JP2003225721A - ヘミング加工システム及びヘミング加工方法 - Google Patents

ヘミング加工システム及びヘミング加工方法

Info

Publication number
JP2003225721A
JP2003225721A JP2002022032A JP2002022032A JP2003225721A JP 2003225721 A JP2003225721 A JP 2003225721A JP 2002022032 A JP2002022032 A JP 2002022032A JP 2002022032 A JP2002022032 A JP 2002022032A JP 2003225721 A JP2003225721 A JP 2003225721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
general
hemming
purpose jig
lower mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002022032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3886386B2 (ja
Inventor
Takashi Shinmyo
高史 新明
Hideyo Takeuchi
英世 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2002022032A priority Critical patent/JP3886386B2/ja
Publication of JP2003225721A publication Critical patent/JP2003225721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3886386B2 publication Critical patent/JP3886386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク種類変更に伴う下型段替えが作業性良
く行える多品種少量生産のワークに好適なヘミング加工
システム 【解決手段】 作業ステージ20上に下型10を搭載し
た汎用治具40を位置決め保持し、下型10上に位置決
め保持されたワーク1の周縁部をロボットアーム30で
ヘミング加工するシステムで、下型10は複数種類のワ
ーク1に専用の複数種類があり、汎用治具40は複数種
類の下型10に共用される。汎用治具40上の複数箇所
にクランプ機構50が位置移動可能、上下に開閉可能に
設置され、各クランプ機構50が閉動作して下型10上
のワーク1の周辺部の任意の複数箇所を押圧してクラン
プする。ロボットアーム30が起動して先端のヘム刃3
3でワーク1の周縁部を順にヘミング加工し、この加工
に併行してロボットアーム30がクランプ機構50を開
閉制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアのアウ
タパネルとインナパネル等の板金製ワークの周縁部をロ
ボットアームで折り曲げるヘミング加工システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車ドアのアウタパネルとインナパネ
ルのヘミング加工は、定位置の作業ステージに位置決め
された下型上にアウタパネルを位置決め保持し、アウタ
パネル上にインナパネルを位置決め保持して、アウタパ
ネルの周縁に予め上方に折り曲げて形成したフランジ部
をロボットアームでインナパネルの周縁部上に約90°
折り曲げることで行われる。ロボットアームは、アーム
先端に設けたヘム刃でアウタパネルのフランジ部の一部
に振動を加えながら順に折り曲げていくものと、アーム
先端のローラでアウタパネルのフランジ部の一部を順々
に押圧して折り曲げていくものがある。
【0003】自動車ドアのアウタパネルとインナパネル
は車種によって形状寸法が異なることから、ヘミング加
工に使用される下型は車種毎のアウタパネルに合わせた
専用型が使用される。また、ヘミング加工時には下型上
のアウタパネルの周縁部上にインナパネルの周縁部を位
置決めして安定した状態で押圧しておく必要があり、こ
のインナパネル等のワークの位置決め手段として特定ワ
ーク専用の下型と一対を成す特定ワーク専用の上型か、
複数種類のワークに共用されるワーク位置決め押圧部材
が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特定ワーク専用の下型
と上型の一対でワークを上下から位置決め保持するヘミ
ング加工システムの場合、アウタパネル等のワークの種
類切り替えに伴う下型の種類切り替え(下型段替え)時
に特定ワーク専用の下型と上型の両方を切り替える必要
があるために、下型段替えの作業が工数多くて長時間を
要し、さらに、ワークの種類毎に高価な下型と上型を必
要とすることから、多品種(多車種)少量生産のワーク
には不適当である。
【0005】また、下型上のワークを真上からワーク位
置決め押圧部材で押圧して位置決め保持するヘミング加
工システムは、特開平10−249454号公報等に開
示されているように下型上のワークの真上にワーク位置
決め押圧部材を特定の昇降装置で上下動可能に配置し、
ワーク位置決め時にワーク位置決め押圧部材を下降させ
てワークの周縁部を除く中央部を押圧(係合、チャック
等)して位置決め保持する。このヘミング加工システム
は、下型段替え時に汎用のワーク位置決め押圧部材を段
替えする必要が無くて、下型段替えが作業性良く行え、
多品種少量生産のワークに好適となる。しかし、汎用の
ワーク位置決め押圧部材を支持して上下動させる昇降装
置が、作業ステージの周辺に設置される複数本の支柱等
を有する構造複雑で高価、大型なものとなって、ヘミン
グ加工システムの設置スペース、設備投資費を増大させ
る不具合があった。
【0006】本発明の目的は、システム全体の設置スペ
ースや設備投資費を低減させると共に、下型段替えが作
業性良く行える多品種少量生産のワークに好適なヘミン
グ加工システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、定位
置の作業ステージ上に位置決め保持された下型にワーク
を位置決め保持してワーク周縁部をロボットアームでヘ
ミング加工するシステムであって、複数種類のワークに
専用の下型の選択された任意種類の下型を上面で位置決
め保持する汎用治具と、この汎用治具の上面の任意の複
数箇所に位置移動可能に、かつ、設置箇所で上下方向に
開閉動可能に設置されて、閉動作することで下型上のワ
ークの周辺部を押圧して下型に位置決め保持する複数の
クランプ機構を有し、下型を位置決め保持した汎用治具
を作業ステージ上に位置決めするシステムにより、上記
目的を達成するものである。
【0008】ここで、ヘミング加工されるワークは自動
車ドア等の板金であり、形状寸法の異なる複数種類のワ
ークを対象としている。ワークが種類毎に専用の下型に
位置決めされ、ワークの周縁部がロボットアームの先端
のヘム刃又はローラでヘミング加工される。複数種類の
ワークに専用の下型が、複数種類の下型に共用される汎
用治具上に位置決めされる。特定ワーク専用の下型は、
既存のヘミング加工システムにおいて使用されている既
存の特定ワーク専用下型が適用できる。汎用治具は上面
に下型位置決め用ピン等を有し、上面に下型を位置決め
保持した状態で定位置のヘミング加工用作業ステージ上
に位置決め保持される。ヘミング加工されるワークの種
類変更により行われる下型段替え作業は、下型と汎用治
具を一体にした状態で行うことが可能であり、このよう
な下型段替えは形状寸法の一定した汎用治具をフォーク
リフトの昇降爪で持ち上げて移動させる等することで下
型段替え作業が簡単、迅速に行えるようになる。また、
下型の保管が汎用治具と一体にした状態で行うことがで
き、このようにすることで下型が汎用治具で保護された
形で保管できる。
【0009】また、汎用治具の上面に設置される複数の
クランプ機構は、ワークを直接にクランプしたときの姿
勢がロックされるトグルクランプ構造が望ましい。この
クランプ機構は、汎用治具上で上下方向に開閉動作して
閉動作時に汎用治具上のワークの周辺部を押圧してワー
クを下型上に位置決め保持する。そのため、下型上でワ
ークを押圧して位置決めする従来のワーク位置決め押圧
部材やその昇降装置を不要にして、ヘミング加工システ
ムの設置スペースの縮小、設備投資費の低減を容易にす
る。かかるクランプ機構の開閉動作は手動と自動のいず
れも可能であり、自動開閉の場合はクランプ機構の個々
に装備させたエアーシリンダ等の駆動源を使って独自に
自動開閉させることも可能であるが、ロボットアームで
自動開閉させることがクランプ機構を簡略化する上で望
ましい。
【0010】請求項2の発明は、作業ステージ上に汎用
治具が載置されるときに汎用治具の外周を摺動させてガ
イドするガイド突起と、このガイド突起でガイドされる
汎用治具の外周に当接し従動回転して汎用治具を作業ス
テージ上の最終位置で位置決め保持するガイドローラと
を作業ステージ上に設置したことを特徴とする。
【0011】ここでのガイド突起は、汎用治具をガイド
ローラへとガイドし、ガイドローラはガイド突起でガイ
ドされて最終位置へと移動する汎用治具を保持しながら
ガイドする。このガイド突起とガイドローラによる汎用
治具の2段階的なガイドで、汎用治具が作業ステージに
対して多少の位置ズレがあっても作業ステージ上の定位
置に常に円滑な動作でもってガイドされ、また、作業ス
テージ上の位置決め最終位置から汎用治具を上昇させて
取り出すときにガイドローラでガイドされることから常
に円滑な動作でもって汎用治具の取り出しが行える。従
って、下型を位置決め保持した汎用治具の一式の重量物
を、例えばフォークリフトで運搬して作業ステージ上に
位置決め保持し、作業ステージ上からフォークリフトで
取り出す作業が容易となる。作業ステージ上のガイド突
起とガイドローラの配置関係、構造は限定されず、ガイ
ド突起を中空構造にしてその中にガイドローラを回転自
在に設置する構造や、作業ステージ上の離隔した箇所に
ガイド突起とガイドローラを別々に設置する配置関係が
可能である。
【0012】請求項3の発明は上記本発明のヘミング加
工システムによるヘミング加工方法で、下型を位置決め
保持した汎用治具を作業ステージ上に位置決め保持し
て、下型上にワークを載せてロボットアームで複数のク
ランプ機構を順に閉じてワークを下型に押圧して位置決
め固定した状態で、ロボットアームで複数のクランプ機
構を開閉制御しながらワークの周縁部をヘミング加工す
ることを特徴とする。
【0013】この発明におけるロボットアームは、ワー
ク周縁部のヘミング加工と汎用治具上のクランプ機構の
開閉を同時進行的に行う。つまり、汎用治具上の下型に
位置決めされたワークは周辺部がクランプ機構で押圧さ
れているため、ワーク周縁部をロボットアームで順にヘ
ミング加工していくと、閉じたクランプ状態にあるクラ
ンプ機構で押圧されている周縁部ではクランプ機構が邪
魔になってヘミング加工できなくなるので、ロボットア
ームによるヘミング加工を中断して閉状態のクランプ機
構をロボットアームで開いてアンクランプ状態にしてか
らヘミング加工を続行させる。このようなロボットアー
ムによるヘミング加工動作とクランプ機構の開閉動作を
適宜に繰り返し行うことで、ワーク周縁部は部分的にク
ランプ機構で押圧されて位置決め保持されていてもロボ
ットアームで順にヘミング加工される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面
(図1乃至図16)を参照して説明する。
【0015】図1及び図2に示されるヘミング加工シス
テムは、定位置に水平に固定された作業ステージ20上
に汎用治具40と下型10の一式を位置決め保持し、下
型10上に位置決め保持されたワーク1の周縁部をロボ
ットアーム30でヘミング加工するシステムである。下
型10は複数種類のワーク1の種類毎に用意される特定
ワーク専用型であり、汎用治具40は複数種類の下型1
0のいずれの種類にも共用される汎用型である。汎用治
具40上に下型10が位置決め保持され、下型10を保
持した汎用治具40が作業ステージ20上に位置決め保
持されて、下型10上にワーク1がセットされる。汎用
治具40上の複数箇所にクランプ機構50が設置され、
1箇所に下型種類設定部60が設置される。クランプ機
構50は、汎用治具40上の下型10にセットされたワ
ーク1の周辺部の任意の複数箇所を押圧してクランプす
る。下型種類設定部60は、汎用治具40上の特定ワー
ク専用下型10の種類を手動で設定するためのもので、
ここで設定された下型の種類はロボットアーム30や図
示しない光学センサー等で検知できるようにしてある。
【0016】作業ステージ20上の所定の複数箇所に
は、汎用治具40をガイドして位置決め保持する図4に
示すようなガイド突起21とガイドローラ22が設置さ
れる。ガイド突起21は作業ステージ20の側面に固定
されて作業ステージ20上へと突出し、作業ステージ2
0の真上から汎用治具40が位置決め載置のために下降
するとガイド突起21のテーパー状の内面が汎用治具4
0の外周に摺動して下降方向をガイドする。ガイドロー
ラ22はガイド突起21に内蔵されて、ガイドローラ2
2の外周一部がガイド突起21の下部内面から少し突出
する。この突出したガイドローラ外周一部にガイド突起
21でガイドされて下降する汎用治具40の外周が当接
すると、ガイドローラ22が定位置で従動回転して汎用
治具40を作業ステージ20上の最終の位置決め位置へ
とガイドして、最終位置で位置決め保持する。このよう
に作業ステージ20に汎用治具40を載置するときにガ
イド突起21とガイドローラ22で2段階的に位置決め
することで、汎用治具40が作業ステージ20に対して
多少位置ズレしていても常に良好な位置決めが可能とな
る。ガイドローラ22は汎用治具40の最終位置決め時
の上下動を円滑なものにして、汎用治具40の作業ステ
ージ20上への位置決め搬入動作と作業ステージ20か
らの搬出動作を円滑なものにする。そのため、下型10
を搭載した汎用治具40の重量物をフォークリフト(図
示せず)で運搬して作業ステージ20に位置決め保持す
る作業が容易となる。
【0017】また、作業ステージ20の上面には上記フ
ォークリフトの2本の昇降爪が挿入される平行な2本の
溝23が形成され、この溝23を利用して汎用治具40
の搬入搬出が行われる。作業ステージ20の真横の定位
置にはロボット本体31が設置され、このロボット本体
31の上端から任意方向にロボットアーム30が延び
る。ロボットアーム30の先端には、ワーク1の周縁部
を順にヘミング加工する加工ユニット32が設置され
る。加工ユニット32は、例えばヘム刃33と、ヘム刃
33を軸方向に振動させるエアーシリンダ34を具え
る。作業ステージ20とロボット本体31の周辺には、
図3の見取り図で示すような安全柵5が設置される。
【0018】安全柵5は例えばアルミ枠に透明樹脂板を
取付けた柵で、部分的にシャッター5aや安全柵扉5
b、…を有する。ロボットアーム30にヘミング加工の
ための起動が自動でかかった場合、シャッター5aで作
業員の安全柵5内への進入を防ぎ、作業員が進入しよう
とした場合は安全マット5cのオン動作で一時停止とな
り、作業員が進入した場合は安全柵5の内部に設置され
たエリアセンサー5dのオン動作で非常停止がかかる。
安全柵扉5bは安全柵5の内部の作業ステージ20から
ワークや下型、汎用治具を取り出す用途と、安全柵5の
外部から作業ステージ20に汎用治具と下型の一式を搬
入する用途に使用される。また、安全柵5の近くの床上
に上下複数段構造の下型置台70が設置されて、下型置
台70からフォークリフトで汎用治具と下型の一式が作
業ステージ20へと搬入される。
【0019】特定ワーク専用の下型10は、従来のヘミ
ング加工システムで使用されていた既存の下型を、必要
に応じて不要部分を取り外すなどしてそのまま適用でき
る。このように下型10に既存品を適用することで、設
備投資費の大幅な節約ができる。形状寸法の異なる複数
種類の下型10の任意の種類が、共通の汎用治具40上
に位置決め保持される。
【0020】汎用治具40は平板状の金属プレートで、
作業ステージ20との間に図示しない凸部と凹部等の位
置決め手段が形成されて、作業ステージ20上に着脱自
在に位置決め保持される。クランプ機構50は汎用治具
40の上面の複数箇所に位置移動可能に設置されて、設
置箇所で上下方向に開閉動作する。例えば図5(A)は
汎用治具40上の6箇所にクランプ機構50を設置した
平面図で、各クランプ機構50は開いたアンクランプ状
態にあって下型10の周辺部に配置される。図5(B)
は汎用治具40の下型10の種類が変更された場合の平
面図で、変更された下型10に応じて汎用治具40上に
設置されるクランプ機構50の位置、数が変更される。
このような汎用治具40上でのクランプ機構50の位置
変更は手動又は自動で行われる。また、複数のクランプ
機構50は下型10とワーク1の形状寸法に応じた複数
種類のものが用意され、その構造の一例を図6と図7に
示す。
【0021】同図のクランプ機構50はトグルクランプ
で、図6は開いたアンクランプ状態、図7は閉じたクラ
ンプ状態が示される。クランプ機構50は、汎用治具4
0上に突設された支柱51の上端部に設置したトグル機
構52から開閉レバー53と操作レバー54を突出させ
て構成される。支柱51は汎用治具40上に位置決め保
持される下型10の側方に設置され、支柱51の上端部
に開閉レバー53と操作レバー54が下型10に対して
接近及び離反する上下方向に開閉する。開閉レバー53
の先端部にはワーク位置決め押圧用パッド56,57が
固定され、操作レバー54の先端には水平方向に延びる
操作ロッド55が一体に形成される(図9参照)。図6
の開状態のときの開閉レバー53と操作レバー54は下
型10から十分に離れた定姿勢でロックされた状態にあ
り、図7の開状態のときの開閉レバー53は下型10の
上方へと傾いて下型10上のワーク1を位置決めする定
姿勢で、操作レバー54は真上に延びた垂直な定姿勢で
ロックされた状態にある。これら各レバー53,54の
開時及び閉時の姿勢のロックはトグル機構52で自動的
に行われる。
【0022】複数のクランプ機構50の全てが開状態に
あるときに、汎用治具40上の下型10にワーク1が手
作業でセットされる。ワーク1は、例えば自動車ドアの
アウタパネル2とインナパネル3で、1車種のアウタパ
ネル専用の下型10上にアウタパネル2が手動で位置決
め載置され、このアウタインナパネル2上にインナパネ
ル3が手作業で載置される。アウタパネル2の周縁には
予め略垂直に折曲されたフランジ部2aが形成され、こ
のフランジ部2aの内側の周縁部上にインナパネル3の
周縁部が載置されて、後述するようにフランジ部2aが
ロボットアーム30の先端のヘム刃33でインナパネル
3の周縁部上へと約90°折り曲げられる。
【0023】図6のように下型10上にアウタパネル2
とインナパネル3を位置決め保持した状態で、操作レバ
ー54をトグル機構52を支点にして上方に回転させる
と、トグル機構52を介して開閉レバー53が上方に回
転して、図7に示すように開閉レバー53の先端部のパ
ッド56,57がインナパネル3の周縁部とその近くの
周辺部を押圧して、インナパネル3をアウタパネル2に
位置決め保持する。
【0024】操作レバー54の開閉は、各クランプ機構
50に装備させたエアーシリンダー等の専用のレバー駆
動源で自動で、或いは、操作レバー54の操作ロッド5
5を使って作業員が手作業で、又は、操作ロッド55を
利用してロボットアーム30で自動で行われる。開状態
と閉状態での操作レバー54の回転移動角度は約150
°〜180°であり、操作ロッド55が開状態から閉状
態まで、また、その逆の状態までに移動する距離は十分
に大きく設定されて、操作ロッド55を使用した手動或
いはロボットアーム30による自動による開閉動作が容
易に行えるようにしてある。
【0025】操作レバー54の開閉をロボットアーム3
0で自動で行う場合、例えば図8(A)、(B)に示す
ようにロボットアーム30の先端のヘム刃33に円形の
作業穴35を貫通させて形成し、この作業穴35に操作
レバー54の操作ロッド55を遊嵌させることで行われ
る。この開閉の要領が図9(A)〜(D)に示され、そ
の詳細は後述する。なお、図8に示されるヘム刃33
は、その上下2箇所に作業穴35を形成しているが、1
箇所の穴だけが操作レバー開閉に使用され、他の1箇所
の穴はヘム刃軽量化等の目的で必要に応じ形成される。
【0026】また、汎用治具40上にクランプ機構50
と共に設置される下型種類表示部60は、汎用治具40
上に位置決め保持される下型10の種類を形態変更で設
定するもので、その具体例が図10及び図11に示され
る。この下型種類表示部60は、汎用治具40上の定位
置に固定された筒状のスタンド61と、スタンド61の
上端に水平に固定された1枚の設定板62を有する。設
定板62には複数種類の下型10の種類数と同じ数の穴
63が形成され、この穴63の内の選択されたいずれか
1つに突起物64が嵌挿される。例えば穴63はネジ穴
であり、突起物64はボルトである。
【0027】複数の穴63の個々のXY座標と下型10
の複数の種類の関係が1対1で決められ、汎用治具40
上に位置決め保持される下型10の1種類で決められた
1箇所の指定された座標の穴63に突起物64が嵌挿さ
れる。汎用治具40と下型10の一式が作業治具40上
に載置されると、必要時に選別板62上の指定された座
標での突起物64の有無が図示しない光学センサーで検
知され、或いは、図11の鎖線で示すようにロボットア
ーム30でヘム刃33を突起物64に接触させて導通チ
ェックする等して検知される。この検知信号に基づいて
汎用治具40上に載置された下型10の種類が判別さ
れ、この判別から下型10上に位置決め保持されるワー
ク1の種類が判別される。
【0028】以上の実施の形態のヘミング加工システム
によるワーク1のヘミング加工は、次のように行われ
る。
【0029】図3で示した下型置台70は例えば図12
に示すような3段ラック構造で、各段の桟71上にはフ
ォークリフトの昇降爪が入る2本の平行な溝72が形成
され、各段の桟71上に汎用治具40と下型10の一式
が載置されて保管される。このような3段ラックによる
下型保管形態は、個々の下型10が汎用治具40に載置
されて保護された形で保管されることになり、下型10
の保管時や運搬時の取り扱いが容易になる。また、厚み
のある下型10でも上下3段に保管することで、床上で
の保管スペースが少なくて済む。
【0030】下型置台70から選別された一式の汎用治
具40と下型10をフォークリフトで取り出して、図3
の安全柵5内の作業ステージ20上に搬入し、汎用治具
40をガイド突起21とガイドローラ22でガイドして
作業ステージ20上に位置決め保持する。この後、汎用
治具40上の下型10に作業員がワーク1(アウタパネ
ル2とインナパネル3)をセットして安全柵5から退出
する。セットされたワーク1をロボットアーム30がヘ
ミング加工する動作の前に、ロボットアーム30は次の
安全確認動作やヘム刃品質確認動作を行う。
【0031】作業ステージ20上のロボット本体31の
近くに図13に示すようなアーム位置検知装置80とヘ
ム刃位置検知装置90が設置され、ヘミング加工の作業
開始前にロボットアーム30はその先端のヘム刃33を
アーム位置検知装置80からヘム刃位置検知装置90へ
と移動させる。一対の検知装置80,90は市販品の適
用が可能である。アーム位置検知装置80は、上端にリ
ミットスイッチ81を有し、ロボットアーム30はヘム
刃33でリミットスイッチ81を押してオンさせる定位
置に静止している。リミットスイッチ81がオン状態に
ある間に作業員による設備の点検や、下型10へのワー
クセットの各作業が行われる。この作業中にロボットア
ーム30が誤って起動してヘム刃33を動かすと、リミ
ットスイッチ81がオフになって非常停止がかけられ
る。
【0032】アーム位置検知装置80でロボットアーム
30が正常な位置に在ると確認された後、ロボットアー
ム30が起動してヘム刃33をヘム刃位置検知装置90
へと移動させる。ヘム刃位置検知装置90はヘム刃33
の摩耗量や位置ズレ量を検知する。例えば図14に示す
ようなレーザーセンサー91でヘム刃33の先端中央の
平坦面と、先端と側面の間のアール部を含む複数箇所の
摩耗量を検出する。ヘム刃33は先端中央の平坦面やそ
の両端のアール部を使ってヘミング加工するため、先端
の平坦面やアール部の摩耗量が許容値を超えるとヘミン
グ加工精度が低下する。そこで、ヘム刃位置検知装置9
0で検出された摩耗量が許容値の例えば0.5mm未満
であれば次のヘミング加工の動作に移り、0.5mm以
上であればヘム刃33の交換が行われる。
【0033】ヘム刃位置検知装置90でヘム刃33の摩
耗量等が検査された後、ロボットアーム30はヘミング
加工前に必要とされる各種の確認動作、例えば下型10
上のワーク1の種類(車種)確認、下型10上でのワー
ク1の有無確認、下型10の周辺にあるクランプ機構5
0の開閉状態の確認の各動作をする。これらの確認動作
は、光学センサーを使って自動的に行うか、或いは、ロ
ボットアーム30を使った導通チェックで行うようにす
ればよい。例えば、下型10上のワーク種類確認は、図
11で説明したようにロボットアーム30でヘム刃33
を下型種類表示部60における指定座標での突起物64
に接触させてヘム刃33と突起物64の間で導通がある
か否かをチェックして行う。また、下型10上でのワー
ク1の有無確認は、ロボットアーム30でヘム刃33を
ワーク1のインナパネル1bに接触させて導通があるか
否かで行う。クランプ機構50の開閉状態の確認は、次
のように行えばよい。
【0034】下型10上にワーク1をセットするとき、
各クランプ機構50は開状態にあり、ワークセット後も
開状態が維持されて、ロボットアーム30はまず各クラ
ンプ機構50が開状態にあるか否かの確認動作をしてか
ら、各クランプ機構50を順に閉じる開閉切り替え動作
に移行する。つまり、ロボットアーム30が開状態にあ
るクランプ機構50を閉状態に切り替える場合、クラン
プ機構50が既に閉状態にあるときにこれを閉じるよう
にロボットアーム30が動作すると閉状態のクランプ機
構50でロボットアーム30の動きが邪魔されることが
あるので、これを回避するためにロボットアーム30は
まず各クランプ機構50が開状態にあるか否かの確認動
作をする。この確認動作は図9(A)→(B)→(A)
の動作順序で行われる。
【0035】図9(A)は図6の開状態のクランプ機構
50における略水平な操作レバー54と操作ロッド55
が示される。この操作ロッド55の先端近くにヘム刃3
3をロボットアーム30で移動させてから、図9(B)
のようにヘム刃33を前進させて1つの操作穴35の中
心部に操作ロッド55を挿入した後、ヘム刃33を少し
だけ上下或いは左右移動させて操作穴35の内面が操作
ロッド55と接触するか否かをチェックする。例えば、
ヘム刃33と操作ロッド55の間に両者が接触すると導
通するようにしておいて、操作穴35の中心部に操作ロ
ッド55が入るタイミングで初めの導通チェックをし、
このときは導通無しのオフ信号でチェックOKとし、次
にヘム刃33を少し上下或いは左右移動させて操作穴3
5の内面が操作ロッド55に接触するタイミングで導通
チェックして、このときは導通有りのオン信号でチェッ
クOKとする。この2回のチェックOKでクランプ機構
50が図6の開状態にあることが正確に確認される。
【0036】全てのクランプ機構50が開状態にあると
確認されると、ロボットアーム30は図6の開状態の各
クランプ機構50を図7の閉状態になるように順に閉じ
ていく。その要領を図9(A)〜(D)に示すと、まず
ロボットアーム30がヘム刃33を図9(A)から図9
(B)の位置に移動させた後、ヘム刃33を図9(C)
の上限位置まで上昇移動させ、この上昇移動で操作ロッ
ド55を介して操作レバー54を略垂直な姿勢まで開
く。その後、図9(D)に示すようにヘム刃33を後退
させて操作ロッド55から離脱させ、次の開状態にある
クランプ機構50を閉じるための動作に移行する。
【0037】ロボットアーム30が全てのクランプ機構
50を順に閉じると、ロボットアーム30は下型10上
のワーク1のヘミング加工動作に移行する。例えば、自
動車ドアのワーク1のヘミング加工される周縁部が図1
5で示す連続した第1周縁部AB、第2周縁部BC、第
3周縁部CDとすると、ロボットアーム30はヘム刃3
3を図15の矢印で示すステップ〜でヘミング加工
する。なお、ステップ、は端処理加工、ステップ
、、、はプリヘム加工、ステップ、、は
本ヘム加工のステップである。
【0038】ステップとステップの端処理加工は、
第1周縁部ABと第2周縁部BCのコーナ部と、第2周
縁部BCと第3周縁部CDのコーナ部に順にヘム刃33
を移動させて、コーナ部をプリヘム加工し易いように曲
げ加工する。
【0039】ステップの後、ステップによって第1
周縁部ABがプリヘム加工される。つまり、図16
(A)に示すように、ワーク1であるアウタパネル2の
周縁のフランジ部2aをヘム刃33の先端面で約45°
折り曲げるプリヘム加工が行われる。この第1周縁部A
Bのプリヘム加工は、第1周縁部ABをクランプしてい
るクランプ機構を一時的に開状態にして行われ、このと
きのワーク位置決め保持は第2周縁部BCと第3周縁部
CDをクランプしているクランプ機構で継続される。ス
テップのプリヘム加工が終了すると、ステップに移
行して同じ第1周縁部ABの本ヘム加工が行われる。こ
の本ヘム加工は図16(B)に示すようにプリヘム加工
されたフランジ部2aをヘム刃33の先端面で押圧して
インナパネル3の周縁部上に重合させる加工で、第1周
縁部ABのヘミング加工が終了する。
【0040】第1周縁部ABのヘミング加工が終了する
と、ロボットアーム30は第1周縁部ABのクランプ機
構を閉じ、次の加工対象である第2周縁部BCのクラン
プ機構を開く動作をしてから、第2周縁部BCをステッ
プとステップで2回に分けてプリヘム加工をし、ス
テップで本ヘム加工する。
【0041】ステップで第2周縁部BCのヘミング加
工が終了すると、第2周縁部BCのクランプ機構が閉じ
られ、第3周縁部CDのクランプ機構が開かれてから、
ステップで第3周縁部CDのプリヘム加工が行われ、
最後にステップで本ヘム加工が行われて、ワーク周縁
部のヘミング加工が終了する。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、複数種類のワークに専
用の下型を複数種類の下型に共用される汎用治具上に位
置決めして、汎用治具をヘミング加工用作業ステージ上
に位置決め保持し、汎用治具上のクランプ機構で下型上
のワークの周辺部をクランプするようにしたので、ヘミ
ング加工されるワークの種類が変更されて下型を変更さ
せる下型段替え作業が下型と一体の汎用治具をフォーク
リフト等で移動させることで行え、この下型段替え作業
中や下型保管中に下型が汎用治具で保護されて下型の取
り扱いが容易になり、下型段替え作業や下型保管作業が
簡単、迅速に行えるようになる。また、汎用治具上のク
ランプ機構は下型上のワークの周辺部を部分的に押圧す
るだけの小形で構造簡単なものが適用でき、而も、クラ
ンプ機構は複数種類の下型、ワークに適用できるので、
設備投資的に有利で多品種少量生産にワークに好適なヘ
ミング加工システムが提供できる。
【0043】また、作業ステージ上のガイド突起とガイ
ドローラが汎用治具を2段階的にガイドして作業ステー
ジへの汎用治具の位置決め保持と作業ステージ上からの
汎用治具の取り外しの各動作を常に円滑にし、下型と汎
用治具の一式の重量物の作業ステージ上での位置決め動
作を正確で容易なものにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すヘミング加工システ
ムの側面図である。
【図2】図1のヘミング加工システムの平面図である。
【図3】図1のヘミング加工システムとその周辺の見取
り図である。
【図4】汎用治具のガイド突起とガイドローラのある部
分の拡大側面図である。
【図5】(A)、(B)は汎用治具の平面図である。
【図6】クランプ機構の開状態時の側面図である。
【図7】クランプ機構の閉状態時の側面図である。
【図8】(A)はロボットアームの先端の加工ユニット
の正面図、(B)は加工ユニットにおけるヘム刃の側面
図である。
【図9】(A)〜(D)はヘム刃とクランプ機構の一部
の関係を示す部分斜視図である。
【図10】汎用治具上の下型種類表示部の平面図であ
る。
【図11】図10の下型種類表示部の正面図である。
【図12】汎用治具と下型の一式を保管する下型置台の
正面図である。
【図13】作業ステージ上のアーム位置検知装置とヘム
刃位置検知装置の正面図である。
【図14】ヘム刃位置検知装置のレーザーセンサーの正
面図である。
【図15】ヘミング加工されるワークの概要を示す平面
図である。
【図16】(A)はワークのプリヘム加工時の断面図、
(B)は本ヘム加工時の断面図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 アウタパネル 2a フランジ部 3 インナパネル 10 下型 20 作業ステージ 21 ガイド突起 22 ガイドローラ 30 ロボットアーム 31 ロボット本体 32 加工ユニット 33 ヘム刃 34 エアーシリンダ 35 作業穴 40 汎用治具 50 クランプ機構 51 支柱 52 トグル機構 53 開閉レバー 54 操作レバー 55 操作ロッド 60 下型種類表示部 62 設定板 63 穴 64 突起物 70 下型置台 80 アーム位置検知装置 90 ヘム刃位置検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B21D 53/88 B21D 53/88 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定位置の作業ステージ上に位置決め保持
    された下型にワークを位置決め保持してワーク周縁部を
    ロボットアームでヘミング加工するシステムであって、 複数種類のワークに対応する複数種類の下型の選択され
    た任意種類の下型を上面で位置決め保持する汎用治具
    と、この汎用治具の上面の任意の複数箇所に位置移動可
    能に、かつ、設置箇所で開閉動可能に設置されて、閉動
    作することで下型上のワークの周辺部を押圧して下型に
    位置決め保持する複数のクランプ機構を有し、下型を位
    置決め保持した汎用治具を作業ステージ上に位置決め保
    持してワークをヘミング加工することを特徴とするヘミ
    ング加工システム。
  2. 【請求項2】 作業ステージ上に、作業ステージ上に汎
    用治具が載置されるときに汎用治具の外周を基準にガイ
    ドするガイド突起と、このガイド突起でガイドされる汎
    用治具の外周に当接し従動回転して汎用治具を作業ステ
    ージ上の最終位置で位置決め保持するガイドローラを設
    置した請求項1記載のヘミング加工システム。
  3. 【請求項3】 定位置の作業ステージ上に位置決め保持
    された下型にワークを位置決め保持してワーク周縁部を
    ロボットアームでヘミング加工する方法において、 複数種類のワークに対応する複数種類の下型の選択され
    た任意種類の下型を上面で位置決め保持する汎用治具の
    上面に、この上面の任意の複数箇所に位置移動可能に、
    かつ、設置箇所で開閉動可能に設置されて、閉動作する
    ことで下型上のワークの周辺部を押圧して下型に位置決
    め保持する複数のクランプ機構を設け、下型を位置決め
    保持した汎用治具を作業ステージ上に位置決め保持し、
    ロボットアームで複数のクランプ機構を順に閉じて下型
    上のワーク周辺部を下型に押圧して位置決め保持した状
    態で、ロボットアームで複数のクランプ機構を開閉制御
    しながらワークの周縁部をヘミング加工することを特徴
    とするヘミング加工方法。
JP2002022032A 2002-01-30 2002-01-30 ヘミング加工システム及びヘミング加工方法 Expired - Fee Related JP3886386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022032A JP3886386B2 (ja) 2002-01-30 2002-01-30 ヘミング加工システム及びヘミング加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022032A JP3886386B2 (ja) 2002-01-30 2002-01-30 ヘミング加工システム及びヘミング加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003225721A true JP2003225721A (ja) 2003-08-12
JP3886386B2 JP3886386B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=27745116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002022032A Expired - Fee Related JP3886386B2 (ja) 2002-01-30 2002-01-30 ヘミング加工システム及びヘミング加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3886386B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2874189A1 (fr) * 2004-08-16 2006-02-17 Abb Mc Soc Par Actions Simplif Procede de fixation de deux pieces l'une a l'autre
US7124611B2 (en) 2004-10-08 2006-10-24 Valiant Corporation Roller hemming machine
US8028559B2 (en) * 2007-08-06 2011-10-04 Hirotec America, Inc. Flying roller hemming anvil process
WO2012039320A1 (ja) 2010-09-24 2012-03-29 日産自動車株式会社 ローラーヘミング加工システム
CN106890875A (zh) * 2017-04-14 2017-06-27 南京康尼机电股份有限公司 一种用于轨道交通车辆门扇的无胎膜滚边夹具及使用方法
CN110052542A (zh) * 2019-06-04 2019-07-26 上海松科快换自动化股份有限公司 一种整车门盖智能包边***

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2874189A1 (fr) * 2004-08-16 2006-02-17 Abb Mc Soc Par Actions Simplif Procede de fixation de deux pieces l'une a l'autre
WO2006021679A1 (fr) * 2004-08-16 2006-03-02 Abb Mc Procede de fixation de deux pieces l'une a l'autre
US7124611B2 (en) 2004-10-08 2006-10-24 Valiant Corporation Roller hemming machine
US8028559B2 (en) * 2007-08-06 2011-10-04 Hirotec America, Inc. Flying roller hemming anvil process
WO2012039320A1 (ja) 2010-09-24 2012-03-29 日産自動車株式会社 ローラーヘミング加工システム
CN102753278A (zh) * 2010-09-24 2012-10-24 日产自动车株式会社 辊式折边加工***
CN102753278B (zh) * 2010-09-24 2015-02-11 日产自动车株式会社 辊式折边加工***
US9533341B2 (en) 2010-09-24 2017-01-03 Nissan Motor Co., Ltd. Roller hemming processing system
CN106890875A (zh) * 2017-04-14 2017-06-27 南京康尼机电股份有限公司 一种用于轨道交通车辆门扇的无胎膜滚边夹具及使用方法
CN110052542A (zh) * 2019-06-04 2019-07-26 上海松科快换自动化股份有限公司 一种整车门盖智能包边***

Also Published As

Publication number Publication date
JP3886386B2 (ja) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10369608B2 (en) Tool mounting stocker, tool storing device and tool/hand storing device, and tool replacing method by robot and control device thereof
JP3663984B2 (ja) 車体組立方法および車体組立装置
US7870774B2 (en) Roller hemming apparatus and roller hemming method
JP3623474B2 (ja) ヘミング加工装置およびヘミング加工方法
KR101550611B1 (ko) 차량용 도어 힌지 로딩장치
WO2016152968A1 (ja) 加工装置
CN211192707U (zh) 一种汽车横梁焊接夹具及焊接工作站
KR101829938B1 (ko) 창호프레임 통합 핸들 조립을 위한 자동 천공장치
JP2003225721A (ja) ヘミング加工システム及びヘミング加工方法
JP3134713B2 (ja) シーラー塗布用ドア位置決め装置
JP2001286953A (ja) へミング装置およびへミング方法
CN216862083U (zh) 撕膜装置
CN215004225U (zh) 一种车辆后保险杠蒙皮检具夹持机构
JP4367692B2 (ja) 曲げ加工装置
JP3529579B2 (ja) ヘミング加工システム
JP2007237191A (ja) 曲げ加工ユニット
JP2000263140A (ja) 曲げ加工装置及びその装置を使用する曲げ加工方法
JP3239018B2 (ja) 自動ラッキング装置
JP2003225722A (ja) ヘミング加エシステム
JP4224015B2 (ja) 線状材の自動曲げ加工装置及び自動曲げ加工システム
JPH09276955A (ja) 金型装置及びこの金型装置を用いたパンチプレス
CN219274290U (zh) 一种手机后盖生产用冲压装置
CN216462739U (zh) 一种汽车传感器端钮组件自动组装焊接设备
JPH11169969A (ja) 板材加工装置
CN114653884B (zh) 一种bldc转子后装配***

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20061121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061121

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees