JP2003214940A - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

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JP2003214940A JP2002013660A JP2002013660A JP2003214940A JP 2003214940 A JP2003214940 A JP 2003214940A JP 2002013660 A JP2002013660 A JP 2002013660A JP 2002013660 A JP2002013660 A JP 2002013660A JP 2003214940 A JP2003214940 A JP 2003214940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの内蔵分銅とその加除機構を備えた比較
的簡単な構成のもとに、感度較正機能と直線性較正機能
の双方を備え、安価で高精度の測定が可能な電子天びん
を提供する。 【解決手段】 内臓分銅8とは異なる既知質量の外部分
銅20を皿1上に載せたときの荷重検出出力を記憶手段
117に記憶するとともに、その外部分銅20の質量値
を入力することにより、内蔵分銅8の負荷時における荷
重検出出力並びにその質量値とを併せて、直線性誤差の
補正曲線の近似式の係数を更新することを可能とし、実
質的に2つの内蔵分銅とその加除機構を備えた電子天び
んと同等の機能を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電子天びんに関し、
更に詳しくは、比較的簡単な構成のもとに、感度較正機
能並びに直線性較正機能の双方を備えた電子天びんに関
する。 【0002】 【従来の技術】電子天びんにおいては、一般に、皿が係
合される荷重感応部から、皿上荷重に対応する荷重検出
信号を出力し、その荷重検出出力を感度係数(スパン係
数)を用いて質量値に換算し、計量値として表示器に表
示する。感度係数は、例えば天びんメカニズムの経年変
化や温度などによって変化し、従ってこのこの感度係数
は感度較正によって随時に更新される。電子天びんにお
ける感度較正は、通常、荷重感応部に既知質量の分銅等
を負荷し、そのときの計量値が既知質量に一致するよう
に感度係数を更新することによって行われる。 【0003】高精度の電子天びんにおいては、頻繁に感
度較正を行うことが好ましく、このような電子天びんで
は、上記した質量既知の分銅を内蔵するとともに、その
内蔵分銅を荷重感応部に対して負荷/負荷解除するため
の分銅加除機構を備え、感度較正指令を与えることによ
って内蔵分銅を加除し、内蔵分銅を負荷していない状態
での荷重検出出力と、負荷状態での荷重検出出力を用い
て、自動的に感度係数を更新する機能を備えたものが多
い。 【0004】また、電子天びんの荷重感応部には、一般
に、その出力の直線性の誤差が存在する。この直線性誤
差とは、皿上荷重と荷重感応部による荷重検出出力の直
線性からの逸脱を言い、この直線性の誤差は例えば天び
ん秤量近傍の質量を含む複数の質量の分銅を用いなけれ
ば計測することができず、これはメーカにおいて計測さ
れ、その結果に基づいて直線性補正係数が定められて記
憶される。そして、電子天びんの使用時においては、荷
重感応部からの荷重検出出力はこの直線性補正係数を用
いて補正されたうえで質量の換算に供される。 【0005】そして、この直線性補正係数についても、
高精度の電子天びんにおいては較正できるようになって
いるものがある。この直線性の較正機能を備えた電子天
びんにおいては、質量が既知の2つの内蔵分銅、例えば
天びんの秤量近傍の内蔵分銅とその1/2程度の質量の
内蔵分銅と、その各内蔵分銅を荷重感応部に対して加除
するための加除機構を備え、図3に誇張したグラフで示
すように、荷重感応部に対して内臓分銅を負荷していな
い状態での荷重検出出力Wad0 と、2つの内臓分銅をそ
れぞれ負荷した状態での荷重検出出力Wads1およびW
ads2、並びにこれらの各内蔵分銅の質量値M01およびM
02とを用いて、メーカにおいてあらかじめ記憶している
直線性誤差の補正曲線Lの近似式にこれらの各値を当て
はめ、その相違分δを用いて、新たな補正曲線L′の近
似式の係数を求め直してこれを更新するように構成され
ている。なお、このような直線性較正機能を備えた電子
天びんでは、2つの内臓分銅のうち、秤量近傍の内臓分
銅を負荷したときの荷重検出出力Ws2と無負荷状態の荷
重検出出力W0 を用いて感度較正を行う。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、電子天びん
の直線性は、感度ほど変化しないものの、経年的にある
程度変化することがあり、従って、高精度の計量を行う
ためには、感度較正のみならず、直線性較正をもある程
度頻繁に行うことが望ましい。しかしながら、感度較正
機能と直線性較正機能の双方を備えた電子天びんでは、
2つの内臓分銅と、その各内臓分銅を荷重感応部に対し
て加除するための2つの分銅加除機構を備える必要があ
り、高価となってしまうという問題がある。 【0007】本発明の目的は、1つの内臓分銅とその加
除機構を備えた比較的簡単な構成のもとに、感度較正機
能と直線性較正機能の双方を備え、もって安価で高精度
の測定が可能な電子天びんを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子天びんは、皿に係合し、その皿上に作
用する荷重に対応した荷重検出信号を出力する荷重感応
部と、その荷重検出出力を感度係数を用いて質量値に換
算する質量演算手段と、質量既知の内蔵分銅と、その内
蔵分銅を上記荷重感応部に対して負荷/負荷解除するた
めの分銅加除機構と、内蔵分銅の負荷時および非負荷時
における荷重感応部の出力を用いて上記感度係数を更新
する感度較正手段を備えた電子天びんにおいて、直線性
補正係数を用いて上記荷重検出出力の直線性を補正する
直線性補正演算手段と、指令を与えた後に上記内蔵分銅
と異なる質量の既知質量の少なくとも1つの外部分銅を
上記皿上に載せたときの荷重検出出力を記憶する記憶手
段と、その外部分銅の質量値を入力するための入力手段
と、上記記憶手段の記憶内容と、上記内蔵分銅を荷重感
応部に負荷したときの荷重検出出力を用いて上記直線性
補正係数を更新する直線性較正手段を備えていることに
よって特徴づけられる。 【0009】本発明は、感度較正用の1つの内臓分銅を
備えた電子天びんにおいて、ユーザが持つ分銅(外部分
銅)を有効利用し、その外部分銅を用いて直線性の較正
を実現することで、所期の目的を達成するものである。 【0010】すなわち、本発明においては、感度較正用
の1つの内蔵分銅とその加除機構を備えるとともに、複
数の質量を負荷しなければ較正できない直線性の較正
は、内蔵分銅と、それとは異なる質量の少なくとも1つ
の外部分銅を用いて行う。そのため、本発明において
は、指令を与えて既知質量の外部分銅を皿上に載せたと
きの荷重検出出力を記憶手段に記憶するとともに、その
外部分銅の質量値を入力するための入力手段を備える。
これにより、直線性較正手段では、既知質量の内蔵分銅
の荷重感応部への負荷時における荷重検出出力と、外部
分銅の皿上への負荷時における荷重検出出力およびその
質量の入力値の、少なくとも2点の既知質量をそれぞれ
荷重感応部に負荷したときの荷重検出出力が得られるこ
とになり、直線性の較正が可能となる。 【0011】従って、本発明によれば、1つの内蔵分銅
とその加除機構を備えた比較的簡単な構成のもとに、感
度較正機能と直線性較正機能の双方を併せ持った電子天
びんが得られる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形
態の構成図で、機械的構成を表す模式図と、電気的構成
を表すブロック図とを併記して示す図である。 【0013】試料を載せるための皿1は、皿持ち出し部
材2を介してパラレルガイド3の可動柱31に支承され
ている。パラレルガイド3は、互いに平行で、かつ、両
端部に可撓部eを備えた上下の梁32a,32bによっ
て可動柱31を固定柱33に連結した構造を持ち、可動
柱31は連結部材41を介してレバー4の一端に連結さ
れている。 【0014】レバー4は支点42を中心として回動自在
に支持されており、その他端の変位は変位センサ5によ
って検出される。また、レバー4には電磁力発生装置6
のフォースコイル61が固着されている。電磁力発生装
置6は、永久磁石を主体とする磁気回路62とそれが作
る静磁場中に変位自在に配置されたフォースコイル61
によって構成されており、フォースコイル61に流れる
電流の大きさに応じた電磁力を発生する。このフォース
コイル61に流れる電流は、変位センサ5によるレバー
4の変位検出値が常に0となるように動作するサーボ機
構によって制御され、従って、レバー4は皿1ないしは
皿持ち出し部材2に作用する荷重によって回動変位しよ
うとするが、その変位が常に0となるような電磁力がレ
バー4に作用する結果、レバー4は一定姿勢の平衡状態
に保たれる。 【0015】サーボ機構の具体的な構成について説明す
ると、変位センサ5の出力はA−D変換器10aを介し
て制御部11のPID演算部111に取り込まれてPI
D(比例・積分・微分)演算が行われた後、D−A変換
器10bでアナログ信号に変換され、更にパワーアンプ
12によって電流に変換されたうえでフォースコイル6
1に流される。これにより、レバー4はその変位が0の
平衡状態に維持される。そして、このレバー4の平衡状
態においてフォースコイル61に流れる電流の大きさか
ら、皿1ないしは皿持ち出し部材2を介して可動柱31
に作用する荷重の大きさが求められる。 【0016】すなわち、フォースコイル61に流れる電
流は精密抵抗Rなどによって電圧信号に変換されたうえ
で、A−D変換器10cでデジタル化された後、制御部
11に取り込まれる。 【0017】制御部11は、実際にはマイクロコンピュ
ータとその周辺機器によって構成され、インストールさ
れているプログラムに従って動作するのであるが、説明
の便宜上、この図1においてはそのプログラムが有して
いる機能ごとのブロック図で示している。また、この制
御部11には、計量値等を表示するための表示器13
と、当該制御部11に対して各種指令等を与えるための
キー群並びにテンキーを備えた操作部14が接続されて
いる。 【0018】さて、通常の測定モードにおいては、A−
D変換器10cによってデジタル化されたフォースコイ
ル61に流れる電流の大きさに対応するデータ、つまり
荷重検出データは、制御部11の平均化処理部112に
所定の微小時間間隔で刻々と取り込まれ、ここで平均化
処理された後、直線性誤差補正演算部113で直線性の
誤差が補正されるとともに、質量換算部114で質量値
に換算されて、計量値として表示器13に表示される。 【0019】直線性誤差補正演算部113は、あらかじ
め係数記憶部115に記憶している直線性誤差補正用の
関数式を用いて荷重検出データの直線性を補正し、ま
た、質量換算部114では、直線性を補正した後の荷重
検出データに、同じくあらかじめ係数記憶部115に記
憶している感度係数を乗じることによって荷重検出デー
タを質量値に換算する。 【0020】天びんケース7の上面部分には貫通孔71
が形成されており、皿持ち出し部材2はその先端部分が
この貫通孔71を介して天びんケース7の外方に突出
し、その突出部分に皿1が配置されている。そして、天
びんケース7には、貫通孔71の周辺部分に円形状に上
方に膨出する膨出部72が形成されており、この膨出部
72の形成位置に対応する天びんケース7の内部に、1
つの質量既知の内蔵分銅8が設けられている。そして、
この内蔵分銅8には、分銅加除機構9によって上下動さ
れて、図示のように天びんケース7の膨出部72の下面
に押しつけられて皿持ち出し部材2に対して接触しない
非負荷状態か、あるいは図2に要部を示すように、皿持
ち出し部材2に対する負荷状態のいずれかの状態に維持
される。 【0021】分銅加除機構9は、出力軸9aが鉛直下方
を向くように配置されたモータ91と、そのモータ91
の出力を減速するための歯車列92と、上下動自在に支
承された分銅押し上げ棒93によって構成されている。 【0022】歯車列92は、この例において2つの平歯
車によって構成されており、モータ91の出力軸91a
に固着された小歯車92aと、回転自在の鉛直軸92b
に固着され、小歯車92aよりも大径で、かつ、その上
端面にカム輪郭が形成されてなる端面カム歯車92cに
よって構成されている。端面カム歯車92cの上端面の
カム輪郭は、この例において単純な斜面としている。 【0023】分銅押し上げ棒93は、その下端部が端面
カム歯車92cの上端面のカム輪郭形成部に当接してお
り、従ってモータ91を駆動して端面カム歯車92cを
回動させることによって、その回動位置に応じて分銅押
し上げ棒93が上下動する。そして、この分銅押し上げ
棒93の上端部は内蔵分銅8の下面に当接しており、こ
の分銅押し上げ棒93の上下動によって内蔵分銅8が上
下動し、図1に示すような無負荷状態と、図2に示すよ
うな負荷状態のいずれかの状態を維持するように構成さ
れている。この内臓分銅8の無負荷/負荷状態は、端面
カム歯車92cの上端面に対向配置されたセンサ94に
よって当該端面カム歯車92cの回動位置の検知により
検出され、その検出出力は制御部11の後述する動作制
御部116に取り込まれるようになっている。 【0024】前記した操作部14には、感度較正指令キ
ーと直線性較正指令キーが含まれており、これらを操作
することによって以下に示す動作によって感動較正並び
に直線性較正が実行される。 【0025】感度較正指令キーを操作すると、まず、図
1に示す無負荷状態における荷重検出データWad01が一
時記憶部117に記憶され、次に動作制御部116から
分銅加除機構9のモータ91にドライバ(図示せず)を
介して駆動信号が供給され、図2のように内蔵分銅8が
下降して皿持ち出し部材2の上に負荷され、その状態に
おける荷重検出データWads1が一時記憶部117に記憶
された後、再度分銅加除機構9のモータ91に駆動信号
が供給されて内蔵分銅8が上昇して図1の無負荷状態に
戻され、その状態における荷重検出データWad02が一時
記憶部117に記憶される。そして、この一時記憶部1
17の記憶内容を用いて、感度較正演算部118が以下
の演算によって新たな感度係数を算出する。 【0026】すなわち、内臓分銅8の負荷前後における
無負荷状態での荷重検出データWad 01およびWad02の平
均値と、内臓分銅8の負荷状態における荷重検出データ
ad s1の差{Wads1−(Wad01+Wad02)/2}によっ
て、あらかじめ記憶している内臓分銅8の既知質量M01
を除した値を新たな感度係数とし、係数記憶部115に
記憶されている感度係数を新たな感度係数に更新する。 【0027】一方、直線性較正指令キーを操作すると、
上記と同様の動作により、内蔵分銅8を皿持ち出し部材
2の上に負荷し、その負荷状態での荷重検出データW
ads1と、その負荷前後における無負荷状態での荷重検出
データWad01およびWad02を一時記憶部117に記憶す
る。次に、表示器13に、ユーザの手持ちの質量既知の
外部分銅20を皿1上に載せる旨、および、その質量値
を操作部14から入力する旨の表示を行う。オペレータ
がその表示に従って外部分銅20を皿上に載せ、かつ、
その質量値を入力すると、その外部分銅20の負荷状態
での荷重検出データWads2を一時記憶部117に記憶す
る。次に、表示器13にその外部分銅20を除去する旨
表示を行う。外部分銅を除去して再び無負荷状態におけ
る荷重検出データWad03を記憶する。そして、この一時
記憶部117の記憶内容を用いて、直線性較正演算部1
19が以下の手法によって直線性補正用の演算式の係
数、つまり直線性補正係数を更新する。 【0028】すなわち、外部分銅20の負荷前後におけ
る無負荷状態での荷重検出データW ad02とWad03の平均
値と、外部分銅20の負荷状態における荷重検出値W
ads2の差{Wads2−(Wad02+Wad03)/2}と、入力
された外部分銅20の質量値M 02を、工場出荷時等にお
いてあらかじめ係数記憶部115に記憶している前記し
た図3に例示した直線性誤差の補正曲線Lの近似式に当
てはめ、その相違分δを用いて、従来の2つの内蔵分銅
を備えた電子天びんと同様に、新たな補正曲線L′の近
似式の係数を算出し直し、係数記憶部115の内容を更
新する。 【0029】従って、以上の本発明の実施の形態による
と、感度較正用の1つの内蔵分銅8を備えているにも係
わらず、ユーザの手持ちの質量既知の外部分銅20を皿
1上に載せてその質量値を入力することによって、実質
的に2つの内蔵分銅を備えた電子天びんと同様に、感度
較正並びに直線性較正を行うことができる。 【0030】なお、以上の実施の形態では、内蔵分銅8
のほかに、外部分銅20を1つだけ載せて直線性較正を
行う例を示したが、複数の外部分銅を1つずつもしくは
複数個ずつ皿1上に載せるとともに、その各負荷質量値
を入力することにより、新たな直線性誤差の補正曲線
L′を多点のデータを用いて近似することが可能とな
り、より高精度の較正を行うことが可能となる。 【0031】また、本発明は、天びんメカニズムや分銅
加除機構については、上記した実施の形態において例示
したメカニズムに限られることなく、任意の公知のメカ
ニズムを備えた電子天びんに等しく適用し得ることは勿
論である。 【0032】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1つの
内蔵分銅とその加除機構を備えた比較的簡単な構成の電
子天びんでありながら、質量既知の外部分銅を皿上に載
せるとともに、その質量値を入力することによって、従
来の内蔵分銅を2つ備えた電子天びんと同様に、感度較
正並びに直線性較正を行うことができ、安価で高精度の
測定が可能な電子天びんが得られる。また、ユーザが有
している既知質量の外部分銅を有効利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の構成図で、機械的構成を
表す模式図と電気的構成を表すブロック図とを併記して
示す図である。 【図2】本発明の実施の形態の要部構成図で、内蔵分銅
8の負荷状態を示す図である。 【図3】電子天びんにおける直線性誤差の補正曲線とそ
の更新手法の説明図である。 【符号の説明】 1 皿 2 皿持ち出し部材 3 パラレルガイド 4 レバー 5 変位センサ 6 電磁力発生装置 7 天びんケース 8 内蔵分銅 9 分銅加除機構 11 制御部 111 PID演算部 112 平均化処理部 113 直線性誤差補正演算部 114 質量換算部 115 係数記憶部 116 動作制御部 117 一時記憶部 118 感度較正演算部 119 直線性較正演算部 13 表示器 14 操作部 20 外部分銅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 皿に係合し、その皿上に作用する荷重に
    対応した荷重検出信号を出力する荷重感応部と、その荷
    重検出出力を感度係数を用いて質量値に換算する質量演
    算手段と、質量既知の内蔵分銅と、その内蔵分銅を上記
    荷重感応部に対して負荷/負荷解除するための分銅加除
    機構と、内蔵分銅の負荷時および非負荷時における荷重
    感応部の出力を用いて上記感度係数を更新する感度較正
    手段を備えた電子天びんにおいて、 直線性補正係数を用いて上記荷重検出出力の直線性を補
    正する直線性補正演算手段と、指令を与えた後に上記内
    蔵分銅と異なる質量の既知質量の少なくとも1つの外部
    分銅を上記皿上に載せたときの荷重検出出力を記憶する
    記憶手段と、その外部分銅の質量値を入力するための入
    力手段と、上記記憶手段の記憶内容と、上記内蔵分銅を
    荷重感応部に負荷したときの荷重検出出力を用いて上記
    直線性補正係数を更新する直線性較正手段を備えている
    ことを特徴とする電子天びん。
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JP2012007970A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Shimadzu Corp 電子天びん

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