JP2003243661A - 薄膜トランジスタとその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタとその製造方法

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JP2003243661A
JP2003243661A JP2002036467A JP2002036467A JP2003243661A JP 2003243661 A JP2003243661 A JP 2003243661A JP 2002036467 A JP2002036467 A JP 2002036467A JP 2002036467 A JP2002036467 A JP 2002036467A JP 2003243661 A JP2003243661 A JP 2003243661A
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film transistor
gate electrode
gate
signal line
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JP2002036467A
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Masahiro Tanaka
政博 田中
Toshiteru Kaneko
寿輝 金子
Yutaka Saito
裕 斎藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に反りのないものを得ることができ、歩
留まりの向上を図る。 【解決手段】 基板上に形成された多結晶シリコンを半
導体層とするMIS型の薄膜トランジスタであって、そ
のゲート電極はそれに接続される配線層と別体に形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタと
その製造方法に係り、たとえば、不純物の活性化アニー
ルにランプアニールを行う薄膜トランジスタとその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス基板を用いた薄膜トランジスタの
製造方法において、不純物イオンの活性化アニールの方
法として、拡散炉を用いた熱処理によるアニールと、ラ
ンプ光を照射して行うランプアニールとがある。
【0003】ランプアニールは一般的にはランプ光を基
板の上部および下部の両側から照射し、これにより、半
導体層にて光が吸収されて発熱し、不純物イオンが活性
化されるという原理に基づく。
【0004】このランプアニールは半導体層にて光を吸
収し発熱するので半導体層のみを短時間に高温度に加熱
することができるため、ガラスのような比較的低温で軟
化する材料を基板に用いることが可能となる。また、半
導体層が高温度になる時間が短いので不純物イオンの横
方向への拡散量が小さく、微細化に適した技術となる。
【0005】ゲート電極もしくはゲート電極パターンを
形成するために用いたホトレジストパターンを利用して
イオンインプラを行い不純物を注入することで自己整合
的にソース電極、ドレイン電極を形成することにより、
微細化に適した特徴を有効利用することができる。この
自己整合を行うためにはイオンインプラを行う前にゲー
ト電極が形成される必要があり、ゲート電極が形成され
た状態でランプアニールを行う必要がある。
【0006】しかし、ランプ光を吸収する半導体層およ
びゲート電極において急速に高温化する一方で、ガラス
基板はランプ光が透過してしまい、結果として半導体層
およびゲート電極と基板間の温度差が大きくなり、局部
的な温度差により熱ストレスが発生してしまう。このよ
うな不均一な加熱を避けるために、全面に光吸収膜を形
成した後にランブアニールを行うことを特徴とする技術
が知られている(特開2000−138177号公報参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術は全面に光吸収膜を形成しても基板の裏表で温度差が
でき基板が反り歪む。さらに、熱伝導でガラス基板が暖
められ、ガラス点移転まで加熱されると歪んだ状態で塑
性変形を起こし、冷却しても歪んだままとなるため特に
耐熱性の弱いガラス基板においては必ずしも有効な手段
にはなり得なかった。本発明は、自己整合的にソース、
ドレイン電極を形成するためゲート電極を先に形成して
からランプアニールを行うプロセスをガラス基板に適用
する場合において、ガラス基板の歪みを抑えることので
きる薄膜トランジスタおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 手段1.本発明による薄膜トランジスタは、たとえば、
基板上に形成された多結晶シリコンを半導体層とするM
IS型の薄膜トランジスタであって、そのゲート電極は
それに接続される配線層と別体に形成されていることを
特徴とするものである。
【0009】手段2.本発明による薄膜トランジスタ
は、たとえば、基板上に形成された多結晶シリコンをラ
ンプアニールによって不純物イオンの活性化を行った薄
膜トランジスタであって、そのゲート電極は前記ランプ
アニールの後に形成される配線層と接続されていること
を特徴とするものである。
【0010】手段3.本発明による薄膜トランジスタの
製造方法は、たとえば、基板上に多結晶シリコンを形成
する工程と、この多結晶シリコンの上方の面にゲート電
極を形成する工程と、このゲート電極をマスクとして該
多結晶シリコンに不純物をドープし、これをランプアニ
ールによって活性化する工程と、前記ゲート電極に接続
される配線層を形成する工程とを備えることを特徴とす
るものである。
【0011】手段4.本発明による薄膜トランジスタの
製造方法は、たとえば、基板上に多結晶シリコンを形成
する工程と、この多結晶シリコンの上方の面にゲート電
極を形成する工程と、このゲート電極のパターン形成の
際のフォトレジストをマスクとして該多結晶シリコンに
不純物をドープし、これをランプアニールによって活性
化する工程と、前記ゲート電極に接続される配線層を形
成する工程とを備えることを特徴とするものである。
【0012】手段5.本発明による薄膜トランジスタの
製造方法は、たとえば、手段4の構成を前提として、前
記ゲート電極のパターンは前記フォトレジストのパター
ンに対してオーバーエッチングされていることを特徴と
するものである。
【0013】手段6.本発明による薄膜トランジスタの
製造方法は、たとえば、手段5の構成を前提として、前
記フォトレジストを除去した後、ゲート電極をマスクと
して前記不純物をドープして該ゲート電極の近傍の多結
晶シリコン中に低ドーズ量領域を形成することを特徴と
するものである。
【0014】手段7.本発明による液晶表示装置は、た
とえば、液晶を介して対向配置される各基板のうち一方
の基板の液晶側の面に、並設された複数のゲート信号線
とこれら各ゲート信号線に交差されて並設された複数の
ドレイン信号線とで囲まれた領域を画素領域とし、該画
素領域に、ゲート信号線からの走査信号によって作動さ
れる多結晶シリコンを半導体層とする薄膜トランジスタ
と、この薄膜トランジスタを介してドレイン信号線から
の映像信号が供給される画素電極とを備え、前記薄膜ト
ランジスタのゲート電極とこのゲート電極と接続される
ゲート信号線は別体で形成されていることを特徴とする
ものである。
【0015】手段8.本発明による液晶表示装置は、た
とえば、液晶を介して対向配置される各基板のうち一方
の基板の液晶側の面に、並設された複数のゲート信号線
とこれら各ゲート信号線に交差されて並設された複数の
ドレイン信号線とで囲まれた領域を画素領域とし、該画
素領域に、ゲート信号線からの走査信号によって作動さ
れる薄膜トランジスタと、この薄膜トランジスタを介し
てドレイン信号線からの映像信号が供給される画素電極
とを備え、前記薄膜トランジスタは、多結晶シリコンを
ランプアニールによって不純物イオンの活性化を行った
半導体層を有し、そのゲート電極は前記ランプアニール
の後に形成される前記ゲート信号線と接続されているこ
とを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液晶表示装置
の実施例を図面を用いて説明をする。 実施例1. 《全体構成》図2は、本発明による液晶表示装置の一実
施例を示す全体構成図である。同図は等価回路で示して
いるが、実際の幾何学的配置に対応させて描いている。
液晶を介して互いに対向配置される一対の透明基板SU
B1、SUB2があり、該液晶は一方の透明基板SUB
1に対する他方の透明基板SUB2の固定を兼ねるシー
ル材SLによって封入されている。
【0017】シール材SLによって囲まれた前記一方の
透明基板SUB1の液晶側の面には、そのx方向に延在
しy方向に並設されたゲート信号線GLとy方向に延在
しx方向に並設されたドレイン信号線DLとが形成され
ている。各ゲート信号線GLと各ドレイン信号線DLと
で囲まれた領域は画素領域を構成するとともに、これら
各画素領域のマトリクス状の集合体は液晶表示部ARを
構成するようになっている。
【0018】また、x方向に並設される各画素領域のそ
れぞれにはそれら各画素領域内に走行された共通の容量
信号線CLが形成されている。この容量信号線CLは後
述の容量素子Cstgの一方の電極に接続されるもの
で、一定の電圧が印加されるようになっている。
【0019】各画素領域には、その片側のゲート信号線
GLからの走査信号によって作動される薄膜トランジス
タTFTと、この薄膜トランジスタTFTを介して片側
のドレイン信号線DLからの映像信号が供給される画素
電極PXが形成されている。そして、この画素電極PX
と前記容量信号線CLとの間には前記容量素子Cstg
が接続されている。この容量素子Cstgは画素電極P
Xに供給された映像信号を比較的長い時間蓄積させるた
め等に設けられたものである。該薄膜トランジスタTF
Tはその半導体層が多結晶のたとえばSi(p−Si)
から構成されたものとなっている。
【0020】また、画素電極PXは、他方の透明基板S
UB2の液晶側の面に各画素領域に共通に形成した対向
電極との間に電界を発生させ、この電界によって液晶の
光透過率を制御させるようになっている。
【0021】前記ゲート信号線GLのそれぞれの一端は
前記シール材SLを超えて延在され、その延在端は透明
基板SUB1の表面に形成された垂直走査駆動回路Vに
接続されるようになっている。この垂直走査駆動回路V
は多数のMIS型トランジスタとそれらを接続させる配
線層で形成されている。
【0022】同様に、前記ドレイン信号線DLのそれぞ
れの一端は前記シール材SLを超えて延在され、その延
在端は透明基板SUB2の表面に形成された映像信号駆
動回路Heに接続されるようになっている。この映像信
号駆動回路Heも多数のMIS型トランジスタとそれら
を接続させる配線層で形成されている。
【0023】ここで、前記垂直走査駆動回路Vおよび映
像信号駆動回路Heを構成するMIS型トランジスタ
は、その半導体層が前記薄膜トランジスタTFTのそれ
と同様に多結晶層で形成されている。このため、該MI
S型トランジスタの形成においては該薄膜トランジスタ
TFTの形成と並行してなされるのが通常である。
【0024】また、x方向に併設された各画素領域に共
通な前記容量信号線CLはたとえば図中右側の端部で共
通に接続され、その接続線はシール材SLを超えて延在
され、その延在端において端子CLTを構成している。
前記各ゲート信号線GLは、垂直走査回路Vからの走査
信号によって、その一つが順次選択されるようになって
いる。
【0025】また、前記各ドレイン信号線DLのそれぞ
れには、映像信号駆動回路Heによって、前記ゲート信
号線GLの選択のタイミングに合わせて映像信号が供給
されるようになっている。
【0026】《画素の構成》図1は前記画素領域の一実
施例を示す平面図である。また、図3は図1のIII−III
線における断面図を示している。この画素領域は、たと
えば、そのx方向に走行する仮想の線によって2つに区
分され、上方の領域を光透過領域、下方の領域を光反射
領域として形成され、いわゆる光透過モードと光反射モ
ードを切り替えて使用できる液晶表示装置を構成してい
る。
【0027】各図において、まず、透明基板SUB1の
液晶側の面にはたとえばSiNからなる下地層GW1が
形成され、さらにその上面にはTEOSで形成されたた
とえばSiO2からなる下地層GW2が形成されてい
る。これら各下地層は透明基板SUB1に含まれるイオ
ン性不純物が後述の薄膜トランジスタTFTに影響を及
ぼすのを回避するために形成されている。
【0028】そして、この下地層GWの表面には、たと
えばポリシリコン層からなる半導体層PSが形成されて
いる。この半導体層PSはたとえばプラズマCVD装置
によって成膜したアモルファスSi膜をエキシマレーザ
によって多結晶化したものである。この半導体層PS
は、後述するゲート信号線GLに隣接して形成される帯
状のパターンとして形成され、後述する薄膜トランジス
タTFTの半導体層として用いられるようになる。
【0029】そして、このように半導体層PSが形成さ
れた透明基板SUB1の表面には、該半導体層PSをも
覆ってたとえばSiOあるいはSiNからなる第1絶
縁膜GIが形成されている。この第1絶縁膜GIは前記
薄膜トランジスタTFTのゲート絶縁膜として機能する
ようになっている。そして、第1絶縁膜GIの中央を横
切るようにしてゲート電極GTが形成されている。この
ゲート電極GTは後述するゲート信号線GLとは別個に
形成され、その機能を有する程度に最小限の面積で形成
されるようになっている。
【0030】なお、このゲート電極GTの形成後は、第
1絶縁膜GIを介して不純物のイオン打ち込みをし、前
記半導体層PSにおいて前記ゲート電極GTのほぼ直下
を除く領域を導電化させることによって、薄膜トランジ
スタTFTのソース領域Sおよびドレイン領域Dが形成
されるようになっている。
【0031】また、第1絶縁膜GIの上面には、図中x
方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線GLが形
成され、このゲート信号線GLは後述するドレイン信号
線DLとともに矩形状の画素領域を画するようになって
いる。この場合、ゲート信号線GLはその一部が画素領
域内に延在され、前記ゲート電極GTと重畳されて電気
的な接続が図られるようになっている。なお、前記ゲー
ト電極GTおよびゲート信号線GLは耐熱性を有する導
電膜であればよく、たとえばAl、Cr、Ta、TiW
等が選択される。
【0032】また、画素領域の中央における第1絶縁膜
GIの上面には図中x方向に延在する容量信号線CLが
形成され、この容量信号線CLは画素領域の図中下側の
領域に延在する容量電極CTと一体に形成されるように
なっている。この容量信号線CL(容量電極CT)はた
とえばゲート信号線GLと同層でかつ同一の材料で形成
されている。
【0033】前記ゲート信号線GL(ゲート電極GT)
および容量信号線CL(容量電極CT)をも被って前記
第1絶縁膜GIの上面には第2絶縁膜INがたとえばS
iO あるいはSiNによって形成されている。さら
に、この第2絶縁膜INの上面には、画素領域のほぼ半
分の領域(図中下側の領域)を占めるようにして画素電
極PX(R)が形成されている。この画素電極PX
(R)は反射膜を兼ね、それが形成された領域において
光反射部を形成するようになっている。
【0034】ここで、この画素電極PX(R)は、たと
えば、Ti、Al−Si、Tiの順次積層体で構成さ
れ、そのうち反射膜として機能する上面のTiは除去さ
れ、光反射効率の良好なAl面が露出されている。この
画素電極PX(R)は前記薄膜トランジスタTFTに近
接する部分において、前記第2絶縁膜INおよび第1絶
縁膜GIに形成されたコンタクトホールCH1を通して
前記半導体層PSと接続されている。
【0035】画素電極PX(R)と接続される半導体層
PSは薄膜トランジスタTFTのソース領域Sに相当す
る部分となっており、これに対して該薄膜トランジスタ
TFTのドレイン領域Dは前記ゲート電極GTと重畳さ
れる部分を間にして反対側の半導体層PSの領域に形成
され、この部分にてコンタクトホールCH2を通して後
述するドレイン信号線DLに接続されるようになってい
る。
【0036】また、この画素電極PX(R)は前記容量
電極CTに重畳するようにして形成されることになり、
前記容量素子Cstgの一の電極を構成するようになっ
ている。これにより、容量素子Cstgは、該画素電極
PX(R)と前記容量電極CTの間に形成される第2絶
縁膜INを誘電体膜とする容量素子を構成するようにな
っている。
【0037】また、第2絶縁層INの上面には、図中y
方向に延在しx方向に並設されるドレイン信号線DLが
形成されている。このドレイン信号線DLは前述したゲ
ート信号線GLとで画素領域を画するようになってい
る。このドレイン信号線DLは、たとえば前記画素電極
PX(R)の形成の際に、該画素電極PX(R)と同時
に形成されるようになっている。
【0038】このドレイン信号線DLは、上述したよう
に、その一部が第2絶縁膜INおよび第1絶縁膜GIに
形成されたコンタクトホールCH2を通して前記薄膜ト
ランジスタTFTのドレイン領域(ドレイン信号線DL
と接続される側をドレイン領域とこの明細書では定義す
る)に接続されている。そして、このドイレン信号線D
Lおよび前記画素電極PX(R)をも覆って第2絶縁膜
INの上面には第3絶縁膜PSV1および第4絶縁膜P
SV2が順次積層されて形成されている。
【0039】第3絶縁膜PSVはたとえばSiOある
いはSiNにより形成され、第4絶縁膜PSV2はたと
えば有機材料層により形成されている。ここで、第4絶
縁膜PSV2を有機材料層にすることにより、その表面
を平坦化でき、液晶の配向を良好な状態とすることがで
きる。
【0040】この第3絶縁膜PSVの上面にはたとえば
ITO(Indium-Tin-Oxide)膜からなる透光性の材料の
画素電極PX(T)が形成され、この画素電極PX
(T)は画素領域の上方の部分にまで延在されて形成さ
れている。光反射領域を除く画素領域の約半分の領域は
この画素電極PX(T)によって光透過領域として形成
される。この画素電極PX(T)は薄膜トランジスタT
FTに隣接する部分において前記第3絶縁膜PSVに形
成されたコンタクトホールCH3を通して前記画素電極
PX(R)と接続されている。
【0041】これにより、画素電極PX(T)は前記画
素電極PX(R)を介して薄膜トランジスタTFTのソ
ース領域Sと接続されるようになり、該薄膜トランジス
タTFTがオンした際にはドレイン信号線DLからの映
像信号が該薄膜トランジスタTFTを介して画素電極P
X(R)はもちろんのこと画素電極PX(T)にも供給
されるようになる。
【0042】なお、前記画素電極PX(R)、PX
(T)は、これら画素電極PX(R)、PX(T)が形
成された透明基板SUB1と液晶を介して対向配置され
る他の透明基板SUB2の液晶側の面に各画素領域に共
通に形成された透光性の対向電極との間に電界を生じせ
しめ、この電界によって該液晶の光透過率を制御せしめ
るようになっている。
【0043】《製造方法》次に、上述した液晶表示装置
の製造方法の一実施例を前記薄膜トランジスタTFTを
中心として以下説明する。ガラス基板からなる透明基板
SUB1上に、アルカリイオン拡散防止用のプラズマ窒
化シリコン膜からなる下地層GW1、プラズマTEOS
SIO膜からなる下地層GW2を、さらにアモルフ
ァスSiからなる半導体層をプラズマCVDにて連続積
層する。その後、脱水素処理後エキシマレーザを照射し
Si膜を結晶化させた後、ホトドライエッチによりSi
膜をアイランド状に加工する。
【0044】プラズマTEOS SiO膜を形成する
ことにより絶縁膜GIを形成する。このTEOS Si
膜上から、トランジスタのしきい値制御を目的とし
てボロン(B)を1012/cmインプラでドープす
る。
【0045】ゲート電極GTとしてMo−1.6wt%
Cr膜、またはMo−8wt%Zr膜をスパッタリング
法にて成膜する。レジストパターンを形成後、燐酸、酢
酸、硝酸、水からなる混酸でウエットエッチングする。
この際、レジスト端面から片側で0.75μm〜1.2
μmにサイドエッチング幅を制御する。このまま、レジ
ストをマスクに燐を1×1015/cmインプラドー
プし、n領域を形成する。
【0046】ゲート電極GIを用いることでn領域と
領域を自己整合で形成したLDD構造を形成するこ
とができる。この際、下地であるp−TEOS SiO
膜上でn領域相当をサイドエッチングするが、加工
法としてウエットエッチングを用いることにより、下地
へのダメージを与えることなく、十分な数さのLDD領
域を形成できる。
【0047】イオン打ち込み後、ラピッドサーマルアニ
ール法(RTA)にて活性化する。ここで、該方法を用
いるのは、加熱冷却を急速に行なうことによりアニール
時に透明基板SUB1が充分に加熱される前に活性化を
終了させるためである。
【0048】また、この時点でゲート信号線GL、およ
び容量電極CTを形成した状態で前記方法による加熱を
行なった場合、連続して形成されるゲート信号線GLと
面積が大きな容量電極CTが大量の熱を吸収し、透明基
板SUB1自体の温度がガラスの軟化点以上に上昇して
該透明基板SUB1を変形させてしまうことになる。す
なわち、該変形量がゲート信号線GLのパターンに起因
し、該パターンに起因した変形バラツキが透明基板SU
B1に発生することになる。
【0049】図4はこの様子を説明した図である。図4
(a)はゲート信号線GLが既に形成され、それに加熱
がなされた際の透明基板SUB1の反り量を示している
のに対し、図4(b)は最小限面積のゲート電極GTし
か形成されておらず、それらに加熱がなされた場合でも
透明基板SUB1に全く反りが生じていないことを示し
ている。
【0050】この後、透明基板SUB1の表面にたとえ
ば純Mo膜を成膜し、ゲート信号線GL、静電容量電
極、ゲート端子の形成を目的としてレジストパターンを
形成し、このレジストパターンをマスクとしてドライエ
ッチングする。この場合、ゲート電極GTであるMo−
Cr、あるいはMo−Zr合金は該ドライエッチングに
対してエッチング選択比を有する必要がある。
【0051】図5は、種々のエッチング材料に対するS
ガスを用いたエッチングレートを示している。この
図から明らかとなるように、純Moのエッチングレート
が4nm/sであるのに対し、Mo−Cr、あるいはM
o−Zr合金の場合0.2nm/sであり約10以上の
選択比を有している。
【0052】ここで、たとえばゲート電極GTとしてM
o−50wt%W合金を用いた場合、純Moのドライエ
ッチングでは約2程度の選択比しかないため、該ドライ
エッチングでのオーバエッチング時にゲート電極GTの
サイドエッチが進行してしまうことになる。このように
なった場合、LDD領域とゲート電極GTとの間にオフ
セットが生じ、該ゲート電極GTからの電界が印加され
ず、キャリアが発生しない高抵抗領域が形成されること
になる。
【0053】このことから、ゲート信号線GL等のエッ
チングレートはゲート電極GTのそれに対して3以上の
選択比を有することが必要とされ、望ましくは10以上
の選択比を有することが適当となる。ここで、10以上
の選択比を有するためには、クロム(Cr)の添加量は
1wt%以上、ジルコニウム(Zr)の添加量は5wt
%以上とすればよい。
【0054】その後、透明基板SUB1の表面にたとえ
ばp−TEOS膜、あるいはプラズマCVD法によるS
iN膜を形成し、これを層間絶縁膜INとする。そし
て、この層間絶縁膜INにおいてフォトリソグラフィ技
術によるバッファドふっ酸(BHF)を用いた選択エッ
チングにより、前記薄膜トランジスタTFTのソース領
域Sの一部およびドレイン領域の一部を露出させるコン
タクトホールCH1、そしてゲート端子の一部を露出さ
せる開口部を形成する。この場合、層間絶縁膜INと前
記コンタクトホールCH等によって露出される純Mo膜
はバッファドふっ酸(BHF)でのウエットエッチング
に対して充分な選択比を有するようになる。
【0055】透明基板SUB1の表面に、Ti(あるい
はMo)、Al−Si、Ti(あるいはMo)を順次積
層させた金属層を形成し、フォトリソグラフィ技術によ
るドライエッチングを用いた選択エッチングによりドレ
イン信号線DL、ドレイン電極SD1、ソース電極SD
2を形成する。ドライエッチングに用いるガスとしては
BClとClを用いる。
【0056】3層構造からなる前記金属層のうち下層の
Ti(あるいはMo)はSiとAlの相互拡散のバリア
層として機能し、上層のTi(あるいはMo)はAlの
ヒロック防止のキャップ層あるいは後述する他の材料層
とのコンタクト層としての機能を有するようになってい
る。
【0057】前記ソース電極SD2は画素領域の反射領
域の全域に及んで延在され、この延在部は反射電極を兼
ねる画素電極PX(R)として機能するようになってい
る。そして、反射電極として機能する部分の上層のTi
(あるいはMo)は選択エッチングにより除去されてそ
の下層のAl−Siが露出されている。Al−Siは光
反射効率が極めて高いからである。なお、該選択エッチ
ングはたとえばSF6ガス等のフッ素ガスを用いたドラ
イエッチングによってなされる。
【0058】ここで、前記画素電極PX(R)に光散乱
機能を持たせるためには、その電極の下層の層間絶縁膜
INの表面にたとえばスルーホール等の凹凸を形成すれ
ばよい。これにより、画素電極PX(R)の表面には前
記凹凸が顕在化されて乱反射からなる反射光が得られ、
広い反射視野角特性を達成することができるようにな
る。
【0059】また、ドレイン信号線DLの材料のAlは
低抵抗で、該信号線の形成後のアニール処理で耐熱性を
有することが条件となる。このため、上述したようにA
l−Si合金等の耐ストレスマイグレーション性を有す
る材料が適する。この他に、Al−Cu−Si等であっ
てもよく、またはAl−Nd合金、Al−Y合金等のよ
うに耐ヒロック性をも有する材料であってもよい。
【0060】ただし、合金元素の添加量が多いほど耐熱
性は向上するが、比抵抗が高くなる傾向がある。配線抵
抗の観点から添加元素を低く抑える必要がある場合、上
下のバリア層とキャップ層のTi膜またはMo膜の膜厚
を100nm程度と厚く形成することで、Alの拡散と
その結果マイグレーションおよびヒロックを両層の途中
で止めることができる。
【0061】保護膜PSV1はプラズマSiN膜によっ
て形成している。また、その上層に塗布によって形成で
きる有機材料層からなる保護膜PSV2を積層させてい
る。有機材料層として感光性のある材料を選択すること
ができ、このようにした場合、まず露光現像工程により
スルーホールを形成し、該有機材料層をマスクとして保
護膜PSV1をドライエッチングすることにより、前記
ソース電極SD2にまで至るスルーホールCH3を形成
することができる。
【0062】透明基板SUB1の表面にアモルファスイ
ンジウムスズオキサイド(a−ITO)膜をたとえばス
パッタリングで形成し、フォトリソグラフィ技術による
選択エッチングにより透光性の材料からなる画素電極P
X(T)を形成する。この画素電極PX(T)は前記ス
ルーホールCH3を通してソース電極SD2に電気的に
接続されるようになる。アモルファスインジウムスズオ
キサイド(a−ITO)膜は室温で成膜できるため、成
膜時に加熱することなく、有機材料層からのガス放出を
防止でき、該a−ITO膜の有機材料層に対する密着性
を強固に保つことができる。
【0063】ここで、画素電極PX(T)をドイレン信
号線DLに重ねて形成することで、画素領域の開口率を
最大に設定できるようになる。両者を一部重ねた場合、
ドイレン容量が増加し、これを防止するために、下層の
有機材料層の膜厚を約3μm以上に厚く設定することが
好ましい。また、SiN膜からなる保護膜PSV1の誘
電率が8.0と高いのに対して有機材料層からなる保護
膜PSV2はその誘電率が3.0と低いため、ドレイン
信号線DLと画素電極PX(T)の容量増加を低く抑え
ることができる。
【0064】実施例2.この実施例では、前記ゲート信
号線GLや容量信号線CL、周辺端子として、純Moの
代わりにTiを用いても良い。図5に示すドライエッチ
レートに関して、Tiは純Moとほぼ同様なドライエッ
チレートを有する。したがって、ゲート電極GTの材料
にF系ドライエッチング耐性を有するMo−Cr膜又は
Mo−Zr合金を用いた場合、ゲート信号線GL等のT
iのドライエッチの選択比を10以上に設定することが
できる。一方、純Tiの比抵抗は約50μΩcmと純M
oの約10μΩcmの5倍と高いため、信号線形成のた
めの低抵抗配線形成のためには、信号線もMo系合金層
を用いるのが好ましい。その他、容量電極CTなどの比
較的大きい面積を占める電極をTiで形成することも好
ましい
【0065】実施例3.この実施例では、ゲート電極G
T用の材料に純Ti、ゲート信号線GL等の材料に純M
o又はMo合金を適用しても良い。信号線を低抵抗化す
るためには、比抵抗が低く、薄い膜厚で低いシート抵抗
が実現できる純Mo又は、Mo−W合金が好ましい。両
者の比抵抗は純Moが約10μΩcm、Mo−W合金が
約15μΩcmであり、信号線の形成には適している。
【0066】ゲート電極GTとして純Tiを用いた場合
のLDD加工プロセスを以下に説明する。すなわち、純
Tiのゲート電極GTの形成はドライエッチングで行
う。BCl ガスとClガスを用い、下地のp−TE
OS膜との選択比を確保しつつ、LDD長に相当する長
さをドライエッチでオーバーエッチングすれば良い。
【0067】一方、ドライエッチングを2回に分けても
良い。すなわち、まず最初のドライエッチングでジャス
トエッチングし、これをマスクにリンをイオン打ち込み
し、n層を形成する。その後、レジストをLDDの長
さ相当分だけ酸素アッシングにより後退させる。その
後、再度Tiをドライエッチングで除去した後、これを
マスクにリンをイオン打ち込みし、n層を形成する。
次に残ったゲート電極上にレジストをフルアッシングに
よる除去する。
【0068】ここで、レジストパターンの端面が垂直で
はなく、順テーバ形状に形成されている場合、レジスト
アッシング幅の制御が困難になる場合がある。この場
合、ハーフトーンホトマスクを用い、最初からレジスト
膜厚の厚い部分と薄い部分を形成しても良い。LDD領
域形成用にアッシング除去する領域のみレジストを薄く
形成することで、アッシングによるレジスト後退長さ、
すなわちLDD長を基板面内で均一に制御することがで
きる。その後、ゲート信号線GL等の形成のため、純M
o又はMo−20wt%W合金を成膜する。レジストを
形成後、これらを燐酸、酢酸、硝酸からなる混酸でウエ
ットエッチングする。
【0069】図6に純Ti、純Mo、Mo−20wt%
W合金の上記エッチング液でのエッチレートを示す。純
Tiは上記燐酸系エッチング液でほとんどエッチングで
きず、純Mo、Mo−20wt%Wともに10以上のエ
ッチング選択比を確保することができる。したがって、
ゲート信号線GLのウエットエッチング時に、ゲート電
極GTのサイドエッチングによるゲートオフセットを生
じることを防止できる。
【0070】実施例4.この実施例では、ゲート電極G
Tとして、メタルの代わりにインジウムスズオキサイド
(ITO)を用いても良い。非晶質ITO(a−IT
O)膜は蓚酸、燐酸等の弱酸で下地のp−TEOS膜と
の高いエッチング選択比を有して、LDD長に相当する
サイドエッチングを実施する。このレジストをマスクに
リンをイオン打ち込みし、n領域を形成する。その
後、レジストを剥離してITOのゲート電極GTをマス
クにリンをイオン打ち込みしてn領域を形成する。
【0071】その後、RTA法で活性化アニールを実施
するが、可視波長領域ではITOは透明であるため、R
TAによる光吸収加熱は少なく、したがって、RTAに
よってガラスが変形することがない。その後、ゲート信
号線GL、周辺端子、容量電極CTの形成を目的とし
て、純Mo又はMo−W合金を形成する。
【0072】図6に示すように、a−ITO膜とMo、
及びMo−W合金のウエットエッチング時のエッチレー
トはほぼ同様であり、選択比がない。しかし、a−IT
O膜はRTA加熱で多結晶ITO(poly−ITO)
に結晶化する。このpoly−ITOは蓚酸及び燐酸な
どの弱酸ではエッチングできなくなり、したがって、M
o膜からなるゲート信号線GLのウエットエッチングの
際、ゲート電極GTとの選択性を実現できる。
【0073】ITO膜のウエットエッチングレートは、
一部結晶化が進むだけでエッチングレートが大幅に減少
するので、RTAの急速加熱冷却の熱履歴を経ただけで
Mo膜からなるゲート信号線GLとの選択比は10以上
となる。より完全に結晶化させるためには、240℃で
20minの熱アニールをRTAの予備加熱を兼ねてR
TA前に実施しても良い。Mo膜の代わりに純Ti膜を
第2ゲート層に用いても良い。Tiを用いた場合、加工
はドライエッチングを用いている。
【0074】図6に示すようにITO膜とTi膜との選
択比は10以上と高いため、第1ゲート膜の膜減りはな
い。ITO膜をゲート電極GTとして用いた場合、透光
性の画素電極PX(T)をこのITO膜を用いて形成し
ても良い。光透過性が良くRTA時の蓄熱の影響がない
ため、ゲート電極GTだけでなく、比較的大きい面積が
必要な透過用の画素電極PX(T)を合わせて形成す
る。
【0075】コンタクトホールをソース領域S、ドレイ
ン領域Dだけでなく、画素電極PX(T)上にも形成し
ておく。ソース電極からコンタクトホールを介して該画
素電極PX(T)に通電する。さらに、スルーホールC
H3を介してアルミニウム/モリブデン積層からなる画
素電極PX(R)にも電圧印加する。なお、図8に示す
ように、画素電極PX(R)下には保護膜PSV2に凹
凸加工した拡散層を形成しておくことによって、視認性
を大幅に向上することができる。
【0076】実施例5.この実施例では、ゲート電極G
Tに純Cr膜、ゲート信号線GLとして純Mo膜を用い
ても良い。純Crはウエットエッチングにより、下地へ
のダメージ無しに1Ωmのサイドエッチングを実施でき
る。イオン打ちこみによるn層形成後、RTAを実施
する。その後ゲートバスラインようにMo膜を形成し、
燐酸系エッチングを用いてウエットエッチングで加工す
る。燐酸系エッチング液ではCrはエッチングされない
ため、エッチング選択比を確保できる。しかし、Cr膜
はRTA実施中に表面に酸化クロム膜が形成されやす
く、除去することができない。
【0077】図7はゲート電極GTとRTA後の形成し
たゲート信号線GLとのコンタクト抵抗を測定したグラ
フである。Cr/Mo積層部のコンタクト抵抗は、Cr
膜表面の酸化膜に起因して高くなる。Mo合金/純M
o、Mo/TiはMo酸化物の抵抗値が低く、形成され
ても容易に除去できるため、両者のコンタクト抵抗は測
定限界以下になる。ITOは元々酸化物であるためRT
A時の表面酸化の影響は無く、表面に形成されるMo酸
化物のコンタクト抵抗も小さい。
【0078】実施例6.図2に示した走査信号駆動回路
Vあるいは映像信号駆動回路Heは、多数のCMOSト
ランジスタで形成されている。該CMOSトランジスタ
を作成する場合、nMOS型と合わせてpMOS型TF
Tを形成する。まず、pMOS形成領域のみ選択的に第
1ゲート電極をウエットエッチングで加工する。この
際、なるべくサイドエッチ幅が小さくなるようオーバー
エッチング時間を短く設定する。その後、酸素アッシン
グによりレジストをアッシングし後退させ、レジストの
オーバーハングのない状態にする。
【0079】または、塩素系ドライエッチにより、ドラ
イエッチングしても良い。この場合、レジストも同時に
エッチングされ、レジストとMo合金膜との同一端面が
形成されるため、レジストがオーバーハングになること
はない。その後、ポロン(B)をイオン打ち込みしてp
領域を形成した後、レジストを剥離する。pMOSでは
トランジスタ寿命は十分長いため、LDDを形成する必
要がない。
【0080】次にnMOS領域において、選択的に第1
ゲート電極をウエットエッチングで加工する。nMOS
ではLDDを形成するため、前述のようにウエットエッ
チングにより、LDD幅に相当する領域をサイドエッチ
ングする。以下は既述の実施例と同様にn領域、n
領域にリン(P)イオンを打ち込む。pMOS、nMO
Sとも形成した後、まとめてRTAにて活性化アニール
を実施する。
【0081】その後、第2ゲート膜として純Mo又はT
i膜を成膜し、ゲートバスライン、負荷容量電極、周辺
端子電極をSF6ガスをドライエッチングにて加工す
る。以下、既述の実施例と同様に、層間絶縁層、ソー
ス、ドレイン配線、反射電極、パッシベーション層、透
明電極を形成し、ポリシリコンTFT基板とする。
【0082】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による薄膜トランジスタおよびその製造方法によ
れば、基板に反りのないものを得ることができ、歩留ま
りの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による液晶表示装置の画素の一実施例
を示す平面図である。
【図2】 本発明による液晶表示装置の一実施例を示す
全体構成図である。
【図3】 図1のIII−III線における断面図である。
【図4】 本発明による効果を説明するための図であ
る。
【図5】 本発明による効果を説明するためのグラフで
ある。
【図6】 本発明による効果を説明するためのグラフで
ある。
【図7】 本発明による効果を説明するためのグラフで
ある。
【図8】 本発明による液晶表示装置の画素の一実施例
を示す断面図である。
【符号の説明】
SUB1…透明基板、PS…他結晶Si、GL…ゲート
信号線、GT…ゲート電極、DL…ドレイン信号線、C
L…容量信号線、CT…容量電極、TFT…薄膜トラン
ジスタ、Cstg…容量素子、PX(R)…画素電極
(反射電極)、PX(T)…画素電極(透光性の)、G
I…第1絶縁膜、IN…第2絶縁膜、PSV1…第3絶
縁膜、PSV2…第4絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 裕 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 2H092 JA25 JA40 KA04 KB04 KB12 KB22 KB24 MA05 MA08 MA17 MA27 MA28 NA19 NA29 4M104 AA01 AA08 AA09 BB02 BB13 BB14 BB16 BB17 BB36 CC01 CC05 DD09 DD16 DD17 DD37 DD62 DD64 DD65 DD80 DD91 EE03 EE16 EE17 FF17 FF22 GG09 GG19 HH02 HH03 HH20 5F110 AA23 AA26 AA30 BB01 BB02 BB04 CC02 DD02 DD13 DD14 EE03 EE04 EE06 EE07 EE38 EE44 FF02 FF03 FF30 GG02 GG13 GG32 HJ01 HJ13 HJ23 HL03 HL04 HL05 HL06 HL12 HM15 HM20 NN03 NN23 NN24 NN27 NN35 NN72 NN73 PP03 QQ04 QQ05 QQ09 QQ11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された多結晶シリコンを半
    導体層とするMIS型の薄膜トランジスタであって、 そのゲート電極はそれに接続される配線層と別体に形成
    されていることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 基板上に形成された多結晶シリコンをラ
    ンプアニールによって不純物イオンの活性化を行った薄
    膜トランジスタであって、 そのゲート電極は前記ランプアニールの後に形成される
    配線層と接続されていることを特徴とする薄膜トランジ
    スタ。
  3. 【請求項3】 基板上に多結晶シリコンを形成する工程
    と、この多結晶シリコンの上方の面にゲート電極を形成
    する工程と、このゲート電極をマスクとして該多結晶シ
    リコンに不純物をドープし、これをランプアニールによ
    って活性化する工程と、前記ゲート電極に接続される配
    線層を形成する工程とを備えることを特徴とする薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に多結晶シリコンを形成する工程
    と、この多結晶シリコンの上方の面にゲート電極を形成
    する工程と、このゲート電極のパターン形成の際のフォ
    トレジストをマスクとして該多結晶シリコンに不純物を
    ドープし、これをランプアニールによって活性化する工
    程と、前記ゲート電極に接続される配線層を形成する工
    程とを備えることを特徴とする薄膜トランジスタの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記ゲート電極のパターンは前記フォト
    レジストのパターンに対してオーバーエッチングされて
    いることを特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジス
    タの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記フォトレジストを除去した後、ゲー
    ト電極をマスクとして前記不純物をドープして該ゲート
    電極の近傍の多結晶シリコン中に低ドーズ量領域を形成
    することを特徴とする請求項5に記載の薄膜トランジス
    タの製造方法。
  7. 【請求項7】 液晶を介して対向配置される各基板のう
    ち一方の基板の液晶側の面に、並設された複数のゲート
    信号線とこれら各ゲート信号線に交差されて並設された
    複数のドレイン信号線とで囲まれた領域を画素領域と
    し、 該画素領域に、ゲート信号線からの走査信号によって作
    動される多結晶シリコンを半導体層とする薄膜トランジ
    スタと、この薄膜トランジスタを介してドレイン信号線
    からの映像信号が供給される画素電極とを備え、 前記薄膜トランジスタのゲート電極とこのゲート電極と
    接続されるゲート信号線は別体で形成されていることを
    特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 液晶を介して対向配置される各基板のう
    ち一方の基板の液晶側の面に、並設された複数のゲート
    信号線とこれら各ゲート信号線に交差されて並設された
    複数のドレイン信号線とで囲まれた領域を画素領域と
    し、 該画素領域に、ゲート信号線からの走査信号によって作
    動される薄膜トランジスタと、この薄膜トランジスタを
    介してドレイン信号線からの映像信号が供給される画素
    電極とを備え、 前記薄膜トランジスタは、多結晶シリコンをランプアニ
    ールによって不純物イオンの活性化を行った半導体層を
    有し、 そのゲート電極は前記ランプアニールの後に形成される
    前記ゲート信号線と接続されていることを特徴とする薄
    膜トランジスタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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