JP2003234880A - 画像読取装置及びその制御方法及び制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置及びその制御方法及び制御プログラム及び記憶媒体

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JP2003234880A
JP2003234880A JP2002030917A JP2002030917A JP2003234880A JP 2003234880 A JP2003234880 A JP 2003234880A JP 2002030917 A JP2002030917 A JP 2002030917A JP 2002030917 A JP2002030917 A JP 2002030917A JP 2003234880 A JP2003234880 A JP 2003234880A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像情報の位置ずれを抑制できるとともにS/
Nも向上させることができる画像読取装置を提供する。 【解決手段】互いに異なる少なくとも第1、第2の光を
被写体に照射する照明部LED1,LED2と、被写体
からの光を受光し信号を出力する受光部とを有し、照明
部と受光部とを被写体と相対移動させることによって被
写体の画像を読み取る画像読取装置の制御方法であっ
て、第1の光の照射に対応した第1の信号を出力し、第
2の光の照射に対応した第2の信号を受光部が出力する
信号出力ステップと、画像読取装置により1ライン分の
画像情報を読み取る際に、第2の光を第1の光の点灯を
挟んで複数回順次点灯させるとともに複数回順次点灯に
より得られたそれぞれの画像情報を第1、第2の信号毎
に平均もしくは加算することによって1ライン分の画像
信号とする制御ステップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム等の
透過原稿上の情報を読み取る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ネットワークの発達、コンピ
ュータの高速化及び記憶媒体の大容量化に伴い、カラー
画像情報を取り扱う上で、より高画質化が望まれるよう
になってきており、中でもスキャナなどでカラー画像情
報を読み取る場合に、より正確に高速、高画質で読み取
りたいという要求が高まってきている。
【0003】また、写真フィルムの画像読み取りに対し
ても、複数コマを有するスリーブ形態の写真フィルム画
像情報をより正確に、高速且つ高画質で読み取りたいと
いう要求が高まってきている。より高画質にフィルムを
読み取る手段として、フィルム上のゴミキズ除去処理手
段を有する画像読み取り装置の提案があり、その一例と
して、特開2001−298593号公報が挙げられ
る。同提案によれば、ゴミキズ情報を検出するための赤
外LEDと画像情報読取のための光源とを有する光源が
面光源として構成されており、ゴミやキズの影響を削減
した画像を読み取ることが可能となっている。しかしな
がら面光源としての間接照明系では照明効率が低いた
め、より高速及び高画質で読取を行なう手段として、照
明系と光学系の同期移動型のものが知られている。
【0004】また、上記照明系及び光学系を制御する方
法として、特開平10−004481号公報などが挙げ
られる。この提案では、照明系と光学系の位置ずれによ
って生じる同期不良などの影響を極力低減させるための
手段を提供している。また、複数の光源を有し、それら
光源を線順次で切り替えながら画像情報を読み取る際
に、各光源の点灯制御手段の位相を制御することで前記
複数の光源に相当する画素情報の位置ずれを軽減させる
手段として、特開2001−045234号公報に開示
されているものがある。
【0005】上記従来の形態から、透過原稿を読み取っ
て得た画像信号からのゴミキズ成分除去の性能を改善す
るように構成した例を、図8、図9、図10を用いて簡
単に説明する。
【0006】図8は、書類原稿等の反射原稿と写真フィ
ルム等の透過原稿の両方を読み取り可能な画像入力装置
の一例を示す概略断面図、図9は上記のゴミキズ除去機
能を有する画像入力装置で用いられる透過原稿用照明装
置の一例を示す部分切取正面図である。
【0007】画像読取装置1には、写真フィルム等の透
過原稿を読み取る際に必要な透過原稿用照明装置2が設
置され、画像読取装置制御基板3から制御可能なように
透過原稿用光源点灯インバータ7とI/Fケーブル15
によって電気的に接続されている。透過原稿用照明装置
200は、透過原稿読み取りのための透過原稿用照明ユ
ニット18を有する。また、光学ユニット14は、透過
原稿をCCDイメージセンサ13上に光学的に結像する
ために必要な第1反射ミラー9、第2反射ミラー10、
第3反射ミラー11、レンズ112、書類原稿等の反射
原稿を照射するための反射原稿用照明光源8を有し、画
像入力装置制御基板3とモータ16によって図示された
矢印の向き(副走査方向)に走査しながら画像を読み取
る構成となっている。
【0008】CCDイメージセンサ115と画像入力装
置制御基板3は信号ケーブル17によって電気的に接続
されており、モータ16によって、透過原稿用照明ユニ
ット18と光学ユニット14とを同期させながら走査す
ることで、CCDイメージセンサ115により光電変換
された電気信号を画像データとして取得することが可能
となる。透過原稿用照明ユニット18と、原稿台ガラス
6上のフィルムガイド5との間に介在する、透過原稿用
照明装置2に設置された透過板19には、透明ガラスも
しくは拡散材が用いられる。また、透過原稿用照明ユニ
ット18には、図9に示すように、透過原稿を読み取る
ために用いられる光源104と、ゴミキズ情報を得るた
めに用いられる赤外LEDアレイ127が略平行に併設
されている。
【0009】図10において、(b)は透過原稿用照明
ユニット18と光学ユニット14を同期しながら走査す
るための光学的位置関係を示す図、(a)は光源104
及び赤外LEDアレイ127の光量を示すグラフであ
り、縦軸は光量を示し、横軸は図10(b)における副
走査方向の位置に対応している。予め所定の位置に設置
されたフィルムガイド5に設けられたフィルムを読み取
るために、光源104による光量分布L1aと、赤外L
EDアレイ127による光量分布L2aが副走査方向の
所定範囲の間(光学ユニット14による読み取り位置)
でより均一となるようように、拡散シート130が設け
られている。
【0010】透過原稿画像の読み取り時には、常に図1
0に示す位置関係を維持しながら、光源104と赤外L
EDアレイ127を線順次で切り替えながら走査するこ
とで、1回の走査によりゴミキズ除去機能を活用して高
画質な画像を読み取ることを可能としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ム上のゴミキズなどの位置情報をより正確に検出するこ
とは困難な場合がある。
【0012】たとえば画像位置ずれを軽減する方法を、
図11に簡単に示す。
【0013】図11ではモータ16によって走査する1
Line分の区間信号をMotor HSYNCとして示した。1
Line中で、CCDイメージセンサ115の蓄積時間
(CCDshiftゲートパルス区間)は例えば図9のよう
に2回に分けられ、それぞれ、光源104の点灯制御パ
ルスによって得られた画像情報である信号成分と、赤外
LEDアレイ127の点灯制御パルスによる相対点灯時
間によって得られた画像情報である信号成分とが線順次
にCCD出力信号として得られる。しかし、図10中の
各光源における光量分布に対して、上記の相対点灯時間
による制御のみでは画像情報の位置ずれを完全に解消す
ることはできず、かつ、各光源の点灯時間は、CCDの
蓄積時間に対し大幅に短くなってしまう可能性があり、
S/Nの悪化等の課題が残る。
【0014】したがって、本発明は上述した課題に鑑み
てなされたものであり、その目的は、画像情報の位置ず
れを抑制できるとともにS/Nも向上させることができ
る画像読取装置及びその制御方法及び制御プログラム及
び記憶媒体を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる画像読取装置の
制御方法は、互いに異なる少なくとも第1、第2の光を
被写体に照射する照明手段と、前記被写体からの光を受
光し信号を出力する受光手段とを有し、前記照明手段と
前記受光手段とを前記被写体と相対移動させることによ
って前記被写体の画像を読み取る画像読取装置の制御方
法であって、前記第1の光の照射に対応した第1の信号
を出力し、前記第2の光の照射に対応した第2の信号を
前記受光手段が出力する信号出力ステップと、前記画像
読取装置により1ライン分の画像情報を読み取る際に、
前記第2の光を前記第1の光の点灯を挟んで複数回順次
点灯させるとともに該複数回順次点灯により得られたそ
れぞれの画像情報を第1、第2の信号毎に平均もしくは
加算することによって1ライン分の画像信号とする制御
ステップとを有することを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる画像読取装置の制
御方法において、前記信号出力ステップでは、前記受光
手段が第1、第2の光の点灯に対応してそれぞれ複数の
画像信号を出力することを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる画像読取装置の制
御方法において、前記平均もしくは加算された第1、第
2の信号から補正箇所を決定することを特徴としてい
る。
【0018】また、この発明に係わる画像読取装置の制
御方法において、前記照明手段は、第1の光は照射する
部分と第2の光を照射する部分とが略1ライン上に交互
に配置されることを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わる画像読取装置の制
御方法において、前記第1、第2の光は、白色光、赤外
光のいずれかであることを特徴としている。
【0020】また、本発明に係わる制御プログラムは、
上記の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴
としている。
【0021】また、本発明に係わる記憶媒体は、上記の
制御プログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶した
ことを特徴としている。
【0022】また、本発明に係わる画像読取装置は、互
いに異なる少なくとも第1、第2の光を被写体に照射す
る照明手段と、前記被写体からの光を受光し信号を出力
する受光手段と、前記照明手段と前記受光手段とを前記
被写体と相対移動させることによって前記被写体の画像
を読み取る画像手段と、前記画像読取装置により1ライ
ン分の画像情報を読み取る際に、前記第2の光を前記第
1の光の点灯を挟んで複数回順次点灯させるとともに前
記第1の光の照射に対応した第1の信号を出力し前記第
2の光の照射に対応した第2の信号を出力するよう前記
受光手段に駆動信号を供給する駆動信号供給手段と、該
複数回順次点灯により得られた1ライン中の画像情報
を、第1、第2の信号毎に平均もしくは加算するよう制
御する信号制御手段とを有することを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わる画像読取装置にお
いて、前記受光手段は第1、第2の光の点灯に対応して
それぞれ複数の画像信号を出力することを特徴としてい
る。
【0024】また、この発明に係わる画像読取装置にお
いて、前記信号制御手段は、前記平均もしくは加算され
た第1、第2の信号から補正箇所を決定するよう制御す
ることを特徴としている。
【0025】また、この発明に係わる画像読取装置にお
いて、前記照明手段は、第1の光は照射する部分と第2
の光を照射する部分とが略1ライン上に交互に配置され
ることを特徴としている。
【0026】また、この発明に係わる画像読取装置にお
いて、前記第1、第2の光は、白色光、赤外光のいずれ
かであることを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0028】(第1の実施形態) <本実施の形態に係る画像読取装置の概ブロック図>図
1は本実施の形態に係る画像読取装置を具備したシステ
ム構成を示すブロック図である。図1において、14は
スキャナ本体側に構成される光学系ユニットで、112
は透過原稿を通過した光を光学像として結像する結像レ
ンズ、113は結像レンズの中心を通る光軸、114は
可視光と赤外光との波長差に起因する光路長差を補正す
るためのガラス板であって、114aは光軸113とほ
ぼ垂直な面に平行に置かれた状態を示し、114bはガ
ラス板114aを略90度回転して光学像の光路外に退
避させた状態を示し、ガラス板制御用モータ117によ
って制御される。115は結像レンズ112によって結
像された光学像を電気的な信号(たとえばRGB画像信
号)として出力するCCDリニアイメージセンサであっ
て、たとえばRGB3色のカラーフィルタを備えた3ラ
インリニアセンサが使用される。116はガラス板11
3を回動させるためのモータである。118は後述する
LED1の点灯回路、119は赤外LEDアレイ2の点
灯回路である。130は複数の光源を有する透過原稿用
照明ユニットを被写体に対して駆動させるためのモータ
である。120はCCDリニアイメージセンサ115か
ら出力されたRGB画像信号を処理するためのアナログ
処理回路、121はA(アナログ)/D(デジタル)変
換回路、122は画像読取装置として必要な画像処理を
行うための画像処理回路である。ここで行われる画像処
理については、本発明とは直接的な関連はないので詳細
な説明は省略する。123は画像処理回路122にて使
用されるオフセットRAM(ランダムアクセスメモ
リ)、124はインターフェイス、125はパーソナル
コンピュータ、126はシステムコントローラ、127
はラインバッファ、128はCPU(中央演算処理装
置)バスである。インターフェイス124は画像処理回
路122からの出力画像信号をラインバッファ127に
一時的に保存され、パーソナルコンピュータ125に出
力する。システムコントローラ126は画像処理回路1
22、ラインバッファ127、インターフェイス12
4、オフセットRAM123は、アドレスバスとデータ
バスとにより構成されたCPUバス128により図1に
示すように接続されている。これにより、各回路相互間
のデータ通信が可能となっている。
【0029】<ゴミキズ除去のための信号取得>図2
は、画像情報を読み取るためのLED光源であるLED
1とゴミキズ情報検出用の光源である赤外LED2を略
主走査方向の1Line上に交互に配置したLEDアレ
イ29を示した図である。
【0030】LED1とLED2はそれぞれ、d1、d
2なるピッチで配置されており、それぞれLED1とL
ED2は独立して点灯制御可能である。尚、ピッチd
1,d2は、各個々のLEDの間隔として固定で無くと
も良く、光量レベルや主走査方向の均一性等による設計
事由により自在に設定できる。なお、LED1として
は、R(赤)色、G(緑)色、B(青)色、白色等の複
数種のLEDを用いることが可能である。
【0031】図3は、図2の形態を有するLEDアレイ
にて構成された透過原稿用照明ユニット28と光学ユニ
ット14を同期しながら走査するための光学的位置を示
した図である。すでに述べたように、あらかじめ所定の
位置に設置されたフィルムガイド5に設けられたフィル
ムを読み取るために、透過原稿用照明ユニット28には
LED1とLED2が設けられている。LED1による
光量分布L1bと、LED2による光量分布L2bは、
図2で示す1Line上配置であるために、ほぼ同一の
光量分布として構成することができ、光学的な画像情報
の位置ずれ要因を解消することが可能になる。
【0032】図4ではモータ16によって走査する1L
ine分の区間信号をMotor HSYNCとして示した。な
お、図4に記載されるMoterHSYNC、CCDsh
iftゲートパルス、光源の点灯パルスはシステムコント
ローラ126の指示によって出力される。
【0033】1Line中で、CCDイメージセンサ1
3の蓄積時間(CCDshiftゲートパルス区間)は例え
ば同図のように4回に分けられ、それぞれ、光源1(L
ED1)による点灯制御パルスによって得られた画像情
報である信号成分とそれに挟まれた光源2(LED2)
による点灯制御パルスによる相対点灯時間によって得ら
れた画像情報である信号成分とが線順次にCCD出力信
号として得られる。且つそれぞれの光源での信号成分に
相当するCCDイメージセンサ出力を平均化もしくは、
加算することにより、画像情報の位置ずれをほぼ解消す
ることができる。また、1Line中の各光源における
相対点灯時間が増加するため、S/Nも改善できる。
【0034】尚、言うまでも無く、1Line中でCC
Dイメージセンサ13の蓄積時間(CCDshiftゲート
パルス区間)をさらに多く分けて平均化することによっ
て、さらに位置ずれ要因を解消してゆくことも可能であ
る。
【0035】また、光源1としては白色光を発光可能な
光源を用い、CCDイメージセンサ13としてはRGB
などの複数色の信号を出力する場合には、それぞれの信
号ごとに平均若しくは加算し、光源2の点灯に対応する
画像信号についても平均若しくは加算するようにしても
よい。
【0036】画像読取時には、常にその位置関係を維持
しながら、各光源を線順次で切り替えながら平均化ある
いは加算しながら走査することで、1回の走査によりゴ
ミキズ除去のための高画質な画像信号を読み取ることが
できる。さらにS/Nの悪化を改善することができる。
【0037】<ゴミキズ除去>次に、ゴミキズ除去のた
めに取得した高画質な画像信号を使ってゴミキズの影響
を除去した高画質な画像の読み取りについて説明する。
なお、以下の説明はシステムコントローラ126の指示
にしたがって信号処理回路にて行なわれる。
【0038】赤外LED2をフィルムに照射して得た画
像情報にはフィルムのゴミキズの情報が反映される。一
般的なネガ、ポジカラーフィルムのシアン色、イエロー
色、マゼンダ色は赤外光において、透過率が高い。従っ
てフィルム上の画像によらず赤外光LED2の光をほと
んど透過する。一方、ゴミやキズがあると透過しない、
このため、ゴミやキズがある場合にはフィルムの状の画
像によらず、このゴミキズの画像が反映された情報を取
得することができる。
【0039】他方、LED1をフィルムに照射して得た
画像情報にはフィルムのゴミキズの情報が反映されると
ともにフィルム上の画像も反映された画像情報を得るこ
とになる。
【0040】ここで、赤外LED2とLED1とのそれ
ぞれのフィルムへの照射によって得られた画像情報を処
理することによってゴミキズの影響を除去した高画質な
画像の読み取りが可能となる。
【0041】なお、上記実施の形態では、被写体として
の原稿を固定して読み取りを行なったが、被写体を動か
すことによって走査させるようにしても構わない。
【0042】(第2の実施形態)図5は、画像情報を読
み取るためのLED光源であるLED1とゴミキズ情報
検出用の光源である赤外LED2を主走査方向の略1L
ine上に配置したLEDアレイ29の第2の実施形態
を示した図である。
【0043】LED1とLED2はそれぞれ、d3、d
4なるピッチで配置されており、それぞれLED1とL
ED2は独立して点灯制御可能である。同図では、各L
EDの個数に制限無く本発明を実施可能であることを示
した。
【0044】尚、ピッチd3,d4は、各個々のLED
の間隔として固定で無くとも良く、光量レベルや主走査
方向の均一性等による設計事由により自在に設定でき
る。なお、LED1としては、R色、G色、B色、白色
等の複数種のLEDを用いることが可能である。
【0045】図5の形態であっても、図3に示したよう
に、透過原稿用照明ユニット28に設けられているLE
D1による光量分布L1bと、LED2による光量分布
L2bは、図2で示す1Line上配置であるために、
ほぼ同一の光量分布として構成することができ、光学的
な画像情報の位置ずれ要因を解消することが可能にな
る。
【0046】(第3の実施形態)図6はモータ16によ
って走査する1Line分の区間信号をMotor HSYNCと
して示した。
【0047】1Line中で、CCDイメージセンサ1
1513の蓄積時間(CCDshiftゲートパルス区間)
は例えば同図のように4回に分けられ、それぞれ、光源
1による点灯制御パルスによって得られた画像情報であ
る信号成分と光源2による点灯制御パルスによる相対点
灯時間によって得られた画像情報である信号成分とが線
順次にCCD出力信号として得られる。且つそれぞれの
光源での信号成分に相当するCCDイメージセンサ出力
を平均化もしくは、加算することにより、画像情報の位
置ずれをほぼ解消することができる。
【0048】また、同図では、例えば、図2あるいは図
5で記載したLED1およびLED2の光量分布の違い
が無視できないほど位置ずれがある場合や、各LEDの
出力レベルの違いが大きいような場合にも細かく調整可
能なように、光源1(LED1)の点灯時間をL11,
L12及び光源2(LED2)の点灯時間をL21,L
22として制御可能としてもよいことを示した。かつ、
従来に比べ1Line中の各光源における相対点灯時間
が増加するため、S/Nも改善できる。
【0049】尚、言うまでも無く、1Line中でCC
Dイメージセンサ115の蓄積時間(CCDshiftゲー
トパルス区間)をさらに多く分けて平均化することによ
って、さらに位置ずれ要因を解消してゆくことも可能で
ある。画像読取時には、常にその位置関係を維持しなが
ら、各光源を線順次で切り替えながら平均化あるいは加
算しながら走査することで、1回の走査によりゴミキズ
の影響を除去した高画質な画像を読み取ることが可能と
なる。
【0050】(第4の実施形態)図7は、1Lineの
画像読み取りの際に光源1による信号成分の出力の他、
光源2による出力成分の出力を2回行なう実施の形態を
示したものである。たとえば、図7にあるように、1L
ineの読み取りの際に、まず光源2による信号成分を
出力し、続いて光源1による信号成分を出力し、再度光
源2による信号成分を出力し、1Lineの読み取りの
始めの光源2による信号成分と平均または加算する。こ
れにより、画像情報の位置ずれをほぼ解消することがで
きる。また、1Line中の各光源における相対点灯時
間が増加するため、S/Nも改善できることは上述の場
合と同様である。
【0051】また、ゴミキズ除去に関しては第1の実施
の形態での説明と同様の処理を行なうことで実現でき
る。また、この処理もシステムコントローラ126の指
示にしたがって信号処理回路にて行なわれる。
【0052】
【他の実施形態】また、各実施形態の目的は、前述した
実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコ
ードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システ
ムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置の
コンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出し実行することによって
も、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶
媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した
実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム
コードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することにな
る。また、コンピュータが読み出したプログラムコード
を実行することにより、前述した実施形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシ
ステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0053】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0054】以上説明したように、上記の実施形態によ
れば、原稿読取用光源とゴミキズ検出用光源との光量分
布をほぼ同一にすることができるため、光学的な画像情
報の位置ずれ要因を解消することが可能となる。
【0055】また、1Line中でCCDイメージセン
サ115の蓄積時間(CCDshiftゲートパルス区間)
が複数に分けられ、それぞれ、光源1による点灯制御パ
ルスによって得られた画像情報である信号成分と光源2
による点灯制御パルスによる相対点灯時間によって得ら
れた画像情報である信号成分とが複数回によって線順次
にCCD出力信号として得られ、1Line中で各光源
の信号成分を平均化することにより、ほぼ画像情報の位
置ずれを解消することが可能となる。且つ、1Line
中の点灯時間を相対的に長くすることが可能となるた
め、S/Nの改善が可能となり、より高画質の画像読取
装置が提供できるようになる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像情報の位置ずれを抑制できるとともにS/Nも向上
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の第1の実施の形態に係る装置の主な部
分のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のLEDアレイを示し
た概略図である。
【図3】透過原稿照明ユニットと光学系の概略図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態を説明するための動作
タイミング図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のLEDアレイを示し
た概略図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を説明するための動作
タイミング図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を説明するための動
作タイミング図である。
【図8】従来の画像読取装置の構成を示す図である。
【図9】従来の透過原稿用照明装置の一例を示す図であ
る。
【図10】従来の透過原稿照明ユニットと光学系の概略
図である。
【図11】従来例の動作タイミング図である。
【符号の説明】
3 画像読取装置制御基板 5 フィルムガイド 6 原稿台ガラス 7 透過原稿照明用ランプインバータ 8 反射原稿照明用光源 9 第1ミラー 10 第2ミラー 11 第3ミラー 14 光学系ユニット 15 I/Fケーブル 16 モータ 17 信号ケーブル 18 透過原稿照明用ユニット 27 赤外LED 28 複数の光源を含む透過原稿照明ユニット 29 LEDアレイ 30 拡散シート 100 画像読取装置 104 透過原稿用光源 112 レンズ 114a 光軸113と垂直な状態 114b 光軸113から光路外の状態 115 CCDイメージセンサ 117 ガラス板制御用モータ 118 LED1の点灯回路 119 LED2の点灯回路 120 アナログ処理回路 121 A/D変換回路 122 画像処理回路 123 オフセットRAM 124 インターフェイス 125 外部装置 126 システムコントローラ 127 ラインバッファ 128 CPUバス 200 透過原稿照明装置 L1a 画像読み取り用光源の光量分布 L2a 赤外LEDの光量分布 L1b 画像読み取り用LEDの光量分布 L2b 赤外LEDの光量分布 d1 赤外LEDと画像読取用LEDとの距離 d2 赤外LEDと画像読取用LEDとの距離 d3 赤外LEDと画像読取用LEDとの距離 d4 赤外LEDと画像読取用LEDとの距離 LED1 画像読取用LED LED2 赤外LED L11 光源1の点灯パルス L12 光源1の点灯パルス L21 光源2の点灯パルス L21 光源2の点灯パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA05 AB04 BA02 BB02 BC05 BC09 BC11 BC14 CA19 CB22 DC09 5C051 AA01 BA03 DA03 DA06 DB01 DB22 DB24 DB29 DC03 DC05 DC07 DE13 DE29 FA04 5C072 AA01 BA04 BA11 CA05 CA11 DA02 DA04 EA05 FB23 UA20 VA03 5C077 LL02 MM30 MP01 MP08 PP32 PP46 PP48 PQ12 PQ24 SS01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる少なくとも第1、第2の光
    を被写体に照射する照明手段と、前記被写体からの光を
    受光し信号を出力する受光手段とを有し、前記照明手段
    と前記受光手段とを前記被写体と相対移動させることに
    よって前記被写体の画像を読み取る画像読取装置の制御
    方法であって、 前記第1の光の照射に対応した第1の信号を出力し、前
    記第2の光の照射に対応した第2の信号を前記受光手段
    が出力する信号出力ステップと、 前記画像読取装置により1ライン分の画像情報を読み取
    る際に、前記第2の光を前記第1の光の点灯を挟んで複
    数回順次点灯させるとともに該複数回順次点灯により得
    られたそれぞれの画像情報を第1、第2の信号毎に平均
    もしくは加算することによって1ライン分の画像信号と
    する制御ステップとを有することを特徴とする画像読取
    装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記信号出力ステップでは、前記受光手
    段が第1、第2の光の点灯に対応してそれぞれ複数の画
    像信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の画
    像読取装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記平均もしくは加算された第1、第2
    の信号から補正箇所を決定することを特徴とする請求項
    1または2に記載の画像読取装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記照明手段は、第1の光は照射する部
    分と第2の光を照射する部分とが略1ライン上に交互に
    配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の画像読取装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の光は、白色光、赤外光
    のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載の画像読取装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする
    制御プログラム。
  7. 【請求項7】 請求項8に記載の制御プログラムをコン
    ピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする記憶
    媒体。
  8. 【請求項8】 互いに異なる少なくとも第1、第2の光
    を被写体に照射する照明手段と、 前記被写体からの光を受光し信号を出力する受光手段
    と、 前記照明手段と前記受光手段とを前記被写体と相対移動
    させることによって前記被写体の画像を読み取る画像手
    段と、 前記画像読取装置により1ライン分の画像情報を読み取
    る際に、前記第2の光を前記第1の光の点灯を挟んで複
    数回順次点灯させるとともに前記第1の光の照射に対応
    した第1の信号を出力し前記第2の光の照射に対応した
    第2の信号を出力するよう前記受光手段に駆動信号を供
    給する駆動信号供給手段と、 該複数回順次点灯により得られた1ライン中の画像情報
    を、第1、第2の信号毎に平均もしくは加算するよう制
    御する信号制御手段とを有することを特徴とする画像読
    取装置。
  9. 【請求項9】 前記受光手段は第1、第2の光の点灯に
    対応してそれぞれ複数の画像信号を出力することを特徴
    とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記信号制御手段は、前記平均もしく
    は加算された第1、第2の信号から補正箇所を決定する
    よう制御することを特徴とする請求項8または9に記載
    の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記照明手段は、第1の光は照射する
    部分と第2の光を照射する部分とが略1ライン上に交互
    に配置されることを特徴とする請求項8乃至10のいず
    れかに記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2の光は、白色光、赤外
    光のいずれかであることを特徴とする請求項8乃至11
    のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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