JP2003249724A - 窒化物系化合物半導体レーザ装置およびその製造方法 - Google Patents

窒化物系化合物半導体レーザ装置およびその製造方法

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JP2003249724A JP2002047819A JP2002047819A JP2003249724A JP 2003249724 A JP2003249724 A JP 2003249724A JP 2002047819 A JP2002047819 A JP 2002047819A JP 2002047819 A JP2002047819 A JP 2002047819A JP 2003249724 A JP2003249724 A JP 2003249724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱抵抗特性が良好で長寿命の窒化物系化合物
半導体レーザ装置、およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 マウント部材への固着用のハンダ層に接
するチップ面のうち、活性層への電流注入領域の直上ま
たは直下の部分と、この部分のうち共振器端面から延在
する誘電体膜で覆われる部分との、レーザ共振器長方向
の長さの比率を、20%以下とする。製造に際しては、
分割後に個々のレーザダイオードチップとなるバー状の
チップ原体を作製し、チップ原体をバー状の治具で挟ん
で、個々のレーザダイオードチップの共振器端面となる
面を含むチップ原体の端部が治具の端部のうちチップ原
体に接する部位よりも突出する状態として、共振器端面
となる面に誘電体膜を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒化物系化合物半
導体のレーザ装置、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ装置においては、その動作
時にレーザダイオード(以下、LDともいう)のチップ
(以下、LDチップともいう)で発生する熱を効率よく
支持基体に放散させて発光部の温度上昇に伴う特性劣化
を抑制するために、導電性接合剤(以下、ハンダともい
う)を用いて、半導体LDチップをマウント部材にマウ
ントすることが行われている。例えば、窒化物系化合物
半導体のLDチップのマウント方法は、以下に説明する
3つ(A、B、C)に大別できる。図19から図21に
各マウント方法の半導体レーザ装置の断面概略図を示
す。
【0003】図19は、基板としてサファイア等の絶縁
性基板を用いたLDチップを、絶縁性基板側をサブマウ
ントに対向させて(p型電極アップ)、ダイボンディン
グした場合(A)の半導体レーザ装置の断面概略図であ
る。図19において、符号1701は絶縁性基板、19
02は絶縁性基板1701上に成長させた窒化物系化合
物半導体成長層、1302は絶縁性基板1701と半導
体成長層1902を含む半導体LDチップ、1905は
ハンダ、1904は絶縁性基板1701の裏面とハンダ
1905の融着強度を上げるために半導体LDチップ側
に形成した金属多層膜、1610は活性層である。
【0004】半導体レーザチップ1302は、金属多層
膜1906が形成されたサブマウント1205とハンダ
1905を介して、ダイボンディングされている。21
1はn型電極、103はp型電極である。絶縁性基板と
して絶縁性のGaN基板を用いた場合も同様のマウント
方法をとることができる。また、半導体LDチップと
は、基板と半導体成長層を含めたものを指すが、基板ま
たは半導体成長層に電極や金属多層膜が形成されている
場合は、電極や金属多層膜も含める。
【0005】図20は、基板に導電性物質を用い、半導
体成長層1902側にp型電極103、導電性基板20
01側にn型電極211を形成し、導電性基板2001
がサブマウントと対向するように(p型電極アップ)、
ダイボンディングを行った場合(B)の半導体レーザ装
置の概略断面図であり、図21は、同様に、基板に導電
性物質を用い、半導体成長層1902側にp型電極10
3、導電性基板2001側にn型電極211を形成し、
半導体成長層1902がサブマウント1205と対向す
るように(p型電極ダウン)、ダイボンディングを行っ
た場合(C)の半導体レーザ装置の概略断面図ある。
【0006】ここで、ダイボンディングとは、一般的に
は、次のような工程を指す。通常、ハンダはあらかじめ
マウント部材上に設けられており、これを融点以上に加
熱し、所定の位置にアライメントしたレーザチップを、
融解したハンダにコレットで押し付け、その後、ハンダ
を冷却、固化させる。この工程により、半導体LDチッ
プとマウント部材とが熱伝導性よく接着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】半導体LDチップをマ
ウント部材にダイボンディングするまでに、LDチップ
の共振器端面にTiO2、Al23、SiO2等の誘電体
膜をコーティングする場合があるが、この工程の際に、
共振器端面以外の面にも誘電体材料が回り込み、共振器
端面以外の面もコーティングされていた。図22は、ダ
イボンディングする面(以下、マウント面という)の一
部が回り込んだ誘電体膜で覆われた窒化物系化合物半導
体LDチップの模式図である。図22において、220
1はマウント面、2202はマウント面を覆う誘電体
膜、2203は誘電体膜2202の境界(縁)である。
誘電体膜は金属に比べて熱伝導率が低いため、誘電体膜
で一部が覆われた面をサブマウントに対向させて、ハン
ダ材を用いてダイボンディングした場合、放熱効果が減
少する。とりわけ、窒化物系化合物半導体LDチップの
ように反りがある場合は、サブマウントとの接触面積が
減少して、さらに放熱効果が低下し、LDの熱特性(例
えば、熱抵抗値)、寿命等に悪影響を与えていた。
【0008】代表的な熱伝導率に関しては、温度27℃
において、窒化物系化合物半導体であるGaNは130
W/mKであり、電極や金属多層膜として使用されるA
uは315、Pdは75.5、Niは90.5、Alは2
37、Moは138、Ptは71.4である(単位はす
べてW/mK)。一方、コーティング用誘電体膜である
Al23は17、SiO2は約1W/mKであり、Ti
2、ZrO2、Ta2 5、TiON、MgF2等も同等
レベルの値であり、金属と比べると半分以下(40W/
mK以下)の熱伝導度となっている。
【0009】ここで、窒化物系化合物半導体のLDチッ
プに反りが生じる理由を以下に示す。窒化物系化合物半
導体をその窒化物系化合物半導体とは異なる材料、組成
の成長用基板の上に成長させた場合、窒化物系化合物半
導体と成長用基板との熱膨張係数差から成長後の降温過
程等において、歪みが生じ、その結果、成長用基板と窒
化物系化合物半導体からなるLDチップには、反りが存
在することになる。反りが生じる現象は、成長用基板に
GaNを使用した場合にも現れる。これは、成長用基板
であるGaNと半導体成長層である窒化物系化合物半導
体の組成が完全に一致しないこと、また、GaN基板と
半導体成長層との結晶性が異なることが原因であると考
えられる
【0010】本発明は、従来の技術における上述の問題
点を解消し、熱抵抗が良好で長寿命の窒化物系化合物半
導体レーザ装置、およびその製造方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、窒化物系化合物半導体より成り、共振
器端面が誘電体膜で覆われたレーザダイオードチップ
と、レーザダイオードチップを支持するマウント部材
と、レーザダイオードチップとマウント部材の間に位置
して両者を固着するハンダ層とを備える窒化物系化合物
半導体のレーザ装置は、ハンダ層に接するチップ面のう
ち活性層への電流注入領域の直上または直下の部分と、
この部分のうち共振器端面から延在する誘電体膜で覆わ
れる部分との、レーザ共振器長方向の長さの比率が、0
%以上かつ20%以下であるものとする。
【0012】半導体LDチップの発熱は、主にp型電極
から活性層への電流注入領域周辺で発生する。ここで、
共振器端面を覆う誘電体膜(端面コーティング用誘電体
膜)がハンダ層に接するチップ面(マウント面)に延在
して、電流注入領域の直上または直下の部分が誘電体膜
に覆われている場合においても、レーザ共振器長方向に
関して、電流注入領域の直上または直下の部分に対する
誘電体膜に覆われた部分の長さを20%以下にすること
で、発生した熱を逃げ易くすることができ(熱抵抗の向
上)、寿命等の特性を高めることが可能になる。
【0013】共振器端面を覆う誘電体膜はTiO2、S
iO2、Al23、ZrO2、Ta2 5、TiONおよび
MgF2のうちの1種以上の材料で作製することができ
る。
【0014】これらの材料は、いずれも熱伝導率が40
W/mK以下と低いが、マウント面のうち活性層への電
流注入領域の直上または直下の部分の80%以上が、誘
電体に覆われることなく直接ハンダ層に接するため、放
熱性が確保され、優れた特性の半導体レーザ装置とな
る。
【0015】前記目的を達成するため、本発明ではま
た、窒化物系化合物半導体より成り、共振器端面が誘電
体膜で覆われたレーザダイオードチップを備える窒化物
系化合物半導体のレーザ装置の製造方法は、分割後に個
々のレーザダイオードチップとなるバー状のチップ原体
を作製し、チップ原体をバー状の治具で挟んで、個々の
レーザダイオードチップの共振器端面となる面を含むチ
ップ原体の端部が治具の端部のうちチップ原体に接する
部位よりも突出する状態として、共振器端面となるチッ
プ原体の面に誘電体膜を設けるものとする。
【0016】この方法では、誘電体膜を設ける際に、共
振器端面となる面の全体が露出し、その一方で、個々の
レーザダイオードチップのマウント面となる面のうち、
共振器端面となる面から離れた部位は、治具に接して露
出しない。したがって、共振器端面となる面の全体に誘
電体膜を設けながら、誘電体膜のマウント面への延在を
制限することができる。マウント面のうち活性層への電
流注入領域の直上または直下の部分と、この部分のうち
誘電体膜で覆われる部分との、レーザ共振器長方向の長
さの比率を20%以下に抑えることも容易である。治具
の材料に制約はないが、劈開性のある半導体を用いれば
作製が容易である。
【0017】ここで、厚さ方向の中央部がその両側部よ
りも突出した端部を有する治具を用いるとともに、複数
のチップ原体と複数の治具を交互に配置し、かつ、共振
器端面となるチップ原体の面と治具の端部の中央部の面
の高さを揃えて、共振器端面となるチップ原体の面に誘
電体膜を設けるようにすることもできる。
【0018】このようにすると、一度に多くのチップ原
体に誘電体膜を設けることができて効率がよい上、マウ
ント面のうち誘電体膜で覆われる部分の長さを一定にす
ることができて、レーザ装置の特性を一様にすることが
可能になる。
【0019】なお、本発明おいて、半導体レーザ装置と
は、半導体LDチップをマウント部材に積載し、一体化
したものを表している。
【0020】また、以下に「活性層への電流注入領域の
直上または直下の部分」に関する説明をするが、ここで
は、横モード安定性等に効果を示すストライプ状電極の
場合を例に挙げる。
【0021】まず、「活性層への電流注入領域の直上の
部分」とは、LDチップの半導体成長層方向の上下の面
のうち、活性層に近い方の面を指し、「活性層への電流
注入領域の直下の部分」とは、活性層から遠い方の面の
部分を指す。
【0022】図23および図24はそれぞれ、電極スト
ライプ構造のチップの模式図およびリッジストライプ構
造のチップの模式図であり、n型基板2301、半導体
成長層1902、活性層1610、共振器端面101、
p型電極103、絶縁膜104、絶縁膜等で狭窄された
領域の「活性層への電流注入領域の直上部分を示すライ
ン」(断面部)2303、絶縁膜等で狭窄された領域の
「活性層への電流注入領域の直上または直下の部分を示
すライン」(マウント面部)106、「活性層への電流
注入領域の直上または直下の部分」105の面積(いま
は、電流注入領域の直上の部分)を示す。また、マウン
ト面がp型電極側の場合、p型電極側が活性層から近い
ので、p型電極側が「電流注入領域の直上の部分」とな
り、「電流注入領域の直上の部分」の面積とは、リッジ
の直上、または、絶縁膜等で狭窄された領域の直上の部
分(図23および図24において、点線で囲まれた部
分)を指す。
【0023】図25は、リッジストライプ構造のチップ
の模式図であり、マウント面がn型電極側の場合であ
る。このとき、「活性層への電流注入領域の直上または
直下の部分」105の領域(いまは、n型電極側が活性
層から遠いので、直下の部分となる)とは、リッジの直
上(p型)部分(図25において、点線で囲まれた部
分)である。また、電極ストライプ構造についても、さ
らに円形、矩形等の他の形状の電極においても同様に
「電流注入領域の直上または直下の部分」を考えること
ができる。
【0024】ここで、LDチップのマウント面における
「活性層への電流注入領域の直上または直下の部分」の
レーザ共振器長方向の長さを「長さα」、端面コーティ
ング用誘電体膜で覆われる部分のレーザ共振器長方向の
長さを「長さβ」と定義する。つまり、LDチップのマ
ウント面において、「活性層への電流注入領域の直上ま
たは直下の部分」と、そのうちの端面コーティング用誘
電体膜で覆われる部分との、レーザ共振器長方向の長さ
の比率とは、「長さβ」/「長さα」(=比率γとす
る)のことを指す。
【0025】図26、および図27は、「長さα」およ
び「長さβ」を説明する図である。図26は、LDチッ
プの辺に対して平行に誘電体膜がコーティングされ、さ
らにLDチップの辺に対して平行に「活性層への電流注
入領域の直上または直下の部分」が存在する場合であ
る。図26中、101はレーザ共振器の端面、105は
「活性層への電流注入領域の直上または直下の部分」、
802は誘電体膜で覆われた領域、2601は「長さ
α」、2602は「長さβ」、2610は共振器長方向
を示す。
【0026】また、図27は、LDチップの辺に対し
て、平行位置からずれて誘電体膜がコーティングされ、
さらにLDチップの辺に対して、平行位置からずれて
「活性層への電流注入領域の直上または直下の部分」が
存在する場合である。図27において、2702は誘電
体膜がコーティングされている部分と「活性層への電流
注入領域の直上または直下の部分」との交差した点(境
界の交差した点)であり、2701は境界の交差した点
2702間の中点であり、2703は中点2701を通
りLDチップの端面の辺に平行に引いたラインである。
上記のように、図27の場合においても、図26と同様
に「長さα」2601、「長さβ」2602を考えるこ
とができる。
【0027】また、本発明において、マウント部材と
は、半導体LDチップを直接積載するための部品を意味
しており、例えば、半導体発光素子チップ用のサブマウ
ントや、サブマウントを用いずに保持体(ステム、フレ
ームまたはパッケージ)に直接積載する場合において
は、このステムの支持基体、フレームまたはパッケージ
自体を指す。
【0028】また、本発明において、ハンダとは、半導
体LDチップとマウント部材とを固着させる材料であ
る。例えば、比較的融点の高いAu系ハンダでは、Au
Sn、AuSi、AuGa、AuGe、AuSb、Au
Ni等や、比較的融点の低いハンダでは、In系ハンダ
のIn、InPb、InSn、InAg、InAgPb
等、あるいは、Sn、SnPb、SnSb、SnAg、
SnAgPb、SnPbSb等のSnを含むハンダ、さ
らには、PbSb、PbAg、PbZn等のPbを含む
ハンダ等がある。
【0029】また、本発明において、マウント面とは、
半導体LDチップを保持体へダイボンディングする際、
ハンダを挟んで保持体と対向する半導体LDチップの面
のことを指す。
【0030】また、本発明において、窒化物系化合物半
導体とは、窒素がV族元素の主であるIII−V系化合
物半導体のことを示しており、具体的には、V族元素の
うち窒素の比率が51%以上、100%以下である半導
体のことを示す。
【0031】例えば、GaNαX1-α(0.51≦α≦
1)(XはP、As、Sb、Bi等のうち少なくとも1
種類以上を含む元素)、BNβX1-β(0.51≦β≦
1)、AlNγX1-γ(0.51≦γ≦1)、AlδG
1-δNεX1-ε(0<δ<1、0.51≦ε≦1)、
InNζX1-ζ(0.51≦ζ≦1)、InηGa1-η
NμX1-μ(0<η<1、0.51≦μ≦1)、Inν
GaξAl1-ν-ξNτX 1-τ(0<ν<1、0<ξ<
1、0.51≦τ≦1)を指す。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。まず、基板としてGaN基板を使用した窒化
物系化合物半導体の半導体レーザ装置を、両面電極、p
型電極アップで製造した第1の実施形態について説明す
る。
【0033】図1(a)は、本実施形態で用いるダイボ
ンディング前の窒化物系化合物半導体LDチップの裏面
(GaN基板側)からの模式図であり、図1(b)は、
表面(成長層側)からの模式図である。図中、101は
レーザ共振器の端面、102はn型電極の上に形成され
た金属多層膜、103はp型電極、104は絶縁膜、1
06は「活性層への電流注入領域の直上または直下の部
分を示すライン」(点線)であり、この点線で囲まれた
105は「活性層への電流注入領域の直上または直下の
部分」を示す。p型電極アップの場合、窒化物系化合物
半導体LDチップの裏面側(金属多層膜102)がマウ
ント面となる。
【0034】図2は、半導体LDチップの断面の模式図
である。図2において、201はn型GaN基板であ
り、基板側から順に、n−GaNコンタクト層202、
n−AlGaNクラッド層203、n−GaNガイド層
204、GaInN多重量子井戸活性層205、p−A
lGaN蒸発防止層206、p−GaNガイド層20
7、p−AlGaNクラッド層208、p−GaNコン
タクト層209が積層されている。p−クラッド層20
8およびp−コンタクト層209には、共振器方向に延
伸したストライプ状のリッジが設けられ、p型電極10
3とp−AlGaNクラッド層208、p−GaNコン
タクト層209の間にはリッジ部分を除いて、絶縁膜1
04が設けられている。ここで、p型電極103は、p
コンタクトに近い側からPd、Auであり、n型電極2
11は、基板側からHf、Alであり、その上に金属多
層膜102(基板側からMo、Au)が設けられてい
る。
【0035】本実施形態では、上記に示す材料で半導体
LDチップを作製したが、材料は上記のものに限られる
わけではなく、窒化物系化合物半導体(例えばクラッド
層208をp−AlGaInN、活性層205をGaI
nAs、GaInNP等)を用いればよい。また、クラ
ッド層に多重量子井戸を用いてもよく、n−コンタクト
層202とn−クラッド層203の間に、InGaNク
ラック防止層を挿入してもよい。このように、本実施形
態に用いた半導体LDチップは、いわゆるリッジストラ
イプ型構造を有している。
【0036】以下に、本実施形態の半導体レーザ装置の
製造方法を説明する。初めに、半導体素子の製造に用い
られるプロセスを適宜適用して、半導体LDウェハ上に
LDを形成する。次に、n型GaN基板201の裏面側
から、研磨またはエッチングにより、ウェハの厚さを4
0〜200μm程度までに薄く調整する。これは、後の
工程で、ウェハを分割し個々のLDチップにするのを容
易にするためである。特に、レーザ共振器端面を分割に
より形成する場合には、35〜150μm程度と、薄め
に調整することが望ましい。本実施形態においては、研
削機を用いてウェハの厚さを150μmに調整し、その
後、研磨機を用いて100μm程度まで調整した。ウェ
ハの裏面は研磨機により磨かれているので平坦である。
【0037】次に、ウェハ裏面にn型電極211を形成
した。ここで、n型電極の層構造は、基板側からHf
(30nm)、Al(150nm)であり、その上に金
属多層膜を、基板側からMo(8nm)、Au(150
nm)の順で形成した。Hf/Alの層は、n型GaN
基板とオーミックをとるための層であり、その上のMo
はAuとAlのコンタミネーションを防止するブロック
層、Auはマウントの際に、ハンダと混合し、強固にL
Dチップをダイボンディングするための層である。この
ような薄い金属膜を膜厚の制御性よく形成するには真空
蒸着法が適しており、本実施形態でもこの手法を用いた
が、イオンプレーティング法やスパッタ法等の他の手法
を用いてもよい。
【0038】以下、レーザダイオードのウェハをLDウ
ェハ、これを分割してバー状としたものをLDバーとよ
ぶ。図3は、上記の工程で半導体レーザ構造が多数形成
された窒化物系化合物半導体LDウェハと、この半導体
LDウェハを分割したLDバーの模式図である。図3に
おいて、301は窒化物系化合物半導体LDウェハ、1
01はレーザ共振器端面、103はp型電極、104は
絶縁膜、311はバー状に分割するためのLDバー用分
割ライン(A)である。
【0039】次に、この状態のウェハをストライプ方向
と垂直な方向に劈開またはエッチングしてバー状にす
る。302は窒化物系化合物半導体LDウェハを分割し
たLDバーである。312はチップに分割するためのL
Dチップ用分割ライン(B)である。本実施形態では、
共振器長313が500μmになるようにLDバー用分
割ライン(A)を制御した。
【0040】次いで、レーザ共振器端面に、光学薄膜の
コーティングを蒸着により施す。まず、窒化物系化合物
半導体LDバーを固定する治具を用意する。図4は、溝
をつけたバー状のSi基板(Siバー)の模式図であ
る。このSiバーを、フォトリソグラフィー技術を利用
し、溝深さ402を制御した溝403を、Siバー40
1の先端部の両サイドに作る。平板を利用して、LDバ
ーとこのSiバーの先端を揃えた場合、Siバーの溝部
分が開いているため、共振器端面だけでなく、LDチッ
プの上下面にも、誘電体膜が蒸着される。本実施形態で
は、溝の深さが20μm程度のSiバーを使用し、LD
バーとSiバーの先端を揃えた状態で固定具に固定す
る。
【0041】図5は、治具に固定した窒化物系化合物半
導体LDバーの横方向からの模式図であり、図6は、治
具に固定した窒化物系化合物半導体LDバーの蒸着する
面方向からの模式図である。図5において、501は窒
化物系化合物半導体LDバーであり、502はこのLD
バーを挟む治具として使用したバー状のSi基板であ
り、503、504は、それぞれLDバーとSi基板を
固定する固定具およびネジであり、505はLDバーの
共振器端面と治具(バー状のSi基板)の先端面との段
差を示す。バー状のSi基板502はレーザ素子の共振
器端面以外の箇所への誘電体膜の被覆を防ぐ目的で使用
している。上記の操作で、各LDバーの共振器端面の位
置に段差をつけて、誘電体膜を形成することができる。
【0042】一方、図7は、先端部に溝等を作り込んで
いないバー状のSi基板502を用いて、LDバーの上
下面全体をカバーするように固定したLDバーの横方向
からの模式図である。図7のような方法で、マウント面
への誘電体膜の被覆を防ぐことも考えられるが、この場
合、LDバーの共振器端面に蒸着された誘電体膜と、S
iバーの先端部に蒸着された誘電体膜が一体化している
ため、誘電体膜の蒸着後、LDバーとSiバーを分離す
るときに、レーザ共振器端面を覆っている誘電体膜が剥
がれてしまうという事態が生じうる。よって、図5に示
したように段差をつける方法で蒸着するのが好ましい。
【0043】次に、誘電体膜の蒸着に関して詳細に説明
する。EB蒸着法により、片方の共振器の端面にSiO
2層およびTiO2層を設けて、多層膜を形成する。各層
の厚さは、共振器の発振波長に対して1/4波長条件を
満たすように設計し、交互に3層ずつ、合計6層積層す
る。このとき、誘電体膜の付着強度を上げるために、ウ
ェハ温度を200℃に保持した。その後、EB蒸着装置
から固定具ごと取り出し、LDバーとSiバーを分離す
る。
【0044】図8および図9はそれぞれ、図5の方法に
より、一部の誘電体膜がマウント面に回り込んでその縁
の部分が覆われた共振器端面となる面に誘電体膜が設け
られた窒化物系化合物半導体LDバーのp型電極側から
の模式図、およびn型電極側からの模式図である。80
2は誘電体膜で覆われた領域である。走査電子顕微鏡や
光学顕微鏡で測定したところ、Siバーの溝の深さが2
0μmであるため、誘電体膜で覆われている領域の指標
である「長さβ」も、ほぼ20μmであった。共振器長
が500μmであり、電流注入領域の指標である「長さ
α」も500μmであることから、「比率γ」(=「長
さβ)/「長さα」)は、0.04(4%)となる。
【0045】その後、チップ分割工程により、LDバー
を個々の半導体LDチップに分割した。図10および図
11はそれぞれ、共振器端面となる面に誘電体膜が設け
られた窒化物系化合物半導体LDチップのp型電極側か
らの模式図、およびn型電極側からの模式図である。こ
の工程は、以下のように実施した。まず、誘電体膜を設
けたLDバーを裏面側を上にしてステージ上に置き、光
学顕微鏡を用いて観察しながら傷を入れて、位置をアラ
イメントし、裏面にダイヤモンドポイントでスクライブ
ラインを入れた。それから、LDバーに適宜力を加え、
スクライブラインに沿って分割することで、図10およ
び図11に示す窒化物系化合物半導体LDチップを作製
した。
【0046】ここでは、スクライビング法によるチップ
分割工程について説明したが、基板裏面側から傷、溝等
を入れてチップを分割する方法であっても構わない。他
の手法として、ワイヤソーまたは薄版ブレードを用いて
傷入れまたは切断を行うダイシング法、エキシマレーザ
等のレーザ光の照射加熱とその後の急冷により照射部に
クラックを生じさせ、これをスクライブラインとするレ
ーザスクライビング法、高エネルギー密度のレーザ光を
照射し、この部分を蒸発させて溝入れ加工を行うレーザ
アブレーション法等を用いてもよい。
【0047】次にダイボンディング法により、半導体L
Dチップをサブマウント上に搭載した。図12、図13
は、本実施形態の窒化物系化合物半導体レーザ装置の模
式図である。
【0048】この工程は、以下のように実施した。ま
ず、Ti(0.1μm)/Pt(0.1μm)/Au
(0.1μm)(AuオンPtオンTi、以下同様)の
順で形成された金属多層膜1204、1206を表面に
有するFeのサブマウント1205上に、Inハンダ1
201を蒸着した。ハンダの盛り上がりによる半導体L
Dチップのp−n間ショートを防ぐため、ハンダ120
1の厚さは0.5〜20μm、特に0.5〜5μmの範囲
とするのが好ましい。
【0049】次に、サブマウント1205をハンダ12
01の融点よりも若干高い200℃まで加熱し、ハンダ
1201が融けたところで、半導体LDチップ1302
をn型電極211、金属多層膜102を下にして載せ、
さらにコレットで押さえて荷重を適宜加えながらLDチ
ップ1302とサブマウント1205とをハンダ120
1によく馴染ませた。その後、冷却し、ハンダ1201
を固化させた。
【0050】次に、ステム1301の支持基体1210
上にシート状のPbSnハンダ1202を載せ、ステム
1301をハンダ1202の融点よりも若干高い180
℃まで加熱し、ハンダ1202が融けたところで、上述
のように固着したサブマウント1205と半導体LDチ
ップ1302を、サブマウント1205を下にして載
せ、サブマウント1205とステムの支持基体1210
とをハンダ1202によく馴染ませ、ハンダ1202を
固化させた。その後、半導体成長層1203上のp型電
極103およびサブマウント1205の表面からワイヤ
1207、1208をステムのピン1209および支持
基体1210へ繋いだ。このようにして、図13に示す
窒化物系化合物半導体レーザ装置が得られた。
【0051】なお、支持基体1210はCuまたはFe
を主体とする金属から成り、その表面にPd膜/Au膜
が順にメッキ形成されたものである。また、サブマウン
トに誘電体を用いているので、サブマウントのうち半導
体LDチップに面した側からだけでなく、側面や裏面か
らも、ステム、パッケージ、外部リード等へ直接接続が
可能となり、放熱効率のアップやシステム全体の簡略化
へつながる。
【0052】本実施形態の方法で窒化物系化合物半導体
レーザ装置を240個製造した。これらの半導体レーザ
のの特性(240個の平均)に関しては、「比率γ」が
4%であり、熱抵抗(Rth)が32.5(℃/W)、
素子寿命(光出力=50mw、60℃、DC、オートパ
ワーコントロール(以下、APCという))は2620
時間であった。ここで、熱抵抗は、投入電力に対するレ
ーザ素子の温度上昇を指す指標であり、この値が小さい
方が、同じ投入電力において温度上昇が小さくなるた
め、欠陥の増殖、ドーパントの拡散等が抑えられ、素子
寿命に良いとされる。
【0053】比較のため、本実施形態と異なり、活性層
に近い方の電極(ここではp型電極)の直上部の面積の
うち、端面コーティング用誘電体膜で覆われる面積の割
合が29%であるチップを作製し、このチップを用い
て、本実施形態と同様の方法で窒化物系化合物半導体の
レーザ装置を230個製造した。これらの比較例の素子
特性(230個の平均値)は、熱抵抗が61.4(℃/
W)、素子寿命(光出力=50mW、60℃、DC、A
PC)は780時間であった。
【0054】このように、比較例に対して、本実施形態
の半導体レーザ装置の方が、熱抵抗および素子寿命の特
性が良好であった。
【0055】上記の差異の原因は、以下のように推測で
きる。誘電体膜は、ハンダ材との濡れ性が悪く、誘電体
膜でコーティングされた面をサブマウント面に対向する
ように、ハンダ材を用いてダイボンディングした場合、
半導体LDチップとサブマウントの密着性が低く、また
結合性も強くない。とりわけ、窒化物系化合物半導体L
Dチップのように反りがある場合は、密着性の低下によ
り、サブマウントから半導体LDチップが剥がれ易く、
しかも、誘電体膜部位の熱伝導性が低いため、放熱効果
が減少して(熱抵抗の悪化)、レーザ装置が高温になり
易く、これがドーパントの拡散、欠陥の増殖、端面の誘
電体の劣化等に繋がり、レーザ装置の寿命等に悪影響を
与える。本実施形態では、マウント面のうち電流注入領
域の直上または直下の部分への誘電体膜の付着を抑制し
ているため、マウント部材と半導体発光素子チップの放
熱性が向上して、熱抵抗が良好になり、素子寿命が向上
したと考えられる。
【0056】次に、「比率γ」を0%以上かつ20%以
下とすることで効果が現れる理由について説明する。図
14は、「比率γ」と熱抵抗(Rth)の関係を示すグ
ラフである。図14のグラフから判るように、「比率
γ」が0%から20%までの範囲では、「比率γ」の増
大に伴って熱抵抗は上昇するが、その上昇の度合いは小
さい。一方、「比率γ」が20%を超えると熱抵抗は急
激に上昇する。40%を超えると、接合強度が急激に弱
まり、ワイヤ打ち等が困難になって正確な測定ができな
い状態になったため、40%以上のプロットはしていな
い。
【0057】また、図15は、「比率γ」と素子寿命
(光出力=50mW、60℃、APC)の関係を表すグ
ラフである。図15のグラフから判るように、「比率
γ」が0%から20%までの範囲では、素子寿命が長
い。
【0058】上記の範囲で素子特性が向上する効果は、
誘電体膜として用いる材料がSiO 2/TiO2以外の場
合でも、例えば、TiO2、SiO2、Al23、ZrO
2、Ta25、TiONのいずれか、およびこれらの物
質の混合物でも、同様に観察された。
【0059】本実施形態では、導電性基板に両面電極を
形成し、この導電性基板側をサブマウントにダイボンデ
ィングする方法(p型電極アップ(α))について説明
したが、上記の誘電体膜形成方法は他の構造およびマウ
ント方法にも適用できる。以下、本発明の他の実施形態
について説明する。図16、図17および図18はそれ
ぞれ、第2、第3および第4の実施形態の半導体レーザ
装置の主要部の模式図である。図16に示す第2の実施
形態ではp型電極ダウン(α)、図17に示す第3の実
施形態ではp型電極アップ(β)、図18に示す第4の
実施形態ではp型電極ダウン(β)のマウント方法を採
用している。図15、図17および図18において、1
610は活性層を示す。
【0060】図16のp型電極ダウン(α)構造は、導
電性基板(ここではn型GaN基板201)に両面電極
を形成し、半導体成長層1203側をサブマウント12
05にダイボンディングして作製する。第1の実施形態
と同様の方法で、図16のp型電極ダウン(α)構造の
窒化物系化合物半導体レーザ装置を220個製造した。
これらの半導体レーザの特性(220個の平均値)に関
しては、「比率γ」が6%であり、熱抵抗が34.1
(℃/W)、素子寿命(光出力=50mW、60℃、A
PC)は2510時間であった。「比率γ」と熱抵抗、
および寿命の関係を調べた結果、第1の実施形態と同様
に「比率γ」を0%以上かつ20%以下とすることによ
り、第1の実施形態で得られたようなチップとサブマウ
ントの融着強度、熱抵抗、素子寿命等が向上する効果が
得られた。
【0061】また、図17に示すように、絶縁性基板1
701の半導体成長層1203側に両電極を形成し、絶
縁性基板1701をサブマウント1205にダイボンデ
ィングする構造(p型電極アップ(β))においても、
第1の実施形態と同様に、「比率γ」を0%以上かつ2
0%以下とすることにより、第1の実施形態で得られた
ようなチップとサブマウントの融着強度、熱抵抗、素子
寿命が向上する効果が得られた。
【0062】ここで、図16に示すp型電極ダウン
(α)の構造の場合、半導体LDチップとハンダとの融
着強度を上げるためにp型電極を覆うように金属多層膜
を形成するが、ハンダ層と接する領域全てにおいて、金
属多層膜を形成することが好ましい。
【0063】図18において、1610は活性層、18
01は絶縁性基板または導電性基板、1805は絶縁性
のサブマウント、1815は導電性のサブマウント、1
811は導電性のサブマウント1815と絶縁性のサブ
マウント1805を融着させているハンダ、1821は
n型電極211と導電性のサブマウント1815を融着
させているハンダである。図18に示すような、絶縁性
基板または導電性基板1801を用いて、片面に両電極
103,211を形成し、n型電極211側は、両面に
金属多層膜が被覆されている導電性のサブマウント18
15を挟んで、ハンダ1811、1821で絶縁性のサ
ブマウント1805に融着し、また、、p型電極103
側は、通常通り、ハンダ1201で絶縁性のサブマウン
ト1805に搭載する方法(p型電極ダウン(β))に
おいても、第1の実施形態と同様に、「比率γ」を0%
以上かつ20%以下とすることにより、第1の実施形態
で得られたような熱抵抗、素子寿命が向上する効果が得
られた。
【0064】上記の全てのマウント方法において、半導
体層、基板、および活性層に近い方の電極の極性(p型
とn型)を逆にする場合でも、それぞれの構造におい
て、基板、および成長層の極性、層厚、組成等を最適化
すれば、第1の実施形態で説明したものと同様の効果が
得られる。
【0065】上記の各実施形態では、誘電体膜としてT
iO2およびSiO2を使用したが、AlN、TiN、S
iN、ZrO2、Ta25、Al23、TiON、Mg
2あるいはその他の酸化物、フッ化物、または窒化物
を誘電体膜として用いることも可能である。その場合も
誘電体膜の熱伝導度は40W/mK以下と低くなるが、
本発明を適用することで、第1の実施形態で説明したも
のと同様の効果が現れる。
【0066】また、ここでは、片面の端面コーティング
だけを行ったが、両面の端面コーティングを行う場合
も、本発明を適用することで、熱特性、寿命向上の効果
が現れる。
【0067】各実施形態では、サブマウントにFeを用
いたが、他のサブマウントでも同様の効果が得られる。
また、窒化物系化合物半導体より熱膨張率が大きい他の
材料、例えば、Ag、Cu、CuW、BeO、Al
23、GaAs等に置き換えると窒化物系化合物半導体
発光素子チップに圧縮歪を与えることができ、発光装置
の特性を向上させることができる。さらに、熱伝導率の
大きいものの方が、放熱性に優れるため好ましい。
【0068】また、各実施形態では、半導体LDチップ
とサブマウントの接着のためのハンダに、Inハンダを
用いたが、その他、融点の低いハンダ、例えば、In系
ハンダのInPb、InSn、InAg、InAgPb
等、あるいは、Sn、SnPb、SnSb、SnAg、
SnAgPb、AnPbSb等のSnを含むハンダ、あ
るいは、PbSb、PbAg、PbZn等のPbを含む
ハンダ、さらには、Ag、Au、Cu等の粉末を混入し
たエポキシ樹脂やポリイミド等を用いても同様の効果を
得ることが可能である。ハンダの形成は蒸着法以外に塗
布法、スパッタ法、印刷法、メッキ法等を用いてもよ
く、シート状のハンダをサブマウント上に置いてもよ
い。
【0069】各実施形態では、サブマウントと支持体の
接着のためのハンダにPbSnを用いたが、このハンダ
の種類はIn系、Sn系、Au系、Pb系等のいずれで
もよい。ただし、既に半導体LDチップとサブマウント
間に存在するハンダへの悪影響を避ける意味で、既存の
ハンダよりも融点が低いものが望ましい。このハンダの
形成にも、蒸着法、塗布法、スパッタ法、印刷法、メッ
キ法等を採用することができる。
【0070】また、各実施形態では、p型電極にPd/
Auを用いたが、Pd以外に、例えば、Co、Cu、A
g、Ir、Sc、Au、Cr、Mo、La、W、Al、
Tl、Y、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、T
i、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Pt、Niとその化
合物を用いてもよく、Au以外に、例えば、Ni、A
g、Ga、In、Sn、Pb、Sb、Zn、Si、G
e、Alとその化合物を用いてもよい。p型電極の膜厚
も例示した数値に限られるものではない。
【0071】各実施形態では、n型電極にHf/Alを
用いたが、Hf以外に、例えば、Ti、Co、Cu、A
g、Ir、Sc、Au、Cr、Mo、La、W、Al、
Tl、Y、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Z
r、V、Nb、Ta、Pt、Ni、Pdとその化合物を
用いてもよく、Al以外に、例えば、Au、Ni、A
g、Ga、In、Sn、Pb、Sb、Zn、Si、Ge
とその化合物を用いてもよい。n型電極の膜厚も例示し
た数値に限られるものではない。
【0072】また、マウント面の金属多層膜の最上層を
Auとしたが、これ以外にも、例えば、Pd、Co、C
u、Ag、Ir、Sc、Cr、Mo、La、W、Al、
Tl、Y、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、T
i、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Pt、Ni、Ga、
In、Sn、Pb、Sb、Zn、Si、Ge、Alのい
ずれか、およびこれらの金属の合金を最上層とすること
ができる。その場合も、「比率γ」を0%以上かつ20
%以下とすることによって得られる効果に相違は生じな
い。
【0073】半導体LDチップの構造については、例示
したものに限られず、基板として他の窒化物系化合物半
導体材料を用いる等の変更が可能であり、また、半導体
成長層の材料系として、例えば、AlGaInN系、G
aInNAs系、GaInNP系、InGaAsP系、
InGaAlP系、AlGaN系、CdZnSe系、G
aAs、Si等の他のものを用いることも可能である。
【0074】また、サブマウント積載面上に、さらに、
ワイヤボンディング用のパッド部を設けたり、ダイボン
ディング時の位置合わせのための印を設けたりしてもよ
い。いわゆるマルチビームレーザのように、3つ以上の
電極を有する半導体LDチップを積載した半導体レーザ
装置にも、本発明を適用することができる。
【0075】さらに、ハンダ層とサブマウント基体の間
には、公知の如く、種々の膜を介在させることが可能で
あり、例えば、サブマウントとハンダの間の密着性を向
上させるための膜、サブマウントとハンダ間の反応を防
止するための膜、さらには、これらの膜の間の密着性を
高めたり、酸化を防止するための膜を適宜積層形成して
もよい。例示した金属パターンAu/Pt/Tiに代え
て、Pt/Cr、Au/Mo、Au/Pt/Cr、Au
/Mo/Ti等を用いることも可能である。ハンダ、ボ
ンディングパッド、サブマウント相互の間にも、同様の
目的で、種々の膜を介在させることができる。
【0076】
【発明の効果】窒化物系化合物半導体より成り、共振器
端面が誘電体膜で覆われたレーザダイオードチップと、
レーザダイオードチップを支持するマウント部材と、レ
ーザダイオードチップとマウント部材の間に位置して両
者を固着するハンダ層とを備える窒化物系化合物半導体
のレーザ装置において、本発明のように、ハンダ層に接
するチップ面のうち活性層への電流注入領域の直上また
は直下の部分と、この部分のうち共振器端面から延在す
る誘電体膜で覆われる部分との、レーザ共振器長方向の
長さの比率を、0%以上かつ20%以下とすると、レー
ザダイオードチップで発生した熱が効率よくマウント部
材に伝わることになり、熱抵抗が良好で、長寿命のレー
ザ装置となる。
【0077】共振器端面を覆う誘電体膜をTiO2、S
iO2、Al23、ZrO2、Ta2 5、TiONおよび
MgF2のうちの1種以上の材料で作製すると、各材料
の特性が生かされて共振器端面に良好なコーティングを
施すことができる。各材料の熱伝導率が低いことは、構
造上の特徴により、問題とならない。
【0078】窒化物系化合物半導体より成り、共振器端
面が誘電体膜で覆われたレーザダイオードチップを備え
る窒化物系化合物半導体のレーザ装置の製造方法におい
て、本発明のように、分割後に個々のレーザダイオード
チップとなるバー状のチップ原体を作製し、チップ原体
をバー状の治具で挟んで、個々のレーザダイオードチッ
プの共振器端面となる面を含むチップ原体の端部が治具
の端部のうちチップ原体に接する部位よりも突出する状
態として、共振器端面となるチップ原体の面に誘電体膜
を設けるようにすると、共振器端面となる面の全体に誘
電体膜を設けながら、誘電体膜のマウント面への延在を
制限することができて、熱抵抗が良好で長寿命のレーザ
装置を提供することが可能になる。
【0079】特に、厚さ方向の中央部がその両側部より
も突出した端部を有する治具を用いるとともに、複数の
チップ原体と複数の治具を交互に配置し、かつ、共振器
端面となるチップ原体の面と治具の端部の中央部の面の
高さを揃えて、共振器端面となるチップ原体の面に誘電
体膜を設けるようにすると、一度に多くのチップ原体に
誘電体膜を設けることができて効率がよい上、マウント
面のうち誘電体膜で覆われる部分の長さを一定にするこ
とができて、特性にバラツキのないレーザ装置を提供す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態で用いる窒化物系化
合物半導体LDチップの、(a)裏面(GaN基板側)
から、および(b)表面(成長層側)からの模式図であ
る。
【図2】 窒化物系化合物半導体LDチップの断面の模
式図である。
【図3】 窒化物系化合物半導体LDチップの製造途中
の窒化物系化合物半導体LDウェハおよびLDバーの模
式図である。
【図4】 窒化物系化合物半導体LDチップの製造に用
いるバー状のSi基板の模式図である。
【図5】 治具に固定した窒化物系化合物半導体LDバ
ーの横方向からの模式図である。
【図6】 治具に固定した窒化物系化合物半導体LDバ
ーの蒸着する面方向からの模式図である。
【図7】 別の態様で治具に固定した窒化物系化合物半
導体LDバーの横方向からの模式図である。
【図8】 共振器端面となる面に誘電体膜が設けられた
窒化物系化合物半導体LDバーのp型電極側からの模式
図である。
【図9】 共振器端面となる面に誘電体膜が設けられた
窒化物系化合物半導体LDバーのn型電極側からの模式
図である。
【図10】 共振器端面に誘電体膜が設けられた窒化物
系化合物半導体LDチップのp型電極側からの模式図で
ある。
【図11】 共振器端面に誘電体膜が設けられた窒化物
系化合物半導体LDチップのn型電極側からの模式図で
ある。
【図12】 本発明の第1の実施形態の窒化物系化合物
半導体レーザ装置の模式図である。
【図13】 本発明の第1の実施形態の窒化物系化合物
半導体レーザ装置の模式図である。
【図14】 窒化物系化合物半導体LDチップの「比率
γ」と熱抵抗Rthの関係を示す図である。
【図15】 窒化物系化合物半導体LDチップの「比率
γ」と素子寿命の関係を示す図である。
【図16】 本発明の第2の実施形態の窒化物系化合物
半導体レーザ装置の主要部の模式図である。
【図17】 本発明の第3の実施形態の窒化物系化合物
半導体レーザ装置の主要部の模式図である。
【図18】 本発明の第4の実施形態の窒化物系化合物
半導体レーザ装置の主要部の模式図である。
【図19】 従来の技術の半導体レーザ装置の模式図で
ある。
【図20】 従来の技術の半導体レーザ装置の模式図で
ある。
【図21】 従来の技術の半導体レーザ装置の模式図で
ある。
【図22】 発明が解決しようとする課題の共振器端面
に誘電体膜が設けられた従来の半導体LDチップのマウ
ント面側からの模式図である。
【図23】 電極ストライプ構造を有する本発明の窒化
物系化合物半導体LDチップの模式図である。
【図24】 リッジストライプ構造を有する本発明の窒
化物系化合物半導体LDチップの模式図である。
【図25】 リッジストライプ構造を有する本発明の窒
化物系化合物半導体LDチップの模式図である。
【図26】 本発明における「長さα」および「長さ
β」を示す図である。
【図27】 本発明における「長さα」および「長さ
β」を示す図である。
【符号の説明】
101 レーザ共振器の端面 102 金属多層膜 103 p型電極 104 絶縁膜 105 活性層への電流注入領域の直上または直下の部
分 106 活性層への電流注入領域の直上または直下の部
分を示すライン 201 n型GaN基板 202 n−GaNコンタクト層 203 n−AlGaNクラッド層 204 n−GaNガイド層 205 GaInN多重量子井戸活性層 206 p−AlGaN蒸発防止層 207 p−GaNガイド層 208 p−AlGaNクラッド層 209 p−GaNコンタクト層 211 n型電極 301 窒化物系化合物半導体LDウェハ 302 窒化物系化合物半導体LDバー 311 窒化物系化合物半導体LDバー用分割ライン
(A) 312 窒化物系化合物半導体LDチップ用分割ライン
(B) 313 共振器長 401 Siバー 402 溝深さ 403 溝 501 窒化物系化合物半導体LDバー 502 バー状のSi基板(治具) 503 固定具 504 ネジ 505 LDバーの共振器端面と治具の先端面との段差 802 誘電体膜で被覆された領域 1201 ハンダ 1202 ハンダ 1203 半導体成長層 1204 金属多層膜 1205 サブマウント 1206 金属多層膜 1207 ワイヤ 1208 ワイヤ 1209 ステムのピン 1210 ステムの支持基体 1301 ステム 1302 半導体LDチップ 1610 活性層 1701 絶縁性基板 1801 絶縁性基板または導電性基板 1805 絶縁性サブマウント 1811 ハンダ 1815 導電性サブマウント 1821 ハンダ 1902 半導体成長層 1904 金属多層膜 1905 ハンダ 1906 金属多層膜 2001 導電性基板 2201 マウント面 2202 誘電体膜 2203 誘電体膜の境界 2301 n型基板 2303 活性層への電流注入領域の直上または直下の
部分を示すライン 2601 長さα 2602 長さβ 2610 共振器長方向 2701 境界の交差点 2702 境界の交差した点間の中点 2703 境界の交差した点間の中点を通り、LDチッ
プの端面の辺と平行なライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F073 AA11 AA74 AA83 CA07 CB02 CB20 CB23 DA33 DA34 EA24 EA28 FA14 FA15 FA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化物系化合物半導体より成り、共振器
    端面が誘電体膜で覆われたレーザダイオードチップと、
    レーザダイオードチップを支持するマウント部材と、レ
    ーザダイオードチップとマウント部材の間に位置して両
    者を固着するハンダ層とを備える窒化物系化合物半導体
    のレーザ装置において、 ハンダ層に接するチップ面のうち活性層への電流注入領
    域の直上または直下の部分と、この部分のうち共振器端
    面から延在する誘電体膜で覆われる部分との、レーザ共
    振器長方向の長さの比率が、0%以上かつ20%以下で
    あることを特徴とする窒化物系化合物半導体のレーザ装
    置。
  2. 【請求項2】 共振器端面を覆う誘電体膜がTiO2
    SiO2、Al23、ZrO2、Ta25、TiONおよ
    びMgF2のうちの1種以上の材料より成ることを特徴
    とする請求項1に記載の窒化物系化合物半導体のレーザ
    装置。
  3. 【請求項3】 窒化物系化合物半導体より成り、共振器
    端面が誘電体膜で覆われたレーザダイオードチップを備
    える窒化物系化合物半導体のレーザ装置の製造方法にお
    いて、 分割後に個々のレーザダイオードチップとなるバー状の
    チップ原体を作製し、 チップ原体をバー状の治具で挟んで、個々のレーザダイ
    オードチップの共振器端面となる面を含むチップ原体の
    端部が治具の端部のうちチップ原体に接する部位よりも
    突出する状態として、共振器端面となるチップ原体の面
    に誘電体膜を設けることを特徴とする窒化物系化合物半
    導体のレーザ装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 厚さ方向の中央部がその両側部よりも突
    出した端部を有する治具を用いるとともに、 複数のチップ原体と複数の治具を交互に配置し、かつ、
    共振器端面となるチップ原体の面と治具の端部の中央部
    の面の高さを揃えて、共振器端面となるチップ原体の面
    に誘電体膜を設けることを特徴とする請求項3に記載の
    窒化物系化合物半導体のレーザ装置の製造方法。
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