JP2003240729A - 表面検査方法及び装置 - Google Patents

表面検査方法及び装置

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JP2003240729A
JP2003240729A JP2002038134A JP2002038134A JP2003240729A JP 2003240729 A JP2003240729 A JP 2003240729A JP 2002038134 A JP2002038134 A JP 2002038134A JP 2002038134 A JP2002038134 A JP 2002038134A JP 2003240729 A JP2003240729 A JP 2003240729A
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JP2002038134A
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Koji Haruyama
弘司 春山
Shinsuke Tsuruoka
真介 鶴岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型化とコストダウンを図ることがで
きるとともに、検出精度のバラツキを抑えることができ
る表面検査方法及び装置を提供すること。 【構成】 光学的に円筒体外表面を検査する表面検査方
法において、2種類の光学系を円筒体周方向の対向位置
にそれぞれ配する。ここで、前記2種類の光学系は、1
種類は表面反射率異常を検出し、もう1種は反射角異常
を検出する光学系である。又、前記円筒体外表面の検査
対象は、円筒体外表面に塗布された薄膜によって構成さ
れる塗工面全域である。光学的に円筒体外表面を検査す
る表面検査装置において、2種類の光学系を円筒体周方
向の対向位置にそれぞれ配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面検査方法及び
装置に関し、円筒体の表面形状の緩やかな変化異常や表
面の反射率異常を検出することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機等に用いられる数多く
の円筒体形状の部品、例えば感光体ドラム等は、その表
面上に傷や異物の付着、汚れ、色ムラ、膜厚ムラによる
凸凹等の欠陥が存在すると製品の転写性能が低下するた
めにその表面状態を厳密に検査する必要がある。こうし
た検査は、従来、人による目視検査が行われていたが、
大量の検査を人手で行うには多くの人員が必要で、又、
人によって検査結果のバラツキや疲労による検査能力の
低下等の問題があり、近年、人の目視検査に代わる欠陥
検査方法及び装置が提案されている。その代表的なもの
として特開平6−137844号が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7は特開平6−13
7844号の構成例である。
【0004】図7において、照明光源2000の光を光
ファイバー3000にて照明されている被検査体100
0の表面を正反射受光用1次元型CCDカメラ5000
及び散乱反射光受光用1次元型CCDカメラ4000で
スキャンして測定する。この例において、正反射光の投
受光系は被検査体の軸に垂直な方向から投光し、その入
射角に等しい出射角にて受光系を配置するために、どう
しても被検査体の直径に比較して可成り大きい配置が必
要となり、装置全体が大きいものとなってしまい、この
正反射投受光系の配置が装置全体の大きさを決定してし
まうという課題がある。
【0005】又、通常、このような表面検査は、他工程
での異常を検知するための手段として用いられることか
ら、例えば塗布工程の直後に配置する等の運用が考えら
れるが、上述したように装置の構成が大きくなってしま
うため、前工程との距離を或る程度大きく取らなければ
ならず、被検査体の搬送部も大掛かりなもとのなってし
まい、搬送時間も掛かってしまうため、極力、隣接する
工程間の距離は小さくできる構成が望まれている。
【0006】又、この構成にて検査する表面の読取り分
解能を上げようとすれば、複数台のカメラを設置する必
要があり、その分、装置が大型化しコストも上がってし
まう欠点がある。更に、複数台カメラ故のカメラ間の感
度の違いによる検出精度のバラツキといった問題も生じ
る。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、装置の小型化とコストダウン
を図ることができるとともに、検出精度のバラツキを抑
えることができる表面検査方法及び装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光学的に円筒体外表面を検査する表面検
査方法において、2種類の光学系を円筒体周方向の対向
位置にそれぞれ配することを特徴とする。
【0009】又、本発明は、光学的に円筒体外表面を検
査する表面検査装置において、2種類の光学系を円筒体
周方向の対向位置にそれぞれ配することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の特徴を最も良く表す図面で
あり、図1において、1は表面検査を行う被検査体であ
る感光体ドラム、8は照明光源である半導体レーザ、7
は半導体レーザから出射される光を集光する集光レン
ズ、6は円筒レンズ、5a,5bは絞り、4は入射した
光を平行にする平凸レンズ、12a,12bは感光体ド
ラム1の軸方向から所定の角度で入射する平行光、10
は感光体ドラム1上に照射されたライン状の平行光、1
1a,11bは入射光12a,12bが感光体ドラム1
の表面にて正反射する正反射光、3は正反射光11a,
11bを受光する1次元の撮像素子から成る長尺セン
サ、2aは長尺センサ3からの信号を処理し欠陥検出処
理を行う欠陥検出処理部である。
【0012】又、13は感光体ドラム1の長手方向全域
表面を照射する散乱光光源、14は感光体ドラム1表面
からの散乱光を受光する1次元の撮像素子から成る受光
系、2bは1次元撮像素子から成る受光系14からの信
号を処理し欠陥検出処理を行う欠陥検出処理部である。
又、9は感光体ドラム1を所定の速度で回転させること
ができる回転機構部である。
【0013】上記構成において、半導体レーザ8から出
射された光は、集光レンズ7により集光され、更に円筒
レンズ6に入射する。円筒レンズ6は入射した光を或る
方向のみに広げる性質を持ち、円筒レンズ6から出射さ
れた光はライン状の光となる。円筒レンズ6から出射さ
れたライン状の光は平凸レンズ4に入射する。平凸レン
ズ4は入射されたライン状の光のラインの幅方向の広が
りはそのままで、ライン状の光の長手方向の広がり分を
平行にする働きをするものである。
【0014】ここで、平凸レンズ4はライン状の光の長
手方向のみ平行にすれば良いために、入射するライン状
の光の線幅より僅かに大きい部分を残して両端が切断さ
れており、被検査体である感光体ドラム1の直径よりも
十分薄い構成が可能となっている。
【0015】平凸レンズ4から出射され感光体ドラム1
に入射する入射光12a,12bは平行光となり、感光
体ドラム1上にライン状平行光10として照射される。
ここで、ライン状平行光10のラインの長手方向は、ド
ラムの軸方向と一致するように、半導体レーザ8、集光
レンズ7、円筒レンズ8、平凸レンズ4が配置されてい
る。
【0016】又、ライン状平行光10の入射光路12
a,12bは、感光体ドラム1に対して所定の角度をも
って照射されており、又、その照射範囲は、感光体ドラ
ム1全域を照射するような構成となっている。感光体ド
ラム1に照射されたライン状平行光10は、入射光路1
2a,12bの入射角と等しい角度にて正反射され、正
反射光11a,11bとして長尺センサ3の受光面に入
射する。長尺センサ3は、ライン状平行光をその受光部
分に一致させるように1次元の受光素子から構成され、
又、センサ長は、受光する平行光幅よりも十分長いもの
が必要で、例えば、画像入力装置等に使用されている1
次元の密着型イメージセンサを用いれば良い。
【0017】本実施の形態においては、センサ長216
mm、解像度1200dpiの密着型イメージセンサを
用いた。この場合、センサ上に構成されている受光素子
の総画素数は10200画素、1画素当たりの分解能は
21μm/画素となり、十分高精細な検査が可能であ
る。又、特別にレンズ等の結像系を用いずにライン状平
行光をその受光部に直接入射させるので、受光部を非常
に簡略な形態で構成できる。このような構成にて作り出
された平行光束を被検査体の表面に照射すると、緩やか
な凸凹を持つ表面形状に起因した正反射光の反射角の変
化、即ち反射角異常が、長尺センサ3の受光面上で光強
度分布の変化として現れる。この光強度分布を長尺セン
サ3にて映像信号として電気信号に変換され、欠陥検出
処理部2aにて表面形状の欠陥として検出される。ここ
で、感光体ドラム1は、回転機構9にて所定の回転数に
て一定速度にて回転されており、感光体ドラム1の全周
に亘る表面状態の検査が可能となる。
【0018】又、散乱光光源13にて照射された感光体
ドラム1の表面状態は、1次元の撮像素子から成る受光
系14によって撮像される。この場合、感光体ドラム1
上に存在する色ムラや付着物等、感光体ドラム1自体の
色あいと異なった各種の欠陥の像を、1次元の撮像素子
から成る受光系13によって、そのコントラスト変化、
即ち表面反射率異常が映像信号として電気信号に変換さ
れ、欠陥検出処理部2bにて欠陥として検出される。こ
こでも、感光体ドラム1は、回転機構9にて所定の回転
数にて一定速度にて回転されており、感光体ドラム1の
全周に亘る表面状態の検査が可能となる。ここで、上記
構成で説明した正反射投受光系と散乱光投受光系の2種
類の光学系は図1に示されているように、感光体ドラム
1の円筒周方向の対向位置に配置されている。
【0019】次に、図2は本発明の特徴である円筒検査
体の軸方向からライン状の平行光を、被検査体の全域に
亘って一括照射する場合の、正反射投受光系における入
射角と平行光幅、照射範囲を説明する図であり、その具
体的な構成値の例を図3a、図3bにて説明する。
【0020】図2において、1は被検査体である感光体
ドラム、4は平凸レンズ、3は長尺センサである。図1
において説明したライン状の光は、平凸レンズ4にて幅
BW1なる平行光となる。このときの平行光は入射角θ
1,θ2なる角度にて、感光体ドラム1の軸方向から照
射される。ここで入射する光が平行であるので、θ=θ
1=θ2である。入射したライン状の平行光は感光体ド
ラム1上にてθ3,θ4なる反射角度にて反射する。こ
のとき、入射と出射は正反射の関係にあるので、θ=θ
3=θ4=θ1=θ2となっている。
【0021】感光体ドラム1上で正反射したライン状の
平行光は、幅BW2=BW1なる平行光として長尺セン
サ3に到達する。ここで、照射されるライン状の平行光
の感光体ドラム1上での照射範囲はW2となる。W1は
被検査体の検査範囲、感光体ドラムであれば感光層が塗
布されている領域の全域を表す。照射範囲W2は検査範
囲W1の全域を一括して照射するような設定となってい
る。
【0022】このような構成にてライン状の平行光を感
光体ドラム1の表面に照射することで、感光体ドラム1
の表面検査を一括して行うことが可能となり、従来例で
見られたような複数の投受光系にて表面を分割して検査
する必要がなくなり、装置の簡略化とコストの低減が実
現できる。
【0023】図2の構成にて具体的に照射範囲W2、平
行光幅BW1、照射角θがどのような値となるかを図3
a、図3bに示す。図3aは照射範囲W2を360mm
にした場合の照射角θ、平行光幅BW1の値である。こ
こで、照射角θは欠陥の表面形状によって決定される。
欠陥の表面形状は緩やかな凸凹を持つが、この変化が緩
やかであれば照射角θは浅く(小さく)する必要があ
り、変化が大きければ照射角θは深く(大きく)ても検
出ができる。
【0024】本実施の形態においては、照射角10度〜
25度で良好な欠陥検出結果が得られた。但し、この照
射角θはこの値の範囲に限定されるものではない。図3
bは照射角θを25度にした場合の照射範囲W2、平行
光幅BW1の値である。この場合、照射範囲W2を変化
させるには、平行光幅BW1を変えれば良いことが分か
る。被検査体である感光体ドラムは、様々な長さを持っ
た機種が存在し、その都度、その長さに対応した照射範
囲W2を設定する必要が生じるが、本発明の場合、照射
範囲W2の変更は、図1における絞り5a,5bを調整
するだけで容易に実現できる。仮に被検査体である感光
体ドラム1の図中下側を基準とした場合、ライン状平行
光12bの照射位置の下端を絞り5bによって調整し固
定しておく。
【0025】感光体ドラム1の長さが変わっても図中下
側を基準としているために、絞り5bにて決定された照
射位置は変わらない。そこで、感光体ドラム1の長さの
違いに対応するには、ライン状平行光12aの位置を変
えれば良く、絞り5aの位置を変化させれば、照射され
る光12aが遮られて、現状よりも短いものにも容易に
対応することができる。この場合、平凸レンズ4や長尺
センサ3の位置を変化させる必要はなく、絞り5aの調
整だけで済み、調整に多大な時間を要する投受光系の光
軸調整等が一切不要となるために、被検査体である感光
体ドラム1の長さの違いにも容易に対応可能となる。
【0026】次に、本発明の特徴である、正反射投受光
系と散乱光投受光系が円筒周方向の対向位置に配置され
ている構成について図4を用いて説明する。
【0027】図4において、1は被検査体である感光体
ドラム、15は散乱光投受光系であり、散乱光光源1
3、1次元の撮像素子から成る受光系14によって構成
されている。16は正反射投受光系である。感光体ドラ
ム1は図中の矢印方向に、工程A、工程B、工程Cと順
に送られてくるものである。図4では工程Bが本発明の
表面検査工程となっている。ここで、散乱光投受光系1
5と正反射投受光系16は感光体ドラム1の円筒周方向
の対向位置に配置されている。このような配置が可能と
なるには、本発明の特徴である感光体ドラム1の軸方向
からライン状平行光を照射する構成が不可欠である。
【0028】従来の正反射光の投受光系は感光体ドラム
の軸に垂直な方向から投光し、その入射角に等しい出射
角にて受光系を配置するために、どうしても感光体ドラ
ム1の直径に比較して可成り大きい配置が必要となり、
正反射投受光系の配置が装置全体の大きさを決定してし
まう。この場合、対向位置へ配置しても前後の工程と干
渉してしまい、干渉を防ぐには、工程間の間隔を可成り
大きく取らねばならず、結果として装置全体が大きくな
ってしまう。
【0029】本発明においては、装置構成上、最も設置
場所を占有する正反射投受光系16が感光体ドラム1の
軸方向からライン状平行光を照射する構成となってお
り、ライン状平行光を作成する平凸レンズ4は、ライン
状の光の長手方向のみを平行にすれば良く、入射するラ
イン状の光の線幅より僅かに大きい部分を残して両端が
切断されており、被検査体である感光体ドラム1の直径
よりも十分薄い構成が可能で、又、受光側の長尺センサ
3もライン状平行光を、その1次元の受光部分に一致さ
せて受光すれば良く、感光体ドラム1の直径より十分薄
い構成が可能であるため、このような構成から成る正反
射投受光系16を散乱光投受光系15の対向位置に配置
することが可能となる。
【0030】又、このような配置が可能となることで、
前後の工程の間隔を狭めることができる。本発明におい
ては、従来最も設置場所を占有する正反射投受光系16
が、感光体ドラム1の直径以下に構成できるために、感
光体ドラム1の直径近くに工程間隔を狭めることが可能
である。又、その設置場所を占有しないため、あらゆる
工程の間に表面検査装置を配置することも可能となる。
【0031】次に、本発明の構成例と動作を図5a、図
5b、図6a、図6bを用いて説明する。
【0032】図5aは本発明の1構成例のブロック図で
あり、その動作フローチャートを図6aに示す。又、図
5bは別の構成例のブロック図であり、その動作フロー
チャートを図6bに示す。
【0033】図5aにおいて、15は散乱光投受光系、
16は正反射投受光系、2は欠陥検出処理部、3は他工
程も含めて装置全体を制御する制御部であり、図6aに
てその動作を説明する。
【0034】図6aにおいて、S1にて前工程より被検
査体である感光体ドラム1が表面検査工程へ搬送され
る。搬送が完了した時点で、S2により、感光体ドラム
1を所定の回転数にて一定速度にて連続回転させる。次
に、S3により、正反射投受光系16より得られる映像
信号が欠陥検出処理部2へ入力され、感光体ドラム1の
表面全周、全域に亘る画像として入力される。このと
き、設定された回転数と、長尺センサ3の1走査周期時
間により、読み込まれる画像の回転方向の分解能が決定
される。
【0035】次に、S4にて、S3において入力された
正反射画像についての欠陥検出処理が行われる。ここで
は、緩やかな凸凹を持つ表面形状に起因した正反射光の
反射角の変化、即ち反射角異常がある場合、欠陥の候補
とし、その部位の面積、濃度、座標、個数が算出され
る。次にS5により、散乱光投受光系15より得られる
映像信号が欠陥検出処理部2へ入力され、感光体ドラム
1の表面全周、全域に亘る画像として入力される。この
とき、設定された回転数と、1次元の撮像素子から成る
受光系14の1走査周期時間により、読み込まれる画像
の回転方向の分解能が決定される。
【0036】次に、S6にて、S5において入力された
散乱光画像についての欠陥検出処理が行われる。ここで
は感光体ドラム1上に存在する色ムラや付着物等のコン
トラスト変化、即ち表面反射率異常がある場合、欠陥の
候補とし、その部位の面積、濃度、座標、個数が算出さ
れる。この時点で正反射投受光系及び散乱光投受光系か
らの欠陥の候補点の面積、濃度、座標、個数が得られて
おり、その演算結果を元に、S7にてその候補点が良品
であるか不良品であるかの判断を行う。こうして得られ
た良品、不良品の判断結果は、S8にて制御部に伝えら
れる。ここで、1本の被検査体についての検査が終了し
たので、S9にて被検査体の回転を停止し、S10にて
被検査体を次工程へ搬送すると同時に、S1にて前工程
より次に検査すべき被検査体を搬送してくることで、一
連の表面検査工程のサイクルが終了する。
【0037】次に、図5bにて別の構成例を説明する。
【0038】図5bにおいて、15は散乱光投受光系、
16は正反射投受光系、2bは散乱光投受光系からの信
号を処理する欠陥検出処理部、2aは正反射投受光系1
6からの信号を処理する欠陥検出部、3は他工程も含め
て装置全体を制御する制御部であり、図6bにてその動
作を説明する。
【0039】図6bにおいて、S20にて前工程より被
検査体である感光体ドラム1が表面検査工程へ搬送され
る。搬送が完了した時点で、S21により、感光体ドラ
ム1を所定の回転数にて一定速度にて連続回転させる。
次に、S22、S24にて正反射投受光系16より得ら
れる映像信号が欠陥検出処理部2aへ、散乱光投受光系
15より得られる映像信が欠陥検出処理部2bへ同時に
入力され、S23、S25にて正反射画像、散乱光画像
に対する欠陥検出処理がそれぞれ同時に行われ、それぞ
れの欠陥候補点の面積、濃度、座標、個数が算出され
る。その演算結果を元に、S26にてその候補点が良品
であるか不良品であるかの判断を行う。こうして得られ
た良品、不良品の判断結果は、S27にて制御部に伝え
られる。
【0040】ここで、1本の被検査体についての検査が
終了したので、S28にて被検査体の回転を停止し、S
29にて被検査体を次工程へ搬送すると同時に、S20
にて前工程より次に検査すべき被検査体を搬送してくる
ことで、一連の表面検査工程のサイクルが終了する。こ
の動作例では、正反射画像と散乱画像を同時に入力、処
理するので、検査時間を短縮することができる。
【0041】以上、本発明の一実施の形態について述べ
たが、説明において被検査体を感光体ドラムとして説明
したが、被検査体の表面からの正反射光、散乱光が得ら
れる円筒体であれば、感光体ドラムに限定されるもので
はなく、それ以外の円筒体の表面検査においても本発明
の実施が可能であることは、本発明の原理上、明らかで
あることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正反射投受光系が被検査体の直径以下の幅で構成するこ
とが可能なために、従来、装置構成上、最も設置場所を
占有する正反射投受光系の配置を、散乱光投受光系の配
置位置に対して円筒体周方向の対向位置に置くことが可
能となり、従来課題であった装置の大型化という問題を
解決することができ、装置を小型化することによって装
置全体のコストを下げることが可能となった。又、本発
明によれば、装置が小型化できるために、隣接する他工
程との距離を小さくすることが可能で、被検査体の搬送
距離も短くでき、搬送時間の短縮、搬送装置のコストダ
ウンにも寄与する。又、被検査体に対して正反射投受光
系と散乱光投受光系が対向位置に配置されるため、被検
査体自体が、互いの投受光系の遮光部の働きとなり、互
いの光が干渉することなく、同一の被検査体について同
時に検査することが可能となるため、検査時間の短縮効
果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面検査方法を構成する装置図であ
る。
【図2】軸方向からライン状平行光を照射することを説
明する図である。
【図3】照射角、照射範囲、平行光幅の具体的な値を示
す図である。
【図4】正反射投受光系と散乱光投受光系の配置を示す
図である。
【図5】装置構成例を示す図である。
【図6】動作を示すフローチャートである。
【図7】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 被検査体 2a 欠陥検出処理部 2b 欠陥検出処理部 3 長尺センサ 4 平凸レンズ 5a,5b 絞り 6 円筒レンズ 7 集光レンズ 8 半導体レーザ 9 回転機構 10 照射されたライン状平行光 11a,11b 平行光 12a,12b 平行光 13 散乱光光源 14 1次元撮像素子から成る受光系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA35 AA49 BB06 BB08 BB16 CC00 DD00 DD02 FF42 GG06 GG12 GG16 HH02 HH03 HH05 HH12 HH14 HH17 JJ02 JJ05 JJ08 JJ09 JJ25 LL04 LL08 LL30 QQ03 QQ21 QQ24 QQ28 QQ51 RR05 RR06 2G051 AA90 AB01 AB07 BA01 BA10 CA03 CB01 CB05 DA08 EB01 2H134 QA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に円筒体外表面を検査する方法に
    おいて、 2種類の光学系を円筒体周方向の対向位置にそれぞれ配
    することを特徴とする表面検査方法。
  2. 【請求項2】 前記2種類の光学系は、1種類は表面反
    射率異常を検出し、もう1種は反射角異常を検出する光
    学系であることを特徴とする請求項1記載の表面検査方
    法。
  3. 【請求項3】 前記円筒体外表面の検査対象は、円筒体
    外表面に塗布された薄膜によって構成される塗工面全域
    であることを特徴とする請求項1記載の表面検査方法。
  4. 【請求項4】 光学的に円筒体外表面を検査する装置に
    おいて、 2種類の光学系を円筒体周方向の対向位置にそれぞれ配
    することを特徴とする表面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記2種類の光学系は、1種類は表面反
    射率異常を検出し、もう1種は反射角異常を検出する光
    学系であることを特徴とする請求項4記載の表面検査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記円筒体外表面の検査対象は、円筒体
    外表面に塗布された薄膜によって構成される塗工面全域
    であることを特徴とする請求項4記載の表面検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009199036A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Nok Corp 残留トナー検出装置及び検出方法並びにトナー払拭性評価装置
JP2010502947A (ja) * 2006-08-30 2010-01-28 ユーエスエヌアール・コッカムス・キャンカー・カンパニー チャージャ用スキャナシステム
CN114690096A (zh) * 2022-05-26 2022-07-01 深圳市汇图技术有限公司 一种磁性材料表面附着力检测装置

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