JP2003216554A - 電子メールの送信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールに画像ファイルを添付して送信す
るときの操作を容易にする。 【解決手段】 画像のサムネイルを一覧表示する（ステ
ップ１１１）。この一覧表示により表示されたサムネイ
ルの中から任意のサムネイルを選択したのち、電子メー
ルの送信を指示したとき、選択したサムネイルに対応す
る画像ファイルを、電子メールの添付ファイルに設定す
る（ステップ１４１）。この処理により設定した添付フ
ァイルを電子メールにより送信する（ステップ１６
１）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、画像ファイルを
添付するときの電子メールの送信方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】パーソナルコンピュータやＰＤＡなどを
利用すれば、電子メールを送受信することができる。そ
して、例えば、友人に料理のおいしい店を教えたり、集
合場所などを知らせたりするとき、目的の場所を示す地
図を描き、その地図を電子メールに添付して相手に送れ
ば、単に言葉で説明する場合よりも、わかりやすく、ま
た、間違いも少なくなる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、パーソナル
コンピュータを使用して画像ファイルを電子メールに添
付して送信する場合、一般に以下のような操作が必要に
なる。

【０００４】 電子メールソフトを立ち上げる。 添付ファイル（画像ファイル）のあることを入力す
る。 添付ファイルの保存されているディレクトリを選択
する。 添付する画像ファイルを選択する。 添付を確定する。 電子メールの送信に必要な事項（あて先、本文な
ど）を入力する。なお、〜項の操作と、項の操作
とは逆でもよい。 電子メールの送信を実行する。

【０００５】しかし、このような操作はめんどうであ
り、例えば、項で選択したディレクトリに、送信する
画像ファイル以外のファイルがあると、送信する画像フ
ァイルを間違えることもある。

【０００６】しかも、地図を描いて送信する場合には、
いわゆるお絵かきソフト（描画ソフト）で地図を描き、
描いたら上記〜項を実行することになるので、操作
がさらにめんどうになってしまう。

【０００７】この発明は、これらの問題点を解決しよう
とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、画像のサムネイルを一覧表示する第１の処理と、
この第１の処理により一覧表示されたサムネイルの中か
ら任意のサムネイルを選択したのち、電子メールの送信
を指示したとき、上記選択したサムネイルに対応する画
像ファイルを、上記電子メールの添付ファイルに設定す
る第２の処理と、この第２の処理により設定した添付フ
ァイルを、上記電子メールにより送信する第３の処理と
からなる電子メールの送信方法とするものである。した
がって、添付する画像の画像ファイルが選択されてから
電子メールを送信するための処理が実行される。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１〜図３は、この発明を適用で
きる無線ＬＡＮシステムの一例を示すもので、この無線
ＬＡＮシステムは、サーバとして働くベース装置１０
（図３参照）と、クライアントとなる表示端末装置２０
（図１および図２参照）とから構成されている。この場
合、ベース装置１０は、表示端末装置２０をにより、 ・インターネットを利用する。 ・地上波テレビ放送を見る。 ・衛星テレビ放送を見る。 ・ＤＶＤなどを見る。 などのサービスを提供するためのものである。

【００１０】また、表示端末装置２０は、ベース装置１
０の提供する上記のサービスを利用するための端末であ
るが、単独でも、いわゆるお絵かき（描画）や保存して
いる画像の閲覧などを実行できるものである。さらに、
表示端末装置２０は、電源として電池を有するととも
に、ベース装置１０とは電波を通じて接続され、全体が
ワイヤレス端末とされている。したがって、表示端末装
置２０は、ベース装置１０から離れて使用でき、室内な
どにおける任意の場所でベース装置１０の提供するサー
ビスを利用できる。

【００１１】なお、ベース装置１０と表示端末装置２０
との間の通信には、例えば2.4ＧHz帯あるいは５ＧHz帯
の電波が使用され、その変調形式は、ＣＣＫ方式やＯＦ
ＤＭ方式などとされる。また、例えばビデオ信号のよう
にデータ量の多いデータを、ベース装置１０から表示端
末装置２０に送信する場合には、データ圧縮してから送
信される。さらに、図３に鎖線で示すように、ベース装
置１０は、これに表示端末装置２０がセットされたと
き、表示端末装置２０に内蔵されている電池を充電する
機能も有する。

【００１２】そして、表示端末装置２０は、ベース装置
１０の提供する各種のサービスを利用するために、例え
ば次のような外観とされている。すなわち、図１にも示
すように、表示端末装置２０は、全体がほぼ長方形で偏
平に構成され、図１Ａに示すように、その正面中央に、
カラー表示デバイスとしてＬＣＤパネル２１が設けられ
るとともに、その表示面には、座標入力手段として透明
のタッチパネル２２が積層されている。なお、ＬＣＤパ
ネル２１は、例えば12.1型の大きさで、800ドット×600
ドットの画素数とされている。

【００１３】また、表示端末装置２０の正面左側には、
左チャンネルのスピーカ２３Ｌと、充電ランプなどの各
種の表示ランプ２４とが配置され、正面右側には、右チ
ャンネルのスピーカ２３Ｒが配置されるとともに、イン
デックス（メニュー）を表示するためのインデックスボ
タン２５と、テレビ放送のチャンネル切り換えボタンな
どの各種の操作ボタン２６とが配置されている。

【００１４】さらに、図１Ｂに示すように、表示端末装
置２０の左側面には、ＬＣＤパネル２１の明るさを調整
するためのつまみ３１、ヘッドホンジャック３２、ＵＳ
Ｂコネクタ３３、キーボードコネクタ３４、ＡＣアダプ
タを使用するときの電源入力コネクタ３５が設けられ、
図１Ｃに示すように、その右側面には、メモリスティッ
ク（登録商標）のような不揮発性半導体メモリを使用し
たメモリカードを差し込むためのスロット３６が設けら
れている。

【００１５】また、図１Ｄに示すように、表示端末装置
２０の上面の溝部には、タッチペン４１が収納されてい
る。さらに、上面には、電源ボタン４２が設けられると
ともに、音量ボタンなどの各種の操作ボタン４３と、ス
タンバイランプ４４とが設けられている。

【００１６】さらに、表示端末装置２０の後面には、そ
の一部を図１ＢおよびＣにも示すように、収納自在のス
タンド２８が設けられ、図２にも示すように、このスタ
ンド２８を引き出すと、表示端末装置２０を立てておく
ことができるようにされている。また、図示はしない
が、表示端末装置２０の底面付近には、充電接点も設け
られ、図３に鎖線で示すように、ベース装置１０にセッ
トしたとき、そのベース装置１０に内蔵されている充電
回路により表示端末装置２０に内蔵されている充電式電
池が充電される。

【００１７】したがって、表示端末装置２０は、図２に
示すように、自立させて使用することができ、あるい
は、図３に示すように、ベース装置１０により充電しな
がら使用することができる。

【００１８】図４は、ベース装置１０および表示端末装
置２０の信号系の一例を示す。そして、ベース装置１０
は、表示端末装置２０からのデータや信号を受信し、表
示端末装置２０から要求されているサービスにしたがっ
て各種のデータや信号を表示端末装置２０に送信するも
のである。

【００１９】このため、ベース装置１０には、例えば、
インターネットを利用するための電話回線１１、地上波
テレビ放送を受信するためのアンテナ１２、衛星放送を
受信するためのアンテナ１３およびＳＴＢ（受信機）１
４、ＤＶＤプレーヤ１５が接続されている。また、図示
はしないが、ベース装置１０は、電話回線１１を通じて
インターネットを利用するためのモデムを内蔵してい
る。さらに、ベース装置１０は、アンテナ１２の受信し
たテレビ放送のうち、表示端末装置２０により指示され
たチャンネルのビデオ信号およびオーディオ信号を復調
して出力する受信回路（チューナ回路）も有する。

【００２０】そして、ベース装置１０は、アンテナ１２
により受信したテレビ放送のビデオ信号およびオーディ
オ信号、ＳＴＢ１４やＤＶＤプレーヤ１５から供給され
るビデオ信号およびオーディオ信号のうち、表示端末装
置２０により指示されたビデオ信号およびオーディオを
選択し、その選択したビデオ信号およびオーディオ信号
をデータ圧縮してから表示端末装置２０へと送信する。
また、ベース装置１０は、インターネットの利用時に
は、電話回線１１と、表示端末装置２０とをモデムを通
じて接続する。

【００２１】一方、表示端末装置２０は、ベース装置１
０との間でデータや信号の送受信を行う送受信路５１
と、その送受信されるデータや信号を処理する処理回路
５２とを有する。例えば、処理回路５２は、ベース装置
１０からビデオ信号およびオーディオ信号が送信されて
きたときには、そのビデオ信号およびオーディオ信号を
もとの信号フォーマットにデコードしてからＬＣＤパネ
ル２１およびスピーカ２３Ｌ、２３Ｒに供給する。

【００２２】さらに、表示端末装置２０は制御回路５３
を有する。この制御回路５３は、マイクロコンピュータ
を有して構成されるとともに、画像ファイルなどを保存
するための不揮発性メモリ５３１と、電子メールに画像
ファイルを添付するとき、その画像ファイルを一時的に
保存する添付用バッファ５３２も有する。そして、この
制御回路５３に、回路５１、５２が接続されるととも
に、タッチパネル３２および操作ボタン２５、２６、４
３が接続され、ユーザの要求や指示がタッチパネル３２
あるいは操作ボタン２５、２６、４３を通じて制御回路
５３に与えられる。なお、符号６６は、スロット３６に
差し込んで使用するメモリカードであり、不揮発性半導
体メモリを有する。

【００２３】そして、制御回路５３において、ユーザか
らの要求や指示に対応したデータや信号が形成され、こ
のデータあるいは信号にしたがって回路５１、５２が制
御され、あるいはそのデータや信号が送受信回路５１を
通じてベース装置１０に送信される。また、ベース装置
１０から送信されてくるデータや信号の一部が制御回路
５３に供給されるとともに、各種の表示を行うためのデ
ータあるいは信号が制御５３から処理回路５２に供給さ
れる。

【００２４】したがって、タッチパネル３２から地上波
テレビ放送や衛星テレビ放送の受信、あるいはＤＶＤプ
レーヤ１５の再生を指示した場合には、これがベース装
置１０に通知され、テレビ放送あるいはＤＶＤプレーヤ
１５によるビデオ信号（およびオーディオ信号）が表示
端末装置２０に送信され、その画像をＬＣＤパネル２１
により見ることができる。

【００２５】また、タッチパネル３２からＷｅｂページ
のブラウジングを指示した場合には、これがベース装置
１０に通知され、表示端末装置２０は、ベース装置１０
および電話回線１１を通じてＩＳＰに接続される。した
がって、表示端末装置２０はインターネットを利用でき
るようになり、目的とするＷｅｂページがＬＣＤパネル
３１に表示される。さらに、電子メールを指定した場合
も、表示端末装置２０は、ベース装置１０および電話回
線１１を通じてＩＳＰに接続され、電子メールの送受信
が可能とされる。

【００２６】また、お絵かきモードを指定した場合に
は、タッチペン４１がタッチパネル２２に触れると、そ
の座標が制御回路５３により読み取られ、タッチペン４
１により描いた画像がＬＣＤパネル２１に表示される。
したがって、タッチペン４１により絵を描くことができ
る。そして、その画像ファイルは制御回路５３を構成す
るマイクロコンピュータのメモリ５３１、あるいはスロ
ット３６にセットしたメモリカード６６に保存できる。

【００２７】そして、この発明においては、地図を描い
て電子メールに添付して送信するような場合、これが簡
単な操作でできるようにするため、表示端末装置２０の
制御回路５３を構成するマイクロコンピュータに、例え
ば図５および図６に示すようなルーチン１００が用意さ
れる。このルーチン１００の内容については、以下に述
べるが、図５および図６においては、この発明に関係す
る部分だけを抜粋して示している。また、図７〜図９の
符号２０１〜２１０は、ルーチン１００の実行にしたが
って遷移する画面（ＬＣＤパネル２１の表示画面）の表
示例を示す。

【００２８】そして、このルーチン１００は、以下のよ
うに実行される。すなわち、電源がオフの状態（図７の
表示画面２０１）にあるとき、電源ボタン４２を押す
と、制御回路５３の処理がルーチン１００のステップ１
０１からスタートし、次にステップ１０２において、各
部の状態が前回電源を切ったときの状態に復帰され、そ
の結果、ＬＣＤパネル２１には、表示画面２０２として
示すように、前回電源を切ったときの内容が表示され
る。図７の表示画面２０２は、前回電源を切ったとき、
電子メールを使用していたので、その電子メールの受信
箱の状態が表示されている場合である。

【００２９】続いて、処理はステップ１０３に進み、こ
のステップ１０３において、入力待ちとなる。この入力
待ちでは、パネル２１に表示されている操作ボタンと、
インデックスボタン２５などからの入力が可能となるも
のである。そして、今の場合は、地図を描いて電子メー
ルにより送信する場合なので、インデックスボタン２５
を押す。すると、処理はステップ１０４に進み、このス
テップ１０４において、ステップ１０３により入力され
たボタンが判別され、今の場合は、インデックスボタン
２５なので、処理はステップ１０４からステップ１０５
に進む。

【００３０】そして、このステップ１０５において、Ｌ
ＣＤパネル２１には、表示画面２０２に、インデックス
画面２０３がオーバーラップして表示される。このイン
デックス画面２０３は、図１０に拡大して示すように、
この表示端末装置２０で利用できる項目のアイコンを一
覧表示したものであり、今の場合には、地上波テレビ放
送をそのチャンネル数字により選局するための数字のア
イコン、ＤＶＤやＶＴＲなどの再生に使用するときの
「ビデオアイコン」、Ｗｅｂページの閲覧などのために
インターネットを利用するときの「インターネットアイ
コン」、電子メールを利用するための「メールアイコ
ン」、画像の表示およびお絵かき用の「アルバムアイコ
ン」が一覧表示される。

【００３１】そして、インデックス画面２０３の表示
後、処理はステップ１０６に進み、入力待ちとなる。そ
こで、地図を描くために、タッチペン４１でインデック
ス画面２０３の「アルバムアイコン」に触れると、処理
はステップ１０７に進み、ステップ１０６で入力された
アイコンが判別され、今の場合、「アルバムアイコン」
なので、処理はステップ１０７からステップ１１１に進
み、アルバム一覧画面２０４が表示される。

【００３２】このアルバム一覧画面２０４は、メモリ５
３１に保存されている画像を示すためのもので、図１１
に拡大して示すように、メモリ５３１に保存されている
画像（画像ファイル）のサムネイルが、チェックボック
スおよびファイル名ととともに、一覧表示される。ま
た、このアルバム一覧画面２０４で実行可能な機能を示
すアイコン、すなわち、すべての画像を順にスライド表
示するための「スライドアイコン」、描画用の「お絵か
きアイコン」、電子メールに添付して送信するための
「送るアイコン」、不要な画像を消去するための「消去
アイコン」などのアイコンも表示される。

【００３３】この場合、サムネイルの数が多くてアルバ
ム一覧画面２０４に表示しきれないときには、アルバム
一覧画面２０４の右側にスクロールボタンおよびスクロ
ールバーが表示され、サムネイルのスクロールが可能と
される。また、スロット３６にメモリカード６６が差し
てあるとき、あるいは差したときには、切り換え用のア
イコンが表示され、その切り換え用のアイコンに触れる
たびに、メモリ５３１に保存されている画像のサムネイ
ルの一覧と、メモリカード６６に保存されている画像の
サムネイルの一覧とが、切り換えられて表示される。な
お、これらスクロール表示およびサムネイルの切り換え
は、次に述べるステップ１１２、１１３の結果により実
行されるものであるが、その処理方法の説明は省略す
る。

【００３４】そして、このアルバム一覧画面２０４が表
示されると、処理はステップ１１２に進み、入力待ちと
なる。そこで、地図を描くために、タッチペン４１でア
ルバム一覧画面２０４の「お絵かきアイコン」に触れる
と、処理はステップ１１３に進み、このステップ１１３
において、ステップ１１２で触れられたアイコンが判別
される。すると、今の場合は、「お絵かきアイコン」な
ので、処理はステップ１１３からステップ１２１に進
み、このステップ１２１において、お絵かきモード（描
画モード）に入る。

【００３５】このお絵かきモードでは、お絵かき画面２
０５として示すように（拡大図を図１２に示す）、画面
２０５の大部分が白地の描画領域とされるとともに、そ
の右側に描画に使用できる各種の機能のアイコンが表示
される。また、お絵かき画面２０５の下側には、その描
画結果を保存するための「保存アイコン」、描画を中止
ないし終了するための「やめるアイコン」などのアイコ
ンが表示される。したがって、タッチペン４１を使用し
てお絵かき画面２０５に各種の絵、例えば地図を描くこ
とができる。図８において、符号２０６は、その地図を
描いているとき、あるいはお絵かきを終了するときのお
絵かき画面である。

【００３６】なお、ここまでの描画は、いわば白地の用
紙に新規に絵を描く場合であり、アルバム一覧画面２０
４にサムネイルとして表示されている画像に加筆あるい
は加工をするときには、次のような操作および処理とさ
れる。

【００３７】すなわち、ステップ１１１によりアルバム
一覧画面２０４が表示されてステップ１１２により入力
待ちとなっているとき、そのアルバム一覧画面２０４の
サムネイルのうち、目的とする画像のサムネイルにタッ
チペン４１で触れると、処理はステップ１１２からステ
ップ１１３に進むが、このとき、ステップ１１２の入力
はサムネイルなので、処理はステップ１１３からステッ
プ１３１に進む。そして、このステップ１３１におい
て、タッチペン４１で触れたサムネイルの周囲に太い枠
線が付加されてそのサムネイルとなったもとの画像が選
択されたことが表示され、その後、処理はステップ１１
２に戻って再び入力待ちとなる。

【００３８】そこで、アルバム一覧画面２０４に表示さ
れている「お絵かきアイコン」に触れると、上記のよう
に、処理がステップ１１２からステップ１２１に進む
が、今の場合、サムネイルが選択されているので、その
選択されたサムネイルとなったもとの画像の画像ファイ
ルがメモリ５３１（あるいはメモリカード６６）から読
み出され、この読み出された画像ファイルにより、お絵
かき画面２０５が表示される。したがって、このとき、
お絵かき画面２０５には、アルバム一覧画面２０４から
選択した画像が表示されるとともに、その画像を加工し
たり、加筆することができることになる。

【００３９】こうして、ステップ１２１の描画モードで
は、任意の画像を最初から描いたり、すでにある画像を
加工ないし加筆して新たな画像とすることができる。

【００４０】そして、目的とする画像がかけたら、今の
場合は、地図がかけたら、お絵かき画面２０５の「保存
アイコン」に触れる。すると、これがステップ１２１に
おいて判別されて描画モードを終了し、次にステップ１
２２において、その終了したときにお絵かき画面２０６
として表示されていた画像が、メモリ５３１（あるいは
メモリカード６６）に新たな画像ファイルとして保存さ
れる。

【００４１】そして、その後、処理はステップ１１１に
戻り、したがって、ＬＣＤパネル２１には、アルバム一
覧画面２０７が表示され、ステップ１１２で入力待ちと
なる。なお、このとき、アルバム一覧画面２０７は、ア
ルバム一覧画面２０４に、ステップ１２２により保存さ
れた画像のサムネイルが追加された画面となる。また、
ステップ１２１により描画を行っても、お絵かき画面２
０５の「やめるアイコン」にふれたときには、そのとき
の画像を保存しないで描画モードを終了してステップ１
１１に戻り、ステップ１１２で入力待ちとなる。

【００４２】以上で、地図を描く操作は終わりであり、
続いてその地図を電子メールに添付して送信するわけで
あるが、そのためには、その添付する地図のサムネイル
の下に表示されているチェックボックスにタッチペン４
１で触れる。すると、処理がステップ１１２からステッ
プ１１３を通じてステップ１３２に進み、タッチペン４
１の触れたチェックボックスにチェックが入ってそのサ
ムネイルとなったもとの画像が選択されたことが表示さ
れ、その後、処理はステップ１１２に戻って再び入力待
ちとなる。なお、チェックの入っているチェックボック
スにもう一度触れると、チェックは外され、対応する画
像の選択が解除される。

【００４３】こうして、電子メールに添付する画像をサ
ムネイルから選択することができる。また、同様にサム
ネイルに触れていくことにより、２つ以上の画像を選択
することもできる。

【００４４】そして、添付する画像の選択を終了した
ら、このとき、処理はステップ１１２の入力待ちとなっ
ているとともに、このとき、アルバム一覧画面２０７
（これは、表示画面２０４に地図のサムネイルが追加さ
れている画面である）が表示されているので、そのアル
バム一覧画面２０７の「送るアイコン」に触れる。

【００４５】すると、上記のように、処理がステップ１
１２からステップ１１３に進むが、今の場合、「送るア
イコン」に触れたので、処理はステップ１１３からステ
ップ１４１に進んで、電子メールモードとなり、添付の
ためにチェックボックスにより選択した画像の画像ファ
イルが、メモリ５３１（あるいはメモリカード６６）か
ら制御回路５３に用意されている添付用バッファ５３２
にコピーされる。

【００４６】続いて、処理はステップ１４２に進み、こ
のステップ１４２において、電子メールの送信画面２０
８が表示される。この送信画面２０８には、図１３に拡
大して示すように、電子メールの送信に必要な項目、す
なわち、本文やあて名を入力するための文字入力欄と、
小さな表示領域ATCHとが表示される。そして、表示領域
ATCHには、添付用バッファ５３２にコピーされた画像フ
ァイルに対応する画像のサムネイル、すなわち、添付す
る画像のサムネイルが表示される。

【００４７】したがって、このサムネイルにより添付さ
れる画像ファイルを確認できるわけであるが、さらに、
画像を原寸サイズ（縮小しない本来の大きさ）で表示し
て確認したいとき、および添付する画像ファイルが複数
あるときには、後述するようにしてその確認が可能とさ
れる。なお、ＬＣＤパネル２１の画像の表示領域に画像
を表示する場合、その表示領域よりもサイズの小さい画
像は、原寸サイズで表示し、表示領域よりもサイズの大
きい画像は、その表示領域に入るように縮小して表示す
るが、表記を簡単にするため、これも「原寸サイズ」と
表記とする（以下同様）。

【００４８】また、入力画面２０８の下には、電子メー
ルの送信に関係する各種のアイコンも表示される。そし
て、この送信画面２０８の表示後、処理はステップ１４
３で入力待ちとなる。

【００４９】そこで、例えば、文字入力欄のどれかに触
れると、処理はステップ１４３からステップ１４４に進
み、このステップ１４４において、ステップ１４３の入
力待ちのときに触れた位置が判別され、今の場合、文字
入力欄なので、処理はステップ１４４からステップ１５
１に進んで文字の入力モードとなり、文字入力画面２０
９が表示される。この文字入力画面２０９には、図１４
に拡大して示すように、キーボードが表示されるととも
に、電子メールの文字入力に必要なアイコンや文字入力
に便利なアイコンが表示され、それぞれを触れることに
より文字、数字、記号の入力が可能とされる。

【００５０】そして、必要な文字などを入力し、最後に
「入力終了アイコン」に触れると、処理はステップ１５
１からステップ１４１に戻って文字入力が終了とされる
とともに、送信画面２１０が表示される。この送信画面
２１０は、先の送信画面２０９に比べ、本文や宛名など
の文字が表示されている点が異なるが、このとき、電子
メールの送信に必要な事項が入力されているので、さら
に、「すぐ送信アイコン」および「後で送信アイコン」
も追加表示されている。そして、この送信画面２０９の
表示後、処理はステップ１４３に戻る。

【００５１】以上の操作および処理により、電子メール
を送信できる状態にあるので、送信画面２０９の「すぐ
送るアイコン」に触れると、処理はステップ１４３から
ステップ１４４を通じてステップ１６１に進み、このス
テップ１６１によりステップ１５１で入力した相手に、
ステップ１５１で入力した内容が電子メールとして送信
される。また、このとき、送信画面２０９の表示領域AT
CHに表示されているサムネイルとなった画像、すなわ
ち、添付用バッファ５３２にコピーされている画像ファ
イルのすべて（１つあるいは複数）が、その電子メール
に添付されて送信される。

【００５２】なお、ステップ１６１における電子メール
の送信処理は、表示端末装置２０とベース装置１０との
間が無線によりＬＡＮ接続されている点を除けば、パー
ソナルコンピュータなどにより電子メールを送信処理す
る場合と同様である。また、電子メールの送信を終了す
ると、添付用バッファ５３２にコピーされている画像フ
ァイルは削除される。

【００５３】一方、添付する画像ファイルの画像を原寸
サイズで確認するとき、および添付する画像ファイルが
複数ある場合に、その画像ファイルを確認するとき、そ
の操作および処理は以下のとおりである。すなわち、ス
テップ１４２により送信画面２０８が表示されるととも
に、ステップ１４３により入力待ちとなっているとき
（このとき、添付する１つあるいは複数の画像のうちの
１つがサムネイルとして表示領域ATCHに表示されてい
る）、表示領域ATCHに触れると、処理がステップ１４３
からステップ１４４を通じてステップ１７１に進む。

【００５４】そして、このステップ１７１においては、
図１５に拡大して示すように、確認画面２１１が表示さ
れる。この確認画面２１１は、それまで表示領域ATCHに
サムネイルとして表示されていた画像が、原寸サイズで
表示されたものであり、その下には、「添付取消アイコ
ン」、「戻るアイコン」、「次画像アイコン」が表示さ
れる。ただし、添付用バッファ５３２の画像ファイルが
１つのときには、「次画像アイコン」は表示されない。

【００５５】そこで、「次画像アイコン」に触れると、
その触れるごとに、添付用バッファ５３２から添付する
次の画像ファイルが読み出されて確認画面２１１として
原寸サイズで順に表示されていく。したがって、添付す
る画像ファイルを順に、かつ、原寸サイズで確認するこ
とができる。なお、この確認時、「添付取消アイコン」
に触れると、そのとき、原寸サイズで表示されていた画
像の画像ファイルが添付用バッファ５３２から削除さ
れ、したがって、添付されなくなる。

【００５６】そして、確認を終了したとき、「戻るアイ
コン」に触れると、処理はステップ１７１からステップ
１４２に戻り、このステップ１４２において、確認画面
２１１の表示を終了するとともに、ステップ１７１が実
行される直前の表示画面に復帰され、その後、処理はス
テップ１４３に進む。したがって、添付する画像ファイ
ルの画像を原寸サイズで確認することができ、また、添
付する画像ファイルが複数あるときには、そのすべてを
原寸サイズの画像で確認することができたことになる。

【００５７】以上のようにして、表示端末装置２０によ
れば、画像ファイルを電子メールに添付して送信するこ
とができるが、その場合、アルバム一覧画面２０７に表
示されているサムネイルから添付する画像を選択し、そ
の後、電子メールの送信操作を行うようにしているの
で、上記〜項の操作に比べて、操作が簡単である。

【００５８】また、添付する画像ファイルをサムネイル
から選択するとともに、その選択した画像ファイルのサ
ムネイルが、送信画面２０８の表示領域ATCHに表示され
るので、添付する画像ファイルの間違いを大幅に減らす
ことができる。さらに、地図を描いて送信する場合も、
描いた地図をワンタッチで選択して添付できるので、や
はり操作が簡単である。また、この場合も、描いた地図
のサムネイルが表示領域ATCHに表示されるので、やはり
添付の間違いを大幅に減らすことができる。

【００５９】なお、上述において、お絵かき画面２０５
に、「送るアイコン」も表示し、ステップ１２１におい
て、その「送るアイコン」に触れたら、処理をステップ
１２１からステップ１４１に進め、したがって、描き終
わった画像をアルバム一覧画面２０７から選択しなくて
も直ちに添付する画像ファイルとすることもできる。

【００６０】また、上述においては、この発明を、無線
ＬＡＮシステムのクライアントを構成する表示端末装置
２０に適用した場合であるが、一般のパーソナルコンピ
ュータやＰＤＡなどにも適用することができる。

【００６１】〔この明細書で使用している略語の一覧〕 ＡＣ ：Alternating Current ＣＣＫ ：Complementary Code Keying ＤＶＤ ：Digital Versatile Disc ＩＳＰ ：Internet Service Provider ＬＡＮ ：Local Area Network ＬＣＤ ：Liquid Crystal Display ＯＦＤＭ：Orthogonal Frequency Division Multiplexi
ng ＰＤＡ ：Personal Digital Assistant ＳＴＢ ：Set Top Box ＵＳＢ ：Universal Serial Bus ＶＴＲ ：Video Tape Recorder Ｗｅｂ ：World Wide Web

【００６２】

【発明の効果】この発明によれば、画像ファイルを電子
メールに添付して送信するとき、サムネイルから添付す
る画像を選択し、その後、電子メールの送信操作を行う
ようにしているので、操作が簡単である。また、送信操
作を行うとき、添付する画像ファイルのサムネイルが表
示されているので、添付する画像ファイルの間違いを大
幅に減らすことができる。

【００６３】さらに、地図などを描いて送信する場合
も、描いた地図をワンタッチで選択して添付できるの
で、やはり操作が簡単である。また、この場合も、描い
た画像のサムネイルが表示されるので、添付の間違いを
大幅に減らすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明を適用した機器の一形態の正面、左側
面、右側面および上面を示す図である。

【図２】図１の機器の使用状態の一例を示す側面図であ
る。

【図３】図１の機器と対となる機器の一形態を示す側面
図である。

【図４】この発明を適用した機器の信号系の一形態を示
す系統図である。

【図５】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。

【図６】図５の続きを示すフローチャートである。

【図７】表示画面の遷移にしたがって示す図である。

【図８】図７の続きを示す図である。

【図９】図８の続きを示す図である。

【図１０】表示画面を拡大して示す図である。

【図１１】表示画面を拡大して示す図である。

【図１２】表示画面を拡大して示す図である。

【図１３】表示画面を拡大して示す図である。

【図１４】表示画面を拡大して示す図である。

【図１５】表示画面を拡大して示す図である。

【符号の説明】

１０…ベース装置、２０…表示端末装置、２１…ＬＣＤ
パネル、２２…タッチパネル、２５…インデックスボタ
ン、４１…タッチペン、５１…送受信回路、５２…処理
回路、５３…制御回路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 真美 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 片山 玉青 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 浅井 正弘 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 四元 夏子 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐山 雄史 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小川 桐人 東京都新宿区西新宿７丁目６番４号 株式 会社エヌアイデイ内 (72)発明者 佐渡谷 利雄 東京都新宿区西新宿７丁目６番４号 株式 会社エヌアイデイ内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像のサムネイルを一覧表示する第１の処
   理と、 この第１の処理により一覧表示されたサムネイルの中か
   ら任意のサムネイルを選択したのち、電子メールの送信
   を指示したとき、上記選択したサムネイルに対応する画
   像ファイルを、上記電子メールの添付ファイルに設定す
   る第２の処理と、 この第２の処理により設定した添付ファイルを、上記電
   子メールにより送信する第３の処理とからなる電子メー
   ルの送信方法。
2. 【請求項２】請求項１に記載の電子メールの送信方法に
   おいて、 画像の描画を終了したとき、その画像のサムネイルを、
   上記画像のサムネイルの一覧表示に加えて表示するよう
   にした電子メールの送信方法。
3. 【請求項３】画像の描画の終了時に電子メールの送信を
   指示したとき、上記描画の終了した画像に対応する画像
   ファイルを、上記電子メールの添付ファイルに設定する
   処理と、 この処理により設定した添付ファイルのある電子メール
   を送信する処理とからなる電子メールの送信方法。