JP2003251315A - 産廃再利用方法及び沈床ブロック体 - Google Patents

産廃再利用方法及び沈床ブロック体

Info

Publication number
JP2003251315A
JP2003251315A JP2002056753A JP2002056753A JP2003251315A JP 2003251315 A JP2003251315 A JP 2003251315A JP 2002056753 A JP2002056753 A JP 2002056753A JP 2002056753 A JP2002056753 A JP 2002056753A JP 2003251315 A JP2003251315 A JP 2003251315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
industrial waste
block body
industrial
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002056753A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Mabuchi
和三 馬渕
Takeshi Mabuchi
健 馬渕
Yoko Mabuchi
陽子 馬渕
剛 馬渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMATATSUGUMI KK
Yamatatsugumi KK
Original Assignee
YAMATATSUGUMI KK
Yamatatsugumi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMATATSUGUMI KK, Yamatatsugumi KK filed Critical YAMATATSUGUMI KK
Priority to JP2002056753A priority Critical patent/JP2003251315A/ja
Publication of JP2003251315A publication Critical patent/JP2003251315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/58Construction or demolition [C&D] waste
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】産業廃棄物を新たな資源として再利用する産廃
再利用方法、ならびに、該産廃再利用方法によって製造
した沈床ブロック体を提供すること。 【解決手段】枠体21を組む工程と、該枠体21に産業
廃棄物12を詰め込む工程と、前記枠体21の上面を、
前記産業廃棄物12を覆うように化粧材23を組み付け
て一体化する工程を経てなるところに沈床ブロック体2
0の構成特徴があり、この沈床ブロック体20を水中に
設置することで前記産業廃棄物と水とを接触させるとこ
ろに産廃再利用方法の構成特徴があり、産業廃棄物12
として、廃焼結体、水産廃棄物、建設廃材、金属くず、
廃プラスチック類、繊維くず、木くず、ゴムくず、鉱さ
い、炭化物などを含む群より選ばれたいずれか1種又は
2種以上の混合物が使用されており、自然環境復元(水
棲生物生息環境の創出、周辺環境の景観向上、水質浄化
など)手法の資材としての活用ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業廃棄物の再利
用方法及び該再利用方法にて製造した沈床ブロック体に
関し、より詳しくは、廃焼結体、水産廃棄物、建設廃
材、金属くず、廃プラスチック類、繊維くず、木くず、
ゴムくず、鉱さい、炭化物、他、これらの産業廃棄物を
新たな資源として再利用を図る再利用方法、ならびに、
該再利用方法によって製造され、水棲生物の生息環境創
出、周辺環境の景観向上、水質浄化などを図ることので
きる沈床ブロック体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より窯業界において、例えばタイル
生産工場や碍子生産工場、瓦生産工場などから産業廃棄
物として排出される廃焼結体は、各生産会社から集積さ
れて埋め立て処分場に廃棄されている。廃焼結体がタイ
ルである場合を例にして説明すると、廃棄タイルを有効
利用する方法において、廃棄タイルの中で無釉薬のタイ
ルの場合には、これらを粉砕して低耐火度の耐火物骨材
として使用する方法が汎用されている。また、廃棄タイ
ルを細かく粉砕してタイル生産原料にリサイクルする方
法も公知である。
【0003】一方、建築、土木作業などの現場において
残存した固化生コンクリートは、産業廃棄物と化し、ま
た、解体作業時に多量のコンクリートガラが発生する
が、これらは、細かく砕かれ路盤材として再利用する方
法が汎用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記処理方法のうち、
各生産会社から集積されて埋め立て処分場に廃棄する場
合、廃棄処分場の確保が不可能になりつつある。したが
って、各生産会社に最終処分まで責任を負うことが義務
づけられ、廃棄物の管理監視がなされ、多大なる経費負
担増になり、すでに処分場の確保が出来なくなりつつあ
る現状において、窯業界から産業廃棄物として排出され
る廃タイルや瓦、碍子などの各種焼結体、林業界から産
業廃棄物として排出される間伐材や剪定枝など、化成工
業界から産業廃棄物として排出される廃プラスチックな
どの石油系廃棄物、建設業界から産業廃棄物として排出
される廃木材やコンクリートガラ、玉石など、水産業界
から産業廃棄物として排出される貝殻や甲羅などをリサ
イクルして有効利用することが当面の大きな課題となっ
ている。
【0005】例えば廃棄タイルを有効利用する方法にお
いて、低耐火度の耐火物骨材として使用する方法の場合
には、各種のタイルを生産している数多くのタイル工場
から排出されるタイルから分別採集することに困難さが
あり、コストがかかるため極めて限られた有効利用であ
り、また、廃棄タイルを細かく粉砕してタイル生産原料
にリサイクルする方法は、成分、品質の点で障害の大き
いものであった。すなわち、例えばタイル産業の産業廃
棄物のリサイクル処理方法として満足的な方法が行われ
ていなかった。
【0006】本発明はかかる実情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、産業廃棄物を新たな資
源として再利用する産廃再利用方法、ならびに、該産廃
再利用方法によって製造した沈床ブロック体を、簡単な
構造で提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した手段は、叙上の特許請求の範囲に記
載されたとおりである。
【0008】すなわち、請求項1の発明は、廃焼結体、
水産廃棄物、建設廃材、金属くず、廃プラスチック類、
繊維くず、木くず、ゴムくず、鉱さい、炭化物などを含
む群より選ばれたいずれか1種又は2種以上の産業廃棄
物を再利用する産廃再利用方法であって、枠体を組む工
程と、該枠体に産業廃棄物を詰め込む工程と、前記枠体
の上面を、前記産業廃棄物を覆うように化粧材を組み付
けて一体化する工程を経てなる沈床ブロック体を得、こ
れを水中に設置することで前記産業廃棄物と水と接触さ
せ、自然環境復元手法の資材として活用するものを、そ
の要旨とする。
【0009】なお、本明細書において、”廃焼結体”と
は、窯業界から排出される不要な廃棄物のすべてを含む
ものとする。より具体的には、皿や椀、花瓶などの生活
陶磁器、衛生陶磁器、タイル、レンガ、焼結ブロック
(透水ブロック)、瓦、ガイシなどの規格外製品もしく
は破損製品などが例示できる。
【0010】また、 ”自然環境復元手法”とは、水質
浄化、水環境の改善、水棲生物生息環境の創出、周辺環
境の景観向上などを目的とした工法、を指し示す用語と
して使用する。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の産廃
再利用方法において、前記産業廃棄物が、通水可能な袋
状もしくは箱状の網状体又は有孔体に収容されているこ
とものを、その要旨とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の産廃再利用方法において、前記枠体の原材が、間伐材
や竹などの自然原材、廃プラスチック等の石油系廃材、
コンクリート材、擬木材、金属類などを含む群より選ば
れたいずれか1種又は2種以上の組み合わせであるもの
を、その要旨とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の産廃再利用方法において、前記化粧材が、化
粧ブロックであるものを、その要旨とする。
【0014】請求項1〜4の各発明に係る産廃再利用方
法よると、産業廃棄物を新たな資源として再利用する再
利用することができるとともに、周辺環境の景観向上や
水質浄化を図ることのできる沈床ブロック体を、簡単に
製造できる。
【0015】特に、請求項5の産廃再利用方法よると、
請求項1〜4のいずれかに記載の産廃再利用方法におい
て、沈床ブロック体の全体重量を調整するための重量調
整ブロックが備えてあるから、当該沈床ブロック体の浮
揚、傾斜、流失などが防止できる。
【0016】次に、請求項6の発明は、枠体を組む工程
と、該枠体に、廃焼結体、水産廃棄物、建設廃材、金属
くず、廃プラスチック類、繊維くず、木くず、ゴムく
ず、鉱さい、炭化物などを含む群より選ばれたいずれか
1種又は2種以上の産業廃棄物を詰め込む工程と、前記
枠体の上面を該産業廃棄物を覆うように化粧材を組み付
けて一体化する工程、を経てなる沈床ブロック体であっ
て、前記産業廃棄物と水を接触させ、自然環境復元手法
の資材として使用されるものを、その要旨とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項6に記載の沈床
ブロック体において、前記産業廃棄物が、通水可能な袋
状もしくは箱状の網状体又は有孔体に収容されているも
のを、その要旨とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項6又は7に記載
の沈床ブロック体において、前記枠体の原材が、間伐材
や竹などの自然原材、廃プラスチック等の石油系廃材、
コンクリート材、擬木材、金属類などを含む群より選ば
れたいずれか1種又は2種以上の組み合わせであるもの
を、その要旨とする。
【0019】請求項9の発明は、請求項6〜8のいずれ
かにに記載の沈床ブロック体において、前記沈床ブロッ
ク体において、前記化粧材が、化粧ブロックであるもの
を、その要旨とする。
【0020】請求項6〜10の発明に係る各沈床ブロッ
ク体によると、産業廃棄物を新たな資源として再利用す
ることができ、さらに、周辺環境の景観向上や水質浄化
が図れる有益な水質浄化資材として活用できる。
【0021】特に、請求項10の沈床ブロック体による
と、請求項6〜9のいずれかに記載の沈床ブロック体に
おいて、沈床ブロック体の全体重量を調整するための重
量調整ブロックが備えてあるから、当該沈床ブロック体
の浮揚、傾倒、流失などが防止できる。
【0022】
【発明の実施の態様】以下、実施例により、本発明を具
体的に説明するが、これらはその代表的なものを例示し
たに過ぎず、本発明はこの実施例に限定されるものでは
ない。
【0023】図1は、第1実施例の沈床ブロック体10
の概略全体図(部分破断側面図)であり、図2はその分
解側面図である。図3は沈床ブロック体10を構成する
底面部の平面図、図4は同底面部の側面図である。
【0024】図において、第1実施例の沈床ブロック体
10は、有底の枠体11と、該枠体11内に収容された
廃タイル(廃焼結体)12と、前記枠体11の上面に、
前記廃焼結体(廃タイル)12を覆うように組み付けら
れた化粧材13とから構成されており、廃焼結体(廃タ
イル)12は袋状ネット14の中に収納されており、こ
れにより、透水性を確保するとともに、廃タイル(廃焼
結体)12が枠体11から漏洩し流失することを防止す
るようになっている。
【0025】沈床ブロック体10は、つぎの工程にて組
み付けされる。
【0026】まず、平行な間伐材15a間に間伐材15
bを適宜間隔離して架設固定するとともに、四隅部にア
ンカーボルト16挿入するための貫通孔16aを穿設し
方形の底面部15を製造する。
【0027】つぎに、底面部15の上面端部に、両端に
アンカーボルト16を貫挿するための貫通孔16aを有
する間伐材(又は廃材)15a、15bを互い違いに積
み上げ、アンカーボルト16を前記貫通孔16aに貫挿
してを固定することで、上端が開口する箱形の枠体11
を形成する。
【0028】ついで、廃タイル(廃焼結体)12を袋状
ネット14の中に詰め込み、前記枠体11中に、袋状ネ
ット14とともに収容し、廃タイル(廃焼結体)12全
体を覆うように化粧材13を固定し、その全体を一体化
すると、実施例の沈床ブロック体10が製造できる。
【0029】ただし、枠体11を作製するための原材を
限定するものではなく、間伐材以外、例えば竹などの不
要な自然原材や廃プラスチック等の石油系廃材、コンク
リート材、擬木、金属類などであってもよく、また、こ
れらの2種以上を適宜組み合わて使用することもでき
る。なお、産業廃棄物でないものを使用しても構わない
が、環境保全と産業廃棄物の有効利用という観点から
は、産業廃棄物を使用することが好ましい。
【0030】また、アンカーボルトに代えて他の公知連
結具にて、その全体を一体化することもできる。
【0031】廃焼結体12は、窯業界の産業廃棄物たる
廃タイルが使用されている。ただし、廃タイルに代え
て、上述した、皿や椀、花瓶などの生活陶磁器、衛生陶
磁器、レンガ、焼結ブロック(透水ブロック)、瓦、ガ
イシなどの規格外製品もしくは破損製品あるいはこれら
の粉砕品を使用することができるし、これらの2種以上
を適宜組み合わて使用することもできる。産業廃棄物で
ない焼結体などを使用しても構わないが、環境保全と産
業廃棄物の有効利用という観点からは、産業廃棄物を使
用することが好ましい。
【0032】廃焼結体12に代えて、水産廃棄物(牡蠣
殻、帆立貝その他の貝殻類や、蟹やエビの甲羅など)、
建設廃材(コンクリートガラ、玉石、剪定枝、木くず、
金属くずなど)、廃プラスチック類、繊維くず、ゴムく
ず、鉱さい、炭化物などに代表される事業系廃棄物の単
独又はこれらの2種以上を組み合わせて袋状ネット14
の中に収納してもよく、これらから礫状のブリケットを
成形しこれを袋状ネット14の中に収納することもでき
る。
【0033】化粧材13は、枠体11の上面に廃焼結体
12を覆うように組み付けされるものてあり、仮に水面
上に露出したとしても、設置場所の周辺環境の景観を向
上させることができる。なお、化粧材13は、枠体内に
詰め込んだ産業廃棄物を覆うものの総称であり、その原
材などを限定するものではなく、また、例えば枠体11
と同種類の間伐材15a、15bを適宜間隔で離して並
べ、これを固着したものでもよい(図1及び図2参
照)。
【0034】得られた沈床ブロック体10は、単独であ
るいはその複数個を連設して、河川や生活排水路などの
所望位置に沈設される。なお、必要に応じて、沈床ブロ
ック体10単独あるいは連結した複数個がアンカー等に
て河川床などに固定されていると、その沈下や転倒防止
ができ、かつ、流失防止が図れるから好適である。
【0035】つぎに、図5は、第2実施例の沈床ブロッ
ク体20の概略全体図(部分破断側面図)である。図6
は同沈床ブロック体20を構成する底面部(重量調整ブ
ロック25)の平面図、図7はこの底面部25の側面図
である。図8は沈床ブロック体20を構成する化粧ブロ
ック23の平面図、図9は同化粧ブロック23の側面図
である。
【0036】図において、第2実施例の沈床ブロック体
20は、枠体21の底面が重量調整ブロック25である
点と、化粧材13が化粧ブロック23である点を除き、
他の構成は第1実施例の沈床ブロック体10と実質同一
である、化粧ブロック23は、所定の間隔をおいて側面
材23aを平面状に組み付けて方形の枠24を得、この
枠24を地上に固定し、その内側に自然石23bを配置
する(図8及び図9参照)。ついで、自然石23b間の
隙間にコンクリート23cを打設し、バイブレータで締
め固め、コンクリート23cの上面に自然石23bを一
体に固着することで製造できる。側面板23aの表面か
らはみ出したコンクリートは必要に応じて仕上げ、或は
高水圧洗浄機で洗い流して表面を仕上げてある。
【0037】本発明の係わる化粧ブロックは、枠体の内
側にコンクリートを打設し、コンクリートの上面に自然
石を配置した後、バイブレータで締め固め、コンクリー
トの上面に自然石を一体に固着したもの、自然石の代わ
りに擬木や擬石を使用したもの、枠体の内側に打設した
コンクリート表面に意匠図柄などを書き込んだ後に硬化
したものなどを含むものとする。
【0038】重量調整ブロック25は、所定の間隔をお
いて側面材25aを平面状に組み付けて方形の枠25a
を作製する。ついで、この枠25aの内側に通水孔25
bを形成するための型(図示しない)を配置し、コンク
リート25cを打設して硬化させた後、脱型することに
より製造したものである(図6参照)。通水孔25bの
大きさ、打設コンクリート25cの量を調整すること
で、所望する所定の自重に調節される。
【0039】枠体21及び枠24の原材として、間伐材
や竹などの自然原材、廃プラスチック等の石油系廃材、
コンクリート材、擬木材、金属類を含む群より選ばれた
いずれか1種にて、あるいは、その2種以上を組み合わ
せて構成されていると、これら産業廃棄物の有効利用が
図れるから、好適である。
【0040】第2実施例の沈床ブロック体20による
と、第1実施例の沈床ブロック体10よりも優れた周辺
環境の景観向上作用が得られる。また、沈床ブロック体
20の底面部に重量調整ブロック25が使用されている
ため、さらに、化粧ブロック23の自重が加わるから、
当該沈床ブロック体の浮揚、傾倒、流失などが防止でき
るから、好ましい。
【0041】なお、産業廃棄物(例えば廃焼結体12)
が大きく、枠体の隙間から漏れ出ない場合には、廃焼結
体12を袋状ネット14などの中に詰め込むことなく、
図10に模式的に示すように、直接枠体21中に収容し
てもよいなど、本発明要旨を変更しない範囲内で適宜設
計変更できる。
【0042】
【発明の効果】このように構成された上記沈床ブロック
体によれば、つぎの格別顕著な作用効果が得られる。
【0043】(1) 産業廃棄物を枠体内に詰め込むように
構成されているから、当該産業廃棄物が露呈することが
なく、周辺の景観を損なうことがない。
【0044】(2) 間伐材や竹などの自然原材、廃プラス
チック等の石油系廃材、コンクリート材、金属製の鉄骨
廃材などを、枠体の原材として使用することができ、こ
れにより、産業廃棄物の有効活用ができるため、産業廃
棄物の排出量を低減することができる。
【0045】(3) 廃タイル等の廃焼結体を袋状ネットな
どの中に詰め込んで或いは詰め込まないで枠体の中に収
容するとともに、その全体を覆うように化粧材が固定さ
れているから、上部表面の高さ揃えなどをする必要がな
いから、特に詰め石を施工する際には石工の専門家が不
可欠であるが、かかる作業を専門とする職人が不要とな
る。
【0046】(4) 作業現場にて簡単に組み付けできるの
で、例えば工事現場で発生するコンクリートガラや玉石
などを工事現場にて処理することができる。すなわち、
工事現場から処理施設に搬送する必要がない。また、工
事現場にて、化粧材や化粧ブロックでその全体を覆うよ
うに構成されているから、表面仕上げ作業が不要とな
り、処理経費を節減することができる。
【0047】(5) 特に、当該産業廃棄物が、多孔質セラ
ミックスや瓦、水産廃棄物(牡蠣殻、帆立貝その他の貝
殻類や、蟹やエビの甲羅など)、炭化物などのような多
孔質体であると、これらに汚水中の汚染物を吸着させ、
除去することができ、水質浄化作用が得られる。
【0048】(6) 当該産業廃棄物が、剪定枝や廃木材な
どであると、魚類の魚巣や産卵場所として機能するし、
玉石やコンクリートガラなどであると、魚類の魚巣や魚
礁として機能する。すなわち、植物性プランクトンを多
量に発生させることができ、魚が集まり、魚類の産卵生
育、その繁殖を図ることができる魚棲息海域にさせるこ
とができる。
【0049】すなわち、産業廃棄物を新たな資源として
再利用することができ、水棲生物の生息環境の創出、周
辺環境の景観向上や水質浄化を図ることのできる沈床ブ
ロック体として、廉価に提供できる等、実効性に優れた
作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施例の沈床ブロック体の概略全
体図(部分破断側面図)である。廃タイル(廃焼結体:
産業廃棄物)は、その一部しか図示されていない。
【図2】図2は、同沈床ブロック体の分解側面図であ
る。廃タイル(廃焼結体:産業廃棄物)は、その一部し
か図示されていない。
【図3】図3は、同沈床ブロック体を構成する底面部の
平面図である
【図4】図4は、図3の底面部を表す側面図である。
【図5】図5は、第2実施例の沈床ブロック体の概略全
体図(部分破断側面図)である。廃タイル(廃焼結体:
産業廃棄物)は、その一部しか図示されていない。
【図6】図6は、同沈床ブロック体を構成する底面部
(重量調整ブロック)の平面図である。
【図7】、図7は、同重量調整ブロックの側面図であ
る。
【図8】図8は、図5の沈床ブロック体を構成する化粧
ブロックの平面図である。
【図9】図9は、同化粧ブロックの側面図である。
【図10】図10は、本発明の他の実施の形態を概略的
に示す部分破断側面図であり、廃焼結体を袋状ネットな
どの中に詰め込むことなく、枠体内に収容されている。
【符号の説明】
10 … 第1実施例の沈床ブロック体 11 … 枠体 12 … 廃タイル(廃焼結体:産業廃棄物) 13 … 化粧材 14 … 袋状ネット 15 … 底面部 15a … 間伐材 15b … 間伐材 16 … アンカーボルト 16a … 貫通孔 20 … 第2実施例の沈床ブロック体 21 … 枠体 23 … 化粧ブロック 23a… 側面材 23b… 自然石 23c… コンクリート 24 … 枠 25 … 重量調整ブロック 25a… 枠 25b… 通水孔 25c… コンクリート 26 … アンカーボルト 26a … 貫通孔 27 … 補強鉄筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬渕 剛 岐阜県揖斐郡大野町大字稲畑203番地の4 Fターム(参考) 2B003 AA01 BB03 DD01 DD03 DD04 DD08 4D003 AA01 BA07 EA01 EA06 EA22 EA30 4D004 AA01 AA04 AA07 AA12 AA16 AA19 AA31 AA33 AA43 BA10 BB02 BB09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃焼結体、水産廃棄物、建設廃材、金属く
    ず、廃プラスチック類、繊維くず、木くず、ゴムくず、
    鉱さい、炭化物などを含む群より選ばれたいずれか1種
    又は2種以上の産業廃棄物を再利用する産廃再利用方法
    であって、 枠体を組む工程と、該枠体に産業廃棄物を詰め込む工程
    と、前記枠体の上面を、前記産業廃棄物を覆うように化
    粧材を組み付けて一体化する工程を経てなる沈床ブロッ
    ク体を得、これを水中に設置することで前記産業廃棄物
    を自然環境復元手法の資材として活用することを特徴と
    する産廃再利用方法。
  2. 【請求項2】前記産業廃棄物が、通水可能な袋状もしく
    は箱状の網状体又は有孔体に収容されていることを特徴
    とする請求項1記載の産廃再利用方法。
  3. 【請求項3】前記産廃再利用方法において、 前記枠体の原材が、間伐材や竹などの自然原材、廃プラ
    スチック等の石油系廃材、コンクリート材、擬木、金属
    類などを含む群より選ばれたいずれか1種又は2種以上
    の組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の産廃再利用方法。
  4. 【請求項4】前記産廃再利用方法において、 前記化粧材が、化粧ブロックであることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の産廃再利用方法。
  5. 【請求項5】前記産廃再利用方法において、 前記沈床ブロック体に、その全体重量を調整するための
    重量調整ブロックを備えたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の産廃再利用方法。
  6. 【請求項6】枠体を組む工程と、該枠体に、廃焼結体、
    水産廃棄物、建設廃材、金属くず、廃プラスチック類、
    繊維くず、木くず、ゴムくず、鉱さい、炭化物などを含
    む群より選ばれたいずれか1種又は2種以上の産業廃棄
    物を詰め込む工程と、前記枠体の上面を該産業廃棄物を
    覆うように化粧材を組み付けて一体化する工程、を経て
    なる沈床ブロック体であって、 前記産業廃棄物を自然環境復元手法の資材として活用す
    ることことを特徴とする沈床ブロック体。
  7. 【請求項7】前記産業廃棄物が、通水可能な袋状もしく
    は箱状の網状体又は有孔体に収容されていることを特徴
    とする請求項6記載の沈床ブロック体。
  8. 【請求項8】前記沈床ブロック体において、 前記枠体の原材が、間伐材や竹などの自然原材、廃プラ
    スチック等の石油系廃材、コンクリート材、擬木材、金
    属類などを含む群より選ばれたいずれか1種又は2種以
    上の組み合わせであることを特徴とする請求項6又は7
    記載の沈床ブロック体。
  9. 【請求項9】前記沈床ブロック体において、 前記化粧材が、化粧ブロックであることを特徴とする請
    求項6〜8のいずれかに記載の沈床ブロック体。
  10. 【請求項10】前記沈床ブロック体に、その全体重量を
    調整するための重量調整ブロックが具備されていること
    を特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の沈床ブロ
    ック体
JP2002056753A 2002-03-04 2002-03-04 産廃再利用方法及び沈床ブロック体 Pending JP2003251315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002056753A JP2003251315A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 産廃再利用方法及び沈床ブロック体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002056753A JP2003251315A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 産廃再利用方法及び沈床ブロック体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003251315A true JP2003251315A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28667182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002056753A Pending JP2003251315A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 産廃再利用方法及び沈床ブロック体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003251315A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006016227A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Koyo Denki Kogyo Kk 多孔性焼結体の製造方法
KR100866375B1 (ko) 2008-06-17 2008-11-03 주식회사 창신산업개발 슬래그 패널형 인공어초
US20120006743A1 (en) * 2010-07-07 2012-01-12 Biohabitats Incorporated, of the State of Maryland Treating Water Using Floating Wetland Made of Plastic Waste
JP2016178878A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 岡部株式会社 増殖礁

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006016227A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Koyo Denki Kogyo Kk 多孔性焼結体の製造方法
KR100866375B1 (ko) 2008-06-17 2008-11-03 주식회사 창신산업개발 슬래그 패널형 인공어초
US20120006743A1 (en) * 2010-07-07 2012-01-12 Biohabitats Incorporated, of the State of Maryland Treating Water Using Floating Wetland Made of Plastic Waste
US8691092B2 (en) * 2010-07-07 2014-04-08 Biohabitats Incorporated Treating water using floating wetland made of plastic waste
JP2016178878A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 岡部株式会社 増殖礁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4576550B1 (ja) エコ資源スラグ有効利用方法
CN108130838A (zh) 一种净化水质的透水路面蓄水基础层模块及其制备方法
JP2003251315A (ja) 産廃再利用方法及び沈床ブロック体
KR100742620B1 (ko) 재생골재와 숯황토 고형물을 주재료로 한 투수성수목이식용 블록의 제조방법
JP3740662B2 (ja) コンクリート脱水装置及び産業廃棄物処理方法
JP2000308864A (ja) 廃材炭化物を利用した固形物材料
KR101842977B1 (ko) 집합성형체형 친환경 다공성 자갈 블럭 제조방법
KR102682060B1 (ko) 하수슬러지를 이용한 보도블럭 및 이의 제조방법
JP2006283443A (ja) 廃棄物に関する土木構造物を施工する方法
JP3535334B2 (ja) 産業廃棄物並びに一般廃棄物の焼却灰を原料とする焼成物の製造方法
JP4977120B2 (ja) 廃棄物無害化コンクリート密閉遮断型ブロックとその製造方法
JP2011224528A (ja) エコ資源スラグ有効利用システム
JP2005139014A5 (ja)
KR100742617B1 (ko) 재생골재와 숯황토 고형물을 주재료로 한 투수성가로수보호판의 제조방법
JP4744490B2 (ja) 廃棄物の埋立方法
JPH09143911A (ja) 舗石ブロックの製造方法
JPH09278508A (ja) 焼却灰を利用した建築用ブロックの製造方法
JP3497457B2 (ja) 擬木及び擬木の製造方法
JP3642050B2 (ja) 廃棄物処分場及びその構築方法
JP3925743B2 (ja) 水質浄化堤の構築方法
JP3998059B2 (ja) 固形状汚泥組成物および汚泥固形化方法
JP2010144331A5 (ja)
DE602004028693D1 (de) Verfahren zum Beseitigen von Aufschüttungen und Lagerung von städtischem und/oder industriellem Müll in Silos aus Beton
JP3182323U (ja) ゼオライトリッチの来待石製焼成礫材
KR20100049220A (ko) 간척지의 갯벌흙 처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050131