JP2003232636A - 方位検出方法、方位検出装置、ナビゲーション装置及び携帯機器並びにプログラム - Google Patents

方位検出方法、方位検出装置、ナビゲーション装置及び携帯機器並びにプログラム

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JP2003232636A
JP2003232636A JP2002028883A JP2002028883A JP2003232636A JP 2003232636 A JP2003232636 A JP 2003232636A JP 2002028883 A JP2002028883 A JP 2002028883A JP 2002028883 A JP2002028883 A JP 2002028883A JP 2003232636 A JP2003232636 A JP 2003232636A
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JP
Japan
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azimuth
target point
true
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detecting device
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Application number
JP2002028883A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tanaka
宏幸 田中
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏角を求めるための算出式を不要にした方位
検出方法、方位検出装置、前記方位検出装置を組み込ん
だナビゲーション装置及び携帯機器並びにプログラムを
提供する。 【解決手段】 CPU12、地磁気センサ18及び方位
表示装置22を備える。CPU12は、目標点及び現在
位置がそれぞれ設定されると、現在位置と目標点とを結
ぶ線又はその方角を方位表示装置22に表示させ、現在
位置及び目標点の位置座標に基づいて真方位を求め、方
位表示装置22に表示された線の方向又は方角が実際の
目標点の方角に一致した状態において、地磁気センサ1
8の出力を取り込み、真方位と地磁気センサ18の出力
とに基づいて偏角を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方位検出方法、方
位検出装置、ナビゲーション装置及び携帯機器並びにプ
ログラムに関し、特に偏角の検出に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーナビゲーション装置等におい
ては方位検出装置が内蔵されており、この方位検出装置
により検出された方位出力に基づいてナビゲーションが
行われている。この方位検出装置には地磁気センサが用
いられている。地磁気センサは磁極の方位を検出するも
のであり、磁北(磁方位)と真北(真方位)とでは方位
が異なっているので、偏角を生じることとなる。即ち、
任意の地点における磁北は真北からの振れ角である偏角
を生じる。そして、この偏角は地球上の任意の点で異な
り、磁極に近い地点で偏角が大きく、方位磁石はあてに
ならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
解決するために、例えば特開平8−278139号公報
には、地磁気センサの出力と偏角とに基づいて真方位を
求める方法が提案されており、偏角は緯度及び経度から
直接計算により求めている。
【0004】ところが、磁極は年により変化するので算
出式もそれに応じて変更しなければならずメンテナンス
が必要であった。また、地磁気が局所的に狂っている箇
所においては、地磁気センサの出力も精度が悪いので、
結果としてその出力に基づいた真北の算出も精度が悪か
った。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、偏角を求めるための算出式
を不要にした方位検出方法、方位検出装置、前記方位検
出装置を組み込んだナビゲーション装置及び携帯機器並
びにプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係る方位検出方法は、目標点及び現在位置をそれぞ
れ設定する工程と、前記現在位置及び前記目標点の位置
座標に基づいて真方位を求める工程と、前記現在位置と
前記目標点とを結ぶ線又はその方角を表示手段に表示さ
せる工程と、前記表示手段に表示された線の方向又は前
記方角を実際の目標点の方角に一致させる工程と、方位
センサにより磁方位を測定する工程と、前記真方位と前
記磁方位とに基づいて偏角を求める工程とを有する。本
発明においては、表示手段に現在位置と目標点とを結ぶ
線又はその方角(例えば矢印)を表示し、その線の方向
又は前記方角と実際の目標点を一致させると、地図上の
方位と実際の方位(真方位)とが一致する。この状態に
おいては地図上の方位と真方位とが一致した状態とな
り、この真方位と方位センサの例えば磁北との差異を求
めることにより偏角が得られる。このようにして偏角を
求めるようにしたので、偏角を求めるための複雑な算出
式が不要となっており、したがって、その算出式のメン
テナンスも不要である。
【0007】(2)本発明の他の態様に係る方位検出方
法は、上記(1)の方位検出方法において、前記目標点
及び現在位置の内、少なくとも何れか一方を、表示手段
に表示された地図画像上の位置を特定して設定する。
【0008】(3)本発明の他の態様に係る方位検出方
法は、上記(1)の方位検出方法において、前記目標点
及び現在位置の内、少なくとも何れか一方を、実際に該
当する箇所で位置検出装置により位置検出して設定す
る。
【0009】(4)本発明の他の態様に係る方位検出方
法は、上記(3)の方位検出方法において、前記位置検
出装置はGPSシステムを利用したものである。
【0010】(5)本発明の他の態様に係る方位検出方
法は、上記(3)の方位検出方法において、前記位置検
出装置はPHSなどのセル方式携帯電話機である。
【0011】(6)本発明の他の態様に係る方位検出方
法は、上記(1)乃至(5)の方位検出方法において、
前記偏角を記憶する工程と、前記方位センサの出力及び
前記偏角に基づいて真方位を出力する工程とを有する。
【0012】(7)本発明の他の態様に係る方位検出方
法は、上記(6)の方位検出方法において、前記真方位
(例えば真北、真南)を表示手段に表示する工程を有す
る。
【0013】(8)本発明の他の態様に係る方位検出装
置は、表示手段と、磁方位を検出する方位センサと、目
標点及び現在位置がそれぞれ設定されると、前記現在位
置と前記目標点とを結ぶ線又はその方角を表示手段に表
示させ、前記現在位置及び前記目標点の位置座標に基づ
いて真方位を求め、前記表示手段に表示された線の方向
又は方角が実際の目標点の方角に一致した状態におい
て、前記方位センサの出力を取り込み、前記真方位と前
記方位センサの出力とに基づいて偏角を求める演算手段
とを備えたものである。本発明において、表示手段は現
在位置と目標点とを結ぶ線又はその方角(例えば矢印)
を表示する。方位検出装置の向きを調整して、表示手段
に表示された線の方向又は前記方角と実際の目標点を一
致させると、地図上の方位と実際の方位とが一致する。
地図上の方位と実際の方位(真方位)とが一致した状態
で、真方位と方位センサの例えば磁北との差異を求める
ことにより偏角が得られる。このようにして偏角を求め
るようにしたので、偏角を求めるための複雑な算出式が
不要となっており、したがって、その算出式のメンテナ
ンスも不要である。
【0014】(9)本発明の他の態様に係る方位検出装
置は、上記(8)の方位検出装置において、各種の操作
入力をするための操作手段を備え、前記演算手段は、前
記操作手段の操作入力に基づいて前記方位センサの出力
を取り込む。本発明においては、前記操作手段の操作入
力があったときに、方位検出装置の向きが使用者により
調整されて、表示手段に表示された線の方向又は前記方
角と実際の目標点の方角とが一致した状態にあるものと
して、そのときの方位センサの出力を取り込む。
【0015】(10)本発明の他の態様に係る方位検出
装置は、上記(9)の方位検出装置において、地図デー
タが格納された記憶手段を備え、前記演算手段は、地図
データに基づいて地図画像を前記表示手段に表示させ、
前記操作手段の操作によって前記地図画像上の位置が特
定されると、その位置を前記目標点及び現在位置の内、
少なくとも何れか一方の位置として設定する。
【0016】(11)本発明の他の態様に係る方位検出
装置は、上記(9)の方位検出装置において、位置検出
手段を備え、前記演算手段は、前記位置検出手段の出力
を、前記目標点及び現在位置の内、少なくとも何れか一
方の位置として取り込んで設定する。
【0017】(12)本発明の他の態様に係る方位検出
装置は、上記(11)の方位検出装置において、前記位
置検出装置はGPSシステムを利用した装置である。
【0018】(13)本発明の他の態様に係る方位検出
装置は、上記(11)の方位検出装置において、前記位
置検出装置はPHSなどのセル方式携帯電話機である。
【0019】(14)本発明の他の態様に係る方位検出
装置は、上記(8)乃至(13)の方位検出装置におい
て、前記偏角を記憶する記憶手段を備え、前記演算手段
は、前記方位センサの出力及び前記偏角に基づいて真方
位を求める。
【0020】(15)本発明の他の態様に係る方位検出
装置は、上記(14)の方位検出装置において、前記演
算手段は、前記真方位(例えば真北、真南)を前記表示
手段に表示させる。
【0021】(16)本発明の他の態様に係るナビゲー
ション装置は、上記(8)乃至(15)の何れかに記載
の方位検出装置を内蔵したものである。
【0022】(17)本発明の他の態様に係るナビゲー
ション装置は、上記(16)のナビゲーション装置にお
いて、前記演算手段は、目的地及び現在位置がそれぞれ
設定されると、前記現在位置と前記目的地とを結ぶ線と
真方位とのなす角γを求め、前記方位センサの出力及び
前記偏角に基づいて真方位を求め、前記角γ及び前記真
方位に基づいて前記目的地への方角を求めて前記表示手
段に表示させる。
【0023】(18)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(8)乃至(15)の方位検出装置を内蔵した
ものである。
【0024】(19)本発明の他の態様に係る携帯機器
は、上記(16)又は(17)のナビゲーション装置を
内蔵したものである。
【0025】(20)本発明の他の態様に係るプログラ
ムは、上記(8)乃至(15)の何れかに記載の方位検
出装置の演算手段の処理を中央処理装置に行わせるもの
である。
【0026】(21)本発明の他の態様に係るプログラ
ムは、上記(16)又は(17)のナビゲーション装置
の演算手段の処理を中央処理装置に行わせるものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1に係る携帯機器10の回路構成図であり、この携
帯機器10は方位検出装置及び携帯型ナビゲーション装
置として機能するが、本実施形態1においては方位検出
装置として機能する場合について説明する。この携帯機
器10はCPU12を備えており、CPU12には、各
種キースイッチ14、GPSユニット16、地磁気セン
サ18、メモリ20及び方位表示装置22がそれぞれ接
続されている。キースイッチ14には電源スイッチや後
述の各種のボタンが含まれており、そのスイッチに対応
した信号がCPU12に入力されてその信号に対応した
処理がそれぞれ行われる。
【0028】GPSユニット16は、GPSアンテナ
(図示せず)を介して人工衛星(GPS衛星)から供給
される信号を受信して、その受信信号を演算して現在位
置(経度、緯度)を割り出すグローバルポジショニング
システム(GPS)のための回路を内蔵しており、現在
位置を検出するとCPU12に供給する。なお、このG
PSは、全地球上を覆域とする衛星を利用した測位シス
テムであり、地表からの軌道高度20183kmの軌道上
を周回する衛星群を各頂点とする面を角錐の底とし、こ
れらの衛星からの信号を受信測距する稜線が作る角錐の
頂点を受信装置の現在位置として得るシステムである。
このシステムのGPS衛星は地球に対する6個の周回軌
道に各4個、合計24個が周回している。
【0029】また、地磁気センサ18は、例えば2つの
磁気センサを互いに直角となる方向に配置し、その各磁
気センサにより磁界の大きさを検出し、その両方向の磁
界検出値から地磁気の方位を求めるものであり、その方
位情報をCPU12に供給する。また、メモリ20に
は、CPU12の動作を規定するためのプログラムや地
図データ等の各種のデータが格納されている。
【0030】この地図データは、縮尺レベルに応じて適
当な大きさの経度幅及び緯度幅の地域に区切られた図葉
(地図片)として管理されており、各図葉は、例えば
(a)道路、河川、公園等を表示するための背景レイ
ヤ、(b)市町村名、道路名、記号等を表示するための
文字・記号レイヤ、(c)道路レイヤから構成されてい
る。道路レイヤには、道路位置を特定するためのリンク
情報等が含まれており、道路は緯度及び経度の座標で表
現された頂点(ノード)の集合で示され、2以上のノー
ドを連結した部分がリンクと呼ばれる。また、この道路
レイヤには、例えば交差点情報、交差点間距離等の情報
が含まれる。方位表示装置22に表示される地図画像
は、複数の図葉(地図片)の各レイヤを合成して形成さ
れた信号に基づいて描画される。方位表示装置22には
上記の地図画像の他に真方位や目的地点に対する方角等
の表示がなされる。
【0031】図2は図1の携帯機器10により偏角αを
求めるための処理過程を示したフローチャートであり、
図3乃至図5はその偏角を求める際の方位表示装置22
の画面の遷移図である。なお、図3乃至図5において、
Aボタン24aは位置を測定するためのボタン、Bボタ
ン24bは方位を測定するためのボタン、Cボタン24
cは目的地を設定するためのボタンである。
【0032】(S11)CPU12はメモリ20から地
図データを読み出して方位表示装置22に地図画像を表
示させる。使用者はこの地図画像上の特定の地点を指定
して目標点Aとして設定する。この設定は使用者により
適当なキースイッチ14を操作することにより行われ、
その設定があると、CPU12は目標点Aの位置情報
(緯度・経度)を入力する。或いは、使用者が実際に目
標点Aに行って、Aボタン24aを操作してその地点
(目標点A)の位置を測定するようにしてもよい。その
場合の位置測定はGPSユニット16によりなされ、C
PU12は、使用者によりAボタン24aが操作された
時点でのGPSユニット16の出力を取り込む。
【0033】(S12)CPU12は現在位置Bの位置
を測定する。この位置測定はGPSユニット16により
なされ、CPU12は、使用者によりAボタン24aが
操作された時点でのGPSユニット16の出力を取り込
む。
【0034】(S13)CPU12はA点及びB点の位
置情報により両点を結ぶB−A間線と真北とのなす角度
βを求める。図3はこのときの方位表示装置22の画面
を示したものである。この場合には、CPU12は、ま
ず、A点とB点との位置情報から真北を求める。更に、
A点とB点との位置情報からB−A間線と真北とのなす
角βを求める。
【0035】(S14)方位表示装置22にA点、B
点、真北の位置関係を表示した状態で携帯機器10を回
転し、画面上の目標点Aと実際の目標点Aの方角を一致
させる。図4はこのときの方位表示装置22の画面を示
したものである。B−A間線の延長上に実際の目標点A
が位置する。この段階で地図画像上の真北と、実際の方
位として真北(真方位)とが一致したものとなる。
【0036】(S15)使用者がBボタン24bを操作
することにより磁北を測定する。この磁北の測定は地磁
気センサ(方位センサ)18によりなされ、CPU12
は、使用者によりBボタン24bが操作された時点での
地磁気センサ18の出力を取り込む。
【0037】(S16)CPU12は、方位表示装置2
2にその画面上の現在位置B点を基準にして磁北の方向
を表示させる。
【0038】(S17)CPU12は、方位表示装置2
2に表示された地図画像上の真北と磁北(地磁気センサ
18の出力)との関係から偏角αを算出する。
【0039】図5は上記の処理(S15)乃至(S1
7)の処理過程における方位表示装置22の画面を示し
たものであり、画面上の目標点Aと実際の目標点Aの方
角を一致させた状態で、真北及び磁北がそれぞれ表示さ
れている。
【0040】(S18)CPU12は、上記のようにし
て求められた偏角αをメモリ20に保存する。
【0041】上述のようにして偏角αが求められると、
CPU12はそれ以後の処理として地磁気センサ18の
出力と偏角αとに基づいて真北の方位を求めて方位表示
装置22に表示させる。
【0042】本実施形態1においては上述のようにして
偏角を求めており、従って、装置本体内に緯度・経度に
対応した偏角データを保持していなくても偏角を求める
ことができる。従来方法では、装置本体内に緯度・経度
より偏角を求める算出式を保持した場合には、偏角デー
タは年により変化するため更新が必要であり、磁極は年
により変化することから算出式も変更の必要があった
が、本実施形態1においてはそのような必要はない。ま
た、地磁気が狂っている点(又は地磁気が周辺と若干異
なっている場合)であっても、例えば地磁気センサ18
がケース(筐体)等の磁気の影響を受けている場合であ
っても、その地点での真北及び磁北との関係で偏角を求
めているので、それで求められた偏角に基づいて真北を
求めても誤差要因とはならない。また、高精度な偏角が
得られると、地磁気センサから得られた磁北から算出さ
れる真北もまた高精度になる。また、異なった環境又は
地域(例えば外国)で使用する際には、それに応じて偏
角を求めればよいので、ワールドワイドに用いることが
できる。
【0043】実施形態2.図1の携帯機器を携帯型ナビ
ゲーション装置として機能させた場合の例を本発明の実
施形態2として説明する。なお、図1のメモリ20には
上述の実施形態1により求められた偏角αが格納されて
いるものとする。
【0044】図6は上記の偏角αを用いて目的地C点ヘ
ナビゲーションする際の処理過程を示したフローチャー
トである。図7及び図9はその際の方位表示装置22の
画面の遷移図であり、図8は目的地C点への方角を求め
る際の演算の説明図である。
【0045】(S21)CPU12はメモリ20から地
図データを読み出して方位表示装置22には地図画像を
表示させる。使用者が、この地図画像が表示された状態
で、適当なキースイッチ14を操作して目的とする位置
を特定し、Cボタン24cを操作すると、CPU12は
その位置を目的地C点として取り込む。
【0046】(S22)現在位置B点の位置を測定す
る。この位置測定はGPSユニット16によりなされ、
CPU12は、使用者がAボタン24aを操作した時点
でのGPSユニット16の出力を取り込む。図7はこの
ときの方位表示装置22の画面を示したものであり、画
面上に現在位置B点及び目的地C点がそれぞれ表示され
ている。
【0047】(S23)CPU12は、C点及びB点の
位置情報に基づいて真北となす角γを求める。 (S24)磁北を測定する。この磁北の測定は地磁気セ
ンサ(方位センサ)18によりなされ、CPU12は、
使用者がBボタン24bを操作した時点での地磁気セン
サ18の出力を取り込む。
【0048】(S25)CPU12はメモリ20に保存
されている偏角αを読み出して真北を求める。真北は磁
北の方位に偏角αを加算することにより求められる。 (S26)CPU12は求められた真北を方位表示装置
22の画面上に表示させる。このとき、この真北の方位
にしたがって、方位表示装置22に表示させる地図画像
を回転させて、実際の方位と地図の方位とを合わせる。 (S27)CPU12は真北となす角γより目的地C点
の方角を方位表示装置22に表示させる。
【0049】図8は磁北、真北及び目的地C点の周係を
示した説明図である。B点とC点とを結ぶ方角は磁北と
の関連で求められ、B点から磁北と目的地C点のなす角
度θは、θ=α+γにより求められる。
【0050】図9(A)(B)は目的地C点の方角を方
位表示装置22に表示させた際の画面である。目的地C
点の方角はナビゲーション用の矢印25により表示され
る。なお、この矢印25は磁北(又は真北)を基準とし
ているので、図9(A)(B)に示されるように、携帯
機器10の向きを変えても、目的地C点に対する正しい
方角を表示することができる。
【0051】(S28)CPU12は、上記の表示を継
続するかどうかを判断し、特に終了の指示がない場合に
継続する。 (S29)CPU12は使用者が移動したかどうかを判
断し、移動した場合には上記の処理(S22)に移行
し、移動しない場合には上記の処理(S24)に移行す
る。なお、CPU12は、使用者が移動したかどうかの
判断をGPSユニット16の出力が変動したかどうかに
基づいて行うものとし、また、処理(S24)に移行し
た場合には、Bボタン24bを使用者が操作しなくとも
自動的にその処理を行うものとし、処理(S24)乃至
(S27)が自動的に繰り返されるものとする。さらに
処理(S22)に移行した場合にもAボタン24aを使
用者が操作しなくとも自動的に処理を行うものとし、処
理(S22)乃至(S23)が自動的に行われるものと
する。
【0052】本実施形態2においては、上述の実施形態
1により高精度に求められた偏角を用いて真北を高精度
に算出するようにしており、位置を表す緯度・経度は真
方位が基準になることから、真北の方角が高精度に分か
ることで、目的地の正しい方角を指示すことが可能にな
っている。
【0053】実施形態3.なお、上述の実施形態1にお
いては位置検出手段としてGPSユニットを用いた例に
ついて説明したが、例えばD(Differential)−GPS
やPHSなどのセル方式携帯電話機を用いてもよい。
【0054】実施形態4.また、上述の実施形態1にお
いては現在位置B点をGPSユニットにより求める例に
ついて説明したが、地図画像の上の現在位置を特定し
て、地図データから現在位置を求めるようにしてもよ
い。
【0055】実施形態5.また、上述の実施形態1,2
は方位検出装置及び携帯型ナビゲーション装置を前提と
するものであるが、本発明は、PHS、携帯電話、携帯
情報端末等の各種の携帯機器にも同様に適用することが
できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現在位置
及び目標点の位置座標に基づいて真北を求め、現在位置
と目標点とを結ぶ線又はその方角を表示手段に表示し、
その線の方向又は前記方角と実際の目標点の方角とを一
致させると、地図上の方位と実際の方位(真方位)とが
一致し、この状態の真方位と方位センサの出力との差異
を求めることにより偏角を得るようにしたので、偏角を
求めるための複雑な算出式が不要となっており、したが
って、その算出式のメンテナンスも不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る携帯機器の回路構成
図である。
【図2】図1の携帯機器により偏角αを求めるための処
理過程を示したフローチャートである。
【図3】図1の携帯機器において偏角を求める際の方位
表示装置の画面の遷移図(その1)である。
【図4】図1の携帯機器において偏角を求める際の方位
表示装置の画面の遷移図(その2)である。
【図5】図1の携帯機器において偏角を求める際の方位
表示装置の画面の遷移図(その3)である。
【図6】本発明の実施形態2において目的地へナビゲー
ションする際の処理過程を示したフローチャートであ
る。
【図7】目的地へナビゲーションする際の方位表示装置
の画面の遷移図(その1)である。
【図8】目的地への方角を求める際の演算の説明図であ
る。
【図9】目的地へナビゲーションする際の方位表示装置
の画面の遷移図(その2)である。
【符号の説明】
10 携帯機器 12 CPU 14 キースイッチ 16 GPSユニット 18 地磁気センサ 20 メモリ 22 方位表示装置 24a ボタンA 24b ボタンB 24c ボタンC 25 矢印

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標点及び現在位置をそれぞれ設定する
    工程と、 前記現在位置及び前記目標点の位置座標に基づいて真方
    位を求める工程と、 前記現在位置と前記目標点とを結ぶ線又はその方角を表
    示手段に表示させる工程と、 前記表示手段に表示された線の方向又は前記方角を実際
    の目標点の方角に一致させる工程と、 方位センサにより磁方位を測定する工程と、 前記真方位と前記磁方位とに基づいて偏角を求める工程
    とを有することを特徴とする方位検出方法。
  2. 【請求項2】 前記目標点及び現在位置の内、少なくと
    も何れか一方を、表示手段に表示された地図画像上の位
    置を特定して設定することを特徴する請求項1記載の方
    位検出方法。
  3. 【請求項3】 前記目標点及び現在位置の内、少なくと
    も何れか一方を、実際に該当する箇所で位置検出装置に
    より位置検出して設定することを特徴する請求項1記載
    の方位検出方法。
  4. 【請求項4】 前記位置検出装置はGPSシステムを利
    用したものであることを特徴とする請求項3記載の方位
    検出方法。
  5. 【請求項5】 前記位置検出装置はPHSなどのセル方
    式携帯電話機であることを特徴とする請求項3記載の方
    位検出方法。
  6. 【請求項6】 前記偏角を記憶する工程と、 前記方位センサの出力及び前記偏角に基づいて真方位を
    出力する工程とを有することを特徴とする請求項1乃至
    5の何れかに記載の方位検出方法。
  7. 【請求項7】 前記真方位を表示手段に表示する工程を
    有することを特徴とする請求項6記載の方位検出方法。
  8. 【請求項8】 表示手段と、 磁方位を検出する方位センサと、 目標点及び現在位置がそれぞれ設定されると、前記現在
    位置と前記目標点とを結ぶ線又はその方角を表示手段に
    表示させ、前記現在位置及び前記目標点の位置座標に基
    づいて真方位を求め、前記表示手段に表示された線の方
    向又は方角が実際の目標点の方角に一致した状態におい
    て、前記方位センサの出力を取り込み、前記真方位と前
    記方位センサの出力とに基づいて偏角を求める演算手段
    とを備えたことを特徴とする方位検出装置。
  9. 【請求項9】 各種の操作入力をするための操作手段を
    備え、前記演算手段は、前記操作手段の操作入力に基づ
    いて前記方位センサの出力を取り込むことを特徴とする
    請求項8記載の方位検出装置。
  10. 【請求項10】 地図データが格納された記憶手段を備
    え、前記演算手段は、地図データに基づいて地図画像を
    前記表示手段に表示させ、前記操作手段の操作によって
    前記地図画像上の位置が特定されると、その位置を前記
    目標点及び現在位置の内、少なくとも何れか一方の位置
    として設定することを特徴する請求項9記載の方位検出
    装置。
  11. 【請求項11】 位置検出手段を備え、前記演算手段
    は、前記位置検出手段の出力を、前記目標点及び現在位
    置の内、少なくとも何れか一方の位置として取り込んで
    設定することを特徴とする請求項9記載の方位検出装
    置。
  12. 【請求項12】 前記位置検出装置はGPSシステムを
    利用した装置であることを特徴とする請求項11記載の
    方位検出装置。
  13. 【請求項13】 前記位置検出装置はPHSなどのセル
    方式携帯電話機であることを特徴とする請求項11記載
    の方位検出装置。
  14. 【請求項14】 前記偏角を記憶する記憶手段を備え、
    前記演算手段は、前記方位センサの出力及び前記偏角に
    基づいて真方位を求めることを特徴とする請求項8乃至
    13の何れかに記載の方位検出装置。
  15. 【請求項15】 前記演算手段は、前記真方位を前記表
    示手段に表示させることを特徴とする請求項14記載の
    方位検出装置。
  16. 【請求項16】 請求項8乃至15の何れかに記載の方
    位検出装置を内蔵したことを特徴とするナビゲーション
    装置。
  17. 【請求項17】 前記演算手段は、目的地及び現在位置
    がそれぞれ設定されると、前記現在位置と前記目的地と
    を結ぶ線と真方位とのなす角γを求め、前記方位センサ
    の出力及び前記偏角に基づいて真方位を求め、前記角γ
    及び前記真方位に基づいて前記目的地への方角を求めて
    前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項16
    記載のナビゲーション装置。
  18. 【請求項18】 請求項8乃至15の何れかに記載の方
    位検出装置を内蔵したことを特徴とする携帯機器。
  19. 【請求項19】 請求項16又は17記載のナビゲーシ
    ョン装置を内蔵したことを特徴とする携帯機器。
  20. 【請求項20】 請求項8乃至15の何れかに記載の方
    位検出装置の演算手段の処理を中央処理装置に行わせる
    ことを特徴とするプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項16又は17記載のナビゲーシ
    ョン装置の演算手段の処理を中央処理装置に行わせるこ
    とを特徴とするプログラム。
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