JP2003221520A - 架橋ペリノン/キノフタロン - Google Patents
架橋ペリノン/キノフタロンInfo
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Abstract
は、例えば下記構造の化合物が例示される。 または、
Description
よびペリノン−キノフタロン、これらの製造方法および
これらをプラスチックのマスカラーレーション(mas
scoloration)で用いることに関する。
110号または米国特許第5,466,805号など
に記述されているようにペリノン染料をプラスチックの
マスカラーレーションで用いることは公知である。
35 714号またはドイツ特許出願公開第21 32
681号などに記述されているようにキノフタロン染
料をプラスチックのマスカラーレーションで用いること
も公知である。
光堅牢度を示すことで注目に価するが、それらが示す昇
華堅牢度に関してはまだ改良が求められている。色付け
工程、即ち射出成形機内の温度は240℃を超えること
から、そのような染料が望ましくなく昇華して作業装置
を汚染することで不便で費用のかかる洗浄手段を取る必
要があることは極めて一般的である。
びペリノン染料が良好な昇華堅牢度を示すことはヨーロ
ッパ特許出願公開第827 986号に既に開示されて
いる。
ーレーションで用いるに適しておりかつまたプラスチッ
クの色付けに関してより大きな柔軟性を確保することが
できるように好適にはプラスチックの出発単量体材料に
易溶でもあるさらなる昇華堅牢性(sublimati
on−fast)染料を提供することにある。
場合により置換されていてもよい炭素環状芳香環(ca
rbocyclic aromatics)を完成させ
るに必要な基であり、Bは、式−T1−W−T2−[ここ
で、T1およびT2は、独立して、OまたはSであり、そ
してWは、アルキレン、特にC1−C6−アルキレン、C
6−C10−アリーレン、特にフェニレンまたはシクロア
ルキレン(これらは各々が場合により置換されていても
よい)であるか、或は式(a)
れていてもよく、そしてAは、式O、S、SO、SO2
またはCOで表される基、場合により置換されていても
よいアルキレン、または場合により置換されていてもよ
いシクロアルキレンであり、ここで、前記アルキレンま
たはシクロアルキレンは隣接するフェニル環にそれ自身
でか或はその置換基を介して結合している)で表される
基であるか、或はWは、式
ら6である)で表される基である]で表される基であ
り、ここで、二価の基Bの末端部の各々が2つの基Ar
1およびAr2の芳香環炭素原子に結合しており、そして
X1およびX2は、独立して、
であるが、これらは各々が環内に
位置しており、ここで、Yは、場合により置換されてい
てもよいベンゼンまたはナフタレン環の残基であり、Z
は、場合により置換されていてもよいオルソ−フェニレ
ン、オルソ−ナフチレン、ペリ−(1,8)−ナフチレ
ン、または共に縮合している3個以上のベンゼン環で構
成されているアリーレンであるが、この共に縮合してい
る3個以上のベンゼン環を有するアリール基はオルソ位
でか或はナフタレンにおけるペリ位に対応する様式で橋
架けされており、Raは、HまたはOHであり、そして
Rbは、Hまたはハロゲン、特にF、BrまたはClで
ある}で表される化合物またはその互変異性形態を見い
だした。
位を表す。しかしながら、文献および本出願の文脈の両
方において、その意味を拡大させて、これに、一緒に結
合している3個以上のベンゼン環で構成されているアリ
ーレンも包含させる。
ニル環およびZの可能な置換基には例えば下記が含まれ
る:C1−C6−アルキル、ハロゲン、ニトロ、アリー
ル、アリールオキシスルホニル、ヒドロキシル、C1−
C6−アルコキシ、アリールオキシ、場合によりアルキ
ルもしくはアシルで置換されていてもよいアミノ、場合
によりアルキルもしくはアリールで置換されていてもよ
いアミノスルホニル、場合によりアルキルで置換されて
いてもよいカルボキサミド、または縮合(fused−
on)芳香族、環状脂肪族または複素環式環。
ニトロ、メトキシ、NH2、ベンジルオキシ、ヒドロキ
シル、−SO2O(C6H5)、−SO2N(CH3)2、−
SO2NHCH3、メチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、NH
COCH3、−N(C2H5)2、または場合により置換さ
れていてもよいフェニル。
ナフタレン基の可能な置換基には例えば下記が含まれ
る:ハロゲン、特にClおよびBr、−COOH、−C
OOR(ここで、Rは、C1−C10−アルキル、好適に
はC1−C4−アルキル、特にメチルまたはエチル、C6
−C10−アリールまたはC5−C8−シクロアルキルであ
る)およびC1−C6−アルキル、特にメチル。
素環状芳香環の可能な置換基には例えば下記が含まれ
る:C1−C6−アルキル、特にメチル、エチル、n−プ
ロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチルおよび
t−ブチル、ハロゲン、特にClまたはBr、アルキル
カルボニル、アリールカルボニル、アルキルスルホニ
ル、アリールスルホニル、ニトロ、アリール、特に場合
により置換されていてもよいフェニル、アリールオキシ
スルホニル、特に−SO2OC6H5、ヒドロキシル、C1
−C6−アルコキシ、例えばメトキシなど、またはベン
ジルオキシ、アリールオキシ、例えばフェノキシなど、
場合によりアルキルもしくはアシルで置換されていても
よいアミノ、例えばNH2、NHCOCH3または−N
(C2H5)2など、場合によりアルキルもしくはアリー
ルで置換されていてもよいアミノスルホニル、例えばS
O2N(CH3)2またはSO2NHCH3など、または縮
合芳香族、環状脂肪族もしくは複素環式環。
して、場合により置換されていてもよいベンゼン環また
はナフタレン環、特に場合により置換されていてもよい
ベンゼン環を完成させるに必要な基である。
ばかりでなくまた分岐していてもよい)の可能な置換基
には例えば下記が含まれる:ハロゲン、例えばFまたは
Cl、CF3、O、S、場合により置換されていてもよ
いフェニル、およびC1−C6−アルキル。
アルキレン基、特に好適にはシクロヘキシリデン基の可
能な置換基には例えば下記が含まれる:1種以上のC1
−C4−アルキル基。
により置換されていてもよいベンゼンまたはナフタレン
環の残基であり、Ra1およびRa2は、独立して、Hまた
はOHであり、そしてRb1およびRb2は、独立して、H
またはハロゲン、特にF、BrまたはClであり、そし
てAr1、Ar2およびBは、各々、この上で定義した通
りである]に従う前記式(I)で表される化合物または
その互変異性形態が好適である。
ば、基Yで示した置換基である。
水素である。
4であり、R1およびR2は、各々独立して、Y1および
Y2を伴うことで完成する基の置換基に関して示した意
味と同じか或は異なる意味を有し、oおよびpは、独立
して、0から2、特に0または1であり、R3およびR4
は、各々独立して、Ar1およびAr2を伴うことで完成
する炭素環状芳香環の置換基に関して示した意味と同じ
か或は異なる意味を有し、Rb1およびRb2は、各々、こ
の上で定義した通りであり、好適にはHであり、Ra1お
よびRa2は、各々、この上で定義した通りであり、好適
にはOHであり、そしてBは、この上で定義した通りで
ある]に従う前記式(II)で表される化合物またはこ
れらの互変異性形態が好適である。
よびT2=S)。
意味:
ある。
で表される化合物も同様に有利である。
よびBは、各々、この上で定義した通りである]に従う
式(II)で表される化合物またはその互変異性形態が
特に好適である。
は、プラスチックのマスカラーレーションで優れた昇華
堅牢度を示す点で注目に価する。それらはまた非常に良
好な光堅牢度、良好な熱安定性および特に高い色強度も
示す。例えば式(II)で表される化合物と非二重(n
on−doubled)キノフタロンの色強度を比較す
ることで不釣り合いに(分子量の増大を基にして)大き
な向上が得られることが分かる。
タロンがY1およびY2および/またはRa1および/また
はRa2および/またはAr1およびAr2に関して異なる
意味を有する場合、合成したままの対称的キノフタロン
と非対称的キノフタロンの如何なる混合物の使用も有利
であり得る。
により置換されていてもよいオルソ−フェニレン、オル
ソ−ナフチレン、ペリ−(1,8)−ナフチレン、また
は共に縮合している3個以上のベンゼン環で構成されて
いるアリーレンであるが、この共に縮合している3個以
上のベンゼン環を有するアリール基はオルソ位でか或は
ナフタレンにおけるペリ位に対応する様式で橋架けされ
ており、そしてAr1、Ar2およびBは、各々、この上
で定義した通りである]に従う式(I)で表される化合
物またはその互変異性形態も同様に好適である。
ば基Zに関して述べた置換基が含まれる。
場合により置換されていてもよいペリ−(1,8)−ナ
フチレンに対応する。
ら4であり、R5およびR6は、各々独立して、同一もし
くは異なり、基Z1およびZ2で述べた置換基であっても
よく、特にハロゲンまたはC1−C6−アルキルであり、
oおよびpは、独立して、0から2、特に0または1で
あり、R3およびR4は、各々独立して、同一もしくは異
なり、基Z1およびZ2で述べた置換基であってもよく、
特にハロゲン、NO2、−NH−アシルまたは−NH−
アルキルであり、そしてBは、この上で定義した通りで
ある]に従う式(III)で表される化合物が好適であ
る。
応する。
である。
a)で表される化合物が対応して有利である。
各々、この上で定義した通りである]に従う式(II
I)で表される化合物が特に好適である。
物も同様にプラスチックのマスカラーレーションで優れ
た昇華堅牢度を示す点で注目に価する。それらはまた非
常に良好な光堅牢度、非常に良好な熱安定性および特に
高い色強度も示す。
ノンがZ1およびZ2および/またはAr1およびAr2に
関して異なる意味を有する場合、合成したままの式(I
II)で表される対称的ペリノンと非対称的ペリノンの
如何なる混合物の使用も有利であり得る。
およびBは、各々、この上で定義した通りである]に従
う式(I)で表されるの化合物またはこれらの互変異性
形態も同様に好適である。
Ra1、B、n、pおよびn1は、各々、この上で定義し
た通りである]に従う式(IV)で表される化合物また
はこれらの互変異性形態が特に好適である。
1は、各々、この上で定義した通りである]に従う式
(IV)で表される化合物またはその互変異性形態が非
常に特に好適である。
も同様にプラスチックのマスカラーレーションで優れた
昇華堅牢度を示す点で注目に価する。それらはまた非常
に良好な光堅牢度、良好な熱安定性および特に高い色強
度も示す。
あり、顕著に高い。
(II)および(III)で表される化合物を含有する
合成したままの混合物が特に好適である。特に、式(I
V)で表される化合物、ならびに式(II)で表される
化合物を0から25重量%および式(III)で表され
る化合物を0から25重量%含有していて化合物(I
V)と(II)と(III)の総量が100%である混
合物が特に有利である。
ste und Kautschuk、28巻、No.
11/1981、601−606頁に記述されている。
表される化合物の製造方法も提供し、この方法は、式
(V)
この上で定義した通りである]で表されるテトラカルボ
ン酸もしくは無水物と式(VI)および/または(VI
I)
ゲン、特にF、BrおよびCl、特にHまたはCOOH
であり、そしてY、ZおよびRaは、各々、この上で定
義した通りである]で表される1種以上の化合物をテト
ラカルボン酸(V)を基準にした式(VI)および(V
II)で表される化合物の総量が2モル当量に等しくな
るように縮合させることを特徴とする。
る反応体のモル当量は単に化学量論的量を示すものであ
り、より多い量またはより少ない量(産業的により適切
であり得る)を排除するものでない。
で表される化合物の総量がテトラカルボン酸(IV)ま
たはその無水物を基準にして2モル当量を超えるように
してもよいことも理解されるであろう。しかしながら、
それを化学量論的量で用いる方が好適である。
と式(VI)または(VII)で表される成分を等モル
量で用いてそれらを120℃から250℃の温度で共に
溶融させることにより、直接にか或はより有利には適宜
加圧下で110℃から220℃の温度の溶媒中で反応さ
せることにより実施可能であり、反応水は蒸留により除
去することができる。
ロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、トリクロロベン
ゼン、キシレン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドン、氷酢酸、プロピオン酸、フェノール、クレゾ
ール、フェノキシエタノール、グリコールおよびそのモ
ノ−およびジアルキルエーテル、アルコール類、例えば
メタノール、エタノール、i−プロパノール、n−ブタ
ノールなど、および水。
鉛、p−トルエンスルホン酸、塩酸、硫酸、有機酸など
の存在下で実施可能である。
酸を無水物の形態で用いるのが好適である。
々、この上で定義した通りである]に従う式(V)で表
される化合物またはその無水物の使用が好適である。
る]に従う式(V)で表される化合物またはそれらのそ
れぞれの無水物の使用が非常に特に好適である。
(VIa)
々、この上で定義した通りである]で表されるキナルジ
ンである。
は、例えば本明細書の以下に挙げる式で表されるキナル
ジンである:
あるか或は例えば公知のジアミンに類似した様式で調製
可能である。
ミンは下記である:o−フェニレンジアミン、クロロ−
o−フェニレンジアミン、ジクロロ−o−フェニレンジ
アミン、メチル−o−フェニレンジアミン、エチル−o
−フェニレンジアミン、メトキシ−o−フェニレンジア
ミン、アセトアミノ−o−フェニレンジアミン、フェニ
ル−o−フェニレンジアミン、ナフチレン−o−ジアミ
ン、また1,8−ナフチレンジアミン、クロロ−1,8
−ナフチレンジアミン、ジクロロ−1,8−ナフチレン
ジアミン、メチル−1,8−ナフチレンジアミン、ジメ
チル−1,8−ナフチレンジアミン、メトキシ−1,8
−ナフチレンジアミン、エトキシ−1,8−ナフチレン
ジアミン、アセトアミノ−1,8−ナフチレンジアミン
および1,8−ジアミノアセトナフチレン。
で表される化合物は、場合により置換されていてもよい
ペリ−ナフチレンジアミン、特に1,8−ナフチレンジ
アミンである。
物を製造する新規な方法が好適であり、この方法は、式
(V)で表されるテトラカルボン酸もしくは無水物と式
(VIb)および/または(VIc)
H、COOHまたはハロゲン、特にF、BrまたはC
l、特にHまたはCOOHであり、そしてRa1、Ra2、
Y1およびY2は、各々、この上で定義した通りである]
で表される化合物をテトラカルボン酸(V)を基準にし
た化合物(VIb)および(VIc)の総量が2モル当
量になるように縮合させることを特徴とする。
と式(VIb)または(VIc)で表される成分を等モ
ル量で用いてこれらを160℃から250℃、好適には
180℃から220℃、より好適には190℃から20
0℃の温度で共に溶融させることにより直接にか、或は
より有利には、適宜加圧下で110℃から220℃、好
適には160から180℃の温度の溶媒中で反応させる
ことにより実施可能であり、反応水は蒸留により除去す
ることができる。
好適な化合物は、式(VIbb)
a2、nおよびmは、各々、この上で定義した通りであ
る]で表されるキナルジンである。
の反応バッチ(batch)は好適にはアルコール、例
えばメタノール、エタノール、プロパノールまたはブタ
ノールなどで希釈することにより処理を行う。芳香族希
釈剤、例えばクロロベンゼンまたはトルエンおよびまた
リグロインなどを用いることも同様に可能である。本発
明に従うこの方法を用いると、好適には、本発明に従う
化合物が理論値の85から95%の収率で得られる。
換反応、特に塩素置換または臭素置換反応を行ってもよ
く、この場合には、そのようなハロゲン置換反応をそれ
自体公知の条件下で実施する。例えば、Rb1=Rb2=H
の式(II)で表される化合物の臭素化を80から12
0℃の温度の氷酢酸中で行うと、Rb1およびRb2が各々
臭素である式(II)で表される化合物が得られる。
式(I)で表される化合物を製造する場合にも同様に好
適であり、これは、式(V)で表されるテトラカルボン
酸もしくは無水物と式(VIIa)および/または(V
IIb)
定義した通りである]で表される化合物をテトラカルボ
ン酸(V)を基準にしたジアミン(VIIa)および
(VIIb)の総量が2モル当量になるように用いて縮
合させることを特徴とする。
縮合反応は、式(V)で表される成分と式(VIIa)
または(VIIb)で表される成分を等モル量で用いて
これらを120℃から250℃、好適には120℃から
180℃の温度で共に溶融させることにより直接にか、
或はより有利には、適宜加圧下で80℃から220℃、
好適には120から180℃の温度の溶媒中で反応させ
ることにより実施可能であり、反応水は蒸留により除去
することができる。
びアリールアミノスルホニル基の群からの置換基を有し
ていてもよい式(III)で表される化合物の調製は、
例えばそれぞれアルキル−もしくはアリールアミンを用
い、1つの置換基がクロロスルホニル基である式(II
I)で表される対応する化合物を用いて実施可能であ
る。
ホニル基である本発明に従う式(III)で表される化
合物も、対応するクロロスルホニル染料とフェノールも
しくはナフトールを塩基、例えばピリジン、トリエチル
アミン、アルカリもしくはアルカリ土類金属の炭酸塩、
水酸化物または酸化物などの存在下で反応させることに
より入手可能である。
キシを表わす置換基が存在する式(III)で表される
化合物の調製もヒドロキシル基を有する本発明に従う化
合物をそれぞれアルキル置換もしくはアシル置換するこ
とにより実施可能である。
もよいか或はアルキルで置換されていてもよいアミノ基
を有する式(III)で表される化合物も、対応する置
換基がニトロ基である対応する化合物を通常の還元剤、
例えば鉄、亜鉛、硫化ナトリウム、水素などを用いて還
元し、その後適宜アシル化またはアルキル化することに
より入手可能である。このアシル化工程はまた還元過程
中にアシル化剤を添加することによっても実施可能であ
る。
為の反応バッチは好適にはアルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノールまたはブタノールなどで
希釈することにより処理を行う。芳香族希釈剤、例えば
クロロベンゼンまたはトルエンおよびまたリグロインな
どを用いることも同様に可能である。本発明に従う方法
を用いると、好適には、本発明に従う化合物が理論値の
90から95%の収率で得られる。
(I)で表される化合物を製造する場合にも同様に好適
であり、この方法は、式(V)で表されるテトラカルボ
ン酸もしくは無水物と式(VI)で表される化合物と式
(VII)で表されるジアミン[ここに挙げた化合物の
置換基はこの上で述べた意味を有する]をテトラカルボ
ン酸(V)を基準にした式(VI)および(VII)で
表される化合物の総量が2モル当量になるように縮合さ
せることを特徴とする。式(V)から(VII)で表さ
れる好適な化合物はこの上で挙げた化合物である。
は幅広い範囲に亘って多様であり得る。これは例えば
(VI):(VII)=10:90から90:10であ
る。この比率は好適には約1:1である。
(VII)で表される成分を等モル量で用いてこれらを
160℃から250℃、好適には180℃から220
℃、特に好適には190から200℃の温度で共に溶融
させることにより直接にか、或はより有利には、適宜加
圧下で110℃から220℃、好適には160から18
0℃の温度の溶媒中で実施可能であり、反応水は蒸留に
より除去することができる。
プラスチックのマスカラーレーションで用いるに非常に
適する。
で用いる場合、これは、特に、例えば押出し加工機を用
いて溶融させたプラスチック原料に染料を添加する方
法、またはプラスチックを製造するための出発成分、例
えば重合前の単量体などに染料を添加する方法を包含す
る。
チック、例えばビニル重合体、ポリエステルおよびポリ
アミドなどである。
レン−アクリロニトリルの共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリ
ルターポリマー、ポリメタアクリレート、ポリ塩化ビニ
ルなどである。
レフタレート、ポリカーボネートおよびセルロースエス
テルである。
ーボネートおよびポリメタアクリレートが好適である。
特にポリスチレンが好適である。
は混合物の状態で可塑的に変形し得る組成物または溶融
物として存在し得る。
ではないが分散剤を用いることも可能である。
を好適には重合体チップと混合するか或は重合体チップ
と共に乾式粉砕した後、例えば混合用ロールまたはスク
リューを用いて、その混合物を可塑加工(plasti
ficated)して均一化する。しかしながら、ま
た、本染料を液状の溶融物に添加して撹拌することによ
りその中に均一に分散させることも可能である。次に、
このようにして前以て着色しておいた原料を通常通り例
えば紡糸(spinning)などで剛毛(brist
les)、フィラメントなどに更に加工するか或は押出
し加工または射出成形で成形品に加工する。
媒、特に過酸化物に安定なことから、また、本染料をプ
ラスチックの出発単量体原料に添加した後に重合用触媒
の存在下で重合させることも可能である。この目的で、
好適には、本染料を単量体成分に溶解させるか或は密に
混合する。
にプラスチックの出発単量体原料(例えばメタアクリル
酸メチル)に容易に溶解し得る。
は、上述した重合体の着色の為に前記重合体の量を基準
にして0.0001から1重量%、特に0.01から
0.5重量%の量で用いる。
タンなどを添加することにより、相当する価値ある隠蔽
(hiding)カラーレーションを得ることも可能で
ある。
0.01から10重量%、好適には0.1から5重量%
の量で用いることができる。
表されるいろいろな染料の混合物および/または式
(I)で表される染料と他の染料および/または無機も
しくは有機顔料との混合物を用いることも可能である。
あり、そして式(III)で表される化合物および式
(V)で表される化合物はオレンジ色である。
明を行い、ここで、部およびパーセントは重量である。
2g(0.01モル)の式
(0.02モル)の式
混合して撹拌しながら120℃に加熱する。この反応温
度で撹拌を4時間継続する。次に、この反応混合物を室
温に冷却した後、150mlのメタノールを約1時間か
けて添加することでそれを徐々に混合する。吸引により
結晶性沈澱物を濾別してメタノールで繰り返し洗浄す
る。その後、それを熱水で洗浄した後、減圧下70℃で
乾燥させる。 収量:6.8g(89%) この染料は式
テルおよびポリスチレンの如きプラスチックを明るい中
性のオレンジの色合いに非常に良好な堅牢度で着色し、
これは加工で要求される温度で溶融させたプラスチック
に非常に容易に溶解する。
にフェノール、o−ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン
およびジトリルエーテルを溶媒として用いて合成を繰り
返した。同様な結果を得た。
華堅牢度が顕著に向上している。前記非架橋染料は35
0℃の如き低い温度で顕著な昇華の兆候を示しそしてこ
れを更に加熱して450℃にすると完全に昇華したが、
本架橋染料はそのような温度でも優れた昇華堅牢度を示
す。
非常に容易に溶解する。それとは対照的に、ヨーロッパ
特許出願公開第827 986号の実施例16に挙げら
れている式
く不溶である。同じことが有機溶媒である例えばN−メ
チル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジクロ
ロメタンおよびアセトンなどにも当てはまる(このこと
はプラスチックの着色で用いられる機械の洗浄に関して
有利である)。
チレン、ポリプロピレンおよびポリエチレンの中に加工
して入れるのはヨーロッパ特許出願公開第827 98
6号の実施例16に記述されている染料に比べて顕著に
容易である。
を示し、これらも同様に対応する無水ビスフタル酸から
調製可能である:
(0.02モル)の式
−カルボン酸を70℃で混合して撹拌しながら175℃
に加熱する。この反応温度で撹拌を12時間継続しなが
ら反応水を留出させると、3−ヒドロキシキナルジン−
4−カルボン酸から二酸化炭素が除去された。その後、
それを80℃に冷却した後、反応混合物に150mlの
メタノールを約1時間かけて徐々に添加すると、この間
に温度が最初は65から70℃に低下し、その後、温度
をこの範囲に維持した。吸引により結晶性沈澱物を濾別
してメタノールで繰り返し洗浄した。その後、それを熱
水で洗浄した後、減圧下70℃で乾燥させた。 収量:7.2g(90%) この染料は式
ン、ニトロベンゼン、N−メチル−2−ピロリドン(N
MP)およびジトリルエーテルを溶媒として用いて調製
を繰り返した。同様な結果を得た。
リスチレンなどの如きプラスチックを明るい中性の黄色
の色合いに非常に良好な堅牢度で着色する。
で対応する無水ビスフタル酸から調製した:
ンおよびポリエステルなどの如きプラスチックを明るい
黄色に非常に良好な堅牢度で着色する。実施例3 47gのフェノールと5.2g(0.010モル)の式
(0.01モル)の3−ヒドロキシキナルジン−4−カ
ルボン酸とまた1.6g(0.01モル)の1,8−ナ
フタレンジアミンを70℃で混合して撹拌しながら17
5℃に加熱した。この反応温度で撹拌を12時間継続し
ながら反応水を留出させると、3−ヒドロキシキナルジ
ン−4−カルボン酸から二酸化炭素が除去された。その
後、それを80℃に冷却した後、反応混合物に150m
lのメタノールを約1時間かけて徐々に加えると、この
間に温度が最初は65から70℃に低下し、その後、温
度をこの範囲に維持した。吸引により結晶性沈澱物を濾
別してメタノールで繰り返し洗浄した。その後、それを
熱水で洗浄した後、減圧下70℃で乾燥させた。 収量:7.0g(90%) この染料は式
ペリノンの各々を約10%含有している。
ン、ニトロベンゼン、N−メチル−2−ピロリドン(N
MP)およびジトリルエーテルを溶媒として用いて反応
を繰り返した。同様な結果を得た。
リスチレンなどの如きプラスチックを明るいオレンジ色
の色合いに非常に良好な堅牢度で色付けする。
水ビスフタル酸とジアミンとキナルジンから調製した:
ンおよびポリエステルなどの如きプラスチックを明るい
オレンジ色の色合いに非常に良好な堅牢度で着色する。実施例4 47g(0.5モル)のフェノールと5.2g(0.0
10モル)の式
(0.20モル)の式
撹拌しながら175℃に加熱した。この反応温度で撹拌
を12時間継続しながら反応水を留出させた。次に、こ
の反応混合物を80℃に冷却した後、150mlのメタ
ノールを約1時間かけて加えて徐々に混合すると、この
間に温度が最初は65から70℃に低下し、その後、温
度を前記範囲に維持した。吸引により結晶性沈澱物を濾
別してメタノールで繰り返し洗浄した。その後、それを
熱水で洗浄した後、減圧下70℃で乾燥させた。 収量:7.2g(93%) この染料は式
ン、ニトロベンゼン、N−メチル−2−ピロリドン(N
MP)およびジトリルエーテルを溶媒として用いて調製
を繰り返した。同様な結果を得た。
リスチレンなどの如きプラスチックを明るい緑色がかっ
た黄色の色合いに非常に良好な堅牢度で着色する。
で対応する無水ビスフタル酸と対応するキナルジン誘導
体から調製した:
10モル)の式
(0.010モル)の式
0モル)の式
撹拌しながら175℃に加熱した。この反応温度で撹拌
を12時間継続しながら反応水を留出させると、3−ヒ
ドロキシキナルジン−4−カルボン酸から二酸化炭素が
除去された。その後、この反応混合物を80℃に冷却し
た後、150mlのメタノールを約1時間かけて徐々に
混合すると、この間に温度が最初は65から70℃に低
下し、その後、温度を前記範囲に維持した。吸引により
結晶性沈澱物を濾別してメタノールで繰り返し洗浄し
た。その後、それを熱水で洗浄した後、減圧下70℃で
乾燥させた。 収量:7.2g(90%) この染料は式
称的染料の各々を約10%得た。
ン、ニトロベンゼン、N−メチル−2−ピロリドン(N
MP)およびジトリルエーテルを溶媒として用いて調製
を繰り返した。同様な結果を得た。
リスチレンなどの如きプラスチックを明るい黄色の色合
いに非常に良好な堅牢度で着色する。
で対応する無水ビスフタル酸と対応するキナルジン誘導
体から調製した:
2g(0.010モル)の式
(0.01モル)の式
1.10g(0.01モル)の式
して撹拌しながら120℃に加熱した。この反応温度で
撹拌を4時間継続した。次に、この反応混合物を室温に
冷却した後、150mlのメタノールを約1時間かけて
徐々に混合した。吸引により結晶性沈澱物を濾別してメ
タノールで繰り返し洗浄した。その後、それを熱水で洗
浄した後、減圧下70℃で乾燥させた。 収量:6.4g(89%) この染料は式
テルおよびポリスチレンの如きプラスチックを明るいオ
レンジ色の色合いに非常に良好な堅牢度で着色し、これ
は要求される加工温度で溶融させたプラスチックに非常
に容易に溶解する。
ロベンゼン、ニトロベンゼンおよびジトリルエーテルを
溶媒として用いて合成を繰り返した。同様な結果を得
た。
る。 1. 一般式(I)
場合により置換されていてもよい炭素環状芳香環を完成
させるに必要な基であり、Bは、式−T1−W−T2−
[ここで、T1およびT2は、独立して、OまたはSであ
り、そしてWは、アルキレン、特にC1−C6−アルキレ
ン、C6−C10−アリーレン、特にフェニレンまたはシ
クロアルキレン(これらは各々が場合により置換されて
いてもよい)であるか、或は式(a)
れていてもよく、そしてAは、式O、S、SO、SO2
またはCOで表される基、場合により置換されていても
よいアルキレン、または場合により置換されていてもよ
いシクロアルキレンであり、ここで、前記アルキレンま
たはシクロアルキレンは隣接するフェニル環にそれ自身
でか或はその置換基を介して結合している)で表される
基であるか、或はWは、式
ら6である)で表される基である]で表される基であ
り、ここで、二価の基Bの末端部の各々が2つの基Ar
1およびAr2の芳香環炭素原子に結合しており、そして
X1およびX2は、独立して、
であるが、これらは各々が環内に
位置しており、ここで、Yは、場合により置換されてい
てもよいベンゼンまたはナフタレン環の残基であり、Z
は、場合により置換されていてもよいオルソ−フェニレ
ン、オルソ−ナフチレン、ペリ−(1,8)−ナフチレ
ン、または一緒に縮合している3個以上のベンゼン環で
構成されているアリーレンであるが、この一緒に縮合し
ている3個以上のベンゼン環を有するアリール基はオル
ソ位でか或はナフタレンにおけるペリ位に対応する様式
で橋架けされており、Raは、HまたはOHであり、そ
してRbは、Hまたはハロゲン、特にF、BrまたはC
lである}で表される化合物またはその互変異性形態。 2. Ar1およびAr2が独立して場合により置換され
ていてもよいベンゼンまたはナフタレン環、特に場合に
より置換されていてもよいベンゼン環を完成させるに必
要な基であることを特徴とする第1項記載の化合物。 3. 式(II)
により置換されていてもよいベンゼンまたはナフタレン
環の残基であり、Ra1およびRa2は、独立して、Hまた
はOHであり、そしてRb1およびRb2は、独立して、H
またはハロゲン、特にF、BrまたはClである]に従
う第1項記載の化合物またはその互変異性形態。 4. 式(IIa)
4であり、R1およびR2は、各々独立して、同一もしく
は異なり、ハロゲン、特にClまたはBr、−COO
H、−COOR(ここで、Rは、C1−C10−アルキ
ル、特にメチルまたはエチル、C6−C10−アリールま
たはC5−C8−シクロアルキルである)を表すか、或は
C1−C6−アルキル、特にメチルであり、oおよびp
は、独立して、0から2、特に0または1であり、R3
およびR4は、各々独立して、同一もしくは異なり、C1
−C6−アルキル、特にメチル、エチル、n−プロピ
ル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチ
ル、ハロゲン、特にClまたはBr、アルキルカルボニ
ル、アリールカルボニル、アルキルスルホニル、アリー
ルスルホニル、ニトロ、アリール、特に場合により置換
されていてもよいフェニル、アリールオキシスルホニ
ル、特に−SO2OC6H5、ヒドロキシル、C1−C6−
アルコキシ、例えばメトキシなど、またはベンジルオキ
シ、アリールオキシ、例えばフェノキシなど、場合によ
りアルキルもしくはアシルで置換されていてもよいアミ
ノ、例えばNH2、NHCOCH3または−N(C2H5)
2など、場合によりアルキルもしくはアリールで置換さ
れていてもよいアミノスルホニル、例えばSO2N(C
H3)2またはSO2NHCH3など、場合によりアルキル
で置換されていてもよいカルボキサミド、または縮合芳
香族、環状脂肪族もしくは複素環式環を表す]に従う第
3項記載の化合物またはその互変異性形態。 5. Bが式
項記載の化合物およびまた対応するジチオ化合物(T1
およびT2=S)。 6. Y1=Y2、 Ra1=Ra2、 Rb1=Rb2、および Ar1=Ar2、 であることを特徴とする第3項記載の化合物。 7. n=m、 R1=R2、 Ra1=Ra2、 Rb1=Rb2、 o=p、および R3=R4、 特にn、m、oおよびpが各々0である、ことを特徴と
する第4項記載の化合物。 8. 式(IIb)
異性形態。 9. 式(III)
により置換されていてもよいオルソ−フェニレン、オル
ソ−ナフチレン、ペリ−(1,8)−ナフチレン、また
は共に縮合している3個以上のベンゼン環で構成されて
いるアリーレンであるが、この共に縮合している3個以
上のベンゼン環を有するアリール基はオルソ位でか或は
ナフタレンにおけるペリ位に対応する方法で橋架けして
いる]に従う第1項記載の化合物またはその互変異性形
態。 10. 基Z1およびZ2が独立して場合により置換され
ていてもよいペリ−(1,8)−ナフチレンである第9
項記載の化合物。 11. 式(IIIa)
ら4であり、R5およびR6は、各々独立して、同一もし
くは異なり、C1−C6−アルキル、ハロゲン、ニトロ、
アリール、アリールオキシスルホニル、ヒドロキシル、
C1−C6−アルコキシ、アリールオキシ、場合によりア
ルキルもしくはアシルで置換されていてもよいアミノ、
場合によりアルキルもしくはアリールで置換されていて
もよいアミノスルホニル、場合によりアルキルで置換さ
れていてもよいカルボキサミド、または縮合芳香族、環
状脂肪族または複素環式環、特にハロゲンまたはC1−
C6−アルキルを表し、oおよびpは、独立して、0か
ら2、特に0または1であり、R3およびR4は、各々独
立して、同一もしくは異なり、C1−C6−アルキル、ハ
ロゲン、ニトロ、アリール、アリールオキシスルホニ
ル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、アリールオ
キシ、場合によりアルキルもしくはアシルで置換されて
いてもよいアミノ、場合によりアルキルもしくはアリー
ルで置換されていてもよいアミノスルホニル、場合によ
りアルキルで置換されていてもよいカルボキサミド、ま
たは縮合芳香族、環状脂肪族または複素環式環、特にハ
ロゲン、NO2、−NH2、−NH−アシルまたは−NH
−アルキルを表す]に従う第9項記載の化合物。 12. Z1=Z2、および Ar1=Ar2、 である第9項記載の化合物。 13. n1=m1、 R5=R6、 o=p、および R3=R4、 特にn1、m1、oおよびpが各々0である、第11項記
載の化合物。 14. 式(IIIb)または(IIIc)
異性形態。 16. 式(IVa)
b1は、Hまたはハロゲン、特にF、BrまたはClであ
り、nおよびn1は、独立して、0から4であり、各R1
は、ハロゲン、特にClまたはBr、−COOH、−C
OOR(ここで、Rは、C1−C10−アルキル、特にメ
チルまたはエチル、C6−C10−アリールまたはC5−C
8−シクロアルキルである)またはC1−C6−アルキ
ル、特にメチルであり、oおよびpは、独立して、0か
ら2、特に0または1であり、R3およびR4は、各々独
立して、同一もしくは異なり、C1−C6−アルキル、特
にメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−
ブチル、s−ブチル、t−ブチル、ハロゲン、特にCl
またはBr、アルキルカルボニル、アリールカルボニ
ル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ニト
ロ、アリール、特に場合により置換されていてもよいフ
ェニル、アリールオキシスルホニル、特に−SO2OC6
H5、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、例えばメ
トキシなど、またはベンジルオキシ、アリールオキシ、
例えばフェノキシなど、場合によりアルキルもしくはア
シルで置換されていてもよいアミノ、例えばNH2、N
HCOCH3または−N(C2H5)2など、場合によりア
ルキルもしくはアリールで置換されていてもよいアミノ
スルホニル、例えばSO2N(CH3)2またはSO2NH
CH3など、場合によりアルキルで置換されていてもよ
いカルボキサミド、または縮合芳香族、環状脂肪族もし
くは複素環式環を表し、そして各R5は、C1−C6−ア
ルキル、ハロゲン、ニトロ、アリール、アリールオキシ
スルホニル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、ア
リールオキシ、場合によりアルキルもしくはアシルで置
換されていてもよいアミノ、場合によりアルキルもしく
はアリールで置換されていてもよいアミノスルホニル、
場合によりアルキルで置換されていてもよいカルボキサ
ミド、または縮合芳香族、環状脂肪族または複素環式
環、特にハロゲンまたはC1−C6−アルキルである]に
従う第15項記載の化合物またはその互変異性形態。 17. 式(IVb)
変異性形態。 18. 第1項記載の本発明に従う式(I)で表される
化合物の製造方法であって、式(V)
物と式(VI)および/または(VII)
ゲン、特にF、BrまたはCl、特にHまたはCOOH
であり、そしてAr1、Ar2、B、Y、ZおよびR
aは、各々、第1項で定義した通りである]で表される
1種以上の化合物をテトラカルボン酸(V)を基準にし
た式(VI)および(VII)で表される化合物の総量
が2モル当量に等しくなるように縮合させることを特徴
とする方法。 19. 第1項記載化合物の、プラスチックのマスカラ
ーレーションのための使用。 20. 前記プラスチックが熱可塑性プラスチックであ
ることを特徴とする第19項記載の使用。 21. 着色すべきプラスチックがビニル重合体、特に
ポリスチレン、ポリエステル、またはアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)、スチレン−アクリ
ロニトリル(SAN)、ポリメタアクリル酸メチル(P
MMA)またはポリカーボネートであることを特徴とす
る第19項記載の使用。 22. 第1項記載の少なくとも1種の化合物で着色さ
れたプラスチック。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 {式中、Ar1およびAr2は、独立して、場合により置
換されていてもよい炭素環状芳香環を完成させるに必要
な基であり、Bは、式−T1−W−T2−[ここで、T1
およびT2は、独立して、OまたはSであり、そしてW
は、アルキレン、特にC1−C6−アルキレン、C6−C
10−アリーレン、特にフェニレンまたはシクロアルキレ
ン(これらは各々が場合により置換されていてもよい)
であるか、或は式(a) 【化2】 (ここで、フェニル環は場合により置換されていてもよ
く、そしてAは、式O、S、SO、SO2またはCOで
表される基、場合により置換されていてもよいアルキレ
ン、または場合により置換されていてもよいシクロアル
キレンであり、ここで、前記アルキレンまたはシクロア
ルキレンは隣接するフェニル環にそれ自身でか或はその
置換基を介して結合している)で表される基であるか、
或はWは、式 【化3】 (ここで、sおよびtは、独立して、1から6である)
で表される基である]で表される基であり、ここで、二
価の基Bの末端部の各々が2つの基Ar1およびAr2の
芳香環炭素原子に結合しており、そしてX1およびX
2は、独立して、 【化4】 から成る群から選択される式で表される基であるが、こ
れらは各々が環内に 【化5】 がC−C二重結合に隣接するような様式で位置してお
り、ここで、Yは、場合により置換されていてもよいベ
ンゼンまたはナフタレン環の残基であり、Zは、場合に
より置換されていてもよいオルソ−フェニレン、オルソ
−ナフチレン、ペリ−(1,8)−ナフチレン、または
共に縮合している3個以上のベンゼン環で構成されてい
るアリーレンであるが、この共に縮合している3個以上
のベンゼン環を有するアリール基はオルソ位でか或はナ
フタレンにおけるペリ位に対応する様式で橋架けされて
おり、Raは、HまたはOHであり、そしてRbは、Hま
たはハロゲン、特にF、BrまたはClである}で表さ
れる化合物またはその互変異性形態。 - 【請求項2】 請求項1記載の本発明に従う式(I)で
表される化合物の製造方法であって、式(V) 【化6】 で表されるテトラカルボン酸もしくは無水物と式(V
I)および/または(VII) 【化7】 [式中、Rcは、H、COOHまたはハロゲン、特に
F、BrまたはCl、特にHまたはCOOHであり、そ
してAr1、Ar2、B、Y、ZおよびRaは、各々、請
求項1で定義した通りである]で表される1種以上の化
合物をテトラカルボン酸(V)を基準にした式(VI)
および(VII)で表される化合物の総量が2モル当量
に等しくなるように縮合させることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 請求項1記載化合物の、プラスチックの
マスカラーレーションのための使用。 - 【請求項4】 請求項1記載の少なくとも1種の化合物
で着色されたプラスチック。
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