JP2003230217A - 自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造 - Google Patents
自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造Info
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- JP2003230217A JP2003230217A JP2002023886A JP2002023886A JP2003230217A JP 2003230217 A JP2003230217 A JP 2003230217A JP 2002023886 A JP2002023886 A JP 2002023886A JP 2002023886 A JP2002023886 A JP 2002023886A JP 2003230217 A JP2003230217 A JP 2003230217A
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- bracket
- band clip
- wire harness
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネスに取り付けたバンドクリップ
をコネクタに対して任意の方向から取り付けられるよう
にする。 【解決手段】 ワイヤハーネスＷ／Ｈの電線群に接続さ
れるコネクタ５に取り付けたブラケット１０に、バンド
クリップ７を着脱自在に取り付け、コネクタ５とバンド
を巻き付けるワイヤハーネスＷ／Ｈとを車体に係止する
もので、ブラケット１０は箱部１１の下壁よりコネクタ
５への取付部１２を突設し、箱部１１の上壁あるいは下
壁の内面に係止爪１１ｅを突出させ、箱部１１の２〜４
面の側壁に開口１１ａ〜１１ｄを穿設し、バンドクリッ
プ７には被係止部８ａを有した係止板部８を突出させ、
係止板部８ａを箱部１１のいずれかの開口１１ａ〜１１
ｄより挿入し、被係止部８ａを係止爪１１ｅに係止し
て、コネクタ５をバンドクリップ７に対して２〜４の方
向のいずれからか選択して固定可能とする。
をコネクタに対して任意の方向から取り付けられるよう
にする。 【解決手段】 ワイヤハーネスＷ／Ｈの電線群に接続さ
れるコネクタ５に取り付けたブラケット１０に、バンド
クリップ７を着脱自在に取り付け、コネクタ５とバンド
を巻き付けるワイヤハーネスＷ／Ｈとを車体に係止する
もので、ブラケット１０は箱部１１の下壁よりコネクタ
５への取付部１２を突設し、箱部１１の上壁あるいは下
壁の内面に係止爪１１ｅを突出させ、箱部１１の２〜４
面の側壁に開口１１ａ〜１１ｄを穿設し、バンドクリッ
プ７には被係止部８ａを有した係止板部８を突出させ、
係止板部８ａを箱部１１のいずれかの開口１１ａ〜１１
ｄより挿入し、被係止部８ａを係止爪１１ｅに係止し
て、コネクタ５をバンドクリップ７に対して２〜４の方
向のいずれからか選択して固定可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスの車体組付構造に関し、詳しくは、自動車内に配
策されたワイヤハーネスの電線端末に接続されたコネク
タにブラケットを取り付け、かつ、該ブラケットをバン
ドクリップに固定することにより、該バンドクリップを
取り付けているワイヤハーネスと上記コネクタとをバン
ドクリップで車体に固定するものである。
ーネスの車体組付構造に関し、詳しくは、自動車内に配
策されたワイヤハーネスの電線端末に接続されたコネク
タにブラケットを取り付け、かつ、該ブラケットをバン
ドクリップに固定することにより、該バンドクリップを
取り付けているワイヤハーネスと上記コネクタとをバン
ドクリップで車体に固定するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のコネクタに取り付けら
れ、バンドクリップとロック固定するブラケットは、図
６に示す構成とされている。即ち、ブラケット１は略四
角箱形状の箱部２の一側面に内部と挿通する開口２ａを
穿設し、箱部２の下面よりコネクタ５への取付部となる
ガイド片３を突設すると共に、ロック爪４を突出させて
いる。図７（Ａ）に示すように、ブラケット１のガイド
片３をコネクタ５のガイド枠６にスライド挿入して、コ
ネクタ５側の被ロック部（図示せず）とロック爪４とを
ロックすることで、ブラケット１をコネクタ５に固定し
ている。
れ、バンドクリップとロック固定するブラケットは、図
６に示す構成とされている。即ち、ブラケット１は略四
角箱形状の箱部２の一側面に内部と挿通する開口２ａを
穿設し、箱部２の下面よりコネクタ５への取付部となる
ガイド片３を突設すると共に、ロック爪４を突出させて
いる。図７（Ａ）に示すように、ブラケット１のガイド
片３をコネクタ５のガイド枠６にスライド挿入して、コ
ネクタ５側の被ロック部（図示せず）とロック爪４とを
ロックすることで、ブラケット１をコネクタ５に固定し
ている。
【０００３】上記ブラケット１に対して、図７（Ｂ）に
示すように、ワイヤハーネスＷ／Ｈに巻き付けた車体固
定用のバンドクリップ７の根元部分より突出した係止片
８を、ブラケット１の開口２ａに挿入し、箱部２内部の
係止爪（図示せず）と係止片８の被係止孔８ａとを係止
している。即ち、ブラケット１はコネクタ５とバンドク
リップ７とを接続する部品で、バンドクリップ７により
ワイヤハーネスＷ／Ｈを車体に固定すると同時にコネク
タ５をブラケット１及びバンドクリップ７を介して車体
に固定している。
示すように、ワイヤハーネスＷ／Ｈに巻き付けた車体固
定用のバンドクリップ７の根元部分より突出した係止片
８を、ブラケット１の開口２ａに挿入し、箱部２内部の
係止爪（図示せず）と係止片８の被係止孔８ａとを係止
している。即ち、ブラケット１はコネクタ５とバンドク
リップ７とを接続する部品で、バンドクリップ７により
ワイヤハーネスＷ／Ｈを車体に固定すると同時にコネク
タ５をブラケット１及びバンドクリップ７を介して車体
に固定している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラケ
ット１のコネクタ５への取付方向はガイド枠６のスライ
ドの１つの方向のみに限られており、かつ、ブラケット
１にはバンドクリップ７の係止片８を挿入係止する開口
２ａが箱部２の一側面のみにあるため、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈに巻き付けられたバンドクリップ７にコネクタ５
を取り付ける方向が一方向のみに限定されることとな
る。実際の自動車内での使用においては、コネクタ５を
バンドクリップ７に固定する方向が一方向に限定される
と、相手方コネクタの設置方向等の都合によりコネクタ
嵌合作業が困難な場合が発生する問題がある。
ット１のコネクタ５への取付方向はガイド枠６のスライ
ドの１つの方向のみに限られており、かつ、ブラケット
１にはバンドクリップ７の係止片８を挿入係止する開口
２ａが箱部２の一側面のみにあるため、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈに巻き付けられたバンドクリップ７にコネクタ５
を取り付ける方向が一方向のみに限定されることとな
る。実際の自動車内での使用においては、コネクタ５を
バンドクリップ７に固定する方向が一方向に限定される
と、相手方コネクタの設置方向等の都合によりコネクタ
嵌合作業が困難な場合が発生する問題がある。
【０００５】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、コネクタをバンドクリップに固定する際に任意の方
向から取り付けできるようなブラケットをコネクタに取
り付けるようにした自動車用ワイヤハーネスの車体組付
構造を提供することを課題としている。
で、コネクタをバンドクリップに固定する際に任意の方
向から取り付けできるようなブラケットをコネクタに取
り付けるようにした自動車用ワイヤハーネスの車体組付
構造を提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車内に配策されるワイヤハーネスの
電線群に接続されるコネクタに取り付けたブラケット
に、バンドクリップを着脱自在に取り付け、該バンドク
リップにより上記コネクタとバンドを巻き付けるワイヤ
ハーネスとを車体に係止する自動車用ワイヤハーネスの
車体組付構造であって、上記ブラケットは略四角箱形状
の箱部の下壁よりコネクタへの取付部を突設し、該箱部
の上壁あるいは下壁の内面に係止爪を突出させていると
共に、上記箱部の２〜４面の側壁に開口を穿設してお
り、上記バンドクリップには被係止部を有した係止板部
を突出させており、上記係止板部を上記箱部のいずれか
の開口を選択して挿入し、該係止板部に備えられた上記
被係止部を上記係止爪に係止することで、コネクタをバ
ンドクリップに対して２〜４の方向から固定できること
を特徴とする自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造を
提供している。
め、本発明は、自動車内に配策されるワイヤハーネスの
電線群に接続されるコネクタに取り付けたブラケット
に、バンドクリップを着脱自在に取り付け、該バンドク
リップにより上記コネクタとバンドを巻き付けるワイヤ
ハーネスとを車体に係止する自動車用ワイヤハーネスの
車体組付構造であって、上記ブラケットは略四角箱形状
の箱部の下壁よりコネクタへの取付部を突設し、該箱部
の上壁あるいは下壁の内面に係止爪を突出させていると
共に、上記箱部の２〜４面の側壁に開口を穿設してお
り、上記バンドクリップには被係止部を有した係止板部
を突出させており、上記係止板部を上記箱部のいずれか
の開口を選択して挿入し、該係止板部に備えられた上記
被係止部を上記係止爪に係止することで、コネクタをバ
ンドクリップに対して２〜４の方向から固定できること
を特徴とする自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造を
提供している。
【０００７】上記構成とすると、上記コネクタに上記バ
ンドクリップを固定するために用いる箱状のブラケット
に、その４側面のうち２〜４側面に開口を設けているの
で、上記バンドクリップの係止板部を上記開口のうちの
いずれかを挿入口として使用することにより、上記ブラ
ケットに対して上記係止板部を挿入係止する方向を２〜
４方向から任意に選択することができる。したがって、
上記コネクタに取り付けたブラケットに上記バンドクリ
ップを取り付け、バンドクリップによりコネクタとバン
ドを巻き付けるワイヤハーネスとを車体に係止する際
に、コネクタのバンドクリップに対する取付方向の選択
の余地が増えることより、相手方コネクタとの接続方向
に合わせた取り付けを行うことができる。なお、上記ブ
ラケットの箱部の側面へ設ける開口の数は多いほどあら
ゆる方向から取り付けでき、取付作業性は向上する。
ンドクリップを固定するために用いる箱状のブラケット
に、その４側面のうち２〜４側面に開口を設けているの
で、上記バンドクリップの係止板部を上記開口のうちの
いずれかを挿入口として使用することにより、上記ブラ
ケットに対して上記係止板部を挿入係止する方向を２〜
４方向から任意に選択することができる。したがって、
上記コネクタに取り付けたブラケットに上記バンドクリ
ップを取り付け、バンドクリップによりコネクタとバン
ドを巻き付けるワイヤハーネスとを車体に係止する際
に、コネクタのバンドクリップに対する取付方向の選択
の余地が増えることより、相手方コネクタとの接続方向
に合わせた取り付けを行うことができる。なお、上記ブ
ラケットの箱部の側面へ設ける開口の数は多いほどあら
ゆる方向から取り付けでき、取付作業性は向上する。
【０００８】また、上記箱部の上壁に複数のスリットを
切り欠くことにより、一端が自由端で他端が固定端とな
る弾性片を形成し、上記係止爪は該弾性片の内面より突
出している一方、上記バンドクリップの係止板部には被
係止孔を穿設して上記被係止部としている。上記構成と
することで、上記バンドクリップの被係止部に上記係止
爪を係止する際に弾性片が撓んで係止作業が行われやす
くなる。一方、ブラケットの側面開口から上記バンドク
リップの係止板部を抜き取る際にも、冶具等を用いて上
記弾性片を上方へ撓ませることで簡単に係止を解くこと
ができる。
切り欠くことにより、一端が自由端で他端が固定端とな
る弾性片を形成し、上記係止爪は該弾性片の内面より突
出している一方、上記バンドクリップの係止板部には被
係止孔を穿設して上記被係止部としている。上記構成と
することで、上記バンドクリップの被係止部に上記係止
爪を係止する際に弾性片が撓んで係止作業が行われやす
くなる。一方、ブラケットの側面開口から上記バンドク
リップの係止板部を抜き取る際にも、冶具等を用いて上
記弾性片を上方へ撓ませることで簡単に係止を解くこと
ができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。第１実施形態の自動車用ワイヤハーネスの
車体組付構造に用いられるブラケット１０は、図１乃至
図３に示すように、略四角箱形状の箱部１１の下壁の外
面にコネクタ５への取付部１２を突設していると共に、
箱部１１の４つの側壁には全て開口１１ａ、１１ｂ、１
１ｃ、１１ｄを穿設しており、うち３つの開口を後述す
る挿入口１１ａ、１１ｂ、１１ｃとしている。
て説明する。第１実施形態の自動車用ワイヤハーネスの
車体組付構造に用いられるブラケット１０は、図１乃至
図３に示すように、略四角箱形状の箱部１１の下壁の外
面にコネクタ５への取付部１２を突設していると共に、
箱部１１の４つの側壁には全て開口１１ａ、１１ｂ、１
１ｃ、１１ｄを穿設しており、うち３つの開口を後述す
る挿入口１１ａ、１１ｂ、１１ｃとしている。
【００１０】また、箱部１１の上壁には開口１１ｄのあ
る側面より２本のスリット１１ｇを切り欠いており、該
スリット１１ｇ間の弾性片１１ｆは一端を自由端１１ｆ
−１とし他端を固定端１１ｆ−２としていると共に、弾
性片１１ｆの内面には係止爪１１ｅを突出させている。
係止爪１１ｅは、箱部１１の挿入口１１ａ、１１ｂ、１
１ｃに面する部分に傾斜部１１ｅ−１、１１ｅ−２、１
１ｅ−３を設けることで、挿入口１１ａ、１１ｂ、１１
ｃよりバンドクリップ７の係止板部８を挿入する際に、
係止板部８が係止爪１１ｅを乗り越えやすくしている。
一方、係止爪１１ｅの挿入口でない開口１１ｄに面する
部分は段部１１ｅ−４として傾斜を設けていない。
る側面より２本のスリット１１ｇを切り欠いており、該
スリット１１ｇ間の弾性片１１ｆは一端を自由端１１ｆ
−１とし他端を固定端１１ｆ−２としていると共に、弾
性片１１ｆの内面には係止爪１１ｅを突出させている。
係止爪１１ｅは、箱部１１の挿入口１１ａ、１１ｂ、１
１ｃに面する部分に傾斜部１１ｅ−１、１１ｅ−２、１
１ｅ−３を設けることで、挿入口１１ａ、１１ｂ、１１
ｃよりバンドクリップ７の係止板部８を挿入する際に、
係止板部８が係止爪１１ｅを乗り越えやすくしている。
一方、係止爪１１ｅの挿入口でない開口１１ｄに面する
部分は段部１１ｅ−４として傾斜を設けていない。
【００１１】取付部１２は断面逆Ｔ形状で、箱部１１の
下壁の外面より突出した縦部１２ｃの下端に直交してガ
イド片１２ａを設けており、該ガイド片１２ａの一端を
閉鎖するように止部１２ｅを設けている。また、２本の
ガイド片１２ａ間にはコネクタ５とロックするロック爪
１２ｂを突出している。
下壁の外面より突出した縦部１２ｃの下端に直交してガ
イド片１２ａを設けており、該ガイド片１２ａの一端を
閉鎖するように止部１２ｅを設けている。また、２本の
ガイド片１２ａ間にはコネクタ５とロックするロック爪
１２ｂを突出している。
【００１２】図４に示すように、上記構造のブラケット
１０の取付部１２のガイド片１２ａを、従来と同構造の
コネクタ５のガイド枠６にスライド挿入し、ブラケット
１０のロック爪１２ｂをコネクタ５のガイド枠６間の被
ロック部（図示せず）にロックすることにより、ブラケ
ット１０をコネクタ５にロック固定する。
１０の取付部１２のガイド片１２ａを、従来と同構造の
コネクタ５のガイド枠６にスライド挿入し、ブラケット
１０のロック爪１２ｂをコネクタ５のガイド枠６間の被
ロック部（図示せず）にロックすることにより、ブラケ
ット１０をコネクタ５にロック固定する。
【００１３】次いで、コネクタ近傍にあるワイヤハーネ
スＷ／Ｈに巻き付けたバンドクリップ７の係止板部８
を、ブラケット１０の３つの挿入口１１ａ、１１ｂ、１
１ｃのいずれか一つに挿入することで、係止板部８に穿
設された被係止孔８ａに箱部１１内部の係止爪１１ｅを
係止し、ブラケット１０とバンドクリップ７を固定す
る。このようにブラケット１０を仲介部品として、コネ
クタ５をバンドクリップ７に固定している。
スＷ／Ｈに巻き付けたバンドクリップ７の係止板部８
を、ブラケット１０の３つの挿入口１１ａ、１１ｂ、１
１ｃのいずれか一つに挿入することで、係止板部８に穿
設された被係止孔８ａに箱部１１内部の係止爪１１ｅを
係止し、ブラケット１０とバンドクリップ７を固定す
る。このようにブラケット１０を仲介部品として、コネ
クタ５をバンドクリップ７に固定している。
【００１４】上記ブラケット１０は、箱部１１の３つの
側面の開口をバンドクリップ７の係止板部８の挿入口１
１ａ、１１ｂ、１１ｃとしているので、バンドクリップ
７の係止板部８を挿入係止する方向を３方向から任意に
選ぶことができる。したがって、コネクタ５に取り付け
たブラケット１０にバンドクリップ７を取り付け、バン
ドクリップ７によりコネクタ５とバンド７ａを巻き付け
るワイヤハーネスＷ／Ｈとを車体に係止する際に、コネ
クタ５のバンドクリップ７に対する取付方向の選択の余
地が増えることより、相手方コネクタとの接続方向に合
わせた取り付けを行うことができる。
側面の開口をバンドクリップ７の係止板部８の挿入口１
１ａ、１１ｂ、１１ｃとしているので、バンドクリップ
７の係止板部８を挿入係止する方向を３方向から任意に
選ぶことができる。したがって、コネクタ５に取り付け
たブラケット１０にバンドクリップ７を取り付け、バン
ドクリップ７によりコネクタ５とバンド７ａを巻き付け
るワイヤハーネスＷ／Ｈとを車体に係止する際に、コネ
クタ５のバンドクリップ７に対する取付方向の選択の余
地が増えることより、相手方コネクタとの接続方向に合
わせた取り付けを行うことができる。
【００１５】また、箱部１１の上壁にスリット１１ｇを
切り欠くことにより、スリット１１ｇ間を一端が自由端
１１ｆ−１で他端が固定端１１ｆ−２となる弾性片１１
ｆとし、係止爪１１ｅを弾性片１１ｆの内面より突出し
ているので、バンドクリップ７の係止板部８の被係止部
８ａに係止爪１１ｅを係止する際に、弾性片１１ｆが撓
んで係止作業が行われやすくなる。一方、ブラケット１
０の挿入口１１ａ（１１ｂ、１１ｃ）からバンドクリッ
プ７の係止板部８を抜き取る際にも、冶具等を用いて弾
性片１１ｆを上方へ撓ませることで簡単に係止を解くこ
とが可能となる。
切り欠くことにより、スリット１１ｇ間を一端が自由端
１１ｆ−１で他端が固定端１１ｆ−２となる弾性片１１
ｆとし、係止爪１１ｅを弾性片１１ｆの内面より突出し
ているので、バンドクリップ７の係止板部８の被係止部
８ａに係止爪１１ｅを係止する際に、弾性片１１ｆが撓
んで係止作業が行われやすくなる。一方、ブラケット１
０の挿入口１１ａ（１１ｂ、１１ｃ）からバンドクリッ
プ７の係止板部８を抜き取る際にも、冶具等を用いて弾
性片１１ｆを上方へ撓ませることで簡単に係止を解くこ
とが可能となる。
【００１６】なお、本実施形態では、ブラケット１０の
挿入口１１ａ、１１ｂ、１１ｃに挿入される係止板部８
を有する部材としてバンドクリップを用いているが、上
記のように被係止孔８ａが穿設された係止板部８を有す
るものであれば、ワイヤハーネスにテープ巻き固定する
基板タイプのクリップにも適用することができる。
挿入口１１ａ、１１ｂ、１１ｃに挿入される係止板部８
を有する部材としてバンドクリップを用いているが、上
記のように被係止孔８ａが穿設された係止板部８を有す
るものであれば、ワイヤハーネスにテープ巻き固定する
基板タイプのクリップにも適用することができる。
【００１７】図５（Ａ）（Ｂ）は第２実施形態を示す。
本実施形態は、ブラケット１０’の箱部１１’の４側面
全ての開口をバンドクリップ７の係止板部８を挿入する
挿入口１１ａ’、１１ｂ’、１１ｃ’、１１ｄ’として
いる。
本実施形態は、ブラケット１０’の箱部１１’の４側面
全ての開口をバンドクリップ７の係止板部８を挿入する
挿入口１１ａ’、１１ｂ’、１１ｃ’、１１ｄ’として
いる。
【００１８】ブラケット１０’は上面視で略正方形であ
り、上壁にコの字状のスリット１１ｇ’を切り欠くこと
により、一端を自由端として他端を固定端とする弾性片
１１ｆ’を形成している。また、上記弾性片１１ｆ’の
内面側であって、上壁内面の中央に係止頭部１１ｅ’を
突出させている。上記構成とすることにより、ブラケッ
ト１０’の箱部１１’の４側面に開口した挿入口１１
ａ’、１１ｂ’、１１ｃ’、１１ｄ’のいずれにバンド
クリップ７の係止板部８を挿入しても、上記係止頭部１
１ｅ’を被係止孔８ａに挿入係止することができる。な
お、他の構成等は第１実施形態と同様であるため説明を
省略する。
り、上壁にコの字状のスリット１１ｇ’を切り欠くこと
により、一端を自由端として他端を固定端とする弾性片
１１ｆ’を形成している。また、上記弾性片１１ｆ’の
内面側であって、上壁内面の中央に係止頭部１１ｅ’を
突出させている。上記構成とすることにより、ブラケッ
ト１０’の箱部１１’の４側面に開口した挿入口１１
ａ’、１１ｂ’、１１ｃ’、１１ｄ’のいずれにバンド
クリップ７の係止板部８を挿入しても、上記係止頭部１
１ｅ’を被係止孔８ａに挿入係止することができる。な
お、他の構成等は第１実施形態と同様であるため説明を
省略する。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、コネクタに取り付けるブラケットの箱部の２
〜４側面に開口を設けて挿入口としているので、上記バ
ンドクリップの係止板部を挿入係止する方向を２〜４方
向から選ぶことができる。よって、コネクタをブラケッ
トを介してバンドクリップへ取り付ける際に、取付方向
の選択の余地が増え、相手方コネクタとの接続方向に合
わせた取り付けを行うことができ作業性が向上する。
によれば、コネクタに取り付けるブラケットの箱部の２
〜４側面に開口を設けて挿入口としているので、上記バ
ンドクリップの係止板部を挿入係止する方向を２〜４方
向から選ぶことができる。よって、コネクタをブラケッ
トを介してバンドクリップへ取り付ける際に、取付方向
の選択の余地が増え、相手方コネクタとの接続方向に合
わせた取り付けを行うことができ作業性が向上する。
【図１】 本発明の第１実施形態に係るブラケットの下
方斜視図である。
方斜視図である。
【図２】 ブラケットの上方斜視図である。
【図３】 （Ａ）はブラケットの側面図、（Ｂ）正面
図、（Ｃ）は背面図である。
図、（Ｃ）は背面図である。
【図４】 ブラケットの使用状況を示す図面である。
【図５】 （Ａ）は第２実施形態に係るブラケットの上
面図、（Ｂ）は正面図である。
面図、（Ｂ）は正面図である。
【図６】 従来のブラケットの下方斜視図である。
【図７】 （Ａ）（Ｂ）は従来のブラケットの使用状況
を示す図面である。
を示す図面である。
７ バンドクリップ
８ 係止板部
８ａ 被係止孔
１０ ブラケット
１１ 箱部
１１ａ、１１ｂ、１１ｃ 挿入口
１１ｅ 係止爪
１１ｆ 弾性片
１１ｆ−１ 自由端
１１ｆ−２ 固定端
１１ｇ スリット
１２ 取付部
１２ａ ガイド片
１２ｂ ロック爪
１２ｃ 縦部
１２ｅ 止部
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０１Ｒ 13/73 Ｈ０２Ｇ 3/28 Ｆ
Ｈ０２Ｇ 3/38 Ｆ１６Ｌ 3/12 Ｅ
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車内に配策されるワイヤハーネスの
電線群に接続されるコネクタに取り付けたブラケット
に、バンドクリップを着脱自在に取り付け、該バンドク
リップにより上記コネクタとバンドを巻き付けるワイヤ
ハーネスとを車体に係止する自動車用ワイヤハーネスの
車体組付構造であって、 上記ブラケットは略四角箱形状の箱部の下壁よりコネク
タへの取付部を突設し、該箱部の上壁あるいは下壁の内
面に係止爪を突出させていると共に、上記箱部の２〜４
面の側壁に開口を穿設している一方、 上記バンドクリップには被係止部を有した係止板部を突
出させ、該係止板部を上記箱部のいずれかの開口を選択
して挿入し、該係止板部に設けた上記被係止部を上記係
止爪に係止することで、コネクタをバンドクリップに対
して２〜４のいずれの方向かを選択して固定できる構成
としていることを特徴とする自動車用ワイヤハーネスの
車体組付構造。 - 【請求項２】 上記ブラケットの箱部上壁に複数のスリ
ットを切り欠いて、一端が自由端で他端が固定端となる
弾性片を形成し、上記係止爪は該弾性片の内面より突出
している一方、上記バンドクリップの係止板部には被係
止孔を穿設して上記被係止部としている請求項１に記載
の自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002023886A JP2003230217A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002023886A JP2003230217A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=27746479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002023886A Withdrawn JP2003230217A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 自動車用ワイヤハーネスの車体組付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003230217A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014003582A1 (de) * | 2014-03-11 | 2015-09-17 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) | Befestigungsvorrichtung für Stecker |
| JP2021153380A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-30 | 住友建機株式会社 | 配線固定具、配線固定具用アダプタ、及びショベル |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002023886A patent/JP2003230217A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014003582A1 (de) * | 2014-03-11 | 2015-09-17 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) | Befestigungsvorrichtung für Stecker |
| JP2021153380A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-30 | 住友建機株式会社 | 配線固定具、配線固定具用アダプタ、及びショベル |
| JP7460436B2 (ja) | 2020-03-18 | 2024-04-02 | 住友建機株式会社 | 配線固定具、配線固定具用アダプタ、及びショベル |
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