JP2003217784A - 端子の接続方法 - Google Patents

端子の接続方法

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JP2003217784A JP2002008510A JP2002008510A JP2003217784A JP 2003217784 A JP2003217784 A JP 2003217784A JP 2002008510 A JP2002008510 A JP 2002008510A JP 2002008510 A JP2002008510 A JP 2002008510A JP 2003217784 A JP2003217784 A JP 2003217784A
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Yasuhiro Hattori
康弘 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の芯線がアルミニウム系材質からなる場
合であっても信頼性の高い接続が可能であり、また、容
易かつ低廉なコストで酸化被膜を除去可能な端子の接続
方法を提供すること。 【解決手段】 電線の端末部から露出された芯線を少な
くとも一対の対向する芯線加締部を有する端子の芯線加
締部の内側に配置した後、クリンパとアンビルとにより
芯線加締部を押圧して仮加締めし、この仮加締め状態を
保持したままクリンパ若しくはアンビルの何れか一方又
はクリンパ及びアンビルの両方を超音波振動させ、この
超音波振動を停止させた後又は超音波振動させた状態
で、更に芯線加締部を押圧して本加締めすることにより
電線に端子を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子の接続方法に
関し、更に詳しくは、電線の芯線を端子の芯線加締部で
加締めて電気的に接続を行う端子の接続方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車、OA機器、家電製品等を
中心に高性能、高機能化が急速に進められてきており、
それに伴い多数の電線が使用されている。一般に、これ
らの電線と各種電気機器との接続、或いは、電線同士の
接続等を行う場合には、電線の端末部に金属製の端子が
接続され、この端子を介して各種電気機器と電線、或い
は、電線同士が電気的に相互に接続されることにより電
気信号を相互に送受信することが可能となる。
【0003】従来より上記電線の端末部に端子を接続す
るに当たっては、電線の端末部の外被を所定長さ皮剥し
て露出させた芯線を、端子の芯線加締部の内側に配置す
ると共に外被を端子の外被加締部の内側に配置し、端子
の下面を受ける芯線側アンビルと、端子を介して芯線側
アンビルに対向する芯線側クリンパとにより芯線加締部
を挟み込んで加締めると共に、外被側アンビルと外被側
クリンパとにより外被加締部を挟み込んで加締め、電線
に端子を接続する接続方法等が広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、電
線の端末部の外被が皮剥されて芯線が露出されると、芯
線の金属表面は外気に曝されることから、芯線は酸化さ
れ、芯線の表面には絶縁性の酸化被膜が形成される。こ
のようにして自然状態で形成される酸化被膜は、約10
0Å以下と極めて薄いものであるが、絶縁性であること
から、電線の芯線と端子との間に介在した状態のまま接
続が行われると電気抵抗が高くなるため、電気的特性上
好ましいものではない。
【0005】通常、上記電線の芯線としては、電気伝導
性に優れることから、銅線や銅合金線等が広く用いられ
ているが、近年、特に自動車分野においては、電線の軽
量化を図る目的から、電線の需要の増加に伴ってアルミ
ニウム線やアルミニウム合金線等が注目されてきてい
る。
【0006】電線の芯線が銅線や銅合金線等からなる場
合には、露出された芯線の表面には酸化銅の酸化被膜が
形成されるが、上述した従来の端子の接続方法によれ
ば、端子の芯線加締部により芯線を加締める動作に伴っ
て酸化被膜は破壊され、端子と芯線表面との接触が清浄
面同士の接触となることから、絶縁性の酸化被膜が電気
的接触にそれほど悪影響を及ぼすことはない。
【0007】しかしながら、電線の芯線がアルミニウム
線やアルミニウム合金線等からなる場合には、露出され
た芯線の表面には緻密で硬質な酸化アルミニウムの酸化
被膜が形成され、それは不働態で機械的に強固な被膜で
ある。そのため、従来の端子の接続方法による加締めの
みではこの酸化被膜を十分に除去することができず、端
子と芯線との間に絶縁性の酸化被膜が介在した状態のま
ま接続がなされてしまうため、良好な電気的接触が得ら
れず、接続信頼性に劣るといった問題があった。
【0008】そこで、このような問題を回避するため、
アルミニウム系材質からなる芯線を有する電線へ端子を
接続する前には、予め作業者等がワイヤブラシ等で機械
的に酸化被膜を除去するといった作業が行われている
が、このような作業は非常に効率が悪いため生産性を悪
化せしめていた。また、ワイヤブラシ等を用いた手作業
では、作業者の違いにより酸化被膜の除去量も一定とな
らず、品質管理が不十分になるといった問題もあった。
【0009】これらに対して、酸化被膜を除去する装置
を別途設けることも考えられるが、端子の接続工程が複
雑化すると共にコストも高くなるといった問題が生じて
しまうため望ましくない。
【0010】そこで本発明が解決しようとする課題は、
電線の芯線がアルミニウム系材質からなる場合であって
も信頼性の高い接続が可能であり、また、容易かつ低廉
なコストで酸化被膜を除去可能な端子の接続方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係る端子の接続方法は、請求項1に記載の
ように、電線の端末部から露出された芯線を少なくとも
一対の対向する芯線加締部を有する端子の芯線加締部の
内側に配置し、この芯線加締部をクリンパとアンビルと
により挟み込んで加締めることにより電線に端子を接続
する端子の接続方法であって、芯線加締部の内側に芯線
を配置した後、クリンパとアンビルとにより芯線加締部
を押圧して仮加締めし、この仮加締め状態を保持したま
まクリンパ若しくはアンビルの何れか一方又はクリンパ
及びアンビルの両方を超音波振動させ、この超音波振動
を停止させた後又は超音波振動させた状態で、更に芯線
加締部を押圧して本加締めすることにより電線に端子を
接続することを要旨とするものである。
【0012】上記端子の接続方法によれば、芯線加締部
の内側に芯線を配置した後、クリンパとアンビルとによ
り芯線加締部を押圧して仮加締めすることにより、対向
して設けられた芯線加締部はクリンパの端面形状に沿っ
て内側に丸め込まれ、芯線加締部の先端が互いに近接し
た状態まで加締められる。この際芯線は、芯線加締部の
内側面と端子の底面とに接触した状態にあり、完全には
加締められていない。
【0013】そしてこの仮加締め状態を保持したままク
リンパ若しくはアンビルの何れか一方又はクリンパ及び
アンビルの両方を超音波振動させるので、芯線加締部の
内側面と端子の底面とに接触している芯線は、超音波振
動により振動し、芯線加締部の内側面や端子の底面、或
いは、隣接する芯線と激しくぶつかり合い、こすれ合
う。これにより芯線の表面に形成されている酸化被膜が
破壊され、芯線表面には清浄面が生じる。
【0014】そして超音波振動を停止させた後又は超音
波振動させた状態で、更に芯線加締部を押圧して本加締
めすることにより最終的な加締めが終了するので、芯線
の表面に清浄面が生じた状態のまま芯線が芯線加締部に
より抜脱不能に加締められ、電線と端子とが接続され
る。
【0015】したがって、端子の芯線加締部と芯線との
間には絶縁性の酸化被膜が介在した状態のまま接続がな
されることがなく、良好な電気的接触が得られ、信頼性
の高い接続をすることが可能となる。また、従来方法に
比べ、比較的容易かつ低廉なコストで酸化被膜を除去す
ることが可能となる。
【0016】上記端子の接続方法に適用される電線の芯
線としては、請求項2に記載のように、前記電線の芯線
は、酸化被膜が形成されうる金属線よりなることが好ま
しい。
【0017】特には、請求項3に記載のように、アルミ
ニウム線若しくはアルミニウム合金線又はこれらが複合
された複合線よりなることが好ましい。なぜなら、アル
ミニウム系材質に特有の緻密で硬質な酸化被膜(不働態
で、機械的に強固)を効率的に除去することが可能であ
り、また、予め作業者等がワイヤブラシ等で機械的に酸
化被膜を除去することなく良好な電気的接触を比較的容
易に得ることができるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照にして詳細に説明する。尚、相手側端子
(図示せず)との接続方向を前方側とし、同一部材、同
一形状を有する部位については同一名称、同一符合を用
いて説明する。
【0019】先ず初めに、本発明に係る端子の接続方法
に好適に適用される電線及び端子と、これらを接続する
接続治具の各構成について説明する。
【0020】図1に示すように、電線10は、金属素線
を複数本撚り合わせてなる芯線11の外周に絶縁性の合
成樹脂からなる外被12が被覆されたもので、端末部分
の外被12が所定長さ皮剥されて芯線11が露出されて
いる。この場合の電線10の芯線11としては、具体的
には、アルミニウム線、アルミニウム合金線、アルミニ
ウム線とアルミニウム合金線とが複合された複合線(以
下これらを「アルミ系芯線」と称する)、銅線、銅合金
線、銅線と銅合金線とが複合された複合線(以下これら
を「銅系芯線」と称する)等が挙げられ、使用目的に合
わせて種々選択することができる。
【0021】端子(この場合、メス型)13は、金属製
の板状部材を折り曲げ加工して形成されたもので、接続
部14と、基板部15と、芯線加締部16a、16b
と、外被加締部17a、17bとを有している。
【0022】接続部14は、略角筒状に形成されるとと
もに、その内部には弾性接触片18が設けられ、図略の
相手側端子(この場合はオス型となる)の先端部が挿入
されることにより電気的に接触導通可能とされている。
基板部15は、接続部14の後端部より延出されてお
り、この基板部15の途中部位の左右両側には、電線1
0の芯線11を加締め固定するための一対の芯線加締部
16a、16bが上方に向かって対向立設されている。
また、基板部15の後端部の左右両側には、電線10の
外被12を加締め固定するための一対の外被加締部17
a、17bが上方に向かって対向立設されている。
【0023】尚、上記基板部15に設けられる芯線加締
部16a、16bは、少なくとも一対設けられていれば
良く、その対の数は特に限定されるものではない。ま
た、図においては、外被加締部17a、17bを有する
端子を例示したが、外被加締部17a、17bが無いタ
イプの端子を用いることもできる。また、接続部14の
形状としてはメス型のものを例示したが、勿論、オス型
形状であっても構わない。
【0024】芯線側クリンパ19及び芯線側アンビル2
0は、図略の端子加締装置のプレス動作により芯線側ク
リンパ19及び芯線側アンビル20との間に配置した端
子13の芯線加締部16a、16bを挟み込んで加締
め、電線10の端末部に露出された芯線11に端子13
を接続するための接続治具である。
【0025】芯線側クリンパ19は、端子13の芯線加
締部16a、16bを上方から押圧するためのもので、
その下端面には、加締め用の歯型21が形成されてい
る。この歯型21には、芯線側アンビル20との間に端
子13を挟み込んだ際に、端子13の芯線加締部16
a、16bの先端を内側に案内すると共に、芯線加締部
16a、16bの先端を芯線11方向に向かわせるため
の2つの曲面部22a、22bが形成されている。尚、
これらの曲面部22a、22bは、加締め後の端子13
の芯線加締部16a、16bの形状に合わせて種々の形
状に形成可能なものである。
【0026】一方、芯線側アンビル20は、加締め時に
おける端子13を下方から支持するためのもので、その
上端面には、芯線加締部16a、16bの間の基板部1
5の加締め後の曲率に合わせた湾曲部23が形成されて
いる。
【0027】そしてこれら芯線側クリンパ19及び芯線
側アンビル20には、超音波加振手段24(図4に示
す)が取付られており、この超音波加振手段24により
芯線側クリンパ19若しくは芯線側アンビル20の何れ
か一方又は芯線側クリンパ19及び芯線側アンビル20
の両方を上下方向又は左右方向に超音波振動させること
ができるようになっている。尚、超音波加振手段24
は、芯線側クリンパ19又は芯線側アンビル20のどち
らか一方に取り付けられていても良く、設備の仕様に合
わせて種々変更することができる。
【0028】また、外被側クリンパ25及び外被側アン
ビル26は、図略の端子加締装置のプレス動作により外
被側クリンパ25及び外被側アンビル26との間に配置
した端子の外被加締部17a、17bを挟み込んで加締
め、電線10の端末部に端子13を接続するための接続
治具であり、上記芯線側クリンパ19及び芯線側アンビ
ル20と概ね同様の構成を備えている。
【0029】すなわち、外被側クリンパ25の下端面に
は、外被側アンビル25との間に端子13を挟み込んだ
際に、端子13の外被加締部17a、17bの先端を内
側に案内するための歯型27が形成されており、外被側
アンビル26の上端面には、外被加締部17a、17b
の間の基板部15の加締め後の曲率に合わせた湾曲部2
8が形成されている。
【0030】次に、本発明に係る端子の接続方法につい
て図2〜図6を用いて説明する。図2に示すように、芯
線側アンビル20の湾曲部23上に端子13を載置し、
芯線側クリンパ19の下方に端子13の芯線加締部16
a、16bが位置するように配置した後、電線10の端
末部分の外被12を所定長さ皮剥して露出させた芯線1
1を芯線加締部16a、16bの内側に配置する。
【0031】そして図3に示すように、図略の端子加締
装置のプレス動作により芯線側クリンパ19を下降さ
せ、芯線加締部16a、16bを上方から押圧して仮加
締めする。すなわち、この仮加締め状態にあっては、芯
線加締部16a、16bの先端が芯線側クリンパ19の
曲面部22a、22bに当接した後、曲面部22a、2
2bの形状に沿って芯線加締部16a、16bが内側に
案内されつつ丸め込まれ、芯線加締部16a、16bの
先端が互いに近接した状態まで加締められる。この際、
芯線11は、芯線加締部16a、16bの内側面と端子
13の基板部15の上面とに接触した状態にあり、完全
には加締められていない。
【0032】そして図4に示すように、この仮加締め状
態を保持したまま、超音波加振手段24により芯線側ク
リンパ19若しくは芯線側アンビル20の何れか一方又
は芯線側クリンパ19及び芯線側アンビル20の両方を
所定時間超音波振動させる。次いで、この超音波振動を
停止させた後、更に芯線側クリンパ19を下降させ、芯
線加締部16a、16bを下方に押圧して本加締めする
(図5参照)。これにより最終的な加締めが終了し、芯
線11が芯線加締部16a、16bにより抜脱不能に加
締められる。
【0033】尚、この際、超音波加振手段24の加振周
波数、加振時間は、使用する電線10の芯線材質や、芯
線径等により種々変更可能なものであり、特に限定され
るものではない。また、仮加締め状態を形成しつつ仮加
締め状態が形成される手前までの間、超音波加振手段2
4により芯線側クリンパ19若しくは芯線側アンビル2
0の何れか一方又は芯線側クリンパ19及び芯線側アン
ビル20の両方を超音波振動させるようにしても良い。
【0034】一方、外被加締部17a、17bを加締め
るに当たっては、外被側アンビル26の湾曲部28上に
端子13を載置し、外被側クリンパ25の下方に端子1
3の外被加締部17a、17bが位置するように配置し
た後、電線10の外被12部分を外被加締部17a、1
7bの内側に配置する。その後、図略の端子加締装置の
プレス動作により外被側クリンパ25を下降させて外被
加締部17a、17bを上方から押圧する。これにより
外被加締部17a、17bが内側に丸めこまれて加締め
られる(図6参照)。
【0035】上記端子の接続方法によれば、仮加締め状
態を保持したままクリンパ若しくはアンビルの何れか一
方又はクリンパ及びアンビルの両方を超音波振動させる
ので、芯線加締部の内側面と端子の基板部の上面とに囲
まれた空間内で逃げ場の無い状態に保持された芯線は、
超音波振動によって芯線加締部の内側面や端子の基板部
上面、或いは、隣接する芯線と激しくぶつかり合い、こ
すれ合う。これにより芯線の表面に形成されている酸化
被膜は破壊され、芯線表面には清浄面が生じる。
【0036】そしてこの超音波振動を停止させた後、更
に芯線加締部を押圧して本加締めすることにより最終的
な加締めが終了するので、芯線の表面に清浄面が生じた
状態で芯線が芯線加締部により抜脱不能に加締められて
接続される。
【0037】したがって、端子の芯線加締部と芯線との
間には絶縁性の酸化被膜が介在した状態のまま接続がな
されることがなく、良好な電気的接触が得られ、信頼性
の高い接続をすることが可能になる。また、従来方法に
比べ、比較的容易かつ低廉なコストで酸化被膜を除去す
ることが可能となる。
【0038】また特に、電線の芯線がアルミ系芯線であ
る場合には、アルミニウム系材質に特有の緻密で硬質な
酸化被膜を効率的に除去することが可能であり、予め作
業者等がワイヤブラシ等で機械的に酸化被膜を除去する
ことなく良好な電気的接触を得ることが可能となる。す
なわち、本発明に係る端子の接続方法は、極めて酸化さ
れやすく、かつ、緻密で硬質な酸化被膜が形成されるア
ルミ系芯線を有する電線と端子との接続において特に有
効な接続方法であると言える。
【0039】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明に係る端子の接続方法は上記実施の形態に何
ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々の改変が可能であることは勿論である。例え
ば、上記実施の形態においては、芯線の外周に絶縁性の
合成樹脂からなる外被が被覆された電線について説明し
たが、勿論、それ以外の電線、例えば、外部からのノイ
ズを遮蔽するため、芯線と外被との間に金属箔や編組等
のシールド導体を介在させたシールド電線等に対しても
適用できるものであり、特に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る端子の接続方法によれば、
電線の芯線がアルミニウム系材質からなる場合であって
も信頼性の高い接続が可能となり、比較的容易かつ低廉
なコストで酸化被膜を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電線と端子と接続治具を示した外観斜視図
である。
【図2】 加締め前の状態を示した図である。
【図3】 仮加締め状態を示した図である。
【図4】 仮加締め状態のまま接続治具に超音波振動
を加えることを示した図である。
【図5】 本加締め状態を示した図である。
【図6】 電線に端子を接続した際の外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 電線 11 芯線 13 端子 16a 芯線加締部 16b 芯線加締部 19 芯線側クリンパ 20 芯線側アンビル 24 超音波加振手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 康弘 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E063 CB17 CB20 CC05 XA01 5G355 BA01 BA11 CA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の端末部から露出された芯線を少な
    くとも一対の対向する芯線加締部を有する端子の芯線加
    締部の内側に配置し、この芯線加締部をクリンパとアン
    ビルとにより挟み込んで加締めることにより電線に端子
    を接続する端子の接続方法であって、芯線加締部の内側
    に芯線を配置した後、クリンパとアンビルとにより芯線
    加締部を押圧して仮加締めし、この仮加締め状態を保持
    したままクリンパ若しくはアンビルの何れか一方又はク
    リンパ及びアンビルの両方を超音波振動させ、この超音
    波振動を停止させた後又は超音波振動させた状態で、更
    に芯線加締部を押圧して本加締めすることにより電線に
    端子を接続することを特徴とする端子の接続方法。
  2. 【請求項2】 前記電線の芯線は、酸化被膜が形成され
    うる金属線よりなることを特徴とする請求項1に記載の
    端子の接続方法。
  3. 【請求項3】 前記電線の芯線は、アルミニウム線若し
    くはアルミニウム合金線又はこれらが複合された複合線
    よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子
    の接続方法。
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