JP2003231001A - 玉型加工方法及び装置 - Google Patents

玉型加工方法及び装置

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JP2003231001A
JP2003231001A JP2002029814A JP2002029814A JP2003231001A JP 2003231001 A JP2003231001 A JP 2003231001A JP 2002029814 A JP2002029814 A JP 2002029814A JP 2002029814 A JP2002029814 A JP 2002029814A JP 2003231001 A JP2003231001 A JP 2003231001A
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edging
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spectacle lens
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Makoto Miyazawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性が良好な玉型加工方法及び装置、及び
眼鏡レンズの面形状創成加工と玉型加工とを一つの装置
で行うことを可能にする玉型加工方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 ワーク回転手段3で眼鏡レンズ12の厚
さ方向のワーク回転軸C回りに眼鏡レンズ12を回転さ
せながら、ワーク駆動手段4とバイト駆動手段5でバイ
ト54又は眼鏡レンズ12を眼鏡レンズ12の回転と同
期してワーク回転軸と直交する方向に往復運動させる一
方、バイト54又は眼鏡レンズ12を眼鏡レンズ12の
回転と同期してワーク回転軸Cと平行な方向に往復運動
させる。また、面形状創成装置に玉型加工機構を付加し
た構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡レンズを眼鏡
フレームに嵌合するように切削加工する玉型加工方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的に注文者の処方に適合する眼鏡レ
ンズは、最終的に注文者の装用する眼鏡フレームに嵌合
するように玉型加工され、眼鏡フレームに装着されて使
用される。
【0003】眼鏡レンズを玉型加工する従来の玉型加工
装置としては、例えば特開平9−174404号公報に
開示されているものが公知である。この玉型加工装置
は、ワーク回転軸に挟持した眼鏡レンズの側面を回転砥
石で研削して眼鏡フレームに嵌合するように加工するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転砥
石を用いた研削による玉型加工では、加工時間が長くな
り、生産性が悪いという問題がある。特に、研削で面粗
度の低減を図ろうとすると、粒度の小さい砥石を使う必
要があり、目詰まりし易いばかりでなく、切り込み量を
大きくすることができない。そのため、鏡面に近い面粗
度を得るには、生産性、品質との兼ね合いから、研削後
に別工程で研磨する必要があり、生産性が悪いという問
題がある。
【0005】また、研削抵抗が大きいために加工中にチ
ャックずれが生じる場合があり、加工精度に問題があ
る。
【0006】近年、眼鏡レンズ販売店での玉型加工技術
者の不足により、眼鏡レンズの生産工場で玉型加工まで
行う要請がある。この場合、現在では、眼鏡レンズの面
形状創成を行う研磨工程とは別工程で玉型加工を行って
いる。このため、工程の増加による生産性の悪化、玉型
加工を行う専用の工作機械の必要性から、製造コストを
上昇させてしまうという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、生産性が良好な玉型加工方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】また、本発明は、眼鏡レンズの面形状創成
加工と玉型加工とを一つの装置で行うことを可能にする
玉型加工方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、従来眼鏡レンズ
の面形状創成に用いられているバイトを用いた数値制御
切削加工装置を玉型加工に応用することにより、回転砥
石を用いる研削加工による玉型加工より高速で玉型加工
を行えることを知見した。
【0010】また、従来の眼鏡レンズの面形状創成に用
いられている数値制御切削加工装置に対し、玉型加工を
行う機構を付加することが可能であることを知見した。
これにより、面形状創成を行った後、眼鏡レンズを装置
のチャックから取り外すことなく、玉型加工を行うこと
ができ、あるいは面形状創成加工と玉型加工とを同時に
行うことができるため、一つの装置で面形状創成加工と
玉型加工を行えることができる。
【0011】従って、請求項1記載の発明は、眼鏡レン
ズの厚さ方向のワーク回転軸回りに前記眼鏡レンズを回
転させながら、前記ワーク回転軸と平行な方向と前記ワ
ーク回転軸と直交する方向とにおけるバイトと前記眼鏡
レンズとの相対位置を前記ワーク回転に同期させて制御
することによって、前記眼鏡レンズを眼鏡フレームに嵌
合するように前記バイトで切削加工することを特徴とす
る玉型加工方法を提供する。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の玉
型加工方法において、粗削り用バイト、仕上げ用バイト
及びヤゲン加工用バイトを含む複数の前記バイトを交換
して切削加工することを特徴とする玉型加工方法を提供
する。
【0013】請求項3記載の発明は、眼鏡レンズの厚さ
方向のワーク回転軸回りに前記眼鏡レンズを回転させな
がら、前記ワーク回転軸と平行な方向と前記ワーク回転
軸と直交する方向とにおける面形状創成用バイトと前記
眼鏡レンズとの相対位置を前記ワーク回転に同期させて
制御することによって、前記眼鏡レンズの凸面又は凹面
を前記バイトで切削加工する面形状創成工程と、前記ワ
ーク回転軸と平行な方向と前記ワーク回転軸と直交する
方向とにおける玉型加工用バイトと前記眼鏡レンズとの
相対位置を前記ワーク回転に同期させて制御することに
よって、前記眼鏡レンズを眼鏡フレームに嵌合するよう
に前記バイトで切削加工する玉型加工工程とを行うこと
を特徴とする玉型加工方法を提供する。
【0014】請求項4記載の発明は、眼鏡レンズを眼鏡
フレームに嵌合するように切削加工する玉型加工装置で
あって、前記眼鏡レンズの厚さ方向のワーク回転軸回り
に前記眼鏡レンズを回転させるワーク回転手段と、前記
眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と直交す
る方向にバイト保持手段又は前記ワーク回転手段を往復
運動させる第1駆動手段と、前記眼鏡レンズの回転と同
期して前記ワーク回転軸と平行な方向に前記バイト保持
手段又は前記ワーク回転手段を往復運動させる第2駆動
手段とを有することを特徴とする玉型加工装置を提供す
る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の玉
型加工装置において、前記バイト保持手段が、粗削り用
バイト、仕上げ用バイト及びヤゲン加工用バイトを含む
複数のバイトを備えることを特徴とする玉型加工装置を
提供する。
【0016】請求項6記載の発明は、眼鏡レンズの厚さ
方向のワーク回転軸回りに前記眼鏡レンズを回転させる
ワーク回転手段と、前記眼鏡レンズの回転と同期して前
記ワーク回転軸と平行な方向に面形状創成用バイトと前
記眼鏡レンズとの相対位置を制御する第1駆動手段と、
前記眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と直
交する方向に前記面形状創成用バイトと前記眼鏡レンズ
との相対位置を制御する第2駆動手段と、前記眼鏡レン
ズの回転と同期して前記ワーク回転軸と平行な方向に玉
型加工用バイトと前記眼鏡レンズとの相対位置を制御す
る第3駆動手段と、前記眼鏡レンズの回転と同期して前
記ワーク回転軸と直交する方向に前記玉型加工用バイト
と前記眼鏡レンズとの相対位置を制御する第4駆動手段
とを有することを特徴とする玉型加工装置を提供する。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の玉
型加工装置において、前記第1駆動手段が、前記ワーク
回転軸と平行な方向に前記面形状創成用バイトを往復運
動させる面形状創成用バイト駆動手段であり、前記第2
駆動手段が、前記ワーク回転手段を前記ワーク回転軸と
直交する方向に往復運動させるワーク駆動手段であり、
前記第3駆動手段が、前記ワーク回転軸と平行な方向に
前記玉型加工用バイトを往復運動させる玉型加工用バイ
ト駆動手段であり、前記第4駆動手段が、前記ワーク駆
動手段であることを特徴とする玉型加工装置を提供す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の玉型加工方法及び
玉型加工装置の実施の形態について説明するが、本発明
は以下の実施の形態に制限されるものではない。
【0019】図1は、本発明の玉型加工方法を実現でき
る玉型加工装置の第1実施形態の概略構成を示す平面図
である。この玉型加工装置1はバイトを用いて切削加工
を行う数値制御切削加工装置であり、ベッド2上にワー
ク回転手段3、ワーク駆動手段4及びバイト駆動手段5
が備えられている。
【0020】ワーク駆動手段4は、駆動用サーボモータ
41によってほぼ水平方向のZ軸方向に往復運動するよ
うに駆動されるZ軸テーブル42を備え、Z軸テーブル
42の位置はエンコーダ又はリニアスケールによって割
り出される。Z軸テーブル42の上に、ワーク回転手段
3が固定されている。ワーク回転手段3は、Z軸と平行
なワーク回転軸Cの先端にワークチャック31が取り付
けられ、回転軸駆動用サーボモータ32によってワーク
回転軸Cが回転駆動される。ワーク回転軸Cの回転角、
即ちワークチャックの回転角はエンコーダによって割り
出される。ワークチャック31に玉型加工すべきフィニ
ッシュレンズ(ワーク)10が図示しないブロック治具
を介して装着される。ワークチャック31に装着された
レンズ10の厚さ方向とワーク回転軸Cとは平行にな
り、ワークチャック31に装着されたレンズ10は、ワ
ーク回転軸C回りに回転する。なお、Z軸テーブル42
は、Z軸と直交する水平方向のX軸方向に移動可能に駆
動され、その位置はエンコーダ又はリニアスケールによ
って割り出される。
【0021】バイト駆動手段5は、ワーク10の側面と
対向する位置に配置され、Z軸と直交するほぼ水平方向
のX軸方向に駆動用サーボモータ51によって往復運動
するように駆動されるX軸テーブル52を備える。X軸
テーブル52の位置はエンコーダ又はリニアスケールに
よって割り出される。X軸テーブル52の上にバイト保
持手段としての刃物台53が固定され、刃物台53に玉
型加工用バイト54が取り付けられている。
【0022】ワークチャック31に固定されたレンズ1
0は、ワーク回転手段3によってワーク回転軸C回りに
高速で回転されると共に、所定の数値データに基づいて
ワーク回転軸Cの回転角に対応してワーク駆動手段4に
よってZ軸方向の位置が制御される。また、バイト54
の先端のX軸方向の位置は、所定の数値データに基づい
てワーク回転軸Cの回転角に対応してバイト駆動手段5
によって制御される。
【0023】この玉型加工装置の制御方法について説明
する。まず、玉型加工に必要な眼鏡フレーム情報が予め
取得されている必要がある。眼鏡フレーム情報には、眼
鏡フレームの製品名、眼鏡枠の三次元の形状データ、眼
鏡フレーム上の瞳孔位置であるレイアウト情報、ヤゲン
の形状などのヤゲン情報、右用か左用などが含まれる。
ヤゲンの形状には、平加工、標準ヤゲン、溝掘りなどが
ある。眼鏡枠の三次元の形状データとヤゲン情報は、デ
ータベースから取得するか、市販の眼鏡フレームの形状
測定装置を用いて測定される。これらの眼鏡フレーム情
報が眼鏡小売店に備えられた端末機からオンラインによ
り直接レンズメーカーの製造部門のコンピュータへ送信
される。あるいは、小売店から中継拠点が電話、ファク
シミリ等の伝送手段で処方データを受け、この中継拠点
からオンライン送信されるようになっている。
【0024】コンピュータに入力された眼鏡フレーム情
報と用いるレンズの径や厚みの数値に基づき、ヤゲンを
含む玉型形状の計算が行われ、眼鏡レンズ毎に加工の数
値データが計算される。この数値データは、ワーク回転
軸Cの回転角θとワーク回転軸Cの中心点からの半径と
レンズの厚み方向(Z軸方向)の位置である。この数値
データは、コンピュータから玉型加工機1に送信され
る。
【0025】切削加工では、図2(a)に示すように、
数値データに基づいて、ワーク回転手段3(C軸)、ワ
ーク駆動手段4(Z軸)及びバイト駆動手段5(X軸)
の3軸を使って眼鏡レンズ10の側面の加工点に立てた
法線方向にバイト54の先端の中心座標を位置決めす
る。即ち、ワーク回転軸(Z軸)方向(紙面と垂直方
向)のレンズ10とバイト54の先端との相対的な位置
とワーク回転軸と直交する方向のX軸方向のレンズの回
転中心とバイト54の先端との相対的な位置をレンズの
回転角θに同期させてレンズの側面を切削加工する。バ
イト駆動手段5によるバイト54の位置の制御は、X軸
テーブル52が軽量であるため、慣性力が小さく、高速
で往復運動することができる。そのため、レンズ10を
高速回転させてもバイト54が追随して正確に位置決め
が可能であり、高速切削が可能である。
【0026】数値データによって、所定のワーク回転数
に制御され、所定の送りピッチと切り込み量でレンズ1
0の側面がバイト54で切削され、レンズ10は図2
(b)に示すような玉型形状11に加工される。
【0027】このような切削加工による玉型加工装置1
を用いることにより、高速で眼鏡レンズを回転させなが
らバイトで迅速に切削加工することができるため、生産
性良く玉型加工を行うことができる。
【0028】なお、上記説明では、ワーク回転手段3を
Z軸方向に、バイト駆動手段5をX軸方向にそれぞれ往
復運動するように駆動したが、これらの方向は逆でも良
く、ワーク回転手段3をX軸方向に、バイト駆動手段5
をZ軸方向にそれぞれ往復運動するように駆動するよう
にしてもよい。また、ワーク回転手段3又はバイト駆動
手段5のいずれか一方を固定し、他方をZ軸方向とX軸
方向の両方に駆動するようにしてもよい。
【0029】次に、本発明の玉型加工装置の第2実施形
態について説明する。図3は第2実施形態の玉型加工装
置の概略の構成を示す平面図である。
【0030】この玉型加工装置1bは、基本的な構成は
第1実施形態の玉型加工機1と同様であるが、バイト駆
動手段5上に固定されているバイト保持手段である刃物
台53には、粗削り用バイト541、仕上げ用バイト5
42、ヤゲン加工用バイト543、溝掘り用バイト54
4の4種類のバイトが取り付けられ、玉型加工の種類に
応じてバイトを変更し、最適なバイトを用いて切削加工
できるように構成されている。その他の構成については
同様であるので、同一の部材には同一の符号を付してそ
の説明は省略する。なお、バイトの種類はこの4種類に
限定されず、その他のバイトを加えても、あるいは取り
替えても良い。
【0031】第2実施形態の玉型加工機1bによる玉型
加工方法について、図4を参照して説明する。図4で
は、レンズの回転中心から上半分だけを示している。図
4(a)は平加工の例を示している。図4(a)に示す
ように、玉型加工すべき眼鏡レンズ10の側面を、まず
粗削り用バイト541を用いて迅速に所定の玉型形状に
ごく近接した形状まで切削加工を行う。次に、粗削りさ
れたレンズ10aを仕上げ用バイト542を用いて端面
を見栄えの良い面粗度に仕上げ、平加工した玉型レンズ
11aを得る。平加工は、例えばレンズに穴を設けて眼
鏡フレームのツルやブリッジを直接固定するときに用い
られるもので、玉型加工面が露出するため、良好な面粗
度が必要となる。
【0032】図4(b)は、標準ヤゲンを設ける例を示
している。図4(b)に示すように、玉型加工すべきレ
ンズ10の側面を粗削り用バイト541を用いて迅速に
所定の玉型形状に近接した形状まで切削加工を行う。次
に、粗削りしたレンズ10bの側面をヤゲン加工用バイ
ト543を用いてレンズの側面にヤゲンを設ける加工を
行い、ヤゲンが設けられた玉型レンズ11bを得る。ヤ
ゲンは、眼鏡フレームの眼鏡枠の内面に設けられたヤゲ
ン溝に嵌合して固定される突起である。ヤゲンは通常の
バイトでは形成が困難であり、専用のヤゲン加工用バイ
ト543で形成することが望ましい。
【0033】図4(c)は、溝掘りを形成する例を示し
ている。図4(c)に示すように、玉型加工すべき眼鏡
レンズ10の側面を、まず粗削り用バイト541を用い
て迅速に所定の玉型形状にごく近接した形状まで切削加
工を行う。次に、粗削りしたレンズ10aを仕上げ用バ
イト542を用いて端面を見栄えの良い面粗度に仕上
げ、平加工した玉型レンズ11aを得る。次に、溝掘り
用バイト544を用いて溝堀加工を行い、溝が形成され
た玉型レンズ11cを得る。溝堀加工は、合成樹脂製の
糸を溝に嵌めてレンズ11cを眼鏡フレームに固定する
場合に用いられるものである。微細の溝であるため、通
常のバイトでは形成が困難であり、専用の溝掘り用バイ
ト544で形成することが望ましい。
【0034】加工条件としては、ワーク回転数は、粗削
り加工では100〜10000rpm、仕上げ加工やヤ
ゲン加工では100〜3000rpm、ワークの1回転
毎の刃具の移動量である送りピッチは、粗削り加工では
0.005〜1.0mm/rev、仕上げ加工やヤゲン
加工では0.005〜0.2mm/rev、ワークにく
い込む深さである切り込み量は、粗削り加工では0.1
〜10.00mm/pass、仕上げ加工やヤゲン加工
では0.05〜3.0mm/passの範囲である。
【0035】このように、複数のバイトを備え、バイト
を切り替えて切削加工できる玉型加工装置1bは、迅速
な粗削り、良好な面粗度の端面仕上げ加工、ヤゲン加
工、溝掘加工を効率的に行うことができるため、玉型加
工の生産性に優れる。
【0036】次に、第3実施形態の玉型加工装置につい
て図5を参照して説明する。図5は、第3実施形態の玉
型加工装置1cの概略の構成を示す平面図である。この
玉型加工装置1cは、眼鏡レンズの面形状創成の切削加
工を行う数値制御切削加工装置に玉型加工を行う玉型加
工用バイト駆動手段を付加した構成である。
【0037】図5に示す玉型加工装置1cは、ベッド2
上に、ワーク回転手段3、ワーク駆動手段4c、面形状
創成用バイト駆動手段6、玉型加工用バイト駆動手段5
cを備える。
【0038】ワーク駆動手段4cは、駆動用サーボモー
タ41cによってほぼ水平方向のX軸方向に往復運動す
るように駆動されるX軸テーブル42cを備え、X軸テ
ーブル42cの位置はエンコーダ又はリニアスケールに
よって割り出される。X軸テーブル42cの上に、ワー
ク回転手段3が固定されている。ワーク回転手段3は、
X軸と直交するほぼ水平方向のZ軸と平行なワーク回転
軸Cの先端にワークチャック31が取り付けられ、回転
軸駆動用サーボモータ32によってワーク回転軸Cが回
転駆動される。ワーク回転軸Cの回転角、即ちワークチ
ャック31の回転角はロータリーエンコーダによって割
り出される。ワークチャック31に面形状創成の切削加
工と玉型加工すべきセミフィニッシュレンズ(ワーク)
12が図示しないブロック治具を介して装着される。ワ
ークチャック31に装着されたレンズ12の厚さ方向と
ワーク回転軸Cとは平行になり、ワークチャック31に
装着されたレンズ12は、ワーク回転軸C回りに回転す
る。
【0039】面形状創成用バイト駆動手段6は、レンズ
12の凹面又は凸面と対向する位置に配置され、駆動用
サーボモータ61によってZ1軸方向に往復運動するよ
うに駆動される第1Z軸テーブル62を備え、第1Z軸
テーブル62の位置はエンコーダ又はリニアスケールに
よって割り出される。第1Z軸テーブル62の上に、バ
イト保持手段としての2台の第1刃物台63と第2刃物
台64が固定され、第1刃物台63には粗削り用バイト
65が固定され、第2刃物台には仕上げ用バイト66が
固定されている。粗削り用バイト65は、例えば超硬合
金製であり、仕上げ用バイト66は、例えば単結晶ダイ
ヤモンド製である。
【0040】また、玉型加工用バイト駆動手段5cは、
ワークチャック31のX軸方向の少し離間した対向する
位置に配置されている。玉型加工用バイト駆動手段5c
は、第2Z軸テーブル55を備え、第2Z軸テーブル5
5は駆動用サーボモータ56によってZ2軸方向に往復
運動するように駆動される。第2Z軸テーブル55の位
置はエンコーダ又はリニアスケールによって割り出され
る。第2Z軸テーブル55の上には、バイト保持手段と
しての刃物台53が固定され、刃物台53に玉型加工用
バイト54が取り付けられている。
【0041】レンズ12は、ワーク回転手段3によって
ワーク回転軸C回りに回転駆動されると共に、レンズ1
2の回転角に応じてワーク駆動手段4cによってX軸方
向の位置決めがされる。面形状創成用バイト65,66
の先端は、レンズ12の回転角に応じて面形状創成用バ
イト駆動手段6によってZ1軸方向の位置決めがなされ
る。玉型加工用バイト54の先端は、レンズ12の回転
角に応じて、玉型加工用バイト駆動手段5cによってZ
2軸方向の位置決めがなされる。
【0042】レンズ12の面形状創成の切削加工のとき
は、玉型加工用バイト駆動手段5cの駆動は停止され、
ワーク回転手段3(C軸)、ワーク駆動手段4c(X
軸)、面形状創成用バイト駆動手段6(Z1軸)の3軸
を使ってレンズ12の加工点に立てた法線方向にバイト
65又はバイト66の先端の中心座標を位置決めする。
即ち、ワーク12を回転させながら、ワーク12のワー
ク回転軸であるZ軸方向の面形状創成用バイト65,6
6の先端とワーク12の相対的な位置及びX軸方向の面
形状創成用バイト65,66の先端とワーク12の回転
中心の相対的な位置をワーク12の回転に同期させて切
削加工を行う。
【0043】切削工程は、まず、レンズに対して与えら
れた所定の面形状創成用の数値データに基づいてセミフ
ィニッシュレンズ12の外径が所定の径まで粗削り用バ
イト65で切削される。続いて、粗削り用バイト65を
用いて数値データに基づいて所望のレンズ面形状に近似
した面形状で面粗さRmaxが100μm以下の粗削り面
に切削される。続いて、仕上げ用バイト66を用いて数
値データに基づいて残りの0.1〜5.0mm程度を切
削して面粗さRmaxが0.1〜10μm程度の眼鏡レン
ズの処方データに基づくレンズ面形状まで加工される。
続いて、仕上げ用バイト66を用いて面取り加工が行わ
れる。
【0044】切削条件としては、ワーク回転数は、粗削
り加工では100〜3000rpm、仕上げ加工では1
00〜3000rpm、送りピッチは、粗削り加工では
0.005〜1.0mm/rev、仕上げ加工では0.
005〜0.2mm/rev、切り込み量は、粗削り加
工では0.1〜10.00mm/pass、仕上げ加工
では0.05〜3.0mm/passの範囲である。
【0045】このような数値制御による面形状創成の切
削加工では、レンズの凸面又は凹面に、あらゆる面形
状、例えば球面、トーリック面、軸対称非球面、更に累
進面、累進面とトーリック面とを合成した曲面等の非軸
対称非球面を創成することができる。
【0046】レンズ12の玉型加工を行うときには、面
形状創成用バイト駆動手段6の駆動は停止される。ワー
ク回転手段3(C軸)、ワーク駆動手段4c(X軸)、
玉型加工用バイト駆動手段5c(Z2軸)の3軸を使っ
てレンズ12の加工点に立てた法線方向にバイト54の
先端の中心座標を位置決めする。即ち、ワーク12を回
転させながら、ワーク12のワーク回転軸であるZ軸方
向の玉型加工用バイト54の先端とワーク12の相対的
な位置及びX軸方向の玉型加工用バイト54の先端とワ
ーク12の回転中心との相対的な位置をワーク12の回
転に同期させて切削加工を行って、玉型加工レンズを得
る。
【0047】このような玉型加工装置1cは、一台の装
置1cでワークチャック31からレンズ12を外すこと
なく、面形状創成加工と玉型加工とを連続して行うこと
ができる。そのため、玉型加工のみを行う装置が不要に
なるか、台数を少なくすることができる。また、従来、
面形状創成工程と玉型加工工程の2工程でレンズを保持
治具に所定のアライメントで接着するブロック工程が必
要であったのに対し、1回で済むようになり、生産工程
の簡略化が可能となった。
【0048】次に、第4実施形態の玉型加工装置につい
て図6を参照して説明する。図6は、第4実施形態の玉
型加工装置1dの概略の構成を示す平面図である。この
玉型加工装置1dは、眼鏡レンズの面形状創成の切削加
工と玉型加工の切削加工とをそれぞれ独立して行えるよ
うに構成されている。
【0049】図6に示す玉型加工装置1dは、ベッド2
上にワーク回転手段3,面形状創成用バイト駆動手段6
d及び玉型加工用バイト駆動手段5dを備える。
【0050】ワーク回転手段3は、ベッド2上に固定さ
れ、ほぼ水平方向のZ軸と平行なワーク回転軸Cの先端
にワークチャック31が取り付けられ、回転軸駆動用サ
ーボモータ32によってワーク回転軸Cが回転駆動され
る。ワーク回転軸Cの回転角、即ちワークチャック31
の回転角はロータリーエンコーダによって割り出され
る。ワークチャック31に面形状創成の切削加工と玉型
加工すべきセミフィニッシュレンズ(ワーク)12が図
示しないブロック治具を介して装着される。ワークチャ
ック31に装着されたレンズ12の厚さ方向とワーク回
転軸Cとは平行になり、ワークチャック31に装着され
たレンズ12は、ワーク回転軸C回りに回転する。
【0051】面形状創成用バイト駆動手段6dは、レン
ズ12の凹面又は凸面と対向する位置に配置され、第1
X軸テーブル67と第1Z軸テーブル62とを備える。
第1X軸テーブル67は、駆動用サーボモータ68によ
ってZ軸方向と直交するX1軸方向に往復運動するよう
に駆動され、第1X軸テーブル67の位置はエンコーダ
又はリニアスケールによって割り出される。第1Z軸テ
ーブル62は、第1X軸テーブル67の上に設置されて
おり、駆動用サーボモータ61によってZ1軸方向に往
復運動するように駆動される。第1Z軸テーブル62の
位置はエンコーダ又はリニアスケールによって割り出さ
れる。第1Z軸テーブル62の上に、バイト保持手段と
しての2台の第1刃物台63と第2刃物台64が固定さ
れ、第1刃物台63には粗削り用バイト65が固定さ
れ、第2刃物台には仕上げ用バイト66が固定されてい
る。
【0052】また、玉型加工用バイト駆動手段5dは、
ワークチャック31のX軸方向の少し離間した対向する
位置に配置されている。玉型加工用バイト駆動手段5d
は、第2X軸テーブル57と第2Z軸テーブル55とを
備える。第2X軸テーブル57は、駆動用サーボモータ
58によってZ軸方向と直交するX2軸方向に往復運動
するように駆動され、第2X軸テーブル57の位置はエ
ンコーダ又はリニアスケールによって割り出される。第
2Z軸テーブル55は、第2X軸テーブル57の上に設
置されており、駆動用サーボモータ56によってZ2軸
方向に往復運動するように駆動される。第2Z軸テーブ
ル55の位置はエンコーダ又はリニアスケールによって
割り出される。第2Z軸テーブル55の上には、バイト
保持手段としての刃物台53が固定され、刃物台53に
玉型加工用バイト54が取り付けられている。
【0053】レンズ12は、ワーク回転手段3によって
ワーク回転軸C回りに回転駆動される。面形状創成用バ
イト65,66の先端は、レンズ12の回転角に応じて
面形状創成用バイト駆動手段6dによってX1軸方向及
びZ1軸方向の位置決めがなされる。即ち、ワーク12
を回転させながら、ワーク12のワーク回転軸であるZ
軸方向の面形状創成用バイト65,66の先端とワーク
12の相対的な位置及びX軸方向の面形状創成用バイト
65,66の先端とワーク12の回転中心の相対的な位
置をワーク12の回転に同期させて切削加工を行う。ま
た、玉型加工用バイト54の先端は、レンズ12の回転
角に応じて、玉型加工用バイト駆動手段5dによってX
2軸方向及びZ2軸方向の位置決めがなされる。即ち、
ワーク12を回転させながら、ワーク12のワーク回転
軸であるZ軸方向の玉型加工用バイト54の先端とワー
ク12の相対的な位置及びX軸方向の玉型加工用バイト
54の先端とワーク12の回転中心との相対的な位置を
ワーク12の回転に同期させて切削加工を行って、玉型
加工レンズを得る。
【0054】この玉型加工装置1dは、第3実施形態の
玉型加工装置1cと同様に、ワーク回転手段3(C
軸)、面形状創成用バイト駆動手段6d(X1軸及びZ
1軸)の3軸を使って面形状創成の切削加工後、ワーク
回転手段3(C軸)、玉型加工用バイト駆動手段5d
(X2軸及びZ2軸)の3軸を使って玉型加工を行うこ
とができる。また、レンズ12が移動せず、面形状創成
用バイト駆動手段6dと玉型加工用バイト駆動手段5d
とがそれぞれ独立して制御されるため、面形状創成の切
削加工と玉型加工の切削加工とを同時に行うことができ
る。
【0055】このような玉型加工装置1dは、第3実施
形態の玉型加工装置1cの効果に加えて、面形状創成の
切削加工と玉型加工の切削加工とを同時に行うことがで
きるため、加工時間を短縮化することができる。
【0056】上記第3実施形態の玉型加工装置1c及び
第4実施形態の玉型加工装置1dの説明では、玉型加工
用バイトが1つの例を示しているが、第2実施形態の如
く複数のバイトをバイト保持手段に装着し、バイトを交
換して切削するようにしてもよい。
【0057】また、第3実施形態の玉型加工装置1cに
おけるワーク駆動手段4c、面形状創成用バイト駆動手
段6、玉型加工用バイト駆動手段5cの各テーブルが動
く方向は、ワーク回転軸Cに対して平行な方向と直交す
る方向の2方向に対するレンズとバイトとの相対位置を
制御できればよいため、上記説明に限定されない。
【0058】例えば、図5に示した玉型加工装置1c
は、ワーク駆動手段4cが形状創成加工と玉型加工の両
方に用いられていたが、ワーク回転手段3をZ軸方向に
駆動制御する第2ワーク駆動手段をX軸テーブル42c
の上に設置すると共に、玉型加工用バイト駆動手段5c
をX軸方向に駆動制御するように構成することができ
る。このような構成の玉型加工装置は、玉型加工時には
Z軸方向の往復運動が制御される第2ワーク駆動手段と
X軸方向の往復運動が制御される玉型加工用バイト駆動
手段を用いて玉型加工し、比較的重量があるX軸テーブ
ル42cを用いなくてもよいので、玉型加工をより高速
化することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の玉型加工方法によれば、切削加
工により玉型加工を行うようにしたので、高速で加工で
き、生産性が向上する。
【0060】また、本発明の玉型加工方法によれば、面
形状創成加工と玉型加工とを一つの装置で連続で行うこ
とができるため、生産性が向上する。
【0061】本発明の玉型加工装置は、切削加工により
玉型加工を行うようにしたので、高速で加工でき、生産
性が良好である。
【0062】また、本発明の玉型加工装置は、面形状創
成装置に玉型加工機構を付加した構成であるため、一つ
の装置で面形状創成加工と玉型加工とを連続で行うこと
ができ、生産性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の玉型加工装置の第1実施形態の概略構
成を示す平面図である。
【図2】(a)、(b)は、本発明の玉型加工装置によ
る玉型加工方法を説明するもので、ワーク回転軸方向か
ら見た正面図である。
【図3】本発明の玉型加工装置の第2実施形態の概略構
成を示す平面図である。
【図4】(a)〜(c)は、それぞれ第2実施形態の玉
型加工装置による玉型加工の工程を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の玉型加工装置の第3実施形態の概略構
成を示す平面図である。
【図6】本発明の玉型加工装置の第4実施形態の概略構
成を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1b、1c、1d 玉型加工装置 2 ベッド 3 ワーク回転手段 31 ワークチャック 4,4c ワーク駆動手段 5、5c、5d 玉型加工用バイ
ト駆動手段 53 刃物台(バイト
保持手段) 54 玉型加工用バイ
ト 6、6d 面形状創成用バ
イト駆動手段 65 粗削り用バイト 66 仕上げ用バイト 10,12 レンズ(ワー
ク)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡レンズの厚さ方向のワーク回転軸回
    りに前記眼鏡レンズを回転させながら、前記ワーク回転
    軸と平行な方向と前記ワーク回転軸と直交する方向とに
    おけるバイトと前記眼鏡レンズとの相対位置を前記ワー
    ク回転に同期させて制御することによって、前記眼鏡レ
    ンズを眼鏡フレームに嵌合するように前記バイトで切削
    加工することを特徴とする玉型加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の玉型加工方法において、 粗削り用バイト、仕上げ用バイト及びヤゲン加工用バイ
    トを含む複数の前記バイトを交換して切削加工すること
    を特徴とする玉型加工方法。
  3. 【請求項3】 眼鏡レンズの厚さ方向のワーク回転軸回
    りに前記眼鏡レンズを回転させながら、 前記ワーク回転軸と平行な方向と前記ワーク回転軸と直
    交する方向とにおける面形状創成用バイトと前記眼鏡レ
    ンズとの相対位置を前記ワーク回転に同期させて制御す
    ることによって、前記眼鏡レンズの凸面又は凹面を前記
    バイトで切削加工する面形状創成工程と、 前記ワーク回転軸と平行な方向と前記ワーク回転軸と直
    交する方向とにおける玉型加工用バイトと前記眼鏡レン
    ズとの相対位置を前記ワーク回転に同期させて制御する
    ことによって、前記眼鏡レンズを眼鏡フレームに嵌合す
    るように前記バイトで切削加工する玉型加工工程とを行
    うことを特徴とする玉型加工方法。
  4. 【請求項4】 眼鏡レンズを眼鏡フレームに嵌合するよ
    うに切削加工する玉型加工装置であって、 前記眼鏡レンズの厚さ方向のワーク回転軸回りに前記眼
    鏡レンズを回転させるワーク回転手段と、 前記眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と直
    交する方向にバイト保持手段又は前記ワーク回転手段を
    往復運動させる第1駆動手段と、 前記眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と平
    行な方向に前記バイト保持手段又は前記ワーク回転手段
    を往復運動させる第2駆動手段とを有することを特徴と
    する玉型加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の玉型加工装置において、 前記バイト保持手段が、粗削り用バイト、仕上げ用バイ
    ト及びヤゲン加工用バイトを含む複数のバイトを備える
    ことを特徴とする玉型加工装置。
  6. 【請求項6】 眼鏡レンズの厚さ方向のワーク回転軸回
    りに前記眼鏡レンズを回転させるワーク回転手段と、 前記眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と平
    行な方向に面形状創成用バイトと前記眼鏡レンズとの相
    対位置を制御する第1駆動手段と、 前記眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と直
    交する方向に前記面形状創成用バイトと前記眼鏡レンズ
    との相対位置を制御する第2駆動手段と、 前記眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と平
    行な方向に玉型加工用バイトと前記眼鏡レンズとの相対
    位置を制御する第3駆動手段と、 前記眼鏡レンズの回転と同期して前記ワーク回転軸と直
    交する方向に前記玉型加工用バイトと前記眼鏡レンズと
    の相対位置を制御する第4駆動手段とを有することを特
    徴とする玉型加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の玉型加工装置において、 前記第1駆動手段が、前記ワーク回転軸と平行な方向に
    前記面形状創成用バイトを往復運動させる面形状創成用
    バイト駆動手段であり、 前記第2駆動手段が、前記ワーク回転手段を前記ワーク
    回転軸と直交する方向に往復運動させるワーク駆動手段
    であり、 前記第3駆動手段が、前記ワーク回転軸と平行な方向に
    前記玉型加工用バイトを往復運動させる玉型加工用バイ
    ト駆動手段であり、 前記第4駆動手段が、前記ワーク駆動手段であることを
    特徴とする玉型加工装置。
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