JP2003239510A - 店舗等の部屋の床部、それによる客数の測定方法、及び床部の床タイルの取替え方法 - Google Patents

店舗等の部屋の床部、それによる客数の測定方法、及び床部の床タイルの取替え方法

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JP2003239510A
JP2003239510A JP2002036020A JP2002036020A JP2003239510A JP 2003239510 A JP2003239510 A JP 2003239510A JP 2002036020 A JP2002036020 A JP 2002036020A JP 2002036020 A JP2002036020 A JP 2002036020A JP 2003239510 A JP2003239510 A JP 2003239510A
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Hiroyuki Matsunami
弘行 松浪
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ATELIER YANAGISAWA TAKAHIKO KK
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ATELIER YANAGISAWA TAKAHIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗内に入った客数や客の行動状況を常時把
握することができる床部を提供すること。 【解決手段】 出入り口300を有する店舗等の部屋に
複数の床タイル1を敷設した床部Aであって、該床部A
の一部の領域の各床タイルが踏数を検知可能な機能を備
えていたり、また、床部の一部の領域の床下地2が踏数
を検知可能な機能を備えている。床タイル1又は床下地
2からから信号を受けてカンウント量を表示する表示部
を部屋内又は部屋外に設ける。床タイルは床下地2に対
して着脱自在の置敷きになっている。 【効果】 所望の部分での人の集中度合いが把握でき、
しかも、床タイルが着脱自在の置敷できるものとなって
いるために、簡単に検知領域を変えることができる。ま
た、床タイルの取り替え交換が自由にできるためにレン
タル或いはリースが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、店舗等の床部に
関し、更に詳しくは、出入り口を有する店舗等の部屋に
床タイルを敷設した床部、その床部による客数の測定方
法、及びその床部の床タイルの取替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、店舗等の床部には、その一面に塩
化ビニル等の合成樹脂製タイルが貼り付け敷設されてい
る。この合成樹脂製タイルは、床下材(例えば、セメン
ト地等)の上に接着剤を使って貼り付け、長期間、剥が
れないようにされている。ところで、時世柄、店舗等に
おいては、売上をより増加させて採算性のよい店舗とす
べく最大の努力がなされている。そのためには、売り上
げに直接つながる個人客の出入り状況を詳細に分析する
ことが重要となっている。
【0003】その一つとして店舗等に出入りする客の数
や動線を把握することが行われている。例えば、図14
に示すように、出入り口の近くに観察計測する人(いわ
ゆるオブザーバー)Xが待機し、度数計等を使って、客
の出入り状況をチェックし、その人数を把握している。
すなわち、出入り口を通過する客を見て度数を入力し客
の来店数を測定したり、また、客の動き(動線)を目で
追うことにより、どの位置に客が頻繁に立ち止まるのか
等の行動状況をチェックしたりしている。しかし、この
ように人を使った測定は、人間の眼を使った、いわゆる
視認に頼るものであり、オブザーバー自身の熟練度に大
きく影響される。
【0004】そのため未熟なオブザーバーでは、計測結
果にブレが生じて、安定した分析ができない。更には、
経費的な観点から長期間に渡って人が四六時中観測して
いることは通常困難であり、常に、出入りする客の動き
を連続的に把握することには限界がある。このようなこ
とから、オブザーバー等のような言わば人、を介さない
で客数や客の行動状況(例えば部屋内の客の集中部分
等)を計測できる方法が模索されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点の解決を意図したものである。即ち、本発明の目的
は、店舗内に入った客数や客の行動状況を常時把握する
ことができる床部を提供することであるまた、その床部
による客数の測定方法を提供するものである。更にま
た、その床部の床タイルの交換方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明者等
は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、
床部を形成する床タイル或いは床下地に踏数の検知機能
を備えることにより、その床タイルの敷設した部分にお
いて客が歩いたり或いは立ち止まったりする事象を把握
できることを見出し、この知見により本発明を完成させ
たものである。
【0007】即ち、本発明は、(1)、出入り口を有す
る店舗等の部屋に床タイルを敷設した床部であって、該
床部が踏数を検知可能な機能を備えている床部に存す
る。
【0008】そして、(2)、出入り口を有する店舗等
の部屋に複数の床タイルを敷設した床部であって、該床
部の一部の領域の各床タイルが踏数を検知可能な機能を
備えている床部に存する。
【0009】そしてまた、(3)、出入り口を有する店
舗等の部屋に複数の床タイルを敷設した床部であって、
該床部の一部の領域の床下地が踏数を検知可能な機能を
備えている床部に存する。
【0010】そしてまた、(4)、一部の領域が、出入
り口領域である床部に存する。
【0011】そしてまた、(5)、踏数を検知可能な床
部の床タイルから信号を受けてカンウント量を表示する
表示部を部屋内又は部屋外に設けた床部に存する。
【0012】そしてまた、(6)、踏数を検知可能な床
部の床下地から信号を受けてカンウント量を表示する表
示部を部屋内又は部屋外に設けた床部に存する。
【0013】そしてまた、(7)、床タイルは床下地に
対して着脱自在の置敷きになっている床部に存する。
【0014】そしてまた、(8)、踏数が検知可能な床
部の床タイルが複数集まって表面に統一したモチーフの
図柄が視認可能となっている床部に存する。
【0015】そしてまた、(9)、出入り口を有する店
舗等の部屋における客数の測定方法であって、部屋の測
定すべき床部の一定領域に踏数が検知可能な床タイルを
敷設し、この床タイルによる踏数を検知することで客数
を測定する客数の測定方法に存する。
【0016】そしてまた、(10)、出入り口を有する
店舗等の部屋における客数の測定方法であって、部屋の
測定すべき床部の一定領域に踏数が検知可能な床下地を
敷設し、この床下地による踏数を検知することで客数を
測定する客数の測定方法に存する。
【0017】そしてまた、(11)、出入り口を有する
店舗等の部屋にタイルを敷設した床部において、その床
部に使うタイルの取替え方法であって、少なくとも床部
の一定領域に踏数が検知可能なタイルを着脱自在に敷設
し、この踏数が基準の量となった時点で、その部分の床
タイルを交換するタイルの取替え方法に存する。
【0018】本発明は、その目的に沿ったものであれ
ば、上記1〜8の中から選ばれた2つ以上を組み合わせ
た構成も採用可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施の形
態を挙げ図面に基づいて説明する。図1は、店舗(ここ
ではコンビニの例を示す)の部屋のレイアウトを示した
平面図である。この実施の形態におけるコンビニストア
ーは、入り口と出口が同じ場所になっている例で示し
た。因みに、店舗の多くは、その運営管理上、入り口と
出口が同じとなっている場合が多い。客対応のレジ用カ
ウンター100が出入り口300の近くに配置されてい
る。また中央位置に各商品の陳列棚が複数個、並置され
ており、また、壁側や窓側に沿って各商品の陳列棚が複
数個、置かれている。特に、書籍用棚200は、レジ用
カウンター100の左方の見渡しの良い位置に配置され
ている。
【0020】店舗の部屋内において、まず、出入り口近
くのレジ用カウンター100の奥には、店員が待機して
おり、商品を買い上げた購買客の支払いに応じている。
通常、客は、店舗内で希望の商品を選んで取り上げ、該
商品を持って、そのレジ用カウンター100の前に行
き、金額の支払いを済ませる。そして、支払った後、レ
ジ用カウンター100を離れて、前記出入り口300よ
り退出する。
【0021】本発明においては、踏数を知りたい部分の
床部(床タイルや床下地)に客の踏数を検知可能な機能
を与えることが本質的な特徴である。まず、床タイルに
検知可能な機能を備えた場合を述べる。 〔床タイルに踏数が検知可能な機能を備えた場合〕図2
に上記コンビニにおける床部の床タイルの敷設状態の例
を示す。このように本発明の部屋の床部Aには、その床
面全体(一点鎖線による斜線)に床タイル1が敷設され
ているが、床面全体のうち必要な場所に客の踏数が検知
可能な機能を有する床タイル1が敷設されているもので
ある。
【0022】また図3は、床部における床タイル(踏数
の検知機能を備えた)の敷設状態を断面で概略的に示し
た図である。床タイル1(T1)の周囲には同様な床タ
イル(T2,T3・・)が並設されている。床タイル1
は、上部層1Aと下部層1Bを貼り合わせなり、各層
は、例えば、塩化ビニルより形成されている。上部層1
Aの表面には、柄模様(絵、柄、文字、模様等)、広告
等が印刷等により付与されている。床タイルが複数集ま
って、この表面の柄模様が統一したモチーフを形成する
ことで、上方からの視認を容易なものにすることができ
る。
【0023】更にこの上部層1Aの上に、必要なら、コ
ーティングが施されている。また、下部層1Bの裏面に
は、耐湿処理や滑り止め加工が施されていることが好ま
しい。そして上部層1Aと下部層1Bとの間には、客の
踏数をチェックするためのセンサーが装着されている。
間に装着されるセンサーとしては、例えば、圧電素子を
使ったセンサーである圧電型センサー11が使われる。
【0024】床タイル1は表面から(上方から)圧力を
加えられると、上部層1Aが圧縮されて、その下方にあ
る圧電型センサー11に圧力を与える。すなわち、人が
床タイル1の上を踏むことで、圧力が下方に伝わり圧電
型センサー11がそれを検知するのである。踏数の度数
が多くなると、それに応じて圧電型センサー11が検知
する度数も増加することとなる。
【0025】この圧電型センサー11からの信号(電
圧、電流)を伝えるための細い配線コード12がこの床
タイル1から外方に延びている。具体的には、配線コー
ド12が床タイル1の裏面に設けられた細溝13を通っ
て床タイルの外に延びている。そして、配線コード12
は、また、隣接する床タイルの細溝を通って、その検知
信号を離れた位置(例えば、後述する測定器本体等)に
伝えることができる。ここで本発明の床タイル1の形と
しては、矩形が採用され、特に正方形で統一した寸法が
互換性の点からも好ましい。
【0026】また、本発明の床タイル1は、接着剤によ
る貼り付けを行わずに床下地(例えば、モルタル地等)
に対して着脱自在としているために、床部施工では置敷
が可能となっている。先述したように、床タイル1の裏
面には、耐湿処理や滑り止め加工が施されているため
に、床下地からの湿分により床タイルが腐食するような
ことはない。また床タイル1の厚みは、従来の床タイル
よりは、より厚くして5〜8mmの範囲とすることか好
ましい。このような厚みがあることで、移動荷重によっ
て生ずるいわゆる「突き上げ現象」が起きにくい。また
床タイル1は、置敷きであるために、床下地の伸縮に対
して追従しなく、床下地の「クラック」による影響を受
けにくい。
【0027】さて、上述したように、このような床タイ
ル1が、床部に敷設された場合、その上を人が踏みつけ
ると圧力を感じて度数が検知できる。そのため、床タイ
ル1を敷設した一定の領域においては、その領域の位置
で客が何回床タイルを踏み付けたかが把握できる。同じ
客が何回を踏みつける場合もあり、正確には客の数と床
タイルが検知した度数とは必ずしも一致しない。通常、
踏数とそこに集まる人の数とは正の相関関係にあるとえ
る。この点は、統計的に処理することによりほぼ正確な
客数の測定が可能となる。
【0028】すなわち、前もって、度数計を使って熟練
した観測測定者(オブザーバー)による客数の確認を行
って、その結果と、床タイルの踏数との対応関係(例え
ば係数を決める)を明確にしておく。このように、対応
関係を決定しておくことで、床タイル1の検知踏数によ
る人数の概数の把握が可能となる。この床タイル1の敷
設領域としては、測定を必要とする場所の床部に、適
宜、組み込んでおく。
【0029】例えば、実際に商品を買った客(実質購買
客)が、必ず立ち寄る場所であるカウウターの前(床
部)とする。この部分では、実際に何らかの商品を買っ
た購買客の踏数を測定することが可能である。すなわ
ち、購買客の概数が把握できる。床タイルは、先述した
ように着脱自在であるために、床部に対するどの領域に
も組み込み直すことができる。
【0030】また、出入り口の領域に組み込んだ場合
は、購買客及び商品を買わない冷やかしの客の踏数を測
定することが可能である。また、書籍用棚の周囲(床
部)に組み込んだ場合は、書籍を購入する客及び購入し
ない立ち読みの客の踏数を測定することが可能である。
このように、所定の場所(領域)に本発明の床タイルを
敷設することで、その部分の客の踏数の測定ができ、そ
の結果、客の概数が掴めて集中度合いの分析が可能とな
る。
【0031】次に、店舗内の底部における床タイルの敷
設態様例を示す。図4は、本の立ち読みや購買のための
客数を把握するために書籍用棚200の領域(斜線で示
す領域)に限定してその検知可能な床タイル1を敷設し
た例(敷設例1)である。
【0032】また図5は、店舗内に入った客を把握した
い場合に、出入り口の300の領域に限定してその検知
可能な床タイル1を敷設した例である(敷設例2)。
【0033】また図6は、出入り口300の領域に加
え、更にレジ用カウンター100の領域にその検知可能
な床タイル1を敷設する例(敷設例3)である。
【0034】次に、来店客の行動状況(動線)について
述べる。 ・〔ケース1〕(図7参照) ところで、いま、M1という客がA1という商品を買う
ためにこのコンビニストアーへ買い物に来たとする。客
M1は、まず、出入り口300を通って店舗内に入り、
A1という商品を探すために店舗の部屋内を移動する。
その結果、中央の棚400で希望の商品A1が見つかっ
たので、それを手に取って出入り口の近くにあるレジ用
カウンター100の前へ移動する。レジ用カウンター1
00の前に立ち止まって店員に対して金額の支払いを済
ませる。支払いを済ませた後は、即座に出入り口300
を通って外に退出する。
【0035】〔ケース2〕(図8参照) ところで、いま、M2という客がA2という商品を買う
ためにこのコンビニストアーへ買い物に来たとする。客
M2は、まず、出入り口300を通って店舗の部屋内に
入り、書籍用棚の前に行く。そして、本の立ち読みを1
0分間程度行う。この客M2は、常日頃、この店舗を利
用しているために、商品A2の位置を既に記憶している
ことから、いきなり商品A2が置いてある壁側の棚50
0の前に移動して立ち止まる。その商品A2を手に取っ
て、レジ用カウンター100の前まで移動して、上記
1)と同様に支払いを済ませ出入り口300から退出す
る。
【0036】〔ケース3〕(図9参照) ところで、いま、M3という客がA3という商品を買う
予定でこのコンビニへ買い物に来たとする。客M3は、
まず、出入り口300を通って店舗内に入り、各棚の周
りを歩きながら、商品A3を見付けようとする。しか
し、商品A3は品切れとわかり、レジ用カウンター10
0の前で立ち止まることなく出入り口300を通って退
出する。
【0037】〔ケース4〕(図10参照) ところで、いま、M4という客が、本の立ち読み(ただ
読み)を行うことを目的として店舗の部屋内に入ってき
たとする。客M4は、まず、出入り口300を通って店
舗の部屋内に入り、直接、書籍用棚200の位置まで移
動し、そこで、一旦、立ち止まる。そして15分程度、
雑誌を読み続ける。所望の本が読み終わると、遠回りし
てレジ用カウンター100の前を通ることなく素早く出
入り口100を通って退出する。次に、以上のようなケ
ース1)〜4)の場合において、前記の敷設例1〜3の
場合の踏数(度数)の検知態様を述べる。
【0038】〔敷設例1〕ケース1)の場合は、客M1
は、書籍用棚200の前を通らないためにその部分の床
タイルの踏数(度数)はゼロである。ケース2)の場合
は、客M2は、書籍用棚200の前に立ち止まって本を
読むために、その床タイルの踏数が度数として検知され
る。ケース3)の場合は、客M3が、商品A3を見つけ
るために各棚(書籍用棚も含む)の周りを徘徊するため
に、書籍用棚の周囲の床タイルの踏数が度数として検知
される。ケース4)の場合は、客M4が、本を読むため
に入ってきたために、必ず床タイルの何回かの踏数が度
数として検知される。
【0039】〔敷設例2〕ケース1)の場合は、客M1
は、往復で入る時と出る時とに出入り口300を必ず通
るために、床タイルの踏数が何回かの度数として検知さ
れる。同様に、ケース2)、ケース3)、及びケース
4)の場合も、客M2,M3,及びM4は、必ず出入り
口300を通るために、床タイルの踏数が度数として検
知される。
【0040】〔敷設例3〕ケース1)の場合は、客M1
は、必ず出入り口300を通るために、床タイルの踏数
が度数として検知される。また、客M1は商品A1を購
入したことからレジ用カウンター100にて支払いを済
ませる。そのためにレジ用カウンター100の前の床タ
イルの踏数が度数として検知される。ケース2)の場合
は、上記ケート1の場合と同じように、客M2は必ず出
入り口300を通るために、床タイルの踏数度数として
検知され、客M2は商品A2を購入した後、レジ用カウ
ンター100にて支払いを済ませるためにレジ用カウン
ター100の前の床タイルの踏数が度数として検知され
る。
【0041】ケース3)の場合は、客M3は、出入り口
300を往復で通るために必ず床タイルの踏数が度数と
して検知される。客M3は商品A3が見つからず購入し
なかったことからレジ用カウンター100にて支払いを
済ませる必要がなくレジ用カウンターの前の床タイルの
踏数は度数として検知されない。ケース4)の場合は、
客M4は、出入り口300を往復で通るために必ず床タ
イルの踏数が度数として検知され、また客M4は、本の
ただ読みのためだけなのでレジ用カウンターにて支払い
を済ませる必要がなくレジ用カウンター100の前の床
タイルの踏数は度数として検知されない。
【0042】以上は、踏数の検知可能な機能を床タイル
に備えた場合を述べた。踏数の検知可能な機能は、床タ
イルではなくて、床タイルが置かれる床下地に備えるよ
うにすることも可能である。
【0043】図11は、床部における床下地(踏数の検
知機能を備えた)の装備状態を断面で概略的に示した図
である。床下地2の上面に客の踏数をチェックするため
のセンサーが装着されている。このセンサーの例として
は、先述したように、例えば、圧電型センサー21が挙
げられる。床タイル1の上を人が踏むことで床タイルを
介して圧電センサー21に圧力が加わってそれを検知す
る。圧電センサー21からの信号は、先述したように、
配線コード22を使って測定器本体へ伝えられる。この
ように、踏数が検知可能な機能を所定の領域の床下地2
に組み込むことによりその領域の踏数を測定でき、その
結果、概略人数を把握できるのである。
【0044】さて、図12は、床タイルの検知機能を使
った客数の測定方法を示すブロック図である。
【0045】また図13は、床下地の検知機能を使った
客数の測定方法を示すブロック図である。店舗の床部の
必要な場所に検知機能を有する床タイルを敷設しておく
〔床タイル敷設工程〕。または、床部の床下地の必要な
場所に検知機能を装備しておく。店舗の床部の所定の位
置に人が立って、床タイルの上を踏み付けて加圧する
〔踏み付け工程〕。
【0046】踏みつけられた床タイルは、その中に装着
されているセンサー(圧電型センサー)によって、その
踏みつけ圧(圧力)を検知する〔圧力検知工程〕。また
は、床タイルを介して踏みつけられた床下地は、その上
面に装着されているセンサー(圧電型センサー)によっ
て、その踏みつけ圧(圧力)を検知する〔圧力検知工
程〕。そして検知した度数(信号)が測定器本体(マイ
クロコンピュタ等)に伝えられ、集計が行われる〔測定
・表示工程)。なお、通常、信号は増幅されまたA/D
変換されて測定器本体に伝えられる。
【0047】ここで、先述したように、前もって、熟練
した観測測定者(オブザーバー)を使った実際の測定を
行っておくことにより、その位置に居た実際の客数と踏
数の対応関係を係数として確立しておくことは当然であ
る。そのことによって床タイルの踏数による客数のほぼ
正確な測定が可能となる。本発明の床タイルは脱着自在
の置敷であるために、店舗部屋の床部のどの位置でも自
由に変えることができるために測定場所の自由度が高
い。ところで、床タイルはその上を踏み付ける回数(す
なわち踏数)によって、その床タイルの汚れ度合いが分
かる。このことを利用して、逆に、踏数を測定すること
で、耐久汚れ度合いを計数的に把握ができ、その取り替
え基準が明確となる。
【0048】すなわち、少なくとも床部の一定領域に踏
数が検知可能なタイルを着脱自在に敷設しておき、その
汚れ度合いを計数的に把握することができるために、踏
数が基準の量となった時点で、その部分の床タイルを交
換して取り替えることができる。このような観点から、
床タイルの表面にコーティングを施した床部の場合、こ
のコーティングの減耗度合いも計数的に把握できるため
に、取替えの目安とすることができる。
【0049】以上、本発明を述べたが、本発明は実施の
形態に限定されることなくその目的に沿ったものであれ
ば種々の変形例が可能である。例えば、床タイルの構造
は、床下地に対して脱着自在で置敷できるものであれ
ば、図のものに限定されるものではない。床タイルにお
ける圧電型センサーの装着場所は、表面に近い部分で
も、底面に近い部分でも自由である。
【0050】また、床タイルから踏数が検知できる構造
は圧電型センサー以外のものも採用可能である。また、
店舗部屋の形や構造は、上述したようなコンビニの図の
ものに限らず、スーバーマーケット、百貨店、専門店等
の種々の場合も採用される。本発明の床タイルは脱着自
在で置敷であるために、耐久時間を過ぎると他の床タイ
ルとの取り替え交換ができる。その点では、積極的にレ
ンタル又はリースとして採用することで、省資源、リサ
イクル等に沿ったレンタル又はリース業としての展開が
図れる利点がある。
【0051】
【発明の効果】本発明は、出入り口を有する店舗等の部
屋に床タイルを敷設した床部であって、床部に踏数が検
知可能な床タイルを敷設したことで、所望の部分での人
の集中度合いが把握できる。しかも、床タイルが着脱自
在の置敷できるものとなっているために、簡単に検知領
域を変えることができる。また、床タイルの取り替え交
換が自由にできるためにリース或いはレンタルが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、店舗(ここではコンビニの例を示す)
の部屋のレイアウトを示した図である。
【図2】図2に上記コンビニにおける床部の床タイルの
敷設状態の例を示す図である。
【図3】図3は、床部における床タイル(踏数の検知機
能を備えた)の敷設状態を断面で概略的に示した図であ
る。
【図4】図4は、検知可能な床タイルの敷設例を示す図
である図である。
【図5】図5は、検知可能な床タイルの他の敷設例を示
す図である。
【図6】図6は、検知可能な床タイルの更に他の敷設例
を示す図である。
【図7】図7は、来店客の行動状況(動線)を示す図で
ある。
【図8】図8は、来店客の他の行動状況(動線)を示す
図である。
【図9】図9は、来店客の更に他の行動状況(動線)を
示す図である。
【図10】図10は、来店客のまた更に他の行動状況
(動線)を示す図である。
【図11】図11は、床部における床下地(踏数の検知
機能を備えた)の装備状態を断面で概略的に示した図で
ある。
【図12】図12は、床タイルの検知機能を使った客数
の測定方法を示すブロック図である。
【図13】図13は、床下地の検知機能を使った客数の
測定方法を示すブロック図である。
【図14】図14は、従来のオブザーバーによる客数の
測定方法を示す図である。
【符号の説明】
1…床タイル 11…圧電型センサー 12 配線コード 13…細溝 1A…上層部分 1B…下層部分 2…床下地 21…圧電型センサー 22…配線コード 100…レジ用カウンター 200…書籍用棚 300…出入り口 400…中央の棚 500…壁側の棚 A…床部 X…観測測定する人(オブザーバー)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入り口を有する店舗等の部屋に床タイル
    を敷設した床部であって、該床部が踏数を検知可能な機
    能を備えていることを特徴とする床部。
  2. 【請求項2】出入り口を有する店舗等の部屋に複数の床
    タイルを敷設した床部であって、該床部の一部の領域の
    各床タイルが踏数を検知可能な機能を備えていることを
    特徴とする床部。
  3. 【請求項3】出入り口を有する店舗等の部屋に複数の床
    タイルを敷設した床部であって、該床部の一部の領域の
    床下地が踏数を検知可能な機能を備えていることを特徴
    とする床部。
  4. 【請求項4】一部の領域が、出入り口領域であることを
    特徴とする請求項4又は5記載の床部。
  5. 【請求項5】踏数を検知可能な床部の床タイルから信号
    を受けてカンウント量を表示する表示部を部屋内又は部
    屋外に設けたことを特徴とする請求項2記載の床部。
  6. 【請求項6】踏数を検知可能な床部の床下地から信号を
    受けてカンウント量を表示する表示部を部屋内又は部屋
    外に設けたことを特徴とする請求項3記載の床部。
  7. 【請求項7】床タイルは床下地に対して着脱自在の置敷
    きになっていることを特徴とする請求項2又は3記載の
    床部。
  8. 【請求項8】踏数が検知可能な床部の床タイルが複数集
    まって表面に統一したモチーフの図柄が視認可能となっ
    ていることを特徴とする請求項2又は3記載の床部。
  9. 【請求項9】出入り口を有する店舗等の部屋における客
    数の測定方法であって、部屋の測定すべき床部の一定領
    域に踏数が検知可能な床タイルを敷設し、この床タイル
    による踏数を検知することで客数を測定することを特徴
    とする客数の測定方法。
  10. 【請求項10】出入り口を有する店舗等の部屋における
    客数の測定方法であって、部屋の測定すべき床部の一定
    領域に踏数が検知可能な床下地を敷設し、この床下地に
    よる踏数を検知することで客数を測定することを特徴と
    する客数の測定方法。
  11. 【請求項11】出入り口を有する店舗等の部屋にタイル
    を敷設した床部において、その床部に使うタイルの取替
    え方法であって、少なくとも床部の一定領域に踏数が検
    知可能なタイルを着脱自在に敷設し、この踏数が基準の
    量となった時点で、その部分の床タイルを交換すること
    を特徴とするタイルの取替え方法。
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