくなるし、洗浄漏れによるクロスコンタミネーシ
ョンも生じない。この場合には、溶液のコストを考える
とインクジェットヘッド10内に残される溶液の量は少
ない程よい。
【0092】図14は上述の実施形態のインクジェット
ヘッドを搭載したDNAチップ製造装置の構成図であ
る。同図において、インクジェットヘッド700は上述
の実施形態1及び2の何れかを用いるものとし、或いは
それらを複数つなぎ合わせたもの(例えばいわゆるライ
ンインクジェットヘッド)であってもよい。インクジェ
ットヘッド700はY方向駆動軸702にY軸方向に移
動自在に支持されており、Y方向駆動軸702にはY方
向駆動モータ703が接続されている。Y方向駆動モー
タ703には、例えばステッピングモータ等が用いら
れ、制御手段707からY軸方向の駆動信号が供給され
ると、Y方向駆動軸702を回転させる。Y方向駆動軸
702が回転させられると、インクジェットヘッド70
0はY方向駆動軸702の方向に沿って移動する。X方
向ガイド軸704は、基台706に対して動かないよう
に固定されている。作業台701がこのX方向ガイド軸
704にはX軸方向に移動自在に支持されている。
【0093】作業台701は、製造すべきチップ群70
8を設置させるものである。チップ群708は例えば作
業台701上に8×6で並べられている。作業台701
には作業台駆動モータ705が備えられている。作業台
駆動モータ705も、例えばステッピングモータ等が用
いられる。制御手段707からX軸方向の駆動信号が供
給されると、作業台701をX軸方向に移動させる。す
なわち、作業台701をX軸方向に駆動し、インクジェ
ットヘッド700をY軸方向に駆動させることで、イン
クジェットヘッド700をチップ群708上のいずれの
場所にも自在に移動させることができる。また、チップ
群708に対するインクジェットヘッド700の相対速
度も、各軸方向の駆動機構によって駆動する作業台70
1とインクジェットヘッド700の速度によって定ま
る。
【0094】制御手段707は、インクジェットヘッド
700の発振回路102(図1参照)を発振させるため
のインク滴吐出用の電圧を印加し、インク吐出の制御を
行う。また、Y方向駆動モータ703には、インクジェ
ットヘッド700のY軸方向の移動を制御する駆動信号
を送信する。作業台駆動モータ705には作業台701
のX軸方向の移動を制御する駆動信号を送信する。
【0095】なお、本実施の形態では、インクジェット
ヘッド700はY軸方向にしか移動せず、X軸方向につ
いては作業台701が移動するようにした。これを逆に
してもよいし、また、インクジェットヘッド700又は
作業台701のどちらか一方又は双方がX軸方向及びY
軸方向の双方に移動できるようにしてもよい。
【0096】ここで、通常、紙への記録に用いられるイ
ンクジェット印刷装置におけるインクジェットヘッド7
00の各ノズル12の間隔は300dpi(dots per i
nch)、360dpi、600dpi、720dpi等
の表示分解能を満たすものである。したがって、従来の
フォトレジストパターン等を利用しようとすれば、各ノ
ズル4の間隔(以下、ピッチという)をこの分解能に合
わせ、チップ上に並べようとするプローブのピッチもこ
れに合わせるようにすればよい。
【0097】また、インクジェット印刷装置に用いられ
るものと同じインクジェットヘッドを用いてピッチを調
整することもできる。例えば、チップ群708のX軸方
向又はY軸方向に対して平行に設置していたインクジェ
ットヘッド700を角度を持たせて設置し、X軸方向又
はY軸方向に対する間隔を変化させることでピッチを調
整することができる(図9参照)。
【0098】以上のように実施形態6によれば、実施形
態1又は2のインクジェットヘッドを用いてDNAチッ
プを製造するようにしたので、従来の接触ピンやキャピ
ラリを用いたDNAチップ製造装置に比べ、ヘッド部分
の移動時間を短くすることができ、時間等を節約するこ
とができる。また、インクジェットヘッドをカートリッ
ジ化し、駆動制御部分から着脱自在にすれば、容易に取
り替えが行え、洗浄を行う必要がないので時間等を節約
することができる。また、他の液体と混ざり合うことも
なく、クロスコンタミネーションを防止することができ
る。その際、リザーバ31の大きさ、流路32の長さを
必要最小限にしておけば、DNAチップ製造の際に残っ
てしまう液体量を少なくすることができ、経済的であ
る。また、インクジェットヘッド700はSi基板1並
びにガラス基板2及び3を陽極接合で接合しているた
め、接着剤等の有機化合物が溶液に溶け込むこともな
く、溶液に不純物が混入してしまう等の問題も生じな
い。
【0099】実施の形態7.上述の実施形態6は、DN
Aチップの製造について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではない。例えば、プロテイン(蛋白質)
チップ、他の核酸(例えば、Ribo Nucleic Acid:リボ
核酸、Peptide Nucleic Acids:ペプチド核酸等)チッ
プ等、他のバイオ、ウィルス等の生体化学に関する分子
(生体分子)のマイクロアレイ、物質検査のチップ等に
利用することもできる。また、上述の実施の形態では、
DNAチップを製造するためのプローブとなる溶液を吐
出したが、逆に、生体から採取した標的核酸を吐出させ
るようにしてもよい。また、チップ上でオリゴヌクレオ
チドを化学合成するために用いることもできる。
【0100】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インク液
滴を吐出するノズル孔と、ノズル孔の各々に連通する吐
出室(インクキャビティ)と、吐出室(インクキャビテ
ィ)の少なくとも一方の壁を構成する振動板と、振動板
に変形を生じさせる駆動手段とを備え記駆動手段が振動
板を静電気力により変形させる電極からなるインクジェ
ットヘッドにおいて、振動板のコンプライアンスを3.
32×10-205/N〜2.28×10-195/Nの範
囲内に設定したので、高粘度微少量の吐出を可能にして
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドの分解斜視図である。
【図2】図1のインクジェットヘッドの断面側面図であ
る。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】吐出液の各粘度における振動板コンプライイア
ンスと吐出速度との関係を示した特性図である。
【図5】本発明の実施形態2に係るインクジェットヘッ
ドの分解斜視図である。
【図6】図5のインクジェットヘッドの断面側面図であ
る。
【図7】図6のA−A線矢視図である。
【図8】本発明の実施形態3に係るインクジェット記録
装置の構成図である。
【図9】インクジェットヘッドによりカラーフィルタの
画素を着色している様子を上から見た状態を示した図で
ある。
【図10】カラーフィルタのフィルタエレメントの配列
例を示した説明図である。
【図11】本発明の実施形態4に係るカラーフィルタの
製造装置の概要を示した図である。
【図12】図11のカラーフィルタ製造装置によりカラ
ーフィルタを製造する過程を工程順に模式的に示した図
である。
【図13】本発明の実施形態5に係るEL装置の製造方
法の主要工程及び最終的に得られるEL装置の主要断面
構造を示した図である。
【図14】本発明の実施形態6に係るDNAチップ製造
装置の構成図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第2の基板 3 第3の基板 4 ノズル孔 5 振動板 6 吐出室(インクキャビティ) 7 オリフィス 8 リザーバ 9 振動室 10 インクジェットヘッド 15 凹部 21 電極 24 絶縁膜 101 配線 102 発振回路 103 インク 104 インク液滴 105 記録紙 300 プラテン 301 インクタンク 302 キャリッジ 303 ポンプ 304 キャップ 305 排インク溜 306 インク供給チューブ 308 廃インク回収チューブ 310 ノズル列 311 画素 400 演算部 401 描画イメージ 402 信号 403 描画データ生成装置 404 ドライバー 405 インクジェットヘッド 405a 赤色ヘッド 405b 緑色ヘッド 405c 青色ヘッド 406,407 送り装置 408 ステージ 500 基板 501 カラーフィルタ 503 フィルタエレメント 504 保護膜 506 隔壁 507 フィルタエレメント領域 508 液滴 512 マザー基板 513 フィルタエレメント材料 601 装置 602 各画素電極 603B 色発光層 603G 色発光層 603R 色発光層 604 透明基板 605 バンク 613 対向電極 700 インクジェットヘッド 701 作業台 702 Y方向駆動軸 703 Y方向駆動モータ 704 X方向ガイド軸 705 作業台駆動モータ 706 基台 707 制御手段 708 チップ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FA02 FA10 FA15 FB01 2C057 AF99 AG12 AG54 AG55 AJ10 AN01 AN07 AP02 AP24 AQ01 AQ02 BA03 BA04 BA15 2H048 BA02 BA64 BB03 BB28 BB42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴を吐出するノズル孔と、該ノ
    ズル孔の各々に連通する吐出室と、該吐出室の少なくと
    も一方の壁を構成する振動板と、該振動板に変形を生じ
    させる駆動手段とを備え、前記駆動手段が前記振動板を
    静電気力により変形させる電極からなるインクジェット
    ヘッドにおいて、 前記振動板のコンプライアンスは、3.32×10-20
    5/N〜2.28×10-195/Nの範囲内にあるこ
    とを特徴とするインクジエットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記振動板の板厚は、10μm〜19μ
    mの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載のイン
    クジエットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記振動板の板厚は、13±3μmの範
    囲内にあることを特徴とする請求項2記載のインクジエ
    ットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記インク液滴の粘度は、5cP〜50
    cPの範囲内にあることを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載のインクジエットヘッド。
  5. 【請求項5】 1回に吐出する液滴量は5ng〜30n
    gの範囲内にあることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載のインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 前記インク液滴の粘度は5cP〜10c
    Pの範囲内で、且つ、前記振動板の板厚は10μm〜1
    9μmの範囲内にあることを特徴とする請求項1乃至5
    の何れかに記載のインクジエットヘッド。
  7. 【請求項7】 前記振動板と前記電極との間の距離は7
    00Å〜1200Åの範囲内にあることを特徴とする請
    求項1乃至6の何れかに記載のインクジエットヘッド。
  8. 【請求項8】 前記振動板と前記電極との間に加える駆
    動電圧は、30V〜40Vの範囲内であることを特徴と
    する請求項1乃至7の何れかに記載のインクジエットヘ
    ッド。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載のインク
    ジェットヘッドが搭載されたことを特徴とするインクジ
    ェットヘッド記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8の何れかに記載のイン
    クジェットヘッドが搭載されたことを特徴とするカラー
    フィルタの製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至8の何れかに記載のイン
    クジェットヘッドが載されたことを特徴とする電界発光
    基板製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至8の何れかに記載のイン
    クジェットヘッドが載されたことを特徴とするマイクロ
    アレイ製造装置。
JP2002058823A 2002-03-05 2002-03-05 インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置、カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロアレイ製造装置 Pending JP2003251802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002058823A JP2003251802A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置、カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロアレイ製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002058823A JP2003251802A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置、カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロアレイ製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003251802A true JP2003251802A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28668689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002058823A Pending JP2003251802A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置、カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロアレイ製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003251802A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057872A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Toppan Printing Co Ltd インキ吐出印刷物及びインキ吐出印刷物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057872A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Toppan Printing Co Ltd インキ吐出印刷物及びインキ吐出印刷物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4200810B2 (ja) ディスプレー製造装置、及び、ディスプレー製造方法
US7455389B2 (en) Ejecting method and ejecting apparatus
US7101440B2 (en) Ejecting method and ejecting apparatus
KR100493553B1 (ko) 토출 장치와 그 제어 방법, 토출 방법, 마이크로 렌즈어레이의 제조 방법 및 전기광학장치의 제조 방법
US8366232B2 (en) Method of measuring landed dot, measuring apparatus for landed dot, liquid droplet ejection apparatus, method of manufacturing electro-optic apparatus, electro-optic apparatus, and electronic apparatus
KR101567506B1 (ko) 잉크젯 프린팅 장치 및 그 구동 방법
JP3988645B2 (ja) 吐出方法、吐出装置、カラーフィルタの製造方法、エレクトロルミネッセンス装置の製造方法、およびプラズマディスプレイパネルの製造方法
TW200426036A (en) Method of controlling drive of function liquid droplet ejection head; function liquid droplet ejection apparatus; electro-optic device; method of manufacturing LCD device, organic EL device, and so on; method of forming spacer, metallic wiring, and so on
US7784425B2 (en) Droplet ejecting apparatus, electro-optic device, electronic apparatus, and droplet ejecting method
EP1674896B1 (en) Methods of printing filter material for the production of colour filters of display devices
KR100528585B1 (ko) 제막 장치와 그 액상체 충전 방법 및 디바이스 제조방법과 디바이스 제조 장치 및 디바이스
JP4293042B2 (ja) 液滴吐出装置を用いた描画方法および液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法
JP2003251802A (ja) インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置、カラーフィルタの製造装置、電界発光基板製造装置及びマイクロアレイ製造装置
JP2002131529A (ja) 表示装置用のパネルの製造方法および製造装置、光学素子の製造方法および製造装置、物品の製造方法および製造装置
JP2003254970A (ja) インクジェットヘッド、マイクロアレイ製造装置及びマイクロアレイ製造方法、マイクロアレイ検査装置、カラーフィルタ製造装置及びカラーフィルタ製造方法並びに電界発光基板製造装置及び電界発光基板製造方法
JP2003231251A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッド製造方法並びにマイクロアレイ製造装置、その製造方法及びマイクロアレイ製造方法、インクジェット記録装置、その製造方法及びインクジェット記録方法、カラーフィルタ製造装置、その製造方法及びカラーフィルタ製造方法並びに電界発光基板製造装置、その製造方法及び電界発光基板製造方法
JP2003154652A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置及びその製造方法、カラーフィルタの製造装置及びその製造方法、並びに電界発光基板製造装置及びその製造方法
JP2004226321A (ja) 液滴吐出ヘッド及びディスペンサ並びにそれらの製造方法並びにバイオチップ製造方法
JP2005349385A (ja) 液滴吐出装置、電気光学装置、電子機器、および液滴吐出方法
JP2003266710A (ja) インクジェットヘッドの製造方法、該方法に用いる装置、並びにインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置、カラーフィルタ製造装置及びその製造方法、並びに電界発光基板製造装置及びその製造方法
JP2004160904A (ja) 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにマイクロアレイ製造方法及び製造装置
JP2003182071A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置及びその製造方法、カラーフィルタの製造装置及びその製造方法、並びに電界発光基板製造装置及びその製造方法
JP2003266711A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置及びその製造方法、カラーフィルタの製造装置及びその製造方法、並びに電界発光基板製造装置及びその製造方法
JP3931628B2 (ja) インクジェットヘッドの駆動方法
JP4013596B2 (ja) 製膜装置と製膜方法、およびデバイス製造装置とデバイス製造方法並びにデバイス