JP2003216124A - 画像表示装置の駆動方法 - Google Patents

画像表示装置の駆動方法

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JP2003216124A
JP2003216124A JP2002016240A JP2002016240A JP2003216124A JP 2003216124 A JP2003216124 A JP 2003216124A JP 2002016240 A JP2002016240 A JP 2002016240A JP 2002016240 A JP2002016240 A JP 2002016240A JP 2003216124 A JP2003216124 A JP 2003216124A
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liquid crystal
pixel electrodes
dot
display device
polarity
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JP2002016240A
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English (en)
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Shigeki Matsuoka
茂樹 松岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の1ドット反転駆動方法では、近年のア
プリケーションソフトの特定パターン(1ドット市松パ
ターン)表示において、光強度変化が画面全体で空間的
に打ち消しあい平均化されず、フリッカーが非常に目立
ちやすいものになった。そのため、液晶表示装置の品位
に於いて、市場に対して問題であった。 【解決手段】 上下に隣接する2ドット以上を1単位と
して、単位液晶セルの液晶層に印加される電圧が極性反
転する2ドット以上のドット反転駆動方法において、そ
の2ドットの左右に隣接するドットは、全て1ドット毎
に極性反転されてはいない駆動方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブ
マトリクス型液晶表示装置に代表される画像表示装置の
駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の第1例について説明する。
【0003】従来のアクティブマトリクス方式の液晶表
示装置では、1ドット反転駆動としてX方向走査線(ゲ
ート走査線)とY方向信号線(ソース信号線)の各々
で、隣接する1ドット毎にその液晶層へ印加される電圧
極性を反転させる方式がある。この時のソース信号線の
電圧波形を図4(a)に示す。
【0004】他に2ドット反転駆動として、ゲート走査
線上の隣接する(左右に隣接する)ドット毎にその液晶
層へ印加される電圧極性は反転するが、ソース信号線上
では隣接する(上下に隣接する)2ドットを1単位とみ
なして、2ドット毎に電圧極性を反転させる方式があ
る。この時のソース信号線の電圧波形を図4(b)に示
す。
【0005】また、図5は液晶表示装置の液晶表示パネ
ルの構成を示す模式図であって、液晶表示パネルは、複
数のゲート走査線1と、ゲート走査線1とマトリックス
状に交差するソース信号線2と、ゲート走査線1とソー
ス信号線2との交点に、ゲート走査線1とソース信号線
2と電気的に接続された薄膜トランジスタ(TFT)と
画素電極を形成し、このTFTと画素電極を介して単位
液晶セル3が、赤緑青の各色単色で形成されている。
【0006】次に、図4(a)、図5を参照して1ドッ
ト反転駆動の詳細を説明する。
【0007】図4(a)に示すように、各単位液晶セル
3に印加されるソース信号波形は、中心電圧に対して逆
方向の電圧波形のソース信号電圧+Vs(5A)と−V
s(6A)とが、1フィールド(1h)毎(上下に隣接
する単位液晶セル3毎)に交互に印加されるように、タ
イミングを選定された駆動波形であり、且つ同一ゲート
走査線1上で隣接する(左右に隣接する)単位液晶セル
間でも、各々のソース信号電圧は、+Vsと−Vsとが
交互に印加されるように、制御された駆動波形となって
いる。
【0008】これにより、単位液晶セル3に印加される
電圧は、上下左右に隣接する単位液晶セル毎に極性は反
転されており、図5において、3Aはプラス極性が印加
されている単位液晶セル、3Bはマイナス極性が印加さ
れている単位液晶セルを示している。
【0009】次に、図7は、2ドット反転駆動の状態を
示す図である。図に示すように、2ドット反転駆動は、
上下に隣接する単位液晶セル3に関して2ドット毎に
(2ドットを1単位として)、その液晶層へ印加される
電圧極性を反転させるとともに、その2ドットの単位液
晶セルの左右に隣接する単位液晶セルは1ドット毎に極
性を反転させる駆動方法である。若しくは、左右に隣接
する単位液晶セルに関して2ドット毎に極性を反転させ
るとともに、その2ドットの単位液晶セルの上下に隣接
する単位液晶セルは1ドット毎に極性が反転させる駆動
方法である。なお、図5においても、3Aはプラス極性
が印加されている単位液晶セル、3Bはマイナス極性が
印加されている単位液晶セルを示している。
【0010】そして、1ドット反転駆動、2ドット反転
駆動のいずれの場合においても、ソース信号波形の極性
に関わらず、単位液晶セル3に印加される電圧量に比例
して透過率が制御され、その透過率に応じた透過光(光
強度)を、我々は表示画像状態で認識している。
【0011】液晶表示装置の駆動方法は、このようにソ
ース信号波形の中心電圧に対して正方向のソース信号電
圧+Vsが印加される単位液晶セル3Aと、負方向のソ
ース信号電圧−Vsが印加される単位液晶セル3Bとで
は、極性を反転させる交流駆動を行っている。且つ、任
意数フィールド毎(一般的に1フレーム毎)にソース信
号電圧極性を反転させている。すなわち、ある1フィー
ルド時に+の電圧極性であった単位液晶セルの電圧は、
次のフィールド時には−の電圧極性となっている。これ
により、液晶自身に直流電圧成分が印加させる事を極力
低減させている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的に、ゲ
ート走査線1と画素電極(図示せず)との容量カップリ
ングにより、単位液晶セル3に印加される電圧成分は負
極性の方向に電圧降下し、単位液晶セル3のプラスとマ
イナスの電圧成分量は、マイナスの印加電圧成分量が大
きい、アンバランスな状態となる。そのため、上述した
ように単位液晶セル毎の光強度が変化するため、フリッ
カー(ちらつき)といった表示品位劣化が発生しやすく
なる。
【0013】液晶表示画面全体が白、赤、中間調色等の
同一表示色であるベタ表示状態では、各単位液晶セルの
電圧極性のアンバランス差は、画面全体の空間的、時間
的に変動によってキャンセルされる。例えば図5や図7
に示す画像表示状態を、画面全体で見た場合は、各々の
液晶層に印加されているプラスとマイナスの電圧極性を
持つ各々の単位液晶セルが、互いに光強度変化を打ち消
しあい、平均化される。すなわち、図5の単位液晶セル
3Aと3B、又は図7の単位液晶セル3Aと3Bの光強
度の変化・変動は互いに逆方向(ば3Aの光強度が低い
時は、3Bの光強度は高くなる)であるため、3Aと3
Bが混在する画面全体で見れば平均化されている)。
【0014】したがって、ベタ表示状態では特にフリッ
カーは目立たず問題にならない。
【0015】しかしながら、特定の画像パターンを表示
する場合に、フリッカーが顕著になる場合がある。
【0016】パーソナルコンピュータ(PC)などにお
いて、OSやアプリケーンソフトの表示に用いられる表
示パターンでは、従来の1ドット(若しくは2ドット)
反転駆動方法でフリッカー等の問題は発生していなかっ
た。しかし近年、Windows(登録商標)95等の
アプリケーションソフトの特定画面では、図6に示すよ
うに、赤緑青の各色単色毎での1ドット市松パターン
(特定色のドットは中間調表示8の状態、他ドットは黒
表示9の状態として市松状にパターン表示される)が表
示される。
【0017】この時、上述のドット反転駆動では、液晶
層に印加されているプラスとマイナスの電圧極性を持つ
各々の単位液晶セルが、互いに光強度変化を打ち消しあ
っていないため(黒表示部は光が透過されないので光強
度は無くなり、中間調表示の単位液晶セルでは、1フィ
ールドで画面全体が同一極性になっており、偏った光強
度を示すため)、フリッカーが非常に目立ち、液晶表示
装置の品位に於いて問題であった。
【0018】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、1ドット(又は2ドット)市松パターン
表示において、液晶表示装置の光強度変化を画面全体的
に平均化させて、フリッカー発生を低減できる、画像表
示装置の駆動方法の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、基板、前記
基板上に設けられた複数のゲート配線、前記基板上に設
けられた前記複数のゲート配線とマトリックス状に交差
する複数のソース配線、および前記ゲート配線と前記ソ
ース配線とに接続された複数の画素電極を有する画像表
示パネルと、前記複数のゲート配線に走査信号を出力す
る走査信号駆動回路と、前記複数のソース配線に画像信
号を出力する画像信号駆動回路とを有する画像表示装置
の駆動方法であって、前記画像信号の電圧極性を、行方
向または列方向に隣接するN個(Nは2以上の整数)の
画素電極で同一の極性となるようにする画像表示装置の
駆動方法である。
【0020】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、1フィールド分の表示を行っている前記画像パネル
において、プラス極性の画像信号が印加されている前記
画素電極の数と、マイナス極性の画像信号が印加されて
いる前記画素電極の数とは同数である第1の本発明の画
像表示装置の駆動方法である。
【0021】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記画像信号の電圧極性を、行方向または列方向に
隣接するN個(Nは2以上の整数)の画素電極毎に反転
させるとともに、前記N個の画素電極に列方向または行
方向にて隣接する少なくとも1個の画素電極に印加され
る前記画像信号の電圧極性を、前記N個の画素電極と同
一極性となるようにする第1の本発明の画像表示装置の
駆動方法である。
【0022】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記N個の画素電極により表示される画像信号の色
は、赤、緑、青の三原色のいずれかである第1の本発明
の画像表示装置の駆動方法である。
【0023】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記複数の画素電極のうち、行方向および列方向に
M(Mは1以上の整数)個おきに配置されたM個の画素
電極により黒表示を行う第1または第2の本発明の画像
表示装置の駆動方法である。
【0024】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記画像表示パネルにおいて、前記複数の画素電極
のうち、行方向および列方向にM(Mは1以上の整数)
個おきに配置されたM個の画素電極が黒表示を行う場合
のみ、前記画像信号の電圧極性を、行方向または列方向
に隣接するN個(Nは2以上の整数)の画素電極で同一
の極性となるようにする第1の本発明の画像表示装置の
駆動方法である。
【0025】以上のような本発明は、その一例として、
アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動方法は、マ
トリクス状に配置された複数の信号配線と走査配線と、
その各交点に対応して少なくとも一つ以上のスイッチン
グ素子を有して単位液晶セルを形成するアクティブマト
リクス型液晶表示装置において、上下に隣接するNドッ
ト単位(Nは2以上の整数)の液晶セル層に印加する電
圧極性が反転されるNドット反転駆動方法であって、前
記Nドットの左右に隣接するドットが少なくとも1ドッ
ト以上同電圧極性となる事を特徴とする。
【0026】単位液晶セル毎にTFT部が形成された液
晶表示装置で、上下に隣接する2ドット以上を1単位と
して、単位液晶セルの液晶層に印加される電圧が極性反
転する2ドット以上のドット反転駆動方法において、そ
の2ドットの左右に隣接するドットは、全て1ドット毎
に極性反転されてはいない駆動方法である。
【0027】このような駆動方法を用いた液晶表示装置
は、赤緑青の色単色毎での1ドット市松パターン、若し
くは複数ドット市松パターンを表示させても、中間調表
示部の単位液晶セルに印加される電圧が、全て同一極性
になっていない。そのため、画面全体で見た時の空間的
な光強度変化は、打ち消しあい、平均化されるため、フ
リッカー発生を低減できる高品位の液晶表示装置が提供
でき、市場に対しても問題が発生しない。
【0028】尚、本発明の一例としてのアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動方法において、上述の上下
に隣接する2ドット以上を1単位とするのを、左右に隣
接する2ドット以上を1単位として、単位液晶セルの液
晶層に印加される電圧が極性反転する2ドット以上のド
ット反転駆動方法とおいてもよい。その場合、その2ド
ットの上下に隣接するドットは、全て1ドット毎に極性
反転されてはいないものとなる。この場合においても、
上述同様に、赤緑青の色単色毎での1ドット市松パター
ン、若しくは複数ドット市松パターンを表示させても、
中間調表示ドットの液晶セルに印加される電圧が、全て
同一極性になっていないため、フリッカーは低減でき
る。
【0029】又、本発明の一例としてのアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動方法において、前記上下に
隣接する2ドット以上を1単位として極性反転する場合
には、その上下の色が、赤緑青の内同一色となっている
のが好ましい。又、前記左右に隣接する2ドット以上を
1単位として極性反転する場合には、その左右の色が、
赤緑青の内同一色となっているのが好ましい。
【0030】又、本発明の一例としてのアクティブマト
リクス型液晶表示装置の駆動方法において、上下の2ド
ット反転駆動方法であるならば、2ドット単位液晶セル
の内1ドットだけは、左右に隣接するドットで極性反転
されていない(同一極性となっている)。又、上下の3
ドット反転駆動方法であるならば、3ドット単位液晶セ
ルの内1ドット若しくは2ドットだけは、左右に隣接す
るドットで極性反転されていない。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動方法につ
いて、図に基づいて説明する。但し本発明は、以下に示
す実施の形態に限定されるものではない。
【0032】図1は、本発明のアクティブマトリクス型
液晶表示装置の駆動方法の一例を示す説明図である。図
示のように、赤緑青の各色単色毎で上下に隣接する単位
液晶セル3A、3Bは、2ドット毎に液晶層へ印加され
る電圧極性が反転している。ここで2ドット単位にまと
めた単位液晶セル3A、3Bをそれぞれ反転単位液晶セ
ル10A、10Bと呼ぶ。
【0033】一方、反転単位液晶セル10A、10Bの
左右に隣接する反転単位液晶セル10A’、10B’の
配置は、反転単位液晶セル10A、10Bと1ドット分
だけシフトしている。すなわち、反転単位液晶セル10
A、10Bに隣接する単位液晶セルは、2ドットの内1
ドットは電圧極性が反転しているが、残り1ドットは電
圧極性が反転せず、同一極性となっている。
【0034】上述の電圧極性状態となる駆動方法では、
図2に示すような、Windows(登録商標)95等
の赤緑青の各色単色毎でのドット市松パターンといった
特定画面においても、中間調表示部8は、1フィールド
での画面全体でプラス極性の単位液晶セル3Aとマイナ
ス極性の単位液晶セル3Bの両方によって表示されるた
め、中間調表示部の光強度の変化は平均化されてフリッ
カーは目立たないようにできる。
【0035】同様に、図3に示すような、赤緑青の各色
単色毎での2ドット市松パターンといった特定画面にお
いても、中間調表示部8を表示する単位液晶セルの印加
電圧極性は、1フィールドでの画面全体でプラスとマイ
ナス極性両方が存在するため、フリッカーはほとんど目
立たないようにできる。
【0036】尚、上述の上下に隣接する単位液晶セルを
2ドット毎にまとめて反転単位液晶セル10A、10B
として極性反転するものとして説明を行ったが、左右に
隣接する2ドットを反転単位液晶セルとして、単位液晶
セルの液晶層に印加される電圧が極性反転する駆動方法
としてもよい。この場合、その反転単位液晶セル上下に
隣接する反転単位液晶セルの配置は、互いに反転単位液
晶セルと1ドット分だけシフトさせるようにする。すな
わち、反転単位液晶セルを構成する2ドットの単位液晶
セルのそれぞれにおいて、その上下に隣接する1ドット
の単位液晶セルは互いに電圧極性が反転しているが、残
り1ドットの単位液晶セルは電圧極性が反転せず、互い
に同一極性となるようにする。
【0037】この場合においても、上述同様に、赤緑青
の色単色毎での1ドット市松パターン、若しくは2ドッ
ト市松パターンを表示させても、中間調表示部の印加電
圧極性が全て同一極性になっていないため、フリッカー
はほとんど目立たないようにできる。
【0038】なお、以上のような実施の形態において、
上下(若しくは左右)に隣接し極性反転する反転単位液
晶セルは、2ドットの単位液晶セルからなるものとした
が、これに制限されず、例えば3ドット、4ドット、・
・・、Nドット(Nは2以上の整数)の複数の単位液晶
セルからなるものであっても良い。この場合、反転単位
液晶セルに上下もしくは左右に隣接する反転液晶セルの
配置は、少なくとも1ドット分、多くともN−1ドット
分の単位液晶セル分だけシフトさせるようにする。すな
わち、反転単位液晶セルを構成する単位液晶セルが3ド
ットの時には、上下もしくは左右に隣接する単位液晶セ
ルのうち、1ドット分若しくは2ドット分だけは、極性
反転されていないようにする。また、Nドットの時に
は、上下もしくは左右に隣接する単位液晶セルのうち、
内1ドット分、若しくは2ドット、・・・、若しくはN
−1ドット分だけは、極性反転されていないように駆動
させる。これにより、1ドット市松パターン、若しくは
2ドット市松パターンを表示させても、表示部の印加電
圧極性がプラスとマイナスの両方を含み、フリッカを目
立たなくすることができる。
【0039】また、本実施の形態の駆動方法は、反転液
晶セルを単位として行う必要はない。第1の場合とし
て、表示パネルにおいて、液晶層に印加する電圧を、上
下または左右に隣接するN個(Nは2以上の整数)の単
位液晶セル毎に反転させるとともに、このN個の単位液
晶セルに列方向または行方向にて隣接する少なくとも1
個の単位液晶セルに印加される電圧の極性を、そのN個
の単位液晶セルと同一極性となるようしても、上記の構
成と同様の効果が得られる。
【0040】さらに、第2の場合として、上下または左
右に隣接するN個(Nは2以上の整数)の単位液晶セル
にて、液晶層に印加する電圧を同一の極性となるように
駆動を行っても、上記の構成と同様の効果が得られる。
【0041】また、これら第1,第2の場合において
は、1フィールド分の表示を行っている間、プラス極性
の画像信号が印加されている単位液晶セル3Aの数と、
マイナス極性の画像信号が印加されている単位液晶セル
3Bとを同数とすると、最も効率的にフリッカを低減す
ることができる。ただし、充分な効果が得られる場合
は、1フィールド分の表示プラス極性の画像信号が印加
されている単位液晶セル3Aの数と、マイナス極性の画
像信号が印加されている単位液晶セル3Bとは異なって
いてもよい。
【0042】また、上記の説明においては、市松パター
ンは、黒表示を行う1ドット分の単位液晶セルが1ドッ
トおきに配列されているもの、もしくは黒表示を行う2
ドット分の単位液晶セルが2ドットおきに配列されてい
るものとして説明を行ったが、市松パターンはこれに限
定するものではなく、黒表示を行うMドット分(Mは1
以上の整数)の単位液晶セルが、Mドットおきに配列さ
れているものであってもよい。
【0043】また、上記の説明においては、市松パター
ンは、黒表示と、赤、緑、青のいずれかの原色の表示と
によりなされるものであったが、黒表示と他の色、例え
ば白表示とによって実現してもよい。また黒表示に近い
暗色を黒表示の代わりに用いてもよい。
【0044】さらに、上記各実施の形態の駆動方法は、
市松パターンの表示を行う場合のみ実行させるものとし
て、他の表示パターンを行う場合は、従来と同様の駆動
方法に切り替えて行うものとしてもよい。
【0045】なお、上記の各実施の形態において、単位
液晶セルに対応する画素電極は、本発明の画素電極に相
当し、液晶表示パネルは本発明の画像表示パネルに相当
する。また、本発明の画像表示パネルは液晶に限定する
ものではなく、プラズマディスプレイ等であってもよ
い。
【0046】以上述べたように、本発明の実施の形態の
アクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動方法は、上
下に隣接する2ドット以上を1単位として、単位液晶セ
ルの液晶層に印加される電圧が極性反転する2ドット以
上のドット反転駆動方法において、その2ドットの左右
に隣接するドットは、全て1ドット毎に極性反転されて
はいない駆動方法である。このようにして得られる駆動
方法を用いた液晶表示装置は、赤緑青の色単色毎での1
ドット市松パターン、若しくは複数ドット市松パターン
を表示させても、中間調表示部の単位液晶セルに印加さ
れる電圧が、全て同一極性になっていない。そのため、
画面全体で見た時の空間的な光強度変化は、打ち消しあ
い、平均化されるため、フリッカー発生を低減できる。
よって市場に対しても、フリッカーの目立たない高品位
の液晶表示装置の提供が図れ、実用的に極めて有効であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、1
ドット若しくは複数ドットの市松パターンを表示させて
もフリッカー発生を低減でき、市場に対して高品位の液
晶表示装置の提供が図れ、実用的に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動方法における一実施例を示す内容
の基本概念図である。
【図2】図1における本発明の基本概念図で1ドット市
松パターン表示をさせた状態を示す図である。
【図3】図1における本発明の基本概念図で2ドット市
松パターン表示をさせた状態を示す図である。
【図4】(a)従来の1ドット反転駆動方法のソース信
号波形を示す図である。(b)従来の2ドット反転駆動
方法のソース信号波形を示す図である。
【図5】従来の1ドット反転駆動方法を示す内容の基本
概念を示す図である。
【図6】図5における従来駆動方法の基本概念図で1ド
ット市松パターン表示をさせた状態を示す図である。
【図7】従来の2ドット反転駆動方法を示す内容の基本
概念図である。
【図8】図7における従来駆動方法の基本概念図で2ド
ット市松パターン表示をさせた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 :ゲート走査線 2 :ソース信号線 3 :単位液晶セル 3A:液晶層にプラス極性電圧が印加されている単位液
晶セル 3B:液晶層にマイナス極性電圧が印加されている単位
液晶セル 4A:1ドット反転駆動のソース信号波形の中心電圧 4B:2ドット反転駆動のソース信号波形の中心電圧 5A:1ドット反転駆動のソース信号波形のプラス極性
電圧 5B:2ドット反転駆動のソース信号波形のプラス極性
電圧 6A:1ドット反転駆動のソース信号波形のマイナス極
性電圧 6B:2ドット反転駆動のソース信号波形のマイナス極
性電圧 7A: 1ドット反転駆動のソース信号波形の1フィー
ルド期間 7B:2ドット反転駆動のソース信号波形の1フィール
ド期間 8 :中間調表示を示す単位液晶セル 9 :黒表示を示す単位液晶セル 10A: 液晶層にプラス極性電圧が印加されている反
転単位液晶セル 10B: 液晶層にプラス極性電圧が印加されている反
転単位液晶セル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板、前記基板上に設けられた複数のゲ
    ート配線、前記基板上に設けられた前記複数のゲート配
    線とマトリックス状に交差する複数のソース配線、およ
    び前記ゲート配線と前記ソース配線とに接続された複数
    の画素電極を有する画像表示パネルと、前記複数のゲー
    ト配線に走査信号を出力する走査信号駆動回路と、前記
    複数のソース配線に画像信号を出力する画像信号駆動回
    路とを有する画像表示装置の駆動方法であって、 前記画像信号の電圧極性を、行方向または列方向に隣接
    するN個(Nは2以上の整数)の画素電極で同一の極性
    となるようにする画像表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 1フィールド分の表示を行っている前記
    画像パネルにおいて、プラス極性の画像信号が印加され
    ている前記画素電極の数と、マイナス極性の画像信号が
    印加されている前記画素電極の数とは同数である請求項
    1に記載の画像表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記画像信号の電圧極性を、行方向また
    は列方向に隣接するN個(Nは2以上の整数)の画素電
    極毎に反転させるとともに、前記N個の画素電極に列方
    向または行方向にて隣接する少なくとも1個の画素電極
    に印加される前記画像信号の電圧極性を、前記N個の画
    素電極と同一極性となるようにする請求項1に記載の画
    像表示装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記N個の画素電極により表示される画
    像信号の色は、赤、緑、青の三原色のいずれかである請
    求項1に記載の画像表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の画素電極のうち、行方向およ
    び列方向にM(Mは1以上の整数)個おきに配置された
    M個の画素電極により黒表示を行う請求項1または2に
    記載の画像表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記画像表示パネルにおいて、前記複数
    の画素電極のうち、行方向および列方向にM(Mは1以
    上の整数)個おきに配置されたM個の画素電極が黒表示
    を行う場合のみ、前記画像信号の電圧極性を、行方向ま
    たは列方向に隣接するN個(Nは2以上の整数)の画素
    電極で同一の極性となるようにする請求項1に記載の画
    像表示装置の駆動方法。
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