JP2003225208A - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JP2003225208A
JP2003225208A JP2002027409A JP2002027409A JP2003225208A JP 2003225208 A JP2003225208 A JP 2003225208A JP 2002027409 A JP2002027409 A JP 2002027409A JP 2002027409 A JP2002027409 A JP 2002027409A JP 2003225208 A JP2003225208 A JP 2003225208A
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Tsuguo Kusushiro
紹生 楠城
Naohisa Shibata
尚久 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検眼が0D以外であっても、一定の撮影画
角を保った眼底画像を得ることができ、診断において撮
影画像を有利に利用することができる眼底カメラを提供
する。 【解決手段】 被検眼の眼底を撮影する眼底カメラにお
いて、フォーカスレンズと該フォーカスレンズを介して
被検眼眼底を撮像する撮像素子とを持つ撮影光学系と、
撮像素子により撮像された眼底画像を表示する表示手段
と、フォーカスレンズを撮影光軸方向に移動する移動手
段と、フォーカスレンズの移動位置を検出する検出手段
と、表示手段に表示される眼底画像に対して視野範囲を
定める画面枠をグラフィック表示すると共に、その画面
枠のサイズを前記検出手段の検出結果に基づいて変化さ
せる表示制御手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼眼底を撮影
する眼底カメラに関する。
【0002】
【従来技術】眼底カメラによる撮像に当たっては、歴史
的に35ミリフィルムが基本媒体として使われてきた。
この場合、画像の結像面であるフィルム面の画面枠(マ
スク、視野絞り)は固定であった。最近の電子撮像の対
応においても、35ミリフィルムのときに設けられてい
た画面枠がそのまま画像としてリレーされて使われてき
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の眼底
カメラにおいては、被検眼の屈折異常を補正すべくフォ
ーカスレンズを移動して眼底面への焦点合わせを行って
いる。しかし、フォーカスレンズを移動すると、撮影倍
率が変化し、眼底画像自体のイメージサークルが画面枠
の外側に広がってしまったり、画面枠の内側に入り込ん
でしまう。
【0004】図4は、屈折異常の補正に合わせてフォー
カスレンズを移動したときに得られる眼底像の様子を示
した図である。100は対物レンズ、101は撮影光軸
方向に移動するフォーカスレンズ、102は結像レン
ズ、103は固定的に配置された画面枠を示す。図4
(a)に示す正視状態の0D(ディオプタ)を基準とし
て、図4(b)に示す近視状態(−D)の眼底像は、画
面枠の外側にそのイメージサークル(点線で示した部
分)を広げた形となる。一方、図4(c)に示す遠視状
態(+D)の眼底像は、画面枠の内側にそのイメージサ
ークルが入り込んだ形となり、ぼやけたイメージサーク
ルが出てくる。
【0005】このように、固定的された画面枠が実際の
眼底の撮影範囲を決定してきたわけであるが、撮影画角
に正確に対応できていたのは、被検眼が0Dのときのみ
であった。この不具合に対処するために、画面枠を所定
の規格(撮影画角)の範囲内で出来るだけ小さく設定す
るなどし、さほど強くない遠視(+D)側ではぼやけた
イメージサークルが出ないような処置をとる他無かっ
た。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
被検眼が0D以外であっても、一定の撮影画角を保った
眼底画像を得ることができ、診断において撮影画像を有
利に利用することができる眼底カメラを提供することを
技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0008】(1) 被検眼の眼底を撮影する眼底カメ
ラにおいて、フォーカスレンズと該フォーカスレンズを
介して被検眼眼底を撮像する撮像素子とを持つ撮影光学
系と、前記撮像素子により撮像された眼底画像を表示す
る表示手段と、前記フォーカスレンズを撮影光軸方向に
移動する移動手段と、前記フォーカスレンズの移動位置
を検出する検出手段と、前記表示手段に表示される眼底
画像に対して視野範囲を定める画面枠をグラフィック表
示すると共に、その画面枠のサイズを前記検出手段の検
出結果に基づいて変化させる表示制御手段と、を備える
ことを特徴とする。 (2) (1)の眼底カメラにおいて、観察用照明光に
より照明された被検眼眼底を前記フォーカスレンズを介
して撮像する観察用撮像素子を持つ観察光学系と、前記
観察用撮像素子により撮像された観察画像を表示する第
2の表示手段と、該第2の表示手段に表示される観察画
像に対して視野範囲を定める画面枠をグラフィック表示
すると共に、その画面枠のサイズを前記検出手段の検出
結果に基づいて変化させる第2の表示制御手段と、を備
えることを特徴とする。 (3) (1)の眼底カメラにおいて、前記撮像素子に
より撮像された眼底画像データを記憶すると共に、その
眼底画像データに関連付けて前記画面枠のサイズデータ
を記憶する記憶手段を設け、前記画面枠と眼底画像とを
再生可能にしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について一実施形態
を挙げ、図面に基づいて説明する。図1は実施形態であ
る無散瞳タイプの眼底カメラの光学系概略図である。光
学系は照明光学系1、撮影光学系2、観察光学系3、固
視目標投影光学系35、フォーカス指標投影光学系45
を備える。
【0010】<照明光学系> 観察用光源であるハロゲ
ンランプ10から出射された光束は、赤外フィルタ11
によって赤外光束とされ、コンデンサレンズ12を介し
た後、赤外光反射,可視光透過の特性を有するダイクロ
イックミラー15で反射され、リング状の開口を有する
リングスリット16を照明する。また、撮影用光源であ
るフラッシュランプ13から出射される可視光束は、コ
ンデンサレンズ14を介した後、ダイクロイックミラー
15を透過して観察用の赤外光束と場合と同軸に合成さ
れ、リングスリット16を照明する。なお、ハロゲンラ
ンプ10の代わりに赤外LED等の赤外光源を利用して
も良く、この場合は赤外フィルタ11が不要となる。
【0011】リングスリット16の光束は、リレーレン
ズ17a、ミラー18、中心部に小黒点を有する黒点板
19、ビームスプリッタ48、リレーレンズ17bを介
して、穴開きミラー21の開口部近傍に中間像を形成し
た後、撮影光学系2の光軸と同軸になるように反射され
る。穴開きミラー21で反射したリングスリット光束
は、対物レンズ20により被検眼Eの瞳孔付近で一旦収
束した後、拡散して被検眼眼底部を一様に照明する。こ
のとき、リングスリット光束が対物レンズ20に入射し
て生じる若干の反射光が眼底像の観察・撮影の有害光と
なるため、黒点板19の中心部に設けられた小黒点がリ
レーレンズ17bを介して投影され、有害光が吸収され
るように構成してある。
【0012】<撮影光学系> 眼底からの反射光束は、
対物レンズ20、穴開きミラー21の開口部、撮影絞り
22、光軸方向に移動可能なフォーカスレンズ23、結
像レンズ24を介して赤外光反射、可視光透過の特性を
有するダイクロイックミラー(ダイクロイックプリズ
ム)25に入射する。ダイクロイックミラー25を透過
した可視光束は、結像レンズ24からの光束を目的に合
わせてリレーするリレーレンズ26を通過後、可視域に
感度を有する撮影用のカラーCCDカメラ27に入射
し、その撮像素子面上に眼底像を結像する。
【0013】<観察光学系> 観察光学系3は、撮影光
学系2の対物レンズ20からダイクロイックミラー25
までを共用し、光分割部材としてのダイクロイックミラ
ー25によって赤外域のみ光路が分岐される。ダイクロ
イックミラー25によって反射された眼底からの赤外反
射光束は、リレーレンズ30を透過した後、ダイクロイ
ックミラー25と同じ光学特性を有する光分割部材とし
てのダイクロイックミラー31により更に反射して、赤
外域に感度を有する観察用CCDカメラ32に入射し、
その撮像素子面上に眼底像を結像する。
【0014】なお、フォーカスレンズ23は撮影光学系
2と観察光学系3の共用光路の光軸上を移動可能で、被
検眼の屈折力に合せての屈折異常の調節を可能にする。
フォーカスレンズ23はラック42に固設されており、
ラック42はステッピングモータ40の回転軸に固設さ
れたピニオン41と噛み合っている。ステッピングモー
タ40の回転によってピニオン41、ラック42を介し
て、フォーカスレンズ23が光軸上を移動し、撮影用C
CDカメラ27及び観察用CCDカメラ32の撮像素子
面上に被検眼眼底のピントを合わせる。
【0015】<フォーカス指標投影光学系> フォーカ
ス指標投影光学系45は、指標板47、赤外光を出射す
る照明用LED46、ビームスプリッタ48を備え、指
標板47及びLED46はフォーカスレンズ23と連動
して移動可能に構成されている。指標板47を発した指
標投影用の光束は、穴開きミラー21で反射されて眼底
共役面(不図示)に一旦結像した後、対物レンズ20を
介して被検眼眼底に投影される。被検眼眼底に投影され
たフォーカス指標像は赤外光により投影されているた
め、その反射光はダイクロイックミラー25及び31で
反射され、観察用CCDカメラ32に被検眼の眼底像と
共に撮像される。
【0016】<固視目標投影光学系> 固視目標投影光
学系35はダイクロイックミラー25で撮影光学系2と
光路が分けられる観察光学系3側に配置され、可視光を
発する固視灯36を備え、ダイクロイックミラー31を
共用する。ダイクロイックミラー31は観察光学系3の
光路をさら分割し、観察光学系3と分割された光路側に
固視灯36が配置されている。また、固視灯36はツマ
ミ37の先端に設けられ、被検眼眼底及び観察用CCD
カメラ32の撮像面と略共役な平面内で位置変更可能な
構成とされている。検者がツマミ37を操作することで
固視灯36は投影光軸に垂直な平面内で移動され、これ
により被検眼に呈示される固視目標の位置が変化して被
検眼眼底を所望の撮影部位へ誘導することができるよう
になっている。
【0017】固視灯36から出射する可視光束は、ダイ
クロイックミラー31を透過し、リレーレンズ30を介
してダイクロイックミラー25に入射する。ダイクロイ
ックミラー25に入射した可視の固視標光束は効率的に
はせいぜい10%程度しか反射されないが、撮影光学系
2の光路を辿って被検眼に視認されるには十分で、被検
眼による固視が行われる。
【0018】次に、本実施形態の眼底カメラにおける動
作について、図2に示す制御系の概略図を基に説明す
る。
【0019】まず、被検眼の撮影準備として、被検眼と
光学系とのアライメントを行う。ケーシングに収められ
た光学系は移動台に載置され、図示なき摺動機構により
固定台と相対移動する。固定台側の顎台に被検者を固定
した後、ハロゲンランプ10を点灯して被検眼を赤外光
により照明する。赤外光の照明による眼底からの反射光
束はダイクロイックミラー25で反射され、観察用CC
Dカメラ32に被検眼像が撮像される。観察用CCDカ
メラ32からの画像信号は画像制御部51に入力され
る。画像制御部51にはカラーの液晶ディスプレイ(L
CD)53が接続されており、これに動画の観察画像が
表示される。検者はLCD53に映し出された被検眼像
(このときはモノクロの動画像)を観察すると共に、図
示なきアライメント光学系により形成されるアライメン
ト輝点を観察して、被検眼と光学系の作動距離及び光軸
調整のアライメントを行う。
【0020】アライメントを完了した後、検者はフォー
カススイッチ56を操作し、各CCDカメラ27,32
の撮像面が眼底と共役な位置になるようにフォーカスレ
ンズ23を移動させる。システム制御部50は、フォー
カススイッチ56からの操作信号に応じてステッピング
モータ40を回転させることでフォーカスレンズ23を
撮影光学系2の光軸上で移動させる。これは、被検眼の
屈折異常による焦点位置のズレを補正し、眼底にピント
を合わせ、明瞭な眼底撮影像を得るためである。固視灯
36から出射する可視光束は前述のように、ダイクロイ
ックミラー25によって反射されて被検眼眼底に投影さ
れるので、被検者の屈折異常が補正されると明瞭に確認
できるようになり、その状態で被検者にはこれを固視さ
せる。
【0021】フォーカスレンズ23の移動によるピント
合わせには、観察用CCDカメラ32に眼底像とともに
撮像されるフォーカス指標像(指標板47の像)が利用
される。検者は観察用CCDカメラ32に撮像される赤
外眼底像及びフォーカス指標像をLCD53で観察しな
がら、フォーカス指標像のピントを合わせるようにフォ
ーカススイッチ56を操作することで、被検者の屈折異
常による焦点位置のズレ(被検眼屈折力ディオプトリの
変動分)を補正する。
【0022】ピント合わせを完了させ、撮影したい眼底
像が観察できるようにした状態で、検者は撮影スイッチ
55を押すとフラッシュランプ13が発光し、被検眼眼
底が可視光で照明される。眼底からの可視の反射光は前
述の光路を辿って撮影用CCDカメラ27に入射する。
CCDカメラ27からの映像信号は画像制御部51に入
力され、フラッシュランプ13の発光と同期して画像制
御部51が持つ画像メモリ51aに静止画像が記憶され
る。
【0023】CCDカメラ27に撮像される眼底画像の
サイズは、フォーカスレンズ23の移動位置に応じて異
なる。制御部50はモータ40の回転パルス数から撮影
時のフォーカスレンズ23の位置情報を検出しており、
その位置情報から撮影倍率の変動情報(ディオプトリの
変動分)、すなわちこれに見合った眼底画像サイズを求
める。眼底画像サイズは、フォーカスレンズ23の位置
とこれに基づいて光学設計面から算出される倍率変動と
の相関関係を予めプログラムしておくことにより得るこ
とができる。なお、フォーカスレンズ23の移動位置
は、エンコーダ等によって検知しても良い。
【0024】画像制御部51は視野範囲を定める例えば
円形開口を持つ画面枠(図3の符号80)をグラフィッ
クで生成し、その画面枠を画像メモリ51aに記憶され
た眼底画像に合成してLCD53に表示する。このと
き、画像制御部51はシステム制御部50が求めた眼底
画像サイズのデータに対応させ、つまり撮影画角が一定
となるようにLCD53にグラフィック表示する画面枠
のサイズを変化させる。なお、ここでは観察画像の表示
用と静止画表示用を同一のLCD53で行うものとして
いるが、それぞれ専用のディスプレイで行っても良い。
【0025】図3は、フォーカスレンズ23の移動位置
とLCD53に表示された眼底画像の関係を示す図であ
る。図3(a)は被検眼が正視状態(0D)のときを示
す。図3(b)は被検眼が近視状態(−D)のときを示
し、図3(a)に対して眼底画像サイズが拡大化してい
る。図3(c)は被検眼が遠視状態(+D)のときを示
し、被検眼の正視状態に対して眼底画像サイズが縮小化
している。LCD53には背景の黒い画面枠80がグラ
フィック表示されており、その開口サイズもフォーカス
レンズ23の移動による眼底画像サイズに対応して変化
させている。画面枠80の開口は、撮像された眼底画像
のイメージサークル周辺のボヤけた部分がカットされる
サイズとされている。このような表示により、被検眼に
どのような屈折力の異なりが生じていても(どのような
被検眼眼底に拘わらず)、検者は撮影画角が一定の眼底
画像を観察することができる。
【0026】なお、画面枠80のグラフィック表示につ
いては、撮像された眼底画像データを前述の眼底画像サ
イズに従ってトリミングし、それを黒等の背景に合成処
理した場合も含まれる。画面枠80の形状は円形形状に
限らず、四角形状、横長の小判型形状であっても良い。
また、左右上下が非対称になるように開口の右上に切り
欠け部を設け、表示画像をプリントアウトしたときも左
右上下が識別できるようにしても良い。
【0027】制御部50には多数の画像データを記憶可
能なMO(光磁気ディスク)やメモリカード等の画像記
憶部60が接続されている。入力部54に設けられた画
像記憶用スイッチ54aを押すと、画像メモリ51aに
記憶された眼底画像データが画像記憶部60側に記憶さ
れる。このとき、表示に用いた画面枠80のサイズデー
タも添付される(関連付けて記憶される)。
【0028】画像記憶部60に記憶された画像データ及
びそれに添付されたサイズデータは、データ送信用のス
イッチ54bを押すことにより、通信ケーブルで接続さ
れた外部コンピュータ70側に送信出力することができ
る。画像記憶部60としてメモリカードを使用した場合
は、外部コンピュータ70側でメモリカードのデータを
読み込むようにして送信できる。そして、外部コンピュ
ータ70側のディスプレイ71に眼底画像を表示する際
には、添付された画面枠80のサイズデータを使用する
ことにより、LCD53と同じ画面枠80を持つ眼底画
像が表示される。また、プリンタ72による印刷時に
も、画面枠80を持ったものが印刷される。もちろん、
撮影時の生画像状態での表示、印刷も可能である。
【0029】なお、撮影時の生画像が特に必要なけれ
ば、画面枠80が合成処理された眼底画像(これは画像
制御部52が画像処理により加工して得る)を画像記憶
部60に記憶させても良い。
【0030】以上のような画面枠80により、被検眼視
度に拘わらず、一定の撮影画角を保った眼底フィールド
の画像を得ることができる。このため、眼底後極部の撮
影ばかりでなく、周辺撮影との関連においても、従来の
固定的な設けられた画面枠の影響が無いので有利であ
る。また、診断上もその撮影結果を有効に利用すること
ができる。例えば、眼底画像を繋ぎ合わせたパノラマ画
像の作成がし易く、その繋ぎ合わせを良好にすることが
できる。
【0031】以上は、撮影用CCDカメラ27で撮像し
たカラー静止画像について画面枠80の表示を行うもの
としたが、これはアライメント時の観察用CCDカメラ
32による観察画像の表示においても行うと都合が良
い。画像制御部51はLCD53に表示するライブ画像
(動画の眼底画像)に対して、前述と同じようにフォー
カスレンズ23の位置情報から得られる眼底画像サイズ
を基に、開口を持つ画面枠80をグラフィック表示す
る。この場合、ライブ画像に画面枠80を合成表示する
処理となる。これにより、撮影により得られる静止画像
との画角の不一致を避けることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置構成を複雑にすることなく、フォーカスレンズの移
動によって変動する眼底画像の倍率(サイズ)を的確に
捉えることにより、異なった屈折力の被検眼でも、撮影
画像のサイズに合わせた視認性の高い画面枠をもち、し
かも同一の画角で画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態である眼底カメラの光学系概略図であ
る。
【図2】制御系の概略図である。
【図3】フォーカスレンズの位置とLCDに表示される
眼底画像の関係を説明する図である。
【図4】従来において、フォーカスレンズを移動したと
きに得られる眼底像の様子を示した図である。
【符号の説明】
23 フォーカスレンズ 27 撮影用CCDカメラ 32 観察用CCDカメラ 40 ステッピングモータ 50 システム制御部 51 画像制御部 53 液晶ディスプレイ 60 画像記憶部 80 画面枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の眼底を撮影する眼底カメラにお
    いて、フォーカスレンズと該フォーカスレンズを介して
    被検眼眼底を撮像する撮像素子とを持つ撮影光学系と、
    前記撮像素子により撮像された眼底画像を表示する表示
    手段と、前記フォーカスレンズを撮影光軸方向に移動す
    る移動手段と、前記フォーカスレンズの移動位置を検出
    する検出手段と、前記表示手段に表示される眼底画像に
    対して視野範囲を定める画面枠をグラフィック表示する
    と共に、その画面枠のサイズを前記検出手段の検出結果
    に基づいて変化させる表示制御手段と、を備えることを
    特徴とする眼底カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1の眼底カメラにおいて、観察用
    照明光により照明された被検眼眼底を前記フォーカスレ
    ンズを介して撮像する観察用撮像素子を持つ観察光学系
    と、前記観察用撮像素子により撮像された観察画像を表
    示する第2の表示手段と、該第2の表示手段に表示され
    る観察画像に対して視野範囲を定める画面枠をグラフィ
    ック表示すると共に、その画面枠のサイズを前記検出手
    段の検出結果に基づいて変化させる第2の表示制御手段
    と、を備えることを特徴とする眼底カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1の眼底カメラにおいて、前記撮
    像素子により撮像された眼底画像データを記憶すると共
    に、その眼底画像データに関連付けて前記画面枠のサイ
    ズデータを記憶する記憶手段を設け、前記画面枠と眼底
    画像とを再生可能にしたことを特徴とする眼底カメラ。
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