JP2003219259A - デジタルカメラにおける片ぼけの補正方法及びデジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラにおける片ぼけの補正方法及びデジタルカメラ

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JP2003219259A JP2002013971A JP2002013971A JP2003219259A JP 2003219259 A JP2003219259 A JP 2003219259A JP 2002013971 A JP2002013971 A JP 2002013971A JP 2002013971 A JP2002013971 A JP 2002013971A JP 2003219259 A JP2003219259 A JP 2003219259A
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雅彦 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】片ぼけを有するデジタルカメラであっても、そ
の片ぼけを容易に低減できるようにする。 【解決手段】CMOSイメージセンサにおける画像の取
り込みが可能な全画素領域aよりも狭い領域を有効画素
領域bとして座標値(x,y)等により設定し、この設
定された有効画素領域b内の画像をメモリカードに記録
するデジタルカメラである。CMOSイメージセンサの
全画素領域aのうちのいずれの領域に片ぼけcがあるか
を検知する。片ぼけcがある場合には、その片ぼけcを
避けるように有効画素領域bを設定し、有効画素領域b
の位置を示す座標値(x,y)等を不揮発性メモリに設
定値として書き込んでおく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラにお
ける片ぼけの補正方法及びデジタルカメラに係り、特に
撮影レンズの光学特性や撮影レンズの取付精度等に起因
して発生する片ぼけの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】片ぼけした画像は、被写体の周辺全体が
ぼけるのではなく、画像の決まった一部がぼけるため、
大変見苦しいという問題がある。
【0003】この片ぼけを防止するためには、撮影レン
ズの周辺部分の光学特性のバラツキを少なくし、かつ撮
影レンズのカメラ本体への取付精度、撮像素子の取付精
度等を高精度にする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記片
ぼけは、カメラの組立後でなければ調べることができ
ず、また、片ぼけがある場合には、片ぼけを修正又は軽
減するために組立てをやり直す作業等を行う必要があり
煩雑であった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カメラの組立後に容易に片ぼけを低減すること
ができるデジタルカメラにおける片ぼけの補正方法及び
デジタルカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、撮像素子における画像の取り
込みが可能な全画素領域よりも狭い領域を有効画素領域
として領域設定情報により設定し、この設定された有効
画素領域内の画像を記録媒体に記録するデジタルカメラ
において、ぼけの度合いが検知可能なチャートを前記撮
像素子の全画素領域を使用して撮影する工程と、前記撮
影した全画素領域のうちの少なくとも四隅の領域のチャ
ート画像に基づいて片ぼけを検知する工程と、前記撮像
素子の有効画素領域を前記全画素領域内で移動させて前
記検知した片ぼけを低減させるための前記領域設定情報
を設定する工程と、を含むことを特徴としている。
【0007】即ち、カメラの出荷前の調整作業として、
縦縞などのチャートを撮影し、撮像素子の全画素領域の
うちの少なくとも四隅の領域のチャート画像に基づいて
片ぼけを検知する。この片ぼけは、四隅の領域の各チャ
ート画像の高周波成分の大小に基づいて検知してもよい
し、オペレータが四隅の領域の各チャート画像を目視す
ることによって検知するようにしてもよい。そして、片
ぼけがある場合には、撮像素子の全画素領域のうちの片
ぼけのある部分を避けるように有効画素領域を設定す
る。即ち、全画素領域内における有効画素領域の切り出
し範囲を示す撮像素子の座標値やアドレスなどの領域設
定情報を設定する。尚、撮像素子から全画素領域の画像
を取り込んだ後、前記領域設定情報により有効画素領域
の画像を切り出すようにしてもよいし、撮像素子から前
記領域設定情報により有効画素領域の画像のみを直接読
み出すようにしてもよい。
【0008】請求項2に係る発明は、撮像素子における
画像の取り込みが可能な全画素領域よりも狭い領域を有
効画素領域として領域設定情報により設定し、この設定
された有効画素領域内の画像を記録媒体に記録するデジ
タルカメラにおいて、前記撮像素子の全画素領域のうち
の少なくとも四隅の領域から取得した画像に基づいて片
ぼけを検知する検知手段と、前記撮像素子の有効画素領
域を前記全画素領域内で移動させて前記検知した片ぼけ
を低減させるための前記領域設定情報を自動的に設定す
る領域設定手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】例えば、カメラを片ぼけ補正の動作モード
にし、片ぼけの検出に適した所要の被写体を撮影し、撮
像素子の全画素領域のうちの少なくとも四隅の領域から
取得した画像に基づいて片ぼけを検知する。この片ぼけ
の検知は、四隅の領域から取得した各画像の高周波成分
の大きさ(ぼけた画像程、高周波成分が少ない)に基づ
いて自動的に行われる。そして、片ぼけがある場合に
は、撮像素子の全画素領域のうちの片ぼけのある部分を
避けるように有効画素領域を自動的に設定する。これに
より、通常の撮影モードでの撮影時には、上記のように
設定された有効画素領域内の片ぼけのない又は片ぼけが
低減された画像が記録されることになる。
【0010】請求項3に係る発明は、被写体の明るさを
測定し、この測定した被写体の明るさと所定のプログラ
ム線図に基づいて絞り値及びシャッタスピードを決定し
て前記被写体を撮影するデジタルカメラにおいて、前記
被写体の周囲の複数箇所の合焦状態を検知する検知手段
と、前記検知した複数箇所の合焦状態に基づいて片ぼけ
の度合いが所定値よりも大きいか否かを判別する判別手
段と、前記判別手段によって片ぼけの度合いが所定値よ
りも大きい場合には、撮影時の絞り値を前記プログラム
線図に基づいて決定される絞り値よりも開放側の絞り値
に変更する手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】即ち、片ぼけの度合いが所定値よりも大き
くなる場合には、見苦しい画像となるため、予めプログ
ラム線図で決められた絞り値よりも絞り値を開放側に変
更して(焦点深度を狭くして)撮影する。これにより、
ピント調整が行われる主要被写体の距離(被写体距離)
と異なる距離にある主要被写体の周辺部分をぼかし、片
ぼけが目立たなくなるようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るデジタルカメラにおける片ぼけの補正方法及びデジタ
ルカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0013】図1は本発明に係るデジタルカメラの実施
の形態を示すブロック図である。
【0014】このデジタルカメラ10は、撮影した静止
画や動画をメモリカード54に記録するもので、カメラ
全体の動作は、中央処理装置(CPU)40によって統
括制御される。
【0015】デジタルカメラ10には、シャッタボタン
や、撮影モード、再生モード等を設定するモードダイヤ
ルを含む操作部38が設けられており、この操作部38
での操作に応じた信号はCPU40に入力する。
【0016】被写体を示す画像光は、撮影レンズ12、
絞り14を介してCMOSイメージセンサ16の受光面
に結像される。撮影レンズ12は、CPU40によって
制御されるモータ・ドライバ36によって駆動され、フ
ォーカス制御等が行われる。絞り14は、5枚の絞り羽
根からなり、CPU40によって制御されるモータ・ド
ライバ34によって駆動され、例えば、絞り値F2.8 〜
F11まで1AV 刻みで5段階に絞り制御される。
【0017】また、CPU40は、モータ・ ドライバ3
4を介して絞り14を制御するとともに、イメージセン
サ制御部32を介してCMOSイメージセンサ16での
電荷蓄積時間(シャッタスピード)や、後述する読み出
し領域の制御を行う。
【0018】CMOSイメージセンサ16に蓄積された
信号電荷は、イメージセンサ制御部32から加えられる
読み出し信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号とし
て読み出される。CMOSイメージセンサ16から読み
出された電圧信号は、アナログ信号処理部18に加えら
れ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリング
ホールドされ、増幅されたのちA/D変換器20に加え
られる。A/D変換器20は、順次入力するR、G、B
信号をデジタルのR、G、B信号に変換して画像入力コ
ントローラ22に出力する。
【0019】デジタル信号処理部24は、画像入力コン
トローラ22を介して入力するデジタルの画像信号に対
して、オフセット処理、ホワイトバランス補正及び感度
補正を含むゲイン・ コントロール処理、ガンマ補正処
理、YC処理等の所定の信号処理を行う。
【0020】デジタル信号処理部24で処理された画像
データは、VRAM50に入力する。VRAM50に
は、それぞれが1駒分の画像を表す画像データを記憶す
るA領域とB領域とが含まれている。VRAM50にお
いて1駒分の画像を表す画像データがA領域とB領域と
で交互に書き換えられる。VRAM50のA領域及びB
領域のうち、画像データが書き換えられている方の領域
以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出
される。VRAM50から読み出された画像データはビ
デオ・エンコーダ28においてエンコーディングされ、
カメラ背面に設けられている液晶モニタ30に出力さ
れ、これにより被写体像が液晶モニタ30の表示画面上
に表示される。
【0021】また、操作部38のシャッタボタンの第1
段階の押下(半押し)があると、AE動作及びAF動作
が開始する。 即ち、A/D変換器20から出力される画
像データがAF検出部42並びにAE検出部44に入力
し、AF検出部42では、画像の高周波成分を積算した
値(評価値)をCPU40に出力する。AE検出部44
では、R、G、Bの画像データを積算し、その積算値を
CPU40に出力する。
【0022】CPU40は、AF検出部42から入力す
る評価値に基づいてその評価値が最大になるレンズ位置
にモータ・ドライバ36を介して撮影レンズ12を移動
させるとともに、AE検出部44から入力する積算値よ
り被写体の明るさ(撮影Ev値)を算出し、この撮影E
v値に基づいて絞り14の絞り値及びCMOSイメージ
センサ16の電子シャッタ(シャッタスピード)を所定
のプログラム線図(図8参照)にしたがって決定し、そ
の決定した絞り値に基づいてモータ・ ドライバ34を介
して絞り14を制御するとともに、決定したシャッタス
ピードに基づいてイメージセンサ制御部32を介してC
MOSイメージセンサ16での電荷蓄積時間を制御す
る。
【0023】AE動作及びAF動作が終了し、シャッタ
ボタンの第2段階の押下(全押し)があると、その押下
に応答してA/D変換器20から出力される1駒分の画
像データが画像入力コントローラ22からメモリ(SDRA
M) 48に入力し、一時的に記憶される。
【0024】画像データは、メモリ48から読み出さ
れ、デジタル信号処理部24において輝度データ及び色
差データの生成処理(YC処理)を含む所定の信号処理
が行われる。YC処理された画像データ(YCデータ)
は、デジタル信号処理部24から読み出され、再びメモ
リ48に記憶される。続いて、YCデータは圧縮伸長処
理部26に出力され、JPEG (joint photgraphic expert
s group)などの所定の圧縮処理が実行される。 圧縮され
たYCデータは、再びメモリ48に出力されて記憶され
たのち、メディア・コントローラ52によって読み出さ
れ、メモリカード54に記録される。
【0025】次に、上記構成のデジタルカメラ10にお
ける片ぼけの補正方法について説明する。
【0026】デジタルカメラ10の出荷前の調整段階に
おいて、図2に示すようにデジタルカメラ10によって
ぼけの度合いが検知可能なチャート60の撮影を行う。
このチャート60は、例えば細かな縦縞模様のもので、
レール62に沿って図2上で左右方向に移動できるよう
になっており、デジタルカメラ10もレール62に沿っ
て図2上で左右方向に移動できるようになっている。
【0027】そして、デジタルカメラ10とチャート6
0との相対的な距離を変えながらデジタルカメラ10で
チャート60を撮影する。デジタルカメラ10は、図3
に示すようにCMOSイメージセンサ16の全画素領域
aの四隅の領域A,B,C,Dの各チャート画像の画像
信号に含まれる高周波成分を積分した評価値を、各撮影
距離毎に収集し、その評価値の大きさにより領域A,
B,C,Dのぼけの度合いを検知する。そして、ある1
つの領域が他の領域よりも一定値以上、評価値が低い場
合には、その領域に片ぼけあると判定する。
【0028】尚、片ぼけの検知は、上記の場合に限ら
ず、CMOSイメージセンサ16の中央領域の評価値を
算出し、その中央領域の評価値と四隅の領域A,B,
C,Dの各評価値とを比較して片ぼけの箇所を検知する
ようにしてもよい。また、チャート60を撮影した画像
をプリント出力又はモニタ出力し、その出力結果をオペ
レータが目視することで、片ぼけの箇所を検知するよう
にしてもよい。
【0029】次に、上記のようにして片ぼけが検知され
た場合の片ぼけの補正方法について説明する。
【0030】いま、図4に示すようにCMOSイメージ
センサ16の全画素領域aのうちの右下の領域に片ぼけ
cがある場合、この片ぼけcを避けるようにCMOSイ
メージセンサ16の有効画素領域bを設定する。尚、有
効画素領域bは、全画素領域a内で適宜移動させて設定
可能な予め画素サイズが決まっているもので、有効画素
領域b内の画像が通常の撮影時にメモリカードに記録さ
れる。
【0031】この有効画素領域bの設定は、例えば、有
効画素領域bの左上の全画素領域a内での座標値(x,
y)やアドレス等の領域設定情報を入力することによっ
て行われる。この領域設定情報は、デジタルカメラ10
内の不揮発性メモリ(EEPROM)46(図1参照)
に設定値として記録される。
【0032】上記のようにしてEEPROM46に領域
設定情報が記録されたデジタルカメラ10によって通常
の撮影が行われると、CPU40は、EEPROM46
から領域設定情報を読み取り、イメージセンサ制御部3
2を介して領域設定情報に対応する有効画素領域bの画
像信号のみをCMOSイメージセンサ16から取り込
む。
【0033】尚、この実施の形態では、撮像素子として
CMOSイメージセンサ16を使用しているが、CCD
イメージセンサを使用することもできる。この場合に
は、CCDイメージセンサの全画素領域の画像信号を一
旦メモリ48に取り込み、その後、EEPROM46に
記録された領域設定情報に応じて有効画素領域bの画像
データを切り出して信号処理する。
【0034】次に、デジタルカメラ10における片ぼけ
の他の検知方法について説明する。
【0035】例えば、デジタルカメラ10を片ぼけを補
正するための動作モードに設定し、図5に示すようにデ
ジタルカメラを正立させた状態で被写体を撮影し(通
常の撮影)、その後、デジタルカメラを上下逆にした状
態で同じ被写体を撮影する(上下逆の撮影)。
【0036】片ぼけがある場合には、図5(A)に示す
通常の撮影時の全画素領域の四隅の領域A,B,C,D
の各評価値と、図5(B)に示す上下逆の撮影時の全画
素領域の四隅の領域D,C,B,Aの各評価値とが変化
する。
【0037】例えば、図6に示す評価値が得られた場
合、通常の撮影時の領域Aの評価値と上下逆の撮影時の
領域Dの評価値(図6(A))、及び通常の撮影時の領
域Dの評価値と上下逆の撮影時の領域Aの評価値(図6
(B))がほぼ同じであるため、領域AとDに片ぼけが
ないことが分かる。
【0038】一方、通常の撮影時の領域Bの評価値と上
下逆の撮影時の領域Cの評価値(図6(C))、及び通
常の撮影時の領域Cの評価値と上下逆の撮影時の領域B
の評価値(図6(D))に差があり、領域Cの評価値が
小さいことから、領域Cに片ぼけがあることが分かる。
【0039】デジタルカメラ10は、上記のようにして
片ぼけの位置を自動的に検知すると、その片ぼけを回避
するように有効画素領域を自動的に設定する。
【0040】尚、上記のようにして片ぼけを検知する場
合に、被写体として図2に示したチャート60を使用し
てもよい。
【0041】また、図7に示すように縦縞が形成された
半透明なレンズキャップ70をデジタルカメラ10の撮
影レンズに取り付け、このレンズキャップ70を撮影し
て全画素領域の四隅の領域A,B,C,Dの評価値をそ
れぞれ算出することにより、片ぼけの位置を検知するよ
うにしてもよい。尚、レンズキャップ70には2つの爪
部70Aが形成され、撮影レンズには爪部70Aと係合
する爪止め10Aが設けられており、レンズキャップ7
0は決まった向きで撮影レンズに装着されるようになっ
ている。
【0042】上記の例では、自動的に片ぼけを検知して
有効画素領域を設定する場合について説明したが、ユー
ザが液晶モニタ30の表示画像を見ながら片ぼけの位置
を確認し、有効画素領域をグラフィック又は数値入力に
より設定するようにしてもよい。
【0043】次に、デジタルカメラにおける片ぼけの他
の補正方法について説明する。
【0044】まず、操作部38のシャッタボタンの半押
しがあると、AE動作及びAF動作を開始させる。 AF
動作では、CMOSイメージセンサ16の中央領域(フ
ォーカス領域)の評価値を使用して撮影レンズ12のピ
ント調整を行うが、同時に周辺部分(例えば、図3に示
した4隅の領域領域A,B,C,D)の評価値も収集
し、片ぼけの度合いを検知する。
【0045】そして、片ぼけの度合いがある一定値より
も大きい場合には、シャッタボタンの全押しに絞り14
を開放側に駆動して撮影する。即ち、片ぼけがない場合
には、AE検出部44によって算出された被写体の明る
さ(撮影Ev値)に基づいて、図8の実線のプログラム
線図にしたがって絞り値及びシャッタスピードを決定す
るが、片ぼけがある場合には、図8の破線のプログラム
線図にしたがって絞り値及びシャッタスピードを決定す
る。また、絞りを開放側にして撮影が行われた場合に
は、ユーザに液晶モニタ30の画面で知らせる。
【0046】上記のようにして予めプログラム線図で決
められた絞り値よりも絞り値を開放側に変更して(焦点
深度を狭くして)撮影することにより、周辺部分全体を
ぼかし、片ぼけを目立たなくする。
【0047】尚、撮影モードとして、「ポートレートモ
ード」が選択されている場合には、「ポートレートモー
ド」はもともと絞りを開放側に設定するプログラム線図
が使用されるため、上記のような絞りの変更を行わない
ようにすることもできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタルカメラ組立後に容易に片ぼけを低減することがで
きる。これにより、撮影レンズの光学特性のバラツキや
撮影レンズのカメラ本体への取付精度の要求が緩和さ
れ、工場での生産ラインで不良率を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラの実施の形態を示
すブロック図
【図2】デジタルカメラにおける片ぼけの補正方法を説
明するために用いた図
【図3】チャートを撮影したCMOSイメージセンサの
全画素領域の様子を示す図
【図4】片ぼけの領域を避けたCMOSイメージセンサ
の有効画素領域の設定を説明するために用いた図
【図5】デジタルカメラにおける片ぼけの検知方法を説
明するために用いた図
【図6】デジタルカメラにおける片ぼけの検知方法を説
明するために用いた図
【図7】デジタルカメラにおける片ぼけの検知方法を説
明するために用いた図
【図8】露出制御用のプログラム線図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、12…撮影レンズ、14…絞
り、24…デジタル信号処理部、30…液晶モニタ、3
2…イメージセンサ制御部、38…操作部、40…CP
U、42…AF検出部、44…AE検出部、46…EE
PROM、48…メモリ、54…メモリカード、60…
チャート、70…レンズキャップ、a…全画素領域、b
…有効画素領域、c…片ぼけ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 G02B 7/11 N 5C061 17/00 D // H04N 101:00 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H002 CC21 CC31 FB33 GA70 HA23 2H011 BA31 BB04 DA00 2H051 BA45 DA07 DA39 DB01 5C022 AA13 AB21 AB45 AC01 AC42 AC54 AC78 5C053 FA08 FA14 FA27 HA40 JA30 KA30 LA02 5C061 BB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子における画像の取り込みが可能
    な全画素領域よりも狭い領域を有効画素領域として領域
    設定情報により設定し、この設定された有効画素領域内
    の画像を記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、 ぼけの度合いが検知可能なチャートを前記撮像素子の全
    画素領域を使用して撮影する工程と、 前記撮影した全画素領域のうちの少なくとも四隅の領域
    のチャート画像に基づいて片ぼけを検知する工程と、 前記撮像素子の有効画素領域を前記全画素領域内で移動
    させて前記検知した片ぼけを低減させるための前記領域
    設定情報を設定する工程と、 を含むことを特徴とするデジタルカメラにおける片ぼけ
    の補正方法。
  2. 【請求項2】 撮像素子における画像の取り込みが可能
    な全画素領域よりも狭い領域を有効画素領域として領域
    設定情報により設定し、この設定された有効画素領域内
    の画像を記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、 前記撮像素子の全画素領域のうちの少なくとも四隅の領
    域から取得した画像に基づいて片ぼけを検知する検知手
    段と、 前記撮像素子の有効画素領域を前記全画素領域内で移動
    させて前記検知した片ぼけを低減させるための前記領域
    設定情報を自動的に設定する領域設定手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体の明るさを測定し、この測定した
    被写体の明るさと所定のプログラム線図に基づいて絞り
    値及びシャッタスピードを決定して前記被写体を撮影す
    るデジタルカメラにおいて、 前記被写体の周囲の複数箇所の合焦状態を検知する検知
    手段と、 前記検知した複数箇所の合焦状態に基づいて片ぼけの度
    合いが所定値よりも大きいか否かを判別する判別手段
    と、 前記判別手段によって片ぼけの度合いが所定値よりも大
    きい場合には、撮影時の絞り値を前記プログラム線図に
    基づいて決定される絞り値よりも開放側の絞り値に変更
    する手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
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