JP2003210480A - 超音波処置具 - Google Patents

超音波処置具

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JP2003210480A
JP2003210480A JP2002011905A JP2002011905A JP2003210480A JP 2003210480 A JP2003210480 A JP 2003210480A JP 2002011905 A JP2002011905 A JP 2002011905A JP 2002011905 A JP2002011905 A JP 2002011905A JP 2003210480 A JP2003210480 A JP 2003210480A
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JP2002011905A
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Yoshikiyo Shibata
義清 柴田
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジェネレータ内蔵のタイマによる最大出力時
間によらずに、処置目的の超音波振動子に応じて適切な
最大出力時間に設定できる超音波処置具を提供する。 【解決手段】 ジェネレータ2には凝固切開用のハンド
ピースが接続可能であり、そのハンドピースのためにジ
ェネレータ内蔵のタイマは比較的長い最大出力時間に設
定され、穿刺プローブ11が取り付けられ、穿刺処置を
行うハンドピース5が接続されると、その場合に超音波
振動子22に供給される駆動電流を検知して、ハンドピ
ース5内部に設けたタイマユニット28により、穿刺処
置の場合に必要とされる処置時間をカバーし、凝固切開
処置の場合よりは短い最大出力時間に制限するようにし
て、処置目的に応じて超音波出力時間を適切に設定でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織に超音波
振動を与え、治療のための処置を行う超音波処置具に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−49648号には、組織を乳
化、吸引して腫瘍などを生体組織から除去する用途に用
いられる従来例が、また、特開平2000−12619
8号には、超音波振動をするプローブと、クランプ部材
で生体組織を挟み、凝固・切開するものが開示されてい
る。
【0003】これらの超音波処置具は、術者が意図する
個々の処置(生体組織の凝固切開、乳化吸引)が完了す
る毎にフットスイッチ等の操作を止めることで超音波出
力を停止する。
【0004】また、処置の目的に応じて、乳化吸引用の
振動子と専用の複数種類のプローブ、凝固切開専用の超
音波振動子と専用の複数種類のプローブがあり、駆動電
流を発生させるジェネレータはそれぞれの超音波振動子
の種類に応じて、最大投入駆動電流値、駆動電流供給時
間、超音波振動周波数のパラメータを個別に設定するこ
とができる。一方で、ジェネレータに対して超音波振動
子は一種類しか組合わせられない超音波手術システムも
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、超音波処置
具は、ハンドピースの発熱、ジェネレータの加熱、生体
組織への無用な熱影響を防ぐために、術者の使用状態と
は関係なく、超音波処置具が接続される駆動装置側(ジ
ェネレータ側)の内蔵タイマにより、1回あたりの最大
超音波出力時間を制限することがある。
【0006】最大出力時間はジェネレータに接続するハ
ンドピースの種類別に設定することが多い。処置の目的
のよっては、同じハンドピースを使用する場合でも、生
体組織への無用な熱影響をより軽減する目的で、当初の
最大出力時間をさらに短くしたいニーズがある。
【0007】この場合、特にハンドピースが1種類しか
使用できないシステムでは、ジェネレータ内蔵のタイマ
設定値に関して、最大出力時間設定を変更することが必
要になる。
【0008】(発明の目的)本発明は上述した点に鑑み
てなされたもので、ジェネレータ内蔵のタイマによる最
大出力時間によらずに、処置の目的に応じた超音波振動
子を使用することで、最大出力時間を適切な値に設定で
きる超音波処置具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】ジェネレータに着脱自在
に接続され、前記ジェネレータからの駆動電力を超音波
振動に変換する超音波振動子を内蔵した超音波処置具に
おいて、超音波出力時間を制限するタイマユニットを内
蔵したことにより、超音波処置具に内蔵した超音波振動
子に応じて最大出力時間を適切な値に設定できるように
している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた超
音波手術システムの全体構成を示し、図2はタイマユニ
ットを内蔵したハンドピースの内部構成を示し、図3は
図2のハンドピースの電気系の構成を示し、図4はタイ
マユニットを内蔵したハンドピースで処置する場合の作
用を示す。
【0011】図1に示す超音波手術システム1は、超音
波振動子を駆動する駆動電流を発生するジェネレータ2
と、このジェネレータ2に接続され、超音波出力のO
N、OFFを行うフットスイッチ3と、ジェネレータ2
に着脱自在に接続され、図示のように組み合わせて構成
される超音波処置具を形成する第1及び第2のハンドピ
ース4、5等からなる。
【0012】第1及び第2のハンドピース4、5の後端
から延出された信号ケーブル6の後端にそれぞれ設けた
コネクタ7はジェネレータ2に着脱自在に接続される。
また、第1及び第2のハンドピース4、5の内部には超
音波振動子が内蔵されており、ジェネレータ2から供給
される駆動電流を超音波振動に変換する。
【0013】第1のハンドピース4の前端には、超音波
による処置を行うシザースタイプ用プローブ8aと、そ
れを覆うシザースタイプシース9aとを組み付け可能で
ある。シザースタイプシース9aはシザースタイプ用プ
ローブ8aを覆い、かつその後端にはその先端の可動片
を回動させて、シザースタイプ用プローブ8aの先端に
対して開閉操作を行うハンドル10が設けてある。
【0014】この場合の超音波処置具では、ハンドル1
0で生体組織を挟むようにし、フットスイッチ3をON
することにより、高い凝固力で切開可能な超音波凝固切
開具として使用できる。さらにこの第1のハンドピース
4には、プローブ単体でスムーズに凝固切開可能なフッ
ク状のフックタイププローブ8bと、このフックタイプ
プローブ8bを覆うフックタイプシース9bとを接続可
能である。
【0015】一方、第2のハンドピース5の前端には穿
刺プローブ11が予め固定されており、この穿刺プロー
ブ11には、例えばφ5の外套管12aと組み合わせて
腹壁に各種処置具を体腔内に挿入する際のポート(挿入
孔)を設けることができるようにしている。また、より
径の大きいポートが必要な場合には、ダイレータ13a
を用いて穿刺孔を拡張して、例えばφ11の外套管14
aによりより大きなφ11のポートを設けることができ
る。
【0016】同様にさらに大きなポートが必要な場合に
は、より径の大きいダイレータ13bを用いて穿刺孔を
拡張して、例えばφ13の外套管14bによりより大き
なφ13のポートを設けることができる。
【0017】ハンドピース4とハンドピース5の違い
は、ハンドピース4がプローブ8a、8bおよびシース
9a、9bを組替えて目的別に使用できるの対して、ハ
ンドピース5は専用プローブ11が予め固定してあり、
腹壁穿刺用に特化した点で異なる。また、ハンドピース
5は腹壁穿刺用に特化した点に対応して、以下に説明す
るように超音波出力時間を制限するためのタイマユニッ
トを内蔵するようにしている。
【0018】図2はハンドピース5の内部構造を断面図
で示す。ハンドピース5のケース21内部には、ジェネ
レータ2からの駆動電流を超音波振動に変換する超音波
振動子22が収納されている。具体的には円筒状のケー
ス21の内部に超音波振動子22が配置され、パッキン
23を介して固定リング24で螺合により固定されてい
る。
【0019】超音波振動子22は、両面にそれぞれ電極
板25が設けられ、電極板25に駆動電流が印加される
ことにより、縦方向の振動に変換する複数の円板状の圧
電素子26を積層して締め付けるようにして形成され、
各電極板25には、リード線27aおよび27bがハン
ダ付けされている。
【0020】本実施の形態ではケース21内における例
えば超音波振動子22の背面側にはタイマユニット28
が設けてあり、ジェネレータ2に接続される信号ケーブ
ル6はタイマユニット28を介してリード線27a、2
7bに接続されている。
【0021】つまり、超音波振動子22に駆動電流が供
給される(駆動電流供給系の)途中に超音波振動子22
に供給される駆動電流の最大供給時間(換言すると最大
超音波出力時間)を設定(制限)するタイマユニット2
8が設けてある。
【0022】上記信号ケーブル6の端部はケース21か
らの抜け防止のために圧着部材29にてケース21の後
端内部に圧着固定されており、また信号ケーブル6の根
元断線防止のために屈曲防止ゴム31をケース21の後
端に設けている。また、このケース21の先端側には、
穿刺時に外套管12a等を組み付けるアタッチメント3
2が設けられている。
【0023】タイマユニット28を含むハンドピース5
の電気系の構成を図3に示す。図3に示すように、ハン
ドピース5に内蔵したタイマユニット28は、ジェネレ
ータ2からの駆動電流を検出する駆動電流検出回路36
と、この駆動電流検出回路36からの駆動電流の検出に
より内蔵のタイマの経過時間の制御動作を行うタイマ制
御回路37と、このタイマ制御回路37により所定時間
が経過すると駆動電流検出回路36を経て超音波振動子
22側に供給される駆動電流に対してスイッチOFFに
する(遮断する)スイッチ回路38とからなる。なお、
タイマユニット28の各回路は、ジェネレータ2から信
号ケーブル6を経て(超音波振動子22に供給される)
駆動電流により、動作を行うようになっている。
【0024】ジェネレータ2からの駆動電流はタイマユ
ニット28を通して超音波振動子22に印加する構成に
している。従って、フットスイッチ3がONにされる
と、ジェネレータ2の駆動電流がタイマユニット28の
駆動電流検出回路36を経て超音波振動子22を駆動
し、その超音波振動子22の振動を穿刺プローブ11で
伝達してその先端で穿刺の処置を行えるようにしている
と共に、その駆動電流を検知するとタイマ制御回路37
内のタイマを起動して、経過時間を計測し、所定時間が
経過すると、スイッチ回路38を開状態にして超音波振
動子22に供給される駆動電流を遮断するようにしてい
る。
【0025】この場合、タイマにより設定されている時
間は、穿刺の処置に必要とされる時間よりは長く、それ
以上は必要とされない時間に設定されている。つまり、
通常の穿刺の処置を行う場合、タイマによる出力時間の
制限により、無用の熱影響等を排除できるようにして、
使い勝手を向上している。
【0026】次に本実施の形態の作用を説明する。ジェ
ネレータ2にハンドピース4を接続した場合には、シザ
ースタイプ用プローブ8a、シザースタイプシース9
a、或いはフックタイプ用プローブ8b、フックタイプ
シース9bを組み合わせることで、生体組織を凝固切開
できる。
【0027】その際、1回あたりの超音波出力可能時間
はジェネレータ2に内蔵されたタイマ(図示しない)に
より決まる。つまりフットスイッチ3を踏む操作を継続
した状態でも、踏み直さない限り、ジェネレータ2に内
蔵されたタイマにより超音波出力時間が制限される。
【0028】一方、ハンドピース5を接続した場合は、
フットスイッチ3を操作すると信号ケーブル6から、タ
イマユニット28へ駆動電流が流れる。タイマユニット
28のタイマによる超音波出力可能な時間内の場合に
は、リード線27a.27bから電極板25へ駆動電流
が流れ、超音波振動子22により超音波振動が発生し、
穿刺プローブ11へと伝達される。ジェネレータ2内蔵
のタイマ(例えば50秒)による出力停止前に、タイマ
ユニット28の超音波出力可能時間(例えば20秒)が
経過すると停止制御が作用して超音波出力が停止する。
つまりフットスイッチ3の踏む動作を継続した状態で
も、超音波出力はタイマユニット28に設定された時間
内で停止するようになる。
【0029】次に本実施の形態におけるタイマユニット
28を内蔵したハンドピース5を用いた超音波処置具が
ジェネレータ2に接続された場合におけるタイマユニッ
ト28によるタイマ動作を図4のフローチャートを参照
して説明する。ジェネレータ2にハンドピース5の信号
ケーブル6のコネクタ7が接続され、ジェネレータ2の
電源がONにされると、タイマユニット28にも動作電
源が供給されて動作状態になり、図4のステップS1に
示すように駆動電流検出回路36は駆動電流を周期的に
(例えば50mSごとに)検出する動作を行う。そし
て、駆動電流が検出されない場合は、ステップS2に示
すようにタイマ制御回路37内のタイマをリセットし、
ステップS1に戻る。
【0030】一方、フットスイッチ3がONされること
により駆動電流が検出された場合には、タイマがすでに
作動しているかの判断を行う(ステップS3)。そし
て、その判断により、タイマが作動していない場合には
タイマをONして(計時の)カウントを開始し(ステッ
プS4)、ステップS1に戻る。
【0031】一方、タイマが既に作動している場合には
ステップS5に示すようにカウントを継続し、ステップ
S6に進む。
【0032】ステップS6では、タイマがリミット(つ
まり、設定されている所定時間)になっているかの判断
を行う。そして、リミットになっていない場合はッステ
ップS1に戻り、継続してカウントを行うようになる。
【0033】一方、タイマがリミットになった場合(例
えばタイマ作動後20秒後)には、ステップS7に示す
ようにスイッチ回路38のスイッチをOFFし、かつタ
イマ制御回路37内のタイマもOFFする。そして、次
のステップS8で、例えば1秒経過したらスイッチをO
Nにして、ステップS1に戻り、次の駆動電流の供給動
作に備える。
【0034】本実施の形態は以下の効果を有する。超音
波出力時間が比較的長い凝固切開を主に行うハンドピー
ス4を使用する場合よりも、腹壁穿刺を主に使用するハ
ンドピース5を使用時には、最大超音波出力時間を短く
制限できるため、組織への無用な熱影響を未然に防止で
きる。
【0035】また、ジェネレータ2がハンドピース1種
類分の最大出力時間のタイマモードしかない場合でも、
タイマ内蔵のハンドピース5を使用することで別設定の
最大出力時間を設定できる。
【0036】なお、図4のステップS8において、駆動
電流検出回路28による駆動電流の検出が無くなった後
に、スイッチをONにするようにしても良い。また、両
者を選択できるようにしても良い。
【0037】また、タイマユニット28により、タイマ
リミットになり、スイッチ回路38のスイッチをOFF
にし、次にスイッチをONする場合には、ジェネレータ
2にそのジェネレータ2内蔵のタイマをリセットする信
号を出力するような構成にしても良い。
【0038】このようにすると、例えばジェネレータ2
内蔵のタイマのリミット時間とタイマユニット28のタ
イマのリミット時間とが比較的近いような場合に有効で
ある。
【0039】例えばジェネレータ2内蔵のタイマのリミ
ット時間が40秒で、タイマユニット28のタイマのリ
ミット時間が30秒の場合、タイマユニット28のタイ
マのリミット時間、つまり30秒処置を行った場合、タ
イマユニット28によりスイッチがOFFになり、次に
(図4のステップS8の場合には1秒後)スイッチがO
Nするのでフットスイッチ3が継続してONされたまま
であると、ジェネレータ2内蔵のタイマのリミット時間
が40秒のため、続けてONされていると、最大9秒間
だけONとなるが、リセットできると、次の場合にも同
様にタイマユニット28のタイマのリミット時間、つま
り30秒に設定できる。つまり、使い勝手をより向上で
きる。
【0040】(第1の実施の形態の変形例)図5は変形
例におけるハンドピース5を示す。第1の実施の形態で
は、タイマ制御回路37により、タイマの時間が予め半
固定抵抗等で所定時間に設定されていたが、本変形例で
はタイマの時間を決定する可変抵抗の軸をケース21の
外部に突出させて、ケース21の外表面に設けたタイマ
ダイヤル41を前記可変抵抗の軸に取り付けて、図5に
示すように、最大超音波出力時間を無断階に設定できる
ようにした。
【0041】また、ケース21外表面には、最大出力時
間になる直前に点灯する表示灯42も設けている。
【0042】本変形例の作用効果としては、最大出力時
間をジェネレータ2の最大超音波出力時間内で無断階に
設定できるため、術者の意図、レベルに応じて調整し
て、無用な超音波出力を防止できる。また、最大出力時
間になる直前で表示灯42が点灯し、術者に視覚的に超
音波出力時間を知ることが出来るため、無用な超音波出
力を防止できる。
【0043】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図6から図11を参照して説明する。な
お、第1実施の形態と同じ構造の部分は説明を省略す
る。本実施の形態は第1の実施の形態のハンドピース
4、5における一体的に設けていた信号ケーブル6を着
脱可能な構成にしている。つまり、ハンドピースを超音
波振動子を内蔵したハンドピース本体と、ハンドピース
本体に着脱可能なケーブルユニット(着脱ケーブル)と
にしている。
【0044】図6に示す超音波手術システム51では、
駆動電流を出力するジェネレータ52にはその出力のO
N、OFFを行うフットスイッチ53が接続されてい
る。また、このジェネレータ52のソケット部54には
超音波処置具を構成する着脱ケーブル55の一端に設け
たジェネレータプラグ56を着脱自在で接続することが
できる。
【0045】この場合、ジェネレータ52のソケット部
54の付近のフロントパネルにはジェネレータプラグ5
6を接続する場合の周方向の位置決め用の指標54a
(丸印)が設けてあり、ジェネレータ52にジェネレー
タプラグ56を接続する場合にはそのジェネレータプラ
グ56に設けた指標56a(丸印)の位置を合わせて接
続する(操作を行うことにより接続が可能となる)。
【0046】この着脱ケーブル54の他端に設けたソケ
ット57は、凝固切開等の際に用いるハンドピース本体
58、破砕乳化吸引する際に用いる吸引ハンドピース本
体59、そして、他の用途の図示しない他のハンドピー
ス本体に着脱自在に接続できるようにしている。
【0047】本実施の形態では、ハンドピース本体58
の前端には、第1の実施の形態で説明した凝固切開系の
プローブ8a、8b、シース9a、9bに加えて、(図
1の穿刺プローブ11に相当する)穿刺プローブ60を
ハンドピース本体58に対してねじ締結で着脱できる構
成としている。
【0048】さらに、後述のハンドピースアダプタ61
をハンドピース本体58とソケット57との間に装着す
ることで、穿刺プローブ60を装着した場合には、5φ
の外套管12a、ダイレータ13a、13bを介挿して
外套管14a、14bをそれぞれ組合わせて使用できる
構成にしている。
【0049】ハンドピース本体59は、生体組織を破砕
乳化吸引するプローブを専用に使用できるタイプであ
り、内蔵した超音波振動子の中心に吸引用の孔が設けら
れている。このハンドピース本体59には処置の対象部
位に応じて屈曲プローブ62a及び屈曲シース63a、
内視鏡下外科手術用のロングプローブ62b及びロング
シース63b、そして開腹手術用のショートプローブ6
2c及びショートシース63cとを組合わせて使用でき
る。
【0050】また、ソケット57、ハンドピース本体5
8、59、ハンドピースアダプタ61にはそれぞれ三角
印の指標57a、58a、59a、61aが設けてあ
る。
【0051】そして、ソケット57をハンドピース本体
58およびハンドピース本体59に接続する際は、指標
57aと指標58a或いは59aを合せて接続する。指
標57aと指標56aの指標形状が異なるため誤接続を
未然に防げる。
【0052】図7は、ハンドピース本体58、ハンドピ
ースアダプタ61、ソケット57の内部構造を示す。図
7(A)はハンドピース本体58の例えば水平(横)方
向での断面を示し、図7(B)はハンドピース本体58
の垂直(縦)方向の断面と、ハンドピースアダプタ6
1、ソケット57の垂直方向の断面を示す。
【0053】ハンドピース本体58は、略円筒形状のケ
ース66の内部に駆動電流を超音波振動に変換する超音
波振動子22が収納固定され、このケース66の手元側
の端部にはケース66と一体的に形成されたプラグ67
が設けられている。
【0054】このプラグ67には、(中央側の)プラグ
突起67aを中心として環状の溝(凹部)が形成された
おり、プラグ突起67aの側面には、超音波駆動電流を
超音波振動子22に供給する2接点68a、68bと、
このハンドピース本体58の種類を検出するための2接
点68c、68dとがプラグ突起67aにインサート成
型により設けられている。
【0055】図8は、ハンドピース本体58のプラグ6
7側の斜視図であり、接点68a,68b,68c,6
8dがプラグ突起67aの側面に形成してあることが理
解できる。図7(B)に示すように接点68a、68b
はケース66内部でリード線69a、リード線69bに
より超音波振動子22に電気的に接続されている。図7
(A)に示すように接点68c、68dはケース内部で
ハンドピース種別を検知させるための判別素子70に電
気的に接続されている。
【0056】また、図7(B)、図9に示すようにソケ
ット57の内部には環状の壁状或いは筒状の内部ソケッ
ト71が形成され、その壁面にはスリット71a、スリ
ット71b、スリット71c、スリット71dが形成さ
れ、それぞれの中に、接点72a、72b、72c、7
2dが配置され、各接点72i(i=a〜d)の根元は
ソケット57にインサート成型により、固定されてい
る。
【0057】なお、接点72a〜72dは片持ち梁の形
状であり、内側に向かって山状に出っ張っている。2つ
の接点72a、72bは超音波駆動電流を供給し、他の
2つの接点72c,72dはハンドピース種別を検出す
るのに使用される。各接点72a〜72dはそれぞれリ
ード線73a〜73dが電気的に接続されている(リー
ド線73c,73dは図示省略)。
【0058】図9はソケット57の開口部の斜視図を示
している。ソケット57の内部には、内部ソケット71
が形成され、接点72a〜72dが配置されているのが
わかる。また、ソケット57の外周面に突出するレバー
57b、57cはプラグ67からソケット57を外す時
に押す着脱レバーである。
【0059】また、図7(B)に示すハンドピースアダ
プタ61は略円筒形状のアウターケース75の先端側に
形成した開口する凹部76はハンドピース本体58を挿
入可能な内径と奥行きになっている。
【0060】この凹部76の深部の壁面(底面)付近に
はソケット57の内部ソケット71と同形状の内部ソケ
ット77が形成してあり、その側面にはスリット77a
〜スリット77dが形成されている(スリット77c、
スリット77dは図示しない)。各スリット77a〜7
7dには、片持ち梁形式でかつ内側に向かって山状に出
っ張る接点78a〜接点78dが配置され、その根元を
インサート成型によりアウタケース75に固定してい
る。
【0061】このアウタケース75の手元側外表面に
は、プラグ67と同形状のプラグ79が形成され、この
プラグ79にはプラグ突起79aを中心とする環状の溝
が形成してあり、プラグ突起79aの側面には、超音波
駆動電流を接点78a、78bに供給するための接点8
0a、接点80bおよび、ハンドピースの種類を検出す
るための接点78c、78dへ検出電流を供給する接点
80c、接点80dがプラグ突起79aにインサート成
型により設けられている(接点78c、78d、接点8
0c、80dは図示しない)。
【0062】接点78aおよび78bの根元側の固定端
部と、接点80a,80bの根元側の端部とは、内部ソ
ケット77とプラグ79との間に設けた密閉された空間
内に収納したタイマユニット81に電気的に接続されて
おり、駆動電流が接点80a,80bに供給されるとタ
イマユニット81に内蔵されたタイマが作動するように
なっている。
【0063】本実施の形態では、ハンドピース本体58
を凝固切開の処置の他に、穿刺の処置も行えるようにす
ると共に、穿刺の処置を行う場合には凝固切開の処置を
行う場合に比較して、最大超音波出力時間を制限できる
ことが有効であるため、ハンドピースアダプタ61を用
いて、そのハンドピースアダプタ61に内蔵したタイマ
ユニット81により穿刺の処置を行う場合にはその最大
超音波出力時間を(ジェネレータ52に内蔵され、ハン
ドピース本体58の凝固切開の処置用に設定される最大
超音波出力時間よりも短く)制限できるようにしたもの
である。
【0064】次に本実施の形態の作用を説明する。シザ
ースタイプ用プローブ8a、シザースタイプシース9
a、フックタイプ用プローブ8b、フックタイプシース
9bのプローブおよびシースを用いて凝固切開に使用す
る場合には、それらをハンドピース本体58に接続し、
ハンドピース本体58のプラグ67にソケット57を接
続する。
【0065】プラグ67にソケット57を接続する際
は、図10(A)に示すようにハンドピース本体58お
よびソケット57の外表面の三角形の指標58aと57
a同士の位置を合わせて組合わせるとプラグ突起67a
周囲の環状溝に内部ソケット71がはまり込む。
【0066】接続と同時にジェネレータ52からのハン
ドピース種別検知電流が、着脱ケーブル55内の芯線か
ら接点72c,72dに供給され、山状に出っ張る接触
部より接点68c,68dを介して判別素子70へと至
り、ハンドピースの種別をジェネレータ52が認識して
ハンドピース本体58に固有の最大出力可能時間を設定
する。具体的には、凝固切開の処置用に最大出力可能時
間が設定される(この時間は、穿刺の処置の場合に設定
される時間よりも長い)。ここでフットスイッチ53を
操作すれば超音波出力ができる。
【0067】一方、穿刺プローブ60、外套管12a、
外套管14a、ダイレータ13a、外套管14b,ダイ
レータ13bを用いて腹壁に穿刺する場合にはハンドピ
ースアダプタ61を使用する。
【0068】そして、ハンドピースアダプタ61内へハ
ンドピース本体58を挿入するとプラグ突起67a周囲
の環状溝に内部ソケット77がはまり込み、ハンドピー
スアダプタ61にハンドピース本体58が組み付く。
【0069】穿刺に必要なプローブ、外套管、ダイレー
タを組合わせ後、ハンドピースアダプタ61の手元側4
3にソケット57を組み付ける。すると、図11のよう
になる。この図11では外套管、プローブ、ダイレータ
は図示していない。
【0070】そして、ソケット57に接続された着脱ケ
ーブル55のジェネレータプラグ56をジェネレータ5
2に接続すると同時にジェネレータ52からハンドピー
ス種別検知電流が着脱ケーブル55内の芯線から接点7
2c,72dに供給され、山状に出っ張る接触部より接
点80c→接点78c→接点68c、接点80d→接点
78d→接点68d、判別素子70へと至り、ハンドピ
ースの種別をジェネレータ52が認識してハンドピース
本体58に固有の最大出力可能時間を設定する。
【0071】ここでフットスイッチ53を操作すると、
駆動電流が着脱ケーブル55内の芯線から接点72a,
72bへと供給され、さらに接点80a→接点78a→
接点68a、接点80b→接点78b→接点68bと至
り、最終的に超音波振動子22へと供給される。
【0072】途中の駆動電流経路にはタイマユニット8
1があるため、ジェネレータ52が認識したハンドピー
ス本体58に固有の最大超音波出力時間で超音波出力を
停止する前に、タイマユニット81のタイマで超音波出
力を停止できる。つまりフットスイッチ53の操作を継
続しても超音波出力はタイマユニット81で設定された
時間内で停止する。
【0073】本実施の形態は以下の効果を有する。ジェ
ネレータ52が、組織を破砕乳化吸引するハンドピー
ス、凝固切開するハンドピースなど、複数種のハンドピ
ースを認識して使用でき、ハンドピースからケーブルを
着脱できる形態の場合でも、高価な腹壁穿刺専用ハンド
ピースを準備することなく、簡単に腹壁穿刺できると共
に、その最大超音波出力時間を短く制限できるため、組
織への無用な熱影響を未然に防止できる。
【0074】(第2の実施の形態の変形)図12(A)
及び図12(B)は第2の実施の形態の変形例を示す。
図12(A)は変形例の超音波手術システム51′の模
式的構成示し、図12(B)は最大超音波出力時間の条
件を示す。
【0075】図12(A)に示すようにジェネレータ5
2は着脱ケーブル55によって、タイマユニット91を
内蔵したハンドピースアダプタ61と接続され、このハ
ンドピースアダプタ61には、超音波振動子22と判別
素子92を内蔵したハンドピース本体(以下では簡単化
のため単にハンドピースと略記)Aが接続可能である。
【0076】また、本変形例では図12(B)に示すよ
うに、他のハンドピースB、Cも同様に対応するタイマ
ユニット91を内蔵したハンドピースアダプタ61を介
して着脱ケーブル55によりジェネレータ52に接続で
きるようにしている。
【0077】ジェネレータ52は駆動電流を発生する超
音波駆動回路93と、判別素子92によりそのハンドピ
ースの種類を判別するハンドピース種別検知回路94
と、このハンドピース種別検知回路94の判別結果によ
り、超音波駆動回路93の駆動を制御するタイマ内蔵の
制御回路95とを有する。
【0078】図12(B)に示すようにハンドピース種
類に関してA,B,Cを考えた場合、判別素子92によ
る判別抵抗等の値はそれぞれa,b,cとする。この判
別素子92それぞれの値に対応して、ジェネレータ52
内蔵のタイマの設定時間はα、β、γ(秒)の設定とな
る。
【0079】このような構成の場合、タイマユニット9
1を内蔵したハンドピースアダプタ61を組合わせた場
合、実際の最大超音波出力時間は各タイマユニット91
の設定時間となり、例えば各ハンドピースA,B,Cの
最大超音波出力時間はx,y,z(秒)となる。この構
成により第1の実施の形態の効果に加えて、ハンドピー
ス本体58以外のハンドピースでも最大超音波出力時間
を設定できる。但し、タイマユニット91の設定時間:
x,y,z(秒)<ジェネレータ内蔵タイマ設定時間:
α、β、γ(秒)という条件が必要である。
【0080】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図13(A)と図13(B)を参照して説
明する。図13(A)は超音波手術システム51″の模
式的構成を示し、図13(B)は最大超音波出力時間の
条件を示す。
【0081】第2の実施の形態と同じ構造の説明は省略
する。第2の実施の形態との変更点は、ハンドピースア
ダプタ61′に関して、タイマユニット81或いは91
をなくし、判別素子97を内蔵した。なお、ハンドピー
スアダプタ61′ではハンドピース内蔵の判別素子用接
点を省略した。
【0082】次に本実施の形態の作用を説明する。ハン
ドピース種類に関しては図13(B)に示すようにA,
B,Cを考えた場合、判別素子92はそれぞれa,b,
cとなる。この判別素子それぞれに対応して、ジェネレ
ータ内蔵のタイマはα、β、γ(秒)の設定となる。
【0083】ハンドピースアダプタ61′をハンドピー
スI(I=A〜C)と着脱ケーブル55の間に組合わせ
ると判別素子97をジェネレータ52内のハンドピース
種別検知回路94が認識する。タイマ内蔵の制御回路9
5では、判別素子97に対応した最大超音波出力時間で
タイマを設定するように制御し、超音波駆動回路93よ
り出力可能となる。
【0084】例えばハンドピースAに対して、ハンドピ
ースアダプタ61′の判別素子97としてbを内蔵した
ものを組合わせた場合は、最大超音波出力時間はβ
(秒)となる。
【0085】本実施の形態は以下の効果を有する。ハン
ドピース種類の判別素子を内蔵したハンドピースアダプ
タを使用することで、高価なハンドピースを別途用意し
ないでも、他用途のハンドピース設定で最大超音波出力
時間が設定できるため、システムのコストを低減でき
る。
【0086】(第4の実施の形態)次に図14を参照し
て本発明の第4の実施の形態を説明する。図14は第4
の実施の形態の超音波手術システム101の模式的構成
を示す。本実施の形態は第2の実施の形態のハンドピー
ス本体58と着脱ケーブル55に関して下記のような変
更を行ったものである。
【0087】本実施の形態では、ハンドピース本体5
8′はタイマ値を切替えるタイマ値切替スイッチ102
を内蔵し、着脱ケーブル55′にはこのタイマ値切替ス
イッチ102に接続されるタイマ切替ライン103を内
蔵し、ジェネレータ52′にはタイマ切り替えを行うタ
イマ切替回路104を搭載し、タイマ値切替スイッチ1
02によるタイマ値切替信号がタイマ切替ライン103
を介してタイマ切替回路104に入力できるようにして
いる。そして、タイマ切替回路104は制御回路95の
タイマによる最大超音波出力時間を切替設定できるよう
にしている。
【0088】この構成によれば、容易に術者が手元側の
タイマ値切替スイッチ102の切替操作により最大超音
波出力時間を切替設定できるので、手術効率が向上する
とともに術者の手術レベル応じて最大超音波出力時間を
設定することでストレスなく使用できる。
【0089】[付記] 1.ジェネレータに着脱自在に接続され、前記ジェネレ
ータからの駆動電流を超音波振動に変換する超音波振動
子を内蔵した超音波処置具において、超音波出力時間を
制限するタイマユニットを内蔵したことを特徴とする超
音波処置具。 2.付記1において、タイマユニットは超音波振動子に
至る手前の駆動電流供給系の一部に設け、駆動電流の入
力で作動することを特徴とする。 3.付記2において、タイマユニットは、駆動電流検出
回路、タイマ制御回路、スイッチ回路からなる。
【0090】4.付記3において、駆動電流の検出は、
周期的に行い、駆動電流が供給されなくなった場合に
は、タイマを自動で停止する。 5.付記3において、ハンドピースに超音波出力時間を
制限するタイマを無段階に設定する手段を設けた。 6.付記3において、ハンドピースに超音波出力時間を
術者に認識させる表示手段を設けた。
【0091】7.ジェネレータからの駆動電流を超音波
振動に変換する超音波振動子を内蔵したハンドピース本
体に、ジェネレータからの駆動電流を伝達するケーブル
ユニットを着脱可能としたハンドピースにおいて、ハン
ドピース本体にはケーブルユニットに対して着脱自在な
第1のコネクタを有し、ケーブルユニットにはハンドピ
ース本体に着脱自在な第2のコネクタ有し、さらに第1
のコネクタと第2のコネクタの間に、第1のコネクタに
対して着脱自在な第3のコネクタ及び第2のコネクタに
対して着脱自在な第4のコネクタを備えたハンドピース
アダプタを設けたことを特徴とするハンドピース。
【0092】8.付記7において、ハンドピースアダプ
タには駆動電流供給系に超音波出力時間を制限するタイ
マユニットを内蔵した。 9.付記7において、ハンドピースアダプタにはハンド
ピース種別を検出する判別素子を内蔵した。 10.付記7において、ハンドピース本体にタイマ値設
定切替手段を設けた。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ンドピースにタイマユニットを内蔵することで、ジェネ
レータの最大超音波出力時間に関わらず、最大超音波出
力時間を制限できるため、ハンドピースの発熱、ジェネ
レータの加熱、生体組織への無用な熱影響を防止でき
る。
【0094】また、ジェネレータに対してハンドピース
を1種類しか接続できない超音波手術システムでも、必
要とする最大超音波出力時間のタイマユニットをハンド
ピースに内蔵することで同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた超音波手術
システムの全体構成図。
【図2】タイマユニットを内蔵したハンドピースの内部
構成を示す断面図。
【図3】図2のハンドピースの電気系の構成を示すブロ
ック図。
【図4】タイマユニットを内蔵したハンドピースで処置
する場合の作用を示すフローチャート図。
【図5】変形例におけるタイマユニットを内蔵したハン
ドピースの構成を示す側面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を備えた超音波手術
システムの全体構成図。
【図7】凝固切開及び穿刺に用いられるハンドピース等
の構成を示す図。
【図8】ハンドピースのプラグ部分を示す斜視図。
【図9】ソケットの内部ソケット部分を示す斜視図。
【図10】ハンドピースにソケットを装着した状態を示
す図。
【図11】ハンドピースアダプタにハンドピースを内蔵
して、ソケットに装着した状態の主要部を断面で示す
図。
【図12】変形例の超音波手術システムの模式的構成及
び最大超音波出力時間の条件等を示す図。
【図13】本発明の第3の実施の形態を備えた超音波手
術システムの模式的構成及び最大超音波出力時間の条件
等を示す図。
【図14】本発明の第4の実施の形態を備えた超音波手
術システムの模式的構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…超音波手術システム 2…ジェネレータ 3…フットスイッチ 4、5…ハンドピース 7…コネクタ 8a、8b…プローブ 9a、9b…シース 11…穿刺プローブ 12a、14a、14b…外套管 13a、13b…ダイレータ 21…ケース 22…超音波振動子 26…圧電素子 28…タイマユニット 36…駆動電流検出回路 37…タイマ制御回路 38…スイッチ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジェネレータに着脱自在に接続され、前
    記ジェネレータからの駆動電流を超音波振動に変換する
    超音波振動子を内蔵した超音波処置具において、 超音波出力時間を制限するタイマユニットを内蔵したこ
    とを特徴とする超音波処置具。
  2. 【請求項2】 前記タイマユニットは前記超音波振動子
    に至る手前の駆動電流供給系の一部に設け、前記駆動電
    流の入力で作動することを特徴とする請求項1記載の超
    音波処置具。
  3. 【請求項3】 前記超音波処置具は、前記ジェネレータ
    にその一端が着脱自在に接続され、前記ジェネレータか
    らの駆動電流を伝送するケーブル部と、その後端部に該
    ケーブル部の他端が着脱自在で接続され、前記超音波振
    動子を内蔵した超音波処置具本体と、前記超音波処置具
    本体の前端に着脱自在に接続され、処置目的に応じて複
    数種類のものが選択的に接続可能なプローブ部と、前記
    ケーブル部と超音波処置具本体との間に介挿自在で、前
    記タイマユニットを内蔵したアダプタとからなることを
    特徴とする請求項1記載の超音波処置具。
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