JP2003244438A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2003244438A
JP2003244438A JP2002036718A JP2002036718A JP2003244438A JP 2003244438 A JP2003244438 A JP 2003244438A JP 2002036718 A JP2002036718 A JP 2002036718A JP 2002036718 A JP2002036718 A JP 2002036718A JP 2003244438 A JP2003244438 A JP 2003244438A
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image processing
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Application number
JP2002036718A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nishikawa
喜章 西川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機(親機)に複数のプリンタ(子機)が
接続される画像処理システムにおいて、プリンタ毎の出
力濃度特性のバラツキにより、複写機から読み込んだ画
像データの出力濃度がプリンタ毎に異なることを解消す
る。 【解決手段】 複写機(親機)10から複数のプリンタ
(子機)14a〜14cに対して、プリンタ毎の濃度変
動をチェックするための予め定められた内部テストパタ
ンを送出し、印刷出力させる。複写機10は、出力した
プリンタ14a〜14c毎の内部テストパタン出力結果
を、再度複写機10の画像入力部(スキャナ部)11か
ら読み込むことにより、各プリンタの濃度特性を把握
し、内蔵する濃度調整手段によって、どのプリンタから
出力しても同じ濃度特性を示すように調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理システム
に関し、さらに詳しくは、画像入力装置と複数の画像出
力装置が接続された画像形成システムにおいて、画像入
力装置からの画像データをネットワーク上の複数の画像
出力装置に出力する際、個々の画像出力装置から出力さ
れる画像の濃度を制御することができる画像処理システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機のデジタル化、高速化に伴
い、デジタル複写機を複数接続し、1つのデジタル複写
機の読み取り部から読み取った画像データを、他の複数
のデジタル複写機のプリンタ部に転送して、プリント処
理を行うシステムがあり、このようなシステムを用いる
ことにより、単位時間当たりのプリント枚数の増加を図
っていた。また、プリント処理等の出力処理の性能を最
大限に活用するために、画像データの出力条件に応じて
出力ジョブの優先度を設定し、その優先度に応じて出力
装置の台数を決定したり、出力ジョブの内容を割り振っ
たりしていた。このような従来技術の一例として、特開
2000−41126号公報に記載された画像処理装置
及び画像処理方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のシステムでは、親機の読み取り部から読
み取った画像データを、接続された複数の子機へ転送し
プリントすることにより、如何に効率良く画像出力を行
なうかという点にのみ重点がおかれていた。このため、
親機が読み込んだ同じ画像データを複数の子機に同時に
出力させたとしても、複数の子機の個体のばらつきによ
り、濃度が異なってしまうという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、請求項1の発明は、原稿
画像を読み取る画像入力手段、入力画像に画像処理を施
す画像処理手段、画像データをネットワーク経由で転送
する転送手段を有する親機と、前記画像データを記録媒
体上に出力する画像出力手段を有する複数の子機を備え
た画像処理システムであって、前記親機は、前記複数の
子機に対応した複数の濃度調整手段を有することを特徴
とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の画像処
理システムであって、前記親機は、前記複数の子機に出
力可能なテストパタンを生成するテストパタン生成手段
を有することを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項2記載の画像処
理システムであって、前記親機は、前記複数の子機から
出力した複数のテストパタン画像を前記画像入力手段に
よって読み込み、読み込んだ前記テストパタン画像の濃
度データを前記複数の子機毎に保持する濃度データ記憶
手段を備え、前記濃度調整手段は記憶された複数の前記
濃度データから、前記複数の子機のそれぞれに対応した
画像濃度調整値を演算することを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項3記載の画像処
理システムであって、前記複数の子機に対応した前記画
像濃度調整値を、出力する子機に応じて選択する画像濃
度切換手段を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図12に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本
発明に係る画像処理システムのシステム構成を示す図で
ある。本実施例の画像処理システムは、親機である複写
装置10と、子機である複数のプリンタ14(14a,
14b,14c)がネットワーク16を介して接続され
ている。親機である複写装置10は、画像入力部(スキ
ャナ部)11とプリンタ部12とを備え、図1に示すシ
ステム構成において全体的な制御を行なう。そして、画
像入力部11は原稿画像の読み取りを行い、プリンタ部
12は画像入力部11で読み取った画像データを受け取
り、用紙に画像を形成する。複写装置10のコントロー
ラ13は、ネットワーク16を介して子機である複数の
プリンタ14(14a,14b,14c)の子機コント
ローラ15(15a,15b,15c)と接続されてい
る。この画像処理システムにより、複写装置10と複数
のプリンタ14(14a,14b,14c)との間にお
いて、ビデオデータの転送やコマンドの送受信等がネッ
トワークを経由して行われる。
【0009】次に、親機である複写装置10の構成を説
明する。図2は、複写装置10の画像入力部11の構成
を示す要部側断面図であり、図3は、複写装置10のプ
リンタ部12及び子機であるプリンタ14(14a,1
4b,14c)の構成を示す要部側断面図である。ま
ず、画像入力部11の構成について説明すると、原稿台
ガラス19には、原稿自動送り装置17から給送された
原稿が、順次所定位置にセットされるようになってい
る。この原稿台ガラス19にセットされた原稿18は、
例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプ2
1により露光される。複数の走査ミラー22は、光学走
査ユニット20に収容され、原稿からの反射光をCCD
ユニット23に導く。CCDユニット23は、原稿から
の反射光をCCDに結像させる結像レンズ24と、CC
Dから構成される撮像素子25から構成されている。撮
像素子25からの画像信号出力は、例えば8ビットのデ
ジタル画像データに変換された後、スキャナ画像処理部
26に入力され、各種の画像処理が行われる。スキャナ
画像処理部26で処理された画像データをプリンタ部1
2に送信し、また前記コントローラ13へ送信するため
の画像出力インターフェース(I/F)27を備えてい
る。
【0010】次に、親機のプリンタ部12及び子機のプ
リンタ14の構成について説明する。なお、親機のプリ
ンタ部12、及び子機のプリンタ14の基本構成は同様
であるので、子機のプリンタに基づいて説明する。プリ
ンタ14のビデオインターフェース(I/F)43は、
親機である複写装置10のプリンタ部12の画像入力イ
ンターフェース(I/F)、図1で示すような子機側の
プリンタ14の画像データの入力インターフェース(I
/F)となる。この画像入力I/F43から入力された
画像データは、プリンタ画像処理部44で階調処理等の
画像処理が施される。32は感光体ドラム、37は感光
体ドラム32の表面をクリーニングするクリーナであ
る。42は除電ランプで、画像形成に備えて感光体32
を除電する。34は1次帯電器で、感光体ドラム32を
一様に帯電させる。33は露光手段としてのレーザユニ
ットであり、半導体レーザ装置等で構成され、画像処理
された画像データに基づいて感光体ドラム32をレーザ
ビーム(LB)により露光し、静電潜像を形成する。3
5は現像器で、トナー、現像剤が収容されており、前記
感光体ドラム32上に形成された静電潜像にトナーを順
次、帯電量に応じて付着させる。38は給紙ユニット
で、各給紙ローラ40の駆動により転写用紙が装置内へ
給送され、感光体ドラム32に形成された画像との書き
出しタイミングがとられる。36は転写帯電器で、感光
体ドラム32に現像されたトナー像を、給送された転写
用紙に転写する。41は搬送ベルトで、転写プロセスの
終了した転写用紙を定着器39に搬送し、熱と圧力によ
って定着する。
【0011】次に、親機である複写装置10のコントロ
ーラ13について説明する。図4は、複写装置10のコ
ントローラ13の構成を示すブロック回路図である。4
7は、画像データを子機であるプリンタ14のコントロ
ーラ15に送信する場合、それぞれ複数ある子機のプリ
ンタに非同期に出力したり、それぞれの子機の受信タイ
ミングに画像データの送信レートを合わせるための一時
的なメモリあるいはハードディスク等の記憶手段を制御
するメモリ制御部である。46は、前記記憶手段に画像
を格納する前に、メモリ容量を有効に活用するための圧
縮処理部である。48は、メモリ制御部47からの制御
によりメモリあるいはハードディスクから読み出された
画像データをネットワーク16を介して複数の子機に振
り分けて送信することができるネットワークインターフ
ェース(I/F)部である。この時の画像データフォー
マットとしては、例えばブロック化されて、各子機に送
信される。
【0012】図5は、画像データのデータフォーマット
の例を示す図である。例えば、ブロック54は子機のプ
リンタ14aへ、ブロック55は子機のプリンタ14b
へ、ブロック56は子機のプリンタ14cへというよう
にである。各ブロックには、先頭にどの子機への送信で
あるかを示す子機ID51と、その子機へのコマンドデ
ータであるか、画像データ送信であるかを示すデータI
D52、そして本体であるデータ部53からなる。デー
タ部53は、データID52によって、コマンドデータ
であるのか、画像データであるのかが決定される。
【0013】子機であるプリンタ14の子機コントロー
ラ15について説明する。図6は、プリンタ14の子機
コントローラ15の構成を示すブロック回路図、図7
は、同じく子機コントローラの異なる構成を示すブロッ
ク回路である。61は、前記ネットワーク16を介し
て、親機である複写装置10から送信されるブロック化
された画像データを、自身のプリンタの子機IDが一致
した時に入力するネットワークインターフェース(I/
F)部である。62は、受信画像が親機側で圧縮されて
送信されてくるため、それを伸長するための画像伸長部
である。63は、親機からの画像データを自身の子機の
プリンタ濃度特性に合わせるための濃度調整部である。
64は、子機であるプリンタのプリンタ特性に合わせ
て、画像の階調性を最適化するための階調処理部であ
る。65は、子機に画像データを送信するためのプリン
タインターフェース(I/F)部である。
【0014】次に、本発明の画像処理システムについて
説明する。本発明は、生産性の向上のために1台の親機
の複写装置10に対して、複数の子機がプリンタ14
a,14b,14cとして接続されている場合に、例え
ば複数ある子機の出力濃度特性のバラツキ、メンテナン
スの状態による濃度のバラツキ等によって、親機の画像
入力部(スキャナ部)11から読みこんだ画像データの
出力濃度が子機毎に異なってしまうという不具合を解消
することを目的としている。そのために、親機から複数
の子機に対して、子機毎の濃度変動をチェックできる予
め定められた内部テストパタンを出力させ、これらの子
機毎の出力結果を再度、親機の画像入力部(スキャナ
部)11から読み込むことにより、各子機の濃度特性を
把握し、どの子機から出力しても同じ濃度特性を示すよ
うに、子機毎に濃度調整を行えるようにシステムを構成
している。
【0015】本発明を実現するために、親機のプリンタ
部に内蔵されるスキャナ画像処理部26の構成について
説明する。図8は、親機のスキャナ画像処理部26の構
成を示すブロック回路図である。68は、親機の画像入
力部(スキャナ部)11からの画像データを入力するス
キャナインターフェース(I/F)部である。69は、
読みこんだデータのスキャナに特有な特性をリニアな特
性に変換するスキャナγ部である。70は、主にスキャ
ナのサンプリング間隔と原稿画像の網点パタンとのズレ
により生じるモアレの除去を行なうためのフィルタ部で
ある。これらのスキャナI/F部68からフィルタ部7
0までの一連の画像処理は、スキャナ部から原稿画像を
読み込み、プリンタ部から、その原稿画像を出力する場
合の通常の処理の流れである。
【0016】ここで、本発明に係る画像処理システムと
して、まずセレクタ71により、テストパタン生成部7
2から生成した内部テストパタン72aが出力されるよ
うに設定される。動作タイミングとしては、原稿画像の
読み込み時と同様で、画像データが原稿画像に変わって
内部テストパタンに置換えられて出力される。
【0017】図9は、内部テストパタンの例を示す図で
ある。内部テストパタン72aは、子機である複数のプ
リンタ14a,14b,14cの出力濃度のバラツキを
チェックすることができるように、図9に示すように明
データから暗データまでを均等の濃度ステップで(本実
施例の場合、17段階)グラデーションパタンとして出
力する。また、KMCYの各色毎に出力特性を把握でき
るようにKMCYの4本のグラデーションパタンで出力
する。これにより、前記示した構成で各子機のプリンタ
14a,14b,14cからグラデーションパタンがそ
れぞれ出力される。
【0018】またこの時、各子機の濃度調整部の設定に
より、出力される濃度調整内部パタンの濃度に影響が出
てしまうことが考えられるので、図7に示すようなセレ
クタ66を設け、各子機の濃度調整機能を無効にするよ
うな構成にしている。
【0019】次に、複数の子機に対する濃度調整機能に
ついて説明する。図10は、親機の複写機に設ける濃度
調整手段の構成を示すブロック回路図である。スキャナ
画像処理部26は、図8に示すスキャナ画像処理部であ
る。76は、複数ある濃度調整部75の出力データの
内、どれかを選択するセレクタである。77は、メモリ
をより効率的に使用するため、あるいはネットワーク上
の転送データをより効率的に送信するための画像圧縮部
である。メモリ制御部78は、複数ある子機に対してど
のデータを送信すべきかを子機送信制御部74から情報
を受け、順次対応する画像データをメモリあるいはハー
ドディスクに書き込むと同時に、各子機毎に動作タイミ
ングを切り換えて同期を取りながらハード的なデータ転
送の制御を行なう機能を有している。ネットワークイン
ターフェース(I/F)部79は、子機とネットワーク
を介しての接続を制御するインターフェースである。ネ
ットワークI/F79は、接続される子機毎にデータあ
るいはコマンドを図5に示したようにバッファリングし
て各子機自身のネットワークI/Fに送信することがで
きる。
【0020】親機から子機へ濃度調整用の内部パタンを
出力する手順を説明する。本発明は、スキャナ画像処理
部26のパタン生成部72からセレクタ71を介して内
部テストパタン72aを出力する。この時、セレクタ7
6は、スキャナ画像処理部26からの内部テストパタン
を子機送信制御部74の制御により経路「a」の濃度調
整部75を介さないスルーデータとして選択する。選択
された内部テストパタン72aは、画像圧縮部77によ
り圧縮され、メモリ制御部78に順次格納される。ある
程度格納された内部テストパタン72aは、順次並行し
てメモリ或いはハードディスクからメモリ制御部78の
制御により子機毎のタイミングに合わせて読み出され、
ネットワークI/F79によりバッファリングされ、子
機ID、データIDを付加されて、複数ある子機の全て
に順次送信される。
【0021】内部テストパタン72aを受信した各子機
は、図7に示すように、ネットワークI/F61でバッ
ファリングされたデータをビデオ信号に変換し、画像伸
長部62で伸長する。ここで、前記セレクタ66によ
り、濃度調整部63でユーザ等による特殊な濃度設定を
解除するため、パタンデータをスルーで階調処理部64
に送信し、プリンタI/F65によってプリンタに出力
する。上記処理により、親機からの図9に示すような内
部テストパタン72aが、子機の数だけ出力されること
になる。
【0022】次に、これらの出力された画像を親機の画
像入力部11から読み込み、子機毎のバラツキを補正す
る処理手順について、図10を用いて説明する。子機送
信制御部74は、入力画像データを複数ある子機にどの
ように出力割付を行なうかを決定するブロックである。
そのために、ネットワークI/F79を介して、どの子
機が稼動状態であるかをコマンドの送受信により把握す
る。また、その稼動状態である子機の出力パフォーマン
スを確認して、画像の出力枚数を子機毎に最適に割り付
ける処理も行なう。また、子機送信制御部74は、濃度
演算部73、セレクタ76、メモリ制御部78にも、現
在どの子機に画像データを送信すべきかを通知する機能
も有している。子機送信制御部74から情報を受けたブ
ロックは、各子機特有の濃度特性であるとか、プロット
出力性能に応じた処理を行なう。濃度演算部73は、ス
キャナ画像処理部26から出力した内部テストパタン7
2aに対して、子機が用紙に出力し、それを画像入力部
11で読み込んで得られた内部テストパタン72aのス
キャナ画像データとの画像濃度の比較を行ない、親機が
出力した濃度と各子機が出力した画像データの濃度が同
じになるように補正を施すブロックである。
【0023】図11、図12は、入力画像(IN)と出
力画像(OUT)の濃度値の関係を示すグラフである。
具体的には、図11で示すように、入力画像(IN)に
対して出力画像(OUT)が同じ濃度値を示すことが、
画像処理システムとしては望ましい。例えば、原稿画像
の濃度値が「140」に対して、図11aで示すように
出力画像の濃度値がやはり「140」であればよい。こ
の時のグラフが(イ)である。しかしながら、実際に
は、例えばグラフ(ロ)のように濃度値「140」に対
して図11のbで示すように濃度値「115」までしか
でない場合がある。この場合、濃度値「140」を出力
するためには、濃度値「175」を画像データとして入
力しなければならない。
【0024】そこで、図12に示すように入力画像(I
N)の濃度値「140」に対して、その入力画像の濃度
値を「175」に変換するような処理を行ない、結果と
して出力画像(OUT)の濃度値が「140」となるよ
うに調整する。この時の変換を示すグラフが(ニ)であ
り、子機の出力濃度特性を示すグラフが(ハ)である。
【0025】これらの処理を各子機毎に実施するブロッ
クが、濃度演算部73である。この濃度演算部73で導
き出した図12の(ニ)のグラフに相当する各子機毎の
変換テーブルを各子機に対応した濃度調整部75にそれ
ぞれロードし、濃度調整を行なう。濃度調整部75は、
前記したように、入力画像に対してLUT(ルックアッ
プテーブル)により、画像を変換する機能を有してい
る。セレクタ76は、子機送信制御部74からの制御に
より、現在出力している子機に対応する濃度調整部75
の画像が出力されるように選択できるようになってい
る。
【0026】このような構成により、複数ある子機毎に
出力された内部テストパタンを読み込み、濃度演算部7
3で、それぞれ変換テーブルを演算し、その変換テーブ
ルを濃度調整部75に各子機毎に格納しておき、子機送
信制御部74の制御により、対象子機に対応した濃度調
整を行なうことができ、同じ画像データを複数の子機か
ら出力する場合においても、それぞれ子機の個体差に関
係なく、安定した画像を出力することが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は次のような効果を奏する。請求項1の発明によれば、
複数の原稿を順次読み込み画像を読み取る画像入力手
段、入力画像に画像処理を施す画像処理手段、画像デー
タをネットワークを介して転送する転送手段を有する親
機と、画像データを用紙に形成する画像出力手段を有す
る複数の子機を備えた画像処理システムであって、親機
に複数の子機に対応した複数の濃度調整手段を備えたこ
とにより、各子機の個体差に応じて濃度調整を行なうこ
とができる。
【0028】請求項2の発明によれば、親機は複数の子
機に出力可能な内部テストパタンを生成するテストパタ
ン生成手段を備えたことにより、複数の子機に対して、
同じ条件でのテストパタンを出力することができ、各子
機の出力濃度の個体差を把握することができる。
【0029】請求項3の発明によれば、複数の子機から
出力した複数のテストパタン画像を順次画像入力手段に
よって読み込み、その読み込んだテストパタンデータを
複数の子機毎に保持できる濃度データ記憶手段を備え、
濃度調整手段は記憶された複数の濃度データから、それ
ぞれ子機に対応した画像濃度調整値を演算することによ
り、複数ある子機毎に最適な濃度調整値を保持すること
ができ、瞬時に濃度調整値を切り換えるだけで、各子機
の濃度特性にあった濃度調整をすることができる。
【0030】請求項4の発明によれば、複数ある子機に
対応した画像濃度調整値を、出力する子機に応じて選択
することができる画像濃度切換手段を備えたことによ
り、複数ある子機毎に濃度調整を施すことができ、同じ
画像データを複数の子機から出力する場合において、そ
れぞれ子機の個体差に関係なく、安定した画像を出力す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理システムのシステム構成を
示す図である。
【図2】 親機である複写装置の画像入力部の構成を示
す要部側断面図である。
【図3】 親機である複写装置のプリンタ部、及び子機
であるプリンタの構成を示す要部側断面図である。
【図4】 複写装置のコントローラの構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図5】 画像データのデータフォーマットの例を示す
図である。
【図6】 子機であるプリンタの子機コントローラの構
成を示すブロック回路図である。
【図7】 子機であるプリンタの子機コントローラの異
なる構成を示すブロック回路である。
【図8】 スキャナ画像処理部の構成を示すブロック回
路図である。
【図9】 内部テストパタンの例を示す図である。
【図10】 複写機の濃度調整手段の構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図11】 入力画像と出力画像の濃度値の関係を示す
グラフである。
【図12】 入力画像と出力画像の濃度値の変換、及び
子機の出力濃度特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10…複写装置(親機)、11…画像入力部、12…プ
リンタ部、13…コントローラ、14(14a,14
b,14c)…プリンタ(子機)、15(15a,15
b,15c)…子機コントローラ、18…原稿、19…
原稿台ガラス、20…光学走査ユニット、23…CCD
ユニット、26…スキャナ画像処理部、27…画像出力
インターフェース部、32…感光体ドラム、33…レー
ザユニット、35…現像器、36…転写帯電器、38…
給紙ユニット、39…定着器、43…ビデオインターフ
ェース部、44…プリンタ画像処理部、46…画像圧縮
処理部、47…メモリ制御部、48…ネットワークイン
ターフェース部、51…子機ID、52…データID、
53…データ部、54,55,56…子機用のブロッ
ク、61…ネットワークインターフェース部、62…画
像伸長部、63…濃度調整部、64…階調処理部、65
…プリンタインターフェース部、66…セレクタ、68
…スキャナインターフェース部、69…スキャナγ部、
70…フィルタ部、71…セレクタ、72…テストパタ
ン生成部、72a…内部テストパタン、73…濃度演算
部、74…子機送信制御部、75…濃度調整部、76…
セレクタ、77…画像圧縮部、78…メモリ制御部、7
9…ネットワークインターフェース部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 KK18 KK25 KK31 2H027 DA09 DB01 EA18 EB04 EC03 EJ15 HA07 ZA07 5B057 AA11 BA25 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CC01 CE11 CE17 CG01 CH07 CH08 CH11 CH12 CH18 5C077 LL04 LL12 LL19 MP08 NN02 PP15 PP33 PP37 PP74 PQ08 PQ12 PQ22 PQ23 SS02 TT02 TT06 TT08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る画像入力手段、入力
    画像に画像処理を施す画像処理手段、画像データをネッ
    トワーク経由で転送する転送手段を有する親機と、前記
    画像データを記録媒体上に出力する画像出力手段を有す
    る複数の子機を備えた画像処理システムであって、前記
    親機は、前記複数の子機に対応した複数の濃度調整手段
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理システムであっ
    て、前記親機は、前記複数の子機に出力可能なテストパ
    タンを生成するテストパタン生成手段を有することを特
    徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理システムであっ
    て、前記親機は、前記複数の子機から出力した複数のテ
    ストパタン画像を前記画像入力手段によって読み込み、
    読み込んだ前記テストパタン画像の濃度データを前記複
    数の子機毎に保持する濃度データ記憶手段を備え、前記
    濃度調整手段は記憶された複数の前記濃度データから、
    前記複数の子機のそれぞれに対応した画像濃度調整値を
    演算することを特徴とする画像処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理システムであっ
    て、前記複数の子機に対応した前記画像濃度調整値を、
    出力する子機に応じて選択する画像濃度切換手段を有す
    ることを特徴とする画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007020116A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システムおよび障害判別方法
JP2016064564A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びプログラム

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