JP2009094946A - 撮像装置及び撮像装置における肖像権保護方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置における肖像権保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置において、撮影された画像を公開するときに第三者に対するプライバシーや肖像権の侵害を防ぐ。
【解決手段】被写体を撮像して画像データを取得し、該取得した画像データから所定の対象物を検出する撮像装置において、検出した1つ以上の対象物(K1〜K4)に対して、対象物の大きさ、位置、変化量及び合焦評価値のうち1つ以上を含む情報に基づいて、それぞれ有効被写体か無効被写体かを判断し、無効被写体と判断された対象物(例えばK4)に対して肖像権保護処理を施す。
【選択図】図15

Description

本発明は撮像装置に関し、特に撮像した画像においてプライバシーや肖像権の侵害を防ぐ肖像権保護方法に関するものである。
従来より、デジタルカメラ等の撮像装置によって取得した画像データから、例えば顔等の特定の対象物を検出し、検出した対象物を利用して行う様々な画像処理方法が提案されており、例えば画像データから顔領域を検出し、検出した顔領域に注目して画像を再生する画像処理装置が開示されている(特許文献1)。
一方、デジタルカメラ等の撮像装置によって被写体を撮影するときに、撮影者が所望する被写体の他に、例えば偶然通りかかった人物の顔等の撮影者が意図しない人物の顔も被写体として撮影してしまうことがある。
しかしながら近年ではプライバシーや肖像権の保護に対する意識が高まっているため、撮影によって得られた画像を公開するときに、画像に写ってしまった第三者に対するプライバシーや肖像権の保護が望まれている。
そこで取得した映像から人物の身振りや行為を検出し、検出した身振りや行為を分析して、この分析結果に応じて決定した画像領域に対して、ユーザ要求や利用シーンに応じた最適な抽象化処理を行う監視用撮像装置(特許文献2)や、画像において例えば顔等の構造物を特定できないように、構造物の特徴点のパラメータを変更して構造物を再構成する画像処理装置(特許文献3)、撮影されたくない領域にセンサを配置して、自動的にモザイク処理を施し、モザイク処理が施された画像を提供する画像提供装置(特許文献4)等が提案されている。
特開2006−293782号公報 特開2006−295251号公報 特開2006−318377号公報 特開2005−026917号公報
しかしながら、上記監視用撮像装置では、身振りや行為を分析するため、例えば同じ動作等をする人物の中から撮影者が所望しない人物を判断することは困難である。また上記画像処理装置や上記画像提供装置においては、画像処理の対象となる対象物を決定するときに、例えば偶然通りかかった人物や、意図しないで撮影視野内に入ってしまった人物等を考慮することは困難である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、撮影された画像を公開するときに第三者に対するプライバシーや肖像権の侵害を防ぐことができる撮像装置及び該撮像装置における肖像権保護方法を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
前記画像データから所定の対象物を検出する対象物検出手段と、
該対象物検出手段により検出された1つ以上の対象物に対して、それぞれ有効被写体か無効被写体かを判断する被写体判断手段と、
該被写体判断手段により無効被写体であると判断された前記対象物に対して肖像権を保護する肖像権保護手段とを備えてなること特徴とするものである。
また本発明の撮像装置は、前記被写体判断手段が、前記対象物検出手段により検出された対象物の大きさ、位置、変化量及び合焦評価値のうち1つ以上を含む情報に基づいて前記判断をするものであることが好ましい。
また本発明の撮像装置は、前記被写体判断手段により有効被写体と判断された前記対象物の数が、任意に設定された対象物の数よりも多いとき、前記各種情報の優先度の低いものの順に有効被写体から無効被写体に繰り下げ、
前記数よりも少ないとき、前記各種情報の優先度の高いものの順に無効被写体から有効被写体に繰り上げる有効被写体変更手段を備えていることが好ましい。
本発明の撮像装置は、前記肖像権保護手段を、前記無効被写体と判断された前記対象物に対してモザイク処理を施すものとすることができる。
また本発明の撮像装置は、前記肖像権保護手段を、前記無効被写体と判断された前記対象物に対してぼかし処理を施すものとすることができる。
また本発明の撮像装置は、前記肖像権保護手段を、前記無効被写体と判断された前記対象物に対してトリミング処理を施すものとすることができる。
また本発明の撮像装置は、前記肖像権保護手段を、前記無効被写体と判断された前記対象物があるときに警告するものとすることができる。
また本発明の撮像装置は、前記肖像権保護手段を、前記無効被写体と判断された前記対象物があるときに該対象物が含まれる画像データの印刷を不可能にするものとすることができる。
なお本発明の撮像装置は、上記肖像権保護手段を複数種類備え、そのうちの1つを選択して使用する選択手段を備えることができる。
本発明の肖像権保護方法は、被写体を撮像して画像データを取得し、該取得した画像データから所定の対象物を検出する撮像装置において、
前記検出した1つ以上の対象物に対して、該対象物の大きさ、位置、変化量及び合焦評価値のうち1つ以上を含む情報に基づいて、それぞれ有効被写体か無効被写体かを判断し、
無効被写体と判断された前記対象物に対して肖像権保護処理を施すことを特徴とする。
また本発明の肖像権保護方法は、被写体とする対象物の数を任意に設定し、
前記有効被写体と判断した前記対象物の数が、前記設定した対象物の数よりも多いときに、前記各種情報の優先度の低いものの順に有効被写体から無効被写体に繰り下げ、
前記数よりも少ないときに、前記各種情報の優先度の高いものの順に無効被写体から有効被写体に繰り上げることができる。
本発明の撮像装置及び撮像装置における肖像権保護方法によれば、被写体を撮像して取得した画像データから検出した1つ以上の対象物に対して、それぞれ有効被写体か無効被写体かを判断し、無効被写体と判断された対象物に対して肖像権保護処理を施すので、撮影者が所望しない被写体つまり第三者を無効被写体と判断することにより、第三者に対して自動的に肖像権保護処理が施されるので、撮影された画像を公開するときに第三者に対するプライバシーや肖像権の侵害を防ぐことができる。
また被写体とする対象物の数を任意に設定し、有効被写体と判断した対象物の数が設定した対象物の数よりも多いときに、対象物の大きさ、位置、変化量、合焦評価値の各種情報の優先度の低いものの順に有効被写体から無効被写体に繰り下げ、設定した対象物の数よりも少ないときに、前記各種情報の優先度の高いものの順に無効被写体から有効被写体に繰り上げることにより、有効被写体の検出精度を上げることができる。
以下、本発明にかかる撮像装置の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施の形態では、本発明における撮像装置としてデジタルカメラを例に説明するが、本発明の適用範囲はこれに限定されず、例えば、防犯カメラ、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA等、電子撮像機能を備えた他の電子機器に対しても適用可能である。
図1及び図2は、デジタルカメラの一例を示すものであり、それぞれ背面側及び前面側から見た斜視図である。デジタルカメラ1の本体10の背面には、図1に示す如く、撮影者による操作のためのインターフェースとして、動作モードスイッチ11、メニュー/OKボタン12、ズーム/上下矢印レバー13、左右矢印ボタン14、Back(戻る)ボタン15、表示切替ボタン16が設けられ、更に撮影のためのファインダ17及び撮影並びに再生のための液晶モニタ18が設けられている。また本体10の上面には、シャッタボタン19が設けられている。
動作モードスイッチ11は、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードの各動作モードを切り替えるためのスライドスイッチである。
メニュー/OKボタン12は、押下される毎に撮影モード、フラッシュ発光モード、肖像権保護モード、セルフタイマーON/OFF、記録画素数や感度等の設定を行うための各種メニューを液晶モニタ18に表示させたり、液晶モニタ18に表示されたメニューに基づく選択・設定を確定させたりするためのボタンである。肖像権保護モードは、顔検出機能を使用してプライバシーや肖像権の侵害を防ぐためのモードである。
ズーム/上下矢印レバー13は、上下方向にレバーを倒すことによって、撮影時には望遠/広角の調整を行い、各種設定時に液晶モニタ18に表示されるメニュー画面中のカーソルを上下に移動して表示させるためのレバーである。左右矢印ボタン14は、各種設定時に液晶モニタ18に表示されるメニュー画面中のカーソルを左右に移動して表示させるためのボタンである。
Back(戻る)ボタン15は、押下されることによって各種設定操作を中止し、液晶モニタ18に1つ前の画面を表示するためのボタンである。表示切替ボタン16は、押下されることによって液晶モニタ18の表示のON/OFF、各種ガイド表示、文字表示のON/OFF等を切り替えるためのボタンである。
ファインダ17は、撮影者が被写体を撮影する際に構図やピントを合わせるために覗くためのものである。ファインダ17から見える被写体像は、本体10の前面にあるファインダ窓23を介して映し出される。
以上説明した各ボタン及びスイッチ等の操作によって設定された内容は、液晶モニタ18中の表示や、ファインダ17内のランプ、スライドレバーの位置等によって確認可能となっている。
また液晶モニタ18は、撮影の際に被写体確認用のスルー画像が表示されることにより、電子ビューファインダとして機能する他、撮影後の静止画や動画の再生表示、各種設定メニューの表示を行う。
更に、本体10の前面には、図2に示す如く、撮影レンズ20、レンズカバー21、電源スイッチ22、ファインダ窓23、フラッシュライト24及びセルフタイマーランプ25が設けられ、側面にはメディアスロット26が設けられている。
撮影レンズ20は、被写体像を所定の結像面上(本体10内部にあるCCD等)に結像させるためのものであり、フォーカスレンズやズームレンズ等によって構成される。レンズカバー21は、デジタルカメラ1の電源がオフ状態のとき、再生モードであるとき等に撮影レンズ20の表面を覆い、汚れやゴミ等から撮影レンズ20を保護するものである。
電源スイッチ22は、デジタルカメラ1の電源のON/OFFを切り替えるためのスイッチである。フラッシュライト24は、シャッタボタン19が押下され、本体10の内部にあるシャッタが開いている間に、撮影に必要な光を被写体に対して瞬間的に照射するためのものである。
セルフタイマーランプ25は、セルフタイマーによって撮影する際に、シャッタの開閉タイミングすなわち露光の開始及び終了を被写体に知らせるためものである。メディアスロット26は、メモリカード等の外部記録メディア70が充填されるための充填口であり、外部記録メディア70が充填されると、データの読み取り/書き込みが行われる。
図3にデジタルカメラ1の機能構成を示すブロック図を示す。図3に示す如く、デジタルカメラ1の操作系として、前述の動作モードスイッチ11、メニュー/OKボタン12、ズーム/上下矢印レバー13、左右矢印ボタン14、Back(戻り)ボタン15、表示切替ボタン16、シャッタボタン19、電源スイッチ22と、これらのスイッチ、ボタン、レバー類の操作内容をCPU75に伝えるためのインターフェースである操作系制御部74が設けられている。
また、撮影レンズ20を構成するものとして、フォーカスレンズ20a及びズームレンズ20bが設けられている。これらの各レンズは、モータとモータドライバからなるフォーカスレンズ駆動部51、ズームレンズ駆動部52によってステップ駆動され、光軸方向に移動可能な構成となっている。フォーカスレンズ駆動部51は、AF処理部62から出力されるフォーカス駆動量データに基づいてフォーカスレンズ20aをステップ駆動する。ズームレンズ駆動部52は、ズーム/上下矢印レバー13の操作量データに基づいてズームレンズ20bのステップ駆動を制御する。
絞り54は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部55によって駆動される。この絞り駆動部55は、AE(自動露出)処理部63から出力される絞り値データに基づいて絞り54の絞り径の調整を行う。
シャッタ56は、メカニカルシャッタであり、モータとモータドライバとからなるシャッタ駆動部57によって駆動される。シャッタ駆動部57は、シャッタボタン19の押下により発生する信号と、AE処理部63から出力されるシャッタ速度データとに応じてシャッタ56の開閉の制御を行う。
上記光学系の後方には、撮影素子であるCCD58を有している。CCD58は、多数の受光素子がマトリクス状に配置されてなる光電面を有しており、光学系を通過した被写体光が光電面に結像され、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光させるためのマイクロレンズアレイ(不図示)と、RGB各色のフィルタが規則的に配列されてなるカラーフィルタアレイ(不図示)とが配置されている。
CCD58は、CCD制御部59から供給される垂直転送クロック信号及び水平転送クロック信号に同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつ読み出してシリアルなアナログ画像信号として出力する。各画素における電荷の蓄積時間、即ち露出時間は、CCD制御部59から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。そして上記光学系及びCCD58、CCD制御部59を含めて撮像部(撮像手段)100が構成される。
CCD58が出力するアナログ画像信号は、アナログ信号処理部60に入力される。このアナログ信号処理部60は、アナログ画像信号のノイズ除去を行う相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ画像信号のゲイン調整を行うオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ画像信号をデジタル画像データに変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。そしてこのデジタル信号に変換されたデジタル画像データは、画素毎にRGBの濃度値を持つCCD−RAWデータである。
タイミングジェネレータ72は、タイミング信号を発生させるものであり、このタイミング信号がシャッタ駆動部57、CCD制御部59、アナログ信号処理部60に入力されて、シャッタボタン19の操作と、シャッタ56の開閉、CCD58の電荷取り込み、アナログ信号処理60の処理の同期が取られる。フラッシュ制御部73は、フラッシュ24の発光動作を制御する。
画像入力コントローラ61は、上記アナログ信号処理部60から入力されたCCD−RAWデータをフレームメモリ66に書き込む。このフレームメモリ66は、画像データに対して後述の各種デジタル画像処理(信号処理)を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示制御部71は、フレームメモリ66に格納された画像データをスルー画像として液晶モニタ18に表示させるためのものであり、例えば、輝度(Y)信号と色(C)信号を一緒にして1つの信号としたコンポジット信号に変換して、液晶モニタ18に出力する。スルー画像は、撮影モードが選択されている間、所定時間間隔で取得されて液晶モニタ18に表示される。また、表示制御部71は、外部記録メディア70に記憶され、メディア制御部67によって読み出された画像ファイルに含まれる画像データに基づいた画像を液晶モニタ18に表示させる。
顔検出部(対象物検出手段)69は、フレームメモリ68に格納された画像データつまりスルー画像から人物の顔を検出する。具体的には、顔に含まれる顔の特徴を有する領域(例えば肌色を有する、目を有する、顔の形状を有する等)を顔領域として検出するものであり、両目画像データのマッチングにより顔を検出してもよいし、目及び口の位置関係などから顔を検出してもよいし、顔の輪郭の検出、顔の肌に相当する色情報の検出等によって顔領域を特定するようにしてもよいし、公知の技術を使用することができる。
なおスルー画像において顔検出部69により顔が検出されると、スルー画像上に検出された顔を囲む顔検出枠Kが表示される(図6参照)。また顔検出部69は、例えば図示しない顔検出ボタンによって顔検出のON/OFFを設定するようにしてもよいし、メニュー/OKボタン12等によって顔検出のON/OFFを選択するようにしてもよいし、適宜変更可能である。また肖像権保護モードが選択されたときには顔検出はONに設定される。
本実施形態では、人物の顔を検出するものとして以下説明するが、特別な建物等、別の対象物を検出するようにしてもよい。
顔判断部(被写体判断手段)80は、顔検出部69により検出された1つ以上の顔に対して、それぞれ有効顔(有効被写体)か無効顔(無効被写体)かを判断する。つまり顔検出部69により検出された顔が、撮影者が所望する被写体であるか否かを判断する。このとき本実施形態では該判断は、顔の大きさ、位置、変化量、合焦評価値の情報に基づいて行うものとする。なお本発明はこれに限られるものではなく、例えば上記各種情報の一つのみに基づいて前記判断をしてもよいし、上記各種情報からいくつかを選択し、該選択された情報に基づいて前記判断をしてもよい。また上記各種情報とは別の情報をさらに加えて前記判断をしてもよいし、適宜変更可能である。なおこの顔判断部80による前記判断については後で詳細に説明する。
有効顔変更部(有効被写体変更手段)81は、顔判断部80により有効顔と判断された顔の数を変更するものであり、該有効顔の数が、例えばユーザによってメニュー/OKボタン12、ズーム/上下矢印レバー13、左右矢印ボタン14等を操作することにより入力されて任意に設定された顔の数よりも多いときに、上記各種情報の優先度の低いものの順に有効顔から無効顔に繰り下げ、任意に設定された顔の数よりも少ないときに、上記各種情報の優先度の高いものの順に無効顔から有効顔に繰り上げる。なおこの優先度については後で詳細に説明する。
肖像権保護部(肖像権保護手段)82は、顔判断部80により無効顔であると判断された顔に対して、肖像権を保護するものである。具体的には無効顔に対してモザイク処理、ぼかし処理又はトリミング処理を施したり、無効顔があるときに警告したり、無効顔が含まれる画像データの印刷を不可能にしたりするものがあり、このような複数種類の肖像権保護部82を備えてもよいし、1つの種類の肖像権保護部82を備えてもよい。なお肖像権保護部82については後で詳細に説明する。
AF処理部62は、画像データに基づいて焦点位置を検出して合焦設定値(フォーカス駆動量)を決定し、フォーカス駆動量データを出力する(AF処理)。焦点位置の検出方式としては、例えば、ピントが合った状態では画像の合焦評価値(コントラスト値)が高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が適用される。
AE処理部63は、画像データに基づいて被写体輝度(測光値)を測定し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値及びシャッタスピード等の露出設定値を決定し、絞り値データ及びシャッタスピードデータを出力する(AE処理)。
AWB処理部64は、撮像時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。なお、AWB処理部64は、撮像前でも、本撮影後でもホワイトバランスの調整を行うことができる。
画像処理部(画像処理手段)68は、本画像の画像データに対してガンマ補正処理、輪郭強調(シャープネス)処理、コントラスト処理、ノイズ低減処理等の画質補正処理を施すと共に、CCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータ及び赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。
なお本画像とは、撮影者によって撮影指示がなされた時、例えばシャッタボタン19が全押し操作された時にCCD58から取り込まれ、アナログ信号処理部60、画像入力コントローラ61経由でフレームメモリ66に格納された画像データによる画像であり、この本画像を取得することを本撮影という。本画像の画素数の上限はCCD58の画素数によって決定されるが、例えば、撮影者が設定可能な画質設定(ファイン、ノーマル等の設定)により、記録画素数を変更することができる。一方、スルー画像等の画素数は本画像より少なくてもよく、例えば、本画像の1/16程度の画素数で取り込まれてもよい。
圧縮/伸長処理部65は、画像処理部68によって画質補正等の処理が行われた本画像の画像データに対して、例えばJPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行って、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exif形式等に基づいて、撮影日時や、肖像権保護モードで撮影された画像であるか等の付帯情報が格納されたタグが付加される。またこの圧縮/伸長処理部65は、再生モードにおいては外部記録メディア70から圧縮された画像ファイルを読み出し、伸長処理を行う。伸長後の画像データは表示制御部71に出力され、表示制御部71は画像データに基づいた画像を液晶モニタ18に表示する。
メディア制御部67は、図2におけるメディアスロット26に相当し、外部記録メディア70に記憶された画像ファイル等の読み出し、又は画像ファイルの書き込みを行う。
内部メモリ(記憶手段)82は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、及び、CPU75が実行するプログラム等を格納すると共にシャッタボタン19が半押し及び全押しされたときに顔検出枠Kに関する各種情報が格納された顔検出タグを記憶する。なおこのとき各種情報は、顔検出枠Kの位置、大きさ(面積)及び合焦評価値等を含むものとする。ここで合焦評価値は、顔検出枠Kの内部領域における画像データをフィルタリング処理してその高周波成分を求め、該高周波成分の絶対値を積分した値とする。また顔検出枠Kの大きさ、つまり内部領域の面積は、例えば画素数に基づいて算出される。なお位置の算出方法については後で詳細に説明する。
CPU75は、各種ボタン、レバー、スイッチの操作や各機能ブロックからの信号に応じて、デジタルカメラ1の本体各部を制御する。なお上記肖像権保護部82が複数種類備えられている場合には、そのうちの1つを選択する選択部(選択手段)としても機能する。これは例えばズーム/上下矢印レバー13や左右ボタン14等をユーザが操作することにより使用したい肖像権保護部82を設定し、選択部としてのCPU75がどの肖像権保護部82が設定されているのか否かを判別することにより設定された肖像権保護部82を選択する。
またデータバス76は、画像入力コントローラ61、各種処理部62〜65、68、フレームメモリ66、各種制御部67、71、顔検出部69、顔判断部80、有効顔変更部81、肖像権保護部82、内部メモリ77及びCPU75に接続されており、このデータバス76を介して各種信号、データの送受信が行われる。
次に、以上の構成のデジタルカメラ1において肖像権保護モードの撮影時に行われる処理について説明する。図4はデジタルカメラ1の撮影処理のフローチャート、図5は顔判断処理のフローチャート、図6は撮像画像の一例を示す図、図7は顔の位置情報に基づく有効性判断を説明する図、図8は撮像画像の別の一例を示す図である。
デジタルカメラ1は、電源が入れられると図4Aに示す如く、被写体の撮像を開始して(ステップS1)、表示制御部71がスルー画像の表示制御を行う。スルー画像の表示とはフレームメモリ68に格納された画像データを液晶モニタ18に表示する処理であり、このスルー画像にて顔検出部69が常時顔の検出を行い、液晶モニタ18に検出された顔を囲む顔検出枠Kを表示する。
次にCPU75は、シャッタボタン19が半押し(S1)されたか否かを判別する(ステップS2)。シャッタボタン19が半押しされていない場合(ステップS2;NO)には、CPU75はシャッタボタン19が半押しされるまでステップS2の処理を繰り返し行い、シャッタボタン19が半押し(S1)されている場合には(ステップS2;YES)、CPU75はS1時に顔検出部69により検出された顔の顔検出タグ(S1顔検出タグ)を取得して内部メモリ77に記憶する(ステップS3)。そしてAE処理部63及びAF処理部62がAE処理及びAF処理をそれぞれ行う(ステップS4)。
次にCPU75は、シャッタボタン19が全押し(S2)されたか否かを判別し(ステップS5)、シャッタボタン19が全押しされていない場合(ステップS5;NO)には、CPU75はシャッタボタン19の半押しが解除されたか否かを判別し(ステップS6)、半押しが解除されている場合(ステップS6;YES)には、ステップS2へ処理を移行する。シャッタボタン19が、半押しが解除されていない場合(ステップS6;NO)には、ステップS5へ処理を移行して、ステップS5以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS5にてシャッタボタン19が全押し(S2)された場合(ステップS5;YES)には、CPU75がS2時に顔検出部69により検出された顔の顔検出タグ(S2顔検出タグ)を取得して内部メモリ77に記憶すると共に(ステップS7)、撮像部100が被写体を本撮影する(ステップS8)。このとき本撮影により取得された本画像に対して画像処理部68が画像処理を施してもよい。
そして次に、図4Bに示す如く、顔判断部80が、S2時に顔検出部69により検出された顔が有効顔か無効顔かを判断する顔判断処理を行う(ステップS9)。
顔判断処理は、図5Aに示す如く、先ずS2顔検出タグの数(m)つまり顔検出部69によって検出された顔の数をカウントし(ステップS20)、それぞれS2顔検出タグから顔検出枠Kの面積を算出する(ステップS21)。なお本実施形態では、顔の大きさとして、顔検出枠K内の面積を算出するが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば顔の輪郭の内側を面積としてもよいし、適宜変更可能である。そして算出した面積に基づいて、S2顔検出タグを面積の大きいものから順に、ステップS23以降の処理へ送る(ステップS22)。
先ずnを初期化し(ステップS23)、次にnにn+1を代入する(ステップ24)。次にnがmよりも大きい(n>m)か否かを判別し(ステップS25)、nがm以下である場合(ステップS25:n>m;NO)には、さらにnが1である(n=1)か否かを判別する(ステップS26)。
そしてnが1である場合(ステップS26:n=1;YES)には、図5Bに示す如く、ステップS22の処理によって最初に送られてきた顔、つまり顔検出部69によって検出された顔のうち最も顔検出枠Kの面積の大きい顔(図6又は図8中、顔検出枠K1内の顔)であるため、ステップS32の顔の大きさ情報に基づく有効性の判断を行わずに、顔の位置が有効であるか否かを判断する(ステップS27)。
顔の位置の有効性を判断する方法としては、通常、撮影者が所望する被写体は撮影視野の中央に位置することが多いので、先ずデジタルカメラ1の有効画素数内で、顔が検出されても、検出された顔を有効顔としない端辺領域を決定する。本実施形態においては、例えばデジタルカメラ1の有効画素数を3072×2304ピクセルとし、端辺領域として上下左右の各端辺から例えば300ピクセルの領域を設定する。
すると端辺領域ではない領域つまり顔が検出されたときに検出された顔が有効顔となる有効領域は、図7に示す如く、画像の左上を原点に設定する場合には、有効領域の左上の座標点T300r及び右下の座標点T300sは下記式(1)(2)のように算出される。
一方、S2時に撮像された画像データにおいて、図6に示す如く、顔検出部69により例えば4つの顔が検出されると、検出された顔をそれぞれ囲む顔検出枠K1〜K4が表示される。このとき各顔検出枠K1〜K4の左上Rの座標と右下Lの座標を例えば、
とすると、各顔検出枠K1〜K4の中心点K1s〜K4sは下記式(3)〜(6)により算出されて、座標上では図7に示すように位置する。なおこの中心点Ksは、S1時及びS2時に顔検出枠Kの位置情報として顔検出タグに格納され内部メモリ77に記憶される。
これにより、K1s、K2s、K3sの座標は、上記有効領域内であるが、K4sの座標は端辺領域内であることがわかり、図5AのステップS22にて面積の大きい順に送られてくるS2顔検出タグが顔検出枠K1、K2、K3である場合には、この枠内の顔の位置はそれぞれ端辺領域の外に位置するとして有効とし、顔検出枠K4である場合には、この枠内の顔の位置は端辺領域内に位置するとして無効と判断する。
そして顔の位置が有効ではないと判断された場合(ステップS27;NO)には、この顔は無効顔であると判断し、この顔の顔検出タグに無効顔のタグを追加する(ステップS31)。一方、顔の位置が有効であると判断された場合(ステップS27;YES)には、次に顔の変化量が有効であるか否かを判断する(ステップS28)。
顔の変化量の有効性を判断する方法としては、通常、撮影対象となる被写体は撮影されるのを待機しているので動かないことが多いため、顔の変化量が所定の閾値よりも大きい場合には、その顔は例えば偶然通りかかった人や意図しないで撮影視野内に入ってしまった、撮影者が所望しない人等の顔である可能性が高いとして無効と判断し、顔の変化量が所定の閾値よりも小さい場合には、撮影されるのを動かないで待機している、撮影者が所望する人である可能性が高いとして有効と判断する。
なお顔の変化量はS1時及びS2時に算出され内部メモリ77にそれぞれ記憶された顔の中心点Ks1、Ks2の差異Δ(R1、R2)とすることができ、この差異Δ(R1、R2)のR1とR2がそれぞれ例えば閾値10以内である場合にその顔の変化量を有効と判断する。この顔の変化量の情報は、顔検出タグに追加して記憶させる。
そして顔の変化量が有効ではないと判断された場合(ステップS28;NO)には、この顔は無効顔であると判断し、この顔の顔検出タグに無効顔のタグを追加する(ステップS31)。一方、顔の変化量が有効であると判断された場合(ステップS28;YES)には、次に顔の合焦評価値が有効であるか否かを判断する(ステップS29)。
顔の合焦評価値の有効性を判断する方法としては、通常、撮影者は所望する被写体にピントを合わせるので、ピントの合った被写体は合焦評価値が高くなる。よってS2時に算出され内部メモリ77に記憶された合焦評価値が所定の閾値(例えば1)以上である場合には、その顔がピントの合った、撮影者の所望する顔である可能性が高いとして有効と判断し、合焦評価値が所定の閾値(例えば1)よりも小さい場合には、その顔がいわゆるピンボケで、撮影者の所望する顔である可能性が低いとして無効と判断する。
そして顔の合焦評価値が有効ではないと判断された場合(ステップS29;NO)には、この顔は無効顔であると判断し、この顔の顔検出タグに無効顔のタグを追加する(ステップS31)。一方、顔の合焦評価値が有効であると判断された場合(ステップS29;YES)には、この顔は有効顔であると判断し、この顔の顔検出タグに有効顔のタグを追加する(ステップS30)。
そしてステップS30又はステップS31により、顔が有効顔であるか無効顔であるかが判断されると、図5Aに示す如く、ステップS24へ処理を移行してnに1を加え(ステップS24)、nがmよりも大きい(n>m)か否かを判別し(ステップS26)、nがm以下である場合(ステップS25:n>m;NO)には、さらにnが1である(n=1)か否かを判別する(ステップS26)。
ここで今回の判断の対象となる顔は、ステップS22の処理によって2番目以降に送られてきた顔、つまり顔検出部69によって検出された顔のうち最も顔検出枠Kの面積の大きい顔(図6又は図8中、顔検出枠K1内の顔)以外の顔(図6又は図8中、例えば2番目は顔検出枠K2内の顔、三番目は顔検出枠K3内の顔)であるため、ステップS32にて顔の大きさが有効であるか否かを判断する(ステップS32)。
顔の大きさの有効性を判断する方法としては、通常、撮影者が所望する被写体は撮影視野内で大きな領域を占めることが多い。よってS2時に算出され内部メモリ77に記憶された顔の大きさが所定の閾値よりも大きい場合には撮影者が所望する顔である可能性が高いとして有効と判断し、顔の大きさが所定の閾値よりも小さい場合には撮影者が所望する顔である可能性が低いとして無効と判断する。
なお所定の閾値は、例えば図8に示す如く、最も面積の大きい顔検出枠K1の面積の1/2に設定することができる。つまり顔検出枠K1に対して判断対象となる顔の顔検出枠Kが面積比で1/2以上であれば有効と判断することができる。この場合、図8において顔検出枠K2内の顔の大きさは、面積K2/面積K1>0.5となるため有効と判断し、顔検出枠K3内の顔の大きさも、面積K3/面積K1>0.5となるため有効と判断する。また顔検出枠K4内の顔の大きさは、面積K4/面積K1<0.5となるため無効と判断する。
そして顔の大きさが有効であると判断された場合(ステップS32;YES)には、ステップS27へ処理を移行して、以降の処理を繰り返し行う。一方、顔の大きさが有効ではないと判断された場合(ステップS32;NO)には、この顔は無効顔であると判断し、この顔の顔検出タグに無効顔のタグを追加する(ステップS31)。
そしてステップS30又はステップS31により、判断対象の顔が有効顔であるか無効顔であるかが判断されると、図5Aに示す如く、ステップS24へ処理を移行してnに1を加え(ステップS24)、nがmよりも大きい(n>m)か否かを判別し(ステップS25)、nがS2顔検出タグの数(m)よりも大きくなる(ステップS25;NO)まで、つまり顔検出部69によって検出された顔全てに対して有効顔であるか無効顔であるかの判断が終了するまでステップS26以降の処理を繰り返して行う。
そしてnがS2顔検出タグの数(m)よりも大きくなる(ステップS25;NO)、つまり顔検出部69によって検出された顔全てに対して有効顔であるか無効顔であるかの判断が終了すると、顔判断部80による顔判断処理は終了し、CPU75は図4Bに示す如く、処理をステップS10へ移行して、有効顔変更部81が有効顔変更処理を行う(ステップS10)。
なお本実施形態では、顔判断処理として、顔の大きさ、位置、変化量及び合焦評価値の全てに基づいて有効性を判断したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば顔の大きさ、位置、変化量及び合焦評価値から1つ以上を選択して判断してもよい。また例えば、図5BのステップS27の直前からステップS30の前の間に、顔検出枠K内の明るさや顔の鮮鋭度等に基づいた有効性の判断処理を追加してもよい。
顔検出枠K内の明るさの有効性判断は、顔検出枠K内のL*平均値を用いて行うことができる。計算方法としては、検出された各顔領域つまり顔検出枠K内のRGBの平均値よりXYZ値に変換し、XYZ値よりL*a*bに変換する。
先ずデジタルRGB値よりリニアRGB値に変換する。なおsRGBを仮定したとき、デジタルRGB値に対しリニアRGB値は下記式(7)で示すことができる。
そして下記式(8)によってリニアRGB値からXYZ値に変換する。
次にXYZ値からL*a*bに変換する。なおX,Y,ZはXYZ変換値であり、Xn,Yn,ZnはD65である。
輝度リニア変換後に、XYZ変換をした後で、下記式(9)によってLabを算出する。
そして上記のようにして算出した各顔検出枠K内のL*平均値が、例えば40〜70の範囲内であるときに有効と判断する。
また顔の鮮鋭度の有効性の判断は、離散フーリエ変換を用いた画像の鮮鋭度の公知の評価方法を使用することができる。ここで図9(a)に撮像画像の周波数成分の分布を示す図、図9(b)に各空間周波数のパワースペクトルを濃淡画像として示す図を示す。
先ず下記式(10)に示す離散フーリエ変換の式を用いて各周期の振幅を求める。
このとき得られる値はスペクトルと呼ばれ、振幅の絶対値の2乗で表された値をパワースペクトルと呼び、図9(a)に示す如く、実画像の周波数成分の分布を得ることができる。また図9(b)に示す如く、図9(a)の各空間周波数のパワースペクトルを濃淡画像で示すと、座標の中心付近は低周波を表し、中心から離れる程高周波を表す。
顔の鮮鋭度の判断は、顔検出されたパワースペクトルが、設定した周波数fkのパワースペクトルの値が例えば0.1以下の場合に顔の鮮鋭度が低いと判断し無効とする。
次に図4BのステップS10の有効顔変更処理について説明する。図10は有効顔変更処理のフローチャートである。有効顔変更処理は、図10に示す如く、例えばユーザにより入力された任意の数を顔の数(m)として設定する(ステップS40)。次に図4BのステップS9の顔判断処理により判断された有効顔の数(n)をカウントする(ステップS41)。
そして、任意の設定した顔の数(m)が有効顔の数(n)よりも大きいか否かを判別し(ステップS42)、大きい場合(ステップS42;YES)には、無効顔のタグが追加された顔検出タグを読み込んで(ステップS43)、読み込んだ顔検出タグの各種情報の優先度の高いものの順に有効顔に繰り上げて(ステップS44)、無効顔から有効顔へタグを変更する。
ここで各種情報の優先度は、顔の大きさ情報においては、通常、撮影者が所望する被写体は撮影視野内で大きな領域を占めることが多いので、例えば顔の大きさつまり顔検出枠K内の面積が大きいものの順に優先度が高いものとする。また顔の位置情報においては、通常、撮影者が所望する被写体は撮影視野の中央に位置することが多いので、例えば画像において中央に近い顔の順に優先度が高いものとする。
また顔の変化量情報においては、通常、撮影対象となる被写体は撮影されるのを待機しているので動かないことが多い。従って例えは変化量が少ないものの順に優先度が高いものとする。また顔の合焦評価値においては、通常、撮影者は所望する被写体にピントを合わせるので、例えば合焦評価値の高いものの順に優先度が高いものとする。
一方、ステップS42にて任意の設定した顔の数(m)が有効顔の数(n)よりも小さい場合(ステップS42;NO)には、有効顔のタグが追加された顔検出タグを読み込んで(ステップS45)、読み込んだ顔検出タグの各種情報の優先度の低いものの順に無効顔に繰り下げて(ステップS46)、有効顔から無効顔へタグを変更する。
なおステップS42にて、任意の設定した顔の数(m)が有効顔の数(n)と同じ数(m=n)である場合には、以降の処理を行わずに、CPU75が図4BのステップS11へ処理を以降する。このようにして有効顔変更部81が有効顔変更処理を行うことにより、有効顔の検出精度を上げることができる。
そして有効顔変更処理が終了すると、CPU75が、図4Bに示す如く、処理をステップS11へ移行し、CPU75が本画像上に無効顔があるか否かを判別する(ステップS11)。無効顔がないと判別された場合(ステップS11;NO)には、画像処理部68によって画像処理が施された本画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS13)。なおこのとき画像処理が施された本画像データに対してさらに圧縮/伸長処理部67によって圧縮処理が施されて画像ファイルが生成されてもよい。
そしてCPU75は電源スイッチ22によってオフ操作がなされたか否かを判別し(ステップS14)、オフ操作がなされていたら(ステップS14;YES)、デジタルカメラ1の電源をオフし、処理を終了する。オフ操作がなされていなかったら(ステップS14;NO)、図4Aに示す如く、ステップS1へ処理を移行し、ステップS1以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS11にて無効顔があると判別された場合(ステップS11;YES)には、肖像権保護部82が肖像権の保護処理を行う(ステップS12)。
肖像権保護処理としては、上述したように、無効顔に対してモザイク処理又はぼかし処理を行うことができる。
モザイク処理は、下記式(11)によって複数画素の集合いわゆるセルにおけるRGB値を平均化することにより行う。なお下記式(11)においてnは平均化するセルにおける画素数を示す。
ここで図11(a)から(f)にモザイク処理が施された顔領域の画像の一例を示す。例えば図11に示す顔領域の画像の画素数が、200×200ピクセルである場合に、例えばn=1×1で平均化を行ってモザイク処理を施すと、図11(a)に示す如く、モザイク処理がされていない状態の画像となり、nの値が大きくなるにつれて図11(b)、(c)、(d)、(e)の順に示す如く、顔の詳細が確認し難い画像となる。そしてn=200×200で平均化を行ってモザイク処理を施すとセル内は均一な色になる。
またぼかし処理は、下記式(12)のガウス関数を使用したぼかしフィルタによって行う公知の処理を使用することができる。
次に図12に肖像権保護部82によるモザイク又はぼかし処理のフローチャートを示す。肖像権保護部82は、図11に示す如く、先ず肖像権保護モードが設定されているか否かを判別し(ステップS51)、設定されている場合(ステップS51;YES)には、無効顔のタグを読み込んで(ステップS52)、無効顔つまり無効顔を含む顔検出枠K内部の画像領域に対して上述したモザイク処理又はぼかし処理を行う(ステップS53)。このときモザイク処理とぼかし処理とは、上述したように予め選択部としてのCPU75により選択された肖像権保護部82が施すことができる処理を行う。
そして無効顔に対してモザイク処理又はぼかし処理が施されると、画像処理が施された本画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS54)。
一方、ステップS51にて肖像権保護モードが設定されていない場合(ステップS51;NO)には、ステップS54に処理を移行して、画像処理部68による画像処理が施された本画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS54)。このようにして肖像権保護部82による肖像権保護処理としてのモザイク処理又はぼかし処理を行う。
これにより無効顔と判断された顔に対して個人を特定し難くすることができるので、無効顔と判断された人物のプライバシーや肖像権を保護することができる。
なお本実施形態では、顔検出枠K内部の画像領域に対してモザイク処理又はぼかし処理を行うものとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば顔検出部69が顔に含まれる顔の特徴を有する領域(特異点)として目を検出するものである場合には、目の周辺部のみに上記処理を施すことができる。また顔検出部69が顔の輪郭を検出するものである場合には、顔の輪郭内部のみ、又は顔の輪郭内部以外の顔検出枠K内部全ての領域に上記処理を施すこともできる。
また肖像権保護処理としては、上述したように、無効顔があるときに警告処理を行うことができる。ここで図13に肖像権保護部82による警告処理のフローチャートを示す。
肖像権保護部82は、図13に示す如く、先ず肖像権保護モードが設定されているか否かを判別し(ステップS61)、設定されている場合(ステップS61;YES)には、無効顔が撮影されたことを警告する(ステップS62)。警告手段としては、例えば液晶モニタ18に再撮影を促すエラーメッセージ等を表示させてもよいし、警告音を発してもよいし、音声にて前記エラーメッセージを伝達するようにしてもよいし、適宜変更することができる。
こうすることにより、例えば撮影時に通りすがりの人物が撮影され、この人物の顔が無効顔だと判断された場合には、再度撮影をするように警告されるので、この人物の撮影された画像が液晶モニタ18に表示されたり、記録メディア70に記録されたりすることを防止できる。
一方、ステップS61にて肖像権保護モードが設定されていない場合(ステップS61;NO)には、ステップS63に処理を移行して、画像処理が施された本画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS63)。このようにして肖像権保護部82による肖像権保護処理としての警告処理を行う。
また肖像権保護処理としては、上述したように、無効顔に対してトリミング処理を行うことができる。ここで図14に肖像権保護部82によるトリミング処理のフローチャート、図15(a)にトリミング処理前の撮影画像の一例、図15(b)にトリミング処理後の撮影画像の一例を示す。
肖像権保護部82は、図14に示す、先ず肖像権保護モードが設定されているか否かを判別し(ステップS71)、設定されている場合(ステップS71;YES)には、無効顔のタグを読み込んで(ステップS72)、さらに無効顔の位置を読み込んで(ステップS73)、無効顔を含むトリミング領域を算出して、確認のためにトリミング領域を例えばグレー網がけして液晶モニタ18に表示する(ステップS74)。
トリミング領域の算出は、図15(a)に示す如く、有効顔として顔検出枠K1、K2、K3内の顔、無効顔として顔検出枠K4内の顔が撮影されたときに、この画像の縦横比が例えば4:5である場合には、図15(b)に示す如く、無効顔である顔検出枠K4内の顔を含まないで、かつ縦横比4:5を保持する最大面積の画像が残るように、該画像以外の無効顔を含む領域(図15(b)中、黒色領域)をトリミング領域として算出する。
そして算出されたトリミング領域に基づいてトリミングを開始し(ステップS75)、トリミング処理が施された画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS76)。
一方、ステップS71にて肖像権保護モードが設定されていない場合(ステップS71;NO)には、ステップS77に処理を移行して、画像処理が施された本画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS77)。このようにして肖像権保護部82による肖像権保護処理としてのトリミング処理を行う。
上記のようにしてトリミング処理を行うことにより、例えば撮影時に通りすがりの人物が撮影され、この人物の顔が無効顔だと判断された場合には、この人物の顔は自動的にトリミングされるので、この人物が撮影された画像が液晶モニタ18に表示されたり、記録メディア70に記録されたりすることを防止できる。
なおこのトリミング処理は無効顔が画像の上下左右の端辺側に位置しているときには実行可能であるが、例えば無効顔が画像の中央等にある場合には上記方法にてトリミング領域を算出することができないので実行することができない。この場合、例えば選択部としてのCPU75がトリミング処理以外の処理を施す肖像権保護部82を再選択してもよい。
また肖像権保護処理としては、上述したように、無効顔が含まれる画像データの印刷を不可能にする印刷不能処理を行うことができる。ここで図16に肖像権保護部82による印刷不能処理のフローチャートを示す。
肖像権保護部82は、図16に示す、先ず肖像権保護モードが設定されているか否かを判別し(ステップS81)、設定されている場合(ステップS81;YES)には、画像データに印刷不可のタグを追加する(ステップS82)。この印刷不可のタグは、例えばインクジェットプリンタ等の印刷機器において検出されると画像の印刷を不可能にする。そして画像処理が施された本画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS83)。
一方、ステップS81にて肖像権保護モードが設定されていない場合(ステップS81;NO)には、ステップS83に処理を移行して、画像処理が施された本画像を、表示制御部71を介してモニタ18に表示する処理を行うともにメディア制御部69を介して外部記録メディア70に記録する(ステップS83)。このようにして肖像権保護部82による肖像権保護処理としての印刷不能処理を行う。
そして上記に説明した肖像権保護処理が終了すると(ステップS12)、図4Bに示す如く、CPU75は電源スイッチ22によってオフ操作がなされたか否かを判別し(ステップS14)、オフ操作がなされていたら(ステップS14;YES)、デジタルカメラ1の電源をオフし、処理を終了する。オフ操作がなされていなかったら(ステップS14;NO)、図4Aに示す如く、ステップS1へ処理を移行し、ステップS1以降の処理を繰り返す。このようにしてデジタルカメラ1は被写体の撮影を行う。
次にデジタルカメラ1により撮影された画像を例えばインクジェットプリンタ等の印刷機器によって印刷する印刷処理について説明する。ここで図17に例えばインクジェットプリンタ等の印刷機器による印刷処理のフローチャートを示す。
撮影画像を印刷するときに印刷機器は、図17に示す如く、先ず印刷画像が入力され(ステップS91)、次に入力された画像ファイルに無効顔のタグがあるか否かを判別する(ステップS92)。無効顔のタグがない場合(ステップS92;NO)には、印刷機器は画像ファイルのデータに基づいて画像を印刷する(ステップS93)。
一方、無効顔のタグがある場合(ステップS92;YES)には、肖像権保護モードのタグがあるか否か、つまり肖像権保護モードで撮影された画像であるか否かを判別し(ステップS94)、肖像権保護モードではない場合(ステップS94;NO)には、ステップS93へ処理を移行して、印刷機器は画像ファイルのデータに基づいて画像を印刷する(ステップS93)。
また肖像権保護モードである場合(ステップS94;YES)には、画像ファイルの印刷不可のタグがあるか否かを判別し(ステップS95)、印刷不可のタグがある場合(ステップS95;YES)には、例えば印刷機器の液晶パネル上等にエラーを表示する(ステップS96)。なおエラーが表示されたときには画像の印刷は行われない。
一方、印刷不可のタグがない場合(ステップS95;NO)には、肖像権保護印刷を行う(ステップS27)ここで肖像権保護印刷とは、上述したように無効顔と判断された顔に対してモザイク処理、ぼかし処理又はトリミング処理等の肖像権保護処理が施された画像を印刷することをいう。
なお本実施形態では、印刷機器が無効顔のタグがある場合であっても、モザイク処理、ぼかし処理又はトリミング処理の肖像権保護処理が施された画像であれば印刷するようにしたが、例えばデジタルカメラ1で無効顔に対して、モザイク処理、ぼかし処理又はトリミング処理の肖像権保護処理が施されたときに、無効顔のタグを削除することにより、無効顔のタグがないのみに印刷するようにしてもよい。この場合印刷される画像は、前記肖像権保護処理が施された画像又は無効顔を含まない画像となる。
これにより、無効顔に対して前記肖像権保護処理が施された画像又は無効顔を含まない画像無効顔を含んだ画像のみを印刷することが可能となるので、無効顔を含む画像の誤印刷を防止することができる。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ1によれば、被写体を撮像して取得した画像データから検出した1つ以上の顔に対して、それぞれ有効顔か無効顔かを判断し、無効顔と判断された顔に対して肖像権保護処理を施すので、撮影者が所望しない顔つまり第三者を無効顔と判断することにより、第三者に対して自動的に肖像権保護処理が施されるので、撮影された画像を公開するときに第三者に対するプライバシーや肖像権の侵害を防ぐことができる。
また被写体とする顔の数を任意に設定し、有効顔と判断した顔の数が設定した顔の数よりも多いときに、顔の大きさ、位置、変化量、合焦評価値等の各種情報の優先度の低いものの順に有効顔から無効顔に繰り下げ、設定した顔の数よりも少ないときに、前記各種情報の優先度の高いものの順に無効顔から有効顔に繰り上げることにより、有効顔の検出精度を上げることができる。
なお本実施形態のデジタルカメラ1は、有効顔変更部81を備えるものとしたが、本発明の撮像装置は有効顔変更部81を備えていなくても良い。この場合、図4BのステップS10の処理は行わない。
なお本発明の撮像装置は、上述した実施形態のデジタルカメラ1に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
デジタルカメラの背面図 デジタルカメラの前面図 デジタルカメラの機能ブロック図 デジタルカメラの撮影処理のフローチャート(その1) デジタルカメラの撮影処理のフローチャート(その2) 顔判断処理のフローチャート(その1) 顔判断処理のフローチャート(その2) 撮像画像の一例を示す図 顔の位置情報に基づく有効性判断を説明する図 撮像画像の別の一例を示す図 (a)撮像画像の周波数成分の分布(b)各空間周波数のパワースペクトルを濃淡画像 有効顔変更処理のフローチャート モザイク処理が施された顔領域の画像の一例 モザイク処理又はぼかし処理のフローチャート 警告処理のフローチャート トリミング処理のフローチャート (a)トリミング処理前の撮影画像(b)トリミング処理後の撮影画像 印刷不能処理のフローチャート 印刷機器による印刷処理のフローチャート
符号の説明
1 撮像装置
100 撮像部(撮像手段)
69 顔検出部(対象物検出手段)
75 CPU(選択手段)
80 顔判断部(被写体判断手段)
81 有効顔変更部(有効被写体変更手段)
82 肖像権保護部(肖像権保護手段)

Claims (11)

  1. 被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
    前記画像データから所定の対象物を検出する対象物検出手段と、
    該対象物検出手段により検出された1つ以上の対象物に対して、それぞれ有効被写体か無効被写体かを判断する被写体判断手段と、
    該被写体判断手段により無効被写体であると判断された前記対象物に対して肖像権を保護する肖像権保護手段とを備えてなることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記被写体判断手段が、前記対象物検出手段により検出された対象物の大きさ、位置、変化量及び合焦評価値のうち1つ以上を含む情報に基づいて前記判断をするものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記被写体判断手段により有効被写体と判断された前記対象物の数が、任意に設定された対象物の数よりも多いとき、前記各種情報の優先度の低いものの順に有効被写体から無効被写体に繰り下げ、
    前記数よりも少ないとき、前記各種情報の優先度の高いものの順に無効被写体から有効被写体に繰り上げる有効被写体変更手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記肖像権保護手段が、前記無効被写体と判断された前記対象物に対してモザイク処理を施すものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記肖像権保護手段が、前記無効被写体と判断された前記対象物に対してぼかし処理を施すものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記肖像権保護手段が、前記無効被写体と判断された前記対象物に対してトリミング処理を施すものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記肖像権保護手段が、前記無効被写体と判断された前記対象物があるときに警告するものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記肖像権保護手段が、前記無効被写体と判断された前記対象物があるときに該対象物が含まれる画像データの印刷を不可能にするものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記肖像権保護手段を複数種類備え、そのうちの1つを選択して使用する選択手段を備えたことを特徴とする請求項1から8いずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 被写体を撮像して画像データを取得し、該取得した画像データから所定の対象物を検出する撮像装置において、
    前記検出した1つ以上の対象物に対して、該対象物の大きさ、位置、変化量及び合焦評価値のうち1つ以上を含む情報に基づいて、それぞれ有効被写体か無効被写体かを判断し、
    無効被写体と判断された前記対象物に対して肖像権保護処理を施すことを特徴とする肖像権保護方法。
  11. 被写体とする対象物の数を任意に設定し、
    前記有効被写体と判断した前記対象物の数が、前記設定した対象物の数よりも多いときに、前記各種情報の優先度の低いものの順に有効被写体から無効被写体に繰り下げ、
    前記数よりも少ないときに、前記各種情報の優先度の高いものの順に無効被写体から有効被写体に繰り上げることを特徴とする請求項10に記載の肖像権保護方法。
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