JP2003245233A - スポンジタワシ - Google Patents

スポンジタワシ

Info

Publication number
JP2003245233A
JP2003245233A JP2002045854A JP2002045854A JP2003245233A JP 2003245233 A JP2003245233 A JP 2003245233A JP 2002045854 A JP2002045854 A JP 2002045854A JP 2002045854 A JP2002045854 A JP 2002045854A JP 2003245233 A JP2003245233 A JP 2003245233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
cell structure
sponge
synthetic resin
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002045854A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Totsune
茂 戸恒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP2002045854A priority Critical patent/JP2003245233A/ja
Publication of JP2003245233A publication Critical patent/JP2003245233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質合成樹脂発泡体からなるスポンジタワシ
であって、汚れ落としの効果に優れるとともに、表面が
すり減っても汚れ落とし効果が低下することがなく、優
れた汚れ落とし効果が長く保持されるスポンジタワシを
提供する。 【解決手段】 本発明のスポンジタワシ1は、微細孔2
と粗大孔3とが散在した海綿状セル構造の軟質合成樹脂
発泡体の細長状の粗大孔3が、擦洗面4に表出している
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスポンジタワシに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】台所で
の食器洗浄用、風呂場やトイレの洗浄用、入浴用等の用
途に、軟質ポリウレタン発泡体よりなるスポンジタワシ
が広く利用されている。しかしながら軟質ポリウレタン
発泡体のみからなるスポンジタワシの場合、表面が柔ら
かいために、食器等に強固に付着した汚れを落とし難い
という問題があった。このため軟質ポリウレタン発泡体
の片面に不織布等を積層して、硬質な層を設けたスポン
ジタワシも広く使用されている。
【0003】しかしながら従来のスポンジタワシにおい
て、軟質ポリウレタンフォーム片面に積層されている不
織布等の層は、かなり硬質であり、こびりついた汚れの
除去には優れた効果を発揮するものの、食器や浴槽等の
表面を傷つけやすいという問題があった。また積層した
不織布等の層がすり減ったり剥がれてしまうと、洗浄効
果が低下するという問題もあった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
スポンジタワシの擦洗面に軟質合成樹脂発泡体の特殊な
セル構造が表出するようにすることにより、不織布等の
硬質な層を積層しなくても、汚れ落としの効果に優れ、
しかも擦洗面がすり減っても汚れ落とし効果が低下する
ことがなく、優れた汚れ落とし効果が長く維持されるス
ポンジタワシを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のスポンジタ
ワシは、微細孔と粗大孔とが混在した海綿状セル構造の
軟質合成樹脂発泡体の細長状の粗大孔が、擦洗面に表出
していることを特徴とする。本発明のスポンジタワシ
は、2種以上の軟質合成樹脂発泡体を積層断面が擦洗面
に表出するように積層したものでも良く、この場合、微
細孔と粗大孔とが混在した海綿状セル構造の軟質合成樹
脂発泡体と、微細孔よりなる一般セル構造の軟質合成樹
脂発泡体とを積層したものでも良い。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0007】図1は本発明スポンジタワシ1の一実施例
を示し、このスポンジタワシ1は、図2に示すように微
細孔2と粗大孔3とが散在した海綿状セル構造の軟質合
成樹脂発泡体1a〜1fを、積層断面が擦洗面4に表出
するように積層して構成されている。各合成樹脂発泡体
1a〜1fは、接着剤による接着、フレームラミネー
ト、ホットメルト接着剤による接着等により積層するこ
とができる。接着剤としては、例えば溶剤型アクリル系
接着剤、エマルジョン型アクリル系接着剤、溶剤型ウレ
タン系接着剤、エマルジョン型ウレタン系接着剤、ウレ
タン系ホットメルト接着剤等が用いられる。特に、環境
問題等の面から、エマルジョン型アクリル系接着剤、エ
マルジョン型ウレタン系接着剤、ウレタン系ホットメル
ト接着剤が好ましい。本発明のスポンジタワシ1は、図
1(b)に示すように、擦洗面4に海綿状セル構造の軟
質発泡体の細長状の粗大孔3が表出するように構成され
ている。
【0008】本発明のスポンジタワシ1を構成する軟質
合成樹脂発泡体としては、軟質ポリウレタン発泡体、ポ
リエチレン発泡体、メラミン系発泡体等が挙げられる
が、通常は軟質ポリウレタン発泡体が好ましい。一般に
軟質ポリウレタン発泡体を得る場合、シリコーン系整泡
剤等の整泡剤を添加して微細孔を有する均一なセル構造
(以下、“一般セル構造”と呼ぶ。)の発泡体としてい
るが、整泡剤とともにジメチルシロキサン等の破泡剤を
添加することにより、破泡剤によって微細孔の一部が潰
れて粗大孔となり、海綿状セル構造の軟質ポリウレタン
発泡体を得ることができる。一般セル構造の軟質ポリウ
レタン発泡体では、30〜50個/25mmの微細孔が
存在するセル構造を有するが、海綿状セル構造の軟質ポ
リウレタン発泡体は、微細孔と粗大孔とが混在するセル
構造を有している。
【0009】本発明のスポンジタワシ1に用いる軟質ポ
リウレタン発泡体の原料としては、通常の軟質ポリウレ
タン発泡体に使用されている原料と同様のポリオール、
イソシアネート、架橋剤、整泡剤等を使用することがで
きるが、少量の破泡剤を添加することにより、粗大孔と
微細孔を有する海綿状セル構造のウレタンフォームを得
ることができる。
【0010】本発明のスポンジタワシ1は、上記のよう
にして得られる海綿状セル構造の軟質ポリウレタン等の
軟質合成樹脂発泡体1a〜1fを、積層断面及び細長状
の粗大孔3が擦洗面4に表出するように積層して構成さ
れている。図1(b)に示すようにスポンジタワシ1の
擦洗面4に、細長状の粗大孔3が表出するようにするに
は、軟質合成樹脂発泡体製造時の上下方向に沿った発泡
体断面が、スポンジタワシ1の擦洗面4に表出するよう
にする。例えば軟質ポリウレタン発泡体を連続的に製造
する方法として、ベルトコンベアー上にウレタン原料を
吐出して発泡させる方法が知られている。ベルトコンベ
アー上に吐出されたウレタン原料中の発泡剤はベルトコ
ンベアー上で発泡してウレタン原料が段々膨らんで発泡
体となるが、反応等により生じたガスは上方向に抜けよ
うとするため、気泡形状は上下に細長い形状となる。従
って、海綿状セル構造を有する軟質合成樹脂発泡体製造
時の、上下方向に沿って発泡体を切断した断面がスポン
ジタワシ1の擦洗面4となるようにスポンジタワシ1を
構成することにより、擦洗面4に細長状の粗大孔3が表
出したスポンジタワシ1を得ることができる。
【0011】本発明のスポンジタワシ1は、上記したよ
うに複数の海綿状セル構造の軟質合成樹脂発泡体1a〜
1fを積層して構成した場合に限らず、一体の海綿状セ
ル構造の軟質合成樹脂発泡体で構成することもできる
が、図1に示したように複数の発泡体を、積層断面が擦
洗面4に表出するように積層した構成とすると、積層境
界部周囲が発泡体部分よりも硬くなるため、積層してい
ないものに比べ、こびりついた汚れを落とし易くなる利
点がある。またスポンジタワシ1に吸い込ませた洗剤
が、スポンジタワシ中で分散してしまうのを積層界面が
抑制するため、洗剤持ちが良くなる利点がある。また、
色調の異なるウレタンフォームを積層することにより、
カラフルなスポンジタワシを得ることができる。
【0012】本発明のスポンジタワシ1は上記したよう
に擦洗面4に、海綿状セル構造の軟質発泡体の細長状の
粗大孔3が表出していることが必要であるが、図1に示
したように複数の海綿状セル構造の発泡体1a〜1fを
積層して構成する場合、すべての発泡体1a〜1fにお
いて細長状の粗大孔3が擦洗面4に表出するように積層
しなくても良く、一部の発泡体は図2に示したような略
円形状の粗大孔3が擦洗面4に表出するように(即ち、
発泡体の発泡時の上下方向と直交する断面が擦洗面4に
表出するように)、各発泡体1a〜1fを積層しても良
いが、発泡体1a〜1fのすべてにおいて、細長状の粗
大孔が擦洗面に表出するように積層することが好まし
い。
【0013】海綿状セル構造を有する軟質合成樹脂発泡
体における粗大孔3の大きさは、発泡体製造条件の違
い、原料の違い等によって異なるが、微細孔2の直径が
0.5〜0.8mmの海綿状セル構造の発泡体の場合、
粗大孔3は、短径(幅方向及びベルトコンベアーの流れ
方向)が1〜10mm、長径(上下方向)が3〜20m
mであり、短径:長径=2:3〜2:5程度の細長状を
呈する。
【0014】本発明のスポンジタワシ1を、図1に示し
たように複数の海綿状セル構造の軟質合成樹脂発泡体1
a〜1fを積層して構成する場合、各発泡体1a〜1f
としては、同一の発泡体を用いても、密度や原料の異な
る2種以上の異なる発泡体を用いても良い。各発泡体1
a〜1fの厚みは3〜20mm程度とすることが好まし
い。密度や原料の異なる発泡体は、汚れに対する擦洗性
がそれぞれ異なるため、好ましくは密度や原料の異なる
3種以上の海綿状セル構造の発泡体を組み合わせて積層
することが好ましい。また色の異なる発泡体を組み合わ
せて積層すると、スポンジタワシの意匠性を向上するこ
とができる。異なる3種以上の海綿状セル構造の発泡体
を積層する場合、これらの発泡体は任意の順序で積層す
ることができ、また2巡目以上の積層順は、同一であっ
ても異なっていても良い。
【0015】図3は本発明のスポンジタワシ11の異な
る実施例を示す。図3に示すスポンジタワシ11は、海
綿状セル構造の軟質合成樹脂発泡11aと、一般セル構
造の軟質合成樹脂発泡体11b、11cとを積層し、積
層断面が擦洗面4に表出する構造を有している。このス
ポンジタワシ11の場合も、海綿状セル構造の軟質合成
樹脂発泡体11aの細長状の粗大孔3が、スポンジタワ
シ11の擦洗面4に表出するように構成されている。海
綿状セル構造の発泡体11aと、一般セル構造の発泡体
11b、11cを積層した構造とすると、一般セル構造
の発泡体の硬さを調節することによって、スポンジタワ
シ全体の硬さを調節することが容易であり、非常に扱い
やすいスポンジタワシを容易に得ることができるという
利点がある。
【0016】図示した例では、1種類の海綿状セル構造
の軟質合成樹脂発泡体1aと、2種類の一般セル構造の
軟質合成樹脂発泡体1b、1cを積層した場合を示した
が、2種類の海綿状セル構造の軟質合成樹脂発泡体と、
1種類の一般セル構造の軟質合成樹脂発泡体とを積層し
たものや、2種類以上の海綿状セル構造の軟質合成樹脂
発泡体と、2種類以上の一般セル構造の軟質合成樹脂発
泡体とを積層したものでも良い。更に、1種類の海綿状
セル構造の軟質合成樹脂発泡体と、1種類の一般セル構
造の軟質合成樹脂発泡体とを積層したもののように、海
綿状セル構造の発泡体と一般セル構造の発泡体の2種類
を積層したものでも良いが、3種類以上の発泡体を積層
したものが好ましい。海綿状セル構造の発泡体と一般セ
ル構造の発泡体とを積層する場合も、各発泡体の積層順
は任意であるとともに、1巡目の積層順と2巡目以降の
積層順が同一であっても異なっていても良い。海綿状セ
ル構造の発泡体の厚みが薄すぎると擦洗効果が乏しく、
厚すぎるとスポンジタワシが大きく成りすぎて扱いずら
くなるため、海綿状セル構造の発泡体と一般セル構造の
発泡体を積層してスポンジタワシを形成する場合には、
海綿状セル構造の発泡体の厚みは10〜25mmとする
ことが好ましい。
【0017】海綿状セル構造の発泡体と一般セル構造の
発泡体とを積層する第2の実施例のスポンジタワシ11
の場合も、各発泡体11a〜11cの密度や原料は同一
であっても、異なっていても良いが、海綿状セル構造の
軟質発泡体と、一般セル構造の軟質発泡体の一方または
両方に密度や原料において異なるものを用いて、3種類
以上の異なる発泡体を組み合わせて積層することが好ま
しい。また色の異なる発泡体を組み合わせて積層すると
意匠性を向上できる利点がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスポンジタ
ワシは、微細孔と粗大孔とが散在した海綿状セル構造の
軟質合成樹脂発泡体の細長状の粗大孔が、擦洗面に表出
している構造を有することにより汚れ落とし効果に優れ
るとともに、表面がすり減っても汚れ落とし効果が低下
することがない。また2種以上の軟質合成樹脂発泡体
を、積層断面が擦洗面に表出するように積層してスポン
ジタワシを構成すると、擦洗面に表出した積層境界部周
囲が発泡体部分よりも硬くなるため、こびりついた汚れ
を更に落とし易くなるとともに、洗剤の使用量も少なく
てすむ利点があり、また密度等の異なる発泡体を組み合
わせることにより、持ち易さ、使い易さに変化を与える
ことができる。更に海綿状セル構造の発泡体と一般セル
構造の発泡体とを、積層断面が擦洗面に表出するように
積層すると、種々の物性を細かく変更しやすい一般セル
構造の発泡体の物性を変えることによって、感触や使い
やすさを向上させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスポンジタワシの一実施例を示し、
(a)は斜視図、(b)は擦洗面のセル構造を示す説明
図である。
【図2】図1のII-II線に沿う縦断面図である。
【図3】本発明のスポンジタワシの異なる実施例を示
し、(a)は斜視図、(b)は擦洗面のセル構造を示す
説明図である。
【符号の説明】
1、11 スポンジタワシ 1a〜1f 海綿状セル構造の軟質合成樹脂発泡体 11a 海綿状セル構造の軟質合成樹脂発泡体 2 微細孔 3 粗大孔 4 擦洗面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細孔と粗大孔とが混在した海綿状セル
    構造の軟質合成樹脂発泡体の細長状の粗大孔が、擦洗面
    に表出していることを特徴とするスポンジタワシ。
  2. 【請求項2】 2種以上の軟質合成樹脂発泡体を、積層
    断面が擦洗面に表出するように積層した請求項1記載の
    スポンジタワシ。
  3. 【請求項3】 微細孔と粗大孔とが混在した海綿状セル
    構造の軟質合成樹脂発泡体と、微細孔よりなる一般セル
    構造の軟質合成樹脂発泡体とを積層してなる請求項2記
    載のスポンジタワシ。
JP2002045854A 2002-02-22 2002-02-22 スポンジタワシ Pending JP2003245233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002045854A JP2003245233A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 スポンジタワシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002045854A JP2003245233A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 スポンジタワシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003245233A true JP2003245233A (ja) 2003-09-02

Family

ID=28659493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002045854A Pending JP2003245233A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 スポンジタワシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003245233A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6225252B2 (ja) 研磨パッド及びその製造方法
KR101035140B1 (ko) 클렌징 패드
US10986979B2 (en) Scrub sponge with selectively accessible abrasive region
JP5518429B2 (ja) 洗浄用スポンジ
JP2015221119A (ja) スポンジたわし
JP2003245233A (ja) スポンジタワシ
US20030192141A1 (en) Scrub Sponge
JP2003116762A (ja) スポンジたわし及びその製造方法
JP4758181B2 (ja) 清掃具
JP2016077866A (ja) たわしパッド
JPH0747090Y2 (ja) スポンジたわし
JP6061138B2 (ja) 自動車洗浄用スポンジタワシ
JP2008279021A (ja) 清掃具
JP2005199001A (ja) スリットタワシ
KR102451050B1 (ko) 밀착성 및 방음성이 개선된 차량 바닥재
CN211187090U (zh) 一种海绵清洗用具
JP2014042973A (ja) クリーニング用具およびその製造方法
JP3190819U (ja) 食器洗い泡立てスポンジ
KR200229286Y1 (ko) 세척 수세미
AU782615B2 (en) Wet cleaning cloth, sponge or the like and a method for its production
JP2711509B2 (ja) 垢 擦
JP2005270146A (ja) 洗いスポンジ
JP3108193U (ja) 泡立て具及び泡立て洗浄具
JP2005312494A (ja) 摺擦具及びその製造方法
KR102051088B1 (ko) 세정 시트