JP2003237654A - 車両用窓材の取外し方法 - Google Patents

車両用窓材の取外し方法

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JP2003237654A
JP2003237654A JP2002361034A JP2002361034A JP2003237654A JP 2003237654 A JP2003237654 A JP 2003237654A JP 2002361034 A JP2002361034 A JP 2002361034A JP 2002361034 A JP2002361034 A JP 2002361034A JP 2003237654 A JP2003237654 A JP 2003237654A
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尚司 竹田
Shigeto Shibata
成人 柴田
Masahide Sato
正英 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の窓開口部から窓材を容易かつ迅速に取
り外すことを可能にする車両用窓材の取外し方法を提供
する。 【解決手段】 窓材12の周縁の1辺または1コーナー
にわたって治具8により接着剤に切込みを形成する第1
工程と、その切込みにワイヤ21を差し込んでワイヤの
差込部21aおよび差込部の両側の牽引部21bを窓材
12の車内側および車外側にそれぞれ配する第2工程
と、両方の牽引部12bを車外で牽引して接着剤を切断
する第3工程と、窓材12を車体から取り外す第4工程
とを備えた車両用窓材の取外し方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の窓開口部か
ら窓材を容易に取り外すことを可能にする車両用窓材の
取外し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車体の窓開口部には、窓材で
ある透明なガラス板が取り付けられている。ガラス板は
窓開口部の縁部の取付フランジに、接着剤を介して接着
されたり、樹脂製の枠材と接着剤とを介して接着された
りしている。
【0003】従来は、次のようにしてガラス板を車体か
ら取り外していた。先ず、ガラス板と取付フランジとの
間の接着剤に、ピアノ線(直径0.5mm程度のもの)
等のワイヤを車内外に貫通させる。次いで、そのワイヤ
の、車内側端部を一人の作業者が車内で保持し、車外側
端部をもう一人の作業者が車外で保持する。そして、二
人の作業者の協働により、ワイヤを車内外へ往復運動さ
せながらワイヤをガラス板の周縁に沿って周回させて、
接着剤を切断する。こうして、ガラス板を車体から取り
外していた。しかし、このような作業は極めて煩雑で作
業者への負担が大きく、作業時間も長かった。
【0004】ガラス板の外周形状や、取付フランジおよ
び車体の形状は、車種によって異なる。上記のように手
作業で接着剤を切断する場合は、二人の作業者が、熟練
に基づいてワイヤの取り扱いを適宜調整して、例えば取
付フランジにワイヤが食い込むことなどを防ぎつつ、接
着剤の切断が行われる。しかし、この切断作業を自動化
するのは極めて困難だった。
【0005】このような手作業によるガラス板の取り外
しに対し、リサイクルを想定して、自動車窓用のガラス
板を車体から容易かつ迅速に取り外せるようにすること
が求められている。特開平8−1598号公報には、吸
盤と巻取りローラとを備えた二つの治具をガラス板の略
中央位置に固定するとともに、接着剤に挿通されたワイ
ヤの両端部を巻取りローラに固定してワイヤでループを
形成し、ワイヤを巻取りローラにて巻き取っていくこと
によって接着剤をワイヤにより切断する技術が開示され
ている。特開2000−289582号公報には、接着
剤に挿通されたワイヤの車外側部分と車内側部分とを略
平行に配置するとともに、ワイヤの車内側部分をガラス
板の内角部分に固定されたガイドローラに沿わせ、ワイ
ヤを牽引移動することにより接着剤を切断する技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平8−159
8号公報、特開2000−289582号公報に開示さ
れた方法では、最初に作業者が自動車内に入って、治具
を正確な位置にセットしたり、ワイヤの車内側部分を車
内で牽引するために治具に固定したりする必要があり、
やはり作業が煩雑である。また場合によっては、治具を
セットする際に障害になる自動車部品(例えばシート)
を作業者が取り外す必要がある。また、ワイヤが切れて
しまうのを防止するために、ワイヤをセットする前に、
ガラス板を取付フランジに係止しているクリップを除去
する前処理が必要とされる。さらに、消耗品であるワイ
ヤの長さが必然的に長くなる。これら公報に開示された
方法は、短時間でガラス板を取り外すことが要求される
リサイクルの工程には適さない。本発明の目的は、車両
の窓開口部から窓材を容易かつ迅速に取り外すことを可
能にする車両用窓材の取外し方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体の取付フ
ランジに接着剤により接着された窓材を前記取付フラン
ジから取り外す車両用窓材の取外し方法であって、前記
接着剤の全周のうちの少なくとも一部における前記接着
剤の外周部から切込みを形成する第1工程と、前記切込
みにワイヤを差し込んで前記切込みに差し込まれたワイ
ヤの差込部および該差込部の両側の牽引部を前記窓材の
車内側および車外側にそれぞれ配する第2工程と、両方
の前記牽引部を車外にて牽引して前記接着剤を実質的に
全周にわたって切断する第3工程と、前記窓材を車体か
ら取り外す第4工程とを備えた、車両用窓材の取外し方
法を提供する。
【0008】本発明においていう「切込み」には、接着
剤を窓材放射方向に貫通したものと、接着剤を貫通せず
に接着剤による底が残っている溝状のものとが含まれ
る。切込みの形成は、例えば次のように行われる。カッ
タやナイフなどの治具により、切込みを形成する。この
場合、接着剤を予熱することで、切込みを形成しやすく
できる。予熱により切込みを形成しやすい状態にする場
合には、後述するガイド部材自身を切込み形成用の治具
として使用できる。さらに、カッタやナイフなどの治具
により切込みを形成しやすい程度の温度に比べ、より積
極的に接着剤を加熱し軟化させることで、後述のように
ワイヤ自身により切込みを形成できる場合もある。ま
た、本発明においていう「接着剤を切断する」には、接
着剤の切断と同時に窓材の周縁に設けられた樹脂製の枠
材を切断することも含まれる。「接着剤に切込みを形成
する」には、接着剤に切込みを形成するのと同時に枠材
に切込みを形成することも含まれる。「牽引部を窓材の
車外側に配する」とは、単に牽引部を車外に配すること
を意味し、牽引部の窓材の車外側面に対する位置を規定
するものではない。「接着剤の全周のうちの少なくとも
一部」とは、次の意味をもつ。接着剤は、窓材を車体フ
ランジに接着するために窓材の車内側面周縁全周に設け
られている(このことを「接着剤の全周」で表現してい
る)。したがって、接着剤は最終的に窓材の周縁全周に
相当する部分で切断される必要がある。接着剤は、大部
分がワイヤの牽引により切断される(ここでいう「大部
分」は次の意味で使用している。切込みを形成する段階
でも接着剤が切断されることがあり、切込みを形成する
段階ではワイヤを用いない場合があるので、こうした場
合を除く意味で「大部分」と表している)。こうした大
部分の切断の前に、ワイヤの差込部が切込みに配され
る。そのため、ワイヤの牽引による接着剤の大部分の切
断を除く、切込みを形成する部分は、接着剤における全
周である必要がない。一方で、切込みにワイヤの差込部
が配された後牽引する際に、牽引力によりワイヤがずれ
てしまわないようにすることが好ましい。そのため、
「接着剤の全周のうちの少なくとも一部」とは、ワイヤ
の差込部を配した後に、最低限牽引により差込部の位置
がずれない程度に切込みが形成される部分を意味する。
具体例としては、窓材の1辺に相当する部分、窓材の1
辺と該当する1辺に隣り合うコーナーとに相当する部
分、1つのコーナーを含む部分などがあげられる。もち
ろん、接着剤の全周であってもよいが、作業効率を考慮
すると、窓材の1辺に相当する部分、窓材の1辺と該当
する1辺に隣り合うコーナーとに相当する部分、1つの
コーナーを含む部分が好ましい。「接着剤の外周部」
は、次のように理解される。接着剤は窓材の車内側面周
縁全周に設けられている。すなわち、接着剤は窓材の正
面視で閉じた紐形状(閉ループといえる)を呈してい
る。したがって、接着剤の外周部とは、閉ループに見立
てた場合の外周側面に相当する部分を意味する。なお、
窓材は、ガラス板であってもよいし、樹脂板であっても
よい。
【0009】以上のような車両用窓材の取外し方法にお
いては、ワイヤをセットするまでの間(第1工程および
第2工程の間)、車内に作業者が入らずに済む。ワイヤ
のセットに際して、車内の部品(シート、ピラーガーニ
ッシュ等)を取り外す必要もなく、ワイヤを容易にセッ
トできる。そして、接着剤を切断する間(第3工程の
間)、窓材の車内側に配されたワイヤの差込部を車内で
牽引せずに、差込部の両側の、窓材の車外側に配された
ワイヤの牽引部を車外で牽引する。つまり、接着剤を切
断するまでの作業を、車外から行うことができる。車外
でワイヤを牽引するので、この牽引作業の自動化も容易
である。本発明によれば、一人の作業者でも迅速に窓材
を車体から取り外すことができる。
【0010】窓材の全周のうちの少なくとも一部におけ
る接着剤の外周部から切込みを形成するとともに、ワイ
ヤの差込部を車内に配し、差込部の両側の牽引部を車外
に配することで、次の利点がある。すなわち、このよう
にワイヤをセットし、両方の牽引部を牽引すると、必然
的に、ワイヤの2点(差込部と一方の牽引部との間の点
および差込部と他方の牽引部との間の点)で、窓材の2
辺の接着剤を同時に切断できることになる。したがっ
て、窓材の全周にわたる接着剤の切断を迅速に行える。
特に、窓材の周縁の1辺にわたって接着剤に切込みを形
成してその切込みにワイヤをセットした場合、次の利点
がある。一般にリヤウインドウやフロントウインドウは
概略四角形状(台形状)であり、このような窓材の1辺
(例えば1側辺)にわたって接着剤に切込みを形成して
その切込みにワイヤをセットした場合、牽引部を略平行
な方向に牽引することで効率良く窓材の2辺(上辺およ
び下辺)の接着剤を切断できる。牽引方向と窓材の2辺
(上辺および下辺)の方向とを略平行にでき、牽引力の
ほぼ全てを接着剤切断力として利用できるからである。
なお、切込みを形成する際に、窓材の周縁の1辺とコー
ナー部とを含み該当する1辺に隣接する辺にまでまたが
るように、切込みを形成してもよい。サイドウインドウ
やリヤクォータウインドウ等の概略三角形状の窓材を取
り外す場合は、窓材の周縁の1コーナーにわたって接着
剤に切込みを形成してその切込みにワイヤをセットする
のが良い。こうすることで効率良く窓材の2辺(切込み
を形成したコーナーを挟む2辺)の接着剤を切断でき
る。逆に、概略三角形状の窓材の1辺における接着剤に
切込みを形成して、その切込みにワイヤをセットするこ
とは、次の観点で好ましい。すなわち、ワイヤの移動方
向を変えずに(最初に切込みを形成した部分に相当する
辺に概略直交する方向(窓材面方向))、効率よく接着
剤を切断できる。さらに、最初に切込みを形成した部分
に相当する1辺に対向するコーナー部において、別途の
切断処理を不要とする(図16(A)参照)。
【0011】本発明において、第1工程と第2工程との
間に、切込みにガイド部材を差し込んでガイド部材の車
内側かつ取付フランジの車外側を通して切込みへワイヤ
の差込部を差し込み可能とする工程を備えることは、好
ましい。こうすることで、窓材と取付フランジとの間の
狭い隙間に形成された切込みにワイヤをセットするのが
著しく容易になる。例えば、作業者は車外において、ワ
イヤの差込部をガイド部材の車内側かつ車体の車外側に
配し、ワイヤの両方の牽引部を窓材の面方向に沿って引
張ることで、ガイド部材によりワイヤの差込部を切込み
に案内できる。ガイド部材の形態に制限はなく、板状の
ものや先端が鋭利な棒状のものを例示できる。ワイヤの
セットをより容易にできる点で、弾性曲げ変形可能な薄
い板状のガイド部材を用いるのが好ましい。板状のガイ
ド部材は、窓材周縁の1辺または1コーナーにわたる切
込みの略全域に差し込まれることが好ましい。なお、予
熱により切込みを形成しやすい状態にする場合に、ガイ
ド部材自身を切込み形成用の治具として使用できること
は、前述のとおりである。
【0012】本発明において、第3工程の最中に、ワイ
ヤの差込部および牽引部をそれらが窓材平面視において
略U字状を呈するように配しつつ接着剤を切断すること
は、好ましい。ワイヤの差込部がU字の底部、牽引部が
U字の両側部となるように、牽引方向を設定すること
で、窓材の2辺(例えばリヤウインドウの上辺および下
辺)の接着剤を効率良く切断できる。牽引作業の自動化
も容易になる。ここでいう「略U字状」には、V字状、
コ字状、末広がりのコ字状、末広がりの反対でコ字の両
側部が或いは両側部の延長線が交わるコ字状、等も含ま
れる。
【0013】本発明において、第3工程の最中に、それ
まで牽引部を牽引していた方向に対して交差する方向に
牽引部を牽引して、それまで接着剤を切断していた窓材
の辺に隣接した辺の接着剤を切断することは、好まし
い。こうすれば、それまで接着剤を切断していた窓材の
2辺をつなぐ、残された辺の接着剤を効率良く切断でき
る。また、本発明において、第1工程の前に、接着剤を
予熱することは、好ましい。例えば気温が低いときなど
は、接着剤が硬くなり切断しにくくなるが、接着剤を予
熱することで接着剤を軟化させることができ、接着剤の
切断を円滑に行える。
【0014】さらに本発明は、車体の取付フランジに接
着剤により接着された窓材を前記取付フランジから取り
外す車両用窓材の取外し方法において、前記接着剤の全
周のうちの少なくとも一部における前記接着剤の外周部
にワイヤを当接させ、前記接着剤に当接させたワイヤの
当接部を前記窓材の車内側に配しかつ前記当接部の両側
の牽引部を前記窓材の車外側に配するとともに、前記接
着剤を加熱する第1工程と、第1工程における加熱によ
り軟化した前記接着剤に、両方の前記牽引部を車外にて
牽引することにより前記当接部を埋没進行させて、前記
接着剤に切込みを形成する第2工程と、第2工程に続け
て両方の前記牽引部を車外にて牽引して前記接着剤を実
質的に全周にわたって切断する第3工程と、前記窓材を
車体から取り外す第4工程とを備えた、車両用窓材の取
外し方法を提供する。この場合の「切込み」「接着剤を
切断する」「接着剤の全周のうちの少なくとも一部」
「接着剤の外周部」「接着剤に切込みを形成する」「牽
引部を窓材の車外側に配する」も、先に説明したとおり
の意味をもつ。なお、この発明の当接部は前述の発明の
差込部に相当する。
【0015】これらの発明において、直径が1〜4mm
のワイヤを用いることは、好ましい。こうすれば、ワイ
ヤが太くて強いので、ワイヤが取付フランジに食い込ん
で切れるのを、より確実に防止できる。また、ワイヤに
よってクリップもはじき飛ばすことが可能になるため、
ワイヤをセットする前にクリップを除去する前処理が不
要になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。第1例として、自動車のリヤ
ウインドウを取り外す方法を説明する。図1に示すよう
に、先ず、リヤウインドウ(以下「窓材」という)12
の周縁の1辺である1側辺にわたって、窓材12と車体
の取付フランジとの間の接着剤に治具8により切込みを
形成する。切込みを形成する前に、接着剤を予熱しても
よい。予熱する方法については、輻射、対流、熱伝導等
の方法が採用できる。予熱する部位は主に接着層であ
る。接着層はガラスとボディの間に位置し、一般的にガ
ラス車内側のセラミック層部分に配置されている。輻射
による方法によれば、この接着層が接するセラミック層
を効率良く加熱するとともに予熱が必要な範囲を容易に
限定できるため、全体として効率の良い加熱が可能であ
る。たとえば、約1500W程度の近赤外線ランプ(ハ
ロゲンランプ)を使用すれば、外気温約15℃におい
て、1辺のガラス表面温度を約2分で約80℃まで加熱
することが可能である。このようにすると、容易に接着
層をカッターにて切断することができる。この場合のラ
ンプの電力密度は、0.1W/cm2以上が望ましい。
なお、予熱はモールを取り外さない状態で行うこともで
きる。この場合は、樹脂モールが加熱されることによっ
て軟化して、より取り外し易くなる利点がある。
【0017】図2に、窓材12を車外側から見た状態を
示す。窓材12は、平面視台形状の、車外側に向かって
凸な湾曲板に形成されている。窓材12の上辺は、その
中央部が下辺に向かって凸になるように湾曲している。
なお、窓材12の上辺とは自動車の屋根に沿う辺を指
し、窓材12の側辺とは自動車のピラー等に沿う辺を指
す。ここでは、窓材12の上辺と下辺とが概略平行にな
っている。窓材12の上辺と側辺との間のコーナー、下
辺と側辺との間のコーナーは、それぞれ丸められてい
る。下辺と側辺との間のコーナーの曲率半径は、上辺と
側辺との間のコーナーの曲率半径より大きくなってい
る。すなわち、下辺と側辺との間のコーナーの方が、ゆ
るいカーブになっている。
【0018】窓材12は、その車内側面の周縁全周にお
いて、接着剤9を介して、車体の取付フランジに接着さ
れている。図2中、接着剤9を示す領域のうちハッチン
グを施された領域は、図1に示した治具8により切込み
を形成された領域を示す。ここでは、窓材12の1側辺
の全域だけでなく、上辺の一部と下辺の一部とにまでま
たがるように、接着剤9に切込みが形成されている。な
お、図1および図2では、矢印Yにより、窓材12の上
辺の一部、1側辺の全域、下辺の一部の順で、治具8に
より接着剤9に切込みを形成することを示したが、切込
みを形成する方向はこれに限定されず、例えば反対方向
でもよい。
【0019】図3(A)、(B)に、図2におけるA−
A断面図、図2におけるB−B断面図をそれぞれ示す。
図3(A)に示すように、車体10の取付フランジ11
は、車体10の表面より車内側に引込んだ位置で、窓開
口部5の縁部に沿って延びている。その取付フランジ1
1の車外側面と、窓材12の車内側面との間に、接着剤
9が介在して両者を接着している。この接着剤9の外周
部から、図3(B)に示すように、治具8により切込み
が形成される。ここでは、治具8としてL型ナイフを用
いている。治具8は、窓材12の側辺における接着剤9
を貫通している。図3(C)に、窓材12の側辺と下辺
との間のコーナー付近の様子を示す。切込み7は、窓材
12の側辺の全域と下辺の一部とにおける接着剤9を、
窓材12の放射方向(窓材12の面方向に沿って窓材1
2の中央部から外周側に向かった方向)に貫通してい
る。
【0020】次に、形成した切込み7に、図4に示すよ
うに車外からガイド部材20を差し込む。ここでは、板
状のガイド部材20を用いている。図5に示すように、
ガイド部材20は、ここでは五角形状(ホームベース形
状)に形成され、斜辺に挟まれて鋭角にされた差込み部
20aを有している。差込み部20aを形成する両斜辺
は、窓材12の上辺の一部および下辺の一部に形成され
た切込みにそれぞれ差し込まれている。
【0021】図5におけるB−B断面図を図6に示す。
図6に示すように、ガイド部材20は、車体10の表面
と窓材12の側辺との間から車内側へ向かうように差し
込まれ、かつ接着剤9に形成された切込み7に差し込ま
れて、弾性的に湾曲変形されている。
【0022】次に、図7に示すように、車外から、U字
状にアレンジしたワイヤ21の一部を、ガイド部材20
の車内側かつ車体の車外側に配する。そして、U字の底
部であってガイド部材20の車内側かつ車体の車外側に
配された差込部21aの両側の、牽引部21b,21b
を、窓材12のガイド部材20が差し込まれた側とは反
対側の側辺に向かう方向(図では右方向)に牽引する。
【0023】すると、図8に示すように、ワイヤの差込
部21aが、二点鎖線で示す位置から、ガイド部材20
によって案内されて、車体10表面と取付フランジ11
との間、かつ接着剤9の外周側の空間に配される。この
状態から、更に図7に示したようにワイヤの牽引部21
b,21bを牽引すると、図9に示すように、ワイヤの
差込部21aが、ガイド部材20の車内側面に接しつつ
切込み7を通過して、車内に配されるようになる。この
状態になったら、ガイド部材20を切込み7から抜いて
取り外す。図9に、二点鎖線でピラーガーニッシュ29
を示した。ピラーガーニッシュ29等の内装材を取り外
さないでも、図9のように、ワイヤの差込部21aを窓
材12の車内側に配することができる。
【0024】こうして、図10に示すように、ワイヤ2
1の差込部21aを窓材12の車内側に配し、牽引部2
1b,21bを窓材12の車外側に配した状態になる。
窓材平面視において、ワイヤ21の差込部21aおよび
牽引部21b,21bは、略U字状(コ字状)を呈して
いる。差込部21aと一方の牽引部21bとの間の点お
よび差込部21aと他方の牽引部21bとの間の点は、
窓材12の上辺の一部および下辺の一部における接着剤
9の切込みにそれぞれ差し込まれている。以上で、ワイ
ヤ21のセットが完了する。
【0025】図10に示す状態から、両方の牽引部21
b,21bを、窓材12のワイヤ差込部21aを差し込
まれた側とは反対側の側辺に向かう方向(図では右方
向)に、略平行に牽引していくことで、窓材12の上辺
の接着剤9および下辺の接着剤9を同時に切断する。牽
引にあたっては、単に引っ張るだけでなくワイヤの長手
方向にワイヤを摺動させながら牽引することが好まし
い。これにより、接着剤の切断が容易になる。なお、両
方の牽引部21b,21bを牽引する方向は、必ずしも
平行でなくてもよく、例えば両牽引部21b,21bの
延長線が交差する方向に牽引してもよいし、反対に両牽
引部21b,21bの延長線が離れる末広がりの方向に
牽引してもよい。
【0026】図11に、窓材12の上辺の接着剤9およ
び下辺の接着剤9をほぼ切り終えた状態を示す。この状
態から、更に牽引部21b,21bを図中右方向に牽引
したり、両牽引部21b,21bの延長線が交差する方
向に牽引したりして窓材12の全周にわたる接着剤9の
切断を完了することもできるが、本例では以下のように
する。
【0027】すなわち、図12に示すように、一方の牽
引部(ここでは下辺側の牽引部)21bを、それまで牽
引していた方向(図では右方向)に対して略直交する方
向(図では上方向)に牽引して、窓材12の残された側
辺の接着剤9を切断する。これは、例えば以下のように
して実施できる。図13に示すように、窓材12の側辺
付近から自動車のサイドボディに沿って前方向に延びる
レール23を配する。そのレール23上に、レール23
に平行な基部と、基部の後端から前方かつ基部に対して
傾斜する方向に立ち上げられた傾斜部とを備えたフック
部材24をセットする。そして、窓材12の上辺の接着
剤9および下辺の接着剤9の切断がほぼ終了した時点
で、フック部材24の傾斜部に下辺側の牽引部21bを
引掛け、その状態でフック部材24を前方に走行させ
る。すると、引掛けられた牽引部21bは下辺からコー
ナーをまわりこむことができる。こうして、図12のよ
うに下辺側の牽引部21bが側辺に沿って牽引される。
ここでは、下辺側の牽引部21bを窓材12の側辺に沿
って上方に牽引する方法を示したが、上辺側の牽引部2
1bを窓材12の側辺に沿って下方に牽引する方法を採
用してもよい。
【0028】また、図14に示すように、窓材12の1
コーナーの外周側に、湾曲したレール26を配する方法
を採用してもよい。レール26は、窓材12の下辺と1
側辺とに沿ったL字状に形成されている。先ず、レール
26の一端(下端)に配された移動体27に、下辺側の
牽引部21bを係止する。そして、窓材12の上辺の接
着剤9および下辺の接着剤9の切断がほぼ終了した時点
で、図中矢印Rで示すように移動体27をレール26上
で走行させて、下辺側の牽引部21bを側辺に沿って牽
引する。一般に、リヤウインドウ等の窓材12の下辺と
側辺との間のコーナーは緩やかなカーブになっているの
で、レール26も緩やかなカーブ形状とすることがで
き、移動体27をレール26上で円滑に移動させること
ができる。しかし、上辺側の牽引部21bを窓材12の
側辺に沿って下方に牽引するようなレールおよび移動体
を用いてもよい。
【0029】窓材12の全周にわたる接着剤9の切断が
完了したら、窓材12を車体から取り外す。以上で、窓
材12の取外し作業が完了する。
【0030】次に、本発明実施形態の第2例を、図15
および図16に基づいて説明する。本例は、概略三角形
状の窓材の取り外しに好適なものである。図15(A)
は、サイドウインドウ13を車外側から見た図であり、
図15(B)は、リヤクォータ14を車外側から見た図
である。これら窓材13,14は、その車内側面が、接
着剤9を介して車体の取付フランジに接着されている。
【0031】これらの窓材13,14を取り外すには、
先ず、図中矢印Xで示すように、窓材13,14の1コ
ーナーにわたって、接着剤9に切込みを形成する。切込
みは、最も内角が狭いコーナーに形成するのが好まし
い。切込みを形成する前に、接着剤9を予熱してもよ
い。
【0032】形成した切込みに、第1例で用いたのと同
様なガイド部材を差し込み、そのガイド部材と車体との
間を通して、図16(A)、(B)に示すように切込み
にワイヤ21を配する。すなわち、ワイヤ21の差込部
21aを窓材13,14の車内側に配し、両方の牽引部
21b,21bを車外に配する。この状態で、両牽引部
21b,21bを、切込みを形成したコーナーに対向す
る辺に向かう方向へ牽引することで、接着剤9を切断す
る。この場合も、ワイヤをワイヤの長手方向に摺動させ
ながら牽引することは好ましい。切込みを形成したコー
ナーに対向する辺の接着剤9を切断する際に、図12に
示したような方法を採用してもよい。窓材13,14の
全周にわたって接着剤9の切断が完了したら、窓材1
3,14を車体から取り外す。
【0033】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、窓材の周縁に枠材が設けられていて、その枠材
が取外し可能である場合には、枠材を取り外した後、接
着剤に切込みを形成し、その切込みにワイヤを差し込む
ことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両の窓開口部から窓材を容易かつ迅速に取り外すこと
を可能にする車両用窓材の取外し方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1例に係る、接着剤に切込みを形成する工程
を説明する斜視図である。
【図2】接着剤に切込みを形成する工程を説明する平面
図である。
【図3】接着剤に切込みを形成する工程を説明する断面
図および斜視図である。
【図4】ガイド部材を差し込む工程を説明する斜視図で
ある。
【図5】ガイド部材を差し込む工程を説明する平面図で
ある。
【図6】ガイド部材を差し込む工程を説明する断面図で
ある。
【図7】ワイヤを切込みに差し込む工程を説明する斜視
図である。
【図8】ワイヤを切込みに差し込む工程を説明する断面
図である。
【図9】ワイヤを切込みに差し込む工程を説明する断面
図である。
【図10】接着剤を切断する工程を説明する平面図であ
る。
【図11】接着剤を切断する工程を説明する平面図であ
る。
【図12】ワイヤの牽引方向を変更する様子を説明する
平面図である。
【図13】ワイヤの牽引方向を変更する様子を説明する
斜視図である。
【図14】ワイヤの牽引方向を変更する様子を説明する
平面図である。
【図15】第2例に係る、接着剤に切込みを形成する工
程を説明する平面図である。
【図16】接着剤の切込みにワイヤを差し込み、接着剤
を切断する工程を説明する平面図である。
【符号の説明】
7 切込み 8 治具 9 接着剤 10 車体 11 取付フランジ 12,13,14 窓材 20 ガイド部材 21 ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正英 神奈川県横浜市旭区若葉台1丁目8番609 Fターム(参考) 3D114 AA20 BA09 CA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の取付フランジに接着剤により接着
    された窓材を前記取付フランジから取り外す車両用窓材
    の取外し方法であって、 前記接着剤の全周のうちの少なくとも一部における前記
    接着剤の外周部から切込みを形成する第1工程と、 前記切込みにワイヤを差し込んで前記切込みに差し込ま
    れたワイヤの差込部および該差込部の両側の牽引部を前
    記窓材の車内側および車外側にそれぞれ配する第2工程
    と、 両方の前記牽引部を車外にて牽引して前記接着剤を実質
    的に全周にわたって切断する第3工程と、 前記窓材を車体から取り外す第4工程とを備えた、車両
    用窓材の取外し方法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程と前記第2工程との間に、
    前記切込みにガイド部材を差し込んで該ガイド部材の車
    内側かつ前記取付フランジの車外側を通して前記切込み
    へ前記ワイヤの差込部を差し込み可能とする工程を備え
    た、請求項1に記載の車両用窓材の取外し方法。
  3. 【請求項3】 前記第3工程の最中に、前記ワイヤの差
    込部および牽引部をそれらが窓材平面視において略U字
    状を呈するように配しつつ前記接着剤を切断する、請求
    項1または2に記載の車両用窓材の取外し方法。
  4. 【請求項4】 前記第3工程の最中に、それまで前記牽
    引部を牽引していた方向に対して交差する方向に牽引部
    を牽引して、それまで接着剤を切断していた窓材の辺に
    隣接した辺の接着剤を切断する、請求項1、2または3
    に記載の車両用窓材の取外し方法。
  5. 【請求項5】 前記第1工程の前に、前記接着剤を予熱
    する、請求項1、2、3または4に記載の車両用窓材の
    取外し方法。
  6. 【請求項6】 車体の取付フランジに接着剤により接着
    された窓材を前記取付フランジから取り外す車両用窓材
    の取外し方法において、 前記接着剤の全周のうちの少なくとも一部における前記
    接着剤の外周部にワイヤを当接させ、前記接着剤に当接
    させたワイヤの当接部を前記窓材の車内側に配しかつ前
    記当接部の両側の牽引部を前記窓材の車外側に配すると
    ともに、前記接着剤を加熱する第1工程と、 第1工程における加熱により軟化した前記接着剤に、両
    方の前記牽引部を車外にて牽引することにより前記当接
    部を埋没進行させて、前記接着剤に切込みを形成する第
    2工程と、 第2工程に続けて両方の前記牽引部を車外にて牽引して
    前記接着剤を実質的に全周にわたって切断する第3工程
    と、 前記窓材を車体から取り外す第4工程とを備えた、車両
    用窓材の取外し方法。
  7. 【請求項7】 前記ワイヤとして直径が1〜4mmのも
    のを用いる、請求項1、2、3、4、5または6に記載
    の車両用窓材の取外し方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011063232A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Towani:Kk ガラス除去装置及びガラス除去作業車
CN103223914A (zh) * 2013-04-09 2013-07-31 浙江吉利汽车研究院有限公司杭州分公司 一种牵引式车窗玻璃破碎装置及方法

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