JP2003234410A - キャパシタ及びその製造方法並びに半導体装置 - Google Patents

キャパシタ及びその製造方法並びに半導体装置

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JP2003234410A JP2002032406A JP2002032406A JP2003234410A JP 2003234410 A JP2003234410 A JP 2003234410A JP 2002032406 A JP2002032406 A JP 2002032406A JP 2002032406 A JP2002032406 A JP 2002032406A JP 2003234410 A JP2003234410 A JP 2003234410A
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electrode
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capacitor
upper electrode
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俊二 中村
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    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速応答性の良好なキャパシタ及びその製造
方法並びにそのキャパシタを有する半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 基板10上に形成された下部電極14
と、下部電極に対向するように形成された上部電極18
と、少なくとも下部電極と上部電極との間に形成された
キャパシタ誘電体膜16とを有するキャパシタ19であ
って、下部電極及び上部電極の少なくとも一方が、金属
置換層より成る電極である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に係り、特にキャパシタ及びその製造方法並
びにそのキャパシタを有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、DRAM、FRAM等のメモ
リデバイス、RFデバイス、アナログデバイス、又はロ
ジックデバイス等の半導体装置に、キャパシタを形成す
ることが行われている。
【0003】キャパシタは、下部電極と、下部電極状に
形成されたキャパシタ誘電体膜と、キャパシタ誘電体膜
上に形成された上部電極とにより構成されている。
【0004】下部電極及び上部電極の材料としてポリシ
リコンやアモルファスシリコン等の半導体を用いたキャ
パシタは、SIS(Silicon Insulator Silicon)構造
のキャパシタと称されている。
【0005】また、下部電極の材料として半導体を用
い、上部電極の材料として金属を用いたキャパシタは、
SIM(Silicon Insulator Metal)構造のキャパシタ
と称されている。
【0006】このようなSIS構造のキャパシタやSI
M構造のキャパシタは、少なくとも下部電極にポリシリ
コン等の半導体が用いられているため、電極における電
気抵抗が比較的高かった。このため、高速応答性の良好
なキャパシタを得ることができなかった。
【0007】そこで、近時では、下部電極及び上部電極
の材料として金属を用いたMIM(Metal Insulator Me
tal)構造のキャパシタが提案されている。MIM構造
のキャパシタは、下部電極と上部電極のいずれにも金属
が用いられており、下部電極及び上部電極の電気抵抗が
低いため、高速応答性の良好なキャパシタを提供しうる
と考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、良好な
電気的特性を有するキャパシタを形成するためには、下
部電極及びキャパシタ誘電体膜を形成した後に、キャパ
シタ誘電体膜の膜質を向上するために、低くとも650
℃以上の高温の熱処理を行う必要がある。キャパシタ誘
電体膜の膜質の向上は、キャパシタの耐圧を向上し、リ
ーク電流を低減するために極めて重要である。高温の熱
処理に耐え得る金属としては、W(タングステン)、W
N、TiN、Ru、RuO等が考えられるが、これらの
材料はいずれも比抵抗が比較的高い。具体的には、Wの
比抵抗は約6〜9μΩ・cm、WNの比抵抗は約50μ
Ω・cm、TiNの比抵抗は約50μΩ・cm、Ruの
比抵抗は約10〜15μΩ・cm、RuOの比抵抗は約
140μΩ・cmである。一方、Alは、比抵抗が2.
7μΩ・cmと低いものの、融点が630℃と低く、上
記のような高温の熱処理には耐えられないため、用いる
ことはできない。従って、従来は、Alのような比抵抗
の低い材料を下部電極の材料として用いて、高速応答性
の良好なキャパシタを構成することはできなかった。
【0009】また、金属より成る下部電極とキャパシタ
誘電体膜とを形成した後に、キャパシタ誘電体膜の膜質
を向上するための熱処理を行うと、下部電極がキャパシ
タ誘電体膜から酸素を奪い、却ってキャパシタ誘電体膜
の膜質が劣化してしまう虞もある。
【0010】また、半導体装置の製造プロセスは、バル
ク工程と多層工程とに大別されるが、バルク工程では1
000℃程度の高温の熱処理が行われるため、バルク工
程において金属電極を形成すると、金属汚染の問題が生
じる虞がある。このため、バルク工程においては、金属
電極を形成することはできなかった。このため、金属電
極を用いたキャパシタは、バルク工程で形成される層に
は形成することはできなかった。
【0011】本発明の目的は、高速応答性の良好なキャ
パシタ及びその製造方法並びにそのキャパシタを有する
半導体装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基板上に形
成された下部電極と、前記下部電極に対向するように形
成された上部電極と、少なくとも前記下部電極と前記上
部電極との間に形成されたキャパシタ誘電体膜とを有す
るキャパシタであって、前記下部電極及び前記上部電極
の少なくとも一方が、金属置換層より成る電極であるこ
とを特徴とするキャパシタにより達成される。
【0013】また、上記目的は、基板上に下部電極を形
成する工程と、前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を
形成する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極
を形成する工程と、前記上部電極上に絶縁膜を形成する
工程と、前記絶縁膜に前記下部電極に達する開口部を形
成する工程と、前記絶縁膜上に金属層を形成する工程
と、前記金属層の金属原子を、前記開口部を介して前記
下部電極の構成原子と置換することにより、金属置換層
より成る下部電極を形成する工程とを有することを特徴
とするキャパシタの製造方法により達成される。
【0014】また、上記目的は、基板上に下部電極を形
成する工程と、前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を
形成する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極
を形成する工程と、前記上部電極上に絶縁膜を形成する
工程と、前記絶縁膜に、前記下部電極に達する第1の開
口部と、前記上部電極に達する第2の開口部とを形成す
る工程と、前記絶縁膜上に金属層を形成する工程と、前
記金属層の金属原子を、前記第1の開口部を介して前記
下部電極の構成原子と置換することにより、金属置換層
より成る下部電極を形成し、前記金属層の金属原子を、
前記第2の開口部を介して前記上部電極の構成原子と置
換することにより、金属置換層より成る上部電極を形成
する工程とを有することを特徴とするキャパシタの製造
方法により達成される。
【0015】また、上記目的は、基板上に下部電極を形
成する工程と、前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を
形成する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極
を形成する工程と、前記上部電極上に絶縁膜を形成する
工程と、前記絶縁膜に、前記上部電極に達する開口部を
形成する工程と、前記絶縁膜上に金属層を形成する工程
と、前記金属層の金属原子を、前記開口部を介して前記
上部電極の構成原子と置換することにより、金属置換層
より成る上部電極を形成する工程とを有することを特徴
とするキャパシタの製造方法により達成される。
【0016】また、上記目的は、基板上に形成された下
部電極と、前記下部電極に対向するように形成された上
部電極と、少なくとも前記下部電極と前記上部電極との
間に形成されたキャパシタ誘電体膜とを有するキャパシ
タを有する半導体装置であって、前記下部電極及び前記
上部電極の少なくとも一方が、金属置換層より成る電極
であることを特徴とする半導体装置により達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半導体装置及びその製造方法を図1乃至図
3を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体
装置を示す概略図である。図1(a)は平面図であり、
図1(b)は断面図である。図1(b)は、図1(a)
のA−A′線断面図である。図2及び図3は、本実施形
態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【0018】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図1を用いて説明する。
【0019】図1に示すように、例えばSiより成る半
導体基板10上には、例えば膜厚200〜500nmの
SiO2より成る絶縁膜12が形成されている。
【0020】絶縁膜12上には、厚さ200nmの下部
電極14が形成されている。下部電極14は、ポリシリ
コン−アルミニウム置換(Polysilicon-Alminum Substi
tute、PAS)法により形成されたものである。下部電
極14は、置換金属層であるAl層により構成されてい
る。
【0021】ポリシリコン−アルミニウム置換法とは、
ポリシリコン等により形成された電極等を、アルミニウ
ムと接触させ、熱処理等を行うことにより、ポリシリコ
ン等より成る電極等をアルミニウムに変換(置換)する
方法のことをいう。なお、ポリシリコン−アルミニウム
置換法については、特開平11−97535号公報を参
照されたい。また、ポリシリコン−アルミニウム置換法
については、International Electron Devices Meeting
96, p.946-948にも記載されている。また、ポリシリコ
ン−アルミニウム置換法については、1999年6月の
VLSIシンポジウムにも発表されている(1999 sympo
sium on VLSI Technoligy 4A-2, p.35-36参照)。
【0022】また、本明細書中で、置換金属層とは、半
導体層等を金属に置換することにより得られた金属層の
ことをいう。
【0023】下部電極14が形成された絶縁膜12上に
は、例えば膜厚20nmのキャパシタ誘電体膜16が形
成されている。キャパシタ誘電体膜16の材料として
は、例えば、Ta25、SiN、SiON、BST、S
TO、PZT等を用いることができる。
【0024】キャパシタ誘電体膜16上には、 下部電
極14と対向するように、厚さ200nmのAlより成
る上部電極18が形成されている。
【0025】これら下部電極14、キャパシタ誘電体膜
16及び上部電極18により、キャパシタ19が構成さ
れている。
【0026】上部電極18が形成されたキャパシタ誘電
体膜16上には、例えば、膜厚300nmのSiO2
り成る層間絶縁膜20が形成されている。
【0027】層間絶縁膜20及びキャパシタ誘電体膜1
6には、下部電極14に達する開口部22が形成されて
いる。
【0028】開口部22内には、Alより成る導体プラ
グ24が埋め込まれている。導体プラグ24を構成する
Al層は、ポリシリコンをアルミニウムに置換する際に
用いられるAl層がそのまま用いられているため、下部
電極14と導体プラグ24とは同一のAl層により一体
に形成されている。
【0029】層間絶縁膜20には、上部電極18に達す
る開口部26が形成されている。
【0030】開口部26内には、例えばW/TiN/T
iより成る導体プラグ28が埋め込まれている。
【0031】導体プラグ28が埋め込まれた層間絶縁膜
20上には、導体プラグ24に接続された電極パッド3
0と、導体プラグ28に接続された電極パッド32とが
形成されている。
【0032】こうして本実施形態による半導体装置が構
成されている。
【0033】本実施形態による半導体装置は、下部電極
がAlより成る金属置換層により構成されていることに
主な特徴がある。
【0034】従来の半導体装置では、下部電極の材料と
しては、キャパシタ誘電体膜の膜質を向上するための高
温の熱処理に耐え得る材料が用いられていた。具体的に
は、下部電極の材料として、ポリシリコン等の半導体が
用いられていた。しかし、ポリシリコン等の半導体は、
Al等の金属と比較して比抵抗が高いため、良好な高速
応答性を有するキャパシタを構成することができなかっ
た。
【0035】これに対し、本実施形態では、下部電極が
置換金属層により構成されている。後述するように、本
実施形態では、ポリシリコン層より成る下部電極を形成
しておき、キャパシタ誘電体膜の膜質を向上する高温の
熱処理を行った後で、ポリシリコンをアルミニウムに置
換するため、高温の熱処理に耐えられないアルミニウム
を下部電極の材料として用いることができる。従って、
本実施形態によれば、高速応答性の良好なキャパシタを
有する半導体装置を提供することができる。
【0036】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法について図2及び図3を
用いて説明する。
【0037】まず、図2(a)に示すように、半導体基
板10上に、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposit
ion、化学気相堆積)法により、膜厚200nmのSi
2より成る絶縁膜12を形成する。
【0038】次に、全面に、例えば、CVD法により、
厚さ200nmのポリシリコン層を形成する。
【0039】次に、フォトリソグラフィ技術により、ポ
リシリコン層をパターニングする。これにより、ポリシ
リコンより成る下部電極34が形成される。
【0040】次に、全面に、例えば、CVD法により、
膜厚20nmのTa25等より成るキャパシタ誘電体膜
16を形成する。
【0041】次に、例えば700℃、30分程度の熱処
理を行う。この熱処理は、キャパシタ誘電体膜16の膜
質を向上するためのものである。
【0042】次に、全面に、例えばCVD法又はスパッ
タ法により、厚さ200nmのAl層を形成する。この
後、フォトリソグラフィ技術を用い、Al層をパターニ
ングする。これにより、図2(b)に示すように、Al
層より成る上部電極18が形成される。
【0043】次に、図2(c)に示すように、全面に、
例えば、CVD法により、膜厚300nmのSiO2
り成る層間絶縁膜20を形成する。
【0044】次に、層間絶縁膜20及びキャパシタ誘電
体膜16に、ポリシリコンより成る下部電極34に達す
る開口部22を形成する。
【0045】次に、全面に、例えば、CVD法又はスパ
ッタ法により、厚さ500nmのAl層36を形成す
る。この際、Al層36は、開口部22内にも埋め込ま
れる。
【0046】次に、全面に、スパッタ法により、厚さ2
00nmのTiより成る吸収層38を形成する。吸収層
38は、ポリシリコン−アルミニウム置換法によりポリ
シリコンをアルミニウムに置換する際に、Al層36中
に相互拡散したシリコンを吸収するためのものである。
Al層36中に相互拡散したシリコンを吸収層38によ
り吸収することができるため、Al層36を薄く形成し
た場合であっても、ポリシリコンを確実にアルミニウム
に置換することができる。
【0047】次に、図3(a)に示すように、例えば、
350〜550℃、30分程度の熱処理を行う。この熱
処理は、ポリシリコン−アルミニウム置換法により、ポ
リシリコンより成る下部電極34をAlに置換するため
のものである。これにより、ポリシリコンより成る下部
電極34がAlに置換され、Alより成る下部電極14
が形成される。
【0048】こうして、下部電極14、キャパシタ誘電
体膜16及び上部電極18より成るキャパシタ19が形
成される。
【0049】次に、図3(b)に示すように、例えば、
CMP(Chemical Mechanical Polishing、化学的機械
的研磨)法により、層間絶縁膜20の上面が露出するま
でAl層36を研磨する。なお、ここでは、CMP法を
用いたが、CMP法に限定されるものではなく、例えば
エッチバック法を用いてもよい。
【0050】こうして、開口部22内に、Alより成る
導体プラグ24が埋め込まれる。導体プラグ24を構成
するAl層は、ポリシリコンより成る下部電極34をア
ルミニウムに置換する際に用いられるAl層36がその
まま用いられるため、下部電極14と導体プラグ24と
は同一のAl層により一体に形成されることとなる。
【0051】なお、本実施形態では、アルミニウムとシ
リコンとを相互拡散させることにより置換金属層より成
る下部電極14を形成するため、下部電極14から導体
プラグ24にかけて、置換される半導体構成原子である
シリコンの濃度勾配が存在する場合がある。
【0052】次に、層間絶縁膜20に、上部電極18に
達する開口部26を形成する。
【0053】次に、開口部26内に、例えば、W/Ti
N/Tiより成る導体プラグ28を埋め込む。
【0054】次に、全面に、例えば、スパッタ法によ
り、厚さ500nmのAl層を形成する。この後、フォ
トリソグラフィ技術を用い、Al層をパターニングす
る。これにより、導体プラグ24、28にそれぞれ接続
されたAlより成る電極パッド30、32が形成され
る。
【0055】こうして本実施形態による半導体装置が製
造される。
【0056】このように本実施形態によれば、ポリシリ
コンより成る下部電極34を形成しておき、キャパシタ
誘電体膜16の膜質を向上する高温の熱処理を行った後
に、ポリシリコンより成る下部電極34をアルミニウム
に置換して、アルミニウムより成る下部電極14を構成
するため、キャパシタ誘電体膜16の膜質を向上する際
の熱処理に耐えられないアルミニウムを下部電極14の
材料として用いることができる。従って、本実施形態に
よれば、良好な高速応答性を有するキャパシタを形成す
ることができる。
【0057】また、本実施形態によれば、従来からキャ
パシタの下部電極の材料として用いられてきたポリシリ
コンをアルミニウムに置換すればよいので、大がかりな
設計変更や、レイアウト変更、プロセス変更等を伴うこ
となく、キャパシタの高速応答性を向上することができ
る。従って、本実施形態によれば、開発コストや製造コ
ストを抑制することができ、ひいては半導体装置を安価
に提供することができる。
【0058】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図4乃至図6を用い
て説明する。図4は、本実施形態による半導体装置を示
す概略図である。図4(a)は平面図であり、図4
(b)は断面図である。図4(b)は、図4(a)のA
−A′線断面図である。図5及び図6は、本実施形態に
よる半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図
1乃至図3に示す第1実施形態による半導体装置及びそ
の製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して
説明を省略または簡潔にする。
【0059】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図4を用いて説明する。
【0060】本実施形態による半導体装置は、下部電極
14と上部電極18aのいずれにもAlより成る金属置
換層が用いられていることに主な特徴がある。
【0061】図4に示すように、絶縁膜12上には、第
1実施形態と同様に、金属置換層であるAl層より成る
下部電極14が形成されている。下部電極14と導体プ
ラグ24とは、同一のAl層により一体に形成されてい
る。
【0062】一方、キャパシタ誘電体膜16上には、金
属置換層であるAl層より成る上部電極18aが形成さ
れている。上部電極18aと導体プラグ28aとは、同
一のAl層により一体に形成されている。
【0063】下部電極14、キャパシタ誘電体膜16及
び上部電極18aにより、キャパシタ19aが構成され
ている。
【0064】こうして本実施形態による半導体装置が構
成されている。
【0065】本実施形態による半導体装置は、上述した
ように、下部電極14と上部電極18aのいずれにもA
lより成る金属置換層が用いられていることに主な特徴
がある。
【0066】第1実施形態では、下部電極14には金属
置換層が用いられていたが、上部電極18には金属置換
層が用いられていなかった。このため、第1実施形態で
は、上部電極18を形成した後に高温の熱処理を行う
と、上部電極18が溶解してしまう。このため、第1実
施形態では、高温の熱処理が行われるバルク工程で形成
される層に金属電極を有するキャパシタを形成すること
はできなかった。
【0067】これに対し、本実施形態によれば、ポリシ
リコンより成る下部電極34及び上部電極40を形成し
ておき、高温の熱処理が完了した後で、ポリシリコンよ
り成る下部電極34及び上部電極40をAlに置換し
て、Alより成る下部電極14及び上部電極18aを形
成する。従って、本実施形態によれば、高温の熱処理が
行われるバルク工程で形成される層にも、金属電極を有
するキャパシタを形成することが可能となる。
【0068】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図5及び図6を用いて
説明する。
【0069】まず、熱処理によりキャパシタ誘電体膜1
6の膜質を向上する工程までは、図2(a)を用いて上
述した半導体装置の製造方法と同様であるので、説明を
省略する(図5(a))。
【0070】次に、全面に、例えば、CVD法により、
厚さ200nmのポリシリコン層を形成する。この後、
フォトリソグラフィ技術を用い、ポリシリコン層をパタ
ーニングする。これにより、ポリシリコンより成る上部
電極40が形成される(図5(b))。
【0071】次に、図2(c)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、層間絶縁膜20を形成す
る。
【0072】次に、層間絶縁膜20及びキャパシタ誘電
体膜16に、ポリシリコンより成る下部電極34に達す
る開口部22を形成するとともに、層間絶縁膜20に、
ポリシリコンより成る上部電極40に達する開口部26
を形成する。
【0073】次に、図2(c)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、Al36及び吸収層38
を形成する(図5(c))。
【0074】次に、図3(a)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、ポリシリコンより成る下
部電極34及び上部電極40をアルミニウムに置換す
る。これにより、金属置換層であるAl層より成る下部
電極14と上部電極18aとが形成される。
【0075】こうして、下部電極14、キャパシタ誘電
体膜16及び上部電極18aにより成るキャパシタ19
aが形成される。(図6(a))。
【0076】次に、例えば、CMP法により、層間絶縁
膜20の表面が露出するまで、吸収層38及びAl層3
6を研磨する。こうして、開口部22内に導体プラグ2
4が埋め込まれるとともに、開口部26内に導体プラグ
28aが埋め込まれる。導体プラグ24、28aを構成
するAl層は、ポリシリコンをアルミニウムに置換する
際に用いられるAl層がそのまま用いられるため、下部
電極14と導体プラグ24とが同一のAl層により一体
に形成され、上部電極18aと導体プラグ28aとが同
一のAl層により一体に形成されることとなる。
【0077】この後の半導体装置の製造方法は、図3
(c)を用いて上述した半導体装置の製造方法と同様で
あるので、説明を省略する。
【0078】こうして、本実施形態による半導体装置が
製造される。
【0079】本実施形態によれば、ポリシリコンより成
る下部電極34及び上部電極40を形成しておき、ポリ
シリコンをアルミニウムに置換することにより、Alよ
り成る下部電極14及び上部電極18aを形成する。こ
のため、本実施形態によれば、高温の熱処理が行われる
バルク工程で形成される層にも、金属電極を有するキャ
パシタを形成することができる。
【0080】(変形例(その1))次に、本実施形態に
よる半導体装置の変形例(その1)を図7を用いて説明
する。図7は、本変形例による半導体装置を示す断面図
である。
【0081】本変形例による半導体装置は、キャパシタ
19aの下部電極14が、トランジスタのゲート電極と
同一の層に形成されていることに主な特徴がある。
【0082】図7に示すように、半導体基板10には、
素子領域を画定する素子分離領域42が形成されてい
る。素子分離領域42は、例えばSTI(Shallow Tren
ch Isolation)法により形成されている。
【0083】図7の左側の図に示すように、素子分離領
域42上には、下部電極14が形成されている。下部電
極14は、Alより成る金属置換層により構成されてい
る。
【0084】下部電極14上には、キャパシタ誘電体膜
16を介して、上部電極18aが形成されている。上部
電極18aも、Alより成る金属置換層により構成され
ている。
【0085】下部電極14、キャパシタ誘電体膜16及
び上部電極18aにより、キャパシタ19aが構成され
ている。
【0086】一方、図7の右側の図に示すように、素子
分離領域42により画定された素子領域44には、ゲー
ト絶縁膜46を介してゲート電極48が形成されてい
る。
【0087】ゲート電極48の両側の半導体基板10に
は、エクステンションソースドレインの浅い領域を構成
する不純物拡散領域50aが形成されている。
【0088】上面及び側面がキャパシタ誘電体膜16に
より覆われたゲート電極48の側面には、SiO2より
成るサイドウォール絶縁膜52が形成されている。
【0089】側面にサイドウォール絶縁膜52が形成さ
れたゲート電極48の両側の半導体基板10には、ソー
スドレインの深い領域を構成する不純物拡散領域50b
が形成されている。
【0090】不純物拡散領域50aと不純物拡散領域5
0bとによりソース/ドレイン拡散層50が構成されて
いる。
【0091】こうして、ゲート電極48とソース/ドレ
イン拡散層50とを有するトランジスタ51が構成され
ている。
【0092】層間絶縁膜20及びキャパシタ誘電体膜1
6には、不純物拡散領域50bに達するコンタクトホー
ル54が形成されている。コンタクトホール54には、
導体プラグ56が埋め込まれている。
【0093】導体プラグ56が埋め込まれた層間絶縁膜
20上には、配線層58が形成されている。
【0094】こうして本変形例による半導体装置が構成
されている。
【0095】本変形例による半導体装置は、トランジス
タ51のゲート電極48と同一の層にキャパシタ19a
の下部電極14が形成されていることに主な特徴があ
る。
【0096】本変形例では、ポリシリコンより成る下部
電極34(図5(a)参照)を形成するためのポリシリ
コン層が、ゲート電極48を形成するために用いられる
ポリシリコン層を兼ねている。そして、本変形例では、
高温の熱処理が完了した後で、ポリシリコンより成る下
部電極34及び上部電極40(図5(b)参照)をAl
に置換することにより、Alより成る下部電極14及び
上部電極18aが形成されている。このように、トラン
ジスタ51のゲート電極48と同一の層に下部電極14
を形成してもよい。
【0097】また、下部電極34及び上部電極40をA
lに置換する際に、ゲート電極48をもAlに置換して
もよい。
【0098】(変形例(その2))次に、本実施形態に
よる半導体装置の変形例(その2)を図8を用いて説明
する。図8は、本変形例による半導体装置を示す断面図
である。
【0099】本変形例による半導体装置は、キャパシタ
19aの下部電極14が、抵抗器60と同一の層に形成
されていることに主な特徴がある。
【0100】図8の左側の図は、図7の左側の図と同様
であるので説明を省略する。
【0101】図8の右側の図に示すように、素子分離領
域42上には、ポリシリコンより成る抵抗器60が形成
されている。
【0102】層間絶縁膜20及びキャパシタ誘電体膜1
6には、抵抗器60に達するコンタクトホール62が形
成されている。コンタクトホール60には、導体プラグ
64が埋め込まれている。
【0103】導体プラグ64が埋め込まれた層間絶縁膜
20上には、配線層66が形成されている。
【0104】こうして本変形例による半導体装置が構成
されている。
【0105】本変形例による半導体装置は、抵抗器60
と同一の層にキャパシタ19aの下部電極14が形成さ
れていることに主な特徴がある。
【0106】本変形例では、ポリシリコンより成る下部
電極34(図5(a)参照)を形成するためのポリシリ
コン層が、抵抗器60を形成するために用いられるポリ
シリコン層を兼ねている。そして、本変形例では、高温
の熱処理が完了した後で、ポリシリコンより成る下部電
極34及び上部電極40(図5(b)参照)をアルミニ
ウムに置換することにより、Alより成る下部電極14
及び上部電極18aが形成されている。このように、抵
抗器60と同一の層に下部電極14を形成してもよい。
【0107】(変形例(その3))次に、本実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法の変形例を図9乃至図
10を用いて説明する。図9は、本変形例による半導体
装置を示す概略図である。図9(a)は本変形例による
半導体装置を示す平面図であり、図9(b)は本変形例
による半導体装置を示す断面図である。図10は、本変
形例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【0108】本変形例による半導体装置は、ポリシリコ
ンより成る下部電極34及び上部電極40(図5(b)
参照)をアルミニウムに置換する際に用いられるAl層
36を用いて、配線層31、33が構成されていること
に主な特徴がある。
【0109】図9に示すように、配線層31は、ポリシ
リコンより成る下部電極34及び上部電極40をアルミ
ニウムに置換する際に用いられたAl層36をパターニ
ングすることにより形成されている。下部電極14、導
体プラグ24及び配線層31は、同一のAl層により一
体に形成されている。
【0110】配線層31上には、吸収層38が形成され
ている。
【0111】下部電極14、導体プラグ24及び配線層
31が、ポリシリコンより成る下部電極34及び上部電
極40をアルミニウムに置換する際に用いられたAl層
36により構成されているため、下部電極14から配線
層31にかけて、置換された半導体構成原子であるシリ
コンの濃度勾配が存在する場合がある。即ち、下部電極
14、導体プラグ24及び配線層31において、配線層
31表面から下部電極14の末端にかけて、シリコンの
濃度が徐々に高くなる場合がある。
【0112】換言すれば、下部電極14、導体プラグ2
4及び配線層31において、配線層31表面から下部電
極14の末端にかけて、アルミニウムの濃度が徐々に低
くなる場合がある。
【0113】下部電極14、導体プラグ24及び配線層
31におけるアルミニウムの濃度分布は、例えば以下の
ような式により表すことができる。
【0114】
【数1】
【0115】但し、
【0116】
【数2】
【0117】である。
【0118】ここで、xは、配線層表面からの深さ(単
位はcm)である。また、tは、ポリシリコン−アルミ
ニウム置換法により熱処理を行う際の熱処理時間(単位
は秒)である。また、Dは、拡散係数(単位はcm3
秒)である。また、C(x,t)は、t時間の熱処理を
行った際における深さxにおけるアルミニウムの濃度
(単位はcm-3)である。また、CSは、配線層の表面
におけるAlの濃度である。なお、拡散係数Dの値は、
熱処理温度、熱処理時間等により異なる。
【0119】上記の式から分かるように、下部電極1
4、導体プラグ24及び配線層31におけるアルミニウ
ムの濃度勾配は、例えば指数分布となる。換言すれば、
下部電極14、導体プラグ24及び配線層31における
シリコンの濃度分布は、例えば指数分布となる。
【0120】上記の式に基づいて、下部電極14、導体
プラグ24及び配線層31におけるアルミニウムの濃度
分布を表すと、図25に示すようになる。図25は、ア
ルミニウムの濃度分布を示すグラフである。
【0121】一方、配線層33は、ポリシリコンより成
る下部電極34及び上部電極40をアルミニウムに置換
する際に用いられたAl層36をパターニングすること
により形成されている。上部電極18a、導体プラグ2
8a及び配線層33は、同一のAl層により一体に形成
されている。
【0122】配線層33上には、吸収層38が形成され
ている。
【0123】なお、ここでは、配線層31、33上に吸
収層38が形成されているが、吸収層38のみを除去
し、Al層36のみをパターニングすることにより、配
線層31、33を形成してもよい。
【0124】上部電極18a、導体プラグ28a及び配
線層33が、ポリシリコンより成る下部電極34及び上
部電極40をアルミニウムに置換する際に用いられたA
l層36により形成されているため、上部電極18aか
ら配線層33にかけて、置換された半導体構成原子であ
るシリコンの濃度勾配が存在する場合がある。即ち、上
部電極18a、導体プラグ28a及び配線層33におい
て、配線層33表面から上部電極18aの末端にかけ
て、シリコンの濃度が徐々に高くなる場合がある。換言
すれば、上部電極18a、導体プラグ28a及び配線層
33において、配線層33表面から上部電極18aの末
端にかけて、アルミニウムの濃度が徐々に低くなる場合
がある。アルミニウムやシリコンの濃度勾配は、上記と
同様に、例えば指数分布となる。
【0125】こうして本変形例による半導体装置が構成
されている。
【0126】次に、本変形例による半導体装置の製造方
法を図10を用いて説明する。
【0127】まず、ポリシリコンより成る下部電極34
及び上部電極40をアルミニウムに置換して、Alより
成る下部電極14及び上部電極18aを形成する工程ま
では、図5(a)乃至図6(a)を用いて上述した半導
体装置の製造方法と同様であるので説明を省略する(図
10(a))。
【0128】次に、図10(b)に示すように、吸収層
38及びAl層36をパターニングする。これにより、
Alより成る配線層31、33が形成される。
【0129】本変形例では、ポリシリコンより成る下部
電極34及び上部電極40をアルミニウムに置換する際
に用いられたAl層36(図10(a)参照)を用いて
配線層31、33が形成されているため、配線層31、
33を形成するためのAl層をAl層36と別個に形成
することを要しない。従って、本変形例によれば、製造
工程を簡略化することができる。
【0130】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図11乃至図13を
用いて説明する。図11は、本実施形態による半導体装
置を示す概略図である。図11(a)は平面図であり、
図11(b)は断面図である。図11(b)は、図11
(a)のA−A′線断面図である。図12及び図13
は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程
断面図である。図1乃至図10に示す第1又は第2実施
形態による半導体装置及びその製造方法と同一の構成要
素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にす
る。
【0131】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図11を用いて説明する。
【0132】本実施形態による半導体装置は、下部電極
14aにポリシリコン層が用いられており、上部電極1
8aにAlより成る金属置換層が用いられていることに
主な特徴がある。
【0133】図11に示すように、絶縁膜12上には、
ポリシリコンより成る下部電極14aが形成されてい
る。
【0134】下部電極14aに達する開口部22には、
例えば、W/TiN/Tiより成る導体プラグ24aが
埋め込まれている。
【0135】一方、キャパシタ誘電体膜16上には、金
属置換層であるAl層より成る上部電極18aが形成さ
れている。上部電極18aと導体プラグ28aとは、同
一のAl層により一体に形成されている。
【0136】これら下部電極14a、キャパシタ誘電体
膜16及び上部電極18aにより、キャパシタ19bが
構成されている。
【0137】こうして本実施形態による半導体装置が構
成されている。
【0138】このように、上部電極18aのみをAlよ
り成る金属置換層により構成してもよい。
【0139】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図12及び図13を用
いて説明する。
【0140】まず、図2(a)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、半導体基板10上に、絶
縁膜12を形成する。
【0141】次に、図2(a)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、全面に、ポリシリコン層
を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術により、
ポリシリコン層をパターニングする。これにより、図1
2(a)に示すように、ポリシリコンより成る下部電極
14aが形成される。
【0142】この後、キャパシタ誘電体膜16を形成
し、熱処理によりキャパシタ誘電体膜16の膜質を向上
する工程までは、図2(a)を用いて上述した半導体装
置の製造方法と同様であるので説明を省略する。
【0143】次に、図5(b)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、ポリシリコンより成る上
部電極40を形成する(図12(b))。
【0144】次に、図2(c)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、層間絶縁膜20を形成す
る。
【0145】次に、層間絶縁膜20に、ポリシリコンよ
り成る上部電極40に達する開口部26を形成する。
【0146】次に、図2(c)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、Al層36及び吸収層3
8を形成する(図12(c))。
【0147】次に、図3(a)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、ポリシリコン−アルミニ
ウム置換法により、ポリシリコンより成る上部電極40
をアルミニウムに置換する。これにより、金属置換層で
あるAl層より成る上部電極18aが形成される。こう
して、下部電極14a、キャパシタ誘電体膜16及び上
部電極18aより成るキャパシタ19bが構成される
(図13(a))。
【0148】次に、図3(b)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、吸収層38及びAl層3
6を、層間絶縁膜20の上面が露出するまで研磨する。
こうして、開口部26内に導体プラグ28aが埋め込ま
れる。導体プラグ28aを構成するAl層は、ポリシリ
コンより成る上部電極40をアルミニウムに置換する際
に用いられるAl層がそのまま用いられるため、上部電
極18aと導体プラグ28aとは同一のAl層により一
体に形成されることとなる。
【0149】次に、図13(b)に示すように、層間絶
縁膜20及びキャパシタ誘電体膜16に、下部電極14
aに達する開口部22を形成する。
【0150】次に、開口部22内に、W/TiN/Ti
より成る導体プラグ24aを埋め込む。
【0151】この後の図13(c)に示す半導体装置の
製造方法は、図3(c)を用いて上述した半導体装置の
製造方法と同様であるので、説明を省略する。
【0152】こうして、本実施形態による半導体装置が
製造される。
【0153】[第4実施形態]本発明の第4実施形態に
よる半導体装置を図14乃至図20を用いて説明する。
図14は、本実施形態による半導体装置を示す概略図で
ある。図14(a)は平面図であり、図14(b)は断
面図である。図14(b)は、図14(a)のA−A′
線断面図である。図1乃至図13に示す第1乃至第3実
施形態による半導体装置及びその製造方法と同一の構成
要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔に
する。
【0154】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図14を用いて説明する。
【0155】本実施形態による半導体装置は、下部電極
14bがストライプ状に分割されていることに主な特徴
がある。
【0156】図14に示すように、複数の帯状の部分電
極13が、ストライプ状に配置されている。これら複数
の帯状の部分電極13により、下部電極14bが構成さ
れている。部分電極13は、置換金属層であるAl層に
より構成されている。
【0157】下部電極14bが形成された絶縁膜12上
には、キャパシタ誘電体膜16が形成されている。
【0158】キャパシタ誘電体膜16上には、下部電極
14bと対向するように、Alより成る上部電極18b
が形成されている。
【0159】これら下部電極14b、キャパシタ誘電体
膜16及び上部電極18bにより、キャパシタ19cが
構成されている。
【0160】層間絶縁膜20及びキャパシタ誘電体膜1
6には、部分電極13に達するように開口部22が複数
形成されている。
【0161】開口部22には、それぞれ導体プラグ24
が埋め込まれている。導体プラグ24を構成するAl層
は、ポリシリコンをアルミニウムに置換する際に用いら
れるAl層がそのまま用いられているため、部分電極1
3と導体プラグ24とは同一のAl層により一体に形成
されている。
【0162】層間絶縁膜20には、上部電極18bに達
する開口部26が複数形成されている。開口部26に
は、導体プラグ28が埋め込まれている。
【0163】導体プラグ24、28が埋め込まれた層間
絶縁膜20上には、電極パッド30a、32aが形成さ
れている。電極パッド30aは、層間絶縁膜20に埋め
込まれた複数の導体プラグ24に接続されている。電極
パッド32aは、層間絶縁膜20に埋め込まれた複数の
導体プラグ28に接続されている。
【0164】こうして本実施形態による半導体装置が構
成されている。
【0165】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図15乃至図20を用
いて説明する。図15乃至図20は、本実施形態による
半導体装置の製造方法を示す工程図である。図15
(a)は断面図であり、図15(b)は平面図である。
図15(a)は、図15(b)のA−A′線断面図であ
る。図16(a)は断面図であり、図16(b)は平面
図である。図16(a)は、図16(b)のA−A′線
断面図である。図17(a)は断面図であり、図17
(b)は平面図である。図17(a)は、図17(b)
のA−A′線断面図である。図18(a)乃至図19
(a)は断面図であり、図19(b)は平面図である。
図19(a)は、図19(b)のA−A′線断面図であ
る。図20(a)は断面図であり、図20(b)は平面
図である。図20(a)は、図20(b)のA−A′線
断面図である。
【0166】まず、図2(a)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、半導体基板10上に、絶
縁膜12を形成する。
【0167】次に、図2(a)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、全面に、ポリシリコン層
を形成する。この後、フォトリソグラフィ技術により、
ポリシリコン層をパターニングする。これにより、図1
5(b)に示すように、ストライプ状に配置されたポリ
シリコンより成る帯状の部分電極34aが複数形成され
る。
【0168】この後、熱処理によりキャパシタ誘電体膜
16の膜質を向上する工程までは、図2(a)を用いて
上述した半導体装置の製造方法と同様であるので説明を
省略する(図15(a))。
【0169】次に、全面に、例えば、スパッタ法又はC
VD法により、厚さ200nmのAl層を形成する。こ
の後、フォトリソグラフィ技術を用い、Al層をパター
ニングする。これにより、図16に示すように、Al層
より成る上部電極18bが形成される。
【0170】次に、図2(c)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、層間絶縁膜20を形成す
る。
【0171】次に、図17に示すように、層間絶縁膜2
0及びキャパシタ誘電体膜16に、ストライプ状に配置
されたそれぞれのポリシリコンより成る部分電極34a
に達する開口部22を形成する。
【0172】次に、図2(c)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、Al層36及び吸収層3
8を形成する(図18(a))。
【0173】次に、図3(a)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、ポリシリコン−アルミニ
ウム置換法により、ポリシリコンより成る部分電極34
aをアルミニウムに置換する。これにより、帯状の部分
電極13をストライプ状に配置して成る下部電極14b
が形成される。こうして、下部電極14b、キャパシタ
誘電体膜16及び上部電極18bより成るキャパシタ1
9cが形成される(図18(b))。
【0174】次に、図3(b)を用いて上述した半導体
装置の製造方法と同様にして、吸収層38及びAl層3
6を、層間絶縁膜20の上面が露出するまで研磨する。
こうして、開口部22内に導体プラグ24が埋め込まれ
る。導体プラグ24を構成するAl層は、ポリシリコン
より成る上部電極40をアルミニウムに置換する際に用
いられるAl層がそのまま用いられるため、導電層13
と導体プラグ24とは同一のAl層により一体に形成さ
れることとなる。
【0175】次に、図19に示すように、層間絶縁膜2
0に、上部電極18bに達する開口部26を形成する。
【0176】次に、開口部26内に、例えば、W/Ti
N/Tiより成る導体プラグ28を埋め込む。
【0177】次に、全面に、例えば、スパッタ法によ
り、厚さ500nmのAl層を形成する。この後、フォ
トリソグラフィ技術を用い、Al層をパターニングす
る。これにより、図20に示すように、複数の導体プラ
グ24に接続されたAlより成る電極パッド30aと、
複数の導体プラグ28に接続されたAlより成る電極パ
ッド32aとが形成される。
【0178】こうして本実施形態による半導体装置が製
造される。
【0179】本実施形態による半導体装置の製造方法
は、ストライプ状に分割されたポリシリコンより成る帯
状の部分電極をアルミニウムに置換することにより下部
電極を形成することに主な特徴がある。
【0180】上記実施形態では、ベタ状に形成されたポ
リシリコンより成る下部電極34を1つの開口部22を
介してアルミニウムに置換していたため、1つの開口部
22を介して置換すべき下部電極34の体積が極めて大
きかった。このため、上記実施形態では、ポリシリコン
より成る下部電極34をアルミニウムに置換するために
長時間を要し、また、ポリシリコンより成る下部電極3
4の一部がアルミニウムに置換されないこともあり得
た。
【0181】これに対し、本実施形態では、ストライプ
状に分割されたポリシリコンより成る帯状の部分電極1
3をアルミニウムに置換する。帯状の部分電極13に対
して開口部22がそれぞれ形成されているため、1つの
開口部22を介して置換すべき部分電極13の体積を小
さくすることができる。このため、本実施形態によれ
ば、下部電極を短時間でアルミニウムに置換することが
でき、また、下部電極を確実にアルミニウムに置換する
ことが可能となる。
【0182】なお、本実施形態では、下部電極14bが
ストライプ状に分割されているため、下部電極14bの
上面の面積が第1実施形態等による半導体装置の下部電
極14の上面の面積より小さくなっているが、部分電極
13の側面がキャパシタ誘電体膜16を介して上部電極
18bと対向しているため、下部電極14bと上部電極
18bとの対向面積は十分確保されている。従って、本
実施形態のように下部電極14bをストライプ状に分割
した場合であっても、キャパシタの静電容量が小さくな
ってしまうことはない。
【0183】[第5実施形態]本発明の第5実施形態に
よる半導体装置を図21を用いて説明する。図21は、
本実施形態による半導体装置を示す概略図である。図2
1(a)は平面図であり、図21(b)は断面図であ
る。図21(b)は、図21(a)のA−A′線断面図
である。図1乃至図20に示す第1乃至第4実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素に
は、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0184】本実施形態による半導体装置は、ストライ
プ状に配置された帯状の部分電極13の両端に達するよ
うに、それぞれ開口部22、22aが形成されているこ
とに主な特徴がある。
【0185】図21に示すように、ストライプ状に配置
された部分電極13の両端に達するように、開口部2
2、22aが形成されている。
【0186】開口部22には、導体プラグ24が埋め込
まれている。また、開口部22aには、導体プラグ24
aが埋め込まれている。導体プラグ24、24aを構成
するAl層は、ポリシリコンをアルミニウムに置換する
際に用いられるAl層がそのまま用いられているため、
部分電極13と導体プラグ24、24aとは同一のAl
層により一体に形成されている。
【0187】下部電極14b上には、キャパシタ誘電体
膜16を介して、Alより成る上部電極18cが形成さ
れている。
【0188】下部電極14b、キャパシタ誘電体膜16
及び上部電極18cにより、キャパシタ19dが構成さ
れている。
【0189】層間絶縁膜20上には、複数の導体プラグ
24に接続された電極パッド30aと、複数の導体プラ
グ24aに接続された電極パッド30bとが形成されて
いる。
【0190】上述したように、本実施形態による半導体
装置は、ストライプ状に配置された部分電極13の両端
に達するように開口部22、22aが形成されているこ
とに主な特徴がある。
【0191】図14乃至図20に示す第4実施形態によ
る半導体装置では、片側にのみ形成された開口部22を
介してポリシリコンより成る部分電極34aをアルミニ
ウムに置換するため、ポリシリコンより成る部分電極3
4aをアルミニウムに置換するために、ある程度の時間
を要していた。
【0192】これに対し、本実施形態によれば、帯状の
部分電極13の両側に形成された開口部22、22aを
介してポリシリコンより成る部分電極34aをアルミニ
ウムに置換するため、ポリシリコンより成る部分電極3
4aをアルミニウムに置換するために要する時間を半減
することができる。
【0193】[第6実施形態]本発明の第6実施形態に
よる半導体装置を図22を用いて説明する。図22は、
本実施形態による半導体装置を示す概略図である。図2
2(a)は平面図であり、図22(b)は断面図であ
る。図22(b)は、図22(a)のA−A′線断面図
である。図1乃至図21に示す第1乃至第5実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素に
は、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0194】本実施形態による半導体装置は、下部電極
14cがメッシュ状に形成されていることに主な特徴が
ある。
【0195】図22に示すように、本変形例による半導
体装置では、下部電極14cがメッシュ状に形成されて
いる。
【0196】下部電極14c上には、キャパシタ誘電体
膜16を介して上部電極18dが形成されている。
【0197】下部電極14c、キャパシタ誘電体膜16
及び上部電極18dにより、キャパシタ19eが構成さ
れている。
【0198】層間絶縁膜20には、メッシュ状に形成さ
れた下部電極14cの端部に達するように開口部22、
22a、22bが複数形成されている。
【0199】開口部22、22a、22bには、それぞ
れ導体プラグ24、24a、24bが埋め込まれてい
る。
【0200】導体プラグ24、24a、24bを構成す
るAl層は、ポリシリコンをアルミニウムに置換する際
に用いられるAl層がそのまま用いられているため、下
部電極14cと導体プラグ24、24a、24bとは同
一のAl層により一体に形成されている。
【0201】導体プラグ24、24a、24bが埋め込
まれた層間絶縁膜20上には、複数の導体プラグ24に
接続されたAlより成る電極パッド30aと、複数の導
体プラグ24aに接続されたAlより成る電極パッド3
0bと、複数の導体プラグ24bに接続されたAlより
成る電極パッド30cとが形成されている。
【0202】このように、下部電極14cをメッシュ状
に形成してもよい。本実施形態では、ポリシリコンより
成る下部電極をメッシュ状に形成し、メッシュ状に形成
されたポリシリコンより成る下部電極に達する開口部2
2、22a、22bを多数形成し、これら開口部22、
22a、22cを介して、ポリシリコンをアルミニウム
に置換する。このため、本実施形態によっても、ポリシ
リコンより成る下部電極を短時間かつ確実にアルミニウ
ムに置換することが可能である。
【0203】なお、本実施形態では、下部電極14cが
メッシュ状に形成されているため、下部電極14cの上
面の面積が、第1実施形態による半導体装置の下部電極
14の上面の面積より小さくなっているが、メッシュ状
の下部電極14cの側面がキャパシタ誘電体膜16を介
して上部電極18dと対向しているため、下部電極14
cと上部電極18dとの対向面積は十分確保されてい
る。従って、本実施形態のように下部電極14cをメッ
シュ状に形成した場合であっても、キャパシタの静電容
量が小さくなってしまうことはない。
【0204】[第7実施形態]本発明の第7実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図23を用いて説明
する。図23は、本実施形態による半導体装置を示す概
略図である。図23(a)は平面図であり、図23
(b)は断面図である。図23(b)は、図23(a)
のA−A′線断面図である。図1乃至図22に示す第1
乃至第6実施形態による半導体装置及びその製造方法と
同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略ま
たは簡潔にする。
【0205】本変形例による半導体装置は、下部電極が
放射状に分割されていることに主な特徴がある。
【0206】図23に示すように、下部電極14dは、
放射状に分割されている。放射状に配置された複数の扇
状の部分電極13a〜13fは、金属置換層であるAl
層により構成されている。
【0207】下部電極14d上には、キャパシタ誘電体
膜16を介して、上部電極18eが形成されている。
【0208】これら下部電極14d、キャパシタ誘電体
膜16及び上部電極18eにより、キャパシタ19fが
構成されている。
【0209】層間絶縁膜20には、放射状に配置された
部分電極13a〜13fにそれぞれ達するように開口部
22が形成されている。
【0210】開口部22には、導体プラグ24が埋め込
まれている。導体プラグ24を構成するAl層は、ポリ
シリコンをアルミニウムに置換する際に用いられるAl
層がそのまま用いられているため、放射状に配置された
部分電極13a〜13fと導体プラグ24とは同一のA
l層により一体に形成されている。
【0211】こうして本実施形態による半導体装置が構
成されている。
【0212】このように下部電極14dを放射状に分割
した場合であっても、1つの開口部22を介して置換す
べきポリシリコンの体積を小さくすることができるた
め、ポリシリコンを短時間かつ確実にアルミニウムに置
換することができる。
【0213】[第8実施形態]本発明の第8実施形態に
よる半導体装置を図24を用いて説明する。図24は、
本実施形態による半導体装置を示す概略図である。図2
4(a)は平面図であり、図24(b)は断面図であ
る。図24(b)は、図24(a)のA−A′線断面図
である。図1乃至図23に示す第1乃至第7実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素に
は、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0214】本実施形態による半導体装置は、ストライ
プ状に形成されたポリシリコンより成る部分電極の中央
部が、アルミニウムに置換されていないことに主な特徴
がある。
【0215】図24に示すように、本実施形態では、ス
トライプ状に配置された帯状のポリシリコンより成る部
分電極34a(図24参照)の中央部が、アルミニウム
に置換されることなく残っている。ポリシリコンより成
る部分電極34aには、例えば1×1015〜1×1019
cm-3と比較的低い濃度で不純物が導入されている。
【0216】なお、ポリシリコンより成る部分電極34
aの中央部をアルミニウムに置換することなく残すため
には、ポリシリコンより成る部分電極34aをアルミニ
ウムに置換する際の温度や時間等を適宜設定すればよ
い。これにより、ポリシリコンより成る部分電極34a
を、所望の長さ分だけアルミニウムに置換することがで
きる。
【0217】下部電極14d上には、キャパシタ誘電体
膜16を介して上部電極18cが形成されている。
【0218】これら下部電極14d、キャパシタ誘電体
膜16及び上部電極18cにより、キャパシタ19gが
構成されている。
【0219】こうして本実施形態による半導体装置が構
成されている。
【0220】上述したように、本実施形態による半導体
装置は、ポリシリコンより成る部分電極34aの中央部
がアルミニウムに置換されることなく残っていることに
主な特徴がある。
【0221】このような構成のキャパシタ19gでは、
下部電極14dと上部電極18cとの間に電圧を印加す
ると、置換されていないポリシリコン層34aにおいて
空乏領域が広がるため、静電容量が変化する。従って、
本実施形態によれば、静電容量を可変し得るキャパシタ
を構成することができる。
【0222】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0223】例えば、上記実施形態では、吸収層の材料
としてTiを用いたが、吸収層の材料はTiに限定され
るものではなく、例えば、Co、Ni、Ru、Ta等、
シリコンを吸収し得る他の材料を用いてもよい。
【0224】また、上記実施形態では、ポリシリコンを
Alに置換する場合を例に説明したが、置換する金属は
必ずしもAlに限定されるものではない。例えば、C
u、Au、Pt、Ag又はRu等に置換してもよい。
【0225】また、上記実施形態では、ポリシリコンを
金属に置換することにより下部電極や上部電極を形成し
たが、金属に置換される層は必ずしもポリシリコンに限
定されるものではない。例えば、アモルファスシリコ
ン、単結晶Si等を金属に置換することにより下部電極
や上部電極を形成してもよい。
【0226】また、上記実施形態では、金属に置換され
る層、即ち、下部電極や上部電極の材料として、Siを
用いたが、金属に置換される層の材料は必ずしもSiに
限定されるものではない。例えば、金属に置換される層
の材料として、SiGeやGe等を用いることもでき
る。
【0227】また、上記実施形態では、金属に置換され
る層、即ち、下部電極や上部電極の材料として半導体を
用いたが、金属に置換される層の材料は、必ずしも半導
体に限定されるものではない。
【0228】また、上記実施形態では、導体プラグに電
極パッドを接続する場合を例に説明したが、電極パッド
のみならず、例えば配線層を導体プラグに接続するよう
にしてもよい。
【0229】また、上記実施形態では、下部電極がスト
ライプ状や放射状に分割されている場合を例に説明した
が、必ずしもストライプ状や放射状に分割しなくてもよ
い。即ち、ポリシリコンをアルミニウムに置換しやすい
ように適当な形状に分割すればよい。
【0230】また、上記実施形態では、キャパシタが半
導体装置に搭載されている場合を例に説明したが、キャ
パシタは必ずしも半導体装置に搭載されていなくてもよ
い。例えば、本発明は、単体のキャパシタにも適用する
ことができる。
【0231】また、上記実施形態では、吸収層38を形
成したが、必ずしも吸収層38を形成しなくてもよい。
Al層36を十分に厚く形成すれば、吸収層38を形成
しなくても、ポリシリコンを十分にアルミニウムに置換
することが可能である。
【0232】また、第2実施形態の変形例(その1)で
は、下部電極14がトランジスタのゲート電極と同一の
層に形成されている場合を例に説明したが、これに限定
されるものではない。例えば、下部電極14が、バイポ
ーラトランジスタのベース引き出し電極等と同一の層に
形成されていてもよい。
【0233】また、第2実施形態の変形例(その3)で
は、Al層36を用いて配線層31、33を形成する場
合を例に説明したが、Al層36を用いて電極パッドを
形成してもよい。この場合には、下部電極14、導体プ
ラグ24及び電極パッドが同一のAl層により一体に形
成され、上部電極18a、導体プラグ28a及び電極パ
ッドが同一のAl層により一体に形成されることとな
る。
【0234】また、第4乃至第8実施形態では、下部電
極のみに金属置換層を用いたが、下部電極と上部電極の
両方に金属置換層を用いてもよい。
【0235】また、第4乃至第8実施形態では、下部電
極を分割したが、上部電極を分割してもよい。
【0236】(付記1) 基板上に形成された下部電極
と、前記下部電極に対向するように形成された上部電極
と、少なくとも前記下部電極と前記上部電極との間に形
成されたキャパシタ誘電体膜とを有するキャパシタであ
って、前記下部電極及び前記上部電極の少なくとも一方
が、金属置換層より成る電極であることを特徴とするキ
ャパシタ。
【0237】(付記2) 付記1記載のキャパシタにお
いて、前記キャパシタ上に形成された絶縁膜を更に有
し、前記絶縁膜に、前記金属置換層より成る電極に達す
る開口部が形成されており、前記開口部に、前記金属置
換層より成る電極と一体に形成された導体プラグが埋め
込まれていることを特徴とするキャパシタ。
【0238】(付記3) 付記2記載のキャパシタにお
いて、前記金属置換層より成る電極は、複数の部分電極
に分割されており、前記各部分電極に対して開口部がそ
れぞれ形成されており、前記各開口部に、前記部分電極
と一体に形成された導体プラグがそれぞれ埋め込まれて
いることを特徴とするキャパシタ。
【0239】(付記4) 付記3記載のキャパシタにお
いて、前記金属置換層より成る電極は、ストライプ状に
分割されており、前記部分電極は、帯状に形成されてい
ることを特徴とするキャパシタ。
【0240】(付記5) 付記4記載のキャパシタにお
いて、前記開口部は、前記部分電極の両端に達するよう
に複数形成されていることを特徴とするキャパシタ。
【0241】(付記6) 付記3記載のキャパシタにお
いて、前記金属置換層より成る電極は、放射状に分割さ
れており、前記部分電極は、扇状に形成されていること
を特徴とするキャパシタ。
【0242】(付記7) 付記2記載のキャパシタにお
いて、前記金属置換層より成る電極は、メッシュ状に形
成されていることを特徴とするキャパシタ。
【0243】(付記8) 付記7記載のキャパシタにお
いて、前記開口部は、メッシュ状の電極の端部近傍に達
するように複数形成されていることを特徴とするキャパ
シタ。
【0244】(付記9) 付記1乃至8のいずれかに記
載のキャパシタにおいて、前記下部電極又は前記上部電
極は、金属に置換されていない半導体層を有することを
特徴とするキャパシタ。
【0245】(付記10) 付記9記載のキャパシタに
おいて、前記半導体層は、前記キャパシタ誘電体膜に接
していることを特徴とするキャパシタ。
【0246】(付記11) 付記1乃至10のいずれか
に記載のキャパシタにおいて、前記置換金属層は、A
l、Cu、Au、Pt、Ag又はRuより成ることを特
徴とするキャパシタ。
【0247】(付記12) 付記2乃至11のいずれか
1項に記載のキャパシタにおいて、前記絶縁膜上に、前
記導体プラグと一体に形成された電極パッド又は配線層
を更に有することを特徴とするキャパシタ。
【0248】(付記13) 付記2乃至12のいずれか
1項に記載のキャパシタにおいて、前記金属置換層より
成る電極から前記導体プラグにかけて、金属原子に置換
された原子の濃度勾配が存在していることを特徴とする
キャパシタ。
【0249】(付記14) 付記12記載のキャパシタ
において、前記電極パッド又は前記配線層に、金属原子
に置換された原子の濃度勾配が存在していることを特徴
とするキャパシタ。
【0250】(付記15) 基板上に下部電極を形成す
る工程と、前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を形成
する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極を形
成する工程と、前記上部電極上に絶縁膜を形成する工程
と、前記絶縁膜に前記下部電極に達する開口部を形成す
る工程と、前記絶縁膜上に金属層を形成する工程と、前
記金属層の金属原子を、前記開口部を介して前記下部電
極の構成原子と置換することにより、金属置換層より成
る下部電極を形成する工程とを有することを特徴とする
キャパシタの製造方法。
【0251】(付記16) 基板上に下部電極を形成す
る工程と、前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を形成
する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極を形
成する工程と、前記上部電極上に絶縁膜を形成する工程
と、前記絶縁膜に、前記下部電極に達する第1の開口部
と、前記上部電極に達する第2の開口部とを形成する工
程と、前記絶縁膜上に金属層を形成する工程と、前記金
属層の金属原子を、前記第1の開口部を介して前記下部
電極の構成原子と置換することにより、金属置換層より
成る下部電極を形成し、前記金属層の金属原子を、前記
第2の開口部を介して前記上部電極の構成原子と置換す
ることにより、金属置換層より成る上部電極を形成する
工程とを有することを特徴とするキャパシタの製造方
法。
【0252】(付記17) 基板上に下部電極を形成す
る工程と、前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を形成
する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極を形
成する工程と、前記上部電極上に絶縁膜を形成する工程
と、前記絶縁膜に、前記上部電極に達する開口部を形成
する工程と、前記絶縁膜上に金属層を形成する工程と、
前記金属層の金属原子を、前記開口部を介して前記上部
電極の構成原子と置換することにより、金属置換層より
成る上部電極を形成する工程とを有することを特徴とす
るキャパシタの製造方法。
【0253】(付記18) 付記15乃至17のいずれ
かに記載のキャパシタの製造方法において、前記下部電
極を形成する工程及び/又は前記上部電極を形成する工
程では、複数の部分電極を形成することを特徴とするキ
ャパシタの製造方法。
【0254】(付記19) 付記18記載のキャパシタ
の製造方法において、前記下部電極を形成する工程及び
/又は前記上部電極を形成する工程では、帯状の前記部
分電極を形成し、前記開口部を形成する工程では、前記
開口部を前記部分電極の両端に達するように複数形成
し、前記金属置換層より成る下部電極を形成する工程及
び/又は前記金属置換層より成る上部電極を形成する工
程では、前記部分電極の両端から前記部分電極を金属に
置換することを特徴とするキャパシタの製造方法。
【0255】(付記20) 基板上に形成された下部電
極と、前記下部電極に対向するように形成された上部電
極と、少なくとも前記下部電極と前記上部電極との間に
形成されたキャパシタ誘電体膜とを有するキャパシタを
有する半導体装置であって、前記下部電極及び前記上部
電極の少なくとも一方が、金属置換層より成る電極であ
ることを特徴とする半導体装置。
【0256】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ポリシリ
コンより成る下部電極を形成しておき、キャパシタ誘電
体膜の膜質を向上する高温の熱処理を行った後に、ポリ
シリコンより成る下部電極をアルミニウムに置換して、
アルミニウムより成る下部電極を構成するため、キャパ
シタ誘電体膜の膜質を向上する際の熱処理に耐えられな
いアルミニウムを下部電極の材料として用いることがで
きる。従って、本発明によれば、良好な高速応答性を有
するキャパシタを形成することができる。
【0257】また、本発明によれば、ポリシリコンより
成る下部電極及び上部電極を形成しておき、ポリシリコ
ンをアルミニウムに置換することにより、アルミニウム
より成る下部電極及び上部電極を形成する。このため、
本発明によれば、高温の熱処理が行われるバルク工程で
形成される層にも、金属電極を有するキャパシタを形成
することができる。
【0258】また、本発明によれば、分割されたポリシ
リコンより部分電極をアルミニウムに置換するため、1
つの開口部を介して置換すべき部分電極の体積を小さく
することができる。このため、本実施形態によれば、下
部電極を短時間でアルミニウムに置換することができ、
また、下部電極を確実にアルミニウムに置換することが
可能となる。
【0259】また、本発明によれば、ポリシリコンより
成る部分電極の両側に達するように形成された開口部を
介して、ポリシリコンをアルミニウムに置換するため、
ポリシリコンより成る部分電極をアルミニウムに置換す
るために要する時間を半減することができる。
【0260】また、本発明によれば、ポリシリコン層の
一部が置換されることなく残っているため、静電容量を
可変し得るキャパシタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置を示す
概略図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図4】本発明の第2実施形態による半導体装置を示す
概略図である。
【図5】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図6】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図7】本発明の第2実施形態の変形例(その1)によ
る半導体装置を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の変形例(その2)によ
る半導体装置を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態の変形例(その3)によ
る半導体装置を示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の変形例(その3)に
よる半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図11】本発明の第3実施形態による半導体装置を示
す概略図である。
【図12】本発明の第3実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図13】本発明の第3実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図14】本発明の第4実施形態による半導体装置を示
す概略図である。
【図15】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程図(その1)である。
【図16】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程図(その2)である。
【図17】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程図(その3)である。
【図18】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程図(その4)である。
【図19】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程図(その5)である。
【図20】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程図(その6)である。
【図21】本発明の第5実施形態による半導体装置を示
す概略図である。
【図22】本発明の第6実施形態による半導体装置を示
す概略図である。
【図23】本発明の第7実施形態による半導体装置を示
す概略図である。
【図24】本発明の第8実施形態による半導体装置を示
す概略図である。
【図25】アルミニウムの濃度分布を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10…半導体基板 12…絶縁膜 13、13a〜13f…部分電極 14、14a〜14d…下部電極 16…キャパシタ誘電体膜 18、18a〜18c…上部電極 19、19a〜19g…キャパシタ 20…層間絶縁膜 22…開口部 24、24a…導体プラグ 26…開口部 28、28a…導体プラグ 30、30a…電極パッド 31…配線層 32、32a…電極パッド 33…配線層 34…下部電極 34a…部分電極、ポリシリコン層 36…Al層 38…吸収層 40…上部電極 42…素子分離領域 44…素子領域 46…ゲート絶縁膜 48…ゲート電極 50…ソース/ドレイン拡散層 50a、50b…不純物拡散領域 52…サイドウォール絶縁膜 54…コンタクトホール 56…導体プラグ 58…配線層 60…抵抗器 62…コンタクトホール 64…導体プラグ 66…配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/105 27/108 Fターム(参考) 5F038 AC02 AC04 AC05 AC15 AC18 AR09 DF03 DF05 DF12 EZ11 EZ14 EZ17 EZ20 5F048 AA07 AB01 AB03 AB10 AC10 BB05 BC06 BF02 BF03 BF07 5F083 AD10 AD21 FR01 GA02 GA06 GA21 JA05 JA06 JA14 JA15 JA19 JA36 JA39 JA40 KA17 MA06 MA16 NA01 PR40 PR43 PR47 PR52 PR57

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された下部電極と、前記下
    部電極に対向するように形成された上部電極と、少なく
    とも前記下部電極と前記上部電極との間に形成されたキ
    ャパシタ誘電体膜とを有するキャパシタであって、 前記下部電極及び前記上部電極の少なくとも一方が、金
    属置換層より成る電極であることを特徴とするキャパシ
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャパシタにおいて、 前記キャパシタ上に形成された絶縁膜を更に有し、 前記絶縁膜に、前記金属置換層より成る電極に達する開
    口部が形成されており、 前記開口部に、前記金属置換層より成る電極と一体に形
    成された導体プラグが埋め込まれていることを特徴とす
    るキャパシタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のキャパシタにおいて、 前記金属置換層より成る電極は、複数の部分電極に分割
    されており、 前記各部分電極に対して開口部がそれぞれ形成されてお
    り、 前記各開口部に、前記部分電極と一体に形成された導体
    プラグがそれぞれ埋め込まれていることを特徴とするキ
    ャパシタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のキャパシタにおいて、 前記金属置換層より成る電極は、ストライプ状に分割さ
    れており、 前記部分電極は、帯状に形成されていることを特徴とす
    るキャパシタ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のキャパシタにおいて、 前記金属置換層より成る電極は、放射状に分割されてお
    り、 前記部分電極は、扇状に形成されていることを特徴とす
    るキャパシタ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のキャパシタにおいて、 前記金属置換層より成る電極は、メッシュ状に形成され
    ていることを特徴とするキャパシタ。
  7. 【請求項7】 基板上に下部電極を形成する工程と、 前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を形成する工程
    と、 前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極を形成する工程
    と、 前記上部電極上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜に前記下部電極に達する開口部を形成する工
    程と、 前記絶縁膜上に金属層を形成する工程と、 前記金属層の金属原子を、前記開口部を介して前記下部
    電極の構成原子と置換することにより、金属置換層より
    成る下部電極を形成する工程とを有することを特徴とす
    るキャパシタの製造方法。
  8. 【請求項8】 基板上に下部電極を形成する工程と、 前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を形成する工程
    と、 前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極を形成する工程
    と、 前記上部電極上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜に、前記下部電極に達する第1の開口部と、
    前記上部電極に達する第2の開口部とを形成する工程
    と、 前記絶縁膜上に金属層を形成する工程と、 前記金属層の金属原子を、前記第1の開口部を介して前
    記下部電極の構成原子と置換することにより、金属置換
    層より成る下部電極を形成し、前記金属層の金属原子
    を、前記第2の開口部を介して前記上部電極の構成原子
    と置換することにより、金属置換層より成る上部電極を
    形成する工程とを有することを特徴とするキャパシタの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 基板上に下部電極を形成する工程と、 前記下部電極上にキャパシタ誘電体膜を形成する工程
    と、 前記キャパシタ誘電体膜上に上部電極を形成する工程
    と、 前記上部電極上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜に、前記上部電極に達する開口部を形成する
    工程と、 前記絶縁膜上に金属層を形成する工程と、 前記金属層の金属原子を、前記開口部を介して前記上部
    電極の構成原子と置換することにより、金属置換層より
    成る上部電極を形成する工程とを有することを特徴とす
    るキャパシタの製造方法。
  10. 【請求項10】 基板上に形成された下部電極と、前記
    下部電極に対向するように形成された上部電極と、少な
    くとも前記下部電極と前記上部電極との間に形成された
    キャパシタ誘電体膜とを有するキャパシタを有する半導
    体装置であって、 前記下部電極及び前記上部電極の少なくとも一方が、金
    属置換層より成る電極であることを特徴とする半導体装
    置。
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