JP2003233337A - 発光表示装置および電子機器 - Google Patents

発光表示装置および電子機器

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JP2003233337A
JP2003233337A JP2002157211A JP2002157211A JP2003233337A JP 2003233337 A JP2003233337 A JP 2003233337A JP 2002157211 A JP2002157211 A JP 2002157211A JP 2002157211 A JP2002157211 A JP 2002157211A JP 2003233337 A JP2003233337 A JP 2003233337A
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light emitting
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JP2002157211A
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Masato Ueno
正人 上野
Tadao Hirano
忠男 平野
Shinichi Tanaka
慎一 田中
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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    • GPHYSICS
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    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C17/00Indicating the time optically by electric means
    • G04C17/02Indicating the time optically by electric means by electric lamps
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G9/00Visual time or date indication means
    • G04G9/0023Visual time or date indication means by light valves in general
    • G04G9/0029Details
    • G04G9/0035Details constructional
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望する位置に配置された発光素子の出力に
伴い、所望するときに自由に発光させることができる発
光表示装置および電子機器を提供する。 【解決手段】 紫外線を発光する紫外線発光素子20
と、紫外線に反応して発光する発光部19を設けた発光
表示装置(時計モジュール1)において、紫外線発光素
子20から出力された紫外線を導光する、光透過性を有
する枠状部材5に導光される紫外線を発光部19に向け
て照射する凹凸部(光照射部)5aを設ける構成にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計、携帯電話
機、自動車の計器類などの各種の機器に適用される発光
表示装置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器として、例えば、腕時計
においては、文字板や指針などの時計部品に夜光塗料な
どの蓄光塗料を印刷などにより部分的に塗布して蓄光部
を形成し、これにより明るい所で蓄光部が外部光を受け
てエネルギーを蓄え、暗い所で蓄光部が蓄えたエネルギ
ーにより発光するように構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな腕時計では、暗い所で蓄光部が発光して時刻等を知
ることはできるが、使用者が所望するときに蓄光部を自
由に発光させることができないばかりかその発光輝度も
十分ではなかった。更に、蓄光部が発光するだけである
から、十分な装飾効果が得られないという問題があっ
た。
【0004】本発明の課題は、発光素子から出力される
光を効果的に、かつ確実に発光部に向けて照射させて発
光部を発光させることができる要素技術を提供するとと
もに、装飾性に優れた発光表示装置及び電子機器を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、以下の様な構成要素を備えている。な
お、以下に示す構成要素には、括弧書きにより実施の形
態に対応する構成及び図面参照符号を記す。請求項1記
載の発明は、光透過性を有する枠状部材(例えば、枠状
部材5)と、この枠状部材に配置された発光素子(例え
ば、紫外線発光素子20)と、前記発光素子から出力さ
れる光に反応して有色発光する発光部(例えば、発光部
19)とを備えており、前記枠状部材は、前記発光素子
から出力された光が入射されると、この入射された光を
拡散または収束させて前記発光部に向けて照射する光照
射部(例えば、凹凸部5a)を形成していることを特徴
とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、光透過性を
有する枠状部材に配置された発光素子から出力された光
は、その枠状部材に入射されるとともに、この入射され
た光は光照射部の働きによって拡散または収束して発光
部に向けて照射させることができる。このため光照射部
から発光部に向けて効率よく光を照射することができ
る。また、拡散または収束した光で発光部が有色発光す
るので装飾性に優れた発光表示を行うことができる。
【0007】請求項2の発明は、発光素子(例えば、紫
外線発光素子20)と、前記発光素子から出力される光
に反応して有色発光する発光部(例えば、発光部19)
と、前記発光素子から出力される光を分光して導光する
複数の導光部(例えば、導光部55a、55b、55
c)を有し、各導光部の先端部から、導光された光を前
記発光部に向けて照射する導光部材(例えば、導光部材
55)と、を備えていることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、発光素子か
ら出力された光は、複数の導光部により分光して導光さ
れ、導光された光は導光部の先端から発光部に向けて照
射させることができるので、複数の発光部に向けて効率
よく光を照射することができる。また、照射された光に
より発光部が有色発光するので装飾性に優れた発光表示
を行うことができる。
【0009】請求項3記載の発明は、光透過性を有する
枠状部材(例えば、枠状部材5)と、この枠状部材に配
置された発光素子(例えば、紫外線発光素子20)と、
前記発光素子から出力される光に反応して有色発光する
発光部(例えば、発光部19)とを備えており、前記発
光部中の光反応発光粒子量が、前記発光素子からの距離
に応じて変化していることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、光透過性を
有する枠状部材に配置された発光素子から出力された光
に反応して有色発光する発光部中の光反応発光粒子量
が、発光素子からの距離に応じて変化していることによ
り、発光素子からの距離に応じた発光部の発光量の調整
を行うことができる。従って、例えば、発光素子との距
離や、発光部に照射される光量が変わっても、発光部の
発光量をほぼ一定量にすることができる。また、照射さ
れた光により発光部が有色発光するので装飾性に優れた
発光表示を行うことができる。
【0011】請求項4記載の発明は、光透過性を有する
枠状部材(例えば、枠状部材5)と、この枠状部材に配
置された発光素子(例えば、紫外線発光素子20)と、
前記発光素子から出力される光に反応して有色発光する
発光部(例えば、発光部19)と、前記発光部に照射さ
れる光を遮る遮光部(例えば、遮光部40)とを備えて
おり、前記遮光部の遮光面積が、前記発光素子からの距
離に応じて変化していることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明によれば、光透過性を
有する枠状部材に配置された発光素子から出力された光
に反応して有色発光する発光部に照射される光を遮る遮
光部の遮光面積が、発光素子からの距離に応じて変化し
ていることにより、発光素子からの距離に応じた発光部
の発光量の調整を行うことができる。従って、例えば、
発光素子との距離や、発光部に照射される光量が変わっ
ても、発光部の発光量をほぼ一定量にすることができ
る。また、照射された光により発光部が有色発光するの
で装飾性に優れた発光表示を行うことができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
光表示装置において、前記光照射部は、前記枠状部材の
所定個所または前記枠状部材の全周に亘って設けられて
いることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部を発光部の配置に合わせて枠状部材の所定個所ま
たは枠状部材の全周に亘って設けるようにしたので、よ
り効率的に発光部を発光させることができる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
光表示装置において、前記光照射部は、前記枠状部材の
複数の個所に形成されており、前記複数の光照射部のう
ち、少なくとも一つの光照射部の大きさは、他の光照射
部の大きさと異なることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部は枠状部材の複数の個所に形成され、大きさの異
なる光照射部を設けるようにしたので、所望する箇所に
より多く光を照射させることができることとなって、よ
り面白みのある発光表示を行うことができる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
光表示装置において、前記光照射部は、前記枠状部材の
複数の個所に形成されており、前記光照射部は、前記発
光素子からの距離に応じて大きさが異なることを特徴と
する。
【0018】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部は枠状部材の複数の個所において発光素子からの
距離に応じて大きさが異なる光照射部を設けることによ
り、発光素子と光照射部との間の距離が変わっても、光
照射部はほぼ一定量の光を照射することができる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
光表示装置において、前記光照射部は、1乃至複数の凹
凸部からなるとともに、前記枠状部材の複数の個所に形
成されており、前記光照射部は、前記発光素子からの距
離に応じて、前記凹凸部の数、大きさのうち少なくとも
一方が異なることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部は枠状部材の1乃至複数の個所において発光素子
からの距離に応じて凹凸部の数や大きさが異なる光照射
部を設けるようにしたので、発光素子と光照射部との間
の距離が変わっても、光照射部はほぼ一定量の光を照射
することができる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
光表示装置において、前記光照射部は、前記枠状部材の
複数の個所に形成されており、そのうちの少なくとも一
つがレンズ状(例えば、凹レンズ部5c、凸レンズ部5
d)に形成されていることを特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部はレンズ状に形成されているので、レンズ特有の
光の拡散、または収束により目的とする発光部に対して
スポット的に照射を行うことができる。このため、より
特異的な面白みのある発光を行うことができる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発光表示装置において、前記光照射部は、前記枠状部材
の内周面及び外周面に形成されていることを特徴とす
る。
【0024】請求項10記載の発明によれば、請求項1
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
光照射部は、枠状部材の内周面及び外周面に形成されて
いるので、より効率的に発光部を発光させることができ
る。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項2記載の
発光表示装置において、前記導光部材は、枠状の部材で
あり、前記発光素子は、前記導光部材に配置されている
ことを特徴とする。
【0026】請求項11記載の発明によれば、請求項2
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
導光部材は発光素子から出力された光を効率よく採り込
むことができるので、発光部に向けて効率よく光を照射
することができる。
【0027】請求項12記載の発明は、請求項2記載の
発光表示装置において、前記導光部材を補強する補強部
材(例えば、補強部材30)を備え、前記補強部材の内
周面が、前記各導光部の先端部と面一に形成されている
ことを特徴とする。
【0028】請求項12記載の発明は、請求項2記載の
発明と同様の効果が得られることは無論のこと、補強部
材により導光部材を補強できるともに、補強部材の内周
面が各導光部の先端部と面一に形成されるので、補強部
材の内周面や導光部材をすっきりしたデザインとするこ
とができる。
【0029】請求項13記載の発明は、請求項2記載の
発光表示装置において、前記導光部材は、光ファイバー
(例えば、光ファイバー束F)により構成されているこ
とを特徴とする。
【0030】請求項13記載の発明は、請求項2記載の
発明と同様の効果が得られることは無論のこと、導光部
材は光ファイバーにより構成されているので、発光素子
の配置の自由度が高くなることとなって、発光素子の組
み込みが容易となる。また、光ファイバーにより、発光
素子から出力された光を発光部へロスなく、且つ様々な
態様で照射することができることとなって、より特異的
な面白みのある発光を行うことができる。
【0031】請求項14記載の発明は、請求項1、2、
3、4の何れかに記載の発光表示装置において、前記発
光部に、所定の文字、数字、図形、記号のうち少なくと
も何れか一つが形成されていることを特徴とする。
【0032】請求項14記載の発明は、請求項1、2、
3、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、発光部に形成された所定の文字、数
字、図形、記号を発光させることにより、様々な発光表
現を行うことができることとなって、装飾性を高めるこ
とができる。
【0033】請求項15記載の発明は、請求項1、2、
3、4の何れかに記載の発光表示装置において、前記発
光素子は、紫外線発光素子、可視光線発光素子および赤
外線発光素子のうちの少なくとも一つであることを特徴
とする。
【0034】請求項15記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得
られることは無論のこと、特に、発光素子は、紫外線発
光素子、可視光線発光素子および赤外線発光素子のうち
の少なくとも一つであるので、用途に応じてそれぞれの
発光素子の特徴を生かした使い方をすることで、より特
異的な面白みのある発光を行うことができる。
【0035】請求項16記載の発明は、請求項1、2、
3、4の何れかに記載の発光表示装置において、前記発
光素子は複数配置されており、これら発光素子を異なる
発光タイミングで発光させる発光制御手段(例えば、点
灯切換回路27)を更に備えていることを特徴とする。
【0036】請求項16記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得
られることは無論のこと、複数配置された発光素子は備
えられた発光制御手段により異なる発光タイミングで発
光させることができるので、発光部の点滅等、様々な表
現を行うことができるができることとなって、より装飾
性に優れた面白みのある発光を行うことができる。
【0037】請求項17記載の発明は、請求項1、2、
3、4の何れかに記載の発光表示装置(例えば、時計モ
ジュール1)を機器ケース(例えば、時計ケース2)に
配置したことを特徴とする電子機器(例えば、腕時計1
00等)。
【0038】請求項17記載の発明によれば、発光素子
と、光照射部が設けられた枠状部材とを備えた発光表示
装置を機器ケースに配置することにより、様々な電子機
器に装飾性に優れた面白みのある発光表示機能を付与す
ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明を腕時
計に適用した実施の形態を詳細に説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の腕時計を示した平
面図であり、図2は図1のII−II線における要部の拡大
断面図である。図1、2に示すように、この腕時計10
0には、発光表示装置である時計モジュール1を内部に
収納する機器ケースとしての時計ケース2が備えられ、
時計ケース2の上部中央には時計ガラス3がパッキン4
を介して装着されている。また、時計モジュール1に備
えられている枠状部材5は、その上部を時計ガラス3に
当接するように配置されている。さらに、この時計ケー
ス2の下面には、裏蓋6が防水リング7を介して取り付
けられており、時計モジュール1と裏蓋6との間には、
緩衝部材8が設けられている。また、この時計ケース2
の上部外周にはベゼル9が設けられている。更に、時計
ケース2には、バンド軸2Aを介し、時計バンドBが取
り付けられている。
【0040】時計モジュール1は、アナログ機能とデジ
タル機能のうち、少なくとも一方を備えたものであり、
図2にはその両方を備えたものを示している。図2に示
すように時計モジュール1には、上部ハウジング10と
下部ハウジング11とが備えられ、上部ハウジング10
の上面に文字板12が配置され、その文字板12の上面
に枠状部材5が配置されている。また、上部ハウジング
10と下部ハウジング11との間に回路基板13が配置
されている。時計モジュール1は、これら文字板12、
上部ハウジング10、回路基板13、および下部ハウジ
ング11が中枠14に取り付けられた構造になってい
る。また、上部ハウジング10には、アナログ指針機構
15と液晶表示素子16とが備えられており、下部ハウ
ジング11には、例えば、アナログ指針機構15と液晶
表示素子16等が動作するための電池(図示せず)が組
み込まれている。
【0041】アナログ指針機構15は、文字板12に設
けられた軸孔12aからその上方に延びる指針軸17
と、この指針軸17に取り付けられた時針、分針などの
指針18とを備え、この指針18が文字板12の上方を
運針するように構成されている。ここで、文字板12と
指針18にはそれぞれ発光素子から出力される光に反応
して有色発光する発光部19が所定の個所に設けられて
いる。液晶表示素子16は、例えば、上下一対の透明な
電極基板間に液晶を封入した液晶セルの上面に上偏光
板、液晶セルの下面に下偏光板を設けたものであり、液
晶セルの一対の電極基板間に電圧を印加した状態に応じ
て、時刻などの情報を表示するように構成されているも
のである。この液晶表示素子16は、文字板12に設け
られた窓部12cから視認することができる。
【0042】枠状部材5は、例えば、光透過性を有する
合成樹脂、特に透明な合成樹脂で形成されている。この
枠状部材5は、図2に示すように、時計ガラス3の周縁
部の下面と文字板12(上部ハウジング10)の周縁部
の上面とに当接した状態で、時計ケース2の内周面に装
着されており、保護部材または緩衝部材としての機能も
兼備した部材である。この枠状部材5には、内周面の全
周に亘って、光照射部としての凹凸部5aが形成されて
いる。この凹凸部5aは、枠状部材5に入射された光を
乱反射させ、この光を拡散させて枠状部材5の内側に照
射するようになっている。また、この枠状部材5の所定
個所、例えば、図1に示すように12時と6時とに対応
する個所には、ブラックライトと呼ばれる紫外線発光素
子20が配置されている。紫外線発光素子20は、例え
ば波長が254〜420nm(ナノメートル)の紫外
線、又は波長が374〜389nmの紫外線、好ましく
は365nm付近の紫外線を発光する紫外線灯または紫
外線発光ダイオード(LED)などで構成されている。
【0043】この紫外線発光素子20は、例えば、図3
に示すように、光出力部20aと、光出力部20aの底
面に設けられ、その一部が側面まで回り込んで延出され
た電極端子20bと、底面の略中央に備えられた緩衝材
20c等で構成されている。また、この紫外線発光素子
20は、図2、図4に示すように、枠状部材5に埋設さ
れて配置されており、紫外線発光素子20から出力され
た紫外線は、光透過性を有する枠状部材5に入射し採り
込まれ、導光される。導光された紫外線は枠状部材5の
内周面に設けられた凹凸部5aから乱反射により拡散さ
れ、出射されるようになっている。特に、枠状部材5と
接する時計ケース2の内壁に光を反射しやすい色、例え
ば、シルバーやホワイトの塗装、あるいは樹脂材等によ
る反射部21が設けられているので、枠状部材5に採り
込まれ、導光される光を枠状部材5の内周面側に反射さ
せ、効率よく凹凸部5aから出射するようになってい
る。このように、紫外線発光素子20から離れた箇所で
あっても枠状部材5により導光された紫外線が、凹凸部
5aから出射されるので、その紫外線を発光部19は受
光することができる。また、紫外線発光素子20は、例
えば12時と6時とに対応する個所に対角線上に配置す
るようにしているので、効率よく紫外線が照射される。
【0044】発光部19は、例えば蛍光体により構成さ
れており、図2、図5、図6に示すように、文字板12
における所定個所、例えば時字や時字指標、マーク部分
の上面や、アナログ指針機構15における指針18の所
定の個所に、その蛍光体となる樹脂埋没部19aや、印
刷・塗装部19bが形成されている。その発光部19上
面は透明なオーバーコート(図示せず)で覆われて保護
されていることが好ましい。これら発光部19は、例え
ば、波長が350〜420nm、または254〜365
nmの紫外線に反応して有色発光し、紫外線が照射され
ない通常状態のときに透明な状態を呈するものである。
つまり、紫外線発光素子20から出力された紫外線や、
光透過性を有する枠状部材5を介して出射される紫外線
に反応して、発光部19は有色発光する。
【0045】この発光部19の発光色は、緑(または黄
色)、青、赤の3色を基本として、様々な色バリエーシ
ョンがある。ここで、各時計部品に設けられる各発光部
19は、全て同じ発光色のものであっても良いが、時刻
を視認しやすくするために、少なくとも文字板12と指
針18との各発光部19の発光色がそれぞれ異なってい
ることが好ましい。例えば、文字板12の発光部19は
赤系色で発光し、指針18の発光部19は青系色で発光
する、というように文字板12と指針18のそれぞれ発
光色が異なる方が時刻を確認しやすい。また、文字板1
2のマーク部分の発光部19と時字の発光部19との各
発光色も、それぞれ異なっていてもよく、時字や時字指
標毎に発光色が異なっていてもよい。
【0046】また、本実施の形態において、紫外線発光
素子20は、図2に示すように、紫外線発光素子20に
当接するコンタクト部材22と、このコンタクト部材2
2を付勢するコイルばね23とで支持されて、固定され
ている。このコンタクト部材22は、一対の支持軸22
a(図2では一方のみを示す)を有しており、その支持
軸22aが紫外線発光素子20の電極端子20bに当接
している。
【0047】コンタクト部材22は、導電性を有し、上
部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入さ
れるとともに、文字板12に設けられた貫通孔12b、
および枠状部材5に設けられた貫通孔5bを通され、枠
状部材5の上方にその上端部が突出するように配置され
る。この突出した上端部(一対の支持軸22a)に紫外
線発光素子20が当接されている。紫外線発光素子20
の光出力部20aと時計ガラス3の間には、緩衝部材2
4が備えられている。
【0048】コイルばね23は、導電性を有し、上部ハ
ウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入され、
その下端部が回路基板13に弾接し、上端部がコンタク
ト部材22の下端部に弾接している。これにより、紫外
線発光素子20を弾性的に支持すると共に、コンタクト
部材22およびコイルばね23を介して紫外線発光素子
20と回路基板13とを電気的に接続している。
【0049】このように、第1の実施の形態にかかる腕
時計によれば、紫外線発光素子20から発せられた紫外
線は、光透過性を有する枠状部材5に採り込まれ、採り
込まれた紫外線が枠状部材5の内周面に設けられた凹凸
部5aから出射され、時計モジュール1の各部に設けら
れた発光部19を照射することができるので、所望する
ときに紫外線発光素子20を発光させて各発光部19を
自由に有色発光させることができ、色彩性および装飾性
に優れたものを得ることができる。また、紫外線発光素
子20から発せられた紫外線は、枠状部材5の凹凸部5
aを介して発光部19に照射することができるので、紫
外線発光素子20から離れた位置の発光部19も同様に
有色発光させることができる。特に、枠状部材5と接す
る時計ケース2の内壁に光を反射しやすい色、例えば、
シルバーやホワイトの塗装、あるいは樹脂材等による反
射部21を設けているので、枠状部材5に採り込まれ、
導光される光を枠状部材5の内周面側に反射させ、効率
よく凹凸部5aから出射することができる。
【0050】また、上記第1の実施の形態における枠状
部材5では、枠状部材5の内周部全周に亘り、均一な凹
凸部5aを設ける構成にしたが、これに限らず、例え
ば、図7、図8、図9、図10に示すような構成にして
もよい。なお、図7〜図10において、2点鎖線で示し
た範囲は、凹凸部5aから照射される光の届く範囲を模
式的に示したものである。
【0051】具体的には、枠状部材5の内周部全周に亘
って凹凸部5aを設けるが、凹凸部5aの大きさを大小
様々に変化させて、大きさの異なる凹凸部5aを設けて
もよい。例えば、図7に示された第1の変形例のよう
に、紫外線発光素子20の近傍では乱反射のより少ない
小さな凹凸部5aを設け、紫外線発光素子20から離れ
るに従い、乱反射をより多く起こすより大きな凹凸部5
aを設けることにより、紫外線発光素子20の近傍の、
紫外線発光素子20から出力される紫外線が元々強い個
所と、紫外線発光素子20から離れ、枠状部材5により
導光される紫外線が弱くなる個所との紫外線強度のバラ
ンスが図られ、枠状部材5を介し出射される紫外線量を
全周に亘り、均一にすることができる。従って、時計モ
ジュール1に設けられた各発光部19を同レベルに発光
させることができる。また、この凹凸部5aの大きさに
変化を持たせ、枠状部材5を介し出射される紫外線量の
調整は、前述のように全周に亘って均一にするためばか
りでなく、所望する個所において出射される紫外線量の
強弱をつける場合にも行うことができる。
【0052】更に、図8、図9に示された第2、第3の
各変形例のように、枠状部材5の内周部の所望する個所
のみに凹凸部5aを設けてもよい。このように凹凸部5
aを設けた個所からの、乱反射による紫外線の出射量
は、凹凸部5aの無いところに比べ多いので、紫外線発
光素子20の近傍と同様又はそれ以上に多くの紫外線が
出射され、凹凸部5a近傍の発光部19をより強く発光
させることができる。特に、図9のように、文字板12
の時字個所に対応した位置に凹凸部5aを設けることに
より、時字に設けられた発光部19をより強く且つ確実
に発光させることができ、時刻の視認が良好となる。
【0053】また、図10に示された第4の変形例のよ
うに、枠状部材5の内周部の所望する個所に凹凸部5a
としての凹レンズ部5cや、凹凸部5aとしての凸レン
ズ部5dを設けてもよい。即ち、凹凸部5aをレンズ状
に形成したものである。凹レンズ部5cが設けられた個
所からは、その凹レンズ部5cにより収束された紫外線
が出射される。また、凸レンズ部5dが設けられた個所
からは、その凸レンズ部5dにより拡散された紫外線が
出射される。従って、このような凹レンズ部5cや凸レ
ンズ部5dから紫外線が出射されるので、その紫外線が
出射される個所に設けられた発光部19を発光させるこ
とができ、装飾性に優れ、面白みのあるものとすること
ができる。
【0054】また、上記第1の実施の形態における紫外
線発光素子20の配置位置は、枠状部材5の上部に備え
る構成にしたが、これに限らず、例えば、図11、図1
2、図13、図14に示すような構成にしてもよい。
【0055】〔第2の実施の形態〕図11に示された第
2の実施の形態のように、時計ケース2の内周面から突
出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、
この凸部2aの下面と、文字板12の上面との間で、か
つ、枠状部材5の外周面の下部に紫外線発光素子20を
配置するようにしてもよい。このような配置構造でも、
図2に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られ
る。
【0056】〔第3の実施の形態〕図12に示された第
3の実施の形態のように、時計ケース2の内周面から突
出した凸部2aを設け、この凸部2aの上面と、枠状部
材5の上部から外方に突出した突出部5eの下面との間
で、かつ、枠状部材5の外周面に紫外線発光素子20を
配置するようにしてもよい。このような構造でも、図2
に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
【0057】〔第4の実施の形態〕図13に示された第
4の実施の形態のように、枠状部材5の下面に取付孔5
fを設け、この取付孔5fに紫外線発光素子20を、照
射面が枠状部材5の内周面に向くようにして挿入して配
置するようにしてもよい。このような構造でも、図2に
示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
【0058】〔第5の実施の形態〕図14に示された第
5の実施の形態のように、枠状部材5の外周側面に取付
孔5gを設け、この取付孔5gに紫外線発光素子20
を、照射面が枠状部材5の内周面に向くようにして挿入
して配置するようにしてもよい。このような構造でも、
図2に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られ
る。
【0059】〔第6の実施の形態〕次に、図15、図1
6を参照して、本発明を腕時計に適用した第6の実施の
形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一
部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明
する。
【0060】図15、図16に示すように、この腕時計
200における枠状部材5の所定個所、例えば、12
時、3時、6時、9時とに対応する個所に発光素子が配
置されており、その発光素子が配置されている枠状部材
5の内周面には凹凸部5aが形成されている。本実施例
では、12時に対応する個所には紫外線発光素子20が
配置され、3時、6時、9時とに対応する個所には可視
光線発光素子25が配置されている。
【0061】この腕時計200において、第1の実施の
形態同様、12時に対応する個所の紫外線発光素子20
から紫外線が出力されることにより、その紫外線は枠状
部材5により導光され、凹凸部5aから出射されるの
で、紫外線発光素子20から離れた箇所の発光部19で
あっても紫外線を照射することができ、その発光部19
を発光させることができる。
【0062】また、3時、6時、9時とに対応する個所
に配置された可視光線発光素子25は、例えば、それぞ
れ、赤色光を出力するレッドカラーランプ25R、青色
光を出力するブルーカラーランプ25B、緑色光を出力
するグリーンカラーランプ25G、である。3時に対応
する個所に配置されたレッドカラーランプ25Rから赤
色光が出力されると、その赤色光は光透過性を有する枠
状部材5に採り込まれ、その枠状部材5が赤色に彩られ
るとともに、採り込まれ導光された赤色光は凹凸部5a
から出射され、文字板12等が同様に赤色で彩られる。
同様に、ブルーカラーランプ25Bやグリーンカラーラ
ンプ25Gの発光により、それぞれ、青色や緑色に彩ら
れる。特に、文字板12や指針18に、例えば、シルバ
ー塗装やミラー材等による光を反射する反射発光部26
を設ければ、この反射発光部26が反射した反射光によ
って装飾性の向上が図られる。
【0063】また腕時計200は、例えば、図17に示
すように、各発光素子(紫外線発光素子20、可視光線
発光素子25)の各発光タイミングを制御する点灯切換
回路(発光制御手段)27を備えている。
【0064】点灯切換回路27は、バッテリー(BA
T)に接続され、基準クロック(CLK)の信号パター
ンを分周回路(発光制御手段)28にて分周し、分周し
た信号パターンに基づきトランジスタ(Tr1,Tr
2,Tr3,Tr4)で電流のオン/オフの切り替えを
行い、各発光素子(図17中、ダイオードa、b、c、
d)の発光タイミングを制御する。分周回路28は、例
えば、図18(a)に示されるフリップフロップ回路と
図18(b)乃至図18(e)に示されるようにAND
回路等で構成される。そして、図18(a)に示すフリ
ップフロップ回路における信号パターンA,B,C,
D,E,を図18(b)乃至図18(e)のAND回路
で分周し、それらの信号パターンに基づいて各発光素子
を異なる発光のタイミングで発光させる為の信号を生成
する。
【0065】図19(a)に示されるタイムチャート
は、図18(a)のフリップフロップ回路に入出力され
る信号パターンA,B,C,D,E,を示したものであ
る。また、図19(b)に示される各発光素子の発光の
タイミング信号において、例えば、紫外線発光素子20
の発光タイミングは、信号パターンB+Cに基づく発光
のタイミング信号とし、同様に、レッドカラーランプ2
5Rの発光タイミングは信号パターンC+Dのタイミン
グ信号、ブルーカラーランプ25Bの発光タイミングは
信号パターンB+Eのタイミング信号、グリーンカラー
ランプ25Gの発光タイミングは信号パターンD+Eの
タイミング信号とする。この場合、まず、T1において
紫外線発光素子20のタイミング信号がL(Low)レ
ベルからH(High)レベルに切り換わることに基づ
き、紫外線発光素子20が発光する。タイミング信号が
Hレベルを維持する所定の時間、発光した後、T2にお
いてタイミング信号がHレベルからLレベルに切り換わ
ることに基づき紫外線発光素子20は消灯する。同時に
T2において、レッドカラーランプ25Rのタイミング
信号がLレベルからHレベルに切り換わり、レッドカラ
ーランプ25Rが発光し、所定の時間発光した後、T3
にて消灯する。次いで同様に、ブルーカラーランプ25
B、グリーンカラーランプ25Gが順に発光、消灯を繰
り返し、T5において紫外線発光素子20の発光タイミ
ングに戻る。このように、4つの発光素子が絶え間なく
順に点滅発光する。
【0066】また、図19(c)に示される各発光素子
の発光のタイミング信号において、例えば、紫外線発光
素子20の発光タイミングは、信号パターンA+B+C
に基づく発光のタイミング信号とし、同様に、レッドカ
ラーランプ25Rの発光タイミングは信号パターンA+
C+Dのタイミング信号、ブルーカラーランプ25Bの
発光タイミングは信号パターンA+B+Eのタイミング
信号、グリーンカラーランプ25Gの発光タイミングは
信号パターンA+D+Eのタイミング信号とする。この
場合、まず、t1において紫外線発光素子20のタイミ
ング信号がLレベルからHレベルに切り換わることに基
づき、紫外線発光素子20が発光する。タイミング信号
がHレベルを維持する所定の時間、発光した後、t2に
おいてタイミング信号がHレベルからLレベルに切り換
わることに基づき紫外線発光素子20は消灯するととも
に、全てのタイミング信号がLレベルを維持する所定の
時間、全ての発光素子が消灯する。全ての発光素子が消
灯する所定の時間後、t3において、レッドカラーラン
プ25Rのタイミング信号がLレベルからHレベルに切
り換わり、レッドカラーランプ25Rが発光し、所定の
タイミング発光した後、t4にて消灯するとともに、全
てのタイミング信号がLレベルを維持する所定の時間、
全ての発光素子が消灯する。次いで同様に、ブルーカラ
ーランプ25B、グリーンカラーランプ25Gが順に発
光、消灯を繰り返し、t9において紫外線発光素子20
の発光タイミングに戻る。このように、4つの発光素子
が同時に消灯するタイミングを持ちつつ、順に点滅発光
する。
【0067】なお、図19(b)、(c)に示される各
発光素子の発光のタイミング信号に基づく発光素子の発
光のパターンは、枠状部材5に配置された各発光素子を
時計回り順に発光させるタイミングとなるパターンを示
したが、発光パターンはこのようなパターンに限られ
ず、反時計回り順、ランダム発光であってもよく、各発
光素子の発光タイミングは任意である。
【0068】また、各可視光線発光素子25の各発光色
の混合により、可視光線発光素子25の発光色以外の発
光色を発光表現することもできる。例えば、可視光線発
光素子25の発光色が、赤色、青色、緑色の3色である
場合、赤色光と青色光の混合により紫色光、青色光と緑
色光の混合により空色光、緑色光と赤色光の混合により
黄色光、赤色光と青色光と緑色光との混合により白色
光、のように、計7色の発光色を発現させることができ
る。このように、複数の可視光線発光素子25のうちの
何れかが同時に発光するタイミングとすることにより、
同時に発光した可視光線発光素子25の発光色の組み合
わせに基づき、可視光線発光素子25の発光色以外の色
で発光することができ、装飾性、興趣性に優れた発光を
行うことができる。また、これら可視光線発光素子25
による発光色と、紫外線発光素子20から出力される紫
外線による発光部19の発光とが組み合わさることで、
より多彩な装飾性に優れた発光を行うことができる。ま
た、以上説明した第6の実施の形態においては、発光素
子は紫外線発光素子20と可視光線発光素子25とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、発光素子
は赤外線を発光する赤外線発光素子であってもよく、赤
外線発光素子に応じた発光部としての蛍光体等を構成す
るようにしてもよい。例えば赤外線発光素子と、赤外線
に反応して有色発光する発光部(蛍光体)とを、備える
ようにすれば、更に多彩な装飾性に優れた発光を行うこ
とができる。このように、様々な発光形態により、点滅
発光による点滅表現や、各発光素子の発光光色を混合す
ることによる変色表現、などの様々な発光表現を行うこ
とができる。
【0069】〔第7の実施の形態〕次に、図20から図
27を参照して、本発明を腕時計に適用した第7の実施
の形態について説明する。図20は本実施の形態の腕時
計を示した平面図であり、図21は図20のXXI−XXI線
における要部の拡大断面図である。この第7の実施の形
態においては、所望する複数の個所、例えば、1時から
12時に対応する時字個所に対し、同量の光を照射し、
その個所に設けられている発光部19をより同レベルに
発光させる技術について、特に説明する。なお、第1の
実施の形態と同一機能を有する部分には同一符号を付
し、異なる部分についてのみ説明する。
【0070】図20、図21に示すように、この腕時計
300には、発光表示装置である時計モジュール1を内
部に収納する機器ケースとしての時計ケース2が備えら
れ、時計ケース2の上部中央には時計ガラス3がパッキ
ン4を介して装着されている。また、時計モジュール1
に備えられているアナログ指針機構15の上面に文字板
12が配置され、その文字板12の上面に枠状部材5が
配置されている。その枠状部材5は、その上部が時計ケ
ース2に当接され、時計ケース2の内周面に装着されて
いる。さらに、この時計ケース2の下面には、裏蓋6が
取り付けられている。また、時計ケース2のバンド取付
部2Bには、時計バンドBが取り付けられている。
【0071】アナログ指針機構15は、文字板12に設
けられた軸孔12aからその上方に延びる指針軸17
と、この指針軸17に取り付けられた時針、分針、秒針
などの指針18とを備え、この指針18が文字板12の
上方を運針するように構成されている。この文字板12
と指針18には、それぞれ紫外線発光素子20から出力
される光に反応して有色発光する発光部19が所定の個
所に設けられている。
【0072】また、アナログ指針機構15の下面に回路
基板13が配置されており、コイルばね23およびコン
タクト部材22を介して回路基板13と電気的に接続さ
れた紫外線発光素子20が、文字板12の6時と12時
の位置に対応した枠状部材5の所定の個所に配置されて
いる。
【0073】次いで、図20に示されている腕時計30
0に備えられた枠状部材5における、枠状部材5が導光
した紫外線の発光部19への照射について、図22を用
いて説明する。図22に示す枠状部材5には、文字板1
2の各時字個所に対応した位置に、枠状部材5に配置さ
れた紫外線発光素子20の位置からの距離に応じた数の
凹凸部5aが形成されている。具体的には、紫外線発光
素子20の備えられた位置から距離が離れた位置ほど、
凹凸部5aが多く形成されている。例えば、紫外線発光
素子20が備えられた12時と6時に対応する個所には
凹凸部5aは形成されず、やや離れた1時、5時、7
時、11時に対応する個所には各々1つずつ凹凸部5a
が形成されている。そして、最も紫外線発光素子20か
ら離れた3時、9時に対応する個所には各々3つずつ凹
凸部5aが形成され、中位の距離である2時、4時、8
時、10時に対応する個所には各々2つずつ凹凸部5a
が形成されている。このように凹凸部5aが設けられた
個所からの、乱反射による紫外線の出射光量は、凹凸部
5aの無いところに比べ多く、また、凹凸部5aの数が
増えるほど乱反射による紫外線の出射光量も増える。よ
って、紫外線発光素子20から出力される紫外線が元々
強い紫外線発光素子20に近い個所と、紫外線発光素子
20から離れ、枠状部材5により導光される紫外線が弱
くなる個所との紫外線の出射光量が、凹凸部5aの数に
よりバランスがとられ、枠状部材5を介し出射される紫
外線量をほぼ均一にすることができる。従って、文字板
12の1時から12時の各時字個所に設けられた発光部
19をほぼ同レベルに発光させることができる。なお、
ここでは複数の凹凸部5aが集合体を形成し、所定の時
字個所に紫外線を照射する光照射部として機能してい
る。
【0074】また、例えば、図23に示された第7の実
施の形態における第1の変形例のように、12時の位置
に対応する個所にのみ、紫外線発光素子20が備えられ
た場合、紫外線発光素子20が備えられた12時に対応
する個所には、凹凸部5aは形成せず、やや離れた1
時、11時に対応する個所には各々1つずつ凹凸部5a
を形成するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子
20から離れるに従い凹凸部5aの数を増やしていき、
2時、10時に対応する個所には2つ、3時、9時に対
応する個所には3つ、4時、8時に対応する個所には4
つ、5時、7時に対応する個所には5つ、最も離れた6
時に対応する個所には6つの凹凸部5aを形成する。こ
のように、紫外線発光素子20の数や位置に応じて、枠
状部材5の凹凸部5aの数を調整することによっても、
文字板12の1時から12時の各時字個所に設けられた
発光部19をほぼ同レベルに発光させることができる。
なお、紫外線発光素子20の配置位置や数は限定され
ず、任意に設けてよい。
【0075】また、図24、図25に示された第7の実
施の形態における第2、第3の各変形例のように、枠状
部材5の外周部側に凹凸部5aを形成してもよい。外周
部側に出射された紫外線によっても、その紫外線の乱反
射や、枠状部材5と接する機器ケース2の内壁に設けら
れた反射部21による反射により、枠状部材5の内周側
を照射することができる。
【0076】そして、さらに、文字板12の時字個所に
対応した位置に凹凸部5aを設ける際、紫外線発光素子
20の備えられた位置からの距離に応じた大きさを有す
る凹凸部5aを枠状部材5に形成してもよい。具体的に
は、紫外線発光素子20の備えられた位置から距離が離
れた位置ほど、大きな凹凸部5aを形成する。例えば、
紫外線発光素子20が備えられた12時と6時に対応す
る個所には凹凸部5aは形成せず、やや離れた1時、5
時、7時、11時に対応する個所には各々小さな凹凸部
5aを形成する。中位の距離である2時、4時、8時、
10時に対応する個所には各々中位の大きさの凹凸部5
aを形成し、そして、最も紫外線発光素子20から離れ
た3時、9時に対応する個所には各々大きな凹凸部5a
を形成する。
【0077】このように凹凸部5aを設けた個所からの
乱反射による紫外線の出射量は、凹凸部5aの無いとこ
ろに比べ多く、また、凹凸部5aが大きいほど多い。よ
って、紫外線発光素子20から出力される紫外線が元々
強い紫外線発光素子20に近い個所と、紫外線発光素子
20から離れ、枠状部材5により導光される紫外線が弱
くなる個所との紫外線の出射量のバランスがとられ、枠
状部材5を介し出射される紫外線量をほぼ均一にするこ
とができる。従って、文字板12の1時から12時の各
時字個所に設けられた発光部19をほぼ同レベルに発光
させることができる。なお、凹凸部5aは、図24に示
される第2の変形例のように、切欠かれて角張った形状
や、図25に示される第3の変形例のように、丸みを帯
びた形状(凹レンズ状)など、光を収束或いは発散させ
て照射可能な形状であればどのような形状であってもよ
い。
【0078】更に、図26、図27に示された第7の実
施の形態における第4、第5の各変形例のように、文字
板12の時字個所に対応した位置に凹凸部5aを設ける
際、紫外線発光素子20の備えられた位置からの距離に
応じて、数や大きさをそれぞれ変化させた凹凸部5aを
枠状部材5の内周部側、外周部側のいずれに形成しても
よい。例えば、図26に示される第4の変形例は、枠状
部材5の外周部側のみに凹凸部5aを設けた一例、また
図27に示される第5の変形例は、枠状部材5の内周部
側、外周部側のそれぞれに凹凸部5aを設けた一例であ
る。なお、第4の変形例、第5の変形例において、凹凸
部5aの形状、大きさは異なるものの、それぞれ、紫外
線発光素子20が備えられた12時と6時に対応する個
所には凹凸部5aは形成せず、やや離れた1時、5時、
7時、11時に対応する個所には各々1つずつ、中位の
距離である2時、4時、8時、10時に対応する個所に
は各々3つずつ、凹凸部5aが形成されており、最も紫
外線発光素子20から離れた3時、9時に対応する個所
には、第4の変形例では5つずつ、第5の変形例では4
つずつ、凹凸部5aが形成されている。このように、枠
状部材5に設ける凹凸部5aの数や大きさをともに調整
することによっても、枠状部材5を介し出射される紫外
線量をより均一化することができる。従って、文字板1
2の1時から12時の各時字個所に設けられた発光部1
9を同レベルに発光させることができる。なお、凹凸部
5aの形状は任意である。
【0079】〔第8の実施の形態〕次に、図28から図
32を参照して、本発明を腕時計に適用した第8の実施
の形態について説明する。なお、本実施の形態を腕時計
に適用する場合、第7の実施の形態とほぼ同様であるの
で、図20、21を参考に、第7の実施の形態と同一機
能を有する部分には同一符号を付し、異なる部分につい
てのみ説明する。第8の実施の形態を適用された腕時計
においては、枠状部材5に紫外線を導光する導光部材5
5を備えている。導光部材55は、紫外線発光素子20
から出力された紫外線を分光して導光する複数の導光部
55a、55b、55cを備えており、導光部55a、
55b、55cに導光された光は、文字板12の時字個
所に対応した位置において、導光部55a、55b、5
5cの先端の光放出部555から放出され、時字個所に
設けられた発光部19が照射されるようになっている。
具体的に、導光部材55は紫外線発光素子20近傍の1
2時と6時に対応する個所から、各時字個所へ延出され
ており、例えば、1時、5時、7時、11時の時字個所
に向けた光放出部555aを有する導光部55aと、2
時、4時、8時、10時の時字個所に向けた光放出部5
55bを有する導光部55bと、3時、9時の時字個所
に向けた光放出部555cを有する導光部55cとによ
り、それぞれの時字個所の発光部19へ紫外線を照射す
る。また、12時と6時の時字個所に向けては紫外線発
光素子20から直接紫外線を照射する。
【0080】なお、導光部材55に取り込まれた紫外線
を損失することなく光放出部555から放出するよう
に、各導光部55a、55b、55cの側面周囲は鏡面
仕上げなどを施し、紫外線の導光を確実に行うことが好
ましい。
【0081】また、導光部55cは12時側と6時側か
らそれぞれ延出され、3時、9時の時字個所において、
それぞれの光放出部555cが2つ合わせて並べられて
いる。そのため、光放出部555cのサイズは光放出部
555a、555bの2分の1に調整されており、光放
出部555cの2つ分のサイズが、光放出部555a、
555bと同じサイズとなる。つまり、各時字個所に対
応する光放出部555のサイズを同一とすることによ
り、各時字個所に設けられた発光部19に対し、同量の
紫外線を照射するように調整されている。
【0082】このように、紫外線発光素子20から発せ
られた紫外線は、導光部材55により導光されるととも
に、導光部55の先端の光放出部555から放出され、
文字板12の1時から12時の各時字個所に設けられた
発光部19に対し、同量の紫外線を照射することができ
るので、各発光部19を同レベルに発光させることがで
きる。
【0083】また、図29に示された第8の実施の形態
における第1の変形例は、導光部55a、55b、55
cの光放出部555間の空間に補強部材30を設け、導
光部55a、55b、55cを補強したものである。図
30は、図29のXXX−XXX線における断面図である。こ
のように、補強部材30により、導光部材55の導光部
55a、55b、55c同士が一体となる構造体を形成
することができるので、導光部材55を補強することが
できる。また、補強部材30の内周面において、補強部
材30と導光部55a、55b、55cの光放出部55
5の放出面とを面一とすることにより、文字板12の見
切り部分をすっきりしたデザインとする効果もある。
【0084】また、図31に示された第8の実施の形態
における第2の変形例は、導光部材55の導光部55
a、55b、55cの一部の太さをそれぞれ異なるもの
とし、補強部材30を設けずに導光部55a、55b、
55cの内周面を面一に近づけるデザインとしたもので
ある。
【0085】なお、導光部55の光放出部555の形状
は図28、図29、図31、図32(a)に示されるよ
うな平面状に限らない。例えば、図32(b)に示され
るように、光放出部555を凹状に形成してもよいし、
図32(c)に示されるように、凸状に形成してもよ
い。このような形状にすることにより、紫外線を拡散さ
せて照射させたり、或いは紫外線を収束させて照射する
ことができる。
【0086】〔第9の実施の形態〕次に、図33、図3
4を参照して、本発明を腕時計に適用した第9の実施の
形態について説明する。この第9の実施の形態において
は、所望する複数の個所、例えば、1時から12時に対
応する時字個所に対し、照射される紫外線の光量が異な
る場合でも、その個所に設けられている発光部19をよ
り同レベルに発光させる技術について、特に説明する。
なお、第7の実施の形態と同一部分には同一符号を付
し、異なる部分についてのみ説明する。
【0087】図33に示された枠状部材5のように、上
述した凹凸部5aや、導光部材55が設けられていない
場合、枠状部材5から文字板12(発光部19)に向
け、紫外線発光素子20との距離に応じた量の紫外線が
出射、照射される。つまり、紫外線発光素子20の備え
られた位置から距離が離れた位置ほど、枠状部材5によ
り導光される紫外線が弱くなるので、出射、照射される
紫外線量は減少する。従って、紫外線発光素子20が備
えられた12時と6時に対応する個所に出射、照射され
る紫外線量が最も多く、1時、5時、7時、11時に対
応する個所、2時、4時、8時、10時に対応する個所
と紫外線発光素子20から距離が離れるほど紫外線量は
減少し、3時、9時に対応する個所に出射、照射される
紫外線量が最も少なくなる。
【0088】このように、各時字個所において枠状部材
5から出射され、発光部19に照射される紫外線量が異
なる場合であっても、各発光部19に含まれる蛍光体の
量等を変化させて調整することにより、各時字個所の発
光部19を同レベルに発光させることができる。即ち、
紫外線に反応して有色発光する蛍光体である発光粒子
(光反応発光粒子)は、その量に比例して発光量も増加
する性質を有するため、この性質を利用する。具体的に
は、紫外線発光素子20の備えられた位置から距離が離
れた時字個所の発光部19ほど、厚く発光部19を形成
する。例えば、図34に示された発光部19のように、
発光部19を塗布や印刷の手法により形成する場合、そ
の塗布や印刷の回数を異ならすことにより、各発光部1
9の厚さ、量を変化させて調整すればよい。例えば、紫
外線発光素子20が備えられた12時と6時に対応する
個所の発光部19は、図34(a)に示されるように、
1回の塗布や印刷により、1層の厚み(t)を有する発
光部19Aを形成する。そして、紫外線発光素子20か
らやや離れた1時、5時、7時、11時に対応する個所
における紫外線量が、発光部19Aにおける紫外線量の
2分の1であるとすると、1時、5時、7時、11時に
対応する個所の発光部19は、図34(b)に示される
ように、2回の塗布や印刷により、2倍の2層の厚み
(2t)を有する発光部19Bを形成する。これによ
り、発光部19Bの発光レベルが発光部19Aの発光レ
ベルと同レベルとすることができる。同様に、紫外線発
光素子20から中位の距離である2時、4時、8時、1
0時に対応する個所における紫外線量が発光部19Aに
おける紫外線量の3分の1であるとすると、2時、4
時、8時、10時に対応する個所の発光部19は、図3
4(c)に示されるように、3回の塗布や印刷により、
3倍の3層の厚み(3t)を有する発光部19Cを形成
する。そして、最も紫外線発光素子20から離れた3
時、9時に対応する個所における紫外線量が発光部19
Aにおける紫外線量の4分の1であるとすると、3時、
9時に対応する個所の発光部19は、図34(d)に示
されるように、4回の塗布や印刷により、4倍の4層の
厚み(4t)を有する発光部19Dを形成する。これに
より、各発光部19C、19Dの発光レベルが発光部1
9Aの発光レベルと同レベルとすることができる。
【0089】このように、発光部19の設けられた位置
における紫外線量に応じ、発光部19の厚さ、量を変化
させて調整することにより、各発光部19(発光部19
A、19B、19C、19D)の発光のレベルを均一に
することができる。これは、各発光部19の量の調整を
行い、発光部19としての蛍光体の量が変化したことに
伴い、発光部19における発光粒子量が変化したので、
発光レベルが変化したことによるものである。
【0090】なお、上記第9の実施の形態において、各
発光部19の発光レベルを均一にするため、発光部19
の厚さ、量を変化させて調整を行った。この各発光部1
9の厚さ、量を変化させて調整を行うことは、発光部1
9としての蛍光体中の発光粒子量を変化させて調整する
ためである。従って、発光レベルの調整のためには、発
光粒子量を調整すればよく、発光粒子の濃度、含有量が
異なる蛍光体を用いて発光部19を施すことにより、発
光部19の厚み、量とも同一の発光部19を形成して、
発光レベルを調整することができる。
【0091】〔第10の実施の形態〕次に、図35を参
照して、本発明を腕時計に適用した第10の実施の形態
について説明する。この第10の実施の形態において
は、第9の実施の形態と同様に、所望する複数の個所、
例えば、1時から12時に対応する時字個所に対し、照
射される紫外線の光量が異なる場合でも、その個所に設
けられている発光部19をより同レベルに発光させる技
術について、特に説明する。なお、第9の実施の形態と
同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ
説明する。図35に示される第10の実施の形態におけ
る発明は、第9の実施の形態と同様に、凹凸部5aや導
光部材55のない枠状部材5を用いる。そして、発光部
19の表面に、照射される紫外線を遮る遮光部40(4
0a、40b、40c)を形成し、発光部19へ到達す
る紫外線量を調整することにより、発光部19の発光レ
ベルを調整し、各発光部19をほぼ均一に発光させる。
つまり、各時字個所に同じ発光レベルを有する発光部1
9が設けられているが、各時字個所における紫外線量が
異なる場合、その紫外線量に基づき、発光レベルが異な
ってしまうので、発光レベルをほぼ均一にするために、
より多量の紫外線が照射される発光部19の表面に遮光
面積の大きい遮光部40を形成し、紫外線の一部を遮
り、発光部19へ到達する紫外線量を同量にする。その
結果、各発光部19の発光レベルをほぼ均一にすること
ができる。なお、図35(a)、(c)、(e)、
(g)は、発光部19付近の側面図、図35(b)、
(d)、(f)、(h)は、発光部19(遮光部40)
の平面図である。
【0092】具体的には、例えば、紫外線発光素子20
が備えられた12時と6時に対応する個所の発光部19
に照射される紫外線量を基準(1=4分の4)とし、紫
外線発光素子20からやや離れた1時、5時、7時、1
1時に対応する時字個所の紫外線量が4分の3、紫外線
発光素子20から中位の距離である2時、4時、8時、
10時に対応する時字個所の紫外線量が4分の2、最も
紫外線発光素子20から離れた3時、9時に対応する時
字個所の紫外線量が4分の1であるとする。ここで、枠
状部材5から照射される紫外線量が最も少ない3時、9
時に対応する時字個所の発光部19に遮光部40を設け
ず(図35(g),(h)参照)、枠状部材から照射さ
れる紫外線量が多い各発光部19に、その多い分の紫外
線量に相当する大きさの遮光部40を設ければよい。つ
まり、3時、9時に対応する時字個所の発光部19の4
倍の紫外線が照射される12時と6時に対応する個所に
おける発光部19には、紫外線が照射される部分を4分
の1にするため、図35(a),(b)に示されるよう
に、発光部19の表面の4分の3を覆う遮光部40aを
設ければよい。同様に、3時、9時に対応する時字個所
の発光部19の3倍の紫外線が照射される1時、5時、
7時、11時に対応する時字個所における発光部19に
は、紫外線が照射される部分を3分の1にするため、図
35(c),(d)に示されるように、発光部19の表
面の3分の2を覆う遮光部40bを設ければよく、3
時、9時に対応する時字個所の発光部19の2倍の紫外
線が照射される2時、4時、8時、10時に対応する時
字個所における発光部19には、紫外線が照射される部
分を2分の1にするため、図35(e),(f)に示さ
れるように、発光部19の表面の2分の1を覆う遮光部
40cを設ければよい。このように、同一の厚みを有す
る発光部19が複数設けられ、各発光部19に照射され
る紫外線量に差がある場合、発光部19の表面に紫外線
量に応じた遮光部40を形成することにより、発光部1
9に到達する紫外線量が均一になるようにし、発光レベ
ルをほぼ均一にすることができる。
【0093】〔第11の実施の形態〕次に、図36、図
37を参照して、本発明を腕時計に適用した第11の実
施の形態について説明する。なお、第7の実施の形態と
同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ
説明する。図36、図37に示すように、本第11の実
施の形態における腕時計400において、紫外線発光素
子20は、文字板12の下部、アナログ指針機構15内
において回路基板13に配置されている。その紫外線発
光素子20の光出力部20aの前面に対向するように、
導光部材としての同一径の光ファイバー束Fの一端が備
えられている。光ファイバー束Fは、時計ケース2の内
部溝2bを通じて、文字板12の上面に延びており、光
ファイバー束Fの他端は、各時字個所に対し均等に分
離、分配され、時計ケース2の光出力孔2cから、各時
字個所の発光部19へ向けられている。つまり、紫外線
発光素子20から出力された紫外線は、光ファイバー束
Fの一端から採り込まれ、光ファイバー束Fにより導光
され、光ファイバー束Fの他端から各時字個所の発光部
19へ向けて、ほぼ均等に照射される。よって、文字板
12の1時から12時の各時字個所に設けられた発光部
19をほぼ同レベルに発光させることができる。
【0094】このように、紫外線発光素子20をどのよ
うな位置に配置しても、導光部材として光ファイバー束
F等を用いることにより、所望の個所へ紫外線を導光
し、照射することができ、所望の個所に設けられた発光
部19を発光させることができる。更に、紫外線発光素
子20から出力された紫外線を均等に分光し、導光する
ことにより、各発光部19を同レベルに発光させること
ができる。
【0095】なお、以上説明した第1から第6の実施の
形態においては、凹凸部5aは枠状部材5の内周部に設
けるとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、外周部に設けるなどしてもよく、同様の作
用効果が得られる個所であればどこに設けてもよい。ま
た、第7の実施の形態では、紫外線発光素子20が備え
られた12時と6時に対応する個所には凹凸部5aは形
成されず、やや離れた時字に対応する個所に凹凸部5a
を形成するようにしたが、紫外線発光素子20が備えら
れた12時と6時に対応する個所についても凹凸部5a
を形成するようにしてもよい。また、発光素子の数は何
個でもよく、その配置位置も任意である。また、発光素
子の発光タイミングは任意であり、どのような発光パタ
ーンであってもよい。また、電子機器は腕時計に限った
ものでなく、携帯電話機、自動車の計器類など、各種機
器であってもよい。また、枠状部材の形状等も任意であ
り、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光透過性
を有する枠状部材に配置された発光素子から出力された
光は、その枠状部材に入射されるとともに、この入射さ
れた光は光照射部の働きによって拡散または収束して発
光部に向けて照射させることができる。このため光照射
部から発光部に向けて効率よく光を照射することができ
る。また、拡散または収束した光で発光部が有色発光す
るので装飾性に優れた発光表示を行うことができる。
【0097】請求項2記載の発明によれば、発光素子か
ら出力された光は、複数の導光部により分光して導光さ
れ、導光された光は導光部の先端から発光部に向けて照
射させることができるので、複数の発光部に向けて効率
よく光を照射することができる。また、照射された光に
より発光部が有色発光するので装飾性に優れた発光表示
を行うことができる。
【0098】請求項3記載の発明によれば、光透過性を
有する枠状部材に配置された発光素子から出力された光
に反応して有色発光する発光部中の光反応発光粒子量
が、発光素子からの距離に応じて変化していることによ
り、発光素子からの距離に応じた発光部の発光量の調整
を行うことができる。従って、例えば、発光素子との距
離や、発光部に照射される光量が変わっても、発光部の
発光量をほぼ一定量にすることができる。また、照射さ
れた光により発光部が有色発光するので装飾性に優れた
発光表示を行うことができる。
【0099】請求項4記載の発明によれば、光透過性を
有する枠状部材に配置された発光素子から出力された光
に反応して有色発光する発光部に照射される光を遮る遮
光部の遮光面積が、発光素子からの距離に応じて変化し
ていることにより、発光素子からの距離に応じた発光部
の発光量の調整を行うことができる。従って、例えば、
発光素子との距離や、発光部に照射される光量が変わっ
ても、発光部の発光量をほぼ一定量にすることができ
る。また、照射された光により発光部が有色発光するの
で装飾性に優れた発光表示を行うことができる。
【0100】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部を発光部の配置に合わせて枠状部材の所定個所ま
たは枠状部材の全周に亘って設けるようにしたので、よ
り効率的に発光部を発光させることができる。
【0101】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部は枠状部材の複数の個所に形成され、大きさの異
なる光照射部を設けるようにしたので、所望する箇所に
より多く光を照射させることができることとなって、よ
り面白みのある発光表示を行うことができる。
【0102】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部は枠状部材の複数の個所において発光素子からの
距離に応じて大きさが異なる光照射部を設けることによ
り、発光素子と光照射部との間の距離が変わっても、光
照射部はほぼ一定量の光を照射することができる。
【0103】請求項8記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部は枠状部材の1乃至複数の個所において発光素子
からの距離に応じて凹凸部の数や大きさが異なる光照射
部を設けるようにしたので、発光素子と光照射部との間
の距離が変わっても、光照射部はほぼ一定量の光を照射
することができる。
【0104】請求項9記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、光
照射部はレンズ状に形成されているので、レンズ特有の
光の拡散、または収束により目的とする発光部に対して
スポット的に照射を行うことができる。このため、より
特異的な面白みのある発光を行うことができる。
【0105】請求項10記載の発明によれば、請求項1
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
光照射部は、枠状部材の内周面及び外周面に形成されて
いるので、より効率的に発光部を発光させることができ
る。
【0106】請求項11記載の発明によれば、請求項2
記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、
導光部材は発光素子から出力された光を効率よく採り込
むことができるので、発光部に向けて効率よく光を照射
することができる。
【0107】請求項12記載の発明は、請求項2記載の
発明と同様の効果が得られることは無論のこと、補強部
材により導光部材を補強できるともに、補強部材の内周
面が各導光部の先端部と面一に形成されるので、補強部
材の内周面や導光部材をすっきりしたデザインとするこ
とができる。
【0108】請求項13記載の発明は、請求項2記載の
発明と同様の効果が得られることは無論のこと、導光部
材は光ファイバーにより構成されているので、発光素子
の配置の自由度が高くなることとなって、発光素子の組
み込みが容易となる。また、光ファイバーにより、発光
素子から出力された光を発光部へロスなく、且つ様々な
態様で照射することができることとなって、より特異的
な面白みのある発光を行うことができる。
【0109】請求項14記載の発明は、請求項1、2、
3、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、発光部に形成された所定の文字、数
字、図形、記号を発光させることにより、様々な発光表
現を行うことができることとなって、装飾性を高めるこ
とができる。
【0110】請求項15記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得
られることは無論のこと、特に、発光素子は、紫外線発
光素子、可視光線発光素子および赤外線発光素子のうち
の少なくとも一つであるので、用途に応じてそれぞれの
発光素子の特徴を生かした使い方をすることで、より特
異的な面白みのある発光を行うことができる。
【0111】請求項16記載の発明によれば、請求項
1、2、3、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得
られることは無論のこと、複数配置された発光素子は備
えられた発光制御手段により異なる発光タイミングで発
光させることができるので、発光部の点滅等、様々な表
現を行うことができるができることとなって、より装飾
性に優れた面白みのある発光を行うことができる。
【0112】請求項17記載の発明によれば、発光素子
と、光照射部が設けられた枠状部材とを備えた発光表示
装置を機器ケースに配置することにより、様々な電子機
器に装飾性に優れた面白みのある発光表示機能を付与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した腕時計の第1の実施の形態を
示した一部省略平面図である。
【図2】図1のII−II線における腕時計の要部の拡大断
面図である。
【図3】本発明にかかる紫外線発光素子を示す図であ
り、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図
である。
【図4】本発明にかかる紫外線発光素子が配置された枠
状部材の要部拡大平面図である。
【図5】図2の指針の拡大図である。
【図6】本発明にかかる文字板を示す図である。
【図7】本発明にかかる枠状部材の凹凸部の第1の変形
例を示す図である。
【図8】本発明にかかる枠状部材の凹凸部の第2の変形
例を示す図である。
【図9】本発明にかかる枠状部材の凹凸部の第3の変形
例を示す図である。
【図10】本発明にかかる枠状部材の凹凸部の第4の変
形例を示す図である。
【図11】本発明にかかる第2の実施の形態を示す腕時
計の要部の拡大断面図である。
【図12】本発明にかかる第3の実施の形態を示す腕時
計の要部の拡大断面図である。
【図13】本発明にかかる第4の実施の形態を示す腕時
計の要部の拡大断面図である。
【図14】本発明にかかる第5の実施の形態を示す腕時
計の要部の拡大断面図である。
【図15】本発明を適用した腕時計の第6の実施の形態
を示した一部省略平面図である。
【図16】図15に示す第6の実施の形態における枠状
部材と発光素子の配置例を示す図である。
【図17】図15に示す第6の実施の形態に用いられる
点灯切換回路を示す図である。
【図18】(a)乃至(e)は、図17に示す分周回路
の一例を示す図である。
【図19】分周回路のタイミングの例を示すタイムチャ
ートである。
【図20】本発明を適用した腕時計の第7の実施の形態
を示した一部省略平面図である。
【図21】図20のXXI−XXI線における腕時計の要部の
拡大断面図である。
【図22】本発明にかかる第7の実施の形態における枠
状部材の凹凸部を示す図である。
【図23】本発明にかかる第7の実施の形態における枠
状部材の凹凸部の第1の変形例を示す図である。
【図24】本発明にかかる第7の実施の形態における枠
状部材の凹凸部の第2の変形例を示す図である。
【図25】本発明にかかる第7の実施の形態における枠
状部材の凹凸部の第3の変形例を示す図である。
【図26】本発明にかかる第7の実施の形態における枠
状部材の凹凸部の第4の変形例を示す図である。
【図27】本発明にかかる第7の実施の形態における枠
状部材の凹凸部の第5の変形例を示す図である。
【図28】本発明にかかる第8の実施の形態における導
光部材を示す図である。
【図29】本発明にかかる第8の実施の形態における導
光部材の第1の変形例を示す図である。
【図30】図29のXXX−XXX線における補強部材、導光
部材、枠状部材の拡大断面図である。
【図31】本発明にかかる第8の実施の形態における導
光部材の第2の変形例を示す図である。
【図32】本発明にかかる導光部の光放出部の拡大図で
あり、(a)は平面状の光放出部、(b)は凹状の光放
出部、(c)は凸状の光放出部である。
【図33】本発明にかかる第9の実施の形態における枠
状部材を示す図である。
【図34】(a)乃至(d)は、本発明にかかる第9の
実施の形態における発光部の厚みの差を示す断面側面図
である。
【図35】(a)、(c)、(e)、(g)は、本発明
にかかる第10の実施の形態における発光部に形成され
た遮光部の遮光面積差を示す断面側面図であり、
(b)、(d)、(f)、(h)は、本発明にかかる第
10の実施の形態における発光部に形成された遮光部の
平面図である。
【図36】本発明を適用した腕時計の第11の実施の形
態を示した断面図である。
【図37】本発明にかかる第11の実施の形態における
光ファイバー束の配置例を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
1 時計モジュール(発光表示装置) 2 時計ケース(機器ケース) 3 時計ガラス 5 枠状部材 5a 凹凸部(光照射部) 5c 凹レンズ部(光照射部) 5d 凸レンズ部(光照射部) 12 文字板 13 回路基板 15 アナログ指針機構 16 液晶表示素子 18 指針 19 発光部 20 紫外線発光素子(発光素子) 20a 光出力部 21 反射部 25 可視光線発光素子(発光素子) 26 反射発光部 27 点灯切換回路(発光制御手段) 28 分周回路(発光制御手段) 30 補強部材 40 遮光部 55 導光部材 55a、55b、55c 導光部 555 光放出部 F 光ファイバー束(光ファイバー) 100、200、300、400 腕時計(電子機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 13/42 G09F 13/42 (72)発明者 田中 慎一 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 Fターム(参考) 5C096 AA02 BA03 CA03 CB02 CC02 CC36 CD02 CD08 FA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性を有する枠状部材と、 この枠状部材に配置された発光素子と、 前記発光素子から出力される光に反応して有色発光する
    発光部とを備えており、 前記枠状部材は、前記発光素子から出力された光が入射
    されると、この入射された光を拡散または収束させて前
    記発光部に向けて照射する光照射部を形成していること
    を特徴とする発光表示装置。
  2. 【請求項2】発光素子と、 前記発光素子から出力される光に反応して有色発光する
    発光部と、 前記発光素子から出力される光を分光して導光する複数
    の導光部を有し、各導光部の先端部から、導光された光
    を前記発光部に向けて照射する導光部材と、 を備えていることを特徴とする発光表示装置。
  3. 【請求項3】光透過性を有する枠状部材と、 この枠状部材に配置された発光素子と、 前記発光素子から出力される光に反応して有色発光する
    発光部とを備えており、 前記発光部中の光反応発光粒子量が、前記発光素子から
    の距離に応じて変化していることを特徴とする発光表示
    装置。
  4. 【請求項4】光透過性を有する枠状部材と、 この枠状部材に配置された発光素子と、 前記発光素子から出力される光に反応して有色発光する
    発光部と、 前記発光部に照射される光を遮る遮光部とを備えてお
    り、 前記遮光部の遮光面積が、前記発光素子からの距離に応
    じて変化していることを特徴とする発光表示装置。
  5. 【請求項5】前記光照射部は、 前記枠状部材の所定個所または前記枠状部材の全周に亘
    って設けられていることを特徴とする請求項1記載の発
    光表示装置。
  6. 【請求項6】前記光照射部は、前記枠状部材の複数の個
    所に形成されており、前記複数の光照射部のうち、少な
    くとも一つの光照射部の大きさは、他の光照射部の大き
    さと異なることを特徴とする請求項1記載の発光表示装
    置。
  7. 【請求項7】前記光照射部は、前記枠状部材の複数の個
    所に形成されており、前記光照射部は、前記発光素子か
    らの距離に応じて大きさが異なることを特徴とする請求
    項1記載の発光表示装置。
  8. 【請求項8】前記光照射部は、1乃至複数の凹凸部から
    なるとともに、前記枠状部材の複数の個所に形成されて
    おり、 前記光照射部は、前記発光素子からの距離に応じて、前
    記凹凸部の数、大きさのうち少なくとも一方が異なるこ
    とを特徴とする請求項1記載の発光表示装置。
  9. 【請求項9】前記光照射部は、前記枠状部材の複数の個
    所に形成されており、そのうちの少なくとも一つがレン
    ズ状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    発光表示装置。
  10. 【請求項10】前記光照射部は、前記枠状部材の内周面
    及び外周面に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の発光表示装置。
  11. 【請求項11】前記導光部材は、枠状の部材であり、 前記発光素子は、前記導光部材に配置されていることを
    特徴とする請求項2記載の発光表示装置。
  12. 【請求項12】前記導光部材を補強する補強部材を備
    え、 前記補強部材の内周面が、前記各導光部の先端部と面一
    に形成されていることを特徴とする請求項2記載の発光
    表示装置。
  13. 【請求項13】前記導光部材は、光ファイバーにより構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の発光表示
    装置。
  14. 【請求項14】前記発光部に、所定の文字、数字、図
    形、記号のうち少なくとも何れか一つが形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4の何れかに記載
    の発光表示装置。
  15. 【請求項15】前記発光素子は、紫外線発光素子、可視
    光線発光素子および赤外線発光素子のうちの少なくとも
    一つであることを特徴とする請求項1、2、3、4の何
    れかに記載の発光表示装置。
  16. 【請求項16】前記発光素子は複数配置されており、こ
    れら発光素子を異なる発光タイミングで発光させる発光
    制御手段を更に備えていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4の何れかに記載の発光表示装置。
  17. 【請求項17】請求項1、2、3、4の何れかに記載の
    発光表示装置を機器ケースに配置したことを特徴とする
    電子機器。
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