JP2003211057A - 液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置 - Google Patents

液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置

Info

Publication number
JP2003211057A
JP2003211057A JP2002018502A JP2002018502A JP2003211057A JP 2003211057 A JP2003211057 A JP 2003211057A JP 2002018502 A JP2002018502 A JP 2002018502A JP 2002018502 A JP2002018502 A JP 2002018502A JP 2003211057 A JP2003211057 A JP 2003211057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
disk
disc
coating
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002018502A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhide Ebisawa
勝英 蛯沢
Masaaki Matsumoto
正明 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2002018502A priority Critical patent/JP2003211057A/ja
Publication of JP2003211057A publication Critical patent/JP2003211057A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】円板状物体への液状物体の塗布量を全体に均一
にする。 【解決手段】ディスク基板1aの中央孔CHを把持部3
1で把持した状態でディスク基板を駆動部32で回転さ
せる。ディスク基板1aの上方にポンプ29を配置させ
ノズル部29aからカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組
成物を接着剤Sとしてディスク基板に塗布する。ディス
ク基板の回転速度は漸次増大する立ち上がり部、一定速
度を維持する定速部、漸次低下させる立ち下がり部の順
に制御する。ディスク基板1aの回転速度を検出し、定
速になった状態でノズル部から接着剤を吐出するように
制御する吐出制御手段35を設ける。定速回転するディ
スク基板1aに対してノズル部29aから定量の接着剤
を連続して吐出することで、中央孔と同心円状に接着剤
Sを塗布して全周に亘って均一な塗布量及び塗布幅の環
状塗布領域を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状物体を円環状
等に均一に塗布する塗布方法及び塗布装置に関する。ま
たこれら方法及び装置を用いて、円板状物体に接着剤を
塗布する工程を有する貼り合わせ方法及び貼り合わせ装
置に関し、特には、例えばディジタル・ビデオ/バーサ
タイル・ディスク(以下、これをDVDと略記する)等
の光ディスク等を製造するときに用いて好適なディスク
基板等の円板状物体の貼り合わせ方法と貼り合わせ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル・ビデオ/バーサタイル
・ディスク、いわゆるDVDを製造する際には、2枚の
ディスク基板を紫外線硬化性樹脂組成物等を接着剤とし
て貼り合わせる手法が採用されている。ここでいう紫外
線硬化性樹脂組成物には、少なくともカチオン重合型紫
外線硬化性樹脂組成物とラジカル重合型紫外線硬化性樹
脂組成物とが含まれる。このうち、ラジカル重合型紫外
線硬化性樹脂組成物を接着剤として用いる場合には、紫
外線照射による硬化速度が速いために、一方のディスク
基板にラジカル重合型紫外線硬化性樹脂組成物を円環状
に塗布して他方のディスク基板を貼り合わせ、両ディス
ク基板間にラジカル重合型紫外線硬化性樹脂組成物を展
延した後、ディスク基板を透過してUV照射を行うこと
で硬化させて接着して1枚のディスクを得ることにな
る。カチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物は、UV照
射の後、徐々に硬化が進展して所定時間経過後に硬化す
る特性を有する接着剤であるので、紫外線が透過しない
ディスク基板の貼り合わせに好適に用いることができ
る。カチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物を用いてデ
ィスクを製造するには、一方のディスク基板の表面にカ
チオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物を略円環状に塗布
し、カチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物に紫外線を
照射する。そして他方のディスク基板を重ねて貼り合わ
せ、両ディスク基板を回転(スピン)させることで両基
板間のカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物を展延さ
せる。その後、カチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物
が硬化することにより2枚のディスク基板が接着し、1
枚のディスクが出来上がる。
【0003】ところで塗布工程でディスク基板上に円環
状に塗布されたカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物
は、展延工程において2枚のディスク基板を回転させる
ことで生じる遠心力で展延する際に外部に飛散すること
になる。この場合、カチオン重合型紫外線硬化性樹脂組
成物は既にUV照射されているために硬化が進行してお
り、回収して再使用することができない。このような無
駄を発生させないために、カチオン重合型紫外線硬化性
樹脂組成物の塗布量は最小限にする必要がある。また円
環状に塗布されたカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成
物について周方向の塗布量にムラがあると、部分的に外
部への無駄な飛散が発生するおそれがあり、塗布量が少
ない部分では展延不足による接合不良や気泡混入のおそ
れがある。従ってカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成
物を円環状に塗布する際には、できるだけ均一な塗布断
面積をなすように塗布量と塗布幅を全体に均一にする必
要がある。
【0004】そのため、例えば先行技術である特願20
01−152910号出願において、カチオン重合型紫
外線硬化性樹脂組成物の塗布手段としてプランジャーポ
ンプや容量計量式ポンプを用いると吐出口に残圧が残り
先端部に液溜まりが生じて塗布量不均一の原因になるた
めに、2段バルブポンプを採用して吐出口先端に残る液
溜まりを防止する技術が提案されている。2段バルブポ
ンプには液温が変動することで生じる液粘度の変化によ
り吐出量が変動する欠点があるが、液温変動を±0.1
℃に制御することにより吐出量の安定化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物の塗布手
段を用いて定量を連続して吐出させても、例えば図5
(a)に示すように、塗布工程においてディスク基板の
回転運動の立ち上がりや立ち下がり時を含む全領域で接
着剤を吐出させると、同図(b)に示すように立ち上が
り時と立ち下がり時に対応する吐出開始及び吐出終了時
の塗布量が定速回転時よりも多くなり、円環状の塗布領
域Sbにおける塗布量及び塗布幅は両端の連結部S1で
部分的に増大してしまうことになる。このような状態で
2枚のディスク基板を重ね合わせ、回転させてカチオン
重合型紫外線硬化性樹脂組成物を展延させると、ディス
ク基板の外周縁からのカチオン重合型紫外線硬化性樹脂
組成物の飛散をセンサで検出してディスク基板の回転を
停止させる場合、連結部S1のカチオン重合型紫外線硬
化性樹脂組成物が最初に飛散した時点でディスク基板の
回転が停止することになる。そのため他の領域のカチオ
ン重合型紫外線硬化性樹脂組成物が十分外側迄展延しな
かったり、連結部S1の内側への展延が多すぎて内周縁
からはみ出したり、連結部S1以外の塗布領域Sbでの
内側展延が不十分になる等の不具合が生じる。このよう
に円環状のカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物につ
いて周方向の塗布量や塗布幅の十分な均一化がなされな
いと、上述した展延処理時の不具合は十分に改善できな
かった。本発明は、このような実情に鑑みて、被塗布物
への液状物体の塗布量を全体に均一にできるようにした
液状物体の塗布方法及び塗布装置を提供することを目的
とする。また本発明の他の目的は、円板状物体への接着
剤の塗布量を全体に均一にできるようにした円板状物体
の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗布方法
は、液状物体を被塗布物に円環状に塗布する塗布方法で
あって、液状物体の吐出口と被塗布物との相対回転速度
がほぼ一定になった状態で液状物体の塗布を行うように
したことを特徴とする。液状物体の塗布量がほぼ均一で
あっても吐出口と被塗布物との相対回転速度が変化する
立ち上がり時や立ち下がり時には相対回転速度が定速の
領域と比較して被塗布物への単位長さ当たりの塗布量は
変化することになるが、本発明では相対回転速度が定速
の状態で吐出口からの液状物体の塗布を開始して定速の
状態で塗布を終了するから、液状物体の塗布量及び塗布
幅は円環状をなす塗布領域全体に亘って均一になる。そ
のため高精度な塗布を行え、更にこれを展延すれば全体
に均一な厚みの液状物体が得られる。
【0007】また本発明に係る塗布方法は、液状物体を
被塗布物に線状に連続させ且つ両端が連結するよう塗布
すると共に吐出口からの液状物体の吐出量をほぼ均一に
した塗布方法であって、液状物体の吐出口と被塗布物の
相対速度がほぼ一定になった状態で液状物体の塗布を行
うようにしたことを特徴とする。本発明では液状物体の
吐出口と被塗布物との相対速度が定速の状態で吐出口か
らの液状物体の塗布を開始して定速状態のうちに塗布を
終了するから、液状物体の塗布量及び塗布幅は塗布領域
全体に亘って均一になる。
【0008】本発明による円板状物体の貼り合わせ方法
は、2つの円板状物体を接着剤を挟んで貼り合わせるよ
うにした貼り合わせ方法であって、接着剤の吐出口と円
板状物体とを相対回転させて2枚の円板状物体の少なく
とも一方の円板状物体の内周部に接着剤を円環状に塗布
する塗布工程と、接着剤を挟んで2枚の円板状物体を貼
り合わせた後に回転させて接着剤を展延させる展延工程
とを備えていて、塗布工程においては接着剤の吐出口と
円板状物体との相対回転速度がほぼ一定になった状態で
接着剤を円板状物体に塗布するようにしたことを特徴と
する。本発明では接着剤の吐出口と円板状物体との相対
回転速度が定速の状態で吐出口からの接着剤の塗布を開
始して定速状態のうちに塗布を終了するから、接着剤の
塗布量及び塗布幅は円環状をなす塗布領域全体に亘って
均一になる。接着剤を挟んで貼り合わせた2枚の円板状
物体を回転させて展延すると、接着剤は遠心力で全周に
亘って均一に外側に展延し且つ内側へも展延するために
円板状物体の外部に一部の接着剤が飛散した時点でこれ
を検出して展延を終了すれば接着剤の外側への展延不足
を生じることがなく、内側へも過不足なく展延する。
【0009】接着剤がカチオン重合型紫外線硬化性樹脂
組成物であってもよい。特にこの組成物を用いて紫外線
が透過しない円板状物体の貼り合わせを行うときは、こ
の組成物は展延時に既に紫外線照射されており、円板状
物体端部より飛散して消費されるために再使用は不可能
である。しかし本発明の方法によれば、周方向にわたり
展延が均一に行われ、部分的な接着剤の過剰が発生する
ことはないため、回収不能な状態で飛散によって浪費さ
れる上記組成物の量を極めて少なくすることができる。
また円板状物体はディスク基板であり、2枚のディスク
基板を貼り合わせてディスクを構成するようにしてもよ
い。貼り合わせ強度の高いディスクを製造できる。
【0010】本発明による液状物体の塗布装置は、液状
物体を被塗布物に円環状に塗布する塗布装置であって、
液状物体を吐出する吐出口と、該吐出口と被塗布物とを
相対回転させる相対回転手段と、吐出口と被塗布物の相
対回転速度がほぼ一定の状態で液状物体を吐出口から吐
出させる吐出制御手段とを備えたことを特徴とする。本
発明では液状物体の吐出口と被塗布物との相対回転速度
が定速の状態で吐出口からの液状物体の塗布を行うか
ら、液状物体の塗布量及び塗布幅は円環状をなす塗布領
域全体に亘って均一になる。また液状物体を挟んで被塗
布物である2枚の円板状物体を貼り合わせた後に回転さ
せて液状物体を展延させる展延手段が更に設けられてい
てもよい。貼り合わせた2枚の円板状物体を回転させて
展延することで、円板状物体間に円環状に塗布した液状
物体を全周に亘って外側及び内側に均一に展延すること
ができる。
【0011】本発明による円板状物体の貼り合わせ装置
は、接着剤としてカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成
物を用いて2つの円板状物体を貼り合わせる貼り合わせ
装置であって、接着剤を吐出する吐出口と、該吐出口と
円板状物体とを相対回転させる相対回転手段と、吐出口
と円板状物体の相対回転速度がほぼ一定の状態で接着剤
を吐出口から吐出させる吐出制御手段と、円板状物体に
接着剤が塗布された状態で接着剤に紫外線を照射する紫
外線照射手段と、紫外線を照射された接着剤を挟んで2
枚の円板状物体を貼り合わせる貼り合わせ手段と、2枚
の円板状物体間に介在する接着剤を展延する展延手段と
を備えたことを特徴とする。接着剤の吐出口と円板状物
体との相対回転速度が定速の状態で吐出口からの接着剤
の塗布を行うから、接着剤の塗布量及び塗布幅は円環状
をなす塗布領域全体に亘って均一になり、次いで接着剤
を挟んで貼り合わせた2枚の円板状物体を展延すると、
接着剤は遠心力で全周に亘って均一に外側に展延するた
め接着剤の外側への展延不足を生じることがなく内側へ
も過不足なく展延する。また円板状物体はディスク基板
であり、2枚のディスク基板を貼り合わせてディスクを
構成するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による実施の形態をDVD
の製造装置により説明する。図1にはDVD製造装置の
概略構成を示す。図において符号R1,R2はいずれも
ディスク基板取出部、R3はディスク作成部、R4はデ
ィスク検査部、R5はディスク払出部であり、いずれも
図示しないケースの内部に収納されている。ディスク基
板取出部R1は、貼り合わされて1枚のディスク(DV
D)をなす2枚のディスク基板(板状物体)の一方をデ
ィスク保持器2に積層した状態に複数層ストックしてお
くストック装置3と、ディスク保持器2に保持されたデ
ィスク基板1aを1枚ずつ取り出す取出装置4とによっ
て構成されている。ディスク基板取出部R2も同様に、
2枚のディスク基板の他方を複数層ストックしておくス
トック装置3と、ストックされたディスク基板1bを1
枚ずつ取り出す取出装置4とに分けて構成されている。
【0013】ディスク作成部R3は、ディスク基板1a
の重ね合わせ面に接着剤Sとしての紫外線硬化性樹脂組
成物(この場合はカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成
物)を例えば円環状に塗布する塗布装置5(塗布手段)
と、接着剤Sを塗布されたディスク基板1aに紫外線を
照射する紫外線照射装置6(紫外線照射手段)と、塗布
された接着剤Sを挟んでディスク基板1aにディスク基
板1bを重ね合わせて1枚のディスク1とする重ね合わ
せ装置7(貼り合わせ手段)と、重ね合わされたディス
ク基板1a,1bを周方向に回転させて展延する展延装
置8(展延手段)と、展延を終えたディスク1に紫外線
と赤外線とを含む光を閃光的に照射して端面硬化処理を
行う端面処理装置9と、端面処理を終えたディスク1を
所定時間だけ平面状に保持しつつ硬化させる平面保持装
置10とによって構成されている。なお、展延装置8は
2系統(8A、8B)が設けられているが、これはディ
スク基板1a,1bの貼り合わせに比べて展延処理に時
間を要するために連続的なディスク製造の生産性が損な
われないようにするためであり、2つの展延装置8A,
8Bにディスク1を交互に受け渡して展延することで実
質的に展延に要する時間の半減を可能にしている。平面
保持装置10は、例えば3重の周回路11,12,13
を三階に積層して各周回路11,12,13間で昇降す
る複数の昇降装置14、15,16とを備えていて、貼
り合わされたディスク1を複数台の平面保持ユニット1
8に搭載して各周回路11,12,13を間欠的に順次
走行させて、反りの悪化を防止しつつ硬化を完了させる
ことができる。
【0014】ディスク検査部R4は、ディスク1を検査
し良/不良を判定するディスク検査装置19によって構
成されている。ディスク払出部R5は、良品と判定され
たディスク1を払い出す良品払出部20と、不良品と判
定されたディスク1を払い出す不良品払出部21とによ
って構成されている。
【0015】ところで、本実施の形態による塗布装置5
は、図2及び図3に示す構成を有している。即ち、図2
において塗布装置5は塗布ステージ30に設けたディス
ク基板1aの回転駆動部28(相対回転手段)と、ディ
スク基板1aの所定位置に接着剤として液状物体である
カチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物を円環状に塗布
するためのポンプ29とが設けられている。塗布テーブ
ル30は一方のディスク基板1aを載置するための載置
面30aを有している。ディスク基板1aの回転駆動部
28は塗布テーブル30に一体に設けられており、ディ
スク基板1aの中央孔CH及び載置面30aに設けた孔
27に対して出没可能な把持部31と、把持部31を出
没可能に支持していて把持部31をディスク基板1aと
共に中心軸O回りに回転可能な駆動部32とを有してい
る。尚、孔27は中央孔CHと同径かそれより大きい内
径を有する。把持部31は複数、例えば3本の把持ピン
33が所定角度(例えば120°間隔)毎に中心軸Oと
略同軸の円環状に沿って配設され、各把持ピン33は図
示しない弾性部材によって径方向内側即ち中心軸O方向
に付勢されている。各把持ピン33は略棒状を呈してい
て、中心軸Oと略平行に延在すると共に上端は外側に屈
曲または湾曲する爪部33aとされている。爪部33a
は回転時にディスク基板1aが浮き上がるのを防止して
上下方向に位置決めする。駆動部32は把持部31をそ
の長手方向に進退させてディスク基板1aの中央孔CH
と載置面30aに対して出没させると共に、各把持ピン
33aを弾性部材の付勢力に抗して径方向外側に拡径さ
せてディスク基板1aを中央孔CHの内周縁で把持して
ディスク基板1aを回転させることになる。
【0016】またポンプ29は吐出手段を構成するもの
で、ディスク基板1aの塗布ステージ30とは反対側即
ち上方に設けられ、そのノズル部29aは下方に延びて
いて先端29b(吐出口)はディスク基板1aに近接し
且つ駆動部32の中心軸Oから径方向に所定距離だけず
れた定位置にある。そのためノズル部29aから吐出さ
れた接着剤Sは中心軸O回りに回転するディスク基板1
aのクランプエリアに中央孔CHと同心をなす円環状に
塗布されることになる。またこのポンプ29は例えば2
段バルブポンプで構成され、吐出口先端に残る液溜まり
を防止できる。しかもこのポンプ29内の接着剤の温度
変動を例えば±0.1℃内に制御することにより吐出量
の安定化を図っている。そのため、ポンプ29のノズル
部29aから吐出される接着剤Sの単位時間当たりの吐
出量がほぼ均一になる。更にポンプ29は吐出制御手段
35に電気的に接続されており、駆動部32は把持部3
1即ちディスク基板1aの回転速度を検出するための回
転速度検出手段36に電気的に接続され、回転速度検出
手段36は吐出制御手段35に電気的に接続されてい
る。そして吐出制御手段35では、回転速度検出手段3
6で検出した把持部31即ちディスク基板1aの回転速
度が一定速度である場合にポンプ29のノズル部29a
から接着剤を吐出するように制御し、ディスク基板1a
の回転速度が上昇する立ち上がり時や低下する立ち下が
り時には接着剤を吐出しないように制御する。
【0017】次に、上記のように構成されたDVD製造
装置によるディスク1の製造方法について説明する。ま
ず、図1に示すディスク基板取出部R1において、スト
ック装置3を構成するストックステージAが図中矢印方
向に回転し、ステージ上に設置された複数のディスク保
持器2のひとつが基板取出位置A1に移動して取出装置
4による基板取り出しに備える。各ディスク保持器2に
は、ディスク基板1aとスペーサ(図示略)とが交互に
積層されている。取出装置4には、同期して駆動する2
本のアーム4a,4bが設けられており、基板取出位置
A1のディスク保持器2に保持されたディスク基板1a
のうち最も上にある1枚がアーム4aによって塗布ステ
ージB上の基板受取位置B1に搬送される。またアーム
4aの回帰動作の際、基板取出位置A1のディスク保持
器2に保持されたスペーサは、アーム4bによってスペ
ーサ回収器51に搬送されて回収される。ディスク基板
取出部R2においても同様に、ストック装置3を構成す
るストックステージAが図中矢印方向に回転し、ステー
ジ上に設置された複数のディスク保持器2のひとつが基
板取出位置A1に移動する。続いて、基板取出位置A1
のディスク保持器2に保持されたディスク基板1bのう
ち最も上にある1枚がアーム4aによって重ね合わせ装
置7に搬送され、反転アーム52に受け渡される。ま
た、アーム4aの回帰動作の際、基板取出位置A1のデ
ィスク保持器2に保持されたスペーサは、アーム4bに
よってスペーサ回収器53に搬送されて回収される。
【0018】基板受取位置B1に搬送されたディスク基
板1aは、塗布ステージBの図中矢印方向への回転に伴
って接着剤塗布位置B2に移動する。接着剤塗布位置B
2に移動したディスク基板1aの重ね合わせ面には、接
着剤Sが塗布装置5によってディスク基板1aの情報記
録層が設けられた面の内側に位置するクランプエリアに
中央孔CHと同心円をなすリングを描くように線状に塗
布される。ここでの塗布量は、周方向に対してはできる
だけ均一かつ定量的に、必要量のみ実施されることが望
ましい。その理由のひとつは、回転展延の際にディスク
1の外側へ飛散する接着剤Sの廃棄量を極力少なくする
ためである。ふたつめの理由は、塗布後のリング状塗布
物の線幅が広くなると回転展延工程に移されるまでの間
に中央孔CHから内周側に接着剤Sがはみ出して仕上が
り不良の原因になるのを防ぐためである。なお、接着剤
Sには、波長領域310〜340nmにおける光吸収係
数が2×103-1以下の特性を有するカチオン重合型
紫外線硬化性樹脂組成物が使用される。このような接着
剤Sは、光重合開始剤として、350nm以下の光吸収
係数が比較的小さい材料を選択的に使用することによっ
て得られるものである。
【0019】このような接着剤Sの塗布方法について図
2乃至図4により詳細に説明する。先ず図2において、
塗布ステージ30の載置面30a上の所定位置にディス
ク基板1aが載置され接着剤塗布位置B2に回動させら
れると、塗布ステージ30の孔27内に没している把持
部31がディスク基板1aの中央孔CHを貫通して上方
に突出する。次に駆動部32によって把持部31の複数
の把持ピン33が弾性部材の付勢力に抗して径方向外側
に拡径作動し、これによってディスク基板1aは把持部
31に把持される。この状態でディスク基板1aは駆動
部32の回転中心をなす中心軸Oと同軸になる。そして
駆動部32を駆動することで把持部31を中心軸O回り
に回転させ、ディスク基板1aを一体回転させる。駆動
部32によるディスク基板1aの回転速度は図4(a)
に示すように回転速度が漸次増大する立ち上がり時、一
定速度で回転する定速回転時、回転速度が漸次低下する
立ち下がり時と時間の経過に従って変化する。このディ
スク基板1aの回転速度の変化は回転速度検出手段36
で検出されて吐出制御手段35に入力される。
【0020】そしてディスク基板1aの回転速度が定速
に到達した状態を回転速度検出手段36で検出すると吐
出制御手段35からポンプ29に吐出信号を出力してノ
ズル部29aから定量の接着剤を連続して吐出する。駆
動部32は少なくとも定速を維持した状態で1回転以上
するものとし、これによってノズル部29aから吐出さ
れた定量の接着剤は定速回転するディスク基板1aのク
ランプエリアにおいて中央孔CHと同心円を描いて中央
孔CHより大径の円環状に塗布されることになる(図3
参照)。ノズル部29aではディスク基板1aに対して
相対的に1回転した時点で接着剤の吐出を終了する。そ
の後、駆動部32によるディスク基板1aの回転速度が
低下して停止することになる。本実施の形態によれば、
図4(a)に示すようにディスク基板1aが定速回転し
ている状態下でポンプ29のノズル部29aから定量の
接着剤を連続して吐出することで、同図(b)に示すよ
うに接着剤Sの塗布量及び塗布幅が均一に連続する円環
状の塗布領域Saを形成することができる。これに対し
て図5(a)に示す従来技術のようにディスク基板1a
の回転作動時の全領域においてノズル部29aから定量
の接着剤Sを吐出すると、同図(b)に示すように円環
状の塗布領域Sbが形成される。この場合、ノズル部2
9aからの吐出量が定量でも比較的低速の立ち上がり時
と立ち下がり時の塗布量及び塗布幅は定速時の塗布量及
び塗布幅より大きくなってしまい、吐出開始時と吐出終
了時の連結部S1で塗布量及び塗布幅が他の領域より大
きい形状になる。
【0021】そのため、後述するように、実施の形態に
よる図4(b)に示す形状の塗布がなされたディスク基
板1aに接着剤Sを挟んで他のディスク基板1bを貼り
合わせて展延処理した場合、外側への展延処理を塗布領
域Saの全周に亘って均一に行える。接着剤Sの外側へ
の展延に従って上側のディスク基板1bが沈み込むため
に下側のディスク基板1aとの間隔が狭まり、内側への
展延も全周に亘って均一に行える。これに対して、図5
(b)に示す従来方法による塗布がなされたディスク基
板1aに接着剤Sを挟んで他のディスク基板1bを貼り
合わせて展延処理した場合、塗布領域Sbにおいて塗布
量と塗布幅の多い連結部S1で外側への飛散を検出して
展延を終了すると他の領域での展延が不十分になる欠点
が生じる。また全周にわたって接着剤が行き渡るまで展
延を続けると、連結部S1から外部への飛散量が増し、
無駄に消費される接着剤が多くなる。また接着剤Sの展
延が進むにつれて上側のディスク基板1bが沈み込むた
めに接着剤Sが内側へも展延するが、連結部S1では展
延量が多すぎて中央孔CHから外部にはみ出す。一方、
中央孔CHからのはみ出しを避けるため展延を中止する
と連結部S1以外の他の領域では展延が不十分で気泡が
混入するという欠点が生じる。
【0022】上述のように、接着剤Sを塗布されたディ
スク基板1aは、図1において塗布ステージBの図中矢
印方向への回転に伴って紫外線照射位置B3に移動す
る。そしてディスク基板1aの重ね合わせ面には、紫外
線照射装置6から紫外線が照射され、接着剤Sの硬化の
ための反応種が植え付けられる。次いでディスク基板1
aは重ね合わせ位置B4に移動させられる。重ね合わせ
位置B4で、ディスク基板1bが反転アーム52ととも
に反転し、重ね合わせ面をディスク基板1aに向けた状
態で、ディスク基板1aに対し所定の間隔を空けて平行
に配置され、接着剤Sを介して重ね合わされることによ
り、1枚のディスク1となる。尚、塗布ステージBの回
転に伴ってB3からB4に移動する過程で、何らかの工
程トラブルが発生して紫外線照射後に所定時間以上の停
滞が生じてしまったディスク基板1aやディスク1は既
に硬化が進行しているために、展延装置8には搬送され
ず、不良品払出位置B5に移動して不良品用シュータを
介して排除される。
【0023】貼り合わされたディスク1は、展延装置8
(8A,8B)に搬送される。展延装置8では、既に上
述したように、ディスク1は中央孔CHを利用して把持
されて自らの周方向に高速で回転され、遠心力を利用し
て接着剤Sの展延が行われる。これにより、ディスク基
板1a,1b間の接着剤Sは均一な厚さの層に展延され
る。さらにディスク基板1a,1bの中央孔CH,CH
を一致させることで軸心合わせが行われる。
【0024】次に接着剤Sの展延を終えたディスク1
は、図1において、端面処理ステージC上のディスク受
取位置C1に搬送され、端面処理ステージCの図中矢印
方向への回転に伴って端面処理位置C2に移される。端
面処理位置C2では、ディスク1の表裏両面に、端面処
理装置9によって紫外線と赤外線を含んだ光線が閃光的
に照射される。このとき、反射ミラーを用いるなどして
ディスク1の端面に対しても照射を行う。これにより、
端面近傍の接着剤Sの硬化が紫外線により促進されると
ともに、熱線で加温されることにより接着剤S全体の硬
化時間が短縮される。端面処理を終えたディスク1は、
端面処理ステージCの図中矢印方向への回転によって移
載位置C3に移動し、搬送アームによって平面保持装置
10に搬送される。各ディスク1は投入位置D1で平面
保持ユニット18上に平面状に保持された状態で、第1
乃至第3昇降装置14,15,16を介して上、中、下
段の各周回路11、12、13を順次周回することで所
定時間養生される。最後に上段の周回路11に戻った平
面保持ユニット18は、排出位置D2に至る。この間に
接着剤Sの硬化が更に進行し、貼り合わせたディスク1
の形状が固まる。平面保持装置10において硬化を終え
たディスク1は、排出位置D2で平面保持ユニット18
から取り外され、ディスク検査装置19に搬送される。
ディスク検査装置19においては、不良品と判定された
ディスク1は不良品払出部21で正規のラインから外さ
れ、良品と判定されたディスク1のみが良品払出部20
に設けられたディスクストックテーブルE上のディスク
保持器2上に積層され、ディスク保持器2ごと後工程に
搬送される。
【0025】上述のように本実施の形態によるDVD製
造装置によれば、塗布装置5によってディスク基板1a
が定速回転している状態でノズル部29aから接着剤を
塗布することで、全周に亘って均一な塗布量と塗布幅に
よる円環状の塗布領域Saを形成でき,展延処理に際し
て接着剤の飛散等による無駄を極力排して内周縁から外
周縁まで均一な膜厚分布で展延できる。
【0026】尚、上述の実施の形態においては、接着剤
Sとしてカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物を用い
た例を示したが、この場合のカチオン重合型紫外線硬化
性樹脂組成物としては公知慣用の組成物を用いることが
でき、例えばカチオン重合型の光開始剤を含むエポキシ
樹脂がこれに該当する。カチオン重合型の光開始剤とし
ては、スルホニウム塩、ヨードニウム塩およびジアゾニ
ウム塩等がある。上記の実施形態においては、ディスク
基板1aへの塗布後であってディスク基板の重ね合わせ
前のカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物に対し紫外
線照射を行う方法を示したが、紫外線照射は、円環状塗
布のためにノズル部29aからディスク基板1a上に落
下させるカチオン重合型紫外線硬化性樹脂組成物に対し
て降下中に行ってもよい。さらに、カチオン重合型紫外
線硬化性樹脂組成物にかえてラジカル重合型紫外線硬化
性樹脂組成物を接着剤として用いてもよい。この場合の
ラジカル重合型紫外線硬化性樹脂組成物にも公知慣用の
ものが使用できるが、例えばウレタンアクリレート等の
オリゴマーやトリメチロールプロパントリアクリレート
等のような、各種の(メタ)アクリロイル基を2つ以上
有するラジカル重合化合物とラジカル重合開始剤とを必
須成分として含むものが望ましい。
【0027】尚、ラジカル重合型紫外線硬化性樹脂組成
物に対する紫外線照射は、カチオン重合型紫外線硬化性
樹脂組成物を用いる場合とは異なり、ラジカル重合型紫
外線硬化性樹脂組成物を展延した後、貼り合わされたデ
ィスクの両側面から実施することになる。この場合でも
本実施の形態による塗布装置を用いると、気泡を混入し
ない接着剤の展延を効率良く行える。また本発明は上述
した接着剤に限定されることなく、接着剤を含む液状物
体を各種の被塗布物や円板状物体に塗布する際の塗布方
法及び塗布装置に採用できる。さらに、接着剤の塗布に
際してポンプ29のノズル部29aを固定した状態で被
塗布物または円板状部材であるディスク基板1aを回転
させることで、ノズル部29aから接着剤Sを塗布する
ようにしたが、これに代えてディスク基板1aを固定し
てノズル部29aをディスク基板1aの中央孔CHと同
心円状に定速で回転させつつ接着剤Sを吐出させるよう
にしてもよい。或いはノズル部29aとディスク基板1
aを共に異なる速度で回転させてもよく、要するにノズ
ル部29aとディスク基板1aを定速で相対回転または
相対移動させた状態で接着剤Sを吐出させるようにすれ
ばよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による液状
物体の塗布方法及び塗布装置によれば、液状物体の吐出
口と被塗布物の相対速度がほぼ一定になった状態で液状
物体の塗布を行うようにしたから、塗布領域全体に液状
物体の均一で精度の良い塗布量及び塗布幅が得られる。
また、本発明による円板状物体の貼り合わせ方法及び貼
り合わせ装置によれば、接着剤の吐出口と円板状物体の
相対速度がほぼ一定になった状態で接着剤の塗布を行う
ことにより、塗布領域全体に接着剤の均一な塗布量及び
塗布幅が得られる。従って、上記方法または装置を用い
て円板状物体の貼り合わせを行うと、接着剤の均一な塗
布の後、これを円板状物体の周方向に均一に展延するこ
とが可能となり、良好な接着状態を実現することができ
るとともに、円板状物体の端面より飛散して浪費される
部分的に過剰な接着剤量を少なくすることができる。特
に、紫外線を透過しないディスクをカチオン重合型紫外
線硬化性樹脂組成物を用いて貼り合わせるときには、こ
の組成物は展延時には紫外線照射済みで硬化が進行しつ
つあり、回収、再使用が不能であるから飛散量を抑える
ことによる効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るディスク製造装置の概略全体構
成図である。
【図2】 図1に示すディスク製造装置に含まれた塗布
装置の要部説明図である。
【図3】 図2に示す塗布装置における接着剤の塗布状
態を示す要部斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態において、(a)は時間
経過に応じたディスク基板の回転速度の変化を示す図、
(b)はディスク基板上における接着剤の塗布領域を示
す平面図である。
【図5】 従来例において、(a)は時間経過に応じた
ディスク基板の回転速度の変化を示す図、(b)はディ
スク基板上にディスク基板上における接着剤の塗布領域
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1a,1b ディスク基板(被塗布物、円板状物体) 5 塗布装置(貼り合わせ装置) 6 紫外線照射装置(紫外線照射手段) 7 重ね合わせ装置(貼り合わせ手段) 8 展延装置(展延手段) 28 回転駆動部 29 ポンプ 29a ノズル部(吐出口) 30 回転テーブル 31 把持部(相対回転手段) 32 駆動部(相対回転手段) 35 吐出制御手段 S 接着剤(液状物体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/26 G11B 7/26 Fターム(参考) 4D075 AC65 AC92 AC94 BB42Z CA13 CA48 DA08 DB13 DB31 DC24 EA07 EA35 EB22 EB33 EB38 4F042 AA02 AA08 BA05 EB09 EB13 EB18 EB29 4J040 PA25 PA32 5D121 AA07 EE22 EE29 FF03 FF18 GG02 GG28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状物体を被塗布物に円環状に塗布する
    塗布方法であって、前記液状物体の吐出口と被塗布物と
    の相対回転速度がほぼ一定になった状態で液状物体の塗
    布を行うようにしたことを特徴とする液状物体の塗布方
    法。
  2. 【請求項2】 液状物体を被塗布物に線状に連続させ且
    つ両端が連結するよう塗布すると共に吐出口からの液状
    物体の吐出量をほぼ均一にした塗布方法であって、前記
    液状物体の吐出口と被塗布物の相対速度がほぼ一定にな
    った状態で液状物体の塗布を行うようにしたことを特徴
    とする液状物体の塗布方法。
  3. 【請求項3】 2つの円板状物体を接着剤を介して貼り
    合わせるようにした貼り合わせ方法であって、 前記接着剤の吐出口と円板状物体とを相対回転させて2
    枚の円板状物体の少なくとも一方の円板状物体の内周部
    に前記接着剤を円環状に塗布する塗布工程と、 前記接着剤を挟んで2枚の円板状物体を貼り合わせた後
    に回転させて接着剤を展延させる展延工程とを備えてい
    て、 前記塗布工程においては前記接着剤の吐出口と円板状物
    体との相対回転速度がほぼ一定になった状態で接着剤を
    円板状物体に塗布するようにしたことを特徴とする貼り
    合わせ方法。
  4. 【請求項4】 前記接着剤がカチオン重合型紫外線硬化
    性樹脂組成物である請求項3に記載の貼り合わせ方法。
  5. 【請求項5】 前記円板状物体はディスク基板であり、
    2枚のディスク基板を貼り合わせてディスクを構成する
    ようにした請求項3または4に記載の貼り合わせ方法。
  6. 【請求項6】 液状物体を被塗布物に円環状に塗布する
    塗布装置であって、液状物体を吐出する吐出口と、該吐
    出口と被塗布物とを相対回転させる相対回転手段と、前
    記吐出口と被塗布物の相対回転速度がほぼ一定の状態で
    液状物体を前記吐出口から吐出させる吐出制御手段とを
    備えたことを特徴とする液状物体の塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記液状物体を挟んで被塗布物である2
    枚の円板状物体を貼り合わせた後に回転させて液状物体
    を展延させる展延手段が更に設けられてなる請求項6記
    載の液状物体の塗布装置。
  8. 【請求項8】 接着剤としてカチオン重合型紫外線硬化
    性樹脂組成物を用いて2つの円板状物体を貼り合わせる
    貼り合わせ装置であって、 前記接着剤を吐出する吐出口と、該吐出口と円板状物体
    とを相対回転させる相対回転手段と、前記吐出口と円板
    状物体の相対回転速度がほぼ一定の状態で接着剤を吐出
    口から吐出させる吐出制御手段と、前記円板状物体に接
    着剤が塗布された状態で接着剤に紫外線を照射する紫外
    線照射手段と、紫外線を照射された接着剤を挟んで2枚
    の円板状物体を貼り合わせる貼り合わせ手段と、2枚の
    円板状物体間に介在する接着剤を展延する展延手段とを
    備えたことを特徴とする貼り合わせ装置。
  9. 【請求項9】 前記円板状物体はディスク基板であり、
    2枚の該ディスク基板を貼り合わせてディスクを構成す
    るようにした請求項8記載の貼り合わせ装置。
JP2002018502A 2002-01-28 2002-01-28 液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置 Withdrawn JP2003211057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018502A JP2003211057A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018502A JP2003211057A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003211057A true JP2003211057A (ja) 2003-07-29

Family

ID=27653829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002018502A Withdrawn JP2003211057A (ja) 2002-01-28 2002-01-28 液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003211057A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013062436A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Tokyo Electron Ltd 周縁部塗布装置、周縁部塗布方法及び記憶媒体
JP2016097403A (ja) * 2014-11-17 2016-05-30 キーンレ ウント シュピース ゲーエムベーハー 層板パケットの製造方法およびこの方法を実施するための設備
EP3633831A1 (en) * 2018-10-05 2020-04-08 Mitsui High-Tec, Inc. Method of manufacturing stack and apparatus for manufacturing stack
CN117861951A (zh) * 2024-03-11 2024-04-12 呼和浩特市吉宏印刷包装有限公司 一种包装加工用双片成型交错粘合上胶装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013062436A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Tokyo Electron Ltd 周縁部塗布装置、周縁部塗布方法及び記憶媒体
KR101805931B1 (ko) 2011-09-14 2017-12-06 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 주연부 도포 장치, 주연부 도포 방법 및 기억 매체
JP2016097403A (ja) * 2014-11-17 2016-05-30 キーンレ ウント シュピース ゲーエムベーハー 層板パケットの製造方法およびこの方法を実施するための設備
EP3633831A1 (en) * 2018-10-05 2020-04-08 Mitsui High-Tec, Inc. Method of manufacturing stack and apparatus for manufacturing stack
CN117861951A (zh) * 2024-03-11 2024-04-12 呼和浩特市吉宏印刷包装有限公司 一种包装加工用双片成型交错粘合上胶装置
CN117861951B (zh) * 2024-03-11 2024-05-03 呼和浩特市吉宏印刷包装有限公司 一种包装加工用双片成型交错粘合上胶装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3863188B2 (ja) 基板の貼り合わせ方法
WO1997040494A1 (en) Method and apparatus for manufacture of laminated optical disc
JP3958802B2 (ja) 光ディスクの製造方法および装置
TWI384476B (zh) Fitting method and fitting device
JP2003211057A (ja) 液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置
WO2008038414A1 (en) Bonding method and bonding apparatus
US20020053397A1 (en) Method for bonding members, and disc manufacturing method and device
JP4076120B2 (ja) スピンコーティング方法および装置
JP2003203393A (ja) 板状物体の接合方法及び接合装置
JPH1153778A (ja) 光ディスク装置の製造方法およびその製造装置
JP2004033826A (ja) 液状物体の塗布方法及び塗布装置と円板状物体の貼り合わせ方法及び貼り合わせ装置
JP2002042383A (ja) 光ディスク貼合方法及び貼合装置
JPH09147430A (ja) 情報記録ディスクの製造方法および装置
JP2003326535A (ja) 多層記録媒体の形成方法および装置、ならびに多層記録媒体
JPH09265672A (ja) 光ディスクの貼り合わせ方法および貼り合わせ装置
JP2006286165A (ja) ディスク芯出し装置および、ディスク芯出し方法
JP3938254B2 (ja) 基板の貼り合わせ方法およびその装置
JP3468972B2 (ja) ディスク貼り合わせ装置
JP2003317323A (ja) 基板の貼り合せ方法及び装置
JP2003320541A (ja) スタンパ剥離方法および装置、ならびに多層記録媒体
JPH11162027A (ja) 円盤状記録媒体の製造方法および装置
JP2003045090A (ja) ディスク基板搬送装置、およびそれを用いるディスク製造装置
JP2003331483A (ja) スタンパ貼合せ方法および装置、並びに多層記録媒体
JPH11273165A (ja) ディスク搬送方法、ディスク搬送装置及びディスクの製造方法
JP2002020701A (ja) 接着方法、ディスク製造方法およびディスク製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405