JP2003233847A - 自動料金収受システム車載器 - Google Patents

自動料金収受システム車載器

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JP2003233847A
JP2003233847A JP2002031558A JP2002031558A JP2003233847A JP 2003233847 A JP2003233847 A JP 2003233847A JP 2002031558 A JP2002031558 A JP 2002031558A JP 2002031558 A JP2002031558 A JP 2002031558A JP 2003233847 A JP2003233847 A JP 2003233847A
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JP
Japan
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time
vehicle
mounted device
unit
processing unit
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JP2002031558A
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English (en)
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Masaru Sakamoto
大 坂本
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料道路を利用した際、どれくらいの時間利
用していたのかを調べられるようにして、ドライバーの
利便性の向上を図ることができるようにした。 【解決手段】 有料道路の料金所入口と料金所出口の通
過時刻を一時的に記録する時刻記憶部部21を設置する
とともに、制御処理部16にその時間の差を求める処理
機能を持たせ、その求められた処理結果(有料道路の利
用時間)をドライバーに音声もしくは視覚的な手段を用
いて伝達する。これにより、ドライバーは、どれくらい
の時間有料道路を利用しており、その利用料金はいくら
位かをおおよそ見当をつけることができ、ドライバーの
利便性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ETCシステム
( Electronic Toll Collection )などの自動料金収受
システムに用いられる自動料金収受システム車載器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ETCシステムは、有料道路の料金所に
設置された路側無線装置と車両に搭載された車載無線装
置との間で必要な情報を無線によって交信し、通行料金
の課金処理を自動的に行うシステムであり、このシステ
ムの導入により、車両は料金所をノンストップで通過す
ることができる。
【0003】図3は従来の自動料金収受システム用車載
器(以下、「ETC車載器」という)の一例を示す構成
ブロック図である。図3において、ETC車載器10
は、ETC車載器本体部11と、このETC車載器本体
部11に挿入装着されて、個人情報、課金結果情報等が
読み書きされるICカード12とで構成されている。ま
た、ETC車載器本体部11は、空中線部13、送・受
信部14、変・復調部15、制御処理部16、SAM部
(暗号化処理部:Secure Application Module )17、
ICカードインターフェイス部18、ヒューマン・マシ
ン・インターフェィス部19、その他のインターフェイ
ス部20で構成されている。
【0004】さらに詳述すると、空中線部13は、有料
道路の料金所に設置された路側無線装置側のアンテナを
介して通信するための車載装置側のアンテナである。送
・受信部14は、システムで用いられる搬送波周波数
5.8GHz(ギガヘルツ)帯の高周波信号の送受信を
行う回路部分である。変・復調部15は、送・受信部1
4を介して搬送波周波数5.8GHz帯の高周波信号を
受信し、これをASK(Amplitude Shift Keying) 復調
して、制御処理部16にデータを送出し、また制御処理
部16からデータを受けて搬送波周波数5.8GHz帯
のASK変調を実施後、送・受信部14を介して空中線
部13に送出するもので、ASK変調器やASK復調器
を有する。
【0005】制御処理部16はETC車載器10におけ
る無線通信の制御及びICカード12の制御を始めとし
て、ETC車載器10の全体を予め決められた手順に従
って制御するもので、DSRC(狭域通信あるいは専用
短距離通信:Dedicated Short Rang Communication)処
理装置及びCPU(中央処理装置)が含まれる。SAM
部17は送信する信号の暗号化や、受信した信号の暗号
解読をするセキュリティ処理等の役割を果たす。ICカ
ードインターフェース部18は、一般にはICカードコ
ネクタであり、そのICカードコネクタに装着されたI
Cカード12の検出及びICカード12の情報を読み込
み・書き出し処理を行う。ヒューマン・マシン・インタ
ーフェイス部19は、制御処理部16から得た情報をL
ED等を用いて表示またはスピーカーを用いて音で車両
の乗員に通知したり、あるいは暗証番号等を入力するた
めの装置等である。その他のインターフェイス部20
は、将来的に他の機器を接続し付加機能を持たせるため
のものである。
【0006】このように構成されたETC車載器10を
用いたETCシステムの動作を次に説明する。まず、出
発に先立ち、ETC利用者(ドライバー)は、自動車に
設置されたETC車載器10のICカードインターフェ
イス部18に自分の個人情報(ID)が記録されているI
Cカード12を挿入する。ICカード12を挿入する
と、ヒューマン・マシン・インターフェイス部19で、
暗証番号の入力及びETC車載器10の動作状態の確認
等をすることができる。
【0007】そして、自動車が路側無線装置の通信可能
エリア外、すなわちDSRC領域外を走行していると
き、ETC車載器本体部11は受信状態になっており、
チャンネル1及びチャンネル2の2つの周波数を交互に
受信しながら路側無線装置からの無線信号を待ち受けて
いる。自動車が路側無線装置のDSRC領域内に入り、
路側無線装置からの無線信号が空中線部13からETC
車載器10に入力されると、送・受信部14によってそ
の入力電界強度が検知され、そのレベルは制御処理部1
6に送られる。それがある一定レベルを超えたところ
で、制御処理部16は自動車が路側無線機の通信可能エ
リア(DSRC領域)に入ったことを認識し、ETC車
載器10は通信処理を開始する。すなわち、送受信の周
波数を路側無線装置から信号が送られてくるチャンネル
に固定し、通信プロトコルを確立し、半二重通信による
課金処理へと移る。また、受信データの暗号解読及び送
信データの暗号化が、制御処理部16とSAM部17と
の間のデータの受け渡しによって行われる。最終的な課
金結果はヒューマン・マシン・インターフェイス部19
によって運転者等に伝えられると同時に、ICカードイ
ンターフェイス部18を介してICカード12に書き込
まれる。さらに、自動車が路側無線装置のDSRC領域
を通過し、DSRC領域外に出ると空中線部13からの
入力電界強度が低下し、その低下を送・受信部14が検
知し、これが制御処理部16に伝えられ、ETC車載器
10は再び待機状態へと移行する。なお、このETCシ
ステムの無線通信では、ETCシステムで統括されてい
る現在時刻を路側無線機側からETC車載器に向けて送
信することが可能となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有料道
路は通常は、走行速度が速く、付近に対向車や歩道がな
く、信号機などによる停止の規制がないなど、一般道路
と比較して走行環境が異なっており、そのような有料道
路の通過時間は、有料道路を利用するユーザなどにとっ
て走行時の自己の状態や車両の状態を判断したり、車両
走行の計画を立てたり、目的地までの旅行時間を求める
ためのユーザの平均速度を算出するときに有効な情報で
あるが、従来の自動料金収受システム車載装置では、有
料道路に出入りするときにユーザがそれぞれの時刻を確
認し、時間差を自分で計算するなど不便であった。
【0009】また、カーナビゲーション装置などで地図
上の自車位置とその通過時刻から有料道路の内外を識別
するものにおいても、一般道路と有料道路が並行する路
線や現在位置の取得に誤りがあった場合に、有料道路か
否かを確実に識別することが困難であった。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は有料道路を利用した際、どれくらい
の時間有料道路を利用していたのかを正確に調べられる
ようにして、ドライバーの利便性の向上を図ることがで
きる自動料金収受システムに用いられる車載器を提供す
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の自動料金収受シ
ステム車載器は、車両に搭載されて、路側無線装置から
受信した通過時刻情報を一時的に記録する記録装置と、
前記記録装置に記録された異なる前記路側無線装置から
受信した前記通過時刻情報の差を演算する信号処理部
と、前記信号処理部による演算の結果を出力する出力手
段とを備えた構成を有している。この構成により、有料
道路の料金所入口から料金所出口までの有料道路の通過
時間を自動的に算出して出力することが可能となり、こ
の通過時間を音声や視覚情報で通知したり、平均速度の
算出や時刻の調整が行なえ、ユーザの利便性を向上させ
ることができる。
【0012】また、本発明の自動料金収受システム車載
器は、少なくとも位置情報検出手段と、地図情報とを有
して前記異なる路側無線装置の間の距離を演算するナビ
ゲーション手段と、前記通過時刻情報の差の演算結果
と、前記路側無線装置の間の距離から速度を算出する平
均速度算出手段とを備えた構成を有している。この構成
により、有料道路を確実に利用している間の時間と距離
とから自動的に平均速度を算出することが可能となり、
この平均速度を音声や視覚情報で通知したり、有料道路
の走行環境に応じたユーザ個々の走行状態を得たり、そ
れを用いて有料道路を含む走行経路での旅行時間の算出
などを行なうことができ、ユーザの利便性を向上させる
ことができる。
【0013】また、本発明の自動料金収受システム車載
器は、前記ナビゲーション手段が、時刻を出力する時刻
出力手段を有し、前記路側無線装置から受信した通過時
刻情報を現在時刻として前記時刻出力手段の時刻設定を
行なう時刻設定手段を備えた構成を有している。この構
成により、有料道路の利用をきっかけとして時刻情報を
ETCシステムに同期して設定することができ、時刻を
含む交通案内情報などを把握するときに時間差などの誤
差が少なく、また適当な間隔をあけて時刻設定が行なえ
るのでユーザの利便性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本
発明の第1の実施の形態における自動料金収受システム
用車載器(以下、「ETC車載器」という)の構成ブロ
ック図である。なお、図1において、図3に示した従来
の自動料金収受システム用車載器(ETC車載器10)
と対応する部材には同じ符号を付して説明する。図1に
おけるETC車載器10は、ETC車載器本体部11を
有しており、このETC車載器本体部11には、個人情
報、課金結果情報等が読み書きされるICカード12が
挿入装着されて個人認証などが行なわれるとともに自動
料金収受動作が実行される。また、ETC車載器本体部
11は、空中線部13、送・受信部14、変・復調部1
5、制御処理部16、SAM部(暗号化処理部)17、
ICカードインターフェイス部18、ヒューマン・マシ
ン・インターフェィス部19、その他のインターフェイ
ス部20、時刻記憶部21で構成されている。
【0015】さらに詳述すると、空中線部13は、有料
道路の料金所に設置された路側無線装置側のアンテナを
介して交信するためのもので、すなわちアンテナであ
る。送・受信部14は、実際の搬送波周波数5.8GH
z帯の高周波信号の送受信を行う回路部分である。変・
復調部15は、送・受信部14を介して搬送波周波数
5.8GHz帯の高周波信号を受信し、これを復調して
制御処理部16に送出し、また制御処理部16からデー
タを受けて搬送波周波数5.8GHz帯のASK変調を
実施後、送・受信部304を介して空中線部303に送
出するもので、ASK変調器やASK復調器を有する。
【0016】制御処理部16はETC車載器10におけ
る無線通信の制御及びICカード12の制御を始めとし
て、ETC車載器10の全体を予め決められた手順に従
って制御するもので、DSRC処理装置及びCPU(中
央処理装置)が含まれる。SAM部17は送信する信号
の暗号化や、受信した信号の暗号解読をするセキュリテ
ィ処理等の役割を果たす。ICカードインターフェース
部18は、一般にはICカードコネクタであり、そのI
Cカードコネクタに装着されたICカード12の検出及
びICカード12の情報を読み込み・書き出し処理を行
う。ヒューマン・マシン・インターフェイス部19は演
算処理結果を車両の乗員に通知する表示手段としての機
能を有しており、制御処理部16から得た情報をLED
等を用いて表示またはスピーカーを用いて音で車両の乗
員に通知したりする。また、ヒューマン・マシン・イン
ターフェイス部19は、乗員が暗証番号等を入力するた
めの装置としての機能をも有している。その他のインタ
ーフェイス部20は、将来的に他の機器を接続し付加機
能を持たせるためのものである。時刻記憶部21は、読
み書き可能なメモリである。
【0017】この実施の形態1のように構成されたET
C車載器10を用いたETCシステムの動作を次に説明
する。まず、出発に先立ち、ETC利用者(ドライバ
ー)は、自動車に設置されたETC車載器10のICカ
ードインターフェイス部18に自分の個人情報(ID)が
記録されているICカード12を挿入する。ICカード
12を挿入すると、ヒューマン・マシン・インターフェ
イス部19で、暗証番号の入力及びETC車載器10の
動作状態の確認等をすることができる。
【0018】そして、自動車が路側無線装置の通信可能
エリア外、すなわちDSRC領域外を走行していると
き、ETC車載器本体部11は受信状態になっており、
チャンネル1及びチャンネル2の2つの周波数を交互に
受信しながら路側無線装置からの無線信号を待ち受けて
いる。自動車が有料道路に入り、料金所入口の路側無線
装置から発信されているDSRC領域内に入り、路側無
線装置からの無線信号が空中線部13からETC車載器
10に入力されると、送・受信部14によってその入力
電界強度が検知され、そのレベルは制御処理部16に送
られる。それがある一定レベルを超えたところで、制御
処理部16は、自動車が路側無線機の通信可能エリア
(DSRC領域)に入ったことを認識し、ETC車載器
10は通信処理を開始する。また、送・受信部14、変
・復調部15によって空中線部13から入力された5.8G
Hzの高周波信号は復調され、ベースバンド信号として出
力され、受信データの暗号解読及び送信データの暗号化
が、制御処理部16とSAM部17との間のデータの受
け渡しによって行われる。なお、本実施の形態1におい
ては、復調された信号に路側無線装置の持つ正確な現在
時刻の情報を含ませており、この情報は制御処理部16
によって取り出され、時刻記憶部21内に「有料道路利
用開始時刻」として一時的に格納される。さらに、自動
車が路側無線装置のDSRC領域を通過し、DSRC領
域外に出ると、空中線部13からの入力電界強度が低下
し、その低下を送・受信部14が検知し、これが制御処
理部16に伝えられてETC車載器10は再び待機状態
へと移行する。
【0019】また、自動車が有料道路における料金所出
口の路側無線装置から発信されているDSRC領域内に
再び入り、路側無線装置からの無線信号が空中線部13
からETC車載器10に入力されると、送・受信部14
によってその入力電界強度が検知され、そのレベルは制
御処理部16に送られる。それがある一定レベルを超え
たところで、制御処理部16は自動車が路側無線機の通
信可能エリア(DSRC領域)に入ったことを認識し、
ETC車載器10は通信処理を開始する。また、送・受
信部14、変・復調部15によって空中線部13から入
力された5.8GHzの高周波信号は復調され、ベースバンド
信号として出力され、受信データの暗号解読及び送信デ
ータの暗号化が、制御処理部16とSAM部17との間
のデータの受け渡しによって行われる。なお、ここでも
復調された信号に路側無線装置の持つ正確な現在時刻の
情報を含ませており、この情報は制御処理部16によっ
て取り出され、時刻記憶部21内に「有料道路利用終了
時刻」が記録される。この処理が終了した時点で、「有
料道路利用開始時刻」と「有料道路利用終了時刻」は再
び制御処理部16に読み出され、2つの時刻の差を求め
る処理がなされる。こうして求められた時刻の差が「有
料道路利用時間」となり、この情報はヒューマン・マシ
ン・インターフェース部19からドライバーに対し、例
えば「有料道路の利用時間は○時間○○分です」等の音
声による案内、若しくは表示器を装備したETC車載器
であれば、その表示によって視覚的な方法で伝達され
る。さらに、路側無線装置のDSRC領域を通過し、D
SRC領域外に出ると、空中線部13からの入力電界強
度の低下を送・受信部14が検知し、これが制御処理部
16に伝えられてETC車載器10は再び待機状態へと
移行する。
【0020】以上のように、本発明の第1の実施の形態
の自動料金収受システムに用いられるETC車載器10
によれば、路側無線装置から受信した有料道路料金所の
通過時刻情報を一時的に記録する時刻記憶部21と、異
なる2カ所の料金所、すなわち有料道路の料金所入口と
料金所出口の、それぞれを通過した時刻の差を演算処理
し求める機能を持った信号処理部として制御処理部16
とを具備し、その結果を音声または視覚的手段によりド
ライバーに伝達するようにしている。したがって、有料
道路の利用時間を算出し、その結果を、音声によるガイ
ド、若しくは表示による視覚でドライバーに伝達するこ
とができる。これにより、ドライバーは、どれくらいの
時間有料道路を利用しており、その利用料金はいくら位
かをおおよそ見当をつけることができ、ドライバーの利
便性の向上が図れることとなる。
【0021】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態における自動料金収受システム用車載器(ET
C車載器)の構成について図2を参照して説明する。な
お、図2において、図1に示した従来の自動料金収受シ
ステム用車載器(ETC車載器10)と対応する部材に
は同じ符号を付して説明する。図2におけるETC車載
器10は、大きくはETC車載器本体部11とカーナビ
ゲーションシステム30でなり、ETC車載器本体部1
1とカーナビゲーションシステム30との間を接続ケー
ブル36で接続し、また図1に示した第1の実施例の構
成と同様に、ETC車載器本体部11に挿入装着され
て、個人情報、課金結果情報等が読み書きされるICカ
ード12とで構成されている。
【0022】ETC車載器10は、空中線部13、送・
受信部14、変・復調部15、制御処理部16、SAM
部(暗号化処理部)17、ICカードインターフェイス
部18、ヒューマン・マシン・インターフェィス部1
9、その他のインターフェイス部20、時刻記憶部2
1、外部通信インターフェィス部22で構成されてい
る。
【0023】さらに詳述すると、空中線部13は、有料
道路の料金所に設置された路側無線装置側のアンテナを
介して交信するためのもので、すなわちアンテナであ
る。送・受信部14は、実際の搬送波周波数5.8GH
z帯の高周波信号の送受信を行う回路部分である。変・
復調部15は、送・受信部14を介して搬送波周波数
5.8GHz帯の高周波信号を受信し、これを復調して
制御処理部16に送出し、また制御処理部16からデー
タを受けて搬送波周波数5.8GHz帯のASK変調を
実施後、送・受信部304を介して空中線部303に送
出するもので、ASK変調器やASK復調器を有する。
【0024】制御処理部16はETC車載器10におけ
る無線通信の制御及びICカード12の制御を始めとし
て、ETC車載器10の全体を予め決められた手順に従
って制御するもので、DSRC処理装置及びCPU(中
央処理装置)が含まれる。SAM部17は送信する信号
の暗号化や、受信した信号の暗号解読をするセキュリテ
ィ処理等の役割を果たす。ICカードインターフェース
部18は、一般にはICカードコネクタであり、そのI
Cカードコネクタに装着されたICカード12の検出及
びICカード12の情報を読み込み・書き出し処理を行
う。ヒューマン・マシン・インターフェイス部19は、
制御処理部16から得た情報をLEDを用いて表示また
はスピーカーを用いて音で車両の乗員に通知したり、あ
るいは暗証番号等を入力するための装置等である。その
他のインターフェイス部20は、将来的に他の機器を接
続し付加機能を持たせるためのものである。外部通信イ
ンターフェィス(I/F)部22は、接続ケーブル36
を介してカーナビゲーションシステム30と接続するた
めのものである。
【0025】カーナビゲーションシステム30は、カー
ナビゲーションシステム30の全体を予め決められた手
順に従って制御するナビCPU32と、DVD−ROM
またはCD−ROM等、書き込み不可の記録メディアに
よって提供される地図データ33と、カーナビゲーショ
ンを表示するモニター34と、ETC車載器本体11と
接続するための外部通信インターフェース部35と、G
PS衛星からの情報を受信するアンテナとしての空中線
部37と、読み書き可能なメモリ部31等で構成されて
いる。また、接続ケーブル36は外部通信インターフェ
ース22,35との間に接続されて、ETC車載器本体
部11とカーナビゲーションシステム30との間を接続
している。
【0026】このように構成された第2の実施の形態に
おけるETC車載器10を用いたETCシステムの動作
を次に説明する。まず、出発に先立ち、ETC利用者
(ドライバー)はカーナビゲーションシステム30をセ
ットするとともに、自動車に設置されたETC車載器1
0のICカードインターフェイス部18に自分の個人情
報(ID)が記録されているICカード12を挿入する。
ICカード12を挿入すると、ヒューマン・マシン・イ
ンターフェイス部19で、暗証番号の入力及びETC車
載器10の動作状態の確認等をすることができる。
【0027】そして、自動車が路側無線装置の通信可能
エリア外、すなわちDSRC領域外を走行していると
き、ETC車載器本体部11は受信状態になっており、
チャンネル1及びチャンネル2の2つの周波数を交互に
受信しながら路側無線装置からの無線信号を待ち受けて
いる。自動車が有料道路に入り、料金所入口の路側無線
装置から発信されているDSRC領域内に入り、路側無
線装置からの無線信号が空中線部13からETC車載器
10に入力されると、送・受信部14によってその入力
電界強度が検知され、そのレベルは制御処理部16に送
られる。それがある一定レベルを超えたところで、制御
処理部16は自動車が路側無線機の通信可能エリア(D
SRC領域)に入ったことを認識し、ETC車載器10
は通信処理を開始する。また、送・受信部14、変・復
調部15によって空中線部13から入力された5.8GHzの
高周波信号は復調され、ベースバンド信号として出力さ
れ、受信データの暗号解読及び送信データの暗号化が、
制御処理部16とSAM部17との間のデータの受け渡
しによって行われる。なお、本実施の形態2において
も、復調された信号に路側無線装置の持つ正確な現在時
刻の情報を含ませており、この情報は制御処理部16に
よって取り出され、時刻記憶部21内に「有料道路利用
開始時刻」として一時的に格納される。さらに、自動車
が路側無線装置のDSRC領域を通過し、DSRC領域
外に出ると、空中線部13からの入力電界強度が低下
し、その低下を送・受信部14が検知し、これが制御処
理部16に伝えられてETC車載器10は再び待機状態
へと移行する。
【0028】また、自動車が有料道路における料金所出
口の路側無線装置から発信されているDSRC領域内に
再び入り、路側無線装置からの無線信号が空中線部13
からETC車載器10に入力されると、送・受信部14
によってその入力電界強度が検知され、そのレベルは制
御処理部16に送られる。それがある一定レベルを超え
たところで、制御処理部16は自動車が路側無線機の通
信可能エリア(DSRC領域)に入ったことを認識し、
ETC車載器10は通信処理を開始する。また、送・受
信部14、変・復調部15によって空中線部13から入
力された5.8GHzの高周波信号は復調され、ベースバンド
信号として出力され、受信データの暗号解読及び送信デ
ータの暗号化が、制御処理部16とSAM部17との間
のデータの受け渡しによって行われる。なお、ここでも
復調された信号に路側無線装置の持つ正確な現在時刻の
情報を含ませており、この情報は制御処理部16によっ
て取り出され、時刻記憶部21内に「有料道路利用終了
時刻」として記録される。この処理が終了した時点で、
「有料道路利用開始時刻」と「有料道路利用終了時刻」
が再び制御処理部16に読み出され、2つの時刻の差を
求める処理がなされる。こうして求められた時刻の差が
「有料道路利用時間」となる。この結果は、外部通信部
インターフェース部22、接続ケーブル36、外部通信
部インターフェース部35を経由してカーナビゲーショ
ンシステム30のメモリ部31に送られ記録される。
【0029】一方、カーナビゲーションシステム30で
は、この「有料道路利用時間」と地図データ33から得
られる有料道路の料金所入口から料金所出口までの距離
とを、ナビCPU32において演算処理し「有料道路平
均走行速度」を求める。この結果をモニター34によっ
て視覚的にドライバーに伝達する。また、この際、ET
C車載器10によって求められてメモリ部31に格納さ
れている「有料道路利用時間」の表示を、このモニター
34を用いて表示することもできる。さらに、ETC車
載器10が「有料道路利用開始時刻」又は「有料道路利
用終了時刻」のいずれか、若しくは両方、の情報を受信
した際に、この情報を即座に外部通信インターフェイス
部22、接続ケーブル36、外部通信インターフェイス
35を介してカーナビゲーションシステム30のナビC
PU32に伝達し、これによってカーナビゲーションシ
ステム30の内蔵時計を調節することができる。
【0030】したがって、本発明の第2の実施の形態の
自動料金収受システムに用いられるETC車載器10で
も、有料道路の利用時間を算出し、その結果を、音声に
よるガイド、若しくは表示による視覚で、ドライバーに
伝達することができるので、ドライバーはおおよその有
料道路利用料金の見当をつけることができ、ドライバー
の利便性の向上が図れることとなる。
【0031】また、カーナビゲーションシステムと接続
された構成において、ETC車載器10による有料道路
の利用時間の計算結果と、カーナビゲーションシステム
30の地図情報から得られる有料道路の料金所入口地点
から出口地点までの距離とから、自動車の平均速度も求
めることができるので、ドライバーの利便性の向上がさ
らに図れる。
【0032】さらに、同じくカーナビゲーションと接続
された構成において、路側無線装置から受信した現在時
刻をETC車載器10からカーナビゲーションシステム
30に伝達し、これによってカーナビゲーションシステ
ム30の内蔵時計を自動調節できるので、料金所通過の
際に路側無線装置との通信によって得られる時間をもと
に、カーナビゲーションシステム30の表示時刻を調整
するようにすれば、GPS衛星からの情報によらなくと
も、時刻の自動調整を可能とすることができることにな
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は自動料金
収受システム車載器において、有料道路の料金所入口と
料金所出口をの通過時刻を一時的に記録する記録装置を
設置し、その時間の差(有料道路の利用時間)を求める
処理機能を持たせているとともに、ドライバーにその利
用時間を、音声もしくは視覚的な手段を用いて伝達する
ことができるので、ドライバーは、どれくらいの時間有
料道路を利用しており、その利用料金はいくら位かをお
およそ見当をつけることができ、ドライバーの利便性の
向上が図れる。
【0034】また、カーナビゲーションシステムと接続
された構成においては、車載器による有料道路の利用時
間の計算結果と、カーナビゲーションシステムの地図情
報から得られる有料道路の料金所入口地点から出口地点
までの距離とから、自動車の有料道路の平均走行速度も
求めることができるので、ドライバーの利便性の向上が
さらに図れる。
【0035】さらに、カーナビゲーションシステムと接
続された構成においては、料金所通過の際に路側無線装
置との通信によって得られる路側無線装置の持つ正確な
時刻をもとに、カーナビゲーションシステムの表示時刻
を調整することもできるので、GPS衛星からの情報に
よらなくとも、時刻の自動調整を可能とすることがで
き、ドライバーの利便性の向上をさらに図るとができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における車載器の構
成ブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における車載器の構
成ブロック図
【図3】従来の車載器の構成ブロック図
【符号の説明】
10 ETC車載器 11 ETC車載器本体部 12 ICカード 13 空中線部 14 送・受信部 15 変・復調部 16 制御処理部 17 SAM部 18 ICカードインターフェイス部 19 ヒューマン・マシン・インターフェース部 20 その他のインターフェース部 21 時刻記憶部 22 外部通信インターフェース部 30 カーナビゲーションシステム 31 メモリ部 32 ナビCPU 33 地図データ 34 モニター 35 外部通信インターフェース部 36 接続ケーブル 37 空中線部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されて、路側無線装置から受
    信した通過時刻情報を一時的に記録する記録装置と、前
    記記録装置に記録された異なる前記路側無線装置から受
    信した前記通過時刻情報の差を演算する信号処理部と、
    前記信号処理部による演算の結果を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする自動料金収受システム用車載
    器。
  2. 【請求項2】 少なくとも位置情報検出手段と、地図情
    報とを有して前記異なる路側無線装置の間の距離を演算
    するナビゲーション手段と、前記通過時刻情報の差の演
    算結果と、前記路側無線装置の間の距離から速度を算出
    する平均速度算出手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の自動料金収受システム車載器。
  3. 【請求項3】 前記ナビゲーション手段が、時刻を出力
    する時刻出力手段を有し、前記路側無線装置から受信し
    た通過時刻情報を現在時刻として前記時刻出力手段の時
    刻設定を行なう時刻設定手段を備えたことを特徴とする
    請求項2記載の自動料金収受システム車載器。
JP2002031558A 2002-02-07 2002-02-07 自動料金収受システム車載器 Pending JP2003233847A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010073155A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Nec Mobiling Ltd 車両管理システム及び車両管理方法
CN108074290A (zh) * 2016-11-18 2018-05-25 上海海拉电子有限公司 基于车辆外部照明装置的汽车无线支付车载***及支付方法

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JP2010073155A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Nec Mobiling Ltd 車両管理システム及び車両管理方法
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