JP2005326942A - コンテンツデータ配信システム - Google Patents

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JP2005326942A JP2004142307A JP2004142307A JP2005326942A JP 2005326942 A JP2005326942 A JP 2005326942A JP 2004142307 A JP2004142307 A JP 2004142307A JP 2004142307 A JP2004142307 A JP 2004142307A JP 2005326942 A JP2005326942 A JP 2005326942A
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Abstract

【課題】店舗の顧客に対して各種のコンテンツデータを配信することにより、店舗への集客効果が見込まれるようなコンテンツデータ配信システムを提供する。
【解決手段】まず店舗の会員が所有する携帯端末4に対して、暗号化されたコンテンツデータが場外管理装置130から配信されると(S103)、該場外管理装置において、当該会員の会員IDと対応付けて前記コンテンツデータを配信した旨が記憶される(S104)。次に当該会員が店舗に来店して、当該会員の会員IDが記録されている会員カードが店舗端末100,110により受け付けられると(S111)、場外管理装置において、該受け付けられた会員IDと対応付けて前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として(S113)、前記携帯端末に対して、前記コンテンツデータを復号化するための復号化データが場外管理装置から配信される(S114)。
【選択図】 図9

Description

本発明は、会員登録した会員が所有する携帯端末,又は携帯端末の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する携帯端末に対して、コンテンツデータを配信するコンテンツデータ配信システムに係り、特に、まず暗号化されたコンテンツデータを配信し、次に店舗に来店したことを条件として、該コンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するコンテンツデータ配信システムに関する。
従来より、特許文献1に示すように、サーバが、遊技店に設けられた遊技店端末機からインターネットを介して遊技情報を取得し、該取得した遊技情報を、一般端末機からのアクセスに応じて遊技情報提供ウェブサイトに表示することにより、インターネットを介して一般端末機に提供する遊技情報提供システムが知られている。
特開2003−53001公報(第2頁,図1)
しかしながら、特許文献1に示す遊技情報提供システムによれば、遊技者が遊技店に出向くことなく遊技店以外の場所(自宅等)においても各遊技店の遊技情報を閲覧することができるため、各遊技店の集客に寄与するものではなかった。
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、店舗(前記遊技店に相当)の顧客(前記遊技者に相当)に対して各種のコンテンツデータ(前記遊技情報に相当)を配信することにより、店舗への集客効果が見込まれるようなコンテンツデータ配信システムを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
まず請求項1に係る発明は、会員登録した会員を個々に特定可能な会員特定情報(会員ID)が記録されている会員用記録媒体(会員カード5)を受け付けて、該受け付けた会員用記録媒体の会員特定情報を読み取る処理を行う会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ104,114)と、該会員用記録媒体処理手段により読み取った会員特定情報を外部に送信する会員特定情報送信手段(通信部101,111)と、を備え、店舗内に設けられる店舗端末(玉貸ユニット100,キオスク端末110)と、暗号化されたコンテンツデータを前記会員が所有する携帯端末(4)に対して配信するコンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a)と、前記会員特定情報と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末に対して前記コンテンツデータを配信した旨を記憶するコンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク133)と、前記会員特定情報送信手段から送信されてくる会員特定情報を受信する会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)と、を備える管理装置(場外管理装置130)と、を含むコンテンツデータ配信システム(1)であって、前記管理装置は、前記会員特定情報受信手段により前記会員特定情報を受信したことに基づいて、該受信した会員特定情報と対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されているか否かを判定する判定手段(制御部132)と、該判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記会員特定情報受信手段により受信した会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末に対して配信するための処理を行う復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a)と、をさらに備えることを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載したコンテンツデータ配信システム(1)であって、前記管理装置(場外管理装置130)は、前記会員特定情報(会員ID)と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末(4)の電子メールアドレスを記憶する電子メールアドレス記憶手段(ハードディスク133)をさらに備え、前記復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a)は、前記判定手段(制御部132)により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールを、前記会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)により受信した会員特定情報と対応付けて前記電子メールアドレス記憶手段により記憶されている電子メールアドレス宛に配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載したコンテンツデータ配信システム(1)であって、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a)は、複数のコンテンツデータを配信するように構成され、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク133)はさらに、前記会員特定情報(会員ID)と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末(4)に対して配信した複数のコンテンツデータのうち前記復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報を記憶し、前記復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a)は、前記会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)により受信した会員特定情報と対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により記憶されている前記復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報から特定される復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上であることを条件として、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項4に係る発明は、請求項3に記載したコンテンツデータ配信システム(1)であって、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク133)はさらに、前記会員特定情報(会員ID)と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末(4)に対して所定期間内(当日)に前記復号化データを配信したか否かを記憶し、前記復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a)は、前記会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)により受信した会員特定情報と対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記所定期間内に前記復号化データを配信した旨が記憶されていないことを条件として、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システム(1’)であって、前記管理装置は、店舗(遊技場)外に設置される店舗外管理装置(場外管理装置130’)と、店舗内に設置される店舗内管理装置(場内管理装置120’)と、を含み、前記店舗外管理装置は、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a’)と、該コンテンツデータ配信手段により前記コンテンツデータを前記会員が所有する携帯端末(4)に対して配信したことに基づいて、当該会員の会員特定情報(会員ID)と当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報とを、当該会員が会員登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して送信するコンテンツデータ配信状況送信手段(場内管理装置用通信部131b’)と、前記コンテンツデータ配信手段により配信したコンテンツデータを復号化するための復号化データを、当該コンテンツデータの配信先である携帯端末を所有する会員が会員登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して配信する店舗外復号化データ配信手段(場内管理装置用通信部131b’)と、を備え、前記店舗内管理装置は、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク123’)と、前記会員特定情報受信手段(場内通信部121b’)と、前記判定手段(制御部122’)と、前記復号化データ配信手段(場内通信部121b’)と、を備え、該コンテンツデータ配信状況記憶手段は、前記コンテンツデータ配信状況送信手段から送信されてきた前記会員の会員特定情報と前記コンテンツデータを配信した旨とを対応付けて記憶し、該復号化データ配信手段は、前記判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、前記店舗外復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記会員特定情報の送信元の前記店舗端末(玉貸ユニット100’,キオスク端末110’)に対して配信し、前記店舗端末は、前記携帯端末と通信可能な携帯端末用通信手段(赤外線ポート105’,115’)を備え、該携帯端末用通信手段は、前記復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ104,114)により受け付けている会員用記録媒体(会員カード5)の会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末(4)に対して配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項6に係る発明は、携帯端末(4)の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する当該携帯端末から当該電子メールアドレスを受け付ける電子メールアドレス受付手段(赤外線ポート204,204’,214,214’)と、該電子メールアドレス受付手段により受け付けた電子メールアドレスを外部に送信する電子メールアドレス送信手段(通信部201,211)と、を備え、店舗内に設けられる店舗端末(呼出ランプ装置200,200’,キオスク端末210,210’)と、暗号化されたコンテンツデータを前記携帯端末に対して配信するコンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部221a,221a’)と、前記電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末に対して前記コンテンツデータを配信した旨を記憶するコンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223)と、前記電子メールアドレス送信手段から送信されてくる電子メールアドレスを受信する電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b,221b’)と、を備える管理装置(場内管理装置220,220’)と、を含むコンテンツデータ配信システム(2,2’)であって、前記管理装置は、前記電子メールアドレス受信手段により前記電子メールアドレスを受信したことに基づいて、該受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されているか否かを判定する判定手段(制御部222)と、該判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記電子メールアドレス受信手段により受信した電子メールアドレスの携帯端末に対して配信するための処理を行う復号化データ配信手段(場内通信部221b,インターネット用通信部221a’)と、をさらに備えることを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項7に係る発明は、請求項6に記載したコンテンツデータ配信システム(2’)であって、前記復号化データ配信手段(インターネット用通信部221a’)は、前記判定手段(制御部222)により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールを、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b’)により受信した電子メールアドレス宛に配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項8に係る発明は、請求項6又は7に記載したコンテンツデータ配信システム(2,2’)であって、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部221a,221a’)は、複数のコンテンツデータを配信するように構成され、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223)はさらに、前記電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末(4)に対して配信した複数のコンテンツデータのうち前記復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報を記憶し、前記復号化データ配信手段(場内通信部221b,インターネット用通信部221a’)は、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b,221b’)により受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により記憶されている前記復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報から特定される復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上であることを条件として、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項9に係る発明は、請求項8に記載したコンテンツデータ配信システム(2,2’)であって、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223)はさらに、前記電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末(4)に対して所定期間内(当日)に前記復号化データを配信したか否かを記憶し、前記復号化データ配信手段(場内通信部221b,インターネット用通信部221a’)は、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b,221b’)により受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記所定期間内に前記復号化データを配信した旨が記憶されていないことを条件として、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項10に係る発明は、請求項6〜9のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システム(2”)であって、前記管理装置は、店舗(遊技場)外に設置される店舗外管理装置(場外管理装置230”)と、店舗内に設置される店舗内管理装置(場内管理装置220”)と、を含み、前記店舗外管理装置は、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部231a”)と、該コンテンツデータ配信手段により前記コンテンツデータを前記顧客が所有する携帯端末(4)に対して配信したことに基づいて、当該携帯端末の電子メールアドレスと当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報とを、当該顧客が電子メールアドレスを登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して送信するコンテンツデータ配信状況送信手段(場内管理装置用通信部231b”)と、前記コンテンツデータ配信手段により配信したコンテンツデータを復号化するための復号化データを、当該コンテンツデータの配信先である携帯端末を所有する顧客が電子メールアドレスを登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して配信する店舗外復号化データ配信手段(場内管理装置用通信部231b”)と、を備え、前記店舗内管理装置は、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223”)と、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b”)と、前記判定手段(制御部222”)と、前記復号化データ配信手段(場内通信部221b”)と、を備え、該コンテンツデータ配信状況記憶手段は、前記コンテンツデータ配信状況送信手段から送信されてきた前記電子メールアドレスと前記コンテンツデータを配信した旨とを対応付けて記憶し、該復号化データ配信手段は、前記判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、前記店舗外復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記電子メールアドレスの送信元の前記店舗端末(呼出ランプ装置200,キオスク端末210)に対して配信し、前記店舗端末は、前記携帯端末と通信可能な携帯端末用通信手段(赤外線ポート204,214)を備え、該携帯端末用通信手段は、前記復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記電子メールアドレス受付手段により受け付けている電子メールアドレスの携帯端末に対して配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システム(1,1’,2,2’,2”)であって、前記管理装置(場外管理装置130,場内管理装置120’,場内管理装置220,場内管理装置220’,場内管理装置220”)は、前記復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a,場内通信部121b’,場内通信部221b,インターネット用通信部221a’,場内通信部221b”)により復号化データを配信したことを条件として、当該復号化データの配信先である携帯端末(4)の所有者に対してポイントを付与する処理を行うポイント付与手段(制御部132,122’,222,222”)をさらに備えることを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
また請求項12に係る発明は、請求項1〜11のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システム(1,1’)であって、前記復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a,場内通信部121b’)は、前記復号化データの配信先である携帯端末(4)の所有者が前記店舗(遊技場)における消費に関する所定条件(本日の消費金額が1000円以上)を満たしていることを条件として、前記復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
さらに請求項13に係る発明は、請求項1〜12のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システム(1,1’,2,2’,2”)であって、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a,131a’,221a,221a’,231a”)は、前記コンテンツデータとして、一の場面から他の場面へと展開するストーリー性のあるコンテンツデータを、当該一の場面から各場面毎に順次配信し、前記管理装置(場外管理装置130,場内管理装置120’,場内管理装置220,場内管理装置220’,場内管理装置220”)は、該コンテンツデータ配信手段により前記ストーリー性のあるコンテンツデータのうちのどの場面まで配信したかを前記携帯端末(4)の各所有者毎に記憶する配信場面記憶手段(ハードディスク133,123’,223,223’,223”)をさらに備え、前記コンテンツデータ配信手段は、該配信場面記憶手段により記憶されている場面のコンテンツデータを復号化するための復号化データが前記携帯端末に対して配信されていることを条件として、該記憶されている場面の次の場面のコンテンツデータを配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システムである。
まず請求項1に係るコンテンツデータ配信システムによれば、会員登録した会員が店舗に来店して会員用記録媒体が受け付けられたことに基づいて、該会員が所有する携帯端末に対して復号化データが配信されることにより、当該携帯端末に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になるので、店舗への集客効果が見込まれる。また該コンテンツデータを利用するためには会員登録をする必要があるので、会員数の増加も見込まれる。
また請求項2に係るコンテンツデータ配信システムによれば、管理装置から携帯端末に対して、復号化データを含む電子メールが配信されるので、管理装置と通信可能な店舗端末が既に設置されている店舗(例えば遊技場)においては、復号化データを携帯端末に対して配信するための通信機能を備えた店舗端末を新たに導入したり、当該通信機能を既設の店舗端末に付加するような改造をする必要がないため、店舗端末の導入コストや改造コストを負担する必要がなくなる。
また請求項3に係るコンテンツデータ配信システムによれば、携帯端末に対して複数のコンテンツデータが配信され、復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上である場合であっても、会員の1度の来店に基づいては、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データのみが配信されるので、すべての復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データは配信されず、従って該会員が他の復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データの配信を受けるためには複数回来店する必要があるので、継続的な集客効果が見込まれる。
また請求項4に係るコンテンツデータ配信システムによれば、所定期間内(例えば当日)に復号化データが配信されていないことを条件として、会員の来店に基づいて復号化データが配信されるので、該会員が所定期間内に再び来店したり短期間に会員用記録媒体が複数回受け付けられても復号化データは配信されず、従って該会員が復号化データの配信を受けるためには所定期間の経過後に来店する必要があるので、さらに継続的な集客効果が見込まれる。
また請求項5に係るコンテンツデータ配信システムによれば、会員が来店して会員用記録媒体が受け付けられたことに基づいて、店舗外管理装置から店舗内管理装置に対して配信された復号化データが、該店舗内管理装置から店舗端末に対して配信されて、該店舗端末から携帯端末に対して配信されるので、会員用記録媒体が受け付けられる毎に、店舗内管理装置から店舗外管理装置に対する復号化データの配信要求や、該配信要求に応じた店舗外管理装置から店舗内管理装置に対する復号化データの配信が行われることが無く、通信の負荷とコストが軽減される。
また請求項6に係るコンテンツデータ配信システムによれば、携帯端末の電子メールアドレスを登録した顧客が店舗に来店して該電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、該携帯端末に対して復号化データが配信されることにより、当該携帯端末に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になるので、店舗への集客効果が見込まれる。また該コンテンツデータを利用するためには電子メールアドレスを登録をする必要があるので、顧客数の増加も見込まれる。
また請求項7に係るコンテンツデータ配信システムによれば、管理装置から携帯端末に対して、復号化データを含む電子メールが配信されるので、管理装置と通信可能な店舗端末が既に設置されている店舗(例えば遊技場)においては、復号化データを携帯端末に対して配信するための通信機能を備えた店舗端末を新たに導入したり、当該通信機能を既設の店舗端末に付加するような改造をする必要がないため、店舗端末の導入コストや改造コストを負担する必要がなくなる。
また請求項8に係るコンテンツデータ配信システムによれば、携帯端末に対して複数のコンテンツデータが配信され、復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上である場合であっても、顧客の1度の来店に基づいては、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データのみが配信されるので、すべての復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データは配信されず、従って該顧客が他の復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データの配信を受けるためには複数回来店する必要があるので、継続的な集客効果が見込まれる。
また請求項9に係るコンテンツデータ配信システムによれば、所定期間内(例えば当日)に復号化データが配信されていないことを条件として、顧客の来店に基づいて復号化データが配信されるので、該顧客が所定期間内に再び来店したり短期間に電子メールアドレスが複数回受け付けられても復号化データは配信されず、従って該顧客が復号化データの配信を受けるためには所定期間の経過後に来店する必要があるので、さらに継続的な集客効果が見込まれる。
また請求項10に係るコンテンツデータ配信システムによれば、顧客が来店して電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、店舗外管理装置から店舗内管理装置に対して配信された復号化データが、該店舗内管理装置から店舗端末に対して配信されて、該店舗端末から携帯端末に対して配信されるので、電子メールアドレスが受け付けられる毎に、店舗内管理装置から店舗外管理装置に対する復号化データの配信要求や、該配信要求に応じた店舗外管理装置から店舗内管理装置に対する復号化データの配信が行われることが無く、通信の負荷とコストが軽減される。
また請求項11に係るコンテンツデータ配信システムによれば、携帯端末の所有者である会員又は顧客に対してポイントが付与されることにより、該所有者はコンテンツデータの利用に加えてポイントを獲得できる利点があるので、より一層の集客効果が見込まれる。
また請求項12に係るコンテンツデータ配信システムによれば、携帯端末の所有者である会員又は顧客が店舗における消費に関する所定条件を満たしていることを条件として復号化データが配信されることにより、該所有者が単に来店しただけでは復号化データが配信されないので、店舗の集客効果に加えて該店舗における消費の向上が見込まれる。
さらに請求項13に係るコンテンツデータ配信システムによれば、ストーリー性のあるコンテンツデータのうちのある場面のコンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていることを条件として次の場面のコンテンツデータが配信されることにより、携帯端末の所有者である会員又は顧客の店舗への来店とコンテンツデータの配信とが繰り返されることになるので、当該店舗とコンテンツデータの提供元の双方で継続的な集客効果が見込まれる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係るコンテンツデータ配信システム1,1’,2,2’,2”は、図1,図10,図13,又は図22に示すように、会員登録した会員が所有する携帯端末4,又は携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する携帯端末4に対して、コンテンツデータを配信するものであり、特に、まず暗号化されたコンテンツデータを配信し、次に店舗(ここでは遊技場)に来店したことを条件として、該コンテンツデータを復号化するための復号化データを配信することを特徴とするものである。
ここで本発明に係るコンテンツデータ配信システムには、前記復号化データを配信するための条件が各々異なる、第1実施形態,並びに該第1実施形態の変形例と、第2実施形態,及びその別形態,並びに該第2実施形態の変形例とが含まれる。
まず第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1,並びに該第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム1’は、後述する図9,及び図12に示すように、会員登録した会員が店舗に来店し、当該店舗内に設けられる店舗端末(ここでは玉貸ユニット100,100’,又はキオスク端末110,110’)において該会員を個々に特定可能な会員特定情報(会員ID)が記録されている会員用記録媒体(会員カード5)を受け付けたことに基づいて、該会員用記録媒体の会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末4に対して前記復号化データを配信するものである。
また第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2,及びその別形態に係るコンテンツデータ配信システム2’,並びに該第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム2”は、後述する図20,図21,及び図23に示すように、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が店舗に来店し、当該店舗内に設けられる店舗端末(ここでは呼出ランプ装置200,200’,又はキオスク端末210,210’)において該顧客が所有する当該携帯端末4から当該電子メールを受け付けたことに基づいて、該電子メールアドレスの携帯端末4に対して前記復号化データを配信するものである。
これらコンテンツデータ配信システム1,1’,2,2’,2”においては、携帯端末4が使用される。この携帯端末4は、インターネット接続機能及び電子メール送受信機能を有する携帯電話端末やPDA等であり、インターネット3を介して、場外管理装置130,130’,場内管理装置220,220’,場外管理装置230”に接続可能である。また携帯端末4は、各種の情報を表示するためのディスプレイ4aと、店舗端末である玉貸ユニット100’,キオスク端末110’,呼出ランプ装置200,キオスク端末210との間で赤外線通信を行うための赤外線ポート4bと、を備えている。
また第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1,並びに該第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム1’においては、会員カード5が使用される。この会員カード5は会員用記録媒体の一例であって、店舗(ここでは遊技場)について会員登録した会員を個々に特定可能な会員特定情報である会員IDが記録されているものである。ここで会員IDは、後述する図5に示すように、会員登録した遊技場A〜Cを個々に識別可能な記号(ここではA〜C),及び6桁の数字からなる情報である。この会員カード5は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、会員ID等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。なお第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2,及びその別形態に係るコンテンツデータ配信システム2’,並びに該第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム2”においては、会員カード5は使用されない。
以下、まず第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1,並びに該第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム1’について説明し、次に第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2,及びその別形態に係るコンテンツデータ配信システム2’,並びに該第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム2’について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。なお、以下においては、店舗が遊技場である例について説明する。また、以下においては、データベースを「DB」と略記する。
[1−1.第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1]
まず図1〜図8を参照して、第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1の構成について説明する。このコンテンツデータ配信システム1は、図1に示すように、遊技場内に設けられる店舗端末である玉貸ユニット100,及びキオスク端末110と、管理装置である場外管理装置130と、からなり、ここでは遊技場内に設けられる場内管理装置120も含まれる。ここで場外管理装置130は、前記会員カード5の発行や管理等を行うカード会社(図示外)に設けられる。
このコンテンツデータ配信システム1では、前記コンテンツデータとして書籍データ,音楽データ,又はゲームデータが暗号化されて、場外管理装置130から、会員登録した会員が所有する携帯端末4に対して配信される。ここで書籍データ,音楽データ,又はゲームデータは、後述する図6に示すように、前記カード会社が提供する,又は該カード会社と通信可能に接続された外部のサーバから提供されるコンテンツデータである。
またコンテンツデータ配信システム1では、会員が遊技場に来店し、遊技場内に設けられる店舗端末(玉貸ユニット100,又はキオスク端末110)において会員カード5が受け付けられたことに基づいて、場外管理装置130から、該会員カード5の会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して、前記コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になる。
ここで図2を参照して、コンテンツデータ配信システム1において携帯端末4のディスプレイ4aに表示される画面について説明する。まず会員が携帯端末4を操作してインターネット接続モードを実行し、場外管理装置130が提供するウェブサイトにアクセスすると、該場外管理装置130から携帯端末4に対してD101に示す画面が配信されて表示される。このD101では、会員IDの入力及び「ログイン」ボタンの操作を促す旨が表示される。
このD101で会員が携帯端末4を操作して、会員IDを入力して「ログイン」ボタンを操作すると、該入力された会員IDが携帯端末4から場外管理装置130に対して送信され、該場外管理装置130から携帯端末4に対してD102に示す画面が配信されて表示される。このD102では、ダウンロードするコンテンツデータの種類の選択を促す旨が表示されると共に、該選択可能なコンテンツデータの種類として書籍データ,音楽データ,及びゲームデータが表示される。
このD102で会員が携帯端末4を操作して、選択可能なコンテンツデータの種類のうちのいずれか(ここでは書籍データ)を選択すると、該選択されたコンテンツデータの種類が携帯端末4から場外管理装置130に対して送信され、該場外管理装置130から携帯端末4に対してD103に示す画面が配信されて表示される。このD103では、前記D103で選択された種類のコンテンツデータのうちからダウンロードするコンテンツデータの選択を促す旨が表示されると共に、該選択可能なコンテンツデータ(ここでは書籍データである週刊○○4/26号,週刊××4/25号,及び小説△△)が表示される。
このD103で会員が携帯端末4を操作して、選択可能なコンテンツデータのうちのいずれか(ここでは週刊○○4/26号)を選択すると、該選択されたコンテンツデータを特定可能な情報を含むコンテンツデータ配信要求が携帯端末4から場外管理装置130に対して送信され、該場外管理装置130から携帯端末4に対して、前記選択されたコンテンツデータが該配信要求に応じて配信(ダウンロード)されて記憶されると共に、D104に示す画面が配信されて表示される。このD104では、前記D103で選択されたコンテンツデータをダウンロードした旨,及び該コンテンツデータの一部の内容(ここでは目次)が表示されると共に、該会員が会員登録した遊技場(ここでは遊技場A)で会員カード5を使用して1000円分の遊技をするとこのデータを利用できる旨が表示される。
なお会員が携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、D105に示す画面が表示される。このD105では、場外管理装置130から配信(ダウンロード)されて記憶されているコンテンツデータが一覧表示されると共に、各コンテンツデータについて、利用可能なコンテンツデータである旨(即ち当該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されているコンテンツデータである旨=ここでは★印),又は利用不可能なコンテンツデータである旨(即ち当該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていない復号化データ未配信コンテンツデータである旨=ここでは☆印)が表示される。
このD105で会員が携帯端末4を操作して、利用可能なコンテンツデータのうちのいずれかを選択すると、図示しないコンテンツデータ利用画面が表示され、該選択されたコンテンツデータの内容が表示される。一方、D105で会員が携帯端末4を操作して、利用不可能なコンテンツデータのうちのいずれかを選択すると、前記D104と同様に、該選択されたコンテンツデータの一部の内容(ここでは目次)が表示されると共に、該会員が会員登録した遊技場(ここでは遊技場A)で会員カード5を使用して1000円分の遊技をするとこのデータを利用できる旨が表示される。
次に会員が会員登録した遊技場(ここでは遊技場A)に来店して、該遊技場内に設けられる店舗端末(玉貸ユニット100,又はキオスク端末110)において会員カード5が受け付けられると、該受け付けられた会員カード5の会員IDが店舗端末から場内管理装置120を介して場外管理装置130に対して送信される。該会員IDを受信した場外管理装置130においては、後述する配信判定が行われ、該配信判定の結果として後述する第1〜第3の配信条件をすべて満たすと判定されたことを条件として、該場外管理装置130から携帯端末4に対して、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データを含む電子メールが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になる。
そして会員が携帯端末4を操作して電子メールモードを実行し、前記配信されてきた電子メールを開くと、D111に示す画面が表示される。このD111では、当該電子メールの配信先の電子メールアドレス,当該電子メールが配信された日時,及び当該電子メールの件名(ここでは復号化データ配信)が表示されると共に、前記コンテンツデータ(ここでは週刊○○4/26号)が利用可能になった旨が表示される。ここで会員が携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、当該コンテンツデータについては、利用可能なコンテンツデータである旨(★印)が表示される。
以下、コンテンツデータ配信システム1の各構成要素について説明する。
玉貸ユニット100は店舗端末の一例であって、後述する会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ104),及び会員特定情報送信手段(通信部101)等を備えるものである。この玉貸ユニット100は、前記店舗である遊技場内に設けられ、具体的には、図3(a)に示すように、遊技場内における遊技島(図示外)に機種等に従って設置されたパチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられる。ここでパチンコ機10は遊技機の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものである。この玉貸ユニット100は、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図3(a)に示すように、その前面にディスプレイ103,及び会員カード挿入口104a等を備え、図3(b)に示すように、その内部に通信部101,制御部102,及び会員カードリーダ104等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
通信部101は、場内管理装置120の後述する場内通信部121bと通信可能に接続されており、玉貸ユニット100と場内管理装置120との間における通信を司るものであると共に、該場内管理装置120を介して玉貸ユニット100と場外管理装置130との間における通信を司るものである。この通信部101は会員特定情報送信手段の一例であって、後述する会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ104)により読み取った会員IDを外部に送信するものであり、ここでは該会員IDを玉貸ユニット100の外部である場外管理装置130に対して送信する。
制御部102は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、玉貸ユニット100に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ディスプレイ103は、各種の情報を表示するためのものであり、図3(b)に示すように、表示画面が遊技者である会員に向くように玉貸ユニット100の表面から突出して設けられている。
会員カードリーダ104は会員用記録媒体処理手段の一例であって、会員カード5を受け付けて、該受け付けた会員カード5の会員IDを読み取る処理を行うものであり、図3(b)に示すように、会員カード挿入口104aから挿入された会員カード5を一部露出した状態で受け付けて、該会員カード5の会員IDを読み取る。この会員カードリーダ104は、前記ICカードである会員カード5に対応したICカードR/Wを備えている。
この玉貸ユニット100においては、会員カードリーダ104により読み取った会員IDと対応付けて後述する図5に示す会員DBで記憶されているカード残額を使用してパチンコ玉を貸与する玉貸処理が行われる。この玉貸処理が行われると、該玉貸処理に使用されたカード残額である消費金額と、会員カードリーダ104により読み取った会員IDとが、場内管理装置120及び場外管理装置130に対して送信される。
キオスク端末110も店舗端末の一例であって、後述する会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ114),及び会員特定情報送信手段(通信部111)等を備えるものである。このキオスク端末110は、前記店舗である遊技場内における所定箇所(例えば景品交換カウンタの近傍等)に設けられる。このキオスク端末110は、図4(a)に示すように、箱型の形状を呈するものであり、その前面にディスプレイ113,及び会員カード挿入口114a等を備え、その内部に通信部111,制御部112,及び会員カードリーダ114等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
通信部111は、場内管理装置120の後述する場内通信部121bと通信可能に接続されており、キオスク端末110と場内管理装置120との間における通信を司るものであると共に、該場内管理装置120を介してキオスク端末110と場外管理装置130との間における通信を司るものである。この通信部111は会員特定情報送信手段の一例であって、後述する会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ114)により読み取った会員IDを外部に送信するものであり、ここでは該会員IDをキオスク端末110の外部である場外管理装置130に対して送信する。
制御部112は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、キオスク端末110に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ディスプレイ113は、各種の情報を表示するためのものであり、図4(b)に示すように、表示画面が遊技者である会員に向くようにキオスク端末110の表面に設けられている。
会員カードリーダ114は会員用記録媒体処理手段の一例であって、会員カード5を受け付けて、該受け付けた会員カード5の会員IDを読み取る処理を行うものであり、図4(a)に示すように、会員カード挿入口114aから挿入された会員カード5を受け付けて、該会員カード5の会員IDを読み取る。この会員カードリーダ114は、前記ICカードである会員カード5に対応したICカードR/Wを備えている。
場内管理装置120は、店舗である遊技場内に設置される店舗内管理装置であり、該遊技場内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム1における場内管理装置120は、主として店舗端末(玉貸ユニット100,キオスク端末110)と場外管理装置130との間における通信を中継するものである。この場内管理装置120は、図1に示すように接続される場外通信部121a,場内通信部121b,制御部122,及びハードディスク123等を備えている。
場外通信部121aは、場外管理装置130の後述する場内管理装置用通信部131bと通信可能に接続され、場内管理装置120と場外管理装置130との間における通信を司るものである。場内通信部121bは、前述の如く、玉貸ユニット100の通信部101,及びキオスク端末110の通信部111と通信可能に接続されている。これらにより、場内管理装置120を中継して、玉貸ユニット100又はキオスク端末110から送信されてきた会員IDが場外管理装置130に対して送信され、また玉貸ユニット100から送信されてきた消費金額及び会員IDが場外管理装置130に対して送信される。
制御部122は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク123に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場内管理装置120に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
記憶装置であるハードディスク123は、図5に示す会員DBを記憶している。会員DBでは、会員登録した会員を個々に特定可能な会員IDと対応付けて、当該会員の属性情報(ここでは当該会員の氏名,性別,生年月日,及び携帯端末4の電子メールアドレス)と、遊技に使用可能な遊技用価値の大きさであるカード残額と、が記憶されている。ここで属性情報の記憶欄には、前記会員登録の際に登録された属性情報が記憶される。またカード残額の記憶欄においては、玉貸ユニット100から消費金額及び会員IDが送信されてきたときに、該送信されてきた会員IDと対応付けて記憶されているカード残額から、該送信されてきた消費金額が減算更新される。
場外管理装置130は、店舗である遊技場外に設置される店舗外管理装置であり、ここでは前記カード会社内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム1における場外管理装置130は管理装置の一例であって、後述するコンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a),コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク133),会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b),判定手段(制御部132),及び復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a)等を備えるものである。この場外管理装置130は、図1に示すように接続されるインターネット用通信部131a,場内管理装置用通信部131b,制御部132,及びハードディスク133等を備えている。
インターネット用通信部131aからは、インターネット3に対して接続可能であり、該インターネット3に対しては、前述の如く、携帯端末4から接続可能である。このインターネット用通信部131aはコンテンツデータ配信手段の一例であって、暗号化されたコンテンツデータを会員が所有する携帯端末4に対して配信するものであり、ここでは複数のコンテンツデータを配信するように構成されている。具体的には、携帯端末4からのコンテンツデータ配信要求に応じて、後述する図6に示すコンテンツデータDBで記憶されているコンテンツデータのうちの一又は複数のコンテンツデータを、インターネット3を介して当該携帯端末4に対して配信する。なおインターネット用通信部131aは復号化データ配信手段の一例でもあるが、その機能については後述する。
場内管理装置用通信部131bは、前述の如く、場内管理装置120の場外通信部121aと通信可能に接続されており、該場内管理装置120を介して玉貸ユニット100,及びキオスク端末110と通信可能に接続されている。この場内管理装置用通信部131bは会員特定情報受信手段の一例であって、前記会員特定情報送信手段(通信部101,111)から送信されてくる会員IDを受信するものである。
制御部132は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク133に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場外管理装置130に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部132は判定手段の一例であって、前記会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)により会員IDを受信したことに基づいて、該受信した会員IDと対応付けて後述するコンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク133)により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されているか否かを判定するものであり、ここでは後述する第1〜第3の配信条件が満たされているか否かの配信判定を行うものである。また制御部132はポイント付与手段の一例であって、後述する復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a)により復号化データを配信したことを条件として、当該復号化データの配信先である携帯端末4の所有者に対してポイントを付与する処理を行うものである。なお付与されたポイントは、景品やサービス(例えば無制限チケット等)との交換に使用可能である。
記憶装置であるハードディスク133は、図6に示すコンテンツデータDB,図7に示す会員DB,及び図8に示すコンテンツデータ配信状況DBを記憶している。コンテンツデータDBでは、図6に示すように、配信可能なコンテンツデータの種類(ここでは書籍データ,音楽データ,ゲームデータ)毎に、各コンテンツデータと、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データとが、対応付けて記憶されている。
会員DBは電子メールアドレス記憶手段の一例であって、会員IDと対応付けて、当該会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4の電子メールアドレスを記憶するものである。この会員DBには、図7に示すように、各遊技場毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、各会員の会員IDと対応付けて、当該会員が所有する携帯端末4の電子メールアドレスと、当該会員が前記玉貸ユニット100により玉貸処理に使用した本日の消費金額と、当該会員に対して前記ポイント付与手段(制御部132)により付与されたポイントと、が記憶されている。ここで電子メールアドレスの記憶欄には、前記会員登録の際に登録された電子メールアドレスが記憶される。また本日の消費金額の記憶欄においては、玉貸ユニット100から消費金額及び会員IDが送信されてきたときに、該送信されてきた会員IDと対応付けて記憶されている本日の消費残額に対して、該送信されてきた消費金額が加算更新される。さらにポイントの記憶欄においては、前記ポイント付与手段により当該会員に対してポイントが付与されたときに、当該会員の会員IDと対応付けて記憶されているポイントに対して、該付与されたポイントが加算更新される。
コンテンツデータ配信状況DBはコンテンツデータ配信状況記憶手段の一例であって、会員IDと対応付けて、当該会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して前記コンテンツデータを配信した旨を記憶するものである。またコンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するコンテンツデータ配信状況DBは、会員IDと対応付けて、当該会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して配信した複数のコンテンツデータのうちの前記復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報を記憶するものでもある。さらにコンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するコンテンツデータ配信状況DBは、会員IDと対応付けて、当該会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して所定期間内(ここでは当日)に前記復号化データを配信したか否かを記憶するものでもある。
このコンテンツデータ配信状況DBには、図8に示すように、各遊技場について各会員(会員ID)毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、前記コンテンツデータを配信した旨として、該配信したコンテンツデータが記憶されていると共に、該配信したコンテンツデータと対応付けて、配信した復号化データが記憶されている。ここで配信したコンテンツデータの記憶欄には、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a)により当該会員の携帯端末4に対して暗号化されたコンテンツデータが配信されたときに、該配信されたコンテンツデータが記憶される。また配信した復号化データの記憶欄には、後述する復号化データ配信手段(インターネット用通信部131a)により当該会員の携帯端末4に対して該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されたときに、該配信された復号化データが記憶される。
また各データテーブルでは、前記復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報として、該復号化データ未配信コンテンツデータの数が記憶される。この復号化データ未配信コンテンツデータの数としては、配信したコンテンツデータの数−配信した復号化データの数の式で算出された数が記憶される。また各データテーブルでは、所定期間内(ここでは当日)に復号化データを配信したか否かを示す情報として、復号化データ配信フラグが記憶される。この復号化データ配信フラグとしては、所定期間内に復号化データが配信されていないときにOFFのフラグが記憶され、所定期間内に復号化データが配信されているときにONのフラグが記憶される。この復号化データ配信フラグは、1日の営業終了後にはOFFにされる。なお所定期間は、任意に設定変更可能である。
前記インターネット用通信部131aは復号化データ配信手段の一例であって、前記判定手段(制御部132)によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)により受信した会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して配信するための処理を行うものであり、ここでは該処理として、前記判定手段によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールを、前記会員特定情報受信手段により受信した会員IDと対応付けて前記電子メールアドレス記憶手段により記憶されている電子メールアドレス宛に配信する処理を行う。
ここで復号化データ配信手段として機能するインターネット用通信部131aは、前記会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)により受信した会員IDと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク133)により記憶されている復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報から特定される復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上であること(以下「第1の配信条件」という。)を条件として、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うものである。
また復号化データ配信手段として機能するインターネット用通信部131aは、前記会員特定情報受信手段(場内管理装置用通信部131b)により受信した会員IDと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク133)により前記所定期間内に復号化データを配信した旨が記憶されていないこと(以下「第2の配信条件」という。)を条件として、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うものである。
さらに復号化データ配信手段として機能するインターネット用通信部131aは、復号化データの配信先である携帯端末4の所有者(即ち会員)が遊技場における消費に関する所定条件を満たしていること(以下「第3の配信条件」という。)を条件として、復号化データを配信するための処理を行うものである。ここで消費に関する所定条件としては、例えば本日の消費金額が1000円以上であることが設定される。なお所定条件は、任意に設定変更可能である。
即ち場外管理装置130においては、制御部132により、第1の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ未配信コンテンツデータが有るか否か),第2の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ配信フラグがOFFであるか否か),及び第3の配信条件を満たすか否か(即ち本日の消費金額が1000円以上であるか否か)の配信判定が行われ、該配信判定の結果として第1〜第3の配信条件をすべて満たすと判定されたことを条件として、復号化データ配信手段として機能するインターネット用通信部131aにより、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データを含む電子メールが配信される。
次に図9を参照して、第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1の作用について説明する。まず会員が携帯端末4を操作して、該携帯端末4において、前記図2のD101に示すようにして、場外管理装置130が提供するウェブサイトにアクセスされ、当該会員の会員IDが入力されてログインされ、前記図2のD102〜D103に示すようにして、コンテンツデータ配信要求が受け付けられると(S101)、該受け付けられたコンテンツデータ配信要求が、前記入力された会員IDと共に、携帯端末4から場外管理装置130に対して送信され(S102)、前記図6に示すコンテンツデータDBで記憶されているコンテンツデータのうちの該配信要求に応じたコンテンツデータが暗号化されて、コンテンツデータ配信手段であるインターネット用通信部131aにより場外管理装置130から携帯端末4に対して配信される(S103)。
そして暗号化されたコンテンツデータを配信した場外管理装置130においては、前記図8に示すコンテンツデータ配信状況DBで、前記S102で受信した会員IDと対応付けて、該配信したコンテンツデータが記憶される(S104)。一方、暗号化されたコンテンツデータを受信した携帯端末4においては、該受信したコンテンツデータが記憶される(S105)。この時点では、該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていないため、該コンテンツデータは利用不可能である。
次に会員が遊技場に来店して、店舗端末(玉貸ユニット100,キオスク端末110)において、当該会員の会員カード5が受け付けられて、該会員カード5の会員IDが読み取られると(S111)、該読み取られた会員IDが、店舗端末から場内管理装置120を介して場外管理装置130に対して送信され(S112)、場外管理装置130において、該送信されてきた会員IDが、会員特定情報受信手段である場内管理装置用通信部131bにより受信される。
該会員IDを受信した場外管理装置130においては、該受信した会員IDと対応付けて前記図8に示すコンテンツデータ配信状況DBで記憶されている記憶内容に基づいて、制御部132により前記配信判定が行われる(S113)。この配信判定の結果として前記第1〜第3の配信条件をすべて満たすと判定されたことを条件として、復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データを含む電子メールが、復号化データ配信手段であるインターネット用通信部131aにより場外管理装置130から携帯端末4に対して配信される(S114)。
これによれば、携帯端末4に対して複数のコンテンツデータが配信され、復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上である場合であっても、会員の1度の来店に基づいては、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データのみが配信されるので、すべての復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データは配信されず、従って該会員が他の復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データの配信を受けるためには複数回来店する必要があるので、継続的な集客効果が見込まれる。
また前記第2の配信条件(復号化データ配信フラグがOFFである)を満たしていること、即ち所定期間内(ここでは当日)に復号化データが配信されていないことを条件として、会員の来店に基づいて復号化データが配信されるので、該会員が所定期間内に再び来店したり短期間に会員カード5が複数回受け付けられても復号化データは配信されず、従って該会員が復号化データの配信を受けるためには所定期間の経過後に来店する必要があるので、さらに継続的な集客効果が見込まれる。
さらに前記第3の配信条件(本日の消費金額が1000円以上である)を満たしていること、即ち携帯端末4の所有者である会員が遊技場における消費に関する所定条件を満たしていることを条件として復号化データが配信されることにより、該所有者が単に来店しただけでは復号化データが配信されないので、遊技場の集客効果に加えて該遊技場における消費の向上が見込まれる。なお会員カード5の受付時における配信判定の結果として第3の配信条件を満たしていない場合であっても、その後に本日の消費金額が加算更新されて第3の配信条件を満たすようになった場合には、該第3の配信条件を満たすようになった時点で、前記復号化データの配信が行われる。
そして復号化データを含む電子メールを配信した場外管理装置130においては、前記図8に示すコンテンツデータ配信状況DBで、前記S112で受信した会員IDと対応付けて、該配信した復号化データが記憶され、復号化データ未配信コンテンツデータの数が1つ減算更新され、復号化データ配信フラグがONにされると共に、ポイント付与手段により付与されたポイントが加算更新される(S115)。これによれば、携帯端末4の所有者である会員に対してポイントが付与されることにより、該所有者はコンテンツデータの利用に加えてポイントを獲得できる利点があるので、より一層の集客効果が見込まれる。一方、復号化データを含む電子メールを受信した携帯端末4においては、前記S105で記憶したコンテンツデータが復号化されて利用可能になる(S116)。
以上に説明したように、第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1によれば、会員登録した会員が遊技場に来店して会員カード5が受け付けられたことに基づいて、該会員が所有する携帯端末4に対して復号化データが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になるので、遊技場への集客効果が見込まれる。また該コンテンツデータを利用するためには会員登録をする必要があるので、会員数の増加も見込まれる。
また場外管理装置130から携帯端末4に対して、復号化データを含む電子メールが配信されるので、場外管理装置130と通信可能な店舗端末(玉貸ユニット100,キオスク端末110)が既に設置されている遊技場においては、復号化データを携帯端末4に対して配信するための通信機能を備えた店舗端末を新たに導入したり、当該通信機能を既設の店舗端末に付加するような改造をする必要がないため、店舗端末の導入コストや改造コストを負担する必要がなくなる。
[1−2.第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム1’]
次に図10〜図11を参照して、第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム1’の構成について説明する。このコンテンツデータ配信システム1’は、図10に示すように、遊技場内に設けられる店舗端末である玉貸ユニット100’,及びキオスク端末110’と、遊技場外に設けられる店舗外管理装置である場外管理装置130’と、遊技場内に設けられる店舗内管理装置である場内管理装置120’と、からなる。ここで場外管理装置130’は、コンテンツデータ配信システム1と同様に、前記カード会社(図示外)に設けられる。
このコンテンツデータ配信システム1’では、コンテンツデータ配信システム1と同様に、前記コンテンツデータとして書籍データ,音楽データ,又はゲームデータが暗号化されて、場外管理装置130’から、会員登録した会員が所有する携帯端末4に対して配信される。一方、コンテンツデータ配信システム1’では、コンテンツデータ配信システム1とは異なり、会員が遊技場に来店し、遊技場内に設けられる店舗端末(玉貸ユニット100’,又はキオスク端末110’)において会員カード5が受け付けられたことに基づいて、場外管理装置130’から場内管理装置120’に対して配信されている復号化データが該場内管理装置120’から店舗端末に対して配信され、該店舗端末から、該店舗端末により受け付けている会員カード5の会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して、前記配信されてきた復号化データが赤外線通信で配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になる。
ここで図2を参照して、コンテンツデータ配信システム1’において携帯端末4のディスプレイ4aに表示される画面について説明する。まずD101〜D105は、コンテンツデータ配信システム1と同様であるため、説明は省略する。
場外管理装置130’から携帯端末4に対してコンテンツデータが配信(ダウンロード)されて記憶されている状態で、会員が会員登録した遊技場(ここでは遊技場A)に来店して、該遊技場内に設けられる店舗端末(玉貸ユニット100’,又はキオスク端末110’)において会員カード5が受け付けられると、該受け付けられた会員カード5の会員IDが店舗端末から場内管理装置120’に対して送信される。該会員IDを受信した場内管理装置120’においては、前記配信判定が行われ、該配信判定の結果として前記第1〜第3の配信条件をすべて満たすと判定されたことを条件として、該場内管理装置120’から店舗端末に対して、場外管理装置130’から配信されている復号化データ(ここでは後述する図11に示す復号化データDBで記憶されている復号化データ)のうちの、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データが配信されて記憶される。該復号化データを受信した店舗端末においては、復号化データを配信可能である旨がディスプレイ103,113に表示される。
次に店舗端末において復号化データを配信可能である旨が表示されている状態で、会員が携帯端末4を操作して復号化データ取得モードを実行すると、D111’に示す画面が表示される。このD111’では、会員IDの入力及び赤外線ポート4bを店舗端末に向けての「OK」ボタンの操作を促す旨が表示される。
このD111’で会員が携帯端末4を操作して、会員IDを入力して赤外線ポート4bを店舗端末に向けて「OK」ボタンを操作すると、該入力された会員IDを含む復号化データ配信要求が携帯端末4から店舗端末に対して送信され、該店舗端末から携帯端末4に対して、前記場内管理装置120’から配信されている復号化データが該配信要求に応じて配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になり、D112’に示す画面が表示される。このD112’では、前記コンテンツデータ(ここでは週刊○○4/26号)が利用可能になった旨が表示される。ここで会員が携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、当該コンテンツデータについては、利用可能なコンテンツデータである旨(★印)が表示される。
以下、コンテンツデータ配信システム1’の各構成要素について説明する。
玉貸ユニット100’は店舗端末の一例であって、前記会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ104),及び前記会員特定情報送信手段(通信部101)等を備えるものである。この玉貸ユニット100’は、前記玉貸ユニット100と比較して、場内管理装置120’から配信されてきた復号化データが制御部102のRAMに一時的に記憶される点,該復号化データを配信可能である旨がディスプレイ103に表示される点,並びに図10及び図3(c)に示すように赤外線ポート105’をさらに備える点のみが異なり、その他の点は同様である。
赤外線ポート105’は携帯端末用通信手段の一例であって、携帯端末4と通信可能なものであり、ここでは該携帯端末4に設けられた赤外線ポート4bとの間で赤外線通信が可能である。この携帯端末用通信手段として機能する赤外線ポート105’は、場内管理装置120’の後述する復号化データ配信手段(場内通信部121b’)から配信されてきた復号化データを、会員用記録媒体処理手段である会員カードリーダ104により受け付けている会員カード5の会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して配信するものであり、ここでは携帯端末4の赤外線ポート4bから送信されてきた復号化データ配信要求に含まれる会員IDが、会員カードリーダ104で受け付けている会員カード5の会員IDと一致することを条件として、場内管理装置120’から配信されてきて制御部102のRAMに一時的に記憶されている復号化データを、当該携帯端末4に対して配信する。
キオスク端末110’も店舗端末の一例であって、前記会員用記録媒体処理手段(会員カードリーダ114),及び前記会員特定情報送信手段(通信部111)等を備えるものである。このキオスク端末110’は、前記キオスク端末110と比較して、場内管理装置120’から配信されてきた復号化データが制御部112のRAMに一時的に記憶される点,該復号化データを配信可能である旨がディスプレイ113に表示される点,並びに図10及び図4(b)に示すように赤外線ポート115’をさらに備える点のみが異なり、その他の点は同様である。
赤外線ポート115’は携帯端末用通信手段の一例であって、携帯端末4と通信可能なものであり、ここでは該携帯端末4に設けられた赤外線ポート4bとの間で赤外線通信が可能である。この携帯端末用通信手段として機能する赤外線ポート115’は、場内管理装置120’の後述する復号化データ配信手段(場内通信部121b’)から配信されてきた復号化データを、会員用記録媒体処理手段である会員カードリーダ114により受け付けている会員カード5の会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して配信するものであり、ここでは携帯端末4の赤外線ポート4bから送信されてきた復号化データ配信要求に含まれる会員IDが、会員カードリーダ114で受け付けている会員カード5の会員IDと一致することを条件として、場内管理装置120’から配信されてきて制御部112のRAMに一時的に記憶されている復号化データを、当該携帯端末4に対して配信する。
場外管理装置130’は、店舗である遊技場外に設置される店舗外管理装置であり、ここでは前記カード会社内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム1’における場外管理装置130’は管理装置の一例であって、後述するコンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a’),コンテンツデータ配信状況送信手段(場内管理装置用通信部131b’),及び店舗外復号化データ配信手段(場内管理装置用通信部131b’)等を備えるものである。この場外管理装置130’は、図10に示すように接続されるインターネット用通信部131a’,場内管理装置用通信部131b’,制御部132’,及びハードディスク133’等を備えている。
インターネット用通信部131a’からは、インターネット3に対して接続可能であり、該インターネット3に対しては、前述の如く、携帯端末4から接続可能である。このインターネット用通信部131a’は、前記インターネット用通信部131aと同様に、コンテンツデータ配信手段として機能するものである。ただしインターネット用通信部131a’は、前記インターネット用通信部131aとは異なり、復号化データ配信手段としては機能しない。
場内管理装置用通信部131b’は、場内管理装置120’の後述する場外通信部121a’と通信可能に接続されている。この場内管理装置用通信部131b’は、前記場内管理装置用通信部131bとは異なり、会員特定情報受信手段としては機能しない。
また場内管理装置用通信部131b’はコンテンツデータ配信状況送信手段の一例であって、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a’)により前記コンテンツデータを前記会員が所有する携帯端末4に対して配信したことに基づいて、当該会員の会員IDと当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報と(以下「コンテンツデータ配信状況」という。)を、当該会員が会員登録した遊技場に設置される場内管理装置120’に対して送信するものである。
さらに場内管理装置用通信部131b’は店舗外復号化データ配信手段の一例であって、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部131a’)により配信したコンテンツデータを復号化するための復号化データを、当該コンテンツデータの配信先である携帯端末4を所有する会員が会員登録した遊技場に設置される場内管理装置120’に対して送信するものである。
制御部132’は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク133’に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場外管理装置130’に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部132’は、前記制御部132とは異なり、判定手段,及びポイント付与手段としては機能しない。
記憶装置であるハードディスク133’は、前記ハードディスク133と同様に、図6に示すコンテンツデータDBを記憶しているが、前記ハードディスク133とは異なり、図7に示す会員DB,及び図8に示すコンテンツデータ配信状況DBは記憶していない。
場内管理装置120’は、店舗である遊技場内に設置される店舗内管理装置であり、該遊技場内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム1’における場内管理装置120’は、後述するコンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク123’),会員特定情報受信手段(場内通信部121b’),判定手段(制御部122’),及び復号化データ配信手段(場内通信部121b’)等を備えるものである。この場内管理装置120’は、図10に示すように接続される場外通信部121a’,場内通信部121b’,制御部122’,及びハードディスク123’等を備えている。
場外通信部121a’は、前述の如く、場外管理装置130’の場内管理装置用通信部131b’と通信可能に接続されている。これにより、場外管理装置130’から送信されてくるコンテンツデータ配信状況及び復号化データが受信される。
場内通信部121b’は、玉貸ユニット100’の通信部101,及びキオスク端末110’の通信部111と通信可能に接続されている。この場内通信部121b’は会員特定情報受信手段の一例であって、前記会員特定情報送信手段(通信部101,111)から送信されてくる会員IDを受信するものである。また場内通信部121b’は復号化データ配信手段の一例でもあるが、その機能については後述する。
制御部122’は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク123’に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場内管理装置120’に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部122’は判定手段の一例であって、前記会員特定情報受信手段(場内通信部121b’)により会員IDを受信したことに基づいて、該受信した会員IDと対応付けて後述するコンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク123’)により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されているか否かを判定するものであり、ここでは前記第1〜第3の配信条件が満たされているか否かの配信判定を行うものである。また制御部122’はポイント付与手段の一例であって、後述する復号化データ配信手段(場内通信部121b’)により復号化データを配信したことを条件として、当該復号化データの配信先である携帯端末4の所有者に対してポイントを付与する処理を行うものである。なお付与されたポイントは、景品やサービス(例えば無制限チケット等)との交換に使用可能である。
記憶装置であるハードディスク123’は、図11に示す復号化データDBを記憶している。この復号化データDBでは、コンテンツデータと対応付けて、前記店舗外復号化データ配信手段(場内管理装置用通信部131b’)から送信されてきた復号化データが記憶されている。またハードディスク123’は、前記ハードディスク123と同様に、図5に示す会員DBを記憶しており、前記ハードディスク133と同様に、図7に示す会員DB(ただし当該遊技場についてのデータテーブルに限る),及び図8に示すコンテンツデータ配信状況DB(ただし当該遊技場についてのデータテーブルに限る)を記憶している。この会員DBは、前記電子メールアドレス記憶手段として機能するものである。
またコンテンツデータ配信状況DBは、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するものであり、ここでは前記コンテンツデータ配信状況送信手段(場内管理装置用通信部131b’)から送信されてきた前記会員の会員IDと前記コンテンツデータを配信した旨とを対応付けて記憶するものである。またコンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するコンテンツデータ配信状況DBは、会員IDと対応付けて、当該会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して配信した複数のコンテンツデータのうちの前記復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報を記憶するものでもある。さらにコンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するコンテンツデータ配信状況DBは、会員IDと対応付けて、当該会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して所定期間内(ここでは当日)に前記復号化データを配信したか否かを記憶するものでもある。
このコンテンツデータ配信状況DBには、図8に示すように、各会員(会員ID)毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、前記コンテンツデータを配信した旨として、該配信したコンテンツデータが記憶されていると共に、該配信したコンテンツデータと対応付けて、配信した復号化データが記憶されている。ここで配信したコンテンツデータの記憶欄には、前記コンテンツデータ配信状況送信手段(場内管理装置用通信部131b’)からコンテンツデータ配信状況が配信されてきたときに、該コンテンツデータ配信状況に含まれるコンテンツデータが記憶される。また配信した復号化データの記憶欄には、次に述べる復号化データ配信手段(場内通信部121b’)により当該会員の携帯端末4に対して該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されたときに、該配信された復号化データが記憶される。なお復号化データ未配信コンテンツデータの数,及び復号化データ配信フラグについては、前記ハードディスク133と同様にして記憶される。
前記場内通信部121b’は復号化データ配信手段の一例であって、前記判定手段(制御部122’)によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記会員特定情報受信手段(場内通信部121b’)により受信した会員IDから特定される会員が所有する携帯端末4に対して配信するための処理を行うものであり、ここでは該処理として、前記判定手段によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、前記店舗外復号化データ配信手段から配信されてきた復号化データ(ここでは前記図11に示す復号化データDBで記憶されている復号化データ)のうちの当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記会員IDの送信元である前記店舗端末(玉貸ユニット100’,キオスク端末110’)に対して配信する処理を行う。なお復号化データ配信手段として機能する場内通信部121b’は、前記インターネット用通信部131aと同様に、前記第1〜第3の配信条件がすべて満たされていることを条件として、復号化データを配信する処理を行う。
即ち場内管理装置120’においては、制御部122’により、前記第1の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ未配信コンテンツデータが有るか否か),前記第2の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ配信フラグがOFFであるか否か),及び前記第3の配信条件を満たすか否か(即ち本日の消費金額が1000円以上であるか否か)の配信判定が行われ、該配信判定の結果として第1〜第3の配信条件をすべて満たすと判定されたことを条件として、復号化データ配信手段として機能する場内通信部121b’により、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データが配信される。
次に図12を参照して、第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム1’の作用について説明する。まずS101〜S103は、コンテンツデータ配信システム1と同様であるため、説明は省略する。
暗号化されたコンテンツデータを配信した場外管理装置130’においては、前記S102で受信した会員IDと当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報と(即ちコンテンツデータ配信状況)が、コンテンツデータ配信状況送信手段である場内管理装置用通信部131b’により、当該会員が会員登録した遊技場に設置される場内管理装置120’に対して送信され(S104’)、かつ当該コンテンツデータを復号化するための復号化データが、店舗外復号化データ配信手段である場内管理装置用通信部131b’により、当該会員が会員登録した遊技場に設置される場内管理装置120’に対して配信される(S105’)。このコンテンツデータ配信状況を受信した場内管理装置120’においては、前記図8に示すコンテンツデータ配信状況DBで、該受信した会員IDと対応付けて、該受信したコンテンツデータが記憶される(S106’)。また復号化データを受信した場内管理装置120’においては、前記図11に示す復号化データDBで、該受信した復号化データが記憶される(S107’)。一方、暗号化されたコンテンツデータを受信した携帯端末4においては、該受信したコンテンツデータが記憶される(S108’)。この時点では、該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていないため、該コンテンツデータは利用不可能である。
次に会員が遊技場に来店して、店舗端末(玉貸ユニット100’,キオスク端末110’)において、当該会員の会員カード5が受け付けられて、該会員カード5の会員IDが読み取られると(S111’)、該読み取られた会員IDが、店舗端末から場内管理装置120’に対して送信され(S112’)、場内管理装置120’において、該送信されてきた会員IDが、会員特定情報受信手段である場内通信部121b’により受信される。
該会員IDを受信した場内管理装置120’においては、前記第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1と同様にして、該受信した会員IDと対応付けて前記図8に示すコンテンツデータ配信状況DBで記憶されている記憶内容に基づいて、制御部122’により前記配信判定が行われる(S113’)。この配信判定の結果として前記第1〜第3の配信条件をすべて満たすと判定されたことを条件として、復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データが、復号化データ配信手段である場内通信部121b’により場内管理装置120’から店舗端末に対して配信される(S114’)。
そして復号化データを配信した場内管理装置120’においては、前記第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1と同様にして、前記図8に示すコンテンツデータ配信状況DBで、前記S112’で受信した会員IDと対応付けて、該配信した復号化データが記憶され、復号化データ未配信コンテンツデータの数が1つ減算更新され、復号化データ配信フラグがONにされると共に、ポイント付与手段により付与されたポイントが加算更新される(S115’)。一方、復号化データを受信した店舗端末(玉貸ユニット100’,キオスク端末110’)においては、該受信した復号化データが制御部102,112のRAMに一時的に記憶されると共に、復号化データを配信可能である旨がディスプレイ103,113に表示される(S116’)。
次に会員が携帯端末4を操作して、該携帯端末4において、前記図2のD111’に示すようにして、当該会員の会員IDが入力されて復号化データ配信要求が受け付けられると(S117’)、該受け付けられた復号化データ配信要求が、該入力された会員IDと共に、携帯端末4の赤外線ポート4bから店舗端末の赤外線ポート105’,115’に対して送信される(S118’)。該復号化データ配信要求を受信した店舗端末においては、該受信した復号化データ配信要求に含まれる会員IDが、会員カードリーダ114で受け付けている会員カード5の会員IDと一致することを条件として、制御部102,112のRAMに一時的に記憶されている復号化データが、携帯端末用通信手段である赤外線ポート105’,115’により店舗端末から携帯端末4の赤外線ポート4bに対して配信される(S119’)。該復号化データを受信した携帯端末4においては、前記S108’で記憶したコンテンツデータが復号化されて利用可能になる(S120’)。
以上に説明したように、第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム1’によれば、会員登録した会員が遊技場に来店して会員カード5が受け付けられたことに基づいて、該会員が所有する携帯端末4に対して復号化データが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になるので、遊技場への集客効果が見込まれる。また該コンテンツデータを利用するためには会員登録をする必要があるので、会員数の増加も見込まれる。
また会員が来店して会員カード5が受け付けられたことに基づいて、場外管理装置130’から場内管理装置120’に対して配信された復号化データが、該場内管理装置120’から店舗端末(玉貸ユニット100’,キオスク端末110’)に対して配信されて、該店舗端末から携帯端末4に対して配信されるので、会員カード5が受け付けられる毎に、場内管理装置120’から場外管理装置130’に対する復号化データの配信要求や、該配信要求に応じた場外管理装置130’から場内管理装置120’に対する復号化データの配信が行われることが無く、通信の負荷とコストが軽減される。
[2−1.第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2]
次に図13〜図19を参照して、第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2の構成について説明する。このコンテンツデータ配信システム2は、図13に示すように、遊技場内に設けられる店舗端末である呼出ランプ装置200,及びキオスク端末210と、管理装置である場内管理装置220と、からなる。
このコンテンツデータ配信システム2では、前記コンテンツデータとして個人遊技データ,又は台データが暗号化されて、場内管理装置220から、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する当該携帯端末4に対して配信される。ここで個人遊技データは、後述する図17に示すように、遊技場において収集された各顧客の遊技データ(ここではスタート回数,大当り回数,及び大当り確率)であり、また台データは、遊技場において収集された各パチンコ機10の遊技データ(ここではスタート回数,大当り回数,及び大当り確率)である。なお当該顧客の電子メールアドレスは、場内管理装置220に対して電子メールを送信するか,又は場内管理装置220が提供するウェブサイトにアクセスして電子メールアドレスを入力することにより登録される。
またコンテンツデータ配信システム2では、顧客が遊技場に来店し、遊技場内に設けられる店舗端末(呼出ランプ装置200,又はキオスク端末210)において当該顧客が所有する携帯端末4の電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、復号化データが、場内管理装置220から店舗端末を介して携帯端末4に対して赤外線通信で配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になる。
ここで図14を参照して、コンテンツデータ配信システム2において携帯端末4のディスプレイ4aに表示される画面について説明する。まず顧客が携帯端末4を操作してインターネット接続モードを実行し、場内管理装置220が提供するウェブサイトにアクセスすると、該場内管理装置220から携帯端末4に対してD201に示す画面が配信されて表示される。このD201では、電子メールアドレスの入力及び「ログイン」ボタンの操作を促す旨が表示される。
このD201で顧客が携帯端末4を操作して、電子メールアドレスを入力して「ログイン」ボタンを操作すると、該入力された電子メールアドレスが携帯端末4から場内管理装置に対して送信され、該場内管理装置から携帯端末4に対してD202に示す画面が配信されて表示される。このD202では、ダウンロードするコンテンツデータの種類の選択を促す旨が表示されると共に、該選択可能なコンテンツデータの種類として本日の個人遊技データ,本日の台データが表示される。
このD202で顧客が携帯端末4を操作して、選択可能なコンテンツデータの種類のうちのいずれか(ここでは本日の個人遊技データ)を選択すると、該選択されたコンテンツデータの種類を特定可能な情報を含むコンテンツデータ配信要求が携帯端末4から場内管理装置220に対して送信され、該場内管理装置220から携帯端末4に対して、前記選択された種類のコンテンツデータが該配信要求に応じて配信(ダウンロード)されて記憶されると共に、D203に示す画面が配信されて表示される。このD203では、前記D202で選択されたコンテンツデータをダウンロードした旨が表示されると共に、該顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場(ここでは遊技場A)で携帯端末4を受け付けるとこのデータを利用できる旨が表示される。
なお顧客が携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、D204に示す画面が表示される。このD204では、場内管理装置220から配信(ダウンロード)されて記憶されているコンテンツデータが一覧表示されると共に、各コンテンツデータについて、利用可能なコンテンツデータである旨(即ち当該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されているコンテンツデータである旨=ここでは★印),又は利用不可能なコンテンツデータである旨(即ち当該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていない復号化データ未配信コンテンツデータである旨=ここでは☆印)が表示される。
このD204で顧客が携帯端末4を操作して、利用可能なコンテンツデータのうちのいずれかを選択すると、図示しないコンテンツデータ利用画面が表示され、該選択されたコンテンツデータの内容が表示される。一方、D204で顧客が携帯端末4を操作して、利用不可能なコンテンツデータのうちのいずれかを選択すると、前記D203と同様に、該顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場(ここでは遊技場A)で携帯端末4を受け付けるとこのデータを利用できる旨が表示される。
次に顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場(ここでは遊技場A)に来店して、該顧客が携帯端末4を操作して電子メールアドレス送信モードを実行すると、D211に示す画面が表示される。このD211では、赤外線ポート4bを店舗端末(呼出ランプ装置200,キオスク端末210)に向けての「OK」ボタンの操作を促す旨が表示される。
このD211で顧客が携帯端末4を操作して、赤外線ポート4bを店舗端末に向けて「OK」ボタンを操作すると、当該携帯端末4の電子メールアドレスが携帯端末4から店舗端末を介して場内管理装置220に対して送信される。該電子メールアドレスを受信した場内管理装置220においては、後述する配信判定が行われ、該配信判定の結果として後述する第1及び第2の配信条件を満たすと判定されたことを条件として、該場内管理装置220から店舗端末を介して携帯端末4に対して、復号化データが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になり、D212’に示す画面が表示される。このD212’では、前記コンテンツデータ(ここでは本日の個人遊技データ)が利用可能になった旨が表示される。ここで顧客が携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、当該コンテンツデータについては、利用可能なコンテンツデータである旨(★印)が表示される。
以下、コンテンツデータ配信システム2の各構成要素について説明する。
呼出ランプ装置200は店舗端末の一例であって、後述する電子メールアドレス受付手段(赤外線ポート204),及び電子メールアドレス送信手段(通信部201)等を備えるものである。この呼出ランプ装置200は、前記店舗である遊技場内に設けられ、具体的には、図15に示すように、遊技場内における遊技島(図示外)に機種等に従って設置されたパチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の上側に隣接して)設けられる。この呼出ランプ装置200は、横長の箱型の形状を呈するものであり、図15に示すように、その前面にディスプレイ203,赤外線ポート204,呼出ボタン205,及び呼出ランプ206等を備え、図13に示すように、その内部に通信部201,及び制御部202等を備えており、これらの各構成要素は図13に示すように接続されている。
通信部201は、場内管理装置220の後述する場内通信部221bと通信可能に接続されており、呼出ランプ装置200と場内管理装置220との間における通信を司るものである。この通信部201は電子メールアドレス送信手段の一例であって、後述する電子メールアドレス受付手段(赤外線ポート204)により受け付けた電子メールアドレスを外部に送信するものであり、ここでは該電子メールアドレスを呼出ランプ装置200の外部である場内管理装置220に対して送信する。
制御部202は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、呼出ランプ装置200に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ディスプレイ203は、各種の情報を表示するためのものであり、図15に示すように、表示画面が遊技者である顧客に向くように呼出ランプ装置200の表面に設けられている。
赤外線ポート204は電子メールアドレス受付手段の一例であって、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する当該携帯端末4から当該電子メールアドレスを受け付けるものであり、ここでは携帯端末4の赤外線ポート4bから赤外線通信で送信されてくる電子メールアドレスを受信する。また赤外線ポート204は携帯端末用通信手段の一例であって、携帯端末4と通信可能なものであり、ここでは該携帯端末4に設けられた赤外線ポート4bとの間で赤外線通信が可能である。この携帯端末用通信手段として機能する赤外線ポート204は、場内管理装置220の後述する復号化データ配信手段(場内通信部221b)から配信されてきた復号化データを、前記電子メールアドレス受付手段により受け付けている電子メールアドレスの携帯端末4に対して配信するものである。
呼出ボタン205は、遊技場の店員を呼び出すための操作を受け付けるためのボタンであり、顧客が該呼出ボタン205を操作すると、呼出ランプ206が発光して、遊技場の店員が呼び出される。
キオスク端末210も店舗端末の一例であって、後述する電子メールアドレス受付手段(赤外線ポート204),及び電子メールアドレス送信手段(通信部201)等を備えるものである。このキオスク端末210は、前記店舗である遊技場内における所定箇所(例えば景品交換カウンタの近傍等)に設けられる。このキオスク端末210は、図16に示すように、箱型の形状を呈するものであり、その前面にディスプレイ213,及び赤外線ポート214等を備え、その内部に通信部211,及び制御部212等を備えており、これらの各構成要素は図13に示すように接続されている。
通信部211は、場内管理装置220の後述する場内通信部221bと通信可能に接続されており、キオスク端末210と場内管理装置220との間における通信を司るものである。この通信部211は電子メールアドレス送信手段の一例であって、後述する電子メールアドレス受付手段(赤外線ポート214)により受け付けた電子メールアドレスを外部に送信するものであり、ここでは該電子メールアドレスをキオスク端末210の外部である場内管理装置220に対して送信する。
制御部212は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、キオスク端末210に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ディスプレイ213は、各種の情報を表示するためのものであり、図16に示すように、表示画面が遊技者である顧客に向くようにキオスク端末210の表面に設けられている。
赤外線ポート214は電子メールアドレス受付手段の一例であって、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する当該携帯端末4から当該電子メールアドレスを受け付けるものであり、ここでは携帯端末4の赤外線ポート4bから赤外線通信で送信されてくる電子メールアドレスを受信する。また赤外線ポート214は携帯端末用通信手段の一例であって、携帯端末4と通信可能なものであり、ここでは該携帯端末4に設けられた赤外線ポート4bとの間で赤外線通信が可能である。この携帯端末用通信手段として機能する赤外線ポート214は、場内管理装置220の後述する復号化データ配信手段(場内通信部221b)から配信されてきた復号化データを、前記電子メールアドレス受付手段により受け付けている電子メールアドレスの携帯端末4に対して配信するものである。
場内管理装置220は、遊技場内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム2における場内管理装置220は管理装置の一例であって、後述するコンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部221a),コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223),電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b),判定手段(制御部222),及び復号化データ配信手段(場内通信部221b)等を備えるものである。この場内管理装置220は、図13に示すように接続されるインターネット用通信部221a,場内通信部221b,制御部222,及びハードディスク223等を備えている。
インターネット用通信部221aからは、インターネット3に対して接続可能であり、該インターネット3に対しては、前述の如く、携帯端末4から接続可能である。このインターネット用通信部221aはコンテンツデータ配信手段の一例であって、暗号化されたコンテンツデータを前記携帯端末4に対して配信するものであり、ここでは複数のコンテンツデータを配信するように構成されている。具体的には、携帯端末4からのコンテンツデータ配信要求に応じて、後述する図17に示す遊技情報DBで記憶されている個人遊技データ及び台データのうちの一又は複数をコンテンツデータとして、インターネット3を介して当該携帯端末4に対して配信する。
場内通信部221bは、前述の如く、呼出ランプ装置200の通信部201,及びキオスク端末210の通信部211と通信可能に接続されている。この場内通信部221bは電子メールアドレス受信手段の一例であって、前記電子メールアドレス送信手段(通信部201,211)から送信されてくる電子メールアドレスを受信するものである。なお場内通信部221bは復号化データ配信手段の一例でもあるが、その機能については後述する。
制御部222は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク223に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場内管理装置220に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部222は判定手段の一例であって、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b)により電子メールアドレスを受信したことに基づいて、該受信した電子メールアドレスと対応付けて後述するコンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223)により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されているか否かを判定するものであり、ここでは後述する第1及び第2の配信条件が満たされているか否かの配信判定を行うものである。また制御部222はポイント付与手段の一例であって、後述する復号化データ配信手段(場内通信部221b)により復号化データを配信したことを条件として、当該復号化データの配信先である携帯端末4の所有者に対してポイントを付与する処理を行うものである。なお付与されたポイントは、景品やサービス(例えば無制限チケット等)との交換に使用可能である。
記憶装置であるハードディスク223は、図17に示す遊技情報DB,図18に示す電子メールアドレスDB,及び図19に示すコンテンツデータ配信状況DBを記憶している。遊技情報DBでは、図17(a)に示すように、前記登録された各電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末4を所有する顧客の個人遊技データとして、スタート回数,大当り回数,及び大当り確率が記憶されている。この個人遊技データの記憶欄は、当該電子メールアドレスが受け付けられている呼出ランプ装置200に対応するパチンコ機10で発生する遊技データに基づいて更新される。また遊技情報DBでは、図17(b)に示すように、各パチンコ機10の機種名及び台番号と対応付けて、当該パチンコ機10で発生する台データとして、スタート回数,大当り回数,及び大当り確率が記憶されている。
電子メールアドレスDBでは、前記登録された各電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末4を所有する顧客に対して前記ポイント付与手段(制御部222)により付与されたポイントが記憶されている。ここでポイントの記憶欄においては、前記ポイント付与手段により当該顧客に対してポイントが付与されたときに、該顧客が所有する携帯端末4の電子メールアドレスと対応付けて記憶されているポイントに対して、該付与されたポイントが加算更新される。
コンテンツデータ配信状況DBはコンテンツデータ配信状況記憶手段の一例であって、電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末4に対して前記コンテンツデータを配信した旨を記憶するものである。またコンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するコンテンツデータ配信状況DBは、電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末4に対して配信した複数のコンテンツデータのうちの前記復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報を記憶するものでもある。さらにコンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するコンテンツデータ配信状況DBは、電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末4に対して所定期間内(ここでは当日)に前記復号化データを配信したか否かを記憶するものでもある。
このコンテンツデータ配信状況DBには、図19に示すように、各顧客(電子メールアドレス)毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルでは、前記コンテンツデータを配信した旨として、該配信したコンテンツデータが記憶されていると共に、該配信したコンテンツデータと対応付けて、配信した復号化データが記憶されている。ここで配信したコンテンツデータの記憶欄には、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部221a)により当該電子メールアドレスの携帯端末4に対して暗号化されたコンテンツデータが配信されたときに、該配信されたコンテンツデータが記憶される。また配信した復号化データの記憶欄には、後述する復号化データ配信手段(場内通信部221b)により当該電子メールアドレスの携帯端末4に対して該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されたときに、該配信された復号化データが記憶される。
また各データテーブルでは、前記復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報として、該復号化データ未配信コンテンツデータの数が記憶される。この復号化データ未配信コンテンツデータの数としては、配信したコンテンツデータの数−配信した復号化データの数の式で算出された数が記憶される。また各データテーブルでは、所定期間内(ここでは当日)に復号化データを配信したか否かを示す情報として、復号化データ配信フラグが記憶される。この復号化データ配信フラグとしては、所定期間内に復号化データが配信されていないときにOFFのフラグが記憶され、所定期間内に復号化データが配信されているときにONのフラグが記憶される。この復号化データ配信フラグは、1日の営業終了後にはOFFにされる。なお所定期間は、任意に設定変更可能である。
前記場内通信部221bは復号化データ配信手段の一例であって、前記判定手段(制御部222)によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b)により受信した電子メールアドレスの携帯端末4に対して配信するための処理を行うものであり、ここでは該処理として、前記判定手段によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記店舗端末(呼出ランプ装置200,キオスク端末210)に対して配信する処理を行う。
ここで復号化データ配信手段として機能する場内通信部221bは、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b)により受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223)により記憶されている復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報から特定される復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上であること(以下「第1の配信条件」という。)を条件として、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うものである。
また復号化データ配信手段として機能する場内通信部221bは、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b)により受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223)により前記所定期間内に復号化データを配信した旨が記憶されていないこと(以下「第2の配信条件」という。)を条件として、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うものである。
即ち場内管理装置220においては、制御部222により、第1の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ未配信コンテンツデータが有るか否か),及び第2の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ配信フラグがOFFであるか否か)の配信判定が行われ、該配信判定の結果として第1及び第2の配信条件を満たすと判定されたことを条件として、復号化データ配信手段として機能する場内通信部221bにより、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データが配信される。
次に図20を参照して、第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2の作用について説明する。なお図20において点線で表示している場外管理装置は、後述する変形例において説明するためのものであり、この実施例とは無関係である。まず顧客が携帯端末4を操作して、該携帯端末4において、前記図14のD201に示すようにして、場内管理装置220が提供するウェブサイトにアクセスされ、当該携帯端末4の電子メールアドレスが入力されてログインされ、前記図14のD202に示すようにして、コンテンツデータ配信要求が受け付けられると(S201)、該受け付けられたコンテンツデータ配信要求が、前記入力された電子メールアドレスと共に、携帯端末4から場内管理装置220に対して送信され(S202)、前記図17に示す遊技情報DBで記憶されている個人遊技データ又は台データのうちの該配信要求に応じた個人遊技データ又は台データがコンテンツデータとして暗号化されて、コンテンツデータ配信手段であるインターネット用通信部221aにより場内管理装置220から携帯端末4に対して配信される(S203)。
そして暗号化されたコンテンツデータを配信した場内管理装置220においては、前記図19に示すコンテンツデータ配信状況DBで、前記S202で受信した電子メールアドレスと対応付けて、該配信したコンテンツデータが記憶される(S204)。一方、暗号化されたコンテンツデータを受信した携帯端末4においては、該受信したコンテンツデータが記憶される(S205)。この時点では、該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていないため、該コンテンツデータは利用不可能である。
次に顧客が遊技場に来店して、該顧客が携帯端末4を操作し、前記図14のD211に示す状態で、赤外線ポート4bを店舗端末(呼出ランプ装置200,キオスク端末210)に向けて「OK」ボタンが操作されると、当該携帯端末4の電子メールアドレスが携帯端末4の赤外線ポート4bから店舗端末の赤外線ポート204,214に対して送信されることにより、店舗端末において、電子メールアドレスが受け付けられ(S211)、該受け付けられた電子メールアドレスが、店舗端末から場内管理装置220に対して送信され(S212)、場内管理装置220において、該送信されてきた電子メールアドレスが、電子メールアドレス受信手段である場内通信部221bにより受信される。
該電子メールアドレスを受信した場内管理装置220においては、該受信した電子メールアドレスと対応付けて前記図19に示すコンテンツデータ配信状況DBで記憶されている記憶内容に基づいて、制御部222により前記配信判定が行われる(S213)。この配信判定の結果として前記第1及び第2の配信条件を満たすと判定されたことを条件として、復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データが、復号化データ配信手段である場内通信部221bにより場内管理装置220から店舗端末に対して配信され、携帯端末用通信手段である赤外線ポート204,214により該店舗端末から携帯端末4の赤外線ポート4bに対して配信される(S214)。
これによれば、携帯端末4に対して複数のコンテンツデータが配信され、復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上である場合であっても、顧客の1度の来店に基づいては、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データのみが配信されるので、すべての復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データは配信されず、従って該顧客が他の復号化データ未配信コンテンツデータを復号化するための復号化データの配信を受けるためには複数回来店する必要があるので、継続的な集客効果が見込まれる。
また前記第2の配信条件(復号化データ配信フラグがOFFである)を満たしていること、即ち所定期間内(ここでは当日)に復号化データが配信されていないことを条件として、顧客の来店に基づいて復号化データが配信されるので、該顧客が所定期間内に再び来店したり短期間に電子メールアドレスが複数回受け付けられても復号化データは配信されず、従って該顧客が復号化データの配信を受けるためには所定期間の経過後に来店する必要があるので、さらに継続的な集客効果が見込まれる。
そして復号化データを配信した場内管理装置220においては、前記図19に示すコンテンツデータ配信状況DBで、前記S212で受信した電子メールアドレスと対応付けて、該配信した復号化データが記憶され、復号化データ未配信コンテンツデータの数が1つ減算更新され、復号化データ配信フラグがONにされると共に、ポイント付与手段により付与されたポイントが加算更新される(S215)。これによれば、携帯端末4の所有者である顧客に対してポイントが付与されることにより、該所有者はコンテンツデータの利用に加えてポイントを獲得できる利点があるので、より一層の集客効果が見込まれる。一方、復号化データを受信した携帯端末4においては、前記S205で記憶したコンテンツデータが復号化されて利用可能になる(S216)。
以上に説明したように、第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2によれば、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が遊技場に来店して該電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、該携帯端末4に対して復号化データが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になるので、遊技場への集客効果が見込まれる。また該コンテンツデータを利用するためには電子メールアドレスを登録をする必要があるので、顧客数の増加も見込まれる。
[2−2.第2実施形態の別形態に係るコンテンツデータ配信システム2’]
次に図13を参照して、第2実施形態の別形態に係るコンテンツデータ配信システム2’の構成について説明する。このコンテンツデータ配信システム2’は、図13に示すように、遊技場内に設けられる店舗端末である呼出ランプ装置200’,及びキオスク端末210’と、管理装置である場内管理装置220’と、からなる。
このコンテンツデータ配信システム2’では、前記コンテンツデータ配信システム2と同様に、前記コンテンツデータとして個人遊技データ,又は台データが暗号化されて、場内管理装置220’から、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する当該携帯端末4に対して配信される。一方、コンテンツデータ配信システム2’では、顧客が遊技場に来店し、遊技場内に設けられる店舗端末(呼出ランプ装置200’,又はキオスク端末210’)において当該顧客が所有する携帯端末4の電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、場内管理装置220’から、該電子メールアドレスの携帯端末4に対して、前記コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になる。
ここで図14を参照して、コンテンツデータ配信システム2’において携帯端末4のディスプレイ4aに表示される画面について説明する。まずD201〜D204,及びD211は、コンテンツデータ配信システム2と同様であるため、説明は省略する。
前記D211で顧客が携帯端末4を操作して、赤外線ポート4bを店舗端末に向けて「OK」ボタンを操作すると、当該携帯端末4の電子メールアドレスが携帯端末4から店舗端末を介して場内管理装置220’に対して送信される。該電子メールアドレスを受信した場内管理装置220’においては、後述する配信判定が行われ、該配信判定の結果として後述する第1及び第2の配信条件を満たすと判定されたことを条件として、該場内管理装置220’から携帯端末4に対して、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データを含む電子メールが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になる。
そして顧客が携帯端末4を操作して電子メールモードを実行し、前記配信されてきた電子メールを開くと、D212’に示す画面が表示される。このD212’では、当該電子メールの配信先の電子メールアドレス,当該電子メールが配信された日時,及び当該電子メールの件名(ここでは復号化データ配信)が表示されると共に、前記コンテンツデータ(ここでは本日の個人遊技データ)が利用可能になった旨が表示される。ここで顧客が携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、当該コンテンツデータについては、利用可能なコンテンツデータである旨(★印)が表示される。
以下、コンテンツデータ配信システム2’の各構成要素について説明する。
呼出ランプ装置200’は店舗端末の一例であって、前記電子メールアドレス受付手段(赤外線ポート204’),及び電子メールアドレス送信手段(通信部201)等を備えるものである。この呼出ランプ装置200’は、前記呼出ランプ装置200と比較して、赤外線ポート204に代えて赤外線ポート204’を備える点のみが異なり、その他の点は同様である。ここで赤外線ポート204’は、前記赤外線ポート204と同様に、電子メールアドレス受付手段として機能するものであるが、前記赤外線ポート204とは異なり、携帯端末用通信手段としては機能しない。
キオスク端末210’も店舗端末の一例であって、前記電子メールアドレス受付手段(赤外線ポート214’),及び電子メールアドレス送信手段(通信部211)等を備えるものである。このキオスク端末210’は、前記キオスク端末210と比較して、赤外線ポート214に代えて赤外線ポート214’を備える点のみが異なり、その他の点は同様である。ここで赤外線ポート214’は、前記赤外線ポート214と同様に、電子メールアドレス受付手段として機能するものであるが、前記赤外線ポート214とは異なり、携帯端末用通信手段としては機能しない。
場内管理装置220’は、遊技場内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム2’における場内管理装置220’は管理装置の一例であって、後述するコンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部221a’),コンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223),電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b’),判定手段(制御部222),及び復号化データ配信手段(インターネット用通信部221a’)等を備えるものである。この場内管理装置220’は、前記場内管理装置220と比較して、インターネット用通信部221aに代えてインターネット用通信部221a’を備える点,及び場内通信部221bに代えて場内通信部221b’を備える点のみが異なり、その他の点は同様である。
ここでインターネット用通信部221a’は、前記インターネット用通信部221aと同様に、コンテンツデータ配信手段として機能するものである。またインターネット用通信部221a’は復号化データ配信手段の一例であって、前記判定手段(制御部222)によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b’)により受信した電子メールアドレスの携帯端末4に対して配信するための処理を行うものであり、ここでは該処理として、前記判定手段によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールを、前記電子メールアドレス受信手段により受信した電子メールアドレス宛に配信する処理を行う。なお復号化データ配信手段として機能するインターネット用通信部221a’は、前記場内通信部221bと同様に、前記第1及び第2の配信条件が満たされていることを条件として、復号化データを配信する処理を行う。
即ち場内管理装置220’においては、制御部222’により、前記第1の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ未配信コンテンツデータが有るか否か),及び前記第2の配信条件を満たすか否か(即ち復号化データ配信フラグがOFFであるか否か)の配信判定が行われ、該配信判定の結果として第1及び第2の配信条件を満たすと判定されたことを条件として、復号化データ配信手段として機能するインターネット用通信部221a’により、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データを含む電子メールが配信される。
次に図21を参照して、第2実施形態の別形態に係るコンテンツデータ配信システム2’の作用について説明する。なお図21において点線で表示している場外管理装置は、後述する変形例において説明するためのものであり、この実施例とは無関係である。まずS201〜S205,S211〜S213,及びS215は、コンテンツデータ配信システム2と同様であるため、説明は省略する。
前記S213における配信判定の結果として前記第1及び第2の配信条件を満たすと判定されたことを条件として、復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データを含む電子メールが、復号化データ配信手段であるインターネット用通信部221a’により場内管理装置220’から携帯端末4に対して配信される(S214’)。そして復号化データを含む電子メールを受信した携帯端末4においては、前記S205で記憶したコンテンツデータが復号化されて利用可能になる(S216)。
以上に説明したように、第2実施形態の別形態に係るコンテンツデータ配信システム2’によれば、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が遊技場に来店して該電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、該携帯端末4に対して復号化データが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になるので、遊技場への集客効果が見込まれる。また該コンテンツデータを利用するためには電子メールアドレスを登録をする必要があるので、顧客数の増加も見込まれる。
また場内管理装置220’から携帯端末4に対して、復号化データを含む電子メールが配信されるので、場内管理装置220’と通信可能な店舗端末(呼出ランプ装置200’,キオスク端末210’)が既に設置されている遊技場においては、復号化データを携帯端末4に対して配信するための通信機能を備えた店舗端末を新たに導入したり、当該通信機能を既設の店舗端末に付加するような改造をする必要がないため、店舗端末の導入コストや改造コストを負担する必要がなくなる。
[2−3.第3実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム2”]
次に図22を参照して、第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム2”の構成について説明する。このコンテンツデータ配信システム2”は、図22に示すように、遊技場内に設けられる店舗端末である前記呼出ランプ装置200,及び前記キオスク端末210と、遊技場外に設けられる店舗外管理装置である場外管理装置230”と、遊技場内に設けられる店舗内管理装置である場内管理装置220”と、からなる。ここで場外管理装置230”は、第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1と同様に、前記カード会社(図示外)に設けられる。
このコンテンツデータ配信システム2”では、第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システム1と同様に、前記コンテンツデータとして書籍データ,音楽データ,又はゲームデータが暗号化されて、場外管理装置230”から、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する当該携帯端末4に対して配信される。またコンテンツデータ配信システム2”では、第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2と同様に、顧客が遊技場に来店し、遊技場内に設けられる店舗端末(呼出ランプ装置200,又はキオスク端末210)において当該顧客が所有する携帯端末4の電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、復号化データが、場内管理装置220”から店舗端末を介して携帯端末4に対して赤外線通信で配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になる。
以下、コンテンツデータ配信システム2”の各構成要素について説明する。なお呼出ランプ装置200,及びキオスク端末210は、コンテンツデータ配信システム2と同様であるため、説明は省略する。
場外管理装置230”は、店舗である遊技場外に設置される店舗外管理装置であり、ここでは前記カード会社内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム2”における場外管理装置230”は管理装置の一例であって、後述するコンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部231a”),コンテンツデータ配信状況送信手段(場内管理装置用通信部231b”),及び店舗外復号化データ配信手段(場内管理装置用通信部231b”)等を備えるものである。この場外管理装置230”は、図22に示すように接続されるインターネット用通信部231a”,場内管理装置用通信部231b”,制御部232”,及びハードディスク233”等を備えている。
インターネット用通信部231a”からは、インターネット3に対して接続可能であり、該インターネット3に対しては、前述の如く、携帯端末4から接続可能である。このインターネット用通信部231a”はコンテンツデータ配信手段の一例であって、暗号化されたコンテンツデータを前記携帯端末4に対して配信するものであり、ここでは複数のコンテンツデータを配信するように構成されている。具体的には、携帯端末4からのコンテンツデータ配信要求に応じて、前記図6と同様のコンテンツデータDBで記憶されているコンテンツデータのうちの一又は複数のコンテンツデータを、インターネット3を介して当該携帯端末4に対して配信する。
場内管理装置用通信部231b”は、場内管理装置220”の後述する場外通信部221a”と通信可能に接続されている。この場内管理装置用通信部231b”はコンテンツデータ配信状況送信手段の一例であって、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部231a”)により前記コンテンツデータを前記顧客が所有する携帯端末4に対して配信したことに基づいて、当該携帯端末4の電子メールアドレスと当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報と(以下「コンテンツデータ配信状況」という。)を、当該顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場に設置される場内管理装置220”に対して送信するものである。
また場内管理装置用通信部231b”は店舗外復号化データ配信手段の一例であって、前記コンテンツデータ配信手段(インターネット用通信部231a”)により配信したコンテンツデータを復号化するための復号化データを、当該コンテンツデータの配信先である携帯端末4を所有する顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場に設置される場内管理装置220”に対して送信するものである。
制御部232”は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク233”に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場外管理装置230”に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。記憶装置であるハードディスク233”は、前記図6と同様のコンテンツデータDBを記憶している。
場内管理装置220”は、店舗である遊技場内に設置される店舗内管理装置であり、該遊技場内における所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このコンテンツデータ配信システム2”における場内管理装置220”は、後述するコンテンツデータ配信状況記憶手段(ハードディスク223”),電子メールアドレス受信手段(場内通信部221b”),判定手段(制御部222”),及び復号化データ配信手段(場内通信部221b”)等を備えるものである。この場内管理装置220”は、図22に示すように接続される場外通信部221a”,場内通信部221b”,制御部222”,及びハードディスク223”等を備えている。
場外通信部221a”は、前述の如く、場外管理装置230”の場内管理装置用通信部231b”と通信可能に接続されている。これにより、場外管理装置230”から送信されてくるコンテンツデータ配信状況及び復号化データが受信される。
場内通信部221b”は、呼出ランプ装置200の通信部201,及びキオスク端末210の通信部211と通信可能に接続されている。この場内通信部221b”は、場内通信部221bと同様に、電子メール受信手段,及び復号化データ配信手段として機能するものである。なお復号化データ配信手段として機能する場内通信部221b”は、後述する判定手段(制御部222”)によりコンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、前記店舗外復号化データ配信手段から配信されてきた復号化データ(ここでは前記図11と同様の復号化データDBで記憶されている復号化データ)のうちの当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記電子メールアドレスの送信元である前記店舗端末(呼出ランプ装置200,キオスク端末210)に対して配信する処理を行う。
制御部222”は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク223”に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、場内管理装置220”に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部222”は、制御部222と同様に、判定手段,及びポイント付与手段として機能するものである。
記憶装置であるハードディスク223”は、前記図11と同様の復号化データDB,前記図17と同様の遊技情報DB,前記図18と同様の電子メールアドレスDB,及び前記図19と同様のコンテンツデータ配信状況DBを記憶している。このコンテンツデータ配信状況DBは、前記コンテンツデータ配信状況記憶手段として機能するものであり、ここでは前記コンテンツデータ配信状況送信手段(場内管理装置用通信部231b”)から送信されてきた前記電子メールアドレスと前記コンテンツデータを配信した旨とを対応付けて記憶するものである。
次に図23を参照して、第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム2”の作用について説明する。まず顧客が携帯端末4を操作して、該携帯端末4において、場外管理装置230”が提供するウェブサイトにアクセスされ、当該携帯端末4の電子メールアドレスが入力されてログインされ、コンテンツデータ配信要求が受け付けられると(S201”)、該受け付けられたコンテンツデータ配信要求が、前記入力された電子メールアドレスと共に、携帯端末4から場外管理装置230”に対して送信され(S202”)、前記図6と同様のコンテンツデータDBで記憶されているコンテンツデータのうちの該配信要求に応じたコンテンツデータが暗号化されて、コンテンツデータ配信手段であるインターネット用通信部231a”により場外管理装置230”から携帯端末4に対して配信される(S203”)。
そして暗号化されたコンテンツデータを配信した場外管理装置230”においては、前記S202”で受信した電子メールアドレスと当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報と(即ちコンテンツデータ配信状況)が、コンテンツデータ配信状況送信手段である場内管理装置用通信部231b”により、当該顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場に設置される場内管理装置220”に対して送信され(S204”)、かつ当該コンテンツデータを復号化するための復号化データが、店舗外復号化データ配信手段である場内管理装置用通信部231b”により、当該顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場に設置される場内管理装置220”に対して配信される(S205”)。このコンテンツデータ配信状況を受信した場内管理装置220”においては、前記図19と同様のコンテンツデータ配信状況DBで、該受信した電子メールアドレスと対応付けて、該受信したコンテンツデータが記憶される(S206”)。また復号化データを受信した場内管理装置220”においては、前記図11と同様の復号化データDBで、該受信した復号化データが記憶される(S207”)。一方、暗号化されたコンテンツデータを受信した携帯端末4においては、該受信したコンテンツデータが記憶される(S208”)。この時点では、該コンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていないため、該コンテンツデータは利用不可能である。
次に顧客が遊技場に来店して、該顧客が携帯端末4を操作し、赤外線ポート4bを店舗端末(呼出ランプ装置200,キオスク端末210)に向けて「OK」ボタンが操作されると、当該携帯端末4の電子メールアドレスが携帯端末4の赤外線ポート4bから店舗端末の赤外線ポート204,214に対して送信されることにより、店舗端末において、電子メールアドレスが受け付けられ(S211”)、該受け付けられた電子メールアドレスが、店舗端末から場内管理装置220”に対して送信され(S212”)、場内管理装置220”において、該送信されてきた電子メールアドレスが、電子メールアドレス受信手段である場内通信部221b”により受信される。
該電子メールアドレスを受信した場内管理装置220”においては、前記第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2と同様にして、該受信した電子メールアドレスと対応付けて前記図19と同様のコンテンツデータ配信状況DBで記憶されている記憶内容に基づいて、制御部222”により前記配信判定が行われる(S213”)。この配信判定の結果として前記第1及び第2の配信条件を満たすと判定されたことを条件として、復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つ(ここでは最も古くにダウンロードされた復号化データ未配信コンテンツデータ)を復号化するための復号化データが、復号化データ配信手段である場内通信部221b”により場内管理装置220”から店舗端末に対して配信され、携帯端末用通信手段である赤外線ポート204,214により該店舗端末から携帯端末4の赤外線ポート4bに対して配信される(S214”)。
そして復号化データを配信した場内管理装置220”においては、前記第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システム2と同様にして、前記図19と同様のコンテンツデータ配信状況DBで、前記S212”で受信した電子メールアドレスと対応付けて、該配信した復号化データが記憶され、復号化データ未配信コンテンツデータの数が1つ減算更新され、復号化データ配信フラグがONにされると共に、ポイント付与手段により付与されたポイントが加算更新される(S215”)。一方、復号化データを受信した携帯端末4においては、前記S208”で記憶したコンテンツデータが復号化されて利用可能になる(S216”)。
以上に説明したように、第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システム2’によれば、携帯端末4の電子メールアドレスを登録した顧客が遊技場に来店して該電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、該携帯端末4に対して復号化データが配信されることにより、当該携帯端末4に対して配信されている暗号化されたコンテンツデータが復号化されて利用可能になるので、遊技場への集客効果が見込まれる。また該コンテンツデータを利用するためには電子メールアドレスを登録をする必要があるので、顧客数の増加も見込まれる。
また顧客が来店して電子メールアドレスが受け付けられたことに基づいて、場外管理装置230”から場内管理装置220”に対して配信された復号化データが、該場内管理装置220”から店舗端末(呼出ランプ装置200,キオスク端末210)に対して配信されて、該店舗端末から携帯端末4に対して配信されるので、電子メールアドレスが受け付けられる毎に、場内管理装置220”から場外管理装置230”に対する復号化データの配信要求や、該配信要求に応じた場外管理装置230”から場内管理装置220”に対する復号化データの配信が行われることが無く、通信の負荷とコストが軽減される。
以上に説明した各実施形態においては、コンテンツデータとして、一の場面から他の場面へと展開するストーリー性のあるコンテンツデータを配信することも可能である。このストーリー性のあるコンテンツデータは、例えば第1章〜第4章の各場面へと展開する小説や、1曲目から他の曲へと展開する音楽や、第1章から他の章へと展開するゲーム等である。
このストーリー性のあるコンテンツデータが配信される場合には、前記コンテンツデータ配信手段は、該ストーリー性のあるコンテンツデータを一の場面から各場面毎に順次配信する。また前記管理装置において、コンテンツデータ配信手段によりストーリー性のあるコンテンツデータのうちのどの場面まで配信したかを携帯端末4の各所有者毎(即ち会員ID毎又は電子メールアドレス毎)に記憶する配信場面記憶手段が設けられ、具体的には、図24に示すように、前記コンテンツデータ配信システムDBにおいて、配信したコンテンツデータのうちの配信した場面と対応付けて、配信した復号化データが記憶される。さらに前記コンテンツデータ配信手段は、該配信場面記憶手段により記憶されている場面のコンテンツデータを復号化するための復号化データが携帯端末4に対して配信されていることを条件として、該記憶されている場面の次の場面のコンテンツデータを配信する。
ここで図25を参照して、ストーリー性のあるコンテンツデータが配信される場合に携帯端末4のディスプレイ4aに表示される画面について説明する。まず携帯端末4の所有者(前記会員又は前記顧客)が該携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、D301に示す画面が表示される。このD301で携帯端末4の所有者が該携帯端末4を操作して、利用可能なコンテンツデータのうちの、ストーリー性のあるコンテンツデータの一場面(ここでは小説△△の第1章)を選択すると、D302に示すコンテンツデータ利用画面が表示される。このD302では、D301で選択されたコンテンツデータの内容が表示されると共に、当該一場面の次の場面(ここでは小説△△の第2章)をダウンロード可能である旨が表示される。
このD302で携帯端末4の所有者が該携帯端末4を操作して「ダウンロード」ボタンを操作すると、当該次の場面のコンテンツデータ配信要求が携帯端末4から管理装置に対して送信され、該管理装置から携帯端末4に対して、当該次の場面のコンテンツデータが該配信要求に応じて配信(ダウンロード)されて記憶されると共に、D303に示す画面が配信されて表示される。このD303では、当該次の場面のコンテンツデータをダウンロードした旨が表示されると共に、第1実施形態においては、会員が会員登録した遊技場(ここでは遊技場A)で会員カード5を使用して1000円分の遊技をするとこのデータを利用でき、かつ更に次の場面(ここでは小説△△の第3章)をダウンロード可能となる旨が表示され、第2実施形態においては、顧客が電子メールアドレスを登録した遊技場で携帯端末4を受け付けるとこのデータを利用でき、かつ更に次の場面をダウンロード可能となる旨が表示される。
ここで携帯端末4の所有者が該携帯端末4を操作してダウンロードリスト表示モードを実行すると、当該次の場面のコンテンツデータについては、利用不可能なコンテンツデータである旨(☆印)が表示される。一方、当該次の場面のコンテンツデータを配信した管理装置においては、図24に示すコンテンツデータ配信状況DBにおいて、配信した場面の記憶欄に「第2章」と記憶される。
これによれば、ストーリー性のあるコンテンツデータのうちのある場面のコンテンツデータを復号化するための復号化データが配信されていることを条件として次の場面のコンテンツデータが配信されることにより、携帯端末4の所有者である会員又は顧客の遊技場への来店とコンテンツデータの配信とが繰り返されることになるので、当該遊技場とコンテンツデータの提供元の双方で継続的な集客効果が見込まれる。
[3.本発明の変形例]
最後に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、店舗が遊技場である例について説明したが、これに限らず、該店舗は、例えばコンビニエンスストア,デパート,及びレンタルショップ等であっても良く、この場合における店舗端末は、例えば入場口に設けられるゲート型の来店検出器や、精算レジに設けられるPOS装置等であっても良い。また第1実施形態における店舗端末が呼出ランプ装置であっても良く、第2実施形態における店舗端末が玉貸ユニットであっても良い。即ち第1実施形態における店舗端末は、会員用記録媒体処理手段と会員特定情報送信手段を備えるものであれば良く、第2実施形態における店舗端末は、電子メールアドレス受付手段と電子メールアドレス送信手段を備えるものであれば良い。
上記の実施形態では、場外管理装置において提供されるコンテンツデータが書籍データ,音楽データ,及びゲームデータであり、場内管理装置において提供されるコンテンツデータが個人遊技データ,及び台データである例について説明したが、これに限らず、場外管理装置において個人遊技データや台データを提供するようにしても良く、場内管理装置において書籍データや音楽データやゲームデータを提供するようにしても良い。さらに提供されるコンテンツデータは、ここに例示したものには限らず、例えば交通案内データ,気象予報データ,ニュースデータ,及びグルメ情報等でも良く、その種類は特に限定されない。
上記の実施形態において、コンテンツデータを暗号化する方法は特に限定されない。また上記の実施形態では、コンテンツデータを復号化するための復号化データが各コンテンツデータ毎に別個である例について説明したが、これに限らず、該復号化データは、すべてのコンテンツデータを復号化できるものであっても良い。この場合における復号化データは、あるコンテンツデータの復号化に使用されると無効となり、他の復号化データの復号化には使用できなくなる。
上記の実施形態において、管理装置は、コンテンツデータを配信するサーバと、復号化データを配信するサーバとが、それぞれ別体のものであっても良い。
上記の実施形態では、場外管理装置がカード会社に設けられている例について説明したが、これに限らず、該場外管理装置は、カード会社以外の会社や機関に設けられるものであっても良い。
上記の実施形態では、店舗端末と場内管理装置とが直接的に通信可能に接続されている例について説明したが、これに限らず、店舗端末と場内管理装置との間に台端末や中継コンピュータを介在させ、店舗端末と場内管理装置とが間接的に通信可能に接続されるようにしても良い。また店舗端末と場内管理装置とは、有線で通信可能とされるものには限られず、無線で通信可能とされるものであっても良い。
上記の実施形態では、携帯端末4と店舗端末との間における情報のやり取りが赤外線通信で行われる例について説明したが、これに限らず、該情報のやり取りは、複数のデジタル機器を無線で接続する近距離ネットワーク技術であるブルートゥースにより行われるものであっても良く、また接続コネクタを介して有線により行われるものであっても良い。
上記の実施形態では、遊技機がパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシン,遊技媒体としてパチンコ玉を使用するスロットマシンであるパチロット,遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,パチンコ玉やメダルを用いることなく得点データを使用して遊技可能なパチンコ機やスロットマシン,遊技領域やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良い。
上記の第1実施形態では、会員用記録媒体(会員カード5)が非接触式のICカードである例について説明したが、これに限らず、該記録媒体は、接触式の集積回路,磁気,二次元コード(例えばバーコード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により情報を記録するものでも良い。また記録媒体の形状はカード型には限られず、コイン型であっても良い。
上記の第1実施形態では、図2のD104に示すように、携帯端末4に対してコンテンツデータが配信されたときに、復号化データの配信前であっても、該コンテンツデータの一部が利用可能とする(この例では「週刊○○4/26号」の目次を表示する)ことにより、会員の興味を引いて遊技場への来店を促す例について説明したが、これに限らず、復号化データの配信前にはコンテンツデータの利用が一切できないようにしても良い。また上記の第1実施形態では、図2のD111’に示すように、会員IDの入力に基づいて復号化データが配信される例について説明したが、これに限らず、該会員IDの入力に依らずに復号化データが配信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、配信条件を満たしたときに配信される復号化データが、最も古く配信されたコンテンツデータを復号化するための復号化データである例について説明したが、これに限らず、携帯端末4の所有者が希望するコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するようにしても良い。
上記の実施形態では、第2の配信条件における所定期間が当日である例について説明したが、これに限らず、該所定期間は任意に設定変更可能である。例えば当日における再来店については復号化データを配信する一方、短時間における複数回の会員カード5や電子メールアドレスの受付については復号化データを配信しないようにする場合には、該所定期間として当日よりも短い時間(例えば1時間,3時間等)を設定すれば良い。
上記の第1実施形態では、消費に関する所定条件(第3の配信条件)が、本日の消費金額が1000円以上であることである例について説明したが、これに限らず、該消費に関する所定条件は、遊技機での遊技に関連して発生する遊技関連情報が所定条件を満たしていること(例えば打込玉数や大当り回数が所定値に到達したこと)であっても良い。なぜならば、遊技関連情報が所定条件を満たすためには、遊技媒体の貸与(即ち消費)が前提となるからである。なお店舗が遊技場以外である場合には、該消費金額は、例えば商店における買い物金額や、レンタルショップにおけるレンタル金額でも良い。
上記の第1実施形態では、消費に関する所定条件(第3の配信条件)を満たしているか否かの判定が行われる例について説明したが、該判定を行わず、消費金額に依らずに復号化データを配信するようにしても良い。逆に上記の第2実施形態において、消費に関する所定条件を満たしているか否かの判定が行われるようにしても良い。
上記の第1実施形態では、図9に示すように、場外管理装置130が、復号化データの配信に関する各種の処理を行う管理装置である例について説明したが、これに限らず、場内管理装置120を当該管理装置としても良い。この場合には、当該場内管理装置120が、管理装置の構成要素であるコンテンツデータ配信手段,コンテンツデータ配信状況記憶手段,会員特定情報受信手段,判定手段,復号化データ配信手段,及び電子メールアドレス記憶手段等を備え、管理装置である場外管理装置130が行うすべての処理を行う。
上記の第2実施形態及びその別形態では、図20及び図21に示すように、場内管理装置220,220’が、復号化データの配信に関する各種の処理を行う管理装置である例について説明したが、これに限らず、第1実施形態と同様に場外管理装置(点線を参照)を設け、該場外管理装置を当該管理装置としても良い。この場合には、当該場外管理装置が、管理装置の構成要素であるコンテンツデータ配信手段,コンテンツデータ配信状況記憶手段,電子メールアドレス受信手段,判定手段,及び復号化データ配信手段等を備え、管理装置である場内管理装置220,220’が行うすべての処理を行う。これによれば、各店舗(遊技場)に設けられる場内管理装置220,220’においてコンテンツデータ配信機能や電子メール配信機能を備える必要が無くなる。なお該場外管理装置を中継装置として機能させるようにしても良い。
上記の実施形態では、図8及び図19に示すように、コンテンツデータ配信状況記憶手段において、復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報として、該復号化データ未配信コンテンツデータの数自体が記憶される例について説明したが、これに限らず、該復号化データ未配信コンテンツデータの数自体は記憶せず、配信したコンテンツデータの数−配信した復号化データの数の式でその都度復号化データ未配信コンテンツデータの数が算出されるようにしても良い。即ち、この場合には、配信したコンテンツデータの数,及び配信した復号化データの数が、復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報となる。
図1は第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システムの一例を表す機能ブロック図である。 図2は第1実施形態に係る携帯端末のディスプレイに表示される画面の一例を表す図である。 図3(a)は第1実施形態に係る玉貸ユニット及びパチンコ機の一例を表す正面図であり、図3(b)は同玉貸ユニットの断面右側面図であり、図3(c)は第1実施形態の変形例に係る玉貸ユニットの一例を表す正面図である。 図4(a)は第1実施形態に係るキオスク端末の一例を表す斜視図であり、図4(b)は第1実施形態の変形例に係るキオスク端末の一例を表す斜視図である。 図5は第1実施形態に係る場内管理装置のハードディスクに記憶されている会員DBの記憶内容の一例を表す図である。 図6は第1実施形態に係る場外管理装置のハードディスクに記憶されているコンテンツデータDBの記憶内容の一例を表す図である。 図7は第1実施形態に係る場外管理装置のハードディスクに記憶されている会員DBの記憶内容の一例を表す図である。 図8は第1実施形態に係る場外管理装置のハードディスクに記憶されているコンテンツデータ配信状況DBの記憶内容の一例を表す図である。 図9は第1実施形態に係るコンテンツデータ配信システムの作用の一例を表す図である。 図10は第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システムの一例を表す機能ブロック図である。 図11は第1実施形態の変形例に係る場内管理装置のハードディスクに記憶されている復号化データDBの記憶内容の一例を表す図である。 図12は第1実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システムの作用の一例を表す図である。 図13は第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システムの一例を表す機能ブロック図である。 図14は第2実施形態に係る携帯端末のディスプレイに表示される画面の一例を表す図である。 図15は第2実施形態に係る呼出ランプ装置及びパチンコ機の一例を表す正面図である。 図16は第2実施形態に係るキオスク端末の一例を表す斜視図である。 図17は第2実施形態に係る場内管理装置のハードディスクに記憶されている遊技情報DBの記憶内容の一例を表す図であり、(a)は個人遊技データ,(b)は台データである。 図18は第2実施形態に係る場内管理装置のハードディスクに記憶されている電子メールアドレスDBの記憶内容の一例を表す図である。 図19は第2実施形態に係る場内管理装置のハードディスクに記憶されている配信状況DBの記憶内容の一例を表す図である。 図20は第2実施形態に係るコンテンツデータ配信システムの作用の一例を表す図である。 図21は第2実施形態の別形態に係るコンテンツデータ配信システムの作用の一例を表す図である。 図22は第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システムの一例を表す機能ブロック図である。 図23は第2実施形態の変形例に係るコンテンツデータ配信システムの作用の一例を表す図である。 図24はコンテンツデータ配信状況DBの記憶内容の変形例を表す図である。 図25はストーリー性のあるコンテンツデータが配信される場合に携帯端末のディスプレイに表示される画面の一例を表す図である。
符号の説明
1…コンテンツデータ配信システム
4…携帯端末
5…会員カード
100…玉貸ユニット
101…通信部
104…会員カードリーダ
110…キオスク端末
111…通信部
114…会員カードリーダ
130…場外管理装置
131a…インターネット用通信部
131b…場内管理装置用通信部
132…制御部
133…ハードディスク

Claims (13)

  1. 会員登録した会員を個々に特定可能な会員特定情報が記録されている会員用記録媒体を受け付けて、該受け付けた会員用記録媒体の会員特定情報を読み取る処理を行う会員用記録媒体処理手段と、
    該会員用記録媒体処理手段により読み取った会員特定情報を外部に送信する会員特定情報送信手段と、を備え、店舗内に設けられる店舗端末と、
    暗号化されたコンテンツデータを前記会員が所有する携帯端末に対して配信するコンテンツデータ配信手段と、
    前記会員特定情報と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末に対して前記コンテンツデータを配信した旨を記憶するコンテンツデータ配信状況記憶手段と、
    前記会員特定情報送信手段から送信されてくる会員特定情報を受信する会員特定情報受信手段と、を備える管理装置と、
    を含むコンテンツデータ配信システムであって、
    前記管理装置は、
    前記会員特定情報受信手段により前記会員特定情報を受信したことに基づいて、該受信した会員特定情報と対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記会員特定情報受信手段により受信した会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末に対して配信するための処理を行う復号化データ配信手段と、をさらに備えることを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  2. 請求項1に記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記管理装置は、前記会員特定情報と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末の電子メールアドレスを記憶する電子メールアドレス記憶手段をさらに備え、
    前記復号化データ配信手段は、前記判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールを、前記会員特定情報受信手段により受信した会員特定情報と対応付けて前記電子メールアドレス記憶手段により記憶されている電子メールアドレス宛に配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  3. 請求項1又は2に記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記コンテンツデータ配信手段は、複数のコンテンツデータを配信するように構成され、
    前記コンテンツデータ配信状況記憶手段はさらに、前記会員特定情報と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末に対して配信した複数のコンテンツデータのうち前記復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報を記憶し、
    前記復号化データ配信手段は、前記会員特定情報受信手段により受信した会員特定情報と対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により記憶されている前記復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報から特定される復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上であることを条件として、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  4. 請求項3に記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記コンテンツデータ配信状況記憶手段はさらに、前記会員特定情報と対応付けて、当該会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末に対して所定期間内に前記復号化データを配信したか否かを記憶し、
    前記復号化データ配信手段は、前記会員特定情報受信手段により受信した会員特定情報と対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記所定期間内に前記復号化データを配信した旨が記憶されていないことを条件として、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記管理装置は、店舗外に設置される店舗外管理装置と、店舗内に設置される店舗内管理装置と、を含み、
    前記店舗外管理装置は、
    前記コンテンツデータ配信手段と、
    該コンテンツデータ配信手段により前記コンテンツデータを前記会員が所有する携帯端末に対して配信したことに基づいて、当該会員の会員特定情報と当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報とを、当該会員が会員登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して送信するコンテンツデータ配信状況送信手段と、
    前記コンテンツデータ配信手段により配信したコンテンツデータを復号化するための復号化データを、当該コンテンツデータの配信先である携帯端末を所有する会員が会員登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して配信する店舗外復号化データ配信手段と、を備え、
    前記店舗内管理装置は、
    前記コンテンツデータ配信状況記憶手段と、
    前記会員特定情報受信手段と、
    前記判定手段と、
    前記復号化データ配信手段と、を備え、
    該コンテンツデータ配信状況記憶手段は、前記コンテンツデータ配信状況送信手段から送信されてきた前記会員の会員特定情報と前記コンテンツデータを配信した旨とを対応付けて記憶し、
    該復号化データ配信手段は、前記判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、前記店舗外復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記会員特定情報の送信元の前記店舗端末に対して配信し、
    前記店舗端末は、前記携帯端末と通信可能な携帯端末用通信手段を備え、
    該携帯端末用通信手段は、前記復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記会員用記録媒体処理手段により受け付けている会員用記録媒体の会員特定情報から特定される会員が所有する携帯端末に対して配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  6. 携帯端末の電子メールアドレスを登録した顧客が所有する当該携帯端末から当該電子メールアドレスを受け付ける電子メールアドレス受付手段と、
    該電子メールアドレス受付手段により受け付けた電子メールアドレスを外部に送信する電子メールアドレス送信手段と、を備え、店舗内に設けられる店舗端末と、
    暗号化されたコンテンツデータを前記携帯端末に対して配信するコンテンツデータ配信手段と、
    前記電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末に対して前記コンテンツデータを配信した旨を記憶するコンテンツデータ配信状況記憶手段と、
    前記電子メールアドレス送信手段から送信されてくる電子メールアドレスを受信する電子メールアドレス受信手段と、を備える管理装置と、
    を含むコンテンツデータ配信システムであって、
    前記管理装置は、
    前記電子メールアドレス受信手段により前記電子メールアドレスを受信したことに基づいて、該受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを、前記電子メールアドレス受信手段により受信した電子メールアドレスの携帯端末に対して配信するための処理を行う復号化データ配信手段と、をさらに備えることを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  7. 請求項6に記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記復号化データ配信手段は、前記判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、当該コンテンツデータを復号化するための復号化データを含む電子メールを、前記電子メールアドレス受信手段により受信した電子メールアドレス宛に配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  8. 請求項6又は7に記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記コンテンツデータ配信手段は、複数のコンテンツデータを配信するように構成され、
    前記コンテンツデータ配信状況記憶手段はさらに、前記電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末に対して配信した複数のコンテンツデータのうち前記復号化データを配信していない復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報を記憶し、
    前記復号化データ配信手段は、前記電子メールアドレス受信手段により受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により記憶されている前記復号化データ未配信コンテンツデータの数を特定可能な情報から特定される復号化データ未配信コンテンツデータの数が1以上であることを条件として、当該復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  9. 請求項8に記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記コンテンツデータ配信状況記憶手段はさらに、前記電子メールアドレスと対応付けて、当該電子メールアドレスの携帯端末に対して所定期間内に前記復号化データを配信したか否かを記憶し、
    前記復号化データ配信手段は、前記電子メールアドレス受信手段により受信した電子メールアドレスと対応付けて前記コンテンツデータ配信状況記憶手段により前記所定期間内に前記復号化データを配信した旨が記憶されていないことを条件として、前記復号化データ未配信コンテンツデータのうちのいずれか1つのコンテンツデータを復号化するための復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  10. 請求項6〜9のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記管理装置は、店舗外に設置される店舗外管理装置と、店舗内に設置される店舗内管理装置と、を含み、
    前記店舗外管理装置は、
    前記コンテンツデータ配信手段と、
    該コンテンツデータ配信手段により前記コンテンツデータを前記顧客が所有する携帯端末に対して配信したことに基づいて、当該携帯端末の電子メールアドレスと当該コンテンツデータを配信した旨を示す情報とを、当該顧客が電子メールアドレスを登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して送信するコンテンツデータ配信状況送信手段と、
    前記コンテンツデータ配信手段により配信したコンテンツデータを復号化するための復号化データを、当該コンテンツデータの配信先である携帯端末を所有する顧客が電子メールアドレスを登録した店舗に設置される前記店舗内管理装置に対して配信する店舗外復号化データ配信手段と、を備え、
    前記店舗内管理装置は、
    前記コンテンツデータ配信状況記憶手段と、
    前記電子メールアドレス受信手段と、
    前記判定手段と、
    前記復号化データ配信手段と、を備え、
    該コンテンツデータ配信状況記憶手段は、前記コンテンツデータ配信状況送信手段から送信されてきた前記電子メールアドレスと前記コンテンツデータを配信した旨とを対応付けて記憶し、
    該復号化データ配信手段は、前記判定手段により前記コンテンツデータを配信した旨が記憶されていると判定されたことを条件として、前記店舗外復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記電子メールアドレスの送信元の前記店舗端末に対して配信し、
    前記店舗端末は、前記携帯端末と通信可能な携帯端末用通信手段を備え、
    該携帯端末用通信手段は、前記復号化データ配信手段から配信されてきた前記復号化データを、前記電子メールアドレス受付手段により受け付けている電子メールアドレスの携帯端末に対して配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記管理装置は、前記復号化データ配信手段により復号化データを配信したことを条件として、当該復号化データの配信先である携帯端末の所有者に対してポイントを付与する処理を行うポイント付与手段をさらに備えることを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記復号化データ配信手段は、前記復号化データの配信先である携帯端末の所有者が前記店舗における消費に関する所定条件を満たしていることを条件として、前記復号化データを配信するための処理を行うことを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
  13. 請求項1〜12のいずれか1つに記載したコンテンツデータ配信システムであって、
    前記コンテンツデータ配信手段は、前記コンテンツデータとして、一の場面から他の場面へと展開するストーリー性のあるコンテンツデータを、当該一の場面から各場面毎に順次配信し、
    前記管理装置は、該コンテンツデータ配信手段により前記ストーリー性のあるコンテンツデータのうちのどの場面まで配信したかを前記携帯端末の各所有者毎に記憶する配信場面記憶手段をさらに備え、
    前記コンテンツデータ配信手段は、該配信場面記憶手段により記憶されている場面のコンテンツデータを復号化するための復号化データが前記携帯端末に対して配信されていることを条件として、該記憶されている場面の次の場面のコンテンツデータを配信することを特徴とするコンテンツデータ配信システム。
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