JP2003233597A - コンテンツ配信システムおよび方法 - Google Patents

コンテンツ配信システムおよび方法

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JP2003233597A
JP2003233597A JP2002352871A JP2002352871A JP2003233597A JP 2003233597 A JP2003233597 A JP 2003233597A JP 2002352871 A JP2002352871 A JP 2002352871A JP 2002352871 A JP2002352871 A JP 2002352871A JP 2003233597 A JP2003233597 A JP 2003233597A
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Toshihiko Munetsugi
敏彦 宗續
Kazuhiro Nishitani
和博 西谷
Kazuo Kajimoto
一夫 梶本
Yoshiaki Iwata
芳明 岩田
Kentaro Tanigawa
賢太郎 谷川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザによるコンテンツの利用を効果的に制
限できるコンテンツ配信システムを提供する。 【解決手段】 サーバ1は、コンテンツと、コンテンツ
を処理するための実行プログラムとを蓄積し、端末2に
送信されるコンテンツの利用条件を求める。サーバ1
は、端末2に利用条件とコンテンツと実行プログラムと
を配信し、端末2は、配信された利用条件とコンテンツ
と実行プログラムとを記憶する。端末2は、記憶した利
用条件の範囲内で、記憶した実行プログラムを実行し、
記憶したコンテンツを処理する。サーバ1は、求めた利
用条件に応じて課金処理を行ってもよく、端末2の処理
能力や通信状況に応じて、コンテンツや実行プログラム
を選択して配信してもよい。また、サーバ1は、実行プ
ログラムとともに、実行プログラムの動作環境を構築す
るためのミドルウェアを配信してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ配信シ
ステムに関し、より特定的には、映像データおよび/ま
たは音声データを含むマルチメディアコンテンツを、不
正利用から守りながらユーザに配信するためのシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークシステムが社会のイ
ンフラストラクチャとして発達し、これに伴い、画像、
動画、音声などのデジタルデータを含むマルチメディア
コンテンツが、ネットワークを通じて広く流通するよう
になっている。また、大容量の記憶媒体が開発され、記
憶媒体を用いてマルチメディアコンテンツを流通させる
ことも行われている。デジタルデータは保存や複製を容
易に行うことができ、保存や複製を行っても品質が劣化
しない。このため、デジタルデータを含むコンテンツが
配信先で不正に保存または複製されることによって、コ
ンテンツ制作者の権利が侵害され、コンテンツ提供者の
利益が損なわれる場合が起こりうる。このような事態を
防ぐため、デジタルデータを含むコンテンツを配信する
際には、ユーザによるコンテンツの利用に一定の制限を
加えることが必要となる。
【0003】従来、コンテンツに対する利用制限は、例
えば、デジタルデータを暗号化することにより行われて
いた。あるいは、ユーザがコンテンツ購入時にコンテン
ツの利用に関する契約を結び、コンテンツに対する利用
制限をユーザの良心に任すようにしていた。
【0004】なお、コンテンツの流通に関しては、特許
文献1に、ユーザに対し確実な課金トレースを行いなが
ら、コンテンツの再利用・再編集を可能とする方法が知
られている。
【0005】
【特許文献1】特開平10−113066号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ルデータを暗号化しても、その復号鍵が盗用される可能
性があるので、配信先でのコンテンツの不正な保存や複
製などを完全に防ぐことはできない。また、契約によっ
てコンテンツの利用を制限しても、契約が守られる保証
はない。
【0007】一方、マルチメディアコンテンツは、購入
後は半永久的に何度でも再生や閲覧ができるという特徴
を有する。ところが、ユーザの立場から見ると、ある一
定期間のみ必要で、その後は不要となるコンテンツがあ
る。特に、今日のように1つのコンテンツの量が大きく
なると、ユーザが本当に必要とするデータは、購入した
コンテンツのうちのごくわずかな部分である場合も多
い。このような場合でも、ユーザは、コンテンツを実際
に利用した分の対価を超える額の料金を負担している。
【0008】そこで、コンテンツ提供者から見れば、ユ
ーザによるコンテンツの利用を効果的に制限でき、ユー
ザから見れば、利用が制限される代わりに、コンテンツ
を実際に利用した分の対価を支払えばよいようなシステ
ムが望まれる。しかし、そのようなシステムは、従来存
在しなかった。
【0009】それ故に、本発明の目的は、ユーザによる
コンテンツの利用を効果的に制限できるコンテンツ配信
システムを提供することである。また、本発明のさらな
る目的は、利用した分の対価をユーザに課金できるコン
テンツ配信システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、通信ネットワークを用いてコンテンツを配信す
るコンテンツ配信システムであって、サーバと端末とを
備え、サーバは、コンテンツと、コンテンツを処理する
ための実行プログラムとを蓄積する蓄積手段と、蓄積手
段に蓄積されたコンテンツと実行プログラムとを端末に
送信する送信手段と、端末に送信されるコンテンツの利
用条件を求める条件設定手段とを含み、端末は、サーバ
からコンテンツと実行プログラムとを受信する受信手段
と、少なくとも、受信手段で受信した実行プログラムを
記憶する記憶手段と、条件設定手段で求めた利用条件の
範囲内で、コンテンツの利用を許可する制御手段と、制
御手段から許可を受け、記憶手段に記憶された実行プロ
グラムを実行して、受信手段で受信したコンテンツを処
理する処理手段とを含む。上記第1の発明では、サーバ
は、端末に送信されるコンテンツの利用条件を求め、端
末は、サーバで求めた利用条件の範囲内で、配信された
実行プログラムを実行し、配信されたコンテンツを処理
する。つまり、端末は、サーバが設定した利用条件の範
囲内でコンテンツを処理する。これにより、ユーザによ
るコンテンツの利用を効果的に制限することができる。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、蓄積
手段に蓄積されるコンテンツは、映像データおよび/ま
たは音声データを含み、条件設定手段は、少なくとも再
生を含む利用形態について利用条件を求めることを特徴
とする。上記第2の発明では、映像データおよび/また
は音声データを含むマルチメディアコンテンツの著作権
を保護することができる。
【0012】第3の発明は、第1の発明において、送信
手段は、コンテンツの利用に先立ち、蓄積手段に蓄積さ
れたコンテンツおよび実行プログラムと、条件設定手段
で求めた利用条件とを端末に送信し、受信手段は、サー
バからコンテンツと実行プログラムと利用条件とを受信
し、記憶手段は、受信手段で受信したコンテンツと実行
プログラムと利用条件とを記憶し、制御手段は、コンテ
ンツの利用の際に、記憶手段に記憶された利用条件に基
づき、コンテンツの利用を許可し、処理手段は、記憶手
段に記憶されたコンテンツを処理することを特徴とす
る。上記第3の発明では、コンテンツと実行プログラム
と利用条件とが、サーバから端末に配信され、その後は
端末によって管理される。
【0013】第4の発明は、第3の発明において、条件
設定手段が、記憶手段に記憶されたコンテンツの新たな
利用条件を求めたときに、送信手段は、条件設定手段で
求めた新たな利用条件を端末に送信し、受信手段は、サ
ーバから新たな利用条件を受信し、記憶手段は、受信手
段で受信した新たな利用条件を用いて、記憶している利
用条件を更新することを特徴とする。上記第4の発明で
は、コンテンツの利用条件を任意の時点で変更すること
ができる。
【0014】第5の発明は、第3の発明において、端末
におけるコンテンツの利用に新たな実行プログラムが必
要とされるときに、条件設定手段は、記憶手段に記憶さ
れたコンテンツの新たな利用条件を求め、送信手段は、
蓄積手段に蓄積された新たな実行プログラムと、条件設
定手段で求めた新たな利用条件とを端末に送信し、受信
手段は、サーバから新たな実行プログラムと新たな利用
条件とを受信し、記憶手段は、受信手段で受信した新た
な実行プログラムと新たな利用条件とを用いて、記憶し
ている実行プログラムと利用条件とを更新することを特
徴とする。上記第5の発明では、端末におけるコンテン
ツの利用に別の実行プログラムが必要とされるときに、
別の実行プログラムがサーバから端末に配信され、これ
を用いて端末に記憶されていた実行プログラムが更新さ
れる。
【0015】第6の発明は、第1の発明において、蓄積
手段は、条件設定手段で求めた利用条件をさらに蓄積
し、送信手段は、コンテンツの利用に先立ち、蓄積手段
に蓄積されたコンテンツと実行プログラムとを端末に送
信した後、コンテンツの利用の際に、蓄積手段に蓄積さ
れた利用条件を端末に送信し、受信手段は、サーバから
コンテンツと実行プログラムと利用条件とを受信し、記
憶手段は、受信手段で受信したコンテンツと実行プログ
ラムとを記憶し、制御手段は、コンテンツの利用の際
に、受信手段で受信した利用条件に基づき、コンテンツ
の利用を許可し、処理手段は、記憶手段に記憶されたコ
ンテンツを処理することを特徴とする。上記第6の発明
では、コンテンツと実行プログラムとは、サーバから端
末に配信され、その後は端末によって管理される一方
で、利用条件はサーバによって管理される。これによ
り、端末における利用条件の改竄を防止することができ
る。
【0016】第7の発明は、第6の発明において、条件
設定手段が、記憶手段に記憶されたコンテンツの新たな
利用条件を求めたときに、蓄積手段は、条件設定手段で
求めた新たな利用条件を用いて、蓄積している利用条件
を更新することを特徴とする。上記第7の発明では、コ
ンテンツの利用条件を任意の時点で変更することができ
る。
【0017】第8の発明は、第6の発明において、端末
におけるコンテンツの利用に新たな実行プログラムが必
要とされるときに、条件設定手段は、記憶手段に記憶さ
れたコンテンツの新たな利用条件を求め、蓄積手段は、
条件設定手段で求めた新たな利用条件を用いて、蓄積し
ている利用条件を更新し、送信手段は、蓄積手段に蓄積
された新たな実行プログラムを端末に送信し、受信手段
は、サーバから新たな実行プログラムを受信し、記憶手
段は、受信手段で受信した新たな実行プログラムを用い
て、記憶している実行プログラムを更新することを特徴
とする。上記第8の発明では、端末におけるコンテンツ
の利用に別の実行プログラムが必要とされるときに、別
の実行プログラムがサーバから端末に配信され、これを
用いて端末に記憶されていた実行プログラムが更新され
る。
【0018】第9の発明は、第1の発明において、送信
手段は、コンテンツの利用に先立ち、蓄積手段に蓄積さ
れた実行プログラムと、条件設定手段で求めた利用条件
とを端末に送信した上で、コンテンツの利用中に、蓄積
手段に蓄積されたコンテンツを端末に送信し、受信手段
は、サーバからコンテンツと実行プログラムと利用条件
とを受信し、記憶手段は、受信手段で受信した実行プロ
グラムと利用条件とを記憶し、制御手段は、コンテンツ
の利用の際に、記憶手段に記憶された利用条件に基づ
き、コンテンツの利用を許可し、処理手段は、受信手段
によるコンテンツ受信動作と同時に、受信手段で受信し
たコンテンツを処理することを特徴とする。上記第9の
発明では、実行プログラムと利用条件とが、サーバから
端末に配信され、その後は端末によって管理される一方
で、コンテンツはサーバによって管理される。この場
合、端末は、サーバからコンテンツを受信しながら処理
する。これにより、端末におけるコンテンツの不正コピ
ーを防止することができる。
【0019】第10の発明は、第9の発明において、条
件設定手段が、端末に送信されるコンテンツの新たな利
用条件を求めたときに、送信手段は、条件設定手段で求
めた新たな利用条件を端末に送信し、受信手段は、サー
バから新たな利用条件を受信し、記憶手段は、受信手段
で受信した新たな利用条件を用いて、記憶している利用
条件を更新することを特徴とする。上記第10の発明で
は、コンテンツの利用条件を任意の時点で変更すること
ができる。
【0020】第11の発明は、第9の発明において、端
末におけるコンテンツの利用に新たな実行プログラムが
必要とされるときに、条件設定手段は、端末に送信され
るコンテンツの新たな利用条件を求め、送信手段は、蓄
積手段に蓄積された新たな実行プログラムと、条件設定
手段で求めた新たな利用条件とを端末に送信し、受信手
段は、サーバから新たな実行プログラムと新たな利用条
件とを受信し、記憶手段は、受信手段で受信した新たな
実行プログラムと新たな利用条件とを用いて、記憶して
いる実行プログラムと利用条件とを更新することを特徴
とする。上記第11の発明では、端末におけるコンテン
ツの利用に別の実行プログラムが必要とされるときに、
別の実行プログラムがサーバから端末に配信され、これ
を用いて端末に記憶されていた実行プログラムが更新さ
れる。
【0021】第12の発明は、第1の発明において、蓄
積手段は、条件設定手段で求めた利用条件をさらに蓄積
し、送信手段は、コンテンツの利用に先立ち、蓄積手段
に蓄積された実行プログラムを端末に送信した後、コン
テンツの利用の際に、蓄積手段に蓄積された利用条件を
端末に送信した上で、コンテンツの利用中に、蓄積手段
に蓄積されたコンテンツを端末に送信し、受信手段は、
サーバからコンテンツと実行プログラムと利用条件とを
受信し、記憶手段は、受信手段で受信した実行プログラ
ムを記憶し、制御手段は、コンテンツの利用の際に、受
信手段で受信した利用条件に基づき、コンテンツの利用
を許可し、処理手段は、受信手段によるコンテンツ受信
動作と同時に、受信手段で受信したコンテンツを処理す
ることを特徴とする。上記第12の発明では、実行プロ
グラムがサーバから端末に配信され、その後は端末によ
って管理される一方で、コンテンツと利用条件とはサー
バによって管理される。この場合、端末は、サーバから
コンテンツを受信しながら処理する。これにより、端末
におけるコンテンツの不正コピーと利用条件の改竄とを
防止することができる。
【0022】第13の発明は、第12の発明において、
条件設定手段が、端末に送信されるコンテンツの新たな
利用条件を求めたときに、蓄積手段は、条件設定手段で
求めた新たな利用条件を用いて、蓄積している利用条件
を更新することを特徴とする。上記第13の発明では、
コンテンツの利用条件を任意の時点で変更することがで
きる。
【0023】第14の発明は、第12の発明において、
端末におけるコンテンツの利用に新たな実行プログラム
が必要とされるときに、条件設定手段は、端末に送信さ
れるコンテンツの新たな利用条件を求め、蓄積手段は、
条件設定手段で求めた新たな利用条件を用いて、蓄積し
ている利用条件を更新し、送信手段は、蓄積手段に蓄積
された新たな実行プログラムを端末に送信し、受信手段
は、サーバから新たな実行プログラムを受信し、記憶手
段は、受信手段で受信した新たな実行プログラムを用い
て、記憶している実行プログラムを更新することを特徴
とする。上記第14の発明では、端末におけるコンテン
ツの利用に別の実行プログラムが必要とされるときに、
別の実行プログラムがサーバから端末に配信され、これ
を用いて端末に記憶されていた実行プログラムが更新さ
れる。
【0024】第15の発明は、第1の発明において、サ
ーバは、条件設定手段で求めた利用条件に応じて、端末
に対する課金処理を行う課金手段をさらに含む。上記第
15の発明では、サーバは、利用条件に応じた料金を端
末に対して課金する。これにより、端末のユーザは、コ
ンテンツを実際に利用した分の料金を支払えば済むよう
になる。
【0025】第16の発明は、第1の発明において、蓄
積手段は、記憶手段に記憶された実行プログラムの動作
環境を構築するためのミドルウェアをさらに蓄積し、送
信手段は、蓄積手段に蓄積されたミドルウェアを端末に
さらに送信し、受信手段は、サーバからミドルウェアを
さらに受信し、記憶手段は、少なくとも、受信手段で受
信した実行プログラムとミドルウェアとを記憶し、処理
手段は、記憶手段に記憶されたミドルウェアによって構
築される動作環境の下で、記憶手段に記憶された実行プ
ログラムを実行して、受信手段で受信したコンテンツを
処理することを特徴とする。上記第16の発明では、端
末で実行プログラムを実行できない場合、サーバから端
末に、端末で使用されるハードウェアやOSに適合する
ミドルウェアが配信される。これにより、ハードウェア
やOSなどの違いに関わらず、多くの種類の端末で実行
プログラムを実行し、コンテンツを処理させることがで
きる。
【0026】第17の発明は、第1の発明において、蓄
積手段は、機能が同じで必要な処理能力が異なる複数の
実行プログラムを蓄積し、送信手段は、端末の処理能力
に応じて、蓄積手段に蓄積された複数の実行プログラム
から一の実行プログラムを選択して、端末に送信するこ
とを特徴とする。上記第17の発明では、サーバから端
末に、端末の処理能力に応じて選択した最適な実行プロ
グラムを配信することができる。
【0027】第18の発明は、第1の発明において、蓄
積手段は、内容が同じで必要な処理能力が異なる複数の
コンテンツを蓄積し、送信手段は、端末の処理能力に応
じて、蓄積手段に蓄積された複数のコンテンツから一の
コンテンツを選択して、端末に送信することを特徴とす
る。上記第18の発明では、サーバから端末に、端末の
処理能力に応じて選択した最適なコンテンツを配信する
ことができる。
【0028】第19の発明は、第1の発明において、蓄
積手段は、内容が同じで単位時間あたりのデータ量が異
なる複数のコンテンツを蓄積し、送信手段は、サーバと
端末との間の通信状況に応じて、蓄積手段に蓄積された
複数のコンテンツから一のコンテンツを選択して、端末
に送信することを特徴とする。上記第19の発明では、
サーバから端末に、通信状況に応じて選択した最適なコ
ンテンツを配信することができる。
【0029】第20の発明は、第1の発明において、条
件設定手段は、端末に送信されるコンテンツについて、
当該コンテンツを利用できる端末の識別情報を含んだ利
用条件を求め、制御手段は、端末の識別情報が条件設定
手段で求めた利用条件に含まれている場合に、コンテン
ツの利用を許可することを特徴とする。上記第20の発
明では、配信したコンテンツを特定の端末だけで利用さ
せることができる。
【0030】第21の発明は、第1の発明において、条
件設定手段は、端末に送信されるコンテンツについて、
当該コンテンツの利用可能区間を含んだ利用条件を求
め、制御手段は、受信手段で受信したコンテンツのう
ち、条件設定手段で求めた利用条件に含まれている利用
可能区間について、コンテンツの利用を許可することを
特徴とする。上記第21の発明では、配信したコンテン
ツの特定の区間だけをユーザに利用させることができ
る。
【0031】第22の発明は、第1の発明において、端
末は、処理手段における処理履歴を記憶する履歴記憶手
段をさらに含み、条件設定手段は、端末に送信されるコ
ンテンツについて、当該コンテンツの利用可能回数を含
んだ利用条件を求め、制御手段は、履歴記憶手段に記憶
されている処理履歴を参照して、条件設定手段で求めた
利用条件に含まれている利用可能回数に達するまで、コ
ンテンツの利用を許可することを特徴とする。上記第2
2の発明では、配信したコンテンツの利用回数を制限す
ることができる。
【0032】第23の発明は、第1の発明において、端
末は、処理手段における処理履歴を記憶する履歴記憶手
段をさらに含み、条件設定手段は、端末に送信されるコ
ンテンツについて、当該コンテンツの利用可能時間を含
んだ利用条件を求め、制御手段は、履歴記憶手段に記憶
されている処理履歴を参照して、条件設定手段で求めた
利用条件に含まれている利用可能時間に達するまでの時
間について、コンテンツの利用を許可することを特徴と
する。上記第23の発明では、配信したコンテンツの利
用時間を制限することができる。
【0033】第24の発明は、第1の発明において、条
件設定手段は、端末に送信されるコンテンツについて、
当該コンテンツの利用可能期間を含んだ利用条件を求
め、制御手段は、現在時刻が条件設定手段で求めた利用
条件に含まれている利用可能期間内である場合に、コン
テンツの利用を許可することを特徴とする。上記第24
の発明では、配信したコンテンツの利用期間を制限する
ことができる。
【0034】第25の発明は、第1の発明において、蓄
積手段は、コンテンツを暗号化した状態で蓄積し、送信
手段は、蓄積手段に蓄積されたコンテンツを暗号化した
状態で端末に送信し、受信手段は、サーバからコンテン
ツを暗号化した状態で受信し、処理手段は、受信手段で
受信したコンテンツを復号化した上で処理することを特
徴とする。上記第25の発明では、コンテンツは暗号化
されており、端末は利用条件の許す範囲内でコンテンツ
を復号化する。これにより、ユーザによるコンテンツの
利用をより効果的に制限することができる。
【0035】第26の発明は、第2の発明において、処
理手段は、受信手段で受信したコンテンツを再生するこ
とを特徴とする。上記第26の発明では、ユーザは、利
用条件の範囲内でコンテンツを再生することができる。
【0036】第27の発明は、第2の発明において、処
理手段は、受信手段で受信したコンテンツを複製するこ
とを特徴とする。上記第27の発明では、ユーザは、利
用条件の範囲内でコンテンツを複製することができる。
【0037】第28の発明は、第2の発明において、処
理手段は、受信手段で受信したコンテンツを編集するこ
とを特徴とする。上記第28の発明では、ユーザは、利
用条件の範囲内でコンテンツを編集することができる。
【0038】第29の発明は、通信ネットワークを用い
てサーバから配信されたコンテンツを受信する端末であ
って、サーバからコンテンツと実行プログラムとを受信
する受信手段と、少なくとも、受信手段で受信した実行
プログラムを記憶する記憶手段と、サーバで求められた
利用条件の範囲内で、コンテンツの利用を許可する制御
手段と、制御手段から許可を受け、記憶手段に記憶され
た実行プログラムを実行して、受信手段で受信したコン
テンツを処理する処理手段とを備える。上記第29の発
明は、第1の発明のコンテンツ配信システムで使用され
る端末を提供することができる。
【0039】第30の発明は、通信ネットワークを用い
てサーバから端末にコンテンツを配信するコンテンツ配
信方法であって、サーバにおいて、コンテンツと、コン
テンツを処理するための実行プログラムとを蓄積するス
テップと、サーバにおいて、蓄積されたコンテンツと実
行プログラムとを端末に送信するステップと、サーバに
おいて、端末に送信されるコンテンツの利用条件を求め
るステップと、端末において、サーバからコンテンツと
実行プログラムとを受信するステップと、端末におい
て、少なくとも、受信した実行プログラムを記憶するス
テップと、端末において、サーバで求めた利用条件の範
囲内で、コンテンツの利用を許可するステップと、端末
において、コンテンツの利用許可を受け、記憶された実
行プログラムを実行して、受信したコンテンツを処理す
るステップとを備える。上記第30の発明では、サーバ
は、端末に送信されるコンテンツの利用条件を求め、端
末は、サーバで求めた利用条件の範囲内で、配信された
実行プログラムを実行し、配信されたコンテンツを処理
する。つまり、端末は、サーバが設定した利用条件の範
囲内でコンテンツを処理する。これにより、ユーザによ
るコンテンツの利用を効果的に制限することができる。
【0040】第31の発明は、通信ネットワークを用い
てサーバから端末に配信されるカプセル化されたデータ
であって、コンテンツと、コンテンツを処理するための
実行プログラムと、サーバによってコンテンツについて
求められた、端末が実行プログラムを実行してコンテン
ツを処理するときの利用条件とを備える。上記第31の
発明では、第3の発明のコンテンツ配信システムでサー
バから端末に送信されるデータを提供することができ
る。
【0041】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムの構
成を示すブロック図である。図1に示すコンテンツ配信
システムは、サーバ1と、複数の端末2とを備えてい
る。サーバ1と端末2とは、ネットワーク3を介して相
互に通信可能に接続される。サーバ1は、コンテンツ
と、コンテンツを処理するための実行プログラムとを蓄
積している。サーバ1は、ネットワーク3経由でコンテ
ンツおよび実行プログラムを端末2に配信し、端末2
は、配信された実行プログラムを動作させて、配信され
たコンテンツを処理する。
【0042】端末2のユーザによるコンテンツの利用に
は、一定の制限が加えられる。このような利用制限を実
現するため、サーバ1から配信されるコンテンツには利
用条件が設定され、端末2は、利用条件の範囲内でコン
テンツを処理する。より好ましくは、コンテンツは予め
暗号化されており、端末2は、利用条件の範囲内で、暗
号化されたコンテンツを復号化して処理する。コンテン
ツを復号化するための鍵は、例えば、予めサーバ1の管
理者から端末2のユーザに通知され、端末2に記憶され
る。あるいは、サーバ1から端末2に対して、実行プロ
グラムと同時に(例えば、実行プログラムに組み込んだ
状態で)提供してもよい。
【0043】サーバ1から配信されるコンテンツは、例
えば、映画やスポーツやコンサートなどの番組の映像デ
ータおよび音声データ、あるいは、音楽アルバムなどの
音声データである。1つのコンテンツは、例えば、1本
の映画や1枚の音楽アルバムに相当する。コンテンツの
利用とは、コンテンツを再生したり、複製したり、編集
したりすることをいう。コンテンツを処理する実行プロ
グラムとしては、コンテンツ再生プログラム、コンテン
ツ複製プログラム、コンテンツ編集プログラムなどがあ
る。なお、コンテンツは、映像データおよび音声データ
に限らず、ゲーム用ソフトウェアやアプリケーションソ
フトウェアなどのプログラムであってもよい。
【0044】コンテンツに設定される利用条件には、例
えば、そのコンテンツを利用できるユーザを示す識別子
と、そのコンテンツの利用可能回数(例えば、3回まで
利用可能)とが含まれる。利用条件には、利用可能回数
に代えて、利用可能時間(例えば、5時間まで利用可
能)、または、利用可能期間(例えば、2001年10
月10日から同年10月16日まで利用可能)が含まれ
ていてもよい。あるいは、利用条件には、利用可能回
数、利用可能時間および利用可能期間のうちの任意の2
つ、または、3つすべてが含まれていてもよい。また、
利用条件を、コンテンツ全体ではなく、コンテンツの一
部の区間に設定してもよい。この場合、利用条件には、
利用可能区間(例えば、コンテンツの先頭から30分ま
での区間が利用可能)がさらに含まれる。サーバ1から
端末2には、コンテンツと実行プログラムと利用条件と
を含んだカプセル化されたデータ(以下、カプセルとい
う)が配信される。カプセルの詳細については、後述す
る(図5)。
【0045】図2は、サーバ1の詳細な構成を示すブロ
ック図である。図2に示すように、サーバ1は、制御ユ
ニット11と、蓄積ユニット12と、通信ユニット13
とを含んでいる。制御ユニット11は、例えば、CPU
とRAMとROMとを有している。ROMには、サーバ
制御プログラムが格納される。CPUがRAMを記憶領
域として使用してサーバ制御プログラムを実行すること
により、後述するサーバ1の機能が実現される。蓄積ユ
ニット12は、例えば、ハードディスクなどの記憶媒体
と、そのドライブ装置とで構成される。通信ユニット1
3は、例えば、モデムやターミナルアダプタなどのネッ
トワーク接続機器で構成される。
【0046】図3は、端末2の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。図3に示すように、端末2は、入出力ユニ
ット21と、制御ユニット22と、通信ユニット23
と、記憶ユニット24と、処理ユニット25とを含んで
いる。入出力ユニット21は、例えば、キーボードやタ
ッチパネルなどの入力機器と、ディスプレイやスピーカ
などの出力機器とで構成される。制御ユニット22は、
例えば、CPUとRAMとROMとを有している。RO
Mには、端末制御プログラムが格納される。CPUがR
AMを記憶領域として使用して端末制御プログラムを実
行することにより、後述する端末2の機能が実現され
る。通信ユニット23は、例えば、モデムやターミナル
アダプタなどのネットワーク接続機器で構成される。記
憶ユニット24は、例えば、半導体メモリなどの記憶媒
体で構成される。処理ユニット25は、例えば、グラフ
ィックスボードやサウンドボードなど、映像データおよ
び/または音声データを処理する回路で構成される。
【0047】図4は、蓄積ユニット12の詳細を示す図
である。図4に示す蓄積ユニット12aは、図1に示す
蓄積ユニット12を詳細化したものであり、コンテンツ
データベース101と実行プログラムデータベース10
2とを内蔵している。コンテンツデータベース101に
は、複数のコンテンツと各コンテンツの識別子(コンテ
ンツID)とが格納される。図4に示す例では、Conten
ts1.mpg 、Contents2.mpg およびContents3.mp4 という
3つのコンテンツが格納され、これら3つのコンテンツ
には、それぞれ、Co0001、Co0002およびCo0003という識
別子が付されている。
【0048】実行プログラムデータベース102には、
複数の実行プログラムと各実行プログラムの機能情報と
が格納される。図4に示す例では、Program1、Program2
およびProgram3という3つの実行プログラムが格納され
ている。Program1は、コンテンツ再生機能を持ち、コン
テンツ複製機能およびコンテンツ編集機能を持たない。
Program2は、コンテンツ複製機能を持ち、コンテンツ再
生機能およびコンテンツ編集機能を持たない。Program3
は、コンテンツ再生機能およびコンテンツ複製機能を持
ち、コンテンツ編集機能を持たない。なお、図4に示す
実行プログラム以外にも、例えば、コンテンツ編集機能
を持ち、コンテンツ再生機能およびコンテンツ複製機能
を持たない実行プログラムや、コンテンツの再生、複製
および編集機能を持つ実行プログラムなどが格納されて
いてもよい。
【0049】図5は、サーバ1から端末2に送信される
カプセルの構造の一例を示す図である。図5に示すよう
に、カプセル111は、ヘッダ部112とデータ部11
3とを備えている。ヘッダ部112には、カプセル11
1の宛先114が格納される。データ部113には、利
用条件115とコンテンツ116と実行プログラム11
7とが格納される。
【0050】図6は、利用条件の一例を示す図である。
図6に示す利用条件は、XML(Extensible Markup La
nguage)を用いて記述されている。この利用条件に含ま
れる各要素の意味は、次のとおりである。UsageRule 要
素は、コンテンツの利用条件を表すルート要素である。
開始タグ<UsageRule> と終了タグ</UsageRule>とで挟ま
れた部分に利用条件が記述される。以下、同様に、開始
タグ<X> と終了タグ</X>(X は任意の文字列)で挟まれ
た部分に各要素の内容が記述される。ContentsID要素
は、この利用条件が適用されるコンテンツの識別子を表
す。UserID要素は、この利用条件が適用されるユーザの
識別子を表す。UserProgramID 要素は、この利用条件が
適用される実行プログラムの識別子を表す。ただし、Us
erProgramID 要素に記述される識別子は、実行プログラ
ムを特定するだけでなく、どのユーザ宛に配信された実
行プログラムであるかを特定するための識別子である。
このため、ある実行プログラムが複数の端末に配信され
た場合、各端末に配信された実行プログラムは、互いに
異なる識別子を付与され、異なるプログラムとして取り
扱われる。
【0051】Permission要素には、許可される処理とそ
の処理を行う際の条件とが記述される。Permission要素
の属性actionは、許可される処理を表す。Permission要
素の内容(すなわち、開始タグ<Permission>と終了タグ
</Permission> とで挟まれた部分)には、処理を行う際
の条件が記述される。図6に示す例では、属性actionが
Replay(再生)であり、Permission要素の内容には、以
下に示すように、再生処理を行う際の条件が記述されて
いる。Section 要素はコンテンツ中で処理が許可されて
いる区間を表し、From要素が区間の始点を、Until 要素
が区間の終点をそれぞれ表す。なお、Section 要素が存
在しない場合には、コンテンツ全体に対する処理が許可
されているものとする。また、コンテンツの複数の区間
に対する処理が許可されていてもよい。この場合は、Se
ction 要素が複数存在することになる。Times 要素は、
コンテンツに対する処理が何回まで許可されているかを
表す。Period要素は、コンテンツに対する処理が許可さ
れている期間を表し、From要素が期間の始点を、Until
要素が期間の終点をそれぞれ表す。図6に示すPermissi
on要素は、先頭から30分までの区間について、最大3
回まで、2001年10月10日から同年10月16日
までの期間において、再生が許可されていることを表
す。
【0052】利用条件は、改竄を防ぐために暗号化して
配信される。利用条件を復号化するための鍵は、例え
ば、予めサーバ1の管理者から端末2のユーザに通知さ
れ、端末2に記憶される。あるいは、鍵を予め通知して
おくことに代えて、実行プログラムと同時に(例えば、
実行プログラムに組み込んだ状態で)鍵を提供してもよ
い。なお、図6に示す利用条件は一例であり、XML以
外の方法を用いて記述してもよく、他の条件を追加して
もよいことは言うまでもない。
【0053】端末2は、コンテンツに対する処理履歴を
記憶し、これを用いてコンテンツの利用可否を判定す
る。コンテンツの処理履歴は、記憶ユニット24に記憶
され、制御ユニット22は、コンテンツに対する処理が
行われたときに、記憶ユニット24に記憶されている処
理履歴を更新する。
【0054】図7は、処理履歴の一例を示す図である。
図7に示す処理履歴は、図6に示す利用条件と同様に、
XMLを用いて記述されている。この処理履歴に含まれ
る各要素の意味は、次のとおりである。History 要素
は、コンテンツに対する処理履歴を表すルート要素であ
る。ContentsID要素は、この処理履歴に記述されている
処理で処理されたコンテンツの識別子を表す。UserProg
ramID 要素は、この処理履歴に記述されている処理を行
った実行プログラムの識別子を表す。AccessLog要素に
は、属性actionで記述された処理を行ったときの履歴
が、回数を表すTimes 要素と、処理日時を表すAccessDa
te要素とを用いて記述される。図7に示すAccessLog 要
素は、日本時間の2001年10月11日20時30分
に1回再生が行われたことを表す。
【0055】処理履歴は、改竄を防ぐために暗号化して
記憶される。処理履歴を暗号化および復号化するための
鍵は、実行プログラム内に組み込まれている。例えば、
2001年10月12日に図6に示す利用条件と図7に
示す処理履歴とが記憶ユニット24に記憶されている場
合、制御ユニット22は、今日が2001年10月10
日から同年10月16日までの期間に含まれていること
と、再生回数が1回で利用可能回数(この例では3回)
未満であることとを確認した後に、コンテンツの先頭か
ら30分までの区間の再生を許可する。
【0056】図8は、本実施形態に係るコンテンツ配信
システムの動作を示すメインフローチャートである。以
下に示すフローチャートでは、先頭に「S:」を付した
ステップはサーバ1における処理を、先頭に「T:」を
付したステップは端末2における処理を表すものとす
る。図8において、制御ユニット22は、まず、カプセ
ル取得要求が入出力ユニット21に入力されたか否かを
判定し(ステップS1)、判定結果が否定である場合、
ステップS3に進む。ステップS1における判定結果が
肯定である場合、第1のカプセル配信処理(図9)によ
り、サーバ1から端末2に要求されたカプセルが配信さ
れる(ステップS2)。
【0057】ステップS3では、制御ユニット22は、
利用条件変更要求が入出力ユニット21に入力されたか
否かを判定し、判定結果が否定である場合、ステップS
5に進む。ステップS3における判定結果が肯定である
場合、利用条件配信処理(図10)により、サーバ1か
ら端末2に新たな利用条件が配信される(ステップS
4)。
【0058】ステップS5では、制御ユニット22は、
実行プログラムの更新を必要とする利用条件変更要求が
入出力ユニット21に入力されたか否かを判定し、判定
結果が否定である場合、ステップS7に進む。ステップ
S5における判定結果が肯定である場合、利用条件と別
の実行プログラムの配信処理(図11)により、サーバ
1から端末2に新たな利用条件と別の実行プログラムと
が配信される(ステップS6)。
【0059】ステップS7では、制御ユニット22は、
入出力ユニット21を通じて処理開始が指示されたか否
かを判定し、判定結果が否定である場合、ステップS1
0に進む。ステップS7における判定結果が肯定である
場合、制御ユニット22は、記憶ユニット24に記憶さ
れた実行プログラムを起動し(ステップS8)、起動し
た実行プログラムに従い、第1のコンテンツ処理(図1
2)を実行する(ステップS9)。
【0060】ステップS10では、制御ユニット22
は、処理を継続するか否かを判定し、判定結果が肯定で
ある場合には、ステップS1に戻る。この場合、ステッ
プS1からS9の処理が再び行われる。ステップS10
における判定結果が否定である場合、制御ユニット22
は処理を停止する。
【0061】図9は、ステップS2の詳細を示すフロー
チャートである。図8のステップS1で要求が入力され
た場合、制御ユニット22は、入力された要求を受け付
ける(ステップS101)。ステップS101では、例
えば、コンテンツContents1.mpg の先頭から30分まで
の区間を3回再生したい旨の要求が入力される。次に、
制御ユニット22は、通信ユニット23を通じ、ステッ
プS101で受け付けた要求をネットワーク3経由でサ
ーバ1に送信する(ステップS102)。
【0062】制御ユニット11は、通信ユニット13を
通じ、端末2から送信された要求を受信する(ステップ
S103)。次に、制御ユニット11は、コンテンツデ
ータベース101および実行プログラムデータベース1
02から、それぞれ、受信した要求に対応するコンテン
ツおよび実行プログラムを読み出し(ステップS10
4)、コンテンツの利用条件を作成する(ステップS1
05)。ステップS105では、例えば、図6に示す利
用条件が作成される。次に、制御ユニット11は、ステ
ップS104で読み出したコンテンツおよび実行プログ
ラムとステップS105で作成した利用条件とを、図5
に示すカプセル111に詰めて、通信ユニット13を通
じて端末2に送信する(ステップS106)。
【0063】制御ユニット22は、通信ユニット23を
通じ、サーバ1から送信されたカプセル111を受信す
る(ステップS107)。次に、制御ユニット22は、
受信したカプセル111から利用条件115とコンテン
ツ116と実行プログラム117とを取り出し、それら
を記憶ユニット24に記憶させる(ステップS10
8)。このようにして第1のカプセル配信処理が完了し
た後に、図8のステップS3が実行される。
【0064】図10は、ステップS4の詳細を示すフロ
ーチャートである。図8のステップS3で要求が入力さ
れた場合、制御ユニット22は、入力された要求を受け
付ける(ステップS121)。ステップS121では、
例えば、コンテンツContents1.mpg に対する利用条件
「先頭から30分までの区間を3回だけ再生可能」を変
更し、同区間をさらに2回(計5回)再生したい旨の要
求が入力される。次に、制御ユニット22は、通信ユニ
ット23を通じ、ステップS121で受け付けた要求を
ネットワーク3経由でサーバ1に送信する(ステップS
122)。
【0065】制御ユニット11は、通信ユニット13を
通じ、端末2から送信された要求を受信する(ステップ
S123)。次に、制御ユニット11は、受信した要求
に対応する新たな利用条件を作成する(ステップS12
4)。ステップS124では、例えば、コンテンツCont
ents1.mpg に対して「先頭から30分までの区間を5回
だけ再生可能」である旨を記述した、新たな利用条件が
作成される。次に、制御ユニット11は、ステップS1
24で作成した新たな利用条件を単体で、通信ユニット
13を通じて端末2に送信する(ステップS125)。
【0066】制御ユニット22は、通信ユニット23を
通じ、サーバ1から送信された新たな利用条件を受信す
る(ステップS126)。次に、制御ユニット22は、
記憶ユニット24に記憶されている利用条件を、ステッ
プS126で受信した新たな利用条件に書き換える(ス
テップS127)。このようにして利用条件の更新が完
了した後に、図8のステップS5が実行される。
【0067】図11は、ステップS6の詳細を示すフロ
ーチャートである。図8のステップS5で要求が入力さ
れた場合、制御ユニット22は、入力された要求を受け
付ける(ステップS141)。ステップS141では、
例えば、コンテンツContents1.mpg に対する利用条件
「先頭から30分までの区間を3回だけ再生可能」を変
更し、同区間を1回複製したい旨の要求が入力される。
次に、制御ユニット22は、通信ユニット23を通じ、
ステップS141で受け付けた要求をネットワーク3経
由でサーバ1に送信する(ステップS142)。
【0068】制御ユニット11は、通信ユニット13を
通じ、端末2から送信された要求を受信する(ステップ
S143)。次に、制御ユニット11は、実行プログラ
ムデータベース102から、受信した要求に対応する別
の実行プログラム(例えば、編集プログラム)を読み出
し(ステップS144)、新たな利用条件を作成する
(ステップS145)。ステップS145では、例え
ば、コンテンツContents1.mpg に対して「先頭から30
分までの区間を1回だけ複製可能」である旨を記述し
た、新たな利用条件が作成される。次に、制御ユニット
11は、ステップS144で読み出した別の実行プログ
ラムとステップS145で作成した新たな利用条件と
を、通信ユニット13を通じて端末2に送信する(ステ
ップS146)。
【0069】制御ユニット22は、通信ユニット23を
通じ、サーバ1から送信された新たな利用条件と別の実
行プログラムとを受信する(ステップS147)。次
に、制御ユニット22は、記憶ユニット24に記憶され
ている利用条件と実行プログラムとを、それぞれ、ステ
ップS147で受信した新たな利用条件と別の実行プロ
グラムとに書き換える(ステップS148)。このよう
にして利用条件および実行プログラムの更新が完了した
後に、図8に示すステップS7が実行される。
【0070】図12は、ステップS9の詳細を示すフロ
ーチャートである。図8のステップS8で実行プログラ
ムを起動した後、制御ユニット22は、処理すべきコン
テンツに対する処理履歴が記憶ユニット24に記憶され
ているか否かを調べる(ステップS161)。処理履歴
が記憶されていない場合には、制御ユニット22は、未
処理を示す処理履歴を作成し、作成した処理履歴を暗号
化して記憶ユニット24に記憶させる(ステップS16
2)。処理履歴が記憶されている場合には、制御ユニッ
ト22は、その処理履歴を記憶ユニット24から読み出
して復号化する(ステップS163)。
【0071】次に、制御ユニット22は、記憶ユニット
24から利用条件を読み出して復号化する(ステップS
164)。次に、制御ユニット22は、ステップS16
3で読み出した(あるいは、ステップS162で作成し
た)処理履歴とステップS164で読み出した利用条件
とを比較し(ステップS165)、コンテンツの利用が
許可されているか否かを判定する(ステップS16
6)。
【0072】コンテンツの利用が許可されている場合、
制御ユニット22は、利用条件に従い、コンテンツの指
定された区間を記憶ユニット24から読み出すことと、
読み出したコンテンツを復号化することとを、処理ユニ
ット25に命じる(ステップS167)。次に、制御ユ
ニット22は、復号化後のコンテンツを処理することを
処理ユニット25に命じる(ステップS168)。ステ
ップS167およびS168では、例えば、コンテンツ
の先頭から30分までの区間が、記憶ユニット24から
読み出されて復号化され、その後に再生される。次に、
制御ユニット22は、新たな処理履歴を作成して暗号化
し、記憶ユニット24に記憶されている処理履歴を新た
な処理履歴に書き換える(ステップS169)。
【0073】ステップS166においてコンテンツの利
用が許可されていない場合、制御ユニット22は、入出
力ユニット21を通じてその旨をユーザに通知する(ス
テップS170)。このようにして第1のコンテンツ処
理が完了した後に、図8のステップS10が実行され
る。
【0074】なお、上記の構成では、コンテンツの利用
可否を判定するために、端末2は、処理履歴を記憶し、
記憶した処理履歴と利用条件とを比較するが、これに代
えて、処理履歴を記憶せずに利用条件の内容を書き換え
てもよい。例えば、利用条件が「3回だけ再生可能」で
ある場合、上記の構成では、端末2は、受信した利用条
件をそのまま保持し、再生を行うたびに処理履歴に含ま
れるアクセス回数を0回→1回→2回のように更新し、
アクセス回数が3回に達した時点で再生を禁止する。こ
れに代えて、端末2は、利用条件に含まれる利用可能回
数を3回→2回→1回のように更新し、利用可能回数が
0回となった時点で再生を禁止してもよい。
【0075】また、上記の構成では、サーバ1は、利用
条件とコンテンツと実行プログラムとを1つのカプセル
に詰めて端末2に配信するが、これに代えて、これら3
つのデータをすべて別々に配信してもよく、あるいは、
これら3つのデータのうち任意の2つのデータを1つの
カプセルに詰めて配信し、残余の1つのデータを別に配
信してもよい。また、サーバ1は、利用条件をコンテン
ツまたは実行プログラムに含めて配信してもよい。
【0076】また、利用条件がシステムの外部から端末
2に提供される場合には、サーバ1はコンテンツと実行
プログラムとを配信すればよく、利用条件とコンテンツ
とがシステムの外部から端末2に提供される場合には、
サーバ1は実行プログラムを配信すればよい。利用条件
やコンテンツをシステムの外部から端末2に提供するに
は、例えば、CD−ROMやDVDなどの可搬型記憶媒
体に格納して提供する方法や、ネットワーク3に接続さ
れた外部サーバ(図示せず)から提供する方法などがあ
る。
【0077】また、上記の構成では、実行プログラム
は、ユーザからの要求があったときに書き換えられる
が、これ以外のとき(例えば、実行プログラムがバージ
ョンアップされたときなど)にも書き換えられてもよ
い。
【0078】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ配信システムでは、サーバ1がコンテンツと実行
プログラムとを蓄積し、サーバ1から端末2にコンテン
ツと実行プログラムとが配信され、端末2は、配信され
た実行プログラムを動作させて、配信されたコンテンツ
を処理する。サーバ1から配信されるコンテンツには利
用条件が設定されており、端末2は、設定された利用条
件の範囲内で配信されたコンテンツを処理する。これに
より、配信されたコンテンツの利用に一定の制限を加え
ることができる。例えば、コンテンツを利用できる端末
を一部の端末に限定したり、コンテンツを再生専用に指
定して複製や編集を禁止したり、コンテンツの利用可能
回数、利用可能時間、利用可能期間などを制限したり、
コンテンツ内の一部区間だけを利用可能としたりするな
ど、各種の態様でコンテンツの利用を制限することがで
きる。
【0079】また、本実施形態に係るコンテンツ配信シ
ステムでは、コンテンツと実行プログラムと利用条件と
を含んだカプセルを配信した後に、必要に応じて新たな
利用条件を配信することにより、端末2に記憶された利
用条件を任意の時点で変更することができる。例えば、
あるコンテンツとコンテンツ再生プログラムと「3回だ
け再生可能」という利用条件とを含んだカプセルを受信
した場合、端末2は、コンテンツを3回再生した後は、
もはやそのコンテンツを処理できない。このとき端末2
のユーザが「そのコンテンツをさらに2回再生したい」
旨を要求した場合、端末2がユーザからの要求をサーバ
1に送信し、サーバ1は、受信した要求に応じて「5回
だけ再生可能」という新たな利用条件を端末2に配信す
る。新たな利用条件を受信した端末2は、記憶ユニット
24に記憶されていた利用条件「3回だけ再生可能」を
新たな利用条件「5回だけ再生可能」に書き換える。記
憶ユニット24に記憶された処理履歴は「3回再生済
み」を示しているので、端末2は、さらに2回そのコン
テンツを再生することが可能となる。
【0080】また、本実施形態に係るコンテンツ配信シ
ステムでは、コンテンツと実行プログラムと利用条件と
を含んだカプセルを配信した後に、必要に応じて別の実
行プログラムと新たな利用条件とを配信することによ
り、端末2に蓄積されている実行プログラムと利用条件
とを、それぞれ、別の実行プログラムと新たな利用条件
に書き換えることができる。例えば、上述した例でコン
テンツを3回再生した後に、ユーザが「そのコンテンツ
を複製したい」旨を要求した場合を考える。この場合、
端末2は、ユーザからの要求をサーバ1に送信し、サー
バ1は、受信した要求に応じて、コンテンツ複製プログ
ラムと「1回だけ複製可能」という新たな利用条件とを
端末2に配信する。コンテンツ複製プログラムと新たな
利用条件とを受信した端末2は、記憶ユニット24に記
憶されているコンテンツ再生プログラムをコンテンツ複
製プログラムに書き換え、利用条件「3回だけ再生可
能」を新たな利用条件「1回だけ複製可能」に書き換え
る。記憶ユニット24に記憶されている処理履歴は「3
回再生済み」を示している(すなわち、まだ複製に関す
る履歴がない)ので、端末2は、そのコンテンツを1回
複製することが可能となる。複製が一度実行されると、
処理履歴が「3回再生済み・1回複製済み」に書き換え
られ、それ以降のコンテンツの複製は禁止される。
【0081】第1の実施形態では、コンテンツと実行プ
ログラムと利用条件とは、サーバ1から端末2に配信さ
れ、その後は端末2によって管理される。端末2におけ
るコンテンツの不正コピーや利用条件の改竄を防止する
ため、コンテンツと利用条件とは、暗号化した状態で配
信される。ここで、コンテンツおよび利用条件の復号化
鍵などが漏洩する可能性を考慮すると、第2から第4の
実施形態で示すように、コンテンツおよび/または利用
条件をサーバ1で管理する方法も考えられる。
【0082】第2の実施形態では、コンテンツと実行プ
ログラムとを端末2に配信し、利用条件をサーバ1で管
理する方法を採用している。第3の実施形態では、実行
プログラムと利用条件とを端末2に配信し、コンテンツ
をサーバ1で管理する方法を採用している。第4の実施
形態では、実行プログラムを端末2に配信し、コンテン
ツと利用条件とをサーバ1で管理する方法を採用してい
る。このように利用条件および/またはコンテンツをサ
ーバ1で管理することにより、端末2におけるコンテン
ツの不正コピーや利用条件の改竄を防止することができ
る。
【0083】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態は、コンテンツと実行プログラムとを端末に配信し、
利用条件をサーバで管理する点で、コンテンツと実行プ
ログラムと利用条件とを端末に配信する第1の実施形態
と相違する。以下では、第1の実施形態との相違点を詳
細に説明する。
【0084】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、第1の実施形態と同様に、図1から図3に示す構成
を有する。図13は、本実施形態に係る蓄積ユニット1
2の詳細を示す図である。図13に示す蓄積ユニット1
2bは、図1に示す蓄積ユニット12を詳細化したもの
であり、コンテンツデータベース101と実行プログラ
ムデータベース102と利用条件・処理履歴データベー
ス103とを内蔵している。なお、コンテンツデータベ
ース101および実行プログラムデータベース102の
内容は、第1の実施形態と同様であるので(図4を参
照)、図13では記載を省略する。
【0085】利用条件・処理履歴データベース103に
は、過去に端末2に配信された実行プログラムについ
て、UserProgramID 要素とUsageRule 要素とHistory 要
素とが格納される。UserProgramID 要素は、実行プログ
ラムの識別子を表す。ただし、UserProgramID 要素に記
述される識別子は、第1の実施形態と同様に、実行プロ
グラムを特定するだけでなく、どのユーザ宛に配信され
た実行プログラムであるかを特定するための識別子であ
る。UsageRule 要素およびHistory 要素は、第1の実施
形態において記憶ユニット24に記憶されたものと同じ
である。UsageRule 要素およびHistory 要素は、例え
ば、それぞれ、図6および図7に示すデータ構造を有す
る。
【0086】図14は、サーバ1から端末2に送信され
るカプセルの構造の一例を示す図である。図14に示す
ように、カプセル211は、ヘッダ部212とデータ部
213とを備えている。ヘッダ部212には、カプセル
211の宛先214が格納される。データ部213に
は、コンテンツ216と実行プログラム217とが格納
される。
【0087】上述した第1の実施形態では、利用条件は
端末2に配信され、記憶ユニット24に記憶される。ま
た、コンテンツに対する処理履歴は、端末2によって作
成され、記憶ユニット24に記憶される。これに対して
本実施形態では、利用条件は、端末2に配信されず、蓄
積ユニット12に記憶される。また、コンテンツに対す
る処理履歴は、サーバ1によって作成され、蓄積ユニッ
ト12に記憶される。このため、端末2は、コンテンツ
を処理したときに処理内容をサーバ1に通知し、サーバ
1は、端末2からの通知に基づき、蓄積ユニット12に
記憶されている処理履歴を書き換える。
【0088】図15は、本実施形態に係るコンテンツ配
信システムの動作を示すメインフローチャートである。
図15に示すフローチャートは、ステップS22、S2
4、S26およびS29を除き、図8に示すフローチャ
ートと同じである。以下では、ステップS22、S2
4、S26およびS29の詳細を説明する。
【0089】図16は、ステップS22の詳細を示すフ
ローチャートである。図15のステップS21で要求が
入力された場合、ステップS201からS205が実行
される。ステップS201からS205は、図9のステ
ップS101からS105と同じである。ただし、本実
施形態では、利用条件は、端末2で改竄される恐れがな
いため、暗号化されない。
【0090】次に、制御ユニット11は、ステップS2
04で読み出したコンテンツと実行プログラムとを図1
4に示すカプセル211に詰めて、通信ユニット13を
通じて端末2に送信するとともに、ステップS205で
作成した利用条件を利用条件・処理履歴データベース1
03に記憶させる(ステップS206)。
【0091】制御ユニット22は、通信ユニット23を
通じ、サーバ1から送信されたカプセル211を受信す
る(ステップS207)。次に、制御ユニット22は、
受信したカプセル211からコンテンツ216と実行プ
ログラム217とを取り出し、それらを記憶ユニット2
4に記憶させる(ステップS208)。このようにして
第2のカプセル配信処理が完了した後に、図15のステ
ップS23が実行される。
【0092】図17は、ステップS24の詳細を示すフ
ローチャートである。図15のステップS23で要求が
入力された場合、ステップS221からS224が実行
される。ステップS221からS224は、図10のス
テップS121からS124と同じである。ただし、本
実施形態では、利用条件は、端末2で改竄される恐れが
ないため、暗号化されない。
【0093】次に、制御ユニット11は、利用条件・処
理履歴データベース103に記憶されている利用条件
を、ステップS224で作成した新たな利用条件に書き
換える(ステップS225)。このようにして利用条件
書き換え処理が完了した後に、図15のステップS25
が実行される。
【0094】図18は、ステップS26の詳細を示すフ
ローチャートである。図15のステップS25で要求が
入力された場合、ステップS241からS245が実行
される。ステップS241からS245は、図11のス
テップS141からS145と同じである。ただし、本
実施形態では、利用条件は、端末2で改竄される恐れが
ないため、暗号化されない。
【0095】次に、制御ユニット11は、ステップS2
44で読み出した別の実行プログラムを、通信ユニット
13を通じて端末2に送信するとともに、蓄積ユニット
12に記憶されている利用条件を、ステップS245で
作成した新たな利用条件に書き換える(ステップS24
6)。
【0096】制御ユニット22は、通信ユニット23を
通じ、サーバ1から送信された別の実行プログラムを受
信する(ステップS247)、次に、制御ユニット22
は、記憶ユニット24に記憶されている実行プログラム
を、ステップS247で受信した別の実行プログラムに
書き換える(ステップS248)。このようにして、サ
ーバ1では利用条件の更新が、端末2では実行プログラ
ムの更新が完了した後に、図15のステップS27が実
行される。
【0097】図19は、ステップS29の詳細を示すフ
ローチャートである。図15のステップS28で実行プ
ログラムを起動した後、制御ユニット22は、処理すべ
きコンテンツに対する処理履歴が利用条件・処理履歴デ
ータベース103に記憶されているか否かを調べる(ス
テップS261)。ステップS261では、制御ユニッ
ト22から制御ユニット11に対して問い合わせが送信
され、その逆に応答が送信される。処理履歴がサーバ1
に記憶されていない場合には、制御ユニット22は、未
処理を示す処理履歴を作成し、作成した処理履歴を利用
条件・処理履歴データベース103に記憶させる(ステ
ップS262)。ステップS262では、制御ユニット
22から制御ユニット11に対して、未処理を示す処理
履歴が転送される。処理履歴がサーバ1に記憶されてい
る場合には、制御ユニット22は、その処理履歴を利用
条件・処理履歴データベース103からネットワーク3
経由で取得する(ステップS263)。
【0098】次に、制御ユニット22は、利用条件を利
用条件・処理履歴データベース103からネットワーク
3経由で取得する(ステップS264)。次に、制御ユ
ニット22は、ステップS263で取得した(あるい
は、ステップS262で作成した)処理履歴とステップ
S264で取得した利用条件とを比較し(ステップS2
65)、コンテンツの利用が許可されているか否かを判
定する(ステップS266)。
【0099】コンテンツの利用が許可されている場合、
ステップS267およびS268が実行される。ステッ
プS267およびS268は、図12のステップS16
7およびS168と同じである。次に、制御ユニット2
2は、ステップS268における処理内容を制御ユニッ
ト11に通知する(ステップS269)。
【0100】制御ユニット11は、処理内容の通知を受
けると、新たな処理履歴を作成し、利用条件・処理履歴
データベース103に記憶されている処理履歴を、新た
な処理履歴に書き換える(ステップS270)。
【0101】ステップS266においてコンテンツの利
用が許可されていない場合、制御ユニット22は、入出
力ユニット21を通じてその旨をユーザに通知する(ス
テップS271)。このようにして第2のコンテンツ処
理が完了した後に、図15のステップS30が実行され
る。
【0102】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、コンテンツの利用可否を判定するため
に、処理履歴を記憶せずに利用条件を更新してもよく、
コンテンツと実行プログラムとを別々に配信してもよ
い。また、上記の構成では、端末2が、コンテンツを処
理するに前に、サーバ1から利用条件を取得し、取得し
た利用条件に基づきコンテンツの利用可否を判定する
が、これに代えて、サーバ1が、自ら記憶している利用
条件に基づきコンテンツの利用可否を判定し、判定結果
を端末2に通知してもよい。この構成を採用する場合、
制御ユニット11に含まれるROMに利用可否判定プロ
グラムを追加し、端末2に配信される実行プログラムか
ら利用可否判定機能(例えば、利用可否判定サブルーチ
ン)を削除してもよい。また、上記の構成では、サーバ
1が利用条件を作成して記憶するが、これに代えて、他
のサーバが利用条件を作成し、サーバ1は作成された利
用条件を記憶してもよい。
【0103】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ配信システムでは、コンテンツと実行プログラム
とが端末に配信され、利用条件はサーバで管理される。
このため、第1の実施形態の効果に加えて、端末におけ
る利用条件の改竄を防止することができる。
【0104】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態は、実行プログラムと利用条件とを端末に配信し、コ
ンテンツをサーバで管理する点で、コンテンツと実行プ
ログラムと利用条件とを端末に配信する第1の実施形態
と相違する。以下では、第1の実施形態との相違点を詳
細に説明する。
【0105】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、第1の実施形態と同様に、図1から図3に示す構成
を有する。蓄積ユニット12の構成は、第1の実施形態
と同じである(図4を参照)。ただし、本実施形態で
は、コンテンツは、コンテンツデータベース101に暗
号化されずに格納される。
【0106】図20は、サーバ1から端末2に送信され
るカプセルの構造の一例を示す図である。図20に示す
ように、カプセル311は、ヘッダ部312とデータ部
313とを備えている。ヘッダ部312には、カプセル
311の宛先314が格納される。データ部313に
は、利用条件315と実行プログラム317とが格納さ
れる。
【0107】本実施形態における利用条件および処理履
歴の取り扱いは、第1の実施形態と同じである。また、
第1の実施形態では、コンテンツは端末2に配信され記
憶ユニット24に記憶されるが、本実施形態では、コン
テンツも端末2に配信されず蓄積ユニット12に蓄積さ
れたままである。端末2が実行プログラムを起動し、コ
ンテンツの処理を行うときに初めて、コンテンツは、蓄
積ユニット12から読み出され、処理ユニット25に転
送される。処理ユニット25は、サーバ1からネットワ
ーク3経由でコンテンツを受信しながら、受信したコン
テンツを処理する。このような処理は、一般にストリー
ミング処理と呼ばれる。
【0108】図21は、本実施形態に係るコンテンツ配
信システムの動作を示すメインフローチャートである。
図21に示すフローチャートは、ステップS42および
S49を除き、図8に示すフローチャートと同じであ
る。以下では、ステップS42およびS49の詳細を説
明する。
【0109】図22は、ステップS42の詳細を示すフ
ローチャートである。図22に示すフローチャートは、
以下の3つのステップを除き、図9に示すフローチャー
トと同じである。第1に、ステップS304では、制御
ユニット11は、実行プログラムデータベース102か
ら、受信した要求に対応する実行プログラムを読み出
す。この際、制御ユニット11は、コンテンツを読み出
さない。第2に、ステップS306では、制御ユニット
11は、ステップS304で読み出した実行プログラム
とステップS305で作成した利用条件とを、図20に
示すカプセル311に詰めて、通信ユニット13を通じ
て端末2に送信する。この際、制御ユニット11は、コ
ンテンツをカプセル311に詰めて送信しない。第3
に、ステップS308では、制御ユニット22は、受信
したカプセル311から利用条件315と実行プログラ
ム317とを取り出し、それらを記憶ユニット24に記
憶させる。この際、制御ユニット22は、カプセル31
1からコンテンツを取り出さない。このようにして第3
のカプセル配信処理が完了した後に、図21のステップ
S43が実行される。
【0110】図23は、ステップS49の詳細を示すフ
ローチャートである。図23に示すフローチャートは、
ステップS367を除き、図12に示すフローチャート
と同じである。ステップS367では、制御ユニット2
2は、利用条件に従い、コンテンツデータベース101
から処理対象のコンテンツの指定された区間をネットワ
ーク3経由で受信しながら処理することを、処理ユニッ
ト25に命じる。これにより、例えば、コンテンツの先
頭から30分までの区間が、サーバ1から読み出されて
再生される。このようにして第3のコンテンツ処理が完
了した後に、図21のステップS50が実行される。
【0111】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、コンテンツの利用可否を判定するため
に、処理履歴を記憶せずに利用条件を更新してもよく、
実行プログラムと利用条件とを別々に配信してもよい。
また、上記の構成では、コンテンツは、サーバ1に暗号
化されずに蓄積されるが、暗号化した状態で蓄積されて
もよい。この場合、端末2は、ステップS367におい
てサーバ1から受信したコンテンツを復号化した後に処
理する。
【0112】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ配信システムでは、実行プログラムと利用条件と
が端末に配信され、コンテンツはサーバで管理される。
このため、第1の実施形態の効果に加えて、端末におけ
るコンテンツの不正コピーを防止することができる。
【0113】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態は、実行プログラムを端末に配信し、コンテンツと利
用条件とをサーバで管理する点で、コンテンツと実行プ
ログラムとを端末に配信し、利用条件をサーバで管理す
る第2の実施形態と相違する。以下では、第2の実施形
態との相違点を詳細に説明する。
【0114】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、第1および第2の実施形態と同様に、図1から図3
に示す構成を有する。蓄積ユニット12の構成は、第2
の実施形態と同じである(図13を参照)。ただし、本
実施形態では、第3の実施形態と同様に、コンテンツ
は、コンテンツデータベース101に暗号化されずに格
納される。
【0115】図24は、サーバ1から端末2に送信され
るカプセルの構造の一例を示す図である。図24に示す
ように、カプセル411は、ヘッダ部412とデータ部
413とを備えている。ヘッダ部412には、カプセル
411の宛先414が格納される。データ部413に
は、実行プログラム417が格納される。
【0116】本実施形態における利用条件および処理履
歴の取り扱いは、第2の実施形態と同じであり、本実施
形態におけるコンテンツの取り扱いは、第3の実施形態
と同じである。
【0117】図25は、本実施形態に係るコンテンツ配
信システムの動作を示すメインフローチャートである。
図25に示すフローチャートは、ステップS62および
S69を除き、図15に示すフローチャートと同じであ
る。以下では、ステップS62およびS69の詳細を説
明する。
【0118】図26は、ステップS62の詳細を示すフ
ローチャートである。図26に示すフローチャートは、
以下の3つのステップを除き、図16に示すフローチャ
ートと同じである。第1に、ステップS404は、図2
2のステップS304と同じである。この際、制御ユニ
ット11は、コンテンツを読み出さない。第2に、ステ
ップS406では、制御ユニット11は、ステップS4
04で読み出した実行プログラムを図24に示すカプセ
ル411に詰めて、通信ユニット13を通じて端末2に
送信するとともに、ステップS405で作成した利用条
件を利用条件・処理履歴データベース103に記憶させ
る。この際、制御ユニット11は、コンテンツをカプセ
ル411に詰めて送信しない。第3に、ステップS40
8では、制御ユニット22は、受信したカプセル411
から実行プログラム417を取り出し、それを記憶ユニ
ット24に記憶させる。この際、制御ユニット22は、
カプセル411からコンテンツを取り出さない。このよ
うにして第4のカプセル配信処理が完了した後に、図2
5のステップS63が実行される。
【0119】図27は、ステップS69の詳細を示すフ
ローチャートである。図27に示すフローチャートは、
ステップS467を除き、図19に示すフローチャート
と同じである。ステップS467は、図23のステップ
S367と同じである。このようにして第4のコンテン
ツ処理が完了した後に、図25のステップS70が実行
される。
【0120】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、コンテンツの利用可否を判定するため
に、処理履歴を記憶せずに利用条件を更新してもよく、
第2の実施形態と同様に、サーバ1が、自ら記憶してい
る利用条件に基づきコンテンツの利用可否を判定し、判
定結果を端末2に通知してもよく、第3の実施形態と同
様に、コンテンツが、サーバ1に暗号化した状態で蓄積
されてもよい。
【0121】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ配信システムでは、実行プログラムが端末2に配
信され、コンテンツと利用条件とはサーバ1で管理され
る。このため、第1の実施形態の効果に加えて、端末2
におけるコンテンツの不正コピーと利用条件の改竄とを
防止することができる。
【0122】第1から第4の実施形態に係るコンテンツ
配信システムには、課金機能、ミドルウェア配信機能、
コンテンツなどの選択配信機能などを追加することがで
きる。以下、第1の実施形態に上記各機能を追加した実
施形態について説明する。
【0123】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態に係るコンテンツ配信システムは、第1の実施形態に
係るコンテンツ配信システムに課金機能を追加したもの
である。本実施形態ではサーバにおいて、端末(厳密に
言えば、端末のユーザ)に対する課金処理が行われる。
【0124】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、第1の実施形態と同様に、図1から図3に示す構成
を有する。図28は、本実施形態に係る蓄積ユニット1
2の詳細を示す図である。図28に示す蓄積ユニット1
2cは、図1に示す蓄積ユニット12を詳細化したもの
であり、コンテンツデータベース101と実行プログラ
ムデータベース102と課金情報データベース104と
を内蔵している。なお、コンテンツデータベース101
および実行プログラムデータベース102の内容は、第
1の実施形態と同様であるので(図4を参照)、図28
では記載を省略する。
【0125】課金情報データベース104には、端末2
のユーザの識別子(ユーザID)および各ユーザに対す
る課金情報、並びに、料金表が格納される。課金情報
は、端末2の各ユーザがコンテンツの提供者に対して支
払うべき金額を表す。料金表には、コンテンツデータベ
ース101に蓄積された各コンテンツを利用するための
料金が掲載されている。より詳細には、料金表には、各
コンテンツについて、利用可能区間、利用形態(例え
ば、再生、複製、編集など)、利用可能回数、利用可能
時間、利用可能期間などに応じた料金が掲載されてい
る。
【0126】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、図8から図12に示すフローチャートの3箇所に課
金処理を追加したフローチャートに従って動作する。課
金処理は、利用条件を作成した直後、すなわち、ステッ
プS105(図9)、ステップS124(図10)およ
びステップS145(図11)の直後に追加される。
【0127】図29は、課金処理の詳細を示すフローチ
ャートである。課金処理は、利用条件を作成した直後
に、制御ユニット11によって行われる。制御ユニット
11は、課金情報データベース104に格納されている
料金表に基づき、作成した利用条件に応じた料金を計算
する(ステップS501)。次に、制御ユニット11
は、課金情報データベース104から、利用条件の配信
先となる端末2のユーザを探す(ステップS502)。
次に、制御ユニット11は、ステップS501で計算し
た料金を、ステップS502で検出したユーザに対する
課金情報に加算する(ステップS503)。このような
課金処理により、作成した利用条件に応じた料金を求
め、これを集計することにより、各ユーザに対する請求
額を求めることができる。
【0128】本実施形態では、所定の期日に(例えば、
毎月15日に)、課金情報データベース104に蓄積さ
れた課金情報に基づき、利用料金の決済が行われる。利
用料金の決済は、例えば、サーバ1がネットワーク3経
由で銀行やカード会社のホストコンピュータ(図示せ
ず)と通信することにより、自動的に行われる。
【0129】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ配信システムでは、サーバは、設定した利用条件
に応じて端末に対して課金する。利用条件には、例え
ば、コンテンツの利用可能区間、利用可能回数、利用可
能時間、利用可能期間などが含まれる。利用可能区間を
用いれば、コンテンツを利用した区間の長さに応じた料
金を課金できる。利用可能回数を用いれば、コンテンツ
の利用回数に応じた料金を課金できる。利用可能時間を
用いれば、コンテンツの利用時間に応じた料金を課金で
きる。利用可能期間を用いれば、コンテンツの利用可能
期間の長さに応じた料金を課金できる。また、コンテン
ツの利用形態(例えば、再生、複製、編集など)に応じ
た料金を課金できる。これにより、端末のユーザは、コ
ンテンツを実際に利用した分の料金を支払えば済むよう
になる。
【0130】なお、以上の構成では、利用条件を作成し
たときに課金する前払い方式を採用したが、コンテンツ
が実際に利用されたときに課金する後払い方式を採用し
てもよい。この場合、制御ユニット11は、端末2から
通知される処理履歴を参照して、料金を計算すればよ
い。
【0131】(第6の実施形態)本発明の第6の実施形
態に係るコンテンツ配信システムは、第1の実施形態に
係るコンテンツ配信システムにミドルウェア配信機能を
追加したものである。端末のハードウェアやOSの環境
が異なると、端末によっては、サーバから配信された実
行プログラムを実行できないことがある。そこで、本実
施形態では、サーバから端末に、実行プログラムととも
に、実行プログラムの動作環境を構築するためのミドル
ウェアが配信される。
【0132】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、第1の実施形態と同様に、図1から図3に示す構成
を有する。図30は、本実施形態に係る蓄積ユニット1
2の詳細を示す図である。図30に示す蓄積ユニット1
2dは、図1に示す蓄積ユニット12を詳細化したもの
であり、コンテンツデータベース101と実行プログラ
ムデータベース102とミドルウェアデータベース10
5とを内蔵している。なお、コンテンツデータベース1
01および実行プログラムデータベース102の内容
は、第1の実施形態と同様であるので(図4を参照)、
図30では記載を省略する。
【0133】端末2で使用されるハードウェアやOSに
複数の種類がある場合、ミドルウェアデータベース10
5には、これに対応して複数のミドルウェアが格納され
る。図30は、端末2で使用されるハードウェアやOS
に、環境α、環境β、環境γなどの種類がある場合に、
ミドルウェアデータベース105に、Middleware1 、Mi
ddleware2 、Middleware3 などのミドルウェアが格納さ
れている様子を示している。実行プログラムデータベー
ス102に格納された実行プログラムは、ミドルウェア
データベース105に格納された、すべてのミドルウェ
ア上でも動作するものとする。
【0134】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、図8、図10、図12、図31および図33に示す
フローチャートに従って動作する。図31は、図8のス
テップS2の詳細を示すフローチャートである。図31
に示すフローチャートは、次の5つのステップを除き、
図9に示すフローチャートと同じである。第1に、ステ
ップS602では、制御ユニット22は、ステップS6
01で受け付けた要求をサーバ1に送信するときに、端
末2で使用されるハードウェアやOSについての情報
(以下、環境情報という)を、要求に含めて送信する。
第2に、ステップS606では、制御ユニット11は、
ステップS602で送信された環境情報に基づき、ステ
ップS604で読み出した実行プログラムが配信先の端
末2で実行可能か否かを判定する。第3に、ステップS
606における判定結果が否定である場合、ステップS
608では、制御ユニット11は、ミドルウェアデータ
ベース105から端末2に適合したミドルウェアを読み
出す。第4に、ステップS609では、制御ユニット1
1は、ステップS604で読み出したコンテンツおよび
実行プログラムと、ステップS605で作成された利用
条件と、ステップS608で読み出したミドルウェアと
をカプセルに詰めて、通信ユニット13を通じて端末2
に送信する。第5に、ステップS611では、制御ユニ
ット22は、ステップS610で受信したカプセルから
利用条件とコンテンツと実行プログラムとを取り出し記
憶ユニット24に記憶させるときに、カプセルにミドル
ウェアが含まれている場合には、ミドルウェアについて
も同じ処理を行う。このようにミドルウェア配信機能を
追加したステップS2によれば、端末2に実行プログラ
ムを配信するときに、必要に応じてミドルウェアを配信
することができる。
【0135】図32は、ステップS609においてサー
バ1から端末2に送信されるカプセルの構造の一例を示
す図である。図32において、カプセル611は、ヘッ
ダ部612とデータ部613とを備えている。ヘッダ部
612には、カプセル611の宛先614が格納され
る。データ部613には、利用条件615とコンテンツ
616と実行プログラム617とミドルウェア618と
が格納される。
【0136】図33は、図8のステップS6の詳細を示
すフローチャートである。図33に示すフローチャート
は、次の6つのステップを除き、図11に示すフローチ
ャートと同じである。第1に、ステップS642は、図
31のステップS602と同じである。第2に、ステッ
プS646は、図31のステップS606と同じであ
る。第3に、ステップS648は、図31のステップS
608と同じである。第4に、ステップS649では、
制御ユニット11は、ステップS644で読み出した実
行プログラムと、ステップS645で作成した利用条件
と、ステップS648で読み出したミドルウェアとを、
通信ユニット13を通じて端末2に送信する。第5に、
ステップS650では、制御ユニット22は、通信ユニ
ット23を通じ、サーバ1から送信された新たな利用条
件と別の実行プログラムとを受信するときに、もしあれ
ばミドルウェアも受信する。第6に、ステップS651
では、制御ユニット22は、記憶ユニット24に記憶さ
れている利用条件と実行プログラムとを、それぞれ、ス
テップS650で受信した新たな利用条件と別の実行プ
ログラムとに書き換えるときに、ステップS650でミ
ドルウェアを受信した場合には、ミドルウェアについて
も同じ処理を行う。このようにミドルウェア配信機能を
追加したステップS6によれば、端末2に新たな実行プ
ログラムを配信するときに、必要に応じてミドルウェア
を配信することができる。
【0137】制御ユニット22は、図8のステップS8
で実行プログラムを起動するときに、実行プログラムの
起動に先立ち、記憶ユニット24に記憶されたミドルウ
ェアを起動する。これにより、端末2では、サーバ1か
ら配信された実行プログラムを実行し、コンテンツを処
理するための動作環境が構築される。
【0138】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ配信システムによれば、ハードウェアやOSなど
が異なるために、端末2で実行プログラムを実行できな
い場合には、サーバ1から端末2に、実行プログラムと
ともに、端末2で使用されるハードウェアやOSに適合
したミドルウェアが配信される。これにより、ハードウ
ェアやOSなどの違いに関わらず、多くの種類の端末2
で実行プログラムを実行し、コンテンツを処理させるこ
とができる。
【0139】(第7の実施形態)本発明の第7の実施形
態に係るコンテンツ配信システムは、第1の実施形態に
係るコンテンツ配信システムに、コンテンツなどの選択
配信機能を追加したものである。本実施形態では、サー
バから端末に、端末の処理能力や通信状況などに応じて
選択されたコンテンツあるいは実行プログラムが配信さ
れる。
【0140】本実施形態に係るコンテンツ配信システム
は、第1の実施形態と同様に、図1から図3に示す構成
を有する。蓄積ユニット12の構成は、第1の実施形態
と同じである(図4を参照)。本実施形態では、コンテ
ンツなどの選択配信機能を実現するため、コンテンツデ
ータベース101には同じ内容のコンテンツが複数個格
納され、実行プログラムデータベース102には同じ機
能の実行プログラムが複数個格納される。より詳細に
は、実行プログラムデータベース102には、機能が同
じで必要な処理能力が異なる複数の実行プログラムが格
納される。また、コンテンツデータベース101には、
内容が同じで必要な処理能力が異なる複数のコンテン
ツ、あるいは、内容が同じで単位時間あたりのデータ量
が異なる複数のコンテンツが格納される。
【0141】サーバ1は、コンテンツなどの選択配信を
行うために、図34および図35に示すテーブルを使用
する。図34に示すテーブルは、実行プログラムデータ
ベース102に格納されている実行プログラムを、実行
プログラムの機能および端末2の処理能力と対応づけて
示したものである。テーブルの各行は、実行プログラム
の機能に対応し、テーブルの各列は、端末2の処理能力
に対応する。図34に示すテーブルは、端末2の処理能
力がパーソナルコンピュータ(PC)と同程度である場
合、コンテンツ再生プログラムはProgram11 、コンテン
ツ再生および複製プログラムはProgram21 、コンテンツ
複製プログラムはProgram31 、コンテンツ編集プログラ
ムはProgram41 であり、端末2の処理能力が携帯電話と
同程度である場合、コンテンツ再生プログラムはProgra
m21 であることを示している。端末2の処理能力がセッ
トトップボックス(STB)またはパーソナルデジタル
アシスタント(PDA)と同程度である場合も同様であ
る。なお、プログラム名に代えて横線が記載されている
欄は、対応する実行プログラムが存在しないことを表
す。
【0142】図35に示すテーブルは、コンテンツデー
タベース101に格納されているコンテンツを、コンテ
ンツIDおよび符号化方式と対応づけて示したものであ
る。テーブルの各行は、コンテンツIDに対応し、テー
ブルの各列は、符号化方式に対応する。なお、同じ内容
のコンテンツには、符号化方式が異なっていても、同じ
コンテンツIDが付される。図35に示すテーブルは、
コンテンツIDがCo0001であるコンテンツを、MPEG
2高ビットレート方式、MPEG2低ビットレート方
式、MPEG4高ビットレート方式、および、MPEG
4低ビットレート方式で符号化した結果が、それぞれ、
Contents1-2H.mpg、Contents1-2L.mpg、Contents1-4H.m
p4、および、Contents1-4L.mp4であることを示してい
る。Co0001以外のコンテンツIDを有するコンテンツに
ついても同様である。
【0143】制御ユニット11または蓄積ユニット12
には、図34および図35に示すテーブルの少なくとも
一方が記憶されている。制御ユニット11は、これらの
テーブルを用いて、以下のように、コンテンツまたは実
行プログラムを選択して配信する。なお、図8から図1
2に示すフローチャートにおいて、コンテンツは、図9
のステップS104で選択され、実行プログラムは、図
9のステップS104および図11のステップS144
で選択される。
【0144】第1の例として、サーバ1は、端末2の処
理能力に基づき、実行プログラムを選択して配信するこ
とができる。この場合、サーバ1は、実行プログラムを
配信する前に、端末2の処理能力に関する情報(例え
ば、端末2のプロセッサ能力やメモリ容量など)を受信
し、図34に示すテーブルを参照して、端末2の処理能
力に応じた実行プログラムを選択し、端末2に送信す
る。これにより、サーバ1から端末2に、端末2の処理
能力に応じて選択した最適な実行プログラムを配信する
ことができる。
【0145】第2の例として、サーバ1は、端末2の処
理能力に基づき、コンテンツを選択して配信することが
できる。この場合、サーバ1は、コンテンツを配信する
前に、端末2の処理能力に関する情報を受信し、図35
に示すテーブルを参照して、端末2の処理能力に応じた
コンテンツを選択し、端末2に送信する。これにより、
サーバ1から端末2に、端末2の処理能力に応じて選択
した最適なコンテンツを配信することができる。なお、
第1および第2の例では、サーバ1は、端末2の処理能
力に関する情報として、端末2から処理可能な符号化方
式を受信し、これに応じてコンテンツを選択してもよ
い。
【0146】第3の例として、サーバ1は、サーバ1と
端末2との間の通信状況に応じて、コンテンツを選択し
て配信することができる。この場合、サーバ1は、コン
テンツを配信する前に、ネットワーク3の状況を監視
し、これに応じてコンテンツを選択し、端末2に送信す
る。例えば、サーバ1は、ネットワーク3の帯域に余裕
があるときは、MPEG4高ビットレート方式で符号化
されたコンテンツを選択し、ネットワーク3の帯域に余
裕がないときには、MPEG4低ビットレート方式で符
号化されたコンテンツを選択する。これにより、サーバ
1から端末2に、通信状況に応じて選択した最適なコン
テンツを配信することができる。
【0147】以上に示すように、本実施形態に係るコン
テンツ配信システムによれば、サーバから端末に、端末
の処理能力や通信状況に応じて選択した最適なコンテン
ツや実行プログラムを選択して配信することができる。
コンテンツの選択配信と実行プログラムの選択配信とは
別の機能であるので、サーバ1は、いずれか一方の機能
だけを有していてもよい。
【0148】なお、第5から第7の実施形態に係るコン
テンツ配信システムは、第1の実施形態に係るコンテン
ツ配信システムに、それぞれ、課金機能、ミドルウェア
配信機能、および、コンテンツなどの選択配信機能を追
加したものであるが、上記3つの機能を任意に組み合わ
せて、第1の実施形態に係るコンテンツ配信システムに
追加してもよい。また、第2から第4の実施形態に係る
コンテンツ配信システムについても、第1の実施形態に
係るコンテンツ配信システムと同様に、上記3つの機能
を任意に組み合わせて、第2から第4の実施形態に係る
コンテンツ配信システムに追加してもよい。
【0149】また、第1から第7の実施形態およびその
変形例では、1台のサーバ1から、コンテンツと実行プ
ログラムと(必要な場合には、利用条件と)が配信され
るが、これに代えて、複数のサーバにこれら3つのデー
タの配信機能を分散して実装してもよい。例えば、コン
テンツ配信システムは第1から第3のサーバを備え、第
1のサーバはコンテンツを、第2のサーバは実行プログ
ラムを、第3のサーバは利用条件を配信してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1から第7の実施形態に係るコンテ
ンツ配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すサーバの詳細の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1に示す端末の詳細の構成を示すブロック図
である。
【図4】第1、第3および第7の実施形態に係るコンテ
ンツ配信システムの蓄積ユニットの詳細を示す図であ
る。
【図5】第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム
で送信されるカプセルの構造の一例を示す図である。
【図6】図1に示すコンテンツ配信システムで使用され
る利用条件の一例を示す図である。
【図7】図1に示すコンテンツ配信システムで使用され
る処理履歴の一例を示す図である。
【図8】第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム
の動作を示すメインフローチャートである。
【図9】図8のステップS2の詳細を示すフローチャー
トである。
【図10】図8のステップS4の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図11】図8のステップS6の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図12】図8のステップS9の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図13】第2および第4の実施形態に係るコンテンツ
配信システムの蓄積ユニットの詳細を示す図である。
【図14】第2の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムで送信されるカプセルの構造の一例を示す図である。
【図15】第2の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムの動作を示すメインフローチャートである。
【図16】図15のステップS22の詳細を示すフロー
チャートである。
【図17】図15のステップS24の詳細を示すフロー
チャートである。
【図18】図15のステップS26の詳細を示すフロー
チャートである。
【図19】図15のステップS29の詳細を示すフロー
チャートである。
【図20】第3の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムで送信されるカプセルの構造の一例を示す図である。
【図21】第3の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムの動作を示すメインフローチャートである。
【図22】図21のステップS42の詳細を示すフロー
チャートである。
【図23】図21のステップS49の詳細を示すフロー
チャートである。
【図24】第4の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムで送信されるカプセルの構造の一例を示す図である。
【図25】第4の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムの動作を示すメインフローチャートである。
【図26】図25のステップS62の詳細を示すフロー
チャートである。
【図27】図25のステップS69の詳細を示すフロー
チャートである。
【図28】第5の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムの蓄積ユニットの詳細を示す図である。
【図29】第5の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムにおける課金処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図30】第6の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムの蓄積ユニットの詳細を示す図である。
【図31】第6の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムにおけるステップS2の詳細を示すフローチャートで
ある。
【図32】第6の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムで送信されるカプセルの構造の一例を示す図である。
【図33】第6の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムにおけるステップS6の詳細を示すフローチャートで
ある。
【図34】第7の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムで使用される実行プログラムのテーブルを示す図であ
る。
【図35】第7の実施形態に係るコンテンツ配信システ
ムで使用されるコンテンツのテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…サーバ 2…端末 3…ネットワーク 11、22…制御ユニット 12…蓄積ユニット 13、23…通信ユニット 21…入出力ユニット 24…記憶ユニット 25…処理ユニット 101…コンテンツデータベース 102…実行プログラムデータベース 103…利用条件・処理履歴データベース 104…課金情報データベース 105…ミドルウェアデータベース 111、211、311、411、611…カプセル 115、315、615…利用条件 116、216、616…コンテンツ 117、217、317、417、617…実行プログ
ラム 118、618…ミドルウェア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶本 一夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岩田 芳明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷川 賢太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AA08 AE06

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを用いてコンテンツを
    配信するコンテンツ配信システムであって、 サーバと端末とを備え、 前記サーバは、 コンテンツと、前記コンテンツを処理するための実行プ
    ログラムとを蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段に蓄積されたコンテンツと実行プログラム
    とを前記端末に送信する送信手段と、 前記端末に送信されるコンテンツの利用条件を求める条
    件設定手段とを含み、 前記端末は、 前記サーバからコンテンツと実行プログラムとを受信す
    る受信手段と、 少なくとも、前記受信手段で受信した実行プログラムを
    記憶する記憶手段と、 前記条件設定手段で求めた利用条件の範囲内で、コンテ
    ンツの利用を許可する制御手段と、 前記制御手段から許可を受け、前記記憶手段に記憶され
    た実行プログラムを実行して、前記受信手段で受信した
    コンテンツを処理する処理手段とを含む、コンテンツ配
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記蓄積手段に蓄積されるコンテンツ
    は、映像データおよび/または音声データを含み、 前記条件設定手段は、少なくとも再生を含む利用形態に
    ついて利用条件を求めることを特徴とする、請求項1に
    記載のコンテンツ配信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は、コンテンツの利用に先
    立ち、前記蓄積手段に蓄積されたコンテンツおよび実行
    プログラムと、前記条件設定手段で求めた利用条件とを
    前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバからコンテンツと実行プロ
    グラムと利用条件とを受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信したコンテンツと
    実行プログラムと利用条件とを記憶し、 前記制御手段は、コンテンツの利用の際に、前記記憶手
    段に記憶された利用条件に基づき、コンテンツの利用を
    許可し、 前記処理手段は、前記記憶手段に記憶されたコンテンツ
    を処理することを特徴とする、請求項1に記載のコンテ
    ンツ配信システム。
  4. 【請求項4】 前記条件設定手段が、前記記憶手段に記
    憶されたコンテンツの新たな利用条件を求めたときに、 前記送信手段は、前記条件設定手段で求めた新たな利用
    条件を前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバから新たな利用条件を受信
    し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した新たな利用条
    件を用いて、記憶している利用条件を更新することを特
    徴とする、請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 【請求項5】 前記端末におけるコンテンツの利用に新
    たな実行プログラムが必要とされるときに、 前記条件設定手段は、前記記憶手段に記憶されたコンテ
    ンツの新たな利用条件を求め、 前記送信手段は、前記蓄積手段に蓄積された新たな実行
    プログラムと、前記条件設定手段で求めた新たな利用条
    件とを前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバから新たな実行プログラム
    と新たな利用条件とを受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した新たな実行プ
    ログラムと新たな利用条件とを用いて、記憶している実
    行プログラムと利用条件とを更新することを特徴とす
    る、請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
  6. 【請求項6】 前記蓄積手段は、前記条件設定手段で求
    めた利用条件をさらに蓄積し、 前記送信手段は、コンテンツの利用に先立ち、前記蓄積
    手段に蓄積されたコンテンツと実行プログラムとを前記
    端末に送信した後、コンテンツの利用の際に、前記蓄積
    手段に蓄積された利用条件を前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバからコンテンツと実行プロ
    グラムと利用条件とを受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信したコンテンツと
    実行プログラムとを記憶し、 前記制御手段は、コンテンツの利用の際に、前記受信手
    段で受信した利用条件に基づき、コンテンツの利用を許
    可し、 前記処理手段は、前記記憶手段に記憶されたコンテンツ
    を処理することを特徴とする、請求項1に記載のコンテ
    ンツ配信システム。
  7. 【請求項7】 前記条件設定手段が、前記記憶手段に記
    憶されたコンテンツの新たな利用条件を求めたときに、 前記蓄積手段は、前記条件設定手段で求めた新たな利用
    条件を用いて、蓄積している利用条件を更新することを
    特徴とする、請求項6に記載のコンテンツ配信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記端末におけるコンテンツの利用に新
    たな実行プログラムが必要とされるときに、 前記条件設定手段は、前記記憶手段に記憶されたコンテ
    ンツの新たな利用条件を求め、 前記蓄積手段は、前記条件設定手段で求めた新たな利用
    条件を用いて、蓄積している利用条件を更新し、 前記送信手段は、前記蓄積手段に蓄積された新たな実行
    プログラムを前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバから新たな実行プログラム
    を受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した新たな実行プ
    ログラムを用いて、記憶している実行プログラムを更新
    することを特徴とする、請求項6に記載のコンテンツ配
    信システム。
  9. 【請求項9】 前記送信手段は、コンテンツの利用に先
    立ち、前記蓄積手段に蓄積された実行プログラムと、前
    記条件設定手段で求めた利用条件とを前記端末に送信し
    た上で、コンテンツの利用中に、前記蓄積手段に蓄積さ
    れたコンテンツを前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバからコンテンツと実行プロ
    グラムと利用条件とを受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した実行プログラ
    ムと利用条件とを記憶し、 前記制御手段は、コンテンツの利用の際に、前記記憶手
    段に記憶された利用条件に基づき、コンテンツの利用を
    許可し、 前記処理手段は、前記受信手段によるコンテンツ受信動
    作と同時に、前記受信手段で受信したコンテンツを処理
    することを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ配
    信システム。
  10. 【請求項10】 前記条件設定手段が、前記端末に送信
    されるコンテンツの新たな利用条件を求めたときに、 前記送信手段は、前記条件設定手段で求めた新たな利用
    条件を前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバから新たな利用条件を受信
    し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した新たな利用条
    件を用いて、記憶している利用条件を更新することを特
    徴とする、請求項9に記載のコンテンツ配信システム。
  11. 【請求項11】 前記端末におけるコンテンツの利用に
    新たな実行プログラムが必要とされるときに、 前記条件設定手段は、前記端末に送信されるコンテンツ
    の新たな利用条件を求め、 前記送信手段は、前記蓄積手段に蓄積された新たな実行
    プログラムと、前記条件設定手段で求めた新たな利用条
    件とを前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバから新たな実行プログラム
    と新たな利用条件とを受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した新たな実行プ
    ログラムと新たな利用条件とを用いて、記憶している実
    行プログラムと利用条件とを更新することを特徴とす
    る、請求項9に記載のコンテンツ配信システム。
  12. 【請求項12】 前記蓄積手段は、前記条件設定手段で
    求めた利用条件をさらに蓄積し、 前記送信手段は、コンテンツの利用に先立ち、前記蓄積
    手段に蓄積された実行プログラムを前記端末に送信した
    後、コンテンツの利用の際に、前記蓄積手段に蓄積され
    た利用条件を前記端末に送信した上で、コンテンツの利
    用中に、前記蓄積手段に蓄積されたコンテンツを前記端
    末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバからコンテンツと実行プロ
    グラムと利用条件とを受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した実行プログラ
    ムを記憶し、 前記制御手段は、コンテンツの利用の際に、前記受信手
    段で受信した利用条件に基づき、コンテンツの利用を許
    可し、 前記処理手段は、前記受信手段によるコンテンツ受信動
    作と同時に、前記受信手段で受信したコンテンツを処理
    することを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ配
    信システム。
  13. 【請求項13】 前記条件設定手段が、前記端末に送信
    されるコンテンツの新たな利用条件を求めたときに、 前記蓄積手段は、前記条件設定手段で求めた新たな利用
    条件を用いて、蓄積している利用条件を更新することを
    特徴とする、請求項12に記載のコンテンツ配信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記端末におけるコンテンツの利用に
    新たな実行プログラムが必要とされるときに、 前記条件設定手段は、前記端末に送信されるコンテンツ
    の新たな利用条件を求め、 前記蓄積手段は、前記条件設定手段で求めた新たな利用
    条件を用いて、蓄積している利用条件を更新し、 前記送信手段は、前記蓄積手段に蓄積された新たな実行
    プログラムを前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバから新たな実行プログラム
    を受信し、 前記記憶手段は、前記受信手段で受信した新たな実行プ
    ログラムを用いて、記憶している実行プログラムを更新
    することを特徴とする、請求項12に記載のコンテンツ
    配信システム。
  15. 【請求項15】 前記サーバは、前記条件設定手段で求
    めた利用条件に応じて、前記端末に対する課金処理を行
    う課金手段をさらに含む、請求項1に記載のコンテンツ
    配信システム。
  16. 【請求項16】 前記蓄積手段は、前記記憶手段に記憶
    された実行プログラムの動作環境を構築するためのミド
    ルウェアをさらに蓄積し、 前記送信手段は、前記蓄積手段に蓄積されたミドルウェ
    アを前記端末にさらに送信し、 前記受信手段は、前記サーバからミドルウェアをさらに
    受信し、 前記記憶手段は、少なくとも、前記受信手段で受信した
    実行プログラムとミドルウェアとを記憶し、 前記処理手段は、前記記憶手段に記憶されたミドルウェ
    アによって構築される動作環境の下で、前記記憶手段に
    記憶された実行プログラムを実行して、前記受信手段で
    受信したコンテンツを処理することを特徴とする、請求
    項1に記載のコンテンツ配信システム。
  17. 【請求項17】 前記蓄積手段は、機能が同じで必要な
    処理能力が異なる複数の実行プログラムを蓄積し、 前記送信手段は、前記端末の処理能力に応じて、前記蓄
    積手段に蓄積された複数の実行プログラムから一の実行
    プログラムを選択して、前記端末に送信することを特徴
    とする、請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  18. 【請求項18】 前記蓄積手段は、内容が同じで必要な
    処理能力が異なる複数のコンテンツを蓄積し、 前記送信手段は、前記端末の処理能力に応じて、前記蓄
    積手段に蓄積された複数のコンテンツから一のコンテン
    ツを選択して、前記端末に送信することを特徴とする、
    請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  19. 【請求項19】 前記蓄積手段は、内容が同じで単位時
    間あたりのデータ量が異なる複数のコンテンツを蓄積
    し、 前記送信手段は、前記サーバと前記端末との間の通信状
    況に応じて、前記蓄積手段に蓄積された複数のコンテン
    ツから一のコンテンツを選択して、前記端末に送信する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ配信シ
    ステム。
  20. 【請求項20】 前記条件設定手段は、前記端末に送信
    されるコンテンツについて、当該コンテンツを利用でき
    る端末の識別情報を含んだ利用条件を求め、 前記制御手段は、前記端末の識別情報が前記条件設定手
    段で求めた利用条件に含まれている場合に、コンテンツ
    の利用を許可することを特徴とする、請求項1に記載の
    コンテンツ配信システム。
  21. 【請求項21】 前記条件設定手段は、前記端末に送信
    されるコンテンツについて、当該コンテンツの利用可能
    区間を含んだ利用条件を求め、 前記制御手段は、前記受信手段で受信したコンテンツの
    うち、前記条件設定手段で求めた利用条件に含まれてい
    る利用可能区間について、コンテンツの利用を許可する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ配信シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記端末は、前記処理手段における処
    理履歴を記憶する履歴記憶手段をさらに含み、 前記条件設定手段は、前記端末に送信されるコンテンツ
    について、当該コンテンツの利用可能回数を含んだ利用
    条件を求め、 前記制御手段は、前記履歴記憶手段に記憶されている処
    理履歴を参照して、前記条件設定手段で求めた利用条件
    に含まれている利用可能回数に達するまで、コンテンツ
    の利用を許可することを特徴とする、請求項1に記載の
    コンテンツ配信システム。
  23. 【請求項23】 前記端末は、前記処理手段における処
    理履歴を記憶する履歴記憶手段をさらに含み、 前記条件設定手段は、前記端末に送信されるコンテンツ
    について、当該コンテンツの利用可能時間を含んだ利用
    条件を求め、 前記制御手段は、前記履歴記憶手段に記憶されている処
    理履歴を参照して、前記条件設定手段で求めた利用条件
    に含まれている利用可能時間に達するまでの時間につい
    て、コンテンツの利用を許可することを特徴とする、請
    求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  24. 【請求項24】 前記条件設定手段は、前記端末に送信
    されるコンテンツについて、当該コンテンツの利用可能
    期間を含んだ利用条件を求め、 前記制御手段は、現在時刻が前記条件設定手段で求めた
    利用条件に含まれている利用可能期間内である場合に、
    コンテンツの利用を許可することを特徴とする、請求項
    1に記載のコンテンツ配信システム。
  25. 【請求項25】 前記蓄積手段は、コンテンツを暗号化
    した状態で蓄積し、 前記送信手段は、前記蓄積手段に蓄積されたコンテンツ
    を暗号化した状態で前記端末に送信し、 前記受信手段は、前記サーバからコンテンツを暗号化し
    た状態で受信し、 前記処理手段は、前記受信手段で受信したコンテンツを
    復号化した上で処理することを特徴とする、請求項1に
    記載のコンテンツ配信システム。
  26. 【請求項26】 前記処理手段は、前記受信手段で受信
    したコンテンツを再生することを特徴とする、請求項2
    に記載のコンテンツ配信システム。
  27. 【請求項27】 前記処理手段は、前記受信手段で受信
    したコンテンツを複製することを特徴とする、請求項2
    に記載のコンテンツ配信システム。
  28. 【請求項28】 前記処理手段は、前記受信手段で受信
    したコンテンツを編集することを特徴とする、請求項2
    に記載のコンテンツ配信システム。
  29. 【請求項29】 通信ネットワークを用いてサーバから
    配信されたコンテンツを受信する端末であって、 サーバからコンテンツと実行プログラムとを受信する受
    信手段と、 少なくとも、前記受信手段で受信した実行プログラムを
    記憶する記憶手段と、 前記サーバで求められた利用条件の範囲内で、コンテン
    ツの利用を許可する制御手段と、 前記制御手段から許可を受け、前記記憶手段に記憶され
    た実行プログラムを実行して、前記受信手段で受信した
    コンテンツを処理する処理手段とを備えた、端末。
  30. 【請求項30】 通信ネットワークを用いてサーバから
    端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であっ
    て、 前記サーバにおいて、コンテンツと、前記コンテンツを
    処理するための実行プログラムとを蓄積するステップ
    と、 前記サーバにおいて、蓄積されたコンテンツと実行プロ
    グラムとを前記端末に送信するステップと、 前記サーバにおいて、前記端末に送信されるコンテンツ
    の利用条件を求めるステップと、 前記端末において、前記サーバからコンテンツと実行プ
    ログラムとを受信するステップと、 前記端末において、少なくとも、受信した実行プログラ
    ムを記憶するステップと、 前記端末において、前記サーバで求めた利用条件の範囲
    内で、コンテンツの利用を許可するステップと、 前記端末において、コンテンツの利用許可を受け、記憶
    された実行プログラムを実行して、受信したコンテンツ
    を処理するステップとを備えた、コンテンツ配信方法。
  31. 【請求項31】 通信ネットワークを用いてサーバから
    端末に配信されるカプセル化されたデータであって、 コンテンツと、 前記コンテンツを処理するための実行プログラムと、 前記サーバによって前記コンテンツについて求められ
    た、前記端末が前記実行プログラムを実行して前記コン
    テンツを処理するときの利用条件とを備えた、カプセル
    化されたデータ。
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