JP2001092582A - 情報処理システム及び情報処理装置並びにそれらの方法、携帯通信端末装置及びプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理システム及び情報処理装置並びにそれらの方法、携帯通信端末装置及びプログラム格納媒体

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JP2001092582A
JP2001092582A JP26775199A JP26775199A JP2001092582A JP 2001092582 A JP2001092582 A JP 2001092582A JP 26775199 A JP26775199 A JP 26775199A JP 26775199 A JP26775199 A JP 26775199A JP 2001092582 A JP2001092582 A JP 2001092582A
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JP
Japan
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information processing
communication terminal
portable communication
terminal device
jog dial
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JP26775199A
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English (en)
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Toshihiro Mochizuki
敏弘 望月
Takeshi Ono
健 大野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、情報処理装置に関し、一段と操作性
を向上し得ることを提案する。 【解決手段】携帯通信端末装置1Bの操作手段から入力
され携帯通信端末装置1Bから送信される操作信号を受
信し、当該受信した操作信号に応じた処理を実行するこ
とにより、ユーザは情報処理装置1Aに設けられていな
い操作手段を用いて当該情報処理装置1Aを操作するこ
とができ、かくして情報処理装置1Aに対する多様な操
作を実現して一段と操作性を向上し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システムお
よび情報処理装置並びにそれらの方法、携帯通信端末装
置及びプログラム格納媒体に関し、例えばパーソナルコ
ンピュータに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ(以下、
これをコンピュータと呼ぶ)は、内部のハードディスク
に格納された例えばウィンドウズ98(商標)等のオペ
レーティングシステムに基づいてシステム全体を管理し
ており、当該オペレーティングシステムを介してアプリ
ケーションソフトウェアを起動させることにより所望の
処理を実行するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
コンピュータにおいては、ユーザが当該コンピュータの
本体部に設けられた操作キーを操作すると、当該操作に
応じた各種処理を実行するようになされている。しかし
ながら近年のコンピュータは、小型化が進んだためユー
ザの要望に応じた多様な機能の操作キーを本体部に十分
に配置することができず、操作性を向上させるという点
において不十分であった。
【0004】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と操作性を向上し得る情報処理シ
ステム及び情報処理装置並びにそれらの方法、携帯通信
端末装置及びプログラム格納媒体を提案しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の情報処理装置においては、携帯通信端末装置
の操作手段から入力され携帯通信端末装置から送信され
る操作信号を受信する受信手段と、当該受信した操作信
号に応じた処理を実行する実行手段とを設けるようにす
る。
【0006】従って情報処理装置は、携帯通信端末装置
の操作手段から入力され携帯通信端末装置から送信され
る操作信号を受信し、当該受信した操作信号に応じた処
理を実行することにより、ユーザは情報処理装置に設け
られていない操作手段を用いて当該情報処理装置を操作
することができ、かくして情報処理装置に対する多様な
操作を実現し得る。
【0007】また本発明の情報処理方法においては、携
帯通信端末装置の操作手段から入力され携帯通信端末装
置から送信される操作信号を受信する受信ステップと、
当該受信した操作信号に応じた処理を実行する実行ステ
ップとを設けるようにする。
【0008】従って情報処理方法は、携帯通信端末装置
の操作手段から入力され携帯通信端末装置から送信され
る操作信号を受信し、当該受信した操作信号に応じた処
理を実行することにより、ユーザは情報処理装置に設け
られていない操作手段を用いて当該情報処理装置を操作
することができ、かくして情報処理装置に対する多様な
操作を実現し得る。
【0009】また本発明のプログラム格納媒体において
は、携帯通信端末装置の操作手段から入力され携帯通信
端末装置から送信される操作信号を受信する受信ステッ
プと、当該受信した操作信号に応じた処理を実行する実
行ステップとを含むことを特徴とするプログラムを情報
処理装置に実行させるようにする。
【0010】従ってプログラム格納媒体は、携帯通信端
末装置の操作手段から入力され携帯通信端末装置から送
信される操作信号を受信し、当該受信した操作信号に応
じた処理を実行することにより、ユーザは情報処理装置
に設けられていない操作手段を用いて当該情報処理装置
を操作することができ、かくして情報処理装置に対する
多様な操作を実現し得る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0012】(1)ノートブック型パーソナルコンピュ
ータの全体構成 図1において、1は全体としてノートブック型パーソナ
ルコンピュータ(以下、これをノートパソコンと呼ぶ)
を示し、ノートパソコン本体1A及び携帯電話機1Bを
接続ケーブル1Cを介して接続することによって構成さ
れている。
【0013】(2)ノートブック型パーソナルコンピュ
ータ本体の構成 図2は、情報処理装置を構成するノートパソコン本体1
Aを示し、本体部2と当該本体部2に対して開閉自在に
取り付けられた表示部3とによって構成されている。
【0014】本体部2には、その上面に各種文字や記号
及び数字等を入力するための複数の操作キー4、マウス
カーソルの移動に用いられるタッチパッド5、通常のマ
ウスにおける左ボタン及び右ボタンに相当する左クリッ
クボタン5A及び右クリックボタン5B、内蔵スピーカ
6A及び6Bが設けられている。
【0015】表示部3には、正面にLCD(Liquid Crys
tal Display)でなる液晶ディスプレイ21が設けられて
いる。
【0016】また、表示部3には、ツメ13が設けられ
ると共に、当該ツメ13と対応する本体部2の所定位置
に孔部8が設けられており、表示部3を本体部2に閉塞
した状態でツメ13が孔部8に嵌合されてロックするよ
うになされている。
【0017】本体部2は、前側面にスライドレバー9が
設けられており、当該スライドレバー9をスライドする
ことにより、孔部8に嵌合されたツメ13のロックを解
除して表示部3を本体部2に対して展開し得るようにな
されている。
【0018】さらに、本体部2には、発光ダイオード
(LED:Light Emitting Diode)でなる電源ランプPL、
電池ランプBL及びメッセージランプMLが併設されて
いる。電源ランプPLは、電源オン時に点灯し、電池ラ
ンプBLは、その点灯状態(すなわち、連続点灯や、点
滅)により、本体部2の後側面に設けられたバッテリパ
ック(図示せず)内の電池の残量を報知する。メッセー
ジランプMLは、所定のアプリケーションを起動した際
に点灯してそのアプリケーションの起動を報知する。因
に、電源ランプPL、電池ランプBL及びメッセージラ
ンプMLの近傍には、マイクロフォン24が設けられて
いる。
【0019】また、本体部2の右側面には、電源スイッ
チ40、USB(Universal SerialBus)端子42A及
び42B、ディジタル携帯電話機接続用のコミュニケー
ション端子12、赤外線データ通信用の赤外線通信ポー
ト49及びモジュラージャック用のモデム端子15が設
けられている。
【0020】因に、図3に示すように、本体部2の左側
面には、PCMCIA(Personal Computer Memory Car
d International Association)カード(いわゆるPC
(Personal Computer)カード)を挿入するためのPCカ
ードスロット14、ヘッドフォン端子44、マイクロフ
ォン用入力端子43、4ピン対応のIEEE(Institur
e of Electrical and Electronics Enginneers)139
4端子41、外部ディスプレイ用コネクタ46が設けら
れている。
【0021】図4に示すようにノートパソコン本体1A
においては、当該ノートパソコン本体1Aにおける各種
機能を統括的に制御するCPU(Central Processing Un
it)50がホストバス52に接続されており、当該CP
U50によってRAM(Random Access Memory)53にロ
ードされた各種プログラムやアプリケーションソフトウ
ェアに応じた処理を、クロックジェネレータ60から与
えられるシステムクロックに基づいて所定の動作速度で
実行することにより各種機能を実現し得るようになされ
ている。
【0022】またホストバス52には、キャッシュメモ
リ51が接続されており、CPU50が使用するデータ
をキャッシュし、高速アクセスを実現し得るようになさ
れている。
【0023】このホストバス52は、PCI(Periphera
l Component Interconnect) バス55とホスト−PCI
ブリッジ54を介して接続されており、当該PCIバス
55にはビデオコントローラ56、IEEE(Institute
of Electrical and Electronics Engineers) 1394
インターフェース57、ビデオキャプチャ処理チップ8
3及びPC(Personal Computer) カードインターフェー
ス58が接続されている。
【0024】ここでホスト−PCIブリッジ54は、C
PU50とビデオコントローラ56、ビデオキャプチャ
処理チップ83、IEEE1394インターフェース5
7及びPCカードインターフェース58との間で行われ
る各種データの授受を制御すると共に、メモリバス59
を介して接続されたRAM53のメモリコントロールを
行うようになされている。
【0025】またホスト−PCIブリッジ54は、ビデ
オコントローラ56とAGP(Accelerated Graphics Po
rt) に沿った信号線を介して接続されており、これによ
りホスト−PCIブリッジ54及びビデオコントローラ
56間で画像データを高速転送し得るようになされてい
る。
【0026】ビデオコントローラ56は、ビデオキャプ
チャ処理チップ83のJPEG画像データに対して所定
のグラフィックス処理を施した後、内蔵のVRAM(Vid
eo Random Access Memory)に格納して適宜読み出し、液
晶ディスプレイ21に出力して表示させるようになされ
ている。
【0027】またビデオコントローラ56は、適時供給
される各種アプリケーションソフトウェアに基づく画像
データを液晶ディスプレイ21に出力することにより、
複数のウィンドウ画面を表示し得るようになされてい
る。
【0028】PCカードインターフェース58は、オプ
ション機能を追加するときにPCカードを介して適宜装
着されるようになされており、PCカードを介して例え
ばCD−ROMドライブやDVDドライブ等の外部デバ
イスと接続し得るようになされている。
【0029】IEEE1394インターフェース57
は、IEEE1394端子41と直結されており、当該
IEEE1394端子41を介して他のコンピュータ装
置やディジタルビデオカメラ等の外部デバイスと接続し
得るようになされている。
【0030】PCIバス55は、ISA(Industrial St
andard Architecture)バス65とPCI−ISAブリッ
ジ66を介して接続されており、当該PCI−ISAブ
リッジ66にはHDD67及びUSB(Universal Seria
l Bus)端子42が接続されている。
【0031】ここでPCI−ISAブリッジ66は、I
DE(Integrated Drive Electronics)インターフェー
ス、コンフィギュレーションレジスタ、RTC(Real-Ti
me Clock) 回路及びUSBインターフェース等によって
構成されており、クロックジェネレータ60から与えら
れるシステムクロックを基にIDEインターフェースを
介してHDD67の制御を行う。
【0032】HDD67のハードディスクには、Window
s98(商標) 等のOS(Operating System)、電子メールプ
ログラム、オートパイロットプログラム、ジョグダイヤ
ルユーティリティプログラム、ジョグダイヤルドライバ
及びディジタル地図ソフトウェア、さらにこれ以外の各
種アプリケーションソフトウェアが記憶されており、起
動処理の過程で適時RAM53に転送される。
【0033】またPCI−ISAブリッジ66は、US
B端子42を介して接続される図示しないフロッピーデ
ィスクドライブ、プリンタ及びUSBマウス等の外部デ
バイスを、USBインターフェースを介して制御すると
共に、ISAバス65に接続されるモデム69及びサウ
ンドコントローラ70の制御を行う。
【0034】モデム69は、モデム端子15から図示し
ない公衆電話回線及びインターネットを介してインター
ネットサービスプロバイダ(以下、これをプロバイダと
呼ぶ)に接続し、当該プロバイダとの間でアクセスする
ようになされている。サウンドコントローラ70は、マ
イクロフォン24から音声信号の取り込み及び内蔵スピ
ーカ6に対する音声信号の供給を行う。
【0035】またISAバス65には、I/O(In/Out)
コントローラ73が接続されており、電源供給充電制御
回路85を介して外部電源コネクタ84から電力の供給
を受け、電源スイッチ40がオンされたときに各回路へ
電力の供給を行う。なお、ここでもI/Oコントローラ
73は、クロックジェネレータ60から供給されるシス
テムクロックを基に動作する。
【0036】また電源供給充電制御回路85は、I/O
コントローラ73によって制御され、バッテリパック8
6の充電を制御する。
【0037】このI/Oコントローラ73はマイクロコ
ントローラ、I/Oインターフェース、CPU、ROM
及びRAM等によって構成されており、フラッシュメモ
リ79に格納されているBIOS(Basic Input/Output
System) に基づいてOSやアプリケーションソフトウェ
アと液晶ディスプレイ21やHDD67等の各種周辺機
器との間におけるデータの入出力を制御する。
【0038】またI/Oコントローラ73は、赤外線ポ
ート45と接続されており、例えば他のコンピュータ装
置との間で赤外線通信を実行し得るようになされてい
る。さらにI/Oコントローラ73は、ISAバス65
を介してシリアルレベルコンバータ12A及びコミュニ
ケーション端子12に順次接続されている。従って、携
帯電話機1Bからコミュニケーション端子12を介して
入力される入力信号は、シリアルレベルコンバータ12
Aにおいて所定の電圧レベルに変換された後、ISAバ
ス65を介してI/Oコントローラ73に通知される。
【0039】ところでI/Oコントローラ73のROM
には、ウェイクアッププログラム、キー入力監視プログ
ラム、LED制御プログラム、エミュレータ及びジョグ
ダイヤル状態監視プログラム、その他種々の制御プログ
ラムが格納されている。
【0040】ここで、エミュレータは、コミュニケーシ
ョン端子12を介して携帯電話機1Bから供給された入
力信号を、ノートパソコン本体1Aの操作キー4が操作
されたときに当該操作キー4から入力される操作信号の
フォーマットに変換してその後の処理を行わせるための
ものである。
【0041】またジョグダイヤル状態監視プログラム
は、HDD67のハードディスクに格納されているジョ
グダイヤルユーティリティプログラムと関連したプログ
ラムであり、液晶ディスプレイ21に表示される仮想の
ジョグダイヤルが回転操作又は押圧操作されたか否かを
監視するためのものである。
【0042】ここでジョグダイヤルとは、ダイヤルの回
転操作及び押圧操作によってシステムセッティングや各
種アプリケーションソフトウェアにおける種々の機能を
容易に実現し得る操作性の優れたユーザインターフェー
スであり、ノートパソコン本体1Aでは、ユーザが操作
キー4A〜4Cを操作して、液晶ディスプレイ21に表
示される仮想上のジョグダイヤルにおける回転操作及び
押圧操作を実現している。
【0043】ウェイクアッププログラムは、PCI−I
SAブリッジ66内のRTC回路から供給される現在時
刻が予め設定した開始時刻になると、CPU50によっ
て所定の処理を実行するように制御されたプログラムで
あり、キー入力監視プログラムは操作キー4及び、その
他の各種キースイッチからの入力を監視するプログラム
である。
【0044】LED制御プログラムは、電源ランプP
L、電池ランプBL、メッセージランプML等のLED
(Light Emitting Diode)でなる各種ランプの点灯を制御
するプログラムである。
【0045】またI/Oコントローラ73のRAMに
は、ウェイクアッププログラム用の設定時刻レジスタ、
キー入力監視プログラム用のキー入力監視レジスタ、L
ED制御プログラム用のLED制御レジスタ及びジョグ
ダイヤル状態監視プログラム用のI/Oレジスタ、その
他の各種プログラム用のレジスタが設けられている。
【0046】設定時刻レジスタは、ウェイクアッププロ
グラムで用いるためにユーザが予め任意に設定した開始
時刻の時間情報を格納するようになされている。従って
I/Oコントローラ73は、ウェイクアッププログラム
に基づいてRTC回路から供給される現在時刻が任意に
設定した開始時刻になったか否かを判別し、開始時刻に
なったときにはその旨をCPU50に通知する。これに
よりCPU50は、開始時刻になったとき予め設定され
た所定のアプリケーションソフトウェアを立ち上げ、当
該アプリケーションソフトウェアに従って所定の処理を
実行する。
【0047】キー入力監視レジスタは、操作キー4、タ
ッチパッド5、左クリックボタン5A及び右クリックボ
タン5Bの入力に基づいて操作キーフラグを格納するよ
うになされている。
【0048】従ってI/Oコントローラ73は、キー入
力監視プログラムに基づいて例えばタッチパッド5によ
るスクロール操作や、左クリックボタン5A及び右クリ
ックボタン5Bのクリック操作が行われたか否かを操作
キーフラグの状態に基づいて判別し、スクロール操作や
クリック操作が行われたときにはその旨をCPU50に
通知する。
【0049】ここでスクロール操作とは、タッチパッド
5を指で上下左右に押圧操作することによりマウスカー
ソルを所望の位置に移動する操作のことであり、クリッ
ク操作とは左クリックボタン5A又は右クリックボタン
5Bを指で素早く押して離す操作のことである。
【0050】これによりCPU50は、スクロール操作
によるマウスカーソルの移動やクリック操作に応じた所
定の処理を実行する。
【0051】LED制御レジスタは、電源ランプPL、
電池ランプBL、メッセージランプML等のLEDでな
る各種ランプの点灯状態を示す点灯フラグを格納するよ
うになされている。
【0052】従ってI/Oコントローラ73は、例えば
操作キー4の押圧操作によりCPU50がHDD67の
ハードディスクから電子メールプログラムを読み出して
RAM53上で立ち上げ、当該電子メールプログラムに
従って電子メールを受け取ったとき点灯フラグを格納す
ると共に、当該点灯フラグに基づいてLED81を制御
することによりメッセージランプMLを点灯する。
【0053】ジョグダイヤル状態監視プログラム用のI
/Oレジスタは、操作キー4A〜4Cを介して行われる
液晶ディスプレイ21に表示された仮想上のジョグダイ
ヤルに対して行われた回転操作及び押圧操作に応じてそ
れぞれ回転操作フラグ及び押圧操作フラグを格納するよ
うになされている。
【0054】従ってI/Oコントローラ73は、操作キ
ー4A〜4Cを介して行われる液晶ディスプレイ21に
表示されたジョグダイヤルの回転操作及び押圧操作によ
り複数のメニュー項目の中からユーザ所望のメニュー項
目が選択されたとき、I/Oレジスタに回転操作フラグ
及び押圧操作フラグを格納すると共に、その旨をCPU
50に通知する。
【0055】これによりCPU50は、HDD67から
読み出してRAM53上で起動中のジョグダイヤルユー
ティリティプログラムに従って、ジョグダイヤルの回転
操作及び押圧操作に相当する操作キー4A〜4Cの操作
によって決定されたメニュー項目に該当するアプリケー
ションソフトウェアを立ち上げて所定の処理を実行す
る。
【0056】ここでI/Oコントローラ73は、電源ス
イッチ40がオフでOSが起動していない状態であっ
も、電源供給充電制御回路85の制御によってジョグダ
イヤル状態監視プログラムに基づいて常時動作してお
り、専用キーを設けることなく省電力状態又は電源オフ
時においてもジョグダイヤルの押圧操作に相当する操作
キー4A〜4Cの操作によってユーザ所望のアプリケー
ションソフトウェアやスクリプトファイルを起動し得る
ようになされている。
【0057】(3)携帯電話機の構成 図5は、携帯電話機1Bを示し、合成樹脂材料によって
形成された本体ケース102に各種部材が取り付けられ
ている。まず本体ケース102の上部には送受信用のア
ンテナ103が引出し及び収納可能な状態で取り付けら
れており、この携帯電話機1Bではこのアンテナ103
を介して基地局装置との間で電波の送受信を行うように
なされている。
【0058】本体ケース102の側面には電源スイッチ
104が設けられており、この電源スイッチ104をオ
ン状態にすることにより本体ケース102の裏面に取り
付けられたバッテリパック(図示せず)から各種電気回
路に電源が供給され、携帯電話機として動作可能な状態
に起動するようになされている。
【0059】また本体ケース102の正面上部にはスピ
ーカ105が設けられており、通話時、このスピーカ1
05から通話相手の音声が出力されるようになされてい
る。また本体ケース102の正面下部にはマイクロホン
106が設けられており、通話時、このマイクロホン1
06からユーザの音声を集音するようになされている。
【0060】また本体ケース102の正面中程には表示
手段として液晶ディスプレイ(LCD)107が設けら
れており、電波の受信状況、電池容量、電話をかけたと
きの電話番号、電話帳として登録されている電話番号や
その相手先の名称、発信履歴の情報、各種登録内容の情
報等、各種情報を表示し得るようになされている。
【0061】また本体ケース102の正面下部には操作
手段として各種操作キー108が設けられており、この
操作キー108を用いて各種指示を入力し得るようにな
されている。この場合、具体的には操作キー108とし
て次の9種類のキーが設けられている。すなわち「発
呼」キー108A、「終話」キー108B、「リダイヤ
ル」キー108C、「0」〜「9」の数字キー108
D、「*」キー108E、「♯」キー108F、「メモ
リ」キー108G、「クリア」キー108H、「コー
ル」キー108Iの9種類のキーが設けられている。
【0062】これらの各操作キー108にはそれぞれ次
のような機能が割り当てられている。すなわち「発呼」
キー108Aには入力された電話番号や電話帳リストか
ら呼び出された電話番号、或いは発信履歴から呼び出さ
れた電話番号に対して発呼処理を行うときの発呼指示を
入力する機能が割り当てられている。「終話」キー10
8Bには通話終了の指示を入力したり、その他各種動作
モードの終了指示を入力する機能が割り当てられてい
る。「リダイヤル」キー108Cには過去に電話を掛け
た相手先の電話番号を日時と共に表示する発信履歴を読
み出す指示を入力する機能が割り当てられている。
【0063】10個の数字キー108Dにはそれぞれ対
応する数字情報を入力する機能が割り当てられている。
また「*」キー108Eには「*(アスタリスク)」文
字を入力する機能が割り当てられている。また「♯」キ
ー108Fには「♯」文字を入力する機能が割り当てら
れている。「メモリ」キー108Gには電話番号を電話
帳として登録する際に登録指示等を入力する機能が割り
当てられている。「クリア」キー108Hには表示内容
や登録内容を消去する指示を入力する機能が割り当てら
れている。「コール」キー108Iには電話帳として登
録されている電話番号を呼び出す指示を入力する機能が
割り当てられている。
【0064】また本体ケース102の側面上部には操作
手段としてのジョグダイヤル109が設けられており、
このジョグダイヤル109を回動操作することにより液
晶ディスプレイ107に表示されている発信履歴リスト
や電話帳リスト等、各種表示項目をスクロール表示させ
ることができるようになされている。またこのジョグダ
イヤル109を本体ケース102の内部方向に押圧操作
することにより表示されている項目を確定することがで
きるようになされている。またこのジョグダイヤル10
9は本体ケース102の側面に沿って奥行き方向(この
図5に対して垂直な方向)にも押圧操作し得るようにな
されており、当該ジョグダイヤル109を奥行き方向に
押しながら回動動作させることにより、表示項目を別の
移動量でスクロール表示し得るようになされている。な
お、このジョグダイヤル109の内部方向への押圧操作
には「発呼」キー108Aと同様に発呼指示を入力する
機能やファンクションキーとしての機能も割り当てられ
ている。またこの携帯電話機1Bでは、電話帳リスト作
成時等、このジョグダイヤル109の操作によって所望
の文字を入力することができるようにもなされている。
【0065】ここで図6を用いて、この携帯電話機1B
における回路構成について説明する。この携帯電話機1
Bの本体ケース102には図6に示すような回路が設け
られている。まず上述した各種操作キー108やジョグ
ダイヤル109から入力された指示情報は制御手段であ
るCPU(Central Processing Unit )110に入力さ
れる。CPU110は入力される指示情報に基づいてL
CDドライバ回路107Aを制御することにより指示情
報に応じた各種情報(例えば入力される電話番号やメニ
ユー項目、或いは発信履歴や電話帳等)を液晶ディスプ
レイ107に表示する。またCPU110は入力される
指示情報に基づいて送受信回路部111を制御すること
により発呼処理や終話処理等、指示情報に応じた各種処
理を実行する。またCPU110は第1の記憶手段であ
るRAM(Random Access Memory)112をアクセスし
て所定の情報を記憶したり、或いは第2の記憶手段であ
るEEPROM(Electorically Erasable and Program
able Read Only Memory )113をアクセスして発信履
歴や電話帳リスト等、電源を切っても消したくないよう
な各種情報を記憶するようになされている。さらにCP
U110は、操作キー108又はジョグダイヤル109
から入力された指示情報をデータ通信端子115を介し
てノートパソコン本体1Aに送信する。因みに、このよ
うな制御動作を行うCPU110はROM(Read Only
Memory)114に格納されているプログラムコードに基
づいて制御動作を行うようになされている。
【0066】送受信回路111はCPU110の制御に
よりアンテナ103を介して制御信号を送出して発呼処
理を行ったり、或いは基地局装置からの着信信号をアン
テナ103を介して受け、CPU110に対して着信通
知を行うようになされている。また送受信回路部111
は通話時にマイクロホン106から入力される音声信号
を所定の信号処理を施して送信したり、或いは受信信号
に所定の信号処理を施して音声信号を復調し、これをス
ピーカ105に出力するようにもなされている。
【0067】ジョグダイヤル109は大きく分けて円板
部材120と、検出回路121と、第1及び第2のスイ
ッチ122、123とによって構成される。このジョグ
ダイヤル109においては、円板部材120を回動操作
したとき、その回動方向及び回動量を検出回路121に
よって検出し、これをCPU110に通知するようにな
されている。またこのジョグダイヤル109において
は、円板部材120が本体ケース102の内部方向に押
圧操作されたときに第1のスイッチ122が押下される
ようになされていると共に、円板部材120が側面に沿
って奥行き方向に押圧操作されたときに第2のスイッチ
123が押下されるようになっており、CPU110は
これら第1及び第2のスイッチ122、123をスイッ
チ状態を検出するようになされている。かくしてCPU
110は、これら第1及び第2のスイッチ122、12
3のスイッチ状態及び検出回路121からの回動方向及
び回動量に基づいて、上述したようなジョグダイヤル1
09による各種の制御を行うようになされている。
【0068】ここでこのジョグダイヤル109について
さらに具体的に説明する。ジョグダイヤル109は本体
ケース102の側面のうち左側側面の上部に設けられて
おり、左手で本体ケース102を把持したときに丁度左
手の親指位置にくるようになされている。これにより本
体ケース102を把持した状態でも、左手親指を折曲げ
及び伸長動作することによってジョグダイヤル109を
回動操作することができると共に、左手親指を本体ケー
ス102の内部方向に押込み動作することによってジョ
グダイヤル109を当該方向に押圧操作することがで
き、さらには左手親指を本体ケース102の側面に沿っ
て奥行き方向に僅かにスライド動作することによってジ
ョグダイヤル109を当該方向に押圧操作することがで
き、かくして片手で簡単に操作することができるように
なされている。
【0069】このジョグダイヤル109は、上述したよ
うに円板部材120を有している。この円板部材120
は、図7に示すように、本体ケース102の側面から僅
かに突出するように設けられており、これによりこの突
出部分に対して親指を当接させて回動操作し得ると共
に、本体ケース102の内部方向及び側面に沿った奥行
き方向に押圧操作し得るようになされている。この円板
部材120は、回動軸Oを中心として矢印A又はBに示
す方向に回動し得るように合成樹脂材からなる基台部1
25に保持されており、これにより先の突出部分に親指
を当接させて当該円板部材120を矢印A又はBで示す
方向に回動操作し得るようになされている。因みに、円
板部材120を矢印A又はBの方向に所定角度回動させ
ると、「カチ」といったクリック間が得られるようにな
っており、これによりユーザはどの程度円板部材120
を回動させたかを感覚的に把握することができるように
なっている(以降、このクリック間が得られる回動量を
1クリックと呼ぶ)。
【0070】なお、この円板部材120は、実際には基
台部125に直接保持されているのではなく、スライド
部材126を介して当該基台部125に保持されてお
り、これにより親指によって本体ケース102の内部方
向に押圧操作されたときに当該円板部材120を矢印D
で示す方向に可動し得るようになされている。因みに、
円板部材120は、スライド部材126によって矢印C
に示す方向に付勢されており、これによりケース内部方
向(すなわち矢印Dの方向)への押圧操作がなされてい
ないときには、図7に示すように、本体ケース102か
ら僅かに突出した状態を保持し得るようになされてい
る。
【0071】ところで基台部125には、この他にもク
ランプ部材127及び第1のスイッチ122が設けられ
ている。クランプ部材127は、円板部材120が矢印
Dで示す方向に可動したとき、支点Eを中心として矢印
Fで示す方向に回動するようになされている。このクラ
ンプ部材127の先端には下方に突出する突起部127
Aが設けられており、支点Eを中心として矢印Fの方向
に回動したときには、この突起部127Aが図8(A)
及び(B)に示すように第1のスイッチ122の上側に
到達するようになされている。これによりこのジョグダ
イヤル109においては、円板部材120が矢印Dの方
向に押されたとき、この突起部127Aが第1のスイッ
チ122を押下するようになされている。
【0072】円板部材120は、図9に示すように、実
際には2枚の円板部材120A及び120Bによって構
成されている。このうち円板部材120Bは円板部材1
20Aの上面に積層された可動部材であり、固定された
円板部材120Aに対して相対的に回動し得るように取
り付けられている。ここで可動側の円板部材120Bに
は1組の対向電極120Cが設けられている。この対向
電極120Cは組み立てたとき、円板部材120Aの円
周に沿って設けられた20組の対向電極120Dと摺接
し得るようになされている。因みに、固定側の円板部材
120Aに設けられた対向電極120Dは内周側と外周
側とで位置がわずかずつずれて形成されている。
【0073】従って円板部材120Bを矢印Aの方向に
回動すると対向電極120Dから出力される電位は、図
10(A)に示すように、内周側の電位が先に接地電位
に立ち下がるのに対し、矢印Bの方向に回動すると、図
10(B)に示すように、外周側の電位が先に接地電位
に立ち下がる。これを利用して検出回路121において
は、内周側の電位と外周側の電位のいずれが先に接地電
位に立ち下がるかを検出することにより、円板部材12
0Bの回動方向を検出するようになされている。また検
出回路121は、外周側の電極から出力されるパルスの
数をカウントすることにより円板部材120Bの回動量
を検出するようになされている。
【0074】ここで図11に示すように、円板部材12
0が取り付けられた基台部125は、本体ケース102
の内部に設けられたツメ部102Aによって挟持され、
当該本体ケース102に取り付けられている。この基台
部125の下面には突起部125Aが設けられており、
当該基台部125はこの突起部125Aによって下方か
ら支持されるようになされている。この基台部125を
挟んで円板部材120と対向する位置には、当該基台部
125と僅かに離れた状態で第2のスイッチ123が設
けられている。この場合、基台部125が突起部125
Aによって下方から支持されていることから、円板部材
120を矢印Gで示す奥行き方向に押圧操作すると、当
該突起部125Aを支点として基台部125が矢印Gで
示す下方向に撓む。このとき下方に撓んだ基台部125
の下面が第2のスイッチ123に当接し、当該第2のス
イッチ123を押下する。このようにしてこのジョグダ
イヤル109においては、矢印Gで示す奥行き方向に円
板部材120を押圧操作したとき、当該円板部材120
が取り付けられている基台部125が撓むことによって
第2のスイッチ123が押下されるようになされてい
る。
【0075】なお、基台部125には支持材125Bが
設けられていると共に、当該支持材125Bを介してア
ーム部材125Cが設けられている。このアーム部材1
25Cは円板部材120の一端を覆うように設けられて
おり、これにより円板部材120が矢印Gで示す方向に
押圧操作されたとき、その応力に応じて当該円板部材の
一端が逆に持ち上がろうとしても、当該アーム部材12
5Cによって上から押さえつけられることから、これを
回避し得るようになっている。
【0076】続いて、ジョグダイヤル109を使用した
代表的な操作例について説明する。まず液晶ディスプレ
イ107に各種項目が表示されている状態でジョグダイ
ヤル109を回動操作すると、当該液晶ディスプレイ1
07に表示されているカーソル表示を上方又は下方に移
動することができる。この場合、この状態でジョグダイ
ヤル109を本体ケース102の内部方向に向かって押
圧操作すれば、カーソル表示が位置する項目に関する詳
細情報や下位階層の項目の読出しをCPU110に指示
することができる。また電話帳リストが表示されている
状態でジョグダイヤル109を回動操作すると、カーソ
ル表示を上方又は下方に移動することができ、所望の相
手先のところにカーソル表示を合わせた状態で、当該ジ
ョグダイヤル109を本体ケース102の内部方向に押
圧操作すると、その相手先の電話番号を表示することが
でき、さらにジョグダイヤル109を内部方向に押圧操
作すると、その相手先に対して発呼することができる。
【0077】また文字入力モードに設定されている状態
で、ジョグダイヤル109を回動操作すると、カーソル
表示を上下方向又は左右方向に移動することができ、所
望の文字のところにカーソル表示を合わせた状態で、ジ
ョグダイヤル109を本体ケース102の内部方向に押
圧操作すると、その文字を入力することができる。また
登録モードに設定されている状態で、ジョグダイヤル1
09を回動操作すると、任意の項目の登録モードに入る
ことができ、さらにその状態でジョグダイヤル109を
本体ケース102の内部方向に押圧操作又は側面に沿っ
た奥行き方向に押圧操作することにより、登録内容の選
択又は確定を指示することができる。
【0078】(4)携帯電話機によるノートパソコンの
操作 ところで、ノートパソコン本体1AのCPU50は、ユ
ーザの入力操作に応じて携帯電話機1Bに設けられてい
るジョグダイヤル109及び操作キー108のうち、い
ずれか一方を選択するための選択画面を表示する。この
状態において、CPU50は、ユーザがジョグダイヤル
109を選択すると、当該ジョグダイヤル109から入
力される操作信号をノートパソコン本体1Aに送信する
ことを携帯電話機1Bに指示する。
【0079】そこで、ジョグダイヤル状態監視プログラ
ムに基づくI/Oコントローラ73の動作について図1
2〜図14を用いて説明する。
【0080】図12に示すように、携帯電話機1Bのジ
ョグダイヤル109が矢印a又はb方向のいずれかに回
転操作されると、図13に示すようにジョグダイヤル1
09は右回転(矢印a方向)又は左回転(矢印b方向)
にそれぞれ応じた回転操作信号S30a又はS30bを
検出回路121に対して出力すると共に、矢印c方向に
押圧操作されると押圧操作信号S30cを検出回路12
1に対して出力する。
【0081】検出回路121は、回転操作信号S30a
及びS30bの立ち上がりタイミングのずれに基づいて
ジョグダイヤル109の回転方向が右回転(矢印a方
向)又は左回転(矢印b方向)であるかを検出し、押圧
操作信号S30cに基づいてジョグダイヤル109が押
圧操作されたことを検出する。
【0082】そして検出回路121は、ジョグダイヤル
109の回転方向が右回転であることを検出すると、右
回転パルスRP1をノートパソコン本体1AのI/Oコ
ントローラ73の第1カウンタ89に供給し、左回転で
あることを検出すると、左回転パルスLP1をノートパ
ソコン本体1AのI/Oコントローラ73の第2カウン
タ90に供給する。
【0083】また検出回路121は、押圧操作信号S3
0cに基づいてジョグダイヤル109が押圧操作された
ことを検出すると、押圧操作フラグJF1をノートパソ
コン本体1AのI/Oコントローラ73のI/Oレジス
タ91に格納する。
【0084】I/Oコントローラ73のCPUは、RO
Mに格納されているジョグダイヤル状態監視プログラム
92に従って行う5[ms]毎のポーリングにより、第1カ
ウンタ89による右回転パルスRP1のカウント値と、
第2カウンタ90による左回転パルスLP1のカウント
値との差分に基づいてジョグダイヤル109の回転変化
量を検出すると共に、I/Oレジスタ91に格納される
押圧操作フラグJF1に基づいてジョグダイヤル109
が矢印c方向に押圧操作されたか否かを検出する。
【0085】すなわち図14に示すように、I/Oコン
トローラ73のCPUはルーチンRT1の開始ステップ
から入ってステップSP1に移る。ステップSP1にお
いてCPUは、ジョグダイヤル状態監視プログラム92
に従って5[ms]毎に第1カウンタ89、第2カウンタ9
0及びI/Oレジスタ91のポーリングを行い、次のス
テップSP2に移る。
【0086】ステップSP2においてCPUは、現在時
刻(T)における第1カウンタ89のカウント結果から
時刻(T−1)における第1カウンタ89のカウント結
果を減算することにより、第1カウンタ89のカウント
値を算出し、次のステップSP3に移る。
【0087】ステップSP3においてCPUは、現在時
刻(T)における第2カウンタ90のカウント結果から
時刻(T−1)における第2カウンタ90のカウント結
果を減算することにより、第2カウンタ90のカウント
値を算出し、次のステップSP4に移る。
【0088】ステップSP4においてCPUは、第1カ
ウンタ89のカウント値と第2カウンタ90のカウント
値との差分を算出することによりジョグダイヤル109
の回転変化量を求め、次のステップSP5に移る。
【0089】ステップSP5においてCPUは、ジョグ
ダイヤル109に回転変化量が発生しているか否かを判
定する。ここで否定結果が得られると、このことはジョ
グダイヤル109に回転変化がないことを表しており、
このときCPUはステップSP7に移る。
【0090】これに対してステップSP5において肯定
結果が得られると、このことはジョグダイヤル109に
回転変化が与えられたことを表しており、このときCP
Uは次のステップSP6に移る。
【0091】ステップSP6においてCPUは、ジョグ
ダイヤル109が矢印c方向へ押圧操作されたか否かを
I/Oレジスタ91に格納される押圧操作フラグJF1
に基づいて判定する。ここで否定結果が得られると、こ
のことはジョグダイヤル109に対して押圧操作が行わ
れていないことを表しており、このときCPUはステッ
プSP1に戻って上述の処理を繰り返す。
【0092】これに対してステップSP6において肯定
結果が得られると、このことはジョグダイヤル109に
対して押圧操作が行われたことを表しており、このとき
CPUは次のステップSP7に移る。
【0093】ステップSP7においてCPUは、ジョグ
ダイヤル109に回転変化が与えられると共に押圧操作
が行われたので、ジョグダイヤル109の回転変化量に
応じた回転変化信号S73Rと押圧変化信号S73Pと
を生成し、これをI/Oレジスタ91経由でRAM53
上に立ち上げられたジョグダイヤルドライバを介してC
PU50へ割り込みで通知し、次のステップSP8に移
ってI/Oコントローラ73の処理を終了する。
【0094】次に、HDD67からRAM53上に立ち
上げられたジョグダイヤルユーティリティプログラムに
従ってCPU50が行う処理手順について、図15のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0095】CPU50は、まずルーチンRT2の開始
ステップから入ってステップSP11に移る。ステップ
SP11においてCPU50は、ユーザによって電源ス
イッチ40がオン状態になったことをI/Oコントロー
ラ73を介して通知されると、次のステップSP12に
移る。
【0096】ステップSP12においてCPU50は、
携帯電話機1Bのジョグダイヤル109がユーザによっ
て操作された旨の通知をI/Oコントローラ73からジ
ョグダイヤルドライバで受けることにより、ジョグダイ
ヤル109の動作状態を認識し、次のステップSP13
に移る。
【0097】ステップSP13においてCPU50は、
ジョグダイヤル109によって制御し得る各種アプリケ
ーションソフトウェアがRAM53上に起動されている
ことを監視し、次のステップSP14に移る。
【0098】ステップSP14においてCPU50は、
RAM53上に立ち上げられたジョグダイヤルドライバ
からジョグダイヤル109の動作状態の通知を受け、次
のステップSP15に移る。
【0099】ステップSP15においてCPU50は、
RAM53上に立ち上げられた各種アプリケーションソ
フトウェアが存在するか否かを判定する。ここで否定結
果が得られると、このことは起動中のアプリケーション
ソフトウェアが存在していないことを表しており、この
ときCPU50は次のステップSP16に移る。
【0100】ステップSP16においてCPU50は、
起動していない各種アプリケーションソフトウェアのラ
ンチャー動作に入って次のステップSP18に移って処
理を終了する。
【0101】ここでランチャー動作とは、現在起動中の
アプリケーションソフトウェアが存在していないことが
条件となって機能するものであり、CPU50はジョグ
ダイヤル109の押圧操作に基づいてランチャー動作を
実行することにより、予めランチャーリストに登録され
ている複数のアプリケーションソフトウェアに対応した
ジョグダイヤルメニューを液晶ディスプレイ21に表示
する。
【0102】例えば、起動中のアプリケーションソフト
ウェアが存在せず、ジョグダイヤル109が矢印c方向
に押圧操作された場合、I/Oコントローラ73はジョ
グダイヤル109の動作状態を示す回転変化信号S73
R及び押圧変化信号S73Pをジョグダイヤルドライバ
を介してCPU50に通知する。
【0103】これによりCPU50は、予めランチャー
リストに登録されている内蔵スピーカ6の音量調整、液
晶ディスプレイ21の輝度調整やコントラスト調整及び
アプリケーションソフトウェアの選択を行うアプリケー
ション選択プログラム等を起動し、液晶ディスプレイ2
1に図16に示すようなジョグダイヤルメニュー250
を表示する。
【0104】このジョグダイヤルメニュー250には、
音量調整、輝度調整、コントラスト調整及びアプリケー
ションソフトウェアの選択という各処理に対応したメニ
ュー項目(「音量」、「輝度」、「コントラスト」及び
「アプリケーションの選択」)が表示されている。
【0105】このとき反転表示によって強調表示(斜線
部分)されたハイライト表示部分が現在選択中のセレク
タSL1であり、デフォルトとしてはセレクタSL1が
メニュー項目「音量」上に位置した状態で表示される。
【0106】次に、ユーザがセレクタSL1を移動する
目的でジョグダイヤル109を矢印a方向又はb方向に
回転操作すると、I/Oコントローラ73はジョグダイ
ヤル状態監視プログラム92に従って検出したジョグダ
イヤル109の回転変化信号S73RをRAM53上で
起動中のジョグダイヤルドライバを介してCPU50に
通知する。
【0107】これによりCPU50は、回転変化信号S
73Rに基づいてセレクタSL1をユーザ所望のメニュ
ー項目上へ移動する。例えばジョグダイヤルメニュー2
50において、セレクタSL1がデフォルトであるメニ
ュー項目「音量」上に位置した状態からユーザによって
ジョグダイヤル109が矢印b方向に所望の角度だけ回
転されると、図17に示すようにセレクタSL1がメニ
ュー項目「輝度」上に移動する。
【0108】そしてジョグダイヤル109がユーザによ
って矢印b方向にさらに所望の角度だけ回転されると、
図18に示すようにセレクタSL1がメニュー項目「ア
プリケーションの選択」上に移動する。
【0109】このようにしてCPU50は、ユーザによ
るジョグダイヤル109の回転操作に応じて例えばセレ
クタSL1をユーザ所望のメニュー項目「輝度」上に移
動した後、ユーザによりジョグダイヤル109に対して
矢印c方向の押圧操作が行われると、図19に示すよう
なメニュー項目「輝度」に対応したサブメニュー251
を表示する。
【0110】このサブメニュー251には、輝度を最も
明るく設定するときに選択されるサブメニュー項目
「5」から、輝度を最も暗く設定するときに選択される
サブメニュー項目「0」までの6段階サブメニュー項目
が表示されており、デフォルトとしてはセレクタSL2
がサブメニュー項目「5」上に位置した状態で表示され
る。
【0111】そしてユーザがセレクタSL2を移動する
目的でジョグダイヤル109を矢印b方向に回転操作す
ると、I/Oコントローラ73はジョグダイヤル状態監
視プログラム92に従ってジョグダイヤル109の動作
状態を示す回転変化信号S73RをRAM53上で起動
中のジョグダイヤルドライバを介してCPU50に通知
する。
【0112】これによりCPU50は、回転変化信号S
73Rに基づいてセレクタSL2をユーザ所望のメニュ
ー項目「5」〜「0」上のいずれかへ移動する。因みに
CPU50は、現在サブメニュー251を表示している
最中であり、ジョグダイヤル109の回転操作によって
ジョグダイヤルメニュー250のセレクタSL1を移動
させることはない。
【0113】ところでCPU50は、ユーザによるジョ
グダイヤル109の回転操作に応じてジョグダイヤルメ
ニュー250のセレクタSL1がメニュー項目「アプリ
ケーションの選択」上に移動された状態で、ジョグダイ
ヤル109がユーザによって押圧操作されると、図20
に示すようなメニュー項目「アプリケーションの選択」
に対応するサブメニュー252を表示する。
【0114】この場合のサブメニュー252には、例え
ばワードプロセッサアプリケーションを起動させるとき
に選択されるサブメニュー項目「ワープロ」、電子メー
ルプログラムを起動させるときに選択されるサブメニュ
ー項目「電子メール」、表計算プログラムを起動させる
ときに選択されるサブメニュー項目「表計算」、インタ
ーネットプログラムを起動させるときに選択されるサブ
メニュー項目「インターネット」、及び電子式卓上計算
機プログラムを起動させるときに選択されるサブメニュ
ー項目「電卓」が表示される。但し、メニュー項目「ア
プリケーションの選択」に対応するサブメニュー252
のメニュー項目としては、これら以外にも種々のメニュ
ー項目が設定されている場合もあり得る。
【0115】実際上、図19に示されたメニュー項目
「輝度」に対応したサブメニュー251において、ジョ
グダイヤル109の回転操作及び押圧操作に応じてサブ
メニュー項目「3」が選択された場合、CPU50はサ
ブメニュー項目「3」に対応した輝度レベルに液晶ディ
スプレイ21を設定する。
【0116】また、図20に示されたメニュー項目「ア
プリケーションの選択」に対応するサブメニュー252
において、ジョグダイヤル109の回転操作及び押圧操
作に応じてサブメニュー項目「ワープロ」が選択された
場合、CPU50はサブメニュー項目「ワープロ」に対
応したワードプロセッサアプリケーションを起動し、こ
こまでをランチャー動作の説明とする。
【0117】これに対してステップSP15(図15)
において肯定結果が得られると、このことは起動中のア
プリケーションソフトウェアが存在していることを表し
ており、このときCPU50は次のステップSP17に
移る。
【0118】ステップSP17においてCPU50は、
起動中のアプリケーションソフトウェアに従って所定の
イベント動作を実行し、次のステップSP18に移って
処理を終了する。
【0119】ここで、起動中の各種アプリケーションソ
フトウェアに従って所定のイベント動作を実行する場合
について説明する。ここで起動中のアプリケーションソ
フトウェアとしては、ジョグダイヤル109に対応して
いることが条件であり、具体的には画像表示機能を有す
るものである。
【0120】例えば、所定の地図表示アプリケーション
ソフトウェアによって、図21に示すような日本地図の
地図画面254が液晶ディスプレイ21に表示されてい
た場合に、ユーザのタッチパット5のポインティング操
作によりマウスカーソルが所望の位置(東京付近)に合
わせられた状態で、ジョグダイヤル109に対して矢印
a方向の回転操作が行われると、CPU50は回転操作
に応じて地図画面254を拡大することにより、図22
に示すような拡大地図画面255を生成して液晶ディス
プレイ21に表示する。
【0121】またジョグダイヤル109に対して矢印b
方向の回転操作が行われると、CPU50は回転操作に
応じて地図画面254を縮小することにより、縮小地図
画面(図示せず)を生成して液晶ディスプレイ21に表
示する。
【0122】このように、ジョグダイヤル109に対応
した画像表示機能を有する地図表示アプリケーションソ
フトウェアが起動されている場合に、ジョグダイヤル1
09に対して回転操作が行われると、CPU50は液晶
ディスプレイ21に表示している地図画面254をジョ
グダイヤル109の回転操作に応じて拡大又は縮小す
る。
【0123】次に、ジョグダイヤル109に対応した動
画編集機能を有する動画編集アプリケーションソフトウ
ェアに従って所定のイベント動作を実行する場合につい
て説明する。
【0124】この場合、動画編集アプリケーションソフ
トウェアによって、図23に示すような編集画面256
が液晶ディスプレイ21に表示されている。この編集画
面256は、動画を構成する複数の静止画像いわゆるコ
マ画像のうち時間的に連続する4個のコマ画像S257
A〜S257Dを表示するコマ画像表示部259と、ジ
ョグダイヤル109の回転操作に応じてコマ送り又はコ
マ戻しすることにより選択したコマ画像S257A〜S
257Dのいずれかを表示する選択画像表示部258と
によって構成されている。
【0125】このような編集画面256が液晶ディスプ
レイ21に表示された状態で、ジョグダイヤル109に
対して矢印a及びb方向の回転操作が行われると、CP
U50はコマ画像表示部259の各コマ画像S257A
〜S257Dのうち回転操作によって選択された例えば
コマ画像S257Aを選択画像表示部258に表示す
る。これによりユーザは、選択画像表示部258に表示
されたコマ画像S257Aに対して所望の画像編集処理
を施すことが可能となる。
【0126】ところで、上述のようなジョグダイヤル1
09に対応したアプリケーションソフトウェアに対し
て、CPU50はジョグダイヤル109の回転操作及び
押圧操作に応じた所定の処理を割り当てる必要がある。
このジョグダイヤル109の操作に応じた処理の割当手
順について図24のフローチャートを用いて説明する。
【0127】この場合CPU50は、ルーチンRT3の
開始ステップから入ってステップSP21に移る。ステ
ップSP21においてCPU50は、HDD67のハー
ドディスクから読みだしてRAM53上で起動したアプ
リケーションソフトウェアがジョグダイヤル109に対
応していることを、RAM53上に立ち上げられたジョ
グダイヤルユーティリティプログラムに対して通知し、
次のステップSP22に移る。
【0128】ステップSP22においてCPU50は、
起動中のジョグダイヤル109に対応したアプリケーシ
ョンソフトウェアを、RAM53上のジョグダイヤルユ
ーティリティプログラムのジョグダイヤル対応リストに
登録し、次のステップSP23に移る。
【0129】ステップSP23においてCPU50は、
ジョグダイヤル対応リストに登録したアプリケーション
ソフトウェアに対するジョグダイヤル109の回転操作
及び押圧操作に応じた処理内容を、RAM53上のジョ
グダイヤルユーティリティプログラムに書き込み、次の
ステップSP24に移る。
【0130】ステップSP24においてCPU50は、
図25に示すようにジョグダイヤル109の回転操作及
び押圧操作に応じた処理内容を示すジョグダイヤルウィ
ンドウ260を生成し、これを液晶ディスプレイ21に
表示し、次のステップSP25に移る。
【0131】この場合ジョグダイヤルウィンドウ260
は、ジョグダイヤル109を操作したときにどの様な処
理が行われるかをガイドするためのものであり、矢印a
方向に回転操作したときセレクタSLをメニュー項目の
上方に移動することを示す「上方向」と、矢印b方向に
回転操作したときセレクタSLをメニュー項目の下方に
移動することを示す「下方向」と、矢印c方向に押圧操
作したときセレクタSLが示すメニュー項目を決定する
ことを示す「決定」とが表示される。
【0132】ステップSP25においてCPU50は、
ユーザによってアクティブなアプリケーションソフトウ
ェアが変更されると、当該変更されたアプリケーション
ソフトウェアのウィンドウ画面に応じて回転操作及び押
圧操作に対する処理内容を変更すると共に、ジョグダイ
ヤル対応リストを書換えた後、新たなジョグダイヤルウ
ィンドウ260を生成して表示し、次のステップSP2
6に移って処理を終了する。
【0133】(5)実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、携帯電話機1BのCPU110
は、ユーザが携帯電話機1Bの操作キー108又はジョ
グダイヤル109を操作すると、当該操作キー108又
はジョグダイヤル109から入力される操作信号を受け
付け、当該操作信号を接続ケーブル1Cを介してノート
パソコン本体1Aに送信する。
【0134】ノートパソコン1本体1AのI/Oコント
ローラ73は、携帯電話機1Bから操作信号が入力され
てきたか否かを監視しており、当該携帯電話機1Bから
操作信号が入力されると、当該操作信号をCPU50に
通知する。これによりCPU50は、HDD67から読
み出してRAM53上に展開されている各種プログラム
やアプリケーションソフトウエアに従って、携帯電話機
1Bの操作キー108又はジョグダイヤル109の操作
に対応した処理を実行することにより、各種機能を実現
することができる。
【0135】このようにノートパソコン本体1Aの操作
キー4に加えて、当該ノートパソコン本体1Aに接続ケ
ーブル1Cを介して接続された携帯電話機1Bの操作キ
ー108及びジョグダイヤル109においても当該ノー
トパソコン本体1Aを操作できるようにすれば、ユーザ
はノートパソコン本体1Aの操作キー4にはない機能を
有する携帯電話機1Bの操作キー108及びジョグダイ
ヤル109を用いて当該ノートパソコン本体1Aを操作
することができる。その際、ユーザがノートパソコン本
体1Aの操作キー4に比して携帯電話機1Bの操作キー
108及びジョグダイヤル109を使い慣れているとき
には一段と容易に入力操作を行い得る。
【0136】以上の構成によれば、ノートパソコン本体
1Aに接続ケーブル1Cを介して携帯電話機1Bを接続
し、当該携帯電話機1Bの操作キー108又はジョグダ
イヤル109から入力された操作信号をノートパソコン
本体1Aに送信して当該操作信号に応じた処理をノート
パソコン本体1Aに実行させることにより、ユーザはノ
ートパソコン本体1Aに設けられてない操作手段である
操作キー108及びジョグダイヤル109を用いてノー
トパソコン本体1Aを操作することができ、かくしてノ
ートパソコン本体1Aに対する多様な操作を実現して一
段と操作性を向上し得る。
【0137】(6)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、ノートパソコン本体
1AのCPU50がHDD67のハードディスクに予め
格納されたジョグダイヤルユーティリティプログラムに
基づいて操作キー108及びジョグダイヤル109の連
携操作によりメニュー項目の選択及び決定を行うように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ジ
ョグダイヤルユーティリティプログラムの記録されたプ
ログラム格納媒体をインストールすることにより、操作
キー108及びジョグダイヤル109の連携操作により
メニュー項目の選択及び決定を行うようにしても良い。
【0138】このように上述した一連の処理を実行する
プログラムをノートパソコン本体1Aにインストール
し、当該ノートパソコン本体1Aによって実行可能な状
態とするために用いられるプログラム格納媒体として
は、例えばフロッピーディスク、CD−ROM(Compac
t Disc-Read Only Memory )、DVD(Digital Video
Disc)等のパッケージメディアのみならず、プログラム
が一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリや磁
気ディスク等で実現しても良い。また、これらプログラ
ム格納媒体にプログラムを格納する手段としては、ロー
カルエリアネットワークやインターネット、ディジタル
衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良く、
ルータやモデム等の各種インターフェイスを介在させて
格納するようにしても良い。
【0139】また上述の実施の形態においては、携帯通
信端末装置を動作させるための操作手段から入力される
操作信号を情報処理装置に送信する携帯通信端末装置と
しての携帯電話機1Bと、携帯通信端末装置から送信さ
れる操作信号を受信し当該操作信号に応じた処理を実行
する情報処理装置としてのノートパソコン本体1Aとに
よって、本発明の情報処理システムとしてのノートパソ
コン1を構成するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、他の種々の携帯通信端末装置及び
情報処理装置によって情報処理システムを構成するよう
にしても良い。
【0140】また上述の実施の形態においては、携帯通
信端末装置の操作手段から入力される操作信号を情報処
理装置に送信することを携帯通信端末装置に指示する指
示手段としてのCPU50と、携帯通信端末装置の操作
手段から入力され携帯通信端末装置から送信される操作
信号を受信する受信手段としてのコミュニケーション端
子12と、当該受信した操作信号に応じた処理を実行す
る実行手段としてのCPU50とによって、本発明の情
報処理装置としてのノートパソコン本体1Aを構成する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、他の種々の指示手段、受信手段及び実行手段によっ
て情報処理装置を構成するようにしても良い。
【0141】また上述の実施の形態においては、携帯通
信端末装置を動作させるための操作手段から入力される
操作信号を情報処理装置に送信する送信手段としてのデ
ータ通信端子115によって、本発明の携帯通信端末装
置としての携帯電話機1Bを構成するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の送
信手段によって携帯通信端末装置を構成するようにして
も良い。
【0142】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、携帯通信
端末装置の操作手段から入力され携帯通信端末装置から
送信される操作信号を受信し、当該受信した操作信号に
応じた処理を実行することにより、ユーザは情報処理装
置に設けられていない操作手段を用いて当該情報処理装
置を操作することができ、かくして情報処理装置に対す
る多様な操作を実現して一段と操作性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報処理システムの一実施の形態
を示す略線図である。
【図2】ノートブック型パーソナルコンピュータ本体の
構成を示す略線図である。
【図3】ノートブック型パーソナルコンピュータ本体の
左側面の構成を示す側面図である。
【図4】ノートブック型パーソナルコンピュータ本体の
回路構成を示すブロック図である。
【図5】携帯電話機の外観構成を示す外観図である。
【図6】その携帯電話機の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図7】ジョグダイヤルの機構を示す略線図である。
【図8】クランプ部材による第1のスイッチの押下動作
の説明に供する略線図である。
【図9】円板部材の機構を示す略線図である。
【図10】ジョグダイヤルの動作説明に供する出力波形
図である。
【図11】ジョグダイヤルの機構を示す側面図である。
【図12】ジョグダイヤルの回転方向の検出の説明に供
するブロック図である。
【図13】検出回路による回転方向の検出の説明に供す
るパルス波形図である。
【図14】ジョグダイヤル状態監視プログラムに従って
行われるI/Oコントローラの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】アプリケーションソフトウェアの起動時及び
非起動時におけるジョグダイヤルの動作に応じた処理手
順を示すフローチャートである。
【図16】ジョグダイヤルメニューを示す略線図であ
る。
【図17】セレクタの移動(1)の説明に供する略線図
である。
【図18】セレクタの移動(2)の説明に供する略線図
である。
【図19】ジョグダイヤルの押圧操作に応じた「輝度」
に対するサブメニューを示す略線図である。
【図20】ジョグダイヤルの押圧操作に応じた「アプリ
ケーションの選択」に対するサブメニューを示す略線図
である。
【図21】地図画面を示す略線図である。
【図22】ジョグダイヤルの回転操作に応じた拡大表示
を示す略線図である。
【図23】編集画面を示す略線図である。
【図24】ジョグダイヤルの操作に応じた処理の割当手
順を示すフローチャートである。
【図25】ジョグダイヤルウィンドウを示す略線図であ
る。
【符号の説明】
1……ノートパソコン、1A……ノートパソコン本体、
1B……携帯電話機、1C……接続ケーブル、2……本
体部、3……表示部、4……操作キー、5……タッチパ
ット、21……液晶ディスプレイ、50……CPU、5
3……RAM、67……HDD、73……I/Oコント
ローラ、108……操作キー、109……ジョグダイヤ
ル、110……CPU、121……検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B020 DD05 FF61 KK03 KK14 KK23 5K023 AA07 BB11 GG03 MM00 NN06 5K027 AA11 BB02 EE01 HH26 KK07 5K101 KK02 LL12 NN02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯通信端末装置及び情報処理装置が接続
    された情報処理システムにおいて、 上記携帯通信端末装置を動作させるための操作手段から
    入力される操作信号を上記情報処理装置に送信する上記
    携帯通信端末装置と、 上記携帯通信端末装置から送信される上記操作信号を受
    信し当該操作信号に応じた処理を実行する上記情報処理
    装置とを具えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】上記情報処理装置は、上記操作手段から入
    力される上記操作信号を上記情報処理装置に送信するこ
    とを上記携帯通信端末装置に指示することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】上記操作手段は、回転操作及び押圧操作し
    得る回転押圧操作子でなることを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理システム。
  4. 【請求項4】上記操作手段は、押圧操作し得る押圧操作
    子でなることを特徴とする請求項1に記載の情報処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】携帯通信端末装置を動作させるための操作
    手段を有する上記携帯通信端末装置が接続された情報処
    理装置において、 上記携帯通信端末装置の上記操作手段から入力され上記
    携帯通信端末装置から送信される操作信号を受信する受
    信手段と、 上記受信した上記操作信号に応じた処理を実行する実行
    手段とを具えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】上記情報処理装置は、 上記携帯通信端末装置の上記操作手段から入力される上
    記操作信号を上記情報処理装置に送信することを上記携
    帯通信端末装置に指示する指示手段を具えることを特徴
    とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】上記操作手段は、回転操作及び押圧操作し
    得る回転押圧操作子でなることを特徴とする請求項5に
    記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】上記操作手段は、押圧操作し得る押圧操作
    子でなることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】情報処理装置が接続された携帯通信端末装
    置において、 上記携帯通信端末装置を動作させるための操作手段から
    入力される操作信号を上記情報処理装置に送信する送信
    手段を具えることを特徴とする携帯通信端末装置。
  10. 【請求項10】上記送信手段は、上記情報処理装置から
    の指示に応じて上記操作信号を上記情報処理装置に送信
    することを特徴とする請求項9に記載の携帯通信端末装
    置。
  11. 【請求項11】上記操作手段は、回転操作及び押圧操作
    し得る回転押圧操作子でなることを特徴とする請求項9
    に記載の携帯通信端末装置。
  12. 【請求項12】上記操作手段は、押圧操作し得る押圧操
    作子でなることを特徴とする請求項9に記載の携帯通信
    端末装置。
  13. 【請求項13】携帯通信端末装置及び情報処理装置が接
    続された情報処理システムの情報処理方法において、 上記携帯通信端末装置を動作させるための操作手段から
    入力される操作信号を上記携帯通信端末装置から上記情
    報処理装置に送信し、、 上記携帯通信端末装置から送信される上記操作信号を上
    記情報処理装置によって受信し当該操作信号に応じた処
    理を実行することを特徴とする情報処理方法。
  14. 【請求項14】上記情報処理装置は、上記操作手段から
    入力される上記操作信号を上記情報処理装置に送信する
    ことを上記携帯通信端末装置に指示することを特徴とす
    る請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】上記操作手段は、回転操作及び押圧操作
    し得る回転押圧操作子でなることを特徴とする請求項1
    3に記載の情報処理方法。
  16. 【請求項16】上記操作手段は、押圧操作し得る押圧操
    作子でなることを特徴とする請求項13に記載の情報処
    理方法。
  17. 【請求項17】携帯通信端末装置を動作させるための操
    作手段を有する上記携帯通信端末装置が接続された情報
    処理装置の情報処理方法において、 上記携帯通信端末装置の上記操作手段から入力され上記
    携帯通信端末装置から送信される操作信号を受信する受
    信ステップと、 上記受信した上記操作信号に応じた処理を実行する実行
    ステップとを具えることを特徴とする情報処理方法。
  18. 【請求項18】上記携帯通信端末装置の上記操作手段か
    ら入力される上記操作信号を上記情報処理装置に送信す
    ることを上記携帯通信端末装置に指示する指示ステップ
    を具えることを特徴とする請求項17に記載の情報処理
    方法。
  19. 【請求項19】上記操作手段は、回転操作及び押圧操作
    し得る回転押圧操作子でなることを特徴とする請求項1
    7に記載の情報処理方法。
  20. 【請求項20】上記操作手段は、押圧操作し得る押圧操
    作子でなることを特徴とする請求項17に記載の情報処
    理方法。
  21. 【請求項21】携帯通信端末装置を動作させるための操
    作手段を有する上記携帯通信端末装置が接続された情報
    処理装置に実行させるプログラム格納媒体において、 上記携帯通信端末装置の上記操作手段から入力され上記
    携帯通信端末装置から送信される操作信号を受信する受
    信ステップと、 上記受信した上記操作信号に応じた処理を実行する実行
    ステップとを含むことを特徴とするプログラムを情報処
    理装置に実行させるプログラム格納媒体。
  22. 【請求項22】上記携帯通信端末装置の上記操作手段か
    ら入力される上記操作信号を上記情報処理装置に送信す
    ることを上記携帯通信端末装置に指示する指示ステップ
    を具えることを特徴とする請求項21に記載のプログラ
    ム格納媒体。
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