JP2003235053A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像方法

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JP2003235053A
JP2003235053A JP2002032921A JP2002032921A JP2003235053A JP 2003235053 A JP2003235053 A JP 2003235053A JP 2002032921 A JP2002032921 A JP 2002032921A JP 2002032921 A JP2002032921 A JP 2002032921A JP 2003235053 A JP2003235053 A JP 2003235053A
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image pickup
component
signals
color
sensitivity
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JP2002032921A
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Hirofumi Takei
浩文 竹井
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズが複数存在する光学系においても、映
像に悪影響を及ぼす光学系の汚れやレンズにゴミ等の付
着物が付いた場合、手持ち撮影の時に複数のレンズの一
部を手で塞いでしまう事があった場合もエラー信号を発
生し、カラーバランスがくずれた画像や解像度が低いボ
ケた画像になってしまう事を防止する。 【解決手段】 各々イメージセンサを有する複数の撮像
光学系を備え、前記複数の撮像光学系のうち、少なくと
も2つの撮像光学系のイメージセンサ103が同一の色
成分に感度を持つとともに、他の各撮像光学系のイメー
ジセンサ103は各々異なる色成分に感度を持つ撮像装
置を対象としており、同一の色成分に感度を持ったイメ
ージセンサ103から出力される複数の信号を比較し、
その出力から前記同一の色成分の信号に差が生じた場合
には、エラー信号を発生する制御手段129を備えて構
成されている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の撮像光学系
を用いて被写体の画像を撮像する撮像装置及び撮像方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアが社会に浸透する
につれて、音声,文字情報だけでなく画像情報のデータ
を扱うようになってきている。この際、画像を取り込む
のに用いられるのは一般的にはビデオカメラ又はデジタ
ルカメラが広く利用されている。
【0003】また最近では、携帯電話やハンディコンピ
ュータ等の携帯端末機器にも撮影手段としての小型のカ
メラが組み込まれ、撮影後即時に取り込んだ画像データ
を電話回線を利用して送信する事も可能になってきてい
る。
【0004】これらの画像入力機器のカメラ部は、一般
的に各撮像素子サイズに適した共軸系のレンズから構成
された単焦点レンズ群又はズームレンズ群で構成されて
いる。従来のこの種のカメラに用いられるレンズは、一
つの光軸を有する共軸系レンズを用いて単板式あるいは
多板式の固体撮像素子に結像させる構成である為に、光
軸方向にある程度の厚みを必要としていた。
【0005】例えば、従来の単板式のカラー用CCDを
用いた場合では、撮像部前面に一画素単位でそれぞれR
GBのカラーフィルターが設けてあり、そのRGB一組
で一つの画像情報を構成する様になっているが、この方
式ではRGBの各画素がマトリックス構造に交互に配列
される為にレンズのイメージサークルを固体撮像素子の
有効範囲全面に対して取る必要がある。
【0006】その為に、レンズのイメージサークルが大
きくなり且つ、焦点距離も長くなり撮像装置の小型化、
特に薄型化には困難な点があり、製品形態及び携帯性の
自由度に限界が生じ、民生機器として普及する妨げの要
因の一つになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、撮影系を色別
に専用配置して光学系を構成する方式も提案されてお
り、固体撮像素子を用いてRGBのそれぞれに対応して
光学系を配置させ、イメージサークルを単一の色情報又
は輝度情報に限定させる技術が開発されている。これに
よれば、従来の様にR、G、Bがマトリックス状に交互
に配列する必要がなくなる為に、イメージサークルを小
口径化し、且つ焦点距離を短くさせる事ができる。
【0008】しかしながら、この様な光学系ではレンズ
が複数存在する為に、ある一つのレンズにゴミ等の付着
物が付いた場合、それに対応する色情報や輝度情報が得
られない為、カラーバランスがくずれた画像や解像度が
低いボケた画像になってしまう事があった。
【0009】また、近年の固体撮像素子の小型化に伴い
光学系及びカメラ全体も非常に小さくなり、手持ち撮影
の時に複数のレンズの一部を手で塞いでしまう事なども
ある。その場合も同様にカラーバランスがくずれた画像
やボケた画像になってしまう事があった。
【0010】そこで本発明は、レンズが複数存在する光
学系においても、映像に悪影響を及ぼす光学系の汚れ、
やレンズにゴミ等の付着物が付いた場合、手持ち撮影の
時に複数のレンズの一部を手で塞いでしまう事があった
場合もエラー信号を発生し、カラーバランスがくずれた
画像や解像度が低いボケた画像になってしまう事を防止
する撮像装置及び撮像方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、各
々イメージセンサを有する複数の撮像光学系を備え、前
記複数の撮像光学系のうち、少なくとも2つの前記撮像
光学系の前記イメージセンサが同一の色成分に感度を持
つとともに、他の前記撮像光学系の前記イメージセンサ
は異なる色成分に感度を持つ撮像装置であって、同一の
色成分に感度を持った前記イメージセンサから出力され
る複数の信号を比較する比較手段と、前記比較手段の出
力から前記同一の色成分の信号に差が生じた場合には、
エラー信号を発生する制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0012】本発明の撮像装置の他の態様は、各々イメ
ージセンサを有する複数の撮像光学系を備え、前記複数
の撮像光学系のうち、少なくとも2つの前記撮像光学系
の前記イメージセンサが同一の色成分に感度を持つとと
もに、他の前記撮像光学系の前記イメージセンサは異な
る色成分に感度を持つ撮像装置であって、同一の色成分
に感度を持った前記イメージセンサから出力される複数
の信号を比較する第1の比較手段と、前記同一の色成分
の信号とそれ以外の色成分の信号とを比較する第2の比
較手段と、前記各撮像光学系から出力される映像信号の
カラーバランスのずれを判断するずれ判断手段と、前記
第1及び第2の比較手段とずれ判断手段の出力よりエラ
ー信号を発生する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】本発明の撮像装置の他の態様は、各々イメ
ージセンサを有する複数の撮像光学系を備え、前記複数
の撮像光学系のうち、少なくとも2つの前記撮像光学系
の前記イメージセンサが同一の色成分に感度を持つとと
もに、他の前記撮像光学系の前記イメージセンサは異な
る色成分に感度を持つ撮像装置であって、同一の色成分
に感度を持った前記イメージセンサから出力される複数
の信号を比較する第1の比較手段と、前記同一の色成分
の信号とそれ以外の色成分の信号とを比較する第2の比
較手段と、前記各撮像光学系から出力される映像信号の
カラーバランスのずれを判断するずれ判断手段と、前記
第1の比較手段の出力より前記同一の色成分に差が生じ
た場合には、前記複数の前記撮像光学系のうちのいずれ
かが塞がれていると判断し、前記第1の比較手段の出力
より前記同一の色成分の信号に差が生じていないと判断
した場合には、前記第2の比較手段の出力と前記ずれ判
断手段の出力によりカラーバランスが所定の方向にずれ
ていると判断し、前記同一の色成分の信号とそれ以外の
色成分の信号とに差があると判断した場合には、エラー
信号を発生する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】本発明の撮像装置の更に他の態様は、4つ
の撮像光学系を備え、各々の前記撮像光学系はR(赤
色)成分に感度を持つイメージセンサとB(青色)成分
に感度を持つイメージセンサと、対角状に配置された2
つのG(緑色)成分に感度を持つイメージセンサを有す
る撮像装置であって、対角状に配置された前記G成分に
感度を持つ2つの前記イメージセンサから出力される2
つの信号を比較する第1の比較手段と、前記Gの色成分
の信号とそれ以外のRおよびBの色成分の信号とを比較
する第2の比較手段と、前記各撮像光学系から出力され
る映像信号のカラーバランスのずれを判断するずれ判断
手段と、前記第1の比較手段の出力より前記2つのG成
分の信号に差が生じた場合にはエラー信号を発生し、前
記第1の比較手段の出力より前記2つのG成分の信号に
差が生じていない場合でも前記第2の比較手段の出力と
前記ずれ判断手段の出力よりカラーバランスがYe(黄
色)の方向にずれていると判断し、R成分とG成分の信
号に差が生じている場合及びカラーバランスがCy(シ
アン)の方向にずれていると判断し、且つB成分とG成
分の信号に差が生じている場合にはエラー信号を発生す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】本発明の撮像装置の更に他の態様は、各々
異なる色成分に感度をもったイメージセンサを有する複
数の撮像光学系を備えた撮像装置であって、各色成分の
信号を比較する比較手段と、前記各撮像光学系から出力
される映像信号のカラーバランスのずれを判断するずれ
判断手段と、前記ずれ判断手段の出力よりエラー信号を
発生する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明の撮像装置の更に他の態様は、各々
異なる色成分に感度をもったイメージセンサを有する複
数の撮像光学系を備えた撮像装置であって、各色成分の
信号を比較する比較手段と、前記各撮像光学系から出力
される映像信号のカラーバランスのずれを判断するずれ
判断手段と、前記ずれ判断手段の出力よりカラーバラン
スが所定の方向にずれていると判断し、且つ前記比較手
段の出力より各色成分の信号に差が生じている場合に
は、エラー信号を発生する制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0017】本発明の撮像装置の更に他の態様は、3つ
の撮像光学系を備え、各々の前記撮像光学系はR(赤
色)成分に感度を持つイメージセンサと、B(青色)成
分に感度を持つイメージセンサと、G(緑色)成分に感
度を持つイメージセンサとを有する撮像装置であって、
G成分の信号とそれ以外の前記R成分及びB成分の信号
とを比較する比較手段と、前記撮像光学系から出力され
る映像信号のカラーバランスのずれを判断するずれ判断
手段と、前記ずれ判断手段の出力よりカラーバランスが
Ye(黄色)の方向にずれていると判断し、前記比較手
段の出力よりR成分とG成分の信号に差が生じている場
合及び前記ずれ判断手段の出力よりカラーバランスがC
y(シアン)の方向にずれていると判断し、且つ前記ず
れ判断手段の出力よりB成分とG成分の信号に差が生じ
ている場合にはエラー信号を発生する制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0018】前記各撮像装置では、前記制御手段が前記
エラー信号を発生した場合に警告を行う手段を備えるこ
とが好適である。
【0019】前記各撮像装置では、前記ずれ判断手段
を、カラーバランスが光源の色温度方向に変化した場合
には、カラーバランスがずれていると判断しないように
構成することが好適である。
【0020】前記各撮像装置では、各々の前記比較手段
を、入力された信号の相関関係を比較するように構成す
ることが好適である。
【0021】本発明の撮像装置の更に他の態様は、第1
及び第2の開口を介してそれぞれ被写体光からの光を受
光する第1及び第2の受光部と、前記第1及び第2の受
光部の出力を比較し、前記第1及び第2の開口のいずれ
かが少なくとも一部遮光状態にあることを判定する判定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】本発明の撮像方法は、各々イメージセンサ
を有する複数の撮像光学系を備え、前記複数の撮像光学
系のうち、少なくとも2つの前記撮像光学系の前記イメ
ージセンサが同一の色成分に感度を持つとともに、他の
前記撮像光学系の前記イメージセンサは異なる色成分に
感度を持つ撮像装置を用いた撮像方法であって、同一の
色成分に感度を持った前記イメージセンサから出力され
る複数の信号を比較した結果、前記同一の色成分の信号
に差が生じた場合には、エラー信号を発生することを特
徴とする。
【0023】本発明の撮像方法の他の態様は、各々イメ
ージセンサを有する複数の撮像光学系を備え、前記複数
の撮像光学系のうち、少なくとも2つの前記撮像光学系
の前記イメージセンサが同一の色成分に感度を持つとと
もに、他の前記撮像光学系の前記イメージセンサは異な
る色成分に感度を持つ撮像装置を用いた撮像方法であっ
て、同一の色成分に感度を持った前記イメージセンサか
ら出力される複数の信号を比較するステップと、前記同
一の色成分の信号とそれ以外の色成分の信号とを比較す
るステップと、前記各撮像光学系から出力される映像信
号のカラーバランスのずれを判断する前記各比較及び前
記判断に基づいて、エラー信号を発生するステップとを
備えたことを特徴とする。
【0024】本発明の撮像方法の更に他の態様は、各々
イメージセンサを有する複数の撮像光学系を備え、前記
複数の撮像光学系のうち、少なくとも2つの前記撮像光
学系の前記イメージセンサが同一の色成分に感度を持つ
とともに、他の前記撮像光学系の前記イメージセンサは
異なる色成分に感度を持つ撮像装置を用いた撮像方法で
あって、同一の色成分に感度を持った前記イメージセン
サから出力される複数の信号を比較するステップと、前
記同一の色成分の信号とそれ以外の色成分の信号とを比
較するステップと、前記各撮像光学系から出力される映
像信号のカラーバランスのずれを判断するステップと、
前記同一の色成分に差が生じた場合には、前記複数の前
記撮像光学系のうちのいずれかが塞がれていると判断
し、前記同一の色成分の信号に差が生じていないと判断
した場合には、前記第2の比較手段の出力と前記ずれ判
断手段の出力によりカラーバランスが所定の方向にずれ
ていると判断し、前記同一の色成分の信号とそれ以外の
色成分の信号とに差があると判断した場合には、エラー
信号を発生するステップとを備えたことを特徴とする。
【0025】本発明の撮像方法の更に他の態様は、4つ
の撮像光学系を備え、各々の前記撮像光学系はR(赤
色)成分に感度を持つイメージセンサとB(青色)成分
に感度を持つイメージセンサと、対角状に配置された2
つのG(緑色)成分に感度を持つイメージセンサを有す
る撮像装置を用いた撮像方法であって、対角状に配置さ
れた前記G成分に感度を持つ2つの前記イメージセンサ
から出力される2つの信号を比較するステップと、前記
Gの色成分の信号とそれ以外のRおよびBの色成分の信
号とを比較するステップと、前記各撮像光学系から出力
される映像信号のカラーバランスのずれを判断するステ
ップと、前記2つのG成分の信号に差が生じた場合には
エラー信号を発生し、前記2つのG成分の信号に差が生
じていない場合でも、カラーバランスがYe(黄色)の
方向にずれていると判断し、R成分とG成分の信号に差
が生じている場合及びカラーバランスがCy(シアン)
の方向にずれていると判断し、且つB成分とG成分の信
号に差が生じている場合にはエラー信号を発生するステ
ップとを備えたことを特徴とする。
【0026】本発明の撮像方法の更に他の態様は、各々
異なる色成分に感度をもったイメージセンサを有する複
数の撮像光学系を備えた撮像装置を用いた撮像方法であ
って、各色成分の信号を比較するステップと、前記各撮
像光学系から出力される映像信号のカラーバランスのず
れを判断するステップと、前記判断に基づきエラー信号
を発生するステップとを備えたことを特徴とする。
【0027】本発明の撮像方法の更に他の態様は、各々
異なる色成分に感度をもったイメージセンサを有する複
数の撮像光学系を備えた撮像装置を用いた撮像方法であ
って、各色成分の信号を比較するステップと、前記各撮
像光学系から出力される映像信号のカラーバランスのず
れを判断するステップと、カラーバランスが所定の方向
にずれていると判断し、且つ各色成分の信号に差が生じ
ている場合には、エラー信号を発生するステップとを備
えたことを特徴とする。
【0028】本発明の撮像方法の更に他の態様は、3つ
の撮像光学系を備え、各々の前記撮像光学系はR(赤
色)成分に感度を持つイメージセンサと、B(青色)成
分に感度を持つイメージセンサと、G(緑色)成分に感
度を持つイメージセンサとを有する撮像装置を用いた撮
像方法であって、G成分の信号とそれ以外の前記R成分
及びB成分の信号とを比較するステップと、前記撮像光
学系から出力される映像信号のカラーバランスのずれを
判断するステップと、カラーバランスがYe(黄色)の
方向にずれていると判断し、R成分とG成分の信号に差
が生じている場合及びカラーバランスがCy(シアン)
の方向にずれていると判断し、B成分とG成分の信号に
差が生じている場合にはエラー信号を発生するステップ
とを備えたことを特徴とする。
【0029】前記各撮像方法では、前記エラー信号を発
生した場合には、警告を行うステップを実行することが
好適である。
【0030】前記各撮像方法では、カラーバランスが光
源の色温度方向に変化した場合には、カラーバランスが
ずれていると判断しないことが好適である。
【0031】本発明の記憶媒体は、コンピュータを、前
記撮像装置の前記各手段として機能させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
可能なものである。
【0032】本発明の記憶媒体は、前記撮像方法の各手
順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なもの
である。
【0033】本発明のプログラムは、コンピュータを、
前記撮像装置の前記各手段として機能させるためのもの
である。
【0034】本発明のプログラムは、前記撮像方法の各
手順をコンピュータに実行させるためのものである。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図面を
参照して、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
図13(a)、(b)は本発明によるデジタルカメラの
外観を表す模式図であり、(a)は正面図、(b)は裏
面図である。
【0036】図13(a),(b)において、131は
カメラ本体、132は撮影モード、再生モードを切換え
るメインスイッチ、133はレリーズ釦、134はファ
インダーである。135は撮像部、136は外部のコン
ピュータ等に接続してデータの送受信をするための接続
端子である。137は撮影した画像やカメラの各種情報
を表示するためのLCDモニタである。
【0037】図12はデジタルカメラの内部構成を示す
ブロック図である。本デジタルカメラは、CCDあるい
はCMOSセンサなどの撮像素子を用いたカメラであ
り、撮像素子を連続的又は単発的に駆動して動画像又は
静止画像を表わす画像信号を得る。なお、図面には本発
明に直接関係ある部分のみが示されており、本発明に直
接関係無い部分は図示とその説明を省略する。
【0038】図12において、121は撮像部、122
は撮像部から出力された信号をサンプルホールドし、ゲ
インコントロールを行うCDS/AGC部、123はア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部、1
24は変換された撮像素子からのR(赤),G(緑),B
(青)のデジタル信号から所望の形式の画像信号を得る
信号処理回路であり、R,G,B の色信号を処理して輝
度信号Yおよび色差信号(R−Y),(B−Y) にて表わさ
れるYC信号などに変換したり、標準テレビジョン信号
に変換したりする処理を行う。
【0039】124からの映像信号は表示部125に出
力され、LCDモニタなどに映像が表示される。126
は映像信号処理部からの画像信号を記憶媒体127に記
録再生を行うための信号圧縮/伸長回路である。記憶媒
体に記録する際には画像データをJPEG等の方式で圧
縮して記録し、記憶媒体に記録された画像データを表示
する際には、圧縮されたJPEGデータを伸長する処理
を行う。128はタイミング発生回路であり、システム
に必要な各種タイミングパルスを発生して出力する。
【0040】129は、これらデジタルカメラの各ブロ
ックを総合的に制御するシステム制御部であり、主にマ
イクロコンピュータによって構成される。システム制御
部にはレリーズ釦やメインスイッチ等で構成されるキー
ユニット130も接続されており、各種キー入力に応じ
たデジタルカメラの制御を行う。このような構成によ
り、レリーズ釦が押下されたときの撮像部からの静止画
像や、動画像を記憶媒体に記録したり、表示部に表示し
たりする動作を行えるようになっている。
【0041】図1は、複数の撮影光学系を持ち、各々の
撮像光学系で異なる色成分に感度を持つように構成され
た撮像部の一例を示す斜視図である。図1では、撮像部
121の構造を光軸方向に展開して示しており、撮影レ
ンズ部101、絞り部102、撮像素子103により構
成される。図1において、撮影レンズ101の4つのレ
ンズ部101a、101b、101c、101dから入
射された被写体像は絞り102に入り適切な光量に制限
される。絞り102は図に示すような4つの円形開口1
02a、102b、102c、102dを有し、固体撮
像素子103の撮像面上に4つの被写体像を形成する。
固体撮像素子103は結像される4つの被写体像に対応
させて4つの撮像領域103a、103b、103c、
103dを備えている。固体撮像素子103の4つの撮
像領域上には図に示すようにR(赤)、G(緑)、B
(青)の色に対応する光学フィルタが形成されている。
【0042】即ち、結像された被写体像について撮像領
域103a及び103dは緑色光(G)に対して、撮像
領域103bは青色光(B)に対して、撮像領域103
cは赤色光(R)に対して感度を持つ構成となってい
る。
【0043】図1で示した構成によれば、固体撮像素子
の画素ピッチを固定して考えると、一般的なデジタルカ
ラーカメラに採用されているような固体撮像素子上に、
例えば2×2画素を一組としたRGBカラーフィルター
を形成して画素の一つ一つに波長選択性を付与し、これ
によって物体像をRGBの各画像に分離する方式に比較
して、物体像の大きさが1/√4になり、これに伴って
撮影レンズの焦点距離はおよそ1/√4となる。従っ
て、図2に示すように、撮像部の薄型化に対して極めて
有利な構成となっている。
【0044】次に、上述したような複数の撮影光学系を
持つ構成におけるシステム制御部129の動作を説明す
る。図3はシステム制御部129の動作のうち、同一の
色成分に感度を持った固体撮像素子から出力される複数
の信号を比較し、その出力から同一の色成分の信号に差
が生じた場合にはエラー信号を発生する処理について説
明したフローチャートである。
【0045】システム制御部は、マイクロコンピュータ
を中心として構成されている。図3中S101は複数の
撮像光学系からの映像信号を取り込む処理である。S3
02は撮像素子からの映像信号のうち、G1,G2から
の出力信号を比較する処理である。
【0046】ここで、G1、G2信号とは図4に示すよ
うに撮像素子上に2ヶ所あるG成分に感度をもつ撮像素
子からの出力信号のことで、図4中左上のG信号をG1
信号、右下のG信号をG2信号として区別して表現す
る。S302の処理にてG1とG2の信号に差があると
判定された場合には、S303の処理にてカウンターを
インクリメントする処理を行う。S302の処理にてG
1とG2の信号に差が無いと判定された場合はS304
の処理にてカウンターをデクリメントする処理を行う。
【0047】S305では、インクリメント/デクリメ
ントされたカウンター値と所定の閾値を比較する処理を
行う。S305の処理でカウンター値が所定の閾値以上
と判定された場合にはS306の処理にてエラー信号を
発生させる。その後、S307の処理にて表示部に撮影
者に対する警告表示を行う。S305の処理でカウンタ
ー値が所定の閾値未満の場合にはエラー信号の発生や警
告表示は行わない。
【0048】S308の処理は、エラー発生に係る処理
以外のデジタルカメラのシステム制御処理であり、例え
ば操作キーのスキャンや露出制御等の処理を行う。図3
に示したような処理によりエラー信号を検出する事で複
数の撮像光学系の一部分がゴミや撮影者の指等で遮蔽さ
れたことを撮影者に警告できるようになる。
【0049】図5は、本実施形態によりエラー信号が発
生する遮蔽の代表パターンを示すものである。図5の5
01から506に示すような状態で撮像光学系が遮蔽さ
れるとG1,G2に輝度差が生じているので図3の処理
S302で輝度差が検出され次に処理S303にてカウ
ンターがインクリメンとされS305の処理によりカウ
ンター値と閾値が比較される。例えば、閾値KCoun
tをKCount=90と設定した場合、カウンター値
が90以上になるとエラー信号を発生する。映像信号を
取り込む周期が1/30秒の場合は3秒以上遮蔽が継続
された時にエラー信号が発生する。そのため、一瞬撮影
者の指が撮像光学系を一瞬塞いだだけでエラー信号が発
生することを防止できる。
【0050】ここで、カウンターの閾値はシステムに応
じて任意に設定できるので例えば光学系が塞がれた場合
に直ちにエラー信号を発生させたい場合にはカウンター
値と比較する閾値を小さく設定すれば良い事は言うまで
も無い。例えば閾値KCountをKCount=1と
設定すれば、一回でもG1,G2の輝度信号に差が生じ
た場合に直ちにエラー信号を発生するようにできる。
【0051】なお従来では、センサーの輝度信号を輝度
の閾値と直接比較して警告を行うシステムが用いられて
いたが、本システムのようにG1,G2の2つの輝度信
号の差を検出してエラー信号を発生する事により次のよ
うな利点が生じる。
【0052】図6は、従来のセンサーからの出力輝度信
号と輝度の閾値と直接比較して警告を行うシステムにお
けるセンサー出力と閾値の関係を示す特性図である。図
6中、LG1は光学系G1から得られる被写体輝度と出
力輝度信号の特性を示すものである。LG2は光学系G
2から得られる被写体輝度と出力輝度信号の特性を示す
ものである。図6は光学系G2に汚れが付着しG1より
G2の方が全体的に出力輝度信号が低下している場合の
例である。ここで、警告を行う輝度の閾値をKYとした
場合、G1,G2のどちらかが閾値KY以下の輝度にな
って警告が出るのは被写体輝度がPe以下の場合であ
る。被写体輝度がPeより大きい場合はG1,G2に出
力差が生じているにも関わらず、出力輝度信号が閾値K
Yより大きいため警告が行えない。
【0053】一方、本発明では、G1,G1の輝度信号
を比較してエラー信号を発生するか否かを判断している
ため、図6のように出力輝度信号に差が生じた場合、被
写体輝度がPe以下の場合でもG1,G1の輝度信号を
比較すると差が検出されるのでエラー信号を発生するこ
とが可能になる。
【0054】このように、本発明の第1の実施形態によ
るエラー信号を用いることで、映像に悪影響を及ぼす光
学系の汚れ、塞がりなどの不具合を撮影者に警告する事
が可能になる。
【0055】(第2の実施形態)以下、図面を参照し
て、本発明の第2の実施形態を詳細に説明する。第2の
実施形態におけるデジタルカメラの外観図や内部構成を
示すブロック図、撮像光学系の構成は第1の実施形態と
同じであるため、説明を省略する。
【0056】図7により、第2の実施形態におけるシス
テム制御部129の動作を説明する。図7は、システム
制御部129の動作のうち、第2の実施形態のエラー信
号を発生する処理について説明したフローチャートであ
る。第2の実施形態では、G1とG2に輝度差が無いと
判断された場合、カラーバランスのずれを判断し、且つ
G成分とその他の色成分の信号とを比較する事によりエ
ラー信号を発生する制御を行うことを特徴としている。
【0057】図7中、S701は複数の撮像光学系から
の映像信号を取り込む処理である。S702は撮像素子
からの映像信号のうちG1,G2からの出力信号を比較
する処理である。ここで、G1、G2信号とは図4に示
すように撮像素子上に2ヶ所あるG成分に感度をもつ撮
像素子からの出力信号のことで、図4中左上のG信号を
G1信号、右下のG信号をG2信号として区別して表現
する。
【0058】S702の処理にてG1とG2の信号に差
があると判定された場合には、S703の処理にてカウ
ンターをインクリメントする処理を行う。S702の処
理にてG1とG2の信号に差が無いと判定された場合に
は、カラーバランスのずれを判断する処理を行う。
【0059】処理S709はカラーバランスがYe(黄
色)寄りかどうかを判断する。S709にてカラーバラ
ンスがYe寄りであると判断された場合にはS710の
処理にてRとGの信号を比較して信号に相関があるか否
かを判断する。S710の処理にてRとGの信号に相関
が無いと判断された場合には、S703の処理にてカウ
ンターをインクリメントする処理を行う。S710の処
理にてRとGの成分に相関があると判断された場合に
は、S711でYeの被写体を撮影していると判断し次
のS704の処理にてカウンターをデクリメントする処
理を行う。S709の処理にてカラーバランスがYe
(黄色)寄りでないと判断された場合には、処理S71
2にてカラーバランスがCy(水色)寄りかどうかを判
断する。S712の処理にてカラーバランスがCy寄り
であると判断された場合には、S713の処理にてBと
Gの信号を比較して相関があるか否かを判断する。S7
13の処理でBとGの信号に相関が無いと判断された場
合には、S703の処理にてカウンターをインクリメン
トする処理を行う。S713の処理にてBとGの成分に
相関があると判断された場合には、S714でCyの被
写体を撮影していると判断し次のS704の処理にてカ
ウンターをデクリメントする処理を行う。S712でカ
ラーバランスがCy寄りでないと判断された場合には、
S715で通常の被写体を撮影していると判断し次のS
704の処理にてカウンターをデクリメントする処理を
行う。
【0060】ここで、S702にてG1,G2に輝度差
が無い場合に、処理S709以降のカラーバランスがY
e寄りかどうかの判断を行う理由について説明する。図
8は複数の光学系の一部が塞がれた場合でもG1,G2
に輝度差があまり生じない例を示す模式図である。
【0061】通常の一般的な被写体を撮影している時
に、図8の801に示すような塞がれ方をした場合に
は、被写体中のBの色信号成分が極端に不足するためカ
ラーバランスがBの補色側、即ちe寄りにずれてしま
う。しかし、黄色い花を撮影した時のように被写体全体
にYeの信号成分が多い場合にもカラーバランスはYe
寄りになる。
【0062】ここで、カラーバランスがYe寄りになっ
たと判断された場合、図8の801のように撮像光学系
が塞がれているのか、それとも被写体がYeを帯びてい
るのかを判断するには、GとRの信号を比較して相関を
判断すればよい。仮に、撮像光学系が塞がれておらずY
eを帯びた被写体を撮影している場合には、被写体の色
成分にはRとGの色成分が必ず含まれているため、Rの
信号成分と相関のあるGの信号成分が得られるはずであ
る。
【0063】しかし、図8の801のように撮像光学系
が塞がれている場合には、Rの信号成分とGの信号成分
とは相関が得られない。このような理由から、S710
の処理にてRとGの信号を比較して相関を判断する処理
を行う。RとG成分の相関を調べる具体的な方法として
は、画面を細かな複数の領域に分割して、分割された領
域ごとにRとGの成分をそれぞれ比較する公知のパター
ンマッチング法などで行えば良い。
【0064】次に、処理S709でカラーバランスがY
e寄りでないと判断された場合に、S712の処理でカ
ラーバランスがCy寄りかどうかの判断を行う理由につ
いて説明する。図8の802では、複数の光学系の一部
が塞がれた場合でもG1,G2に輝度差があまり生じ
ず、かつカラーバランスがYe寄りでない例を示す。通
常の一般的な被写体を撮影している時に図8の802に
示すような塞がれ方をした場合には、被写体中のRの色
信号成分が極端に不足するためカラーバランスがRの補
色側、即ちCy寄りにずれてしまう。しかし、最初から
水色の海のように被写体全体が最初からCyを帯びてい
た場合にも、カラーバランスはCy寄りになる。
【0065】ここで、カラーバランスがCy寄りになっ
た場合、図8の802のように撮像光学系が塞がれてい
るのか、それとも被写体がCyを帯びているのかを判断
するには、GとBの信号を比較し相関を判断すればよ
い。仮に、図8の802のように撮像光学系が塞がれて
おらずCyを帯びた被写体を撮影している場合には、被
写体の色成分にはBとGの色成分が必ず含まれているの
で、Bの信号成分と相関のあるGの信号成分が得られる
はずである。しかし、図8の802のように撮像光学系
が塞がれている場合にはBの信号成分とGの信号成分と
は相関が得られない。このような理由から、S713の
処理にてBとGの信号を比較して相関を判断する処理を
行う。相関を調べる具体的な方法としては、是前述した
ような公知のパターンマッチング法で行えば良い。
【0066】処理S702、S709、S712にてG
1、G2に輝度差が無く、カラーバランスもYeやCy
に寄っていない場合には、S715にて通常の画像を撮
影していると判断し、S704の処理にてカウンターを
デクリメントする処理を行う。処理S705以降は第1
の実施形態と同様の処理を行う。本実施形態においても
第1の実施形態で述べたように、S705の処理におけ
るカウンターの閾値はシステムに応じて任意に設定でき
る事は言うまでも無い。
【0067】図7に示たような処理で発生したエラー信
号を検出する事で、複数の撮像光学系の一部分がゴミや
撮影者の指等で遮蔽されたことを撮影者に警告できるよ
うになる。また、第2の実施形態によれば、図5で示し
たようなエラー信号が発生する遮蔽の代表パターンの他
に図8で示すようなG1とG2に輝度差が生じない遮蔽
パターンも検出し、エラー信号を発生させることが可能
になる。
【0068】このように本発明の第2の実施形態による
エラー信号を用いることにより、映像に悪影響を及ぼす
光学系の汚れ、塞がりなどの不具合を撮影者に警告する
事が可能になる。
【0069】(第3の実施形態)以下、図面を参照し
て、本発明の第3の実施形態を詳細に説明する。第1及
び第2の実施形態では、図1に示すように4つの撮像領
域を持つ構造の撮像部を用いていたが、本実施形態で
は、図9に示すような3つの撮像領域を持つ撮像部を用
いた場合についての動作を説明する。
【0070】図9は第3の実施形態における撮像部の構
造を光軸方向に展開して示した斜視図である。この撮像
部は、撮影レンズ部901、絞り部902、撮像素子9
03により構成される。図9において、撮影レンズ90
1の3つのレンズから入射された被写体像は絞り部90
2に入り、適切な光量に制限され固体撮像素子903の
撮像面上に3つの被写体像を形成する。固体撮像素子9
03は、結像される3つの被写体像に対応させて3つの
撮像領域を備えている。固体撮像素子903の3つの撮
像領域上には図に示すようにR(赤)、G(緑)、B
(青)の色に対応する光学フィルタが形成されている。
本実施形態におけるデジタルカメラの外観図や内部構成
を示すブロック図、撮像光学系以外の構成は第1の実施
形態と同じであるため、説明を省略する。
【0071】図10に第3の実施形態におけるシステム
制御部129の動作を説明する。この図10は、システ
ム制御部129の動作のうち、第3の実施形態のエラー
信号を発生する処理について説明したフローチャートで
ある。
【0072】図10中、S901は複数の撮像光学系か
らの映像信号を取り込む処理である。処理S902はカ
ラーバランスがYe(黄色)寄りかどうかを判断する。
S902でカラーバランスがYe寄りであると判断され
た場合には、S903の処理にてRとGの信号を比較し
て信号に相関があるか否かを判断する。S903の処理
でRとGの信号に相関が無いと判断された場合には、S
904の処理にてカウンターをインクリメントする処理
を行う。S903の処理でRとGの成分に相関があると
判断された場合には、S909でYeの被写体を撮影し
ていると判断し次のS910の処理にてカウンターをデ
クリメントする処理を行う。S902の処理にてカラー
バランスがYe(黄色)寄りでないと判断された場合
は、処理S911にてカラーバランスがCy(水色)寄
りかどうかを判断する。S911でカラーバランスがC
y寄りであると判断された場合には、S912の処理に
てBとGの信号を比較して相関があるか否かを判断す
る。S912の処理でBとGの信号に相関が無いと判断
された場合には、S904の処理にてカウンターをイン
クリメントする処理を行う。S912の処理でBとGの
成分に相関があると判断された場合には、S913でC
yの被写体を撮影していると判断し次のS910の処理
にてカウンターをデクリメントする処理を行う。S91
1でカラーバランスがCy寄りでないと判断された場合
には、S914で通常の被写体を撮影していると判断し
次のS910の処理にてカウンターをデクリメントする
処理を行う。
【0073】ここで、処理S902や処理S911でカ
ラーバランスのずれを判断する処理を行う理由について
説明する。通常の一般的な被写体を撮影している時に、
図11の111に示すような塞がれ方をした場合には、
被写体中のBの色信号成分が極端に不足するためカラー
バランスがBの補色側、即ちYe寄りにずれてしまう。
しかし、黄色い花を撮影した時のように被写体全体にY
eの信号成分が多い場合にもカラーバランスはYe寄り
になる。ここで、カラーバランスがYe寄りになったと
判断された場合、図11の111のように撮像光学系が
塞がれているのか、それとも被写体がYeを帯びている
のかを判断するにはGとRの信号を比較して相関を判断
すればよい。
【0074】仮に、撮像光学系が塞がれておらずYeを
帯びた被写体を撮影している場合には、被写体の色成分
にはRとGの色成分が必ず含まれているで、Rの信号成
分と相関のあるGの信号成分が得られるはずである。し
かし、図11の111のように、撮像光学系が塞がれて
いる場合には、Rの信号成分とGの信号成分とは相関が
得られない。このような理由から、S902の処理にて
RとGの信号を比較して相関を判断する処理を行う。R
とG成分の相関を調べる具体的な方法としては、公知の
パターンマッチング法で行えば良い。
【0075】次に、処理S902でカラーバランスがY
e寄りでないと判断された場合に、S911の処理でカ
ラーバランスがCy寄りかどうかの判断を行う理由につ
いて説明する。通常の一般的な被写体を撮影している時
に、図11の112に示すような塞がれ方をした場合に
は、被写体中のRの色信号成分が極端に不足するためカ
ラーバランスがRの補色側、即ちCy寄りにずれてしま
う。しかし、最初から水色の海のように被写体全体が最
初からCyを帯びていた場合にも、カラーバランスはC
y寄りになる。ここで、カラーバランスがCy寄りにな
った場合、図11の112のように撮像光学系が塞がれ
ているのか、それとも被写体がCyを帯びているのかを
判断するには、GとBの信号を比較し相関を判断すれば
よい。
【0076】仮に、図11の112のように撮像光学系
が塞がれておらずCyを帯びた被写体を撮影している場
合には、被写体の色成分にはBとGの色成分が必ず含ま
れているので、Bの信号成分と相関のあるGの信号成分
が得られるはずである。しかし、図11の112のよう
に撮像光学系が塞がれている場合には、Bの信号成分と
Gの信号成分とは相関が得られない。このような理由か
ら、S911の処理にてBとGの信号を比較して相関を
判断する処理を行う。相関を調べる具体的な方法として
は、前述したような公知のパターンマッチング法で行え
ば良い。
【0077】処理S905以降は、第1の実施形態と同
様の処理を行う。本実施形態においても第1の実施形態
で述べたようにS905の処理におけるカウンターの閾
値はシステムに応じて任意に設定できる事は言うまでも
無い。
【0078】図10に示たような処理で発生したエラー
信号を検出する事により、複数の撮像光学系の一部分が
ゴミや撮影者の指等で遮蔽されたことを撮影者に警告で
きるようになる。また、第3の実施形態によれば、図1
1で示したようなエラー信号が発生する遮蔽の代表パタ
ーンを検出してエラー信号を発生させることが可能にな
る。このように、本発明の第3の実施形態によるエラー
信号を用いることで図9に示すような3つの光学系を持
つシステムにおいても、撮像部映像に悪影響を及ぼす光
学系の汚れ、塞がりなどの不具合を撮影者に警告する事
が可能になる。
【0079】また、前述した第2の実施形態、第3の実
施形態でカラーバランスのずれを判断する色をYe(黄
色)方向とCy(水色)方向としているが、複数の撮像
光学系を構成する色フィルターの種類によって一部の光
学系が遮蔽された場合に、カラーバランスがずれる色は
変化する。そのため、撮像素子のフィルター構成に応じ
てずれと判断する色を適時変更すれば本発明の効果が得
られることは言うまでも無い。
【0080】また、誤ったエラー信号の発生を防ぐため
カラーバランスのずれた方向が光源の色温度方向(オレ
ンジ〜青)にずれた場合には通常の撮影と判断するよう
な処理を追加しても良い。
【0081】(その他の実施形態)上述した各実施形態
の機能を実現するように、各種のデバイスを動作させる
べく当該各種デバイスと接続された装置又はシステム内
のコンピュータに、上記実施形態の機能を実現するため
のソフトウエアのプログラムコードを供給し、その装置
又はシステムのコンピュータ(CPU又はMPU)を格
納されたプログラムに従って動作させ、前記各種デバイ
スを動作させることによって実施したものも、本発明の
範囲に含まれる。
【0082】この場合、前記ソフトウエアのプログラム
コード自体が、前述した実施形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ば、かかるプログラムコードを格納した記憶媒体は、本
発明を構成する。かかるプログラムコードを格納する記
憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカード及びROM等
を用いることが出来る。
【0083】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコ
ンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティン
グシステム)又は他のアプリケーションソフトウエア等
と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合に
も、かかるプログラムコードが本発明の実施形態に含ま
れることは言うまでもない。
【0084】更には、供給されたプログラムコードが、
コンピュータの機能拡張ボード又はコンピュータに接続
された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能
拡張ボード又は機能拡張ユニットに備わるCPU等が実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上
述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含
まれることは言うまでもない。
【0085】例えば、図14は、一般的なパーソナルユ
ーザ端末装置の内部構成を示す模式図である。この図1
4において、1200はコンピュータPCである。PC
1200は、CPU1201を備え、ROM1202ま
たはハードディスク(HD)1211に記憶された、あ
るいはフレキシブルディスクドライブ(FD)1212
より供給されるデバイス制御ソフトウェアを実行し、シ
ステムバス1204に接続される各デバイスを総括的に
制御する。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、レンズが複数存在する
光学系においても、映像に悪影響を及ぼす光学系の汚
れ、やレンズにゴミ等の付着物が付いた場合、手持ち撮
影の時に複数のレンズの一部を手で塞いでしまう事があ
った場合もエラー信号を発生することが可能となり、カ
ラーバランスがくずれた画像や解像度が低いボケた画像
になってしまう事が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の光学系をもつ撮像系の展開図である。
【図2】撮像系の側面図である。
【図3】第1の実施形態におけるシステム制御部の動作
を示すフローチャートである。
【図4】撮像素子の正面図である。
【図5】撮像系が遮蔽される代表パターンを示す模式図
である。
【図6】従来の制御特性を表す特性図である。
【図7】第2の実施形態におけるシステム制御部の動作
を示すフローチャートである。
【図8】撮像系が遮蔽される代表パターンを示す模式図
である。
【図9】複数の光学系を持つ撮像系の展開図である。
【図10】第3の実施形態におけるシステム制御部の動
作を示すフローチャートである。
【図11】撮像系が遮蔽される代表パターンを示す模式
図である。
【図12】デジタルカメラの構成を示すブロック図であ
る。
【図13】デジタルカメラの外観を示す模式図である。
【図14】一般的なパーソナルユーザ端末装置の内部構
成を示す模式図である。
【符号の説明】
101,901 撮影レンズ 102,902 絞り部 103,903 撮像素子 121,135 撮像部 122 CDS/AGC部 123 A/D変換部 124 信号処理回路 125 表示部 126 信号圧縮/伸長回路 127 記憶媒体 128 タイミング発生回路 129 システム制御部 130 キーユニット 131 カメラ本体 132 メインスイッチ 133 レリーズ釦 134 ファインダー 136 接続端子 137 LCDモニタ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々イメージセンサを有する複数の撮像
    光学系を備え、前記複数の撮像光学系のうち、少なくと
    も2つの前記撮像光学系の前記イメージセンサが同一の
    色成分に感度を持つとともに、他の前記撮像光学系の前
    記イメージセンサは異なる色成分に感度を持つ撮像装置
    であって、 同一の色成分に感度を持った前記イメージセンサから出
    力される複数の信号を比較する比較手段と、 前記比較手段の出力から前記同一の色成分の信号に差が
    生じた場合には、エラー信号を発生する制御手段とを備
    えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 各々イメージセンサを有する複数の撮像
    光学系を備え、前記複数の撮像光学系のうち、少なくと
    も2つの前記撮像光学系の前記イメージセンサが同一の
    色成分に感度を持つとともに、他の前記撮像光学系の前
    記イメージセンサは異なる色成分に感度を持つ撮像装置
    であって、 同一の色成分に感度を持った前記イメージセンサから出
    力される複数の信号を比較する第1の比較手段と、 前記同一の色成分の信号とそれ以外の色成分の信号とを
    比較する第2の比較手段と、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するずれ判断手段と、 前記第1及び第2の比較手段とずれ判断手段の出力より
    エラー信号を発生する制御手段とを備えたことを特徴と
    する撮像装置。
  3. 【請求項3】 各々イメージセンサを有する複数の撮像
    光学系を備え、前記複数の撮像光学系のうち、少なくと
    も2つの前記撮像光学系の前記イメージセンサが同一の
    色成分に感度を持つとともに、他の前記撮像光学系の前
    記イメージセンサは異なる色成分に感度を持つ撮像装置
    であって、 同一の色成分に感度を持った前記イメージセンサから出
    力される複数の信号を比較する第1の比較手段と、 前記同一の色成分の信号とそれ以外の色成分の信号とを
    比較する第2の比較手段と、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するずれ判断手段と、 前記第1の比較手段の出力より前記同一の色成分に差が
    生じた場合には、前記複数の前記撮像光学系のうちのい
    ずれかが塞がれていると判断し、前記第1の比較手段の
    出力より前記同一の色成分の信号に差が生じていないと
    判断した場合には、前記第2の比較手段の出力と前記ず
    れ判断手段の出力によりカラーバランスが所定の方向に
    ずれていると判断し、前記同一の色成分の信号とそれ以
    外の色成分の信号とに差があると判断した場合には、エ
    ラー信号を発生する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る撮像装置。
  4. 【請求項4】 4つの撮像光学系を備え、各々の前記撮
    像光学系はR(赤色)成分に感度を持つイメージセンサ
    とB(青色)成分に感度を持つイメージセンサと、対角
    状に配置された2つのG(緑色)成分に感度を持つイメ
    ージセンサを有する撮像装置であって、 対角状に配置された前記G成分に感度を持つ2つの前記
    イメージセンサから出力される2つの信号を比較する第
    1の比較手段と、 前記Gの色成分の信号とそれ以外のRおよびBの色成分
    の信号とを比較する第2の比較手段と、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するずれ判断手段と、 前記第1の比較手段の出力より前記2つのG成分の信号
    に差が生じた場合にはエラー信号を発生し、前記第1の
    比較手段の出力より前記2つのG成分の信号に差が生じ
    ていない場合でも前記第2の比較手段の出力と前記ずれ
    判断手段の出力よりカラーバランスがYe(黄色)の方
    向にずれていると判断し、R成分とG成分の信号に差が
    生じている場合及びカラーバランスがCy(シアン)の
    方向にずれていると判断し、且つB成分とG成分の信号
    に差が生じている場合にはエラー信号を発生する制御手
    段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 各々異なる色成分に感度をもったイメー
    ジセンサを有する複数の撮像光学系を備えた撮像装置で
    あって、 各色成分の信号を比較する比較手段と、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するずれ判断手段と、 前記ずれ判断手段の出力よりエラー信号を発生する制御
    手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 各々異なる色成分に感度をもったイメー
    ジセンサを有する複数の撮像光学系を備えた撮像装置で
    あって、 各色成分の信号を比較する比較手段と、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するずれ判断手段と、 前記ずれ判断手段の出力よりカラーバランスが所定の方
    向にずれていると判断し、且つ前記比較手段の出力より
    各色成分の信号に差が生じている場合には、エラー信号
    を発生する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 3つの撮像光学系を備え、各々の前記撮
    像光学系はR(赤色)成分に感度を持つイメージセンサ
    と、B(青色)成分に感度を持つイメージセンサと、G
    (緑色)成分に感度を持つイメージセンサとを有する撮
    像装置であって、 G成分の信号とそれ以外の前記R成分及びB成分の信号
    とを比較する比較手段と、 前記撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラン
    スのずれを判断するずれ判断手段と、 前記ずれ判断手段の出力よりカラーバランスがYe(黄
    色)の方向にずれていると判断し、前記比較手段の出力
    よりR成分とG成分の信号に差が生じている場合及び前
    記ずれ判断手段の出力よりカラーバランスがCy(シア
    ン)の方向にずれていると判断し、且つ前記ずれ判断手
    段の出力よりB成分とG成分の信号に差が生じている場
    合にはエラー信号を発生する制御手段とを備えたことを
    特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が前記エラー信号を発生し
    た場合に警告を行う手段を備えたことを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記ずれ判断手段は、カラーバランスが
    光源の色温度方向に変化した場合には、カラーバランス
    がずれていると判断しないことを特徴とする請求項2〜
    7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 各々の前記比較手段は、入力された信
    号の相関関係を比較することを特徴とする請求項1〜7
    のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 第1及び第2の開口を介してそれぞれ
    被写体光からの光を受光する第1及び第2の受光部と、 前記第1及び第2の受光部の出力を比較し、前記第1及
    び第2の開口のいずれかが少なくとも一部遮光状態にあ
    ることを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする
    撮像装置。
  12. 【請求項12】 各々イメージセンサを有する複数の撮
    像光学系を備え、前記複数の撮像光学系のうち、少なく
    とも2つの前記撮像光学系の前記イメージセンサが同一
    の色成分に感度を持つとともに、他の前記撮像光学系の
    前記イメージセンサは異なる色成分に感度を持つ撮像装
    置を用いた撮像方法であって、 同一の色成分に感度を持った前記イメージセンサから出
    力される複数の信号を比較した結果、前記同一の色成分
    の信号に差が生じた場合には、エラー信号を発生するこ
    とを特徴とする撮像方法。
  13. 【請求項13】 各々イメージセンサを有する複数の撮
    像光学系を備え、前記複数の撮像光学系のうち、少なく
    とも2つの前記撮像光学系の前記イメージセンサが同一
    の色成分に感度を持つとともに、他の前記撮像光学系の
    前記イメージセンサは異なる色成分に感度を持つ撮像装
    置を用いた撮像方法であって、 同一の色成分に感度を持った前記イメージセンサから出
    力される複数の信号を比較するステップと、 前記同一の色成分の信号とそれ以外の色成分の信号とを
    比較するステップと、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断する前記各比較及び前記判断に基づい
    て、エラー信号を発生するステップとを備えたことを特
    徴とする撮像方法。
  14. 【請求項14】 各々イメージセンサを有する複数の撮
    像光学系を備え、前記複数の撮像光学系のうち、少なく
    とも2つの前記撮像光学系の前記イメージセンサが同一
    の色成分に感度を持つとともに、他の前記撮像光学系の
    前記イメージセンサは異なる色成分に感度を持つ撮像装
    置を用いた撮像方法であって、 同一の色成分に感度を持った前記イメージセンサから出
    力される複数の信号を比較するステップと、 前記同一の色成分の信号とそれ以外の色成分の信号とを
    比較するステップと、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するステップと、 前記同一の色成分に差が生じた場合には、前記複数の前
    記撮像光学系のうちのいずれかが塞がれていると判断
    し、前記同一の色成分の信号に差が生じていないと判断
    した場合には、前記第2の比較手段の出力と前記ずれ判
    断手段の出力によりカラーバランスが所定の方向にずれ
    ていると判断し、前記同一の色成分の信号とそれ以外の
    色成分の信号とに差があると判断した場合には、エラー
    信号を発生するステップとを備えたことを特徴とする撮
    像方法。
  15. 【請求項15】 4つの撮像光学系を備え、各々の前記
    撮像光学系はR(赤色)成分に感度を持つイメージセン
    サとB(青色)成分に感度を持つイメージセンサと、対
    角状に配置された2つのG(緑色)成分に感度を持つイ
    メージセンサを有する撮像装置を用いた撮像方法であっ
    て、 対角状に配置された前記G成分に感度を持つ2つの前記
    イメージセンサから出力される2つの信号を比較するス
    テップと、 前記Gの色成分の信号とそれ以外のRおよびBの色成分
    の信号とを比較するステップと、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するステップと、 前記2つのG成分の信号に差が生じた場合にはエラー信
    号を発生し、前記2つのG成分の信号に差が生じていな
    い場合でも、カラーバランスがYe(黄色)の方向にず
    れていると判断し、R成分とG成分の信号に差が生じて
    いる場合及びカラーバランスがCy(シアン)の方向に
    ずれていると判断し、且つB成分とG成分の信号に差が
    生じている場合にはエラー信号を発生するステップとを
    備えたことを特徴とする撮像方法。
  16. 【請求項16】 各々異なる色成分に感度をもったイメ
    ージセンサを有する複数の撮像光学系を備えた撮像装置
    を用いた撮像方法であって、 各色成分の信号を比較するステップと、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するステップと、 前記判断に基づきエラー信号を発生するステップとを備
    えたことを特徴とする撮像方法。
  17. 【請求項17】 各々異なる色成分に感度をもったイメ
    ージセンサを有する複数の撮像光学系を備えた撮像装置
    を用いた撮像方法であって、 各色成分の信号を比較するステップと、 前記各撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラ
    ンスのずれを判断するステップと、 カラーバランスが所定の方向にずれていると判断し、且
    つ各色成分の信号に差が生じている場合には、エラー信
    号を発生するステップとを備えたことを特徴とする撮像
    方法。
  18. 【請求項18】 3つの撮像光学系を備え、各々の前記
    撮像光学系はR(赤色)成分に感度を持つイメージセン
    サと、B(青色)成分に感度を持つイメージセンサと、
    G(緑色)成分に感度を持つイメージセンサとを有する
    撮像装置を用いた撮像方法であって、 G成分の信号とそれ以外の前記R成分及びB成分の信号
    とを比較するステップと、 前記撮像光学系から出力される映像信号のカラーバラン
    スのずれを判断するステップと、 カラーバランスがYe(黄色)の方向にずれていると判
    断し、R成分とG成分の信号に差が生じている場合及び
    カラーバランスがCy(シアン)の方向にずれていると
    判断し、B成分とG成分の信号に差が生じている場合に
    はエラー信号を発生するステップとを備えたことを特徴
    とする撮像方法。
  19. 【請求項19】 前記エラー信号を発生した場合には、
    警告を行うステップを備えたことを特徴とする請求項1
    2〜18のいずれか1項に記載の撮像方法。
  20. 【請求項20】 カラーバランスが光源の色温度方向に
    変化した場合には、カラーバランスがずれていると判断
    しないことを特徴とする請求項13〜18のいずれか1
    項に記載の撮像方法。
  21. 【請求項21】 コンピュータを、請求項1〜11のい
    ずれか1項に記載の撮像装置の前記各手段として機能さ
    せるためのプログラムを記録したことを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 請求項12〜20のいずれか1項に記
    載の撮像方法の各手順をコンピュータに実行させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体。
  23. 【請求項23】 コンピュータを、請求項1〜11のい
    ずれか1項に記載の撮像装置の前記各手段として機能さ
    せるためのプログラム。
  24. 【請求項24】 請求項12〜20のいずれか1項に記
    載の撮像方法の前記各ステップをコンピュータに実行さ
    せるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7157690B2 (en) 2004-03-31 2007-01-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Imaging device with triangular photodetector array for use in imaging
WO2020153704A1 (ko) * 2019-01-25 2020-07-30 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 이를 이용한 카메라의 가림을 인식하는 방법

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