JP2000098250A - 落射蛍光顕微鏡 - Google Patents

落射蛍光顕微鏡

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JP2000098250A JP10268298A JP26829898A JP2000098250A JP 2000098250 A JP2000098250 A JP 2000098250A JP 10268298 A JP10268298 A JP 10268298A JP 26829898 A JP26829898 A JP 26829898A JP 2000098250 A JP2000098250 A JP 2000098250A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、操作性がよく、構成がシンプルで安
価な補正レンズを用いて励起を切れ換えたときの波長に
よる収差及び同焦を補正する。 【解決手段】蛍光フィルタユニット22の励起フィルタ
23側又は吸収フィルタ25側のいずれか一方又は両方
の光軸上に色収差の補正のための第1又は第2の補正レ
ンズ27、28を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起フィルタ、ダ
イクロイックミラー及び吸収フィルタにより構成される
蛍光フィルタユニットを選択的に挿脱して励起切り換え
を行うようにした落射蛍光顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に蛍光顕微鏡は、特定の波長域の
光を励起光として標本に照射し、この標本から発する蛍
光を観察するもので、例えば医学や生物学の分野におい
て生物組織や細胞上で蛍光標識を施した蛋白、遺伝子な
どを検出する目的で広く使用されている。
【0003】この蛍光顕微鏡には、特性の異なる複数の
蛍光フィルタユニットが備えられてている。この蛍光フ
ィルタユニットは、通常、励起フィルタ、ダイクロイッ
クミラー及び吸収フィルタを備えている。
【0004】このような蛍光顕微鏡での標本の観察は、
光源から照明光が放射されると、この照明光は、蛍光フ
ィルタユニットの励起フィルタを透過することにより波
長選択が行われ、次にダイクロイックミラーによりさら
に波長選択され、この後に対物レンズにより蛍光色素で
染色された標本に照射され、その標本面で蛍光を発せさ
せる。
【0005】この標本からの蛍光は、対物レンズにより
結像されるが、途中で蛍光フィルタユニットのダイクロ
イックミラーによって波長選択されて吸収フィルタを透
過する。この吸収フィルタを透過した蛍光は、上記対物
レンズの作用により結像面で結像し、この像が接眼レン
ズやテレビジョンカメラ等の観察部で観察されるものと
なる。
【0006】実際の蛍光顕微鏡での観察では、標本或い
は蛍光色素によって標本に照射すべき最適な照明光(励
起光)及び標本から発する蛍光の波長が異なるので、こ
れら標本或いは蛍光色素に応じて最適な蛍光フィルタユ
ニットを光路上に切り換えて配置することが必要となっ
ている。
【0007】図10は例えば特公昭56−19605号
公報に記載されている蛍光フィルタユニットの切り換え
機構の構成図である。光軸に対して回転自在な支持体1
には、2つの蛍光フィルタユニット2、3がそれぞれ差
し替え可能に組み込まれている。これら蛍光フィルタユ
ニット2、3には、それぞれ励起フィルタ4、ダイクロ
イックミラー5及び吸収フィルタ6が備えられている。
【0008】従って、このような蛍光フィルタユニット
の切り換え機構を蛍光顕微鏡に適用すれば、支持体1を
回転させることによって標本の蛍光励起波長領域に対応
した蛍光フィルタユニット2又は3を照明系の光路や観
察光学系の光路に配置できるものとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、蛍光顕微鏡での
観察では、標本を数種類の蛍光色素で染色する多重染色
が使用されるようになっている。この多重染色を利用し
て蛍光標識した遺伝子又はその一部を染色体中にあるD
NAの中に潜り込ませ、これから遺伝子の位置を見た
り、染色体の形状を観察したりする研究が盛んに行われ
ている。その例として遺伝子の位置又は染色体の形状を
分かりやすくするために、同時に観察する多数の染色体
の蛍光像をはっきり区別できる色にする必要がある。こ
のために、波長が大きく異なる照明光で励起する蛍光色
素で同時に標本を染色することが多くなり、紫外領域か
ら赤外領域までの波長を含む照明光を使用し、又その波
長領域の蛍光像を観察することが多くなってきている。
【0010】しかしながら、レンズなどの光学系を構成
する光学材料は、光の波長によって屈折率が異なるの
で、図11に示すように物点7から波長の異なる光が発
生した場合、例えばレンズ8を通過すると、波長によっ
て異なる位置で結像してしまい、いわゆる色収差が生じ
てしまう。このために蛍光顕微鏡での観察では、照明光
の波長領域又は蛍光の波長領域が大きい場合、上記図1
0に示す蛍光フィルタユニットの切り換え機構を使用す
ると次のような問題が生じる。
【0011】顕微鏡の照明系では、標本を均一に照明す
るために照明光の光源のアーク像を対物レンズの瞳位置
に結像するようにしているが、照明光の波長領域が大き
い場合、上記図10に示す蛍光フィルタユニットを使用
すると各波長の光源のアーク像を対物レンズの瞳位置に
結像することができなくなり、その結果として励起切り
換えを行うと、波長によって標本に対してムラのある照
明となってしまう。
【0012】又、顕微鏡の観察系では、標本の蛍光波長
領域が大きい場合、上記図10に示す蛍光フィルタユニ
ットを使用すると各波長の蛍光像が結像位置に結像する
ことができなくなり、その結果として波長によって同焦
ズレが生じてしまい、ボケのある標本の蛍光像を結像し
てしまう。
【0013】色収差は、顕微鏡光学系に補正レンズを設
けることによって補正できるものであり、例えば特開平
9−281399号公報にはその色補正の技術が開示さ
れている。図12はかかる色補正技術を含む落射蛍光顕
微鏡の概略構成図であって、照明用の光源10から放射
される照明光の光路上にダイクロイックミラー11を配
置し、このダイクロイックミラー11の反射光路側に標
本12が配置されている。この標本12から発せられる
蛍光のダイクロイックミラー11の透過側には、プリズ
ム13及び接眼レンズ14が配置されている。そして、
ダイクロイックミラー11の標本12側には前方レンズ
群15が配置されるとともに、ダイクロイックミラー1
1の接眼レンズ14側には後方レンズ群16が配置され
ている。
【0014】このような構成であれば、光源10から放
射された照明光は、ダイクロイックミラー11で反射さ
れ、前方レンズ群15を透過して標本12に照射され、
蛍光を励起する。この標本12の蛍光像は、前方レンズ
群15からダイクロイックミラー11、後方レンズ群1
6を透過して結像位置で結像される。
【0015】このような落射蛍光顕微鏡であれば、前方
レンズ群15を介して収差を含んだ光線を後方レンズ群
16によって補正できるものとなっている。しかしなが
ら、光源10に対して収差の補正手段がないので、光源
10の波長領域が大きい場合、励起を切り換えると、照
明ムラが発生してしまう。
【0016】又、前方レンズ群15によって生じた収差
を補正するために、後方レンズ群16を収差の補正レン
ズとして使用しているが、蛍光の波長領域が大きい場
合、同一の補正レンズ(前方レンズ群15、後方レンズ
群16)で全ての波長に対して収差を補正するため、補
正レンズを複数枚のレンズで構成する必要があり、設計
が難しくなるとともにコストがかかり、実際に完全に収
差を補正することは難しい。
【0017】そこで本発明は、操作性がよく、構成がシ
ンプルで安価な補正レンズを用いて励起を切り換えたと
きの波長による収差及び焦点位置のずれを補正できる落
射蛍光顕微鏡を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、励起
フィルタ、ダイクロイックミラー及び吸収フィルタによ
り構成される蛍光フィルタユニットが選択的に挿脱され
て励起切り換えが行われ、かつ照明系からの照明光を励
起フィルタからダイクロイックミラー、対物レンズを通
して標本に照射し、この標本から発する蛍光を対物レン
ズからダイクロイックミラー、吸収フィルタを通して観
察光学系に導く落射蛍光顕微鏡において、蛍光フィルタ
ユニットの励起フィルタ側又は吸収フィルタ側のいずれ
か一方又は両方の光軸上に配置され、少なくとも色収差
を補正する補正光学系、を備えた落射蛍光顕微鏡であ
る。
【0019】請求項2によれば、請求項1記載の落射蛍
光顕微鏡において、蛍光フィルタユニットの励起切り換
えに連動して補正光学系を、蛍光フィルタユニットの励
起フィルタ側又は吸収フィルタ側のいずれか一方又は両
方の光軸上に配置する連動機構を備えた。
【0020】請求項3によれば、請求項1記載の落射蛍
光顕微鏡において、蛍光フィルタユニットの吸収フィル
タ側に補正光学系を配置し、かつ照明系に照明光の像を
変倍するための光学レンズと、この光学レンズを蛍光フ
ィルタユニットの励起切り換えに連動して光軸方向に移
動させる駆動手段とを備えた。
【0021】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。図1は落射蛍光
顕微鏡の構成図である。照明用の光源20は、標本12
を照明するもので、紫外から赤外までの波長領域を含ん
だ照明光を放射するものとなっている。この光源20か
ら放射される照明光の光路上には、この光源20からの
照明光を集光して光源20のアーク像を結像させる光学
系21を介して蛍光フィルタユニット22が配置されて
いる。
【0022】この蛍光フィルタユニット22は、フィル
タセットすなわち励起フィルタ23、ダイクロイックミ
ラー24及び吸収フィルタ25を備えたもので、観察光
学系の光軸26に対して挿脱されるものとなっている。
【0023】この蛍光フィルタユニット22の励起フィ
ルタ23側には、第1の補正レンズ27が設けられると
ともに、吸収フィルタ25側には、第2の補正レンズ2
8が設けられている。これら第1及び第2の補正レンズ
27、28は、共に色収差を補正するための補正光学系
として作用するものであり、凸レンズの働きをするレン
ズ群から成っている。なお、これら第1及び第2の補正
レンズ27、28は、それぞれ蛍光フィルタユニット2
2に対して各レンズ枠29、30を用いて取り付けられ
ている。
【0024】そして、ダイクロイックミラー24の反射
光路側には、対物レンズ31を介して標本12が配置さ
れるようになっている。なお、対物レンズ31のダイク
ロイックミラー24側には、対物レンズ31の瞳位置3
1aがある。
【0025】又、標本12から発生される蛍光のダイク
ロイックミラー24の透過光路側には、プリズム13が
配置され、このプリズム13の接眼光路上に接眼レンズ
14が配置されるとともに、写真光路上に写真装置又は
TV(テレビジョン)装置32が配置されている。
【0026】ここで、実際の蛍光フィルタユニット22
の支持について図2に示す蛍光フィルタユニット22の
支持機構の構成図を参照して説明する。支持体40は、
円板状に形成されて軸41を中心として矢印イ方向に回
転自在に設けられている。この支持体40の円周方向に
は、複数の蛍光フィルタユニット22、例えば8つの蛍
光フィルタユニット22−1〜22−8が取り付けられ
ている。これら蛍光フィルタユニット22−1〜22−
8は、それぞれ物理的に異なるフィルタセット(励起フ
ィルタ23、ダイクロイックミラー24及び吸収フィル
タ25)を備えたもので、支持体40の回転によって所
望の蛍光フィルタユニット22−1〜22−8を選択的
に観察光学系の光軸26に挿脱でき、励起の切り換えが
できるものとなっている。
【0027】例えば、蛍光フィルタユニット22−1
は、波長600nm〜800nmの可視から近赤外の波
長領域の照明光を励起光として使用し、かつ波長700
nm〜800nmまでの近赤外領域の蛍光像を結像して
観察する場合に観察光学系の光軸26に挿入されるもの
であり、又、蛍光フィルタユニット22−8は、波長3
00nm〜600nmまでの紫外から可視領域の照明光
を励起光として使用し、かつ波長400nm〜700n
mまでの可視領域の蛍光像を結像して観察する場合に観
察光学系の光軸26に挿入されるものとなっている。さ
らに、蛍光フィルタユニット22−7は、波長600n
m〜800nmの可視から近赤外の波長領域の照明光を
励起光として使用する場合に適用され、蛍光フィルタユ
ニット22−6は、波長700nm〜800nmまでの
近赤外領域の蛍光像を結像して観察する場合に適用され
る。
【0028】図3は蛍光フィルタユニット22−1の具
体的な断面図である。蛍光フィルタユニット22−1の
ユニット本体42には、上記の如く励起フィルタ23、
ダイクロイックミラー24及び吸収フィルタ25が取り
付けられている。このユニット本体42の励起フィルタ
23側には、レンズ枠29が取り付けられ、このレンズ
枠29内に第1の補正レンズ27が止め輪43によって
取り付けられ、かつ吸収フィルタ25側には、レンズ枠
30が取り付けられ、このレンズ枠30内に第2の補正
レンズ28が止め輪44によって取り付けられている。
【0029】ここで、第1及び第2の補正レンズ27、
28の作用について図4を参照して説明すると、レンズ
が波長によって屈折率が異なるが、波長が長くなるにつ
れて屈折率が小さくなる。よって、互いに波長の短い光
線Q1 と波長の長い光線Q2とが結像レンズ45を透過
すると、波長の短い光線Q1 と比較して波長の長い光線
2 は小さく曲がるようになる。この結果、同図の点線
に示すように波長の短い光線Q1 の物点46の物点像4
7aに比べ、波長の長い光線Q2 の物点像47bの位置
は遠くなる。
【0030】そこで、波長の短い光線Q1 の物点像47
aの像位置に合わせて焦点距離を計算した凸レンズの働
きをする第1及び第2の補正レンズ27、28を各光路
上に配置すれば、これら第1及び第2の補正レンズ2
7、28を透過した光がある角度で曲がるので、波長の
短い光線Q1 の物点像47aの像位置に波長の長い光線
2 の物点像47bを結像させることができる。
【0031】この蛍光フィルタユニット22−1では、
励起フィルタ23側に第1の補正レンズ27を配置し、
吸収フィルタ25側に第2の補正レンズ28を配置して
いるが、他の蛍光フィルタユニット22−2〜22−8
では、照明光の波長や蛍光の波長に応じて対応できるよ
うに第1の補正レンズ27のみの配置であったり、第2
の補正レンズ28のみの配置であったり、さらには第1
及び第2の補正レンズ27、28の両方の配置であった
りして各種用意されている。
【0032】一般的に、対物レンズは、それ自体である
波長領域の範囲内において色収差が補正されている。従
って、使用する励起光の波長がこの領域外のときには励
起フィルタ側に補正レンズを配置し、又観察光(蛍光)
の波長がこの領域外のときには吸収フィルタ側に補正レ
ンズを配置するようにすればよい。例えば、対物レンズ
として波長300nm〜600nm程度の領域で色収差
が補正されたものを使用する場合、蛍光フィルタユニッ
ト22−1では励起フィルタ側と吸収フィルタ側の両方
に、蛍光フィルタユニット22−6では吸収フィルタ側
に、蛍光フィルタユニット22−7では励起フィルタ側
に、それぞれ補正レンズを配置する。蛍光フィルタユニ
ット22−8では補正レンズは不要である。
【0033】次に上記の如く構成された顕微鏡の作用に
ついて説明する。光源20から放射された照明光は、光
学系21を透過して蛍光フィルタユニット22、例えば
蛍光フィルタユニット22−1の励起フィルタ27を透
過することにより蛍光標本12を励起するための波長の
光が選択され、この後にダイクロイックミラー24によ
り対物レンズ31側に反射される。そして、ダイクロイ
ックミラー24で反射した光は、対物レンズ31により
導かれて標本12の面に到達し、蛍光を励起する。
【0034】標本12で励起された蛍光は、対物レンズ
31によって結像位置で標本12の蛍光像を結像する
が、その途中でダイクロイックミラー24及び吸収フィ
ルタ25を透過することにより波長が選択され、この選
択された波長の光のみが第2の補正レンズ28を通して
結像位置に到達する。この光は、プリズム13により2
方向に分岐され、その一方の光が接眼光路に入り、接眼
レンズ14により標本像が肉眼観察できるものとなる。
又、他方の光が写真光路に入り、写真装置又はTV装置
32により標本像が観察又は記録される。
【0035】ところが、光源20のアーク像は、光学系
21によって結像されるので、波長によって結像位置が
対物レンズ31の瞳位置31aからずれることがある。
そこで照明系では、例えば波長600nm〜800nm
までの照明光を励起光として使用する場合、この波長に
対応する蛍光フィルタユニット22すなわち蛍光フィル
タユニット22−7を支持体40の回転によって観察光
学系の光軸26に挿入すれば、第1の補正レンズ27が
励起フィルタ23側の光路に挿入されるので、この第1
の補正レンズ27によって波長による照明系の色収差が
補正され、その波長領域の光源20の像を対物レンズ3
1の瞳位置31aで結像でき、標本12に対してムラな
く照明できる。
【0036】一方、観察光学系では、例えば波長700
nm〜800nmまでの蛍光像を結像して観察する場
合、この波長に対応する蛍光フィルタユニット22すな
わち蛍光フィルタユニット22−6を支持体40の回転
によって観察光学系の光軸26に挿入すれば、第2の補
正レンズ28が吸収フィルタ25側の光路に挿入される
ので、この第2の補正レンズ28によって波長による観
察光学系の色収差を補正して、その波長領域の蛍光像を
設計上の結像位置で結像でき、波長700nm以下の蛍
光像との焦点位置のずれを補正できる。
【0037】さらに、波長600nm〜800nmの可
視から近赤外の波長領域の照明光を励起光として使用
し、かつ波長700nm〜800nmまでの近赤外領域
の蛍光像を結像して観察する場合、蛍光フィルタユニッ
ト22−1を支持体40の回転によって観察光学系の光
軸26に挿入すれば、第1の補正レンズ27により波長
による照明系の色収差が補正されてその波長領域の光源
20の像を対物レンズ31の瞳位置31aで結像して標
本12に対してムラなく照明ができ、これと共に第2の
補正レンズ28により波長による観察光学系の色収差が
補正されてその波長領域の蛍光像を設計上の結像位置で
結像でき、波長700nm以下の蛍光像との焦点位置の
ずれを補正できる。
【0038】このように上記第1の実施の形態において
は、蛍光フィルタユニット22の励起フィルタ23側又
は吸収フィルタ25側のいずれか一方又は両方の光軸上
に色収差の補正のための第1又は第2の補正レンズ2
7、28を配置したので、励起切り換えと同時に第1の
補正レンズ27を配置することで波長による照明系の色
収差を補正でき、その波長領域の光源20の像を対物レ
ンズ31の瞳位置31aで結像させて標本12に対して
ムラない照明ができ、かつ第2の補正レンズ28により
波長による観察光学系の色収差を補正できてその波長領
域の蛍光像を設計上の結像位置で結像させることができ
る。
【0039】しかも、第1又は第2の補正レンズ27、
28を蛍光フィルタユニット22のユニット本体42に
一体的に設けたので、構成がシンプルで操作性よく、励
起を切り換えたときの色収差を補正できる。
【0040】又、蛍光標本12を観察するときの第1又
は第2の補正レンズ27、28の対応する波長領域が近
赤外だけなので、これら第1又は第2の補正レンズ(レ
ンズ群)27、28をシンプルに構成できる。
【0041】さらに、各蛍光フィルタユニット22−1
〜22−8が回転自在な支持体40に取り付けられてい
るので、励起の切り換えと同時に支持体40を回転させ
て励起に対応する各蛍光フィルタユニット22−1〜2
2−8を選択的に挿脱すればよく、容易に色収差が補正
できる。
【0042】従って、波長領域の広い照明光で標本12
の蛍光を励起する場合、どの波長の照明光でもムラなく
標本12を照明でき、波長領域の広い蛍光像を結像して
観察するときに各波長の蛍光像の結像位置のずれを補正
できる。
【0043】なお、上記第1の実施の形態は、次の通り
変形してもよい。上記第1の実施の形態では、第1又は
第2の補正レンズ27、28をそれぞれレンズ枠29、
30のねじ込みで蛍光フィルタユニット22に一体的に
取り付けているが、図5に示すようにレンズ枠29又は
30の円周上に所定間隔で例えば3つのねじ穴50〜5
2を形成し、これらねじ穴50〜52にそれぞれ各ねじ
53〜55をねじ込み、第1又は第2の補正レンズ2
7、28の外周枠56を支えるようにすれば、各ねじ5
3〜55を回すことにより第1又は第2の補正レンズ2
7、28の心を調整することができる。
【0044】これにより、ネジやレンズ枠29又は30
の精度で光軸に対して第1又は第2の補正レンズ27、
28の心がずれたり、蛍光フィルタユニット22ごとに
そのユニット本体42のメカニカルな精度及び励起フィ
ルタ23、ダイクロイックミラー24及び吸収フィルタ
25の精度にバラツキがあっても、第1又は第2の補正
レンズ27、28の心を光軸に対して調整でき、励起切
り換えによる標本12の像の移動を無くすことができ
る。
【0045】又、上記第1の実施の形態では、標本12
への照明方法をケーラー照明を用いて説明したが、これ
に限らず例えば光学系21の光軸方向に沿った移動で光
源20のアーク像を標本12の面に結像するような照明
方法、すなわちクリティカル照明で使用してもよい。
【0046】又、上記第1の実施の形態では、紫外から
可視までの波長領域の光を基準にして近赤外領域の光に
よる色収差を第1又は第2の補正レンズ27、28によ
り補正するようにしたが、蛍光フィルタユニット22の
個数や波長領域に限定せずに、全ての波長による色収差
を補正できる補正レンズを蛍光フィルタユニット22に
固定するようにしてもよい。例えば、可視までの波長領
域の光を基準にして中赤外、遠赤外の光の色収差を補正
しても良いし、可視領域の光を基準にして紫外領域の光
と赤外領域の光の色収差を補正してもよい。ここで、紫
外領域の光による色収差を補正する場合、第1又は第2
の補正レンズ27、28は凹レンズの働きをするレンズ
群を使用するものとなる。
【0047】又、蛍光フィルタユニット22の支持機構
は、図6の構成図に示すように直線移動を行う支持機構
に代えてもよい。すなわち、板状の支持体60は、例え
ば2つのガイド61、62に矢印ロ方向に直線移動自在
に設けられている。この支持体60上には、複数の蛍光
フィルタユニット22、例えば蛍光フィルタユニット2
2−1〜22−3が設けられている。
【0048】従って、支持体60の直線移動によって所
望の蛍光フィルタユニット22−1〜22−3を選択的
に観察光学系の光軸26に挿脱でき、励起の切り換えが
できるものとなる。
【0049】このような直線移動の支持機構であれば、
支持機構全体を小さく構成できるようになる。なお、照
明系では、光学系21の光軸方向への移動によって照明
光の波長による収差を補正し、光源20の像を対物レン
ズ31の瞳位置31aに結像させるようにすることもで
きる。 (2) 次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、落射蛍光顕微鏡の全体構成は、
上記図1乃至図3に示す上記第1の実施の形態とと同様
であり、ここでは相違する部分のみ説明する。
【0050】図7は落射蛍光顕微鏡に用いる連動機構の
構成図である。この連動機構70Aは、各蛍光フィルタ
ユニット22−1〜22−8の励起切り換えに連動して
例えば第1の補正レンズ27を、各蛍光フィルタユニッ
ト22−1〜22−8の例えば励起フィルタ23側の光
軸上に配置する機能を有している。
【0051】その具体的な構成を説明すると、第1の補
正レンズ27は、スライダ70に固定されている。この
スライダ70は、ガイド71、72に取り付けられ、矢
印ハ方向に移動自在に設けられている。そして、このス
ライダ70には、引っ張りバネ73を介して固定されて
いる。
【0052】又、スライダ70にはピン74が設けら
れ、このピン74に対してレバー75が摺動自在に取り
付けられている。すなわち、レバー75は、略へ字状に
形成され、その一片側に長孔76が形成され、この長孔
76内にピン74が嵌められている。又、このレバー7
5の他片側には、突起部77が形成されるとともに回転
軸78が設けられている。
【0053】従って、レバー75は、回転軸78を中心
として回転自在に設けられ、通常は、引っ張りバネ73
の引っ張り力によって図中点線に示す位置に移動され、
第1の補正レンズ27を光軸から外すようになってい
る。
【0054】一方、各蛍光フィルタユニット22−1〜
22−8には、そのフィルタセットの物理的な特性に応
じて色収差の補正の必要のあるものにそれぞれピン7
9、80が設けられている。すなわち、ピン79、80
を設けた例えば各蛍光フィルタユニット22−1、22
−2は、色収差の補正のために第1の補正レンズ27の
挿入を必要とするものである。
【0055】従って、これら蛍光フィルタユニット22
−1又は22−2が励起切り換えにより観察光学系の光
軸に挿入されると、各ピン79又は80がレバー75の
突起部77に当接し、これによりレバー75が引っ張り
バネ73の引っ張り力に打ち勝って回転し、スライダ7
0を移動させて第1の補正レンズ27を照明系の光軸に
挿入させるものとなっている。
【0056】次に上記の如く構成された顕微鏡の作用に
ついて説明する。色収差を補正する必要のある波長領域
に対応する蛍光フィルタユニット22、例えば蛍光フィ
ルタユニット22−1が支持体40の回転による励起切
り換えによって光軸に挿入されると、蛍光フィルタユニ
ット22−1に設けられているピン79がレバー75の
突起部77を押し込み、これによりレバー75が引っ張
りバネ73の引っ張り力に打ち勝って回転軸78を中心
として回転する。このレバー75の回転に応動してスラ
イダ70が矢印ハ方向に直線移動し、第1の補正レンズ
27が照明系の光軸に挿入される。
【0057】これにより、光源20から放射された照明
光は、光学系21から第1の補正レンズ27を透過し、
次に蛍光フィルタユニット22−1の励起フィルタ23
を透過することにより蛍光標本12を励起するための波
長の光が選択され、この後にダイクロイックミラー24
により対物レンズ31側に反射され、さらに対物レンズ
31により導かれて標本12の面に到達し、蛍光を励起
する。
【0058】この標本12で励起された蛍光は、対物レ
ンズ31からダイクロイックミラー24及び吸収フィル
タ25を透過することにより波長が選択され、この選択
された波長の光のみが第2の補正レンズ28を通して結
像位置に到達する。そして、この光は、プリズム13に
より2方向に分岐され、その一方の光が接眼光路に入
り、接眼レンズ14により標本像が肉眼観察できるもの
となる。又、他方の光が写真光路に入り、写真装置又は
TV装置32により標本像が観察又は記録される。
【0059】一方、色収差を補正する必要としない蛍光
フィルタユニット22、例えば蛍光フィルタユニット2
2−8が支持体40の回転による励起切り換えによって
光軸に挿入されると、この蛍光フィルタユニット22−
8にはピンが設けられていないことから、レバー75
は、引っ張りバネ73の引っ張り力によって引っ張られ
て回転し、このレバー75の回転に応動してスライダ7
0が直線移動して第1の補正レンズ27を照明系の光軸
から外す。
【0060】以下、上記同様に、光源20から放射され
た照明光は、光学系21から励起フィルタ27、ダイク
ロイックミラー24、対物レンズ31を通過して標本1
2の面に到達し、蛍光を励起する。
【0061】この標本12で励起された蛍光は、対物レ
ンズ31からダイクロイックミラー24、吸収フィルタ
25、プリズム13を通過し、接眼レンズ14に導かれ
るとともに写真装置又はTV装置32に導かれる。
【0062】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、励起切り換えに連動して色収差補正のための第1の
補正レンズ27を蛍光フィルタユニット22の励起フィ
ルタ23側に挿脱する連動機構70Aを設けたので、簡
単な操作で波長による同焦ズレ及び照明ムラを補正で
き、これと共に色収差を補正する必要のある波長領域に
対応する蛍光フィルタユニット22が光軸に挿入された
ときのみに第1の補正レンズ27を励起フィルタ23側
に挿入するので、第1の補正レンズ27を1つ用意すれ
ば色収差を補正でき、顕微鏡の原価を下げることができ
る。
【0063】なお、上記第2の実施の形態は、次の通り
変形してもよい。例えば、図8に示すように直線移動を
行う蛍光フィルタユニット22の支持機構に連動機構7
0Aを適用してもよい。このような構成であれば、上記
第2の実施の形態の効果と同様な効果を奏することは言
うまでもなく、かつ支持機構全体を小さく構成できる。
【0064】又、上記第2の実施の形態では、蛍光フィ
ルタユニット22の励起フィルタ23側に連動機構70
Aを設けたが、吸収フィルタ25側に連動機構70Aを
設けて第2の補正レンズ28を挿脱させたり、又は蛍光
フィルタユニット22の励起フィルタ23側と吸収フィ
ルタ25側とにそれぞれ各連動機構70Aを設けて第1
及び第2の補正レンズ28を挿脱させるようにしてもよ
い。 (3) 次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0065】図9は落射蛍光顕微鏡の構成図である。こ
の落射蛍光顕微鏡では、蛍光フィルタユニット22、す
なわち蛍光フィルタユニット22−1〜22−8のいず
れかの吸収フィルタ25側に第2の補正レンズ28のみ
が配置されている。
【0066】又、照明系には、顕微鏡の照明光を集光す
るコレクタレンズ90、このコレクタレンズ90によっ
て結像された光源20のアーク像を変倍するためのコン
バータレンズ91が配置されている。
【0067】このコンバータレンズ91は、照明系の光
軸方向に沿って移動自在に配置され、その駆動はモータ
等の駆動部92によって行われるようになっている。こ
のコンバータレンズ91は、通常2枚以上のレンズによ
って構成されており、例えばそのうちの1枚のレンズを
照明系の光軸方向に移動させると、レンズ間隔が変更さ
れて、コンバータレンズ91の焦点距離が変更されるも
のとなっている。これにより、光源20の像の結像位置
が変えられ、コンバータレンズ91でのレンズの移動量
を波長による色収差に合わせて計算しておけば、どの波
長領域の光でも光源像を対物レンズ31の瞳位置31a
に結像でき、波長による色収差を補正できる。
【0068】従って、駆動部92は、蛍光フィルタユニ
ット22の励起切り換えに連動して光軸方向に移動させ
る機能を有している。次に上記の如く構成された顕微鏡
の作用について説明する。
【0069】色収差を補正する必要のある波長領域に対
応する蛍光フィルタユニット22、例えば蛍光フィルタ
ユニット22−1が支持体40の回転による励起切り換
えによって光軸に挿入されると、駆動部92は、予め計
算された波長による色収差に応じた移動量に従ってコン
バータレンズ91を形成する1つのレンズを移動させ
る。このレンズの移動によりどの波長領域の光でも光源
像を対物レンズ31の瞳位置31aに結像でき、波長に
よる色収差が補正される。
【0070】従って、光源20から放射された照明光
は、コレクタレンズ90、コンバータレンズ91から励
起フィルタ27、ダイクロイックミラー24、対物レン
ズ31を通過して標本12の面に到達し、蛍光を励起す
る。
【0071】この標本12で励起された蛍光は、対物レ
ンズ31からダイクロイックミラー24、吸収フィルタ
25、第2の補正レンズ28、プリズム13を通過し、
接眼レンズ14に導かれるとともに写真装置又はTV装
置32に導かれる。
【0072】このように上記第3の実施の形態によれ
ば、照明系の色収差を補正するために新たに補正レンズ
を設けなくても色収差の補正ができ、さらに顕微鏡の原
価を下げることができる。
【0073】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
3によれば、操作性がよく、構成がシンプルで安価な補
正レンズを用いて励起を切り換えたときの波長による収
差及び同焦を補正できる落射蛍光顕微鏡を提供できる。
【0074】又、本発明の請求項2によれば、簡単な操
作で波長による焦点位置のずれ及び照明ムラを補正で
き、かつ補正レンズを1つ用意するだけで色収差を補正
できて顕微鏡の原価を下げることができる落射蛍光顕微
鏡を提供できる。
【0075】又、本発明の請求項3によれば、照明系の
色収差を補正するために新たに補正レンズを設けなくて
も色収差の補正ができ、さらに顕微鏡の原価を下げるこ
とができる落射蛍光顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる落射蛍光顕微鏡の第1の実施の
形態を示す構成図。
【図2】同顕微鏡に用いる蛍光フィルタユニットを支持
する支持機構の構成図。
【図3】同蛍光フィルタユニットの具体的な断面図。
【図4】同顕微鏡に用いる第1及び第2の補正レンズの
作用を説明するための模式図。
【図5】同顕微鏡における第1又は第2の補正レンズの
取り付け構造の変形例を示す構成図。
【図6】蛍光フィルタユニットの直線移動を行う支持機
構の構成図。
【図7】本発明に係わる落射蛍光顕微鏡の第2の実施の
形態を示す連動機構の構成図。
【図8】同連動機構を蛍光フィルタユニットの直線移動
を行う支持機構に適用した場合の構成図。
【図9】本発明に係わる落射蛍光顕微鏡の第3の実施の
形態を示す構成図。
【図10】従来の蛍光フィルタユニットの切り換え機構
の構成図。
【図11】光に波長が多く含まれている場合に生じる色
収差を示す模式図。
【図12】従来の色補正技術を含む構成図。
【符号の説明】
12:標本、20:光源、 22(22−1〜22−8):蛍光フィルタユニット、 23:励起フィルタ、 24:ダイクロイックミラー、 25:吸収フィルタ、 27:第1の補正レンズ、 28:第2の補正レンズ、 29,30:レンズ枠、 31:対物レンズ、 40:支持体、 42:ユニット本体、 70A:連動機構、 70:スライダ、 71,72:ガイド、 73:引っ張りバネ、 74:ピン、 75:レバー、 78:回転軸、 79,80:ピン、 90:コレクタレンズ、 91:コンバータレンズ、 92:駆動部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 勝行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 波多野 仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 長野 隆 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H052 AA09 AB10 AB21 AB24 AC02 AC03 AC12 AC13 AC14 AC18 AC27 AD32 AD34 AF14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起フィルタ、ダイクロイックミラー及
    び吸収フィルタにより構成される蛍光フィルタユニット
    が選択的に挿脱されて励起切り換えが行われ、かつ照明
    系からの照明光を前記励起フィルタから前記ダイクロイ
    ックミラー、対物レンズを通して標本に照射し、この標
    本から発する蛍光を前記対物レンズから前記ダイクロイ
    ックミラー、前記吸収フィルタを通して観察光学系に導
    く落射蛍光顕微鏡において、 前記蛍光フィルタユニットの前記励起フィルタ側又は前
    記吸収フィルタ側のいずれか一方又は両方の光軸上に配
    置され、少なくとも色収差を補正する補正光学系、を具
    備したことを特徴とする落射蛍光顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記蛍光フィルタユニットの励起切り換
    えに連動して前記補正光学系を、前記蛍光フィルタユニ
    ットの前記励起フィルタ側又は前記吸収フィルタ側のい
    ずれか一方又は両方の光軸上に配置する連動機構を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の落射蛍光顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記蛍光フィルタユニットの前記吸収フ
    ィルタ側に前記補正光学系を配置し、かつ前記照明系に
    前記照明光の像を変倍するための光学レンズと、この光
    学レンズを前記蛍光フィルタユニットの励起切り換えに
    連動して光軸方向に移動させる駆動手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の落射蛍光顕微鏡。
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