JP2003247268A - スラブ - Google Patents

スラブ

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Publication number
JP2003247268A
JP2003247268A JP2002046261A JP2002046261A JP2003247268A JP 2003247268 A JP2003247268 A JP 2003247268A JP 2002046261 A JP2002046261 A JP 2002046261A JP 2002046261 A JP2002046261 A JP 2002046261A JP 2003247268 A JP2003247268 A JP 2003247268A
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JP
Japan
Prior art keywords
slab
cast
concrete
precast concrete
place concrete
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002046261A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Watabe
雄二 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kaiser Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kaiser Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Kaiser Co Ltd filed Critical Nihon Kaiser Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラブ厚および必要鉄筋量を低減することが
できるスラブを提供することである。 【解決手段】 スラブ1は、梁間に連続的に敷設された
プレキャストコンクリート板2に現場打ちコンクリート
3が打設され、前記プレキャストコンクリート板2には
長辺方向に沿って配設された緊張材9によりプレストレ
スが付与され、現場打ちコンクリート3には前記緊張材
9と直交または同方向に沿って配設されたアンボンドケ
ーブル10によりプレストレスが付与されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスラブに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリート構造物における
スラブはスパンの長大化や、バリアフリー化にともなっ
て厚さが増大する傾向にある。このスラブ厚の増大は、
建物重量や階高が大きくなるため、建設コストが増大し
てしまうという問題がある。そこで、このようなスラブ
14の厚さの増大を抑制する手段として、図6に示すよ
うに、プレキャストコンクリート板15に緊張材16を
配設してプレストレストを付与していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のスラブ
は厚さを一定の限度まで抑えることができるが、必要鉄
筋量が増加する傾向にあった。
【0004】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、スラブ厚および必要鉄筋量を低
減することができるスラブを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決する発
明のスラブの要旨は、梁間に連続的に設置されたプレキ
ャストコンクリート板に現場打ちコンクリートコンクリ
ートが打設され、前記プレキャストコンクリート板には
長辺方向に沿って配設された緊張材によりプレストレス
が付与され、現場打ちコンクリートには前記緊張材と直
交または同方向に沿って配設されたアンボンドケーブル
によりプレストレスが付与されたことを特徴とする。ま
たアンボンドケーブルの一部がPC板の一部に埋設され
たことを含む。さらにプレキャストコンクリート板はト
ラス筋が適宜間隔をもって配筋され、該トラス筋の一部
がコンクリートの上面から突出したことを含むものであ
る。
【0006】プレキャストコンクリート板と現場打ちコ
ンクリートとの双方に異なる方式のプレストレスが付与
される。またアンボンドケーブルのプレストレスによる
吊り上げ力でスラブが負担する荷重が減少するので、必
要スラブ厚と必要鉄筋量を大きく低減することができ
る。スラブの下端部におけるひび割れをプレキャストコ
ンクリート板の緊張材で抑制することができるととも
に、スラブの上端部におけるひび割れをアンボンドケー
ブルで抑制することができるので、長期的にスラブの各
部のひび割れを抑制することができ、スラブの振動障害
の回避や耐久性を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスラブの実施の形
態について説明する。このスラブの各実施の形態におい
て同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成に
のみ異なった符号を付して説明する。
【0008】図1および2は第1の実施の形態のスラブ
1であり、梁間に連続的に敷設されたプレキャストコン
クリート板(以下PC板という)2上に現場打ちコンク
リート3が打設されて構成され、この現場打ちコンクリ
ート3においてアンボンドケーブルの必要なライズ寸法
が確保できる。
【0009】PC板2には、一本の上端筋4と二本の下
端筋5とラチス筋6とからなるトラス筋7が配筋され、
この下部がコンクリート板8内に配設されるとともに、
上部がコンクリート板8から突出されている。またPC
板2には、トラス筋7と同じ方向に配設されたPC鋼撚
線やPC鋼線などの緊張材9によりプレストレスが付与
されている。
【0010】一方、現場打ちコンクリート3には、前記
緊張材9と直交方向に配設された三本のアンボンドケー
ブル10によってプレストレスが付与され、このプレス
トレスによってスラブ1全体が上側に吊り上げられてい
る。
【0011】このようにPC板2には緊張材9によるプ
レストレスが、また現場打ちコンクリート3にはアンボ
ンドケーブル10によるプレストレスがそれぞれ付与さ
れて、スラブ1の必要スラブ厚・必要鉄筋量が低減され
ている。
【0012】図3は第2の実施の形態のスラブ11であ
り、現場打ちコンクリート3におけるアンボンドケーブ
ル10がPC板2の緊張材9と同じ方向に配設された以
外は第1の実施の形態のスラブ1と同じ構成である。こ
れもアンボンドケーブル10よるプレストレスによって
スラブ11全体が上側に吊り上げられて、必要スラブ厚
・必要鉄筋量が低減されている。
【0013】図4および5は第3の実施の形態のスラブ
12であり、現場打ちコンクリート3がアンボンドケー
ブル10の必要なライズ寸法を確保できないものであ
る。このスラブ12は現場打ちコンクリート3における
アンボンドケーブル10の中央部のみがPC板2の一
部、すなわち切欠部13に埋設された以外は第1の実施
の形態のスラブ1と同じ構成であり、同じ効果を奏する
ことができる。なお、このアンボンドケーブル10は、
第2の実施の形態のスラブ11と同じように、緊張材9
と同じ方向に配設することもできる。
【0014】
【発明の効果】プレキャストコンクリート板と現場打ち
コンクリートとの双方に異なる方式のプレストレスが付
与される。
【0015】アンボンドケーブルのプレストレスによる
吊り上げ力でスラブの負担する荷重が減少するので、必
要スラブ厚と必要鉄筋量とを大きく低減することができ
る。
【0016】スラブの下端部におけるひび割れをプレキ
ャストコンクリート板の緊張材で抑制することができる
とともに、スラブの上端部におけるひび割れをアンボン
ドケーブルで抑制することができるので、長期的にスラ
ブ各部のひび割れを抑制することができ、スラブの振動
障害の回避および耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)および(2)は第1の実施の形態のスラ
ブにおける緊張材とアンボンドケーブルの配線状態を示
す概念図である。
【図2】第1の実施の形態のスラブの省略断面図であ
る。
【図3】(1)および(2)は第2の実施の形態のスラ
ブにおける緊張材とアンボンドケーブルの配線状態を示
す概念図である。
【図4】(1)および(2)は第3の実施の形態のスラ
ブにおける緊張材とアンボンドケーブルの配線状態を示
す概念図である。
【図5】第3の実施の形態のスラブの省略断面図であ
る。
【図6】(1)および(2)は従来のスラブにおける緊
張材とアンボンドケーブルの配線状態を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1、11、12、14 スラブ 2、15 PC板 3 現場打ちコンクリート 4 上端筋 5 下端筋 6 ラチス筋 7 トラス筋 8 コンクリート板 9、16 緊張材 10 アンボンドケーブル 13 切欠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁間に連続的に設置されたプレキャスト
    コンクリート板に現場打ちコンクリートコンクリートが
    打設され、前記プレキャストコンクリート板には長辺方
    向に沿って配設された緊張材によりプレストレスが付与
    され、現場打ちコンクリートには前記緊張材と直交また
    は同方向に沿って配設されたアンボンドケーブルにより
    プレストレスが付与されたことを特徴とするスラブ。
  2. 【請求項2】 アンボンドケーブルの一部がPC板の一
    部に埋設されたことを特徴とする請求項1に記載のスラ
    ブ。
  3. 【請求項3】 プレキャストコンクリート板はトラス筋
    が適宜間隔をもって配筋され、該トラス筋の一部がコン
    クリートの上面から突出したことを特徴とする請求項1
    または2に記載のスラブ。
JP2002046261A 2002-02-22 2002-02-22 スラブ Pending JP2003247268A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531871A (ja) * 2005-11-15 2008-08-14 レール ワン ゲーエムベーハー 軌道車両用固定軌道
KR100904760B1 (ko) 2003-02-21 2009-06-29 프라운호퍼-게젤샤프트 추르 푀르데룽 데어 안제반텐 포르슝 에 파우 생물 세포 물질을 통한 프로브의 손상이 없는 이동을 위한 방법 및 장치

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